はてなキーワード: 信頼関係とは
マイクロソフトが任天堂に買収提案をしていたというニュースがあった。
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20210107-148353/
じゃぁ、ソニーと任天堂の間には、一体 何が起こっていたのか。
信頼関係も指導関係もない相手からピント外れのケチをつけられたところで何も思うわけないだろ。
文章を書くのが好きで、現状十分読みやすい文を書けている元増田は
理論武装することで愛着のある自分の文章を守ることができるだろう、ということを書いた。
指摘される前に先回りして指摘されそうなところをつぶしておくのもひとつの手段だし、
反論できない相手から理不尽な指摘を受けたとしても、それが理論的に理不尽だとわかっていれば
その場では言うことを聞くふりをして内心のダメージはおさえることができる。
自分のこだわるべき表現の部分以外の指摘は受け入れやすい心構えもできる。
ケチをつけられることと改善点の指摘の区別がつけられるようになる。
ただ、なんとなく元の文章からはテクニカルライティングではなく、
・カラーのガイドラインは個人がTwitterやPixivなどで基本的に無料で公開するのを念頭にしたもの
・どちらかというとFANBOXとかでガンガン有料公開してるのでそっちがダメかもしれない
・同人誌での公開はカラーが準備中という「ファンアートの販売・製品化に関するルール」を待って白黒の判断をしたほうがベター
・12月28日 カラーがガイドラインを掲載→https://www.khara.co.jp/guideline/
・ 同28日 ねとらぼの「エロNG」ツイートが拡散。記事は2時間後に修正・謝罪→https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2012/28/news061.html
・ 同28日 Pixivからエヴァの絵が減りはじめる(「エヴァ」R18が約6400件あったのが現在6247件)
・ 同30日 カラーが補足説明の声明文を公開→https://www.khara.co.jp/2020/12/28/eva_guideline/
カラーのガイドラインは「ポルノ表現そのものを目的としたものは控えて」と書いている。これは「ポルノ表現は控えて」とは似て非なるもの。カラーが30日の補足説明で「解釈にあえて曖昧な部分を残している」としたのはまさにこの点。
つまり、絵師側がエロイラストを公開したときに「この絵のエロは作品愛を表現するために描いたもの」と主張できる余地をわざわざ公式側が残してくれている。ありがとうカラー。
そもそもガイドラインを見渡すと「控えてほしい」というやわらかい言葉にとどめており、どこにも「禁止」とは書いていない。要はファンコミュニティ内で空気を読みながら、楽しい遊び場を今後も続けてくださいねということでしかない。あるいは、これからは背徳感など覚えずに、堂々とやってくださいというメッセージにすら言い換えられる内容だろう。
おまけに本来公式側が最もOKを出し辛い部分である同人誌などに対して「※現在、ファンアートの販売・製品化に関するルールについても検討しています。 続報をお待ち下さい」ときている。つまり、エヴァはこれから同人誌や同人グッズまでもが公式にOKになる可能性がある。みかじめ料みたいなものは徴収するかもしれないが、長年言われてきたオリジナルクリエイターへの還元につながるなら、これはオタク側からしてもむしろ歓迎ではないか。
そうなれば画期的だが、これは「エヴァ」がインディアニメだからこそ先陣きって挑戦できる快挙だろう。あまり知られていないが、「エヴァ」は製作委員会方式などで作られる一般的なアニメではなく、カラーの1社出資で制作されている最強の「自主制作アニメ」なのだ。これはルーカスフィルムの「スター・ウォーズ」と同様の快挙といえる。
庵野がかつて所属していたガイナックスが二次創作に寛容だったのはよく知られたこと(DAICONフィルム出身なんだからそりゃそうだ)。フィギュアのファン制作において、ワンフェスの「当日版権システム」を推し進めたのもガイナックス(ゼネラルプロダクツ)だった。それを今度は同人誌やグッズなどで再発明することになるかもしれない。おそらく通常のアニメであれば関連会社が大量にありすぎるため、なかなかGOサインが出ない。そこを自主制作の「エヴァ」が先陣きってやってみせようというわけだ。
同人誌やグッズ化については、蓋を開けてみたら成約でギチギチという可能性もあるので手放しで歓迎するには早いのかもしれない。だがこれまでのファンとの信頼関係を鑑みるに、かなり期待して良いとは感じる。
見出しの「誰も読めてない」は言い過ぎたかもしれないが、Pixivのイラスト減少傾向にそれだけ危機感を覚えた。みんなもう少し落ち着いて、カラーの声明文にあるように、ガイドライン本文を読んでみてほしい。
ちなみに、ガイドラインは「『エヴァンゲリオン』シリーズのファン創作物の公開に関するガイドライン」という名称であり、よく見るとガイドライン本文に「二次創作」という言葉は一切出てこない(このエントリでは便宜上「二次創作ガイドライン」と呼称している)。「二次創作」という語句を使わなかった理由については何か意図がありそうなので、著作権関係に強い誰かに解説してもらいたい。
安倍政権が他に類を見ないほど外交上手であったのなら彼が最長政権を維持できた理由は説明できるかもしれないが、別にそんなことはなかった。
また、増田自身が「民主党(含む野党)がだらしないから」という論に安易に乗ってしまっている気がするが、安倍政権が時々失敗していたなら、適切な外交政策を打ち出して勢力を伸長する党がその間現れなかったことも不自然である。安倍が外遊に力を入れていたことは事実だが、対露外交の失敗は増田の言うとおりであるし、ヨーロッパ・アフリカに対する中国の派手な外交と比して世界の地勢に橋頭保を築き得たというほどのことはなく、彼方の首脳陣との間に個人的な信頼関係を築くこともできていない。またアメリカ・イスラエルに寄り過ぎて、中東関係では初歩的なやらかしもしている。そもそも身近なアジアにおいても、対韓国では朴大統領との間で交渉を進めた結果、逆に文政権の成立に手を貸したようなもので、文政権成立後何もできていないし、北朝鮮にはトランプから「口を挟むな」とでも言われたのか、結局あれほど課題だ課題だと言いながら8年間何もせず、できなかった。つまり「安倍政権が外交で評価された」という主張自体、事実ベースで見れば成り立たず、実体はただのイメージ論に過ぎない。
よって、安倍政権が例を見ない長期政権を築き得た理由、ファクターXは、これまでの政権とは全く違う、別の部分にある。では、安倍政権がやった、そしてほかの政権がやらなかったこととは何か?
私見では、それは人事統制・情報統制の2点だと思う。内閣人事局による官僚支配、そして、徹底的なメディア管理だ。
2014年に設置された内閣人事局は、菅官房長官・安倍総理による官僚支配の象徴である。これは、安倍政権の、それ以前の政権とは全く違う性質を象徴する。モリカケ問題はその象徴の一つに過ぎない。
一方のメディア管理については、NHKへの露骨な圧力問題(総理就任前の2005年の番組改編問題から始まり会長・経営委員会に自己人脈の人間を多数送り込むなど)をはじめ、強権的な体質を隠す気もない。世界報道の自由度ランキングでは、民主党政権の3年間(2009~2011)は17位、11位、22位だったが、安倍政権2012からは53位に急落し順調に低下。現在は安定して60~70位をキープする、先進国中最低水準の有り様である。
正直な話、第二次以降の安倍政権を象徴するのがこの2つで、この2つを欠いたらあの長期政権は成立しなかったというのが最も正しい判断だろう。
では、「そんな簡単なことを、なぜ他の政権はやらないのか?」という問いがあるかもしれない。それだけのことで長期政権が取れるなら、みんなやればいいのでは? これに対する答えは極めて簡単で、そんな恥知らずな真似は普通できないから、ということに尽きるだろう。議院内閣制における官僚支配、民主主義国家での報道支配は、いずれも政治運営上のタブーであり、これをやれば、誰も政権に歯止めをかけることができなくなり、確実に国家は衰退・弱体化する。それをやったのが安倍晋三という人間である。国民が彼を選んだという説明も、本来は微妙に怪しい。国民はまさに彼を選ぶしかないと、この8年思わされ続けてきたのだから。ただ、そのメッキはコロナで脆くも剥がれ落ちた。「これは自分の手には負えないこと」と引き際を見極めた逃げ足はさすがである。後始末のような面倒は、部下の汚れ専門の実務家に任せればよいと考え、ことが済めばのうのうと再登板の心づもりだろう。ひょっとすると、東京五輪を再登板の舞台とさえ考えているのかもしれない。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/nogawam/status/1343038429144084482
この状況下においての自民党の会食は批判されるべきだしクソアホであることには異論ないが、勢い余って「会食」自体を脊髄反射で「ホモソ」だの「合理的でない」だの言っちゃってるバカコメントが星を集めている地獄。
どうせはてなはエンジニア連中が多いから会食とか古臭いとか非合理的とか思ってるんだろうな。非合理な人間の「信頼感」というやつを醸成するためには、食事を共にするのはめちゃめちゃ合理的なのに。
こういうこと書くと、Zoomでええやんとかそんな曖昧な信頼感とかなくても仕事回るやろ情弱wみたいなこと言いたくなるだろうから先に言うけど、お前はツラ突き合わせて飯も食ったことがないような相手と結婚できんのか?って話で。(一部の少数事例を持ち出してできる!!って屁理屈こねてきそう)
企業同士の話で言えば、取引先のデータなんてきょうび全部ネットや調査会社で大体わかる。それでも会食するのは、相手がどういう思想を持っていて内部がどういう雰囲気でという情報を感じ取ったり、こいつは本当に契約をするに足る相手なのかって曖昧な信頼関係を築くためにやる。まあこの辺はZoomでもいいけど、リラックスして食事しながらのほうが話もスムーズになる。取り繕った話を聞きたいなら(そういう話が聞きたいときもあるけど)企業パンフでいい。インタビューだって関係を築かずに飛び込みのような状態で行ったところで、深い話なんて聞けるわけもなく、通り一遍の話しか返ってこない(もしそういう想像をしているならDPZの読みすぎ)。はてなでも「企業の思想が~」みたいによく言うじゃん。そういうのってちゃんと中の人のお話を聞かないとね、わからないの。
たしかに会食自体は直接的な効果が測定しにくいものだけど、じゃあなんで今の効率と利潤を追求する資本主義社会の下でこの風習が廃れていないのかって、それなりに合理的だからでしょ(労害のおっさんが飲み会が大好きだからだろ!と一部のブクマカは本気で思ってそうだが、もしそうであれば本当に自分以外の他人を馬鹿にしすぎていると思う。たしかにそういう悪い人が風習を勘違いして自分のための飲み会にしてしまうのは一部あるけど)。もちろん不要な会食はどんどん少なくなっているけど、必要性や効果、と経費の折り合いに特に営業関係の人は日々思いを巡らせながら会食をしていることと思う。
繰り返して言うが感染症リスクのある中でやる話ではない。また、会食に伴う長時間労働化やアルコールハラスメントの問題もある。
でも会食の儀式的な側面と、ビジネスの関係構築手法としての側面を無視(たぶん考えたこともなかったんだろうけど)して非合理的とか勢いよく言っちゃうの、「私は世間知らずです」と宣言してるようなもんなのでやめときなよ。
「そういう個人的な内実を知るのって、一定の信頼関係を得てこそだと思うんだが。お前達のやっていることは順序が逆だ。信頼回復のためにやっているのなら、こそこそ探るようなもんじゃない」
「分かってる。それでも知らなきゃダメなんだ」
そう押し通すしかなかった。
そんな要領があったら、そもそもこんな状況にはなっていないだろう。
だから信用を得るには、もはや情に訴える他なかった。
「掘り起こしたせいで土壌が崩れる、なんてこともあるんじゃないか? かえって関係が悪化するかもしれない」
「それで怪我するなら、僕たちの不注意だよ」
俺たちは“自分が考える最も真剣な表情”をして、兄貴に情熱的な眼差しを向けた。
「はあ……どうせ開けてみるまで分からないしな」
兄貴は溜め息を吐きながら、呆れ気味にそう言った。
俺たちの真心は伝わらなかったようだけれど、なぜか話す気になってくれたらしい。
「そうだな昔の話をしよう……っていうほど昔でもないが」
俺がドッペルに初めて会った日だ。
正確に言えば、俺が始めて認識した日というべきかもしれないが。
俺は帰路の途中だった。
空には暗雲が立ち込めていて、今にも降り出しそうな湿気を感じる。
まあ傘を持っていたから別に問題なかったんだが、なかなか雨が降らないのがもどかしくてな。
ときどき小さな水滴が肌を掠めるような感覚はあっても、傘を差すようなレベルじゃあない。
いっそのことドシャ降りにでもなってくれたらいいのに、なんて思う程だったよ。
そんな状態が続いたまま、家に着くまで残りわずかってところかな。
前方に弟の、お前の後ろ姿が見えたんだ。
「え、俺?」
回想に割り込んでくるな。
当然、実際は弟じゃなくドッペルの方だ。
その時は変装してなかったようだが、霧が出ていたせいでボヤけてたんだよ。
あいつは当時から立っ端は同じくらいあったし、遠くからだと見分けなんてつかない。
それで同じ学生鞄を持ってて、俺の家近くを歩いているってなったら、勘違いしてもおかしくないだろ?
俺は懐疑なんて全くなく、小走りで駆け寄ったさ。
「よー、弟よ!」
そう呼びかける段階で、俺はやっと明確な違いに気づいた。
その時には、もはや手遅れ気味だったが。
婚活ってのはスペックもあるけど、それ以上にこの人は自分とうまくいくのか、自分を推してくれそうな人なのかを重視する。
推しは他にもいるけど許容してねーって精神的な浮気(厳密には違うけどここでは浮気と表記する)は、確実な信頼関係が築けていない婚活市場だと見えている地雷と相手に断定されて切られちゃったり、とら婚へのクレームに繋がるから、いないと切り捨てる方向になるんだと思う。
増田の恋愛と推しは違うはわかるんだよ、増田はおじさんが行きつけのスナックがあって、そこのママが面白くて推してるんだ。という感覚でキャバを利用していて、そこのスタッフを推してるだけで、恋愛ではない。キャバを利用する人って半分くらいはこの感覚。
じゃあどうすれば良いって、増田がどんな人間でキャバに対してどんなスタンスなのかを時間かけて理解してもらうしかない。
婚活みたいな中身をよく知らずに付き合いを始める方法よりは、友達からでも時間をかけてよく自分を知ってもらう自由恋愛のがいいんじゃないかな。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37888660
https://www.youtube.com/watch?v=MtOSegYRd_s
新アニメは一切見てなかったのだが、新アニメの方でポップが投げて渡した剣をダイが受け取るシーンが「マジでないな…」ってなってしまった。
新アニメの方は、ピンチのシーンでポップが剣を取りに行ってダイに向かって投げて渡すという予想外?の行動に対して、ダイが視線の移動もしなければ、剣を受け取る際にノールックで受け取るっていう昨今の等身大ではない厨二チート主人公文脈(なろう系とか)のような「薄さ」を感じてしまった。(ダイの大冒険という原作の文脈が全く感じられない)
もちろん今まさに必殺技を放とうとしてる強敵と対峙しているのだから、一瞬でも敵から目を離すことは致命的であるので、大変合理的な判断だと言える、それが可能であれば。
一方旧アニメの方は、ポップの意外な?行動に対してダイがちゃんと視線を移動して「ポップ!」って言葉で反応してるし、投げられた剣を掴むときもちゃんを剣を見ながら掴んでて、ダイの幼さや未熟さのような最低限の等身大の表現がされてる。(当たり前の話だが、ダイは投げられた剣をノールックで受け取れる達人のような存在ではない)
あとポップが剣を投げる時もちゃんと逆手で取ってから投げてるのと、ダイから名前を呼ばれた後のポップの「うん…!」から「(ダイ、わかるよな…!)」感がすごい伝わってきて、2人の信頼関係みたいなものも感じられて大変良い。もちろんこの後には「アバンストラッシュ」だ。
旧アニメはあれだけのシーンにダイの大冒険の文脈をちゃんと凝縮してて、この作画や演出?をセル画時代の1991年に週1アニメでやってたんだから、作ってた人達はマジでアニメ制作に人生とか命とかすべてをかけてたんだな…、と尊敬の念を抱かずにはいられない。一体どんだけのカロリーをアニメ制作に注ぎ込んでたんだよ、と。(声優さんの演技も相当やばいのだが…)
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あと、もし本当に新アニメの描画が「等身大ではない厨二チート主人公文脈」から来ているのかってときに(*1)、作り手(供給)側がそういう意識になってるのか、受け手(需要)側がそういうものを求めているのか、どっちによる影響なんだろうか、というのも少し考えてしまった。
作り手側の話だった場合、昔のこういったものを作ってた人達の経験や技術みたいなものはどこに行ってしまったんだろうな…と。ダイの大冒険という原作は一切変化していないと思うけど、作り手側の趣向が昔から変化してしまったのだろうか。受け手側だけの話だった場合、「最近の子にはこういうのがウケるのか…俺も歳を取ってしまったのかもなぁ…」ってことなのかもしれない。
ただ今回の自分の感想は、比較映像を見たから出てきただけの感想なのかもしれず(*2)、新アニメ単体で見たときは何も思わなかった可能性もある。
自分の記憶で美化されているかもしれないが、旧アニメは偉大な先人達が作った名作アニメなので、全く同じものをそのまま作るというわけにも行かない難しさの中で、新アニメスタッフの方々には引き続き頑張って頂きたいなぁ、とも思った。
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*1: アニメに関して完全なド素人なので推測からして間違ってる可能性もあるが、自分が思ってしまった感想なので
*2: 繰り返しになるがド素人なので
アサシンクリード ヴァルハラの流血規制についてバタバタしている。
11月28日時点の状況は、ユービーアイソフト株式会社(以後UBIJと略す)が「バグが原因で修正する」と発表したが、バタバタで不信感や怒りで燃え上がったユーザー(大声なごく少数だと信じたい)は収まらず匿名掲示板などで怒り声は上がり続けている。
発表時点で信頼度がかなり低下していたためか嘘と断ずる人も多いが、バグだとすれば個人的に腑に落ちなかった点に色々納得できた。
事実UBIJ(およびUBI本社)が間違った情報を発信したのは確かだし、バグも多いのも確かだし、CEROという日本のレーティング機関が(たぶん海外とかから苦情が来て)声明を出したのも確かなんだが、「UBIJが悪の企業で、ユーザーを騙すために嘘をついた、詐欺を意図していた」というのはちょっと現実的じゃないと思うので、ここに残しておく。
ことの起こりはUBIJが発売前に発表していた規制に関する項目に流血規制が無かったのが発端だと思う(ヴァルハラに関しては)。
「いざ発売してみたら、聞いてない流血まで規制されてるじゃないか! 詐欺だ!」という怒りの声が沸き上がった。怒りからこういう流れになるのはわからないでもない。
でもUBIJが悪意を持って日本のユーザーを騙したとか、発売本数を伸ばすために詐欺的に情報を隠したというのは考えにくい。
そう考えるのはUBIJに好意的だからじゃなくて、彼らの目的は売り上げを上げるためだからだ。
切断された首の表現や、ヌードは規制をかけると発表していて、流血だけ黙っていてどれだけ売り上げが変わだろうか?
本当にユーザーを騙すつもりなら、規制について全部黙っているのが一番だ。
彼らは残酷表現の規制とまとめて書いてもいいところを、細かく項目を出して伝えているし、事前にネット動画で放送を行って製品の販促を行ったりしている。真摯な態度で売り上げを上げようとしているのに、急にユーザーを馬鹿にして詐欺を働くメリットが無い。
ヴァルハラだけ売り逃げても、次に出すゲームの売り上げに響くのは馬鹿でもわかる。
もう一つ、流血規制についてはオプションに項目がありオンオフできるのだ(現時点ではバグで機能してない)。
じゃあ、なんで流血について黙っていたのかは、UBIJの発表通りバグの可能性が高いし、納得もできる。詐欺企業案寄りの考えでUBIJやUBIの考えた巧妙な言い訳の可能性ってこともある(数パーセント?)けど、事前に動作しないオプションを残しておくのは、準備が良すぎる・・・普通、ユーザーを馬鹿にするためにあらかじめ用意した仕掛けというより、バグで機能してない方が妥当だと思うよね?
UBIJの発表は、本社から「こういう規制をしたよー」という文章を翻訳して出したという流れだと思うけど、バグだとすれば本社側も流血が規制されているなんて思いもしないわけなので、それは漏れる。
バグは良いものではないけど、どうしても出てしまう。非が無いわけじゃないけど、悪意はない。もちろん、詐欺を行う意図もない。
ゴア表現の規制の部分で、検証甘いなぁという思う部分がある。トドメの演出で血が飛び散って首が飛んだり、手足が飛んだりする部分、これ規制かかって無くない? という感じがする。オプションは機能してないし、規制も不徹底だし、流血規制がバグというのも悪い方向で信ぴょう性が高い気がする。まぁ、進行不能バグが残っているのに、一部地域の規制の検証が十分なはず・・・。経験則でいわせてもらうと、初期に出てくるのはわかりやすいバグだ。この時点でこれだけでるなら、まだまだ規制に関しても出てくる可能性はある。
昨今、規制に関する内容は結構センシティブというか話題になりやすい問題だから、UBIJはもう少し海外版と比較したり、オプションのオンオフを行い自国発売版を確認してみるべきだったかもしれない。まぁ、ギリギリまで英語版しかもらえないとか、プレイできたバージョンがバグが埋め込まれる前の版でしたって可能性もDay1パッチが当たり前のいまの開発事情だとありうる。
購入者側としては色々混迷した結果の「バグでした」という発言は、なんか言い訳っぽいと感じるのは仕方ないけど、そこを一歩踏みとどまって冷静に考えてみると、説明が付く点が多い。
嘘つき、詐欺って叫んでいる人、間違った情報を元に買わされた怒りに支配されて、本当に詐欺等ならどういう動機でどういう経緯だったか考えること放棄してるでしょ、ぶっちゃけ。
発売後、UBIJやアジアの各支社が規制に関して発表を行った。
日本では関係機関と相談してこのような規制になったというような説明をし、日本以外のアジアでは日本のCEROに準拠したと発表した。
例えばヌード規制のいらない国で規制がかかっている妥当性はCEROの名前を出さないと説明できないので仕方ないのよ。日本だけCEROの名前を出していないのは、CEROに準拠しているのはあえていうことでもないからか、名指しを避けたのかだろう。
この件は日本以外の国で不要な規制をかけたUBIアジアに怒りを向けるのが正しく、CEROに腹を立てるのは筋違いでユーザーが間違っているだけ。まぁ、UBIアジアが下手を打ったといえばそうなのだが、UBIがCEROに責任をなすりつけたは間違いだと思う。この辺がUBIJ憎しな解釈でどんどんねじ曲げていく人への自浄作用が働かないのは炎上の悪いところ、それなりに「いや、そこは違うだろ」という人はいるんだけど、UBIJ擁護的な意見は一部否定でも認められん! という力学が働くことが多い。
そもそも、日本のユーザーは「俺はCEROの味方だから、CEROへの攻撃はゆるさん!」という人でもない限りこの傾向に対する危惧はあっても、怒るようなレベルでの実害はない。
そうなるとアジア各国でCEROに対する非難が出る(そもそもCEROを非難すること自体不当だと思うけど)、日本の今の炎上を思えば海外のユーザーでCEROに怒りを抱くものがでるのもさもありなん。
色々苦情があったのかはわからないが、ここでCEROが「UBIJとは協議も行っていないし、流血ありで審査通してるけど?(怒)」という声明を出す。CEROが喋った! という驚きの声が上がりつつ、UBIJに怒りを抱いているユーザーはCEROの反撃に拍手喝采。普段はゲーマーからマイナスの感情を向けられがちなレーティング機関のCEROがユーザーの側に付いた歴史的瞬間かもしれない。
とにかく「ここでUBIJがまた嘘をついた!」という声が上がる事態になるのだけど、最初UBIJ側が流血ありでCEROの審査を通して、発売版で規制していた意味がわからなかった。この時点ではUBIJ側からバグという発表は無かったから。
嘘をつくにしても、詐欺をするにしても、この動きは説明できないように思える。
なのでこの時点でCEROを通した後に、さらに残酷な表現のCEROへの報告漏れが発覚したので過剰に表現を規制したのかも、なんて考えていたがスッキリしなかった。
流血以外の首切断やヌードに関する規制に関してはCEROに準拠させたため、アジア全体でCEROに準拠と発表したのだろう。
ここで資本主である中国に合わせたけど、それが言えないからCEROに責任を擦り付けたのだろう! という説もあるけど、正直中国の規制事情がわからないので、私は判断が付けられない。
まぁ、中国のレーティング機関に合わせたっていっても中国資本は意に介さない気もするし、中国に気を使ったなら、アジア全体のレーティングを考慮したってぼかして言えば良いだけでCEROをスケープゴートにする必要はない。流血に関してはバグであれば、そもそも規制対象ではない。
中国っていうけど、香港とそれ以外で事情はことなるよね。香港以外ってバイオハザードも発売できなくて、なんか名前変えて売ってなかった? まぁ、中国云々はわからない。
(中国で販売が禁止されている『バイオハザード RE:2』を売るために、売り手は「隠語」や「暗号」を使う)
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20190127-84042/
(追記)調べてみたらバイオハザードに関する記事は見つけることができた。
それを置いておいて、日本の関係機関って何? CEROは相談受けてないって言っているよという問題が別にある。
関係機関というのがCEROを指すのか、SONYなんかのコンシューマー機メーカーなのか、いやいや各アジア支店で相談しただけなのかが明確じゃないので困る。
個人的にはアジア支社全体で相談してCEROの基準で通せば各国でも売れそうだから、CEROに通るようなこういう規制にしようと相談したということじゃないかと考えている。
CEROの基準に逸脱する表現での販売があったとCEROが発表。UBI側は今発売している版では修正済みと報告したらしい。
週末ぐらいに無規制版(流血規制云々ではなくみんなが望んでいた完全な無規制)がUBIのストアで発売されていた件を言っているのだと思う。他にもビデオカードの付属版だと規制が無いという話もあったからそれを指すのかもしれない。
ストアの件はゴタゴタの最中だったから「問題出たから、日本版一旦差し止めて!」と慌ててストアで操作して差し止めたら、そういう仕様なのかバグなのか、操作ミスなのか海外で売っている版が買えるようになったとかじゃないだろうか。無くはないだろうけど、設定後にちゃんと動いているか購入をトライして確認するということを誰もしなかったのか? という腑に落ちない点は残る。
先の海外CERO準拠発表のお返しかどうかは・・・疑わしきは断ぜずの精神。
とはいえ、このCEROの発表も無規制版販売のことを指していると明言していないので、購入者というかUBIJとCERO以外の者には説明不足だったりする。
たぶん、騒動になっている流血規制のことかな考える人だったり、規制されているはずなのになぜか描画される首切断からの出血ドバッのことかなと思う人いると思う。ユーザーには知らされていない他の何かについてかもしれない。
こういう説明不足の点にUBIJ憎しのバイアスのかかった「事実」が生み出され、まことしやかにそれが積み重なっていくのがネットの炎上な気がする。
UBIJ側の発表が迷走した。
最初は関係機関と相談して流血規制をすることになったと発表して、次はCEROの発言の直後、やっぱり社内の問題でしたテヘペロと報告したのだ。
ユーザー側としたらそりゃ怒るのもしょうがないし、信頼できないのも確かだけど、騙すつもりなら目的もなくユーザーを混乱させて喜ぶ愉快犯だし、詐欺だとしたら効果が無い。
混迷しているし、正しくもなかったけど、騙すつもりでも詐欺でもないことは明白(いや愉快犯説っていったけど、本気であると思う?)。
じゃあ、内部で何があったんだろう? となると流血規制がバグなら予想ができる。これまでの推測より想像に近いけど。
UBIJは日本支部でおそらくマーケティングチーム主体だ。開発の本体は無い。
そうなると規制内容の詳細とか、バグの有無は本社に確認するしかない。ただしバグというのはやっかいなもので、特定しないと「調査中」程度しか開発チームは言えないのだ、だとしてもマーケティング部門はいつまでも調査中というわけにもいかず、色々確認しつつ回答するのだ(本当にユーザーの方を向いていない、馬鹿にしている態度なら何も言わずに放置しておくんじゃないかな。結果誤報を出したけど、ユーザーに真摯な良いマーケティングチームだと思うよ)。私もプロダクトに関しては開発よりなので、もうしわけないという思いを抱いている(でも、まだわからないとしかいえない)。開発側のバグなどで迷惑をかけた(まぁ、新しい事実がわかって開発からの回答が二転三転することもあった)が、信頼して矢面で対応してくれるマーケティングチームやユーザーサポートには神と崇めんばかりの感謝をしている(UBI内に信頼関係があるかは知らん)。
そして、アサシングリードヴァルハラはお世辞にもバグが少ないゲームではなかった。世界全体で発生している進行不能に関する問題と、アジアの規制に関する問題、どちらを優先して対応するかは推測するに難くない。
何かがおかしいという思いはあっても、本社に問い合わせても「調査中」とか「仕様通り(バグは見つかってないからねこの時点で、そんなもんよ)」という回答ぐらいしかもらえない中。UBIJは何かしら発表はしなければならない(バグは特定できない場合は数か月かかるかもしれない。そんなもんよ、優先度低そうだし)。各支社と相談したけど「CEROに合わせるって話したよね。規制があるなら日本準拠しかありえないよね(バグは見つかっていない)」なんて話があったのちの、
「日本で発売可能となる表現修正を再度検討した結果、流血表現の削除も修正項目に含まれることとなりました」
という発表をしたのかもしれない。結果、続くバグという発表と矛盾することになるし、どちらかが間違っているのだから批判も信頼低下も起こるのは仕方ない。
(追記)読み直していて勘違いに気が付いた。「再度検討」したのか、元々の規制がかかっていた原因ははっきり言えない(まぁ、バグだしこの時点ではわかってなかった)けど、発売後のこの発表をする少し前に再度検討して流血に関しては規制としたってことか、どちらにしろ後で撤回するから、早まった発表だけど、その時点の動きがより理解できた。できるだけ正確に伝えようとするユーザー向きの姿勢だよ。
けども、日本を馬鹿にして騙したわけでもないし、詐欺という批判もちょっと考えにくい。悪気はないんだよ。海外本社の企業でアサシングリードヴァルハラほど大規模なオープンワールドゲームを発売した当初に、日本の1支社が常に正しい情報を発信できなくても当たり前だと思う。間が悪かったり、CEROに飛び火したりとかあったけど・・・。
UBIJに落ち度が無いとか、UBIJが正義というつもりも無い。
意図がある無しにかかわらず、迷惑をかけたし、間違った情報を発信している! という声に関しては、その通りだと思うしそれを否定する気は無い。悪気はないって言っているだけ、悪気が無ければ良いというのもではない! という意見に関してもその通りだと思う。ただ詐欺といいたいなら、詐欺を行う意思の立証が必要だから、詐欺とは言えないねというだけ。
景品表示法は発信者の意図関係なく成立するから、これを主張するなら訴えてみて欲しい。有罪が確定したら犯罪呼ばわりすればいいし、それまでは犯罪者呼ばわりは不当な決めつけだろう(容疑者?)。
まぁ、事実はUBIJのみ知るなので、推測しかできないけどバグとか、本社支社の連携の難しさとか、良く調べないで焦って発表した結果である可能性は高いと思う。
ユーザーを馬鹿にした詐欺企業ってのより現実味はあるんじゃない。
嘘の定義を調べてみた(Wikiで)が「嘘とは事実に反する事柄の表明であり、特に故意に表明されたものを言う。」とある、特にってところが絶対ではない感じがするけど、嘘つきと罵倒するのも罵倒する側が狭量な感じ。
詐欺は詐欺を働く意図を立証しないと駄目だから、詐欺って呼ぶのは明確な悪意の証拠でも出てこない限り正しくない。まぁ、UBIJ悪意無いよきっと。
というわけで、みなさん「詐欺!」とか「嘘つき!」という発言を、「UBIJは悪意は無いけど間違った発表をしてしまった!」に置換しましょう。怒り舞い踊る炎上もずいぶんマイルドに鎮火しそうな気がしますよ。
炎上って現実としてどうかより、罵倒できて鬱憤を晴らせるかで正誤を決めている気がするから、彼らにはこの声は届かないだろうなぁと思いつつ。ネットの発言が炎上一色というのも良くないなぁと思い書いてみた。
というか、エスカレートしすぎて広報の人への個人攻撃とか、ヴァルハラのプレイ動画配信者への批判にまで至っているのはひど過ぎる。よく言われるように、ネットの炎上は0.5%論が正しいことを祈る。本気でUBIJが悪意を持って嘘をついたとか詐欺を行ったと思っている人が大半だとするとネットは中々絶望的な環境だ。
自分たちが普段そういう発想だから、相手側もそう見えてしまうというのはあると思う。匿名で煽り、煽られる世界から少し離れてみてはどうだろう。
最後にUBIJは翻訳の品質もいいし、色々販促もがんばっている(オデッセイの時に藤村シシンさんを呼んだのはグッジョブでした)し不当に貶める評価は無くなって欲しい。サポートは別の件で以前お世話になったけど、いかにも大企業的というか、型通りの対応で改善して欲しい。商品はバグも多いし、値下げも早いから発売日に買って悲しくなるから改善して欲しい。
これは詭弁やストローマンではないと思う(男女平等の観点から多夫多妻と読み替えて)。なぜなら「選択肢が増えるだけ」と主張して、夫婦別姓に反対する人を「なんで選択肢が増えるだけなのに反対しているの?」とバカにしている人は実際にいるから。
そして私は、1対1の結婚制度を支持し強化すべきという観点の下で、夫婦別姓は(選択肢が広がるだけだから、ではなく)結婚制度というものは名字という表面的なもので支持されているのではなく根本的に愛し合っている信頼関係のもとで成り立つという考えから相手の人生を尊重する形として容認できるし、多夫多妻は1対1ではないので支持しないし認めない。
ぼかして書く。
そこにおばあさんが(たぶん)住んでいる。
白髪で腰が曲がっていて、そういう年齢に見える人なので、おばあさんと書く。
いつも概ね同じ服。いや、服と呼んで良いんだろうか、あれは。
なんて言うか、何々を着ている、と説明できない格好をしている。少なくともコーディネートとかおしゃれとか季節に応じた格好とか、そういうのではない。
上着をいっぱい着ているっぽい。何枚も何枚も。何かの上に何かを重ね着して、一番上になんかこう、白っぽいクリーム色のキルト生地っぽいブルゾンを着ている。「着ぶくれ」と称してもいいのか迷うくらいに着ぶくれている。体型がよくわからないくらいに。
ズボンもたぶん2枚とか履いているように見える。黒か濃い藍色のズボンに、白い靴下?なんていうんだあれは?とにかく布地のものを何枚も重ねている。
頭にもスカーフ…というか布を巻いている。だからたぶんおばあさん。たぶん。
見かける時はだいたいそういう格好をしている。
夏は流石に枚数は少なかったような気がするが、依然として足に何枚も履いていたし上着も長袖を着ていたのでビックリした記憶がある。
そういうおばあさんが、その公衆トイレのところにいて、公衆トイレの近くにはでかい道があって、車も勤め人もいっぱい通る。
それらをおばあさんはよく見ている。
ぼんやり眺めてるというより、敵意なのか何なのか、ちょっと刺々しい感じで睨めつけてるように見える。
それともそれは私が目を合わせないように歩くせいだろうか。
年に2回くらい、通行人とトラブりでもしたのか、怒鳴っているらしいところを通り過ぎたことがある。
でもそれ以外は、誰と揉めているわけでもない。
そういうおばあさんが、最寄駅の近くにいる。
おそらく家はなく、公衆トイレに住んでいる。公衆トイレ周辺であまりにも見かけまくるのと、実際にその公衆トイレから出てくるところを見たりなどしたので、私の中ではトイレに住んでいる人という印象になっている。
この間、渋谷で路上生活者の女性が殴り殺されたとかいう理不尽極まりない怖い事件の話を聞いてから、おばあさんのことが妙に頭に引っかかる。
私はおばあさんをどうしたいわけでもない。例えば支援組織につなぐとか役所に言うとか、そういうことも考えるのだが、ああいうのって本人にその意思がないと結局どうにもできないモンだというのは知っている。そして「本人」にそんな話を持ちかけたいとは思っていない。
何というか、あの季節感の希薄な着膨れ方が、認知症とかそういうものがある人のように思えるのだ。
あの着膨れ方と、刺々しい眼差しが。
「お前ら全員ろくなことしてこない敵なんだろう」「敵だ」「敵地の真ん中で財産を生命線を持てる全ての服をその辺に置いておけるか、常に身につけないと油断ならん」「どうせ不快なことを言ってくるんだろう、話なんぞしたくない」
と、そう言ってるような気がしてならなくて、とても一人では話しかけたりできない。
敵意がある人間と接するほどしんどいことはちょっとない。そして、その敵意をほどくために信頼関係を築いて長い目で見ながら支援して、みたいなことをやる余裕は私にはない。
大体、悪臭がするとかでもないんだし、トイレに住んでると決まったわけでもないんだから、相手は言わば自由意志でその辺を出歩いている普通の人間なのだ。
普通の人間に対して私からできることだのやるべきことだの、本来は、無い。
私はただどっかに「通報」して私自身の安心を得たいだけだ。道を歩いているだけなのにその都度誰かに敵扱いされるのが嫌なだけ。それが分かってるので何にもできない。
ああ、誰か。
誰かせめて、あそこにそういう人がいるってこと、認識してくれているだろうか?例えば役所とかが。
支援が必要そうな人がいて、おそらく支援を拒んでいる可能性もあるが、とにかくそういう人がいるってことを、誰か把握してくれていないだろうか。
殴り殺されるまでもなく、路上生活者は結構死んでいる。私はそういうデータを見たことがある。病院に入院する路上生活者の再入院率みたいなやつ。そのデータでは、10回とか再入院する人がいないわけじゃないけどかなりのレアキャラで、過半数は初回入院で亡くなるみたいな結果だった。病気になっても軽いうちに医療にかかれないからだと思うが、入院した時点でもうかなり悪くなっていて、そのまま亡くなる。割と若くても。
そんな死に方アリかよ、みたいなキツい症状で死んでしまう。
もちろん、病院で管理される生活がイヤで逃げ出す人がいるのも、あまりに治療に非協力的すぎて(婉曲表現)病院側が出てってくれと言うような人がいるのもわかっている。
あのおばあさんがそういう人でないという保証はない。
でも、最寄駅の近くだからかなり頻繁に見かけてしまうし、見かけるたびにもやもやして仕方ない。そんで自分の無責任さに自分で傷つく。
誰か、知恵があったら貸してください。
もうかなーり前の話なんですけど、未だに夢にみたり思い出したりしてイライラモヤモヤするのでここに吐き出してみようかなと思いました。こういうものは初めて投稿するので、長いですし、書き方が変だったりしたらすみません。
あと、すごくくだらない内容かとも思いますが、当時の私にとってはすごく辛かった出来事なので、それを踏まえてお読みください。
あの頃、私は不登校でフリースクールに通っていました。学校に居場所がなかった時期、たまたま見つけただけだったフリースクールに、身も心も救われていました。
フリースクールというだけあっていろんな問題児が集まっていたのですが、そのフリースクールの長を務めてたMさんやスタッフの方々はいろんな子に目を配れる人が集まっていて、最初は雰囲気に馴染めていなかった私も次第に他の人と話せるようになり、イベントでも役割を任されるなどして、ここが第二の家だと思えるような場所になってました。両親が共働きというか、不仲だったので、みんなの仲が良いということも楽しめていた要因でした。
同じくらいの時期、とあるオンラインゲームで同じグループに所属していたHさんという人と知り合いました。和気藹々としたとても良いグループでHさんも穏やかそうな人だったので私自身とても仲良くさせてもらいました。フリースクールとはまた別に、そのゲームのグループも私の心の支えになっていました。
しかしグループに入って1.2年くらい経った頃、副グループ長的な存在だったSさんが突然、ゲーム内の個人チャットでさまざまなグルメンに「あなたのグループでの発言は、グループの風紀を乱している」的な連絡を取り始めてから、少しずつ状況が変わり始めました。
タイトルの「『そういう』人」というのはSさんではないのですが、私自身もそのような連絡を受けてからグループでの発言がし辛くなりました。○○さんへの返信だけ遅いという、もちろん心当たりのない(そもそも私はグループの中心的メンバーではなく、話を振られることも多くありませんでした)ことで何時間も個人チャットに拘束されたのがトラウマになっていました。
そこで唯一それが相談できたのが、先程のHさんです。HさんもSさんから謂れのない(または些細な)ことで長時間責められ続けていたようで、私がグループから抜けたことに心配し、親身になって愚痴を聞いてくれました。
それから数ヶ月後、そのゲームそのもののインフレが激しくなったことや、グループの人たちとフィールドですれ違う時の気まずさから、私はそのゲームを引退することにしました。そこで、特別に中のよかったHさんとLINEを交換することになりました。当時私はインターネットの向こうにいる人とLINEを交換したことがなかったのですが、この人は安心できる(不審者ではない、みたいな意味です)と思ったので、友達感覚で交換してしまいました。
長くなりましたが、ここからが本題です。
ゲームを引退してから数年、私とHさんは毎日LINEを送り合う仲になっていました。当時Twitterを知らなかった私にアカウントの作り方を教えてくれたりしました。他にも、共通の趣味もありましたし、時間をかけて信頼関係を作りながら、年齢が一つしか違わないこと(私より年上でした)、電車一本で会いに行けるくらいの距離に住んでいることが分かって、会ったことはありませんでしたが、こんなに色々話せる友達はいない!と思っていました。まさに、親友と呼べる存在でした。
そんな仲になってくると、次第に自分の悩みや愚痴を相談することはあり得ると思います。事実私はHさんに、学校に行けていないのだということを打ち明けていました。Hさんはそれに否定的な意見は持たず、むしろ自分も不登校になりたいと言ってきました。
どういうことかと思って聞いてみると、Hさんは有名な進学校に通っているらしいのですが、学校での居場所がどこにもなく、勉強にもついていけない、1日でいいから休ませてほしいが、親が厳しくて休ませてもらえないとの悩みを抱えていました。私は自分が不登校だったということもありますが、学校に無理に行くことが美徳だとは思いません。なので、引きずってでもHさんを学校に行かせるHさんの親のことが、すごく嫌な存在に思えました。
LINEの口調だけで、しかもただの学生だった私でも精神的な消耗が見て取れるHさんに、なんとか休みをとって欲しいと思いました。しかし夏休みにも毎日補講があるような学校で、それは容易ではありませんでした。
1年くらいLINEのやりとりをしながらも、なかなか解決の糸口は掴めず、Hさんが「もう死にたい」「たすけて」と言い出したり、私も私自身の学校へのストレスも相まって、もはや私の手に負えないことをようやく悟りました。
そこで私が頼ったのは、頼ってしまったのは、当時私が通っていたフリースクールの長・Mさんでした。Mさんはフリースクール経営とは別に、個人的にカウンセラーの仕事もしていました。フリースクールに通わないまでも、Mさんの元へカウンセリングに訪れる遠方の子供たちがいることは知っていたので、Hさんのことも救えるのではないかと思いました。
今考えればこれは最悪の一手だったのですが、その時はこれが最善の一手だと信じて疑いませんでした。
最初に、私のスマホを通してHさんとMさんが通話をしました。MさんもすぐにHさんの消耗に気付き、二人の間で一度会って話そうということがすぐに決まりました。私はMさんのカウンセリングの腕を知っていましたから、これでHさんは救われると思っていました。フリースクールが開いていない時に二人がカウンセリングをしたらしいので詳しくは分かりませんが、HさんはHさんの親にも(渋々)了承を取り、二週間だけフリースクールに通うことになりました。
私はこの時点では、まぁそうなるよな、と思いました。Hさんの消耗はしっていましたし、死にたいと本気で言っているHさんをMさんが放っておくわけがないとも分かっていたからです。だからMさんにそういうことになりそうだけど大丈夫?と言われた時も、二週間くらいなら、と思って、わかりました、と答えました。
しかしHさんは、二週間を過ぎてもフリースクールに通い続けていました。Mさんに聞いたところ、1ヶ月に伸びたそうです。Hさんの状況が改善しないから当然と言えば当然なのですが、私にとって、あれ?と思うようなことが出てきました。
私はフリースクールでは、みんながカードゲームなどをしているところを離れたところで眺めている、ぐらいの立ち位置でした。みんなでテレビゲームをする時には私もプレイできるのですが、当時のブームはカードゲームでした。私は家族のゲームに対する理解があまりなく、スマホの無料ゲームならまだしも、お金を払ってカードゲームを買うということは許されていませんでした。
しかしHさんはすぐに同じゲームのスターターパックのようなものを買って、みんなの輪に入っていきました。私は、厳しい家庭で育ち学校を休めず、死にたいとまで言っていたLINE上でのHさんと、フリースクールに通うことに抵抗のある両親からカードゲームを買い与えられ、みんなの輪の中で笑うHさんの姿がどうしても重なりませんでした。
もちろん、フリースクールで元気を取り戻し、親も辛い時には学校を休むことへの抵抗がなくなったということなら、なんら問題はありません。むしろそう願って私はMさんを紹介し、Mさんがフリースクールを紹介したのですから、私が口出しできることではありません。だから、二週間が1ヶ月に伸びたって、その1ヶ月が終われば、きっとこのフリースクールから卒業して、元の「ゲーム友達」に戻れると思っていました。
しかしHさんは、1ヶ月を年末までに伸ばし、さらにそれを学年末、来年末まで、とどんどん期間を伸ばしていきました。私はHさんとのLINEの中で、今通っているフリースクールが私にとってとても大切な場所だということに何度も触れていました。それをHさんも真摯に聞いてくれていたように思っていました。しかし、何年もフリースクールに在籍することになってもなお、Hさんから私に何か言葉があることはありませんでした。
むしろHさんがフリースクールに通い始めてから、まるで私は用済みとばかりに、今まで築いてきたものが嘘のように、話すことがめっきり減ったのです。
Hさんを助けられたという達成感もありましたが、その反面、寂しさや悲しさもありました。
利用されたように感じました。Hさんにとって、私はただ都合よく居心地の良い場所を教えてくれるだけの人だったのでは?と思いました。私にとってフリースクールは大切な場所でした。そんな大切な場所を教えた私が全面的に悪いのでしょうか?と今でも思います。Hさんは真摯で丁寧な人だと思っていましたが、そうではなかったのだと後悔しました。
フリースクールでHさんが救われていなかったなら、早くどこかに出て行って欲しかった。居心地が良いなら良いで、せめて「ここを紹介してくれてありがとう」とかなんとか、言ってくれたら私だって身を切ってまでHさんを助けた甲斐があったと思えるのに。
それからもやはりHさんは私に何かを言うでもなく、フリースクールの中にどんどん馴染んでいって、最終的には私と仲が良かった年下の子も、フリースクールのイベントにはHさんのほうを先に誘ったりしていました。
私はフリースクールで楽しく過ごしたかったので、もちろんMさんに相談もしましたが、「(私)さんはこのフリースクールの中心メンバーだから自信持って〜」などと言われるばかりで、Mさんの興味が私ではなくHさんにシフトしたことを悟りました。「Hさんは痩せてるから」「Hさんは親が厳しいから」そんな言葉でHさんを庇うばかりで、具体的に私がどうすれば良いのか教えてくれることは終ぞありませんでした。
私は完全にHさんに負けたと思いました。社交能力がHさんのほうが高かったと言うだけの話ですが、だとしてもせめて、私とあなたが膨大な時間を使って話しをしたことを忘れないで欲しかった。だけど、Hさんは私とは感性の違う人間だったから、早々に切り捨てられて、私の願いは叶わぬまま、私はフリースクールから足が遠のきました。
あれから何年経ったのかよく分かりませんが、そんなことがありました。Mさんにもっと立ち向かえばよかったのか、そもそもHさんを助けなければ良かったのか、未だに、Hさんとどうすれば良かったのかが分かりません。多分、ふとした瞬間に思い出すのは分からないままだからです。
既にHさんともフリースクールとも袂を分かっているので、解決をしようにもできません。ですが、感性の違う人間に振り回された時、泣き寝入りするしかないということに苛立って仕方がありませんでした。
こうしてことの顛末を全て書いたものが誰かの目に触れることで、スッキリできるといいなあ。
おわり
・「河川敷に住む路上生活者」は、多くが安定的な”家”を持っているホームレスである
・「河川敷ホームレス」は、公園や駅舎に住むホームレスとは少し違った人たちである
・「河川敷ホームレス」は国や自治体が行うホームレス政策にも左右されずに暮らしている
良識あるリベラル側に立とうとして、自分の無知や偏見をむき出しにしてない?
大丈夫?
《わかってない連中》
pero_pero 生活困窮者を奇妙な生態の生き物扱いしてて困惑した。好きでやってるんちゃうで…
hase0831 バチバチの無知と無意識の差別がつるんと剥き出しになっていて心底怖かった…
pero_pero 生活困窮者を奇妙な生態の生き物扱いしてて困惑した。好きでやってるんちゃうで…
TownBeginner ホームレスをただコンテンツとしてしか消費しない姿勢が「恐ろしい」と感じたし、この姿勢を自分もどこかでとっていないか注意しなければいけないと思った。こんなにおぞましい文章になるんだ。
cj3029412 気が狂っていてよい。“生きかたが違うからこそ、相手のやりかたを見て気づけることがきっとたくさんある。そんな期待とワクワクと共に、おじさんたちの訪問を続けている。”
niseki 無邪気な人たちですね
mEGGrim 何様の目線なんだろうな“そこからホームレスの意外な一面が浮かび上がってきました。cakesクリエイターコンテストの優秀賞を受賞した、異色のノンフィクションをお届けします”
《わかっている連中》
kurimanju 既にコメ欄にあるけど坂口恭平の「TOKYO0円ハウス」はめちゃくちゃ面白い。合法的に自動車バッテリーもらってきてバイクのライトに接続して灯りを得る話とか、自分も路上で暮らせると錯覚させるほどエピソードが具体的
okesagaki 坂口恭平の本の方がよっぽどこういう人たちへのリスペクトがあって良いよ。
neet_modi_ki noteを見るに取材対象者との信頼関係はありそうだし支援もしてるようだけど。 https://note.com/atorie 生態学的観察はもっと露骨に村田らむとかがやってるけどね…ほっこりな文体との食い合わせに違和感があるのは分かるが
https://note.com/ikuyatadashi/n/ncfce056b6038
ここで出てきている「性欲」ってどこまでのことを指すのだろうか。
などなど、人によって、ピンからキリまであるだろう。これのどこからどこまでが性欲なんだろうか?
「ロリっぽい顔にでかい胸がついてるのが大好き!」と世間に向けて公表した時点で、オタクは性欲に正直な男性であることがバレてしまっている。
おそらく、好きだというだけでそれは「性欲」で、アウトなのだろう。
なんと、あの天下のジャニーズのアイドルが、性欲むき出し発言をしていた。
…まぁ、さすがに性欲むき出し発言をしていた、は盛りすぎだが、
「太ももフェチだった」「脇フェチだった」「今は眉毛フェチ」など言っている。
発言だけ見ると、「ロリっぽい顔にでかい胸がついてるのが大好き!」とさして変わらないだろう。
菊池風磨の記事のほうは「ライブにはノースリーブ着ていくわ」など好意的にすら取られている。
この差は何だろうか。
そして、タイトルで問うたとおり、なぜオタクは「性欲」をむき出しにしてはいけないのか?
我々は必死にチ〇コのついていないかのような言動を心掛け、性欲を持たないかのように偽装し、安全であるかのよう振る舞う必要を、社会の半数を占める存在である女性から求められている。
なんか「被害を受けた女性」から「女性全体」に範囲が広がってる気がするのは私だけでしょうか?
「宇崎ちゃんに『こんなのがいいんッスか~先輩♡』とか言われながらでっかいおっぱいでされたいお…」
「普段あんなにからかってくる宇崎ちゃんに『先輩っ…やめてくださいッス…♡』とか言われながらガンガンしたいお…」
とかそういうのを想起しちゃうってことか?
(ラブドール漫画のほうはどういう表現になるのかわからないのでかけない)
「俺、ふともも好きやねん!チャイナドレスとかめっちゃ好きだったわ~」
異性と仲良くなり、付き合いを深め、人間的な信頼関係を築き、「この男は私を傷付けることはしない」という確信が得られて、初めて性的な欲求を持つことを開示することが許される、らしい。
うーん、ジャニーズのアイドルとファンの女性は「仲良くなり、付き合いを深め」ということはできないよな。
芸能人だから「この男は私を傷付けることはしない」という確信があるのは何となく想像ができる。
でもやっぱただイケ(略