2018-02-06

絵本作家のぶみ母親愛が重い

よく賛否両論になる男性絵本作家のぶみ、おかあさんだから歌詞賛否両論だ。

彼の絵本では父親存在がないか薄っぺらい。

対してママ存在感が異様に重い。

ママスマホになりたいという絵本では、元になった作文のパパとママスマホになりたいからパパだけ消えて、ママに見てもらいたい息子の心情が語られる。

ぼくママと結婚すると言う絵本でも母親が重い。

母子家庭で息子が「ママと結婚する」と言うので、散らかった自宅でドレスを着て母親と息子が結婚式をし、その後ママが死んでおばけになり息子の成長を見守る。

大人になった息子の結婚式で、お嫁さんはママウエディングドレスを着て、昔のママと結婚式映像が流れお嫁さんと息子は感涙、息子は大好きなママに届け僕の声と号泣する。

その後産まれた娘がママそっくりで、驚く息子は何故か三歳に戻っており、それからママのおばけは出なくなりハッピーエンド

読んでいて母親としてもお嫁さんとしても、背筋が寒くなる程に母親が重かった。

あたしパパと結婚すると言う絵本では父親主人公だ。

パパが娘に結婚式プレゼントして、立派な教会牧師や招待客達を集めて綺麗なドレスを着てパパと結婚式をし、忙しいのに結婚式ありがとう感謝する娘に感動して仕事から早く帰るようになったと言う粗筋。

娘がドレスアップしたりキスをする横で招待客の男の子が「俺も娘と結婚たかった〜」とずっと悔しがっているのがパパの欲望丸出しっぽかったが、ママに比べたら情念が薄い内容だった。

何故こんなに母親愛が重いのか不思議だったが、このインタビューを見て納得した。

ママがおばけになっちゃった!』作者・のぶみが語る、32年越しの母との和解

https://wotopi.jp/archives/36431

母親が忙しくて寂しかったと言う不満を32年間抱えたまま大人になった男性が書く物だからこんな風になるのかと。

ゲド戦記原作をめちゃくちゃにしてでも入れた、父親殺しシーンと根っこが似てるような気がした。

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