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はてなキーワード: 政府とは

2024-10-18

経済成長必要な要素

経済成長には以下の要素が一般的重要とされています

1. 資本の蓄積(インフラ投資設備投資):

• 物的資本工場設備インフラなど)への投資経済成長を促進します。インフラ整備が進むことで、生産効率が上がり、経済全体の生産性が向上します。

2. 労働力の質と量の向上:

労働人口の増加や人材スキル向上が経済成長寄与します。教育の充実や研修プログラムを通じて、労働者能力を高めることが重要です。

3. 技術革新イノベーション):

• 新しい技術製品の開発は、生産性を大きく引き上げます研究開発(R&D)への投資や、スタートアップ支援などが重要役割を果たします。

4. 効率的な制度規制:

法制度や規制が整備されていると、ビジネス環境改善され、企業活動が活発化します。例えば、企業設立手続き簡単で迅速であることや、税制効率化が求められます

5. 国際貿易の拡大:

貿易自由化や国際市場へのアクセスが拡大すると、国内産業の成長が促進されます他国との競争企業効率化や技術革新を促すためです。

6. マクロ経済の安定性:

物価の安定、低いインフレ率、安定した金融システム経済成長の土台を支えます中央銀行金融政策政府財政政策が大きな役割を果たします。

経済成長を牽引するための方策責任者

経済成長を促進するためには、さまざまな主体が関与します:

1. 政府

政策立案と実行:政府経済政策税制改革教育制度改善インフラ投資などを通じて、経済成長の基盤を作る責任を持っています

規制の緩和と産業振興ビジネスを促進するための規制緩和や、特定産業に対する支援策を講じることが求められます

国際的貿易政策貿易協定の締結や関税見直しなど、国際経済の中での競争力を高める政策を推進します。

2. 中央銀行日本場合日本銀行)

金融政策実施金利操作資金供給量の調整を行い、インフレ率や景気の動向をコントロールします。

通貨安定の確保:安定した通貨価値を維持することで、経済成長の持続性を確保します。

3. 企業産業

イノベーションの推進:新技術の開発や新しいビジネスモデルの導入を行い、市場競争力を高めます

グローバル市場開拓国内外での事業拡大を進め、国際的競争力を強化します。

4. 教育機関研究機関

人材育成:次世代労働力を育成し、革新的研究開発を支援する役割を果たします。

研究開発の強化:大学研究機関は、企業連携して技術革新を促進し、新しい知見や技術社会提供します。

5. 市民消費者

• 消費活動投資消費者の購買行動や貯蓄・投資選択が、経済の動向に大きく影響します。

起業イノベーションへの参加:新しい事業を立ち上げたり、イノベーションに関与することも経済成長の要素となります

経済成長責任者

経済成長責任は、政府中央銀行企業市民など、複数主体分散しています。最も大きな役割を担っているのは政府であり、政策策定と実行、経済環境の整備、規制の枠組みの構築に責任を持っていますしかし、企業個人もその役割を果たさなければ、持続的な成長は難しいでしょう。

経済成長を促進するための具体的なアプローチ

イノベーション促進策:研究開発投資支援スタートアップ支援プログラム

教育制度改革職業訓練専門教育の充実、ITデジタルスキルの育成

規制緩和と事業環境改善企業設立運営を容易にするための規制緩和

• 持続可能社会づくり:環境問題への配慮と持続可能ビジネスモデルの推進

これらの対策を進めることで、経済成長効果的に支えることが可能です。

anond:20241017112336

投票率を考えてみよう。

お前らみたいな、自民党長期政権下で悲惨生活東アジア全体で下の中ぐらい)に置かれている連中が、自分の不幸の原因の少なからぬ部分を作り出している政党政権の座から追い落とせば、お前の生活はそれだけでもう少し改善する可能性がある。

そのためには、

野党なら誰でもいい、という発想を捨てる。ちゃん政策勉強して、自分たちのような立場人間を中長期的に守ってくれる政策を主張している政治家政党を選ぶ。

・同じ政党政治家の主張は必ずしも政策は同じではない。個人政策ちゃんと見よう。

野党政権を取った場合政権担当経験が浅いor無いことからトラブルを起こすことがある。その政党国民意見ちゃんと聞く気があるなら、取るべき政策を直接政府にぶつけて彼らを育てていこう。(民主党政権の時の日本人にはそれがなかった)国民意見を聞く気のない政党だったら、次の選挙で落とそう。

・面倒くさがらずに政治のことをちゃんと考えよう。スマホいじったりパチンコ行ったりしてる時間の1割でも、政治を考える時間に充てればだいぶ変わってくる。

anond:20241017112336

投票率を考えてみよう。

お前らみたいな、自民党長期政権下で悲惨生活東アジア全体で下の中ぐらい)に置かれている連中が、自分の不幸の原因の少なからぬ部分を作り出している政党政権の座から追い落とせば、お前の生活はそれだけでもう少し改善する可能性がある。

そのためには、

野党なら誰でもいい、という発想を捨てる。ちゃん政策勉強して、自分たちのような立場人間を中長期的に守ってくれる政策を主張している政治家政党を選ぶ。

・同じ政党政治家の主張は必ずしも政策は同じではない。個人政策ちゃんと見よう。

野党政権を取った場合政権担当経験が浅いor無いことからトラブルを起こすことがある。その政党国民意見ちゃんと聞く気があるなら、取るべき政策を直接政府にぶつけて彼らを育てていこう。(民主党政権の時の日本人にはそれがなかった)国民意見を聞く気のない政党だったら、次の選挙で落とそう。

・面倒くさがらずに政治のことをちゃんと考えよう。スマホいじったりパチンコ行ったりしてる時間の1割でも、政治を考える時間に充てればだいぶ変わってくる。

2024-10-17

日本法制度で、企業犯罪への処罰は甘いですか?

日本法制度において、企業犯罪への懲罰他国比較して軽いと言えるかどうかについては、いくつかの点からその傾向が見られると言えます。以下、理由と背景を説明します。

1. 罰則の軽さと実行の不徹底

日本では企業犯罪に対する罰則が軽く、企業経営者個人に対して適用される処罰他国に比べて緩やかであるという指摘があります。たとえば、企業不正行為に対する罰金が低額であったり、責任者個人に対する刑事罰適用されにくいという特徴があります。これにより、企業にとっては不正を行うリスクよりも利益が上回ることがあり、不正行為抑制する効果が薄いとされています

2. 法人刑事責任に関する規制限界

日本では法人のもの刑事責任を問われる場合、その罰金制裁金企業の規模に対して十分な抑止力を持たないことが多いです。欧米諸国特にアメリカヨーロッパの多くの国々では、法人に対する罰則額が高く、企業経営に大きな打撃を与えるレベル制裁が課されることが一般的です。

3. 司法取引内部告発保護制度の弱さ

日本法制度では、司法取引内部告発者(ホイッスルブロワー)保護制度他国ほど発達していません。アメリカでは、司法取引制度が広く利用されており、企業やその関係者不正告発することで刑を軽減するという仕組みが普及しています内部告発保護の強化は、企業不正行為を明るみに出す上で重要役割果たしているため、日本制度的な不備は企業犯罪摘発に対する抑止力を弱めています

4. 社会的文化的背景

日本ビジネス文化社会的な背景も、企業犯罪に対する寛容な態度を助長している側面があります特に企業に対して「社会的な信用」を重んじる文化が強いため、不正行為が発覚した際に公に処罰することが少なく、内部処理や口頭での注意などで済まされるケースが多いです。また、政府官僚との密接な関係(いわゆる「癒着」)が、企業に対する厳しい規制罰則を妨げる原因になっているとも言われています

5. 企業経営者刑事責任追及の難しさ

他国に比べて、日本では企業経営者個人に対する刑事責任の追及が難しいとされています経営者上層部が直接的な不正行為に関与していない場合、下層の従業員中間管理職にの責任が及び、経営者自身処罰を免れることが多いです。

完全に解決するために必要対策

罰則の強化: 企業犯罪に対する罰則を厳しくし、特に大企業に対しては高額な罰金を課すなど、抑止力を高める必要があります

内部告発保護制度の整備: 内部告発者が報復を恐れずに不正告発できるよう、より強力な保護制度を整備することが重要です。

法人刑事責任明確化: 法人に対してより厳しい刑事責任を問う規制を整備し、企業全体としての不正行為を防ぐ仕組みを強化する必要があります

司法取引制度活用: 司法取引制度さらに推進し、企業関係者積極的に協力して不正暴露できるような環境を作るべきです。

これらの対策実施されることで、日本における企業犯罪に対する罰則厳格化が期待され、他国と同様の水準まで引き上げられる可能性が高まるでしょう。

anond:20241017085642

ぶっちゃけ裏金裏金ってみんな言ってるけど支持率マイナスの最大原因は物価高による生活苦だね

国民政府に求めるのは物価対策だよ

これが分かってないからかんわしろかんわしろ馬鹿の一つ覚えみたいに喚く馬鹿が減らない

2024-10-16

追記あり】ずっとスピリチュアルにハマったままでいたかった…

スピリチュアルなんて嘘ばっかり」と分かってしまってから人生がつまらなくなった。

もっと夢見てたかった。

「この世の真実を私は知っている!」と思っていたかった。

他のスピ仲間とゆるふわスピリチュアルやってたかった。

引き寄せの法則をやっていたかった。

龍の絵を飾って運を引き寄せてたかった。

占いブログをずっとやってたかった。

占星術もっと極めたかった。


でもね、それらは全部嘘だったのだ。

非科学的で紛い物だったのだ。

そう分かってから人生が実につまらなくなってしまった。


反ワクにはならなかったけど、陰謀論も嗜んでいた。

9.11は仕組まれものだと思っていた。

クライシスアクターがいると思っていた。

実は政府宇宙人交流してると思っていた。

レプタリアンがいると思っていた。


バカだ、バカだ、バカだ!

でも、ハマっている間はある意味幸せだった。

幸せだったんだよ…!!

わかる?

嘘だとしても、それを信じてる方が幸せな時があるんだよ…。


でもね、もう大人なんだからちゃん現実を見なきゃ。

そう思う。

そう思うんだけど、何か虚しい。

この世で、何でもない人でいるのが虚しい。

この世にワクワクするものがないのが悲しい。

あんなにハッピーだったのに。

スピリチュアルにハマっていた時の幸福を超えるものがない。


それはあたか麻薬のように。

覚醒剤のように。

私につき纏う。

でもね。

スピリチュアルは嘘だって、分かってしまたから。

もう戻れないんだよ。

あの幸せには。


明日仕事

いくばくかのお金を稼ぎ、なんとか生計を立てる。

スピ仲間とは縁が切れた。

話が合わないから。

これから何を糧に、何を喜びにして暮らしていけばいいのだろう。


ああ、ずっとスピリチュアルにハマったままでいたかった…



追記

たくさんコメントありがとうございます

目が覚めたきっかけは複数あります

一つは、高いお金払って習っていた先生指導が厳しすぎて罵倒嘲笑されること。

また、別の先生からFXの誘いを受けたこと(FXの誘い=詐欺ですよね…)。

スピにハマりすぎで従来の友人たちと疎遠になってしまたこと。

人に迷惑をかけたこと。

何をやっても現実が変わらないこと。

などなどです。

いきなり目が覚めたのではなく、少しずつ剥がれていくような形で目が覚めました。

他の伝統的な宗教を勧められる方もおられますが、スピリチュアルでも「神」や「仏」というものに触れることが多く、今は神や仏、坐禅祈りについても拒否反応があるため、今は触れる気持ちになれません。

オタク趣味があればいいのですが、漫画アニメを少し見るくらいです。

ただ自分自身でも、何かハマれるものがあればとは思っています

創作を疑う方もおられますが、創作ではありません。

ただ急に前の自分の方が楽しかったなという気持ちが出てきて、振り返りも含めて思いのまま書いただけです。

みなさん、読んでいただきありがとうございました。

何か他に楽しいことを探してみます

デフレは終わった、金融正常化は進む

要人発言

安達日銀審議委員

金融政策正常化プロセスに入る条件は既に満たしている」

金融政策正常化の際には段階的な利上げというプロセスを経ることが適当である

基本的には緩和的な金融環境を維持しつつ、極めて緩慢なペースで政策金利を引き上げていく」

わが国の経済物価情勢と金政策

香川県金融経済懇談会における挨拶要旨

https://www.boj.or.jp/about/press/koen_2024/data/ko241016a1.pdf


安達 誠司(あだち せいじ、1965年7月4日 - )は、日本エコノミスト

日本銀行政策委員会審議委員。元丸三証券経済調査部長。

研究分野は日本経済デフレ史。

2003年、『平成大停滞と昭和恐慌プラクティカル経済学入門』(共著:田中秀臣

2004年、『昭和恐慌研究』(編著:岩田規久男

2005年、『脱デフレ歴史分析―「政策レジーム」転換でたどる近代日本』により第一回「河上肇賞」を受賞。

2010年、『恐慌脱出危機克服は歴史に学べ』により第一回「政策分析ネットワーク賞(シンクタンク賞)」を受賞。

2013年、『リフレ日本経済を復活させる』(編著:岩田規久男浜田宏一原田泰)

2013年、『日本経済は復活するか』(編著:田中秀臣

2015年、『世界日本経済をうらやむ日』(編著:浜田宏一

2018年、『デフレと戦う――金融政策有効レジーム転換の実証分析』(編著:飯田泰之

2020年1月28日

日銀リフレ派の後もリフレ派 安達氏起用に政権意向

https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL28HG8_Y0A120C2000000/

政府28日午前、3月25日任期満了を迎える日銀原田泰審議委員の後任に丸三証券安達誠司氏を充てる人事を国会提示した。

積極緩和の効果に自信をみせてきた「リフレ派」の代表格の後も、「リフレ派」の安達氏となった。

https://mainichi.jp/articles/20200128/k00/00m/020/296000c

政府28日、3月25日任期満了を迎える原田泰・日銀審議委員の後任に、丸三証券経済調査部長の安達誠司氏(54)を充てる人事案を国会提示した。

安達氏は原田氏同様、金融緩和に積極的な「リフレ派」として知られる。

アベノミクスの柱である日銀の大規模緩和を継続してほしいとの意向を示した形だ。


2024年7月31日

金融市場調節方針の変更および長期国債買入れの減額計画の決定について

https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2024/k240731a.pdf

日本銀行は、本日政策委員会・金融政策決定会合において、次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとすることを決定した(賛成7反対2)

賛成:植田委員氷見委員内田委員安達委員中川委員高田委員田村委員

反対:中村委員野口委員

2024年10月16日

金融政策正常化プロセスに入る条件は既に満たしている」

金融政策正常化の際には段階的な利上げというプロセスを経ることが適当である

基本的には緩和的な金融環境を維持しつつ、極めて緩慢なペースで政策金利を引き上げていく」

2024-10-15

eスポーツ以外のゲームは見下されても仕方ない

https://togetter.com/li/2443173

とあるコレクターが「ゲームマンガコレクション完全無料寄贈してほしい」と大学政府の人に言われたが断った話

記事の中で「eスポーツは国が税金を投入するほど評価されてるのに、それ以外のゲーム文化基本的に舐められる」」という嘆きがあった。

当たり前だろ、そんなこと。

経済効果の高い文化を優先するのは自然の摂理であり、eスポーツはずっと経済効果を声高に主張してきた。

業界団体によるロビー活動で高額賞金の大会を開けるようにしたし、ドコモソフトバンクレッドブルなど大手スポンサーを引き入れたりなどした。

ただのゲームで終わらせたくない一心で、多くのゲーマーが尽力してきたわけ。

その結果として経済産業省支援されるまでになった。

オリンピック正式eスポーツ採用するようになった。

舐められたくないなら、周りから評価されるように働きかければ?

なんかしらんが、ゲームの愛好家の中には世間的に評価されたがらない奴が目立つ。

eスポーツとか言って市民権を得ようとしなくていい、ゲームゲームのままでいい、みたいな。

そのくせマスコミゲームを敵視するような記事を書くと、一斉に反発してみせたりする。

けがわからん。お前は世間体が欲しいの? 欲しくないの?

ちゃん世間に認められたい、産業としてゲーマーを成立させたい、

そう願って行動したeスポーツは国から支援され、それ以外のゲーム冷遇されたとしても、当然の帰結だ。

文化というのは知らない人間からしたら無価値なんだから、その価値を知ってほしいなら鬱陶しいほどアピールしないと。

anond:20241015173523

お前のAI時代遅れのようだな

Qなぜ日本の平均収入他国比較して上がらなかったのでしょうか。

経済停滞とデフレ

1990年代に始まったバブル経済崩壊以降、日本は「失われた10年」と呼ばれる長期的な経済停滞に突入しました。この停滞は2000年代にも続き、デフレ長期間にわたって持続しました。デフレ環境では企業収益が伸び悩み、賃金の上昇も抑制されました。

生産性の伸び悩み

日本労働生産性の伸びは他の先進国に比べて低く、特にサービス業非製造業の分野でその傾向が強いです。生産性の低迷は、賃金が上昇しにくい要因の一つです。

労働市場構造問題

非正規雇用の増加が賃金の停滞に影響を与えています1990年代以降、非正規労働者パートタイム派遣社員など)の割合が増加し、彼らの賃金正規労働者に比べて低い傾向にあります。このため、平均賃金の上昇が抑制されています

高齢化労働力の縮小

日本世界でも最も高齢化が進んだ国の一つで、労働人口が減少しています高齢化経済成長の抑制要因であり、労働力の減少も賃金の上昇を妨げる要因です。

企業賃金抑制政策

日本企業内部留保を増やす一方で、賃金の引き上げに消極的です。これは、経済不透明感や競争の激化に対応するためにコスト抑制し、安定的経営を維持するための一環とされています

国際競争力の変化

日本企業はかつて世界市場で大きなシェアを持っていましたが、中国韓国などのアジア諸国の台頭により、競争力が相対的に低下しています。この競争激化は、企業賃金を上げる余力を失う一因となっています

改善施策

これらの問題改善するためには、以下のような施策が考えられます

1. 生産性向上の推進

デジタル化と自動化の促進

 労働生産性を向上させるためには、企業におけるデジタル技術の導入と効率化が不可欠です。特にIT技術の導入やAIロボット活用が、労働者負担を軽減し、業務効率を向上させることが期待されます。これにより企業収益が増加し、賃金引き上げに繋がる可能性があります

教育スキルアップ支援

 労働者が新しい技術スキル習得することで、生産性が向上し、賃金の上昇が見込めます特にIT技術デジタルスキルデータ分析能力など、将来性のあるスキルに対する再教育プログラムを強化することが重要です。

2. 非正規雇用改善

非正規労働者待遇改善

 非正規労働者賃金待遇改善し、正規雇用に近づけることが求められています。これには、最低賃金の引き上げや、非正規雇用に対する労働条件の整備が含まれます非正規労働者が増え続けると、全体の賃金上昇が抑えられるため、この問題解決喫緊課題です。

正規雇用への移行支援

 非正規雇用者が正規雇用に移行できるよう、企業に対してインセンティブを与え、労働市場流動性を高める施策必要です。例えば、税制優遇補助金提供などが考えられます

3. 賃金引き上げのインセンティブ

企業への賃上げ奨励

 政府は、企業賃金を引き上げるためのインセンティブ提供することが効果的です。具体的には、賃金一定以上引き上げた企業に対する税制優遇措置や、賃金上昇に取り組む企業への補助金制度を導入することで、企業積極的賃金を上げるよう促すことが可能です。

最低賃金の引き上げ

 政府最低賃金を段階的に引き上げることで、底辺賃金改善を図ることができます最低賃金を適切な水準に引き上げることは、低賃金労働者生活を向上させ、全体的な賃金上昇に寄与します。

4. 労働環境改善

ワークライフバランスの推進

 過労や長時間労働を減らし、労働環境改善することで、労働者生産性を向上させるとともに、従業員モチベーションを高めることが重要です。柔軟な働き方の推進や労働時間の短縮が、労働者パフォーマンス向上に繋がります

多様な働き方の支援

 リモートワークやフレックス制度など、労働者が柔軟に働ける環境を整えることで、特に子育て介護と両立する労働者の参加を促進し、全体の労働力を拡大できます

5. 高齢者女性労働参加促進

女性就業支援キャリアアップ

 女性が働き続けやす環境を整えることが重要です。保育所の拡充や、育児休業制度の充実、職場でのジェンダー平等の推進により、女性労働参加率やキャリアアップ支援することが、労働力の増加と賃金向上に貢献します。

高齢者再雇用支援

 高齢者が働き続けられる環境を整備し、定年後の再雇用や年齢に応じた柔軟な労働形態提供を推進することで、労働力不足を補い、経済活性化寄与します。

6. 経済成長戦略の強化

新興産業の育成

 成長が期待される新興産業(例えば、グリーンテクノロジーバイオテクノロジーなど)への投資を強化し、経済全体の活性化を図ることが求められます。新たな産業分野の発展は、新たな雇用機会を生み出し、賃金の上昇に寄与します。

イノベーション支援

 新技術ビジネスモデル革新支援する政策が、企業競争力を高め、賃金上昇を後押しする可能性があります政府スタートアップ企業への支援や、研究開発への投資を促進する必要があります

なぜ日本の平均収入他国比較して上がらなかったのでしょうか。

日本収入他国と比べて相対的に上がらなかった理由には、複数の要因が関係しています。以下に主な要因を挙げ、それぞれについて説明します。

1. 経済成長の停滞

1990年代の「失われた10年」に代表されるバブル経済崩壊以降、日本経済は長期的なデフレと低成長に直面しました。この期間中他国ITバブル金融サービスの発展を通じて経済を成長させたのに対し、日本構造的な問題デフレに苦しんでいました。経済成長が鈍化すると、賃金の上昇も抑えられやすくなります

2. 賃金体系の硬直性

日本雇用システムは、年功序列終身雇用といった伝統的な慣行依存しています。これらのシステムは、長期的な安定を提供する反面、労働市場の柔軟性を低下させ、成果に基づいた賃金上昇を阻害しています他国では成果主義が広がり、労働者生産性向上に応じた賃金上昇が進んだのに対し、日本ではこの変化が比較的遅れていました。

3. 非正規雇用の増加

1990年代以降、日本では非正規雇用派遣社員パートアルバイトなど)の割合が増加しました。非正規雇用者は正規雇用者に比べて賃金が低く、労働条件も悪いため、全体の賃金水準を引き下げる要因となっています。このトレンドにより、企業人件費抑制する一方で、個々の労働者収入増加は限定的になりました。

4. デフレの影響

デフレ経済では、物価の下落が続く中で企業価格競争さらされ、コスト削減を優先する傾向があります。その結果、企業従業員賃金を引き上げる余地が少なくなり、結果的に国全体の収入の増加が抑制されました。

5. 技術革新労働生産性の停滞

日本1980年代には技術革新リーダーであり、高度成長を遂げましたが、2000年代以降、ITデジタル化などの新たな技術革新に遅れを取りました。この遅れにより、労働生産性の向上が他国に比べて低く、賃金上昇に結びつく経済効果限定されました。

6. 企業利益配分問題

日本企業内部留保利益の蓄積)を増やし、従業員への利益配分抑制する傾向があります。これにより、企業一定経済的余裕を持ちながらも、賃金の引き上げを積極的に行わないことが一般的です。これは、経済不透明感やグローバル競争の激化に対するリスクヘッジとして行われている側面があります

改善施策

これらの問題改善するためには、以下のような施策が考えられます

1. 労働市場改革

年功序列終身雇用から成果主義スキルに応じた賃金体系への移行を推進する。

非正規雇用者の待遇改善と、正規雇用への転換を支援する制度の強化。

2. 生産性向上への投資

ITAIデジタル技術への積極的投資を促進し、労働生産性を向上させる。

教育と再教育を通じて、労働者が新しい技術対応できるようにする。

3. 賃金政策見直し

企業に対して、利益従業員賃金として還元するインセンティブ提供する。

労働組合の強化や政府の介入により、賃金交渉効果的に行える環境を整備する。

4. デフレ脱却政策の推進

積極的金融緩和政策財政政策継続し、物価上昇と賃金上昇の好循環を作り出す。

日本収入他国と比べて上がらなかった背景には、経済成長の停滞、雇用体系の硬直性、非正規雇用の増加など、複数の要因が絡み合っています。これらの問題対処するための政策が進展すれば、収入の向上に繋がる可能性があります

anond:20241015122027

貧乏っていったって、政府お金をタダでくれるレベルに困窮してるわけではないから。コンビニの1つ300円ぐらいのアイスを見て高っ!無理!って思うレベル

anond:20241015121802

貧乏なら政府に救済措置があるけど、売春政府が取り締まっている

anond:20241014233314

税金が高い!政府自治体に正しいカネの使い方かわかるわけがない!寄付文化根付いている欧米を見習え!ビル・ゲイツハリウッドスター

寄付称揚してもこうなんだよな

 

寄付簡単自慰行為になる。

自分がいい気持ちになれる見返りがないならなんで寄付なんてするんだ?

2024-10-14

氷河期を助けるってなに?

10年前に氷河期を助けなかったから大変なことになった」

とはよく聞く話だが、この「助ける」とは何を指すのだろうか?

普通に考えれば「正社員として就職する支援をする」になるが、これは現実的な話なのだろうか?

政府企業は規模に応じて特定の年齢層を毎年雇え」

企業承知しました

こんな話がありえるだろうか?まず、現実的ではない。

氷河期世代1000人くらいなら上記方法解決可能だろう。

しかし、彼らは数百万人存在する。

その数百万人を企業押し付けることは可能なのか?

マッチングはどのようにやる?

会社事情は?

結局大手企業募集が集中するだけでは?

と、氷河期のいう「助ける」は、とても民主主義社会では無理な話だ。

日本政府が全ての企業国有化し、本人の希望無視して強制的氷河期世代企業に配置できるなら可能かもしれない。

ただ、それは誰も望まないことだろう。

現実的な国の「助ける」は大規模公共事業を国がやるのが一般的だ。

しかし、そのような土木作業氷河期世代はあまりやりたがらなかったし、むしろ公共事業に反対していた人すら大勢いる。

結局のところ、民主主義国家世代単位就職の世話をすることなどできない。

「助ける」だとか「見捨てられた」など自分で何もできなかった人たちの言い訳に過ぎないのだ。

anond:20241014131854

裸で歩くことを法律禁止たから、みんな裸であるくことを恥ずかしいと感じてしまうの。

政府洗脳されてるんだよ。

だいたい、女性三才男児に裸を観られることを死ぬほど恥ずかしがるのは、もはや、心の病気しかない。

これは、子どもの頃から政府洗脳されまくった犠牲者なんだよ。

日本政府は今すぐ、アダルトビデオのぼかしを禁止して、公共の場を裸で歩くことを解禁すべき。

2024-10-13

イスラエル国連軍

イスラエル国連軍を襲撃、危害射撃した事で批判されてるが、今更なんだよなぁ。イスラエル過去に何度も国連軍攻撃してて、兵士を殺したことも勿論ある。

 

国際連合レバノン暫定駐留軍

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%A3%E5%90%88%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%8E%E3%83%B3%E6%9A%AB%E5%AE%9A%E9%A7%90%E7%95%99%E8%BB%8D

 

普通PKFなどの国連派遣軍と交戦するっていうのは国内が平定されていないならず者国家馬賊民兵集団ってのが相場だが、それ日常的にやってるのがイスラエル

平和維持活動停戦監視場合、陣地は双方の進軍ルートを阻害する場所に作られるんだが、イスラエルはその邪魔な陣地を砲撃して兵士を殺している。

んで、攻撃の合間に陣地からの負傷者の救出を行ったのだが、そこを狙って再度攻撃

 

日本はこのイスラエル国境付近PKO自衛官派遣している。いわゆるゴラン高原PKOで、正式名称はUNDOF、国連兵力引き離し監視軍という。和訳ちょっとダサい

こっちはレバノンとは別方面の対シリア停戦監視だったが、何しろシリア国内内戦メチャクチャになった為に危険判断して撤退させてしまった。民主野田政権の時だ。

 

イスラエル国境地帯PKO派遣していた日本にとってイスラエル政治判断おかしさというのは他人事ではなかったはずだ。なんで忘れられているのだろう?

PKOPKF交戦国の軍の活動を阻害するのが仕事だ。普通文明国なら阻害されてそれが国連決議に基づくものなら諦める。でも馬賊野良軍閥国家承認されていない自称政府とかならそんなの関係ねぇ攻撃する。イスラエル後者に属すって事やね。

イスラエル国連PKF存在邪魔だとも公言している。国連が作った国家なのに。

 

この度の紛争の後に新たなPKO組織されたり、PKF増援って事になる可能性は高い。政権が変わってナショナリズム鼓舞から国際貢献に戻り、日本がそこに自衛官派遣するって事もあるかもしれない。

そしたらあのイスラエル政治のヤバさは直接に日本に関わってくるわな。

anond:20241013115122

サポートと言われると確かに苦しいのか

国家資格管轄するのも「政府仕事」だという印象が強いけど

しろそれをやるとサポートではなく仕事のもの踏み込むみたいな形になってよくないんだろうかとは今思った

ベジファースト食事摂取基準から削除されたのは「エビデンス不足がようやく露呈」したからではない

まとめ

から読み返したら、自分文章かなり読みづらかったので、

https://anond.hatelabo.jp/20241013084419

に要点をまとめておきました(文字数制限に引っかかったので分割)。

本文

厚労省より昨日公表された日本人食事摂取基準2025年版)について、ある糖尿病専門医解説ツイートが一時のトレンドになるレベルでバズっていた。

Xユーザー筋肉博士💪Takafumi Osakaさん:

日本人食事摂取基準2020→2025で食べる順番(ベジファースト/カーボラスト)が削除されておる!!!!!


やっぱりエビデンス不足がようやく露呈してきたか。。。

https://x.com/muscle_penguin_/status/1844746672544547147

はてなブックマークでもこの件に関するTogetterまとめについてそこそこブクマがついて、ホットエントリーに上昇している。

[B! 健康] 「今まで頑張ってお野菜から食べてたのに...」炭水化物より先に野菜などを食べることで食後の血糖値を抑制するという食べ方が厚労省『日本人の食事摂取基準』から削除される

しかし、筋肉博士医師の主張は真か偽かで言えば端的に誤りであるし、好意的に読んでもミスリードである

食事摂取基準は国の作るガイドラインであるから改訂方針やら策定検討会議事録やらは誰でも読める形で公開されている。

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会|厚生労働省

私は医師でも医療関係者でも栄養士でもないが、証拠があるので安心して医師の誤りを指摘できるというわけだ。

ベジファースト食事摂取基準から削除された本当の理由

実のところ、ベジファースト食事摂取基準から削除されたというのは正確な表現ではない。

2020年度版では、ベジファーストについて一文取り上げていた「食事摂取パターン (eating pattern)とシフトワーカー」という節が糖尿病対策の章からまるごと削除されたのである

節が削除された理由検討会の資料にはっきりと書いてある。

栄養摂取に関連するものではないことから、章立てとして削除。

https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001177715.pdf

食事摂取基準策定根拠健康増進法である。法に定められた食事摂取基準の取り扱う事項は以下の通り。

1. 国民がその健康の保持増進を図る上で摂取することが望ましい熱量に関する事項

2. 国民がその健康の保持増進を図る上で摂取することが望ましい次に掲げる栄養素の量に関する事項

栄養素というのは、もちろんたんぱく質とかビタミンとかミネラルかのことを指すので、野菜の食べ順なるものOut of Scopeなのだ。だから削除されたそれだけである

真偽の話でいうならば、これで筋肉博士医師への論破完了だ。ただこれだけで話を終えるのはおもしろくないので、もう少し深い背景を見てみよう。

食事摂取基準が抱える問題点

「人に栄養指導するプロならば、ただ基準値を参照するのではなく、策定根拠である本文を読んでくれ。基準値は妥協産物でもあるのだからそれに縛られず、患者一人ひとりに合わせて柔軟に対応してくれ」

食事摂取基準策定する側の偉い先生は、「基準値より本文だ!」という想いをよく語っておられます

なんでそんなこと言わなきゃいけないのかというと、ぜんぜん読んでなさそうなプロ栄養士がそこそこいる現実があるからですわ。

でも、それもある程度は仕方ない。2020年版で494ページですからね。鈍器本のページ数です。忙しい栄養士が横着して基準値だけ見る、そして基準値が独り歩きしだす。偉い先生はこれがホント嫌なわけです。

しかエビデンスというのは毎年増えていくわけで、理屈で言えば毎改訂ごとにページ数は増加します。今でさえガイドラインを読むのは大変なのに、これ以上!となるのは大変ですよね。

そして読む人が大変なら、作る人はもっともっと大変です。食事摂取基準2020年度版には以下の記述があります

食事摂取基準が参照すべき該当分野の研究論文数は、増加の一途をたどっている。5年に一度の策定では、策定作業に十分な時間を費やすことが難しく、作業負担も大きいため、策定体制の強化や策定プロセスの効率化に向けた方策を講じなければ、将来の食事摂取基準策定に支障をきたすおそれがある

実際、2025年度の検討資料を読み込んでいると「人手不足でもはや持続困難だ」っていう研究者の悲鳴がかなり伝わってきます

そんなこんなで食事摂取基準をこれ以上肥大化させることは避けねばならないってのが2025年改訂問題意識の1つだったわけですわ。

解決策:診療ガイドライン策定者との連携情報交換の強化

日本では、政府の作る食事摂取基準以外にも、EBMエビデンスベースメディシン)に基づく多種多様診療ガイドライン存在します。これらは専門の学会が作っとるわけですが、ここにも「食事療法」という節はあるわけですね。

栄養素の基準策定と、食事療法。かなりカバー範囲が重なり合っています政府と学会、お互い独立に作っているものですから、似たような記述がお互いのガイドライン執筆されるという無駄が生じますさらに悪いことに、違う人が作っているわけだから食事摂取基準診療ガイドライン矛盾が生じるという事例もありました。当然、現場は混乱しますね。

食事摂取基準診療ガイドライン連携して、お互いの責任範囲排他な形で定めよう、縄張りを線引きしよう。そうすれば読み手負担書き手負担も軽くなる。そういうことになったんですね。

糖尿病診療ガイドライン2024年度版の改訂

偶然、糖尿病診療ガイドライン改訂作業は、食事摂取基準2025年度版と同時期に行われていました。糖尿病診療ガイドライン食事療法を2024年度版と2019年度版とで比較してみましょう。

2019年には13あったQ&Aが2024年には8に減っています

2019年にはあった、栄養素絡みのQ&Aが軒並み削除されています

理由はここまでの説明で明らかですね。食事摂取基準縄張り尊重したのです(正確に言えば、「総エネルギー摂取量」の記述はまだ問題が残っているのですが……)。

さて大いに脱線した話を戻しましょう。食事摂取基準糖尿病に関する記述から、ベジファーストから削除されたのはOut of Scope範囲であるためでした。となると、執筆責任糖尿病診療ガイドライン食事療法にあるはずです。

あれ? 2019年にはあったベジファーストが、2024年糖尿病診断ガイドラインでも消えてるぞ? なんでやねん

ベジファースト糖尿病診断ガイドラインから消えたのは、「エビデンス不足がようやく露呈」したからか?

最初筋肉博士医師ツイートは、「真か偽かで言えば端的に誤りであるし、好意的に読んでもミスリード」と書きました。「好意的に読んでも」と書いたときに想定していたのは、「食事摂取基準」を「日本糖尿病ガイドライン」と読み替えれば仮説としてはありうるだろう、という意味でした。

しかし読み替えたとしても、「エビデンス不足がようやく露呈」というのはミスリード表現だと私は考えます

糖尿病診断ガイドライン食事摂取基準と違って、学会で作られているので改訂方針について外部の人間アクセスできる情報がありません。どういう意図情報が削除されたのかさっぱりわからないんですね。削除の理由をすぐに「エビデンス不足」に断定するのは証拠がありません。

しかも、糖尿病診断ガイドライン2024年版で検索すると出てくるニュース記事

を読むとですね、副題が「糖尿病の新診療ガイドラインに見る食事ポイント」で、解説者がガイドライン策定委員会所属する食事療法の専門家京大教授であるにも関わらず、新ガイドラインでは記述が削除されたはずのベジファースト/カーボンラストについて解説が行われているんですね。

内容は「世間で言われるベジファーストには誤解がある」というものですが、大雑把に言えば食べ順を考慮して食べることを推奨する解説で、2019年の旧ガイドライン準拠していると読めます。つまり「ベジファーストが誤りだったから削除された」わけではないことを示唆しています

ベジファースト糖尿病の新診療ガイドラインから削除された真の理由

じゃあなんで削除されたのか? 私は別の仮説を提示したいと思います。  

2019年ガイドライン2024年ガイドラインを交互にじっくり眺める見てください。

2024年版の方が、Q&Aの問いの文が相当洗練されているんですよね。

  1. 「総エネルギー摂取量をどのように定めるか?」 → 「糖尿病の血糖コントロールのためにエネルギー摂取量の制限を推奨すべきか?」
  2. 炭水化物摂取量が糖尿病管理に与える影響は?」→「 糖尿病の血糖コントロールのために炭水化物制限有効か?」
  3. 食物繊維摂取量は糖尿病管理にどう影響するか?」→「糖尿病の血糖コントロールのために食物繊維摂取有効か?」
  4. 甘味料の摂取量は糖尿病管理にどう影響するか?」→「糖尿病の血糖コントロールのために非栄養甘味料を使用すべきか?」

これらは2019年から2024年で変更された疑問文です。

診療ガイドラインというのは、「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」という規範となる規格がありまして、Q&Aをどう書くべきかというのも死ぬほど細かく厳密に定められています

かい事抜きに、マニュアルにどういう要件が書かれているかということを超雑に述べると、まず問いは「臨床上生じる意思決定に関する疑問」でなければなりません、そして回答はガイドライン策定自身実施するシステマティックレビューに基づくものでなければなりません。

これ前提に2019年版の問いを見返してみると「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」に明確に非準拠ですね。「〇〇はどう影響するか」系の問いはどう見ても意思決定に関わるものと言えません。

そんなわけで、2019年から2024年改訂方針には、「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」への準拠度を高めるという意図があったと見て取れます

次に、2024年版で削除された、2019年版のベジファーストに関するQ&Aを見てみましょう。

食事の摂り方は糖尿病管理にどう影響するか?

これベジファーストだけに関するQ&Aではないんですよね。小ネタアラカルト的な回答で、複数問題をごちゃまぜにしているという印象を受けます

そんだけ2019年自由にやっていたというわけですが、「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」に準拠するかたちで、問いを書き直そうとするならば、問題を分割する必要があるでしょう。

試しに書き直してみると、こんな感じでしょうか。

  1. 糖尿病の血糖コントロールのために、Healthy Eating Indexの高い食事を推奨すべきか?
  2. 糖尿病の血糖コントロールのために、主食炭水化物最後に食べることを推奨すべきか?
  3. 糖尿病の血糖コントロールのために、規則正しい時間に3食を食べることを推奨すべきか?

ただ、2019年版のガイドラインでは、小ネタアラカルトとして立項のバリューを出したわけで、わざわざ3つに分割して3つとも立項するだけの意味があるかというのは難しい問題です。

「Minds診療ガイドライン作成マニュアル」にもこう書かれています

日常診療において医療行為選択する意思決定の場面は数多くあるが, その全てについてシステマティックレビュー実施し, 推奨を作成するのは非常に多くの労力を要するため,現実的ではない。そのため,診療ガイドラインでは実臨床における問題に対する回答を導き出したいものを厳選して重要臨床課題として取り上げることが望まれる。

3つともに、「炭水化物制限の推奨」とか「食物繊維摂取の推奨」とかに比べれば、超小ネタですので、臨床課題であっても重要臨床課題ではない、というところで落とされたのでは?、などと私は想像しています

で、結局ベジファーストすべきなの?

書籍佐々木敏データ栄養学のすすめ』などでも解説されていますけど、野菜先食べを厳密に実行するべきとするエビデンスは、おそらくまだ存在していないと思われます

ただ、食事の楽しみを損なわない範囲で、炭水化物系を食べるのを後回しにするのは、それなりに有望な心がけと言ってもいいじゃないでしょうか。また野菜先食べである必要はなくて、たんぱく質先食べでもいいという論文もあります

参考: A Review of Recent Findings on Meal Sequence: An Attractive Dietary Approach to Prevention and Management of Type 2 Diabetes

2024-10-12

国連日本アニメ産業労働環境を「労働搾取」と批判しているとの報告があり、アニメーターの過重労働低賃金国際的人権問題として認識されています

この問題アニメ業界内部に留まらず、国際社会からも注目され、改善が求められている状況です。

ストリーミングサービス大手ネットフリックスを含む企業日本アニメ作品を扱う際、これらの労働問題が影響を及ぼす可能性があるとされています現在のところ、ネットフリックス日本アニメ作品を排除する動きは確認されていませんが、労働環境問題は将来的にコンテンツ選定に影響を与える可能性があります

日本政府アニメ産業労働環境改善に介入していない理由複数考えられますアニメ産業フリーランス個人事業主が多く関わる複雑な構造を持ち、労働基準法の適用が困難な面があります。また、アニメ産業日本の文化産業として高い地位を占めているため、その取り扱いには慎重な姿勢が求められています

政府が直接介入することには慎重な姿勢を取っているのはなぜですか?

anond:20241012092142

国内の話だと、ジェネリック医薬品などを作る下請けの製薬工場が閉鎖されているから需給がキツい。

政府医療費削減の目玉としてジェネリックを推進するときに、安かろうマズかろうでもいいと基準意図的に見逃して運用していたが

それが致命的な問題になって死人がでて、逆に厳しくしたために駄目になってる。


いっそインド辺りから輸入してしま

2024-10-11

anond:20241010232035

なるほど、自分政府が教えてくれると漠然と思ってたけどそういう考え方もあるんだ!ありがとう!

2024-10-10

anond:20241010214514

そもそも今のネット右翼右翼成分が感じられない

外国人嫌悪バラまき礼賛巨大政府推進のれいわのほうがむしろ右翼ですらある

佐藤健太人生

AI時代の平凡な日本人の予想をAIに書かせたら、さっさと適応して昇進!AI活用で成績アップ!みたいなあまりにも楽観的な内容だったので「お前は楽観的すぎるのでもっと現実的な想定をしなさい」と言って出てきたのがこれ

かに楽観を咎めたのは俺だけどあまりに辛いディストピアをお出しされたのでお裾分けするね

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AI/AGI時代現実的シナリオ

25歳(現在2024年
26-30歳(2025-2029年)
31-35歳(2030-2034年)
36-40歳2035-2039年)
41-45歳(2040-2044年)
46-50歳(2045-2049年)

この時点で、佐藤健太は社会の主流から完全に取り残され、AGIに管理された特別区域で、かつての「人間」としての生活面影を僅かに保ちながら、孤独目的のない日々を送ることになります。彼の人生は、AI/AGI時代への適応に失敗した多くの「平均的」な人々が直面する可能性のある、厳しい現実象徴しています

技術進歩に追いつけなかった結果、経済的困窮、社会孤立精神的苦痛、そして最終的には人間としてのアイデンティティ喪失に至る過程が描かれています。この未来シナリオは、AI/AGIの発展がもたらす社会変革の規模と速度、そしてそれに適応できない個人が直面する過酷現実を浮き彫りにしています

このような未来回避するためには、技術開発のペースと方向性を慎重に管理する必要があります。同時に、教育システムの抜本的改革、新たな経済モデルの構築、そして「人間価値」の再定義が急務となるでしょう。しかし、これらの対策が間に合わない、あるいは効果的に機能しない可能性も高く、佐藤健太のような「平均的」な個人が直面する困難は、今後の人類社会の大きな課題となる可能性が高いと言えます

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