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はてなキーワード: 風景とは

2023-10-15

小梨独身子育て話題に絡んでくるの、マジつまんない

別に子供の話するなってわけじゃないけどさ、悪い意味子育てから逃げている人たちが一たび子育てについてモノ申している風景見ていると、すごく古臭くてカビ生えてステレオタイプ論調ばっかりしてるのね

特にはてな

彼らにとって子育て話題ってさ「東京vs田舎」「車不要論」「賃貸vs戸建て」「縦型sドラム式」みたいなノリでしかないんだよね

まあ、別に子育て連中だってそういうの嫌いじゃないし、ぶっちゃけ子供の話になると結構えげつないことも言ってるけどさ

けど、はてな小梨独身者の中で話しているそれって、まあどこまでいっても土台がないんだよね

インド史の話をしているのにインドカレーを出しているようなもので「あーこいつら全然なんもわかってねーな」って傍観している

子育て世代馬鹿にしている一方で偉業だってほめたたえていたりさ

あーはいはい、お前らがこっち側に来たくないことはよーくわかるから勝手にしてろよほんまっていつも思ってる

anond:20231015004103

チラッと見たけどモンゴル雄大風景も感じられて良かった!

更新が止まっちゃってるのが寂しいね

2023-10-14

anond:20231013120318

これが描きたい! の一念で最後まで突っ走る熱意があれば良いんだけどね

でも途中でこの風景もっとれいに見せたいとかこの機械どういう作りなんだろうとかで引っかかりだすとどんどん最初の熱が奪われてくのよ

そんで色々調べてるうちに何がしたかったのか分からなくなってくんだ

やっぱある程度技術はあったほうが完成には至りやすいと思う

あんまり知られていないかも知ってる人しか知らない、

地味~な京都四条地下道なんだけど

あそこ殺風景なので現代アートか何かの壁画とか描いてやったら

ちょっとは明るくなるのでは?って思う

上の歩道が広くなった分、余計に地下道通る人おるんかい?って思うけど

京都市は頭固いからそんなのしいか

2023-10-11

anond:20231011071154

カメラ公共利益に反するようなことをして目立つのが、撮り鉄から

風景撮影するやつらは、特に邪魔にならないし、

飛行機撮影するやつらは、そもそも邪魔になるところに立ち入れないし、

アイドル撮影するやつらは、被写体とwinwinだし、

軍事機密撮影して流出させるようなミリオタは、見たことが無い。

2023-10-10

anond:20231010214017

井上陽水少年時代を聴いて風景が思い浮かぶかどうかが大きな差で、それもわからんやつはアホだということだ

新海誠の好きなところと微妙なところについて書く

あんまり映画を観る方じゃないけれどね。

ほしのこえ

記憶は定かではないが、おそらくこれが最初に見た新海アニメ

大学在学中はSFに飢えていて、「AKIRA」とか「エヴァンゲリオン」とかを観ていたのだけれど、「ラーゼフォン」にはハマることができなかった。問題は長さなのではないかと思い、26話も見る必要のない映画を手に取った。

この作品が好きだったのは、クラークイーガンが好きだった自分が求めている、別の惑星風景描写があったことだ。僕が映像作品評価するのは、どれくらい思いがけない風景を見せてくれるかだ。火星の大地や、木星イオあいだにかかる雷の橋が美しかった。ヒロインから携帯メールにも確かクラークへの言及があった。

また、日常の美しさを切り取った言葉を、詩のようにつなげていくアニメを見たのは初めてで、そこも新鮮だった。

敵方宇宙人が、鏡像となって話しかけてくるところなど、露骨エヴァの影響を受けているし、詩的な文章村上春樹フォロワーに過ぎないと感じはしたものの、この監督作品もっと見てみたいと感じた。

「僕と彼女の猫」は忘れてしまった。珍しく自分好意を寄せている女性視点失恋の話だった気がする。

雲のむこう、約束の場所

僕が好きな要素がとにかく詰まっていた。架空歴史知的早熟だけれども情緒的には年相応の少年少女、そして天にそびえる真っ直ぐな塔。東京からも見える北海道メガストラクチャーという、自分想像力はるかに超えた世界を見ることができた。

もちろん、欠点もあった。ヒロイン・佐由理を救うか世界を救うか決断を迫られる主人公・浩紀は、セカイ系典型例に感じられて冷めてしまったし、あと、これは前にも書いたのだけれど主人公のやっていることはテロリズム肯定だ。

テロ組織名前も、北海道を手に入れるためなのにアイヌ解放戦線じゃなくて、サハリン樺太先住民族ウィルタ解放戦線だ。ヒロイン祖父名前キノエはアイヌ系の名前だが、そこには一切触れられないし、朝鮮半島のように南北に別れた家族悲劇は、ごくわずしか触れられず、プロットには絡んでこない。つまるところ、政治は装飾でしかない。いいのか。

にもかかわらず、この作品を好きになってしまった。アニメで精密に描かれた東京景色は、当時の僕の生活圏とかぶっていた。自分の暮らす世界彩度を高めた景色は、ぐずぐずとした感傷に僕を引き込んだ。何にもでもなれると、まだかろうじて思い込めていた頃だった。

そして、テーマ曲があまりにも切なく、これがずっと頭の中で流れ続けていた。過剰なまでに作中で繰り返され、露骨でさえある。しかし、悔しいけれども切ない気持ちになるのをやめられなかった。ラストで虚無に飲まれ北海道の美しさで息をのんだ。

自分青春に満足できていなかった僕は、この甘ったるいテーマ曲映画呪縛されていた。批判しつつも、フィルムブックとノベライズを買ってしまうほどだった。これが感傷マゾなのか。

秒速5センチメートル

退屈さを感じる場面や、冗長な個所もあった。でも、日常風景を美しい色合いで描くアニメを他に知らなかった。第2話冒頭の、貴樹が空想する巨大ガス惑星が空にかかった惑星風景は、僕が創作していたSF小説舞台として何度も用いた。

そして、第3話で流れた「One more time, One more chance」ですべてを持っていかれた。ヒロイン・明里と結ばれないラストを見て「そうなんだよ! これこそが人生なんだよ! はっはっは!」と快哉を叫んだ。「鬱エンドだ」「悲しい」と言っている連中を笑っていた。なんてこじらせた大学生だったんだ。これもノベライズを買った。

振り返ってみれば、主人公はいつまでも明里の幻影に惑わされており、サーフィン少女・花苗の気持ちちゃんと向き合っていない。独り身の期間が長かった自分は「応えてやれよ!」とあとになって思ったものだった。そりゃあ、思春期から初めての感情ばかりで、あまりにも未熟で、だから人間関係で目も当てられないような失敗を繰り返すんだけれど、「結局お前モテてんじゃん!」と怒りが湧いた。

後に、貴樹をはじめとした新海アニメ主人公たちはどうやって童貞卒業したのかな、夜のお店かな、などと根拠のまったくない最低な空想をするようになってしまった。自分がそうだったからって投影するなよ。

星を追う子ども

激しくツッコミを入れながら観た作品

統一感のない固有名詞(※僕はファンタジー名前を付ける際には一貫性必要だと信じている。だからアルカンジェリ、ケツァルトル、シャクナ・ヴィマーナと複数言語から安易に引っ張ってくるのを良しとしないし、文法的に怪しいヴィータクアやフィニステラという語も納得できない)、ジブリの表層だけをなぞったような描写主人公明日菜が地上世界と地下世界の両方の血を引いているという重大な設定が劇中ではほとんど描写されないなど、自分が気に食わなかった点は多数あるが、最大の問題点は悪役の森崎(ムスカ揶揄される)のサブプロットのほうが面白く、新海誠思い入れを持っているように感じてしまったところだ。

愛するもの喪失を受容せず(子の喪失ってキーワード村上春樹フォロワーっぽい)、代理品や依り代を求め、神々なり悪魔なりと契約する姿は碇ゲンドウともかぶり、なんにせよ強烈なキャラで、明日菜を食ってしまっている。いっそ明日菜いらなくないか

冥界をめぐり、禁断の知識の代償として盲目になるのは神話的でちょっと良かったけどね。

この頃から、新海アニメを僕はさら批判的に見るようになる。

しかし、作者の意図性癖が透けて見えるというのは一方的に親しみを感じる契機でもある。不完全にゆえに見透かせるものがあり、理解者になれたと錯覚できてしまい、結果的作品を愛してしまうことがある(※これは新人賞を取った作品を読むときもそうなんだけど、「作者はこういうことをやりたいんだろうな。なら、ここをこうすればもっとよくなるだろうな」と考えつつ読むことが多い。創作をしていた人にありがちなことなのかな?)。

言の葉の庭

言いたいことはたくさんある。

けれども、最大の欠点は「何でもかんでも台詞説明してしまうこと」だ。

最後タカオとユキノが見つめあう場面で、高まった気持ちをぶちまけるのだけれど、音楽映像がうるさいなので、台詞なんていらない。

海監督は文章を書く能力はあるのは認めるけれども、「説明小説でやれ」と感じる。「なんでも説明するのをやめてくれ、映画受け手を見くびるな」とも感じた。

そして、鮮やかな色彩がわざとらしく感じられ、反発を覚え始めた。

ただ、この頃から日本古典を扱いだしたのは嬉しい。ささやか愛国心が満たされる。

僕は海外文学が好きなので、逆に外国の人に日本の詩を知ってほしい。

君の名は」「天気の子

観ていない。

言の葉の庭」の一件もあったが、ハッピーエンドになったということを聞いて、寝取られ性癖(というかBSS、「僕が先に好きだったのに」?)を抑える優秀なプロデューサーがついたんだな、とシニカルに考えていた。売れるようになった、大ヒットを飛ばすようになったとも耳にして、新海誠自分からどんどん離れて行ったように感じた。そして、もう二度と新海アニメを見ることはないだろうと思った。友人や尊敬するSF作家が見ていると聞いても、耳を塞いでいた。

君の名は」の予告の「スカート注意、男子目線!」といったセリフにも、新海誠性癖が透けてみるのだけれど、徐々に作者のあけすけな欲望に対して嫌悪を感じるようになっていた。

これは男子出身の僕がそうだからかもしれないけれども、僕には、男性監督女子高生をじろじろ見て偏愛していると気づくと、鬼の首を取ったかのように指摘してやりたくなる悪癖がある。岩井俊二映画を観たときもそうだし、「ラストレター」を観たときは「俺を振った女は不幸になればいい」という怨念を感じた。庵野秀明俳優やってたのはめっちゃ面白かったけどね。

「すずめの戸締まり

ある女性が新海アニメが好きで、じゃあ一緒に見に行こうということになった。ただし、彼女が好きだったのは「君の名は」以降だった。

「お手並み拝見」と思いながら(なんだかんだで楽しみにしていた一方、不安でもあった)観てみると、極めてまっとうな少女の成長映画になっていて驚いた。

被災者のすずめが「死ぬのなんて怖くない」と言っていたのが、逆に震災記憶と向き合い、心底死を恐怖し、逆に生きる実感を取り戻す構成が素晴らしかった。自分を助けに来た謎の女性自分自身だったってのも良かった。周囲の支援必要なのはもちろんだけれども、傷付いた自分を癒すためには、どこかで自分の力を信じて自分の足で立ち上がらないといけないのだ。

ロードムービーとしても優秀だし、周囲の人々が善意にあふれてすずめに手を差し伸べてくれたのも、叔母の環が思わず激高して負の感情をぶちまけるシーンのための溜めだと感じ、よく計算された素晴らしい脚本だと感じた。

今まで肯定的だった(あるいはマスコットしかなかった)猫が、ダイジンという善悪不明存在になったのも面白い。

今まで別の災害という形で間接的に東日本大震災を扱ったと聞いていたが、正面から向き合ったのはとても立派だ。このタイミングでなければできなかっただろう。

恋愛要素を薄めたのも大正解。「シン・エヴァ」を観たときみたいに、「監督大人になったんだな」と感じた。

それでも無念な個所はある。人口希薄になった土地を神々に返すというモチーフと、地震を封じる要石というモチーフが、完全に噛み合っているわけではない(人口が減少している時代から出てきた発想では? なぜそこから厄災が漏れ出る?)。少しぶれている。また、震災は人力で防げる、つまり東日本大震災は防げた、という誤った読解を誘発しかねない面もある。

あとは、震災描写リアルだし、緊急地震速報が頻繁に鳴るので、観ていてずきずきと頭が痛み、かなり気分が悪くなった(御茶ノ水近辺も学生時代生活圏内だったし)。昔は「アルマゲドン」みたいなパニック映画大都市がぶっ飛ばされるのを見たり、「地球大進化」の大隕石地殻津波が起きて日本列島が引き裂かれるのを見て気分爽快になっていたのだが、ある時点で感受性が「まっとう」になってしまったらしい。

ところで、この作品村上春樹かえるくん、東京を救う」のオマージュだとよく言われるけれども、「海辺のカフカ」のパロディも仕組まれている。東北まで中古車ドライブする芹澤青年が車内で流すのが「夢の中へ」だが、「海辺のカフカ」でも星野青年が何を探しているのかもわからない中田老人を連れて車で高松ドライブしながら、「探し物は何ですか~」と口ずさむのだ。誰か気づいてないかな。

そのくせ、村上春樹オマージュにとどめ、影響下からは完全に脱しているように感じた。

疑問点。すずめの三本足の椅子過去自分に手渡されたことで、時間の輪っかをめぐっていないか? 

その他

どの作品かは伏せるが、主人公が僕の名前と同じで、ヒロインから名前を呼ばれるたびに恥ずかしいくらいに動揺してしまった。

当時流行っていたラブプラスをやっていたら、おそらく引き返せないことになっていただろう。

あと、「すずめの戸締まり」に関するウェブ記事で、新海監督が#MeTooのこともあるしパンチラを封じたと聞いて、機を見るに敏だなと感じ、何となく気に食わなかった。正しい判断だと思ったけど、商業性に屈したようにも感じたのだ。正確には、「雲のむこう~」みたいに政治的を雰囲気に使うのをやめたのが、なんとなくタイミングが上手すぎて、逃げ足の早さを感じるのだ。

でも、とっくに青春コンプレックスこじらせオタク向けクリエイターから国民監督に変わってしまったのだ。寂しい。あんなこじらせた作品を書くのに既婚者なのも納得できない時期があった。

まとめ

こういったことを、友人に対してつらつら語っていたら、「それはお前、もう立派なアンチだよ」と指摘された。「アンチじゃない、愛情と憎しみの両方を持っているだけだ。複雑な感情をも抱えているんだよ」と反論すると、「お前が複雑な感情を抱えていない対象なんてあるのか」と笑われた。ひどくない?

これだけ複雑な感情を抱えているので、「君の名は」「天気の子」を見るのがずっと延期になっている。諸般の事情ラブコメ苦手だし。

2023-10-09

ちょっと大きい公園行ってきたんだが、亀や鯉が居る池が亀が皆無で鯉数ひきになってしまっていた。

亀がのんびり甲羅干ししてたりするのんびりした風景ちょっとした癒しだったが…

外来種駆除なんだろうな…

外来種ダメならせめて日本固有種の亀入れるとかにしてくれたら良いのになぁ

2023-10-07

なぜか心に残っている風景

終電頃の渋谷駅ハチ公口の改札あたりの男子トイレトイレ待ちをしてたところ、和式便所から40代ぐらいのサラリーマンが消え入りそうな声で謝りながら出てきた。

よく見るとスーツズボンがびっしりうんこで湿ってて、和式便所にも的を外したうんこが散乱していた。

その人は結局山手線終電を前にベンチで頭を抱えていたけど、あの後どうしたんだろうか。

2023-10-06

anond:20231006123054

うんうん、プリキュアとか風景は見慣れたものだけど現実存在しない街が舞台だし架空世界だよね。でもハイファンタジーじゃないんだよね。

2023-10-04

anond:20231003192002

これはガチ一定基準下の人は視界に入っても風景同化してるイメージ

でも女の人も弱者男性のこと人として見てないでしょ?

Starfieldの感想 ネタバレあり

Starfield 100時間ぐらいやったので感想ネタバレありなので終わってない人は注意。

ゲームプレイは安定のベセスゲーム感。とはいってもやったのはTESシリーズFOは未履修なのだけれど。メインがありつつ膨大なサブクエストがあり好きに攻略していく感じ変わらないし、システムもいつものセスダ。それが好きだから良いんだけどね。

おつかいゲーと言われようがそんなのメインクエやってなければティアキンだっておつかいパズルゲーじゃねーかと思うので。

自分の考えたキャラクターで好きなようにクエストを受けて好きなように解決する。そういうTRPG的なゲームができるベセスダゲーが好き。たぶん刺さらん人には刺さらないのでオートマトンレビューはわかりみしかない。

感想

開始時に色々な特徴を設定できて、それがステータススキル以外に、これを元に会話の選択肢が増えたりするのは良かった。これはTESシリーズステータスしか反映されなかったことを踏まえるとロールプレイ捗る要素。

Starfieldの良いところはTESとの違いはメインクエはあれども、その他を延々やっても良い自由度だろうと思った。

TESも例えばSkyrimドラゴンボーン関係シナリオを進めなくてもいいっちゃいいんだけれど、今回のお話アーティファクトの謎を解くことが主題別に世界平和にするとかではない。メインクエ終わってスターボーンになったらもうあとは平行世界で好きにすればいい。

ある意味宇宙ライフシミュレーターを楽しめる。ルナティックドーンのようなフリー冒険者無限に楽しめるシステム彷彿させる。

しかしそうなったときに立ちはだかるのが色々なシステムの物足りなさだった。

折角の宇宙という膨大な箱庭に、宇宙建築拠点建築、各種設定など色々なロールプレイを楽しめる素養がありながら、すべてが中途半端で設定を生かしきれないと感じてしまった。

いやStarfieldというシナリオを楽しむRPGとしては充分なのだけれど色々できるからこそもどかしい

たとえば大量の星系、惑星があるのに降りるモチベがない。

スカイリムとかティアキンでは延々世界を走り回ってるのでも楽しかったところだったが、Starfieldでは一定エリアシナリオに沿って走り回るぐらいしかしたいと思わない。

自動生成がうまく動いていないのか地形のパターンが乏しい。惑星内をシームレス宇宙船で飛び回って観光したり、バギーなどで走り回りたい。ランダムイベントもっと複雑な洞窟や地表を探検したい。

拠点をたてるのにきれいな地形を走り回って探すのがつらい。資源探しでスキャナー片手に走り回っても同じような風景しかない。

トッドは宇宙孤独感や壮大さを表現するためとインタビューで語っていたが、生命のいる惑星だけでももっと多様な地形をみたくなってしまう。例えば現実地球だけでもエベレストのような山や、アマゾンのような密林、切り立った崖や洞窟など様々な地形があるがそのようなダイナミックな地形は今のところ見あたらない。グラはともかく自動生成のバリエーションマイクラの方がマシまである

拠点建築も作れるものが物足りないし、周回でなくなってしまうのが勿体ない。作って資源集めてもそんなに使い道がない。

平行世界というコンセプトはわかるのだけれど、平行世界で同じ考えをもったスターボーンがすでに同じのをたてていたとか言う設定で引き継げたって良いじゃないかと思う。そのうち引き継ぎmodでるだろうけど、周回プレイを妨げる要因だし、拠点建築を楽しめない要因でもある。いっそ惑星一個テラフォーミングできるぐらいのDLCが欲しい。

周回プレイもざっくり3周したけどロッジメンバー変わらないのでそんなもんかと思って拠点立て始めたら周回プレイロッジメンバーが変わることがあるとか言われても遅いんだよ!と憤ったばかりだ。

周回プレイが味ならもっとドラスティック世界線が変わってUC滅んでヴァルーン家が世界征服してたとかいって欲しい。

他にもシェフというバックグラウンド美食家というスキルがありながら料理できる範囲は狭く、宇宙を飛び回って様々な食材を集めて未知の料理を作ってお店を開くなんてことができたら楽しいだろうけどできない。実際ネオンにはそういう店があって食材調達依頼はあるが、もっとバラエティがほしくなる。

誰にも見つからPCハッキングしろと言われていって答えがステルスしながらPCアクセスするだけなんてがっかりだ。その後のシナリオみたいにビルごとアラームで退避させるもんだと最上階の警報を押せないか試したり、セキュリティパッチのあたってないPCでごそごそするのかと思って頑張ったのに!

というかステルスほとんど無理ゲーでニューアトランティスビルを一棟血塗れにしたのに何も音沙汰がないとかどうなってるんだ。そこは疑似でも良いかメタルギアさせてくれ。なんのためのステルスハッキングスキルなんだ。

一人で全部のスキルを上げるのは異常なのでコンパニオンスキルをあげられるようにして欲しい。主人公シェフをやるから惑星探査のスキルとかはサラおばとかヴァスコたんに任せたい。なんならマルチ機能を入れて欲しい。UC自由恒星連合艦隊ごっこをやったり惑星テラフォームマルチでしたい。

といろいろ文句は言っているが、Sterfieldは楽しいし、よく作り込まれいるからこそ欲がでるというか、今までかいたの実装してたら、それぞれが一本のゲームとして作る規模なのはわかっている。それでも目の前にすごく良い箱庭があって惜しいものがあるからこそ、もどかしくなってしまった。

どうやらMore Planet Sites自動生成ロケーションを増やすだけでもプレイフィールがまた変わるらしいし、自動生成をもっとフルに生かしたコンテンツや、来年でる予定のCreation Kitでmodが作れるようになったらSterfieldはまた化けると思うので、今後がまだまだ楽しみな作品なのは間違いない。

ということで次の周回行ってきます

Starfieldの感想 ネタバレあり

Starfield の100時間ぐらいやったので感想ネタバレありなので終わってない人は注意。

ゲームプレイは安定のベセスゲーム感。とはいってもやったのはTESシリーズFOは未履修なのだけれど。メインがありつつ膨大なサブクエストがあり好きに攻略していく感じ変わらないし、システムもいつものセスダ。それが好きだから良いんだけどね。

おつかいゲーと言われようがそんなのメインクエやってなければティアキンだっておつかいパズルゲーじゃねーかと思うので。

開始時に色々な特徴を設定できて、それがステータススキル以外に、これを元に会話の選択肢が増えたりするのは良かった。これはTESシリーズステータスしか反映されなかったことを踏まえるとロールプレイ捗る要素。

Starfieldの良いところはTESとの違いはメインクエはあれども、その他を延々やっても良い自由度だろうと思った。

TESも例えばSkyrimドラゴンボーン進めなくいいっちゃいいんだけれど、今回のお話アーティファクトの謎を解くことが主題別に世界平和にするとかではない。スターボーンになったらもうあとは平行世界で好きにすればいい。

ある意味宇宙ライフシミュレーターを楽しめる。ルナティックドーンのようなフリー冒険者無限に楽しめるシステム彷彿させる。

しかしそうなったときに立ちはだかるのが色々なシステムの物足りなさだった。

折角の宇宙という膨大な箱庭に、宇宙建築拠点建築、各種設定など色々なロールプレイを楽しめる素養がありながら、すべてが中途半端で設定を生かしきれないと感じてしまった。

いやStarfieldというシナリオを楽しむRPGとしては充分なのだけれど色々できるからこそもどかしい

たとえば大量の星系、惑星があるのに降りるモチベがない。

スカイリムとかティアキンでは延々世界を走り回ってるのでも楽しかったところだったが、Starfieldでは一定エリアシナリオに沿って走り回るぐらいしかしたいと思わない。

自動生成がうまく動いていないのか地形のパターンが乏しい。惑星内をシームレス宇宙船で飛び回って観光したり、バギーなどで走り回りたい。ランダムイベントもっと複雑な洞窟や地表を探検したい。

拠点をたてるのにきれいな地形を走り回って探すのがつらい。資源探しでスキャナー片手に走り回っても同じような風景しかない。

トッドは宇宙孤独感や壮大さを表現するためとインタビューで語っていたが、生命のいる惑星だけでももっと多様な地形をみたくなってしまう。例えば現実地球だけでもエベレストのような山や、アマゾンのような密林、切り立った崖や洞窟など様々な地形があるがそのようなダイナミックな地形は今のところ見あたらない。グラはともかく自動生成のバリエーションマイクラの方がマシまである

拠点建築も作れるものが物足りないし、周回でなくなってしまうのが勿体ない。作って資源集めてもそんなに使い道がない。

平行世界というコンセプトはわかるのだけれど、平行世界で同じ考えをもったスターボーンがすでに同じのをたてていたとか言う設定で引き継げたって良いじゃないかと思う。そのうち引き継ぎmodでるだろうけど、周回プレイを妨げる要因だし、拠点建築を楽しめない要因でもある。いっそ惑星一個テラフォーミングできるぐらいのDLCが欲しい。

周回プレイもざっくり3周したけどロッジメンバー変わらないのでそんなもんかと思って拠点立て始めたら周回プレイロッジメンバーが変わることがあるとか言われても遅いんだよ!と憤ったばかりだ。

周回プレイが味ならもっとドラスティック世界線が変わってUC滅んでヴァルーン家が世界征服してたとかいって欲しい。

他にもシェフというバックグラウンド美食家というスキルがありながら料理できる範囲は狭く、宇宙を飛び回って様々な食材を集めて未知の料理を作ってお店を開くなんてことができたら楽しいだろうけどできない。実際ネオンにはそういう店があって食材調達依頼はあるが、もっとバラエティがほしくなる。

誰にも見つからPCハッキングしろと言われていって答えがステルスしながらPCアクセスするだけなんてがっかりだ。その後のシナリオみたいにビルごとアラームで退避させるもんだと最上階の警報を押せないか試したり、セキュリティパッチのあたってないPCでごそごそするのかと思って頑張ったのに!

というかステルスほとんど無理ゲーでニューアトランティスビルを一棟血塗れにしたのに何も音沙汰がないとかどうなってるんだ。そこは疑似でも良いかメタルギアさせてくれ。なんのためのステルスハッキングスキルなんだ。

一人で全部のスキルを上げるのは異常なのでコンパニオンスキルをあげられるようにして欲しい。主人公シェフをやるから惑星探査のスキルとかはサラおばとかヴァスコたんに任せたい。というかマルチ機能を入れて欲しい。UC自由恒星連合艦隊ごっこをやったり惑星テラフォームマルチでしたい。

といろいろ文句は言っているが、Sterfieldは楽しいし、よく作り込まれいるからこそ欲がでるというか、今までかいたの実装してたら、それぞれが一本のゲームとして作る規模なのはわかっている。それでも目の前にすごく良い箱庭があって惜しいものがあるからこそ、もどかしくなってしまった。

どうやらMore Planet Sitesロケーションを増やすだけでもプレイフィールがまた変わるらしいし、自動生成をもっとフルに生かしたコンテンツや、来年でる予定のCreation Kitでmodが作れるようになったらSterfieldはまた化けると思うので、今後がまだまだ楽しみな作品なのは間違いない。

ということで次の周回行ってきます

2023-10-03

ヒロシ単車放浪記を見ているのだが、この人は本当に「一人旅」が似合うと思う

旅というか「一人」が似合うのな

焚火会の面子とわちゃわちゃしてるのも良いけど、やっぱり一人で何かをしているのが良い。いきあたりばったりで

駅前食堂降りてしまったのは本当に哀しかったけれども、これからもこうやってどっか行って好きなことしてて欲しい

そして行く先々で古物屋を覗いて何か妙なものを買ったり貰ったりして欲しい

(キャンプ番組なのに買い物風景の方が長いという謎現象が起きてたりするけど。いっそ「ヒロシの古物探訪」とかやればいいと思う)

さすがに一人で延々とラジコンを走らせてるだけとかだと番組として成立しないかもしれないけど

まあ、どっか山とか河原とか海とか行ってコース作ってラジコン走らせるとかでもいけるっちゃいけるか(少なくともYou Tubeなら可能だろう)

それにしても単車放浪記オフロードバイクとかじゃなくてカブってのが凄い

どうでしょうだと「辛い」というイメージしか無かったけど、国内ちょっとした距離走るのならカブ大丈夫だな。自転車漕ぐより楽だし

2023-10-02

55歳だけどたまに時々未来に来てる感覚になる時ある

今日は西日に当たったビル群の中、目の前を歩く青年バック・トゥ・ザ・フューチャー主人公青年のように見えてしばらくずっと周りが未来のどこかの風景しか見えなくなっていた

手に持つスマホも見たことのない未来ガジェットに感じた

グレーに近い濃い緑の壁にかこまれエレベーターで待ってる間になんとなくそういう気持ちが薄れて目的の10Fを押す時には未来感はなくなってた

【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて

ネタバレ注意!









好きなところ

たった一つの原理から出てくる結論三部作最後まで貫いている

この物語基本的原理は次の通りだ。「宇宙資源は有限であるしかしすべての文明は成長し・生き残りたい。よって、自分が生き残るためには相手を皆殺しにしていい。さもなくば相手に殺される」。そこから出てくる結論は「相手位置がわかったら即座に抹殺するのが最適解」。「相手と対等の立場に立って交渉するには、いつでも相手文明の座標を全宇宙晒す装置を作ればいい」。

これが適用されるのは地球人エイリアン・三体人だけではない。宇宙戦争ののち、孤立した地球人宇宙船同士も相互不信に陥り、突然殺し合いを始める。この原理原則例外はない。

どうしても攻撃したくなければ、相手の脅威にならないと示すため、限定された空間の中に引きこもるしかない。

絶望的な世界観

エイリアンのたった一つの水滴という兵器に、地球の最強の兵器であってもまったく歯が立たない。あるいは、エイリアンが数百年の偽りの平和ののち、地球人を何の共感もなくジェノサイドする・餓死させることを宣告する場面。主要なキャラであっても容赦なく殺してしまう命の軽さ。無意味に死んでいく人々。愛し合うカップルであっても、異なる早さの時間に引き裂かれる。この絶望感こそが本作の醍醐味だ。

さらに、地球人文明通りすがりの三体人とは別のエイリアンの作った名刺大の兵器で、三次元から二次元物理世界に落とされて再起不能になるまで破壊されるシーン、これは最も美しく壮絶な太陽系人類滅亡の場面だ。これを読むためだけに「三体」を買うだけの値打ちがある。

それだけではない、現在宇宙四次元時空で光速が有限なのも、本来は十次元光速無限だった世界が、宇宙戦争で使われた次元兵器による「堕落」の結果だと示唆される。感動的なまでの悲観主義

SF兵器なんでもあり

宇宙戦艦、超兵器エイリアンコールドスリープ、超構造体(メガストラクチャー)、ネトゲなど、絵になる風景ばかりだ。確かにSFモチーフを大量に詰め込むと粗削りになりがちなので、作品によっては一つに絞ったほうがいいと思うこともあるんだけど、これはいい

舞台中国である

これは欧米SFではほとんど見られない。中国が扱われるとしたら古代文明の謎であるとか、悪の共産主義陣営とかで出てくることが多いので、まず中国舞台であるというのが新鮮だ。始皇帝とか荊軻かい名前が出てくるだけでもうれしい。中国から見た日本文化ってのも、なかなか見られないか楽しいケンリュウも書いているけどね。あと、中国からしても日本と言えばカミカゼ忍者茶道なのね。あとは雀魂とか)。

関係ないけど、英語版ウィキペディアは概して日本よりも記事が多いし細かいことが書いてあるが、中国の歴史については日本語版のほうに一日の長があることもある。

あと、文化大革命が背景になる中国小説とか映画とかって、面白いのが多い。

宇宙の最終的な運命まで描き切る蛮勇

クラークとか小松左京とかじゃないとやらないくらいの発想がぽんぽん出てくるのが素晴らしい。

SFリアルさを求めて、技術革命とそれによる社会の変化を描くこともあるし、現実社会問題に肉薄することもある。雑食の僕はそれはそれで面白くて大好きなんだけど、定期的にSFルーツにある「人類の、そして宇宙の終局的な運命とは」「不可解なるエイリアンとの出会い」みたいなテーマ作品をどうしても読みたくなる。

微妙なところ

概して女性の扱いが悪い

第一部でエイリアン軍勢地球に呼び寄せてしまうのは人類絶望した女性科学者・葉文潔だ。「いっそ愚かな私たちを滅ぼしてくれ」と宣言してしまう。第二部ではエイリアンに対抗するために地球資源を使い放題にしていいと許可された「面壁者」羅輯が、どうすればいいかからずに、かわいいだけの理想の妻を求める(一緒に問題を考えるパートナーではない!)。さらに、第三部ではエイリアン和解した人類が、数百年の平和を経て穏やかになっており、「日本韓国アイドルのように」「女性化」していると描写される(前に「原神」のキャラとか”男らしくない”俳優とか実際に規制されてたよね)。

そして、コールドスリープから目覚めた主人公女性・程心もエイリアン文明破壊するための報復装置を、弱気から起動し損なう(これがさっき述べたエイリアンによる人類ジェノサイド宣言につながる)。

同時にコールドスリープしていた軍人は「この社会もっと雄々しくあるべきだ」という趣旨マッチョなことを述べる。2010年SFだけどこれでいいのか。このシリーズ普通に面白いと褒めていいのかオバマさん。僕はジェンダー意識がかなり保守的なほうだと自覚してるけど、これはちょっと弁護できないな(というかこれだけ女性の扱いが悪いと、作者には過去につらいことがあったのか? って心配になる ※1)。

さらに、第三部の主人公・程心は、使者として脳だけになってエイリアン文明に入り込んだ恋人・雲天明が、エイリアン文明の中枢から伝えてきた、人類文明を救うための暗号化されたメッセージを解読し損ない、これも人類滅亡の遠因となる。

まり人類の滅亡の契機は、ほぼすべて女性に起因している(いずれエイリアンに見つかっただろうけれども、直接の契機は女性)。寡聞にして、この点を検討している評論を見かけていないけれど、ググればどっかにあると思う。

三部作全部ドラマ化するとしたら、この辺テコ入れされるんじゃないかな。

※1 同じ心配をしているのが「たんぽぽ娘」のロバート・F・ヤングで、若くてかわいらしい女の子といちゃつく小説がやたらと多い一方で、「ジョナサン宇宙クジラ」では年上の女性たちや・女性上司日常的に暴力を振るわれている描写がある。成熟した女性に対する嫌悪と恐れを読み取ってしまうのは、気のせいだろうか。

被害妄想

エイリアンとの戦争に勝つためにはどうすればいいか軍人議論する中で「エイリアンに負けるかもしれないという精神的敗北者を追放する」「エイリアンシンパスパイ排除する」という結論が出てくるの、なんというか現実中国共産党の発想なんだけど、エイリアンに対してこういう態度を取るのは欧米だと冷戦時代SFが多い(この前のホーガンとかね。でもホーガンは「未来からのホットライン」が面白いよ。「シン・エヴァ」の元ネタだし)。なんというか、「三体」が悪いというより、中国政府がいまだにスパイ大作戦な冷戦世界観世界を見ているという感覚が生々しく伝わってきて幾分げんなりする。マジで共産党が「最善の防御は皆殺し」とか考えていませんよーに。さっきの女性の扱いと含めて、数十年前のSFを読んでいる気分になってしまった。

第一からエイリアンの超粒子で地球文明監視されて物理学の発展が阻害されるんだけど、これも敵のスパイに見られているという被害妄想的な感じがする。

深読みすれば、共産党監視されている国民の恐怖・心象風景なのかもしれないけどね。

ときどきトンチキ

SFってのはある程度ブラフ必要で、トンチキな場面も出てくるんだけど(それをどうやって読者に悟らせないか仮定文学であるSFテクニック)、たとえば第一部で地球文明を隅々まで監視できるだけの技術文明を、地球ナノワイヤで倒せるってのは、ちょっと無理があるんじゃないか?(追記。せめて向こうでナノテクが発展していないエクスキューズがほしいよね)

総評

人類に対して敵意を持っている宇宙の中での、人類の行く末について最後まで描き切った蛮勇がとても好き。三部作の壮大さのおかげで、隠せない欠陥にもかかわらずこの作品を気に入ってしまっている。第一部よりも第二部、第三部の順で面白くなっているのもいい。自分の中では★二つから★四つ半くらいまで評価が上がっていった。作家として器が大きくなったって感じたよ。

ラストの逃避にも似た、小さな農園を備えた小宇宙も、中国伝統的美意識神仙思想隠遁に繋がっていていい。美意識が共有できると嬉しいよね。

全体として思ったのは「これって炒飯ラーメン餃子の特盛セットじゃん」ってことだった。みんながSFと聞いて思いつくネタをがっつり取り込んでいる。読んだSFの冊数が増えると、青椒肉絲とか麻婆豆腐とか黒酢酢豚とか、燕のスープとかフカヒレかいろいろあるのがわかってくるし、全部乗せを馬鹿にしたくなる気持ちも出てくるけど、なんだかんだで小さい頃に食べた大味な全部セット無性に食べたい日もある。

読書楽しい

時々どうしても受け入れられない価値観出会うこともあるけれど、なぜそう考えるようになったのか? なぜ自分不快と感じるのか? と考えると、共感的に理解できるかもしれない。少なくとも自分価値観あぶり出される。

過去批判し、そのうえで現代をよりよくしていこうと思うが、だからといって過去を見くだしたいとは思わない。好きなところ、好きになれないところ、両方を検討するのは楽しい作業だ。

本を読んだときはたった一つの気に入った言葉があればいい。映画を観たときは一つでも好きな場面を見つけられたら良しとする。美術展に出かけたら、一枚だけでも気に入った絵があれば外に出た甲斐がある。

こうして欠点もあるけれども面白かった作品について書いてみて、「もういいや」って思ってた外伝にも、手を出したくなってきた。

それではまた。

前回

今さだらけれどセンスない認定されたSF作品を弁護したい

お昼の追記

「三体」人気すごいなあ。久しぶりにバズったよ。

以下ブコメレス

人によっては人物名前を同定できるかがハードルになりそう。

これは外国文学を読むとき鬼門で、自分三国志ゲームとか小説とかで親しんでたからなんとかなったけど、そうでないとしんどいかも。

おすすめロシア文学もなかなか読んでもらえないのもこの辺りに理由がある。

基本的にはメモしたり声に出したりしてその国の言葉リズムに慣れるのがおすすめマニアになってくるとジョンとヨハネイワンが同じ起源だとか気にし出すけど、これが通用するのはアラブ世界までだしね。

この方が好きなSFもっと知りたい。

SFじゃないのも含むけど、

必読書コピペにマジレスしてみる・自分のオススメ41冊編(1)

必読書コピペにマジレスしてみる・やっぱりオススメの21冊編 (1)

あとは、

必読書コピペにマジレスしてみる・海外文学編(1)

必読書コピペにマジレスしてみる・日本文学編

必読書コピペにマジレスしてみる・ミステリ編

必読書コピペにマジレスしてみる・哲学編

これは読書リスト

2022年に読んだ本

ではでは。

夜の追記

良くも悪くも手触りが野蛮な旧世代SFなのがむしろSFクラスタ外にもウケた理由なのかもしれないとは思う

これはちょっと思った。原初SFにある奔放な想像力、よくそんなネタ思いついたな! みたいなのがたくさんあるのが「三体」のいいところ。

で、それがモヤモヤする理由でもある。SFが洗練されてくると科学的正確さとか政治性とかを無視するわけにはいかなくなる。自分と異なった属性に対して誤った知識が広まらないよう、表現ルールがあるのは大切だと信じる一方、気持ちの面では想像力が羽ばたくのを少しも邪魔されたくない自分もいる。だから、反発する人の気持ちもわかる。

なので、正確性とかに気をつかったSFに慣れた身からすると「こんな粗削りでもウケるんだ! 売れるんだ!」という意外さと、先を越された悔しさがある。だから元増田みたいにSFの外にまで広がった作品を「センスがない」とディスりたくなるのかも。

でも、僕も最初はそういう作品から読み始めたわけだし、重箱の隅をつつくような外れ値の古参よりも、作品を買ってくれる新しいファンがどんどん増えたほうがジャンルは育っていくし、若いファンは「にわか」呼ばわりするのを恐れずどしどし読んでほしい。

思い出したこと

そういえば第三部でアボリジニおっちゃんが出てくるけど、欧米作品だったらもっと白人文化に対して批判的だっただろうし、なんだったら三体人に押さえつけられるときももっと痛烈な言葉をはかせていただろうな。より強い文明出会たことによる悲劇メタファーとしては扱いが若干雑だ。

欧米作品とのこの辺の感覚差異面白い

他に書いた文学関係増田

村上春樹のヒロイン・登場人物たちのつながり

カズオ・イシグロ大体読んだけど好きかわからなくなった

以上。

翌朝追記

おすすめの本のリスト追加したよ。

2023.10.12追記

早川書房翻訳SFファンタジイ編集部ツイッターに捕捉されてて吹いた。

2023-10-01

Vtuberは単なるアイドルになり、Youtubeテレビ番組の新しい放送形態になった

簒奪されたね。

表通りの風景全てが。

アキバ電気街としての側面が裏通りにだけ残るように、表舞台資本主義的に強い奴らが全部飲みこんじまった。

もうVtuberから技術実験場としての側面は消えるだろう。

保守的経済活動の一環として、保守的ステレオタイプ提供と、保守的消費者への媚びが始まる。

老化のスピードが早いね

今やスッカリ変化を拒む中高年の社会活動だ。

これもドッグイヤー一種なのかな?

物凄いスピード老いたね。

2023-09-30

トイレの個室より狭い殺風景な部屋で、10分以上ただ座って乳を吸われるだけの時間普通に辛いよ?

すまほ見てれば10分なんかあっという間じゃん

anond:20230930001858

シャツ乳首くっきりで歩いてる人が特に気にされることもなく日常風景である欧米と、

乳首が浮いたりブラが透けたりパイスラだの女子高生だの、セクハラじみた性的視が当たり前に浸透していて性犯罪カジュアル化してるセクハラポルノ萌え絵エロ社会ジャパンを、同じように考えることはできないよ

chikanは世界共通語

子供服売り場も電車授乳室も女性蔑視で性加害したい男に荒らされまくってるのが実情なんで。

他の国においては稀なことだから

2023-09-29

おにぎりメンバーを考える秋の増田須間の木ある絵がンかをー晩目の吏儀にお(回文

おはようございます

ラーメン獣脂連れてきたよ!って

鶏の脂に豚の脂あとなに?牛の脂?

違う違うそうじゃないの

獣脂じゃなくて

ラーメン三銃士の方のラーメン三銃士

そのラーメン三銃士を連れてくるなら

私はおにぎり三銃士を連れてきて欲しいわ。

おにぎり何の具がいいかレッツスターティングメンバーを決めるとき

手堅いのは

そう!手堅いのは!

梅!明太子!そして鮭なベイビー!の3種類が鉄板だと私はいまのこの今シーズンは思うのよ。

これもさ

自分の直近の嗜好や体調なんかにもよるから

一時期は私赤飯おにぎりが大好きあとワカメ系もおにぎり三銃士に加わった総勢5名になっちゃうけど、

人それぞれ時と場合によって

おにぎり三銃士は違うくなってくるわよね。

ツナマヨもいいけど

モッタリした感じが今の私のコンディションだといいかなって今はツナマヨを欲していない感じね。

チャーハンとかオムおにぎりとかあるけど

あれは常に食べてポケットに入れておけるタイプおにぎりじゃないので

ちょっと特別感があるわよね。

あと私海苔

いつもここでも256回ぐらいしか言ってないけど

味付き海苔じゃないタイプ海苔

フランクしなしな級のすでに巻いてある海苔でも

あとで巻くタイプパリで食べてもパリパリ海苔でもそれはどちらでもいいわ!

それはあんまりこだわりがないのよね。

手で持って食べたときベタベタしないタイプベター

ベタベタしないだけにベターって言いたいがために言ってるんじゃないのよ。

それに

ニューヨークスタイル

おにぎりを片手に持ち歩き食べながら2ブロックぐらい歩けるところが

グリコキャラメルの1粒300メートルよりかは良いところよね。

あとさー

こないだコンビニおにぎり買ったときおしぼりいらないって言ったら

事務所に持って帰って手を洗ってもちろん手掴みで食べるからって理由おしぼりもわらなかったら、

コンビニ店員さんなんか

え?この人は手もそのままの状態でダーティーな感じでおにぎり直にいくのかしら?って思っているような顔をしていたので、

その人の場合にはとりあえず

もうおしぼりはもらうようにしておくようにしたわ。

この人は手も洗わずおにぎり直に手で持って食べるんだ!って思われたくないじゃない。

あと、

道端にコンビニおにぎり系の海苔けが捨ててあるのを目撃したとき

多分インバウンドの人が想像だけど

海苔は苦手だから中身だけフィルムを剥いて食べた説濃厚味!

あとにもさきにも、

海苔だけ捨ててあるってシュール風景をみたのはその景色は初めてよ!

つーかさ、

海苔を体内で消化できる酵素日本人のそこら辺の国の人しかいないって情報もあるから

あんがい食べたくても食べられない消化できないのなら仕方ないわね!って

でもそう考えると

食べられないものを食べるチャレンジング精神評価に値するわよね。

あー

でも海苔残ってたかー。

中身だけ食べるタイプだったか

まさにこの海苔ノリノリである

とは言わないけどね!

うふふ。


今日朝ご飯

明太子おにぎりにしたわ。

いつも鮭ばかりな

渡る世間は鮭ばかり!って言うぐらい私の中では泉ピン子さんなのよ!

あんまりよく分からないけど橋田壽賀子先生も鮭おにぎり好きなのかしら?かどうかは分からないけれど

少なくとも私の中では

最近夢中なのは渡る世間は鮭ばかり!よ。

なのでいつも鮭だったか今日明太子おにぎり!ってわけ。

今日はとりわけ

渡る世間明太おにぎり!ってところかしら。

デトックスウォーター

冷たい冷蔵庫で冷やした冷え冷えの

炭酸レモンウォーラーしゅわしゅわキメて来たわ!

まだそんなに寒さ本格的ではないので

どちらかというと、

暑い部類だから

まだそんなのが美味しいシーズンの季節秋でもあるわ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

今さだらけれどセンスない認定されたSF作品を弁護したい

三大「好きなSFで挙げられたらセンスない認定する作品」

時機を逸したけど。

星を継ぐもの

かっちりとしたロジック物語を進めているから好き。

最近SFも割と好きで、それこそ伊藤計劃みたいに現実社会問題を扱う作品のおかげで「社会学社会学SFなんてつまんない」って気持ちをひっくり返してくれたし、最近キャラクターかわいいSFが多いんだけど、古典SFキャラ社会問題よりも、核にある純粋論理を重んじる姿勢はやっぱり時折読み返したくなる(僕の友人はダンチェッカーツンデレかわいいとか言ってるけど、それはさておいて)。

かにこの作品というかシリーズには欠点もあって、特に第3作は陰謀論っぽくてあまりきじゃないし(人類の愚かさを人類以外のせいにするのはダサいってのが僕の感覚)、ホーガンは途中でトンデモ宇宙論にハマっちゃうんだけど、ロジカル作品世界が僕はとにかく好き。

たったひとつの冴えたやりかた

かにこの作品ベストじゃないけど、やっぱりティプトリージュニアは好きだ。「愛は定め、定めは死」がお気に入り

ある編集者が「最近SFはつまらん、男らしい作品を書くのはティプトリージュニアくらいだ!」と嘆いていたら実は女性だったって結構笑える。

古い作品って、いろんな作品元ネタになったりしているから、ダサいと考えるよりも、そこから派生した作品をそっと差し出すと、この作品が好きだって言った人にも喜んでもらえるんじゃないかな? もしかしたら派生作品も含めて好きといったのかもしれない。

インターステラー

ノーランだったら「TENET」のほうが確かにSF度が高くて好き。背景の地球の滅亡の理由もよくわからないし、何となく宇宙に行かずに大地に縛り付けられた農家バカにしているところあるし。SF設定がザルな個所もかなりあるのは認めないといけない。でも、SF映画の場合リアリティレベル小説と同水準に持っていくのは無理があるし、科学的な論理で驚かせるのは小説のほうが向いている。時間旅行SFでは感傷的にして泣かせてなんぼでしょう。そりゃあSF慣れしてたらこ伏線だろうなとか最後は年齢差で泣かせる気だなとか読めちゃうけど、それが作者が悪いというより僕ら受け手スレてるんじゃないかって疑うべき。

僕はSF映画に関しては科学的正確さよりも、どれだけ絵になる風景が出てくるかと、作中の機械装置デザインがどれ程優れているか評価している。

それにロボットかわいいじゃん。加速する宇宙船の中であんな角張ったロボット危ないに決まってるけど、人間離れした姿に善意を持つロボット萌え

基本的に僕は加点評価方針、そうじゃないとSFに限らず古い作品って読めなくない? 実際、創作してみると科学的厳密性とキャラ立てとわかりやすさとその他色々、トレードオフ関係にあって、理想作品って滅多に会えるもんじゃないってわかる。

最後にして最初アイドル

「暗黒声優」とか面白かったじゃない。作中でエーテル存在するとしたらどのような物理学現実のものになるかを、虹色に輝く地球の表面として美しく描写してくれている。

手塚治虫関連

好きなんだけどなあ、手塚治虫SF短編。確かに今読み返すと、当時は最先端だったけど今は陳腐化したネタとか、科学的正確さがいいかげんなのはあるんだけど、それでもつまんないSF映画よりもずっと面白い。ストーリーの語り方・盛り上げ方がすごい。話が面白いと、すでに否定された科学理論に基づいた話でも読みごたえがある。

というかどんなジャンルも書けて、しかも常に一定以上のレベル作品を出力していた手塚治虫って化け物だよ。創作しててそう思ったよ。

関係ないけど「W3」のプッコ中尉ドタバタドナルドダックに似てるし、星真一の父ってディズニーピノキオのゼペットじいさんに似てる。

横浜駅SF

作者が弐瓶勉椎名誠が好きなのがひしひしと伝わってきて楽しい

あと、この人は一発屋ではなくて、「人間たちの話」だとかいろいろSF短編集を書いてて、とくにこの表題作を読んで「この人こんなウェットなストーリーも書けるんだ」ってすっごく驚いた。ひょいひょいとアイディアがわいてきて、それをスマート調理するもんだから、頭が良くていけ好かないと感じていたんだけど、この一作で評価が変わった。

沈黙リトルボーイ」って短編原爆SFとしてオススメ。宮西健礼「もしもぼくらが生まれていたら」と一緒に読むと楽しい

「猫のゆりかご」

タイタンの妖女」や「スローターハウス5」のほうが好きなんだけど、最初に読んだので思い出深い。村上春樹の初期の短編とかブローティガンとか好きだし。

まりにも悲惨現実を相対化するのは、一歩間違えば現実逃避の冷笑主義になるんだけれど、狂気世界を別の狂気批判する方に踏みとどまっているから好き。

以上。ごめん、アニメはあまり見てなかった。

気が向いたら「三体」の好きなところとツッコミを入れたいところについても書くかも。

2023-09-27

日本未来は(wow, wow, wow, wow

世界がうらやむ(yeah, yeah, yeah, yeah)

恋をしようじゃないか

 

ここで正気に戻る。「日本未来世界がうらやむ」の歌詞が、いわばヤケクソ気味であると気付くからだ。なぜならその後に「恋をしようじゃないか!」が続くから

明るい未来確信できるなら、その後に来るのは「夢があるんじゃないか!」で良いはずだ。しか未来への夢は来ない。恋をしよう、個人の心情で、情動カバーしようと言う。そう、恋は精神麻薬、誤魔化し。明るい未来が訪れないなら、せめて何か素敵な恋というものに恋焦がれて、暗い未来風景から目を逸らそう。

そういう逃避の歌が1999年にあった。

2023-09-23

これは昔からじゃん。田沼意次然り。

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