昨今、ネットでお金があっても無くてもそんなに変わらないという意見をよく見る。
それは否定はしないが、言うまでもなくやっぱり少しでもお金はあった方が良いに決まっている。
社会人になった当初も年収にして240万円、まだ一人暮らしができるほどの財力は無く、親元で暮らしていた。
欲しくても買えないものが一杯あった。
ましてやマイホームなんて夢のまた夢だった。
お金が無くて飲みの誘いを涙ながらに断った。
目上の人に奢ってもらう時も嬉しかったが惨めでもあった。
何年かして、少しずつ収入も上がった。
一人暮らしもできるようになった。
ローンで中古車を初めて購入した。
好きな時にフラッと居酒屋に飲みに行けるようになった。
少し奮発すれば20万円くらいの趣味の買い物は思い切って一括で買えるくらいになった。
今、年収が600万円弱になったが、ようやっとマンションのローンが組めるようになった。
今、取り立てて贅沢をしたり豪遊をしたりしなければ、お金には困っていない。
欲を出せばキリがないが、本当に必要な衣食住、たまの飲み会、年1~2回の趣味にかける贅沢くらいなら十分捻出できる財力は備わった。
その上で言うが、「ある一定量の収入があるか無いかの差は天と地ほどある」ということだ。
その基準は人によって多少の差はあるかもしれないが、例えば今の私には年収3,000万円も必要ない。
あればあったで生活は更に安定し潤うが、今の収入で十分お金に困らない生活を送れている。
高校生の頃、欲しくても買えずに半年も我慢した10,000円の代物も、今だったらすぐに買える。
大した差には見えないかもしれないが、これは私には本当に大きな差なのだ。
お金がなくても幸せだったという美談をよく聞くが、そんな事は決してない。
あの頃の惨めな思いはもう二度と味わいたくない。
昨今、ネットでお金があっても無くてもそんなに変わらないという意見をよく見る。 金はほしいけど、てにはいらねーからそういってるにきまってんじゃん。あっちの葡萄はすっぱい...