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はてなキーワード: 詩人とは

2023-01-18

「一流の詩人は実際に感じたことを言い、二流の詩人自分が感じようと思ったことを言い、三流の詩人自分が感じねばならぬと思い込んでいることを言う」

物書きに憧れのある人間全員耳が痛くなりそう

禁止カードって捻くれてるだけの的外れ暴言じゃなくて、こういう自意識の弱い所を的確に突っついてくる言葉だと思う

2023-01-04

カズオ・イシグロ大体読んだけど好きかわからなくなった

わたしを離さないで」(2005)

臓器移植のために育てられた人間の子どもから大人になるまでの記憶を綴る。

かに美しい小説だ。子供から大人になるにつれて、見える世界は広がっていく。たとえそれがどれほど酷なものであろうとも、子供たちはそれを受け入れねばならない。語り手は振り返り、ひとつ出来事を大切に手の中で壊れやすい卵を計るように並べている。

読者も少しずつ、まるで語り手と一緒に育っていったかのように、事の真相を知らされていく。細やかな、性格を端的に示すエピソードミルフィーユのように繊細に重ね、誰もが持つ幼いころの記憶登場人物シンクロさせる手際は見事と言っていい。主役三人の性格の違いとそれによっておこる対立の見事さは、この小説SFというよりも性格劇に分類したくなるほどだ。夢中になってはまる本とは違うけれど、読む価値はとてもある。

しかしながら、感情描写文章リズムがうますぎるあまり、根幹のSF的設定が、ふと荒っぽい夾雑物にまで見えてきてしまう瞬間がないでもない。細密な建造物を支える、太すぎる柱にたとえればいいのだろうか。

そもそも臓器移植のためだったら、人間を育てるんじゃなくて臓器だけ培養すればいい。

どうも舞台となっている世界技術水準や、テクノロジー社会に与えるインパクトの細部の詰め方が幾分甘い。

日の名残り」(1989)

かつて仕えた主人が第二次世界大戦中に対独協力者で、それを理由戦後に没落したため、その屋敷を買った米国人に仕えることになった執事の話だ。カズオ・イシグロ本領である、決定的な本音事実意図的にあるいは無意識に隠したまま語り続ける居心地の悪さ、気持ちの悪さがいかんなく発揮されている。

熟読すると面白いが、何があったかは作中では基本的には明確に語られているのもいい。

かつてはほのかな思いを寄せていた同僚であった女中からも、今となっては過去の人とみなされており、最後自分人生って何だったんだという悔恨にさいなまれるシーンは最高だ。

かつての美しいイギリス風土と、失われた執事美徳悪徳について。感情に蓋をしがちで、行動原理自分の「したいこと」ではなく「なさなければならないこと」になっているひとにおすすめしたい。面白かったので英国メイド執事の本を何冊か読んだ。

遠い山なみの光」(1982)

長崎出身現在イギリスの片田舎に住む悦子(語り手)の所へ娘のニキがロンドンから訪ねてくるところから始まる。ニキが言及する悦子の生涯を、ニキからのまた聞きや、写真の印象だけから詩にしようとする詩人が出てくるのだけれども、なんだか作者自身創作する自分のことを批判的に見ている姿が透けてみえる。全体として、シングルマザーとしての苦しみが複数語られている。

これは褒め言葉としていうのだけれど、読んでいてずっと不穏な感覚をぬぐうことができず、いいようのない気持ちの悪さがある。たぶんその正体は登場人物の会話が互いの自己主張に終わっていて、基本的相手の話を全然聞いていないところにあるのだろう。会話の形をしているのに、対話になっていない。むしろ並行する独白だ。映画脚本のお手本的でもある。

最初のうちは、この違和感終戦直後日本人ならこんなあからさまな会話なんてしないだろうからにも思われた。しかし、明治文豪の名作だって、会話が人工的であることも少なくはない。ただ、この作品ほどのひどい噛み合わなさはまれな気がする。少なくともあちらでは噛み合わせようという努力はしている。

台詞説明したり議論したりする手法は、大抵は粗削りというか不器用な印象を与えるので好まないのだが、この場合コミュニケーション不全というか、相互理解の失敗の雰囲気をよく伝えていて、効果的だった。

浮世の画家」(1986)

情けないかつての画家の話。老い第一線を退いた後も、自分はまだ影響力があると思いこんではいたが、世間自分存在などすっかり忘れている。自分のしてきたことなど、大したことではなかったのではないか、それどころか完全な誤りだったのでは。歴史によってそう裁かれることに怯えている。老人にとって、今までのお前の人生は何だったのか、と問うことほど残酷なことはあるまい。

そのくせ、隠しようのない自己満足防衛がどこまでも続いており、かつては地位のあった老人はどこまでのその虚飾から自由になれない。計算したうえでのことかどうかわからないが、この翻訳日本経済新聞の「私の履歴書」の文体そっくりだと思ってしまうのは、私のやっかみであろうか。

やはりカズオ・イシグロ真骨頂は情けのない自己弁護にある。

充たされざる者」(1995)

よく、入り組んだ官僚機構カフカ的というけれども、どっちかといえばこの作品みたいなのがカフカ的な気がする。過去というか記憶曖昧で、自分そもそも何をしたいのかわからず、その場の判断だけで物語全体が動いており、映画なんかでは必須の究極の目的・ゴールも曖昧だ。「夜想曲集」所収の旅する芸術家あるある話がベースになった作品と同じにおいがする(この短篇集は切り口の優れた良き英国短編集といった趣だ)。

すべての事件が宙ぶらりんのままにされて進み、星新一ショートショートでその場限りの対応しかしない軽薄な男を主役としたこんな作品があった覚えがあったことを思い出したが、読んだときにはどうしてもタイトルが思い出せなかった。それは結局「未来そっぷ」に収録された「熱中」であるとわかるんだが、一番満たされていないのはきっと読者だ。

カズオ・イシグロテーマひとつコミュニケーション不全が前面に出ているだけでなく、筒井康隆虚人たち」を思わせるような、自分が何者であるかわかっていないのにさほど気にしていない空疎さがあり、何かを風刺しただけではないのだろうが、それはまだ読み取れず。

奇妙だ。自分他人記憶の壁が溶けて無くなってしまったみたいな語りであり、語り手は身内だと感じるとちょっとしたことですぐに激昂したりすすり泣いたりして、いったいどういう人物なのかとらえどころがない。すべてが宙づりで半端なまま物語が終わる。語り手はどの街を訪れても、延々と同じことを繰り返すのだろうか。

わたしたちが孤児だったころ」(2000)

両親に置いていかれたのはなぜか、そして母はどこに行ったのか。著者の中では一番残酷な話かもしれない。物理的な暴力よりもその結末が。地獄の寝取らせ小説であり、真理に近づこうとして全員が不幸になる。それでも、なお、愛そうと試みたし、愛されてはいたのだ。

息子が親父と同じ道ならぬ愛という過ちを犯しかけるのは残酷ユーモアがあふれているようでいて、ある種の試練であったのだろう。試練に打ち勝ったからと言って直接幸福になるわけではないのが皮肉でいい。

追記】目の前に日本軍軍艦が停泊してるのにのんきにパーティーしている租界の人々って嫌なリアリティがあった。

忘れられた巨人」(2015)

忘却テーマだが、P・K・ディックのようにアイデンティティ曖昧になっていく離人感よりも倫理的な面を問うているようだ。つまり戦争責任とか政治的意図的隠蔽とか。

国家組織的に目を背ける行為と、個人がつらい過去を忘れることによって救われることの両方が描かれている。ファンタジーもある程度は書けるのがすごい一方で、見たくないものを見ようとしない描写や、自分のことばかりで会話が成り立たない場面は健在。

ファンタジーにしては「危険度」とか「スタミナ」の訳文がちょっといかなとも思ったけれども(別に嫌だと感じるレベルではない)、これは現代日本語としては普通に受け入れられてるのかな。

あと、サクソン人の穴を掘った(ホビットみたいな)家の描写があるんだけれど、これって実際にそうだったのかな? サクソン人の家とググっても出てこなかった。

ちなみにル・グインはこの作品を好まないらしく、ウィキペディアには両者の対話引用されている。

のしようとしたことには敬意を払いますが、私には効き目がありませんでした。うまくいくはずがありません。どの作家文学ジャンルの表層だけをうまく使えません。その深みはなおさらです。そのジャンルと同一化することを恐れるほど軽蔑している限りは。読んでいて痛ましく感じられました。まるで、高いロープから落下しながら聴衆にこんな風に叫んでいるみたいでした。「私は綱渡り芸人と呼んでもらえるのかな?」と。

ル・グインには私の本が好きか嫌いかを決める資格がありますが、私に関する限りは誤ったほうの肩を持っているようです。私は(註:作中では不可解で不気味な存在として現れた)妖精や竜の側に立っています

シグロ氏のご意見をうかがえてうれしく思います。同氏の「私の作品ファンタジーだと人々は思うでしょうか?」という質問に対する、私の明らかな早急な返答に傷つけるような内容があったことをお詫びします。

クララとお日さま」(2021)

人工知能太陽光病気回復させる効果があると思い込むことで起きる珍妙な話だ。

どう考えても不合理で奇妙な信念に従い、偶然によって祈りが叶えられる話で、しか最後はただゴミ捨て場で朽ちていく。これは無神論者による宗教パロディではないか? と勘ぐってしまう。無神論者からすれば、いかなるかたちであれ神を信じる人々は、誤った信念にすがり、存在しない相手効果のない祈りをささげる哀れな人々だ。

カズオ・イシグロSFは、SF主食人間からすると、不合理か古い知識に基づくように感じられる設定が多く感動すべきシーンもそこが気になってしまう。

たとえば、明らかに危険能力向上処置子どもにするような社会は、現代から相当な価値観の変遷があったはずだし、かなりの時間を経ていないと起こりえないだろうが、長い時間経過に伴うテクノロジーの発達については述べられていない。スマホさえ出てこない。

カズオ・イシグロSF設定がときどきザルなのはリアリティレベル小説よりSF風の映画テレビドラマくらいにまで下げていて(下手をすれば寓話絵本レベルまで)、それは脚本家でもあったからなんじゃないかって考えたんだけど、そこまでたくさん脚本を書いていたかまではわからなかった。

かに技術的細部に立ち入らないので古くなりにくい一方で、そこが物足りなく感じられる。新しい技術だけをポンと現代に放り込んだ感じで、今と地続きな感じがして生活感があるのはいいけれど、技術によって完全に変容してしまった人類の心性がもっと欲しいと感じる。未来を描く意味はそこにあるんじゃないだろうか。

だいたい、フレーム問題解決というか一般常識インストールされてないスタンドアローン親友ロボットなんて危険すぎるだろう。誰もアップデートされないスマホなんて使っていない。SFはどこまでリアリティのある技術を出すべきかという問題もないではないが、短編ならともかく長編でこのネタをこれをやるのは、平均的理系知識を持つ読者にとってはかなりしんどい

結論

以上。読んだ順。

私が好きなのはカズオ・イシグロではなく「日の名残り」だった。

追記

わたしを離さないで」だけ既読、似た感想。この小説SFというより寓話に近いと思う(増田も書いてた)。ドナー人権周りの描写も臓器を貰う側の葛藤も削ぎ落とし、搾取される者の命の輝きのみに焦点を絞ってる感じ

こちらのブコメがとても素敵だったので引用させていただきました。不都合がありましたらお知らせください。

2022-12-06

人生向いてなかった

今年で大学7年目。単位は四年のゼミ卒論以外全て取ってる。

3年から4年にかけて就活全滅→ゼミ自分以外全員内定就活失敗と元々友達がおらず浮き気味だったこともあり四年の途中からゼミに出れず→5年目は部屋で引きこもっている間にお世話になっていたゼミ教授が定年→6年目は下級生の中で知らない教授ゼミに行きづらく途中で脱落、というルート。今年は就活をしつつゼミに出て卒論を仕上げるという計画だったが、就活は全滅。なんとかゼミには全て出たが就活が長引いて卒論に手がつかず、教授と話し合ってゼミ単位のみ認定卒論の提出は来年(8年目、在学可能年限の最後)ということになった

4年の秋までは1年の時から続けていた飲食店アルバイトをして自炊をしながら貯金節約をして生活していた。しかし、バイト先でも周りが内定を貰う中で辞め、実家から仕送りを貰い始めて以降、収入は無いのにストレス支出は遥かに増大という状況。使い道は風俗タバコ、酒、外食。母と姉は俺が大学卒業して就職して社会人になることを祈ってくれているからこそ、仕送りをして見守ってくれているのだと思うが、残念ながらご期待に沿うことはできません。

未来に明るい可能性が無いと人間って何もやる気にならないのね。一昨日やるはずだった洗濯もしてないし今朝もゴミ出してないし、明日ゼミのためのスライドも作る気にならねえ。気分転換ビール飲みながらサッカー見て、朝までには仕上げるか。

報告

早朝、母に増田に書いたありのままの現状を伝えた所、パーシー・ビッシュ・シェリーという人物を教えられた。母の好きなイギリス詩人だそう。イートンでもオックスフォードでも問題児で放校になり、家族や妻の実家、知人から金を借りては愛人旅行に出掛け(当時は)評価されない詩を書き続け、最後旅行中に船が沈没して死んだらしい。「今のあなたが苦しんでいるのは自分世間生き方に嵌め込んでいるから。肩の荷を下ろしてしばらく気分転換しなさい。しっかり者の姉がいるか心配しないでいい」と言われた。とりあえず雨止んだら散歩でもしてくる。

2022-11-28

anond:20221128203318

なんかただそれだけで諦めるなんて、舞い上がってただけとしか思えないな。

ただの詩人気取りだ

2022-11-21

山月記現代

山月記

頭脳明晰大企業勤めをしてた友人がいきなり作家になると言って仕事をやめたが、一作も書き上げられずに失踪した。数年後、たまたま見かけた底辺Vtuberが友人だと気づいた」

と例えたツイートhttps://twitter.com/u68854731/status/1593781437031157761流行ってるみたいだけど

全然違うでしょう


頭脳明晰大企業勤めをしてた」

大企業努めではなくてエリート官僚だよ

しか所詮は保身しか考えない閣僚政治家たちの小間使いであることに萎えてきた、って感じ


「いきなり作家になると言って仕事をやめた」

これは違う、文学史に名を残したかったんだ

「下吏となって長く膝ひざを俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺のこそうとした」と書かれている通り、

政治家に尽くしても空しいだけなので、それよりも自分自身の名を残せる生き方をしたかった、ってこと

今の時代詩人になっても名は多分残らないので、例えるならば純文学作家になるかもしれない

作家と言っても決してベストセラー作家になって一発当てて大金ゲット!とか思っていたわけではない



「一作も書き上げられず」

これは全然違って、例えるなれば「芥川賞ノミネートされたけど受賞を逃した」くらい

それどころか三島由紀夫賞にも引っかからなかった

いまそこそこに評価されるくらいなら十分だけど、歴史に名を残すレベルからは程遠かった、ってこと


失踪した。数年後、たまたま見かけた底辺Vtuberが」

ここが一番ダメ

流れとしては作家を諦めて一度公務員に戻ってるんだよ

ところが前は国家エリート官僚だったのが、今度は現地採用職員とか、地方公務員で戻っている感じ

その状況にプライドが耐えきれなくなって、こじらせて人じゃないものになってしまった、ということ

その人じゃないものというのが今で言えばvtuberとかじゃなくて、ネット論客とか、駅でぶつかりおじさんとか、悪質クレーマーとか、その手の類かと思う

歴史に名を残すだけの能力自分にあったわけではないことに気付いたのに、少しでも今より良い作品を生み出せるよう努力するでもなく、今活躍している商業作家俗物批判し、エリート官僚政治家犬畜生と呼び、今の自分の状況を認められず社会を恨んで大暴れしている、こじらせたやばい人になってしまったんだ

で、今日も駅で上等なスーツ着てるおっさんジュースでもかけてやろうと思って近づいたら、それがかつての親友だった

一瞬、我に返って自分語りをしたあと、最後に書いた小説原稿(文芸誌に載せれるか載せれないかレベル)を友に託し、俺はもう戻れないんだと言って雑踏に消えていった

そんな話なんだよ

簡潔にまとめるなら、

エリート官僚だった友人が文学史に名を刻みたいと言って仕事をやめたが、芥川賞を取れずに断筆し、その後は地元の駅やネットでの過激言動ヤバイ人として有名になってしまった」

あたりかな

2022-11-18

自分自身に課す増田経理処理ょ尻池の出す升蟹ン詩人無事(回文

おはようございます

ストレートパーマ当ててきました。

全部当てるとぺったんこになるので、

下半分だけね。

おかげでだいぶ乾かすとき楽になったわ。

そんなわけで、

どんなわけだよって感じだけど、

私がとうのむかしに諦めかけているポケモンアルセウス

すっかり目標を見失ってしまって立ち上げすらやってないわ。

とりあえずもうあのボス戦の鎮め玉を投げて戦うとかってやつ

たぶんなんか私の思っていたポケモンじゃなかったのかも知れないわ。

そんでさ、

次今度新しいの出んじゃん。

まったく興味が無いわ。

ポケモンは私もうアルセウスですべて理解したわ!って言えないけど

気持ちはそんな感じよ。

あんまり収集ってのに燃えるタイプのメラではなくそれはメラゾーマだ!って燃え上がらないタイプなのよ。

もう今はそんな時間あんなら

スプラトゥーン3よ。

お馴染みの次シーズン楽しみだし

新ブキも楽しみだけど

私はセブンファイブオーライダーの熟練度が星5つになるまで余所見はしないわ。

もう完全にユノハナ大渓谷中央の橋は私のセブンファイブオーライダーで誰も通さなわ!って

でもちょっとマジでそんなにゲームばかりしていられない状況でも無くは無いことも無いけれど、

今年の経理の処理をまとめてしちゃわないといけない季節到来の

私が見て見ぬふりをしていて三振を逃さな大谷翔平選手フルスイングみたいに

あー面倒くさいけど、

ちょっと真面目に経理しなくてはって

だってそれして経費見ておかないと逆によ逆に、

あとどんだけ経費使えるか!って備品とか買えんじゃん!って調整しなくては

また税金でもってかれちゃうので、

ちょっとちょっとちょっと!って

これ誰が言ってる言葉だっけ?

まあよく分からないけど、

経理処理やる!ってスゴい意気込みで今回は挑むと思うの。

だってもう11月も後半すぎて、

もうすぐにアースウインド・アンド・ファイヤーさんがセプテンバーぶりにディッセンバーの歌を歌い出す季節もやってくるから

そのディッセンバーまでには

セプテンバーに借りた辞書をラブのページを破いて捨ててディッセンバーの頃には返したい気持ちとともに、

はぁ、

面倒くさいんだなぁって思わないで、

事務所経理ちゃんとしよーって

もう誓っても良いぐらいの勢いの選手宣誓で両手を挙げて誓いたいものよ。

からここで言っておけば有言実行名言出ました!って思われるので

これを自分の重しに白菜漬け物が丁度良く漬かる重しの重さって2キログラムって知ってた?

そのぐらいの軽くもなく重くもなく、

重いのはコンダラーだけで十分な感じでもありつつ、

私が逃げまくっていた経理お仕事簡単なアットホームお仕事です!って

自分に言い聞かせてやっていかなくてはいけない四の五の言ってられないのよ。

ここでぐだぐだ言っていても仕方ないので

ちゃんと真面目に経理処理出来ますように!って今日は帰りの神社にお参りに行って他力本願寺の和尚さんにも伝えて欲しいところよ。

結局自分でやんなきゃ行けないのよ。

はぁ、

ハイボール片手にレシート仕分けぐらいは簡単でアットホームなことはコタツにでも入りながら出来ると思うので、

でも実際にはうちにはコタツは無いんだけど、

概念としてのコタツって意味で、

ほっこりしながら挑みたいわね!って意味よ。

概念としてのコタツ

秋って1年のうちでもっと文化的食的とか充実している気がするけど

実質3週間ぐらいしかなくない?

そんな秋の短さのせいにしてしまいたいぐらいよ。

あ!そうだ

映画も今面白いのやってるじゃない!

ってもはやいきなり現実逃避死体ぐらいのこんな世の中じゃポイズンって言わずには射られないそれなんて反町隆史さん?ってなるけど、

言い訳したって何も進まないから、

とりあえず

スプラトゥーン3やるわ!

ノルマの1日ガチャ引いて1勝してカタログポイントの7500ポインツは毎日ノルマとして行かないとやることも出来ないわ。

そんで、

あと1勝!あと1勝!ってユノハナ大渓谷中央の橋は私のセブンファイブオーライダーの目の黒いうちは誰も渡さなわ!って

底だけ守死していれば、

ホーム塗りに来れないので、

ってやってるとまたこれ1日終わんのよね!

あちゃーってなるじゃない、

いまもう、

このあちゃーってならないように

そうなる前に反省して

今度ばかりは

今度ばかりは

紳士服専門店閉店セールを毎回するように

私もそんな意気込みで

絶対経理処理はするんだから!って

言葉意味はよく分からないけどとにかくスゴい自信でやるわ!って

選手宣誓をここに誓うことにするわ!

うふふ。


今日朝ご飯

ハムタマサンドしました。

ちかごろお腹が朝から空くので、

おにぎりカバンにしのばせて、

うそ

ランプとナイフも忍ばせてってそれなんてラピュタ?って思うほどパンも入れてるわ。

お腹が空いたら動けないわ。

デトックスウォーター

いよいよ本当に寒くなってきて、

ダウンジャケットをアップしなくては?って思う反面

まだ薄着のままのホッツ緑茶ウォーラーを飲みつつ、

朝の温活に勤しむわ。

ホッツで身体をホッツにね!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2022-10-05

詩で食えている人もいる

目指そう詩人

2022-10-04

anond:20221004200910

モモ小学生の頃に読んだときは、経済的合理性人間性よりも上に置くことの愚かさという教訓をすんなりと受け入れることができた

大人になってから読んだなら「でもあなた汚らしいホームレスですよね?」などと言って、金銭利益を軽視するのは世俗から遊離した詩人的発想だと拒絶したことだろう

2022-09-16

nikki11

最近ろくでもないことが多い、もちろん良いこともあるんだけれど。

ところで、最近楡の木についての詩を書いている。はっきり言ってろくでもないものばかりが出来上がってしまうので、困り果てている次第である

昔はもっと詩を書くのが上手かった気がする。適当に書いていればそこそこのものが出来上がっていた気がする。

有名な格言にこういうものがある、「二十歳までに詩人であることは珍しくないが、二十歳を超えて詩人であることは難しい」と。それを味わっている次第である

2022-09-04

無職フライドポテトビール

この3つの言葉だけで今の俺の存在は表せる。情けないものだが、そんな俺でもフライドポテトビールを飲みながら、公園ハトを見ることぐらいは許される世の中で良かったものである

さて、日課のように貯金を食い潰してセブンフライドポテト銀色が多めのビールを買い、いつものベンチに腰掛ける俺であったが、なぜか今日大学生風の青年に話しかけられた。

「あの……」

「ん?」

お仕事は何をされてるんですか?」

いきなりその話題かよ。どんだけ俺は無職オーラが滲み出ているんだよ、と思ったがぐっと我慢して言葉を紡ぎ出した。

「……今は働いていないよ。今はね」

「え?今ってどういうことですか?」

ああもう!こっちも色々あるんだよ察してくれよ!と言いたくなる気持ちを抑えつつ、俺は答えた。

「今はニートなんだよね。あ、でも1年くらい前からからニート歴はまだ浅い方だよ」

自分で言っておいて何だが、こんなことを見知らぬ人に話すなんて恥ずかしいにも程があるな……と思っていると、相手から予想外の返事が返ってきた。

「へーそうなんですか!僕もニートです!」

なんだこいつは。今流行りの宗教関連のやつか?と思ったが、話を聞いているとそうではないようだった。

はいま19歳なのだが、高校中退してからはずっと家の目の前にあるこの公園に来ること以外は引きこもり生活を続けているらしい。普段は人と話すことなどないのだが、最近俺が来るようになってついに話しかけてきたと言うことらしい。

俺は彼に強く共感した。なんせ俺も高校中退してしばらく引きこもった後、20代になって高校卒業認定を受けて大学に進学した過去があるからだ。

説教くさいと思うかもしれないけど、まあおっさん戯言だと思って聞いてくれ。

俺も君と全く同じような過去をもっているんだよ。高校なんて1ヶ月も続かなかったし、ひきこもってペットボトルおしっこをしていたこともある。

そんな俺でも大学に行って、就職して、やっと人並みの人生を送れると思ったら、コロナ会社ごと潰れていまこの有様というわけだ。君はまだ若いんだからいくらでもやり直しがきくはずだ。こんな本当に終わってるおっさんことなんて放っておいて、君は君なりの人生を過ごしなさい」

ここまで一気に喋ると、少しスッキリしたが同時に虚しさに襲われた。なんせ、出てくる言葉が全て薄っぺらいのだ。

彼は過去の俺そのものだ。そんな彼が、今の俺を見てどう思うのだろう。

「僕も大学に行きたいと思って、最近勉強を始めたんです。でも、全くうまくいくなくて……。もう価値ないなとか、死のうかなとか、そんなことばかり考えるんです」

やっぱりこうなったか……。俺は彼を慰めるように言った。

「それは焦っているだけだよ。人生長いんだからさ。君のペースで頑張ればいいんじゃないかな。それに、まだ何も始まっていないじゃないか。これからだよ、未来は」

俺はそんな薄っぺらいことしか言えなかった。もし俺が哲学者だったなら、もっとタメになることを言えただろう。もし俺が詩人だったならば、もっと美しい言葉で彼を説得できただろう。だが、俺はただの無職だった。

ありがとうございます……。でも、もういいんです」

そういうと、青年はそっと公園から出ていった。

ぬるくなったビールを一気飲みして、俺も家に帰った。

もうあの公園には行っていない。

2022-08-29

anond:20220829043042

詩人だよね。凄い才能

増田以前に一世風靡したらしいけど人気になったのもわかる

2022-08-12

美しい国」逆から読むと「憎いし苦痛

今思えば、安倍ちゃん第一期の最初から愛国的な文言の中に文鮮明反日思想を仕込ませてたんだよなあ

なかなかの詩人やで、俺は評価するであべちゃん

2022-07-20

教養」とは何か

教養を身に付けられる本を教えて欲しい。

anond:20220720124155


この問いに答えるには先に「『教養』とは何か」ということをクリアにしないといけないと思うが、これを抽象的に論じ始めると喧々諤々の議論となって、増田の「本を教えて」という望みにたどり着かない。

ブクマトラバがもうそんな状態になりつつある)

しかし、日本の「教養人」と言われる人/自称している人たちの中で「教養」の範囲は割と共通していて、だいたい以下のラインナップに自分の専門や好みを付け加えたものになるのではないかと思う。

ほぼ全員が「教養」と認めるであろう分野

(1) キリスト教

 これはもう間違いない。およそ西洋で発展した学問は深掘りすればすぐにキリスト教にぶち当たる。

ただ日本キリスト教について知識を身に付けようとしてもなかなか良い本が無いのが現状。(その辺で売ってる入門書は表面をなぞってるものばっかりなので読んでも誤解して終わりだと思う)

個人的には内村鑑三の一連の著作から入るのが分かりやすくて良いと思うが、古くて読みづらいかも。田川建三から入るのも面白いかもしれないけどどうかなぁ。

なお、「教養人」といえど聖書は誰も通読していないので、上記の本で引用されたところを拾い読みしておけばよい。

(2) マルクス主義

 ひと昔前までマルクス主義はすべての学問を包括する「グランドセオリー」と言われていて、どんな問題でも切れる便利なナイフのように活躍していた。

その残滓が今でもあって、社会科学においては今でも学生が知らず知らずのうちにマル経用語を覚えさせられていたりする。

むかしは手に入りやすくてわかりやす入門書不破哲三のものしかなかったが、数年前のマルクスブームでたくさん良い本が出ており、個人的にはデヴィッド・ハーヴェイ入門書お勧めしたい。(ただ抵抗が無ければ不破哲三著作は今でも分かりやすくてよい)

みんなの憧れ『資本論』も上記入門書の傍らに置いてちびちび読んでみると良い。そこらの難解な哲学書に比べればぜんぜん読める。

だいたいの人が「教養」と認めるであろう分野

(1) 歴史

 マルクスをやればみんな歴史がやりたくなる。マルクス主義史観学校で習った日本史/世界史に当てはめて、その切れ味を試したくなるからだ。

好きな時代や分野をやれば良いと思うが、「教養人」はみんな網野善彦と遅塚忠躬の著作が大好き(偏見)なので、ぺらぺらめくっておくと良いだろう(マルクス主義史観の多少の解毒剤にもなる)。

ウォーラーステインも読みたくなるが、長すぎて誰も通読していないので、川北稔のアンチョコを読んで、読んだふりをしておくと良い。

なお、第二次世界大戦については最近川田稔昭和陸軍全史』という誰でも読めるすばらしい本が出たので、知ったかぶりができなくなった。

(2) 文学

 文学となると何を読むか、ということになるが、サマセット・モーム先生が『世界の十大小説』というすばらしいアンチョコを出しているのでまずはこれを読むと良い。

そこで採り上げられている小説のうち、『カラマーゾフの兄弟』と『戦争と平和』は「読まなければ人ではない」という風潮があるので、せめて読んだふりはできるように。キリスト教知識がここで生きてくる。

日本小説では、夏目漱石についての柄谷行人の論考を読んで、日本近代について一席ぶてるようにしておこう。

それと『失われた時を求めて』はとりあえず買って挫折するのが大事

(3) 哲学

 わが国では哲学について昔からデカンショデカンショ半年暮らす、あとの半年寝て暮らす」という有名な言葉があり、デカルトカントショーペンハウアーが昔の「教養人」の必須科目となっていたらしい。

ただショーペンハウアーがここに入っているのは少し不思議で、今ならニーチェが入るのではないかと思う。

どうせ正確な理解なんて無理なのだから適当アンチョコを読んで知ったかぶりができるようにしておくと良い。

なお、なんか知らんが日本人はヘーゲルが大好き(な割に誰も理解していない)なので、一応挨拶だけしておこう。

教養」として挙げる人が一定数いる分野

(1) 法律学

 「教養」として名前が挙がることが多い一方で、まともに条文を運用できる人がほとんどいない分野。

上述してきた分野と違って、本を読むだけではだめで、指導教官のもとで実際の事例にぶち当たってトレーニングを積まなければならないので難しいのだろう。

下手に基本書を読んでも本職に知ったかぶりをすぐ見抜かれるので、時折ネットで話題になる法律問題について法曹解説を読んで都度勉強すると良いだろう。

(2) 中国思想インド思想(仏教含む)

 ここまで挙げた学問はいずれも西洋で発展したものなので、「日本にはなんもねぇのか」という気分になってくる。

こうした「教養人」が抱えるコンプレックスについて内田樹が『日本辺境論』という本で書いているので、ちょろっと見ておくと良いだろう(Amazonで1円で売っている)。

ここらで本居宣長とか丸山真男とかを読み出す人も多いのだが、どうせ不毛作業になるので、視野を広げて中国思想インド思想辺りに目を向けるのが良い。

個人的には森三樹三郎の著作が分かりやすくて良い。

(3) 自然科学

 「教養人」というのは大概文系であり、自然科学についてはからっきしな奴が多い。

自然科学話題になると、トーマスクーン科学革命構造』をそれらしく引用して逃げ切りを図る人が多いのだが、本職に馬鹿を見抜かれるので素直に勉強しましょう。

ヨビノリをはじめとした学習コンテンツYouTubeに転がっているので、せめて高校数学物理ぐらいはやっておかないといけない。

人によっては「教養」として挙げる分野

(1) 詩

 上述してきたような分野をやっていると、唐突に詩が登場したりして困惑する場面が多々出てくる。

論理的(笑)な「教養人」の中にはこれを不得手として敬遠する人が多いのだが、どこかで対決しなければならない。

幸いなことに最近詩人渡邊十絲子という人が『今を生きるための現代詩』という詩についての分かりやすい概論を出したので、一読した上で適当な詩のアンソロジーでも買ってくれ。

(2) 映画

 なんか知らんが「教養人」は映画好きな人が多いので、ある程度は観ておかないといけない。

イギリスエンパイアという雑誌が「史上最高の映画500本」という特集をやっているので、上から適当に観ておけば良い。


 とりあえずこの辺を押さえておけば周囲からは「教養がある」という認定を受けるのではないかと思う。

ただ教養があったとしても「教養人」からマウントを取られる可能性が低くなるだけであり、「他人との会話が盛り上が」るなんてことはまず無いから気を付けて呉れ給へ。

2022-07-14

anond:20220714094742

30人いたら10人〜15人くらいはそうやろ。2,3人は少なすぎ。広とか宣とか正と入ってたら大体そう。

ブコメで「命名料高そう」って見たけど無料やで。まあバリエーションがそんなにある訳でも無いんですが。

ちゃんの好物やからやね。サッポロポテトとかのときもある。あれは高校倉庫在庫があって池ちゃんからの配布支持が出たら取りに行くんや。教員職員生徒会なんかはたまに賞味期限切れそうなお菓子もらえるで。

というか7月やねんからかき氷の話思い出せや。創価7月かき氷や。倉庫に置かれへんから大変やねんぞあれ。

たまにふらっと学校きたりしたらそりゃもうお祭りよな。原点認定されてお前らの人生この出会いを大切にしろーって言われる奴。

年何回かの幼稚園東西校結んでの中継で海外来賓招いて名誉教授授与式したりスピーチしてもらったりした後に池ちゃん独演会な。内容は増田の書いてる通りトルストイとかゲーテとかドストエフスキーとかホイットニーとか、まあその他諸々の詩人哲学者セリフ引用して勉強しろいじめするな平和が最高読書しろ親孝行しろ!って言う奴。お陰でちょっとその辺の人物には詳しくなったわ。

今はもうほとんど人前には出ないけど、東京校とか創価大学には現れるみたいな話は聞くな。ほんまなんやろか。

ちゃんの一番嫌だったところ。ピアノが下手。

なんか事あるごとにピアノ弾きたがるんだけど、左手がずーーーっと同じ位置なんよ!!!和音で一拍ずつじゃーんじゃーんじゃーんと弾くんだけどずーっと同じ。右腕の方は拙いけどまあ頑張ってますね位の引き方するせいで不協和音がすごい。何が創価シンフォニーだよ(ここ創価爆笑ギャグ)

創価といえば学会歌の指揮とかい扇子踊りだと思ってる人、本質ピアノですよ。


俺も似たようなネットで真実知ったアナーキー中高生活してたからなんとなくシンパシー勉強はできたか勉強会(創価の)で「池田先生は勉学第一って言ってるけど君ら全然勉強してないよね???」みたいな話して場凍りつくの好きやったわ。それでも同窓会行ったら有名企業とか銀行とか医者かいから中高時代勉強なんか当てにならんわ。

まあ良い学校だったよ。いじめ全盛期だったけど見聞きする範囲では無かったし。不登校はいた。

ブコメにあるような「家族破産一家離散!」みないなやつは別世界に感じる。

2022-06-26

昭和ヤング山月記

◼︎ローサ出身・李徴クンのバヤイ。

モーレツにお勉強ができちゃった李徴クン。えらーいお受験に通って、江南慰のお役人になれたのね。

しかバンザイするにはちと早い。

ザンネンな事にカレは生来キョーレツな気ムズカシ屋の自信家だったのダ。

そーゆう性分なもンで、お仕事ついて5秒でプッツン。

よーするに「オレサマよりトンマなヤロー共にペコペコバッタしてられっかッ!」てな具合。

そいでお役所おん出て、お里トに帰り詩人になるぞとエイエイオー。

しかしマ、ゲンジ問題、文筆業ッてそう甘かないのよね(記者のおぢさんも日夜ピイピイしてンのヨ……トホッ)。

登校拒否児もかくやのヒキコウモリで、がぜんシコシコやってみたンだけども、ぜーんぜんダメなんだなコレが。ハシにもボーにもかかンない。

チャンコになった李徴クン、去る日のビボーはどこへやら、スッカリげっそりフーテンルック

一家大黒柱たる男児がこれだもの。嫁さん、チビちゃん、困っちゃうよネ。

「いよいよマズイぞッ」てんでお役所仕事に戻った李徴クン。だけども、待っていたのはヒジョーにキビシーイ向かい風だった!

なーんと、かつてカレがマヌケだトンマだ見下した同期のサクラは、もうリッパにおエライさんまで滝登りしていたのである

トーゼン、ヒラのヒラな李徴クンは、カレらの指差し差しハイハイ従わにゃならんワケ。こりゃプライドたまンないよネ。

てな成り行きで、下唇カミカミ、ペコペコやってたカレ、ある日ついにクルクルパーになって蒸発しちゃったの。

《オワビ》

えー、ケンメイな読者の皆々様より「隴西の読みはローサイじゃなくてローセイだッ! このカバッ!」とゆーお叱りを多数頂戴しちゃったのねん。

ドーセイっちゅーねん。

ゴホン。アライザライ白状しますと、恥ずかしくもショーセイ、青空文庫からオハナシを引っ張り出してズルッコをしておりました。

まったくモーセイの至りでありますハイ

全体どーして、青空クンは隴西に「ろうさい」なんてカバなルビを振っとるンだ。責任者出てこい!

……そーゆーことで、どーかひとつ

P.S.

今後は編集部にアーセイコーセイとTELしてこないよーに。オーセイな探究心は、どーか勉学に注いでくれたまへ。

2022-05-27

anond:20220527110430

ここに載ってるな

https://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/RHYMESTER/qa/great03.html

Q 「揚雲雀」のラインとか、いまだに意味が分かりませんが。

DJ Jin雲雀っていうのは風に乗るわけよ……上昇気流とか。揚雲雀っていうのは、上昇気流に乗って天高く舞い上がっていくさまを揚雲雀って言うんですよ。で、この一節はですねぇ……イギリス詩人の……パクリです!」

Mummy-D「格好いい! 凄く格好いい! グレート・アマチュアリズム!」

DJ Jinサンプリング感覚? この一節はパクリです……ロバート・ブラウニングっていう人の詩を上田敏という人が訳した有名なフレーズなんだけどね」

2022-05-26

フィクションでよく引用されてたりしてなんとなく見覚えがあるカッコいい訳詩のフレーズ

ロバート・ブラウニング

神は天にいまし すべて世はこともなし

もとは「ピッパの歌」という詩で、ピッパという少女が「朝露がきれい雲雀が飛んでいて蝸牛が這っていて天には神様がいる、なんて平和なんでしょう」と歌いながら街を歩くと、その純真さに感化された悪人たちが改心していく、という内容らしい。

ポール・ヴェルレーヌ

巷に雨の降るごとく わが心にも涙降る

かくも心に滲み入る この悲しみは何やらん

天才美少年詩人アルチュール・ランボー同性愛関係にあったヴェルレーヌが、痴話喧嘩からランボーの手をピストルで撃ってしまい、収監されたときに獄中からランボーに捧げた詩、ということだそうで、ひたすら悲しみをうたっている。

ナンシー・ウッド

今日死ぬはいい日だ

めっちゃ穏やかで幸せからいま死ぬのが最高だね」という内容の詩。ネイティブ・アメリカン交流していたウッドが、彼らの言葉を詩のかたちにしたものという。どこまでウッドの意図が混じっているのかわからないが。

于武陵

さよならけが人生

直訳すれば「人生別離は多い」だが、この井伏鱒二の訳が広まっている。元の詩は、友人との別れの席で酒を勧めながら、花が風雨に耐えて咲くように、人も多くの別れに耐えて生きるものだ、と慰めている内容のようだ。

パーシー・ビッシュ・シェリー

我が名はオジマンディアス 王の中の王

汝ら強き者どもよ 我が業を見よ そして絶望せよ

砂漠に崩れ落ちた石像があり、その台座にこの言葉が刻まれている。冷酷な王が自らの業績を誇る内容だが、その石像の周りにはもはや何もなく、遥か彼方まで砂漠が続いているだけだ。というような内容の詩だとか。諸行無常ですね。

ダンテ・アリギエーリ

この門をくぐる者は一切の望みを棄てよ

叙事詩神曲』で描かれる、地獄入り口にある門に掲げられた銘文。「この門をくぐれば悲しみと痛みと亡びがある。この門を造りしは神の力と智慧と愛である。この門は最初に造られ永遠に立っている。この門をくぐる者は一切の望みを棄てよ」といったようなことが書かれているらしい。

なんか他にある?

2022-05-23

anond:20220522163908

ラテン語古代ギリシャ語・サンスクリット語のうち、最低どれか1つは読めるようになった方が良いとは思う。

少し前に、ギリシア詞華集に出てくる女性詩人ヒロインにしたマンガが一部で流行って、それで古典ギリシャ語に手を出した人が相当数いたみたいだが、何らかのきっかけでこういう古典言語に入ると広い世界が拡がってる。

それはともかく、たとえばHaskell勉強して遅延評価関数型言語妙味を知り、Rustを勉強してメモリ管理の大変さを知り、Go勉強してCSP代数面白さを再認識する、などの知的好奇心を満足させる意味で、各言語の特徴を把握した上で勉強するのはすごく楽しいんじゃないだろうか。

さらバックグラウンドとして、簡単でも良いので半導体ゲートと同期回路がどうCPUメモリを作り出していったか、を知ると、よりこれらの「プログラミング言語」というもの妙味を味わえるだろう。

金を儲けたければ、浅く広く勉強した上で、どれか1つの言語に絞って、深く、深く、ライブラリと同じ機能は自前で用意できる程度まで深められたなら、おそらく食いっぱぐれはない。

2022-04-30

anond:20220430005242

借金遊郭にフィーチャーしても、ワイドショーみたいに良識派ぶって“だから石川さんはもう歌人としての活動は難しいでしょうねえ”とか“あんな人の作品教科書に載せるなんて、教科書会社文科省良識が疑われても仕方ないですよね”とか言うつもりもないよ。

あんクズ借金王が天才詩人だなんて、素晴らしいやん。

まあ、借金だけならば、今でも“クズ芸人”でやってけるか。

2022-04-21

読み終わった詩集と、非BL小説とか。

『あの人ひとりがこの世のすべてだった頃』(ナ・テジュ)

ナ・テジュとは。

 元小学校教師作家詩人詩集『花を見るように君を見る』が人気ドラマの中で使用されたり、BTSの誰だったか愛読書として紹介されたとかで大ヒット。現代若者に人気なので当人もお若いのかと思いきや、1945年まれである

増田感想

 普段、詩はあまり読まないのだが、何がきっかけか忘れたけど数年前に「韓国はいいぞ!」とネットで読んだことを思い出した、ちょうどその時にこの詩集が目に留まったので、読んでみた。

 前半は初々しい恋愛の歌が多く、青春ですなあ! って感じだが、しだいにああ人生! って感じの愁いのある詩が増えていく。一人の少年が成長し大人になっていくのを見守った気分。一番最初の「草花」なんてピュアほわほわしてるが、終盤の「冬の恋歌」なんてガッツリ大人の恋……だいぶ踏み込んでる感じの……。

 「道を掃きながら」「新しい道」は道がキーワードになっているからか道教とか儒教みがあり……日本にも渡来根付いている思想な訳だが、自分自身にはあまり馴染みがない。そのため、近くて遠い隣の国ではどのように受け止められてるんだろうなあ、と思いを馳せたりとか。詩以前に、韓国文化全体を私は何も知らないんだよなあ。

 日本の伝統的な詩である和歌のことだってよく知らないのに、韓国詩を読んで私はどこまで理解共感出来ているのだろうか。これを機にも少し韓国文化を知ろうと思った。

 「韓国はいいぞ!」とネットで読んだ時に、試しにネット上に載ってるハングルで書かれた詩(尹東柱だったかなあ)をぐーぐる翻訳にかけて音声で聴いてみたところ、まるで花びらや木葉螺旋を描いて舞い落ちるかのように韻を踏んでいたので、いいのかどうかは知らないがすごいなと思った。ナ・テジュの詩も韓国語で聴く日本語で読むのとはまた違った趣があるのだろうか?

 装幀も挿し絵も綺麗でかわいい自然を詠んだ歌が多いので、挿し絵も自然風景が多いのだが、時々街の風景画もある。韓国映画で見たことのある建物のあの感じ。飾り気がなくてちょっと陰と侘しさのある佇まいに異国を感じる。


『紺極まる』(長野まゆみ



あらすじ

 予備校講師川野は突然妻に三くだり半を突き付けられた。独り身となった川野は安い部屋をネットで探して仮契約し、前金も払い込んだ。ところが、荷物を持って新居に行ってみると、そこには先住者がいた。

 先住者である学生によれば、その部屋は彼の祖父の持ち物で縁故者にしかさないのだという。明らかに詐欺に遭った川野をにべもなく締め出そうとする学生・真木敦。意地になった川野は粘り倒して真木の部屋にルームシェアという体で居座った。

 しばらくしたら自分で新たに部屋を探して出て行く約束だったが、川野は意外と住み心地のいい真木の部屋に、ついずるずると長居をしてしまう。



増田感想

 同作者の短編集『鳩の栖』収録の『紺碧』『紺一点』の続編。『鳩の栖』を先月か先々月に読んだので手に取ってみたのだが、あれっ、こんな話だったっけ? 読んだ本の内容をすぐに忘れてしまう性分をまた発揮してしまたかと思ったが、主人公川野同居人・真木が『鳩の栖』ではまだ中学生だったのが、本作では高校卒業して浪人生になっていたので、キャラストーリー雰囲気が違って見えて混乱しただけのようだ。

 実際、今となっては『鳩の栖』の方はどんな話だったか忘れてしまったのだが……真木よりは真木の親友・浦里の方がメインだったような気がしたけど、違っただろうか。

 物語は新キャラであり主人公である川野視点で進んでいくのだけど、内容は真木観察日記みたいな感じ。真木が親友の浦里に片恋慕している様を温かく見守る的な。川野個人にも過去エピソードがあったりして一応個性があるのに、主人公にしては存在空気に近い。少年漫画にたまにいる、語り手ではあるが主人公ではないキャラみたいな。たとえば『シャーマンキング』のまん太くらいの存在感。

 途中から登場する真木の兄・真木寧のインパクトがすごい。真木寧イケメン描写がめちゃ詳細で納得感がありまくる。長野ワールドイケメンは、顔貌の良さ以上に肉体美や立ち居振る舞いの優雅さや無駄のなさで表される。凄すぎて川野存在感が一層霞んだ。そんな真木寧が、川野大人責任として弟・敦の相手をしてやれと迫る。現実にはないクレイジー価値観だ。

 普段は「外商御回し」と揶揄されるくそダサとっちゃん坊やスタイルを貫く真木が歳なりの服装をした途端、がっついてくる肉食系女子川野対話が、さもしくて印象に残った。耽美とさもしさの絶妙バランスがいい。

 同時収録の『五月の鯉』『此の花咲く哉』は真木と浦里の高校時代の話なので川野の出番0。ほんとうに、主人公の癖に川野って一体なんだったんだ……。真木寧の恋人行司文崇登場。真木寧のインパクトも凄かったけど行司文崇もだいぶパンチが利いたキャラだった。美味しいとこ総取りカップルおそるべし。

 まあなんだかんだ、真木と浦里がハッピーエンドっぽくてよかったです。




その他。

 『石橋防衛隊個人)』(ウノハナ)をpixivで試し読み。表紙がカッコいいが、絵柄が二十年前っぽい雰囲気だなあ。商業BLにはこういう懐かしい画風がいまでも普通に残っている。ストーリー面白そう。けど某大ネタならもっと筋肉盛った暑苦しい絵柄で見たい気もする。

 でも買って読みたい候補に入れておこう。と思ったが、今月末には推し雑誌Canna』が発売されるし、使えるお小遣いが限りあって新規開拓は無理そうなことに気づいた。かなしい!

 

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