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はてなキーワード: マイホームとは

2014-02-28

独身の奴らの方が人生楽しそう

http://anond.hatelabo.jp/20140227143419

当方30代会社員既婚。

一応それなりの給与は貰ってない。

今月は部署の売上ノルマが予想以上にキツく月末から会社に2連泊している。

そう、昨日と今日だ。

昨日は会社椅子を並べて一泊したため寝付きが悪く少し起きるのが遅くなった。

朝食は会社の一階にあるコンビニで鮭のおにぎりインスタント味噌汁を食べ少し喫煙によってオフィスに戻った。

そして家族の様子をフェイスブックで確認しようとPCを開いて愕然とした。

同僚の人間独身ぐるみ飲み会に行った写真がアップされてる。

なんか会社が終わってそのままみんなで向かったみたいだ。

居酒屋でのどんちゃん騒ぎや寝落ちしたOLの寝顔が惜しげも無くアップされている。

なんだこの差は。

正直家族を持ったほうのが安心だし安らぎも得られると思ってたし、結婚して嫁に金玉握られるなんてまじさいこうと思っていた。

でもなんか違う。

恋人無くても独身謳歌してる奴らの方が圧倒的に楽しそう。

安月給で金がないとか言ってるけど、こっちは逆に妻が財布を握って何をしていいか分からない。

家族マイホームがあっても使い道が無い。

家族があっても幸せとは限らないと初めて感じた。

今頃になって悲壮感を感じても遅いが本当に焦ってる。

このまま何も無く死んでいくかと思うと恐怖すら感じる。

なんか昨日と今日価値観が全く変わった。

本当にまずい。

2014-01-02

http://anond.hatelabo.jp/20140102114211

マイホームを手に入れたり、東京にオシャレなレストランオープンさせたりっていうのは、

シンデレラ王子様と幸せ暮らしました。めでたし。っていうのと同じで、

おとぎ話ならそれでいいけど、現実はそのあとがいろいろ大変なんだ。

そういう意味では、おまえはまだ物語の途中であり、

これからまだ、どんなハッピーエンドへもむかうことができる。

もちろん、悲劇的結末もアリかもしれないけどな。

でも、とりあえず、嫁がいるだけで、勝ち組

正月憂鬱です

正月憂鬱です。

この時期はいろんな人から年賀状が届いたり、Facebook年始挨拶を目にすることが多いんだけど

みんな「充実した一年でした」みたいな記載が多くて、自分比較しちゃって、自分の何もなさが際立っちゃってつらい。


僕は今、地方の30代後半のサラリーマンで妻あり・子供なし・アパートを借りて生活している。

事務系の社員なんで収入は一般のサラリーマンより多分だいぶ低いと思う。


Facebookなんかでクラスメイトの記事を見ると、子供誕生や成長に幸せを重ねたり

マイホームを手に入れたり、中には東京にオシャレなレストランオープンさせてたり…


それに比べて、僕は何の話題ない。

比較したってしょうがない」って言い聞かせるんだけど気持ちが晴れない。

その人たちの努力の結果だとはわかっている(つもり…)

自分は確かにその人たちほど努力してこなかったかもしれないけど

じゃあ「どこで間違えて、どうやり直せば変わるのか」なんて、ぜんぜんわからない。


こんなこと書いてる時点で、お前はダメだって批判はわかるんだけど

ココに吐き出させて下さい。

2013-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20131202191432

金が無いから誰も買わないんだって話に対しては「昔だって金はなかった。だが人々はローンを組んだ。そこまでしてでも昔は買ったのだ」という反論も聞かれる。

これも視点が一つ抜け落ちている。

昔は終身雇用制があり、一度雇用されてしまえば60で定年になるまで給料が絶えることはなかったし、金額も年々上がっていくものだった。だから安心してローンだって組めた。

今はそんなものはない。若年層はやっと入社した会社で日々「会社の業績悪化」による首切りに怯えている。上がることのない給料額に絶望し、未来を悲観している。こんな状態でローンなんて恐ろしくて組めないのは当たり前だろう。ローンを組んで買って、完済する前に会社が潰れたら? 首を切られたら? それに対する回答なくして、「若者の車離れ」は収まることはないだろう。

おそらく十数年後、その「若者」が家庭を持つ時期になって、同じ構図で今度は「マイホーム離れ」も始まるだろう。自分が数カ月後にどうなっているかからないのに、何十年もかかるローンなど誰が払うだろうか。

300万の「若者向け自動車」を発表してドヤ顔している某有名自動車メーカー社長に告ぐ。

本当に若者に売りたいなら、お前の所の期間工が買える価格帯の車を出せ。

2013-11-03

高2だけどSNSにつかれた。

タイトルで内容がわかっちまうけど、そのまんまの意味


SNSにつかれた。(ここでは主にtwitterを指す)


これは俗に言う「SNS疲れ」ってヤツだよ。うむ。



結論を言うと、学生SNSなんて必要ないって事。


高校生の"つぶやき"の内容ってなんだと思う?すげぇくだらないよ。


意味の無い事をつぶやく」これがtwitterなのかもしれない。でもさ、見ている方はイライラするわけよ。



簡単に言うと、↓のリンクに書いてあることが俺のTLの99%を占めてる。


Facebookで「ウザい」と思われてしま投稿の特徴7つ

http://rocketnews24.com/2013/10/24/381143/



"facebookで"って書いてあるけど、twitterでも言えるよね。

その中でも俺が激しく同意したものをあげる




引用ここから)----------

1.「オレってすごいんだぜ」自慢

【特徴】「オレって結構いい生活してるんだぜ」自慢をする内容

【例】「来週からハワイに行ってきまーす!」「ついに手に入れたマイホーム。今週末に引っ越しです」


5.突然始まる「オスカー受賞スピーチ

【特徴】特に誰かに向けられているわけではないが、あふれる愛と感謝メッセージを書く。

【例】「わたしの人生に関わっている全ての人に、心から感謝していますあなた達のサポートのおかげで、多くの困難を乗り越えることができました」


6.当たり前すぎる意見

【特徴】何か大きな事件が起きたときに、決まりきった感想意見を書く。

【例】「自由のために闘っているエジプトの人々のことを心から思っています」、「オバマ仕事にはがっかりしたけど、再選されたことは嬉しい。次の任期に期待したい」

引用ここまで)----------




いやー、もうほんまイライラするねん。


食べた食品自慢とか「**なう」とかウザいんだって


まり自己満足の塊。

そんなつぶやきを見ても「は?だから何?」としか言いようがないんだって




少しネットの怖さを知って欲しい。


ツイキャスとかやってるヤツいるけど、それ見れば簡単に家特定できるから

プロフィール見ればバイト先も学校も分かるから


学校先生がお前のツイキャス見てるかもしれないじゃん。

もし炎上ネタ放出したら学校電話されたりするじゃん。

2chスネークされてプライバシーが丸出しになるかも知れないじゃん。




...そんな事をさっきまで考えてた。


こんなことを僕が書いている理由は、昔ネットで問題を起こして、知らない人(たぶん2ch民)に学校

電話されたからです。


この文章を見てもみんなは何も感じないだろうね。

僕が世間からズレているのだから







最後に、稚拙な文章で申し訳ありませんでした。偉そうなこと言ってサーセン

高校2年生って事で、そこは多めにみてくだしあ

2013-10-10

しあわせについて

とある男の子が小さかった頃、従兄弟のお兄さん達が家に遊びに来ていた時のおはなしです。

男の子ファミコンをしていたら、お兄さん達が言い合いをはじめたのです。

「お前はいいよな。勉強が出来たからイイ大学入ってよ。そんでイイ会社入ってよ、綺麗奥さんつかまえて子供まで出来ちゃってよ・・・文句なしじゃねーか」

と髪の長い方のお兄さんが言いました。

このお兄さんは何してる人なのかわからないけど、しょっちゅう旅行に行ったりして、お土産を買ってきてくれたり面白い外国の話をきかせてくれるから

男の子は好きでした。

「お前のほうが羨ましいよ!好き勝手に行きたいとこいけるし、嫁の愚痴を聞かされる事もないし、子供の将来とか・・なにより何にもしばられてないじゃないか

メガネをしているいつもキチッとした恰好のお兄さんが言いました。

このお兄さんはお母さんがゆうには『おカタイ仕事』をしてるらしいです。男の子にはよくわからないけど、家に来た時に宿題を教えてくれたり、

むずかしいことを優しく教えてくれるから好きでした。お小遣いもくれたりしたそうです。

「いやいや何言ってんだよ!俺だって将来の事とかどーしよーか悩んでんだよ。いつもいい仕事あるわけじゃねーし金がなきゃ旅もできねーし生活だってギリギリだぞ!

嫁さんだってほしいしよ・・・お前は幸せだよな。俺には無いもんばっかり持っててよ。」

と髪の長いお兄さんが言い返しました。

「お前こそ何言ってるんだよ!嫁がほしいって正気か?自由恋愛バンザイとか言ってたくせに。だいたいしょっちゅう恋人が変わってるじゃないか

外国に行くたびに素敵な女性と仲良くしてるようだが、なぜお前は女性モテるんだ?お前より幸せな男はいないだろう。」

メガネのお兄さんが言い返します。ちょっと怒ってるみたいです。

「いや俺は生涯の伴侶を求めて旅をしているのさ。お前にはもう見つかってるじゃないか!お前が幸せだろう!

あと今度マイホームとやらを購入するらしいな?なんてブルジョアなんだお前は。」

ブルジョアだと?ふざけるな!何年のローンがあると思っているんだ!?そのためにお前のように何ヶ月もの海外旅行など出来ないんだぞ。

あと何が生涯の伴侶だ!お前にその気などないだろう。次はいったい何処の国で自由恋愛とやらをするつもりだ!」

二人のお兄さん達はだんだん声が大きくなっていきました。喧嘩になってしまいそうな雰囲気です。

それからもしばらく二人は言い合いを続けていましたが、男の子にはよくわかりませんでした。大人の話だったからです。

「ある国では日本と違い、国民に対してウンタラカンタ・・・

「今度会社の体制が変わり上司がいうにはウンタラカンタ・・・貿易におけるウンタラカンタラ」

「お前みたいに勉強が出来て会社づとめしてりゃ今頃おれも人並みな生活が・・」

大学勉強ばかりで就職もすぐに決めてしまった。あの時のお前のように他の選択肢・・・

などとお兄さん達はしばらく言い合いをしていましたが、疲れてしまったのか急に静かになりました。

そして二人同時につぶやいたのです。

  

「あーあ お前が羨ましいよ」

「あぁ・・・お前が羨ましい」

  

男の子ファミコンをしながらなんとなく聞いていました。そしてこんな事を考えていました。

『髪の長いお兄さんは、お金がないとか文句を言っている時は不機嫌な顔をしてるけど、お金が出来て旅に行く前とか、

帰ってきた時はすごいニコニコしている。おみやげをくれる時とか外国の話を教えてくれる時はとても楽しそうだ。

なんだかちょっと威張って話す時があるけど、幸せなんじゃないかな?』

メガネのお兄さんは一人の時いつも難しい顔をしているけど、奥さんや子供と一緒にいる時はニコニコしている。とても優しそうに見えるし、

奥さんのいいところを話す時とかデレデレしちゃって、子供の話とか何回も自慢するし(パパって呼んでくれたとか)めんどくさい時もあるけど、幸せなんじゃないかな?』

『そしたらボクはどうなんだろう。ファミコンをしてると楽しいし、いつもはお兄さん達から、お前は子供からとか、子供にはわかんないよとか言って

相手にしてくれないけど、ファミコンの事になるとボクのほうがくわしいんだ。お兄さんが知らない隠れキャラの事も知ってるし、僕のほうが先の面までクリアできるし、

シューティングゲームだってボクが一番高得点をだせるんだ。お兄さんたちもスゲーとかお前うまいなーとか言ってくれる。』

ファミコンをしてる時ボクは得意なきもちになれる。世界を救える事だってヒーローにもなれる。お兄さん達にはできないんだ。ボクが教えてあげたりもする。

新しいカセットを買ってもらえる時なんて最高だ!そうゆう時とても楽しいニコニコするし、だからボクはしあわせなんだとおもう。』

『でも学校の行ってる時のボクはどうかな。給食の嫌いなもの残せないし、勉強も難しいし、テストもあるし、宿題だって毎日やらなきゃいけな・・・

とここまで考えて男の子は重大な事に気づいてしまいました。

「あっ!」

男の子は大きな声をだしました。

二人のお兄さんはびっくりして男の子の方に目を向けます

「どうしたんだ急に?」

メガネのお兄さんが聞いてきました。

「な なんでもないよっ。ちょっとワンナップ取れなかったか・・・

男の子はモゾモゾと答えました。

「ほんとにお前はゲームが好きなんだなぁ」

髪の長いお兄さんはニコニコしながらそう言いました。

男の子はそんなふうに答えましたが実は重大な事を思い出してしまったのです。

『ど どうしよう・・・明日宿題全然やってないや。どうしよう昨日だって宿題しなかったか先生に怒られたのに・・・算数ドリルから大丈夫かな。

すぐ終わるかな。・・・ドリルかぁヤだなぁ・・さんすう嫌いだなぁ・・・

『ん?・・・あれ?そういえば算数テストって明日じゃなかったけ??・・・どうしよう大変だ。宿題よりもテストもあったの忘れてた!

この前のテストでお母さんに怒られたばっかりなのに・・・どうしよう。どうしよう。』

男の子だんだんお腹が痛くなってきました。でもファミコンをやめようとはしません。

その時でした。

町内会に行っていたお母さんが、お友達のおばさんを連れて家に遊びに来たのです。

男の子ゲームも気になるし、何よりテスト宿題のことで頭がいっぱいになりながらも、ゲームポーズにしておばさんに挨拶しました。

こんにちは

男の子が頭だけを向けてペコっ挨拶しました。

それを見たおばさんが開口一番こう言いました。

こんにちわ。あら?またゲームをしているの?好きなのねぇ・・・なんで子供ゲームばっかりしてるのかしら?ゲームっていったらウチの息子もなのよ。

本当にどうやったらやめさせられるのかしら?ウチの主人に言ってもなんにも言ってくれないし。そうそ町内会のあの奥さんのところの坊やもそうなんですって。

ほんとにねぇ~どうなのかしら。そうだアナタ町内会といえばお隣のゴミの問題どうするの?いやねえ~なんで私達が当番なのかしら。

ほんとにもう色々やらなきゃいけない事があって大変!そのてん子供は良いわね~ほんとに。幸せよねぇ~。羨ましいわ。私達も子供に戻りたいわよねぇ」

まるでマシンガンです。

男の子はびっくりしてしまいました。

お母さんとお兄さん達は、ちょっと困った顔をしながらも、にこにこ話を聞いていました。

まだおばさんの話は続いていましたが、男の子には聞こえていませんでした。

なぜなら男の子は怒っていたからです。おこりながらこんな事を考えていました。

子供がうらやましいだって?なんておかしな事をいうんだ!おばさんにはテスト宿題もないじゃないか毎日眠くても学校いかなきゃいけないのに!

学校掃除当番だってあるんだぞ。給食だって大変なのに。それなのに子供がうらやましいだって全然おばさんはわかってないよ。

それにボクは知ってるんだ。おばさんなんかいつもテレビ見ておせんべい食べてるだけじゃないか。お昼にゴロゴロしてるって言ってたの聞いたことあるんだ。

それにおばさんの飼ってる猫とお昼寝してるとこだって見たことあるんだ。そうだ!うらやましいといえば猫だよ!

アイツなんか一日中ゴロゴロしてるじゃないかゴロゴロしてるくせにボクにはお腹を触らせてくれないんだ!』

男の子は口には出しませんでした。口にすると止まらなくなるし、何よりお母さんが怒るからです。

男の子はだまっておこりながらまたファミコンをはじめました。

でもそろそろやめようかとも考えています

なぜなら宿題テストの事を思い出した時からお腹が痛くなっていたからです。

トイレに行こうかどうしようか迷っていたのでした。

それともう一つファミコンをやめようと思った原因は、お母さんがそろそろあの言葉を言う予感があったからです。

「ねー?宿題はもうやったのー?」

あんのじょう台所からお母さんの声がしました。

なぜかおばさんまで宿題大事よーとか言ってケラケラ笑っています

「うん・・今やろうとおもってたんだよ」

男の子はモゾモゾと答えました。

ここですぐにファミコンをやめないとヒドイ事になるのを男の子はわかっていました。

お母さんは怒るとこわいのです。

言うことを聞かないとファミコンの命が危なくなることもありました。アダプターを捨てられたりしてしまうのです!

ファミコンのためにもお母さんに逆らってはいけないのです。

ファミコンの電源を切りながら男の子は考えていました。

『あーあ。ボクはぜんぜんしあわせなんかじゃなかったんだ。お腹も痛いしファミコンもできないし、宿題テスト勉強までしなきゃいけない。不公平だよ。

猫はゴロゴロしてても怒られないのに!どうしよう宿題テスト勉強の両方なんてできっこないよ!

どっちかしかできなかったら結局お母さんに怒られちゃうじゃないか

『ボクも猫に生まれたらよかったのに。・・・でもファミコンできなくなっちゃうかな。それは嫌だな。だったら人間のほうがいいかな。』

『そういえば猫って何十年も生きてたら化け猫になるんだっけ・・・テレビで見たかも。そしたら人間に化けられるんじゃないかな?

ネコ娘だっけ?あれみたいになれるかな?そしたらファミコンもできるじゃないか!すごいぞ!』

男の子自分の考えに夢中になって、ボーっとしていたみたいです。

「ほらぁ~グズグズしてないで早く宿題やっちゃいなさーい」

またお母さんの声が台所から聞こえてきました。

「はぁーい」

男の子は返事をしながらファミコンを片付けはじめました。

その様子をお兄さん達がニコニコながら見ています

お母さんもおばさんもニコニコ微笑んでいます。  

  

ファミコンを片付け終わった男の子はまだ考えています

    『いいなぁ猫はしあわせそうで』

2013-09-20

空き家問題って、まだまだ業者の狩場なんだよな

まだ表面化してないから良いけどさ、

そのうちリフォーム詐欺と同じく社会問題になるだろうから愚痴らせてくれよ

空き家」って、要は「住宅として価値の無い土地」と同義だから

まず、「空き家」の整理から

自治体が頭抱えてる「空き家」は、所有者が何するつもりもなく放置されてる家な。

賃貸に出すとかじゃなくて、そもそも放置してる。完全なあばら屋。

不動産屋がなんかしようとする「空き家」ってのは、所有者は貸す意志だけはあるけど、

馬鹿から値段下げてないヤツな。建て替えるカネがないとかも同じ。

これって、完全に別物だから

一緒にするとややこしいから、「放棄家」と「空き家」って呼ぶな。

放棄家」の問題から

まず簡単な方からな。

一人暮らしジジイがボヤだして、老人ホームに突っ込まれたとするな。

まあ、日本は豊かで医療技術も恐ろしく高度だから、ハッキリ言ってなかなか死なねえ。

すると、その爺が額に汗して働いてやっとこ建てたマイホームってやつは、空き家になる。

老人ホームに突っ込まれるくらいだ。

子供が居ても没交渉だったり、まあフツーは子供にも子供(孫な)がいて、そっちも別にマイホーム建ててる。

するとだ、

「ワシの家だ!」とかジジイ血圧上げなくても、フツーは維持する。そもそも相続してねえし。

つうか、放置されるわけだな。十年単位で。

ハッピーなケース

んで、ある日ジジイが天寿を全うする。喜寿も超えてりゃ大往生だ。

するってえとだ、30で建てて50でちょいと手直しして、そっから20年近くたったボロ屋が残るわけだ。

繰り返しになるが、相続する子供ってのはこの時点ですでに「自分の家」ってのを持ってるのがフツーだ。

するとどうなるか。

駅近だったり都心だったりするとだ、そもそも爺が死ぬから不動産屋だのデベロッパーだのが日参してる。

土地活用じゃなくて、売ってくれって言ってくるわけだわな。

面倒だろう俺らが全部やるから金に変えちまえよ使い勝手いいぜ金、と言うわけ。

まあ嘘じゃない。

当たるとはかぎらねえし、素人が下手に手を出してやけどするよりゃエエがな。

これはまあ、言って見れば土地新陳代謝ってやつで、ジジイと一緒に輪廻転生するというわけだな。

こりゃ問題ない。というか、実にハッピーなケースだ。

アンハッピーなケース

で、だ。

アンハッピーだとどうなるかっていうと、これがどうにもならない。

ボロ屋はある。潰すにゃカネがかかる。さら固定資産税は6倍に跳ね上がる。

「は?お義父さんのボロ屋、解体お金かけた上に、今2万の固定資産税12万になるの!?更地にするって馬鹿じゃないの!!」

まったくもってごもっとも。

馬鹿しか更地にしねえんだわ。ご近所の目?そもそも住んでねえし。

んでまー、こういう場合でも子供世間体を気にしたり、真っ当に相続してりゃまだやりようもある。

近所が不安がるし解体費用は出すから潰してくんね?と役所から人が来りゃ善処はするわな。

じゃあ、ジジイとムスコの関係がアンハッピーだとどうなるか。

複雑な相続関係とか、そもそも何処住んでるか判らねえとか、3人が均等に相続してたりとか。

こういうのにぶち当たるとだ、もうしちめんどくせえから生活笑百科仁鶴師匠にまあるく収めてもらえ

って言いたくなるくらい人生機微を堪能できる。

(つうか、価値の無い土地寄付を役所が受け付けてねえのが問題だと思うんだがな)

続いては「空き家」の問題

こりゃまあ、実は放棄家とも絡みがあるんだが、結局値付けするのが素人なんだわ。

住宅市場って、海千山千不動産屋が跋扈する魑魅魍魎世界だと思ってるだろ?

マンションだの地上げだの、新幹線が通るので原野を買いませんかなんてのはその通りだ。原野には手を出すな。

でもなー、サラリーマン大家代表するように「大家」ってのは、「素人」なんだわ。

不動産売買でも、こすっからプロのやるところってのは、流通もすりゃ売れもする。

そもそも金額がでけえからヤラカシたら潰れるわけだ。

でもな、「おやじ土地相続した」なんてボンボン不動産素人だが、値付けはこいつがする。

不動産屋もほっとく。

なんでかって?広告載せんのにちっとばかりお駄賃もらえるからだ。

バカがバカな値付けでバカったけえ家賃をだぼらに載せてるとだ、手数料がいただけるわけです。

売買も同じ、な。

ハッピーなケース

そりゃあ固定資産税もかかるわ昔住んでた思い入れはあるわって三丁目の夕日ばりの思い出の家が、

しろウワモノ分マイナスになるから300万円ですって言われてハイそうですかと手放せるクレバーガイばっかりじゃねえ。

まあ、まだ売れる土地ならやりようもある。

ちっとばかり素人値付けに付き合って、ぼちぼち焦れてきたアタリで買い手に「こりゃ交渉すりゃ下がりますって」って言いつつ

段階的に値段を下げさせる。結局、フツーの値付けに落ち着いてまあまあ値引きさせつつ円満に取引を完了する。

賃貸も同じだあな。

そこそこ近所と同じ家賃になって埋まるってのがフツーのケースだ。

アンハッピーなケース

誰がそのアパートに住むんだ仕事もねえのにか?

って処にアパート建てちまったりするとだ、まー不幸だな。

まあでもこりゃ判りやすい方のアンハッピーからまだ判る。

建てちまった農家ジジイだってわかってんだ。自分地方が衰退してるなんてのは。

イオンもこなけりゃ新幹線も素通りだ。

電気もある、ガスもある、車もそこそこ走ってる。仕事は1人に1つねえ。

こりゃまあ宿命だ。

じゃあなにが判り難いかって言うとだ。

塩漬けだ。

バブル土地が高かった。あの頃の値段を覚えてると、まー手放さねえな。

しかもだ、たまには成立する。大抵賃貸だが。

すると値段は下がらんな。

しかも、前述のとおり不動産屋は別に成約しなくても困らなねえ。

どうせ人気のあるトコはちゃんと動きがあって手数料が発生するし。

意固地になった素人は、自分の値付けを改めねえよ。

閑話休題で、価格の話

よく、地価が下がれば家賃も下がるから家買っても借りてもおんなじだって話あるだろ。

あれはまあだいたいあってるけど、時差がある。

家賃ってのは、なかなか上がったり下がったりしねえんだわ。

液状化で販売価格がずどーんて下がっても、家賃はあんま下がんねえ。

これは、家の販売価格相場賃貸相場意味合いの差がデカイ。

販売価格相場ってのは、成約価格に左右される。基本的に過去の値段は関係ねえ。今が重要

もちろん賃貸相場だって今が重要だよ?

でもな、おんなじ間取り同じアパートで値段が極端に変わったりは、まあしねえ。

既にその家賃で借りてる奴が居るってのは結構強力な意味を持つ。

業者の狩場たる、「空き家」問題

相場にゃ今が重要って話したな。

売買においては、それは絶対だ。

でもな、その話を素人はききゃしねえ。

3年前に2000万でマンションが売れたって聞きゃ、同じ値段で売りたいと思うのが人情だ。

でもな、お前のマンションより駅近に2500万の新築マンション建っただろ?だれが買うんだその中古

かくて新しもの好きのハッピーアツアツ新婚家庭は新築を求め、微妙中古売れ残り空き家が問題と相成りました。

結婚指輪質屋で買って新婚旅行熱海に行った家庭だけが石を投げよ。

否定はしねえよ。中古ランドセルを買う親は賢いんだろうが、子供の心にシコリは残る。

そのシコリは単なる幻想だが、幻想ってのは集団圧力が形作る。

そして、新築住宅ってのは一定以上の需要がある。便利な土地にゃ限りがあるが、古い建物は取り壊せる。

正直、「土地」は減る

ま、土地は減らねえな。

不動産屋にとって「土地」と呼べる「土地」が減るんだわ。

判りやすく言い直そうか。

昭和の半ば、日本住宅公団って皮を被った国が、地方出の労働者のために家を大量に作った。

団地妻ってのは、憧れの象徴だったんだよ。団地を買ってマイカー持ってるお父ちゃんってのは、誇りだった。

まり、今は見る影もないあの大量の公団住宅は、その当時はまさに素晴らしい「土地」だった。

そりゃ、出稼ぎよりも楽だし、ガード下よりゃ快適だ。

郊外マイホームだって同じだ。

そこは(通勤は大変だが)人が住みたがる素晴らしい「土地」だった。

労働者はあふれてたし、サラリーマンもあふれてたからな。

んじゃ、今はどうだ?

かくて「狩場」は誕生する

50人しか住めないマンション100人が応募すりゃ、価格は高騰してアタリマエだ。

でも、50人も住めるマンションに30人しか応募しなけりゃ、人気のない部屋には価格は付かない。

だって20部屋余るんだもの

でも、マンションの不人気部屋20オーナーは、そんなことは判らない。

というかだ、判っても認めない、認めても言わない、言っても聞かない。

そんなところに現れる「いま空き家リノベーションして若者向けの物件にすれ(以下略)」って業者だ。

おお、ウチの物件はそこが足りんかったのか!

と、まー、ローンを組んで改装ちゃうわけだな。

いまはいいよ。

不便を楽しむみたいなモノ好き多いから。

すきま風のある和風な佇まいってのは、人気がある。蚊帳つっちゃったりな。

ただなー、これ、お大尽遊びなんだよな。

そんな世の中儲かってるデザイナーだのウェブクリエイターだのではあふれてねえよ?

どーしよーもねー土地にある空き家は、どう作り替えたってどうしよーもねー土地に立つ物件になるよ?

長い愚痴をまとめる

使い道のある「土地」に建つ「ボロ家」は、業者が狩り尽くすから存在しねえ。

使い道のない「土地」に建つ「ボロ家」は、使い道がねえ。

それは「空き家」をどう活用するかじゃねえ。「土地」をどうするかって話だ。

んでもって、人が減るってことは、「便利な土地」の基準が上がるってことだ。

「不便な土地」の自覚があるなら、「空き家」をどう活用したって無駄だ。ローンは組むな。

(まあ、役所が土地寄付を嫌がるのが問題だと思うんだよな。法律整備しろよ)

2013-09-13

http://anond.hatelabo.jp/20130913222810

俺の知り合いで30代の男で年収300万くらいで結婚してる人いっぱいいるけど

副業とか共働きとか普通だよ

奥さん会社オッパイやってたりしてるよ

普通にマイホーム買ったり、外車とかデカイ車とか買ってる人もいる

何とかなるもんらしい

2013-09-01

BookOffでタフ立ち読んだ武道家が思うこと

 当方プロフィール高校までアニオタ大学入って空手始める。とにかく強くなろうと努力する。5kgのパワーリスト付けて突き300回とか。腕立て伏せ拳立て伏せ、手首立て伏せとか。いろいろやった。というか、いろいろやれた。

 そんときモチベーションってのが、「自分は元オタだから死ぬほど努力しなきゃダメ自分の全時間を費やして、強くならないといけない」 彼女? 作ってる暇ないし(というより、ちょうどCLANNAD全盛期だったこともある、それと便座カバー

 とにかく、「武道に強くなる = 自分のすべての時間武道に捧げる(トレーニング、基礎体力の強化、などなど)だと思って、ひたすら練習やりーの、空いてる時間筋トレやりーの、ランニングやりーの。だったわけで。

 で、そうこうするうちに社会人になり。思うように練習に時間が取れなくなり。練習しなけりゃ弱くなるんじゃ、と心配になり。

 そんなときに手に取ったのがタフ(at Bookoff)死天王編。喜一が苦戦してた。しかも相手は、公務員。例え地の利があるにしろ、言ってみりゃ一般人。9時5時で市役所働いてる、一般人。それが、キー坊を、圧倒している。

 もちろんフィクションです。とはいっても、この平和なご時世。武道だけじゃ食っていけない。別の仕事やりつつ、武道も続けなくちゃ。むしろ、それでも強くなれる。

 読んでいて意外だったのは。自分の一生を武道に捧げなくても、強くなれるということ。タフではがその辺の市役所のオッサンが主人公追い詰め、軍鶏ではその辺のマイホームパパのくせに主人公が教えを乞うほどの武器術を身に着け。あるいは、一見関係ないように見えても、その実鍛錬になっているのかもしれない。

 「練習できないから弱い」ってのはもちろん未熟。「練習できないから、時間を作る」まだまだ。「自分の行動すべてを、武道に結びつける」なんだろうな、と思う今日のこのごろ。

2013-08-10

流山市若年人口流入は市役所じゃなくTXのおかげ

ネタだが、8月2日頃のネタで、

東洋経済の記事で「流山市が若年人口流入のため、市長が旗振りして地域ブランディングしている」

という記事があり、「これは凄い」的コメントはてブツイッターで溢れてた。

不動産屋の自分から言わせれば、流山市人口流入の99%はTX開業で説明が付く話であり、

それを市長の手柄にするような記事はチャンチャラおかしい。

1.そもそも、首都圏民が「どこにマイホーム買おうかな?」と検討する際に、行政サービスの充実度を参考資料にする人なんて1%もいない。

  99%は物件自体の利便性広さ価格で決める。流山市人口増えたのは都心距離の割にマンションいから。行政政策の寄与度は少ない

  それを「人口流入は市長の手柄」という記事を書くからには、「市の政策と若年人口増に相関がある」ことを、東洋経済自身が行う必要がある。

  例えば、ここ数年で流入した人に、ネット経由でも何でもいいから「なぜ流山市に流入したのか?」アンケート東洋経済が取ることだ。

  おそらく「通勤に便利」「マンションが安い」辺りが選択肢上位に来ると思うが。そのようなアンケート東洋経済実施したのか?

  「東京郊外から消えていく」の三浦展氏は、ちゃんと首都圏各地の各世代住民に大規模アンケート実施して、自説の裏づけしている。

  東洋経済流山市民にアンケート取ったり、ナマの声を取材すべきだったのでは?

  

  そういう相関関係データを挙げてない時点で、東洋経済のこの記事は「ダメ記事」である

2.そもそも流山市ホットスポット問題で有名なエリアだが、

  「ホットスポット問題が発生したから、適度な人口流入にとどまった」という側面がある。

  (因みに市のHPを見ると、3・11以降もじわじわ人口は増えている)

  多分、「おおたかの森」辺りの駅前分譲マンションに1都3県から2000人流入し、

  一方で南流山辺りの賃貸DKマンションから赤ちゃん連れファミリー放射能忌避埼玉とかに1000人流出し、

  差引1000人増、そういうイメージではないか

  もし3・11が発生してなければ、交通インフラの割に地価マンション価格)の安い流山市

  もっと人口が集中してしまい、江東区武蔵小杉みたいにインフラ整備が追いつかずにパニックになってしまったのでは?

  それ位、行政が「人口増加幅や家族構成、年代構成をハンドリングする」というのは難しい。

  「流山市の望んでる人口増加率に偶然収まっている」のが実情では?

  例えば人口密度日本一豊島区は、単身者比率ワンルーム比率が高いことに業を煮やしてワンルーム規制実施してるが、

  にもかかわらず建てられるのは相変わらずワンルームが多い。それ位人口流動は「行政の手に負えない」のである

3.ツイッター見ると「自分の街も流山市を見習え」的ツイートが多いけど、

  一般消費者向け(G To C)にアピールして人口やすのは至難。

  事業所を誘致して、雇用の場を作って、それにつられて人口が増える、という格好が王道だと思う。

  特に首都圏外の自治体は。

  一旦事業所を呼び込んで、結果的に一般消費者を増やすのだから、G To B To Cだ。

4.流山市長は「30代ファミリーの流入目指す」と胸張ってるが、バランスを考えなきゃ、

  一斉に家族が老化する多摩ニュータウンの二の舞になる

  世代バランスが取れた街造り、という観点なら、一気に街を作りこまなかった

  「山万ユーカリが丘」の方が流山市よりも遥かに参考になるし、東洋経済もそっちを取材すべきだった。

5.因みに流山市は「共働き子持ち層を狙う」とあるが、

  共働き子持ち層は湾岸武蔵小杉狙うと思う。

  どちらかと言えば専業主婦層が流山市に流入してるイメージがある。

2013-08-07

http://anond.hatelabo.jp/20130807151118

「年齢的に別れて次を探すのもしんどいから結婚するっていうのは後ろ向き過ぎでは。

結婚についてまともに話せない相手を結婚したってうまく行かないと思う。

結婚に限らず出産育児仕事マイホーム購入、親、親戚、老後とか、

夫婦でしっかり話さなきゃいけないトピックはこれから山ほど出てくる。

結婚についてまともに話せないような相手との明るい結婚生活が描けるのかな。

しろ苦労するかも。

まだ30代なら全然次も探せると思うが。

2013-08-04

家を買ってみて

住宅ローンの返済は大丈夫だけど、マンション固定費が高すぎ。

管理費とか修繕積立金とか駐車場代とか高い。。。

住宅ローンシミュレーションとかするなら最初からこの辺も入れて出しておいてくれよと思う。

こういうのを情弱って言うんだろうなと思う。

住宅ローンとマイホーム取得の諸費用

上のサイトみたいにちょっとググったりすればいくらでも注意喚起サイトとか出てくるのにな・・・

あと、35年何とかなるものだろうか。

2013-07-30

http://anond.hatelabo.jp/20130729222111

>これは、それなりの理論を入れて操作した場合、そうなる様に見えてる場合もあるわけで、

それなりの理論て、ほとんど自明理論ですよこれ。

>そんな魔法理論があって個人が簡単にできれば金持ち増産できちゃうんじゃ?

いや、別に分散してもリスクが下がって平均利益が下がらないだけで、分散しない場合より平均利益があがる訳じゃないんだから金持ちは増産できない。

>これは理解します。ただ、"従う"と言うのは仮定にすぎない。

この仮定はめちゃくちゃ弱い仮定で、株の値動きに関する情報ほとんど何も含んでいない。

からなければ「株価は誰にも予測できない」程度の意味だと思ってもらえれば。

それを仮定にすぎないなんてばからしい。

>これは観測から来るので、思う思わない、ではない。

ドリフト項の確率平均がプラスだということは、観測からくるものではない。

マイナスだと思うなら買うな、それだけの話。

>これは完全に"成功した"結果だけを見てるのであって、特に完全にランダムならこんなことは起こりえない。

ちがう、投資自体は失敗した結果もすべて含めて考えるとこうなる。

完全ランダムならほぼ確実に分散した方が得なのだが、現実は完全ランダムではなく、我々の知らない規則性があるから難しいんです。つまり、誰にも予測できないなら理論通りでいいんだけど、違法インサイダー取引とか、合法だけどいろいろ詳しい人や頭いい人がうまく予測できるから、そのぶんずれるわけ。

>例えば一株100万の株に関して分散投資しようと思えば4000万必要

それはそうですね、まあETFインデックス投信でいいじゃん。

>40銘柄くらいだと"市場効率性"の益をそれ程受けられるとは思えないな、と。

しかに、40銘柄がいいかどうかはわかりません。

>いずれにしろ100%は無いし

株に投資するよりも、突然家にかかってきた電話で勧誘された、将来絶対上場して大儲けできる未公開株に投資した方が得する可能性もないとは言い切れないが、「100%がない」ってのは無意味では。

>他の資金の運用での機会利益に大きな差がありますし、

ほかの資金の運用って何をさすんだかわからないけど、利益確率平均が相対的に高いと考えられるほかの運用方法がわかっているなら、そっちに全部使ったほうがいいんじゃない金融資産への投資じゃなくて、マイホームとか自分スキルアップへの投資だとしても同じ。

>この場合運用自体のリスクがどちらが大きいか、と言うことに大きな違いは無いと思いますので。

そういう前提なら、1円も株式投資しないほうが得だよ。1円も投資しないというのなら、正しいかもしれない。

同じくらい投資したいものがあったとき、リターンを変えずにリスクだけ下げたいなら分散投資するべきという話で、そもそも良さそうな投資先があるかどうかについては何も言っていない。

2013-07-13

マイホームを買った直後に転勤辞令

夢のマイホームを買って、幼い子どもも生まれ、家族みんなで幸せに暮らそうとした矢先、自分だけ地方海外に飛ばされる、拒否したらクビとか、発狂ものだと思うのですが…。そこまでして「終身雇用」の固執するのは本末転倒感があります。力のある人はさっさと辞めちゃえばいいですが、世の中そんなに甘くはないですし。

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/25462

散々底辺だの言われるIT業界だけど、転職のしやすさは他業界と比べてかなりしやすい方だからこの点はいいよね

2013-06-29

イオンとともに生きてちゃだめだろ

http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20130628/p1#tb

ゴンドアの谷の歌にあるもの

 国道沿いに根をおろし イオンとともに生きよう

 ユニクロの服で冬をこえ

 サブカル仲間と共にポエムを歌おう

 どんなに東京のほうを向いていても

 沢山のかわいそうなネットユーザーを煽っても

 国道沿いから離れては生きられないのよ」

そちらの皆さんは「イオンとともに生きよう」と思ってるかもしれませんが、イオンの方は「国道沿いの民と共に生きよう」とは思ってないってところがポイントの中心だと思いますよ。

ショッピングモール依存経済をつくってリトルマイホーム幻想を構築したところで、イオンの方は商業圏の人口が低下して収益が悪化すれば店舗閉鎖で撤退します。

ナウシカの皆さんたちはその場所自助努力で石にかじりついても生きていくから上のようなポエムを歌っても美しいわけですが、地方の皆さん自助努力で生きていくんですか? イオンなくなっても。現時点でも税収面で泣きついてる現状があるんではないですか?

2013-06-17

やっぱり少しでもお金はあった方が良い。

昨今、ネットお金があっても無くてもそんなに変わらないという意見をよく見る。

それは否定はしないが、言うまでもなくやっぱり少しでもお金はあった方が良いに決まっている。

私も学生の頃は本当にお金が無くて不自由だった。

社会人になった当初も年収にして240万円、まだ一人暮らしができるほどの財力は無く、親元で暮らしていた。

欲しくても買えないものが一杯あった。

10万円の買い物ですら、10回ローンで支払った。

毎月冷や冷やしながら銀行の残高を確かめていた。

海外旅行に行ったという友達が羨ましかった。

クルマなんて買えたものではなかった。

ましてやマイホームなんて夢のまた夢だった。

お金が無くて飲みの誘いを涙ながらに断った。

目上の人に奢ってもらう時も嬉しかったが惨めでもあった。

何年かして、少しずつ収入も上がった。

一人暮らしもできるようになった。

ローンで中古車を初めて購入した。

好きな時にフラッと居酒屋に飲みに行けるようになった。

少し奮発すれば20万円くらいの趣味の買い物は思い切って一括で買えるくらいになった。

今、年収が600万円弱になったが、ようやっとマンションのローンが組めるようになった。

クルマキャッシュ一括で購入した。結婚もした。

今、取り立てて贅沢をしたり豪遊をしたりしなければ、お金には困っていない。

欲を出せばキリがないが、本当に必要な衣食住、たまの飲み会、年1~2回の趣味にかける贅沢くらいなら十分捻出できる財力は備わった。

その上で言うが、「ある一定量の収入があるか無いかの差は天と地ほどある」ということだ。

その基準は人によって多少の差はあるかもしれないが、例えば今の私には年収3,000万円も必要ない。

あればあったで生活は更に安定し潤うが、今の収入で十分お金に困らない生活を送れている。

高校生の頃、欲しくても買えずに半年も我慢した10,000円の代物も、今だったらすぐに買える。

大した差には見えないかもしれないが、これは私には本当に大きな差なのだ

お金がなくても幸せだったという美談をよく聞くが、そんな事は決してない。

ある一定量のお金が無いと絶対に幸せにはなれないのだ。

あの頃の惨めな思いはもう二度と味わいたくない。

今のこの収入がある状況に心底感謝をしている。

未だ覚めぬ、総中流時代幻想

大学卒業して20年たつとわかる、終身雇用なんて、幻想だった。 - 竹内研究室日記

は、実体験とともに思い出を振り返る上品オヤジ説教なので、

居酒屋で絡まれたら、大変な時代でしたねー今もどんどん悪くなってますねーとか言っとけば良いわけだが、

ブコメが興味深い。

http://b.hatena.ne.jp/entry?eid=150492630

大学生就職希望人気ランキングを遡って見るといいよ。満州鉄道(笑)炭鉱(笑)国鉄(笑)銀行(笑)航空(笑)

このテの話題が出る際には、鉄鋼、造船、繊維などの、大量のブルーカラー必要としたが、ある時期を境に必要としなくなった産業を指すことが多かったので、隔世の感がある。

南満州鉄道実質的には"国家運営"プロジェクトであったことは結構有名だろうが、挙げられているいずれの業種も強い"国策"企業であって、官僚として中枢に入るか、実地に出て国を変えるかという、エリート選択肢しかない話題ではある。

(その意味で、件のブログ東大工学部出の連中の話なんか知らねえよ、という揶揄なのかもしれないが、夢に賭けた若者を笑うのは、自虐にしても寂しいことではある)

まあ、本題はこっちである

時代は既にもう一歩先の「普通人生結婚してマイホーム持って子供育てて…)なんて、幻想だった」のフェーズに行ってるんですけどね。この国もうダメじゃん

なのに日本社会は未だに終身雇用前提でできてるからなぁ。これでは住宅ローンも組めないし、子どもも作れない。理系研究者の方でこれだから、我々文系人間はどうやって食べていけばいいのか。

これは、ある程度は誇っていいことなのかもしれない。

一億総中流」は遠い過去の夢となっても、少なくともはてブコメントを残す人間の脳裏には、鮮烈な印象として焼き付いているわけだ。

列島改造をすすめ、基盤を整備し護送船団で企業を育て、労働組合を抑えつつ国民意識を総中流に向ける。

田中角栄音頭を取り、中曽根が完成させた「戦後日本」。

出稼ぎ労働上京へと姿を変え、地方公共事業を、都市民間企業を躍進させた。

日本住宅公団が「団地」を建て、借家ではなく「家」をという意識を持たせていった。

団地妻とは蔑称ではなく、羨望の対象であったのだ。

その意味で、「普通人生」や「日本社会」が、未だに1960年代に築きあげた幻想を基にしているというのは、

とても、とても、とても、感慨深い。

一応補足しておけば、日本終身雇用前提の社会になったことなど一度もないし、

普通人生が、結婚マイホーム子供のセットになったことも、やはり一度もない。

それはつまり残酷な言い方をすれば、

平安時代後期に「禄をもらって荘園を維持し、遊興に耽るとか既に幻想だった。この国オワタ」と言うのと同じだ。

もちろん王朝国家体制は、その制度設計を平安貴族を中心に置くだろう。

でもそれは「普通」じゃ無い。

今我々がここにいて、増田を読み、はてブコメントをしているのは、

貴族が紡ぎ、武士が駆け、商人が席巻して、軍人が靴を鳴らしたその系譜じゃない。

そのほとんど大多数は、主流ではない人達の脈々と続く人生連続が途切れなかったからだ。

子を産み育てることが楽であった時代はない。

しかし、たった一度でも途切れれば、今ここに我々は居ないのだ。

一億総中流は、「自分たちがどの階層いるか?」というアンケートへの回答からなった。

時代が下るに連れ、平均すれば間違い無く豊かに生きやすくなっている。

一億総中流という意識が、上を見ればキリがない日本を生きる中で、前向きに豊かな気持ちを持たせてくれた事は良いことだと思う。

だが、いままさに最頻値にいる人達が「昔、幻想を信じさせることで上向きにしていた時代」を「普通の事」だと思い込むことは、果たして良いことなのかどうか、僕には判らない。

2013-05-20

完成ドリームハウスにみる、家の建て方

みなさんも記憶に新しい、崖の家とガラスの家とが、あまりにも見事な典型例だったため勢いで書く。

まず、そもそもの前提として、普通場所普通の家を立てるのは、

小市民的には夢のマイホームであっても、TV的には何のオモシロミも無い。

というわけで、(ドリームハウスドリームハウスができあがるのはなぜか http://d.hatena.ne.jp/lastline/20130430/1367305630 )で挙げられているように、ドリームハウスでは概ね3パターン地獄への道が敷かれている。

崖の家

崖の家は、典型的な「無茶な立地」だ。

前記のブログでもある通り、コレが一番なんとかなる可能性がある。

立地が変態的なだけで、それ以外は普通ドリームからだ。

実況スレでも概ね「奥さんがビッチっぽいこと以外は良いな」という評価だった。

お宅訪問時の奥さんの満足そうな表情と、旦那小市民的な挙動が、末永く幸せそうで何よりだと思う。

(尚、2chでは「ビッチ≒俺達とは相容れないタイプ女性」くらいの意味

完全な布基礎だったらアレだろうが、繋いであるしキッチリ設計されている気配がする。

そしてコレが重要だが、崖の家向かって左側の家は鱗のような壁であり、正面向かいの家の駐車場には薪が積んである

まり、この辺り一帯が趣味人の家であり、外壁が杉板でもまったく浮かないことが予想できる。

伝説の「借景の家」とは異なり、この立地で海や日の出を遮るような建物を立てるのは相当に困難だ。

良い家だと思う。

何か忠告するとするなら、玄関先には紫陽花を植えた方が良い。

空き地時代には、道路沿いに見事な紫陽花が咲き近所の人の目を楽しませていたと思うので、

拘りがないなら植えといてご近所付き合いのキッカケにすると良いんでないかな。

家は独立して存在するが、地続きの周辺環境との調和で完成する。

(まあ、シーランチ・コンドミニアムを建てたいと望む施主なら、感覚で理解している気もする)

ガラスの家

ガラスの家は、典型的な「無茶なドリーム」だ。

建築家に責を求める声が実況スレにも多かったが、これは責められない。施主に問題がある(断定)

建築家の責としては(「無茶な建築家」要素が関連するが)、設計してしまった事だと思う。

つーか、ぶっちゃけどうなるかやってみたかったんでないかな。

あのガラスの家を酷評する前に、一旦ドリームハウスの事は忘れて、次のような想像をしてみよう。

(尚、風呂キッチンなどの内装も忘れて欲しい)

  1. 極小規模の美術館
  2. 建築設計事務所
  3. レストラン

どうだろうか。施設としては、無くはない形状ではある。

では、これらに共通の要素はなんだろうか?人が定常的に住まない?それはそうだろう。

一番大きいポイントは、「通常、外履きで歩きまわる建物である」というところ。

あれは、「外からやってきて、一時的に滞在して、また出て行くタイプ建物なのだ


それがよく分かるのが、床だ。

法律木造住宅の基礎の立ち上がり(地面から木を置くとこまでの距離だと思いねえ)が30cm以上と決められてるのには理由がある。

基本的には、土台の腐敗を防ぐのが目的だ。木が腐るのは湿気だ。地面からの湿気と雨水な。

まり、あの家はどう考えても梅雨時に床がシットリする。

床に直接本を重ねて置いとくと、下から波打ってきちゃうタイプ建物だ。

ただまあ、住めないわけじゃない。

普段から靴で生活するとか、ホームパーティーバンバンやったりするタイプ家族が住む可能性はある。

そもそも「床に本をおいておいたら波打った」とか「梅雨時にフローリングがしっとりしてる」とかは、経験ある人も居るだろう。

それが住環境としては致命的だ、ということじゃない。

どういうことかというと、それぞれの要素に対しては回答があるのだ。

外壁のガラスは、ビルなんかでよく見るカーテンウォール(建物を支える壁ではなく、全部とっても家が崩れない壁)だろうし、高層ビルなんてな全面ガラスってのもよくある。

平屋建ても大開口もソコソコたってるし、天井配線だってまあまあある。

それぞれの要素要素で見ていけば、ありえなくはないし、一般家庭以外ではおなじみの作りもある。

じゃあどういうことなのか。

問題は、環境にある。

番組を見ていた人は思い出して欲しいのだが、崖の家にも「大開口」は付いている。3m近い巨大な窓だ。

あれに違和感がないのはなぜだろうか。

当たり前だが、あれは風景を見るための窓だからだ。

メリットデメリットが明確で、視聴者感覚的に理解できる。

あの窓に対して、「特注だろうし割れたら高くつく」とか「夏場は暑い」とか「結局カーテンつけっぱになるだろ」なんてのはナンセンスだ。

翻って、ガラスの家はどうだろうか。

何を「見る」為の大開口だろうか。何を楽しむための大開口だろうか。

あの環境下で、あのガラスの家は、周辺の住民にとって完全な罰ゲームだろう。

ビニールハウスイチゴ栽培始めましたっていうほうがインパクトは小さい。

家は独立して存在するが、周辺環境も込みで完成するのだ。あれは、あの場所に建ててはいけないタイプ建物なのだ

一族が所有する絶海の孤島に、森を感じられる建物としてあれが建っているのであれば、なんかの賞は取れるかもしれない。

埼玉県桶川市内に建ててはいかんのだ。

家を建てるなら

周辺環境を忘れてはいけない。

蛇足

あのガラスの家をどうにかしようと思うと、相当難物だ。

もし自分があの物件をタダで手に入れて、しばらく住もうとするのであれば、レンガの塀を作ると思う。

高さ1.2mのギリギリサイズの赤レンガの塀で周囲グルっと囲み、ツル性の植物を植えて回るだろう。

芝生のままでも良いが、普通に造園業者に入ってもらって、築庭すると思う。

周辺から視線を完全に遮った上で、庭の緑を楽しむ家としてなら悪くない。

ロール網戸を付けるような建物にはなってないから、エアコン代は屋上に太陽光パネルでも載せて足しにするか。

台風の度に大事になるだろうが、ま、沖縄店舗なんかも似たようなもんだ。

水没するのは恒例行事ぐらいに思うしか無い。

正直、あの家って、紅花の咲く頃に愛人と一緒に長期滞在する別荘ぐらいしか使用方法が思いつかんのだよな……

まあ、売りに出たら愛人がいる人はご一考を。

2013-05-17

ぼくが結婚したくない理由

20代後半でほぼ平均年収くらいの収入なんだけど、結婚とかぜんぜんしたくない。

先々のことを考えてもやっぱり結婚したいって気持ちは出てこない。

 

平均年収400万として、手取りにすると280万くらい。

一人暮らしなら、家賃月8万×12=96万、生活費ほかが月7万×12=84万で、無駄かいしなきゃ年に100万ずつ貯金できるんだよね。

年利1%くらいで運用できれば、30年でも3500万貯まる。40年だと4900万。昇級一切なしで。

60歳で退職して、その後20年生きるとして、3500万を手取月収に直すと14万5千円。

年金税金で相殺されるくらいに少ないとしても、病気しなけりゃほぼ同じ生活をひたすら続けていくことができる。

 

そう考えると、結婚しないほうが安定のような気がしてくる。

別にマイホームも欲しくないし、車も欲しくない。そういうのって結婚するから必要なんでしょ?

 

この考え方の根本的な問題は、年収がこれから上がらないんじゃねーのって考えてるところだと思う。経済成長への期待がほぼゼロなんだよね。むしろマイナスを想定しちゃってる。

そう考えると、逆説的な話になっちゃうけど、子ども増やそうと思ったら経済を成長させるしかないんじゃないかな?

少なくとも、これから自分収入は順調に上がっていくんだという期待をもたせることが必要だと思う。

2013-05-13

賃貸か持ち家か

僕は賃貸派です。

だって賃貸だったら天災火災で万が一があっても引っ越せばいい話でしょ?

でも持ち家じゃそう簡単に引き払うことできないじゃん。

まぁそんな滅多に天災火災に遭うことなんてないんだけどね。

とにかく僕は何千万もローンを組んで家を買う人の気がしれない。

ローンを組んだ数十年先のことなんてどうなるかわかんないのに、よくそんな怖い買い物できるよね、と思ってしまう。

そういう人たちって、万が一のことを考えないのかな?

それともさっきの確率の話みたいに、限りなくリスクの可能性は低いと踏んでるのかな?

あと『賃貸だと最終的に自分のものにならないから』という意見を聞くが、だから何?って感じ。

自分のものになると何かメリットあるの?

住めてればいいじゃんと思うのは僕だけ?

Posted by 30代でマイホームを購入した男

2013-05-03

http://anond.hatelabo.jp/20130503075919

そうだよ。

月の労働時間が240時間だよ。

160時間残業80時間

残業代12万だよ。

柳井社員に求める最低の足切りラインというのは、凡人が残業80時間かかる仕事を定時までにできること。

プラス英語力。

守りに入らない精神

常識的でごく普通のラインじゃないか

…んなわけねーだろ。

そもそも、守りに入らない倍プッシュ中毒者がサラリーマンなんかならんし。

安定成長路線で更迭って、いつだって急成長を目指せってことでしょ。

どんなアカギだよ!

贅沢をしなければ、お金に困らない、マイホームと、妻と子供笑顔、それで満足、みたいな日本男子じゃ無理だよ。

2013-04-21

お金持ちはお金を消費しない

自分お金持ちというほどでもないが、1年経つとだいたい500万くらいずつ預金が増えていく。

そろそろ預金が4000万くらいになる。

すでにマイホームもある。ローンだが。

でも、お金使おうとは思わない。

育ちが貧乏だったから、お金使う習慣がない。

お金のかかることを趣味にはしなかった。

本とPCインターネットがあれば十分。

情報が行き届いて、みんな賢くなった。

お金を今使わないで投資すれば、さらお金が増える。

お金を消費する奴は馬鹿、清貧の思想、エコロジー、みんなお金を使わない方向。

お金を使うにはお金を持っていなくてはならない。

でもお金を持っている金持ちは、お金を消費しない。

投資する。

投資が上手くいかなければ資金を引き上げるし、上手くいけばさら格差が広がる。

アベノミクスとか言うのも、供給したお金は末端に直接あげないと効果ないと思う。

それと、お金消費・浪費した人間尊敬すること。

心のなかでは「あいつバカだ」と思っていても。

http://anond.hatelabo.jp/20130420202213

どのみち20しか収入がないなら生活保護を受けないと育児は無理。

実家に同居で家賃0なら大学費用マイカーを諦めたら大丈夫かも。

誰かが入院したり介護が必用になったら終わるけど。

生活保護も今は受けるの厳しいし、マイホームマイカーが持てなくなる。

母子家庭になって、旦那がこっそり通って生活すればなんとかなるかも?

家賃6ガス1電気0.5水道1電話0.5保険2衣1食4保育園2交通費1雑費1

慎ましい生活を一生送って誰も病気にならなければ暮らせるかな。

旦那は何も考えれない人みたいだから奥さんが尻拭いして不幸な人生になるだろうね。

2013-04-01

三十路オカマ中年の危機

はじめに。ちょっと今辛いので吐き出し。

野郎同士のおはなしです。

付き合って8年、同棲して7年になる相手がいる。家賃、その他光熱費は折半。

それなりに長く続けば、それなりにツーカーにもなり、それなりに飽きもでてきて

そしてやる事やらない、枯れた関係になる。

みんながみんなそうじゃないと思うけど、ウチはそうなった。

毎日仕事行って帰って、海外ドラマDVDをだらだらと二人で観て、寝るの繰り返し。

そして夜も一緒の布団で寝るは寝るけどそんだけ。

ミスチルの歌にあった

「つじつま合わせるように、抱き合って眠る

自分としてはまさにそんな感じだった。

かと言って別れたいか

というとそうでもない。刺激はないし、つまらない、恋人から家族としての

情みたいなものに変わりつつあって、きっとこのまま続くんだな、という安心感と、

そして永遠にこのままなのかも、というある種の恐怖を感じた。

この辺、普通カップルみたいに、結婚とか子育てとかマイホームとか

親戚とかのしがらみとか、そういうのが降りかかってきて

二人で対処していく!てのがあればまた違うのかもしれないけど。

そしてセックスレスになれば、同然、外で発散してくる。

相方はどうしてるかわからない。自分が外で遊んでる手前、相方が同じことしてても

咎める権利はないし、咎める気もないが、確実に相方自分が外で発散しているのは気づいていたと思う。

そんな時、某所で知り合ってちょくちょく会うようになった奴がいた。Aとしよう。

Aは同じ30代。身体の相性が良くて、何度やっても何時間やっても全然飽きなかった。

というか今でも身体の相性は過去最高だと思う。

Aは素朴な顔立ちだけどキリっとしていて精悍さがあった。

そしてAのモノはすごくデカくて太っとい。

恐らく今まで見た中で形も色合いも質感も完璧だった。

見てるだけで惚れ惚れした。

はいわゆる水泳体型というやつで

肩幅はがっつりあるのに腰はきゅっと細くて、

ぶら下がってるモノが一段きわどく目立っていた。

自分の手首ぐらいはあるソレを握って、じっくり愛撫して

ゆっくり確実に体の中に入ってくる感覚

根元まで入りきった時の充実感、

そして繋がったまま、Aの細い腰を

太腿でしめつけながらずーっとキスをしてると、

ほんとに幸せだと感じた。この為に生まれてきたとさえ思った。

正直慣れるまで相当痛かったが、

そんなの関係ねぇと思えるぐらい脳が痺れまくった。

体で惚れてるのか、人格を好きになったからなのか、

多分最初はマジイキを恋と勘違いしたんだと思う。

それだけならそれで、まだお互い「遊び」の範疇だった。

でも次第にAも俺の事が好きだ、ずっと一緒に居たい、早く相方と別れてよ

と言い出すようになった。始めは相手にしなかった。

誰にでも言っているリップサービスだろうと思った。

実際、自分よりAは多弁なので掛けてくる甘い言葉

額面通り受け取っても肩透かしをくらうだけだと思ったし。

でもその内、Aの事が好きで好きでたまらなくなった。

知り合った場所場所だし、お互いヤリちぎってたので、

絶対心が動く事はないと思っていたのに、

毎日でも会いたい、でも会えない、それでも会いたいけどあなたはいない。

最近の安っすい邦楽みたいな会いたい地獄に堕ち、

同棲しているので泊まりはできず、かといってAから

朝まで一緒にいたい、もっと一緒にいたいと言われ

そのストレート物言いが心の隙間にジャストミート

気づいたら相方に「別れたい」と口走っていた。

まさに「寝耳に水」だっただろう。

仕事後に呼び出しだ居酒屋

別れ話をされた相方は驚きつつも淡々としていた。

「他に好きな人ができたの?」

とっさに

「違う、ただ今の生活が窮屈になった」

と誤魔化した。

この時の誤魔化した事こそが、事実だったと今は思う。

そして、

「いつか自分から切り出すかもと思っていたけど、先に言われるとは思ってなかった」

と言って、その日は相方は元々地元民だったのもあって実家に帰った。

一人で部屋にいると、

ほんとにこれでよかったのか?

Aの事は好きだけど結局今の勢いだけで

すぐに駄目になるんじゃないか

好き好き言ってきていても、他にも男の影があるAに

若干の不信と嫉妬もあった。

相方だって始めはラブラブだった。

Aとだって結局マンネリになるかもしれない。

わざわざ同じ道を別の人と歩く意味はあるのか?

二人用に揃えてた食器や家具を眺めて

相方との思い出ががんがん頭をよぎって責めて、

その日は眠れずにずっと同じ考えがぐるぐる頭を回るだけで終わった。

結局、後日話し合って、家庭内別居になった。

30越えると1発完全別居はお互いにしんどいし…という話で。

別々の布団で寝て、相方はちょくちょく実家に帰るようになっていった。

そしてAとはますます深くなっていった。

毎日メールして会うたびに何回もHをして愛をささやき合った。

脳内麻薬ダダ漏れだったと思う。

Aは

「その内自分のとこに来てくれるまでずっと待ってる、俺ちゃんの事以外はもう考えられないよ」

自分が転勤になってもずっとついてくればいいじゃん」

自分んとこに永久就職しちゃえ」

そう言って俺に抱きつきながらさくっと寝落ちしていた。

今思うと口だけ感ありありだけど、

その時はラリっていたのもあって心を鷲づかみにされた。

Aの寝顔を撫でながら、永遠に続けばいいのに…と思った。

早くきっちり別れてAと一緒になりたい。

そう思いながらも踏ん切りがつかなかったのは、

いわゆる「オカマの勘」という奴で、

Aは俺に合鍵を渡し、俺の事は特別な部分もあるのだろうが、

いまだに他所でも遊んでる感があった。

ここ、自分の事は棚に上げまくって誉められるもんじゃないけど

本気だと言ってくるからには、その言葉に裏はないと信じたかった。

Aは転勤族だし、結局離れ離れになったり、

自分仕事をやめてまでついていった挙句

Aが他所で遊ぶようになって捨てられたらたまったもんじゃない。

結果今の生活を失うのが怖かった。

そうして打算と情とエゴで2重生活を続けた。

家に帰れば相方がいて、相方とAと、どっちにも罪悪感と後ろめたさで

薬を飲まないと眠れなくなった。

そんなある日、Aがシャワーを浴びてる間、携帯が光った。

LINEメッセ

明日は8時から○○ホテル集合で」

と出ていた。

頭が真っ白になった。

Aが寝た後、

よくない結果があるのは120%わかっていて

携帯を見た。ロックは簡単に解除できた。アタイすげぇ。

明日は8時から○○ホテル集合で」

「オッケー、楽しみ」

「まだAくんデカ○ラかな?俺の相手もよろしくね」

「もちろん、全然デカ○ラだよ☆」

こいつ、ただセクフレがいるだけじゃなく

乱パ参加してやがる……!?

ほんとになんというか、

悔しいというか悲しいというか、

アタシの事好きって言ったじゃない!とか、

そもそもちゃんと付き合ってないか

そんな事思っちゃうのも筋違いよね?

とか、

そしてゲイ嫉妬って、(てか自分だけかも知れないけど)

男の嫉妬と女の嫉妬が入り混じってほんとに醜い。

皆に取り合いになってるであろうデカブツ

色んな野郎をブッ挿して気持ちよさげにヤリまくっているのを

妬ましく思う男としての自分と、

誰にも渡したくない、独占したい、アタイの恋路を踏みにじりやがって!氏ね

というオンナの情念丸出しの自分

Aに対する怒りや失望自分自身のエゴ自己中毒でとにかく吐いて吐いて吐きまくった。

Aに言えば携帯見た事がバレる、

かといって言わずにいるのも到底無理。

そんなモヤモヤ全開でもAは相変わらず

かい子犬みたいな態度で俺に懐いてくる。

そんな状態の時ですら、Aの事を可愛いと思う自分がいた。

しばしお茶を飲み、だらだらとテレビを見て

耐え切れずに、

Aにそれとなく他の奴と遊んでいる事、

今夜妙な集まりに参加するつもりなら

やめてほしいと訴えた。

Aはもちろん知らばっくれた。もうこのばっくれを

見切れないオンナは女失格!てくらい解りやすいばっくれ方で。

そもそも俺も男なので、男の嘘の付き方は解っている。

負けるわけがない戦いなのだ

携帯を見た事を言えば、確実に落ちる、

しかしそれは自分の信頼も下げる。

このまま関係を続けるのなら、

安い嘘にのっかるのもひとつの答えではある。

ほんとに心中せめぎ合いだった。

でも、

「ずっと一緒にいようね」

「何十年たってもこうしてたいね

Aとのセリフ本心が込められている、

本心であってほしいと思っていた俺は、

Aを許せずに携帯を見た事をぶちまけた。

結果、Aはだんまりを決め込んだ。

このまま責めてもしょうがないとその日は帰った。

正式に付き合ってる訳でもないし、

口うるさく咎める資格もないか…と思った。

実は他にもAのヤリチン疑惑を裏付ける事があった。

俺とは使わないハズのゴムがなぜか買い足してあり、

その使用先を不審に思った俺が問いただした。

その時は、

「もとからあった物だよ」

最近擦れて痛いからどうしてもの時は使えるし」

と言っていた。

今思えば

「アンタバカ?」

級の言い訳だが、

別に俺とは使わないんだし、そんなもんあると他に使ってそうで嫌だから捨てて」

「だったら相方とは早く別れてよ」

「ならゴム必要いから今すぐ捨てろ」

ほんっとに糞下らないゴミの掛け合いみたいなケンカだったが、

Aと一緒にいる心地よさが捨てられずなんとか収めた。

そして乱パ疑惑の後日…

Aが家の近くまでやってきた。

Aはなにか問題があって自分が渦中に立たされると

言いたいことがあってもフリーズしてしまうようで、

メールでの長文攻撃にも的外れな答えや短文で

計算なのか天然なのか

火に油を注ぐタイプだった。

でもその日はゆっくり

A自身の考えと、俺の気持ちとを話す事ができた。

Aは自分の事は反省してる、でも俺ちゃんは結局相方とまだ住んでるし、でも俺ちゃんともっと一緒にいたい。

そして、むしゃくしゃして結局乱パは行ったけど、結局何もする気にならずに帰った。

普通ここは嘘でも行ってないゆうし、そもそも行かないよな…)

でも携帯を見られた事は許せないし、信用が回復するのにしばらくかかると思う。

一瞬?

と思ったが、こちらにも元々の立場や非があるので

携帯を見た事は心から反省し、もう二度と見ないし、見たくもない。

と謝った。

その上で今の状態で相方ときっぱり別れて、Aと…てのはない、と。

ここで本来ならお開きにするべきだったのだが、脳内麻薬は恐ろしい。

Aとの蜜月に心身ともにやられていたので

関係を続行することになった。

Aの事も好きだし、男癖悪いけど、治してくれるだろう。

俺とAとお互いに信用回復したら、

ちゃんとしようね、と。

ほんとバカ。キング・オブ・ザ・バカ。

バカに付ける薬が仮にあっても効かないレベルのバカ。

それからはしばらくはほんとに楽しかった。

旅行にいったり遠出して買い物したり、鍋をしたり、

正直もう相方とは同居してるだけなもんだった。

気の置けないルームメイトと化して数年たっていたので

「アンタアタシの化粧水勝手に使わないでよね」

「それ言うんだったらアンタもアタシの洗顔勝手に使ってるじゃん」

「また流行モン買って、結局すぐ着なくなんのに勿体無い!」

ほんとにチンコついてるのあんたら?

ハッピーマニア生活になってたし。

無論相方フクちゃんで俺がシゲである

つか男相手にオネェこいた時点でその恋は終わらせるべきですね。

兎にも角にもしばらく妙なバランスを保って続いていた。

年が明けて、しばらく経った頃

地元のカマ友達と集まることになって上京した。

カマ友が集まれば、無論話す事は男の事。

いわゆるテレビで見るオネエ系ではなく

パッと見は普通の兄ちゃんの集まりです。

無駄筋肉質ではあるが・・

そんなオカマ集団がある出会い系アプリをいじりながら、

あーでもないこーでもないとキャッキャ言い合うという

一般の方からしたらおぞましい光景の中

久々の旧友とのガールズトークを楽しんでいた。

俺も件のアプリはいれないの?

友達に聞かれたが、覗いて見るのは楽しそうだけど

色こいてる相手がもし乗ってたらショックだから

と話していた。

そんな中、帰りの新幹線

せっかく上京したんだし、試しに覗いてみたい欲にから

アプリをDLしてみた。

まぁ驚く事はなく、普通ーに色々な人が色々な事を書き連ねてアピールしていた。

そして降りるべき駅に近づいた時Aを見つけた。

友達募集・気軽にメッセどうぞ!凸」

とあり半裸で顔をトリミングした状態でポーズを決めていた。

二人で行った海で俺が撮った写真で。

明らかにどーいう友達募集かアリアリと解るやり方で。

とっさにAにそのページからメッセを送った

「こら、何してんの?」

次の日

「俺ちゃん?」

めまいがした。

次の日、お土産を渡すべく

Aと飯を食べながら詰問した。

出会い系やってるのも嫌だし、あの画像、あの文言はなんなんだ、と。

Aが言うには別にメッセが着ても返信しないし見てるだけだし

実際会ったりとかはしてないから!信じて!

ただの息抜きに見てるだけ!

との事だった。

その上で俺ちゃんはもうそのページ見ちゃ駄目!

と。

もう腰がくだけ落ちそうだった。

そして

「じゃあ俺ちゃんは元相方に俺の事紹介できるの?」

ボールを打ち返してきた。

やましい事があるからこそ痛い所をついてくる。

結局、見ちゃったもんはもう見ちゃったんだから

載せるのやめるかせめて画像とか変えて。

じゃなきゃ俺から閲覧できないようにブロックしてよと言い合うと…

ほんとにブロックしやがった。笑

今までAが遊んでるっぽい事実をつつくと、いつもAは俺の事を悪魔!といって攻めていた。

いつまでもちゃんとしてくれない。どうせ俺ちゃんは自分のこと好きじゃないんでしょ!と。

正直、自分立ち位置でAに寂しい思いとかやるせない感情を抱かせていたとは思う。

俺はAにほんとに好きというならばきちんと他を精算してほしい。

Aは俺にきちんと別れてくれないなら、やりたいようにやるもん。

俺がきちんと付き合うと声高々に周りに触れ回っても

Aは絶対に男遊びを止めない確信があった。

セックスレスになろうがアツアツだろうが

絶対こいつは他所チンコを出すと。

正直遊ぶ分には甲斐性だとも思うし

解らないようにしてくれれば全然良かった。

しかし、遊び方が派手なくせに始末が下手すぎだったのだ。

隠す気があるんだかないんだか。そこだけはいつまでも素人気分。

Aとこの先続けるんならどのみち黙認しないといけない。

結局そういうスタンスで二人とも平行線だったのに

お互い見てみぬふりをしていた。

絶対どっちかが折れるだろうと。

Aに閲覧をブロックされた時、

悪魔悪魔言われていた自分の中の悪魔が息を吹いた。

「ワレなんぼのもんじゃ!」

絶っっっっ対クロ、真っ黒の癖に

俺ばっかりせめやがって!

アンタ生意気なのよ!小娘が!

完全に自分の事を棚上げ状態だった俺は

アカウント召喚という掟破りを犯してしまう。

この時まだ甘い期待があった。

言い合った手前ブロックされたけど、

きっと画像文言差し替えてくれてるだろうな☆と。

そしてやるなら別人になりきったれと

拾い画像いかにもモテ筋なプロフをでっちあげて

Aのページを踏んだ。

画像も何もかもそんままだった…

そして、それでもう見るのをやめておけばよかったのだ。

なまじイケメン画像とウケのいいプロフログインしていたので

他の奴から足跡やらメッセやらがどんどんくる。

あー、これでAから足跡きたらちょっと凹むなぁと思いつつ

Aと普通にメールをやりとりしていた。

からは、

「そんなに心配しなくても俺ちゃんしか見てないか安心してよ!」

ラリった脳にはほんとに心地よく天にも昇るその文字列。。

ふと出会いアカウントに目をやると

から足跡をすっとばして

「ヤリたいす!」

まさに高低差キーン

今まで、こんなに脈をうった事があるか?

というぐらい心臓が爆走した。

胸は早打ちなのに手足が冷たくなっていくのを感じながら

なぜか返信していた。

「いきなり積極的ですね」

A「すっげえタイプど真ん中なんで!」

あはは、そっかー」

A「よければ会いたいす!」

「いつ頃が都合いいん?」

A「今夜とかどーすか?なーんて。土日祝休みです」

「さすがに今夜は急だなぁ」

A「俺んち、○○駅近くなんで、□□さんちか俺んちでヤロ!」

あはは、とりあえず今日のところはもう休みますね」

A「あい、わかりましたおやすみなさい!」

なに軽くヤリメッセ楽しんでんの?

!?

さっき俺しか見てないよ!

って書いてた人だよね????

「ああ、やっぱりこういう奴だったんだよ、だから言ったじゃん…」

頭の中でドヤ顔のもう一人の俺。

禍々しい嫉妬に狂った馬鹿なオンナの見本だった。

女性の方ごめんね、例えだから

Aにどう言えばいいのか、そもそも知らなくていいことをほじくったのは自分

でも俺と平行してヤリメッセを送っていた事実をなかったことには絶対に、絶対にできない。

目をつぶれば、まだしばらくAとの甘い生活を満喫していける。

かといって裏でのAをこれでもかと思い知らされた。

いくら俺の目の前のAが大好きで心地よくても

これだけ揃うともう、押さえ込むことができなかった。

世の中には心と下半身は別って男は沢山いる。

自分だってその類にはいるだろうし、それを責める気はない。

人は単純じゃない。絶対的に清いままの人なんていない。

頭では解っているつもりだった

でもやっぱり人間自分には甘い。

Aはそうじゃない、と自分自身に思い込ませていた。

自分のしてる事も揃った証拠も知らぬ存ぜぬでねじ伏せて

とっくの前にお互い遊びスタート関係だということを忘れて。

それでもAは俺がはっきりしないか

ほんとに息抜きで、最悪、魔がさしたとしてもそれぞれ1回限りだろうし!

ほんとにパンチドランカーな考えで自分を諌めAに会いにいった。

ベットでぎゅうっと抱き合った時のAだけがほんとのAだとまだ信じ込ませていた。

コンビニに用があるというAを置いて先にAの部屋に帰った時、

ふと

「またゴムをどっかに隠してるんじゃないか?」

と頭によぎった。

見つけたくないのに、見つけたかった。

見つけたいが見つからないで欲しかった。

前回の隠し場所にはもちろん無い。

あー、やっぱり出会い系も見てる分なら

もういいじゃん、と思いつつ

普段触ることの無い棚に目をやると

封の空いたゴムの箱があった。

数を数える。6個

12個入りなので少なくとも

6回はなにかしらで使い、

合鍵をもたしてる

部屋に連れ込んでヤッってる。。。

なんかもう全て真っ黒真っ黒真っ黒けじゃん

なーにがいつまでも一緒だ!

自分の間抜けさ加減とAの性欲の限りなさに笑けてきた。

残りのゴムを引きちぎりながら

ゴミ箱に捨てて、チャイムが鳴ったので

トイレに隠れた。

Aが帰ってきた。

ゴミ箱には気づいてない様子。

テレビを見て笑っているAに

「またゴムみつけちゃったんだけど」

とかます

「!なんで部屋さぐるの?」

「もー、あれは前からある奴っていってるじゃん」

「前回のは俺が隠した。今回のは明らかに新しいし、別のモノだった」

「そんなわけないでしょ、気にしすぎだって

「じゃあ捨ててよ」

「なんで捨てなきゃいけないの?」

(なんか書いてて腹立ってきた上に可笑しくなってきた)

そんなやり取りを続けながら沈黙が続き…

Aは寝やがった。

なんか、もう言葉がなかった。

そりゃ、たしかに、

せめる立場じゃござんせんけど?

寝るってなにさ?

いいくるめる気もないわけ?

てか寝落ちで逃げるとかわけからん

普通なら横っ面ぶん殴って

起してでも続けるんだろうけど

なんかそこまでの労力を使う気になれず

テレビもなにもかもつけっぱなしで帰った。

次の日、メール無視してると

A「明日休みのは出かけるのなし?」

ヤリチンはいきません」

A「意味わかんない事言わないで、じゃあいかないんだよね?」

「だからヤリチンとは行かないから」

A「そっか、わかった…」

Aは頑なに認めようとはせず、スルーしまくっていた。

俺への手前なのか、認めたくないだけなのか。

Aには

「もうAはやりたいようにやればいいよ」

と送った。

A「何!?どうせ言うほど俺(A)の事好きじゃないんだ!」

「だから、好きだけど、もうAは好きにしなよ、俺よりもっと懐ふかくて

猜疑心のない器のでっかい、身も心もかっこいい奴みつけなよ」

A「何を偉そうに、結局相方と居る癖に!」

相方と居る俺へのあてつけで遊んでるとは思えないし

いてもいなくてもやるんじゃんか…

もうこれで終わりかな…

しんみりしていたら

出会いアカウントにAから

「今夜遅く、会えませんか?」

もう笑った、声を出して。

Aにはなりすました事を言うつもりもなかったが、

とにかく食らわしたかった。

攻撃力最大だけど自分も瀕死を負う諸刃の剣とはこの事である

俺「言うつもりなかったけど、嫌われる覚悟で言うね。別アカウントとれば、Aのページ見られるんだよ」

A「だからブロックしろとか言ったくせに意味わからん

俺「でさ、俺の事、悪魔悪魔ってせめてたじゃん、ほんとに悪魔かもね」

俺「別アカとって、俺がなにすると思う?」

そして出会い系アカからAに

「信じられなくてごめんね」

と送信した。

しばらくAからはなにもなく

2時間ぐらいして…

A「お互い心底失望したね、もう連絡とりあうのはやめましょう。相方さんとお元気に。」

俺「結局お前の言ってた好きだなんだってこの程度じゃんかよ!」

A「はぁ?何年間も同棲してるくせに自分の事棚に上げてよく言うわ!つーかここまでするとは思わなかった。

ほんっといい性格してるね、君。」

俺「カギは置いてきたから。」

後日、

なんだかんだいって1年あまり一緒にいたのに

こんな形で急に途切れるのは辛すぎる…と

最後に会いにいった。

まだクズの脳髄に恋愛麻薬が残ってたみたい。

そして帰り道メールした。

「なんだかんだ、俺のやり方はひどかったかも。」

「知らなくていいことわざわざ知ることなかったね、ごめん。やっぱり一緒にいると心地よかった事思い出したよ」

A「自分もそんな風に思ってた。でもあの件はとにかく驚きと恐怖で。。。。」

A「しばらく時間が欲しい。」

結局Aは遊びちぎってた事も

ヤリメッセしながら俺と同時にラブメールしてたことも

なにもかもスルーなりすまし倫理違反だけを責めてきた。

Aの中では俺がきちんとしないからという大義名分だったのか?

単純に自分の性欲処理は恋愛とは別回路で、攻められる筋合いはないから?

チンポの根っこから腐り落ちればいいのに

本気で思った。

これがこないだあったクズクズの泥仕合。

これを書く前、正直まだ未練があった、ほんとに馬鹿自殺モンの馬鹿

なんか書いてるうちにひでぇ…と思えてきた。

もちろん自分が一番最低最悪糞野郎だけど。

Aの真意は結局なんだったんだろう。

ほんとに俺とずっと付き合っていく気があったんだろうか。

しかにAの俺への気持ちは本物だったと思う。

でもあまりにも下半身が別行動すきやしないだろã

三十路オカマ中年の危機

はじめに。ちょっと今辛いので吐き出し。

野郎同士のおはなしです。

付き合って8年、同棲して7年になる相手がいる。家賃、その他光熱費は折半。

それなりに長く続けば、それなりにツーカーにもなり、それなりに飽きもでてきて

そしてやる事やらない、枯れた関係になる。

みんながみんなそうじゃないと思うけど、ウチはそうなった。

毎日仕事行って帰って、海外ドラマDVDをだらだらと二人で観て、寝るの繰り返し。

そして夜も一緒の布団で寝るは寝るけどそんだけ。

ミスチルの歌にあった

「つじつま合わせるように、抱き合って眠る

自分としてはまさにそんな感じだった。

かと言って別れたいか

というとそうでもない。刺激はないし、つまらない、恋人から家族としての

情みたいなものに変わりつつあって、きっとこのまま続くんだな、という安心感と、

そして永遠にこのままなのかも、というある種の恐怖を感じた。

この辺、普通カップルみたいに、結婚とか子育てとかマイホームとか

親戚とかのしがらみとか、そういうのが降りかかってきて

二人で対処していく!てのがあればまた違うのかもしれないけど。

そしてセックスレスになれば、同然、外で発散してくる。

相方はどうしてるかわからない。自分が外で遊んでる手前、相方が同じことしてても

咎める権利はないし、咎める気もないが、確実に相方自分が外で発散しているのは気づいていたと思う。

そんな時、某所で知り合ってちょくちょく会うようになった奴がいた。Aとしよう。

Aは同じ30代。身体の相性が良くて、何度やっても何時間やっても全然飽きなかった。

というか今でも身体の相性は過去最高だと思う。

Aは素朴な顔立ちだけどキリっとしていて精悍さがあった。

そしてAのモノはすごくデカくて太っとい。

恐らく今まで見た中で形も色合いも質感も完璧だった。

見てるだけで惚れ惚れした。

はいわゆる水泳体型というやつで

肩幅はがっつりあるのに腰はきゅっと細くて、

ぶら下がってるモノが一段きわどく目立っていた。

自分の手首ぐらいはあるソレを握って、じっくり愛撫して

ゆっくり確実に体の中に入ってくる感覚

根元まで入りきった時の充実感、

そして繋がったまま、Aの細い腰を

太腿でしめつけながらずーっとキスをしてると、

ほんとに幸せだと感じた。この為に生まれてきたとさえ思った。

正直慣れるまで相当痛かったが、

そんなの関係ねぇと思えるぐらい脳が痺れまくった。

体で惚れてるのか、人格を好きになったからなのか、

多分最初はマジイキを恋と勘違いしたんだと思う。

それだけならそれで、まだお互い「遊び」の範疇だった。

でも次第にAも俺の事が好きだ、ずっと一緒に居たい、早く相方と別れてよ

と言い出すようになった。始めは相手にしなかった。

誰にでも言っているリップサービスだろうと思った。

実際、自分よりAは多弁なので掛けてくる甘い言葉

額面通り受け取っても肩透かしをくらうだけだと思ったし。

でもその内、Aの事が好きで好きでたまらなくなった。

知り合った場所場所だし、お互いヤリちぎってたので、

絶対心が動く事はないと思っていたのに、

毎日でも会いたい、でも会えない、それでも会いたいけどあなたはいない。

最近の安っすい邦楽みたいな会いたい地獄に堕ち、

同棲しているので泊まりはできず、かといってAから

朝まで一緒にいたい、もっと一緒にいたいと言われ

そのストレート物言いが心の隙間にジャストミート

気づいたら相方に「別れたい」と口走っていた。

まさに「寝耳に水」だっただろう。

仕事後に呼び出しだ居酒屋

別れ話をされた相方は驚きつつも淡々としていた。

「他に好きな人ができたの?」

とっさに

「違う、ただ今の生活が窮屈になった」

と誤魔化した。

この時の誤魔化した事こそが、事実だったと今は思う。

そして、

「いつか自分から切り出すかもと思っていたけど、先に言われるとは思ってなかった」

と言って、その日は相方は元々地元民だったのもあって実家に帰った。

一人で部屋にいると、

ほんとにこれでよかったのか?

Aの事は好きだけど結局今の勢いだけで

すぐに駄目になるんじゃないか

好き好き言ってきていても、他にも男の影があるAに

若干の不信と嫉妬もあった。

相方だって始めはラブラブだった。

Aとだって結局マンネリになるかもしれない。

わざわざ同じ道を別の人と歩く意味はあるのか?

二人用に揃えてた食器や家具を眺めて

相方との思い出ががんがん頭をよぎって責めて、

その日は眠れずにずっと同じ考えがぐるぐる頭を回るだけで終わった。

結局、後日話し合って、家庭内別居になった。

30越えると1発完全別居はお互いにしんどいし…という話で。

別々の布団で寝て、相方はちょくちょく実家に帰るようになっていった。

そしてAとはますます深くなっていった。

毎日メールして会うたびに何回もHをして愛をささやき合った。

脳内麻薬ダダ漏れだったと思う。

Aは

「その内自分のとこに来てくれるまでずっと待ってる、俺ちゃんの事以外はもう考えられないよ」

自分が転勤になってもずっとついてくればいいじゃん」

自分んとこに永久就職しちゃえ」

そう言って俺に抱きつきながらさくっと寝落ちしていた。

今思うと口だけ感ありありだけど、

その時はラリっていたのもあって心を鷲づかみにされた。

Aの寝顔を撫でながら、永遠に続けばいいのに…と思った。

早くきっちり別れてAと一緒になりたい。

そう思いながらも踏ん切りがつかなかったのは、

いわゆる「オカマの勘」という奴で、

Aは俺に合鍵を渡し、俺の事は特別な部分もあるのだろうが、

いまだに他所でも遊んでる感があった。

ここ、自分の事は棚に上げまくって誉められるもんじゃないけど

本気だと言ってくるからには、その言葉に裏はないと信じたかった。

Aは転勤族だし、結局離れ離れになったり、

自分仕事をやめてまでついていった挙句

Aが他所で遊ぶようになって捨てられたらたまったもんじゃない。

結果今の生活を失うのが怖かった。

そうして打算と情とエゴで2重生活を続けた。

家に帰れば相方がいて、相方とAと、どっちにも罪悪感と後ろめたさで

薬を飲まないと眠れなくなった。

そんなある日、Aがシャワーを浴びてる間、携帯が光った。

LINEメッセ

明日は8時から○○ホテル集合で」

と出ていた。

頭が真っ白になった。

Aが寝た後、

よくない結果があるのは120%わかっていて

携帯を見た。ロックは簡単に解除できた。アタイすげぇ。

明日は8時から○○ホテル集合で」

「オッケー、楽しみ」

「まだAくんデカ○ラかな?俺の相手もよろしくね」

「もちろん、全然デカ○ラだよ☆」

こいつ、ただセクフレがいるだけじゃなく

乱パ参加してやがる……!?

ほんとになんというか、

悔しいというか悲しいというか、

アタシの事好きって言ったじゃない!とか、

そもそもちゃんと付き合ってないか

そんな事思っちゃうのも筋違いよね?

とか、

そしてゲイ嫉妬って、(てか自分だけかも知れないけど)

男の嫉妬と女の嫉妬が入り混じってほんとに醜い。

皆に取り合いになってるであろうデカブツ

色んな野郎をブッ挿して気持ちよさげにヤリまくっているのを

妬ましく思う男としての自分と、

誰にも渡したくない、独占したい、アタイの恋路を踏みにじりやがって!氏ね

というオンナの情念丸出しの自分

Aに対する怒りや失望自分自身のエゴ自己中毒でとにかく吐いて吐いて吐きまくった。

Aに言えば携帯見た事がバレる、

かといって言わずにいるのも到底無理。

そんなモヤモヤ全開でもAは相変わらず

かい子犬みたいな態度で俺に懐いてくる。

そんな状態の時ですら、Aの事を可愛いと思う自分がいた。

しばしお茶を飲み、だらだらとテレビを見て

耐え切れずに、

Aにそれとなく他の奴と遊んでいる事、

今夜妙な集まりに参加するつもりなら

やめてほしいと訴えた。

Aはもちろん知らばっくれた。もうこのばっくれを

見切れないオンナは女失格!てくらい解りやすいばっくれ方で。

そもそも俺も男なので、男の嘘の付き方は解っている。

負けるわけがない戦いなのだ

携帯を見た事を言えば、確実に落ちる、

しかしそれは自分の信頼も下げる。

このまま関係を続けるのなら、

安い嘘にのっかるのもひとつの答えではある。

ほんとに心中せめぎ合いだった。

でも、

「ずっと一緒にいようね」

「何十年たってもこうしてたいね

Aとのセリフ本心が込められている、

本心であってほしいと思っていた俺は、

Aを許せずに携帯を見た事をぶちまけた。

結果、Aはだんまりを決め込んだ。

このまま責めてもしょうがないとその日は帰った。

正式に付き合ってる訳でもないし、

口うるさく咎める資格もないか…と思った。

実は他にもAのヤリチン疑惑を裏付ける事があった。

俺とは使わないハズのゴムがなぜか買い足してあり、

その使用先を不審に思った俺が問いただした。

その時は、

「もとからあった物だよ」

最近擦れて痛いからどうしてもの時は使えるし」

と言っていた。

今思えば

「アンタバカ?」

級の言い訳だが、

別に俺とは使わないんだし、そんなもんあると他に使ってそうで嫌だから捨てて」

「だったら相方とは早く別れてよ」

「ならゴム必要いから今すぐ捨てろ」

ほんっとに糞下らないゴミの掛け合いみたいなケンカだったが、

Aと一緒にいる心地よさが捨てられずなんとか収めた。

そして乱パ疑惑の後日…

Aが家の近くまでやってきた。

Aはなにか問題があって自分が渦中に立たされると

言いたいことがあってもフリーズしてしまうようで、

メールでの長文攻撃にも的外れな答えや短文で

計算なのか天然なのか

火に油を注ぐタイプだった。

でもその日はゆっくり

A自身の考えと、俺の気持ちとを話す事ができた。

Aは自分の事は反省してる、でも俺ちゃんは結局相方とまだ住んでるし、でも俺ちゃんともっと一緒にいたい。

そして、むしゃくしゃして結局乱パは行ったけど、結局何もする気にならずに帰った。

普通ここは嘘でも行ってないゆうし、そもそも行かないよな…)

でも携帯を見られた事は許せないし、信用が回復するのにしばらくかかると思う。

一瞬?

と思ったが、こちらにも元々の立場や非があるので

携帯を見た事は心から反省し、もう二度と見ないし、見たくもない。

と謝った。

その上で今の状態で相方ときっぱり別れて、Aと…てのはない、と。

ここで本来ならお開きにするべきだったのだが、脳内麻薬は恐ろしい。

Aとの蜜月に心身ともにやられていたので

関係を続行することになった。

Aの事も好きだし、男癖悪いけど、治してくれるだろう。

俺とAとお互いに信用回復したら、

ちゃんとしようね、と。

ほんとバカ。キング・オブ・ザ・バカ。

バカに付ける薬が仮にあっても効かないレベルのバカ。

それからはしばらくはほんとに楽しかった。

旅行にいったり遠出して買い物したり、鍋をしたり、

正直もう相方とは同居してるだけなもんだった。

気の置けないルームメイトと化して数年たっていたので

「アンタアタシの化粧水勝手に使わないでよね」

「それ言うんだったらアンタもアタシの洗顔勝手に使ってるじゃん」

「また流行モン買って、結局すぐ着なくなんのに勿体無い!」

ほんとにチンコついてるのあんたら?

ハッピーマニア生活になってたし。

無論相方フクちゃんで俺がシゲである

つか男相手にオネェこいた時点でその恋は終わらせるべきですね。

兎にも角にもしばらく妙なバランスを保って続いていた。

年が明けて、しばらく経った頃

地元のカマ友達と集まることになって上京した。

カマ友が集まれば、無論話す事は男の事。

いわゆるテレビで見るオネエ系ではなく

パッと見は普通の兄ちゃんの集まりです。

無駄筋肉質ではあるが・・

そんなオカマ集団がある出会い系アプリをいじりながら、

あーでもないこーでもないとキャッキャ言い合うという

一般の方からしたらおぞましい光景の中

久々の旧友とのガールズトークを楽しんでいた。

俺も件のアプリはいれないの?

友達に聞かれたが、覗いて見るのは楽しそうだけど

色こいてる相手がもし乗ってたらショックだから

と話していた。

そんな中、帰りの新幹線

せっかく上京したんだし、試しに覗いてみたい欲にから

アプリをDLしてみた。

まぁ驚く事はなく、普通ーに色々な人が色々な事を書き連ねてアピールしていた。

そして降りるべき駅に近づいた時Aを見つけた。

友達募集・気軽にメッセどうぞ!凸」

とあり半裸で顔をトリミングした状態でポーズを決めていた。

二人で行った海で俺が撮った写真で。

明らかにどーいう友達募集かアリアリと解るやり方で。

とっさにAにそのページからメッセを送った

「こら、何してんの?」

次の日

「俺ちゃん?」

めまいがした。

次の日、お土産を渡すべく

Aと飯を食べながら詰問した。

出会い系やってるのも嫌だし、あの画像、あの文言はなんなんだ、と。

Aが言うには別にメッセが着ても返信しないし見てるだけだし

実際会ったりとかはしてないから!信じて!

ただの息抜きに見てるだけ!

との事だった。

その上で俺ちゃんはもうそのページ見ちゃ駄目!

と。

もう腰がくだけ落ちそうだった。

そして

「じゃあ俺ちゃんは元相方に俺の事紹介できるの?」

ボールを打ち返してきた。

やましい事があるからこそ痛い所をついてくる。

結局、見ちゃったもんはもう見ちゃったんだから

載せるのやめるかせめて画像とか変えて。

じゃなきゃ俺から閲覧できないようにブロックしてよと言い合うと…

ほんとにブロックしやがった。笑

今までAが遊んでるっぽい事実をつつくと、いつもAは俺の事を悪魔!といって攻めていた。

いつまでもちゃんとしてくれない。どうせ俺ちゃんは自分のこと好きじゃないんでしょ!と。

正直、自分立ち位置でAに寂しい思いとかやるせない感情を抱かせていたとは思う。

俺はAにほんとに好きというならばきちんと他を精算してほしい。

Aは俺にきちんと別れてくれないなら、やりたいようにやるもん。

俺がきちんと付き合うと声高々に周りに触れ回っても

Aは絶対に男遊びを止めない確信があった。

セックスレスになろうがアツアツだろうが

絶対こいつは他所チンコを出すと。

正直遊ぶ分には甲斐性だとも思うし

解らないようにしてくれれば全然良かった。

しかし、遊び方が派手なくせに始末が下手すぎだったのだ。

隠す気があるんだかないんだか。そこだけはいつまでも素人気分。

Aとこの先続けるんならどのみち黙認しないといけない。

結局そういうスタンスで二人とも平行線だったのに

お互い見てみぬふりをしていた。

絶対どっちかが折れるだろうと。

Aに閲覧をブロックされた時、

悪魔悪魔言われていた自分の中の悪魔が息を吹いた。

「ワレなんぼのもんじゃ!」

絶っっっっ対クロ、真っ黒の癖に

俺ばっかりせめやがって!

アンタ生意気なのよ!小娘が!

完全に自分の事を棚上げ状態だった俺は

アカウント召喚という掟破りを犯してしまう。

この時まだ甘い期待があった。

言い合った手前ブロックされたけど、

きっと画像文言差し替えてくれてるだろうな☆と。

そしてやるなら別人になりきったれと

拾い画像いかにもモテ筋なプロフをでっちあげて

Aのページを踏んだ。

画像も何もかもそんままだった…

そして、それでもう見るのをやめておけばよかったのだ。

なまじイケメン画像とウケのいいプロフログインしていたので

他の奴から足跡やらメッセやらがどんどんくる。

あー、これでAから足跡きたらちょっと凹むなぁと思いつつ

Aと普通にメールをやりとりしていた。

からは、

「そんなに心配しなくても俺ちゃんしか見てないか安心してよ!」

ラリった脳にはほんとに心地よく天にも昇るその文字列。。

ふと出会いアカウントに目をやると

から足跡をすっとばして

「ヤリたいす!」

まさに高低差キーン

今まで、こんなに脈をうった事があるか?

というぐらい心臓が爆走した。

胸は早打ちなのに手足が冷たくなっていくのを感じながら

なぜか返信していた。

「いきなり積極的ですね」

A「すっげえタイプど真ん中なんで!」

あはは、そっかー」

A「よければ会いたいす!」

「いつ頃が都合いいん?」

A「今夜とかどーすか?なーんて。土日祝休みです」

「さすがに今夜は急だなぁ」

A「俺んち、○○駅近くなんで、□□さんちか俺んちでヤロ!」

あはは、とりあえず今日のところはもう休みますね」

A「あい、わかりましたおやすみなさい!」

なに軽くヤリメッセ楽しんでんの?

!?

さっき俺しか見てないよ!

って書いてた人だよね????

「ああ、やっぱりこういう奴だったんだよ、だから言ったじゃん…」

頭の中でドヤ顔のもう一人の俺。

禍々しい嫉妬に狂った馬鹿なオンナの見本だった。

女性の方ごめんね、例えだから

Aにどう言えばいいのか、そもそも知らなくていいことをほじくったのは自分

でも俺と平行してヤリメッセを送っていた事実をなかったことには絶対に、絶対にできない。

目をつぶれば、まだしばらくAとの甘い生活を満喫していける。

かといって裏でのAをこれでもかと思い知らされた。

いくら俺の目の前のAが大好きで心地よくても

これだけ揃うともう、押さえ込むことができなかった。

世の中には心と下半身は別って男は沢山いる。

自分だってその類にはいるだろうし、それを責める気はない。

人は単純じゃない。絶対的に清いままの人なんていない。

頭では解っているつもりだった

でもやっぱり人間自分には甘い。

Aはそうじゃない、と自分自身に思い込ませていた。

自分のしてる事も揃った証拠も知らぬ存ぜぬでねじ伏せて

とっくの前にお互い遊びスタート関係だということを忘れて。

それでもAは俺がはっきりしないか

ほんとに息抜きで、最悪、魔がさしたとしてもそれぞれ1回限りだろうし!

ほんとにパンチドランカーな考えで自分を諌めAに会いにいった。

ベットでぎゅうっと抱き合った時のAだけがほんとのAだとまだ信じ込ませていた。

コンビニに用があるというAを置いて先にAの部屋に帰った時、

ふと

「またゴムをどっかに隠してるんじゃないか?」

と頭によぎった。

見つけたくないのに、見つけたかった。

見つけたいが見つからないで欲しかった。

前回の隠し場所にはもちろん無い。

あー、やっぱり出会い系も見てる分なら

もういいじゃん、と思いつつ

普段触ることの無い棚に目をやると

封の空いたゴムの箱があった。

数を数える。6個

12個入りなので少なくとも

6回はなにかしらで使い、

合鍵をもたしてる

部屋に連れ込んでヤッってる。。。

なんかもう全て真っ黒真っ黒真っ黒けじゃん

なーにがいつまでも一緒だ!

自分の間抜けさ加減とAの性欲の限りなさに笑けてきた。

残りのゴムを引きちぎりながら

ゴミ箱に捨てて、チャイムが鳴ったので

トイレに隠れた。

Aが帰ってきた。

ゴミ箱には気づいてない様子。

テレビを見て笑っているAに

「またゴムみつけちゃったんだけど」

とかます

「!なんで部屋さぐるの?」

「もー、あれは前からある奴っていってるじゃん」

「前回のは俺が隠した。今回のは明らかに新しいし、別のモノだった」

「そんなわけないでしょ、気にしすぎだって

「じゃあ捨ててよ」

「なんで捨てなきゃいけないの?」

(なんか書いてて腹立ってきた上に可笑しくなってきた)

そんなやり取りを続けながら沈黙が続き…

Aは寝やがった。

なんか、もう言葉がなかった。

そりゃ、たしかに、

せめる立場じゃござんせんけど?

寝るってなにさ?

いいくるめる気もないわけ?

てか寝落ちで逃げるとかわけからん

普通なら横っ面ぶん殴って

起してでも続けるんだろうけど

なんかそこまでの労力を使う気になれず

テレビもなにもかもつけっぱなしで帰った。

次の日、メール無視してると

A「明日休みのは出かけるのなし?」

ヤリチンはいきません」

A「意味わかんない事言わないで、じゃあいかないんだよね?」

「だからヤリチンとは行かないから」

A「そっか、わかった…」

Aは頑なに認めようとはせず、スルーしまくっていた。

俺への手前なのか、認めたくないだけなのか。

Aには

「もうAはやりたいようにやればいいよ」

と送った。

A「何!?どうせ言うほど俺(A)の事好きじゃないんだ!」

「だから、好きだけど、もうAは好きにしなよ、俺よりもっと懐ふかくて

猜疑心のない器のでっかい、身も心もかっこいい奴みつけなよ」

A「何を偉そうに、結局相方と居る癖に!」

相方と居る俺へのあてつけで遊んでるとは思えないし

いてもいなくてもやるんじゃんか…

もうこれで終わりかな…

しんみりしていたら

出会いアカウントにAから

「今夜遅く、会えませんか?」

もう笑った、声を出して。

Aにはなりすました事を言うつもりもなかったが、

とにかく食らわしたかった。

攻撃力最大だけど自分も瀕死を負う諸刃の剣とはこの事である

俺「言うつもりなかったけど、嫌われる覚悟で言うね。別アカウントとれば、Aのページ見られるんだよ」

A「だからブロックしろとか言ったくせに意味わからん

俺「でさ、俺の事、悪魔悪魔ってせめてたじゃん、ほんとに悪魔かもね」

俺「別アカとって、俺がなにすると思う?」

そして出会い系アカからAに

「信じられなくてごめんね」

と送信した。

しばらくAからはなにもなく

2時間ぐらいして…

A「お互い心底失望したね、もう連絡とりあうのはやめましょう。相方さんとお元気に。」

俺「結局お前の言ってた好きだなんだってこの程度じゃんかよ!」

A「はぁ?何年間も同棲してるくせに自分の事棚に上げてよく言うわ!つーかここまでするとは思わなかった。

ほんっといい性格してるね、君。」

俺「カギは置いてきたから。」

後日、

なんだかんだいって1年あまり一緒にいたのに

こんな形で急に途切れるのは辛すぎる…と

最後に会いにいった。

まだクズの脳髄に恋愛麻薬が残ってたみたい。

そして帰り道メールした。

「なんだかんだ、俺のやり方はひどかったかも。」

「知らなくていいことわざわざ知ることなかったね、ごめん。やっぱり一緒にいると心地よかった事思い出したよ」

A「自分もそんな風に思ってた。でもあの件はとにかく驚きと恐怖で。。。。」

A「しばらく時間が欲しい。」

結局Aは遊びちぎってた事も

ヤリメッセしながら俺と同時にラブメールしてたことも

なにもかもスルーなりすまし倫理違反だけを責めてきた。

Aの中では俺がきちんとしないからという大義名分だったのか?

単純に自分の性欲処理は恋愛とは別回路で、攻められる筋合いはないから?

チンポの根っこから腐り落ちればいいのに

本気で思った。

これがこないだあったクズクズの泥仕合。

これを書く前、正直まだ未練があった、ほんとに馬鹿自殺モンの馬鹿

なんか書いてるうちにひでぇ…と思えてきた。

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