はてなキーワード: サラリーマン大家とは
インバウンドが回復して民泊が復活している!サラリーマン大家で大儲け!って記事見て実際にやってる人間と見えている風景が違うので少し吐き出す。
昔と今で制度で変わった点としては稼働日数に制限が付いた。結構な物件を管理していると大変だが大多数の大家には大した影響はない。
むしろ大きいのは新型コロナで所有している物件側が民泊への対応を強めたのが問題だ。要はマンションの規則に禁止が大概記載されるようになった。これで結構な大家は普通の賃貸に切り替えたり無視して続けて問題になったりしている。これから民泊OKな物件を買って準備するのは色々大変だ。
次に価格設定が難しくなった。昔はゴミみたいな物件をたくさん所有して薄利多売で回しまくるのが基本だったが日本人の想像以上にインバウンド客のしつけはなってないので今はそこそこ高額に設定して客の品定めをしている。これで厄介客の確率は50%程度までに下がったがその分他の物件との差別化が重要になった。
あととにかく参入が多くなってちょっと価格が安いからって不便な所の物件なんて目も当てられないようになった。そもそも日本人が価格と場所に不満もって借りない/買わない物件を民泊用に改造しているのだから駅近くに同じくらいの価格の物件出たらそりゃ誰も来ない。
他にももう借りられるエリアが固まってるとか糞サラリーマン大家多くて修繕積立とか全然集まらないとか借りた外国人がその部屋を更に貸すとか色々あるけど、まとめるとたぶんもう1年くらいでもう一回社会問題になってほぼ潰れると思う。今副業で大儲け!って人は早めにローン変えそう。そうしないと日本人が絶対借りない部屋だけ残るぞ。そしてインバウンド客は中国人が経営する温泉旅館に泊まるようになるよ。もう終わってるなw
(anond:20190601000848 の続き)
銀行への預金も一応は投資ということはできる。ゴミみたいな利息とはいえ一応お金は増えるし、一定金額まで元本保証されるんで。普通預金だと0.001%だったものが、定期預金にすると0.01%の金利を付けてくれる。定期預金は一定期間原則として解約しないという約束をするので少し高め。(実際には解約できるけど)
ここで出た「元本保証」というのは重要で、投資する場合99.99%くらい大丈夫というものでも元本保証されていないと元本割れ、つまり最初の投資金額より少なくしか戻ってこない場合もある。実際に、発生している。(中期国債ファンドとか、MRFとか)
みんなが大好きな株式。投資の王道だね。これは株式会社が発行する株を購入して、配当金や値上がり後の売却との差益を得ようとする投資。個人株主だとあまり関係無いけど、株主として会社の一部を所有することになるので、株主総会で役員を選任したり、経営に関する決議をしたりすることができる。一定水準に達した株式会社は証券取引所に上場することができて、個人投資家は基本的に証券会社を通してこの取引所で株を売買することになる。
債券は発行体 (国や企業) がお金を借りるときに発行する有価証券。持ってる人が自由に取引できる借用証だと思えば大体合ってる。とはいっても、今時は紙は無いことがほとんどで、電子化されてるけど。
一番知られているのは、国債だね。最近個人向けにも売ってくれるようになって、銀行や証券会社でも買うことができる。利率低いけど。厳密に言えば元本保証されていないけど、国が発行しているということで、実質的に元本保証と見なされている。元本割れしたり紙くずになったりしたときは、日本が財政破綻して債務不履行 (デフォルト) した場合なので、そのときは諦めよう! たまに外国で国の債務不履行があって大騒ぎになってるね。地方公共団体が発行する地方債も国債と似てるけど、信頼度は国債よりも低い。
あとは社債。会社が資金調達するために発行してる。有名どころだと、ソフトバンクの社債が利率高くて人気だね。格付機関3社中2社は「投資不適格」(ジャンク債) にしているけど。
これらの債券は満期まで持っていれば額面分が戻ってくるけど、それより前に債券市場で売買すると額面より高かったり低かったりするので注意。株式ほど流動性が高くないので、実際には後で説明する投資信託の形で保有することになると思う。
基本的に株式と比べると価格変動が少なく、その代わり利回りは低めの傾向。資産に債券を組み入れておくと価格変動がマイルドになるので、下落相場でも少し安心。特に国内債券はリーマンショックでもほぼ無風で、ローリスクローリターンの典型。
ちなみに、最近EB債 (仕組債の一種) というゴミ商品がよく売られているので注意。利回りが高いからといって飛びつくと死ぬ。(カジュアルに個人向けとして売られてる。)
不動産、土地や建物自体ももちろん投資の対象になる。土地やマンションの部屋を貸して、賃料を受け取るというビジネスだね。地主の家に生まれたかった。
ここ10年くらいサラリーマン大家になってウハウハ! みたいな記事や番組あるけど、個人に回ってくる物件はゴミが多いので気をつけて。スルガっちゃうよ。
普通の個人が投資する範囲だと、持ち家以外は後で述べるREIT (リート) の形で投資するのが無難。
生命保険が金融商品? と思う人も多そうだけど、じつは貯蓄機能も備えた生命保険がかなり多いのだ。とはいえ、バブル時代ならともかく現代では予定利率がゴミなのと、非常に分かりにくい。貯蓄 (投資) 部分は自分で運用して、掛け捨ての生命保険にしておくのがベスト。共済かネット生命保険で十分だよ。
コモディティとは商品先物市場で取引される農産物や鉱物資源、貴金属などの総称。歴史の文脈で「米相場で一財産築いた」みたいな話を聞いたことがあると思うけど、これはまさにコモディティ取引。ちなみに、現代では少し前に米の取引所があったけど消滅。
株式や債券のようにそれ自身が利益を生み出すわけではなく需給と思惑によって上下するのみなので、これに投資する必要性はあまり無い。とはいえ、他の金融商品との連動性が小さいので、ポートフォリオに入れる流派もあり。
ちなみに、世界的にリスクが高まると金が買われて値上がり傾向、その逆もまた同様。
つづく (かも)
ここ数年、中古1棟マンションを売りまくって荒稼ぎしてきた。素人同然のサラリーマン大家を勧誘し、通帳や源泉徴収票などの審査資料を偽造・捏造しては多額の融資をスルガ銀から引き出した。資料改竄は銀行員に指南された、と社長は言う。ウソでも高利回りの家賃収入をうたえば、3~4割の利益をピンハネしても物件が飛ぶように売れ、田舎のボロマンションでも奪い合いになった。
ところが、シェアハウス投資の運営会社の破綻を機にスルガ銀融資での不正が表面化。金融庁が立ち入り検査に乗り出す事態を招き、審査が厳しくなって改竄資料が通らなくなった。貯蓄や年収を水増ししないと、高額物件を買える客層はグンと狭まるため、取引が一気に低調になった、というわけだ。「甘い汁を吸ってきたツケですね」と社長は肩を落とす。
はてなブックマークを使い始めて、いろんなブログ、ニュースや話題を読む楽しさも味わえるようになった。
一月ほど前「ブログ・日記の人気エントリー」毎日エントリーされるブログがあるのに気づいた。
何かの記事コピペか、1日の発電量が書かれているだけ。ブクマは同じメンツが多い。
そのブログが、はてなID「hiro-aug-1st」がやっている「サラリーマン大家の太陽光発電日記」。
https://blogcircle.jp/user/riekorieko
フォロワー950、所属サークル40。すごいよ。ブックマークしてほしい旨も明記している。
フォロワーでブクマ頻度が高い人をピックアップして8月以降のブクマ数を見てみた。
8月1日から9月5日まで計81本。うち35本が発電量だけの記事。残りは新聞社サイト等のコピペ記事。
はてなID、太陽光発電日記をブクマした合計数、ブログ名の順です。URLは書きません。
Nobuyukihoshi 67ブクマ「公認会計士 税理士 星伸之のブログ」
moririnpapa 40ブクマ「もりりんパパと二匹の怪獣姫」
mileget 30ブクマ「ANAマイルとiPhoneポイントで」「iphoneのある暮らし」
tora_char 29ブクマ「おーい猫さんこっち向いて」と思われる
nekoyamafuutarou 27ブクマ「イイモノワルイモノ」
celiapagibig143 23ブクマ(※8月上旬から参戦)「ゆらゆらと千鳥足人生」
nikib184 21ブクマ「ニキビに悩む40代のメンズ肌ケア」
Darly 17ブクマ(※8月下旬から参戦)「兼業トレードで気楽に生きる」
他にもまだまだあるけど、この辺で。
tmatsuura、79ブクマ sho11070714 29ブクマ sin-jack-in-a-box 23ブクマ
tmatsuuraは、サブのブログもマメにブクマ。本人の別アカ?
IDを見ると、それぞれ色んなところとつながっているのがうかがえて、
どれだけの広がりがあるんだろうかと気が遠くなっちゃった。
セルフブックマークメーンで恩恵のみ享受しようという姿勢なのか?
いつもブクマアピールする人のブログにも、どうやらこの人のブクマがつくことはない模様。
はてなの運営に伝えたら、「ブログサークルに対して利用停止措置依頼等を考える」という趣旨の回答が返ってきた。
「自分とこのルールに違反しているから、利用させないでくれ」。そんな理屈が通るはずがない。
ブログサークルの規約に違反していない限り、無理な話でしょうよ。
でもすぐ解除された。何か改善があったのかと思ったらそうでもない。
「違反ブログ」との認識があったから、「ブログサークルへの利用停止措置等の依頼を検討する」と言い、
スパム認定して表示制限措置を取ったから、20~30ブクマ集めても表示されない時期があったんでしょう。
今も自分のとこの規約に違反するサービスを使っている利用者たちがブクマを繰り返している。
通報が毎日、山のように来て対応が大変なのは分かる。でも新たに調査対応を求めているんじゃないよ。
スパム認定しておいて改善が見られないのに解除しちゃうのは何なのか。
そこまで緩いものなら、いっそ禁止行為にするのをやめたらいいのに。
もう一つ、このブログは、ほぼ毎回、著作権侵害をしている。記事コピペして感想が一言あるだけ。
楽してアドセンスで稼ぎたいってこと?オリジナル要素がなければポリシー違反になるんじゃなかったっけ?
著作権侵害の可能性も、はてな運営には指摘した。回答は「ぱっと見では無断転載か分からない」という趣旨。
ブログに「無許可です」と書くわけない。見れば許可の出ない手法だと分かる。
他社のブログだから仕方ない部分があるにしても、確認する術がないみたいなことを言ったらダメよ。
面倒くさいとは言えないだろうけど、そんなわけない。んじゃ、聞いてやると複数の転載元に確認した。
やっぱり無断転載だったよと、はてなに伝えたけど変化なし。そんな姿勢で大丈夫なのか。
著作権問題を言い出したらキリがない。画像の無断使用なんか日常茶飯事。
でも、このブログって著作権侵害前提に成り立ってるでしょ。あまりに悪質。
転載元の記事がエントリーされることもあるわけで、後日このコピペブログが同じ内容でエントリーされるという現象も起きている。
こういうブログが毎日エントリーされる。それを許す運営。通報が多すぎて大変なのは分かる。
でも新たに調べてと言ってるんじゃない。いったんスパム認定したのなら、状態が改善されないのに解除したらダメでしょう。
最近のエントリーについても、やっぱり回答が帰って来たところのは全部無断転載だった。
ブログサービスの運営会社に削除申請するってところもあったし、ブログ主が削除に応じないから法的措置検討するってところもあった。
そこまで踏み切るかわかんないけど、一度ぐらい訴えられれば懲りるのかしら。
それも、はてな運営には伝えているのに、スパム解除するってことは、そういうブログが大勢の人に読まれる手助けをしているようなものでしょ。
ある意味大胆というか、すごく疑問。そんなのでいいのかな。
http://taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/
新聞、テレビなどのネットニュースを転載し、一言を加えただけの内容に20ぐらいのブクマが集まる。
その日の発電量を書いただけの記事にもそれなりにブクマがつく。
「先日、ほにゃららとの記事が出てました」という書き出しに一言添えて
転載元の記事のURLとコピペで構成される著作権侵害なんのそのというスタイルを続けていたが、
「ほにゃららとの記事が出てました」プラス一言だけになっていた。
http://taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/452414199.htm
記事の紹介にもなっていないし、ほとんど意味を持たない数行の文章を載せているだけ。
ブクマを集めてもエントリーされなくなったために採った苦肉の策のようだが、
ここまでくるとブログと呼べないだろう。
仮にそれだけが目的だとしても、もう少し何とかならなかったのか。
いくら何でも手を抜きすぎ。
新しい手抜きスタイルを思いつくまでの暫定措置なのかもしれないが、
何とも素敵なことだ。
どうして「ブログ・日記の人気エントリー」で、いつも同じ人のブログばっかり上がってくるの?サラリーマン大家って人。上がってくるんで数回読んで興味無くしたんだけど、なぜか必ず上がってくるんだよ。意味解らん。はてブ的にこのブログが贔屓される理由があるの?
最近はてブトップページのブログ・日記の人気エントリーのところに
http://taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/
とかいうのが出まくってるんだけれども、こいつを見てくれ、こいつをどう思う
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/450056761.html
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/449848113.html
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/449848097.html
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/449848030.html
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/449848015.html
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/449847991.html
ttp://b.hatena.ne.jp/entry/taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/449672422.html
単純に発電量が書いてあるだけのエントリが軒並み10から20ブクマっておかしかないか
なおそれ以外のエントリを見てみたところ
◆電気トラック向け急速充電器・太陽光電力も活用 三菱ふそう: サラリーマン大家の太陽光発電日記
http://taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/450064879.html
先日、三菱ふそう、川崎工場で電気トラック向け急速充電器、太陽光電力も活用、との記事が出てました。このようなインフラが整備されていくといいですよね。
・Webサイトへの記事全文掲載は、原則としてご遠慮いただいております。
サイトへの雑誌記事掲載をご希望の場合には、閲覧回数/閲覧期間を限定した上で弊社サーバー上の記事PDFを閲覧できる有料のサービスをご紹介いたします。
http://ec.nikkeibp.co.jp/QA/html/qa_18_2.html
◆夢の国産天然ガス資源「メタンハイドレート」 4年ぶりにガス産出に成功
http://taiyoukou-salaryooya.seesaa.net/article/450064435.html
こちらはitmediaの記事を転載、日経の場合と違って丸々というわけではないが、引用の要件は満たさないのではないか
このあたりについてもリテラシーに自信のある村民の判断を伺いたい
まだ表面化してないから良いけどさ、
そのうちリフォーム詐欺と同じく社会問題になるだろうから愚痴らせてくれよ
「空き家」って、要は「住宅として価値の無い土地」と同義だから。
自治体が頭抱えてる「空き家」は、所有者が何するつもりもなく放置されてる家な。
賃貸に出すとかじゃなくて、そもそも放置してる。完全なあばら屋。
不動産屋がなんかしようとする「空き家」ってのは、所有者は貸す意志だけはあるけど、
馬鹿だから値段下げてないヤツな。建て替えるカネがないとかも同じ。
これって、完全に別物だから。
一緒にするとややこしいから、「放棄家」と「空き家」って呼ぶな。
まず簡単な方からな。
一人暮らしのジジイがボヤだして、老人ホームに突っ込まれたとするな。
まあ、日本は豊かで医療技術も恐ろしく高度だから、ハッキリ言ってなかなか死なねえ。
すると、その爺が額に汗して働いてやっとこ建てたマイホームってやつは、空き家になる。
老人ホームに突っ込まれるくらいだ。
子供が居ても没交渉だったり、まあフツーは子供にも子供(孫な)がいて、そっちも別にマイホーム建ててる。
するとだ、
「ワシの家だ!」とかジジイが血圧上げなくても、フツーは維持する。そもそも相続してねえし。
んで、ある日ジジイが天寿を全うする。喜寿も超えてりゃ大往生だ。
するってえとだ、30で建てて50でちょいと手直しして、そっから20年近くたったボロ屋が残るわけだ。
繰り返しになるが、相続する子供ってのはこの時点ですでに「自分の家」ってのを持ってるのがフツーだ。
するとどうなるか。
駅近だったり都心だったりするとだ、そもそも爺が死ぬ前から不動産屋だのデベロッパーだのが日参してる。
面倒だろう俺らが全部やるから金に変えちまえよ使い勝手いいぜ金、と言うわけ。
まあ嘘じゃない。
当たるとはかぎらねえし、素人が下手に手を出してやけどするよりゃエエがな。
これはまあ、言って見れば土地の新陳代謝ってやつで、ジジイと一緒に輪廻転生するというわけだな。
こりゃ問題ない。というか、実にハッピーなケースだ。
で、だ。
アンハッピーだとどうなるかっていうと、これがどうにもならない。
ボロ屋はある。潰すにゃカネがかかる。さらに固定資産税は6倍に跳ね上がる。
「は?お義父さんのボロ屋、解体にお金かけた上に、今2万の固定資産税が12万になるの!?更地にするって馬鹿じゃないの!!」
まったくもってごもっとも。
馬鹿しか更地にしねえんだわ。ご近所の目?そもそも住んでねえし。
んでまー、こういう場合でも子供が世間体を気にしたり、真っ当に相続してりゃまだやりようもある。
近所が不安がるし解体費用は出すから潰してくんね?と役所から人が来りゃ善処はするわな。
複雑な相続関係とか、そもそも何処住んでるか判らねえとか、3人が均等に相続してたりとか。
こういうのにぶち当たるとだ、もうしちめんどくせえから生活笑百科で仁鶴師匠にまあるく収めてもらえ
(つうか、価値の無い土地の寄付を役所が受け付けてねえのが問題だと思うんだがな)
こりゃまあ、実は放棄家とも絡みがあるんだが、結局値付けするのが素人なんだわ。
住宅市場って、海千山千の不動産屋が跋扈する魑魅魍魎の世界だと思ってるだろ?
マンションだの地上げだの、新幹線が通るので原野を買いませんかなんてのはその通りだ。原野には手を出すな。
でもなー、サラリーマン大家に代表するように「大家」ってのは、「素人」なんだわ。
不動産売買でも、こすっからいプロのやるところってのは、流通もすりゃ売れもする。
でもな、「おやじの土地を相続した」なんてボンボンは不動産の素人だが、値付けはこいつがする。
不動産屋もほっとく。
なんでかって?広告載せんのにちっとばかりお駄賃もらえるからだ。
バカがバカな値付けでバカったけえ家賃をだぼらに載せてるとだ、手数料がいただけるわけです。
売買も同じ、な。
そりゃあ固定資産税もかかるわ昔住んでた思い入れはあるわって三丁目の夕日ばりの思い出の家が、
むしろウワモノ分マイナスになるから300万円ですって言われてハイそうですかと手放せるクレバーガイばっかりじゃねえ。
まあ、まだ売れる土地ならやりようもある。
ちっとばかり素人値付けに付き合って、ぼちぼち焦れてきたアタリで買い手に「こりゃ交渉すりゃ下がりますって」って言いつつ
段階的に値段を下げさせる。結局、フツーの値付けに落ち着いてまあまあ値引きさせつつ円満に取引を完了する。
賃貸も同じだあな。
そこそこ近所と同じ家賃になって埋まるってのがフツーのケースだ。
建てちまった農家のジジイだってわかってんだ。自分の地方が衰退してるなんてのは。
電気もある、ガスもある、車もそこそこ走ってる。仕事は1人に1つねえ。
こりゃまあ宿命だ。
じゃあなにが判り難いかって言うとだ。
塩漬けだ。
バブルは土地が高かった。あの頃の値段を覚えてると、まー手放さねえな。
すると値段は下がらんな。
しかも、前述のとおり不動産屋は別に成約しなくても困らなねえ。
どうせ人気のあるトコはちゃんと動きがあって手数料が発生するし。
よく、地価が下がれば家賃も下がるから家買っても借りてもおんなじだって話あるだろ。
あれはまあだいたいあってるけど、時差がある。
家賃ってのは、なかなか上がったり下がったりしねえんだわ。
液状化で販売価格がずどーんて下がっても、家賃はあんま下がんねえ。
販売価格相場ってのは、成約価格に左右される。基本的に過去の値段は関係ねえ。今が重要。
でもな、おんなじ間取り同じアパートで値段が極端に変わったりは、まあしねえ。
既にその家賃で借りてる奴が居るってのは結構強力な意味を持つ。
売買においては、それは絶対だ。
でもな、その話を素人はききゃしねえ。
3年前に2000万でマンションが売れたって聞きゃ、同じ値段で売りたいと思うのが人情だ。
でもな、お前のマンションより駅近に2500万の新築マンション建っただろ?だれが買うんだその中古。
かくて新しもの好きのハッピーアツアツ新婚家庭は新築を求め、微妙な中古は売れ残り、空き家が問題と相成りました。
結婚指輪を質屋で買って新婚旅行は熱海に行った家庭だけが石を投げよ。
否定はしねえよ。中古のランドセルを買う親は賢いんだろうが、子供の心にシコリは残る。
そのシコリは単なる幻想だが、幻想ってのは集団の圧力が形作る。
そして、新築住宅ってのは一定以上の需要がある。便利な土地にゃ限りがあるが、古い建物は取り壊せる。
ま、土地は減らねえな。
判りやすく言い直そうか。
昭和の半ば、日本住宅公団って皮を被った国が、地方出の労働者のために家を大量に作った。
団地妻ってのは、憧れの象徴だったんだよ。団地を買ってマイカー持ってるお父ちゃんってのは、誇りだった。
つまり、今は見る影もないあの大量の公団住宅は、その当時はまさに素晴らしい「土地」だった。
そこは(通勤は大変だが)人が住みたがる素晴らしい「土地」だった。
んじゃ、今はどうだ?
50人しか住めないマンションに100人が応募すりゃ、価格は高騰してアタリマエだ。
でも、50人も住めるマンションに30人しか応募しなけりゃ、人気のない部屋には価格は付かない。
でも、マンションの不人気部屋20のオーナーは、そんなことは判らない。
というかだ、判っても認めない、認めても言わない、言っても聞かない。
そんなところに現れる「いま空き家をリノベーションして若者向けの物件にすれ(以下略)」って業者だ。
おお、ウチの物件はそこが足りんかったのか!
いまはいいよ。
不便を楽しむみたいなモノ好き多いから。
すきま風のある和風な佇まいってのは、人気がある。蚊帳つっちゃったりな。
ただなー、これ、お大尽遊びなんだよな。
そんな世の中儲かってるデザイナーだのウェブクリエイターだのではあふれてねえよ?
どーしよーもねー土地にある空き家は、どう作り替えたってどうしよーもねー土地に立つ物件になるよ?
使い道のある「土地」に建つ「ボロ家」は、業者が狩り尽くすから存在しねえ。
使い道のない「土地」に建つ「ボロ家」は、使い道がねえ。
それは「空き家」をどう活用するかじゃねえ。「土地」をどうするかって話だ。
んでもって、人が減るってことは、「便利な土地」の基準が上がるってことだ。