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はてなキーワード: 葬儀とは

2023-08-24

はてサが死んだってうから

葬儀に参列したら

ギラついた目の人間が集まっていた

一通りの葬儀が終わると

司会らしき人間

これより金玉争奪戦を始めます

宣言すると

屈強な男たちがどこからか取り出した武器を手に野太い雄叫びをあげた

予選として問答無用の殺し合いが始まり

血みどろの小地獄ができあがっていく

誰も止めないものから

予選なのに全員が死んでしまった

では私がこれをもらっていきます

と司会らしき男が金玉はてサ死体から引きちぎり

颯爽と歩き去った

その後本物の司会の死体発見されたらしい

葬式なのに人が死にすぎる

はてサ金玉は争いを生むのだ

死ぬしかない」ということもあるんじゃないか

最近、もう若くないな、と思う。老いるのはやはりつらいものだ。

未だにふらふらした生き方をしているが、最近になって、もう死ぬしかないな、と思っている。

理由は単純に働きたくないから。もう頑張りたくないから。何もしたくないから。

働きたくないなら生活保護を受ければいいという意見も見かけるが、正直それを活用したところで、私は変われないだろう。

それに、人並みの幸せを持ってないまま老いていくのも嫌だ。

結婚などといった人並みの幸せはもう手に入らないところまで来てしまたから、そんなままで生きても、私はきっと、周りと比べることをやめられないから。


働きたくないし、かといって生活保護も嫌、そして歳を取るのも嫌となると、「じゃあもう死ねば?」にしかならないんだと思う。

死ぬのはそれはそれで怖い。だけど生きるわけにもいかいから、どこかで決めなければならないのだろう。

家族には分かってもらわないといけない。私が死んでも気を病んだりしないように。

てなわけで、いつ死のうかな、できるだけ楽に死にたいな…って最近は考えてる。30歳前には死ぬんだ、って数年前から思ってたけど、最近はもうちょっと早くてもいいな、っていうか早くないとマズイかもな。って思っている。

貯金は全部使ってからかな?それとも葬儀…やるの知らないけど。その辺もろもろのためにある程度残そうかなとか。

2023-08-17

ペット死体の処理について(大阪府編)

Q22 ペット死体廃棄物になるか?

 

A22

 宗教的社会的慣習等により埋葬及び供養が行われるものについては、社会通念上廃棄物処理法に規定する「汚物又は不要物」に該当しませんので、愛玩動物ペット)の死体廃棄物には当たりません。ただし、埋葬・供養するとして飼い主から預かったペット死体火葬及び返骨等の処理を適正に行わず処分する場合は、廃棄物一般廃棄物)に該当します。また、埋葬及び供養を行うことが、宗教的社会的慣習となっていないものについて、供養を行うという理由だけで社会通念上廃棄物処理法に規定する「汚物又は不要物」に該当しないとすることはできません。

 なお、道路管理者路上斃死した動物死体を回収し供養等を行わずに焼却する場合は、一般廃棄物に該当します。

 

簡単に言うと

1.ペット死体廃棄物として扱われないので埋葬、火葬(焼却処理)を行ってもよい。

2.ただし葬儀業者火葬、返骨などの適正処理を行わずに焼却処理を行う場合は、

  廃棄物として扱われるため、焼却炉としての条件を満たす施設でなければ焼却処理してはならない。

3.これは埋葬するから葬儀から!と言い張って通常廃棄物として扱われるもの

  埋めたり、火葬と称して条件を満たさな施設で焼却処理してはならない。

4.道路管理者路上で死んでる動物を見つけた場合、供養等を行わない場合

  廃棄物として扱われるため、焼却炉としての条件を満たす施設以外で焼却処理してはならない。

2023-08-09

祖父母葬式に出なかった奴いる?

俺が薄情なだけなんだろうけど、わけあって親戚に顔合わせづらいか仕事してた方が幾分気が楽なんだ。

祖父母の死は痴呆が入った段階で受け入れてる所があって、最後のお別れとかそういうことに頓着はない。

遠方の親戚とかならまだしも、2親等の祖父母葬儀でなかったケースってあんまりない気がして、経験者いたら話聞きたい。

香典供花は送ろうと思ってるんだがアドバイスほしい。

anond:20230808201445

うちの宗派のことを調べておしえるまえから

葬儀場のエージェントが「本来はいちおうこれだけあります普通初七日四十九日だけやりますいかがいたしましょう」て教えてくれたやで

anond:20230808200555

葬式あげたことないし葬儀社のカタログすら見てない幸せ増田とそのだぼはぜだね

初七日から7刻みでずっとあるんよ しょなのか、になのか、さんなのかってね。

7回目の四十九日しじゅうくにち、で上がりなんだ。 

うちはまあ4回目くらいだねっていう話なんだ

まあ全部やる人はいないけどね

2023-08-06

anond:20230806234127

友達が若くして亡くなった時、葬儀でほんとに泣いてる友人を見て自分マジで人間じゃないんだなと実感した

人間としての資質超えられない壁があるんだと思う

いたばし花火大会に関して

火事が起きて途中中止になったけど花火最期まで上がっていたといういたばし花火大会だが、実は戸田市との共同開催になっていて、荒川を挟んで板橋側だけが中止になったのだ。荒川を挟んで両岸で打ち上げまくるのね。

でも板橋区の方では「いたばし花火大会」としてしかアナウンスされないし、戸田市側の方は「戸田花火大会」としてしか案内されないから、東京都民or板橋区民の中には戸田市の方でも打ち上げてるのを知らない人が結構いるし、反対側の埼玉県民、戸田市民の方も然りで、「中止になったのに最後まで打ちあがってたのは何故???」というなぞなぞみたいな事になってしまった。

 

そして両岸で共同開催という珍しい形になったのは、荒川改修工事が元になっている。

 

荒川放水路工事河道直線化

赤羽岩淵岩淵水門という隅田川入口を締め切る水門があるんだが、そこから下流荒川大正から昭和初めに掛けて開削した放水路だ。それまでは荒川の全水量が今の墨田川に流入していて水量が増えると東京下町の方が洪水になってその都度大損害を出していた。

そこで荒川放水路を掘るという大工事に至ったのだ。普段岩淵水門を開けておいて水は隅田川の方に流れているが、水量が増えたら水門を閉めて全部放水路の方に流れるようにする。

同時に岩淵水門の上流も大改修する必要があった。荒川がうねる様に大蛇行していて、当時の堤防というのは河道から500m~1kmも離れた所にあり水が溢れたら堤防までの土地(堤外地)は水没、という扱いになっていた。

これを止めて直線的に流れるようにして堤防に対する攻撃力を下げる。そしてちゃんとした高い堤防で完全に水を封じ込むようにする。

ついでに合流する河川も改修する。新河岸川彩湖付近で合流していたが、荒川堤防だけ高くしても洪水時は新河岸川の方に逆流するからそこから洪水になって無意味だ。

そこで新河岸川堤防荒川準拠に高くする代わりに、新河岸川合流地点を延長して荒川と平行して流し、赤羽まで持って行く。そして岩淵水門下流隅田川に合流させるのだ。確かに荒川の水量の影響を受けなくなるがすごい工事である

で、その河道はどうするかというと、蛇行している荒川の頂点に接線を引いて、北側接線を荒川南側接線を新河岸川にした。

地図で直接見た方がいいね。これだ。

https://ktgis.net/kjmapw/kjmapw.html?lat=35.795747&lng=139.695110&zoom=13&dataset=tokyo50&age=1&screen=2&scr1tile=k_cj4&scr2tile=k_cj4&scr3tile=k_cj4&scr4tile=k_cj4&mapOpacity=10&overGSItile=no&altitudeOpacity=2

 

飛び地問題発生

すると接線の間にはサインカーブで分断された土地というのが出来る。

そしてそれまでは荒川埼玉県東京府の境だった。荒川位置を変更して北側接線にしたから、東京府側に下に凸型の埼玉県飛び地がいくつか出来たって事になる。

このサインカーブ飛び地問題、今の埼玉県川口市東京北区埼玉県戸田市東京板橋区が影響を受けるが、川口市北区側は早々に解決した。

今の埼京線浮間舟渡駅北赤羽駅浮間地区は元は埼玉県横曾根村の浮間だった。だが荒川改修直後に横曽村と川口町合併川口市へ)が控えており、その時に東京府に割譲すると取決めがされてその通りになった。

一方、戸田村の船渡地区東京府との協議が難航していた。浮間の方は横曽村がほぼ丸ごと東京側に行くのに大して、戸田村の集落埼玉側にあり、その船渡地区けが東京側に行く。

時折線が入り組んだ複雑な県境があるが、それが出来る理由というのは同じ地主土地県境で分かれないようにする為というのが多い。この場合地主土地を引き裂く県境引き直しだから難しい訳だ。更にその土地工場に売られたりして更にややこしくなった。

そうするうちに戦争が始まってしまう。東京府と東京市は無くなって東京都と板橋区が出来て話し合いの主体リセット。もう解決不能である

 

飛び地問題解決と合同花火

戦後になって流石に復興する前にあれ何とかすべきだという事になり、1950年、難航の末に戸田町と板橋区の間で県境荒川にする事で合意。今の地図を見ても蛇行の名残は見える。

https://goo.gl/maps/uEMgZazGCHPmMV2Q6

新河岸川の角みたいなのと浮間公園の池が蛇行の跡で、戸田葬儀場があるU字型の土地戸田から板橋区に割譲された船渡地区だ。

そこでこりゃ目出度いって事で、戸田花火大会を開催することになり、板橋区もそれに協賛という形で加わる形となった。後に協賛じゃなくて戸田市側の戸田花火大会板橋区側のいたばし花火大会同時開催という形に変化。

そしてこのいたばし花火大会の開催&打ち上げ地点というのはこの戸田市からぶん捕った土地河川敷なのである。これは飛び地問題解決を祝って始めた花火なのでここじゃなきゃいけないわけだ。

 

そしてこの経緯が火事の原因ともなってしまったのだった。

 

敢えての荒れ地

荒川河川敷は今の経緯から見ても判る通り、元は農地だった。戦後すぐまでもそのままで農民河川敷の農地を所有し堤防を越えて農業をしに来ていた。

だが堤外地で増水時には水没する土地でもあり自治体土地を購入して運動公園への転用ゴルフ場教習所など水没前提の事業者への売却を促してきた。つまりは「平地」として活用されてきた。

だがそのうち荒川河道は誰の土地でもないか放置されて荒れ地のままになっていた。それも昭和後期あたりから公園や払下げなどが進んできた。

だが現河道と旧河道の合流部は敢えてそのまま残される事になった。水面が切れ込んでいるので水生生物が流されにくい。そしてその周辺は敢えてそのまま荒れ地のままにしてバードサンクチュアリにする。

 

という事で、他の部分は運動場などで使うので綺麗に芝刈りされているのに「一か所だけ荒れ地のままにしているところでナイアガラをする」という条件が揃ってしまったのだ。

河道付近は荒れ地のままにして、戸田市からぶんどったこ土地でやるのが元々の花火テーゼから仕方がないのだが条件が悪いな。

 

他の原因

増田の推測だと他の悪条件も重なったと思われる。

まずは2019年台風19号。これによって荒川は増水し、昭和初期の堤防の高さを超える位置まで水位が上がった。

水が引いた後は河川敷の教習所ゴルフ場も泥まみれである。これらは2~5cm以上にも達し、人力で除去されたのだが、荒れ地の泥はそのままだったはずだ。

そして洪水の泥はナイル川デルタ文明を発生させるほどに肥沃であって、泥がそのままの荒れ地は猛烈に雑草が繁茂したはずだ。

更に2020~2022は東京五輪コロナの為に開催中止。肥沃な泥で荒れ地の雑草たちは伸び伸びと繁茂しまくり、その中には葛も含まれていた。こいつが来たらもう手に負えない。

そんな悪条件で更に当日は風が強かった。堤防下に管理道路があり、その脇の数mは普段から草刈りされていて、そこでナイアガラするのだが、そこを遥かに超えた所まで火が飛んでしまった。そしてそこには台風19号肥料を大増量されて3年以上も繁茂しまくっては枯れと繰り返した雑草特に葛が居たのである。悪条件が重なりすぎなのだ

 

ついでに周辺トリビア

ついでなので戸田橋周辺のトリビア開陳するよ

 

戸田ボート

戸田市側の堤防の向こうには戸田ボート場があるが、これは東京五輪用に作られたものだ。

だがこの五輪は2020大会でもなけりゃ戦後1964年大会でもない、幻となった戦前1940年大会用に作ったものである日中戦争激化でキャンセルされた幻の五輪に向けてこれだけ大きなボート場を作ったのだ。でも当時は埼京線は無いし交通はどうするつもりだったのか?都電戸田橋の南詰まで走ってたがこれは戦後開通だし。

因みに1964年大会ボート場としてちゃん活用された。

今は西側1/3をギャンブル競艇東側の残りの水面を大学実業団漕艇部が使うという形になっていて、それらの艇庫がズラリと並ぶ。

 

川口花火

飛び地問題を早々に解決した川口市の方は荒川での花火大会は無かった(最近出来た)。

だが戸田板橋花火大会が羨ましくなった川口市はたたら祭りという祭りを開催。その〆に花火打ち上げている。

これは川口オートレース場で行われるが、狭いところで打ち上げるので尺玉などは無くて、数も3500発位と、スペックだけ見たらしょぼく見える。

だがオートレース場は観客席と防音壁で囲まれており(数年前までマフラー無しの直管だった)、そこで打ち上げるので音が反響してもの凄い迫力である。また打ち上げ場所が近いので灰や花火の殻がバラバラと沢山降ってきてかなりワイルドなんである

これは高級スポーツカーよりレーシングカートの方が楽しいとかジャンボジェットよりもセスナブリテンノーマン アイランダーの方が体感的というのに似ている。

スペックだけでは判らない、結構穴場な花火大会なのだ

 

タワマン物流センタースーパー堤防

先のgooglemapsの航空写真では船渡地区のU字の丸い底の方に工場群が写っているのが見える。

これは新日鉄工場で、新河岸川は舟運が出来るので戦後すぐに出来たものだが(貨車トラックに乗らない長物が運搬できる)、実は今は解体されて無くなっている。

都内最大の超巨大物流センターになる予定で、ドローン配達基地にもなるそうだ。

ただ、ここは実はスーパー堤防予定地である。また、対岸側の川口市の方にはやはりスーパー堤防予定地にタワマンが数棟建っている。

いいの?と思うがスーパー堤防の整備年数は400年、タワマン工場耐用年数は60年で、修繕しても120年くらいだから建てちゃっていいそうなのだが、スーパー堤防の壮大さというよりも大言壮語さに驚いてしまう。

 

埼京線

花火会場の直ぐ近くを東北新幹線埼京線が鉄橋で渡っており、埼京線打ち上げ中は徐行して渡る。新幹線普通に走っているので乗客へのサービスと思われる。

 

全有料席化は不評

韓国の雑踏事故コロナのせいで有料席だけとして無料の人は出ていけとしている大会が増えていて今いたばし&戸田橋もそうだが、これだと市街地の道に人が溢れ、トイレゴミ箱の設置が無いからその始末を住民がする事になって運営無責任だ、見えなくしただけだという感じで結構ヘイトを買っている。このやり方はまずいんじゃないのか?

2023-07-31

母の通夜葬儀、片付けが終わった

母が熱中症で亡くなった。

癌恐怖症で、少し体調不良が起これば膵臓癌だ、大腸がんだ、悪性リンパ腫だ助けてくれ、と騒ぐ母だった。そしてそのたびに近くに住む私か夫か息子がクリニックに連れて行き、近くの総合病院勤務医だった時から診てもらっていた気に入りの医師から心配ないですよ」という診断を貰いに行くのが日課だった。

以前から同居を勧めていたが、父と共に暮らした思い出のボロ家を出るのが嫌で頑なに一人暮らし。そのため毎年「ガンより熱中症に気をつけろ」と口を酸っぱく言っていた。エアコン代をケチる癖に毎晩ハーゲンダッツを食べていたのが母らしい。

昼寝しながら亡くなったようなので、正直ホッとしている。2人に1人が癌になる時代で、あれほど大騒ぎする心配性の母がいざ癌になったら落ち着けるのに一苦労だっただろう。特に母は、病院嫌いで大腸がんが手遅れになり、チューブに繋がれながら「家に帰してくれ!」「痛い!」とのたうち回っていた父の死に様を見ている。

父を看取り、憧れていたパリにも行けて、孫も曽孫も可愛がれて、独り身になってからは好きなだけ旅行行ったり友達と遊んで、もう十分満足したでしょ。

もう癌で死ぬ可能性は0になったんだからゆっくり休み

2023-07-21

長年飼ってきた大型犬永眠しました

業者葬儀を頼むことも考えましたが、金銭的な問題で家庭で見送ることにしました

遺体を処理して畑に撒くつもりなのですが、方法いまいち分かりません

直接畑に埋めてもいいのですが、それだと動物に掘り返されたりと問題が起こる可能性があります

薬剤などで完全に処理した後、見送るつもりなのですが何か最適な方法があったら教えてください

時期的に腐ってしまうのも問題なので緊急でお願いしま

2023-07-13

自分葬儀で述べてもらいたい弔事

特にない

死んだ後なら何されても知ったこっちゃないし、仕方ないと思う

悪口大会を開かれても遺影ラクガキされても構わない

葬式がなくても構わない

世の中には欲深い人もいるんだなぁ

そういう考えを持てる人生を羨ましく思う

なんか色々辛い。(恋愛とか実家との関係とか)

2023年1月、母が亡くなった。

末期の癌、発覚から4ヶ月だった。

2021年8月、弟が結婚

2022年4月、弟が結婚式をあげた。

不幸中の幸いにも母が亡くなる直前に、弟嫁も含めて、父・兄・私・弟・弟嫁と実家で過ごす時間が1週間ほどとれた。

弟夫妻は関西在住。東北とある県の実家での時間は、弟嫁にとっては、恐らくしんどかっただろうな。

私は関東で1人暮らし、兄は実家のある県で一人暮らし

母が亡くなったあと通夜葬儀など実家で過ごす間で、寝る場所で揉めた。

母の生前仏壇のある部屋で寝ていた弟夫婦が、

母の死後、遺骨のある部屋で寝るのはイヤなので、

私が寝ていた両親の寝室を譲ってくれと兄を通して伝えてきた。

仏壇のある部屋は、

元々私が帰省した際に利用していた部屋で、

夫婦結婚後、仏壇のある部屋をあけ、両親と共に両親の寝室で寝ることになった経緯がある。

兄を通して伝えてきたことに腹が立ったし、遺骨がある部屋で寝るのは..というのも何調子いいこと言ってんのと思い、両親の寝室を開けなかったことで、兄と弟と父と揉めた。

それがきっかけで、実家場所がないように感じ、追い出されてるような気がした。

初盆帰省を悩む中で、実家帰るのもなぁと思っていたのところ、父から兄の結婚報告を聞いた(デキ婚)

デキ婚自体特になんとも思わないけど、

喪中なのになーという気持ち実家に居場所がなくなるなぁという気持ちで、辛くて涙でてきた。

自分恋愛が上手くいってればもっと喜べたんだろうか

2023-07-12

anond:20230712112511

ワイを養子縁組すれば、遺産相続葬儀も恙なく執り行いまっせ!

anond:20230712024047

続き

なぜと問うと、「子供たちに私からお金を送りたいから」。はあ~~~???だよ。じゃあ法定相続割合でよくない?父もそれが一番簡単からのぞんでいたんでしょう。

それをあなたケチ愛情がないとさんざんなじったから、ここに父の直筆遺言状がのこっているんでしょう。

目の前の日付の違う数枚の「全額妻に」の部分が私をにらんでいるじゃないか

で、本当に検認などしていないだろうね? 私は一回「検認が~」という話をきいたぞ。

あとから裁判所からみつかったら相続協議書つくらなきゃいかんのだぞ。

やっぱり司法書士よばなきゃ。そんなに高いわけじゃないんだから専門家をいれたほうがいい。

「うわーん!(=30分ほどの恨み言)」

これだ。 🫲😫🫱

 

んで分けたい額は?「孫の学費がかかっている子に600万円。私は家屋敷あればいい」でもねぇ、だまってそれやると来年贈与税で15%以上は持っていかれるよ。

「じゃあいくらにすればいいの」贈与税の無課税枠は一年に110万円だね。一人に一度に600万円は無理だ。

「私は遺産とってもうれしかった、おとうさんにパッとつかいはたした浪費家といわれたけど学費にあてられて本当にうれしかった」

ありがたいけど。今の私たち子供(母の孫たち)の学費にそう困ってもいないんだよ。「うわーん!(=30分ほどの恨み言)」

 

翌日きた親戚が言い合いの横でぐぐって、実家家屋敷の路線価評価額が(見積もりの10分の1の)数百万円ていどであることがわかって全額無課税枠で相続可能だし、

ダマテンフリコミ(麻雀用語。まあ普通に贈与税課税枠)でいいんじゃないのとあいなったんですけどね。

父もこの癇癪にほんとうによく耐えたとおもうよ。マジで

  

まり相続権は愛情のカタにとられていただけだったのであるバカみたいな痴話げんかで役所を巻き込もうとすんな…。

 

父は読書好きでものしずかで有能で公平だが、ひょうきんであり、派手好きであり、ズルは嫌いだが、クーポン法律の抜け穴は見逃さない程度にケチであり、ガメつく、ド田舎とはいえ家を二軒も妻にたててやる程度にはお金持ちで、片道一時間以上の通勤に耐えるほと忍耐強く、有能で、母にあたまがあがらず目をほそめてうんうんとうなずき、でも母が理に合わないことや浅はかな法律違反(すぐみつかるやつ)をしようとすると声をあらげることもあり、子や孫を外に連れ出す父である

なんだこれ。チャットGPTがこれをなんと要約するのか昭和の子供は知らないが、さしずめ「昭和の父」とでもするしかないのか。たれ眉の我慢強い大型犬みたいな感じといえばいいか

(おそらく外ではクライアントに陽気で気さくな愛想笑いをしながら物件を紹介・提案していたと思われるのだが、母の前では本当に怒りっぽい先生の前の子供のように静かだった)

 

母は料理と庭いじりと手芸とすべてのリアル育成が好きであり、必要に応じておぼえた自己断捨離必要指輪書類葬儀領収書)まで捨てようとする。公的書類機械インターネットでは、今の小学生以下の常識しかない女であるポメラニアンチワワかな。ああよく鳴くのはスピッツというのがいたな。

 

二人とも善良で先走りであわてもので甘えるくせに優しさの表現が下手で、あまりにも能力凸凹なので今となっては発達障害などといわれるのかもしれない。

ソクラテスはよくいったものだし、片方になっても幸せしろ再婚だってしていいんだ。母ももうそろそろ自分勝手幸せになれよ。

増田は父に似ているし子供のころからハッタツくさい母をささえた(教育虐待を友人にしか訴えないことによって)し

いってみるなら伴侶も子も仲のいい友人もハッタツくさいし増田本人だってハッタツくさいけど

それでも言わせてもらえるのなら、カサンドラはもう終わり!というようなハレバレした気分だよ。

 

こっそり続報

「私郵便局のおじさんにきいたのよ!夫の口座からでも現金おろしてかまわないといわれた!贈与税がかからいかをたずねたらそれは税理士に聞いてくださいっていわれた」ああああああ

「で、この車の遺産分割協議書を『ダウンロード』したいんだけどダウンロードってどうやるの?わからない、怖くて出来ないかあなたやって」ああああああああ

こないだファックスしたやつが『ダウンロード』でつくった包括的な分割協議書だよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

メアドあてにワードでも送ったけど「ダウンロード」できなかったんだろうねええええ

ついでに分割案が全部ずれたよおおおおおおおお

おまえはいつもそうだ……もうほっときたい

ぜんぜん晴れ晴れしない

ほんとうにだれにこの危険物のおもりをおしつけたらいいんだよ

2023-07-05

私の近所にいた弱者男性

2023-07-03

anond:20230703201654

この話にはいくつかの矛盾や疑問が見受けられます

1. 病気発見から半年も経っていないのに、医師があと2年ほどで死ぬ見立てるのは早すぎるように思えます。通常、病気の進行を正確に予測するためには、より詳しい検査や経過観察が必要です。

2. 葬儀会社へ行って自分葬儀の話を聞くという行動は、病気の診断から半年も経っていない段階で予想外であり、現実的ではありません。

3. 夫が結婚指輪結婚式新婚旅行がなかったことを後悔しているとありますが、この話ではそれらが具体的に関係してくる理由や背景が明確にされていません。この部分について詳しい説明必要です。

2023-06-25

田舎のお寺に赴任してきた若い僧侶檀家向けLINE配信はじめた結果

いや、けしかけたの俺なんだけどね。

住職が生涯独身を貫いて突然死んだ。

しばらく近隣のお寺がカバーしていたんだが、限界と言う事で、三十歳半ばの若い僧侶が赴任してきた

お寺は優良物件だそう。観光寺ではないんだけど、廃仏毀釈の流れから戦後で、歴史的経緯複数のお寺が合併しており、檀家数が無茶苦茶多い。その結果、無茶苦茶経営が安定している。

そのためか、赴任してきた僧侶は、10歳で仏門に入り、本山から観光寺まで巡ってきたという無茶苦茶エリートがやってきた。

その住職さんとLINE交換した。

檀家世話人会に年寄りばかり出ていたところで、同世代の俺が出ていったところ、若くて住職と年齢が近いからと言う理由で大量の仕事を振られた結果である

その連絡のためにLINEを交換したところ、何故か一日一度「今日の拙僧」みたいなLINEが届くようになった。

例えば、檀家さんが野菜を持ってきてくれたけれど食べきれないので、子ども食堂にお裾分けをしたら、浅漬けにしていただいたのでありがたく頂戴しておいしかった、とか、育成会が焼き芋をすると言うので落ち葉を貯めておいたが、水が溜まってしまってしけってしまい、煙ばかりで上手く燃えなかった、とか。

こちらが反応できなくても送られてくる。

それがあまりにも素朴で面白いので、LINEビジネス公式アカウントを作ったらどうか、連絡も簡単になるし、ジジババも孫と連絡用でスマホ使ってるよとか言ったところ、やってくれと言う。

結果、登録者じわじわ増えて、この間ライトプランじゃ足りなくなってスタンダードにした。

もちろんLINEだけではないけれど、お寺でお葬式をしたいという相談が来るようになって、実に二十数年ぶりにお寺で葬儀を行い、それがコンスタントに続いていたり、(先代住職葬儀すらセレモニーホールだったのに)

近所の不登校の子が「お寺なら行く」といって、住職のところに仏教画を習いに来たり、

何より、世話人会に若いのが出てくる様になって、お布施の振込・キャッシュレス化が一気に進んだりとか色々と安定してきた。

結局、接触を増やす事が大事なんだろうなと。そのためのツールとして、LINEはやはり強い。このままLINEペイでお布施が払えると楽なんだが、これは禁止だった。

2023-06-20

就活中にされたナンパ普段よりも怖い

疫禍直前ぐらいに新卒だった人間です。

就活中の日記読んでたらささくれだってきたので書き散らしただけの投稿です。

リクルートスーツ都心をウロウロするようになったら急にナンパが増えた。

という話を身内でしていたら、割とあるあるらしい。

何かしらのトラブルに巻き込まれ就活に影響するかもって思考がよぎり、心臓ドコドコさせながら逃げていた。

今思えば必要以上に怯えていた。変な逃げ方して面接先とか面接先の取引先とかの人だったらどうしようみたいなやつ。

街中で声をかけられるのもあったけど、面接が終わって後悔でぐるぐるしながら日に日に痛みの酷くなる胃にビール流し込んでる隣に座られる事もあった。空いてる居酒屋で急に相席するような社員が居る会社は切っていいからさっさと逃げるべきだった。

会社終わりらしいおじさんに、奢るからこっちのテーブルで飲まん?って言われたときはいやもう帰るんで…としか言えなかった。

就活シフトを減らしてる中なけなしのバイト代で飲むアルコールぐらい味あわせてくれよ……

急いで店を出たのでイヤホンを落とした。ソニーエクストラバス

観光客なのか日本に住んでるのかまではわからないけど、「僕が(人種)だから逃げるの?」って言われたこともあった。急に知らないタッパのあるムキムキな相手に話しかけられたら逃げたくもならんか。文化差なのかな。

小走りで何かの店に逃げ込んで別の出口から出た。たしかその後迷子になった。スマホ地図が見れない時代だったらもっと怖かっただろうなと思う。

逆に恐怖が薄れたのは痴漢

加害性で言えば食事レジャーの誘いよりも高いんだけど、明確に犯罪なので精神的なダメージを負うより先に「ああこの相手には怒っても良いんだ」ってなったのだと思う。

就活がだいぶ瀬戸際痴漢された時はだったので怖いよりも先に舌打ちをしてしまった。

舌打ちしたら舌打ちを返されて相手車両を出ていったけど、帰ってからもしばらくイライラした。来年自分ご飯を買えるのかとか悩んでるときにのんきに尻触ってくんなって日記に残っていた。

状況によって痴漢をしてもいいという話ではないです。相手の性がなんであれ勝手他人の体で遊ぶな。スクイーズじゃないんだぞ

まあ色恋目的だけはないと思う。社会経験が乏しくて直近の金銭の悩みがありそうな就活生をマルチかにはめたい人とか。男女二人で話しかけてくるようなやつ。でもマルチっぽいな〜ってのは会社入った直後くらいのほうが多かったかもしれない。

現在はとりあえず自分生計を立てて多少趣味に振れるぐらいの生活は出来ている。

疫禍中で帰省できずガンだった祖母を看取れず葬儀にも行けなかったり、彼氏と疎遠になった結果関係消失したり、40度超える熱が出てアパートの隅で一人うずくまっていたりもしたけれど、今は元気です。

2023-06-17

anond:20230616225357

承前 https://anond.hatelabo.jp/20230616225357

午前9時過ぎに、看護師から電話があった。

午後からカテーテル検査を行い、その際、手術を行うことになるだろう。

その前に脳外科医と手術室前の懇談室で会うことになった。

同意書等を書いていただくので、早めに来てください」

電話を切ってから、よし腹ごしらえしようと思った。

昨日、夫が食べるはずだった夕飯を温めて食べながら、スマホ検索をした。

くも膜下出血治療について、予想される合併症脳梗塞水頭症退院までの経緯などなど。

そうなるよなという現実

3分の1は助からず、3分の1は重篤後遺症が残り、残りが社会復帰できる。

その現実は重過ぎるよな。

病院へ向かう電車の中でふと思った。

父の葬儀の時、BGM指定しなかったら、葬儀社がジブリのメドレーを選択した。

それからジブリ映画を見ると、父の葬儀を思い出す。

今思うと、あれは良くなかった。

から葬儀の時のBGMは必ず指定しよう。自分葬儀ではこれを使ってというのはある。

でも、夫はなにがいいんだろう。

このまま、話が出来なかったら、わからないままか。

そんなどうでもいいようなことが浮かんでは消えていた。

約束時間よりも早めに着いてしまった。

手術室前の懇談室のイスは救命救急室前のイスよりは上等で、

要は、ここで過ごす時間は長いということなのだろう。

約束時間を30分過ぎてから脳外科医は現れた。

「夜1時過ぎに画像は見たのですが、出血した箇所がわからなかったんです」

くも膜下出血の90%は脳の血管の瘤のような個所から出血する。

カテーテル検査で瘤を見つけて、その場で手術する。

手術は、コイルのようなもの出血した瘤に置く。それで血は固まり、瘤は固定化され、出血は止まる。

ところが、夫の頭の中には流れ出た血は見えたが、どこからがわからなかった。

なので、今日は丁寧に探して、出血個所を特定したいと。

「かかっても1時間ぐらいで終わります

よろしくお願いいたします」

下書き

書き直し。

ダラダラと、曲への思いを書きました。谷川俊太郎の詩による合唱曲ふたつ…曲:三善晃「生きる」と曲:木下牧子ネロ」についてのとても個人的な感慨。最初の方、書けなくて意図的主語を拔いてるので読みにくくてすみません。ていうか、無駄に長いので読まなくていいですごめんなさい。

 

全部谷川俊太郎って演奏会明日やるんだけど、中の2曲が自分経験に強く結びついててちょっとだけ抱えるのがしんどい

「生きる」と「ネロ」。

 

去年の夏、子供誕生日にお祝いを頂いたのでお礼の電話をした。子供からもお礼を言って、その時に「また遊びに行くね、今家族で音取りしてる曲があるんだ、遊びに行ったらみんなで歌うから聴いてね」なんて言っていた。

 

数日後、会社仕事をしていたら人事から電話があった。なんだろうと出てみたら配偶者から代表電話にかかったのを取り次いでくれたのだった。

数日前に電話したばかりなのに、亡くなったのだと聞かされた。家事支援ヘルパーさんが発見してくれたということだった。電話を切ってから自分携帯を見ると配偶者からたくさん着信があったとわかった。

会社は早退して駆けつけた。

 

病院ではなく自宅でだったので、そのあと警察署手続きやら葬儀社の互助会書類探しやらで、気がついたらその日にあった合唱団練習は無断欠席していた。

 

 

諸々落ち着くまで合唱団練習は一ヶ月ほどお休みした。

復帰してはじめての練習に行ったら、新曲が始まっていた。

「生きる」だった。

ちゃんと予習してなかったのでぶっつけでの参加だったけど、タイトルからして親しい身内を亡くしたばかりの自分には重そうだなあ、そんなことを思いながら歌い始めた。

 

うちの団はパート練習はなくて、音取りは自力でできるのが前提なのだけど、実は私にはそこまでの力はない。♯や♭が多くなりリズムが複雑になるとキーボードを叩くのもたどたどしく実用性がない。その代わり楽譜を見ながらの耳コピは割と速いので、既に歌えている周囲を聴きながら声を出していった。

曲は「生きる」。まあ、三善晃だし、ソプラノはそんな難しくはない(難しいけど)。 

 

……谷川俊太郎の詩によって、「生きているということ」がどんなことか、語られていく。

それはのどがかわくということ

木もれ日がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ

くしゃみをすること

孤独を感じる曲に影響されてか、詩の内容が全部亡くなった人を思い出させる。のどの渇きも、木漏れ日の眩しさと、くしゃみが出そうなムズムも、亡くなってしまった人は感じないことだ。だけどほんの少し前には感じていたのだ。あの人も。

本来の詩とは少し違うが、合唱歌詞としては

くしゃみをすること、手をつなぐこと

あなたと、あなたと手を…あなたと、あなた

と続く。

くしゃみをすること」までは生きていること一般の話だったのが、急に、自分の手と存命中のあの人の手をつなぐイメージにおそわれて、───しかし私は一度も手をつないだことはなかった、これからも、もう決して手をつなぐことはないのだ……。

 

これから介護があるのだろうとぼんやり思っていた。長生きの家系から、私の今後15年程は、あの家で、あの人と身体をふれあわせて暮らすのだろうと思っていた。

そうはならなかった。

寂しがりなところがある人だったから、一緒に住みたいとおそらく願っていたと思う。

そうはならなかった。

私が選ばなかったからだ。選ばないまま、亡くなってしまたからだ。

私は亡くなった人と手をつないだことがない。

 

曲はまた、「生きるということ」のいろいろな姿を歌っていく。自然科学芸術や…歌詩に出てくるミニスカートは何かな、生命力?若々しさ?を歌う。

それら美しいもの出会うということ。

あの人はもう、新しく美しいもの出会うことはできない。最後電話で話した、子供たちの歌にも出会ってもらえないままになってしまった。

 

「生きる」というタイトルなのに、谷川俊太郎の詩は死が匂う。

いまどこかで産声があがるということ

いまどこかで兵士が傷つくということ

いまぶらんこが揺れている、揺れているということ

いま、いまが過ぎてゆくこと

不穏な曲調で産声や兵士の傷が突きつけられ、それをぶらんこの往復運動が包み込み、ただ時間が過ぎる静けさに着地する。

生も死も同じ時間の中にある。

 

鳥ははばたくということ

海はとどろくということ

かたつむりははうということ

人は愛するということ

生き物の、自然の、あるがままの姿を歌った流れで「人は愛する」なんて、谷川俊太郎ずるいよね。あぁそうなんだと思わされる。

もちろん、愛さない人もいる。羽ばたかない鳥も轟かない海も這わないカタツムリ存在する。けれどできてない個体のことは今は措く。

それができている個体はなんと尊いことか。生きるということの意味を、「人は愛するということ」ととらえられる、かもしれない。もし私が愛さな人間でも、愛する可能性がある希望

 

そして曲はまた、

あなたの手の

あなたの手のぬくみ

いのちといういのちということ

生きるという生きるということ

あなたの手」に戻ってきて、命とはなにか、生きるとはなにか問いかけるように終わる。

 

私が繋がなかった手のぬくみ。

永遠に失われ、想像上にしか存在しない温かさ。

 

 

一人暮らしだった家は空き家になった。夏のことで、風を通したり、植木鉢やあとから頂いた供養の花に水やりをしなければならず数日おきに通った。

空き家にはピアノがあり、風通ししている間の時間で音取りをした。難しい音階を苦労して弾いた。

子供が小さい頃みんなで遊びに行くと、いつも初見でなんでも伴奏を弾いてくれたあの人がいたときのままの部屋で。ピアノには練習していたらしい楽譜が開きっぱなしだ。胸が苦しい。

  

亡くなった直後のショックや悲しみは今は薄れている。

でも練習で歌うたびに、空き家に風通しに行くたびに、拙く練習したのが思い出される。

去年の夏の、古い家特有の湿り気のある空気やあまりワット数の高くない蛍光灯の薄暗さ。

今日リハーサル明日が本番だから、終わったらしばらく歌うことはなくなる。

もう去年の夏を思い出すこともなくなるのか、いや曲を聴くたび一生思い出すのか…。

 

 

ネロ」も練習復帰後すぐに始めた曲だ。

これはまた、ストレートな死の歌で、主人公の「ぼく」が子犬の「ネロ」を亡くした経験を歌っている。

しか

ネロ

もうじきまた夏がやってくる

(中略)

おまえはたった2回ほど夏を知っただけだった

と、「夏に親しい者を亡くす」という、私の経験ととてもリンクするシチュエーションなのだ

 

主人公は「もう十八回の夏をしっている」とあるから若者だ。それは私とは違うけれど、私の子供たちとはとても近い。

何でもかんでも自分関係があるように捉えるのは無理筋ではあるけれど、私にはこの曲はうちの子たちが別れをどう受け止めたのか、の追体験のif…みたいに感じられる。

 

今、6月だ。もうすぐ本格的な夏が来る。

ネロ

もうじき又夏がやってくる

しかしそれはお前のいた夏ではない

又別の夏

全く別の夏なのだ

去年の演奏会には来てくれた人が、今年はもういない。

お盆あたりには親戚が集まっていたあの家で、今年は新盆をどうしようか、コロナもまだ猛威をふるっているから集まるのは無理だろうか。

去年の夏、せっせと通って水やりをした植木鉢も、一年草はみんな枯れて、鉢から抜いてゴミに出して、鉢も片付けてしまった。

 

曲は、しか喪失を嘆くものではない。疾走感とともに「新しい夏」の到来、「新しいいろいろのことを知ってゆく」ことを歌う。

たびたび出てくる「知る」という営為

そして僕は質問する

いったい何だろう

いったい何故だろう

いったいどうするべきなのだろうと

主人公は何を知りたいのだろう?

なぜネロは死んだのかを?

なぜ生あるもの死ぬ定めなのかを?

私にはそんな凡庸な問いしか想像できないが、案外それも全くの的外れでもない気もしている。

 

詩のなかで飛び飛びに3連に渡って繰り返しネロを思い起こし、

ネロの声や「気持ちまでも」が「はっきりとよみがえる」。

それは死せるネロとともにあるようだけれど、決して停滞ではない。ネロを胸に抱いたまま、

しかネロ

もうじき又夏がやってくる

新しい無限に広い夏がやってくる

そして僕はやっぱり歩いてゆくだろう

新しい夏を迎え 秋を迎え 冬を迎え

春を迎え 更に新しい夏を期待して

そこには若さがある。喪失を抱えていても新しいもの貪欲に取り込む力強さ。

(願わくはうちの子たちもそうあれかしと思うけれどそれは親のエゴというもの、彼らには彼らの受け止めかた、歩みかたがあろう…)

 

私自身は、「全く別の夏」というところからまだ身動きできないでいる。

冬場からこち空き家に通う頻度も減ったが、また雑草の伸びる季節になって、草を引くたびに「この家を高齢でよく維持していたものだ」と感慨にふける。

家の中はまだ手つかずで存命の頃と何も変わらない。カレンダー書き込みもそのまま。去年、子供誕生日のお祝いを送るためのメモ書きも、電話の横のメモ帳にそのままある。ただ留守を預かっているだけ、という感覚から動けない。

それなのに全く別の夏が来てしまう。記憶が上書きされてしまうのが切ない。感傷だ。感傷だが、血縁ではない私とあの人は、客観的に見ればけっこう長い年月、長い時間を一緒に過ごしていたわけだ。

まだもやもやと引きずってはいくけれど、そういうものなんだろう(ああ、しょうもないまとめになってしまった)。

 

 

(「あの人」と書いているのは配偶者の母ですが、普通に表記するとちょっと生々しくて書けなかったので…表記距離を置かないと吐き出しにくい)

 

引用の詩は曲のために繰り返しなどの改変があり、オリジナルと少し違っています

お爺ちゃん葬式

少し前にお爺ちゃん(母の父)が死んだ。

斎場に飾っている弔花を眺めていると、ひとつ見慣れない名前の人から届いているものがあった。

記憶をこじ開け思い出すと、随分前に叔母の結婚式で一度だけ会ったことのある人だった。

自分にとっては、叔母の夫の前妻(故人)との間の息子(故人)の妻にあたる人。

その人にとっては、夫が亡くなったのはもう10年近く前のことだし、結婚式で一度しか会ったことのない義父の再婚相手父親葬式に花を出すなんて、できた人だなあ、と思った。

それだけ。


人物

A…叔母

B…Aの夫

C…Bの前妻

D…BとCの子

E…Dの妻

F…Aの父

時系列

1970年頃 BとCが結婚、Dが生まれ

1980年頃 Cが死去

1990年頃 DとEが結婚

2010年頃 AとBが結婚

2015年頃 Dが死去

2023年頃 Fが死去、DがFの葬儀に花を送る

リ・スキリングによる成長分野への労働力移動って

みんな資格とって葬儀とかお年寄り介護とか高給な職につこうぜ、ってこと?

2023-06-06

anond:20230605172330

アンチマンってタイトルについて次は考えてるんだが

結局「なにもかも思うとおりにはならない、世の中というかとくに女は」って話だったのかな

自殺した父親葬儀にさえ来ないが二度とたち直れなさそうな入院には来てくれる母か

人はやっぱり名誉とか自己承認できる場のほうが好きだもんな

2023-06-05

anond:20230605004005

一晩かかってわかった。

あれは「葬儀母親はきませんでした」の1ページか。

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