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はてなキーワード: フレーム問題とは

2023-09-11

anond:20230911011104

ありがとー

ダジャレって意外とAIがまだ到達できない分野なのか?

フレーム問題関係してそうな気がしてきた

2023-01-07

chatGPT(AI)で情報英語論文を書いてみた感想

chatGPTとは?

chatGPTってのは、質問したら色々それっぽい答えをしてくれるAIです。

2022年11月に出ました。誰でも使えます

  

増田の実力は?

英語論文は5本目くらいです。

  

chatGPTのメリット

適当日本語の箇条書きから、それっぽい文章をそれっぽく作ってくれる。

  最初はとにかく、最初から最後まで論文を埋めてみる作業から入るのですが、これが爆速になりました!

  一回通して書くのが一番時間かかるので、これは論文生産性上げてくれそう。

  

・明らかに今までよりレベルが高い単語言い回しを教えてくれる!

  

・「文章を短くする」と言うのが、増田能力を圧倒的に超えており、スッキリした文章になる。

  これは、実はかなりでかい

  なぜなら、論文が受かるかどうかは、内容というよりは完成度という説がある。(ソース:松尾組の英語論文の書き方)

  文章が短いということは、重複や意味的に重なることを統合してくたりするってこと。chatGPTはここが今までのAIより遥かにうまい

  

chatGPTのデメリット

単語文法レベル増田能力を超えてるので、ググったりしないと厳しい。

  DeepLって翻訳ソフトやGrammaryも使えるようなブラウザ機能使ってますので、文法ミスはそれなりに防げるのですが。

  自分能力を超えた文法単語が出てくると、人間側のフィルターを鍛える必要があり、ググりまくってAI意図勉強する感じになります

  例えば、「A or B 動詞」だと、動詞複数形か単数系かは、B依存でAは関係ない。とか、「The A and the B」ではなく、「The A and B」が普通、とか。

  そういう文法意識するのって、DeepLやGrammaryではないですが、chatGPT使うと、その辺りが確信持てない。増田能力問題

  

・「読む英語の量」が4倍とかになる。

  DeepLでは、日本語入れてみて、それっぽい訳になるまで訂正を繰り返しますが。chatGPTは、文章に対して、4つくらい翻訳例を出させてます

  今までの、4倍の英語文章を読んで、それをそれぞれいいところどりして文章しますので、翻訳時間がかかりますね。脳も4倍くらい疲れます

  人間側の英語を大量に読む能力が求められます

  

独自概念独自用語を使うと厳しい

  当たり前ですが、論文は新しい概念用語が出ますので、そんなの知らないchatGPTさんからは厳しい。

  フレーム問題の亜種なんでしょうが

  独自概念とか独自用語が多い文章だと、増田がDeepL使った方が早い。

  

・全体との協調を持った部分の作成が難しい

  chatという形式なので、こちらが持っている論文を読み込ませることができない。

  なので、全体と協調した部分の書き方みたいなのが難しい。部分最適になってしまう。

  

chatGPTの総合

 そもそも、このようなAIが出てきたおかげで、選択肢が増えて、人間能力拡張されたのは超絶ありがたい。

 その上での話ですが。

 論文効率自体は、今まで2週間かかったのが、今回も同じくらいやっぱりかかってるので、今回に限れば、そんなに効率はアップしていない。人間側の慣れで今後9日くらいになるような気もします。

 論文クオリティは明らかにこれまでより上がったように思います。まず、第一稿を仕上げるスピードが段違いに早くなったので、見直し文法の細かいところに気を遣う時間が増えたように思います。また、chatGPT先生に教えていただく単語文法や短いうまい言い回しをかなり学べます。また、参考文献も力を入れて書けるので、論文の内容的な厚みがこれまでよりアップしたように思います

  

今後

・chatGPTの進化に期待

  そもそも、chatGPTはまだまだ進化余地を残しています。今より良くなることは確実。

  現状は、1時間の問い合わせ数が制限されたり、長い文章を出力できなくていまいち制限が厳しいです。

  来年は、LatexPDF読み込ませて論文書いてくれないかなあ。

  

人間側に求められる能力の変化

  そもそも増田は難しい英単語文法を使わないので、chatGPT先生指導を受けて、かなり今回単語文法勉強になった、これに慣れていって実力を育む必要がある。

  また、大量の英語文章を読むため、このような読解能力を高める必要がある。DeepLのおかげで、英語論文とかほぼ読英語では読まなくなったのですが、ここに来て、その読解力の重要性が高まってしまいましたね。

  人間なので、印刷して声に出して論文を読むと、ミスを見つけやすいですね。AIが指摘できないミス独自概念用語に合わせた説明文法など)を大量に発見できます。そういう人間的な能力AIを補完するのが大事かもしれない。

2023-01-04

カズオ・イシグロ大体読んだけど好きかわからなくなった

わたしを離さないで」(2005)

臓器移植のために育てられた人間の子どもから大人になるまでの記憶を綴る。

かに美しい小説だ。子供から大人になるにつれて、見える世界は広がっていく。たとえそれがどれほど酷なものであろうとも、子供たちはそれを受け入れねばならない。語り手は振り返り、ひとつ出来事を大切に手の中で壊れやすい卵を計るように並べている。

読者も少しずつ、まるで語り手と一緒に育っていったかのように、事の真相を知らされていく。細やかな、性格を端的に示すエピソードミルフィーユのように繊細に重ね、誰もが持つ幼いころの記憶登場人物シンクロさせる手際は見事と言っていい。主役三人の性格の違いとそれによっておこる対立の見事さは、この小説SFというよりも性格劇に分類したくなるほどだ。夢中になってはまる本とは違うけれど、読む価値はとてもある。

しかしながら、感情描写文章リズムがうますぎるあまり、根幹のSF的設定が、ふと荒っぽい夾雑物にまで見えてきてしまう瞬間がないでもない。細密な建造物を支える、太すぎる柱にたとえればいいのだろうか。

そもそも臓器移植のためだったら、人間を育てるんじゃなくて臓器だけ培養すればいい。

どうも舞台となっている世界技術水準や、テクノロジー社会に与えるインパクトの細部の詰め方が幾分甘い。

日の名残り」(1989)

かつて仕えた主人が第二次世界大戦中に対独協力者で、それを理由戦後に没落したため、その屋敷を買った米国人に仕えることになった執事の話だ。カズオ・イシグロ本領である、決定的な本音事実意図的にあるいは無意識に隠したまま語り続ける居心地の悪さ、気持ちの悪さがいかんなく発揮されている。

熟読すると面白いが、何があったかは作中では基本的には明確に語られているのもいい。

かつてはほのかな思いを寄せていた同僚であった女中からも、今となっては過去の人とみなされており、最後自分人生って何だったんだという悔恨にさいなまれるシーンは最高だ。

かつての美しいイギリス風土と、失われた執事美徳悪徳について。感情に蓋をしがちで、行動原理自分の「したいこと」ではなく「なさなければならないこと」になっているひとにおすすめしたい。面白かったので英国メイド執事の本を何冊か読んだ。

遠い山なみの光」(1982)

長崎出身現在イギリスの片田舎に住む悦子(語り手)の所へ娘のニキがロンドンから訪ねてくるところから始まる。ニキが言及する悦子の生涯を、ニキからのまた聞きや、写真の印象だけから詩にしようとする詩人が出てくるのだけれども、なんだか作者自身創作する自分のことを批判的に見ている姿が透けてみえる。全体として、シングルマザーとしての苦しみが複数語られている。

これは褒め言葉としていうのだけれど、読んでいてずっと不穏な感覚をぬぐうことができず、いいようのない気持ちの悪さがある。たぶんその正体は登場人物の会話が互いの自己主張に終わっていて、基本的相手の話を全然聞いていないところにあるのだろう。会話の形をしているのに、対話になっていない。むしろ並行する独白だ。映画脚本のお手本的でもある。

最初のうちは、この違和感終戦直後日本人ならこんなあからさまな会話なんてしないだろうからにも思われた。しかし、明治文豪の名作だって、会話が人工的であることも少なくはない。ただ、この作品ほどのひどい噛み合わなさはまれな気がする。少なくともあちらでは噛み合わせようという努力はしている。

台詞説明したり議論したりする手法は、大抵は粗削りというか不器用な印象を与えるので好まないのだが、この場合コミュニケーション不全というか、相互理解の失敗の雰囲気をよく伝えていて、効果的だった。

浮世の画家」(1986)

情けないかつての画家の話。老い第一線を退いた後も、自分はまだ影響力があると思いこんではいたが、世間自分存在などすっかり忘れている。自分のしてきたことなど、大したことではなかったのではないか、それどころか完全な誤りだったのでは。歴史によってそう裁かれることに怯えている。老人にとって、今までのお前の人生は何だったのか、と問うことほど残酷なことはあるまい。

そのくせ、隠しようのない自己満足防衛がどこまでも続いており、かつては地位のあった老人はどこまでのその虚飾から自由になれない。計算したうえでのことかどうかわからないが、この翻訳日本経済新聞の「私の履歴書」の文体そっくりだと思ってしまうのは、私のやっかみであろうか。

やはりカズオ・イシグロ真骨頂は情けのない自己弁護にある。

充たされざる者」(1995)

よく、入り組んだ官僚機構カフカ的というけれども、どっちかといえばこの作品みたいなのがカフカ的な気がする。過去というか記憶曖昧で、自分そもそも何をしたいのかわからず、その場の判断だけで物語全体が動いており、映画なんかでは必須の究極の目的・ゴールも曖昧だ。「夜想曲集」所収の旅する芸術家あるある話がベースになった作品と同じにおいがする(この短篇集は切り口の優れた良き英国短編集といった趣だ)。

すべての事件が宙ぶらりんのままにされて進み、星新一ショートショートでその場限りの対応しかしない軽薄な男を主役としたこんな作品があった覚えがあったことを思い出したが、読んだときにはどうしてもタイトルが思い出せなかった。それは結局「未来そっぷ」に収録された「熱中」であるとわかるんだが、一番満たされていないのはきっと読者だ。

カズオ・イシグロテーマひとつコミュニケーション不全が前面に出ているだけでなく、筒井康隆虚人たち」を思わせるような、自分が何者であるかわかっていないのにさほど気にしていない空疎さがあり、何かを風刺しただけではないのだろうが、それはまだ読み取れず。

奇妙だ。自分他人記憶の壁が溶けて無くなってしまったみたいな語りであり、語り手は身内だと感じるとちょっとしたことですぐに激昂したりすすり泣いたりして、いったいどういう人物なのかとらえどころがない。すべてが宙づりで半端なまま物語が終わる。語り手はどの街を訪れても、延々と同じことを繰り返すのだろうか。

わたしたちが孤児だったころ」(2000)

両親に置いていかれたのはなぜか、そして母はどこに行ったのか。著者の中では一番残酷な話かもしれない。物理的な暴力よりもその結末が。地獄の寝取らせ小説であり、真理に近づこうとして全員が不幸になる。それでも、なお、愛そうと試みたし、愛されてはいたのだ。

息子が親父と同じ道ならぬ愛という過ちを犯しかけるのは残酷ユーモアがあふれているようでいて、ある種の試練であったのだろう。試練に打ち勝ったからと言って直接幸福になるわけではないのが皮肉でいい。

追記】目の前に日本軍軍艦が停泊してるのにのんきにパーティーしている租界の人々って嫌なリアリティがあった。

忘れられた巨人」(2015)

忘却テーマだが、P・K・ディックのようにアイデンティティ曖昧になっていく離人感よりも倫理的な面を問うているようだ。つまり戦争責任とか政治的意図的隠蔽とか。

国家組織的に目を背ける行為と、個人がつらい過去を忘れることによって救われることの両方が描かれている。ファンタジーもある程度は書けるのがすごい一方で、見たくないものを見ようとしない描写や、自分のことばかりで会話が成り立たない場面は健在。

ファンタジーにしては「危険度」とか「スタミナ」の訳文がちょっといかなとも思ったけれども(別に嫌だと感じるレベルではない)、これは現代日本語としては普通に受け入れられてるのかな。

あと、サクソン人の穴を掘った(ホビットみたいな)家の描写があるんだけれど、これって実際にそうだったのかな? サクソン人の家とググっても出てこなかった。

ちなみにル・グインはこの作品を好まないらしく、ウィキペディアには両者の対話引用されている。

のしようとしたことには敬意を払いますが、私には効き目がありませんでした。うまくいくはずがありません。どの作家文学ジャンルの表層だけをうまく使えません。その深みはなおさらです。そのジャンルと同一化することを恐れるほど軽蔑している限りは。読んでいて痛ましく感じられました。まるで、高いロープから落下しながら聴衆にこんな風に叫んでいるみたいでした。「私は綱渡り芸人と呼んでもらえるのかな?」と。

ル・グインには私の本が好きか嫌いかを決める資格がありますが、私に関する限りは誤ったほうの肩を持っているようです。私は(註:作中では不可解で不気味な存在として現れた)妖精や竜の側に立っています

シグロ氏のご意見をうかがえてうれしく思います。同氏の「私の作品ファンタジーだと人々は思うでしょうか?」という質問に対する、私の明らかな早急な返答に傷つけるような内容があったことをお詫びします。

クララとお日さま」(2021)

人工知能太陽光病気回復させる効果があると思い込むことで起きる珍妙な話だ。

どう考えても不合理で奇妙な信念に従い、偶然によって祈りが叶えられる話で、しか最後はただゴミ捨て場で朽ちていく。これは無神論者による宗教パロディではないか? と勘ぐってしまう。無神論者からすれば、いかなるかたちであれ神を信じる人々は、誤った信念にすがり、存在しない相手効果のない祈りをささげる哀れな人々だ。

カズオ・イシグロSFは、SF主食人間からすると、不合理か古い知識に基づくように感じられる設定が多く感動すべきシーンもそこが気になってしまう。

たとえば、明らかに危険能力向上処置子どもにするような社会は、現代から相当な価値観の変遷があったはずだし、かなりの時間を経ていないと起こりえないだろうが、長い時間経過に伴うテクノロジーの発達については述べられていない。スマホさえ出てこない。

カズオ・イシグロSF設定がときどきザルなのはリアリティレベル小説よりSF風の映画テレビドラマくらいにまで下げていて(下手をすれば寓話絵本レベルまで)、それは脚本家でもあったからなんじゃないかって考えたんだけど、そこまでたくさん脚本を書いていたかまではわからなかった。

かに技術的細部に立ち入らないので古くなりにくい一方で、そこが物足りなく感じられる。新しい技術だけをポンと現代に放り込んだ感じで、今と地続きな感じがして生活感があるのはいいけれど、技術によって完全に変容してしまった人類の心性がもっと欲しいと感じる。未来を描く意味はそこにあるんじゃないだろうか。

だいたい、フレーム問題解決というか一般常識インストールされてないスタンドアローン親友ロボットなんて危険すぎるだろう。誰もアップデートされないスマホなんて使っていない。SFはどこまでリアリティのある技術を出すべきかという問題もないではないが、短編ならともかく長編でこのネタをこれをやるのは、平均的理系知識を持つ読者にとってはかなりしんどい

結論

以上。読んだ順。

私が好きなのはカズオ・イシグロではなく「日の名残り」だった。

追記

わたしを離さないで」だけ既読、似た感想。この小説SFというより寓話に近いと思う(増田も書いてた)。ドナー人権周りの描写も臓器を貰う側の葛藤も削ぎ落とし、搾取される者の命の輝きのみに焦点を絞ってる感じ

こちらのブコメがとても素敵だったので引用させていただきました。不都合がありましたらお知らせください。

2022-09-19

AIから仕事が奪われるのはフレーム問題解決出来ない障害者ってこと?

コーダーまり便利屋さん

社会生活に支障が出る程度のコミュ障

ギリギリ会社内にだけ居場所がある程度の能力の人

知恵遅れの異能はもとから社会捨て駒として活かしていただいているだけ

こんなろくでもないことばかり思いつくので引きこもりは良くない

2022-08-24

anond:20220824165052

からそれは、フレーム問題と言って、

どのくらいの枠組みの中での話をしているのか?についてコンセンサスが得られない以上、

結論がでないんですよ。

2021-06-06

陰謀論者は増加中?フラットアーサーは日本にも。

いつもは反ホロコースト否定論活動報告みたいな投稿してるけど、ちょっとだけ視点を変えてみようと思った。

Netflixビハインド・ザ・カーブ』の衝撃 

地球平面説の広まりを知ったのは、Netflixにある「ビハインド・ザ・カーブ」を何年か前に見た時くらいからだと思う。いわゆる、トンデモ説を信じる人が昔から絶えないのは知っていたけど、まさか地球平面説を現代で信じる人がいると言うのは私にとっては衝撃的だった。科学万能の時代に生きていて、スマホには当たり前にGPSを使った地図アプリがあり、毎日天気予報には観測衛星データが使われ、そんな人工衛星宇宙ゴミになるほど衛星軌道上に存在してて、海外旅行では時差を合わせなきゃならないし、ネットを使って海外の人とリアルタイムでやりとりすればこちらは昼でもあちらさんは夜なんてよくある話――と地球が球体でないと考え始める理由が見つからないほど文明人全員が地球が球体だと知っていると思っていた。

 

そんなフラットアーサーたちが拒否する考え方である地球が球体である事実」を何故、現代文明人のほとんどが受け入れているのかをアーサーたちに言わせれば、それは「NASA陰謀」らしかった。アーサーたちは例外なく、たくさんの他の陰謀論を信じている。9.11は当然アメリカ政府陰謀だし、人類は月へなど行ってないし、イルミナティだのロスチャイルドだのシオンの議定書だのと言ったよくある陰謀説をいくつも信じている。もちろん、ホロコーストだって連合国ユダヤ人による陰謀だ。アメリカン・アーサーのオキニ映画は『トゥールーマン・ショー』である理屈的に言えば似たような発想であるマトリックス』にならないのは、正直、知性の問題だとしか思えないわけだが、アメリカン・アーサーの直感にピッタリなようである。(ほんの少しだがレベルが上がるとマトリックスの「白ウサギを追え」が合言葉になるQアノンになるけれど)。

 

アーサーたちは改心することがあるのか?

どうも、それはないようである。アーサーにも色々な人がいて、積極的に「地球は平面か球体か?」を科学的に調べようとする人たちもいる。200万もする高精度ジャイロを使ったり、あるいは遠距離レーザービーム飛ばしカーブを調べようとしたりするのだけど、自分達で調べておいてその「球体である」と証明されたはずの実験結果を都合よく平面説の方に合わせてしまうのだからけがからない。私は、ネットを通じて何人かの人に聞いてみたのだけど、一様にその回答者全員が「信仰を変えさせるのは無理」との返事だった。都合の悪い様々なエビデンス無視するか、何かが間違っているからだとか、都合よく解釈して平面説に無理やりに合わせてしまうので、どうしようもないらしい。

 

何故そうまでして平面説にこだわるのかを聞いてみると、直感に反するから、だけのようである。例えば、科学的に説明される「地球赤道上で時速1700kmで回転しており、太陽の周りを時速10万8000km太陽自体銀河系を時速85万kmで移動している――だなんてアンビリーバボー!」なんだそうだ。確かに、そんな速度で動いていたら人間はひとたまりもなく吹っ飛ぶ説を覆そうとすると、それらが相対速度であったりすることを「科学的に」説明しなければならなくなるので、アーサーの知性の方が早々に吹っ飛んでしまうだろう。

 

フラットーアーサーは日本でも増殖中?

そんなアーサーは海外からこそ見られる現象なのかなと思っていた。特にアメリカは、進化論否定する人たちが大勢いることもよく知られているし、アメリカ人はアメリカこそ世界の中心だと思っている人も大勢いて、地球平面説が受け入れられやすい土壌があるから広まっているんだと普通に考えていた。しかし流石に日本は海に囲まれ島国だし、「日出る国」と呼ばれるからこその「日本」でもあるし、なんとなくイメージ的にフラットアーサーは皆無に近いと思っていたのだけど、そんなことはなかった。こんな本がとうとう日本にも。

地球平面説【フラットアース】の世界 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/2

私が知らないだけで、昔にもあったのかもしれないが、レビュー欄を見て二度目にびっくり。一つだけ引用してみよう。

Eden Mediaというチャンネルで、CGI宇宙偽装している動画を見てからフラットアースってありかもと思っていました。地球がとんでもないスピードで移動していることを、本を読むまで全く考えたことがなかったのですが、数字を見たらありえないスピードです。私はめまいがするメニエール病で苦しんだ経験があるので、考えただけでも気分が悪くなるような異常な速さの高速移動。こんなのあり得るの?と思いますが、実際に現実の地面は全然動いている気配がしません。あと重力とか引力とかが、単に仮説だったとは。とにかく自分常識だと思っていることが、実は真実ではなかったという驚きの連続で、とても面白いです。

南極条約の不自然さがとてもよくわかりました。きっと南極条約世界中がウソをつくことに契約したんだろうなと思います。騙されていたことに腹が立ちますが、新しい世界が見えてきたようで、なんだかすがすがしい気分。フラットアースオカルトでもスピ系でもなくて、自然ちゃんと観察して出した結論だと思います自分でも太陽や月を観察してみたいです。とにかく本当の世界が知りたいと思いました。

南極条約世界中がウソをつくことに契約した」だそうであるわたしゃ、南極条約というと、ファーストガンダムで「捕虜の扱いは南極条約に則ってくれるんだろうな?」のコズンのセリフしか思い浮かばなかったけど、そっか、南極の向こうは地球平面の縁だったもんな、アムンゼンの偉業は嘘だったんだね、――ともかく、結局そういう陰謀論で解決するんだと呆れた。

 

フラットーアーサーは単に知性のレベルが低いだけだから生ずるのか?

知性レベルが低いのは必要条件ではあっても、十分条件ではないとは思う。個人的に思ってるだけの話だけど、知性レベル教育レベルであるとか元々の頭の回転の良さであるとか、特に定義があるわけではないが)が低くても、ほとんど大抵の人は自分が知らないことに対しては思考シャットダウンする。例えば、私は歴史に非常に弱いのだけど、そうした知らない歴史の話が出てくると、普通に私は知らないだけなので話に加わることはほぼ出来ない。実際、誰もが知らないことがたくさんあるのが当たり前だし、そうした無知世界に対しては、ほとんど大抵の人は考えること自体は無いはずである。極端な話をすれば、私の飼ってる猫のプリンが、地球が球体であるか平面であるかなど考えることがあるとは信じられない。

 

私たちは、そうした考える必要がなかったり、考えても知らないだけの事に対しては、普通思考シャットダウンするのではないのか。この話については、AI領域の話で、「フレーム問題」ってのがあって、簡単に言うと「ありとあらゆることについて考えないと行動に移せないのであれば、そのロボット永久に止まってしまう」というパラドクスである私たち人間はどこかで思考シャットダウンするからこそ行動が出来ているのである。例えば、道路交通法では自動車運転手は今から運転する自動車を最低限の点検しないことには運転してはならないはずだが、ほとんどの人が運転開始前の点検などしないはずだ。これを極端に考えて、自動車のありとあらゆる部分について点検しないと安全を保てない、などと考え出したら、一生かかってもその自動車運転することは出来なくなるはずである。「ガソリンに異物が混入していないか」「バラして点検した後に組み付けた時に何かミスはしていないか」「何か部品時間的劣化はないか」等々。

 

一言で言えば「余計なことを考えるな!」だけの話ではあると思うのだけれど、その余計なことを考えるように仕向ける「自分の頭で考えてみろ」というアドバイスをする人がいるから困る。著名な哲学者ルードウィヒ・ヴィトゲンシュタインは「語りえざることについては沈黙すべし」と言ったが、私に言わせれば「考えても無駄なことは考えるな」と翻訳したいところである

 

なんか話が変な方向に行ってしまったが、ともかく、地球平面説な人たちは日本ももしかすると増殖中なのかもしれないよ。

2021-04-05

anond:20210405132900

ロボット系の研究とかで色々あると思うけど、なかなか難しいと思うんだよなあ

車椅子だけでなく、いわゆるロボット人間基準設計された世界に合わせて動かすとなると、

フレーム問題云々までいかなくても、ドアの開け閉めのモーションだけで永遠に悩めそうというか

ドアのノブ、取っ手の種類はいくつもあるし、その寸法も多種多様なわけだけど、

人間常識でそれをなんとなく理解して、なんとなくで使えてしまうんだけど、

ロボットはそれが無理なんで、AIだのMLだの最近時代になっても、

DARPAチャレンジとかで延々とドアの前で計測して、シミュレーションして、学習して、

みたいなのを棒立ちになって繰り返して、ようやく動き出して、それなのに転倒するとかw

映画とかでもそうだけど、作り手視点でなくて単に消費者視点しか見れないと、

最先端ロボットって馬鹿なの?と思われてしまうわけだけど、そうも簡単に行かないというか、

もっとアドホックというか乱暴で良ければ楽だったりもするんだけど、

要はドアをぶち破るまで行かなくても、そこそこ傷つけてもいいとかだったらいいんだけど、

一応課題工場の部屋に入ってバルブを締めるとかだと、金属に傷つけると引火したりもあるわけで、

なんだかんだ人間だったら、消防員が初めて見る扉だったとしても、丁寧な開閉が問題なくできるわけで、

話が脱線しまくったけど、車椅子特殊タイヤとか、

クローラーみたいな運搬用の機械自販機の中身を人間が駅の階段で運んでたりするけど、

飲料缶は最悪下までずり落ちても破損で済むけど、人間は死んでしまうんで、

どんな階段にでも対応できて健常者並みに安全というのを実現するのは難しいんでないかと思ったり

ちなみに、自宅の最寄り駅から近い駅にバリアフリーをかなり徹底した駅があるのだけど、

スロープやエレベーターが充実しているので、普通の駅より障害者を見かける頻度が違う気がする

やっぱり、誰の手助けも借りずに行動したいという気持ち身体障害者だってあるだろうし、

複雑な技術解決するより、単純な技術最後は勝つとも思っているので、

まずは健常者が基準世界に手を入れることと、

それに連携して車椅子側にも手を入れて、現実的解決策に落とし込む方が実現が早いわけで、

2021-02-06

anond:20210205230931

かに

ただそれなら、人間完璧なのかと言えばそうではない。フレーム問題果たして人間自体解決している存在なのか判然としない。しかし、人間責任をとることはできる。少なくともその所在を法的に明らかにすることが出来る。翻って自動運転車両の場合はどうかというと・・・。結局①の論点に戻るね(念のため言っとくと自分元増田ではない)。

オートクルーズに毛の生えた程度の機能で満足するなら別だが、思うに、完全にノータッチ走行される車両の持つ法的な責任は、結局メーカー側が持つことになるんじゃなかろうか。もし所有者の側が負わされるとすると、ただその車を起動し目的地を設定したという作為を持って訴追される状況を受け入れる、あるいはバカ高い保険といっしょに購入することになる。普通車両運転手雇用とどちらがコスパいか、という話になってしまう。

そもそも自動車社会っていうのは、鉄道完備と天秤にかけてこちらの方がよいと判断して導入されたものなんだよね?そこに自動運転技術さらに導入するというのは一周回って元の位置に戻ってきたようなパラドックスを感じる。

いっそ思想的に鉄道に戻って、道路側にビーコン発信機や、センサーが確実に反応するペイントを敷設して整備し直すとかすれば、高速に限ってかなり現実的なんじゃないか。高速だと歩行者がいないのでイレギュラーをかなり排除できる。でもそれだと一般車両が混在するのはむしろ効率だよな。じゃ、一般車両は高速から排除するか。おい、これ鉄道と何が違うんだ?だいたいここまでやってせいぜい長距離トラックの運ちゃんリストラできるだけじゃねぇか。

自動運転ってのはF1超音速旅客機と同じで(原発そうかもしれない)、ただの技術の祭典にとどまって廃れるんじゃないかね。技術的には実現したけど、実際的運用するには危険すぎたり、オーバースペックすぎて採算合わなかったりして廃止されたロストテクノロジーとして。歴史上そんな技術はいくらでも存在するんだし。

2021-02-05

自動運転の難しさ

自動運転の実現の難しさは、大きくわけて以下の3点に整理できる。

責任所在

運転者モラル運転技術の低下

法令との関係

2020-06-20

例の1フレーム問題、実際のところ10ms未満なら、十分な性能。

2019-07-03

観測範囲から逃れる

はてなーは「観測範囲」が好きだ

俺も好きだ

 

でも観測範囲問題というのは、大体無意識で起きてしま

例えば生まれてこの方緑色りんごしかたことがない人は、りんごは緑だと認識する

でも所変わればそれは赤だと認識されている

これは両方のりんごを見なければ、その観測範囲の外を想像するのは非常に難しい

 

いや想像はできるんだが

AIフレーム問題に似ている

それを想定すると情報量が爆発してしま

 

観測範囲」の厄介なのは、似たような認識の人が固まりがちなところだ

「私の周りでは皆そう言ってる」状態だと、その観測範囲から逃れるのは非常に難しくなる

 

ネットで異なる意見検索してみたらどうだろうか? しかしこれが難しい

検索スキルが無いと声の大きい範囲意見ばかり見えてくる、観測範囲インターネットになるだけだ

ネットde真実」とか、「マスコミ世論操作している」と言ったものもこのズレによって生じる

統計を調べてみたらどうか? これも中々難しい

データを適切に読み解くのは至難の業だ、どのような調査をしたかどうかもイマイチ書かれていることが少ないし、そもそもそういう統計がある方が稀だ

 

観測範囲はどこまでもついて回る

一つ対策があるとしたら、観測範囲の外の存在を常に意識することだと思う

無知の知に似ている

自分の主張の中に観測範囲によるバイアスが働いていないか注意し、場合によってはそれをピンポイントで調べる

自分認識がどれだけずれているか調べるのは基本

もっと重要になるのは「こういう認識存在するだろう」という仮説だ

仮説を立てて、実際そういう認識の人が居るか調べる

見つけたら、どのくらい居るかという量についてはそこまで追い求めない

量を調べるのは非常に難しい

ひょっとしたら、100人居たとして、99人は1人の意見同調しているだけかもしれない

せいぜいわかるのは「1人いる」「2人いる」「それ以上居る」くらいだ

ここまでしてようやく少し観測範囲呪縛から逃れられる

 

まあ、観測範囲問題的な発言をしちゃうのは、そういう注意が疎かになり油断した瞬間に起こるんだけどね(そしてブクマカ拡散される)

2019-05-12

[]5月12日

○朝食:にゅうめん

○昼食:レバニラ炒め定食ご飯たまごスープ餃子漬物レバニラ炒め)

○夕食:天津中華飯

調子

むきゅー。

今日は、久々に頓服薬を飲まなくても大丈夫な程度の辛さだった。

とは言っても、微熱は続いているし、喉の痛みもかなりある

けど、耐え切れない頓服飲む! とまではならなかったので、かなり治ってきているのかもしれない。

それがあまりにも嬉しくて、たらふく飯を食べた。

ご飯をたくさん食べると元気が湧くし、生きることに前向きになれる……

明日から一週間はじまります、とりあえず水曜日は通院の予定でおやすみするけど、ぼちぼちお仕事も頑張れるよう、むっきゅりするぞいや!

それで、今日は久々にご本を読む日にしてみた。

○早朝始発の殺風景青崎有吾)

ワンシチュエーションもの短編連作短編集の間みたいな作品

捨て猫兄弟喧嘩がかなり特徴的で印象深かった。

謎解きのギリギリまで「そもそもこれは何を問うているミステリなのか?」がさっぱりわからないのだけど、

謎解きが始まった瞬間にその辺りがビシッとハマりだす、ある意味ワットダニットもの一種なのかしら。

ネタを割ってしまえばxxxダニットなのだけど、謎を提示する段でそもそもこれがxxxダニットものだと気付かせない構成ってのは、面白かった。(前例的には倒叙と気付かせない倒叙というか信頼できない語り手の方向でありそうな気がするけども)

全体的に良い意味褒め言葉として「ミステリのお手本」のような、教科書的な楽しみができて、作者の地力の高さを強く感じた。

僕は、飛び道具よりも地に足をつけた格闘戦の方が好きなので、こういう作風は大歓迎。

この作者のノンシリーズものを読んだのは初めてだけど、確実にミステリ作家として今後も信頼できそうな出来なので、追いかけていこうと思う。

探偵AIリアルディープランニング(早坂吝)

AI探偵男子高校生コンビを組んで謎を解く短編連作

AI探偵ということで、フレーム問題シンボルグラウンディング問題不気味の谷中国語の部屋など、ミステリでは後期クイーン問題を通じて馴染み深いものもある哲学的数学的)な課題と絡めての謎解きが繰り広げられる。

この辺、前例を重んじる姿勢がかなり好み。

特に面白かったのは第3話の不気味の谷

僕は割と、というかかなり名探偵に対して甘い読者なので、かなり読み進めるまで、違和感に気づけなかった。

(だから僕、名探偵自身トリックに絡む系の謎滅多に先読みできないんだよねえ。作者に麻耶雄嵩って書いといてくれれば、心構えの一つもするんだけどさあ)

なので思わず、すぐに読み返して逆転感を堪能できて楽しかった。

全体を通じて、ミステリパロディ要素も強く、AI技術的な部分も程よくわかりやすく噛み砕いてくれてるため、正誤はわかりもしないけど、この本を読むにあたっては苦労なく楽しめた。

SFそもそも話の主題がどこにあるのか? から読み解く必要があるから技術的な部分をどこまで読みとかなければいかないのか? がとても難しく、読み手が止まることが多いのだけど。

ミステリは今回何を推理すればいいか、は割と早い段階で明示されるから、そこに向けて技術的な話も理解しておけばいいので、スムーズに読めて楽しめた。

続編も出せそうな終わり方なので続きもきになる。

本格ミステリベスト10の近況報告によると書く予定はあるみたいなので、楽しみにしておこう。

グラブル

ゼノウォフの武器は二つとも作った。

水の方は毎日コツコツやってくか……

水はあまりモチベがわかないんだけどなあ。

2019-04-24

[]免許定年制とかやったら天下り先なくなるんじゃ…

【主張】高齢者の重大事故 免許定年制検討必要

https://www.sankei.com/column/news/190423/clm1904230001-n1.html

まあ、これやらかしたら確実に自動車の売り上げにも悪影響を与えるし、それこそ警察特に交通課も逆に自分達の売り上げや影響力的な意味でも悪影響を与えかねないんですけどね。

(取り締まりもだけども自動車学校とかそれこそ免許関係とかの天下り先云々も多いわけで。そしてこの手の力が落ちれば必然的交通課の影響力も落ちる。)

なので、交通課内部の官僚で誰かこの点を指摘する人間はいないのは不思議だし、本気で内部の人間は近視眼ばかりの人間しかいないのかなと思う。

また場合によってはそれこそ国会でやらかせば、その政党に対する票にも悪影響を与えるんじゃないかなあ?とも思ったりもする。

仕方なく自動車を使わざる得ない地域事情もあるし、何より返納のメリットゴミすぎるのもいけない点。

何にしろマスメディア記者は綺麗ごとをほざいておけば良いのだから楽な商売だなーっと思う。

それと相変わらず感情論メインで規制を煽っているのもなんだかなあと思う。

悲惨事故だとは思うけど、アレに関してはいものパターン法規制事故悪用しているパターンだとしか思えないので、マスメディアに対しては悪感情しか持たないよ。

本当、こんなんだからスポンサーにも逃げられるわけだわ。

後、昨今はやたら自動運転云々をCMで煽っているけどもまだまだ出来るわけがないのは、状況を見ていれば良く判る事だしなあ。

フレーム問題ディープラーニング解決できる的な意見を出す人間はそれなりにいるけどあれだって限定された空間からできているんだけどなあと思う。)

あんなもん現状のレベルだと運転補助機能程度の意味合いでしかないものからな。

本当の意味自動運転なんてできるようになれば運転自体不要だし、それこそ免許なんて必要もなくなるわけで。

まあ、なんだかんだ言って警察免許必要だとか言いそうだけど(利権的な意味で)

それとAI関係した問題にしてもまたあのEUで逆にそのAIをどのレベルかで規制しかねない話も確かあったはずだし。

しか電気自動車しろ最近自動車関係は綺麗ごとを言う連中に苦しめられているよなあとは思ったりする。

2019-04-05

anond:20190404015320

食中毒もそうだが、行動するが当人なりに最善を尽くす。食中毒を気にしないといけないと途中で気づけば当然気をつける。自分の命と人生をかけたギャンブルから

大失敗まで気づけないか、あるいは、これはやばいと感じたところで引き返せるかは当人次第。

かと言って、何でもかんでも出来やしない。新しいことは未知のことの連続。やってみて気づくことも多い。

ある分野Aの人によっては苦労してやっとわかった知見が他の分野Bの人にとっては当たり前の知見であることもあるだろう。

でも分野Aの人はどこに勘所があるか気づききれなければやはりやらないとわからないこと。

先に調べてからやれというのはフレーム問題に陥る。問題いか調べるだけで何もできなくなるということ。

言葉なんて短い言葉じゃないと相手に伝わらない。だから、今世の中に行動することがかけているなと感じれば行動しろ。となる。

一方で、右も左もわからんやつを第三者安全立場で煽って起業という地獄に叩きこめば日本は蘇る。みたいなのも感じる。

起業という弱い立場になる行動をさせれば、いろんな奴の食い物になる。無論本当に何か価値のあるものを作れるのかもしれないが、弱い立場なら奪えるかもしれない。

ただ行動しろというのは僕もまあ好まないといえば好まない。一方で行動しないと気づけ無いことも多い。世の中魑魅魍魎だらけというのも歩んでこそ気づけたこと。

世の中は端的な大量の言葉と知見の積み重ね、その1つとして、起業家は行動が望ましいと言っていた。その程度だろう。

2018-09-04

anond:20180904094840

真の人工知能と呼べるものは第六世代コンピュータだろ。だから増田は偽物。

せいぜいフレーム問題に悩みながら花占いでもしてな。

2018-07-31

anond:20180731011814

結局そうやって定義論やらトートロジーやらに逃げ込むわけか

フレーム問題存在しない(人間解決してない、すでに解決できてる云々)って言いだす奴の共通点だな

そら問題の枠を俺定義でホイホイ変えてるんだから枠の存在が見えなくて当然だ

AI人間に解ける簡単問題を解けない場合がある」って話も「そもそも解く必要がない」とちゃぶ台返しすれば無敵よな

おめでとう、君は無敵だ

2018-07-30

anond:20180730224832

やっぱり根本的なことが分かってないんだと思う

人間大人になる過程で膨大な情報を「無視できるようになった」だけなんだよ

その「膨大な情報があって」かつ「無視する」という過程AIになぞらせるのが非常に困難だという話で、

それこそがAIがぶち当たってるフレーム問題なんだけど

そもそもAIって自分で「膨大な情報」を検知することすらできないよね? 人間が注いであげないと

人間同士ですら意思疎通できてないって点は同意するけどね…

anond:20180730223441

増田はelastic searchとかは使ったことあるか? 在庫検索系のプログラムを作ったことは?

あるなら分かるはずだが、別に文脈を読まずとも検索された文章を分解するなりトークン分割してwhere文に入れるだけで、関連性が少なからずあるデータは「取れてしまう」んだよ。膨大にな。

それの中でより正確に近いだろうデータを出してあげるのが検索エンジンの仕事なんだが、そもそも沢山候補を引っ掛けてしまうことは検索としては失格なので、関連が疎なデータは結果から予め除外する。また、正当からは遠いと判断されるデータは正当の候補に挙げない。

この二つを高速に繰りかえすことにより検索結果を出力するんだが、

増田の言うようなファジィな検索は、そもそも結果が一意ではないという問題があるよな。人間が同様の質問をされた場合に、答えてくれる場合においてすらも返ってくる答えは「あまり正答率は高くない」よな。答えの一つではあるんだが、増田の求めたことでは無い。

逆に増田意思疎通出来ている関係なら問題への返答はそこそこ正答率が高いはずだ。

まり増田質問っていうのは質問文章以外に「増田のそれまでの思考」というコンテキストがあって初めて解ける問題であって、

コンテキストなしの検索であればgoogleだろうが赤の他人だろうが正答率は一緒だよ。

下手したらgoogleの方が正答率高いくらい。

なん度も繰り返している話ではあるんだけど、AIが出来ない無理無理言ってる奴らって「僕の考えた最強のAIが出来ない」ってだけの話で、増田認識だけの問題なんだよ。

人間フレーム問題解決なんかしてないし、膨大な情報も扱ってない。

人と人とが生きていく中でお互いを気遣って意思疎通しているような気になってるだけだってーの。

人間あんまり神格化すんのそろそろやめーや。

anond:20180730140810

人間はできるけどAIはできないこと」としての事例を挙げているのに「人間ならできる」というのはただのトートロジーでしょう


人間よりAIの方が優れている、AIの力を低く見すぎている」というのがあなたの主張だというのはわかりますが、

単にあなた物差しの置き方と「AI無能」を論じている人の物差しの置き方が違うと言うことですよ

「一秒間にn回足し算しなさい」という計算AIの方が人間より得意でしょうが

「一日で何回足し算が必要になるか考えなさい」という計算人間の方が得意なんです

フレーム問題とかで検索してみるとわかりやす解説してあります

2018-05-22

何かをやらなきゃならないときに、やっていないと怒られるものの、やったらやったでやりようが悪くて怒られるという体験があったおかげで、どうやればいいのか考えあぐねてフレーム問題よろしくやらなくなる現象が起こっている

2018-02-25

高齢者に対してパソコンの大先生をした知見を共有したい

70歳過ぎの高齢者フリーWiFi接続方法について尋ねられた。

ここはショッピングモールカフェ、「WiFi接続無料」を売りにしている。

自分も、通信容量節約のためによく使っている。

いつも通りradikoを聴きつつ、増田ブラウジングをしていたら、あるご老人からしかけられた。

「このへんってWiFiつながるんですか?」

しかし、カフェでいきなりこの質問をされたら大抵の人は戸惑うんじゃないか

今オレが、この話の前提とこれから起こることを先に提示たから「この老人はフリーWiFiにつなぎたいんだな」と分かるだろう。

だが、何の前提もなくこの質問をされたら一体何のことかと思うだろう。

WiFiって、どのWiFi?)

(つながるって、電波強度の話?)

先読みエスパーならシチュエーション文脈から分かるのかもしれない。

人工知能ならフレーム問題機能停止を起こすところだ。

(ためしSiriに同じ質問をしたら近くのスタバネットカフェを案内された。これはこれですごいな。だが「今、このカフェに飛んでいるフリーWiFiへの接続方法」は教えてくれないみたいだ。)


オレは先読みエスパーだったので「カフェフリーWiFiのことでしたらつながりますよ。登録必要ですけど。」と答えた。

当然、「登録?」と聞き返される。

「ああ、いやな予感がするな。まずったかな。」と思った。

フリーWiFiを使うのに会員登録必要なんです。」

「あ、そうなんだ。ありがとうございました。」

ご老人はお礼を言って場を離れた。正直ホッとした。

だが、終わらなかった。

数十分後、また同じご老人が近寄ってきて「WiFiのつなげ方を教えてもらえませんか?」と来た。

(ああ、やっぱり。)

普段ならば丁重お断りするところだ。

ITオンチに対してパソコンの大先生をやると大概、後悔する。

(オレの時間を使うということは1時間いくら掛かるか分かっているのか。)

知識はタダではないのだ。)

(オレがタダで教えたら、有料でネット接続お手伝いサービス提供しているヨドバシ店員仕事を奪うことになるではないか。)

(回りまわって日本GDPの損失である。)

なんてことも考えはしたが、幸い今日のオレはヒマだった。

これから時代高齢者向けのサービスも考えなきゃいかんよなあと思っていたところだったので、ちょうどよいサンプルが得られたと思った。

フリーWiFi接続するとブラウザから勝手登録サイトに飛ばされるので、そこから会員登録するだけですよ。」と言った。

まあ、この説明でつなげられる人はそもそも聞いてこないのだが。

「初歩的な質問申し訳ないんだけど、ブラウザってなんですかね?」

オレは、頭の中にある難易度調整つまみを一気に「peaceful」まで落とした。

一般的に、フリーWiFiにつなげるには、次の手順を踏む。

1.「設定」>WiFiフリーWiFiネットワーク選択

2.ブラウザを起動して新しいページを開こうとすると、ネットワークから強制的登録ウェブページに飛ばされるので、新規登録を行う。

3.メールアドレス等、所定の情報入力して仮登録されると本登録メールが飛んでくるので、メール記載されたURLクリックすれば登録完了

4.フリーWiFiトップページに再度アクセスしてWiFiを利用するボタンを押せば接続完了

簡単だ!

なにも難しいことはない。はずだった。

そもそもブラウザからして分からないのである

開始30秒で「うわあ、なんだか凄いことに首をつっこんじゃったぞ」と思った。

ご老人の持っている5年落ちのタブレットを奪い、代理でチャッチャと接続してあげればさっさと終わるだろう。

だが、それでは根本的な解決にはならない。

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ。」である

ブラウザってのは、インターネットを見るためのアプリです。ああ、ここにアイコンがありますね。」

アイコン?」

カタカナを使うのはやめようと思った。

「ほら、ここに「ブラウザ」って書いてあるボタンがありますね。」

(あ、ボタンってカタカナだっけ。)

「ああ、はいはい。」

よかった、通じた。

当たり前だが、まだネットにはつながらない。

androidタブレット自分もよく操作性がわからないので手探りである

設定の画面を出してもらい、フリーWiFi電波を捕まえてもらう。

ブラウザに戻ると登録ページに飛ばされるので、新規登録からメルアドパスワードを入れてもらう。

すると

「仮登録しました。登録メールアドレス送信した本登録URLから登録完了させてください。」

ときたもんだ。

これにはオレも、「オイオイ」と思った。

考えてみればネット環境が一切なければ、本登録用のメールにもアクセスできないのである

登録のしようがない!

ネットから断絶されている人たちはフリーWiFiにもアクセスできないのである

「家にネット環境はありますか?」

「実は、つい先日、日本帰国したばかりでまだなにもないんです。」

このご老人、長いこと海外にいて日本に戻ってきたばかりだという。

身の回り手続きをするのにもネット必要なご時世だ。

まったくの、ゼロから始まるネット生活である

登録必要ないセキュリティの緩いフリーWiFiもあるのでそちらに行ってもらおうとも思ったが、身の上を聞くうちに放り出しにくくなってきた。

彼がここでネットにつなげられるかどうかで、今後の日本生活がかかっていたのだ。

しかたないので、いったんオレのiPhoneネットワーク共有でメールを見るための接続を行う。

「ああつながった、つながった。」

いや!つながってないです!油断しないで!それはオレのiPhone相乗りしてるだけですから

「これは一時的につながってるだけなので、本登録メールだけ見ましょう。」

メール」のアプリからメールを見てもらおうと思ったが、初期設定をしていなかった。

この道を行くのは危険判断して、ブラウザからウェブメールを見てもらうことにした。

彼のメールYahooメールである

この世代はたいていYahoo!だ。

Yahoo!トップページアクセスしてメールを見てもらおうとしたが、ここで気づいた。

ご老人は「メール」の文字が見つけられないのである

70を超えた高齢者には、あのトップページ情報が多すぎるのだ。

字も小さすぎる。

感触として、一画面に100文字以上表示してはダメなのではないか?と思った。

「ここでこう戸惑うのか」とリアルタイム理解できて、自分としてもかなり勉強になった。

タブレットwebメールを表示すると、レスポンシブルデザインなのかしらないが

受信箱   (長い隙間)   28」のように表示されるのだ。

ご老人は、受信箱28を、「未読メールの数」と結び付けて捉えることができない。

受信箱28)」でも分からないだろう。

受信箱(未読メール28通あります)」くらいの親切表示が欲しい。

Yahoo!ログインしてもらおうとするも、パスワードが間違っているらしくここでも躓く。

パスワードの再設定に進む。

ご老人は、忘れないように個人情報に紐づくパスワードを設定するのだが、最近セキュリティ上そういったパスワードは弾かれてしまう。

キーボードと画面表示についても学びがあった。

タブレット文字入力モードになると、キーボードが現れ、当然ながら画面は狭くなる。

すると見えているところしか入力しなくなる。

キーボードで見えなくなった部分をスクロールして見るという感覚がないのである

パスワード入力した後、画面遷移して何らかのエラーで戻るとパスワードゼロリセットされるのも戸惑うようだ。

奮闘の末、本登録メールリンクから登録を終え、フリーWiFiへとつながった。

接続後、お礼を言ったご老人はオレに何か御馳走してくれると申し出た。

これを丁重に断り、オレはカフェを出た。

3時間覚悟をしていたが、1時間弱で済んだ。

ご老人も同世代にしては、だいぶデキる方だったろう。

パソコンに関してはオレの方が大先生かもしれないが、ビジネスマンとしては、海外経験もある彼のほうが先生であるように思った。

2020年以降、海外から日本外国人が集まるとしたら、彼の経験はきっと役に立つだろう。

ネット接続されることで、彼の知見がこれから他の誰かの役に立つことを願うばかりである

30年もすれば、オレが若者からバカにされる立場かもしれない。

2050年にもなって脳波タイピングも満足にできない、非義体化老人」として笑われるのはオレの方かもしれないのだ。

その時は優しく教えてね。

 
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