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はてなキーワード: アニメ制作会社とは

2022-10-12

アニメ制作進行を辞めました

アニメ制作進行を辞めました。

匿名なのをいいことに、特定されない程度に闇をぶちまけてやろうと思います

アニメ業界は正直終わってます

から入ろうとしてる人は考え直したほうがいいと思います

そもそも儲かりません。

製作委員会って知ってますか?

グッズやらCDやら何やらを買っても、それは製作委員会で配分されるだけです。

アニメ制作会社に入るのは、その配分された分だけです。

鬼滅とかもufotableは大して儲かってないと思います

知名度こそ上がったかもしれませんが、制作会社に入るのはあくま制作費がメインなので。

儲かってるのは集英社とかもっと上の層だと思います

原作モノって収益限界があるんですよね。

どうしても、原作サイドが強いですから

グッズ販売するにしても原作サイドのOKが出た上で、おこぼれをもらう感じにしかならないです。

だって炭治郎を思い付いたのは原作者であってアニメ制作者ではありませんから

じゃあオリジナルアニメを作ってたくさん売ればいいじゃないか

と思うかもしれませんが、そもそも今の時代オリジナルアニメってほとんど売れません。

オリジナルってことは、放送されるまで認知すらされるのが難しいということになります

結果、頑張って作ったわりに「へぇ、そんな作品やってたんだ」ってことに。「なんか聞いたことある」ってなったらまだマシです。

オリジナルゼロから脚本自分達で用意しないといけないのでさらお金がかかります

そしてそれをペイできる保証はどこにもない。

売れなければ、赤字抱えて倒産です。

アニメ仕事だと同業他社電話かけることもあるんですが、社内の電話帳見たら倒産してる会社の多いこと多いこと。

10電話かけたら一個くらいは潰れてるんじゃないでしょうか。

小さいアニメ会社なんてたくさんありますからね。

配信全盛期で円盤もろくに売れない時代です。

結果、成功しても大して儲からないけど、収益がある程度見込める原作モノに行くしかないんです。

今いろんな会社で有名タイトルをやってますけど、実情はどこもそんなに変わらないです。

当然、制作進行は使い潰しです。

アニメは絵を描くアニメーターがいて成り立つ仕事ですが、そもそもアニメーターの給料くそ安いです。

動画っていう中割りの絵を作る人は大体1枚書いて250円とか。

でも普通に考えて、服着て喋ってる男とか女の子とか描くのにどれだけかかると思います素人がやったら、1時間かけてもまともな線なんて引けません。

でも一日8時間で8枚描いたとしたら、250×8で2000円。

コンビニバイトに笑われるような給料です。

から面接の時に「実家いか」と聞かれます。もしくは寮に入るか、と聞かれる場合もあるでしょう。

理由はそうでもしないと何も食えないからです。

普通に生活保護とかそんなレベルですよ。あり得ない。

でも現実問題うなっちゃってるんです。さすがに今は、もう数万くらいは上がってるのかもしれませんが。

それで動画職を卒業して晴れて原画(中割りの元になる絵を描く人)の仕事になったとして。

だいたい、1カット5000〜7000円ってところでしょうか。カットというのはワンシーンの区切りみたいなもんです。

原画の前にレイアウトっていう下絵みたいなのを描く工程もあるので、それ込みでこのお値段です。

モノにもよるんですが、これも1日1カットはいきません。

表情はどんな表情?動きは?コレで合ってる?不自然さはないか。背景から浮いてないか。などなど

考えることがあまりにも多い。手描きアニメって大変なんですよ。

人が動いてるところを描くというのは自由な反面、いろいろなことを考えないとすぐに破綻してしまます

動いて見えない、止まって見えるとか。色がパカパカして見えるとか。動きが巻き戻って見えるとか。

そういう諸々の難しいことを考えてちゃんと描いてくれる人ならまだありがたいんですが、

アニメーターって儲からないんで。

ちゃんと考えてたら1日1カットのペースでは描けない。頑張って1カット上げても数千円にしかならないので、とてもじゃないけど、食えない。

じゃあどうするか。手を抜くわけですね。

この原画の辛く苦しい仕事を乗り越えて作画監督やら演出やら監督やらになった人は、これらの本来原画マンがすべきだった仕事

全て肩代わりすることになります。素材が使えなくてゼロから描き直しなんてよくある話です。

当然原画マンを集めるのが仕事制作進行は、「ふざけてんの?こんな使えねーやつ二度と連れてくんな」と言われるわけですが、

日本アニメーターってもはや給料が下がりすぎて、なりたい人どんどん減ってるんですよね。

なっても辞めていく人も多いです。

なので何も考えないで酷い上がりを出してくるわりにお金だけは要求してくる、不都合な連絡は無視するみたいなくそアニメーターに「お願いします〜」とか言って仕事を渡さないといけない。

じゃないと人なんて集まりませんから

前は「コレじゃ海外に出したほうマシだったわw」と冗談で言われることもありましたが、もはや冗談ではないレベルになってきてしまいました。

底辺レベルの話をするなら、日本アニメーターより海外の人の方がうまいんですよ。

スケジュールがあればまだ直せるんですが、今はスケジュールもありません。

人もいない。スケジュールもない。儲かる見込みがないから、予算もない。予算なしにうまい人は集まりませんので、下手な人の絵を直すのに少数のうまい人が時間を浪費し、絶望して業界を去っていく。

これがアニメ業界の現状です。特にテレビシリーズなんて1話数を1ヶ月で作るとかよく聞きます

流石に劇場版でそれはないと思いますが、劇場版でも観る人が少なければ赤字になるのは変わりません。

制作進行から演出監督を目指すという人も多いかもしれませんが

それはつまり原画マンとのコミュニケーション、上がりの回収、日報入力制作デスクプロデューサーへの進捗報告、各種打ち合わせの準備と調整と実施原画マンへの営業

下手な原画を手直しする作業イライラした演出作監監督愚痴聞き役、作画デジタル化に伴う素材の調整作業などに加えて

日々絵の練習や、演出勉強をしていくということになります

忙しい時はだいたい12〜13時間くらいで仕事が終わりますから、そこから4〜5時間絵の練習して、寝て起きたら会社行く感じならこなせるんじゃないでしょうか。泊まれさら効率的ですね。

なのでスタジオには寝袋が常備されています

業界制作進行を気遣ってくれる人など存在しませんので打ち合わせは他のスタッフの都合に合わせて早朝やら深夜やらに組まざるを得ません。そしてそれらには基本立ち会わなければいけません。

精神を病んでやめていく人、身体を壊してやめていく人、突然いなくなる人。いろんな人がいます

なので上層部は育成するという考えを放棄して「いなくなったらまた雇えばいいや」と思うようになります

売れない、売れたとしても儲からない、利益が出ないか給料も出ない。

私の当時の月の手取り125000円でした。

家賃が45000円だったので、光熱費とかを差し引けば月に使えるのは6万円くらいでしょうか。

携帯は壊れても買い直せないので、そのまま使っていました。

安すぎと思うかもしれませんが、マシな方だと思われる京都アニメーションさんでさえ、そんなに大した差はないです。

もっとも、京アニさんは社員ちゃんと育っているぶん他の会社よりはかなり状況は良いんじゃないかなと思います

(それだけに以前の事件は本当に悔やまれます。)

当然ですが残業代など出ません。

タイムカードは切ってましたが勝手に定時で帰ったことにされてました。

まあそのまま精算してたら労基法的に一発アウトでしょうからね。

安い給料で長時間働いて、人生を浪費してそれでも希望があればまだいいですが

悲しいことに監督演出になっても稼げません。

せいぜい月50〜60万ってところじゃないでしょうか。

フリーランスでやってるならそこから税金が引かれますから

いいとこ年収500万円とか。

苦労したわりに安くないですか?

そして使い捨て採用されたアホ制作に「遅れてるんで土日も働いてください。残業代は出ません」とか言われるんですよ。

作業の遅れの原因は、そもそもクソみたいな上がりしかまらないことなのに。

でも良い上がりを出す人は会社に拘束されてて外には出てこなくて営業しても全く捕まらないので、どうしようもないです。

もうこの業界終わりです。

作品掛け持ちできるような化け物クリエイターなら、まだ稼げるのかもしれませんが。それでも、外せない打ち合わせとか監督特に多いので、掛け持ちはプライベート時間をかなり削ることになると思います

行き着くも地獄、今も地獄。どうしようもないなと思ってやめることにしました。

最後愚痴をぶちまけたいと思います

絵を描けるからって偉そうに制作文句ばっか言うやつ。

ふざけんな。

締切守ってから言えや。

「頭おかしいんじゃない?病院行った方がいいよw」とか、普通にパワハラから

そんなパワハラ野郎でも「業界そういう人ばっかりだから」と言って辞めさせない会社ゴミ

人格否定人権侵害するような人と働きたくありません。ただただ不愉快だわ。

そしてスケジュールの遅延の原因を制作に求めてくるデスクプロデューサー

まともな人と予算スケジュール用意してから言えや。

今時うまい人がフリーで空いてるわけねーだろ。

金もねーのに、なんで人集まらないのかな?じゃねーんだよバカか。

何一つまともな要素がない業界で、未来も真っ暗闇ですが

それでもきっと、今年も新入社員が入ってくるのでしょう。

電通に入る人とかと同じですよね。

ブラックなのわかり切ってるけど、やりがいがありそうだと思って入っていく。

頭がまともな人から辞めていきます

そして頭のおかしい人だけ残ります

これが日本の誇るアニメーションですって。

笑っちゃいますね。

貴重な体験をさせてもらったと思ってますが、お勧め絶対しません。

アニメ業界に入るのはやめた方がいいです。

2022-09-30

DB好きがONEPIECE film:REDを見て必ずしも映画が売れる事が良いとは限らないなと思った話

一昨日の夜、タイトルに書いた映画を見てきて、色々と気持ちが整理出来たので、備忘録としてこれを残す事にした。

先に結論から書いておくと、私はこの映画シナリオ以外の部分は文句なしで好きであるものの、シナリオもとい映画メインヒロインであるウタの存在に大いに疑問を抱いた。

そしてこのウタの存在映画の売れ方、更に自分本命作品であるドラゴンボールとの関連性を見てタイトル結論に達した。また、ワンピファンライトもヘビーも、特にfilm:REDが好きな方)にとってあまり良い印象を持たれないであろう内容を書いている事を明記しておく。それを念頭に置いて読むか読まないか判断をお願いしたい。

以下詳細に書き記す。

まずは私のワンピ遍歴から

といっても実は私は原作をしっかり読んだことが無く、昔にゾロが仲間になった付近までを読んで自分には合わないなと思い、読むのを辞めている。内容もほとんど覚えていない。それ以外では2chのまとめなどのネット記事ネタ動画コラ画像などの賛否別れるであろう二次創作でうっすら知っているぐらい。簡単に言えばにわかである

そんなワンピにわかの私がfilm:REDを見ようと思ったきっかけは単に周りで流行っていたからだ。ネットでもリアル人間関係でも耳にしていて好評を聞いていた。そして、それに加えて実は試写会から公開当初にかけて、原作ワンピースファンから著しく評判が悪かったのも風の噂で聞いていた。そんな評判で何故こんなに売れたのか?と不思議に思ったのだ。原作ありきのアニメ映画というのは、第一原作アニメファンの為に作り、それに加えて新規層の確保が主な目的だと思っているので、原作ファンに不評なのによくヒットしたもんだと純粋な疑問と好奇心が沸いたかである

また、話は変わるが私はドラゴンボールという作品の大ファンだ。ワンピ同様有名タイトルなので、知っている方も多いだろうから詳細は割愛するが、このDBワンピは実は関連性が非常に高い。

・連載期間は違うものの同じ雑誌掲載されているバトル漫画大人作品

原作者同士で仲が良く漫画で大々的にコラボや対談なども複数回行っている。

アニメ制作会社(東映)、アニメを放映している放送局フジテレビ)、グッズやゲームなどの販売会社バンダイナムコ)がモロに被っており、アニメ製作陣や販促に似通った節がある。アニメゲームでもパロ含めてコラボを行っているほど深い縁がある。

このようにかなり深い関係にあり、DB界隈にそれなりに深く長くいれば、確実にワンピ話題は耳に入り、恐らく逆も然りだと思われる。良くも悪くも比較されて並べて語られることも多いので、ファンが一部対立していたり、どっちも好きな人、片方嫌い片方好きな人がいるなど、色々とカオスである。かく言う私は良くも悪くもワンピは興味が無く、嫌いでも好きでもないと言った感じだ。しかし、ドラゴンボールはめちゃくちゃ大好きな為に近年のDB映画の高クオリティ作画に圧倒されていたこともあって、同じ東映作品作画陣が本気を出して作ったfilm:RED作画構成に興味を持った。恥ずかしながら、あわよくばワンピで使った最新技術を今後のDB作品でも使ってくれないかなーなんていう下心があったのも付け加えておく。とにかく東映映像技術の視察名目があった。

で、映画を見た感想に移ると映像面、音響面ではかなり満足する結果を得られた。CGや高クオリティ作画を駆使したライブシーンと戦闘シーン、ベテラン声優DBZの効果音をふんだんに使っており、迫力も満載だった。DBで一軍の作画である高橋優也さんの名前EDクレジットで見た時は本当に興奮した。

ウタ役の名塚佳織さんもadoさんも賛否両論あるもの自分はそこは受け入れられた。これは恐らく原作ファンではないからというのが大きい。鑑賞目的の一つである技術視察という面で言えば大収穫だったので、これだけで1800円払う価値があったと言える。あと、分かっていたとはいえ声優陣がDBともろ被りなのが、中々に笑いを誘った。

さて、本題である批判部分だが、第一にも第二にもシナリオ構成とウタにある。これが非常に疑問というか一部(多くの?)原作ファンから不評なのが納得する内容だった。1番言いたいのはウタはかなり悪どい事をしているにも関わらず他キャラ特に観客及びルフィ一派から許されすぎだと感じた。過去に悲しい出来事があったのも引き返せないのも分かるし、逃げたくなる気持ちも分かる。キノコ副作用暴走したのもわかるが、それでも世界の7割を巻き込んだ集団心中未遂はやりすぎだし、簡単に許されるものでは無いと思う。一番辛いのはウタじゃなく、ウタの歌を純粋に楽しんでいたのに不幸な事故に巻き込まれた罪なき観客達及びルフィ一派だと感じる。せめて、もう少し観客に叩かれる描写を強化するかルフィシャンクスゴードンなどがキノコ暴走する前のウタ(具体的に真実を知った1年前)を多少なりとも咎め描写を入れてくれれば溜飲が下がったのだが、自分が見た記憶ではそれは無かった。擁護派の方が特典冊子を読めばウタの事を理解出来るというので、2回ぐらいちゃんと読んだが残念ながら上記感想になった。とにかく自分倫理観的には受け入れ難い人物だった。全部トットムジカが悪くて、ウタは全く悪くないは流石に無理があったと思う。ただし、最後亡くなった事を考えると本当に全く悪くないとは思ってないだろう。多分

そして、どうやらこういう風に思ったのは私だけでは無いらしい。同じく受け入れられなかった人々が試写会から現在に至るまで苦言を呈している。それらの評価を読んでみると大いに同調出来るものが多い。ワンピにわかの私ですら、このような評価を下してしまうぐらいなので、原作ファンでこの映画が好きじゃない方にとっては耐え難い苦痛だろう。「原作者が関わっているとはいえ、後付けぽっと出の映画オリキャラチート能力を使って無双しまくり」「オリキャラを立てる為に既存キャラの設定が壊されて時系列等に矛盾が生じる」などが行われた(らしい)ので、たまったもんじゃないのは大いに賛同出来る。同じような事をDBでやられたらめちゃくちゃブチギレる自信があるぐらいには理解出来ているつもりだ。一応本編とはパラレルという補足はされてるらしいが、それでも嫌な物を見てしまった事実からは逃れられないのも理解出来る。せめてこれが映画という大々的な作品での発表ではなく、ゲームオリジナルストーリーなど明確に本編と違うおまけの物として扱われていれば、まだ受け入れられたのかなと感じた。それじゃあ、ado宣伝にならないか絶対やらないだろうけど。

しかし、残念ながら映画は大ヒットしてしまい、これがワンピースの代表作であり、この作品を絶賛する層と受け入れられない層とで決定的な溝が出来てしまった。どこもかしこ新規層によるRED及びウタの話題で持ち切りになっていたら、反RED古参から悲鳴という名の批判REDファンに突き刺さり、盛大な論争へと発展していることだろう。というかしている。最初の方でも書いたが、私は原作ありきのアニメ映画の正しいあり方というのは第一原作アニメファンに向けて作り、第二に新規層の開拓にあると思う。今回の映画は前者をやや蔑ろにし、後者に重きに置きつつ、ado宣伝に使ったという印象が強い。なので、興行成績的に言えば大成功だが、反RED原作ファンからすれば全く嬉しくない成功であろう。なんせ、これで売れるってのがわかってしまったので、またやらかす可能性が出てきてしまう。

私もDBに関してはガッツリ原作推しなので、もし万が一このような事態になったらと考えたら身震いがした。そして同じアニメ製作会社故にこのような方式DB映画が作られた可能性がある。よって某ネットミーム風に言えば「逆だったかもしれねェ…」ってやつになってた可能性さえある。もし仮に作られたとして流石にREDほどヒットするとまでは全く思わないが、成功しようが失敗しようがそんな映画自分の好きな作品に残るのは絶対に嫌なので、嫌な言い方になるが作られた時点で負けである。少なくとも私はめっちゃ嫌だ。

こうして、タイトル結論へと帰結していく。ぶっちゃけ、この記事対岸の火事に飛び込んで火達磨になった事のレポでしか無い。しかし、これを読んでRED及びウタ推しアンチワンピ好きな人DB好きな人、どっちも好きor興味無しetc…どんな層であっても何かしら感じ取れる部分があったなら、それで良い。是非コメントを残していただけたら有難い。なるべく削ったつもりだが、とんでもない長文になってしまった事をお詫び申し上げる。

そして、最後まで読んで頂きありがとうございました。

追記:ちょっと文章修正

コメント欄にてコメント返信を行いました。

また、記事を書いたあと時間が経って書いたものを読み直したり、色々と考えを深めていたら他にもウタに関して追記したい事があったので、補足

ウタが現実世界海軍民間人攻撃された際にやめてー!と言って必死で手当していたけど、あれを見て恐らく大部分の方はウタは優しい子なんだなーとか好印象を抱いたと思う。

しかし、私はいやいや、なんか必死こいてるけど元はと言えばそっちが勝手に巻き込んだせいだからな。海軍だってそういう選択を取るつもりは無かったのに、あんたのせいだからな。とシラケた感情になった思い出。

とにかくこの子は良い子で悪くないんですよ感を強調されてうんざり

あと最終的に死んでしまったのが気に食わない。

死んだ事が禊のつもりで逃げるいうテーマに沿ったものなんだろうが、寧ろ生きて自分が犯した罪を償って欲しかった。

まあそれじゃあラストに繋がらないからそうする理由はなかったんだろうな。はぁ…

最後にウタの心情補完をもっとみっちりやってくれたら、まだ私でも同情出来たかもしれない。

ウタと似たような動機境遇心中を測ったキャラ複数名知っており、普通に好きなキャラもいるぐらいだが、どれも原作者の心情描写が光る作品だったので、小説漫画などでそこら辺を補完してくれたら話が変わったかもしれない。

そしてそれらの作品基本的映画のような短編ではなく漫画ゲームなどのそれなりシナリオがみっちり描ける媒体からこそ、深堀出来たのだ。

批判レビューの中で映画でやるべきじゃなかった、ワンピでやるべきじゃなかったとあるが、正しくその通り。

ウタは映画で扱いきれるようなキャラではなかったのだ。

その他色々言いたいことはあるがマジで無限文句が出てくるので一旦ここまで。

シナリオ面は叩けば叩くほど埃が出てくる映画だな本当…

2022-09-29

なんでオシャレでとんがってるアニメ制作会社作画けが良くてつまんない作品ばかり作るんですか?

2022-07-03

ゆるキャンの一番やばいところ

ゆるキャンの一番やばいところは、制作会社が弱小だったにも関わらず、あのCloverWorksを真っ向勝負で倒したことなんだよな。



ゆるキャン1期が放送されたのは2018年冬だが、放送前の期待度が皆無だった。なぜなら、お墨付きが全くなかったからだ。


まず、ゆるキャン放送前まで単行本が500程度しか売れなかった。

ジャンプマガジンラノベだったら100万部超えるのが当たり前。


さらに、ゆるキャン制作会社に恵まれているとお世辞でも言いがたかった。

けいおん鬼滅の刃アニメきっかけで大成功したが、京都アニメーションufotableという一流の制作会社が手掛けていたこともあって期待度が高かった。

それに対して、ゆるキャン制作会社はC-Stationという弱小の制作会社普通な不安視される。


そして、極めつけは、2018年アニメにはゆるキャンの他にもきららアニメがあったこと。しかも、制作会社はあのCloverWorks現在最も勢いのあるアニメ制作会社

そのアニメは『きららファンタジア』の看板を背負い、アニプレックス下駄を履かされていた。

故に、期待度がそちらの方が高かった。



だが、ゆるキャンは予想に反して大ヒットした。CloverWorksとアニプレックスゆるキャン尊厳破壊されることになった。

強者に負けるよりも、見下していた弱者に負けるほうが屈辱的だ。

2022-06-23

ドラえもんパラレル西遊記クレジットシャフト入っててビビった

なんとなく最近アニメ制作会社っていう印象が強かったけど、80年代にはもうあったんだな

なんかフロム・ソフトウェアファミコンゲーム出してたような気分

2022-06-05

anond:20220602230507

この記事コケたけど、俺はまだ諦めない。

きららアニメ増田ポジティブ意味話題になる度にシュバってやるからな。

きららアニメオワコンであることを知っておいたほうがいいよ




まあ、どうせ芳文社は、『ぼっち・ざ・ろっく』で名誉挽回するつもりなんだろ?

期待できる要素が多すぎて覇権アニメにならないのがありえないレベルになってる。


制作会社のCloverWorksは、今最も勢いのあるアニメ制作会社

アニメの『その着せ替え人形は恋をする』と『明日ちゃんセーラー服』を大ヒットさせ、春アニメでも『スパイファミリー』が覇権レベル話題作になっている。


次にくるマンガ大賞2019では、8位にランクイン

ちなみに、2022年アニメ覇権を握った着せ恋は6位だった。

まり、ぼざろはすでにあの覇権アニメと並んでいることになる。しかも、制作会社は同じCloverWorks。大ヒットは秒読み段階。


わたモテという前例

ぼざろは海外で人気が出ることが保証されている。

私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』という前例があるから

わたモテは、日本よりも先に海外掲示板4chanで大ブームになった。

ぼざろはわたモテと同じ陰キャギャグ漫画から4chanredditで大きな話題になり、MyAnimeListのランキングでも上位をキープするだろう。


パリピ孔明』という前例

新型コロナウイルス流行で、アイドルアニメを始めとした音楽との結びつきの強い作品が廃れていった。

事実2021年に『IDOLY_PRIDE』や『SELECTION PROJECT』が鳴り物入り放送されたが、大した話題にならなかった。

しかし、『パリピ孔明』は違ってた。放送と同時に大きな話題になった。

から、ぼざろの成功保証されている。


以上より、『ぼっち・ざ・ろっく』が覇権にならない理由はないのだ。

アニプレックス煉獄杏寿郎を「400億の男」にできたんだ。

後藤ひとりを「30万枚の女」にすることぐらいできるだろ?

2022-05-02

アニメーションを作る仕事をしていた【前編】

プリキュア」「ワンピース」など、東映アニメーション4作品の通常放送再開が発表 「お待たせをして申し訳ございません」

https://animeanime.jp/article/2022/04/06/68680.html

約十年前、曇りだったあの日新卒で入った会社人材営業をする日々に疲弊していた頃、新宿駅構内で、あるエンタメ企業求人ポスターを見かけた。

アニメを作る仕事したことはなかったが、興味を感じて応募したところ、あれよあれよという間に内定をいただいた。役員面接パスだった。

それからの私は、『アニメを作る仕事』に邁進する日々を過ごすことになる。長い時間だった。毎日が修業だった。

数年前、無理がたたって病院送りになった。心も体も限界だったのだ。大したレベルではないが後遺症も残った。退院後も結局、心身の調子回復しなかった。

それで、退職を申し出て、東京から遠く離れた田舎に帰った(のんのんびより聖地が近くにある)。今はお堅い仕事に就いている。

十分な時間が過ぎた。そろそろ、当時を振り返ってもよいのではないかあの日々への整理を付けられるはずだ。今からエンタメ企業アニメ部門で○年の時を過ごした男の話をする。

この記事で述べたいのは、シンプルに2点(5/4 以前はシンプリーでした。ブクマでご指摘いただきありがとうございます)。エンターテイメント業界で働いて面白かったことと、つまらなかったことだ。直情的に言うと、『心と体の奥底から感動できたこと』と、『エンタメ業界のほの暗いところ(要するに、こいつらマジでクソだなと思ったこと)』だ。どちらもけっこうな数がある。

それでは、さっそく説明していく。



― 心と体の奥底から感動できたこと ―

子どもの頃はアニメが好きだった。一番ハマったのは、『魔法陣グルグル』だった気がする。衛星放送では『白鯨伝説』やCLAMP作品を見ていた。

だが、小学校生活の終わり頃から学習塾に通うようになり、夕方以降にやっているアニメを見れなくなった。中学勉強漬けの日々を過ごしていた私は、いつの間にやらアニメのことを一切忘れてしまった。

中学時代も、高校時代も、大学時代もそうだった。変わらない。

いや、違う。大学の時は、深夜にやっているアニメをたまに見ていた。「コードギアス」「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」「蟲師」「夏目友人帳」あたりは確実に見ていた。

人材営業会社で働くようになってからは、金曜日の深夜に自宅に帰った時、疲れ切った頭でテレビを点けて「こんなアニメあったっけ」と、ボンヤリした気分で視聴することがあった。

私はたぶん、アニメが好きだったんだろう。なぜ見なくなったのかと言えば、十分楽しめるだけの精神的余裕がなかったからだ。ならばいっそ、見ない方がいい。中途半端に楽しむのは嫌だ。中学生になった時も、そんな動機アニメを一切見なくなったのだ。きっと。

そんな私が、アニメーション作品などを作る会社(以下「弊社」という。)に入社した後は、これまたどっぷりと『世界』に浸かることになった。入社から退職まで人事異動はなく、ずっとアニメ製作部門だった。

最初の頃は、アニメ雑誌のインタビュー記事に出るようなプロデューサーその他の足もとで働いた。雑用はもちろんのこと、小さい企画を考案したり、経理その他の事務や、各関係者とのスケジュール調整などを担っていた。ホワイトカラーに毛が生えたような業務内容だ。

ところで、人生で一番最初に携わったアニメは、某少女コミックでそこそこ人気を博した作品だった。タイトルは言わないが、雰囲気は『隣の怪物くん』に似ている。私が入社する半年から企画が始まっており、当初の担当者から引継ぎを受けた。携わったといっても、スタッフロール名前が載るわけでもない端役としてだが。実際、大したことはしなかった。やはりホワイトカラーの枠内に納まる仕事だ。

しかし、これは実際に私の世界を拡げてくれた。方々の兵が集まる企画会議に、必要とあらば関係各所を訪問して説得交渉にあたり、お金の雲行きが怪しくなればどうにかやり繰りをする(ダメなら追加出資企画削減)。ごく稀に、スタジオ等の収録現場では声優の本気と、半面その悲哀を目の当たりにし(ここらへんは後述)、成功した作品打ち上げ会では、自分達が作った数字を眺めて溜飲を下げる。

長い月日が経って、エンタメ業界に慣れてきた頃だと、新作の立ち上げに、利害関係者間の調整(交渉)に、プロジェクト全体の損益見通しの皮算用に、イベント企画運営に、ホームページ管理に……とにかく、アニメを見ない日はなかった。

面白かったのは、いろんな業界の人に会えることだ。クリエイターには当然会えるし、経営者にも会えるし、事務屋とも話をするし、現場労働で身を焦がす人も間近で観られる。特に印象に残っているのは、漫画家声優だ。アニメーターとは、あまり交流の機会がなかった……。

とあるアニメ原作者が一番印象に残っている。つまり作品の神だ。例の人と呼ばせていただく。

例の人は、ほかの漫画家とは一線を画していた。私がいっぱしに携わったと公言できるアニメは計20本近くになるのだが、その半数は漫画原作である。私達は、最低でも一度は彼ら彼女ら(作品の神)の姿を拝むことになる。機会は少ないが。

原作シナリオを変える時には事前に伺いを立てるし(ex.某鬼狩りアニメ敵役台詞である「禍福は糾える縄の如しだろ~」は改変が検討されたらしい。彼が難しい言葉を知っている境遇ではないため)、重要放送回だと制作現場に来てもらうし、打ち上げその他のパーティーがあれば楽しんでもらえるように最大限配慮する。

自作アニメ化されるレベル漫画家小説家というのは、揃いも揃って個性派だ。めちゃくちゃに大騒ぎをする人もいれば、ひたすら黙って沈思黙考の人もいれば、なんかもう色々とはっちゃける人もいれば、欲望丸出しで悪い意味子どもみたいな人もいれば、一般企業でも通用しそうな思考や行動の持ち主もいる。

例の人は、漫画家として優れているだけでなく、人格も見識も申し分なかった。落ち着いた性格で、人柄がよくて、教養もあった。話のやり取りすべてが学びに繋がり、励みになった。初めて会った時の吾峠呼世晴さんは、とにかく、これまで出会った数多の創造者の中で抜きん出ていた。

普通ラスボス人格根底太平洋戦争末期の日本の政治指導者所謂ファシスト)に置くなど、誰が考えつくだろうか。私は、鬼舞辻無惨の例の粛清の場面を読んだ時、丸山真男の「現代政治思想と行動」が真っ先に頭に浮かんだ。あの時、脳に痺れを感じたのを覚えている。

この類の書物を読んで、無惨様のキャラクターを作ったのは間違いないのだ。自らを善とするためであれば、どんな言辞をも取り入れ、どんな諫言も亡きものにする。

例として、あの粛清の時に魘夢が助かったのは、「無惨様を肯定たから」だ。「下弦の鬼を解体する」というトップが決めた戦略方針が、たったの一言撤回された――常なる無謬性がファシズムの基本である

あの時、「無惨様のキャラ付け旧日本軍意識したのですか」と聞いておけばよかった。残りの人生で聞くことができる機会は二度とない。無念だ。

 しかも彼等はみな、何物か見えざる力に駆り立てられ、失敗の恐しさにわななきながら目をつぶって突き進んだのである。彼等は戦争を欲したかといえば然りであり、彼等は戦争を避けようとしたかといえばこれまた然りということになる。戦争を欲したにも拘らず戦争を避けようとし、戦争を避けようとしたにも拘らず戦争の道を敢て選んだのが事の実相であった。政治権力のあらゆる非計画性と非組織性にも拘らずそれはまぎれもなく戦争へと方向づけられていた。

新装版〕現代政治思想と行動 (2006)丸山真男 P.91~P.92



エンタメ業界のほの暗いところ ―

この業界で働いていて、「この感じ、苦手だな」「マジでクソだな」と感じたことは当然ある。字数関係もあるが、何点かに分けて述べていく。声優の悲哀とか、人間嫉妬やねたみの話になる。

TVアニメCUE!」 [Amazon prime video]

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声優アニメ。一応付言するが、私が携わった作品ではない。

まだ新人だった頃、先輩(兼上司)に連れられて現場を見ることがあった。現場というのは、アニメ制作会社とか、編集スタジオとか、音声の収録現場などだ。

そのためだけに現場に行くのではなく、何かの機会のついでに現場作業見学を申し出るのだ。それで、不思議に思って聞いたことがある。

「(私達は)技術的なことはわからないのに、どうして現場に行くんですか?」

と。それに対して、彼はこう言っていたはずだ。

「確かにからない。仮に、目の前で手抜きをされたとしても見抜けないだろう。でも、企画である俺達が現場に行くことで、『あなた仕事を見ている』というメッセージを伝えることができる。俺達はこの作品に熱をもっていて、いいコンテンツを作れる未来を目指してる。そういう想いを行動で伝えるんだ」

みたいな回答だった。

これは今の私が大事にしていることでもある。要は、発注側が受注側の実仕事をどこまで見るべきかという話だ。今現在の私は、受注側の失敗が社会的に許されない類の仕事をしている。転職後に大きな失敗をしでかさなかったのは、あの先輩のお陰だ。

さて。私が二十代後半の頃だ。例の先輩と一緒に、声優がいる収録現場に初めて音連れたのは。スタジオに入ってしばらく進むと、小ホールみたいな広い空間座椅子が並んでいる待合スペース。十数人はいた。ほぼ声優マネージャー)に出た。その奥に、マイクが並んでいる部屋が映った。木目調で温もりを感じる、しっとりとした空間なのだが、当時の私に予想できるはずもなく。カラオケみたいだなー、とテキトー想念していた。

私と先輩が小ホールに入るなり、セミフォーマル恰好の何人かが寄ってきて、隣にいる先輩に挨拶していた。私も混ぜてもらい、名刺を交換した。

雑談が終わって斜め後ろを振り向くと、女の子と淑女が1人ずつ、あとは男の子が1人、まごつくように並んで私を見ていた――人生で初めて見た声優だった。後で知ったが、攻めのある挨拶活動で知られる声優事務所だった。

ひとりずつ私達の前に出てきて、「~~と申します。(簡単自己紹介よろしくお願いいたします!」と、ハキハキした声でアピールをやってのけた。そのうちの淑女は、私の着ていた衣服お気に入りのやつ)と指輪を褒めるとともに、香水をつけていることを見抜いた(やるな……と感じた)。男の子は謎の一発ギャグを仕掛けてきたのを覚えている。

※かなり昔のことだが、内容は一応伏せる。当日記では、声優個人名前を出すことはない。

私も「よろしくお願いします」と返したものの、微妙な気分になった。たとえ私がどれだけ昇進しようと、彼女たちのキャスティングに関わる可能性は皆無だからだ。まったくゼロではないが……。

例えば、アナウンサーになりたい女子大生は、いろんなイベントコンパニオンとして参加することで武者修行をするわけだろう。それらのイベントでは、今後関わり合いになる人だろうと、これっきりの人だろうと、あの子達は全力で挨拶活動をしていた。熱意は感じるのだが、やはり私には引っかかるものがある。

こんなことを思っている時点で、私はそういう職業には縁がないのかもしれない。今、私は『効率』という観点で物を考えた。あの声優の子が私に挨拶をしても報われる可能性はないのに、と考えた。夢中になっている人間効率のことは考えない。やれることをすべてやる。それだけだ。

かに心をとらえられ、たちまち熱中してしまうのは、謎にみちた不思議なことだが、それは子どももおとなと変わらない。そういう情熱のとりこになってしまった者にはどうしてなのか説明することができないし、そういう経験したことのない者には理解することができない。山の頂を征服することに命を賭ける者がいるが、なぜそんなことをするのか、だれ一人、その当人さえもほんとうに説明することはできないものだ。

はてしない物語(1982) 上田 真而子 (翻訳), 佐藤 真理子 (翻訳), Michael Ende (原著) P.17



の子達は本気だった。報われようが報われまいが、声優として活躍すると決めたからには、生き残るために何でもやる。上でURLを貼ったアマゾンのレビューにもあるが、声優は堅気の仕事ではない。勝った負けたで全部決まる。精一杯頑張っても生き残れる保証はない。選ばれた者だけが生き残る――余談だが、あの時の淑女と男の子は今でも活躍している。女の子はだめだった。

さて。淑女と男の子は、実力があるうえに、礼儀正しく、サービス精神豊富だった。それが生き残った理由だ。しかし、声優全般が行う営業活動には後ろ暗いものも当然ある。5ちゃんねるとかで、たまにアニメ業界出身者がスレッドを立てて降臨することがあるだろう。

それで、やり取りの中で、誰かが「枕営業ってあるの?」と質問をする。スレ主は「そんなのないよ」「聞いたことない」と応えるのが定番だ。

これは、私個人日記だ。この際だからはっきり言う。枕営業をしている声優はいるし、やらさせている声優もいる。重要フォローをさせてもらうが、芸能界の表舞台――ひとつ契約で何百万もの金が動く――に比べれば圧倒的に数は少ない。声優関係のギャラというのは、例えば女性タレントが出るCM撮影や、青年誌グラビアや、全国各所での公演活動と比べても相当に廉価だ。1回の収録につき数万円以内で呼べてしまう。表舞台に比べると利権は少ない。

それでも、そういうことはある。パターン簡単に分けて2つ。いっぱしの声優になりたい、もしくは声優であり続けたい者が、キャスティング権がありそうな人に近づいて配役を得ようとする。

スタジオでの雑談や、小さい贈り物や、二人きりでの食事くらいで留めておけばいいものを、一線を超えてしま場合もある。私が30才を過ぎた頃、例の収録現場で、声優に「よかったらご飯行きましょう」などと声をかけられたことがある(最終的な内訳:男性が2人、女性が5人)。

その際、はっきりと「ごめんね。私にキャスティング権はないんだ」と答えた場合、彼ら彼女らを傷つけてしま可能性が高い。いや、はっきりいって『侮辱である。なので断り方が難しかった。「帰って社内会議があるので」みたいな返答をしていた。

これはまだいい。声優個人or事務所の意思問題だ。「あの役がほしい」とどうしても思っていて、そのためなら何でもやるという覚悟責任さえあれば、枕営業は罪ではないと私個人は感じる。「この業界は堅気じゃない」とはそういうことだ。

追記)正直に言うと、私の妻が声優だった頃に食事に行ったことがある。私から誘ったので上の内訳には入れていない。



以上、「この感じ、苦手だな」と思ったことを述べた。以下に語るのは「マジでクソだな」と思ったことになる。すなわち、個人が望んでいる保証のない枕営業のことだ。アニメ業界に限ったことではなく、エンタメ業界には先日話題になった映画監督のような『畜生』が何人もいる。結果を出している人間の一部がやりたい放題やっているのだ。

まだエンタメ業界にいた頃、そんな人間に捕まったと思われる(主に女性声優の話を聞くたびに胸が痛くなった。このような話題が、どうして私などの塵芥の耳に届いているのか……? そう考えると、さらに心が抉られる思いがした。

おそらくは、やった本人または関係者面白がって吹聴している。私のところまで噂が届くということは、そういうことだ。いろんな声優の姿が脳裏をよぎった。「あの子大丈夫だろうか」といらぬ心配をしてしまうほど、当時の私には『噂』がグッサリと刺さった。

さて。エンタメ業界に恩があるのも事実だ。下種な話題はこれくらいに留めておこう。気が付けば字数がない。前後に分けることにする。

【後編】

https://anond.hatelabo.jp/20220502223252

2022-02-03

癖になる臭さでおすすめの弱小ツイッタラーを誰かに見てほしい

こんな話題とても表じゃ出せないし、こういう弱小アカウントは溢れてるから特別目新しいものでもないんだけど

誰かと共有したくてたまらいから書かせてくれ


https://twitter.com/karaage_kun_sun


断っておくと俺は彼のことが大好きだ

全てのツイートが「ユーモアのない逆張り陰キャオタク」を感じられてとても良い


まず固定ツイートから好き、2年近く落書きすら追加されてないモーメントを恥ずかしげもなくピン留めし続けてる

彼の性格からして本当に何も描いていないのだろう

コピー用紙落書きすらTwitter投稿するだろうし

無趣味オタクが『絵描きワナビ』のステータスを手放せないでいる」様がありありと感じられて微笑ましい


アニメ制作会社に恵まれ原作漫画、ムカつく

大抵絵が下手

https://twitter.com/karaage_kun_sun/status/1483789868774084608

おい俺より絵が下手なのに人気あるやつ順番に殺すべ

https://twitter.com/karaage_kun_sun/status/1483793574521368576

しかし彼は「自分は絵がうまい」と思っているのでプライドだけは一人前

時々他絵描きが発する啓発ツイートRTしているのもポイントが高い

数年前にジョギングした程度で元陸上選手面できるのは普通に尊敬できる


この何番煎じか分かんねえ手垢の着きまくったネタ流れてくるツイッタークソ面白えわ超面白いこれを初めて見たようにオモロイオロイ言えて羨ましいわ、バカ

https://twitter.com/karaage_kun_sun/status/1483795437060767752

何を隠そう彼は加藤純一視聴者である

加藤純一、これいつ見てくれよ

この悲しきモンスターを生み出した原因の一部はお前にもあるんだぞ



石を持ち上げて虫を見る趣味がある人は是非覗いてみてほしい

闇金ウシジマくんバイトくん編を見ている気分になれるぞ

2022-01-23

違法二次創作をめぐる嘘と真実

嘘1: 二次創作違法ではない

権利者の許可を得ない二次創作違法です(個人使用を除く)。

嘘2: 権利者は二次創作を黙認している

黙認しているかどうかは分かりません。(そして、「黙認していない証拠がないから黙認している」というのは詭弁です。)

権利から一部権利委託されている出版社アニメ制作会社の多くは、二次創作禁止しています

また、ニコニコ動画YouTubeではアニメカットを使ったMAD動画権利者の要請により削除されています

嘘3: 著作権侵害親告罪であるため、訴えられなければ違法ではない

訴えるかどうかの選択権利者に委ねられているだけであり、違法行為であることに変わりはありません。

嘘4: 二次創作宣伝になっている

二次創作宣伝効果ほとんどありません。

と言った要素の方が圧倒的に宣伝効果が高いです。

その上、ほとんどの二次創作は既に有名な作品のものであり、「二次創作により有名になった作品」なんてほとんど存在しません。

嘘5: 二次創作公式利益を損ねていない

本来許可を得て支払われるべき使用料が全く支払われていません。

嘘6: 二次創作は将来の作家を育てる

ほとんどの二次創作者はプロにはなりませんし、プロに占める二次創作出身者の割合ほとんどありません。

嘘7: 二次創作にいちいち使用許可を出すのは不可能

音楽の分野では、JASRAC等の著作権管理団体があり、実用問題なく運用されています

嘘8: 二次創作作品イメージを損ねていない

一般向け作品性的イラストを描いたり、淫夢ネタ等の下品ネットミームを流布したりするのが、作品イメージを損ねていないかどうか、常識で考えれば明らかです。

2021-12-27

魔法使いの夜映画化記念アニメ業界魔法を考えようのコーナー

タイトルの通りです。タイの目は中にもあります

第一魔法「過重労働

労働に関する法律を守らないことで作品クオリティをアップさせる魔法

基本中の基本であるため、殆どアニメ業界人使用できる。

第二魔法声優結婚発表や妊娠報告を素直に祝福すること」

坂本真綾さんご懐妊おめでとうございます! という素直な気持ち

今年は暗いニュースが多かったですが、最後に良いニュースが聞けてホッとしました。

三魔法「ラムズがやってたこと」

未だに思うところはあるけど、僕が野川さくら斉藤桃子宮崎羽衣を好きだった気持ちは紛れもなく事実から……

第四魔法脱税

法人税など計約1億3700万円を脱税したとして、法人税違反などの罪に問われたアニメ制作会社「ユーフォーテーブル」(東京都中野区社長近藤被告(51)と法人としての同社の初公判が17日、東京地裁田中昭行裁判官)であり、被告はいずれの起訴内容も認めた。

第五魔法押井守哲学

そばおいぢいいいいいいよおおおお

みんなは年越し蕎麦食べますか? 僕は緑のたぬきを買ってあります

2021-11-08

電車とかだと無差別すぎるけどさ

アニメ制作会社とかだとほんとGJって思う

燃やされた後のオタクの反応とか思うと

そのあとオタク犯人バカにして改変させられるとことか

2021-09-08

糖質増田に居付いてるうちは電車で人刺したりトイレで人刺したりアニメ制作会社ガソリン撒いたりしないからいいじゃないの

社会貢献だよこれも

2021-07-21

anond:20210720192107

>また、犯人統合失調症であることは、物語京アニ事件テーマにしていることも示している。

ここはわからんなぁ 統失事件京アニ事件はさすがに論理的飛躍が強すぎる

ルックバック内の事件って京アニ事件と似てるか?

火事起こしたわけでも、アニメ制作会社で起きたわけでも、賞応募者が起こした訳でもない

誰がこれ京アニ事件と似てるって言い出したんだろうね?何を統失ってだけだとしたらそれこそ安易こじつけ

迷惑だと思うんだが

2021-07-20

https://anond.hatelabo.jp/20210719171759

実在事件

アニメ制作会社ガソリンを撒いて放火するっていうのと

美大刃物男侵入して通り魔殺人、って大分違うような

自分はどちらかっていうと池田事件の方を連想した

アニメーターになって働き始めたところで会社放火されたくらいに似ているならともかく

ちゃんと変えているのにこういう難癖をつけるのってどうかと思う

2021-07-19

anond:20210719110231

とはいえマジで京アニの話とかけてるんですよ~って「聞きたくない」気もするのですっとぼけていてほしい感はあるな。

事件アニメ制作会社ではなく美大ってところはそんな距離近くないのでイコールではないとは思ってるんだが)

2021-07-18

京都アニメーションの性暴力について

京アニ放火殺人報道を知った時、アニメに興味が無い私でも当初は恐怖したし、悲惨事件だと思った。

その後色んな所で「京アニは素晴らしい会社だ、作るアニメはどれも素晴らしいアニメばかりだ」というような報道の仕方をされ、自分も少しだけ興味を持った

比較アニメが好きな知人にどれを見たらいいか聞いたら「最初ハルヒがいい」と言われ、名前だけなら知ってるぐらいの「涼宮ハルヒ」を視聴する事にした。

京アニジブリのような作品を作ってるのだと思いこんでいたので、気持ち悪い絵に戸惑ったが一応我慢して観た

2話まで観たところで、気分が悪くなって視聴を止めた。

ハルヒが同じ部員女生徒を無理やり人前で脱がして性的バニーガールの格好を無理やりさせ人前に出させる性暴力シーンに胃がムカムカしてこれ以上観る事ができなかった。

涼宮ハルヒ」というアニメがこんな性暴力シーンを堂々とやっているとは思わなかった。

紹介した知人になんてものを見せるんだ、こんなものを褒め称えてるのかと抗議したら「京アニ作品はどれも似たようなものだよ」と言い訳され、目眩がした。

このハルヒ以外でも、胸の大きい女性キャラ水着接客したり全裸が出てきたり男性目線性的消費を目的としたアニメを多く作っているそうだ。

京都アニメーションがそういう「性暴力アニメ制作会社」だという実態を知った時、私は放火事件に対する同情の気持ちも消え失せた。

燃やされて当然だこんな会社

京アニに限らず性暴力商売する会社人間も皆死ねばいいと思ってる。

から今回の事件天罰が下ったんだと思う。

ニュースでも「京都アニメーションは素晴らしい会社」と報道して、実際作ってるのが性暴力を売りにしたアニメだと世間人達はどれだけ知っているのだろう?

今一度、京都アニメーション100%何の落ち度も無い一方的被害者であるかどうか、皆さんも一度きちんと考えてみたほうがいいと思う。

義援金が何十億も入ったそうだが、まず自分達の前にあなた達がやってきた性暴力に苦しめられた人達のために使うべきではないのか?

2021-07-15

「例えば50歳の私が14歳少女と付き合ったとして」という発言のみをもって

議員として不適格でその発言のみで党の公認を即座に取消になって当然だと思う人達

「例えば私が秋葉原路上包丁を振り回して」や

「例えば私がアニメ制作会社の前でガソリンを撒いて」

だとしても、その発言のみをもって党の公認取消になっても当然だと思うんだろうか?

思わないのだとしたらそれは何故だろう?

2021-06-29

製作委員会」を批判するアニメオタク心理

製作委員会とは、アニメ制作会社以外の企業が、アニメ制作費用出資する仕組みであるアニメが売れた場合は、その利益の一部は出資した企業還元される。

一部のアニメオタクは、「製作委員会中抜きにより、利益アニメーター等に還元されない」と言って、製作委員会批判している。しかし、この意見は全く見当違いである。

そもそもほとんどのアニメは売れないのである。売れているのはワンピースとか鬼滅の刃とかだけで、アニメオタクが好むような深夜アニメなんか全く売れていない。だから製作委員会のような仕組みがなければ、アニメ会社はたちまち潰れてしまう。これに関しては、これ以上議論する価値は無いと思う。

ここで問題にしたいのは、「なぜアニメオタクは製作委員会批判するのか」ということだ。

これは彼らの社会へのコンプレックスの現れである

要するに、小さい頃から勉強スポーツもできなかった陰キャラが、インターネットで聞き齧った知識で「評論家」になれる話題が、たまたま製作委員会批判だったのである

製作委員会批判していれば、あたかも難しいこと・他人が知らないことを論じているような気になれるため、承認欲求が満たされるのである

2021-06-25

anond:20210625184445

アニメ継続してるんだから業界としては儲かってる&制作会社あんまり儲かってなさそう

っていう大筋としてはいいんだけど、なんかアニメ制作会社が不当に搾取されてるみたいなニュアンスになってるのは間違いだと思う。

アニメ制作会社制作完了で金をもらう契約仕事してて、DVD配信、その他グッズ類の販売からリターンを得る契約で受注してない。(アニメコケときリスクを被らない代わりに成功時のリターンもない形態

これはアニメ制作会社側の経営方針営業力問題

anond:20210625161953

仮説 6 稼げる奴が利益を分配しない。

あらゆる点で儲からないのなら、そもそもアニメ制作継続すること自体あり得ない。

から、本当は稼げている。

稼げているんだが、それは、例えば、製作委員会の一部の企業だったり、広告代理店だったりして、

末端のアニメ制作会社には利益ほとんど分配されないので、あたかも、稼げていないように見えるだけ。

2021-04-15

anond:20210415122056

これすごい興味ある

1.人間

2.牛豚

3.犬猫

4.アニメゲームキャラ

って並べて考えてみると、対象への愛情で悲しみが決まると思うんだよね

から、可愛がってるペット死ぬと飼い主は悲しい

だとすると同じようにキャラを愛しているとキャラ死んだらやっぱり悲しいと思うんだ

アニメキャラシナリオで死んだら憎悪シナリオ書いた人やアニメ制作会社に向かうのも当然だと思うな

2021-03-15

忍たまを見るのをやめた

忍たまを16期から全話追いかけていたが、2020年放送の最新作、28期の途中で話を追いかけるのをやめた。



アニメ制作会社28から、おそらく本格的に脚本のメインライター入れ替えに着手した。

ここにきて大量の新人ライターの投入。そして1期から忍たまを引っ張ってきた、忍たまの核を形成しているともいえるメインライター脚本担当する割合が例年に比べ、減っている。

その結果、自分主観しかないが「おもんない回」が増えた。


かに話の作りは整っている。整ってはいるが、それゆえに教科書通りの脚本といった印象を拭えない。

忍たまに求めるものは、教科書マニュアル通りに進む物語ではない。

自主規制をかけざるを得ないか、それともブチかますかのギリギリの「ヤバさ」を攻める姿勢だ。



忍たまの最新作を毎シーズンチェックする意義は、「とんでもなくヤバい回」を発掘することにある。


しかし、どうにも最新作の28期は意欲的に「ヤバい回」を発掘する気になれない。

何話見てもおもんない回の連続で、この先掘り進めても「ヤバい回」に出会える気がしない。

現時点でこの先、ヤバ回に出会えるという希望を持てない。将来性を見いだせない。

今まさに「コンテンツがお前向けではなくなった」の意味を噛み締めている。



28期は60話まで見た。

61話以降にヤバ回は待っていますか?

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