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はてなキーワード: 元ネタとは

2023-07-18

「きゅうくらりん」の元ネタ重すぎるだろ!

わたし ちゅうぶらりん」ってそういう意味かよ!!!

anond:20230718095029

元ネタ知ってるか知らんかにかかわらず条件反射だが断るって言うやつめちゃくちゃイライラするなw

ネットに多い恥知らず

まらない映画にはデビルマンって言っておけばいい、お願いされたらだが断るって言っておけばいい

でもそういうやつに限ってデビルマンジョジョも見てない

ネットに転がってたネタを雑に使ってるだけ

うぇ~い」と「からの~」だけ言ってりゃなんとかなるパリピと頭の軽さは同じ

ネタとして気になったのなら元ネタに興味を持ってくれればいいのに

というか元ネタ知らずに使って誤用したら恥ずかしいって気持ちにならないかい?

多分なってなさそうなのでタイトルに書いたんだけどね

ゴジラ-1.0も見る前から大怪獣のあとしまつの方がマシ」とか言えばいいと思ってそう

2023-07-17

anond:20230717231913

疑問に答えてなくてスマなんやけど元ネタイラストの足に引っかかってるものなんだろう

ビニールプールの持ち手とかかな?

物語わたしたちの中にある(君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか、をみた。

自分ジブリファンではないので、物語の先にある「モデル」や「元ネタ」までは考えが及ばないのだが、

「こんなお話だと解釈したぞ〜」ってのを書きたい!(ネタバレあり)



大まかなストーリー

ライフステージ転換期の、戸惑いと受容を描いたお話」だと思った。

・眞人:少年から青年期への変化(ヒミ=ヒサコも同年代

・ナツコ:青年から母親への変化

転換期の渦中、心や体の変化に戸惑いを抱える者たちが神隠しにあった〜みたいな。

キリコに関しては、次のステージに引き上げてくれるキャラに感じた。

ちょっと悪知恵をくれる先輩だったり、手助けしてくれる産婆さんみたいな(実際物語では船頭や見守り役に徹するし)。





以下、私の解釈をつらつら書く



1.変わりたくない眞人とナツコ

戦時中だが暮らしには困ってなさそうな眞人。

だけど眞人はこの先の人生に興味がなさそうで、疎開先の学校も嫌、新しいお母さんも嫌、

気持ちはこれから先の「生」よりも、死んでしまったお母さん、つまり過去」に向いている。

しかし体や心は先へ先へと成長していて、ナツコや父親の「性」に触れて戸惑い、怒りを感じている。

塔への侵入が失敗に終わった後の眞人の声の低さに驚いた。

「塔への侵入を試みる=精通メタファー?」なのかな。

2次成長の強調を感じて、眞人は少年青年になりかけている状態なんだなと思った。

初期、アオサギヘ異常な攻撃性を持って接しているのも思春期のあまりあるパワーを感じたw

自傷行為は、クラスメイトへの嫌がらせではなく「こんな環境に送り込んだ父親」を責めたい面もありそう。

自分拒否しているんじゃない、周りが自分拒否しているんだ」という状態を作り出したい、

社会への拒絶を相手のせいにしたい…という受け身な心の表現のように思えた。

アオサギはそんな「社会的死を望む眞人の心の表れ、葛藤」なのかなと。

成長なんかしないでずっと自分の中にいたい!ずっと子供でいたい!みたいな願い。

眞人はずっとお母さんの子供でいたかった。

異世界に行ったのもの「ナツコを取り返しにいくぞ〜!」みたいなモチベがあったわけではなく、

ただただお母さんに会うために、流されるままにいった印象。

なんなら「お母さん=過去」に向かって、成長したくない〜〜みたいな思いも抱えながら向かっている感じ。

門をあけるのもペリカンの力だし、船をこぐのもキリコの力。

まだまだ与えられる存在の「キッズ」なんだよね。

同様に、ナツコもつわりに苦しみ、出産が怖かった。いきなりできた息子(眞人)が怖かった。

言われなきゃ妊娠中なんてわからない、母親感のない妖艶なお姉さんビジュ。

そんな、変化が怖い!変わりたくない!状態の眞人とナツコが、同じく殻に閉じこもった大叔父に導かれて異世界へ行ったのかな〜というのが物語の始まりの捉え方。


2.大人のヒミツを知ってしまう眞人

ヒミとの出会いは、「自分の中の母親像に別の面を見つける」という体験だったんじゃないかなあ。

母親元少女だったことを知る、そして少女母親になるということのヒミツを知るというか。

産屋に入る=禁忌を犯す…というのは、「性行為」を知る?とかなんじゃないかなと。

(ナツコとヤったとか、ナツコで抜いたとかじゃなく、どうやったら子供ができるか知っちゃう…みたいな)

ヒミ/ヒサコ、ナツコ、眞人は性行為を知っているか楽園から追い出される…みたいな見方もできるのかなあ。大叔父はそれを知ることを拒んだからずっと楽園にいる。

血の表現の多さや、おどろおどろしいジャムパン処女性の喪失のようにも思えたし、ジャムパンキリスト教で言うワイン(血)とパン(肉)にも思えた。

(あの食事シーンでキリストとの契約人類繁栄させ続けることを約束させられたのかな?とも思ったり。)

精子っぽい表現の多用、「命を奪う、頂く」「命が死ぬ、命をつくる」みたいなモチーフも多くて、全体的に「命の受け継ぎ」が描かれてる感じがした。

ワラワラ邪魔をする老ペリカンたちは、戦争によって死んでしまった人や今で言う氷河期世代なんかの

「そう生きざるをえなかった人々=命を繋げなかった人々」なのかなあとも思えて、

その選択や悲しみを否定する気にはならず、敵キャラだとは思わなかった。

このへんは私が出産適齢期を過ぎつつある未婚女性からそう感じ取ったのかも。

そしてこれだけ性的な印象を感じておきながら、物語全体を通して「子を産め」というメッセージだとは思わなかった。

というか、大叔父世界で作り出されるワラワラたち=精子たち?は…なんか受精しなさそうな感じがするw

殺生もせず、無垢もの加害意識を持たざるもの)の精子放出は、オナニーなんでないかい…?と。。

ナツコが「あんたなんて大嫌い」みたいに言うのは、眞人だけに向けられた言葉じゃなくて

子供を産み育てることへの恐怖、与えられる存在から「与える・守る存在」に変わらなければならない、母になることへの恐怖の表現なんじゃないかなと。

眞人が「お母さん」と呼びかけることでやや柔和な表情に変わるのは、眞人への好意ではなくて覚悟が決まったような、我を取り戻したような感じがした。

あのシーンでナツコは母になる覚悟、眞人は大人になる覚悟母親の死を受け入れ新しい母親を受け入れる、実社会と向き合う覚悟)が決まった感じ。

そういう意味ではこの物語神隠しではなくて、「ナツコの出産」の寓意でもあるのかな?


3.世界への責任に気付く眞人

13個の石の積み木が駿の作品数を意味しているとは思いもしなかった〜!(というかそんな知識なかった!)

英語12まではeleven…twelve…て数えるけど、13からはteenで数え始めるので、そういうキッズティーンの境目に留まる…みたいな意味なのかなと思って見てた。

叔父キッズにしがみついて、1から13まで積み続けるが13を超えられない(13個詰むとバランスが崩れてしまう)

知識自分想像の中だけで楽園を作り上げ、維持している。

眞人にとってのアオサギは、大叔父にとってのインコ大王なんじゃないかな。大叔父は、インコ大王と共に自分楽園に閉じこもることを決めた。

眞人はアオサギを説得し、社会と向き合うことを決めた。13よりその先の世界を作っていくことを決めた。

(この異世界聖書楽園だとしたら、キリコは蛇の側面もあるのかな…)

叔父もけして悪役とは思えなかった。

本をたくさん読んで知識理想社会への願いはたくさんあったんだろう。だけど実社会で石を積むことを選ばず、自分楽園を"理想世界"にすることを選んだ。

叔父は眞人を楽園に閉じ込めようなんて思ってなくて、世界へ送り出すことを心から喜び、希望を託しているように思えた。

このシーン、これが駿からメッセージなんだろうなと思って見ていた。

自分理想知識教養を大切に、でも自分の中だけでもなく、血縁でもなく、半径5mでもない、外の世界と折り合いつけて"よく生きてくれ"みたいな。

いつまでも誰かの作品や誰かに庇護される世界に留まっているなよ〜みたいな。

私たちはみんな14個目のブロックを渡されていて、この世界をよくするためにそれを投じる責任がある。そんなことを思った。


4.じきに忘れていく

神隠しのような、蘇りのような、胎内回りのような鑑賞体験を通して自分が感じたのは「やだ〜〜思春期追体験みたい〜〜〜」という感想

アオサギが言ったように、私たちはじきにこの感情を忘れてしまう。

だけど異世界は石のカケラと、キリコ人形を残してくれた。

成長と共に、私たち世界への意志理想希望や野望)はどんどん弱まってしまう。だけどカケラぐらいはみんな持っている。

自分が忘れても、キリコ私たち思春期を見守っていてくれた少し上の先輩)はうっすらとその青い時代を覚えていてくれる。

私たちはいつかの眞人でありナツコでありキリコなんだろうな。

この社会の暖かさと、この社会大人として生きていく自分責任…みたいなものを感じらせられて、鑑賞後はなんだかじんわりと涙目になってしまったのだった。


感想おわり

アッ…そういえばこの映画には「おわり」がなかった。たぶん。

監督から後世を生きるわたしたちに対して「社会と関わること」「命を紡ぐこと」「ものをつくること」のバトンを受け渡されてるような気がして、

この世界はおわらない、つづいてく…さぁ、君たちはどう生きるか?みたいなメッセージを感じた。(タイトルのまんまァ!!)




さいごに

この映画難しいなって思ったのは、小さな感情の動きやメタファーっぽいものバラ撒かれていて、

それらが調理されて最終的にハンバーグやらカレーになって出されるでもなく、そのまま終わるところ。

見る人は、物語カケラ自分なりに取捨選択して、頭のなかでそれぞれのストーリー調理しなければいけない。

それゆえ、ジブリや駿ファンはそれを彼らの社史や人生だと捉えるし、そうでない人は何か別のものに捉えるのかも。

(当然"カケラ"だけ渡されるわけなので「なんのストーリーもなかった…なにこれ?」となるのも当たり前。)

私は出産適齢期を過ぎつつある未婚女性なので、どうしてもカケラの拾い方や積み方にクセがあると思う。

でもそういう、「見る人によって様々なミスリードが生まれる=見る人の中にいろんなストーリーが生まれ作品」って本当に面白いと思うんだよね。

結局この映画が見せているのは映画ではなく、自分自身のような気がする。

私の勝手解釈を読んでイラだった人もいるかもだけど、もしよかったら他の方が感じたストーリーも教えてほしい!

▼楽しかった解説メモ

先人の皆さんたちの解説も楽しく読みました〜!!(ジブリいろいろ未視聴なのでほ〜そう読み取ると確かにおもろ〜と勉強になった…

https://anond.hatelabo.jp/20230714205336

https://anond.hatelabo.jp/20230716093137

https://anond.hatelabo.jp/20230715212033

アオサギと塔と炎のカーチャン」なんかより村上春樹の方が3倍ぐらい意味不明だと思うんだけど

村上春樹は「マジで感動しました!」になるのなんで?

あっちの方がずっと意味不明だろ。

映画元ネタって聞いてカエルくん東京を救う読んだらカエルくんが死んだだけで終わったか意味不明すぎたわ

anond:20230716190600

これには共感する。

映画の外の元ネタ探しや、イマジナリー宮崎駿メッセージを読み取ること、ましてや闇雲に部分的メタファーを読み解くことではなく、作品構造描写から読み取るべきことがある。

anond:20230716190600

プロ解説者が元ネタ自称)を根拠に「深い」解釈開陳するのに憧れて真似したがる人たちがいるけど、

作品解釈は、敢えて甲乙つけるなら、作品で与えられた情報想定読者が共有している情報だけでするのがもっとも「上等」だと思うんだよな。

和歌漢詩からアニメ映画までいろいろなものについて作者のバックグラウンドから解釈の「新説」を出す人たちがいて、芸としてはおもしろいと思うし、作品解説としてならありなのだと思うけど、メッセージの読み取りとしては本筋ではないと思う。

2023-07-16

君たちはどう生きるかで分からなかったこ

色々追記。下の世界アニメ世界、塔=ジブリ世界という解釈の前提。

ペリカンアニメーター?まだ世に出てないアニメ漫画原作者

であれば、ワラワラは上の世界で生まれる=現実世界キャラクター(のアイデア)が生まれるという事?

ペリカンワラワラアイデア)を運ぼう(盗もう)としたところ、ヒミによって焼かれたのは生まれそうになった=作品になりそうになったけど没になったキャラクター達?

ヒミは配給会社とか企画など制作委員立ち位置

魚はキャラに対する属性?魚が少ない=アニメキャラの新しい属性を見つけられない。食いつくしたという事?

死者は生きてるものを殺せない=アニメーターや原作者としての生を失った人?もう新しいアイデアを出せない人を表している?

キリコは設定=ワラワラアイデアを温めるような人?デザイナー

インコ原画マンアニメーター?

鍛冶屋ジブリ作品製作会社

主人公料理してを食べたい=降りてきたアイデア設定資料から物語を作りたい?キャラ設定の咀嚼という事?

塔の世界で産屋で子を産むこと=アニメのものが生まれる?アイデア物理的な物?=全てを総括したアニメフィルムワラワラが上の世界で生まれるのとはどう違う?

タブーはというのは宮崎駿仕事部屋に入るなという事?物理的な部屋じゃなくて脳内みたいな空間通路の石が怒っているもの宮崎駿が良く怒るから元ネタアイデア)を知られたくなくて怒ってる?

継母はアイデア元ネタ元ネタ設定資料ネタ帳スケッチブック的な物?ペン?なので産屋では紙が襲ってくる?

鍛冶屋に継母いたというくだりも昔宮崎駿が元アニメーターで、その身分だった頃からアイデアを練っていたことを示唆

子がいる人間を食べられないのは、子=上の世界で生まれもの既存アイデア=食べると盗作

インコの育て親(繁殖させた人物)=大おじ=駿だとしたら食べられないというより、食べるなと命令した?駿のアイデアパクるなという事?

インコの王は鈴木敏夫とよく言われてる。

裏切りではないか!=ファンたちへのメッセージジブリスタッフとしての別観点から意見

綺麗な積み木だけではファンから見放されて身を亡ぼすという事?

悪意が含まれてないとアニメ世界崩壊してしまう?

お守りのババアは何?

キリコ人形現実世界で本物になる=寝てるときに周りに会ったババア達のお守りも本物?

現実世界との記憶繋ぎ止めるもの現実世界記憶がなかったら真人が悪意を認めたとした大おじへの説得もできなくなる?

ババア達も忘れていただけで塔の中に入っていたことがある?

君たちはどう生きるか』の考察ゲームに対しての個人的意見 ネタバレあり

アオサギ鈴木敏夫」は確定情報ではないが、「鈴木敏夫のような油断ならない存在友情を育むことの尊さ」は紛れもなくあの映画存在していた。

映画のもの感想というよりも、映画を通して広がった考察ゲームに対しての感想みたいになってしまうが、私が言いたいことを一言で終わらせるならコレになる。つまり以下はその補足説明であり蛇足だ。

外野元ネタ探しをするほどに「解釈」の本質からは離れていく

映像の奥から表現たかった感情」を引き上げるために、元ネタとなった事象のものを言い当てようとするのは正しい過程ではない。

それはまた別のゲームであり、通常の考察と同じ枠組みでやるようなことじゃないはずだ。

眞人が自分を傷つけることによって周囲をコントロールしたことについて、宮崎駿引退詐欺元ネタであるかどうかを推理することに深い意味はない。

そもそも人間には誰しもそういった悪意がある」というのは、別にアニメ映画監督だけに限らない普遍的出来事であるというのは落ち着いて考えれば分かることだ。

巨大な塔が存在し、その支配者は老い後継者を探しているという話について、ジブリの内情をモチーフにしていると言い切れる要素はどこにもない。

アニメ業界全体の話かもしれないし、昭和から平成まで続いてきた価値観が変わりつつあるという話なのかも知れない。

作品が何を語ろうとしているのかを考えるときの補助線として造り手の実情を考えるのはいいのだが、「答え合わせが出来ない以上は試し書きの補助線でしかない」ことはちゃん意識するべきだ。

この切り分けが出来ているか重要なんだと思う。

物語からメッセージを読み取ることを投げ捨てろというわけではない

元ネタ探しをしても仕方がないとは言ったが、物語からメッセージを受け取ることを完全に拒否するのも間違っていると思う。

多くの物語はそこに寓話性があり、造り手なりの思うところがあって語られている。

たとえその始まりが「戦闘機をカッコよく飛ばしたい」「戦車を戦わせたい」のような画作りを主目的としたものであっても、その中で人間を動かしていくうちに「戦争悲惨さを描こう」「戦いを通じて育まれ友情を描こう」といった方向性が生まれてくるものだ。

実際の所、それらは多くの場合祈りのようなもので「勇気を持てば道が拓けると信じたい」「本質を見抜けないものは失敗して欲しい」「誠実であるものが救われて欲しい」といった願いの共有に近い。

時にはそこから反転して「でも現実はそうじゃないよ」「悪い奴ほどよく眠るんだよ」といった嘆きが語られることもある。

物語一貫性を持つためにはそういった精神的支柱必要なのだ

「大いなる力には大いなる責任が伴う」という支柱がなければスパイダーマンスパイダーマン足り得ないのである

それを受け取ることを拒否すれば、鑑賞者の頭の中で物語を崩れないように積み上げていくのはとたんに難しくなる。

君たちはどう生きるか」は問い詰めているのではなく問いかけているんじゃないか

このタイトル過剰反応して「うわーお説教だ―」となっている人をちょこちょこ見かける。

でもこれって問いかけぐらいでしか無かったと思うんだよな。

名前元ネタとなった本もそうだったし、この作品もまたそうなのだと感じる。

そしてその答はなんでもいいんだと思う。

主人公は「汚れ無きもの時間をかけて積み上げることは理想かも知れないけど、そうはならないから清濁併せ呑んで生きていく」と決断した。

無数の有象無象が生きる世界を見て回った後に、詐欺師のような友人を引き連れてそう宣言したたことで物語方向性が確定した。

より理想的な世界を求めた大叔父の夢は壊れてしまったが、その夢を実現する手段に辿り着けなかっただけで夢を持ったことそのものが間違いだった訳ではないのだろう。

インコの王は本質を見つめることを理解しないまま大雑把なことをして塔を壊してしまったが、それでも塔の外でデカインコとしてそれなりに暮らしていくのだろう。

自分理想通りに生きられるかは分からないけど、決断が迫られるときは来るから自分なりの準備はちゃんとしておいた方がいい、でも出来なかったからと言って何もかもがお終いではないよというぐらいの感じか。

母との再会・別れ・そしてアオサギとの友情

変えられるものと変えられないものの話なんだと思う。

何が元ネタだったか考慮するのではなく、描かれようとしてた哲学が何だったのかを考えていくのならば。

自分気持ちをがむしゃらに伝えれば、まだ生きている母親を取り戻すことは出来た。

必死に頑張ったけど、もう死んでしまった母は取り戻せなかった。

アオサギとは敵同士のようでもあったけど、最後には友人になれた。

最初の印象に引きずられてずっとアオサギといがみ合っていたらこうはならなかっただろう。

でもアオサギがその気持ちに応えてくれたのは嘴の穴を埋める木を直した後からだ。

本当にアレは偶然の出来事で、もしも最初からピッタリ嵌っていたらアオサギは本当に飛び立っていたんじゃないだろうか。

たまたまもう一度作り直して貰おうとしたことが、あの二人が友人になるまでの最後の一押し分の時間を与えたように見えた。

あの友情は偶然の産物でもあるし、同時に二人の意志によるものでもある。

自分意志で変えられるものと変えられないものがこの世界にはあるが、もしも手に入れたいものがあるなら諦めずに進まないいといけない。

「それは宮崎駿が結果を出した人間から言えることなんだよ」と言いたい気持ちはあるにはあるんだが、結果を出している人間の口から聞かないと受け入れにくい言葉でもあるなと。

元ネタ探しを辞めても作品とは向き合える

作品をどう解釈していいか迷ったとき元ネタを探せばいいんだという風潮がいつからか生まれていた。

それはエヴァンゲリオン解体新書日本中で書かれ出してからいよいよ熱病のように広まったように思う。

特に最近庵野監督が何かと話題になったので、作品考察とは元ネタ探しであるという考えはオタク業界において根強い。

それは一つのゲームとして面白くはあるんだけど、考察とはそういうものであるとは思わないでほしいんだよな。

まして単に感想を述べたいだけなのに元ネタ探しをする必要があるなんて勘違い絶対にしないでほしい。

世の中にある物語の95%は元ネタなんて探さなくてもストーリー背骨さえ見いだせれば話の内容はなんとなく分かるように出来ている。

かに途中で話が変な方向に向かうことはあるけど、展開の矛盾だとかご都合主義だとかの野次飛ばしたい気持ちを抑えて、大筋自体を素直に受け入れれば自ずとそれは見えてくるように思う。

考証ぶったクイズごっこや、食通ぶった矛盾探しばかりしてないで、まずは物語を素直に楽しんで欲しい。

君たちはどう生きるか』の感想を見ているとついついそう感じてしまう。

おせっかい老婆心なんだろうけどさ。

ブコメ現実解像度がヤバすぎる

特にヤバいと思ったのは、このツイートをまとめたTogetterブコメ

バ先でおじさん(店長)が「なぁぜなぁぜ」って言ったら10の子が「いや、いまさら感ヤバ」って笑っててこれ思い出してしまった

https://twitter.com/nenemapu/status/1678979662280806401

これに事実に基づくツッコミブコメが一件もついていない。

そもそも「なぁぜなぁぜ」の本家最初フォロワーは、キャバ嬢Tiktok営業アカウントで、それに群がったのは若者ではなく「おじさん」。このフォーマットTiktokを使ってるおじさんに受けるということがわかって、それ以外の人も真似したというのがこの流行の流れ。


Tiktokをやっているおじさんに受けているコンテンツTiktokをやっていないおじさんに見つかっただけで、「なぁぜなぁぜ」はおじさん文化内でのループ若者発信と思うのは完全に筋違いそもそも若者は、キャバ嬢とおじさんたちがキャッキャしてるのを冷めた目で見ていたと思う。

もっと背景を掘り下げるとTiktok内でのキャバ嬢営業流行、おじさん向けの微エロコンテンツの席巻、キャバクラおじさんの大量流入などがあり、Tiktokがもはや若者素人メディアではなくなっていて、Tiktok若者素人というのは完全に過去のものになってるということもあるけど、そこまでわかってなくても元ネタとそれに群がってる人見れば、「『流行が終わった合図』は『おじさん』が参入したら」みたいにはならないでしょ。

起こってることを見ずに、自分が知っていることに当てはめてわかったふりをして、実際には「おじさん」にもなれない人たちの共同幻想がやり取りされるのがブコメ

anond:20230714205336

この映画宮崎駿によるブラタモリジブリ元ネタ大公開スペシャルなんだと思った。

夢と狂気の王国」の引退会見前のシーンを見たらわかる。

宮崎駿ホテルから見た都会の家の屋根ですら冒険活劇の舞台夢想する。

はいまりましたブラジブリ

もう映画最後なんでね、描きたいことは全部やり終わってるんで、今回はわかりやすく直球で、アイデアの元になった風景を紹介しようと思います

庵野特撮原風景とか言ってますけど、私はあれと違って現実を見て描いてますから

戦争とき宇都宮引っ越しましてね、父親戦闘機を作っていて・・・

・・・

それで宇都宮にあった配水塔を見てね、この下にはなにがあるんだろうって、

どこかとんでもないところに繋がってるんじゃないかという気がしていたんですね

・・・

近所によくいた鷺を毎日見ていたらね、ある時話しかけてきたんですよ

・・・

船に乗って水の上を進んでいってね、ここは死後の世界なんじゃないかって

・・・

まあそれは石との契約でね、禁忌を侵すとそういうことはよくあるんです

・・・

はい!見てわかったようにね、私は現実を見て作ってきたわけですから

私にフィクション映画なんて作れないんです!終わり!

2023-07-15

anond:20230715211152

元ネタの本や漫画よりジブリの方が有名になりそうな感じだな

君たちはどう生きるかネタバレ感想

いや~面白かった!

絶対面白いのは分かってたけどやっぱり嬉しい


ネタバレはなるべく回避してたが、昨夜ははてブタイトルキャストバレ食らい、増田にも感想が出てきたのでSNSは避けるようにしてた。

とうじ5時に起きたが、飯食ったあと寝てしまい、起きたら10時。歳取ったせいか睡眠コントロールできない。徹夜なんてもうできんな。

車を飛ばして5分前に劇場へ着く。

客席はかなり埋まっていて、年配の方も多い。

斜め前の席の長身爺の頭が画面に被っているうえ、メトロノームのごとく揺れるねが気になってしょうがない。尻の下に本を敷くが、その分椅子が沈むので意味がないように思う。

子供連れもいるせいか、多少私語が煩い我慢

予告編ゴジラ、くれしんなども面白そうなのが揃っていてよい。

原作(漫画の)は貰って読んだが、面白くなかったのですぐ売ってしまった。そういう意味では不安もあったが、風立ちぬ堀辰雄そのままじゃなかったし、ファンタジーと言う話も聞いてたのである程度は楽観していた。



開幕サイレン空襲かと思ったが火事だった。

戦時下生活描写がいい。

妊娠でうん?なったが、ヤったのか父!亡妻の妹孕ませるのは業が深いすぎる…

ジブリババアズ登場。

車で登校は悪手だろ父。案の定喧嘩になるが、いじめって感じでもなく、こっちも手を出してるから不快な感じはあんまり

やりやがった!マヒトさんもしかしてやべーやつなのでは…免罪しなかったのは偉いが

寄付じゃねーよ糞親父!

音立ててキスすんな!

ちょくちょく母親の死のトラウマ描写があるが、ファンタジーではないっぽい…いやファンタジーだこれ!

爺さんはあからさまに黒幕ですね

水の波紋とか、草むらに入ったら意外と深いみたいな、こういう細かいこだわりがなんか嬉しい。

ダイナミックバード!?ダイナミック足跡!?

ジブリババアとのバディなの!?

ジブリババアとのバディじゃなかった…

ジブリババアとのバディじゃん!

ヨットの細かい描写いい…

ワイはインテリなので、暗い森見たときグスタフマーラーの死の森じゃん!ヒトラーが好きだったやつ!って分かったけど、後で調べたら全然違った。石が浮いてるやつも元ネタあると思うけどわからんマグリットではないと思う

やたらかわいいのが出てくる。木霊よりかわいい

奴隷が回すやつじゃん!

母親焼死してエンチャントファイアになったんか…?

ペリカンの死は意味深やな

ロリママンかわいひ

夏子さんのあれ、すずめの親子喧嘩思い出した

血を継いだ者にしか引き継げないってアレじゃん!なんか自虐ネタみたいな面白さがあった

インコ大王独裁者かと思いきや名君

パッパが塔に突撃するとこすき

石で自傷したの罪の自覚あるのすき

現実に戻ったら焼死するとこ、ママンのエキセントリックさが全面に出ちゃってるけど、戻らないとマヒトも生まれないんだよな…

ママンが過去行方不明になって戻ってきてたのも含めて、すずめの後ろ戸っぽさがある

夏子にもウンコつけるのにこだわりを感じる

エンドロール、青で手書きなのがいい。米津っぽいなと思ったら食いしん坊だった。

鈴木Pはい仕事したね…タイ人ハーレム作っても俺は許すよ

インコ大王、ポッと出の悪役とおもっら交渉でも紳士的だし、部下帰らせて自分突撃するし

積木でちょっと株下げるけどちゃっかり生き残ってるし

原作に出てこないくせに良キャラすぎんだろ…

で、パンフ買おうとしたらまだ発売してないらしい

そこまで徹底しなくても、とは思うけど、そこまで拘らないとこうはできんやな

【気になったとこ・ネタバレ君たちはどう生きるか

ジブリはじめて映画館でみた、ジブリようしらん。

ジブリ集大成意見はわかったよ。

・冒頭の述懐で本を読みすぎて気が狂った、であっ…となる。

 奇書かな? 

白雪姫天の岩戸モチーフ多すぎて行列

・こうかいしますよ?→そっちのこうかいかよ!

姉妹である設定の必要よくわからん

・種蒔く人ねー、ふーん

・石で額を傷つける、石が拒否意思意志?はぁ……

宮崎駿真実残酷ものという前提で捉えてるんか?

・途中のハゲペリカン、まひとの将来の暗示でいい?

インコ十字軍?つくってやがる。

民衆ペリカンインコになっていったってこと?

インコね、糞の公害問題にひっつけたか

・ちなみにインコ、君等のことだけど、どう生きるの?感

・クソかけられても笑えるのが夏子さん

釣り

・魚の内臓臭そうだった。面倒なものには蓋したいね

ジャムもやべぇ、あれ全然美味しそうじゃない

トーストチェンソーマンかよ、と短絡的に思った

過去にあった美味しそうなメシテロはなし、スープあったけど

・3人が一気に神隠しに会うなんてー!ハハハは笑った

ダンテ神曲かとおもった

 この門をくぐるものは一切の望みうんたらかんたら

はいはい教養トマス

・まぁジブリ見た人はポノックとかの単体見に行くの?

 そこはまぁいいや

・他に元ネタっぽいのわかった人いたらあれば教えて

・国際旗信号

インコ意気揚々とした感じで映画おわったあと、何見た んだおれたちみたいな観客の表情をインコにすげ替えると笑う

修正したわ、オウムじゃねぇ

2023-07-14

anond:20230714085047

なろうで本業が滲んだり元ネタにされたりするように、AI絵でも過程的な成分は滲むよ

アニメーターみたく憧れ産業人生を捧げる程でないとダメだというならご期待には添えないけど、本業など生き方から来る諸々を練り込んだり、日々の生活ネタ探しネタ練りみたいになってきたり、生活ペースが圧迫されて崩れて辛い程度には、本気でやると情念も労力もかかってきつい

2023-07-13

人殺しの顔をしろ」ってそういう意味じゃないだろ……って見かけるたびに思っている

このフレーズってこのブログ記事きっかけで広まった認識なんだけど

https://goldhead.hatenablog.com/entry/20101212/p1

 言っておきますが、この記事にはお化粧も、予定調和もありません。いつものように、人間のふりをしていません。私は人殺しの顔をして書いている。だからさらに話を広げてしまうとすれば、私にはこの記事町内会長の男性(62)のように持ち家も土地もありませんし、おおよそ年収200万円程度の人間に過ぎませんが、私も失いたくないし、私のこの生活が成り立つためであれば、どこかの誰かが職を失ったり、人格破壊されるほど惨めな目にあったりしようが、知った話ではありません。ましてや、日本であるという程度の理由でこの王侯貴族のような暮らしが成り立つなら、どこかの国で悲惨児童労働が何百万件行われていようと、知った話ではありません。知った話だとしても、知った話ではありません。せめて、人殺しの顔をしたい。

「今の私の暮らしは他の誰かが犠牲になることで成立している。だが私自身が代わりに犠牲になりたくない。しかしせめて誰かを犠牲にしたという自覚を持つ。」って意味だと思うんだよね

それが芸能人自殺して、批判だか誹謗中傷だかしてた人に「人殺しの顔をしろ」って言うのは……

自身行為が悪だと自覚せよ」って意味で言ってるんだと思うんだけどね

そりゃ「自身行為が悪だと自覚せよ」って意味の大意は同じだけどさ

生活を成り立たせるためにやむをえず行う「人殺し」と、積極的批判だか誹謗中傷だかをする「人殺し」は違うだろ

まあミームってのは意味がどんどん変質していくものから、これは当たり前の事ではある

だが元々のブログ記事が言いたかたことが忘れられているような気がしてちょっと悲しくなってしま

(それとも私が知らないだけで「人殺しの顔をしろ」ってセリフは他に元ネタがあったりするのかね、だとしたら納得ではあるんだけど)

https://anond.hatelabo.jp/20230713110743

id:goldheadはその前から人殺しの顔」論法を使っているが、

https://goldhead.hatenablog.com/entry/20101003/p2

たとえばこちらの記事では、横浜市が「市民の半数がアダルトビデオ問題視するように教育する」ことを目標にしていることについて、

自治体とき人間内面に踏み込んで、その感情を統制していいもの

とし、

浄化するならその気で来い、人殺しの顔をしろ、と言いたくもなる

結論している。

これは自戒でもなんでもなく「正義感他人批判するならその残虐性に自覚を持て」用法なのではないか

教えてくれてありがとう

であればミームが変質したのではなく元々そのような用法でも使われていたということで納得しました

2023-07-09

memちょの元ネタスターシステム

クズの本懐の巻末おまけマンガの猫の擬人化したやつ?

扉絵猫耳つけたコスも似てたけど

あの猫がめむちょになって楽しく人間人生送ってると想像して勝手にほんわかするわ

2023-07-07

キーホルダーロリ小姑だけはマジで意味不明すぎたと思う

アレ、何?

なんでそこまでして全部救おうとするの?

それともアレはアレで罰の形なの?

盲目カテジナ・ルースと同じ枠なの?

そもそもなんでああなってるの?

メタル刹那をも凌駕する意味不明なんだが。

まあ元ネタ的に最後主人公スーパーカーに変身するぐらいはあるかなーと思ってたけど、まさかあんメタモルフォーゼは予想してないよ。

つうかどっから声を出しているの?

それとも声なんて出てなくて激戦の後遺症によって生まれた第二人格形代なの?

守りきれなかった自分自身を許すために続けている一人芝居に過ぎないの?

2023-07-06

ミスター・ポポラッツ&スター

80年代に「ラッツ&スター」というソウルファンクバンドが人気だったのを知ってますか?(憶えてますか?)

7人のメンバーのうち4人のボーカルが顔をアフリカ系アメリカ人風に黒く塗り、白い手袋をして歌うというスタイルバンドです。


当時小学生くらいだった世代には『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』と

同時期にヒットしてた『め組の人』を歌ってたグループと言った方がはやいかもしれない。


今だったら説明するまでもなく

「顔を黒く塗って、白い手袋して、黒人音楽やるってミンストレルじゃん」

「ヤバくない?アンチポリコレ過激派かなにかなの??」

ってなると思いますが、当時はインターネットがなくて、ミンストレルがどういう歴史的意味を持つのか誰も知らかったのと、

欧米コンプレックスバリバリの現役で、洋楽エライ日本歌謡曲ダサいJ-POPという言葉もない)

という構図が確固としてたこともあって、洋楽風の「オシャレな音楽」として普通に受け入れられてました。


まぁ、本当にオシャレな人は元ネタ洋楽聴いてたかもしれないけど、日本歌謡曲チューニングされた耳でもわかる

昭和大衆向けにアレンジされた「洋楽風」歌謡曲って感じですね。今思えば。


で、鳥山明ですけど、『Dr.スランプ アラレちゃん』というギャグマンガデビューた当時は、

アメコミ風」のテイストを取り入れたちょっとオシャレな画風のマンガ家ってイメージがありました。


アメコミ風」といっても、80年代というまだまだ欧米コンプレックス特に米国コンプレックスが強かった時代に、

西洋っぽい絵柄を雑に「アメコミ」と括っていただけで、必ずしも「アメコミ」を参照してるわけではないです。

大友克洋元ネタメビウスだと知ってるような人でも、メビウスアメコミと言ってしまうような時代だったので…)


とにかく、当時の鳥山明の絵は、同時代の、昭和臭のつよい、あか抜けない絵柄のギャグ漫画家の表現とは

一線を画す新しいものとして受け入れられていたのは間違いないと思います


そういう位置付けの(そぅいう作風の)作家ですから、当時のハリウッド映画ドラマからも、

キャラクター造形に限らず色んなカタチで「進んだアメリカ風の」表象を取り入れていて、

それを見た当時の小学生は「最先端ハリウッドっぽい感じが入っててカッコイイ!」と感じていた筈です。

(都合の悪い部分だけ選択的に記憶喪失になってる人も多いみたいですが…)


そんな風に無邪気なあこがれから輸入したイメージの中には、当時アメリカではすでに問題視されつつあった

黒人ステレオタイプも混じっていて、その具体例がDr.スランプサンデーブラザーズだったり、

ドラゴンボールブラック補佐だったり、ミスター・ポポだったりするは事実として認めざるを得ないと思います


似たような例として、FFVII Remake の開発主要メンバー野村哲也だったと記憶している)が

バレットキャラクター造形(見た目に限らず)には、80年代に見てたハリウッド映画の影響を受けた

黒人ステレオタイプが多分に入っていて、アップデート必要な部分が多かったが、

古参ファンから日和った、ポリコレだ、と言われるのも嫌なのでバランスに苦労した」

という主旨の発言をしてたということもあります


まり何が言いたいかというと、80年代から90年代前半くらいには欧米への憧れとか、

昭和的な貧乏臭さを回避するための手法として、無邪気に海外メディアから表面的な「イメージ」を

頂いてくることがよくあって、そうやって大量に輸入された表象の中には、

ネットが普及して、リアルタイムに(微妙文脈ニュアンス込みで)情報が入ってくる今なら

決して肯定的引用をしないようなものが混じってることがあるよ、ということです。


そして、ラッツ&スターミンストレルのようなものなら

無知ゆえにウッカリやっちまいました。でも、アメリカとか黒人音楽への憧れが大きかったことを分かってください」

みたいな感じで間違いを認められるのに、アニメ漫画の事となると

ポリコレによって表現の自由が侵害されている!」と噴き上がってしまうのは何でなんだろうか?という疑問…


黒歴史黒歴史として認めてしまった方がよくないですか?

anond:20230706212020

ありとあらゆるベタな展開、フラグをモリモリにして、かつそれぞれのルーツ元ネタ解説してくれるゲームとかあったらプレイしたい

anond:20230706104954

こうして並べると如何にゴミであるかがよく分かる。

星を継ぐもの → 明らかにシリーズモノ全体として」評価している奴らの票が入っているであろう時点で失格。たとえば『スーパードクターK』は今だと『K2』の影響でかなり評価が高まっているけど、それは『スーパードクターK』単体の評価であるというのは無理だろ。その分を何らかの計算式で除算すべきだった。

夏への扉 → ババァは裏切るからロリコンが正解!未来はクソ!現代もクソ!科学と猫とロリけが正義!恥ずかしいと思わねーのかな……

ハーモニー → なんか伊藤計劃に変な事言うと「死者を冒涜するな!」みたいになりそうだから何も言えねえわ。あえて一言言うならそういう空気が生み出した上昇気流込みの評価はあると思うよ。

・三体 → 時間によってろ過される前の短期的な評価が入ってる時点でなんかこのランキングに入れるのは違うんじゃね?ハピマテはその昔大ブームになったけど今それと同じ力を持っていると言えるか?つーかこれもシリーズやんけ。

幼年期の終わり → 「これが元ネタから読んどけ!」するにしてもあまりに在り来りになりすぎたからもう読まなくていいやの枠だと思う。シェイクスピアみてーなもんでしょ。面白いかって言われると今読むと厳しいと思うよパクられすぎてるから。つーかこれも。

新世界より → どーせアニメから入った奴らばっかなんだろ?ヒロインカワイイから評価上がってるだけだろ?

アルジャーノンに花束を → これSFか?クソほど長い自由律俳句としてはめっちゃ面白い翻訳にも恵まれていると思うがSFか?

銀河英雄伝説 → アニメラインハルトカワイイから評価が上がってるだけだろ?

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? → ブレードランナー元ネタとして評価されてるだけだべ。映画にない部分こそが本体だけどちゃんと分かってる?

・1984年 → あちゃー遂に「11位に相応しいな」って感じのが来ちゃったのでここで企画打ち切りでーす。他の名作と同じでパクられまくっちゃいるんだけど、本家ほどに剥き出しな悪意や失望を感じさせる作品は少ないのよね。時代を重ねるほどに「昔の人はこんな事考えてたんだな―」とはならずに今でも全然通用するテーマってのが「人類は愚か!ずっと愚か!」って盛り上がれるのもポイントよね。古さを単に元ネタとしての鮮度の高さ以外の形で使えるってのは強いよ。

2023-07-05

(13回目の追記:2024/2/3)「完結済み」のおすすめ漫画教えて

先日もおすすめ漫画エントリあっていくつか買ってみたけど(俺は元増田じゃないよ)、完結済み限定おすすめを知りたい欲張りな増田です。

連載中のも読んでるけど新刊出るたびに過去巻読み直しが発生してそろそろ辛くなって来た。あとマンネリ、引き伸ばしが顕著になって嫌になってしまパターンや、休載も辛い!

連載中金落とさない悪い読者だとは思う。すまん。

以下増田の好み、古めが多いけど新しいのでも全然良いです。

●好きな完結済み漫画

のだめカンタービレ クラシック好きになった → 誤記「のダメ」ご指摘ありがとう

寄生獣 コメント不要

神々の山嶺 絵もストーリーもいい

アドルフに告ぐ 完璧では?

火の鳥 完璧では? → そう、未完でした。ご指摘ありがとう

きりひと讃歌 そもそも手塚治虫でハズレ引いた記憶なし。アトムなど少年向けは読んだことないのでわからんけど

こち亀 30から60巻台までが至高派

ブラックジャック 説明不要

約束のネバーランド 絶望的状況「でも誰も死なないんだろ」の安心感嫌いじゃない

ゴールデンカムイ チタタプ可愛い樺太俺の中で真っ白だったのに色がついた

ヒカルの碁 成長譚好き

暗殺教室 絶望的状況をアイデアで切り抜けるの好き

ドラゴン桜 これも成長譚

ヘウレーカ この短さでこの面白

賭博破戒録カイジ 主人公がああでもないこうでもないと思考巡らせる話も好き → 「カイジ」連載中、ご指摘ありがとう

最強伝説黒沢 主人公がああでもないこうでもないと思考巡らせてろくでもない決断するのも好き

進撃の巨人 突拍子もないアイデア説得力持たせるの好き

デスノート L以降も好きだよ。高田可哀想。Lとニアメロの絡みがあったら完璧だった

ウシジマさん オムニバス形式あんま読まないがこれはよかった

スラムダンク やっぱいい、映画ラスト無音、ずるい!泣きたいのに恥ずかしくて泣けないじゃないか

タコピー原罪 じーんと来た。救いがあって良かった

伊藤潤二 じめっとグロいの好き

梅図かずお じめっとグロいの好き。Googleで「12歳 漫画」と「14歳 漫画」で画像検索してみてほしい

ひぐらし 漫画じゃくなくサウンドノベルだけど。伏線回収お見事です

●好きな連載中

宇宙兄弟 素晴らしい、みんな熱いのに暑苦しくない

SPY×FAMILY ストーリーキャラ世界観も好き

キングダム インフレ気味で心配史実ありきだけにどうやって風呂敷畳む? 好きから評価保留になりかけてる

推しの子 ミステリも成長譚も群像劇も全部いい。ネット民描写好き

ヒストリエ 一番好きかも。一番完結しなさそうだけど

グラゼニ 面白いのにやはりオムニバス積読になりがち

ミステリという勿れ 同上。でもいい

菌と鉄 数話のみ読んだ。たまったらまとめ読みしたい

小悪魔教師サイコ 広告釣られて読んだ。今のところ楽しめてる

メダリスト 前の増田ブコメおすすめで読んだ。素晴らしい。ミミズとか小物遣いうまいよな。

次点(楽しめたが引っ掛かり要素大きめ)

鬼滅の刃 楽しめたんだけど鬼殺隊が子供たち殺しすぎなのが終始心に引っかかり続けた漫画。鬼との戦闘じゃなく選抜試験でだよ? 他の方法ないんか?

ドクターストーン 進化いいねラスト引き伸ばしならぬ駆け足だったのが残念。宇宙まで広げちゃうとそうならざるを得んのか?

アイアムアヒーロー 途中からグダグダになったよね? あんな畳み方せんでも

メジャー 強キャラに試練与えるのは良いがケガを根性で克服は無理。キャプ翼で飽きた。余談だが吾郎を超える逸材がリアルで登場するとは思わなんだ

彼岸島 途中からグダグダ系。ネットたらみんな同じ感想安心した

チェンソーマン 俺はあの作者そこまで意味とか考えてないと思う。2は読んでない

食糧人類 過激広告に釣られて読んだが過激シーン一点突破すぎた

生贄投票 同上。小説クリムゾン迷宮は好きなんだが何が違うんやろ

エデンの星 これもブコメから。パッとみて楽しんでパッと忘れる系

評価保留の連載中

ブルーロック 1ページめで新入職員アンリがいきなり会議仕切ってるとこでおいおいってなった。おカッパ含めなんであん連盟内で権力持ってるの?今後語られる?

最果てのソルテ これもブコメから。まだ夢中とまではいかず。完結心配

はじめの一歩 世界取らせてあげてー! 全部難敵、全部苦戦やっぱあかんよね。超強敵圧勝して成長実感とか、安牌に苦戦して挫折とか、メリハリが欲しかった

大きく振りかぶって 一打席にどんなけ話数かけんねん。あとプロでもそんなコントロールないで

テラフォーマーズ グダグダ系。残念

●人気だが俺は無理かも

ジャイアントキリング なんでかハマらんかった

ベルセルク 重すぎて2巻で挫折

ジョジョ 第3部一巻のみ購入。ページが進まん

蟲師 一巻で挫折。静かで淡々とした話なの?

全体的にきっちり伏線回収してるのが好きみたいです。あとありえない世界観説得力持たせてるのとか、絶望的状況の克服とか。

よろしくお願いいたします。

追記

40ブクマですでにいっぱいおすすめが集まって嬉しいです。

あともちろんトラバのほうもすべて目を通してます

このあとももちろんすべて目を通させていただきます

あと今回自分でひとことコメントつけることで自分の好みがわかってよかったという副次効果もあった。今回おすすめされて買ったのもコメント書いていきたいと思いました。

> 完結済みの火の鳥ぼくもほしい

すみません!ぼくもほしいです

> 何だよ「のダメ」って

しました!

> 「カイジ」完結したの?

読んだのは破戒録のみでした・・・

> 彼方のアストラ

前の増田おすすめにも名前上がってたので購入済み

今回も名前出てきてるので読むの楽しみ

追記2023/7/6 未明

うわーーー。めっちゃ伸びてる。ありがとうございます

ブコメトラバの伸びをチェックしつつ、さっそく「彼方のアストラ」を一気に読んでました。

おすすめしてもらった10%もチェックできてないけど、とりあえず買ったものなどご報告。

●読んだよ!

【彼方のアストラ 全5巻】 最高すぎた。ストーリー世界観伏線回収、キャラテンポすべて文句なし

●買ったよ!(巻数は自分メモ。とりあえず1巻のみを購入)

ハイパーインフレーション 全6巻、レイリ 全6巻、七夕の国 全4巻、イムリ 全26巻、BANANAFISH 全19巻、ストッパー毒島12巻、プラネテス 全4巻、やり直し姫は夫と恋したい 全31巻(kindle無料と聞いてとりあえずDL、買ったとは言わないが)、嘘喰い 全49巻、ハイキュー 全45巻、ムジナ 全9巻、鋼の錬金術師 全27巻(Kindle Unlimited)

正直上記以外にもそそられたコメントがたくさんあります。ありがたいです。Wikipediaで各作品の巻数とあらすじチェックしながら物色してる。

また名前上がった中では漂流教室帯ギュブッダ七色いんこ陽だまりの樹銀河鉄道999既読でした。全部「好き」に分類されます。999はアニメ子供のころメーテル怖かったんだが大人になってみると色っぽくて惚れた。あとやっぱジョジョはもう少し頑張って読み進めようかと思いました。

追追追記2023/7/7 未明

そろそろホッテントリ落ちそうだし見てる人もあんまいないだろうけど追加しときます

●読んだよ!

ハイパーインフレーション 全6巻】 序盤「ショタ興味ないし誰に感情移入すればええの・・・?」→終盤「うぉおぉぉぉぉぉ!」。元ネタパロディ探しも楽しかった

追追追追記2023/7/8

追記しこしこ書くのが楽しくなってきた、すなわち追記のための追記

●読んだよ!

レイリ 全6巻】 だめだ・・・なすぎる・・・歴史の小さなさな点をかき集め紡いだ限りなく細く美しい線!究極のエンタメにしてアート!至高の叙事詩褒め言葉ハイパーインフレーション! ヒストリエに似たアプローチだね。

追追追追追記2023/7/10

「チ。 全8巻」と「サマータイムレンダ 全13巻」を購入。楽しみ。あと「七夕の国」を読み始めたのだが、鳥と手と太陽家紋(?)を見た瞬間、既読だったことを確信しかしなぜかストーリーをまったく思い出せず(私にはよくあること)。こちらも楽しみです。

●読んだよ!

ストッパー毒島12巻】 野球好きなのでチョイス。映画メジャーリーグ」や昔モーニングで連載していた「REGGIE」のように気軽にサクサク楽しめる。スポーツ漫画リアル路線が好きなのでその点もグッド。酷使もまあ時代相応レベルか。チックくんの正体気になりすぎるしSNS時代の今なら逆に大人キャラになっていたであろう。

追追追追追追記2023/7/11

前述のとおりハイキューは1巻をとりあえず買ったのだがアマプラで(途中までなら)アニメ見れるのでそっちで見ようか検討中金銭的都合。アニメ化されてない部分は買うしかないけどね。

●読んだよ!

七夕の国 全4巻】 楽しめたことを前提に厳しいことを書くと、ミステリーもテーマも消化不良に感じた。寄生獣風味も含め、編集サイドの都合に振り回されてしまったのではと邪推するなど。

追追追追追追追記2023/7/17

そろそろ増田字数制限にひっかかりそう・・・もっと書きたいよー

●読んだよ!

【チ。 全8巻】 これは面白かった!複雑に絡み合いギリギリで繋がるプロット。賛否ある最終章については俺も賛否あり。でも賛否ありの感想のままで良いというか、もうここは作者の選択尊重するしかないやろというほどには楽しませてもらった。未使用伏線(てほどでもないが)は地下道くらいか。お見事。終盤キャラに語らせすぎな点だけ惜しかった。

ハイキューアニメシーズン1)】 これぞ正統派少年ジャンプ漫画安心して王道ストーリーを楽しめるが、純真無垢キャラ「イヒヒ〜(目尻クシャ笑い)」→ニヒルキャラ・・・!」みたいなファン演出飛ばして見ちゃう派(実在男子そんなんしやんで)。「最終章が一番熱い」「大団円」など気になるコメントがあったので完走するか迷い中でございます

追追追追追追追追記2023/7/21

ここまでおすすめされた漫画でハズレ無し!楽しいです。

●読んだよ!

サマータイムレンダ 全13巻】 個人的歴代No.1候補作品がたぶん10個くらいあるのだが間違いなくそこに入る漫画

追追追追追追追追追記2023/7/26

●読んだよ!

イムリ 全26巻】 序盤、独特な絵柄、見分けのつきにくいキャラ難解な用語で進む淡々としたストーリー、かと思ったらミューバが妙に少女漫画チックな愛情表現で場をかき回し、母親母親で思わせぶりなわりに感情がさっぱり読めず・・・などなど、ほぼ脱落しかけた(実際数日嘘喰い読んでた)。しかしそれらは中盤以降怒涛の勢いで解決し、最後はページを繰る手が止まらなくなる。正直オススメコメが無ければ読了できてなかった。最後まで読んで良かった!母親愛情重要ファクターひとつなので、もっと感情移入やす描写がほしかった。面白いだけにホント導入部分だけがしまれる。

追追追追追追追追追追記2023/8/4

●読んだよ!

同じ月を見ている 全7巻】 あらすじだけでやばいなー泣くなーこれとなってしま漫画は読むのを躊躇しがち(決して嫌いではない)で、普段はついついハッピーエンド漫画をチョイスしがちなのだが、土田世紀の絵が好きだったのと高評価なのを見て意を決して購入。期待に違わぬ作品だった。登場人物理不尽利己的、とき暴力的である陰鬱出来事もたくさん起こる。なのに作品通底するのは希望であり、最後はきっと悲しい結末なのだろうと予測しつつも、文字通り一縷の希望を持って読み進めてしまう。テンポの良いストーリースリリングプロットでしっかりエンタメしつつ、切なく爽やかな読後感を残す作品だった。

追追追追追追追追追追追記2023/8/30

●読んだよ!

BANANA FISH20巻】 息をつかせぬストーリー駆け引きカタルシス! アッシュ、月龍、ブランカ天才たちも魅力的だし、彼らの暗い過去も、悪役のクズっぷりもグッド! ドラッグ、男娼、ギャング人種対立、政官財の癒着など舞台装置もよい。ただ一点、アッシュと英二の関係性の描写が気になった。なぜいきなりあんな惹かれ合うの? なぜ英二はさっさと日本に帰らない? 死ぬで? 命をかけて非合理的選択をするには相応の理由必要だが、作者はそこでひたすらBL「風味」の描写に頼り切る。思わせぶりの棒高跳びでの挫折は放ったらかし。二人がゲイちゃん恋人してればまだ納得感があるのに、あくまで「男の友情」として描くからリアリティがない。ハイキューファン演出と違い、こちらは物語の根幹を成すテーマ。そこに終始引っかかり続けてしまった。だから当然ラストも納得いかん。序盤も挫折しかかった。中盤以降の疾走感はお見事で一気に読み切れただけに、BLに頼らない友情を描いてほしかった。

追追追追追追追追追追追追記2023/9/20

●読んだよ!

【SAND LAND 全1巻】 鳥山明短編は初めて読んだが、なんだこれ?めちゃくちゃいい話じゃないか!たった1巻の中にエンタメが詰まっている。ドラゴンボールがまだちゃんドラゴンボールを探索していたころのワクワクを思い出したじゃないかもっとこういう話を読みたい!

追追追追追追追追追追追追追記2024/2/3

●読んだよ!

【ミギとダリ 全7巻】 昨年アニメ化された当作を敢えてのコミックで。ジメッとしがちな設定(それはそれで好きだが)をシュールギャグで緩和しつつテンポよく進む秀逸な作品。作者が亡くなっていたことを後で知る。素晴らしい漫画ありがとうございます

しばらく漫画から離れアニメ(葬送のフリーレン、転スラ)見たり仕事したりしてた。

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