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2016-04-11

インフラエンジニア…ねぇ

http://whywaita.hateblo.jp/entry/2016/04/11/141837

↑読んだ。

この人はたぶん普通に就職できると思う。インフラ屋さんとして。

実務経験・・・とか言われると厳しいかもしれないけど、新卒ブランドでいけるでしょう。

中途のインフラエンジニアって、最初から募集ハードル、高すぎると思うんだ。

今のご時世、どんどんクラウド化してる。ハード触れる機会、仕事。どんどん減ってる。

それなのに、インフラ側の求人は昔のままな気がする。

大きい会社はたぶん、LABとか持ってるからいくらでもいじらせてくれてハードも覚えられると思う。

そうじゃない会社って自分ハード買って触らないと覚えられないことが多すぎる気がする。

私も仮にもインフラ屋さんやってるけど、自分自作PC作るし、LANケーブル自作するし、Yamahaルーターとかも一時は自宅にあった。

そのぐらいやってやっと中途のインフラエンジニアとして認められる。。。ってか。

どんどん確かにクラウド化してくのはわかる。それが時代の流なのもわかるんだけど、やっぱりベースオンプレだよ。

どんなクラウドだってオンプレの上に載ってるんだからさ。

そういうことを教育できる人、機関会社もっと増えないかなー。

2013-04-10

日本電子楽器など

日本ではアップルが生まれない、アマゾンが云々てエントリーを見るたびに

の中身は大方同じようなことが書かれている

*アップルアマゾンから感じるアメリカ合理主義の良い部分がものづくり経営の隅々まで行き渡ってる

*日本でもかつてウォークマンを生み出したソニーがそうであり、任天堂ソニー世界中ゲーム業界を席巻した

*失われた何十年ってのが問題と日本教育があーだこーだ

*なぜか日本dis的な内容

そこまでネガティブな事ばっかりならべてまぁ読んでるとこっちが痛い

そんな中で日本楽器メーカーってのは実は世界中で大きなシェアを持っているって事はwebではあまり見かけない

先日のグラミーRoland社が賞をとって少しは知れ渡ったかなぁ?と思ったが違った

そもそもグラミー何冠ってなAdeleですらソフトバンクの孫さんのTwitterで知った人も多かったようだ

日本にはローランドの他には、KorgYAMAHAなどもある

過去にはRolandTR-808/909、TB-3030、YAMAHAではDX7KorgM1など世界中定番となるような銘機を各社リリースしており

その後も進化しつづけているように思う

ピアノバイオリンヨーロッパなどに多く有名なものが有るのかな?と思っていたが、アメリカだが先日のスーパーボールではアリシア・キーズYAMAHAだった

他には(踊る)クラブDJ関連機器でも世界中定番となってるメーカー日本にはある

一社ダイレクトドライブ式のターンテーブルSL-1200シリーズTechnics(いまのパナソニック

こちらの制作秘話ドキュメントやってたのを見かけたことがあるが興味深いものだったが、デジタル化の波に押されてSLシリーズ生産停止したようだ

もう一社はそのデジタル化の並にのって躍進したCDJシリーズパイオニア、こちらも圧倒的なシェアを誇ってるようだ

今のDJスタイルってのはデジタル化がいっそう進みパソコンほとんどのことが行われるそうで、そちらのソフトウェア海外メーカー定番となりつつあるようだ

ほかにはベスタックスという日本DJ機器専門のメーカーもあるが上記2社のような定番には及んでないそうだ

他にも日本にはこんなに凄いメーカーがあるってがあれば知りたい

2013-01-25

subaru XV, YAMAHA FZ1 fazer, SPECIALIZEDの安いチャリンコ

ThinkPadノート、オーテクヘッドフォンクソニーテレビ、ダイネーゼのツーリングジャケットパンツナイキ製品各種、オメガのデ・ビル、古い形のGショックバリスティックナイロンの鞄、チョッピリ高めのジーンズアメカジ系のブーツ、後は適当ユニクロなど。車は買ってないけど買う予定。だが実家暮らし。オイラは29歳です。マジで糞です。家では寝るだけでママに御飯作ってもらってる訳じゃないけど、洗濯物は洗ってくれます。週末はツーリング友達フットサルしてます。飲みにも行くけどマジで糞です。パパはテレビ恋人です。あーもう親と一緒にいるのは苦痛だ。金貯まるから実家にいたけどもう限界だ。車は買っても家に放置して必要ときに乗ろう。そして彼女捕まえよう。結婚前提でお付き合いしよう。産業機械メンテナンスして年収は400万です。まぁ・・・大丈夫だろ。(楽観的)出来れば軽くパートしてくれる人がいいな。病気にならないように体だけは気をつけてせっせと働こう。会社倒産したらトラックでも何でもやって働こう。高卒で取り柄もないし体使って行く覚悟生活しよう。もし離職したらメインの仕事が決まるまでパート介護をチョビっとやってみたい。まぁ・・・何とかなるだろ。

それとシムシティ5がやりたい。メッチャやりたい。だけどデカパソコン邪魔臭いパソコンに詳しくない。どうすりゃいいか分からん。家に帰ったら調べよう。

お父さんお母さん僕は旅立ちます。今までありがとう。いやゴメンナサイ。45歳で独身だったら実家にカムバックします。それまで死なないようにしてケロ。課長同じことばっか聞くな。オイラは飲みには行かねーよ。電話してまで聞いてくんな。さすがに笑っちまったぜ。

2013-01-22

女性生む機械ってことなんだよね

http://anond.hatelabo.jp/20130122131752

出産経験すると変わる、という女性結構いる。私の嫁も変わった。

赤ちゃんの授乳間隔(新生児だとランダム、六カ月児でも2〜3時間おきに起きる)

ホルモンバランスも変わって浅い睡眠対応できるように変化したりする。 http://il-mano.jugem.jp/?eid=571

あとこれは私の嫁さんの話なんだが、出産翌日、

嫁「ウチの子だけじゃなく他の子供の泣き声がしても気になる。かわいく見えてしかたがない」「なんか赤ちゃん周辺だけ違うように見える」

私「寝不足なのでは?」

嫁「それもあるけど、徹夜明けの感じとは違うね」

私「それって出産前はそういう気分になったことってあった?」

嫁「ない。」

というやりとりがあって、いやはや出産って(予備知識としては持ってたんだけど)パラダイムシフトな体験なんだな、と思った。

(もちろん、様々な理由からこういった「母親になった」という感覚を『得られなかった女性』というのもいて、

母親になった自覚がもてないみたいな人は育児に苦労したりする)

人間進化過程のどこかで

母親の眠りを浅くした方が赤ちゃんが死ににくい」「産後母親赤ちゃんに対して強い感情をいだく」みたいな機能を獲得したんじゃないかね。

そういう個体の方が死ににくかった。 それって母子ともに悲しみが減る素敵な進化だと思う。

大抵の女性妊娠の間、9ヶ月くらいは徐々に母親になる自覚を醸成していくし、

産前休暇も強制であるので自分生活に変化が訪れることを認識やすいのに対して、男性にはそういったフェーズがない。

イクメンって言葉をはやらせる一方でそういった面へのフォローはないので、

最近若い女性旦那への期待値イメージけが高まる傾向にあると思う。

こういう事って社会的にはアナウンスされてないんで、構図に気づかない人は参っちゃうんだろうな、と思う。

私自身は離婚はしたくなかったし、嫁とは産後ハッピーでいたかったので、

出産前に

ホルモンバランスが変わって睡眠が浅くなるんだって進化って凄いね」「一方、旦那赤ちゃんが泣いても目が覚めなくなるらしい。友達がいってた。慣れてしまうんだそうな。まぁ会社もあるしな」

産後うつって大変らしいよ」「産褥期はしっかり休んだ方がいい」みたいな書籍なりで得た知識を

出産前に』話しておいた。

出産前なら笑って話せるからね。 本当に結婚ってテクニカルな問題だと思う。出産を控えた増田がいたら気をつけてほしい。

あと男性観点だと「たまごクラブ」はどうかな、と思う。

産後の不便さ』→『旦那への不満』→『便利グッツ通販ページ』という構成なので、

男性からみると恐ろしい雑誌ではある。

割とBefa!はおもしろかった。 ベネッセ観点だと養殖事業みたいなもんだろか。子供を増やそうとしてるようだ。未来が暗そうな会社ではあるが頑張ってる。

あと元増田自身は自分でいってるように限界だろう。

でさ、嫁さんは限りなく要求してくる訳で、嫁さんに合わせてたら休む暇が作られないだろ。

嫁さんにコントロールされてたらダメになってしまうと思うよ。

とりあえず、1〜2日くらいどっか漫画喫茶でも一人になった方がいいと思うよ。 なんか嫁のいいなりになってないか?

嫁さん側の家族の支援があるなら1〜2日くらい失踪しても良いような気もするんだが、どうかね。

これは男女逆パターンもあって、旦那が厳しすぎる嫁さんを想像してみてくださいよ。 嫁さん休んだ方が良さそうに見えるでしょ?

それと夫の家事参加はあんま嫁の幸せ関係がない。

https://twitter.com/han_org/status/90374472095371265

でも、夫婦の接触時間は夫婦関係満足度ほとんどなんの影響も与えない。

ベータ係数をみると、夫の情緒サポートけが他を圧倒する影響を示している。

https://twitter.com/han_org/status/90367934932856833

稲葉さんのディストレスの調査にせよ、婚姻関係の安定性に関する調査にせよ、やる調査やる調査、ことごとく、夫の情緒サポートが圧倒的に強い影響を示しますね。夫がきちんと愚痴を聞く夫婦ほどストレスなく安定する。夫の家事参加や上司サポートなんてほとんど影響を及ぼさないのに。

勘違いした努力をしないようにね(既知だったらごめんなさいね)

あとさ、落ち着いた後で思い出してほしいんだけど、エンジニアって一人の時間必要だと思う。 成長のために。

この辺も産前に(というよりはラブラブ期のウチに)話ができるとよかったのだが。

悲しいけどそういう「自己投資必要」みたいなのが理解できる女性は少ないのよね。

それと組み込み系ってそんなダメかな? 私はWeb系SEなんだけど、Web系からすると組み込み系は

最近のMakerムーブメントもあって、これから熱くなる分野なんじゃないの? って気もするんだが。

(もっともMakerムーブメントが金になるか、というとビミョーな感じもするが)

追記

元増田は何日か休んで欲しい。 私は転職するとき無職期間というか、2週間くらい休みを取ったんだけど、天気が良い時、嫁と河原散歩したんだよね。

「こんなゆっくりしてていいのかな?」とか「今すぐRSSフィードを消化すべきではないか?」とか「なにかもっと有意義な事を探した方が」みたいな事も頭をよぎるんだけど、「まぁいいじゃん。2週間あるし」で、のんびりした。

ゆっくり歩く。 時間ゆっくり使う。 なんかそれまでサービス拡張で死にそうになってて、むしろ来世に賭けたい感じだったんだけど、なんか凄く幸せで泣きそうになった。今は死のうとは思わない。

一緒に歩いてくれた嫁には今でも感謝してる。 ただ嫁観点ではあまり良く分かっていないようではあるが。

(まぁ散歩したのは一度きりで、残りの時間は自宅で技術的な検証ばっかしていた。でも散歩も良い思い出ですよ)

それからでいいんだけど、まぁ組み込み系も悪くないようにみえるよ。というかトラ技をわくわくしながら買ってみるんだけど今のところ私には作れる気がしません。積んでますがいつかやってみたいと思います

追記

少し元気になられたようでなにより。 たぶん私よりずっと難しい状況なんだろうな、って思って気になってたのです。

それとブコメどうもです。

id:iroha2_hohe 女性がそうなら、男性は養う機械?それなら今じゃポンコツだね

うん、そうですね。 この辺は女性社会進出とトレードオフ関係になる。

女性高学歴化は結婚年齢の上昇に、キャリア指向出産年齢の高齢化につながった。

また女性賃金の上昇は「男性へ期待する年収」を上げてしまった(ハイパーガミー、上昇婚)。

結果として女性観点では「男性はポンコツだね」と見えることになった。

もちろん、女性経済的自立には良い面もある。が、生殖の機会(and 結婚の機会)を失った女性も多かろうね。

この辺はトレードオフ

id:multiplex00 子供を生む準備に入ると、精神構造から全部切り替わって出産育児特化していく様が機械的と思ったんじゃね

フォローありがとうございます。そのとおりでございます

id:torazuka

そういう事なのです。文面を修正しました。

id:yukitanuki そらまあ妊娠出産経験してないから自覚を持ちにくいのはもっともだけど言い訳にはならんでしょ。そんな「生物学的に男は浮気をするものだ」みたいな

まぁでも弱っている人間にはフォローは必要だと思うのです。

これは弱っている女性にもフォローは必要、という事でもあります

今回は男性へのジェンダーバイアスって結構強いものがあるんだなー、と思いました。 言い訳は良くないですね。すみません

id:kananaka書籍なりで得た知識を『出産前に』話しておいた。出産前なら笑って話せるからね』産前だろうと、その程度の知識披露されても全然笑えないのは私だけ?あとそんなホルモンの化け物扱いしないで^^;

あー、カップルのどちらが詳しいか、というのはケースバイケースですね。 多分、私があなた旦那だったら、私は何も言わないでしょう。

id:KoshianX

エンジニアって一人の時間必要だと思う。成長のために」これはほんとにそう思う

ありがとうございます。 習得までに時間がかかること、アウトプットまでのもやもや自分の中で組み立てる時間くらいはどうしても必要になると思っています

私も学生の時、Linux 1.8くらいの時、カーネルのリビルドって結構時間がかかるもので、でも彼女は「ずっと甘えたい、全力で一緒にいたいと思います」と求められて分かれた、という事がありました。

「この技術を習得するのは、多分、二人にとって良いことだと思う」と説明をしたんですが、なかなか理解が得にくい。

結果として別の女性と今は幸せなんですけどね。 技術の習得って結構時間がかかる。 あの時、技術の習得に時間を割けたのは本当に無駄ではなかったと思ってます

まだ未婚(ないし出産前)の増田さんへ

見ていたら、早めに「技術の習得には時間がかかる」ってパートナー小出しで言っておいてほしいです。

今だとIT革命以後なんで、もう少し話が通りやすいんじゃないかな。

ただそれでも「それを受け入れてくれるか?」は人による。元増田の嫁さんは難易度が高いパターンだと思う。

id:masa_rst 知り合いのとんでもないエリート女性子供産んで完全に家庭に入った(本人の意思で)。産む機械差別的にしか受け取られないこと自体おかしいんじゃ。誇りをもって産む機械になればいいじゃない

そうなんですよね。 「産み育てる」って、もう少し(女性自身の中で)評価されて良いと思うんだけど。

id:apricotbarley 機械ってのはひどいね人間から産後うつにもなるんでしょうに。夫婦どちらにも休養は必要

妊娠出産には人間性とは別に機械的な面がある」(「妊娠適齢期」といった機能的な面、産後育児最適化していく側面。もちろん男性も変化しますが、女性にのみ現れる変化がある)という事を、

社会女性に対して、ここ二十年くらい隠蔽してきたような気が私はします。

その事が原因で 産みたくても産めない、不妊治療に悩む女性が大量にできつつある、と思っています

高齢出産時はリスクが高くなる」みたいな話は10年くらい前、団塊Jr女性が30歳くらいの時にはちょっと出てました。

(医療現場ではもっと早い段階で認識はあったでしょう。丸高って概念はあった訳だし)

産婦人科対象に訴訟が連発して産婦人科医を目指す人が激減しましたよね?

( 産婦人科医が足りない!産科医療崩壊足音 http://research.goo.ne.jp/database/data/000680/ )

あの辺でもう少し女子高齢化に伴う出産リスク不妊化は話題になって良かった。でもそうはならなかった。

表に出せなかった、というのが実状ですかね。 女子高齢化不妊に関してタブーが解かれたのはここ1〜2年、NHK報道以後です。

「形あるものはいつか壊れる」ってフレーズだと受け入れらるのに、生殖の話題になるとタブーにしてしまったのは、うーん、女性団体の失敗だったと思っています

産後うつケア必要なのはもちろん同意ですよ。 私も産後、3週間ほど有休を取りました。

嫁曰く「よく分からないんだけど不安になる、涙がでる」「あなたの事がきらいな訳じゃない」「映画みたい」。私はTUTAYAに走りました。

id:aiaki

ベネッセの動きは面白いと思います。たぶん少子化インパクト認識して全力で最善をつくしてる。 でも未来は無いな、とも思いますが。 この部分はまた明日(ひょっとすると明後日)追記します。

もしよろしければ見ていただければ。私も面白いと思うんですけどね。。。なかなか着目する人は少ないような気が。

追記

経済のことは詳しくないのでまぁ話半分で。

少子化インパクトを受けそうな産業って結構あると思うんですよね。 例えばバンダイだったり、ゲーム産業だったり、教育産業だったり。バンダイゲーム産業は元のターゲットとしていた層はだいぶ減ってしまったんだけど、別の層を取り込んで規模を維持してる。

で、教育産業でそれが可能かな?って考えると難しいかな、と私は思ってる。

大人向けの教育(英語教材だったり自己啓発本)って細分化してるし、既に小さな企業がレッドオーシャンのように見える。

子供用教材のノウハウ適用しにくい市場な感じがするんですよね。

市場規模も確実に減ってる。

統計ホームページ/人口推計(平成21年10月1日現在http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2009np/index.htm

少子化は割と決定事項ではある。 この辺は調べればすぐ分かるし、ベネッセ認識してると思う。

少子化の要因はいくつかあって

1,団塊Jrが結婚できなかった http://www.geocities.jp/yamamrhr/ProIKE0911-66.html

2,女性高学歴化( それに伴う上昇婚、ハイパーガミーの激化 )

3,育児が大変過ぎて第一子だけで第二子をもうけない。完結出生児数( not 合計特殊出生率 )

ベネッセが着目してるのは「3」かな、と思ってる

( 「1」はもう無理、「2」は教育産業として女性高学歴化は否定できない )

「3」の「育児が大変過ぎる」ってのにもいろいろ理由があって、

・そもそも赤ちゃんを見たことがない。育児イメージできない。理想不安けがある。

 ・核家族

  ・一人っ子だったケース

  ・年が近い兄弟しかいない。

・里帰り出産ができない

 ・おばあちゃんも働いてる( 昔は専業主婦率が高く、里帰り出産というのが可能だった )

・いろんな本がですぎてる、情報おすぎ

 ・それぞれ言ってることが違う。 正しさを「自分で決定しないといけない」

かいろいろあると思うんだけど、

Befa!が面白いな、と思ったのは

男性を責める記述がない

 ( 結構異端だと思う。 男性向けと思われるプレジデント ファミリーですら男性を責める記述はある )

男性向け冊子がある( なんかR25をパクってきたようなレイアウトだった )

・毎月、胎児の成長に合わせてコンパクトな冊子が送られてくる

 ・なんか育児本ってデカいのばっかなんすよ。 忙しいのに読めませんて。

女性の体に現れる変化を( 妊娠何ヶ月とかに合わせて )読めるようになってる。

 ・女性自身が「いま体の中で起きてること」をイメージやすくなってる。

出産に対してポジティブイメージを植え付けようとしている。

 ・これ重要。 初産って基本不安ものだと思う( まぁ私は痛くないのだが )

  一方でプレママ向け通販雑誌って「女性不安を煽る」->「不安を解消するにはこの商品」みたいな感じで、不安を煽って買わせる構図。

  これは女性誌にも見られる構図で、女性誌の多くは整形外科アパレル業界広告出稿がある。

育児ノウハウを伝えようとしてる。

 ・この辺が広告収入通販利益を上げるビジネスモデル育児雑誌と違うところだと思う。

最近若い女性の悩みとしては、育児現場を見たことがないにも関わらず、

育児現場に放り込まれました、ってのも大きいと思う。

里帰り出産もできず( 専業主婦率低下 )、経産婦も身近にいない( 非婚化 )、

そんな中でいきなりOJTで、ごにゃごにゃと赤子をいじらなければならない。

これはママが悪いわけでは全くない( このような社会にした存在に目を向けるべきだろう )

でも、そういった暗黒時代を過ごした女性は第二子を産みたがらない。

祖母の社会進出を否定できない立場なら、男性育児参加をうながし、育児ノウハウ自己肯定感を増やして

なんとか第二子を増やすような構図に持っていきたいところ、

と考えているんじゃないかな、と読んでて思ったんですよねー。

同じような構図にYAMAHAがあって、コピペだったかで、

ピアノ作る」→「ピアノ弾けるように音楽教室つくる」→「ピアノ欲しがる人間ふえる」→「教室の中から教師になる人間もでる」→「教室やす

みたいな感じでベネッセも考えてるんじゃないかな、と。 そんな感じで私はウォッチしてる。

養殖って話で未来の夫婦の形態に関しても考察しようとしてる、ようでもある。

 変わる性別役割意識子どもにどのような力を育てるか http://benesse.jp/berd/berd2010/center_report/data37.html

まぁぶっちゃけ結婚マッチングうまくいくのかな?」って事でもあると思う。

この辺はゼクシィを抱えるリクルートと協業とかすると面白いんではないかな。

リクルートはビックデータ関連の運用実績おおいし、お互い面白い観点ちょっと黒い面)も刺激になると思うんだけどね。

2011-07-19

初音ミクLAライブ外国人感想その13

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 初音ミクLAライブについて、各所で話題になっていたマサチューセッツ工科大サイト感想翻訳してみた。初音ミク現象を基に、情報を巡る様々な活動の基盤となるメディアプラットフォームのあり方について考えたもので、書き手はミクが市民主導のメディア作りをするうえで参考になると考えているようだ。残念ながら一ヶ所、fro-ducerなる意味の分からない用語があったのでそこは翻訳していない。意味を知っている人がいたらご教授願いたい。

 urlは以下の通り。

http://civic.mit.edu/blog/condry/miku-japans-virtual-idol-and-media-platform

+++++以下勝手翻訳+++++

ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

 7月2日土曜日、私は普通じゃないライブショー、日本から来たヴァーチャルアイドル米国デビューを見に行った。彼女市民メディアについて私たちに何かを伝えられる存在だと思う。

 初音ミクアニメエキスポにおける催しの一つとして、ロサンゼルスノキア・シアターで公演した。完売したコンサートには、多くがコスチュームに身を包んだ4000人を超えるファンが訪れ、ステージ上で生の演奏家の横に投影された「人間サイズ」の映像であるミクが床からせり出してくると、彼らは叫びケミカルライトを振った。

 ミクは甘く歌い、幅20フィートある放物線状の鏡に沿って跳びはね、大半は熱狂的なテクノダンス・ポップな曲目を駆け抜ける間、決して汗をかかなかった。ステージの脇には彼女と他のバンドメンバークローズアップした映像スクリーンに映し出されていた。彼女はちょっとしたおしゃべりもした。「はじめまして初音ミクです」。そしてバンドギターベースキーボードドラム)と6人の弦楽器奏者たちを紹介した。私たちは彼女拍手を送り続けた。

 「あたしたちは歴史を作っているのよ」と、私の隣に座った若い女性友達に話しかけていた。たしかにそんな気がした。そして政治ポピュラー音楽について私が知っていると考えていることについて、改めて考え直した。

 誰もが喝采しているが、何に対して? ステージ上、私たちの注目が集まる場所には誰もいない。単に仮想アバター存在するだけだ。何のアバター? 一体誰の? それは私たちの。

 大衆文化政治と同様、しばしばステージ上の(あるいはスクリーンに映された)リーダーを前提としているように見えるが、その影響力や、しばしば創造性そのものが、どう転んでもより幅広い分散型の集団行動から生まれてくることを、ミクは示している。ミクは未開拓の可能性を孕む世界クラウドソースな動員モデル、そして一部はソフト技術ボーカロイド)、一部は文化的なアイデア(ミクというキャラからなるメディアプラットフォームに関する有益な事例について、言外にほのめかしているのだ。

 ミクはYAMAHAが開発し2004年から販売を始めたボーカロイドと呼ばれる音楽合成ソフトウエアパッケージの声として作られた。ボーカロイドガレージバンド音楽制作ソフト]同様、演奏用の道具として音楽を作ることができるが、その際にメロディーと同じく歌詞を書けるという特徴も持っている。別の企業クリプトンフューチャーエンターテインメントママ]が2007年漫画風の画像と経歴設定(16歳、身長体重、その他)と一緒に、追加音声であるミクを発売した。

http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/cv01_us.jsp

 重要なことに、クリプトン画像に対する著作権を強く主張しない方針を定め、キャラクター彼女自身の生命、より正確に言えば私たち自身の生命を持てるよう制限を解いた。いわば私たち誰もがレディー・ガガのために音楽を作り、それを彼女が私たちのために演じてくれるようなものだ。ミクがリアルじゃないってことが問題だって? それじゃレディー・ガガはどのくらい「リアル」なんだい?

 ファンはそれにこたえ、さまざまな共通の服装及び像(たとえばネギ)を共有しながら数百数千の音楽ビデオオンライン投稿した。以来、日本動画シェアサイトニコニコ動画への投稿及びコメントを通じて増幅されたファンの取り組みのおかげで、ミクはスターの座へ駆け上がった。いわゆる「Nicodo」[ニコ動]はユーチューブと似ているが、動画を見ていると利用者のコメントスクロールしていくところが違っており、それによって参加者の視点というレイヤーが追加されている。

 今日ではミクのP(『プロデューサー』)は彼らの作品をオンラインで販売し、日本カラオケスポットでは好きなミクの歌をダウンロードして歌うことができる。クリプトンは、彼ら曰くクリエイティブ・コモンズの模倣であるPiaproというオンラインサイトを持ち、連携促進とライセンス供与をするシステムを作っている。ファンの作品は他の販売経路を通じても売られている。2010年11月東京池袋で開かれ私を含めた7000人の参加者を集めた完売のファン・コンベンションでは、集められた500のファングループボーカロイド関連の音楽ポスターDVDイラスト本、テレビゲーム、装飾品その他を販売した。

http://ketto.com/tvm/

 こうしたファンの興奮ぶりを踏まえると、ビッグビジネスが仲間に加わろうとするのも不思議はない。2009年以来、SEGAProject Divaというタイトル名でミクの携帯機及びアーケード向けゲーム作成している。トヨタも今や広告シリーズでミクを使っており、彼らはミクのロサンゼルスデビューの前にCMを公開したほどだ(いくらかの非難も浴びたが、おそらくは善意に基づいて作られていた)。とはいえ究極のところミクはファンの取り組みによって命を吹き込まれており、ミクが商業主義世界に足を踏み入れるのを見るのが興味深いのもそれこそが理由だろう。

 ミクは、以前から知られていた市民メディアのための教訓のいくつかを補強する存在だ。人々が参加するには本当の開放性が感じられることが必要であり、共有と対話がコミュニティー形成のカギになる。管理された知的財産権システムよりも自由な文化の方がより何かを生み出す力があり、新規参入商業主義化は、特に人気が高まった場合は常にリスクとなる。

 だがミクは分散型の創造性について、ウィキペディアとも人間セレブとも異なる特殊な図式を提示している。ミクにはバックグラウンドが欠けている。彼女には予め定められた人格はない。彼女は唯一の完成した空想世界存在しているのではない。このウィキセレブは、将来がプラットフォームに在る時代において、昔ながらの人間セレブ白物家電のように見せてしまう。

 この事実民主主義と参加についての考え方にも別の道筋を提供するのだろうか? 行動と人気を生み出すのがリーダーたち以外の社会的現実だとしたら、メディアに関する問いは表現される内容よりも、プラットフォームのあり方、それがどれほど開放的であり、それが許す創造性の形式がどんなものであるかに振り向けられるだろう。

 クリプトン社長伊藤博之2011年10月、ミクと計画されている英語版を含む関連プロジェクトについて議論するため[MITの]比較メディア論を訪れる。彼はこの現象を、エンターテインメント産業について再考する機会だとみている。「これは普通ではない形の創造です」と、コンサート前にLAで短時間出会った際に彼は言った。「私たちはコンテンツ作成する過程を作り変えているのです」。ミクが機能するのは分散型のファン=製作グループの関与があるからだ。おそらくこれはプロ=シューマー[生産消費者]の終焉であり、fro-ducer[残念ながら意味不明]の台頭なのだ。

 大衆文化は、市民メディアを分析・設計する際に利用できる社会的力学を照らし出すものだ、と私は信じている。大衆文化政治的参加のための媒体になり得るのみならず、特に人々に行動を促すという観点からどのようにアイデアが流れ影響をもたらすかについて把握するモデル提供してくれる。

 アニメに関する研究において、私は仮想のキャラクターがそれ独自で生成力のある創造性のプラットフォームになっているとの結論に達した。そこからより多くの種類のプラットフォームが出てきそうであり、創造され、築かれ、共有され、分配され、リミックスされ拡張されるのを待っていることを、ミクは明白に示した。ミクについて考えることで、私たちが未来において行動するコミュニティー創造するための新たなアプローチについて思い描けるようになること、それが私の望みだ。

+++++勝手翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生約束フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

http://anond.hatelabo.jp/20110709211718

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

http://anond.hatelabo.jp/20110714210122

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その11世界彼女もの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その12アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

http://anond.hatelabo.jp/20110719031316

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

初音ミクLAライブ外国人感想その12

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 英語圏向けにボーカロイド情報提供するサイトの中でも古株だといわれているVocaloidism。そこにもミクノポリス、というかアニメエキスポボーカロイド関連イベント全体の感想が掲載されていた。といってもこれまで紹介してきたような堅苦しいものではなく、本当に只のファンによる率直な感想の羅列。率直過ぎると言ってもいいかもしれない。とりあえず、Vocaloidismの中の人ダニー・チュー嫌いなのはよく分かる。

 urlは以下の通り。

http://www.vocaloidism.com/2011/07/16/the-vocaloid-experience-at-anime-expo-2011/

+++++以下勝手翻訳+++++

アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験

 2011年アニメエキスポ[AX]が終わり、僕らの胃袋はスシポッキーでいっぱいになり、そしてそれぞれが済むタイムゾーンへの帰還までの間に飛行機の遅れにも慣れ、今年の4日間のイベント自然に振り返ることができるようになった。AX2011は、間違いなくボーカロイドに関するあらゆるものの体験場だったと言わなきゃならない。編集者blogフォロワーイベントについて何を語るべきと考えているのか、一休みした後で目を通してほしい。

0日目

 自動車だ! トヨタカローラミク・プロジェクトの公式画像をきらびやかに描いた異なる2台のミクノポリスカローラを持ち込んでいた。正確に言えば[2台の車を]2組用意し、1組をフロントエントランスに、もう1組をミクノポリスコンサート会場の外に置いていた(もう1組の画像はカローラ・ミクの記事をご覧あれ)。

http://s557.photobucket.com/albums/ss19/awsplus/?action=view&current=MikuCarLeft2.jpg

http://www.vocaloidism.com/2011/07/14/corolla-miku-roundup-2/

1日目

 僕は午前中のほとんどを4日分の入場券をゲットするための行列、それとミクノポリスチケット行列に並んで過ごした。幸運にも、そして大いに驚いたことに、コンベンションで購入できるいくつかの座席がまだ残っており、僕ら4人組の中でチケットを持っていなかった最後の一人もそれを手に入れることができた。午前8時から午前11時近くまで時間がかかったけどね。随分疲れたよ。SeyrenLK(有名なミクパ[ママ感謝祭動画の間違いか?]コンサートをアップした人)も2日目の行列待ちビデオで同じ経験をしたようだ。

http://www.youtube.com/watch?v=rXslHQ0EdCs

 2時半、僕はミク・キーノート会場に向かった。ダニー・チューが奇妙な、そして正直言って子供じみたキャッチフレーズ「Miku-san magi tenshi」つまり「ミクさんマジ天使」をコールし始めた。LAは天使の町だからって理由なんだけど、僕にはその馬鹿馬鹿しさを正当化する理由には思えなかったな。クリプトン伊藤社長がそこにいて、ボーカロイド史と短いKarenT及びピアプロの概要を含んだ彼らの製品に関するビジネスモデル方法論について、僕らのために短期集中講座を開催した。Itoh-san[伊藤さん]は同日上市したばかりの新しいビジネスモデルの大きな一部、Mikubook.comを公開した。伊藤はそれを、ボーカロイドに関連した新しい作品につながる新たな方法だと説明した。まだ「超初期ベータ版」(アルファ版?)だそうだけど、できるだけ多くの人が参加しデータを追加してほしいと勧めていた。またミク・カンファレンスでミク英語版についていくつかの情報が出るだろうとも言及していた。この告知のせいで僕はラストエグザイルプレミア上映を見逃すことになった。その後で質疑応答が行われたんだけど、僕は次のパネル行列に間に合わなくなりそうだったので残ることができなかった。その次のパネルってのは……

 MikuMikuDanceワークショップだ。行列正気とは思えないほど長く、会場に入るまで永遠とも思えるほどの時間を要した。そうなったのはミク・キーノートが1時間時間オーバーしたうえ、彼らが基調講演者のための翻訳者を用意していなかったから。おまけに[ワークショップの]始まった時間が遅かったため、僕はNirgilisコンサート(それ自体はとてもよかった)の為に早く出て行かなきゃならなかった。でも見ただけの価値はあった。主な講演者はこの業界で最良のMMD-P(MMD製作者)2人、せっぺん[ママ、せっけんPの間違いか]とブラザーP。ブラザーがそこに座っていると聞いた時、僕の顎は床まで落っこちた。ブラザーmelody.exe動画は僕をボーカロイド狂にした最大の理由だ。彼らはソフトに含まれている紹介動画全部(もちろん字幕付き)や第7回MMD杯告知動画を含んだMMDの紹介を行い、英語圏のMMDユーザーに対して誰でも締め切りまでに[MMD杯に]投稿してほしいと促し、そのうえでプログラム自体の基本とどうやって入手するかに話を進めた。そこで僕は席を離れなければならなかったため、ミクのHeart Shooterのためにブラザーが作った新しいMMD-PVを見損ねた。ユーチューブ動画を教えてくれた良き友人たちに感謝

http://www.youtube.com/watch?v=9wwSpHZk2uY

 ZANEEDSがクラブノキアオールエイジ・ダンスをやってた時……僕は寝てた。その日のイベントで疲れ切っていたせいでこのダンスは僕の瞼の向こう側を静かに通り過ぎていってしまった。Nirgilisコンサートの際にクラブノキアを見た限りではダンス向きの素晴らしい舞台だったが、撮影及び食べ物に関するナチスのようなルールと3ドルのポップコーン及び8ドルのビールはいくらかムード邪魔になったんじゃないかな。僕の友人、RemiliaScarletは実際に見に行ってすっかり楽しんできてた。後でZANEEDSが話したところによれば、これはアメリカで行った彼らの最初のDJギグであり、とても楽しかったそうだ。

2日目

 ミク・カンファレンスはもしかしたら1日目のミク・キーノートより混雑していたかも。またもダニー・チューがあの馬鹿げたキャッチフレーズを唱えていた。Koboyashi-san[ママ小林さんの間違い]は自分がミクノポリススタッフであり、そこで英語版ミクの試作品による歌があることを明かした。新しいKAITOアペンドのデモもあり、オリジナルよりずっと簡単にKaikoの声を作れることも知らされた。KAITOアペンドを米国で売り出すつもりはあるかとの問いに対する回答は、「怖い質問ですねえ」だった。でもKAITO英語版を期待することはできそうだ。なぜなら彼[KAITOの音声データ提供者]はアメリカンジャズを学んでおり、英語が流暢だから。悲しいことに前日に起きた失態を避けるためパネルは短時間で打ち切られ、この件に関する質問はできなかった。CV04に関する質問は諦めるしかなかった。

 カンファレンス直前に行われたボーカロイドコスプレ会合はVocaloidism的視点で言えば完全に失敗だった。僕らの一人は……不意打ちを食らい目の前にいるiNSaNiTY[海外PであるDoofusの曲]のKaitoコスプレに全く気づかなかった! ともかく僕はどうにかKAITOコスプレ写真の一部としてそれを撮影することができた。できれば沢山のコスプレ写真フォーラムにまとめたい。準備できたらすぐリンクするよ。

 もちろんこの夜最大の呼び物はミクノポリスだった。僕らが中に入るため半時間ほど行列している時には、少なくとも3台の放送用車両がシアターの外にいた。僕はずっと右側の席、NND[ニコニコ動画}のために撮影するクレーンカメラから1セクションだけ離れたところに座った。クレーンカメラは随分低いところまで下がってきてたよ! ボーカロイド曲のアコースティックおよびジャズ演奏が響いている間に僕らは席につき、そしてあのうっとうしいダニー・チューがまた出てきて人々に「Miku magi tenshi」と3回言わせようと試み、結局会場を暖めるためにDANCEROIDを持ち出すことになった。2人の少女はFirst Kiss! とルカルカ★ナイトフィーバーに合わせいい仕事をしてのけたが、彼女らのステージにおける本当のハイライトはLOL -lots of laugh-にあわせたサプライズダンスと、あ、そうそダニー・チューが彼女らの新しいDVDを紹介する埋め草もあったな。それから着席が終わるまでいくつかのBGMが続き、ミクはカメラ嫌いだから撮影しないでねっていう公演前の声明があったよ!

 あらゆるすげーものが解き放たれる前のキャンペーンを始めたカローラミクのCMから、公演は始まった。Project Diva desuが始まると熱狂は目に見えるようになり、そしてワールドイズマインが続いた。安部潤の隣に座っていた新たな弦楽器部門はバンドへの素晴らしい追加になっていたけど、僕には弦楽器が多すぎるように感じられた。半分に減らしてもそこから必要な力強さを引き出すことはできたんじゃないかな。ケミカルライトリズムに合わせてはためき、20列目以降と2階席の全員は立ち上がって曲ごとに喝采していた。12種類あった新しいコスチュームごとに歓声はさらに大きくなった。最後は声をそろえてアンコールを叫ぶのにも疲れのどを嗄らしていたにもかかわらず、誰もが自分の意見を述べ、そして実際に彼女は戻ってきて、さらに愛言葉とハジメテノオトを含む3曲を歌った。それは決して忘れられない体験だった。僕の描写がイベント全体をほとんど取り上げていないことには気づいているけど、でも僕は他にも色々話したがっている多くのコンサートに参加したVocaloidism関係者のためにも短くまとめたかったんだ。

3日目

 ボーカロイド・ファン現象……は酷い落胆をもたらした。あの東方の霊夢コスプレをしたヤツが誰なのか、彼がボーカロイド関連で一般的に何をしたのか僕は知らないんだが、2つの点は明らかだ。1. 誰もがヤツが女の子だと騙されていた。罠王国における罠の中の罠に嵌っている状態だ。2. これは公式パネルじゃなく、一人の人間の見解に過ぎなかった。僕は30秒と残らずに立ち去った。実際にこのパネルに残り、何があったのか僕に話してくれる人はいるかい

 僕はその後でしばしホールを歩き、ミクノポリスのブースを再び通り過ぎた時、ハチとWowakaサインしているのに気づいた。不幸なことにタイミングが悪く、彼らは仕事を終えて荷物をまとめる2分前だったうえに、僕は彼らのためのペンも持ち合わせていなかった。Vocaloidism関係者の何人かはどうにかサインをもらえたようだ。ラッキーだよな。

 それはそれとして、Mirai no Neiro:未来音色コンベンションの中で圧倒的に得るところのあったパネルだった。この3時間パネルは驚くべきことに行列すらほとんどなく、入場するためバッジスキャンする入り口のところで籤さえ配っていた。Mirai no Neiroがアニメエキスポで開催されるのはどうやら2回目。去年はもっと短かったそうで、従って彼らはまず同じことをやった。ミク、リン、及びレンのレイヤーが現れ、キャラたちが「今日ここで開かれている技術会議に挑戦する」場面を演じていた。後に知ったところによれば彼らは実際はその場にいたコンベンション参加者で、キャラとして脚本を演じるように頼まれたのだという。彼らは脚本にかなりたくさんの疑問を持っているように思えた。それはそれとして、そこにいたのは僕が見た中で最も華やかなリンだった

 パネルの前半は何人からアーティスト作曲家による様々なPVの上映、及びアニメエキスポのファンに対する彼らのメッセージの紹介だった。中にはインターネットのどこにもまだ投稿されていないワールドプレミア動画、例えばまさたかPのデビューであるストロボナイツのMMD-PV[ママストロボラストの間違い]、かごめPの国際的に安全なinnocent girl(社会人が巨大なパンダぬいぐるみになっている、そう、これなら問題ない)、さらに完成していない悪の娘/召使ワールドイズマインアニメ版(後者はある意味卑猥だった)などがあった。

http://www.youtube.com/watch?v=ri-M9O6h1pg

 後半はゲストボカロPたち、PENGUINS PROJECT、すんzりヴぇrP、そしてZANEEDS(piperP[ママパイパンPの間違い])が紹介された。皆アメリカ向けに紹介する新しいワールドプレミア動画を持ってきていた。それぞれガラパゴス(リツカ客演)、退屈なボウリング、そして社会主義/社会主義★だーりんっだ。どれも聴衆から大きな反応を引き起こしていた。時には愉快に爆笑しながら、でも誰もが称賛と伴に作品の真価を認めていた。もう一人のサプライズゲストアーティストアレイアニメエキスポ内の同人誌即売会場]にブースを持っているアーティストパネルイントロ動画を描いた女性だが、とても恥ずかしがりやで顔は見せなかったな。最後にボーカロイドエンジンそのものの製作者がサプライズゲストとしてYAMAHAからやって来て、どのようにエンジン機能するかをその場で実演し、おまけにSweetAnnにハッピーバースデーを歌わせていた。パネルの中でも一番楽しかった場面で、多分もっと多くのボカロPをゲストに招いたうえで来年も見てみたいと思ったよ。僕は自分インプットカードにSamfreeとDeco*27名前を入れたから、他の連中も同じことをしていれば彼らは来年招待されるんじゃないかな。わかんないけど。

http://www.youtube.com/watch?v=t4EH535hR8g

http://www.youtube.com/watch?v=jM2d5rW42Mo

 全体として素晴らしい体験で、参加したことに満足している。コンベンションにおけるダニー・チューの存在は称賛より損害に値すると思うけど、ボーカロイドファンの関心を惹きつける沢山のものがあって、全部ひっくるめて余分な2日間を過ごすことができた。展示ホールアーティストアレイのばかでかさにも触れなかったな。これらの時間をまた思い出すとしよう。世界中ボーカロイドファンには、僕らの愛する業界がますます盛況を迎えていることを知ってもらい、安眠してほしいね

+++++勝手翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生の約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生の約束」フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

http://anond.hatelabo.jp/20110709211718

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

http://anond.hatelabo.jp/20110714210122

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10「アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その11「世界は彼女のもの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本のヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

2011-07-17

初音ミクLAライブ外国人感想その11

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

 初音ミク現象の持つCGM的側面については、外国人の感想でもしばしば言及されている。しかし、ワールドイズマインならぬWorld is Hers(世界彼女のもの)と題された以下の感想ほど、このテーマを正面から丁寧に描いたものはない。CGMこそ「クリプトン世界にもたらした最大の贈り物」との指摘はとても重要だろう。伊藤社長が主役を演じる世にも珍しい感想、という面からも一読の価値はある。

 urlは以下の通り。

http://www.manganews.info/the-world-is-hers-how-hatsune-miku-is-changing-everything-anime-news-network.html

+++++以下勝手翻訳+++++

世界彼女のもの:初音ミクはいかにして全てを変えたのか

 伊藤博之は自ら説明しようとしていた。

 「ヴァーチャルアイドル初音ミクを生み出した企業クリプトン・フューチャー・メディアのCEOとして、伊藤は人で溢れる大衆文化バンドワゴンの運転席に座っている。そして誰もが興奮しすぎる前に、彼は人々にこのバンドワゴンが何であるか理解させたいと望んでいた。

 「初音ミクは[一つのソフトウエアです」と彼は言う。「YAMAHAが開発したボーカロイド技術を使ったものです。[ボーカロイドは]歌声を作り出すエンジンで、我々はYAMAHAからその技術に基づく製品を開発するライセンスを得ました」

 言い換えれば、ミクのファンであると公言することは、KorgTritonキーボードあるいはフェンダーストラトキャスターギターのファンであるのと似ているのだ。君が応援するのは楽器――PCにインストールしなきゃならないうえに箱にはアニメ風のイラストが描かれているが、でもやはりそれは楽器だ。おまけにボーカロイドというブランドネーム自体はミクや彼女の華やかな友人たちに帰するものというより、むしろ彼らを動かす音声合成エンジンを指している。文字通りに取れば、「ボーカロイドのファン」であるとは、特定ブランドギター弦のファンであるのと同じである

 だが誰がそんな言葉遊びを気にするだろうか? どんな新興サブカルチャーでも、言葉に独自の意味が付きまとうのは普通である今日では「ボーカロイド」はそのイノベーションから花開いた仮想世界全体を示す言葉となっている。ボーカロイドとは作曲家がそのソフトを使って自宅スタジオで作り出した無限レパートリーを持つ曲のことであるボーカロイドとはそれぞれの曲に対応する画像動画ギャラリーであるボーカロイドとはそれらの画像から生まれたあらゆるミームや粗筋であるボーカロイドとはそれぞれ特有のボイスバンクを象徴するキャラクター群のことである。そして誰であれアニメエキスポに参加した者ならこう言うだろう。ボーカロイドとはそれらキャラのあらゆるバリエーションを含む姿にドレスアップしたファン層である

 これこそがクリプトンマーケディング・ディレクター佐々木渉すらも驚かせた口コミ波及効果だ。彼は「ユーチューブニコニコのような動画シェアサイトを通じて[ボーカロイドが]利用されるやり方」に驚いたと話す。「これらのサイトを使って、本当に口コミで仲間の間に広がっていきます。本当に過去に例を見ない[方法で]様々な国で人気を得ています」。つまり、本流エンターテインメントの大半が今なお企業の重苦しい手によって運営されている一方、自力推進型であるボーカロイド本質はあらゆるものをひっくり返したのだ。

 「ある意味、こんな現象相手に取り組む最良の手法を見つけるためもがき続けてきました」と佐々木は話す。「ファンからフィードバックを得るのが最良だと我々は信じてきました……いかに物事に対処するか、ファン層にとって最もよいことのためにどうするかを。急いで金儲けしようとは思っていません」

 クリプトンは、当時まだMP3ですら未発達の技術であり、ユーチューブ誕生に10年も先行し、そしてあらゆるものを可愛いアニメ少女擬人化するアイデアがまだ急増していない1995年設立された。「我々の目的はそもそもボーカロイド仕事にすることでも、[音声合成ソフトを作ることでもありませんでした」と伊藤は話す。「クリプトンは音全般――音と関係するソフト全てを取り扱う企業として設立されました」

 もし伊藤冗談めかして「ミクのお父さん」と呼ぶのなら、彼女の祖父母は最初ボーカロイドエンジン2003年に発表したYAMAHAの面々となるだろう。「そうした技術存在することは知っていましたし、それを使って何かできることがあるんじゃないかと思っていました」と、伊藤は当時について話す。「我々は既にYAMAHAと係わり合いをもっていましたので、彼らと連絡を取りそこから製品を作り出すことができました」

 だが、あたかも完成された合成音声で歌う天使の形でミクが天から降臨してきた訳ではない。彼女の根っこは、伊藤の説明によればとても粗末な形式の音声技術にまで遡ることができる。「日本では[音声合成ソフト結構一般的で、例えば駅などで使われています。そこでは列車の到着がアナウンスされたり、あるいは[乗車している場合]駅名が呼ばれたりします自動応答システムを使う電話はボーカロイドによって動いています」(想像してほしい、ミクの親戚の一人がカスタマーサービス用の電話回線で働く恐ろしいロボ電話であるという事実を)

 「当初[合成された]歌声を使うソフト存在しませんでした」と伊藤は続ける。「そうしたソフトにどの程度の需要があるのか、私には確信が持てませんでした。というか、はっきり言うなら、PCに歌わせることができるソフトを作るのにどんなメリットがあるのか分かりませんでした」

 この疑念こそが伊藤に次の手を講じさせた――それは最終的にはクリプトン歴史で最も賢い一手となった。「2004年、私は最初の[ボーカロイドソフトMeikoを作り、それに漫画風のキャラを付けました。ある人格が歌う[のを真似る]ソフトは人間にとって必要不可欠なものではなかったから、そうしたのです。人々にアピールし人々から愛されるようになるためには人間味を持たせる必要があると考え、そのための最適な手段が漫画キャラのようなものでした。このソフト結構いい成功を収め、そしてもちろん初音ミクの構想へとつながりました」

 そしてその次に起きたことは誰もが知っている。

 おそらく伊藤博之が成功した秘密は、クリプトン創業者である彼が音楽、サウンドエンジニアではなく、ソフト開発者ですらなく、何よりビジネスパーソンだった点にあるのだろう。伊藤は、あなたミュージシャンではないのかと質問されると笑い(彼はミュージシャンではない)、自身が経済を専攻したことを認めた。「音楽とは無関係です」と彼は言う。「ボーカロイドマーケティングに成功するうえで、私は自分が学んだスキルのいくつかを使ったと思います

 アニメエキスポ1日目のキーノート講演で、初音ミクボーカロイドカルトについてスライドショーを使った改まったプレゼンを始める際に、伊藤ビジネスマンとしての本領を発揮した。彼はまず自分が誰で彼の企業が何をしているかについて慣例となっている概要報告を行い、それから公式にクリプトン制作しているボーカロイドキャラクター」(あるいは、厳密に正確さを期するならソフトウエアパッケージというべきか)の一覧を示した。

 2007年8月31日に生まれた永遠の16歳、初音ミクは、今ではショーの目玉に位置している。人気で彼女に次ぐのは鏡音の双子リンとレンであり、彼ら独特の黄色い装飾と少年/少女のペアは、ミクの緑と灰色と同じくらいコスプレ業界では至る所で見かける。だが音楽制作者の視点から見ると最も用途の広い声は2009年製品である巡音ルカのもので、より深い音域と日本語及び英語で「歌う」能力を誇っている。何人かのファンは昔ながらのMeikoKaitoの旗を掲げている。その声は旧世代のボーカロイド技術の上に構築されているが、今なおクリプトンファミリーの中心メンバーである

 クリプトン以外のボーカロイドキャラサブカルチャー世界に入ってきている。たとえば声優中島愛のボイスサンプルに基づき、マクロスFランカ・リーモデルとしたMegpoidや、J-rockスーパースターGacktの声を使ったGackpoidなどがそうだ。より進取の気性に富んだ人々はUtauloid(日本語言葉『歌う』から来ている)と呼ばれるオープンソース音声合成エンジンまでも開発しており、その中で最も有名なのはピンクの巻き毛をした重音テトだ。

 音楽ソフトウエア・パッケージについて、それがまるで本物の人間であるかのように語るのは最初は奇妙に感じられるだろう。しか伊藤最初に作り出した時に予想したように、それこそがこのソフトをかくも魅力的にしている正体なのだ。これらのキャラがもたらした創造性は、伊藤プレゼンで誇らしげに見せびらかした数字によれば、ユーチューブで36万6000件、ニコニコで9万2600件に及ぶボーカロイド関連動画へと結実した。

 そしてこの成長するメタジャンルからあふれ出したマルチメディアコンテンツもある。クリプトンが運営するウェブサイトPiapro(『ピア・プロダクション』の省略形)には、ボーカロイドに触発された45万を超えるテキスト、音楽、及び画像創作物がある。さらに注目に値するのはクリエーターたちがどのように相互に刺激しあっているかだ。コンテンツを共有するポリシーの下、あるPiaproユーザーが音楽を制作すれば、別の誰かがそれを聞いて付随するイラストを描き、さらに別の人がその構想に従って短いアニメ動画作成する。そこでは、サイトルールに従い創始者を適切にクレジットに載せることだけが重要だ。

 何人かのボーカロイドファンはアート世界の彼方まで行ってしまい、エンジニアリングの成果をもたらした。最もよく知られているのは3DアニメーションプログラムMikuMikuDanceで、初音ミクキャラクターモデルを――実際にはどんなキャラクターモデルでも――特定の歌に合わせてリップシンクし踊らせることができる。より繊細な対象を扱っているのがVocaListnerで、本物の人間の歌手によるインプットを分析し、ボーカロイドプログラムのセッティングを自動的にその声にあわせて調整する。思いつきに過ぎない想像の飛躍ですら現実化し得る。初音ミク動画「Innocence」で取り上げられた「Ano Gakki」(『あの楽器』)というニックネームで呼ばれている奇妙な見かけのタッチパネルキーボードも、実際に使える楽器として再現された(それほど野心的でないバージョンならスマホアプリとしてダウンロードできる)。

 これら全てが意味しているのは、ほぼ完全にファンによって運行される賑やかで創造性に富む生態系存在するということだ。究極的にはそれこそクリプトン世界にもたらした最大の贈り物だろう。初音ミクボーカロイドソフトそのものではなく、それらが使われる方法こそがそうなのだ。企業という大領主によってではなく、消費者によって作られた完全なエンターテインメント形式。企業は僅かな道具と規則を与えるだけで、後は椅子に深く腰掛けて次に何が起きるかを見守っている。

 それでもなお、ボーカロイド体験を活気づけるため企業提供するイベントは多数ある。今年はアニメエキスポ日本以外では初となる「ボーカロイドライブコンサート」ミクノポリスホストを務めた。それはステージ上の綺麗なスクリーン投影するCGIアニメーションしかない(ほかならない)が、いい視野角と健全猜疑心の保留があればそのイリュージョンはなお印象的になる。さらに感動的なのはセットリストにある全ての曲が明らかにファンの作ったもの――クリプトンの地下室であくせく働かされるソングライター大量生産した製品ではなく、本物のミュージシャンボーカロイドという媒体を通じて自らを表現したものである点だ。

 だがコンサートはどのような限界が残されているかも暴露した。ミクの魔法は左右双方40度以上の角度では働かなくなった。調整の効かないボーカルは、時に楽器生演奏の下で迷子になっていた。そして音声合成技術のあらゆるイノベーションをもってしても、より繊細な耳にはなおミクが絞め殺されるようなロボットじみた変な声をしているように感じられた。でも、日本では生身のアイドルについてどう言われていると思う? 「アイドルは不完全であってこそふさわしい」。不完全さこそがミクをこれほど魅力的にしている。誰もが進行中の仕事に関与できるからだ。

 どんな未来があるか、誰に分かるだろう? クリプトンは既に英語版の初音ミクソフトが開発途上にあることを約束しているし、日本では新しい改良されたボーカロイドエンジンが開発中だ。それはつまり韓国語ですら歌えるボイスバンクを含んだ新たなキャラの登場を意味している。クリプトンオリジナルボーカロイド製品は、その声に新たな音色をもたらす追加物「アペンド」によって進化を続けている。そしてどこかで我々の誰にも知られていないマッド天才が、ボーカロイド世界永遠に変えてしまうようなアイデアにおそらく取り組んでいる。

 多くの人が知っているように、「初音ミク」という名は「未来最初の音」をもじったものだ。だがボーカロイド文化が広がるにつれ、この名前ますます不正確になっている。彼女はもはや未来の音ではない。彼女はまさに今の音である

+++++勝手翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生の約束」逐語訳

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初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生の約束」フリーダム

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初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

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初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

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初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

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初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

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初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

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初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

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初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

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初音ミクLAライブ外国人感想その10「アニメエキスポ2011(抄訳)」

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初音ミクLAライブ外国人感想その12「アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

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初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

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海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

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2011-07-08

再生約束 今度は思いっきり意訳(外国人感想その2)

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 前回は初音ミクLAコンサート、Mikunopolisに関する外国人感想Promise Of Rebirth」を翻訳してみたんだが、読み返してみると随分と難解で堅苦しい。逐語訳だとどうにも冴えないようだ。こりゃいっそ正確さは犠牲にして、分かり易さを最優先にもっとフリーダム翻訳してみてもいいかもしれん。参考文献は水戸黄門主題歌、つまり七五調で。

 

+++++以下翻訳+++++

 

生まれ変わるよ 私たち

 

から二十と 五年前 とあるSF アニメにて

仮想歌姫 現れた 姓時祭 名前イヴ

その謎めいた 存在に かき立てられた 妄想

昨晩ついに 大進化 ミクノポリスの 大舞台

これまでせいぜい シモーヌと ギブス師匠の 小説

見えてた姿 踏まえれば ノキア劇場 満員に

するのは遥か 未来だと 思ったことも ありました

舞台の上には スクリーン 客席埋める サイリウム

ミンメイだけが きっとこの 場面飾るに ふさわしい

そんな土曜の 夜の夢 思い返して 考えた

 

MC務める 扇動家(デマゴーグ) 踊る2人の メイド服

これぞ本場の 秋葉系 はるばる来たぜ LA

日本生まれの 見世物に 果たしてついて これるかな

分かっているね お客さん DVDを チェック済み

青緑した 髪の毛が 繰り出す歌に 大興奮

バックバンドの 伴奏に 意外やおまけの ストリング

振り回される サイリウム アメリカじゃこれ 珍しい

から見下ろす パノラマは 跳ねるステージ 踊る席

クレーン使った 撮影を 映し出したる 大画面

さあワイズマン ぽっぴっぽー ロミシン来たぞ そら次だ

3年を経て 広がった オープンソースな コンテンツ

巡音ルカと リンレンも 出てくりゃ客が 絶叫だ

ディラッド板に 弱点も あるけどそれも ご愛嬌

 

光と音の ペヱジェント

 

振り返る過去 幼い日 親に連れられ 見に行った

祭彩る レーザーショー 思えばあれが 始まり

小さいドーム 中に入り 十五分から 二十分

音に合わせた 光の線 まばゆく輝き 描き出す

アニメーションに 魅せられた 二十世紀の 未来

あれから何年 経っただろう マクロス映画 だけじゃない

技術トレンド それこそが 芸術音楽 変えてきた

それは発展 そしてまた 深い分裂 もたらした 

 

あの頃多くの 関係者 デジタル音を 罵った

クラフトワーク YMO デペッシュ・モードに ソフトセル

好きなヤツらは 言われたよ 「お前ら音楽 分かってない」

人工的な 音なんぞ 芸術の名に 値せず

確かにそういう 面もある でも無視しては いけないよ

無骨な機械 故障がち やさしくしないと すぐ拗ねる

そんなものから 音楽を 生み出す人の 知恵と技

そして続いた 分裂は 未来に影響 及ぼした

意外なことに ミクライブ その恩恵を 受けている

39sたちの 演奏が 機械を使った アマチュア

音とつながり 融合し 未来の夢を 見せていた

その意義深い ショーの意味 ボカロは何を もたらすの?

 

バベルは落ちて 我がもの

 

それを知るため アイドルを きっちり考え 煮詰めよう

アニメキャラが 現実に 近づくだけに とどまら

門戸開いた 文化の芽 オタク世界を 超えそうだ

YAMAHAの商品 おそらくは 古いモデルに とどめ刺す

特にアイドル 業界の 旧態依然 カビ生えた

マーケティングを 転覆し 音楽作りも 変えるだろう

生存競争 ダメ歌手 胡散臭いぞ プロデューサー

ヤバいクスリに スキャンダル それでもファンの 願い受け

苦しむアイドル それをもし ボカロに交代 できたなら

はかなく消える 消耗品 そんなミューズが 変わるかも

 

マイルズ・ダイソン 言い換える 疲れも見せず ゑひもせす 

ショーは続くよ 華やかに 魅せる衣装の 早変り

ファンが作った 音楽を 見事奏でる プロの腕

あらゆる希望を 叶えてく アンチテーゼの 初音ミク

彼女迎えた 西洋の 目立つ歓迎 それこそが

再生求め 長き時 待ち望んでた この世代

ついに始まる 約束の 憧れ実る 新たな夜

 

イヴシャロンよ レイ・トーエイ 君らの歌が もうそこに……

 

+++++翻訳終了+++++

初音ミクLAライブ外国人感想その1「再生約束」逐語訳

http://anond.hatelabo.jp/20110707195830

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

http://anond.hatelabo.jp/20110709211718

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

http://anond.hatelabo.jp/20110714210122

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その11世界彼女もの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その12アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

http://anond.hatelabo.jp/20110719031316

初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

2011-07-07

再生約束 初音ミクLAライブを見た外国人感想その1

 初音ミクのLAコンサートに関して、Promise Of Rebirthと題したそこそこ長い感想外国人が書き込んでいた。正直、随分と難解な表現が多く、翻訳も怪しげになってしまった。書き手のHN(wintermuted)を見るに、本来なら黒丸尚風に訳すべきなんだろうが、とても私には無理。とりあえず訳してみたのを置いておく。無断翻訳なので匿名で。誤訳はあると思う。

 なお原文のurlは以下の通り。

http://animediet.net/commentary/mikunopolis-at-ax-2011-promise-of-rebirth

+++++以下無断翻訳+++++

Mikunopolis、アニメエキスポ2011:再生約束Promise Of Rebirth

 メガゾーン23に出てきた謎めいたヴァーチャルアイドルの原型たる時祭イヴがSFにおける一種の狂信的比喩として想像をかき立てる場面に現れてから四半世紀強ののち、昨夜のアニメエキスポにおける比類なきイベントMikunopolisがちょっとした進化的な跳躍を成し遂げた。西洋におけるこの概念の最も著名な派生例がアル・パチーノの穏健な映画シモーヌ]、及びウィリアム・ギブスンほとんど遺伝的に接続された精神小説あいどる』]を通じた形をしていることを踏まえるなら、数千人のファン(及び間違いなく好奇心旺盛な連中)がオタク世界デジタル彼女アンドその友人たちと伴にロサンゼルスノキア・シアターをほとんど埋め尽くすなんてのは、まだまだ先のことだと考えらていたに違いない。不可解にも外部に広がった走査線からケミカルライトネギその他に鮮やかに彩られた通路に至るまで、それはリン・ミンメイだけを認める歓迎の場であった。今なお振り払っている最中である土曜夜のイベント後の残響は、かなり深い思考を私にもたらした。

 いつもカリスマチックなダニー・チューによる紹介と、それに伴うダンスロイドの形をしたリズム点火係は、その先に待っているものの興味深い味見役を果たした。この前座は、おそらく秋葉系(Akiba-kei)の空気に慣れていない聴衆にとって、何が次に来るかを示す重要リトマス試験紙だ。このショーを準備する時間ほとんどなかったことが見て取れる点が、これが日本直輸入製品であり、一見客に対するちょっとした警告にもなっていた。私自身が見いだした特に重要な点についてはすぐに述べる。

 既に日本で有名になっていたコンサートの形式をカンニング済みだった客の大半は、青緑色の髪が次々と繰り出す人気のある曲と、目がくらむようなライブ伴奏(39s Giving DayのDVDで演じたオリジナル奏者の大半、及びこの有名なディスクには含まれていない弦楽器奏者の面々)の混合物を味わった。その間ずっと聴衆は大いなる称賛のためリズミカルケミカルライトを振り、その動きが最後まで全公演を通じて見られたのは心強かった(こうした行為、及びその概念に対する彼らの長く続いた反応は、米国の聴衆にとっては奇妙に思われるものであることを、私はこの場で認めなければならない)。ボックス席に座り、ステージから1階席、クレーンカメラ、そして複数のカメラで撮ったHDスクリーンハイライト映像まで含んだ全景を見る。多くのミクのファンかつアーティストが作った聴衆が親しんでいるヒット曲、World is Mineやポッピッポー、サウンド[ママ]、ロミオシンデレラ、その他多く(どこかでミラクルペイントを彼女に演じて欲しかった)は、オープンソースな現象がほんの3年でどれほど広がったかを示している。そして特に歓迎された巡音ルカ鏡音リン&レンの登場は、観客の熱狂をさらに高めた。センターステージに置かれたほとんど透過性のスクリーンに跳ね返るホログラフィックな投影機は、時にミクが踊りながら少し両端に近づくたびにその限界を示したが、同時にこの海外遠征の短い命に対する理解を伴ってある種の魅力ももたらしていた。

光とサイバー化の見世物

 こうした話を正しい文脈の中に置くため、ちょっとした歴史を思い出そう――小さな子供だった私は、おそらくは地元の祭に毎年来ていたレーザーライトを使ったショーを見に行ったおかげでそれを一つの起源として啓示を受け、1980年代初頭に芽吹いてきた新たなテクノロジーに興味を抱いた。そのショーとは、要するに空気で膨らませたドームの中で音楽に合わせて行われたレーザーペインティングで、客は入場料を払い、床に置かれたたくさんのクッションの一つに腰を据えて15分から20分間、まばゆい光の列と、ミッシングパーソンズトーマスドルビーなどのアーティストの曲に合わせたアニメーションを楽しんだ。今となっては原始的ものに思える――ミュージックPVはいうまでもなく、コンピューターが生み出すアートアニメーションにつながる想像まで至るには長い道のりがあった。また、こうした地味な傾向が存在しなければ、84年のマクロス映画における楽しいコンサートシーンもある種心を揺さぶるほどのパンチ力は持たなかったと敢えて言うこともできる。私が思うにそれは時代の刻印であるが、同時にライブエンターテインメントがどのように変化していくか数十年にわたる発展を知らせるものでもあり、おそらくは音楽芸術の愛好者がいずれはあるところで分裂に至ることまでも示唆していた。

 なぜならこの時代に育った者にとって、アナログからデジタルへ向かう音楽の傾向が何か恐るべきものとみなされ、音楽業界で排斥されたことが一般的な心象として残されているからだ。子供の頃にクラフトワークデペッシュ・モード、ジョルジオ・モロダー、YMOやソフトセルなどのファンだった者にとっては、誰かがシンセサイザーの人工性を嘲り、音楽自然さを殺すと聞かされるのは珍しくもないことだった。そしてこの議論の中に何粒かの真実が含まれているとしても、それは一方で、当時は多数のコンピューター故障の懸念とショーを乗り切るためだけに間違いのない注意深さを必要としたこれらのかさばったキーボードから音を創り出す人間努力と創意工夫を、台無しにしていた。最終的にこの否定的な議論は多くの未来音楽及び演奏形式に付きまとい、興味深い結末をもたらした。それはまたミクのライブ伴奏をこれほど楽しく必要な要素にもした(ギター黒田晃年、ベース田中晋吾、ドラム折田新、キーボード安部潤――言及すべき弦楽器部門を除く。いずれもとても素晴らしい)。スタジオミュージシャンは、あらかじめ簡単に録音することもできる演奏に大いに心をこめることになる。新たな道具を愛するアマチュア音楽家と、伝統的なものとの融合実験によって、このショーはさまざまな要素を混ぜたある種の喜んで受け入れられるシチューとなり、ときにいくつか二級品の歌があったにもかかわらず、既存の姿ではなく可能性を約束するものとして機能していた。――以上がショー全体で私が本質的に感じたことだ。

 誰も見失わなかったよう望むのなら、この最終目標へと向かうDNAを手に入れることが私にとってベストなのだろう。なぜLAのショーはこれほど意義深いのか、そしてVOCALOID、ミク及びこのようなショーが持つ主要な意味あいとは何か。

ジッグラト[古代メソポタミアの塔、バベルの塔]の崩壊:ポップの民主化アイドル思想の終末

 さてこれは真に落とし穴的な回答である。なぜならアイドル歌手という概念及びヴァーチャルアイドルに伴う必然的結末まで考えを煮詰めるからだ。我らが今いるのは現実に近づいたキャラクターアニメーションの時代というだけにとどまらず、オープンソース化した大衆文化の可能性がある時代でもあり、我々はオタクの領域を超えて全く新しい何物かになるまで成長しうるアイデアをおそらく目撃している。YAMAHAが今年のNAMMショー[米国で開かれる楽器展示会]で多用途VOCALOIDを紹介したのを見ても、現状はメディアを通じた古い分配モデルが不可避の断末魔を上げるところに達したと敢えて見なせるように思える。スペイン製のソフトから取りだした一つのアイデアを、音楽作成のための輝かしい新たなモデルへと広げ、そして数が多すぎ、時に厄介な日本アイドル歌手業界を考えた場合に多数の集団に働きかける天才の発案に過ぎないマーケティングにまで、拡大する。終わりなき競争、怪しげな才能、さらに怪しげなマネジメント、生死にかかわる健康上の危険、類似性、そして夢想を維持してほしいというファンからの圧力に満ちた困難な人生――そう、こうしたマーケティング方式とファンに駆り立てられた神話が混じり合って音楽スーパースターたちにかくあるべしとする任務を押しつけるのは、それこそVOCALOIDにとって理想シナリオだ――しばしば置き換え可能で、派生的、はかなく、言うまでもなく消耗品であるミューズたちが、変化もましてアイデアも嫌う文化産業のために存在している。

 考えてもみてほしい。マイルズ・ダイソン言葉を言いかえるなら、これこそ決して疲れることなく、興奮状態にもならず、二日酔い仕事に出てくることもないアイドルだ。彼女はショーを続けなければならないことを知っており、一瞬のうちにコスチュームを変えられる。何よりファンが歌を作り、バンド彼女の横で演奏しているという2つの理由で、その歌は偉大である。過剰な荷物と期待を持つことなく、アイドルが実行すべきだと期待されるあらゆることをする能力を自ら持つミクの存在そのものが、ある種の輝かしいアンチテーゼなのだ。彼女は文字通り、何でも人々の望み通りになれる。汗一つかくことなく。

 そしてこれほど目立つ歓迎を伴う西洋への紹介は、日本人にとってだけではなく夢を共有できる分野を長く求めていた世代にとっても何か極めて特別なことの始まりであり、過保護にされることなくさらなる発展が期待できる約束されたスタートだ。そしてこの夜の感動的な聴衆たちから判断する限り、長きにわたる憧れはついにその実を結んだようだ。

 イヴシャロンレイ……君たちの歌がますます現実に近づいてきた……

+++++無断翻訳終了+++++

 言うまでもないがシャロンマクロスプラスシャロン・アップルレイギブスンの小説に出てくるヴァーチャルアイドル投影麗(Rei Toei)である

 

初音ミクLAライブ外国人感想その2「再生約束フリーダム

http://anond.hatelabo.jp/20110708223459

初音ミクLAライブ外国人感想その3「ミクノポリスのボカレタリアートたちよ、団結せよ!」

http://anond.hatelabo.jp/20110709211718

初音ミクLAライブ外国人感想その4「仮想の歌姫:初音ミクの人気と未来音色

http://anond.hatelabo.jp/20110710234300

初音ミクLAライブ外国人感想その5「オレはAXには行ってないけど、まあとにかく……」

http://anond.hatelabo.jp/20110711212701

初音ミクLAライブ外国人感想その6「ミクノポリス:7月のクリスマス世界征服

http://anond.hatelabo.jp/20110712205546

初音ミクLAライブ外国人感想その7「AX11:ミクノポリスの印象」

http://anond.hatelabo.jp/20110713211501

初音ミクLAライブ外国人感想その8「ミクノポリスコンサートリポート

http://anond.hatelabo.jp/20110714210122

初音ミクLAライブ外国人感想その9「アニメエキスポ初音ミク

http://anond.hatelabo.jp/20110715222900

初音ミクLAライブ外国人感想その10「アニメエキスポ2011(抄訳)」

http://anond.hatelabo.jp/20110716194029

初音ミクLAライブ外国人感想その11「世界彼女もの初音ミクはいかにして全てを変えたのか」

http://anond.hatelabo.jp/20110717201147

初音ミクLAライブ外国人感想その12「アニメエキスポ2011でのボーカロイド体験」

http://anond.hatelabo.jp/20110719031316

初音ミクLAライブ外国人感想その13「ミク:日本ヴァーチャルアイドルメディアプラットフォーム

http://anond.hatelabo.jp/20110719203237

海外blogに載っていたクリプトンインタビュー

http://anond.hatelabo.jp/20110723142345

2010-08-19

http://anond.hatelabo.jp/20100814023501

まず、VOCALOIDYAMAHAの開発したソフトクリプトンはその技術提供を受け、初音ミク鏡音リンレン等のDB製作しているに過ぎない。

次にブラックロックシューターは、初音ミク以前より存在するhuke氏のオリジナルキャラクターだ。

それがメジャーブレイクしたのは確かにryo氏が初音ミク製作し発表した曲に寄る所が大きいが、ミクの便乗扱いは失礼にも程がある。

いくら匿名とはいえ、こういった事実関係はしっかり調べた上で書いて欲しいものだ。

2010-08-14

ボーカロイド『MIZKI』が権利関係を変えるか否か

mizki関連の情報のまとめ。

■なにそれ?

YAMAHA(クリプトンではない)が作った権利的には一番本家ボーカロイド

■どんな絵なの?

→無い。好きに作れってことらしい。

■声はだれが担当

→非公開。あまり先入観を持たせたくないってことらしい。

■歌声は?

→こんなん【http://www.youtube.com/watch?v=5iMAX6UpLYQ

■いつ発売?

2010年9月1日

価格は?

ソフトのみの「標準パッケージ」が1万1800円

 VY1を使った楽曲を収録したアルバム、特製Tシャツタオルなどを同梱した化粧箱入り「DXパッケージ」が1万4800円

■VY1てどういう意味

→なんかバイクとか楽器とか関係なく、YAMAHAが本気の時にしか付けないコードだった気がする。

■1ってことは2も出るの?

インタビューでは出したいらしい。

詳しくは公式

http://www.vocaloid.com/VY1.html

権利関係の話

従来のボーカロイドはご存知の通り、クリプトンが開発したDTMプログラムな訳だけど

初音ミクを初めとしたボーカロイドシリーズでなにが特殊かというと、

そのキャラクター単体に対する権利がどこにあるかって話になる。

ボーカロイドを使って楽曲を発表、販売することに対してはクリプトンもそんな躍起になってないのだけど、

ミクという名前を使って金を稼ぐことに対しては結構強気に出たりする。

厳密な話をするとマージンを取られる。

形としては京アニに「ハルヒ使わせてください」っていうのと大して変わらない。

ブラックロックシューターで名をあげたhukeは、

BRSはミクじゃない」って明言することでそのマージン請求を逃れた。

それがアリかナシかはわからないが、権利上は「アリ」になった。

現状このやり方が、ニコニコボーカロイドコミュニティを活用して、

最もマージン的にロスの少ない形と相成ったわけで

そうすると、初音ミクという『ビジュアル』が、

ボカロで有名なPたちを使って上手いこと儲けたい企業側にとって足枷となる。

『ミクというビジュアルネームバリューは活用したいが、そのマージンは取られたくない』

そのタイミングでMIZKI。

>このボーカロイドには決まったキャラクターや設定はありません。顔も無ければ、性別すらありません。

このビジュアルがない。自分たちで自由に作ってくれっていう

ある意味真っ当なソフトウェアとも言えるし

ブラックロックシューターみたいなのを後押しするタイプボーカロイドとも取れる。

>VY1はあくまで、ボーカロイドという新しい楽器であり存在です。

まあそりゃそうだと思う反面

ミクみたいな話題性も無いのも事実

とりあえず初回特典CDHPhttp://vocaloidsp-cd.com/index.html)を見た限り

YAMAHA的にはこういう風に使って欲しいんだろうってのが伺える。

このBRS流のやり方がユーザーに受け入れられるかどうか、という点はおそらく問題ない。

現状、ボーカロイドブランドを保っているのは、ユーザー側の技術と労力に他ならない訳で

正式中の正式である今回のmizkiはニコニコボーカロイドタグから弾かれることも無いだろうし、

逆にそこから出れない以上、一定数のMIZUIが確実にユーザーの目に入る。

クオリティの高い作品もそれなりに生まれるだろうし、多分かなり早い段階で馴染む。

独自の世界観で曲を作りたいっていう、もう既にボカロオリジナル絵を使って楽曲を作ってる、

ミクに執着しない層には好意的に受け入れられるだろう。

ミク並にビジュアルインパクトの有る作品が有名になれば、それこそBRSコース。

フィギィア化、アニメ化もない話じゃないだろう。

少なくともミクを使い続けるよりかは。

もしVY1が想像以上に起動に乗った場合、一番得をするのが絵描き側だ。

ニコニコユーザーは金の絡まないアマチュアを好むので、知名度のあるプロ絵描きは起用されないにしても

ビジュアルインパクトのある絵を出せるイラストレーターは重宝される。

ボカロ界隈に蔓延る「一応ミクを使ってみた」っていう売名感からも開放されて

割と健全コミュニティになるのではないかと踏んでいる。

と、試しにVY1を持ち上げてみたけど、多分ミク主流の現状は変わらないだろうな。

それほどまでに統一化されたビジュアルイメージは強い。

 

VY1がコケて埋没しないことを祈る。

2009-05-11

http://anond.hatelabo.jp/20090511130814

「けいおん」の琴吹紬のように華麗な演奏をしたい方にもオススメです。


JEUGIAヤマハ音楽教室・英語教室 > 大人の音楽教室 > キーボードレッスン

http://www.jeugia.co.jp/school/yamaha/pms/Keyboard.html

しっかりありました。metaキーワードもなかなか徹底してます。

キーボード,けいおん,琴吹紬,キーボード,コルグ,TRITON Extreme,クラビノーバ,エレクトーン,ピアノ,シンセ,ヤマハ,YAMAHA

だってさ。

2006-11-20

[] <My Spaceって

日本じゃはやらない気がする。もう遅い、っていうかmixiが幅をきかせているからねー。

たとえばMy Spaceが何か人を引きつける機能(たとえばMp3アップロード機能だったか)をつけて、日本でもそれが流行ったとしても、mixiもその機能を実装するかもしれない。それに、楽曲をアップロードするSNSなら、YAMAHAが運営しているプレイヤーズ王国なんかがあるしね。ま、あそこはmixiほど流行ってはないけど。

ボキは個人的にはMy Spaceよりは、Second Life日本語版に注目してる。

MySpace

Second Life: あなたの世界。 あなたの想像力。

Second Lifeも既存のオンラインゲームみたいに、行ったっきり帰ってこられなくなる人が出るんだろうね。

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