金が無いから誰も買わないんだって話に対しては「昔だって金はなかった。だが人々はローンを組んだ。そこまでしてでも昔は買ったのだ」という反論も聞かれる。
これも視点が一つ抜け落ちている。
昔は終身雇用制があり、一度雇用されてしまえば60で定年になるまで給料が絶えることはなかったし、金額も年々上がっていくものだった。だから安心してローンだって組めた。
今はそんなものはない。若年層はやっと入社した会社で日々「会社の業績悪化」による首切りに怯えている。上がることのない給料額に絶望し、未来を悲観している。こんな状態でローンなんて恐ろしくて組めないのは当たり前だろう。ローンを組んで買って、完済する前に会社が潰れたら? 首を切られたら? それに対する回答なくして、「若者の車離れ」は収まることはないだろう。
おそらく十数年後、その「若者」が家庭を持つ時期になって、同じ構図で今度は「マイホーム離れ」も始まるだろう。自分が数カ月後にどうなっているか分からないのに、何十年もかかるローンなど誰が払うだろうか。
インフレもな。
もう、皆今の時代に生まれて被害妄想で死にそうならもうさっさとしてくれよ。 戦後からその暫くと今とで、どっちに生まれたい?でホントに戦後や今の50代くらいの時代に生まれたか...