はてなキーワード: ハードボイルドとは
せっかくなら使い倒して欲しい。おすすめも下の方に書くけど、定番のやつしかないから、どうやって使い倒すかを先に書く。
まずFilmarksのアプリを落とそう。見たいものと見たものを記録できるアプリだ。映画だけでなくドラマ、アニメもいける。Netflixに限らず使える。
ろくなレビューがないのは確かだが、作品が探し易いし、4以上の評価ならそれなりに面白いものが多い。
Netflixで配信されてるタイトルに絞って検索もできる。Netflix独占タイトルは、左上にNが付いてるやつだ。
あとはたまにいるまともなレビューをしている人や好みが似ている人のレビューを辿れば、見たいものが見つかるだろう。点数が少し低いけど自分には刺さるやつとか。
作品のページの見放題のNetflixアイコンからNetflixアプリを開けるからClipしたやつはマイリストに突っ込んでおこう。
見たものは適当に点数つけておこう。レビュー内容は空でもいいし、クソレビューを増やしてもいい。消化した記録になるし、布教に役立つ。
テレビのNetflixアプリだと新着作品、今週配信される作品、来週配信される作品、配信予定の注目作品が見られる。この辺りもチェックしておくと良い。通知も設定できるので捗る。スマホアプリだと何故か情報量が少ない。
適当におすすめを書いておくので参考に。独占じゃないものも含む。
・ストレンジャーシングス
・ウィッチャー
・ペーパーハウス
・このサイテーな世界の終わり
毛嫌いせず何か見て欲しい。
暇なら。
・dele
■映画
新しめのやつで。独占タイトルの当たりが見つからないので教えてほしい。
・search
・悪人伝
■その他
気楽に見れるやつ。雑多なものも探せば面白いものがあると思う。
・クィア・アイ
・相席食堂
「固ゆで」の名の通りお堅い強靭な精神を持つ人間が主人公となる小説を指すことが多い
感情に流されず論理的で悪く言えば石頭な主人公が似合うのは探偵や警察官なので犯罪物が多い傾向がある
という前提があり
ハードSFとは科学考証がしっかりとなされた真面目な空想科学のジャンルを指す
通常のSFは空想科学という名の理屈は通り良く分からんけど未来の科学はすげーなっていうドラえもん的な世界観だけど
ハードSFは最新の科学理論に基づいて論理的な破綻を極力避けた世界観を持っている
最近では三体、インターステラーとかオデッセイ(火星の人)が評価が高く有名だよね
よくいう「ライト層」っていうファンというレベルでもなく軽く嗜む程度を指す言葉との合成でハードSFの対比から呼ばれているわけではない
主に未来や空想科学をベースにした世界観を持つが描写は人物にフォーカスされていて「すこしふしぎ」とも揶揄されるような内容をライトSFと読ぶ傾向にある
デウス・エクス・マキナとかご都合主義のギミックを説明できない未来の科学で表現しているものが多い気がするので細かいことは気にせず楽しむ娯楽ジャンルだと思う
私は基本的にはまったく「怒る」ということはしないのだが、でも、教育上、「怒り」はある程度は必要だと思っている人間である。なぜなら言語やロジックが分からない人間に対しては非常に有効なコミュニケーションの手段だからだ。(今回の「怒る」は大声で怒鳴る怒りを指してる。) あと、自分の考えを纏めながら書いているので、少々読みにくい文章になるかもしれない。怒らず、ご容赦頂きたい。(私なりのジョークである。)
例えば、ある人間が危機的状況に陥いったとしよう。たとえば、小さい子どもが火の中に手を入れようとしたり、道路に飛び出しそうになったりしたとしよう。そのとき咄嗟に大声で「ダメ!」と言ったとしても、それはその危機的状況から救うための「怒り」である。また、こういう危機的状況の陥いるとき、本人はなにかに夢中(たとえば、ボール遊びに夢中で道路に飛び出しそうになったとか)で危機に気づいてなかったりする場合が多く、そういった子どもに、普通に話しかけても聞かないことも多い。なにかに没頭している子どもを気づかせるために「怒り」をつかうのだ。そうすると、子どもは静止する。
では「怒り」の相手が大人だとどうだろう?正直、子どもが相手よりかは、「怒り」の必要性がそこまでないと思う。なぜなら、相手は話せばわかるし、論理も通じる場合が多い。だから正直「怒り」が必要な場面があまり思い浮かばないことが多いだろう。アンガーマネジメントをしっかり行なうべき状況が多いように感じる。しかし、その怒る状況が思い浮かばないからといって、私は基本的に「怒り」は必要ないと言い切ってしまうのも恐ろしさを感じる。やはり、「怒るべき」ときに適切に怒るべきでなのだ。ある程度の感情表現は必要だと思うからだ。
また、しかしながら、大人であっても相手がやはり「言葉」や「論理」が全くつたわらない人間であって、または、相手を救う状況の「怒り」は存在するように私は思う。例えば、部下が客先でミスを犯したとしよう。それで上司が「なんてことをやったんだ!」みたいな「怒り」を表現したとしよう。そうすると、クライアントが「まぁまぁ、そんな部下もがんばってるんですよ」とフォローをする。そのような茶番だが、でも結果的に、部下を救っている。ただし、このような場合であっても「怒り」でなくても部下を救う手立ては他にもあっただろう。ただ、沢山ある選択肢の中で、「怒り」選んでいることは尊重するべきだ。
あと、「危機的状況」を救うための「怒り」もよくよく考えたら、工事現場のおっちゃんも怒鳴るのが多いように思うのは、おそらく本当にミスったら死に直結することが多いからだろう。論理的になぜ「ダメ」というのを説明して辞めてもらうより、直感的に「ダメなこと」を覚えてもらう、体に覚えこませる方法だ。論理的に考えさせると、手遅れパターンだ。その場合は、「怒り」は有効な手段である。その場合は、なぜダメかよりも、とりあえず、「ダメな行為」を覚えこませるために怒鳴るのだ。工事現場のおっちゃんの偏見が入っているが、しかし、工事現場以外にも、論理的に考えたら作業的に遅れる場合、「怒り」を表わすのは他の職業でもありうるように思うし、その時に優しい口調で諭したらたぶん、作業自体が遅れる場合、も多いにあるだろう。時間というのが大事で遅延に損害が発生るう現代において、こういうことは多いにありうることは想像に難くない。
とまあ、いくつか「怒り」のフォローをしてみた。ただ、始めにもいったが私はそこまで「怒り」を表現することは殆どない。そういう恵まれた状況だからというのもあるだろう。しかしながら、「怒り」という表現を排除するのもなんだか寂しい、ように感じるのである。喜怒哀楽は人間に備わっている表現だ。感情表現のない上司は、ハードボイルドさもあり、クールにも感じる。一方で、熱血な上司もまた、一つの個性をして否定したくないと私は考えているのである。
レールみたいなもんを想定すること自体がイヤやから見んようにしてたけど、
たぶん、ここで外れましたー、っちゅう瞬間はあったんちゃうかな。
ないか。いずれにせよ身体が道に沿ってきちんと生きることを拒否してたか。生まれつきか。
ほんならしゃあないわなー。
こんなん薬飲んで脳ミソいじってまですることかね。
選択肢考えよ。
1.攻撃する
2.逃走する
3.防御する
4.アイテム
まぁ今は3で時間稼いでるわけやけど、相手のHPは減らんわけでこれはジリ貧になるだけ。めっさ長いターンかかって、何度も何度も攻撃喰らって、そんで死ぬだけな。痛みが一番長くて絶対量も多いパターン。
2が一番ええけど、「どこへ」っちゅう問題があるわな。ええ塩梅のとこに逃げようとすんなら、結局は逃走資金が潤沢でないとっちゅう、非常にざんない話。「どこから」っちゅう問題もあって、「この現実」とかになってくるとだいぶアクロバティックな手段も必要になるしね。むつかしい。つーかずっと2選んできてレベル上がらんままダンジョン最深部に来たような状態のアホが俺なわけでして。「この たたかいからは にげられない!」うるさいわ!
1も結構惹かれるわな。どうせ死ぬならもろともっていう。入念な準備とやり通す胆力が要るから、気合をためんとね。俺の性格的に途中で折れそうな気がぷんぷんするから、誰の首級獲るかっちゅう目標設定も大事やね。あとは敵を敵やとずうっと信じ込める狂信力も必要ね。途中で許したりなどしない心(しない心、ト皆デ唱和スル)。さぁー誰○そか。
4って何?何も持ってへんけど。でも何か持ってるような気がしてたのはマジです。それについては本当に謝ります。ごめんなさい。アイテム手に入れるタイミングあったんかなぁ。そこも「にげる」で来たからなぁ。
というわけで十分な逃走資金がなんらかの理由で突如手に入らない場合は、誰かを○すかこの現実自体からおさらばするしかないようです。Kill or die.
まーそーゆー世の中かもねー、と敢えて軽佻な声で言いましょう。浅はかに。浮わっついて。無理にでも笑いながら。
偶数月末に発売される雑誌。電子版の発売を待って買った。今回はいつもの半分くらいしか掲載作品数がなく、しかも好きなタイトル全部休載という、悲しいことになっていた。
だからといって課金を怠ったあとで休刊になられたら寝覚めが悪すぎなので、定価で購入。ほんとは次号の発売と同時に450円引きくらいになるので、推し作品が載ってない号は値引きを待って買うのが賢いのかもねー。そもそも買わんでもいいのか。
センターで最終回。なんか、攻めと受けが果てしなくセックスしていたという印象なのだが、攻めが虫垂炎で入院したり、攻めが気まぐれに買ってきた仔犬に邪魔されたりとかで、エロ禁していた時期もある……はずだけど、果てしなくセックスばかりしていたような?
初期の頃を読み逃したせいで攻めと受けの関係性がよくわからんのだが、
という理解でいいのだろうか。
最終回。79号表紙もこれ。
すっごい爽やかに終わった。登場人物が高校生だからか、エロなしで終わった。少女漫画的。少女漫画より爽やかだけど。
これまた爽やかな少女漫画的BL! 清涼感すごい。どうしたの今号のCannaは!? いや休載が少ない時でもそんなにドロドロしてないっぽい作品が多いけど。
第2話の後編ということで、心情描写メインで物語が動いたわけではないっぽい。
けもみみ主人×従僕獣
受けの狐の口の描線がふにゃふにゃしてるところが私のツボにヒットした。狐の口のふにゃふにゃをずっと凝視していたい。あと、受けの前足も可愛い。ちゃんと狐っぽい。銀貨を握りしめて人里におりて手袋を買いに行って欲しいお手々。とにかく受けが可愛い。
タイトルが良すぎる。タイトルの語呂が良すぎる。ベルガモット&サニーデイ。声に出して読みたい英語(ただし日本語イントネーションで)。
上司×部下のエロから始まる恋愛はヤバいと思った私は、はてなに毒されてソウルジェムが真っ黒に汚れている。
エロはあるけど爽やか系。今回のCannaはほんと爽やかだな……。
私はこういうSFっぽくてハードボイルドっぽい作風が好きだな!
1話~3話は渋い感じだったが、今回は急にBLっぽくほわほわしてきた。エロはない。この人たちどうやってスケベするんだろう、と謎は深まるばかりの鉄壁な服装(というより装甲と、防護服)。まあ、べつにエロはなくてもいいんだ。
BLというよりはハーレクインとかレディコミみたいな画風。フランス書院っぽい。そもそもCannaはフランス書院が発売しているのだが。けもみみかつ娼館もの。華やかだけどネガティブな娼館っぽい。
受けがすごく美人だが、BLである必要性があるのか謎なほどに女性的。だけど、絵が綺麗だからまあいいかってなる。
最終回。最終回作品のうち、これだけ後半に持っていくのか……。
ぶっちゃけ前半の数話を読んでいないせいで、ストーリーが全くわからん。受けが未亡人的な何かなのかなあ? と想像するのみ。
今号ではこれが一番楽しみだった……。BLを差し置いて宇宙猫の「サン」にスポットが当たりまくる回。2話以降ずっとそうな気もするけど。攻めの「いまぢ」は出張により欠席。受けの「ほづつみ」はいつも通り。
ちゃづけ(犬)×サン
なのではないかという気がしてきた。今回もエロはなし。爽やかだ。でも服は破ける。
よくわからないけど、受け(?)のスタッフが気の利く男だというのはわかった。あ、もしかしてホストの方が受け? 過去回読み直してこよ……。
次号は最推しの『シャングリラの鳥』(座裏屋蘭丸)と『リビングデッド』(朝田ねむい)が掲載されるっぽいので楽しみー!
『鴆――天狼の眼――』(文善やよひ)が次号で最終回らしい。vol.78から最終回ラッシュだなあ。次号は新連載が始まるだろうか?
ハイパーハードボイルドグルメリポートで触れられた、ゴミの処分地に住んでる14歳の子供を見て、俺はどんな気持ちで対峙すればいいのかわからなくなった。
資本主義にいくら中指を立てていても、こういう状況に対して自分ができることはゼロだ。募金なりなんなりあるだろうと思うかもしれないが、そんなことはまったく関係ないし、なんなら無駄だ。できることはゼロだ。そこに立たないとそもそもスタートすらできない。
俺はただの人間で生活者で自分の生活を成り立たせていくことで精一杯だ。世界にある矛盾をずっと甘んじて受けながらも自分の快楽を追い求めてる。たまに贖罪されたくって、赦してほしくってそれらしいことを話したりするけど、お前なあ、そんなことで何かが変わるだなんて一瞬でも思うなよ。ずっとずっと違和感だけが俺のありもしない尻尾を引っ張る。つれえなあ。
俺の生活は俺だけの責任で行きたいんだけど、まあ、みんなも知ってる通り「生きる」ってことに他者が関わらないことは一切ない。これはまじでそうだ。仕事をする、飯を食う、歩く、何かを見る、お店で話をする、風邪にかかる、なんでもいいんだけど、世捨て人はいないってことだけは言い切れる。他者ってのをあなたが人間に固定していない限りは。
俺は人が好きだ。人と関わることが大好きで、延々くだらない話をお酒飲みながら(最近はハイボール、前までは発泡酒)ずーっとどうでもいいこと話していたいし、仕事でも私事でも相手の好きなところをずっと話していたい。もちろん、一乗寺の疎水が実はサイホン式じゃなくなったのけっこう前なんすよとかそういうなんの役にも立たないことも。
役にたつって死ぬほどくだらねえなって思い始めたのはいつくらいからだったんだろう。そもそも役に立つってなんなんだろうか。我らは、どういう家庭状況かに関わらず、今、楽しいかそうでないかに関わらずおしなべてすべて、「生まれてきたくて生まれたんじゃねえ」ということはもちろんそうだと思っていて、ここに反論ある人はいないと思ってるんだけれど、それはあってるかな?生まれてきたくて生まれて来た人いるなら、連絡くれる?
前提だけが先行していて、その中でじゃあ、選べって言われて、そんなのまじで無理ゲーだと思ってるのが40年近く生きてきた俺の結論だ。
いや、不惑とかそういうことついつい自分も言いたくなるけど、その不惑は諦めって言葉と何が違うのかな。俺にはまったくわからんよ。書き出しから全然話が変わってしまっている。申し訳ない。何を言いたいのかは俺も全然わからない。これから生きていく意味なんてみんな持たなくていいと思う。でももっと考えたい。どうしたら自分が心地よくなるのかとかを。
で、その前提になってしまっている、なぜかこの土地に生まれてしまったことよる、いや、土地もそうだし、どういう家庭環境に生まれてしまったかによってそもそも多くのことが決まってしまうのに、それに対して俺らが生きてる社会はあまりにも無慈悲じゃないか?働かざるもの食うべからず以前の話をしないとどうにもできないじゃない。
俺らは搾取されている。それは、国家というものがあるからだ。でも、国家を完全に否定できないのは、それがあることで社会的弱者(弱者という言葉はひどい差別用語なのでなるべくなら使いたくない、が、意味合い的にもそうだし通りやすさもあるので今は使う)を救えている側面もある。でもそれができないならそもそも国家なんて必要なくないか。今、それができているか?不勉強ですまないが、西欧国家が作り出しただろう、民主主義、資本主義が世界に行きわたった結果どうなってる?それが今目の前に広がっている景色なんじゃないのか?
答えはない。ごめん。でも、一番最初に持ち出した少年の覇気のない目のことを私は忘れられない。し、私は彼のことを助けられないし、助ける気もない。私はわたしのことで精一杯だ。
なんだよこの世界とずっと思うけど、何もできない自分の状況に反吐をもらしながらでも忘れねえとしか言えない。大きいことは言えないし、何もできることはない。
でも。忘れることは一番の悪だ。それ以上に悪なのは、善意のふりをしてこの世界中のことをつなげてしまったインターネットだ。知っちゃったら、無関係でいられないじゃないか。
『ジャーロ』誌(光文社)で連載中の、架空のアンソロジーや叢書を作る持ち回り企画。書籍化希望。
No. 55 (2015 Autumn-Winter) 第1回 千街晶之「戦争ミステリ傑作選」
No. 56 第2回 鷹城宏「異論理図書館(ビブリオテカ・パラロジック)」
No. 57 第3回 巽昌章「死のカードあわせ――可動式アンソロジーのすすめ」
No. 58 第4回 千野帽子「ミステリのフロンティアはここだ――K文社ミステロイド文庫・創刊!」
No. 59 第5回 蔓葉信博「ライトミステリーの源流と現在」
No. 60 第6回 法月綸太郎「パリンプセストの舟――メタハードボイルド全集(第一期)」
No. 62 第8回 小田牧央「ポスト真実と現代の本格ミステリ」
No. 63 第9回 波多野健「暗号解読――ミステリと現実」
No. 64 第10回 廣澤吉泰「昭和五十年代アンソロジー(国内編)傑作選」
No. 65 第11回 羽住典子「春を売る本格ミステリたち」
No. 66 第12回 諸岡卓真「『そして誰も』系ミステリの世界」
No. 67 第13回 横井司「墓場へ持ちこまれた謎を解く」(テーマ…未完作品)
No. 69 第15回 浦谷一弘「飛行機ミステリ全集(第一期)」
No. 70 第16回 円堂都司昭「ベスト本格ミステリ21世紀」
No. 71 第17回 大森滋樹「『人面瘡』幻想ミステリ全集」
No. 72 (2020 Summer) 第18回 佳多山大地「鉄道ミステリー選集(二巻本)」
No. 74 (2021 January) 第19回 小松史生子「ミステリの中の『忘れえぬ女(ひと)』名場面傑作集(クラシック編)」
現在、アマプラで見放題なので登録している人は見たほうがいいかも知れない。
ジャンルはミステリー。ホラーとか異世界転生に飽きた人はぜひ見てほしい。一言で表すと当たりです。
タクシーは街の交差点。様々な人が乗り、会話をし、秘密が飛び交う。主人公の小戸川(おどかわ)は平凡で外見がセイウチなだけの中年。そして彼には一度印象に残った人をいつまでも記憶していられるという、ちょっと変わった特技がある。そんな小戸川のタクシーには様々な人が乗る。女子高生、アイドルの卵、アイドルオタ、売れない芸人、ヤクザ、医者、Youtuber。彼が乗せた人々は女子高生失踪事件をきっかけに少しづつ結ばれていく。タクシー車内は秘密がいっぱい。他人の秘密を知ってしまった小戸川は自分自身もその秘密に巻き込まれていく。
登場人物全員が動物なのでとても見やすい。これが普通の中年おっさんが活躍するアニメだったら誰も注目しないだろう。ただ、ビースターズのような種族の違いによる葛藤やドロドロの恋愛劇はあまりない。
謎と謎がタクシーと小戸川という人物を通すことできれいにまとまっていくさまはとても面白く、SNSやYoutubeといった世相にあった小道具もよく効いている。ややハードボイルド寄りだけど13話の中できっちり収まっている。これ以上の感想はこのアニメには不要だと思うので、とりあえず見てほしい。
なんか
あれって結局はSF初心者にはちょっと難しいハードボイルドSFばかりな作品なのかしら?って
いきなり分厚いSF本を読もうと買ってもいくら半額だからといって、
私はマーケットの割引タイムで割引シールを貼ってもらうのを待つことははしたないからそういうことはしないのよね。
でもやっぱり半額SFは魅力的だけど、
もうSFって聞いて知ってる単語がビッグバンしかないというポンコツ人間がSF読んでもいいのかしら?って
スゴい読書のブログで面白かった!って本紹介して私も読んでみようかなと
西田ひかるさんがフルーチェやってミルク!って言うような勢いで
私も紹介された本読んでミルク!って思うけど
久しく読書体験なんてしたこと最後はいつだったけ?って思い出せないほど
遠い昔のころのお話で、
まあそこそこ読んでいるはいるのかもしれないし、
本当は電子書籍の読んだカウント数も入れるのも眉唾らしいわよ。
あくまで紙ベースの本を読んだ許可局を申請して数を記したりして図書館なんか借りれるわけじゃない。
でね、
そのバベルの図書館の所蔵数は何冊かをも軽く超えてしまう電子書籍を抱え込めるかと思ったら、
とりあえずお前欲張るな先に10冊読んでね!って
他の本読みたかったら、
10冊の内何冊かをチェックアウトさせなくちゃいけない仕組みで
よくできてるなぁーって
それならさ、
図書館に行く手間省けるじゃないとともに、
みんな欲張って図書館全部の本全冊借りられなくてすむじゃない。
って言うのは世の常わかよたれそ常つねならむところよ。
先に買って読んでない本がたくさんあるから
それをまずSFフェアー終わる前に読めっかなーって思うけど、
到底私の読書速度は亀よりも遅いので、
諦めるに越したことはないわ。
読む速さの亀な人はね。
SF初心者向けの本があれば星新一さん以外であればいいな~って思うけど、
べ、別に星新一さんのショートショートがSF初心者向けだとは言ってないんだかんね!
ちがうちがう!
なんてね。
うふふ。
そんなに重みのありそうだけど軽みもあるそして旨味もあるサンドイッチなので、
なんかお腹の調子悪いかなーって時でも美味しく頂けまくれるわ。
美味しゅうございました。
その半分をキューブカッツにしたカッツスイカウォーラーにしました。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
北方謙三は、90年代以降は歴史小説家として地位を確立したが、まずは80年代半ばにハードボイルドの旗手として名を上げ、同じ頃から若者向け雑誌に於いて、読者から寄せられた人生相談や質問に答える『試みの地平線』という連載企画を開始した。
この連載は掲載誌において人気となり、その結果、北方には「二言目には『ソープに行け!』と(※太いゴシック文字で)相談者に説教する」「『バカヤロウ!』と(※太いゴシック文字で)相談者を怒鳴りつける」というステレオタイプなイメージが付き纏うことになる。今でも北方謙三に対して、そのような説教オヤジとしての印象を抱く人は存在することだろう。
これを書いている私も、若者だった当時、そういった北方謙三と読者のやり取りを、面白おかしく楽しんでいた一人である。
今でも私の記憶の片隅に残っている、相談の一つについて以下に記す。それは、二十歳そこそこの若い男性から寄せられた「何もかもイヤになった。生きる気力を失った。自殺を考えている」という、現在の言葉で表現すれば、メンタルヘルスに問題を抱えている人からの相談であった。
最初に相談のお便りを読んだ時点では、私を含めた多くの読者は「どうせまた『バカヤロウ!ソープにでも行ってクヨクヨ悩むのを止めろ!』とか言うのだろう」と思った。しかし、そのような我々の予想に反して、この相談に対して示した北方謙三の反応は意外なものであった。
正確な文言ではないが、以下のような感じであったと思う。
「お前の気持ちは分かった。どうしても、とお前が言うならば、俺にはお前を止められない。けれど、ほんの少しだけで良いから、それを実行に移すのを待ってくれないか?
お前が実際に死ぬ前に、何でも良いから、死ぬ前に本を百冊読んでから死ぬと、そう俺に約束してくれないか?
何も、俺の本じゃなくても良いんだ。図鑑だって、子供向けの絵本だって、何だって構わないから。何かの本を、お前が死ぬ前に百冊だけ読んでみてはくれないか?
俺には、死にたいと思っているお前を上手く助けるための、力や知恵が無いかもしれない。それでも、百冊の本を読むうちに、その中でお前は、お前自身を救ってくれる何かに出会えるかもしれない。
もし百冊の本を読んで、それでもまだ気持ちが変わらなかったならば、その時はまた俺に手紙を書いてくれないか?その時また俺は、お前の言葉に、お前の気持ちに目を通す。その時、俺とお前で話し合おう。
そのように、俺と約束してくれないか?俺は、お前の返事を待つ」
この北方謙三による回答が、メンタルヘルスに問題を抱えた状態の人間に向かって掛ける声として、正解であると現在の私は思わない。正直に言えば、メンタルヘルスに問題を抱えた人間が百冊の本を読むというのは、ある程度の治療を経て回復を示してからでなければ、かなり難しいことだろう。しかし、そのような審判を私が下せるのも、メンタルヘルス問題の重大性や対処方法について認識している現代人だからである。この相談が寄せられた当時、メンタルヘルスの問題に関する世間一般の意識や知識は、まだまだ貧しいものであった。したがって、当時の北方謙三やお便り採用係の雑誌編集者が、現代人の視点から見れば相談に対して頓珍漢な対処をしていたからといって、それを我々現代人が非難するのは些か酷であろう。
当時の一読者に過ぎなかった私の勝手な想像ではあるが、北方謙三は、本気でこの相談の手紙を送ってきた人物を助けたいと思ったのだろう。ただ、誰かを助けたいと思うことと、そう思った時に助ける力を実際に自分が持っているか否かは、別の話である。
だから、北方謙三は賭けたのであろう。かつて北方謙三自身が自ら経験したことに。すなわち、文字を書くという行為や、その行為によって生まれる本の持つ力によって、救われて生き延びたという経験に。相談者の彼もまた、救われて欲しいと祈りながら。
当然のことだが、昔も今も北方謙三は単なる作家であり、決してメンタルヘルス問題及びそれに対する対処方法の専門家ではない。しかし、それでも当時の北方は、この相談者に対して、その時の彼が思いつく限りの、出来うる限りの、誠実な回答をしたのだと、今でも私は思う。生きる為に文学の道、ものを書くことを選んだ作家という人種が、言葉や本に人間を生かす力が有ると信じることができないとしたら、その人はもはや作家と名乗れなくなるだろう。
あの後、相談者が百冊の本を読み終えたのか、自殺を踏み止まることが出来たのか、相談者を北方謙三が救うことが出来たのか、今に至るまで私は結果を知らない。
ただ、これを書いている私自身について言えば、この北方謙三の回答に手を引かれて、今まで生き延びたような気がしている。私の頭の中の、何処か片隅にこびりついた「せめて死ぬ前に百冊の本を」という言葉は、ずっと小さく残響し続けていた。もちろん数字の上では、とっくの昔に私は百冊の本を読み終えている。私という人間は、生きるのが辛くて死にたいと思いつつ、いざとなると死ぬ度胸が無い。結果として、みっともない姿で辛うじて生きている。その言い訳に「あとプラス百冊読むまで、死ぬのは待とう」と私自身に言い聞かせながら、人生の精算を少しだけ先延ばしして、逃げ続けているだけである。私の行為は、読書という行為を汚しているようで、北方謙三を始めとする物書きの人々や、本当の読書好きの人には誠に申し訳無く思う。
あの相談者は救われただろうか?救われていて欲しいと思う。彼が救われたのなら、自分も救われるような気がするから。
= = =
ここまで書いて我に返り、我ながら気持ち悪い文章だと思ったので、精進落し代わりに、個人的に面白かった『試みの地平線』の相談ベスト3を以下に書いて終わることにする。
第3位:ハードボイルド作家として苦労したことは?という質問に対して。北方謙三の馴染みのバーで、北方がいることに気づいた他の客が「やっぱりハードボイルド作家っぽい酒を飲むのかな?」とヒソヒソ噂話をしていたため、格好を付けるためにバーの店主に協力して貰い、バーボンに偽装したウーロン茶を出してもらってグッ!と飲み干して「じゃあな、マスター」と格好良く帰った。
第2位:北方先生はSMプレイの経験はありますか?という読者からの質問に対して。「有る」と回答。Mの女性から「縛って叩いて」とリクエストされたので、要望どおり北方謙三が女性の身体を鞭で叩いたら「痛い!」と言われたので、思わず「ゴメン」と言ったら、素に戻った女性から「そこで謝ったらダメ」と普通にダメ出しされた。
第1位:未経験で一日も早くエッチな初体験をしたくて悶々としている男子高校生からの「こんな僕は鳩の交尾を見ても勃起するのですが、一体どうしたらいいですか?」という質問。これに対して「馬鹿な質問を送ってくるな!」と一喝。超極太のゴシック文字で「まったく。俺はお前が羨ましいよ!」と回答。回答文が僅か2行に収まる。この極太文字による強調は、おそらく編集者から北方謙三への悪ふざけだったと思われる。
ただ誤解ないように断るが森擁護では断じてない。早々に隠居して、ただのおじいちゃんとしての生活をしてほしいと願っている。
んで、今回の件、みんな雰囲気で叩いてないか?森を吊し上げてウェイウェイ言いたいだけなのでは?と思ったので増田に書いてみる。
わたしが思慮不足でこんな観点が抜け落ちてる、増田自身が感覚アップデートできてないから分かんないんだよ。みたいな指摘があれば教えてほしいという目的もある。
さて、なぜわたしが今回の発言は女性蔑視ではないと思ったのか、その理由を書く前にその考えにいたった思考プロセスに触れておきたい。
ほんの15分くらい前のことだ。なんとはなしにいつも通りホッテントリを上から流し読みしていたところ、今回の発言の記事が目に入った。
「おーおーまたやってるなぁ。こんなおじいちゃんが前回の騒動程度で反省して改めるはずがないわな」と発言自体にさほど驚きはなかったが、叩かれるスパンの短さに少し笑ってしまった。
と同時にタイトルだけの吊り記事ってこともあるので本文を読んでみる。吊りではなさそうだ。
どうやら年配の女性秘書に対して今度は「女性というにはあまりにお年」と発言したとのこと。
最初の感想は「うわぁこれはアウト。女性蔑視ですわ」だった。んで、それ以上の特段興味もない記事なので、斜に構えたちょっとうまいことでもいってスター1,2個もらえればいいかなとブコメをしようとしたが留まった。
なぜか?それは、今回のような話題をはじめとする、性別や人権、人種等に関わる差別や蔑視といったセンシティブな話題については、いったん落ち着いて本当に周りが言ってることが正しいのか、自分の信条に照らして納得のいかない部分はないかをできるだけ考えるようにしているからだ。吊るされた人に周りが石を投げてるからって、自分も何も考えずに石を投げるようなことは避けたいと思っていからだ。(石を投げないとはいってない。納得いかないことや正しくないと思ったら投げる)
んで、考えてみた。
個人的にこういうケースでは男性と女性を入れ替えたり、年齢って部分を入れ替えたりしてみて検討することが多い。するとこうなる。
→まずは原文。年を取ったら女性じゃなくなる?んなわけない。侮蔑的といえる。そしてこの発言の副音声では性的な魅力がないと言ってるように聴こえるからなおさら気持ち悪い。この発言を翻訳するなら「女性的な魅力がなくなったら女性ではない」というようになるか。森にはこの思想が、ぽろっと溢れてしまう程度には深く根付いていることが伺える。
→男性に入れ替え。アウトな気がする。年を取ると男性でなくなる。こちらも、いやがおうにもEDになったじいさんを思い浮かべてしまう。どうしても性的な魅力を揶揄した発言に聞こえてしまう。
→アウト…?まぁ例えば幼児に対してあえて発言することでもないし、アウトっぽい。ただ幼児が女性的、男性的でないのは事実だし侮辱的かというとうーんって感じ(女性性、男性性を語ることがそもそもアウトってのはなんか違うと思ってるのでその批判は受け付けない)
まぁ幼児に対してこの発言をすること自体が気持ち悪いので侮辱行為かどうかは別としてアウト寄りだろう。
ただ一方でハードボイルドなおじさんが女子高生に向かってとかだったらちょっと裏にあるストーリーを想像できてしまうので、かっこいいと思ってしまう。まぁこれを判ずるのはちょっと難しいので置いておく。
→大胆に入れ替え。とはいえ原文の要素は残していると思う。そしてここで気づいた。今回の件って女性蔑視なの?と。
「女性というにはあまりにお年だ」これが女性(全体)蔑視なのだとしたら「人間というにはあまりに醜い」これは人間(全体)蔑視ということになる。人間全体を蔑視?なんか違くない?
醜い容姿をしたその人を人でないと侮辱する行為は許せない(マフィアでは侮辱するという行為には殺人も許される)が、それで人間全体を侮辱しているようには思えない。
てなわけで、その秘書を指して、「その女性(個人)蔑視はいけない!」ならわかるんだけども、女性全体に一般化して「年取ったら全員女性じゃねぇのか!はぁ?」はちょっと行き過ぎでは?と思ったわけだ。
この発言の裏に見える「女性的な魅力がなくなったら女性じゃない」という森の思想を思わずぽろっと直接的に発言してしまったのなら、それは女性(全体)蔑視と言えるし完全にアウトだが、今回はここまで直接的にはいってない。あくまでその女性個人が年を取ってるからその人に女性的魅力を感じないと言っているだけだ。
なので裏にそういう思想が見えるってだけで、その発言をあたかもしたかのように叩くのはちょっとやりすぎ感あるなぁというが個人的な感想です。
なお、繰り返すが森が侮辱的な発言を行ったことについては、断固許せない。ただじいさん叩いて理解求めてもなぁ。無理でしょという諦めも半分ある。なので早く表舞台から消えてくれとしか言えない。
があったらいいのではないだろうか
逆転の発想である
頻尿とか貧乳とか老人かよwとバカにするのではなくビジネスチャンスにするのである
それは、転んでもただでは起きないことではないだろうか
ただでは起きない、起き上がる機能からは有償ですというフリーミアムモデル
石ころでも売るのが営業
実現方法はGのレコンギスタというか、宇宙ステーションなどのバキューム式でいいのではないだろうか
その💩はボイジャーのように宇宙を漂い、この我々の銀河系さえも越え、どこかの異星人が回収するかもしれない
そして、異星人はその成分を分析し、これを排出した生物は健康診断があったんだな、とか、
イカスミ食っただろ、とか解析することで、我々人類を理解することだろう
いっそ、透明なアクリル板などではなく、不透明度100%の板で区切るべきではないだろうか
バキューム音のうるささはなんとかしなければならないが、なんとかなるだろう
人類はこれまで何度も人類絶滅の危機を自らの知恵と悪運の良さで乗り越えてきた
バキューム音もコロナも我々人類の英知を結集すれば解決できるであろう
席に個別にトイレがあるようになれば、もう何を食べても平気である
ポップコーンのみならず、冷やし中華を食べて腹痛に見舞われても平気である
そういえば、フランク・ミラーとジェフ・ダロウのハードボイルド?という漫画だったか
自分で立つことすらできなくなった肥満の男が風呂みたいな機械に入っていて、
男は食べ物を食べていて、排泄はなんかちんぽに蛇口というかコードみたいなのが接続されてたんだったかな、
水?の中には小さいロボット?がいて肥満の男をメンテしてる?みたいなコマがあったのだけど、
ああいうディストピアは、あれはあれで寧ろ幸福なのではないだろうか、
怠惰と贅沢の果てまで尽くすのも人生ありだなと思ってしまう今日この頃
まあ、なにが言いのたいかというと、
トイレに行きたいときに誰か代わりに行ってくれねーかな、と思ったり、
つまり、そういうことです
個人的にはオペラよりも好きかもしれない。特に、愛した女性の墓を掘り起こして遺体に直面するシーンがあるところとか。不毛な愛情というか、すれ違いや失恋ばかり読んでいたことがあり、これを読んだのもそんな時期だ(「エフゲニー・オネーギン」とか「マノン・レスコー」とか)。というか、そもそもオペラって「乾杯の歌」とかすごい好きなんだけど、台詞が聞き取りにくいし、台詞を同時に歌う箇所もあるし、なんか難しい。
ちなみに主人公の独白に曰く、「ああ! 男というものは、その偏狭な感情の一つでも傷つけられると、実にちっぽけな、実に卑しい者になってしまうものです」。……バレましたか。
自分が日本SFを読むきっかけになった人で、ハヤカワのJA文庫の小川一水とか林譲治とかが特に好きだった。
この作品は、太陽の表面に異星からの物体によってメガストラクチャーが作られ、日光を奪われた人類が滅亡の危機に瀕するのだが、若干のネタバレを言うと、最初からエイリアンには悪意が全く存在していなかった。僕はそんなところが好きだ。基本的に自分の好きなシチュエーションは、他者との接触により悪意はないにもかかわらず傷つく、というのがあるのだ。
ちなみに日本のSF作家をより広く読むようになったのは大森望と日下三蔵の年刊日本SF傑作選のおかげ。感謝感謝。
三十歳で婚約者がいるのに、親戚の十八歳の女の子に手を出しちゃったダメな人が主人公。結婚の約束をした女性からは婚約を破棄されてしまい、彼は思い出の品を集めた博物館を作りだす。イヤリングはともかく、自分が家をのぞき見た瞬間を画家に描かせた作品や、下着までも集めているあたり、ただの変態である。帯には「愛に生きた」とあるけれど、愛情というか執着や妄念であったような気がする。けれども、不毛な愛のほうが読んでいて面白い。
ところでトルコという国は、女性がスカーフを被るかどうかだけで政治的な立場の表明になってしまう国であり(ハイヒールを履くかどうかも政治的立場の表明ではあるが、トルコはその傾向が顕著だ)、その点からも読んでいて面白い作家であった。
映画オタクのゲイと政治犯の獄中での対話劇。ゲイはどうやら看守から政治犯の様子を探るように頼まれているようなのだが、いつしか二人には友情が芽生えていく。緊張感のある対話劇であると同時に、ゲイがお気に入りの映画を語るときの調子は推しについて語る幸せなオタクそのものである。安易に神という表現は使いたくないが、語りが神懸っている。ゲイの口調が女言葉なので、少し古い訳なのかもしれないが。
大学時代、年齢不詳の友人がいて、今も何をして食べているのかよくわからないんだけれども、今でも時々強烈な下ネタのメールが来る。そんな彼が薦めてくれた小説。村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の「世界の終わり」パートに影響を受けた作品を部誌に掲載したらものすごい勢いで薦めてくれた。
彼は物にこだわりがないというか、読み終えた本をよく譲ってくれた。同じブローティガンの絶版になった本やシュティフターの「晩夏」などもおかげで読めた。「晩夏」はくどいのでいただいてから十年後に読んだのだが、現代の小説では確実に切り捨てられる長さの風景描写を含む小説を、定期的に読みたくなる。
就職のために架空の宗教団体によるテロをでっちあげる侍の話。時代劇の形を借りているんだけど、時代考証は完全に無視している。そして、自意識過剰人間とクレーマーとおバカしか出てこない語りの芸だ。だが、大体町田康の作品は大体そんな感じだし、人間って元来そんなもんなのかもしれない。オチも基本的に完全に投げっぱなしだが、爆発落ちや死亡オチのギャグが結構好きだったりする自分がいる。文学っていうのは自由でいいんだよ。
ムーミンシリーズ以外のヤンソンの文学作品を選ぶべきかどうか迷ったのだがこっちにした。友人からなぜかヘムレンさんに似ていると言われていた時期があったことだし。
児童文学や短篇って長篇とは違った難しさがある。短い文章と簡潔な表現という制約の中で、キャラクターを端的に表現しないといけないから。そのお手本みたいな作品がここにあり、内向的な人間にやさしい世界がここにある。ちなみにとある哲学者の持っている本の名前が「すべてがむだであることについて」であり、すごく笑える。
全く関係ないが僕は萩尾望都の「11人いる!」のヴィドメニール・ヌームにも似ていると言われたことがある。緑の鱗に覆われた両性具有の僧侶で、とても善い人で行動力もあるのだが、説明するときにやや言葉が足りない。
嘘つきで利己的で、のし上がることにしか興味がない空っぽな存在に恋をしてしまった善良な青年。「悪い娘」の人生の航路は語り手の人生におおよそ十年ごとに交叉するが、一貫して彼女本位な関係に終始する。
これはどうしようもない女の子に恋してしまって、四十年間ものあいだそれを引きずった男の物語だ。地位も財産もなにもかもなげうって、何度裏切られてもひたすらに与え続けた。そんじょそこらの悪女ものとは格が違う。シェル・シルヴァスタインの「おおきな木」のように。
猥褻だということで昭和時代に裁判になったというので読んでみたが、どこが猥褻なのかちっともわからない。しかも、作者の思想がうるさいので文学的な美を損なっている。
性表現は露骨というよりも、おちんちんに花飾りを結ぶみたいなのどかなヒッピー文化的な感じで、エロティシズムについては性描写の無い仏文学のほうがずっとぐっと来るものがる。しかし、時代を先取りしていていたという意味では素直にすごいと思うし、この程度で猥褻だと騒いでいた時代はさぞ不自由で息苦しかったのだろうなあとも思う。
最強のファーストコンタクトもののひとつで、ネタバレするとオチは「意識やクオリアとはときとして生存に不利かつ無駄であり、この宇宙では淘汰される可能性がある」という絶望的な結論。人間の心も愛も宇宙の中では無だ! みたいなSFが大好き。
基本的な構造は「宇宙のランデブー」の変奏で、未知のエイリアンの遺物の中を探検するのだが、強烈な磁場の中で意識が攪乱され様々な精神疾患を一時的に患うという違いがある(実際に脳に強烈な磁場を近づけると活動する部位が変化する)。言及されるコタール症候群や半側空間無視といった症状もすべて実在するが、脳科学の知識がないと全部作者のほら話なんじゃないかって読者が誤解するんじゃないか若干心配。
それと、ハードSFとしてはすごい好きなんだけど、どういうわけか吸血鬼が味方に出てきて(人類を捕食していた類人猿の遺伝子を組み込んだ改造人間という設定)、味方のはずなのにこちらに危害を加えようとする不可解な設定があり、これは作者の吸血鬼やゾンビに対する偏愛のせいだろうが、プロットの上であまり関係がないし必然性もなく、そこが無駄に思われた。そもそもなんでそんな遺伝子組み込んだ危険なやつを作るんだ?
以上。
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……ん?