日本の未来は(wow, wow, wow, wow)
世界がうらやむ(yeah, yeah, yeah, yeah)
恋をしようじゃないか!
ここで正気に戻る。「日本の未来は世界がうらやむ」の歌詞が、いわばヤケクソ気味であると気付くからだ。なぜならその後に「恋をしようじゃないか!」が続くから。
明るい未来が確信できるなら、その後に来るのは「夢があるんじゃないか!」で良いはずだ。しかし未来への夢は来ない。恋をしよう、個人の心情で、情動でカバーしようと言う。そう、恋は精神の麻薬、誤魔化し。明るい未来が訪れないなら、せめて何か素敵な恋というものに恋焦がれて、暗い未来の風景から目を逸らそう。
そういう逃避の歌が1999年にあった。
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