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はてなキーワード: システマティックとは

2021-02-08

他害性をめぐって

 人は他害性をむしろ求めているのである

 人は他害的な存在排除するよりもむしろ受け入れる傾向がある。日頃増田達は「他害性」をめぐって極めて攻撃的な弁舌を振るう。例えば性加害。社会的立場を利用した加害。そういった加害性、つまり他害的な行為についてはてなー達は大いに否定し、社会においてそれらを排除することを望む。少なくともそのような言説を頻りに持ち出している。

 とは言え、実際のところ現実において人は他害性を否定するどころか、他害性を大いに受け入れている。

 このような言い方はデタラメであり逆説を弄する姿勢だという誹りを受けるだろうが、事実増田らの言説とは逆である。以下説明を行っていく。


 社会において排除されるのは、他害性を持つ存在ではなく、むしろ他害的傾向を持たない存在ばかりである

 他害性はコミュニティから排斥される条件としてではなく、むしろコミュニティにおいて受容される条件として見做されているのである。例えば、会社ポストに就いている幾らかの人間想像してみて欲しい。全く他害的な性質を持たない人間がいるだろうか? 否である

 あるいは、イジメ構造も好例となり得る。イジメは必ず多数者により少数者に向かって行われ、その逆はあり得ない。つまりイジメという行為構造は、「コミュニティに属する人間の多くが他害性を受容している」ことに本質を置いているのである。これは何故なのか?


 ごく単純に言って、他害的傾向を持った人間排除しようとすると、その他害性の被害に遭う可能性があるからである。他害的な性質を持った他者排除しようとすることで、報復に遭う可能性があるからである。だからこそ人は他害的な存在を受け入れるのだ。

 また、ここで逆転的現象が生じることになる。つまり、人は他害的であるからこそ他者を受け入れるようになるのである

 他害的である他者を受け入れなければ、他害性による被害に遭う可能性が生まれる。からこそ、他害性を持った他者を人は積極的に受け入れるようになるのだ。他害性はむしろこの場合人間関係における受容の条件にさえ当て嵌まっているのである。一方で他害性を持たない存在コミュニティから排除される。コミュニティに受け入れられるのは他害性を備えた他者だけだからである。そのため、人間本能的に、システマティックに他害性を持つ他者のみをコミュニティへと受容し、他害性を持たない他者のみをコミュニティから排除することになる。

 多くの人間はこの逆転に気付いていない。それはシステムからであるシステム思考必要無く、反省必要いかである

 とは言え、他害的な他者を受容することは、無意識化においてストレス人間に与えることになる。それは当然のことだ。あくまで、人は他害的な他者を、自分がその他害性の標的にならないためだけに受容するからである。では、そのストレスはどのようにして解消されるのか?

 つまり、他害的ではない者に対してストレスが向けられるのである。何故ならば、そのようなストレスを他害的で無い者に向けたとしても、そのような他者は他害性を発揮しないかである。つまりは、そのような他者から報復を受けない(受けにくい)からである。このような他害性の逆転現象現実において大いに散見される。繰り返すように、学校会社におけるイジメ行為などが正にそれであり、また、増田においてもそれらの傾向は如実であるホッテントリには往々にしてこの「他害性のある他者から受けるストレスを解消するために、他害性の少ない他者ターゲットにして言説を展開する」という主旨の記事が上がる。


 他害性は排除の条件ではなく、むしろ受容の条件なのである

 他害性を持つが故に、排除されるのではなく、人はむしろ受容されるのである。まず、それを自覚することから始めるべきである

2021-01-26

40歳過ぎて、仕事に向いてないし、趣味に打ち込む気力もないし、死ぬ前に何とかしたくて考えたらうまくいった。

この文章目的

40過ぎた中年は悩む。ミッドライクライシスだの中年危機だの、言い方はいくらでもあるが、とにかく悩む。

んで、もっといえば若いコは若いコなりに悩む。ジジババはジジババなりに悩む。

ようは人類、皆、悩む。

そんな苦しい人生システマティックに整理し、より良く生きるためにはどうしたらいいのか?という一つの問に対する一つの答えを、ここに記した。

人生は壮大な暇つぶしである

もともと人生意味などなく、仕方なく人間として生を受けた者も例外漏れず、

ただただ生かされるだけの存在しかなく、そこには一切の意思価値など存在しない。

人が語る意味価値なんてものは、

すべて思い込みに基づき、後付けで定義したものに過ぎないからだ。

よって、どんな人生であれ、死ぬまでの暇潰しでしかないといえる。

そして最後は皆、確実に死ぬ。ゴールは同じ。

勝利も敗北もないまま、孤独レースは続いていく。(ダンダンダンダーン ミレソー)

DNAに死がプログラムされている以上、これは受け入れるしかない。

「じゃあさ、せっかく暇潰しするんだったら、より楽しいほうがいいよね」ってことで、

仕事頑張ったり、趣味に打ち込んだり、恋愛楽しんだりするわけだ。

繰り返すが、それらには、価値はない。意味はない。

が、しかし――。

唯一、幸福度指標として存在するもの

生きている間、神的な充足感をどれだけ感じられたか

このQuality Of Life積分した値が、あなた人生幸福度だ。

まり、このQOLをどう最適化させるかが、

最高の人生を送る上での最重要項目となるのだ。

QOL構成する要素を5種類のパラメータに分解する

QOL精神の充足度

  1.私の定義する精神の充足度は、以下の5種類のパラメータから構成される。

   (1)何かに没頭し、気持ちよくなること

   (2)人と繋がること

   (3)社会貢献すること

   (4)自分の成長を感じること

   (5)何かに没頭すること

  2.もう一つ、私の定義する精神の充足度(ベーシック版)は、以下の5種類のパラメータから構成される。

   (1)自分似合った時間、深く寝ること

   (2)血糖値の乱高下に気を使った食事野菜大事)をすること

   (3)週に2回、運動をすること

   (4)瞑想すること

QOL定量的評価する

・1.の(1)~(5)、及び2.の(1)~(4)について、毎日10段階で評価し、グラフにつける。

・ついでに、精神の充足感も同時に、日記へ一日一行でいいかメモする

・これを一ヶ月続ける。

グラフが示す値と自己判断した充足感に、正の相関があることに気づく

・今度は、QOL自分なりに分解してみて、同様のことを試みる。

人生って、( ・∀・)イイ!!

2021-01-19

精神が死にゆときの日次MTG

進捗が無なので、ダメージを負う

日々のMTGがおっくうになりますます内にこもる

マッチョ意見としては本人頑張れだけど、マネージャー立場としてはどうするべきなんかね

マネージャーからすると進捗報告が滞るとますますマイクロマネージメントの方向に進んでいく気がする

(「もっと報告しろ」「もっと報告しろ」「もっと報告しろ」)

熟練マネージャーは気づくらしいけど、もっとシステマティック解決したい

つらい状態の人に寄り添えるようになりたいと思う

2021-01-16

普通人間になりたい無理ならさっさと死にたい

発達障害人間が言いそうなありきたりなことしか言わないけどマジで普通人間になりたい。

っていうか普通人間になるために23年間ずっとずっと頑張ってきた。で、24年目にばっきん折れて、そっから学生という名のニートしてる。

ありがちすぎる。馬鹿か。

もう私が発達障害なので幼稚園の時点で分かっていた。教室にいる時間より脱走してウロウロしてる時間の方が長かった。

はいあるある教室に1人はいただろ、座ってられないクソガキが。そいつが私だ。勿論親は白い目で見られる。可哀想以外の言葉がない。私だったら絶対ぶん投げてる。

しかし母はぶん投げない。偉すぎる。

母が偉すぎるので私は小学校特別教室じゃなくて普通学級に通えるぐらいには人間の形にしてもらえた。

忘れ物、もちろん母が10確認してくる。10確認されたら8回目ぐらいで何とかなる。それは何とかなったとは言わねえよ。

テスト勉強だけはできるが、もちろんケアレスミスヤバい。3回解きなおしてた。なにせ時間だけは死ぬほど余る。

人間関係。ヤバい。何がヤバいか私には分からないが母はものすごい頻度で学校に呼び出されてた。


どうしようもないガキの親、どんなクソ親かと思って呼び出してみたら普通人間が出てくるから先生も驚いただろうな。

実際私と同程度の問題児の親は、子供ピアス開けたり子供金髪にしたり学校からの呼び出しバックレたり子供おもちゃ酔っ払ってドブに捨てたりご飯作らなかったり育児放棄してたり、ヤバいのしかいなかった。

いや、産んで愛して生存させてるだけで100点だと私は思うけどね?世間はそうは言わない。


まあ最初は親に憤っていた担任も、1年終わる頃にはお母さんも苦労されますねまで折れてるのが毎年恒例だった。


そんなどうしようもないガキだった私も、周りの大人のおかげで人間のふりがちょっとずつ上手になって高校を出る頃には……なんて美談はない。

朝起きる、時間を守る、期限を守る、約束を守る。その他色々。死ぬほど苦痛だった。苦痛に耐える力が多少上がっただけだ。ストレス高校3年間で5回ぐらいしか生理来なかったけど。

生理が止まるまで頑張っても、部屋片づけられないとか起きれないとか時間守れないとかそういうの全部努力不足で片付けられる。そうか、まだ足りないのか。

じゃあもっと頑張るしかない。私が普通じゃないのは努力が足りないからなんだ。


はい、この流れどっかで100回読んだわ。思春期過ぎてメンヘラ堕ちする発達障害。ありがちすぎる。

大学発達障害の掃き溜めと名高い工学部に進学した。女で工学部なら学校推薦で大手企業に入れるだろうと思った。

逆に、人間性を見るような面接をされてしまうと絶対落ちる自信しかなかったので。

普通サラリーマンになるにはシステマティック採用をしてる古いメーカー肩書で潜り込むしかない。

そこで女が少ないのを利用して手堅い理系男子を捕まえて結婚して大手企業の手厚い育児支援を受けながら働くんだ。

そこまでやればきっと私はどこから見たって普通人間の型を踏襲してるって言えるはず。

そういうプランだった。安直安易。浅ましすぎる。


大学では普通人間になるためにめちゃくちゃ頑張った。オタク趣味も全て封印して告白してきた好きでもないけど普通っぽい男と付き合って、普通っぽい男に惚れたら普通になれると信じて好きになる努力をして、普通遅刻癖や汚部屋をだらしないと糾弾されまくって、飲み会では美味しくないビールをいつか美味しいと感じるって言葉を信じて毎回飲み干して、たまに吐いて、興味もないファッション誌を購読して、好きでもない流行りの服を着て、好きでもない工学を学んで、好きでもない研究をして、嫌いなことをすればするほど、人間に近づいていく気がして嬉しかった。

ほらまたどっかで100回聞いたような話をする。うるせえ女の愚痴なんてだいたい100回聞いたような話だろ。


で、その夢がそろそろ叶おうという就活の目前で私は突然全てが嫌になり全てをぶん投げたため大学院を留年した。

馬鹿か。ぶん投げるならもっと早い段階でぶん投げておけ。23でやっていいことじゃないぞ反抗期自分探しなんざ学部1年の夏休み北海道で済ませておけ馬鹿が。

世間をなめ散らかした若者あるある~~~~。


まあぶん投げたところで、1年までならセーフだろうという浅ましさである。全てを捨てられないところが本当に凡夫のそれだ。そしてまあ1年が経ったわけだ。

もう一回、レールに戻って、毎日普通人間になるために努力する日々を送るための段取りは整っている。

教務課に、学校推薦を下さいって言うだけで私は普通サラリーマンになれる。


私が23年間頑張って普通人間になるために敷いてきたレールに、戻るべきか否か。

誰に相談しても戻れとしか言われない。


ですよね。

2021-01-08

音楽構造大事?それって中二病なんですよね(ぷっくく)。

私が今音楽で目指しているのは、強い感情表現だ。

去年の半ばまで、こんなことは頭をよぎったこともなかった。

音楽構造だと思っていたし、数学プログラミングを覚えるべきだと信じていた。

この1年で変わった。

システマティックに曲を書いても誰の役にも立っていないのである

人が根気よく信念をもって仕事をしているところに、豪快に横から思い切り蹴りを入れるJohannes Kreidlerみたいなのが出てきたとき、「ついにこういうのきちゃったよ」という感じで、ヨーロッパの人も悩んでいるんだなと思った。

もうヨーロッパの人は、システムとかもうどうでもよくなっているのではないのか?

Oxana Omelchukも完全に勘に全部振ったような様な作風だ。

私も反省してることが多い。

とある事情で、ある女性CDラックを見せたことがあったのだが、そのときCDに入っている音楽の中身はカップルで聴けそうもないネタしかなかった。

これってまずいんじゃないのかと考えだしたときには、向こうから別れを切り出された。

カップルで聴ける音楽は、結局オペラバレエしかなく、絶対音楽ではないのだ。それは女性がどうしても視覚に訴える表現に屈してしまうからなのかもしれない。

ジーメンス財団助成積極的委嘱を配っても、Covid-19で深く傷ついたヨーロッパシステマティック思考が元通りになるとは考えられない。

2020-12-10

最低のグッドトリップをした

最高に頭が混乱し、最低のグッドトリップをした経験を、忠実に、正確に、有意に脚色を加えて書き残す。実に珍しいことだと感じたので。

12月9日午後12時35分、就寝。男は一晩中寝ていなかったらしい。漫画を読み、充足感と不足感のままに乱暴に寝た。夢は見なかったそうだ。

12月9日午後6時18分、起床。外は暗い。男は電気を点け、あまりの明るさに愕然とする。どうせやることもないし、このままもう一度寝てしまおうか、とも考えたが、蛍光灯ブルーライトにやられた目と脳は閉じることを拒んでいた。

男はなにも考えていなかった。なにも考えられなかった。夢と現実狭間に迷い込んだかのようだった。外の暗さと部屋の明るさに、矛盾した鬱憤をかかえながら、ただ時間を過ごしていた。とりとめもない文章を連ね、他人に送りつけたりしていた。46億の人々の生活を消費し続けたりしていた。孤立していた。

12月9日午後7時24分、男は世界が一つではないと気づいた。その瞬間、目に映る文章天井ライト、部屋の景観、今までのすべてが、文章となって脳になだれ込んだ。あまりにも煩かった。慄いた。これまでの自分にあった全てを悔い、取り消そうとした。しかし気づいている男は、そんなことができないことにも気づいているのだ。どうしようもなく時間は早く進む。不可解な理解から逃げ出したかった男は、もう一度布団にくるまった。

12月9日午後7時48分、逃げ出した男は、なにかに縋った。とにかく狭間に帰るべきだと考え、今の自分いかなるものかを他人に伝えた。まるでそれらが自分ではないように。なにもない狭間になにかを忘れてきたかのように。男にとってそこは、唯の狭間ではなかった。すべてを満たす無に安堵を覚えていた。凪の水面に落とされた水滴、もとい大雨は、大きな波紋を広げ、自己を顕示する力を生んだのだ。

12月9日午後7時57分、男は気がついた。ここにはなんの変化もない。

12月9日午後7時57分、私は気がついた。ここにはなんの変化もない。

何も起きていなかった。安堵した。凪の水面は存在しなかったのだ。あわやヒトという環に取り込まれそうになった私は、なんの問題もなく生活を取り戻した。システマティックに組み込まれたひとは、再び運動を始め、するすると抜け落ちた狭間快楽に気づくこともなく回り続けている。

男達は偽物だったと思うことにした。

2020-11-13

anond:20201113133020

なるほど。闇が深いかんじもするけど、基本的業務的にはシステマティックに既に構築されてるからできるのかね。

2020-09-30

こち増田

日本銀行増田進でございます。今回の金融政策決定会合では、全会一致で増田経済へのさらなる刺激策としての、さらなるブクマ緩和の拡充、接続時間の引き下げを決定いたしました。日本銀行としては、増田経済は、基調として回復傾向にあると判断しており、ブクマ2%目標を達成するため、今後も、積極的な緩和政策を持続することとしております。また、増田システマティックリスクの予防については、時期尚早であるとの判断から積極的介入措置を現時点では実施しないこととしております。今後も、ブクマレート、はてなスター安定のため、市場注視し、アグレッシブな介入も辞さない考えであります

2020-08-16

「清潔にしてるのに清潔感が出ない」と言っているやつはろくなもの食ってない説

これは観察に基づく偏見なんだけど、毎日風呂入ってるだろうけど汚らしいおっさんかいるじゃん?

そういうおっさんって会社のお昼とかに横目でちょっと見てみると大抵コンビニ弁当食ってるのね。

で、弁当だけだと罪悪感があるのかコンビニサラダも付け合わせに食ってんの。甘じょっぱいドレッシングたっぷりの。

コンビニ食べ物ってさ食中毒とか出すと企業への信用に甚大な悪影響が出るから、かなり徹底的にシステマティックに衛生管理がされてると思うんだよね。

なんども洗われたり添加物を入れたりのあとで、砂糖と塩づけで濃いめの味付けにされた食べ物ってどう考えても体に良くないじゃん?

いや30代以下の若い頃はさ、新陳代謝が良いか適当食事でも肌や髪の艶が保てて、清潔感もなんとかなってたんだと思う。

でもさ、よく言われるようにそういう食事の影響って年を取ってから急に来ると思うんだよ。

どうせKKOって「今日暑いからコンビニ冷麺食べちゃうぞ。小腹が空いたときのために菓子パンも買っちゃおう」とか考えてるんでしょ。

個人的には好きなものを好きなだけ食べれば良いと思うけど、清潔感が出なくてモテないってんなら普段食べてるもの考慮すべきなんじゃなかろうか?

太ってても普段から良いもの食ってるやつって肌艶良くて幸せ雰囲気出てるじゃん。

まあ清潔感があるのにモテないやつは知らんが。

2020-08-03

ジャンルや出来に関係なく韓国映画を見ると必ずひとつ感想が浮かぶ

韓国人はなぜあんなに連帯力があるのだろう?(あるいは連帯力があるかのように描けるのだろう?)

家族であれ、組織であれ、民族であれ。

日本人はまったくの絵空事でもこんな連帯は描けない。

日本人は互いを憎み蔑みあい、なにより恐れあっている。

日本人は誰も信用しない。

からシンゴジラみたいなシステマティック怜悧組織理想としている。

2020-06-28

メルセデスE 350 の排気ガス制御リバースエンジニアリング

ディーゼル排気正義財団訴状らしきpdfから抜粋

https://www.rechtspraak.nl/SiteCollectionDocuments/dagvaarding-collectieve-vordering-Daimler-AG-c.pdf

パートIII.Dで、当財団は、ダイムラー使用した違法操作機器運用にかかる委託研究について説明する。 ••••••(以下:••••••)が実施たこ調査では、これまで他の利益団体当局使用していない根本的に異なる方法論を採用した。端的にいえば、当財団が購入したEuro 6 Test Vehicleでテスト走行を行い、エンジン排気ガス管理制御するECU(Electronical Control Unitから走行中の情報を読み取ったのである。これにより当財団は、試験車両違法操作機器根本的なメカニズム機能を初めて洞察する者となった。本調査により当財団が同定できる限り、少なくとも8つの違法(SCRおよびEGR)操作機器配備された、驚異的に複雑で洗練された排出詐欺が明らかになった。これらの違法操作機器はそれぞれ、実際の運転条件でシステム全体の効率を大幅に低下させる。ダイムラートリックの結果として、これらの違法操作機器はNEDCテストサイクル外でのみ動作する。」

「III.B.1. 序文

255. このセクションでは、当財団は、排出規制および適用される判例法に基づいて、違法操作機器特性について説明する。 前述のとおり、当財団はとりわけ、2020年4月30日欧州司法裁判所 Eleanor Sharpston 法務官の意見※に特に注意を払っている。(図14を参照)。」

※「2020年4月30日欧州司法裁判所 Eleanor Sharpston 法務官の意見」はこちら。↓

"Court of Justice of the European Union PRESS RELEASE No 52/20

Luxembourg, 30 April 2020

Advocate General’s Opinion in Case C-693/18CLCV and Others (defeat device on a diesel engine)

According to Advocate General Sharpston, a device that adjusts upwards the operation of the emission control system of diesel engine vehicles during the approval testing of those vehicles is a ‘defeat device’prohibited by EU law

The objective of slowing down the aging or the clogging-up of the enginedoes not justify the use of such a device"

https://curia.europa.eu/jcms/upload/docs/application/pdf/2020-04/cp200052en.pdf

「III.D. DEJF(当財団)の調査

III.D.1. イントロダクション研究の関連性、および主要な調査結果

295. このセクションでは、当財団研究結果について論ずる。 この研究は、その方法論によって、上で説明した研究※とは区別される。 前述のように、この研究は、入力値(周囲温度や車速など)と出力値(PEMSで測定された排出量)を測定するのみならず、ECU自体の内部機能を測定することを目的とする。 テスト中にECUから直接情報を読み取ることにより、ECU設計操作を再構築可能である。」

※直前のIII.C で、第三者公表した調査結果を挙げている。

296.このアプローチは、概ねメーカーソースコードがなければ違法操作機器動作を検出および分析することは不可能であると考えられていることから、これまでどの型式承認当局・関連団体にも採用されていない。間違いなく可能であるとはいえ費用時間がかかり、専門知識を用いねばならない。この理由もあって、当財団はこれまでのところ、この研究単一テスト車両(本テスト車両)に限定している。本テスト車両は、第306項でさら指定されているユーロ6対応メルセデスE350であるモダンユーロ6車両選択する理由は、この車両タイプに、EGR(排気ガス再循環)とSCR(選択触媒反応)の組み合わせからなる高度で複雑な排出制御システムが装備されているためである。このような複合システムでは、SCRシステムが処理の大半を引き継ぐため、EGRシステムNOx排気負荷を減らすために「ハード」に動作しなくてもよくなる。 Euro 6モデルECUソフトウェアEuro 5ソフトウェア拡張バージョンであるため、以前のバージョンの多くの機能がまだソフトウェア存在している。調査が示すように、本テスト車両ECUには、機能しているEGR操作機器も多数含まれている。この点で、本研究結果は、EGR装置のみが装備されていた古いメルセデスベンツモデルにも関連している。

297. 要するに、この調査により、SCRとEGRの違法操作機器範囲特定された。これらはそれぞれ、特定の条件下でシステムの全体的な効率を大幅に低下させ、これによりSCR触媒コンバーターほとんどの条件で動作容量のうち最大で60%に制限されることとなる。」

「300. 本調査の結果、違法なSCRおよびEGR操作機器は、NEDC検査下の状況では動作せず、通常の使用状況でのみ動作するようにプログラムされていることが判明した。 違法操作機器は、条件がNEDC検査条件から少しでも逸脱している場合アクティブになることがわかっている。 さらに、SCR関連のいくつかの違法操作機器には、車両が数か月間使用された後にの違法操作機器操作するように設定されたタイマー機能があり、NEDC検査を確実に通るようになっている。」

「302. 本調査はまた、これらの違法操作ツールほとんどがソフトウェア更新後にテスト車両から削除されたことを示している。これは、エンジンの損傷を防止したり、車両安全動作を確保したりするために違法操作ツール必要ないことを意味している。このソフトウェア更新によって、テスト車両のすべての違法操作機器が実際に削除されたかどうかは明らかではない。……」

「III.D.2. メソドロジー

III.D.2.a)はじめに

305. 本調査使用されるメソドロジーは、データ収集ソフトウェア分析、およびテスト車両から生れたテスト結果の解釈とを、組み合わせることである。306. 前述のように、本テスト車両は、メルセデスベンツ E 350 BlueTEC 4 MATIC Tであり、OM 642型 190 Kw、2987 ccm、6気筒エンジンを搭載している。本テスト車両検査文書コピーを別紙57に提示した。……

307. ECU情報チャネルは複雑で量が多いため(ECUは内部で10,000を超える信号を処理)、イテラティブなプロセスを用いた。 最初フェーズでは、通常使用中に車両ECUプロファイル作成するために、広範なデータ収集が行われた。 排出制御に関連するソフトウェアデータは、ソフトウェア分析使用して特定した。 その後、データ収集プロセスさらに洗練し、より詳細なデータを得た。」

「III.D.2.b)データ収集

308. 調査中のデータ収集は、OBD-2ポート使用して実行した。……」

「310.前述のように、ECUソフトウェアソースコードや完全なドキュメントについては、ダイムラーがその情報を慎重に管理しているために、本調査者はこれらを得ていない。 ただし、ドキュメントソースコードが利用できないソフトウェア分析については多くの研究があり、そのような分析IT業界で定期的に行われている。研究者は、「逆アセンブル」(ソフトウェア人間が読める形式に変換される)やソフトウェアシミュレーションなどのいわゆるリバースエンジニアリング手法使用している。 これらの手法により、ソースコードが利用できない文書化されていないソフトウェア分析可能になり、本テスト車両ECUソフトウェア分析にも使用されている。」

「III.D.3.b)本SCRシステム

315. 本SCRシステムでは、主な制御変数の1つはAdBlueまたはDEFディーゼル排気流体)の投与量である。本テスト車両ECUBosch EDC17CP57 は、システムに投与されたAdBlueの量を計算する。 SCR触媒コンバーター内で、AdBlueはアンモニアに変換され、次にアンモニアNOx酸素と反応して窒素と水に変換される。

316.有効性の尺度は、「SCR除去効率」または「変換効率である。 SCRの潜在的効率は、以下を含む多くの物理的条件によって制限される場合がある。

317. 以上のリストは完全なものではないが、適切に機能しているSCRシステム物理的な制限を受けていることを示している。 これらの制限対処するために、本ECUソフトウェアには、2つの異なる動作モードが含まれている。

318.最初モードは、以下「アンモニア負荷モデル」と呼ぶもので、SCRシステムが完全に機能するモードである。 このモード公的アクセス可能メディアでは説明されておらず、この用語自体は文献で使用されている標準ではないことに注意されたい。

319. 2番目のモードは「代替モデルである。 これは、不正操作ツールによってアクティブ化されるモードである代替モデルがいずれかの操作ツールによってアクティブ化されると、通常SCRは最大60%となる。 特にいくつかの違法操作ツールが同時にアクティブ化されている場合は、効率が大幅に低下する可能性もある。……」

「III.D.4. 調査結果:ダイムラー違法操作ツール

330. 本調査による観察結果の要点は、代替モデルでは、実際の運転条件のほとんどで、SCRシステムターゲット効率比較的低い値に保たれるが、これは物理的な制限に基づいていない要因やポリシー選択によって生じているため、 違法だということである。 言い換えると、SCR触媒でのNOx還元に直接影響を与えることがない入力に応じて、効率目標意図的に低い値に低減される。 したがって、これらの要素とポリシー選択、およびそれらが有効にするメカニズムは、違法操作手段と見なすことができる。

331. これらの違法なSCR関連の操作ツールは、以下の機能を共有する:

(i)それらは、温度排気ガス質量流量といった、極端な条件下で一般的制御する必要がある物理特性に応答する。

(ii)ただしそれらは、通常の「実際の」運転条件では、システマティックアクティべートされる。

(iii)それらは、たとえば、正当化されないヒステリシス使用することにより、アクティベート後に、ある効果が出るように設計されている。

簡単に言えば、ヒステリシスという用語は、新しい状態への切り替えを引き起こす値と元の状態への戻りを引き起こす値との間に特定の「範囲」がある状態を表す。一般的な例は、特定温度で加熱がオンになるサーモスタットで、温度が初期値よりも数度低い場合にのオフになることで、システムのオンとオフ連続して行われないようになっている。今回のケースでいうと、ヒステリシスは、元の状態(この場合は「アンモニア負荷モデル」)に切り替えるしきい値が「代替モデル」が動き出す状態に切り替えるレベルよりもかなり低い(または高い)場合に発生する; そして

iv)それらはSCRシステム目標効率を大幅に低下させ、AdBlueの投与を大幅に削減する。これにより、NOx排出量が大幅かつ大幅に増加する。

332. 本調査の結果、8個以上の違法操作機器発見されたが、そのうち6個はSCRシステム(およびAdBlueの投与量)に関連している。……」

「III.D.4.a)SCR操作ツール1:排気ガス質量流量

335. 最初違法SCR操作機器は、SCR触媒コンバーターを通過する排気ガスの体積(排気ガス質量流量)を参照する。

336. 上述したように、排気ガス質量流量がSCR触媒の処理能力よりも大きい場合排気ガスはSCR触媒から逃げることができ、NOxチャージを減らす機会が与えられないこととなる。 これに対処しないと、SCR効率過大評価につながり、AdBlueのオーバードーズにつながる可能性がある。 このことで、SCR触媒アンモニアオーバーフィルされ、アンモニアスリップが発生する可能性がある。 したがって、質量流量監視し、過剰なマスフローが通知されたときにSCRのターゲット効率推定値を下げることは、原則として、有効ストラテジーになる可能性がある。

337. ただし、テスト車両では、フィルタ後の排気ガス質量流量制限は、時速170 kgに設定されており、これは、実際の運転状況では約100 km / hに相当する。 このしきい値は、技術的な観点から見て、言い訳けができないほど低くなっている。 このしきい値を超えるとすぐに、ECU代替モデルに切り替える。 さらに、(-80 kg / hの)強いヒステリシス適用されるため、負荷モデルに切り替える場合質量流量は90 kg / h未満でなければならない。 60 km / h程度の低速でも、このしきい値は日常的に超過している。 さらに、エンジン一定している場合、短時間では負荷モデルに戻らない。

338. この制限は、正確には、SCRシステムの「エージングファクター」によって決まることに注意せよ。この機能に関連して、ECUはSCR触媒コンバーターがその耐用期間中さらされた温度を記録し、これに基づいて経年変化の影響をモデル化する。ただし、以下のグラフに示すように、この違法操作機器エージングファクターは、完全な100%(完全に新しい状態)が1%~99%(すなわち実質的に新しい)まで減少するとすぐにアクティブになるように設定されている。すでにその時点で、上限は時速200 kgから時速170 kg へ削減され、下限(ヒステリシス)は時速120 kg / hから時速80 kg / hに削減されている。 NEDC検査は完全に新しい車両で行われるため、輸入検査でこの違法操作デバイスを検出できないと推定できるのである。これに対し、本テスト車両はこれらの観測の時点で70,000マイル走行しており、ソフトウェアは69%のSCRエージングファクターを示していた。」

「342. 代替モデルに切り替わると、推定される Permalink | 記事への反応(1) | 23:14

2020-03-21

プレゼンスライドmarkdownから作るプロジェクト

プレゼンスライドmarkdownから作ろうとしているが、javascriptとか学習してると間に合わないので、現実的妥協案としてpandocでdocxに変換することにした。MSワードで最終的に改ページコマンドとかちこちょこ追加すればOKだろうと思ってたが、なんかうまくいかない!

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図を挿入するとすぐ改ページしたがるのは、なぜ?図がデカいのか?ソース側にこまごまと(うるさい姑さんみたく){width=..cm}って指定する必要性?こういうのやっぱりパワポに慣れ親しんでるとダメだ。人間劣化してきていると言えよう。

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やっぱりソース側で改ページを指定したくなってきた。lua-filterとかいうのがあるらしい。cabalやらなきゃいけないとかだったら やだやだやだやだ😩なぁ。pandocはとても良いけどfilter導入が難しいんだよなぁ。つい最近までcite-procでコケていた。chocolateyにpandoc cite-procのインストーラーが登録されてやっとできるようになった。

📽

pandoc-plotとかいフィルターも便利そうだけど、インストーラーがなくて「cabalからどうぞ」。∴これも挫折中。javascriptに慣れ親しんでないからreveal.js導入できなくて、MSワード絡みで苦しんだり・( ^ω^)・・・部下が出してきたパワポファイルを手作業markdown化したり・・こう・・・なんというかシステマティックじゃないんだよなぁ。>俺

📽

プロジェクトごとにGITリポジトリ作成し、1つのマスターmarkdownから報告書用・マニュアル用・仕様書用・設計書用・月報用・季報用・発表スライド・・・てな感じでブランチングさせていければいいのだが・・pandoc, plantuml, graphvizとか駆使すれば( ^ω^)・・・原理的にはできるはず

For example,

https://qiita.com/kaz-yos/items/33f6622932d548d62525

2020-02-07

飛込自殺=人身事故,車内点検=喧嘩痴漢

穏当に言い換えたところで、何も変わらない

しろ現代社会無慈悲システマティックさが際立つ

配慮とは別種な気がする、怖いわね

2019-11-26

フェミ社会学者エビデンスを出したらどうなの?

差別表現規制話題を,人工知能学会誌表紙,キズナアイ,宇崎ちゃんポスターと追っているが,フェミニスト側の立論の雑さが目立つようになってきた.フェミニストによると,これらの表現

  1. 現実性差別性犯罪助長する,あるいは直接女性を加害する有害性を持ち
  2. しかもその有害性は公共の場掲示できる限度を超えている

という.

この2点について,多くの規制反対論者が「エビデンスはあるのか」と問うてきたが,フェミニスト側は真面目に答えようとしてこなかった.ここでは,市民エビデンス提供することが期待されているであろう,社会学者たちがいか知的不誠実な態度に終始してきたかを見ていきたい.

エビデンスとは

ここでいう「エビデンス」とは evidence based medicine (EBM; 根拠に基づいた医療) や evidence based policy making (EBPM; 根拠に基づいた制作決定) におけるエビデンスで, 単なる「根拠」「証拠」より強い意味を持つ.例えば,EBMにおいては下記のようなエビデンスレベルというものがあり,一口エビデンスといっても質の強弱がある:

I システマティックレビュー/RCTのメタアナリシス
II 1つ以上のランダム比較試験による
III ランダム比較試験による
IVa 分析疫学研究コホート研究
IVb 分析疫学研究症例対照研究、横断研究
V 記述研究症例報告やケース・シリーズ
VI患者データに基づかない、専門委員会専門家個人意見

もちろん,社会科学分野では完全なランダム比較試験は難しいという事情はあるだろう.それでも,行動心理学研究や,具体的な事例の紹介はできるはずだ.以下で指摘するのは,表現規制議論において,社会学者たちが,質の高いエビデンス提示せず,最も低い「VI 患者データに基づかない、専門委員会専門家個人意見」相当の論考しか提示してこなかったという怠慢である

宇崎ちゃん事件場合

宇崎ちゃん事件の発端となったのは弁護士発言であったが,しばらくして,牟田氏による下記の論考が出た:

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68185

結論から言えばこの件は、議論する以前に答えは出ている。

女性差別撤廃条約1979年国連採択、85年日本批准)はジェンダーに基づくステレオタイプへの対処を求めており、日本政府への勧告でもメディアでの根強いステレオタイプ是正を重ねて求めている。

たとえば第4回日本レポート審議総括所見(2009年)では、勧告の項目「ステレオタイプ」に、「女性の過度な性的描写は、女性性的対象としてみるステレオタイプ認識を強化し、少女自尊心の低下をもたらす」と警告している。

上のエビデンスレベルに照らすと,条約や所見は最も低いVIに該当するであろう.もちろん,所見を作成する上で何らかの質の高いエビデンスが参照されている可能性はある.残念ながら,そのようなエビデンスフェミニストから提示されることは現在までない.

また,牟田港区埼玉県ガイドラインを紹介した上で

今回のポスターはこうしたガイドライン等に抵触することは明らかだろう。

と,有害性は明らかであるとする.自治体ガイドライン炎上しないためのHow toであり,これに抵触たからといって即時に性差別にあたるわけではない.例えば,日弁連ポスターですら,形式的にはガイドライン抵触することが指摘されている:

https://togetter.com/li/1425795

こういう立論の雑さが「お気持ち」と揶揄される一因になっているのではないか

キズナアイ事件場合

キズナアイ事件の発端となったのは千田氏による下記の論考である:

https://news.yahoo.co.jp/byline/sendayuki/20181003-00099158/

「相槌」がなぜダメなのかと思うかもしれないが、社会学では「権力」は相互作用の場面からもつくられていくと考えられている。コミュニケーションの場において、どのような言葉が交わされ、どのように会話が達成されるのか。コミュニケーションは当然、社会システムのなかで行われ、そしてまたその社会システム再生産するのだ。

このNHKサイトで「キズナアイ」に割り振られた役割は、基本的に相槌である。それは、従来「女性」に与えられてきた役割であるある意味で、性別役割分業を再生産していると言えるのだ。

性別役割分業を再生産」というのが上の「1. 現実性差別性犯罪助長する,あるいは直接女性を加害する有害性を持ち」にあたるだろうが,この点に対してエビデンスは示されることはなかった.問題になっているキズナアイイラストのように,ポルノとは言い難い軽度の性表現がどの程度人の行動に影響を与えるのか,質の高いエビデンスを示してほしい.

さらに,千田氏は加害性についてもツイート言及している:

https://twitter.com/chitaponta/status/1047386005139906560

ズナアイは可愛いし、別に愛でてくれていいし、ノーベル賞サイトから引き上げてくれとか要求もしてなくて、今後、同様の企画を作るときは、少し考えてくれと言っているに過ぎないんだけれど、「誰も傷つけていない」「考えすぎ」というのは少し違うと思う。思春期自分は、やっぱり傷ついたから。

自分が年をとると快適で、性的対象として見られることがとき女性いかに傷つけるか、想像もつかないことは理解できる。自分趣味ケチつけられたら、腹も立つだろう。

でもやはり、女子学生なかには傷つく子もいる。そしてそれは、想像もつかないくらいの絶望であることもまた認めるべきでは?

ここでも,氏の言う加害がどの程度普遍的に通常人に成立しうるのか,なおかつ公共空間から排除すべき加害性なのか,提示されることはなかった.もちろんこれが社会運動なら,こういった「共感」に訴えるだけで事足りるだろうが,当該分野の専門家としての発言が「共感」に終わるだけでは,なんというか残念.

千田自身は,法規制を求めているわけではなく「市民公共性」から自主規制を求める立場であるとする.なるほど,権力の介入を避け,市民議論によって線引がなされるべきというのは同意できる.その上で,学者として,市民議論の補助となるエビデンス提示してもらいたい.

終わりに

今年の4月フェミニストから称賛された上野氏の祝辞があった.

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

上野氏は祝辞という限られた環境ながら,種々の研究を紹介し,数字引用し,現在社会にある男女差別提示してみせた.統計の扱い方には色々と難があるし,私とて上野氏の思想同意できるものの方が少ない.しかし,ここで注目したいのは,エビデンス提示しようとする上野氏の姿勢と,表現規制エビデンスから逃げ回る社会学者たちの姿勢とのコントラストである

統計大事です、それをもとに考察が成り立つのですから

先輩の言葉をもう少し噛み締めてはいかがだろうか.

2019-04-19

アクセルが戻らなくなった」ことは言い訳にはならない

恐らく表題だけからにの話か分かる人は多いかと思いますが、某所で交通事故を起こした車を運転していた方が「アクセルが戻らなくなった」と説明していたそうです。

アクセルが戻らない=車が止まらない」と思っている方が多そうなので少し車の工学的な面を解説したいと思います

車はエンジン動力車輪に伝えることで進みます。これは誰でも知っていることですが、どうやって伝えているかを知っている人は少ないように思います

最近の車はアイドリングストップ機能がついていたり「静止しているときエンジンも停止させる」ことが増えていますが、古い車や冷暖房などを使っている場合は車が静止していてもエンジンが停止しません。たとえば車のエンジンをつけた直後は止まっているのにエンジン音はしますよね。

まり車は止まっているけどエンジンは回っているのです。ということはエンジンが回っていても車輪が回らないための仕組みがあるのです。

このための仕組みはおおまかに二種類あって、どちらを使っているかは車がオートマAT)車なのかマニュアルMT)車なのかによって異なります

MT場合にはエンジン駆動力を車輪に伝えるために「クラッチ」と呼ばれる機構を使っています

このクラッチは大雑把に言うと二枚の鉄板で、ペダルを使って離したりくっつけたりすることができます

クラッチがくっついているとき車輪動力が伝わり、離れているときクラッチを切っているとき)は伝わらないという仕組みです。

そのため、たとえアクセルペダルが戻らなくなったとしても、クラッチを切ってしまえばブレーキを使って減速することができます

詳しくはわかりませんが、クラッチを切り忘れたとしてもクラッチ滑ることができるため、ブレーキを踏みさえすれば減速するのではないかと思います

ではAT場合どうでしょう

ATにもいろいろな種類があるのですが、一部スポーツカーなどを除いた車ではトルクコンバータートルコン)という仕組みを使ってエンジン車輪をつないでいます

トルコンは2つのお椀型のパーツでできていて、中にローターとステーターというパーツと液体が入っています

ここで重要なのは「液体が入っている」という部分で、エンジンから動力はこの液体を通して伝達されるということです。

まりクラッチと違って何もしなくても空転することができるのです。

そのため、エンジンによって発生する動力を、トルコンを介して車輪に送る力より、ブレーキによる制動力の方が勝っていれば、トルコンが空転して車両は減速するはずなのです。

これが「アクセルが戻らなくなった」ことが「事故を防げなかったことに対する言い訳にならない」と主張する理由です。

ATしろMTしろエンジンのパワーよりブレーキの方が圧倒的に強いはずです。

高速で走る車が止まれないのはブレーキの性能の限界ではなくタイヤの性能の限界であることの方がはるかに多いです。

特に高パワー車でもない今回の事故を起こした車種で、恐らくトルコンATであることを加味すると、運転者のペダルの踏み間違いだったのではないのかと疑ってしまます

しかしこれは一概に運転者が悪いとも言えません。

特に高齢ドライバーで踏み間違いが発生しやすいことは明らかなので踏み間違えにくいデザインをすればいいのです。

もしくはよりよい解決策として、高齢ドライバー積極的運転支援機能のある車を買ってもらえるような制度を作ればいいのです。

今回のような事故特に被害者はもちろんですが、加害者にとっても大きなダメージとなっているはずです。わざとやっているのではないのですから

高齢になって運転しているのが悪い」「免許を返納させろ」という声もあるかと思いますが、やはり車というものは便利ですし私もいざ高齢になったとき免許を返納できるかと言われたらYesと答えられる自信はありません。

このような悲惨事故を二度と起こさないためにもシステマティック解決模索施行推し進められる未来を願っています

2019-01-29

葬式不要

葬式BGMを考える増田を眺めていて、BGM遊びでさえ葬式不要論が出てきて、まぁはてならしいと言えばそれまでだが。

確か数年前、業者に頼まず自分で親を見送った増田レポートがあった記憶があるが、ああいものはあれでいてかなりシステマティックに世の中の仕組みができていて、業者に依頼しない=仕組みに乗らないで遺体を焼くのは割と面倒そうだった記憶がある。

この頃は葬式業者もお手軽パックもあるみたいだが、何だかんだでそれなりにしようとなるとお得感が無くなる、オプションなしだとかなり質が下がるという話もあるし、それほど簡単ではないかもしれない。まぁ彼らも商売から阿漕だなとは思うが仕方ないだろう、商売とは基本的阿漕ものだ。

簡単に死んで簡単野ざらしになれればさっぱりして良いなと思うが、残念ながら妙なところで現代社会には「ある種の厄介さ」があり、それを良いことだとも思ってはいないが、ことに生き死ににかかる諸々は出来上がってるシステムに乗ると割と楽だし人と違うことをすると悪目立ちしやすいという困ったところがあるのだ。

増田は親を二人見送ったが、多少金がかかっても出来上がっているシステムで楽をする方を選んだ。

親のうちひとりは病気で亡くなったのだが、死ぬ前の1か月はだんだん意思が柔らかく緩くなっていき、元気な時は「葬式無用 戒名不要」とか「その辺に灰を撒いてほしい」とか言っていたが、最期の病床では墓のことなどをぽつりぽつりと言いだすようになった。家庭の事情が若干複雑で、ある墓を引き継がざるを得なかったのだがその引継ぎについて口が煩いだけの親戚から了承を取る必要があり、まだ元気なころは墓はつぶす葬式もいらんお前たちも家を継ぐなんて考えなくていい、など言っていたのが、私に煩い親戚からの墓引継ぎの了承を取ってほしいと頼んできて驚いた。元気なころは生まれ世代からしたら相当アナーキーな考え方をしていた人だったので、本当にいいのか、別の方法散骨など)も考えられるがと聞き返したが、それでいいんだ、と言っていた。もう死んでしまったので本意は分からないが恐らく「それで(お前たちが楽な方が)いいんだ」ということだったのだろうと思っている。

もう一人の親は自宅での突然死だったので、もう色々(警察が来たりする)大変で、そのまま業者に頼むほうが気持ちも体も楽だった。というか詳しい人が助けてくれるのが金払ってでも有り難かった。検死も必要だし死亡診断書がないと焼き場の手続きが進まないし焼き場の予約も混雑してたこともあり時間結構かかって、ボディが腐らないかという心配がかなり頭の多くを占めていた記憶がある。先に死んだ親が墓問題を己が死に引き受けたくれたおかげで余計なことを一つ考えずに済んだのがありがたかった。

検死の結果、自然死だったわけだが、病院で死なないというだけでこれだけ手続きが面倒になるのか、そして病院(や誰か看取る人がいる場所)で死なないとこれだけ面倒なのかとかなり身と心を削られた。オフィシャルに死なない(医者などが看取らない)ということは、誰かが疑いの目で見るということだ。警察などからしたら疑うこともなさそうなのが一目瞭然であっても念のため疑わざるを得ないし、遠巻きの第三者はそのような「念のため」をすっ飛ばして、残った我々に色々な憶測を割と無遠慮に投げつけてきたりすることもある。親族などに親の死を連絡をする時はこういうフレーズだと角も立たずこちらも苦しくないです、と教えてくれたのも面白く、ありがたかった。儀礼コミュニティにおける知恵が企業によりマニュアル化されている面白さ。

身内が死んで1か月ぐらいは、なんていうか、生きている側であるこちらも生死の境にいるようなところがある。頭が回らないし究極の非日常でもある。そういう「境目」にいると体の負担も心の負担もかなり大きい。

業者に頼むと大抵のことは業者がやってくれて、ご遺族様なんて様付で呼ばれて下にも置かない扱いを受ける。参列者がまばらになった通夜ぶるまいの席で親族や親の友人知人たちにお礼を言って回っていて、気が付いたらまる2日たいしたものを食べてないな…とごちそうの名残を眺めていたら、業者私たち「ご遺族様」用に別に美味しそうにきちんと整えられた食事を用意してくれていたのがありがたかった。まぁそういう気遣い商売なのだろう。

ふたり葬式にはそれぞれ彼らが生きていた時によく聞いていたCDを自宅から持ってきてBGMにしてもらった。

どちらの葬式業者葬式会場で行ったが、通夜の日から翌日の夕方に骨壺になって帰ってくるまでの1日半程度は葬式会場がベース基地になる。勝手の分からないベース基地で、言葉は悪いが良い感じの時間つぶしが必要だった。スマホはてブなんかは、やはり見る気にはなかなかなれない。SNSも、動画サイトも、自分たち大人はもちろん、子供たちもあまり見たい感じではない様子だった。休んでいる間の仕事のやり取りでメール電話をしても、なんていうかしんどい確認メールを1本入れるにも、気持ちを整えて橋を渡ってまた橋を渡って戻ってくるというような隔絶感があった。

TVも置いてあったがこれもやはり見る気になかなかなれず、そしてクタクタのはずなのだがちっとも眠くならない。通夜番(とはいえ線香も一晩通して火が消えない蚊取り線香のようなぐるぐるした線香があったり(仏式です)と番をするような必要もないのだ)で残ってくれたごく親しい身内親族いたこともあって、ふと思いついて実家に一度戻って、親が好んで聞いていたCDを何枚か持ってきて、会場の音響設備を使わせてもらって聞いてみたら良かったのだ。

親と趣味を共有していたからということもあるが、この曲好きだったねとか、このCD家族ドライブに行くときはいつも持って行ってたよねとか、そういう話ができたのも良かった。そしたら業者がお好きな曲を流せますと言うのでそのまま持ってきたCD葬式にもかけてもらった。見送られる人も、そして何より見送る人も聞きなれた音楽が流れてたのは思いのほか、久しぶりに肺に空気が入ったような悪くない感じだった。

この辺はただの好みの問題だが、業者が用意しているBGMは、ふやぁ~ん系ニューエイジ風の環境音楽みたいなヤツとか耳に残らないようなクラシック室内楽とか当たり障りのないもので、ずーっと聞いてると逆に耳に障った。当たり障りのない音の方が良いという人も居るだろうと思うが。無音はかなりしんどいと思う。周囲が虫の声とカエル合唱みたいなところなら良いのかもしれないが、何らかの街のノイズがいちいち気になった。

これはほとんどの人がそうだろうと思うが、ネットTVラジオ等もほとんどの「日常情報」はしんどくなると思っておいていいと思う。なんていうかすごくしんどかった、「橋の向こうにある日常」が。

あとは業者にもよるだろうが、業者の言うままにすると、妙に感動的な当たり障りのない美辞麗句の式次第アナウンスとともに当たり障りのない感動音楽を流す感じだった。葬式内容の打合せで試しに聞かせてもらったのだが、こんなん葬式コントみたいだと笑っちゃいそうだったので葬式コント化を免れたのは結果的にすごくよかった。この辺は結婚式オールお仕着せでやるとギャーってなるのと同じ感じかもしれない。

2019-01-27

服屋の試着、もうちょっとシステマティックになって欲しい

試着するとき別に店員声かけなくてもいいと思うし

服返すときも、箱に放り込んでおけばいいと思うし

丈直しも自分でピンを止めればいい気がする

ユニクロ合理化を図っているわりに、そのへんごうりてきじゃないし

何か理由があるのかね…

そのへんも合理化されて、自販機で買うぐらいの真のファストファッションが出てきて欲しい…

2018-11-13

神様のバレー

面白いけどシステマティック過ぎる。

人間の不確定要素も戦略に組み込んでる描写もあるけど、その不確定要素の幅が狭く読者を驚かせるほどぶっ飛んだ行動をキャラクターがとらない。

人間ドラマの色は薄く、バレーボールシュミレーションゲームのよう。

ハリガネサービス

バレーボール漫画で唯一気持ち悪かった漫画

全体的になんか陰湿

最新刊キャプテンが見ただけで敵の技コピーをどうしても受け付けなかった。

ハイキュー!!

さすがジャンプ

2018-10-04

anond:20181004020839

わからんといいつつ、しっかりハマってる 笑

まぁ、世界観バカでかさ、でかいけどシステマティックに構築されてる、シャキサク美味しそう、などで面白さが構成されている。

2018-09-30

anond:20180930214345

インターステラー」見るといつも泣く。何故かはわからん

プレステージ」、「メメント」、「インセプション」は、世界観システマティックに構築されているから、伏線もスッと腑に落ちる。

 

北野武映画は、男ひとりでも楽しい

久石譲音楽やってる時代のがいい。)

 

少しハード目でいいなら、クリンイーストウッドだな。

グラン・トリノ」とかリアル犯罪的なホラー感ある。

 

2018-09-08

"ソフトウェア工学"は"工学"じゃない

エントリを読んで思ったこと。

会議名をちゃんと書けば良いと思うんだけど、やっぱりコミュニティが狭いから大変なんだろうな。

"ソフトウェア工学"は "工学"って名前に入ってるし、工学のフリをしているけど、成り立ちは社会学に近い。

その上で、議論しているので厳密な話なんて出来るはずもなく...

とりあえず適当学問の特徴的な所を述べておく。社会学だなぁと思っていただければ。

他にもいろいろあるけど、長くなるのでいったんこれで留めとく。

"ソフトウェア工学"の特徴的な所

再現性が重視されない

昔のプロセス管理(図と人の管理)時代からの習慣として、再現性が無くても真実っぽい考察のある知見ならOKってのがある。

プロセス管理方法論が社会学由来なので、ソフトウェア工学ではベースになっている。

プロセスを完全に再現なんて、どうやってもやりようがないのだから

これは実践ソフトウェア工学なんて名前を付けても変わってない。

実用性は重視されない

研究成果は 研究提案している方法が確かめられれば良いので

汎用的な提案をして、評価対象だけに特殊化したりしても問題ない。

評価のための実装ですと書いていた場合評価対象毎にチューニングしてても良いのだ。

開発は重視されない

コンピュータを使う研究者なのであって、プログラミングが出来る必要がない。

学問自体には、現代的なプログラムを書く/ソフトウェア開発をするモチベーションが無い。

エントリのようなソフトウェア関連の研究してるのに oo が使えないなんて...ってはなしになる。

知見が共有/還元されない

そんな不確かなことをいちいち検証するような人はいない。

システマティックレビューサーベイ検証ではなく現状追認しかならない。検証しようがないのだから

結び

理工学の延長線上として見るからダメなのであって、社会学としてみれば問題はない。

実際とかけ離れてて、役に立たちにくいのは社会学からでいい。

実際のソフトウェア開発と "ソフトウェア工学" を繋げたい(適用したい)と考えるのは時間無駄なので

"ソフトウェア工学" が滅びるまで静観していた方が賢明で正しい態度

2018-07-28

anond:20180728124308

日本包囲網ができつつある当時の時点で、半世紀近く前の海戦での勝利を忘れられず大艦巨砲主義に走ったのがね。

一方のアメリカ海兵隊によるシステマティック物流網による上陸作戦シフトしてきていた。

研究開発力や予算の規模にももちろん圧倒的な差があるが、局面に応じた新しい戦い方を開発できなかったのが最大の敗因かな。

今のオリンピック開催とか研究予算選択と集中とかは、まさに戦前を思い出さずにはいられない。

2018-06-25

あんものは、やった体にしただけのガラクタなのになぁ。

もし本気で言ってるのなら、品質なんて担保できるわけがないのだ。

あのドキュメント群が、どのようにしてこの世に産まれ出たのか、顧客エンドユーザーではない)も開発チームも知っているはずだ。

決して詳細設計ではなく、「プログラミングを一切知らないエンドユーザーが見て解る」機能について説明しただけのドキュメントなのだ

そして更に、上っ面の機能ではなく内部仕様までこと細かく記述した「詳細設計書は作成しない」ことになったのだ。

それを顧客⇔開発チーム双方合意したうえで書かれたモノである

すなわち今あるドキュメントは、たとえば「○○画面には△△が入力でき、決定ボタンホストシステム登録されます。」ということが書かれているだけで、決して「入力された△△を5byteと3byteと8byte位置で分割し、□□と連結したもの送信XMLほにゃららタグにセットしてからホスト送信する。」といったことは書かれていないのだ。

なぜなら、システマティック知識を持たないエンドユーザーが読んでもわからいからだ。

エンドユーザーは、仕組みはどうあれ、思った通りに入力したデータホストシステム登録できることだけを望んでいるのだ。

ところが、だ。

なぜか今は、その上っ面の機能けが書かれたドキュメントだけに基づいてシステム要件検討されていると言うのだ。

無理に決まっている。

上っ面の機能ですら必ずしもすべて書いてあるわけではないのだ。

誰がどう見ても数字しか入力しない入力欄には、誤って英字や全角文字を入れてしまうことが無いようチェックしたりしているのだが、「そんなの当たり前でしょ?」的なレベルのことは省略されていることも多々ある。

そしてその「それは書かなくて良いんじゃん?」には明確な基準は無く、レビュアー感覚、さじ加減次第で省略されるのだ。

経緯は絶対に知っているはずだ。

絶対ということは絶対にない!と言うのなら、ドキュメント作成から上流工程に携わっている人間でも知らない可能性が無いこともないのだろう。

だが、本気で「知らない」と言うのであれば、恐らくそ人間ポンコツの極みである

そのような経緯があるにも関わらず、今になって「ドキュメントに書かれていないこと」を見つけると、「ドキュメント不備だ」「きちんと書かれていないから正しい要件調整ができないじゃあないか」「不具合なのだからすぐ直せ」だとか……もうね、アホかと、バカかと。

期限と費用を重視して、詳細設計書を省略したんじゃねえのかよ?

であれば、追加開発時に改めて現状把握のためにソースコードの解析を伴う調査必要になるに決まってるじゃねえかよ。

でもその工数を開発チームに与えることはしない。

製造が始まっているのに不安定要件がある。

定義部分は末端の担当者に「ユーザー質問してみて」と、体の良い形で実のところ調整作業自体を丸投げする。

遅れや障害でも発生しようものなら「なぜだ?!」の追及の手は緩めず「対策を考えろ」とか、根本原因の大部分を上流が占めていることを認めようとは決してしない。

それで「このプロジェクトウォーターフォールから」とか、どの口?

もうね、アホかと、バカかと。

浄化しない排水を上流から流すせいで下流人間うんこまみれの水飲まされんだよ。

2018-02-14

第112回医師国家試験を受けてみた【教材レビュー勉強法まとめ】

こんにちは。しめさば(@nukaduke_saba)と申します。

この記事読んで「いいね!」と思ってくださったらTwitterで私のことをフォローしていただけるとうれしいです。

Twitter内で『しめさば112回医師国試』と検索するとスムーズです。

それかid: @nukaduke_saba を打ちこむと出てきます。

Word 18枚分の長い記事なのでブックマークして頂いて読みたいとこだけちょこちょこ読んでいただいてもけっこうです。

ブラウザブックマークでも構いませんが、

はてなユーザーの方がいらっしゃいましたらはてなブックマークの方で登録していただけると嬉しいです。

私のTwitterの固定ツイートをしばらくこれにしておくので、ブックマークしなくても私のTwitterフォローしてくださればすべて解決します。

しめさば112回医師国試(@nukaduke_saba) です。

表題の通り先日、第112回医師国家試験を受けてきたので以下の内容について書いていきます。

・第112回医師国家試験総評

予備校各社レビュー(教材、予想的中など)

勉強会のススメ

・部活厨でも合格できる!おすすめ勉強スケジュール

勉強法Tips

長いので内容をざっくりまとめるとこんな感じになります

・Dr.孝志郎は今年も神だった

・medu4『あたらしい公衆衛生』も神

・QBは一周目問題だけ解こう!

・なによりバランス大事

記事の信頼性を担保するために書きますが、自己採点(みんコレ)の結果はパンリン86% 必修94%でした。

目標である上位10%内に入る、には届かなさそうですがそこそこ上位の方だと自負しております。

再試常連の部活の先輩に「国試ってどう勉強すればいいんですか!」って聞くよりかはこの記事読んだ方が参考になるかと思います。

あとTwitterの国試界隈で自分の点数をつぶやくと点数マウント警察がシュバってくるので注意しましょう。


「いまはまだ勉強なんてやってらんねーよ!部活だ部活!」という方もブックマークをしていただいて、

一年後くらいにでも読み返していただければと思います。

また、適当に読み飛ばして興味あるところだけ読んでいただいても結構です。

下級生へのおすすめは『勉強スケジュール』と『勉強法Tips』です。


もちろん一字も読まずにブラウザアプリごとタスクキルしてもらってもいいんですけど、その場合もTwitterだけはフォローしてもらえるとうれしいです。

『@nukaduke_saba』です。


それではやっていきましょう。



・第112回医師国家試験総評



まずは112回の国試について受験生の目線から総括してみたいと思います。

ガチなのが読みたかったらmedu4が公開しているガチの総評も合わせて読むといいです。(https://medu4.com/general/112)


今年の国試は『いい点数を取るだけなら簡単な試験』だったと思います。

確かに問題ひとつひとつの作りやシナリオはよく練られていて

解きながら思わず「なるほど!」とうなってしまうような問題も見受けられたのですが、

それらの背景がよくわかってなくても「なんとなく」で解けてしまうような出題の仕方や選択肢の並べ方をされていたと思います。


今年から形式がガラッと変わったので厚労省の忖度でしょうか。

実際に私も消去法やなんとなく選んだ解答が正答であることが多かったです。

2/13時点での『みんコレ』の下位10%ボーダーが73.3%と非常に高めなのは一般・臨床合算になったからだけではなく

前述の傾向が影響しているものと考えられます。

(これから下がってくるんですかね。もう4000人くらい登録してるんで固まってきたかなって思うんですけど)


問題の難易度を模試と比較すると個人的には冬メックと同じくらいでした。

テコ4よりは難しいですがテコ3よりは簡単でした。

これ結構気になる人多いと思うので参考までに。


厄介なのは、点数が取りやすい=合格しやすい という等式が成り立たないことです。

なぜなら一般・臨床問題の合格基準は相対評価により厚労省が勝手に決めるからです。

試験が簡単だろうが難しかろうが落ちる人数はだいたい同じ、ということですね。


もちろん必修(こちらは80%以上の得点が合格要件、すなわち絶対評価)が易化したのは

個々人の合格・不合格の観点から言えば非常にありがたいです

が、必修で落ちる人が少ないとその分、一般・臨床のボーダーが高くなる(不合格者の人数調整のため)と言われています。

そのため今回のような『得点しやすい』テスト

『良い・悪い』や『簡単・難しい』という視点からは語れないことがお分かりいただけると思います。


あと輸液の問題とかオペ室でのお約束的なのとかいろいろ多くて新傾向でした。

ポリクリがんばってねってことなんでしょうけど、

輸液はたぶん来年以降の予備校各社が教えてくれるようになるでしょうし

外科領域の問題に関してはポリクリですべて学ぼうとすると

変なローカルルール学んじゃったりしてまあ微妙かなって感じなので

そこも予備校頼りでいい気がします。

だって剃毛とか病院によっては普通にするし、未だに手洗いでブラシ使ってる先生とか普通にいるでしょ?


予備校各社レビュー

予備校各社について上から目線でいろいろ言う前に、まずは医師国試予備校界隈のテクニカル・タームについて整理しておきます。


○ 前期講座

5年生くらいから取り始める臓器別の講座。MECでは『MEC臓器別講座』、TECOMでは『SELECT』、medu4では『あたらしい~』シリーズがそれに該当する。


○ 後期講座

6年生の秋くらいから配信を開始する演習用(+予想問題)の講座。MECでは『サマライズ』、TECOMでは『TARGET』、medu4では『テストゼミ』が該当。


○ 直前講座

直前も直前である2月に入ってから開講される。今年のトピックやこれまでの傾向を踏まえて予想問題を中心に構成されている。

MECは『ラストメッセージ』、TECOMは『ラストV』、medu 4は予想ではなく既出事項中心にまとめた『国試究極MAP』(1月配信)



公衆衛生

国試で一番出題されるのがこの公衆衛生。暗記事項が多く苦手とする人も多い。6年生秋くらいから配信が始まる。講師が臓器別とはちがうことが多いので別の枠組みで説明。


講座や講師の特性をあらかじめ理解しておくと教材選びがぐっと捗ります。

無駄な講座を取らなくなるとお金も浮きますし、何より時間を無駄にせずに済みます。

国試の勉強量というのは膨大ですので、時間が非常に重要なリソースとなります。


学習効果の低い講座をガマンして40コマ見る、みたいなのはもったいないので避けたいところです。

それではやっていきます。


○TECOM

講師:三苫先生、井出先生(模試おじさん) 他


前期講座『SELECT』 おすすめ度 ★★★☆☆

三苫先生が担当する臓器別講座。書きなぐりノートが廃止になってよかったですね。

臓器別講座についてはどこもそんなに変わらないので書くことないです。


後期講座『SHIKETAI』『TARGET』おすすめ度 ★★★☆☆

三苫先生が担当する演習講座。

SHIKETAIは問題を臓器別ではなくジャンルごとにわけて解説していくというなかなか面白いスタイル

臨床問題の解説が非常にレベルが高く、長文問題から読み取れる病態をまさに「クリアカット」に整理。

個人的に今年度におけるTECOMのハイライト。この講座を受けてから臨床問題の学習効果が凄く高まりました。

ただ網羅性には欠けるのでTARGETやサマライズとの併用が望ましいです。


TARGETは問題演習を中心にもう一度、全科目(除:公衆衛生)の総復習を行います。

三苫先生がよく言う「まだら痴呆」を防ぐための講座。

80回台(30年前!)の問題も普通に掲載されておりちょっとアレな感じも否めないですが、

解いてみると意外と良問があり驚きます。

ただ、時代に合わせて選択肢の改訂を行うくらいの気遣いは見せてほしかったですね。

『当時は正解だったが現在では行われていない』みたいな解説はさすがにちょっと

ただ良質な講座・教材であることに変わりはなくテキストを合計3周くらいはしました。

予想にはあまり比重がおかれてないので、ターゲットをとるにしてもサマライズ(後述)の内容は学ばなくきゃいけない気がします。

三苫先生の予想が聞きたくば、『SELECT 111』という回数別の解説講座を取るのが吉か?


公衆衛生 ★★☆☆☆

数コマで切ってmedu4に移行しました。

指導者の立場からすると暗記事項が多い公衆衛生の講義をするのは非常に難しいと思うのですが、

まあなんというかよくなかったです。

すいませんすぐ切ったので内容あんまり覚えてないです。

ただ、テコムの公衆衛生を真面目に取り組んだ人と話してると「なんか覚えるポイントずれてるなー」と思うことが多々あったので

(もちろん講座によって教える内容は微妙に違うのでしょうが)。

みんなこの講座を見たあとにQB公衆衛生をやっていました。

後述のmedu4『あたらしい公衆衛生』ではQBの併用がいらないので、金銭的な面からも公衆衛生に関してはmedu4推しです。


直前講座『ラストV』おすすめ度 ★☆☆☆☆

国試前日の12時から5時間くらいかけて配信される講座。

問題は掲載されておらず講師が予想事項をひたすら読み上げる。

受験生試験前日の既にパンクしそうな脳内に5時間かけて『新しい・細かい知識』パルスをかけるわけです。

おまけに三苫先生は一切出てこない。日程設定といい講義内容といい正気の沙汰とは思えない。

Aブロックの最初の2問でリピドーシスが的中しましたが、

「リピドーシス出るかもよ!」くらいのノリで10秒くらい話しただけの内容を『大当たり!』と称して来年以降の宣伝に使うとしたら

ちょっとどうなんって感じです。


模試

テコ1からテコ4の全4回。テコ1は受けてなくテコ2は記憶がなくテコ3はむずくテコ4は過去問ゲーだった。

模試そのものの内容に関しては特に言うことなし。

解説書がひどいのでストレスマッハになること必至。


模試解説講座 おすすめ度 ★★☆☆☆

模試を受けた人が視聴できる解説講座は模試おじさんこと井出先生が担当。

非常にクセが強い講師で

「この問題はおわ(終わりの意)ですね」
「ここでダメ押し、おわのダメ押しでダメおわですね」
「どんどん進んでいきましょう。どんすすおじさんといわれる所以です」など強烈ワードが多いです。


セリフコンテンツ力が内包されていると感じた私は勉強会Twitterで流行らせようとしたがまったく流行らず。

肝心の講義内容については基礎事項が中心なので「そもそもこの病気よくわからん!」って時におすすめ

逆に選択肢吟味や細かい所見については話してくれないので

「そんな簡単なことはわかってるからその奥が詳しく聞きたいんだ!!」みたいな状況に陥るが「おわ」で先に進まれてしまう。

頭出しは出来るが倍速視聴が出来ないので時間の無駄感が強く、私のような模試おじさんのコアなファン以外には積極的にはおすすめできないかもです。



○MEC

講師:Dr.孝志郎、Dr.渡 他


前期講座『MEC臓器別講座』 おすすめ度 ★★★☆☆

MECの臓器別はDr.渡が担当。

Dr.孝志郎に合いたくば5年の間は我慢するしかないです。

テキストに書き込む形式である、という点がTECOMとの違いでしたがTECOMも同様の形式になったため、

現時点でこれといって大きな差異はないです。

サンプルなどをみて合うと思ったほうを取りましょう。

あるいは後述するmedu4の「あたらしい~」シリーズを取ろう。


後期講座『サマライズ』『必修直前講座』おすすめ度 ★★★★★

毎年秋冬にかけて全国を行脚しM6 JDを両腕に抱き寄せ写真を撮ることが趣味の偉大なる預言者、圧倒的カリスマのDr.孝志郎が

ここで満を持して登場。

前期がTECOMでもmedu4でも後期は断然こっち。

もしTARGET間違って取っちゃっててお金がなかったら、勉強会メンバーにサマライザーをなんとしても組み込もう。

111回に引き続き今回の112回でもランブル鞭毛虫をはじめとしてホームランを連発しました。

私はSELECT買った時点でTARGETも取るプランにしてしまってたので、サマライザーを勉強会に召喚。

要点だけ教えてもらいました。

当時の私は予想問題などはっきりいって眉唾で

トリッキーな予想で印象を強くしているだけで、実際そんなに当たらないのでは?出ても一問くらいでしょ!」

と愚かにも思ってましたが、本番でブロックを解き進めるにつれて自らの過ちに気づく運びとなりました。

とにかくDr.孝志郎の予想は不自然なくらい当たるので最後は彼に頼るべし。


公衆衛生 おすすめ度 ???

見てないのでわからないです。

ただし、取った人の話を聞く限り(n=5くらい)ではそこそこよかったようで。

「TECOMと両方取ったけどTECOMよりいいよ!」の声もありました(n=2)。「そうなんだ。medu4の方がよかったよ」と言っておきました。


直前講座『ラストメッセージおすすめ度 ★★★★★

Dr.孝志郎が担当。

国試本番4日前くらいに配信。

必修問題を中心としたDr.孝志郎の予想問題が80問ほど並ぶ。

TECOMの『ラストV』と違ってこちらは視聴後、1~2周くらいは復習する時間がある親切設計。

今年はPrada-Williなどが的中。経口セフェムを背景とする出題も見事的中。


模試

春メク、夏メク、冬メクの全三回。

春メクは時期的に受ける必要なし。夏メクは記憶になし。

冬メクは過去問類題&サマライズの内容がずらりと並ぶのでMEC勢とTECOM勢で点数が結構変わったりもします。

推しの予想問題(今年はCBD。出ませんでしたが)を夏メク一般問題 → 冬メク臨床問題 の流れで出してくれる上に

きちんと解説講座で取り上げるあたりは一貫性を感じて好印象。

解説書も詳しい上に答えあわせがしやす構成になっている。


模試解説講座 おすすめ度 ★★★★☆

講師はDr.渡。小児科のみ違う人(失念)が担当。

Dr.渡の講義は初めて受けたのですがすっきりまとまっていて板書も綺麗でとても良かったです。

YouTubeで配信してるので速度もいろんな感じに変えられるしタブレットとの親和性が良いので良いです。

頭出しできないのだけがちょっと不便。

特に夏メック解説講座の『神経根の損傷と対応するリハビリ器具』と『Compromised Hostの肺炎の鑑別』がとてもわかりやすかったです。

もちろん模試の内容は毎年違いますが『かゆいところに手が届く』『わかりやすい板書』の講義は来年も期待できることでしょう。


Dr.孝志郎の直前予想メール おすすめ度 ★★★★★(必須)

国試前日と1日目終了後に送られてくるメール

50個くらいの出題ポイントが簡潔に説明されているのですが、

マスクの酸素流量とFiO2の関係』が大大ホームラン

その他もちょいちょい出たりしてました。

Dr.孝志郎はサマライズ、必修予想講座、ラストメッセージ、直前予想メールと彼の担当するほぼすべての講座で予想を的中させてくるので

これらは全部受講し、神あるいは未来人のお告げだと思ってしっかり勉強しておきましょう。


○medu4

講師:穂澄先生 他


前期講座 『あたらしい~』シリーズ おすすめ度 ★★★★☆

穂澄先生が担当。

実際に講座は取っておらず、人のテキストをチラ見したくらいなんですけど良いと思います。

medu4は『新世代型』の医療教育を提供すると銘打っているだけあって、講義の内容はさることながら学習・復習効率を非常に重視しています。

印刷して手書き』or『PDFのままタブレット勉』を選べるテキスト、重要事項はみんな大好き赤シート勉が出来る仕様、

講座に出てくる問題をランダムで解きなおすことができる『過去問DB セット演習機能』・・・・・・

あげればキリがないですが、穂澄先生のわかりやすさに定評のあるまとめ方にこれらの特徴が組み合わさって、まさに鬼に金棒。


講座とってないくせにべた褒めするのも信用ゼロであれなんですけど

数年後にはmedu4がTECOMを食ってもおかしくはない、くらいの勢いとポテンシャルは秘めています。

Twitter上ではリアル比率(しめさば大学調べ)に比べてmedu4比率が高かった気がします。

ついでに言っておくとTwitterの人たちは模試で上位の人が多かったです。



後期講座『テストゼミ』おすすめ度 ???

講師 穂澄先生

テストゼミ①~③からなる。③が予想問題編。

これも取ってないのだが、過去問DBのフォーラムにあがっているテストゼミ関連の質問をみて勝手に内容を類推する限りでは

なかなか面白そうな講座であった。時間があったら買ったのだが直前期にやることが多すぎたためあえなく断念。

受講を検討している人はYouTubeにあがってるサンプル動画を見るといいだろう。


公衆衛生『あたらしい公衆衛生』 おすすめ度 ★★★★★(最推し)

講師 穂澄先生

前述したとおりTECOMの公衆衛生から私が乗り換えたのがmedu4のこの講座である

公衆衛生という科目はとにかく数値が多く煩雑な暗記事項が多く

大切な場所とどうでもいい場所の判断がつきづらくかといって出題数Topであるため捨てるわけにもいかず

とんでもなく迷惑なやつ、なのだが、この講座を取って全12コマを2週間くらいで見終えて、

あとは毎日1チャプター 20~30分くらいで復習すれば自分の勉強会の誰よりも公衆衛生が得意になれる。

私はなれた。


穂澄先生の講座を受けたのはMEC時代のCBT講座以来なのだが、

『国試において大切な部分とそうでない部分の明確な線引き』『学習しやすいまとめ方』というのが彼の持ち味である

実はこれは公衆衛生の講座において最も求められる講師特性であるため、medu4の公衆衛生講座というのはまさに穂澄先生の真骨頂である

知識ゼロの自分がみるみるうちに公衆衛生が得意になっていくのは本当に気持ちがよく楽しかったので、

113回以降の受験生にはぜひ本講座をおすすめしたい。


直前講座『究極MAP』

講師 穂澄先生

どんな講座かはYouTubeで公開されているサンプル動画を見るのが早い。

1科目につき一枚のでっかい紙(A3くらい?)にぶわーっと書いてくらしい。

基礎事項に不安がある人、まだら痴呆が怖くて網羅的にやりたい人におすすめなのだが、

配信が遅くスケジュールを上手く立てられないのが難点であるとの声もある。

私自身は取ってないのでよくわからない。


メディックメディア

講師:清澤先生、盛永先生


友達と話していて『メディックメディア』という単語を出すと「なにそれ?」といわれることが往々にしてあるのには結構驚いた。

メディックメディアとは『病気がみえる』『イヤーノート』『クエスチョンバンク(QB)』などを刊行している会社である

予備校とは少し毛色が違うのだがいろんな教材について書きたいので同様にやっていきます。


クエスチョンバンク Vol.1~Vol.5 おすすめ度 ★★★★★(必須)

臓器別のQB。メジャー科目、小児産婦、マイナーがある。(公衆衛生と必修はVol.6、Vol.7として秋以降に発売)

これは私の国試勉強初期~中期における『最大のミス』を踏まえたアドバイスなのだ

『『『Q B は 一 周 目 問 題 だ け 解 く こ と!!!』』』


というのを肝に銘じていただきたい。

私はすべての問題を律儀に解き、キャパの少ない脳みそメモリに無駄な知識を詰め込み、周回スピードも遅くなり、ひとえに苦難でした。


国家試験における過去問の重要度は直近になればなるほど高くなります。

しかしそれは比例的に高くなるのではないです。ここが私の勘違いでした。

国試というのは想像以上に出題内容が過去数年の傾向に左右されるため、

過去問は直近になればなるほど『指数関数的に』重要度が高くなっていきます。

すなわち同等に細かい事項でも昨年出題されたものと20年前に出題された事項では重要度が雲泥の差なのであり、

昔に問われて今は問われてない知識は本当にやるだけ無駄なので覚える時間とメモリの無駄です。

QBは疾患知識の網羅性を重視するという方針のため、

どうしても古い知識を取り入れた古い問題も掲載せざるを得なくなります。

ただ我々受験生は必要な知識(それだけでも膨大だ)をスマートに学んでいかなければいけません。

80回台、70回台の問題に用はないのです。

その前にまずはここ10年で問われている事項を抑えておく必要があります。

そのための一周目問題です。

必要な知識だけを得る & 周回スピードをあげるためにもQBは一周目問題だけ解きましょう。


クエスチョンバンク Vol.6 おすすめ度 ★★★☆☆

公衆衛生のクエバン。Vol.1~5に遅れて秋口に発売。

ガイドラインにのっとった30問ほどの予想問題つき。

TECOMあるいはMECの映像講座を見た後にこっちを周回するのが私の周りでの王道パターン

しかし、この記事を読んでくれてるみなさんにはそんなコスパの悪いことはしないでいただきたいです。

medu4の公衆衛生(学習効果の高い良問を400問掲載)をやっていれば買う必要なし。

心配な人は新ガイドラインの予想問題だけ図書館で解くか友達に頼んで見せてもらいましょう。


クエスチョンバンク Vol.7 おすすめ度★★★☆☆

こちらは必修のクエバン。秋に発売。

三冊あり全部で1300ページくらい。

こちらもはっきり言ってコスパは悪いのですが必修は心配なのでやるしかなかったです。

一周して△・×問題だけもう一回直前に解きました。

主要症候のところはしっかり勉強するとまだら痴呆を防げる上、鑑別疾患を挙げる際に症候からスムーズに考えることができるので

ちょっとレベルアップできました。

しかしこれをやったからと言って必修の得点が上がるかといわれたら

別にそんなことはないし、1300ページするのは疲れるし、なんだかなーといった感じです。

レビューブック必修で身体診察や手技、検体の扱いなどを適宜確認して

あとは模試や過去5年分の必修をしっかりやるほうがいい気がします。

それでも必修落ち怖いからやっちゃうんですけど。


Q-Assist おすすめ度 ★★★☆☆

講師:清澤先生、盛永先生

メディックメディアの映像講座。

QB OnlineのシリアルコードをVol.1~Vol.5まで入力すると見れるようになります。

2020年までは無料配信らしい。

ところどころ抜けている講座もあるが全体的にわかやすくまとまっていて良かったです。

メインにするにはまだ流石に勇気がいりますが、

苦手な疾患をさくっと15分くらいで勉強したいときには非常に頼りになります。

なお直前講座で盛永先生がなんか的中させたらしいです。

見たはずなのにわからない。


以上、予備校各社の評価でした。教材選びの際に参考にしてください。

次、勉強会についてやっていきます。






勉強会のススメ

映像講義の発達により、一昔前よりは勉強会の重要性は薄れてきています。

しかし、友達に教えてもらった知識、みんなで議論して正解を導き出した知識というのは忘れにくいもの。

また勉強会は重要な情報交換の場でもあります。週1くらいのペースで行えるといいでしょう。


メンバー編成に際して、仲の良い悪いなどなど人間関係が絡んでくるので難しいかもしれませんが

できるだけ色んな人をいれるといいでしょう。

具体的には『MEC勢とTECOM勢を両方いれる』『成績が良い人と悪い人の両方をいれる』といった感じです。

前者についてはサマライズの項で説明したとおり。

後者については『教える人』『教えられる人』の構図がはっきりしてた方が場や議論の向かう方向が明確になり

脱線しにくいように感じました。

みんな同じくらいの知識レベルだと細かい知識合戦による張り合いが始まりがちでちょっとアレな時もありました。

『成績良い人』があんまメリット感じないかもなのでそこはラーメン奢るなり飲み奢るなりで買収しましょう。

ラーニングピラミッドを持ち出して、「教えることはすごく学習効果があるんだよ!」と説得するのもありです。

それと、男女混合のほうが緊張感?みたいなのが生まれていいと思います。

同性だけってなんかだらけません?「ちょっと男子ー。ちゃんと掃除しなよー」みたいなノリが必要です。

面倒なことになるのでラブは生まれないようにしましょう。


ちなみに私の勉強会ではこんなことをしました。

公衆衛生クイズ大会

過去問3年分 復習マラソン


です。公衆衛生日本史とか世界史みたいなものなのでクイズ大会との相性◎です。おすすめ

過去問3年分も対策しました。

『みんなが一周は解いた後』かつ『予備校各社の解説講座視聴済み』だと議論に深みがでるのでとても学習効率が高かったです。

全員が去年の国試をまだ解いてない状態で『みんなで一問目から順番にやっていこう!』みたいなのはやめたほうがいいです。


以上、勉強会のススメでした。

次は理想勉強スケジュールについてやっていきます。


・部活厨でも合格できる!おすすめ勉強スケジュール

上から目線で長々と書き連ねてきたことをまとめた私なりの理想勉強スケジュールを書きます。

ちなみに私はこの通りにはぜんぜん出来ませんでした。

QB Vol.1~5の項で書いたように『一周目問題以外の問題』も律儀に解いてたからです。

臓器別一周が終わったのが6年夏くらいなのでこの理想スケジュールに乗れたのは10月くらいからです。

そのころからここに書いてあることを意識しながら勉強したら成績が飛躍的に伸びた(偏差値10くらい)のでそのへんは信用してください。

国試を受け終わった今、思うのは、『国試はとにかくやることが膨大!』ということ。

やり切れずに悔しい思いをした講座や教材もいくつかあります。

この記事を読んでくださってるみなさんにお願いしたいのは『学習効率を常に意識すること』です。

一番最後にも書きますが、『忘却曲線』や『ラーニングピラミッド』など有名な勉強法を取り入れながら

常に軌道修正を試みてやっていってほしいです。


○4年生

CBTを適度にがんばる。

4年からポリクリが始まる場合はそれに合わせて映像講座なども見始めよう。

MECかTECOMかmedu4の選択は本記事などを参考にして前期講座を選ぼう。

MEC勢以外は間違っても後期講座まで一括のプランを取らないこと。

6年生になって、そのときの時流に合わせて決める必要がある。

MEC勢はサマライズまで一括でとっていいよ。

ちなみに私がもう一回、国試を受けるなら前期講座はmedu4の『あたらしい』シリーズを取ります。




○5年生 (ポリクリ期)

ポリクリをしながら、前期講座とQBをベースに臓器別の知識(いわゆる『縦割り』)の勉強を進めていきましょう。

おすすめしたいのはポリクリで実習が始まる前にその科の映像講義とQB一周目問題は終わらせておくこと。

「実習しながら映像もみてQBも解いて超学ぶぜ☆」みたいなことをやってる人がよくいますが、

先にベースとなる知識を叩き込んでから実習した方がいいに決まってます。

ベースがある上でわからないこと・忘れてしまったことを先生に聞いたり適宜復習するのが賢いやり方。

どうしても覚えられ

2018-01-24

発達障害者入試現代文は酷?」に対する意見

まず発達障害者と一括りにするのは不適切です。人によってはむしろ言語情報のやりとりも要求される通常のコミュニケーションよりも、言語に集中できる文章読解の方がやりやすいというケースもあります。結局のところ得意不得意は個人的もので、大学も欲しい学生を採る権利があるはずですから、そこまでの配慮不可能でしょう。

また、小説の心情読解の問題にもある程度システマティックな解法は存在しまから感性的なものに頼らずともある程度対策可能です。

そもそも感情というものは、感覚とは異なり、文化的な要素が強いものです。顕著な例として、「恥」と言う感情が挙げられます日本人とその他の文化の人々の間で、恥という概念は共有されますが、どういう場面でどういうことが起こった時に恥という感情が生じるかは、文化によって異なります。つまり、恥という感情には、後天的に身に付けなければならない、文化の中で定義されるある種の知識技能の側面もあるということです。

この事の裏を返せば、国語試験で問われる心情問題というものを、文章として描かれている登場人物の置かれた状況に対し、上述のような定義に基づいて感情を当てはめることができるかを問う、一種の語彙問題と捉えることもできるということです。例えば、主人公敵対関係にあった人物が、悲惨な状況に陥った主人公に対して一瞬敵意を収め、微かに気遣いを見せた場面があり、そこでその人物の心情を問われたとすると、解答の最大の焦点となるのは「同情」「憐れみ」と言った語彙が出せるかどうか、ということなます。その際基本となるのは、それらの感情表現辞書的な定義理解運用できるかという理知的言語能力であるはずで、それを要求評価するのは国語試験として至極正当であると言えるでしょう。

もちろん普遍的通用する系統だった解法が存在するわけではありませんし、非論理的な設問も存在しますが、小説問題と言えど考え方は全くのブラックボックスではないことを理解して、どの科目の試験にも相性のような要素はあることも踏まえれば、多少の向き不向きがあるとしても適切な指導次第で対策可能であると考えます

余談ですが、昨今入試問題に対する意見を多く見かけます。これを機に、そもそも試験というのは出題者から一方的に与えられるものではなく、受験者やその指導者それぞれが関わって成り立たせてゆくものだということに立ち戻って、出題する側もそれを解く側も、より良い問題を作り、より良い考え方で解く、という意識が共有されるようになることを期待しています

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