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はてなキーワード: ドレスアップとは

2020-07-16

妖怪に遭った話

オカルトではないが私は妖怪の話だと思っている

特定性別や嗜好や趣味なんやかんやを叩く為に書いてはいない

夏に遭った妖怪がおり、未だ夏になると思い出して気分が沈むのでネットの海に流して供養したい、そういう話だよ

オカルト話を期待した人はごめんね



悪魔



趣味を同じくする友人らと遊んだ帰り道、此方を見て悪魔だと罵倒する爺に遭遇した。

一行で済む話なのだが、供養であるのでもう少し語りたい。語るね。


その当時私は二十歳手前くらいの年頃だった。

高校生活は闇色を煮詰めた肥溜めのような暗鬱たる日々だった。要するにカースト底辺のクソ陰キャだった。

しかインターネットを通じて共通趣味を持つ他人と出逢い、親交を得て、なんだ生きるの楽しいじゃん、広いじゃん世界インターネットありがとう、という救済を得てもいた。

インターネットの海は広く、必然的現実世界での住所は遠い事が多く、オフ会となれば一大イベントだった。

少なくとも当時の私にとってはそうだった。

大学には行かず就職をする道を選び、そこで働いて得た給料を握り締め、バスに乗り電車に乗り飛行機に乗り、初めて『友達に会いに行く為のひとり旅』を経験した。

うきうきとわくわくでいっぱいだった。


冒頭に一行で纏めた『趣味を同じくする友人らと遊んだ』というのは、つまるところこの『オフ会』の事だ。


集まった面子と一頻り語り合い、飯を食べ、ショッピングに興じ、おやつを食べ、カラオケで歌い、プリを撮り、オフ会は至極健全に盛り上がり、感極まって泣く程楽しかった。


宿を取っていたので、いや、旅行からまりたいじゃんね。日帰りはやってやれないことはないが、余韻に浸る時間が欲しかろう。欲しかったのだ、私は。

ビジホの一室でひとりゆっくりとこの日を噛み締める為の時間が欲しかった。

泊まっていきなよと言ってくれる面子も居たが、それは畏れ多すぎてできなかった。比喩でなく嬉しさで爆発して死ぬと思った。

じゃあ次に逢う時はうちに泊まってねと言ってくれたその友人に、(また逢えるの!!!!????来てもいいの!!!!!!????)と内心で爆発しながら頷いてハグをして手を振った。


その、帰路だ。


とんでもなく楽しかった、私の青春は今からなんだ、皆やさしくて面白くて素敵な人達だったな、等というような幸せに酔いながら人気のない暗い夜の道をひとり歩いていた、その時。



前方から自転車が走ってくるのが見えた。

幸せに酔いながら歩いていた、とはいえ、そうかそれでは道の端に寄って自転車の通行を妨げないように歩こう、と思う程度には素面だった。

素面だったが、酔ってもいた。


道の端に寄って歩きながらも心は此処にあらず、楽しかった思い出ばかりを反芻していた。

であるからして、自転車を漕いでいるその人物が割と結構な声量で何か言葉を発しているらしいと気が付いたのは、すれ違うまさにその手前だった。


ところでそのオフ会というのは、ゴスロリを愛好する者達の集いであった。

ゴスロリの是非だのなんだのについてはここでは省く。

そして私は自分が着るならばゴシックが好きであった。


初めての友人と初めてのオフ会

しかもその友人らは趣味が同じ。

誰も私の服装嘲笑しない。

それどころか、皆が皆思い思いに目一杯ドレスアップして集う。

加えて、何より、若かった。


要するにこの日の私は勿論どえれぇ気合を入れたコテコテゴシックファッションに身を包んでいたのだ。化粧も然り。

ゴシックとか言われてもよう解らんという場合概念的な魔女想像して頂ければ、それで解釈はふんわりと一致する。


自転車に乗ったその人物はすれ違いざまこう言った。




悪魔!!!!!!!!!!!!




言われた私はこう思った。




魔女ですけど!!!!???)




しかながら見知らぬ爺にすれ違いざま大音量罵倒されるという体験は思い返す限りこれが初めてであった。

まりに驚いたものから足を止めてその爺が去りゆくのをぽかんと見送る格好になってしまったのだが、すれ違い終えて去りゆきながらもまだ尚爺は此方を振り返り振り返り、私を罵倒し続けていた。

否、爺が罵倒していたのは私ではなかった。私を通して何か概念的なもの罵倒し続けていた。


悪魔チリン)、女(チリン)、売女チリン)、悪魔チリリン)、女(チリン)、悪魔チリン)、悪魔チリン)、悪魔チリン……)……


夜の小路罵倒ベル音を響かせながら去ってゆく爺。

通り魔に遭った気分だった。


しかし私は魔女なので、えぇまぁ売女ではないのでそこは否定しますけど悪魔だったり女だったりはしますね…???????????????


という気分でもあった。

けがからなさ過ぎてそういう妖怪なのだと思うことにして正気を保ったのかもしれない。

私という個人罵倒していた訳ではなかったからかもしれない。

元より私の好むファッション一般には受け入れられにくい傾向であることと、虐げに慣れきった高校生活も一因としてあったのかもしれない。


当時の私はこの爺が一体何であるのか全く解らなかったのだ。ただ辛うじて、爺の見た目をしているから爺だということだけは解った。

結果、この爺には妖怪悪魔爺という名がつけられた。私の中で。


この妖怪悪魔爺はそれから数年経った今でも夏のこの時期になると私の心の中に勝手に蘇り、なんとも言えず遣る瀬無い虚無感を齎してはベル音を響かせ去っていく。


嘘だ被害妄想幻覚だなんだと言われるのも辛い気がしたのでこれまで誰にも言わずにいたのだが、例のポテサラ爺が現れたことにより、おそらく同類妖怪であろうこの悪魔爺の話もネットの海に流して供養したく、こうして記事を書いている。


来年からは私の頭の中に勝手に蘇らず、もういい加減成仏してほしい。

2020-06-12

anond:20200612115734

毎度来るって訳じゃないけど、若い男性店員女性ファンがついてるのは見たことある。深夜0時にドレスアップしたファンが来店してた。

2020-06-05

anond:20200605215034

その独特の語り口、さてはH&Mドレスアップおばさんか?

2020-06-04

anond:20200604130621

40にもなってドレスアップ古着とH&Mってどうかしてる

おばさん恥ずかしいよ

アラフォー女1人でホテルフレンチ食べに行く計画

ストレスが極限にまで溜まったので、県内ホテルステイ計画中。

1番行きたかったホテルが休業中だったため、悩んだけれども

温泉街のはずれにあるオーベルジュホテルにした。

フランス料理なんて誰かの結婚式以外で食べることがない。

もともと和食が好きだしぶっちゃけフレンチイタリアンの味がわかるも

自信がない。

でも、ホテル口コミ料理がすごく評判が良かったこと、

悩んでるうちに新しいプランコース料理がかなり安くなったことを知り

日常体験として予約。

ホテルレストラン食事なんて普段ほとんどしない。

高級ホテルバイトはしてたけど。

田舎オーベルジュだし、そこまで気合い入れなくてもいいと思ったけど

せっかくならばドレスアップしよう。

以前古着屋で買ったサテン地の黒カットソーとH&Mで買ったベアトップ

オールインワンを合わせる。

アクセサリー一張羅の1粒ダイヤネックレスプラチナイヤリング

バックは普段遣いにもしてるチェーンのバック

よほど格式が高くない限りは、これで大丈夫だと思う。

化粧も赤い口紅をメインにクールな感じに仕上がればいいな。

オールブラックは重くなりそうだけど、カットソーサテンの光沢があるし

オールインワンも少し艶があっていい感じ。

異素材なのでのっぺり感もないのが気にいった。

最初、白のシャツを合わせようと思ったんだけど、弓道着みたいだったので

黒に変更。

ドレスアップと言う意味でも、一色ですっきりまとめた方が、本格的な感じ。

以前2回クルーズ船で旅行をした経験があり、フォーマルディナーの時に

ドレスコードに合わせてドレスアップするのが新鮮ですごく楽しかった。

さすがにこれから乗ろうと思わないけれども、日常の中でそんな瞬間が

あってもいいと思う。

特に日本若い子がそうだけど、ドレスアップする場でもカジュアルな格好で

斜に構えた感じが、かえってダサいと思う。

海外だったら普段Tシャツビーサン歩いてるような若い子たちでも、

ドレスアップは完全に仕上げてくる。

本来それが当たり前なのに、日本若い子達は普段から小ぎれいな格好してる割に

ドレスアップが下手。

ハレとケをきっちり区別して、どちらも両方心地よく過ごせるといいな。

夜空の星がすごくきれいらしい。

山の上のホテルからきっと寒いだろうし、ちょっといいストール

一緒に持っていこう。

シックの赤の織りが入ったストールオールインワンの上に羽織っても

きっと映えるだろう。

アラフォーにして初の1人フレンチだけど、すごく楽しい

在宅勤務は以前からだけど、最近クライアントが増えて、すごいありがたいけど

毎日毎日ミーティングやら面談やらで自分時間がどんどん削られていくので

ストレスが蓄積。

いきたかった旅行も全部キャンセルになったし、ここでいっぱつドカンと使う。

なので今日は昨日はケの日。

ユニクロワンピース着て、ファミレスドリンクバー飲みながら

残りの仕事仕上げていくぜ。

2020-05-30

効率的なコーディネイト

好きな服に拘らないのがまず大事

本当はフリフリのラブリーものが好きだったけど

年齢的にも犯罪だし、客観的な診断でも、私には

全く似合わないので諦めた。

パーソナルカラー診断とかの診断は、基本従ったほうが早い。

ちゃんプロ見立ててもらって、アドバイスにそう。

よく苦手な服装の似合わせテクが公開されてたりするけど、

好きな服を無理して着るより、似合う服を好きになりたい。

似合う服=自分個性から自分をまず受け入れる。

自分が一番引き立つ服を選んで自信をつける方が早い。

割り切ってしまうと、他人から褒められる率がグッと上がる。

無理がないから、自分も楽だし。

周りも違和感を感じずに安心感があるんじゃないかな。

私のワードローブは、黒、白、グレー、ブルー、赤、

アクセは基本シルバー

パーソナルカラーがウインターなので、ハッキリしたコントラストが得意。


ストレートタイプなので、デザインは直線、シンプル

タイプクールから可愛いよりかっこいいに振れば間違いがない。

クロゼットの中、見事に上記デザイン統一

完全に決めてあると、どの組み合わせをとっても、まず外れることはない。

基本は、モノトーン+挿し色。

爽やかにしたい時は、白と青。

カッコつけたいときは、オールブラック

女度をあげたいときは、赤を投入。

それぞれの色の割合を変えたり、差し色を変えることで

服の印象を操作するのが楽しい

同じ上下でも、パンプスにするかサンダルにするかで

全く印象が違う。

若い子なら、流行追ってキメキメの格好で、スタバ

クソ暑いテラスで周りなんて気にしてませんよ風にフラペチーノ

啜っててもいいと思うの(笑)

これ見よがしに、爽やかな服きてアップルマークパソコン開いたりね。



私はもう大人なので、流行追うより、自分に似合う服を数点、

毎日ローテーションして自分スタイルを貫きたい。

どこにいても、自分らしい服で。

TPOちゃんとわきまえて、ドレスアップやダウンさせる賢さも

持っていたい。

いつも同じよな服だから、どこにいても落ち着けるんだよ。

2020-05-01

東京は2週間後の夜の7時

ぼんやりTVを観てたら

おかしな夢を見ていた

気がついて時計を見ると

トーキョーは2週間後の夜の7時

あなたに逢いに行くのに

からドレスアップした

ひと晩中愛されたい

トーキョーは2週間後の夜の7時

待ち合わせたレストラン

うつぶれてなかった

お腹が空いて死にそうなの

早くあなたに逢いたい

早くあなたに逢いたい

トーキョーは2週間後の夜の7時

嘘みたいに輝く街

とても淋しい だから逢いたい

トーキョーは2週間後の夜の7時

本当に愛してるのに

とても淋しい あなたに逢いたい

2019-10-16

ハイスペック男性真剣求愛される方法わたし

タイトルまんま。

自分で言うのもなんだが、私は世間一般でいうハイスペック男性モテる

経営者外資コンサル霞が関勤務、医者外資金融

付き合ってくれ、結婚してくれ、と私に言ってきた男は上記職業の男ばかり。

年収1000万以下はいない。

最終的に選んだのは年収5000万越えの穏やかな理系肌の男。

港区の低層マンション最上階で、花を愛でたり凝った料理をこしらえたりしてのんびり幸せ暮らしている。

いろいろな人から、「なんであなたハイスペックにばかりモテるの?」と聞かれてきた。

そのたびに「いい女だから、あはっ♪」と適当に流してきたが、今回真面目に考えてみたのでまあかるーくご参考に、もしくは暇つぶしに、または「虚言おつ」と嫉妬に狂ってみてほしい。


テンプレの女にならないこと

彼らは内心港区女子、っていうのかな、とにかくハイスペックを捕まえるのに躍起になってる女を馬鹿にしてる。

今日かわいい子の顔見ながらごはん食べたいな、とか、ちょっとお酒バカやりたいな、というのにちょうどいいだけであって、真剣に恋する対象にはならない。

「こんな綺麗な女連れてる俺」「この地位まで来た俺」、そんな風に自分自分をたたえるための道具でしかない。

淡い色のトップス花柄フレアスカート、みたいなテンプレ女、「そうなんですか、すごーい!」みたいに合コンさしすせそ連呼するいかにもな男受け狙い女は見飽きているし、魂胆も見え見え。

彼らは社内でも社外でも、あなたの思う以上にテンプレ女を見飽きていると思ったほうがいい。

逆にそういうテンプレがあふれかえっているからこそ、些細な「ハズシ」があるだけで「この女は違うな」と思わせることができる。

私のハズシは話し方・口調を気さくにして、ギャグをがんがん飛ばして彼らをドッカンドッカン笑わせることだった。意識はしてなかったけど。

男の会話に静かに相槌を打ち、「すごーい!」を連呼することはしてなかった。


②高級レストランに喜ぶな

彼らは金があるからいい店ばかり知っている。

ドレスアップしてエスコートしてもらい、夜景を見ながらシャンパン

そんなのに喜んでいたらテンプレだ。

彼らは激務の一人暮らし

彼らが本当に求めているのは高級レストランのディナーじゃなくて家での手料理だ。

リラックスだ。

今日は家で鍋しよ!」

今日リラックスした服装で、スーパー野菜とお肉買って料理しようよ。」とか。

付き合ってなくて家に行けないならば、薄汚い系のお好み焼き屋さんとか居酒屋さんとかに行きたいといえばいい。(付き合ってないのに家に行くなんてやめなよ)

これは①で述べたハズシにもつながる。

夫が私と結婚しようと決断した決め手は、自宅で彼に手料理のフルコースをふるまったこと。

夫の同僚(同スペック)が今の奥さん結婚した決め手は、公園デート提案されて、3段の手作り弁当を作ってきたこと。

手作り料理アピールしろ、というのではなく、(むしろ付き合ってもないのに手作り絶対にやるなよ)リラックスできる場を提供すること。

③躍起になるな、上下関係ができるぞ

自分メンタルの安定のためにも、躍起にならないほうがいい。

彼らは必死な女を敏感にかぎ分ける。かぎなれてるから仕方ない。

別にこの人とダメももっとハイスペック結婚できるからいいし。

そのくらいの気持ちでいたほうがうまくいく。

媚を売る、自分からガンガンアピールする、それはやらないほうがいい。

この人以外にもいるし、くらいの気持ちでいると、彼らの不安を適度にあおることができる。

俺へのラインの返事が遅い。

俺の誘いを断った。

「この俺になぜこんな余裕のあるふるまいを?」と追いかけてくる。

付き合ったあとも同じで、別れ話とかされたときはすがるよりも「あっそう」とあっさり別れを承諾するほうがよりを戻しやすい。

「あっそう、今までありがとね」とあっさり承諾して、相手からやっぱやり直したい、と連絡がきたパターンは今のところ100%だ。

男は「無関心」に耐えられない。

関心を持ってもらうことに躍起になる。

からこっちから必死になったり関心があるアピールしまくってはいけない。

以上3つが私が無意識下で行っていたことだろうか。

ハイスペックは一度惚れさせれば本当に従順に尽くしてくれる。

そこに行きつくまでがちょっと難しいだけで。

自分を殺してテンプレになるな、個性を出せ

ハイスペックプライドが高いし激務だから疲れてる、リラックスさせてあげろ

あなた自分を追いつめて躍起になるな

端的に言えばこうだ。

モテで終わるなよ、あなたには本当に心からモテる素質がある

2019-10-06

anond:20191006085824

まあ同じ作業しかしてこなかった老害にはわからないだろう

どうせ休憩時間にはタバコ吸いながらパチンコパチスロ風俗、車のドレスアップ(笑くらいしか話題ないんだろ

若いやつはみんな同じことを繰り返すのがイヤだからVBAでも使ってみようと思うんだぜ

2018-12-22

ドレスアップ

パソコンとかやたらとびかびか光らせたがる人って、車のドレスアップLEDとかつけまくってる人と同じようなもんなのか。

目立ちたいのか、自己満足か。

2018-04-14

書きなぐりたくなる稀によくある話。

私は性格はとてもネガティブ。頭も顔もスタイルは中の中といったところだ、決して美人ではないがブスでもない。キツめな顔立ちだがそれなりに告白もされたし結婚を申し込まれたこともある。ごくごく平凡だ。そしてとても親不孝者だ。

父は既に他界した。

記憶にある限り父は働き通しの人だった。成人式一般的な家庭では記念に家族写真を撮るだろう、我が家でもそうだった。しかし私は写真を撮るとき笑顔が作ることが出来ない。どうしてかいからかは分からない。自分が醜いと心の底から理解したときなのだろうか。他人からの世辞も鳥肌が立つし告白言葉友達言葉もどうせ嘘だろうと受け止められない、そういう捻くれた心のせいなのか自分笑顔吐き気を感じる。当然のように「ハイ、笑って」と言われる写真は心底苦手なものだ。振袖を着て、ドレスアップした家族写真館に連れて行かれたとき私は笑顔を浮かべることがどうしてもどうしても出来なかった。頬が引き攣り動悸が激しくなり涙が溢れた。一生に一度の記念写真を撮ることすらままならない。写真館のスタッフ家族困惑したことだろう。写真が嫌いなことを知っている母でさえそれ程とは思っていなかったのだろう、自分まで涙を浮かべていた。本当に申し訳ない。どうして笑えないのか、どうしてそんなことも出来ないのか。そんな当たり前のことも出来ない自分に情けなさと悔しさと悲しさと全てで苦しかった。結局安くない代金を支払い、記念となるはずだったそのアルバム家族の誰も受け取りに行っていない。もし私が普通の子たちのようにカメラ普通に笑うことさえ出来れば普通撮影を終えることが出来ていたのなら、仕事ばかりであまり写真のない父の遺影になっていたかもしれない。遺影写真を母と探したときにひっそりと申し訳なさで涙が出た。仲が良い家族とは言えなかったが大きくなってから家族写真は本当に一枚もない。

両親どちらの祖父祖母も既に他界している。

親の兄弟含めても私が初孫だった。だから一番に甘やかされさぞ可愛がられたことだろう。姑に少しいびられていた母から私がどんなに祖父祖母から甘やかされ放題だったかという話を思い出話とセットで昔よく聞いた。みんな私の結婚式に出たいと孫の顔がみてみたいと言っていた免許を取ったらドライブに連れていって欲しいと言っていた。私が心配だと言っていた。最後を看取ることは出来たがみんな意識が戻らぬ状態のまま亡くなったので誰とも最期言葉を交わすことはなかった、父とも。もし言葉を掛ける時間があったとして、私に何か声を掛けることが出来ただろうか。父の遺品整理ときに常に持っていた財布から私が子供の頃に書いた手紙を見つけた。頭が痛くなるほど泣いた。なんて親不孝者なんだろう。

母はまだ元気に笑っているが私は彼女申し訳ない気持ちしかない。

彼女は賢くはないが明るくよく笑い周囲に気を使うことが出来る。カウンターで隣り合わせになった相手ともすぐに打ち解けられ店員とも友達になるようなタイプ。そんな彼女子供が大好きだ、から彼女自身も早くに結婚して子供を産んだ。私にも学生の頃から貴女の子供が出来たら可愛い子供が出来たらいつでも面倒見るからねとあれがしたいこれがしたいと話をされ、同級生の誰ちゃん赤ちゃん産んだみたい抱っこさせてもらった可愛かったよと笑顔で話をされる度に私は子供きじゃないからと嫌々と返していた。申し訳ないが本当に苦手なのだ、小?中?学時代の子供の頃から既に例え結婚したとしても子供は産まないだろうとずっと思っていた。私は自分自身が大嫌いだから自分の子供も愛せないだろうとその事実子供の頃から気が付いていた。しかし成人をとうに過ぎ三十路を迎え婚活必要性を友人に説かれたとき、ふと自分が好きなところを見つけて結婚に至れる相手の子ならば愛せるかもしれないと思った。母が大好きな子供を、初孫を抱かせてあげえることも出来ると思った。それが唯一出来る親孝行のような気がしたのだ。結果として婚活は中断しているが、きっとこの先も独身のまま天災に巻き込まれるかどこかで孤独死するのだろう。結婚相談所に入会することを母が気付いたとき彼女は喜んでいた、退会を伝え孫はもう無理だろう諦めてほしいと伝え面と向かって謝罪したとき彼女は泣いていた。ある日、母の友人に孫が産まれたという話を聞いていると「もし私に子供出来てももう丸一日面倒見てあげることは出来ないね、私も取ったんだなぁ」と言われた。前は孫とどうしたいと理想を話してくれた、近年はその度に申し訳ない気持ちでごめんねと返していたが段々とそのやり取りもなくなってきた。きっと自分が娘を産んだ時から私のウエディングドレス姿や孫を抱く日のことをそれはそれは楽しみにしていたんだろう。それすら叶えることが出来ない不出来な娘で親不孝者で本当に申し訳ないという気持ちで苦しくて、突然涙がこみ上げる夜がある。

SNSを眺めていると頭がおかしくなりそうになることがある。鳥肌が立ち吐き気に襲われることがある。

どう見ても可愛いと思えない子の自撮りした笑顔が流れてくることがある。どうしてそんな笑顔写真に写ることが出来るんだろう。その写真を見て気持ち悪いと思われるとは思わないのかその顔が周りを不快不愉快にさせるとは考えないのか。もし私がその顔に生まれていたら即整形している。その姿でどうして幸せそうなのだろう。わからない。

どう見ても可愛いと思えない子が母になり子供との笑顔が流れてくることがある。性格が良かったんだろう料理が上手かったんだろうもしかしたらその顔が好みだったのかもしれない。そうだろう理由なんてそれぞれに山とあるのだろう。どうして私にはそれすら叶えることが出来ないのだろう。どうしてどうして。マウンティングという言葉を聞いたときなるほどなと感じるが私のそれはもっと根本的で病的なものだ。あの子不細工からというところに強調がつくのではなく、そこに劣るほど自分が駄目な人間であるというところに強調をつける。私はどうしようもなく醜く駄目な人間なのだ

明るく社交性が飛びぬけている母とは違い不器用な人だった父。

私たち家族は仲の良い家族ではなかった。みんな帰宅してもそれぞれの部屋に籠るような生活になっていたし父が死ぬ前数年間は言葉も交わすことも少なくなっていた。父が倒れる前の晩、最後に声を掛けられた私が返した言葉は「なんでもない」だ。本当にどうしようもない。それでも血縁者であり家族であることに変わりない。父に似ているとよく言われたことが多くある。どこでこうなったのかわからない、不器用な人だった父もきっと生きるのは大変だっただろう。それでも一般的恋愛結婚仕事を貫いた点で彼は私と比べるまでもなくまともな人間であったのだろう。もし私が母に似て愛嬌たっぷりになっていたのなら人生は違っていたのだろうか。私には愛想笑いすらとても難しい。笑顔での接客対応ですら必死仕事終わりには顔が痙攣することもある。いつも笑顔の母とは似ても似つかない。

両親の兄弟を思い返しても血縁を切ったような相手しかかばない。もしかせずとも我が家家系はここで途切れるのだろう。かもしれないと別の可能性を見出すことすら出来ない。私が母と出掛けねば手入れされていないお墓を想像がつく。祖父祖母申し訳ないと思っていた、両親に申し訳ないと思っていた。ほんとはそれだけではなくもっともっと多くの人に申し訳が立たないんだろう。私はどこまでも親不孝者なのだ

先日母に頼まれ年金保険というものに加入したが受け取る日はこないだろう。痴呆が始まるようになった日には自殺しようと心に決めている。吐き気がするほどネガティブな私にもいまが幸せだと思う瞬間はあった、それを忘れてしまうくらいなら自分で幕をひく。家系的にそう長生きするタイプではないか平均寿命いかないだろう、きっとあと40年もない。30年程とすればゴールまで折り返しだ。憎まれっ子世にはばかる渋柿の長持ち論で性格の悪さから長生きする可能性もあるが、それを上回るメンタルの弱さで心からまれているのでことわざ効果は大いに打ち消してくれていることだろう。人生死ぬまでの暇つぶしに過ぎないという言葉を聞いたときほんの少しだけ心にある澱みが軽くなったような気がした、そのまま日々ゆるりと死に向かっている。最近体調がすぐれないこともあるが無性に眠い。抗えない虚脱感と眠気に襲われるときこのまま死ぬのだと毎度感じる。いつの日か本当にそのまま死ぬのだろう。何を産み残すこともなく継がせることもなく。誰に何を返すことも出来ず。本当にごめんなさい。

どこかに書きなぐりたくなった。

2018-02-07

近頃のインターネットのつまらなさよ

俺が暴れまわってた頃はそれこそ誹謗中傷特定ストーキングエログロなんでもありだったよ。

それがなんだよ今はグロ画像貼られたくらいでピーピー騒いで通報だなんだ騒いじゃってさぁ。最近の子クンフーが足らんよ実際。

いや耐性の問題だけじゃねえ、明らかにネットからキチガイが消えたもんな。みーんなマトモになりやがった。

昔はもう思想だとかそんなオタメゴカシは抜きにして、誰もが一番乗り競って荒らし回ってたけど、今は違う。

リアル権威のあるセンセイやらクソコテに「あーでしょう、こーでしょう」理屈つけてもらって、錦の御旗を編み終わってからみんな「せーの」で殴りに行く。

この手のもやしっ子は一人で殴り込みに行くのが怖くてセンセイの鉄砲玉になってるのに気付いてないんだよ。

昔は良かったよ、とにかく怒ったら即ポンチだったもん。皆キチガイだった。

人は狂えば本音が見える。本音喧嘩面白いんだよ。今は違う。屁理屈ドレスアップしてから参戦。あーあ、もう誰の喧嘩なわけ、それ?

最近だとはぁちゅうの例の騒ぎは久々に心が踊ったね。

なんたってカシラが同じ場所ダブスタぶっこく糞馬鹿なもんだから聖戦士気取りどもがそれ擁護しようと右往左往

そうこうするうちに連中もキレて本音を隠そうともしなかった。俺には見えたよ、連中の「日本男を殺したい!とにかく敵が欲しい!被害者肖像という錦の御旗の下で当たり散らしたい!」って叫びがね。

そういうことだよ!それでいいんだ!もっと怒れ!隠すな本音を!論理破綻してたって構わねえんだよ!裸のお前を見せろ!デモしろ!ユーストで攻撃的な放送しろ!って思ったよ。

でもそんなことは起きなかった。すーぐ自分らの巣に引きこもって傷舐めあって終わり。情けねえ。もっと楽しめよ。

正義ぶって喧嘩も売らない、エロゲもやらない、することと言えば社会正義の話と絵合わせモンキーゲームのことばっか。もうネット辞めろよお前。

そのくせ、自分から喧嘩は売りにいかねえ、仲間が出揃うのをず~~~っと待ってる。なんで待ってんの?お前から一番槍行けや。

本音ぶつけないくせに変にフラストレーションは溜め込んじゃってんの。で、誰かが声上げ始めると私も怒ってた!とか言い出すわけ。

インターネット、もうどんどんつまらなくなる。クソスレ乱立みたいな状態じゃなくて、自治厨が溢れかえってるあの感じ。

本当もうどうにかしてくれ。自分喧嘩すら理屈で補強しないと駄目なキョロばっかになっちまった

お前の正義やらセクシャリティやら誰も興味ねえんだよ。本気で生きろ。三日三晩ポンチしてみろ。最近の子には本当にそういう経験が圧倒的に不足してる。

本当にそう思うよ。

2018-02-06

絵本作家のぶみ母親愛が重い

よく賛否両論になる男性絵本作家のぶみ、おかあさんだから歌詞賛否両論だ。

彼の絵本では父親存在がないか薄っぺらい。

対してママ存在感が異様に重い。

ママスマホになりたいという絵本では、元になった作文のパパとママスマホになりたいからパパだけ消えて、ママに見てもらいたい息子の心情が語られる。

ぼくママと結婚すると言う絵本でも母親が重い。

母子家庭で息子が「ママと結婚する」と言うので、散らかった自宅でドレスを着て母親と息子が結婚式をし、その後ママが死んでおばけになり息子の成長を見守る。

大人になった息子の結婚式で、お嫁さんはママウエディングドレスを着て、昔のママと結婚式映像が流れお嫁さんと息子は感涙、息子は大好きなママに届け僕の声と号泣する。

その後産まれた娘がママそっくりで、驚く息子は何故か三歳に戻っており、それからママのおばけは出なくなりハッピーエンド

読んでいて母親としてもお嫁さんとしても、背筋が寒くなる程に母親が重かった。

あたしパパと結婚すると言う絵本では父親主人公だ。

パパが娘に結婚式プレゼントして、立派な教会牧師や招待客達を集めて綺麗なドレスを着てパパと結婚式をし、忙しいのに結婚式ありがとう感謝する娘に感動して仕事から早く帰るようになったと言う粗筋。

娘がドレスアップしたりキスをする横で招待客の男の子が「俺も娘と結婚たかった〜」とずっと悔しがっているのがパパの欲望丸出しっぽかったが、ママに比べたら情念が薄い内容だった。

何故こんなに母親愛が重いのか不思議だったが、このインタビューを見て納得した。

ママがおばけになっちゃった!』作者・のぶみが語る、32年越しの母との和解

https://wotopi.jp/archives/36431

母親が忙しくて寂しかったと言う不満を32年間抱えたまま大人になった男性が書く物だからこんな風になるのかと。

ゲド戦記原作をめちゃくちゃにしてでも入れた、父親殺しシーンと根っこが似てるような気がした。

2018-01-12

anond:20180112074400

RED/レッド1,2

元凄腕のおじいちゃん達がスパイミッションするやつ

おばあちゃんスナイパーが美しくて強くてカッコイ

あんまり残酷じゃないと思う

SPY/スパイ2015年

スパイ機関サポートをしてる女性(ふとっちょ、独身)が、

人材不足エージェントすることになるものの、

実はめっちゃ強いっていう話

正直わりとザクザク人が死ぬのが無理かもだけど(キックスレベル

同僚のしずちゃんみたいな女性とキャッキャしてるのが可愛いし、

クソダサ衣裳からドレスアップした素敵な衣裳を着こなす七変化がとってもキュートなおばちゃん活劇

終わりがとってもハッピーで好き

2018-01-10

はたち

はたちなので成人式に出席した.

・よかったこ

 ・着物ドレスアップしてる女の子を見るのが大好きなので,たくさん振袖女の子を見れて最高だった

 ・振袖を着て会場まで移動してたらすれ違うおばさまに「きれいね」とか「おめでとう」とか声をかけてもらえた.自尊心が塵レベルなのでうれしい.

 ・一か月くらいダイエットとか自分磨き頑張ってきたから,再会した中学同級生に「かわいい」って言ってもらえて報われた.

・悪かったこと(?)

 ・親などの付き添いなしでヘアメイク着付け→移動をこなしたので,着てきた洋服などの荷物邪魔で仕方なかった.駅のコインロッカーに入れることにはしていたが,想像以上に荷物が重くてずっと「さらっと荷物運んでくれるイケメンいねぇかな」とか考えてた.

 ・人身事故で帰りの電車ダイヤが乱れてて,成人式後の同窓会の前に一時帰宅しようと思ってたのにできなかった.まぁこれはどうしようもないこと.

なんだかんだ成人式に出てよかったかもしれない.

はれのひ」の直接の被害にあった子が周りにいなくて安心したけど,着付けをしてくれた業者さんは問い合わせとか取材電話がかかってきてて大変そうだった.

2017-07-22

今年よかった映画や本などのメモ

一時期赤羽の駅前を賑わせた男性がいる。彼はどう見ても普通の、背広を着てネクタイを外したサラリーマンなのだが、なぜか道行く人にノートを見せつけてくると言う。そのノートにはどれほど猥雑なことが書かれているのだろうかと怪訝に思われるだろうが、実はそうではなく、ノート手書きで書かれているのは

君の名は

に関するあらゆる情報。どうやら彼は映画館で観ていたく感動し、その作品を広く世に知らしめるべく行動に出たようなのだ。すごくないですか?このインターネット全盛の時代に。しかもすでにみんな結構観てるし。でもなんかいいなと思った。どうしても色んな人に観てもらいたかったのだろう。

今年観た映画には素晴らしいものが数多く、会う人会う人に、向こうのリアクションなどお構いなしに下を見ながらブツブツすすめ続けてしまう。わたしは何かを観たことによるマウントを行いたいわけではない、と思う。ただ、自分が今ラリっているブラントを配りまくっているジャンキーのようなもの。たぶん。ヘイ、ニガ!一緒に吸おうよ!みたいな。たぶん。知らないけど……。僭越ながら紹介させていただきます。とっておきのブラントなんだぜ、ニガ。

長い前置きすみませんでした。

◆超オススメ

①映画「お嬢さん」監督:パク・チャヌク

韓国鬼才によるエロサイコミステリーしか百合韓国映画敬遠しがちな人は度肝抜かれるので観てください……。戦時下、美しい日本庭園で美しい衣装を着て日本人のフリをする朝鮮人たちが騙し合うんですが、セリフがずっとカタコトの日本語。この時点でカルト映画だ!となるんですが、話の展開も予想だにしない方向へと引っ張られていき目が離せないです。しかも最後が爽やか。イェーイ!となるという。とにかくエロいんでそこ目当てでも観て欲しい。

公式サイト:http://ojosan.jp/sp/index.html

②映画「コクソン」監督:ナ・ホンジン

韓国の寂れた村に國村隼が住みついてから、村人が家族を惨殺する事件が相次ぐ……なんで國村隼?本当に犯人は國村隼?なんでフンドシで鹿の生肉食べてる國村隼?こう聞くとB級映画しか思えないと思いますが、カンヌ出品も納得のテーマへと迫っていく。何を信じるのか?終わり方は苦手な人もいそうだけど、でもそういう人こそ観るべきだと思う。途中、祈祷師なる人物がドラをジャンジャン鳴らしながらヤギの首をかっ切るシーンは尋常じゃない高揚感が得られます

公式サイト:http://kokuson.com/sp/

③映画「くすぐり」監督:デイビット・ファリア

Netflix話題を呼んでいるドキュメンタリーニュージーランド記者が「くすぐり我慢大会」なるものを見つけ取材を申し込むと「オカマ野郎には関わって欲しくない!てめーはクソだ」のような攻撃的な返事。調査を進めるうちに、まるでゲイポルノのようなくすぐり動画を撮影し、恐喝に用いていたことが判明する……。

実話であることが恐ろしすぎる!見ず知らずの若者を支配し人生をぶち壊すことにしか興味がない恐ろしきサディストの話。こんな怖い話があってたまるか……。ゾワゾワしたい人は是非観てほしい。すごく怖い。

参考サイト:http://cinemandrake.blog.jp/くすぐり

④本「勉強哲学 来たるべきバカになるために」著:千葉雅也

勉強するとはどういうことか?勉強するとはキモくなることである勉強すると100%キモくなる。なぜなら周りのノリに対し浮くからだ、という箇所に大納得。でもそれでも勉強してしまう。なぜなら自分が変わっていくマゾヒスティック快楽があるから。勉強とは、今までわからなかったことがわかること。言葉自分のなかで血肉を持つこと。でも言葉自分環境を一度切り離し、客観的に捉え直すことが必要自己啓発書風だけど中身はすごくわかりやすいドゥルーズだった。わたしがなぜ学生の時にドゥルーズに心惹かれたか、腑に落ちた。とても平易な言葉で書かれているけれど、勉強のものに切り込んでいくのでスリリング。名著だと思う。……伝わってますか?すごく読みやすいのに考えさせられる、とてもよい本。

テレビシリーズ「ル・ポールドラァグレース

こちらもNetflixにて。アメリカンドリームを夢見る、人種バックグラウンドも様々なドラァグクイーンたちがバトル!ル・ポールの前で1番を競い合う。カーテンドレスを作ったりものまねショーをしたり。あれ?意外に予算がかかってない?しまむらチックな私服を着た屈強な男たちがメイクと豪華なドレスで美しく変身する様、見習わないといけないなと思わせます。そしてなんてったってル・ポールが美しい!普段はダンディなスキンヘッドの50代のオジさま(声だけ女)なのに、ひとたびドレスアップすると193センチの美女!日本の番組ありがちな、 「でも実はオッサン」的ないじられ方をすることなく、ただただ美の化身として存在するル・ポール尊いです。あと発音がわかりやすくてリスニング力を鍛えることができる。

⑥映画「モアナと伝説の海」監督:ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー

海、砂、黄金テクスチャーが本物以上。海洋スペクタクルアドベンチャーモアナプリンセスというよりかは立派な施政者。16歳なのにあんなにしっかりしているなんて……。話の説明パートは歌かギャグが入るので飽きることがない。オチ完璧だったし、この映画を観て育った子供は絶対に自然環境破壊しないと思う。ホントか?半神ムアイは全身タトゥーだらけで顔もいわゆるディズニーヒーローとは違っているけど、とても愛らしい。ディズニーは反ルッキズムへと舵を切っているのかも。人間に御礼を要求する歌がいいです。派手なカニやココナッツマッドマックスも必見。

⑦映画「レゴバットマンムービー」監督:クリス・マッケイ

今激激激激オシしている映画。なぜなら全然流行ってないから。でもそれはどう考えたってオカシイだってこんなに面白い映画そうそうない。映画館で終始ニヤニヤ、たまにゲラゲラ、笑いすぎてむせてしまったかと思えばしんみりさせてくれる。バットマンでかつレゴ、でもどちらも必然性があるストーリー。レゴがとにかくかわいくカラフルで魅せられるんだけど、話は意外に考えさせられる。

ダークナイト」では、悪に対し私刑を加えるにすぎず、その行動がより悪を増長させ自らもまた悪の似姿となるバットマンが、アメリカオーバーラップさせる形で描かれた。奇しくもジョーカーを演じたヒース・レジャーの死によってダークナイト問題提起に答えが与えられることはなくなってしまったが、その答えを与えるのが「レゴバットマン」。まじです。しかも子供も楽しめる。すごい。ウォルデモート卿やマトリックスエージェントキングコングまで。騙されたと思って観てください。

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/legobatmanmovie/

オススメ次点

⑧映画「アシュラ」監督:キム・ソンス

韓国ノワール。人がイヤな死に方をすることでは天下一品韓国映画にまた一作、観ていて痛そうな映画が。サイコ市長に飼い犬のように使われるダーティ刑事が牙を剥く。観終わったあとに結局なんだったのか?感が否めないが、市長がフルチンでキレたり、やたら痛そうな拷問など、観ると楽しい。主演が西島秀俊に似ている。

公式サイト:http://asura-themovie.jp/

⑨映画「ムーンライト」監督:バリージェンキンス

閉鎖的な黒人社会でセクシャルマイノリティとして生まれたこと、というよりかは孤独な子供あるあるとして観た。静謐さ、不安定な視界、不安げな表情、どれも既視感のある普遍的ものだったので、不器用な子供だった人にすすめたい。また、車、言動、振る舞い、筋肉、どれをとってもギャングスタに憧れないわけにはいかなかった。

公式サイト:http://moonlight-movie.jp/sp/

⑩映画「湾生回家」監督:ホアン・ミンチェン

台湾で生まれ育つも敗戦により引き揚げざるを得ず、しばらくかの地に足を踏み入れることのできなかった日本人を追ったドキュメンタリー故国ではないところに故郷がある人の、心はいつだって異邦人という言葉に痺れる。人の優しさと詩情に満ちている。

公式サイト:http://www.wansei.com/

11映画「スウィート17モンスター」監督:ケリー・フレモンクレイ

とにかく女の子ダサい二日酔いから覚めると一人しかいない親友といけすかない兄貴がウチでヤッてた!?最悪な気持ちのまま適当アジア系のイケてない男の子デートしたり先生悪口言ったり、ジタバタ。パーティで人に話しかけることができなかったり、目も当てられないが、それはまごうことのなきいつかの自分。近頃よく見るイケてない青春ムービー一角だが、大した事件が起きないのにしっかり成長するので見ごたえがある。サントラがいい。

公式サイト:http://www.sweet17monster.com/

2017-07-17

母親母親

要は自分のおばあちゃんにあたるんだけど、最近亡くなって初めて知ったことが

ばあちゃんの家、めちゃくちゃ金持ちお嬢さんだったらしい。

子供の頃、昔では想像できないようなドレスアップを毎年して写真を撮っていたらしく、それが未だに残っているらしい。

戦争で焼け野はらになって、跡形もなくなって疎開したらしいんだけど、

戦争がなかったら私もこんなにお金に困らない家系で育っていたのかな。

自分、運は良い方だと思っていたんだけど、そういう風に運を落としていたからなのかと思うと胸が苦しい。

2017-06-19

指輪なんていらない

結婚式披露宴指輪もまったく興味がない。まずお金もったいない

お金がありあまる程あったらしたい(欲しい)のかと言われたらそうでもない。

そもそも披露宴を楽しめたことが一度もない。聞きたくも見たくもないものしょうもない

興を見せられてお金もとられるし、わざわざドレスアップするのも本当にしんどい。

なのでここ最近は招待されてもあれやこれや理由をつけてほとんど行ってない。

親の為に挙げるって人もいるらしいけど、うちの親も「結婚式より二人で海外ハネムーンでも行ったら?写真ぐらいでいいんじゃない?」的なことを言っていた。

から私が結婚式をあげることはないだろう。

でも問題指輪だ。

指輪も私は不要だと感じている。そんな高価なものなくしたら怖いし、そもそも指輪なんてこれまでつけたこともないからうっとおしく思ってしまいそう。

でも指輪は「既婚者」であることが一目でわかるから便利なものよね。

そこだけはすごい魅力的。というか私にとって悩む理由はそれぐらいしかない。

私はつけたくないけど彼にはしていてほしい。これっておかしいかな。

歳をとってから後悔したりするのかな。歳をとって欲しくなったらその時に買えばいいかなって思うけどそういうのとはまた違うのかしら。

2017-02-18

初めて生で女の子の裸を見た時の感想

裸ってあっけないんだなって。AVでは勿体ぶってもったいぶって裸になるのに、

現実は数枚ぺっぺ~~~と脱がしたらもう裸。

そして、肌の色味の生々しさ。人間だなってなる。

ここで気付かされる。自分AVで見ていた裸は、

照明によってドレスアップされた、いわばお土産屋のお菓子みたいなもんだったこと。

実際の裸は、艶かしく輝いてはいないし、リアルのもの

そりゃそうだよな~女の子にんげんだもの

自分の裸なんて普通に自分の裸だもんな。

女の子側の目線で見たら、自分の体なんて、

ただの自分の体なんだもんな。なんも特別なことはない。

僕はただただあたりまえのこの事実に気づいてしまったのだった。

■追記

相手素人です。

彼女ではありません。

付き合ってないし、僕は好きじゃないのに失礼な気がして最後まではしていません。

結果的に断る方が失礼だったと後から気づきました。

あそこがびっくりするくらい無臭でした。

肌は決して汚かったわけではありません。むしろキレイな方だと思います

2016-03-20

結婚式つまんね

わしは怒っている!

結婚式のくだらんマナーに!

ファー禁止

殺生をイメージさせるから、らしい。

じゃあ靴は?花婿さんは布張りの靴履いてるわけじゃないよね。

肉料理出てくるけどこれはなあに?

ノースリーブ禁止

花嫁は肩全開なのに?

露出度高いと下品になりがちだから牽制する意味か?

「膝が出る丈は駄目」もこの感じかな。

膝のすぐ下の丈はOKで、膝の真ん中までの丈はNGなのか?背が高いからいつも迷う。

バイカラーNG

2つに別れることを意味するかららしい。

じゃあワンピース+ボレロは?スーツ上下だけど?

これもカジュアル化させないための牽制か?

マナーって式でのこと?披露宴でのこと?

ノースリーブドレスとき、式ではショール披露宴食事中はショール外すのはOKなの?

ドレスNG

最近よく聞くこれ。

圧倒的に黒のカラバリ多勢の中でこれ!!

なんだこれは!服飾業界陰謀か??


後悔したくないからいつも一通りのマナに従って着ていくけど楽しくない。

楽しくないのにパーティードレスのものは高い。

どこからまれマナーだ?宗教か?海外のマネか?折衷したオリジナルブライダル業界が生んだ慣例か?

くそが。

たいていコミュニティの中に1人はマナー厨がいてマナー違反の出席者を見つけると鬼の首取ったようにうるさいからビビって疲れる。

ドレスアップパーティーごっこが特別珍しくない現代で、こういうことばっか出席者が気にしなきゃいけないからナシ婚がはやるんだと思いますよ。

ブライダル業界はなんもわかっちゃいない。

2016-01-15

オッサンになった俺とアメカジの話

といえば、アメカジ王道的組み合わせである

同時に、日本においては一昔前までキモオタ制服でもあった。

そんなこともあり、二十代からアラサーまでの俺はこのコーディネートを避けていた。何よりチノパンなんて一本も持ってなかったし。

そんな俺は「脱オタファッション」なんてキーワードに乗せられて、一時期はオフ殆どを服と髪型につぎ込んでいた、ある意味意識高い系キモオタだったわけだが。


そしてアラフォーのオッサンになった今。

若い頃どんな系統の服を着ていようが、男の場合は歳を取るとほぼ確実にトラッド系、要するに無難でどノーマルな格好に落ち着いてしまうという話を大昔聞いていたが、自分も周りも、全くその通りの流れになった。

かくいう俺も気が付くと、冒頭の格好を好むようになっていた。

なんでかって?楽なんだよ、服の手入れが。てか、手入れが楽かどうかは本当に大事だと、今更実感している。

あと比較的安い。これは歳取って、ぼっちなりにしがらみも出てきて、そっち方面の出費が無視できなくなったこともあり、やっぱ服はコスパも考えないと・・・見方が変わった背景もある。

それに上のアイテムはワーク・ミリタリースポーツと全て系統がバラバラなので、「持ってるモンを適当に組み合わせて着てるだけ、別にアピールとかしてねーし」感を出すのも簡単。

これに何か羽織るのであればGジャン(ウエスタン系)か革ジャン(バイカー系)から好みで選べばいいと思う。

ちなみに俺は革ジャン派(といってもフェイクだけど)で、ベルトはウエスタン系の鋲がいっぱいついた革製にしている。

革といえばスニーカーも革製。程よくシックになるのが気に入っているから。

ドレスアップしたいときシャツギンガムチェックorストライプボタンダウンシャツか、マリメッコウニッコみたいな大胆な花柄シルクっぽい光沢のあるシャツ(これだけだとインパクト出過ぎてしまうので必ず革ジャンと組み合わせる)に替えるだけ。

更にきちんと感を出したいならテーラードジャケットプラス


ともかく、こんなに手軽にキマるのが基本にあって、ヴィンテージ(主にデニム)やレプリカ(フライトジャケットとか)に凝ってもいい自由度の高さ。こういう魅力があるからこそ、アメカジ男子に根強い人気があるのだと、オッサンになってようやく理解した。おせーよって感じ。

でも本当にアメカジいいわ。


勿論、何も考えずにこのスタイルで行くと、最悪、オタの制服揶揄されたような薄汚い格好になるのがデメリットなわけで、だから俺も避けていたのだが、これを解決するのは案外簡単だった。

というか服の基本を押さえていれば、誰でも清潔感キープしつつ、気取らないラフな格好になるという、気づいてみれば「なーんだ」と言いたくなる話だった。

即ち

これもうアメカジ関係ねーな。てか、身だしなみの基本だよな。

それすら怪しかった頃が俺にもあったと。

こういうところも一生勉強ってことで。

2015-09-12

2012年冬 ニューヨークにて

2012年12月、私は21歳だった。私は失恋して、一人でクリスマス休暇中にニューヨークに来た。ギザギザした気持ちで、寒い街をくまなく歩く。人はきっとこれを傷心旅行と呼ぶんだろうな、と思った。

バラク・オバマ大統領が再選が確定して、世の中はひと段落し、クリスマス休暇で街中がウキウキしていたのをよく覚えている。

ニューヨークはその年暖冬だった。街に雪は降っておらず、大学トレーナーと、ZARAのダッフルコートリーバイスジーパンを履いて街をうろうろしていた。それで十分な寒さで、ニューヨーカーに良い時に来たね、と言われた。

ニューヨーカーはみんな洗練して見えた。少し、日本に似ている。少なくとも私が長くいたカルフォルニアよりずっと。太っている人が少ない気がする、とタクシーの運転手と話した。みんな歩くからね、と彼は話す。ニューヨーク交通の便が良いようで悪いから

MoMAムンクの絵が来ていた。それからグッゲンハイム美術館にはビカソ。芸術の面では世界で一番恵まれた街の一つだろう。美術館には少しドレスアップして行かないといけないのに、私はトレーナーできて少しばつの悪い思いをした。ダッフルコートがあったら、少しましだっただろうに、クロークに預けてしまった。MoMAゴッホの絵は、荒々しい筆致でところどころに筆の毛が油絵の波の中にまじっていた。本でしか見たことのない絵に私は興奮したけれど、元恋人と一緒に見た気のする絵だったので寂しくなる。横にいるはずの人の不在が私を虚しくした。

本当は、彼と一緒に来るはずだった。私はその気持ちを振りきってにピカソの白黒の絵の前を通り過ぎる。グッゲンハイム美術館は、らせん状の作りになっていて、ピカソデッサンや下書きばかり仰々しく飾ってあって私は不満に思った。

夜は一人でホットドッグを食べた。一人旅なのだから、無理してお洒落な店に入る必要もないし、お腹を少し満たせるならそれで良かった。一緒にいる人がいないと、人は自分を粗末にする。夜のニューヨークは一際しんと、寒かった。眠らない街と言うけれど、意外と夜は静かだった。

翌日も、前日と同じくらいの気温だった。メトロポリタンミュージアムの前で、イタリア系画家と少し話した。絵を書いてるんだ、僕のアトリエに来ないかい。私は頷いた。マンハッタンを出て、クイーンズに行く。私の英語が訛っているのをからかわれた。あまり綺麗な英語を使えている自信はない。アトリエは沢山の絵があった。マチスに影響を受けていると彼は話す。家と隣接していて、君の絵を書きたいなと言われたけど私はかぶりを振る。あまり長く、ニューヨークはいない。彼はそれでも私を椅子に座らせて、素早くスケッチをした。彼のノートの上に寂しそうな顔をした私の顔がのっている。似てる、と笑ったら、君を描いたからね、と真剣に答えられて辟易した。

彼の家でお菓子をごちそうになる。甘いチョコレートケーキだった。赤いソファ腰かけた。ピカソの絵の赤いソファは、安らぎを意味する、という話をした。ふと、彼が急に怒りだした。君は今、君の元彼氏のことを考えているんだろう。私は、違うと言おうとしたけれど、止めた。

赤ワインを飲んで、私は彼と別れた。駅まで送ってもらった。また来てね、と言われて私は手を振る。携帯番号を教えたけれど、多分きっと、彼にもう会うことはない。

マンハッタンホテルに戻って、倒れこむように寝た。思ったより疲れていた。

翌日はふらふらとミュージカルを見に行った。タイムズスクェアは騒々しく、買えたチケットミュージカルスパイダーマンだった。一人で見る、とチケットブースのおばさんに行ったら、一人なら良い席があると言われて、格安でその席のチケットを買うことができた。開幕まで時間があったので、トイザラスの2階のガラス窓に寄りかかってタイムズスクェアを眺めていた。クリスマスが近いからか、トイザラスは人でごった返していた。

手元の携帯プリペイドが、もう少しできれてしまう。私は更新しようと思ったけれど、やっぱりやめた。どうせなら買い直して、新しい番号にしようと思った。ミュージカル版のスパイダーマンは思ったより良かった。

翌日、私はニューヨークを去った。ロサンゼルスで熱を出して、ボーっとした頭のまま、ニューヨークにいた時間のことを考えた。携帯は鳴らず、最後に母に電話して、ゴミ箱に捨てた。

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