忍たまを16期から全話追いかけていたが、2020年放送の最新作、28期の途中で話を追いかけるのをやめた。
アニメ制作会社は28期から、おそらく本格的に脚本のメインライター入れ替えに着手した。
ここにきて大量の新人ライターの投入。そして1期から忍たまを引っ張ってきた、忍たまの核を形成しているともいえるメインライターが脚本を担当する割合が例年に比べ、減っている。
確かに話の作りは整っている。整ってはいるが、それゆえに教科書通りの脚本といった印象を拭えない。
忍たまに求めるものは、教科書やマニュアル通りに進む物語ではない。
自主規制をかけざるを得ないか、それともブチかますかのギリギリの「ヤバさ」を攻める姿勢だ。
忍たまの最新作を毎シーズンチェックする意義は、「とんでもなくヤバい回」を発掘することにある。
しかし、どうにも最新作の28期は意欲的に「ヤバい回」を発掘する気になれない。
何話見てもおもんない回の連続で、この先掘り進めても「ヤバい回」に出会える気がしない。
現時点でこの先、ヤバ回に出会えるという希望を持てない。将来性を見いだせない。
今まさに「コンテンツがお前向けではなくなった」の意味を噛み締めている。
28期は60話まで見た。