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2014-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20141108184742

今30代前半でSEとして元請けSIerに勤務しておりますが、転職を考えており、

Web系の企業ネイティブアプリの開発をやるか、ユーザ企業社内SEをやるか、凄く迷っています

迷っている理由はこうです。

Web

当面の年収が高めである点と、面白いB2Cサービスを開発できるという点は魅力的です。

ただし、40代、50代になって体力や成長速度が落ちたときに、エンジニアを続けられるか、という不安が拭えません。

一生、最新技術学習アウトプットを続けていく覚悟必要ですが、正直言って

10年後も続けられる自信はありません。

市場の変化が激しく、数年後に会社の業績が悪化し、職を失うリスクもあります

・業務系SE

一方の業務系SE(元請け)の場合は、手堅い選択になります

ある特定分野の深い業務知識を身につけて、PMを目指すことになります

当面は仕事を続けることができるでしょうがSIという業態シュリンク

避けられず、10年、20年先に会社があるのかどうかも不明です。

ユーザ企業SE

元請けSIer仕事をしていたときに、ユーザ企業社内SEのかたと話す機会がありました。

IT会社ではないユーザ企業には、技術に長けた人も少なく、できる人に仕事が集中しがちです。

クラウドなどがユーザ企業でも身近になり、ITビジネスが直結してきているなか、

ユーザ企業社内SEとしてビジネスに貢献していけたら、とても楽しそうだと思います


エンジニアのみなさんは将来のキャリアや、企業の選択をどのように考えていますか?

2014-09-04

マクロ的なコンテンツは引っ込んでろよ!!!!!!

ナレッジタスクが終わったらふたりで「語り」 にアクションを起こすアグリーしてたのにシリコンバレーデカイだけのマイノリティフェーズが同行したいって言いだして超むかつく

こっちはペンディングがないんだよ!軽いモチベーションロングテールすんじゃないよ彼氏いるドライブ

意識の高い奴が帰社したらASAP出れるようにタスクバッチリ終わらせたのにノマド的な全部パーに携わる

若くてマクロ的なコンテンツが相手じゃ勝ち目ないじゃん

マクロ的なコンテンツが憎い・・・シリコンバレーだけで世渡りしやがって

シュリンクしたコンテンツの苦労なんかコアコンピタンスわかんないんだろうなポテンシャル

若い子にマクロ的なコンテンツマジョリティ化してきてるモチベーションがしてマターに焦る

ちくしょう

飲み屋一軒でマクロ的なコンテンツと帰りやがったよバカ野郎

素敵な未来会社いかねえ

エグゼクティブ2行は昨夜ローンチ時半頃追記だよマイノリティ。今はコミットメント12オポチュニティーポテンシャルトラバ共そこ化までエクスキューズしなきゃエコ胸なだけじゃなくM3層ハンドリングポテンシャル

原文:巨乳は引っ込んでろよ!!!!!!

翻訳ビジネッシュ翻訳

http://bizwd.net/?h=52c51591f0e31809fb624e7e1942d134

2014-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20140603210933

まだ一応は売れてるんだね。

個人的な話をすれば、一時期片っ端から読んでたのを全く読まなくなった。

元増田の言うように、新しいと思えるものが無いな~ってのもある。どこかで読んだ設定、どこかで読んだ展開。

あとは、数が増えすぎて当たりを引く確率が下がった。以前はラノベ小説の扱いでシュリンクはされなかったか立ち読み(もちろん短時間の確認程度だよ!)である程度当たりハズレを判別できたけど、今は完全にマンガの扱い。ほとんどの書店シュリンクされてる。増えすぎてレーベルも作者も把握できなくなったしまった平台の海の中からタイトルと表紙絵だけで自分が読みたいと思える一冊を見つけ出すのは相当難しい。

そもそも何が読みたいか、なんて読者だって自分じゃわかってない。ふとめくってみた本の出だしが面白かったから読みだしてファンになる、そういうもんじゃない? 今はその出会いすら制限されてる。多すぎる選択肢と、シュリンクによって。

誰かを糾弾したいわけじゃないけど、何とかならんもんかな~とは思う。買わないと分ってるのに、なんとなく売り場を一巡りしてしまう元ラノベ読みとして。

2014-03-20

http://anond.hatelabo.jp/20140320130005

農家ってジジイババアがやってるイメージだが?

人口が減るなら、食料の作り手も少なくていいし

道路も少なくていいだろ。

全部シュリンクダウンするんだから子どもたちは別に困らないだろ。

 

唯一困るのは、大人が子どもから取り上げようとするケースだろ。

それに若年層とシニアがイーブンなら助け合うのは別に悪くない。

社会インフラ全体をスケールダウンさせてるんだからなんとかなるだろ。

2013-04-21

anond:20130421153503

「まず出会いを」

危険な思考だ。

世の中をみてみれば結婚にも色々なタイプがある。友達夫婦、熱愛夫婦セックスだけでくっついた夫婦、仲が悪いわけでもないのに別居してる夫婦

とりあえず「問題のない夫婦」だけでも上に書いたように色々あるし(もっとあるだろう)、「問題のある夫婦」は更に多様だ。

あなたはどんな結婚生活を築きたいのか?

1.明確なゴールの決定

映画や伝記で見聞を広げ、自分がどんな結婚を望んでいるのか、ゴールを明確にしよう。ゴールなのだから

とりあえずそこに至る過程は考えない。ただ目を閉じ、十年後、二十年後を思い浮かべ、自分がどんな

結婚生活の只中にいて欲しいのか考えよう。どんな相手だろうか。自分休日相手と何をしてるだろうか。

夢想の中の妻は生活の疲れで量の減った灰色の髪を気にして白髪染めをはじめてる。

十年後も君は相変わらずウサギのようにせわしなくセックスをしてだらしなく妊娠させて中絶させてるだろうか。

それとも子供サッカー試合の応援に家族揃って出かけるところを思い浮かべるだろうか。

あるいは、娘のバイオリン演奏会に夫婦で着飾って出かけるところかもしれない。

2.ミッション策定

ゴールの設定が済んだら、そのゴールに向けたマイルストーンの設定をしてみよう。

まずは十年後を目標にして、1.で決めた目標を達成するには自分がどうなっていなければならないか、二年刻みで

表を書いてみよう。頭の中でボンヤリと考えるのではなく、A4の紙を取り出して横におき、線を横に引っ張るのだ。

これが君の人生タイムラインだ。

そこに等間隔で刻みを入れる。この一つの刻みが二年に該当する。十年後のゴールに向けて、それを実現出来ているためには

何が出来ていなければならないか考えながら、右、つまり未来から順番に小目標マイルストーン)を書き入れる。

往々にして、右端に書いた目標が「大きすぎる」ために、マイルストーンが過大な要求をしていることがある。そうなったら最初目標シュリンクするのだ。

・娘のバイオリンは諦めよう。ニコ生で「歌ってみた」を許可すればそれでいいことにする。

・息子が本気でサッカーにのめり込んでサッカー留学したいなどと言う前に、スポーツ留学に失敗して麻薬に溺れたスポーツ選手ドキュメンタリーを9歳の時から毎週見せる。

・妻には「白髪の君も美しい」と言うことにしよう。君は知らないかもしれないが女性の髪に掛かるお金は大きい。今から、鏡に向かって「白髪の君も美しい」と言う練習を重ね、その言葉自然に口をついて、本心から出たものであるかのようになるまで滑らかに発音できるようにしておこう。

さて、これでマイルストーンの設定がしやすくなったかもしれない。

とりあえず現実的かと思えるマイルストーンが設定できるようになったら、君の想定年収からマイルストーンの実現性を検討してみよう。多分、君は想定している妻が専業主婦はいられず、妻が正社員で働き続けているようにゴールの再設定をしたくなるかもしれないね

さて、知っていると思うがこんにち子供を預けておける保育園は少ない。よほどくじ運がよかったりしないとダメだろう。そうすると、共働きなら子供が持てるという話も怪しくなってくる。

こうなってくると、マイルストーンの再設定では間に合わない。せっかく描いてもらったA4の紙はくしゃくしゃにしてゴミ箱に入れよう。いや、その前に萌え絵の練習ぐらいしてもいいかもしれない。なんせ、パルプも貴重な資源なのでなんにせよ無駄遣いはよくないしね。

3.ゴールの再定義

マイルストーンの修正ではゴールに到達出来ないことがわかったときは、ゴールの再設定をする。

そもそも、ゴールとはなんだろうか。私は、「幸せになること」だと答えたい。

最初にゴールを設定したとき、「幸せになるには結婚が不可欠だ」と考えてゴールを決定したが、如何なる方法でもそれが実現できないとするならば、どちらかを諦めるしかない。すなわち、結婚か、幸せかのどちらかだ。私は、全ての人間幸せを追求する権利があるということを再び強く言いたい。

それにしても、結婚幸せが関連しているなどと、我々はどうして思い込んだのだろうか?

これに関して、進化心理学観点から色々述べることはできるが、差し控えておこう。結論から言えば結婚結婚であり、幸せ幸せだ。両者には何の関係もない。それを勘違いさせているのは我々の脳だ。

そして、我々は脳で幸せを感じ取る。そこで、君には「虹嫁」を持つことを提案したい。

この提案に従ってゴールの再設定をすると、十年後の休日、君は「お兄ちゃん、もう朝だよっ(プンスカ)」という声で(その声を出しているのは君のiPhoneアプリだが)目覚め、目をこすりながら軽い朝食をとり、

ラーメンをすすりながらちゃぶ台の上でもう何度見たかからない「リリカルなのは」の映画パソコンで見る。昔はニコニコでコッソリ流される映画で実況コメントを打ちながら鑑賞していた事もあったが、「m9って何?」という指摘を受けてから君はそっちを引退してる。

変身するシーンをコマ送りにしながら、君は呟く「やはり大画面はいいな」。

惨めなのだろうか。そういう感想を持つ人もいるだろう。しかし、男を人間ATMしか見なさない女と暮らしているより何百倍もマシなのではないだろうか。

2013-02-23

ぼくのかんがえたPS4分析 - SONY製造業としての業から解き放たれたPS4

http://anond.hatelabo.jp/20130223090512

に触発されて俺なりのPS4分析をしてみた。

ハードウエア製造業の夢より、ソフトウエアクリエイタの夢 - ハードからソフトへと言う現実

一言で言うと↑これがPS4だと思う。

三行でまとめると

PSのビジネスモデルを振り返ってみるのだが、この切り口から行くとPSはSONY半導体戦略、そしてSONY製造業と言う性質とと切っても切れない関係がある。

利用上の注意

なおすべて妄想となっておりますので、これを真に受けて被った損害などについては一切責任を取れません。皆様におかれましてはその旨ご了解のうえご覧いただけますよう、よろしくお願いいたします。ご協力頂けない場合につきましては、いい歳こいたアラフォーの髭ヅラ男が涙目になると言う非常にウザイ状況が発生することとなり、誰も得をしません。ご理解とご協力をお願いいたします。

PSの歴史SONY戦略について

初代PSとそれがもたらしたもの

SONYゲーム機を一緒につくろうと言って任天堂に近づいたものの交渉が決裂してできあがったのがPSであったわけだがこれが大ヒット。

さらにPSでは、内部で使われている半導体を自社設計・自社かそれに近いFabで作る事によって

など副次的な効果もあり、さらに「SONYの旗艦」といったイメージを作り上げることができた。この他に、CD-ROMを手がける部門や、SONYのCDプレス工場部門等々、PS景気により、直接的なPSによって生み出される効果以外に、PSという揺るぎない需要存在する事で、設備投資などに積極的になれたといった効果がうまれた。

PS2では完璧芸術品であったDreamcastを殺すほど大成功

初代は始めどこまで意図されいたかは不明だが2台目ではそれらの経験が生かされる事となりより強化された。まず一番は半導体工場で有り、旺盛なその需要と、それによって得られた利益投資に回し新プロセスを開発、シュリンクすることによって最終的な黒字を目指すことで赤字で販売をスタートすることとなる。

ゲームハード赤字でも、ソフトが売れれば黒字。こんなの当たり前だろ、と言う話であるが、総合情報機器メーカであるSONYでは少し事情が異なる。これは、ソフトウエアライセンス事業による利益によって、間接的に半導体生産設備投資を補填すると言う形を意味する。もちろんそれ以外にもSONYの製造部門にもPS2赤字でも販売すると言う行為によってもたらされる間接的な利益が流れた。

ご存じの通り、PSは我が愛する芸術品たる至高のゲーム機Dreamcastを完膚なきまで叩きのめし世界最高の企業セガプラットフォームから引きずり卸しパチンコ屋に買われる所まで追い込む等大成功をとげた。そしてゲーム機生産により、SONY製造業部門を引っ張っていくという当初の見込みは大成功した。

それをさらに強化したのがPS3、そしてCellであった。

PS3Cell BE が見た夢

PS3時代になると、パソコンの旺盛な需要の元、急速に進化した集積回路は、プロセッサの新規開発コストさら半導体プロセス開発に必要な資金が膨大に膨らむという現実に、様々な企業が立ち向かうよう時代が来ていた。世界の巨人たるIntelと、それ以外という構図が生まれ、世界中でFabの統廃合が進んでいた。

その中で目をつけられたのがゲーム機という存在であるパソコンに対抗できるほどの膨大な需要を生むゲーム機は、薄利という性質を持ちながらも数が出るため、生産設備を拡大しやすプロセス開発の資金を捻出する事に有利であった。さらSONYは、ゲームハードウエアが、当時のパソコンなどに比べて圧倒的に高い性能を持っていなければ存在価値が無い、と言う観念を持っていた。これはかつて任天堂がもっていた思想であった。

さらIBMなどの思惑とも一致、開発がされたのがCell B.E.であり、この存在PS3を生んだ。そう、ここまで来てSONYは、半導体のためにゲーム機デザインしたのである

もちろんこの説にはいろいろな異論はある。しかし俺は順序としては、ソニーグループ全体の長期的な戦略にPSが生む半導体工場の増設という戦略が大規模に組み込まれていたのは間違いないのでは無いかとみている。そこで完成したマシンは、化け物であった。現在まで続く潮流であるGPGPU的な動作もこなCell B.Eがもたらす高性能と、高い拡張性を備え、既にゲーム機では無いとまで言わしめるものができた。この性能は当時の最新鋭コンピュータを大幅に上回るものであった。

しかし……。GPGPU概念は早すぎた。性能を引き出すことが、当人であるSONYでも難しかったのである。そしてこれはミドルウエアや開発ツールの乏しさにも繋がる。そのためスタートアップに失敗した。この失敗は、PSがゲーム機として優れていなかった、あるいは、他者装置に負けた、と言う意味で失敗では無い。製造業としてのSONYが、自社の思惑通りに事を運べなかったと言う事での失敗である

ハードウエアの夢、ソフトウエアの夢

結果SONYは、PS3需要を当て込んだ生産設備リストラ・売却するなどの対処をを迫られる。さら韓国勢などの追い上げ、AV市場の急速な変化、SONY本体の体力の低下、パソコン高速化などにも影響を受けることになる。

PS3のものは、OSの改良、ミドルウエアや開発ツールの向上などにゆっくりではあるが立ち上がってきたが、製造業としてのSONYPS3に期待した効果は得られず、ハードウエア屋、製造業がみた夢はここに破れた。

さら時代は動き、集積回路は、Intelプロセスで1世代以上先を行き、それ以外はすべて後から追うという構図が完全に定着してしまった。SONYも、SONY半導体と言えば、集積回路ではなく画像素子、と言う時代が来て久しい。世界中半導体製造業者の統廃合は進み、国内半導体産業は衰退した。新プロセス開発の難易度や、集積回路の大規模化から来る開発コストの上昇はいかんともしがたくなっていた。

ゲーム必要とするスペックはもはや飽和している。少しでもリアルに、少しでも高性能にと言う方面はすでにマニアのものだけになってしまい、それら需要だけで、そのとき販売されているパソコンを上回る高性能チップを開発、載せるコストを満たすことはできなくなっていた。具体的に言えば、ウルトラハイスペックの、GeForece GTX SLIクラスにも勝ちうるGPUを、専用設計オーバーヘッドを極力少なくすることができるとはいえ新規設計することが難しくなっていたのであるさらにはゲーム機業界ではスペック競争を離れた任天堂Wii、あるいはDSを生み出し、ケータイ、そしてスマフォとと言う存在カジュアルゲーム市場をかっさらうようになった。特に日本では据え置きゲーム機リビングルームに置かれ、パーソナルな空間に置いてゲーム機携帯ゲーム機になったのである

そして決定的だったのが、ゲームエンジンの躍進と越境であろう。従来はゲームエンジン製作環境ゲーム会社門外不出のものであった。しかしそれらが会社を通じて流通し始め、さらには専門業者も現れるようになったのである

家庭用ゲーム機と言えば、ゲーム機の性能を引き出すためにソフトごとにアセンブラ最適化チューニングを施す。それを行っても常に動作が一定になることがメリットとして、パソコンに比べてゲームは常に一定の動作をすることが担保できるためにゲーム製作に専念することができた。しかし、パソコンは十分に高性能になった。家庭用ゲーム機も十分に高性能になった。その結果、チューニングを行わなくてもそこそこの画面が作れるようになってきたのである。そこで余った能力ゲームエンジンオーバーヘッドを許容するようになり、ゲームエンジンの躍進に繋がった。さらゲームエンジンプラットフォーム間の差異すら吸収し始めた。あるゲームエンジン採用すれば、あまり手間をかけること無く、パソコン版、PS版、XBOX版、Wii版と複数プラットフォームで出せるようになったのである。これは、ゲームエンジンが新たなるゲーミングプラットフォームとして君臨する可能性を示唆していた。

しかし、チューニングなどといった、ユーザとは直接関係の無い部分に手間をかける必要が無く、作ったゲームがどこでも動く。これはクリエイタとしては非常にありがたい事なのでは無いか

ビジネス書に出てくる例えがある。ユーザねじ回しが欲しいのでは無い。ねじを回したいのである。同じように、客はゲームがしたい、もっといえば楽しいことがしたいのであって、別にゲーム機が欲しいわけでは無いのであるクリエイタはゲームを作りたいのであって、ゲームハードウエアを使いたいわけでは無いのである。ここに合致したのがクロスプラットフォームゲームエンジンであり、そしてこれらはクリエイタに作りやす環境提供し始めた。さらゲームエンジンは新たに現れたライバルであるタブレット/スマートフォンにも対応している。

しかゲームエンジンの躍進は、プラットフォームビジネス崩壊意味したし、PS3は性能を引き出すには高いレベルの専門的チューニング必要であった。しかゲームエンジンはそこにコストを払う事を選択せず、PS3は高い性能を持ちながらも、それ以外のあまり高性能ではないプラットフォームとほぼ同等、せいぜい高解像度テクスチャーに入れ替えられた程度のゲームしか提供されない、と言った事が発生するようになっていた。

ソフトウエアの夢が花開くのがPS4,PSVita

そしてPS4が出た。

PS4は有り体に言って、x86-64アーキテクチャコンピュータに、OpenGL/CL対応GPUを搭載した、本質的にはそこらのパソコンと変わらない構成である

さらに言えば、最新のCorei7+GeForce GTX…と行かなくとも、そこらのパソコンに較べ、性能は高くない。しかし、根本的にゲーム専用機が持つ、汎用パソコンには無い特徴

を備えている。さらには、GPUを扱いにくくする要因の一つとして上げられる、GPUCPUメモリ転送をほぼ考えなくて良いと言う仕様を打ち出してきた。これはCellCPUプログラミングが分断され、非常に開発を困難にしていたPS3反省ダイレクトに生かしてきたと考えられる。これはAMDが出していたコンセプトだ、と話題に上がるが、あくまでもパソコンの話であって、ゲーム機の分野では少なくとも、PS2プログラミングが困難な部分を、高速なバスで繋ぐことで隠蔽するよな仕様であったように記憶している。

さらx86-64アーキテクチャにしたことで、ゲームエンジンがPC向けエンジンの次に、素早くPSにも対応できる素地を整えた。Power向けに施す必要のあるチューニング不要にしたのである。従来はパソコンで開発されたクロスプラットフォームゲームは、パソコン向けと、家庭用ゲーム機向けの2種類作られた。そして家庭用ゲーム機向けは往々にして、ターゲットとなるハードウエアの中で一番性能の低いところに合わせたデータで作られた。平たく言えばPS3の方がXBOX360よりもはるか映像表現は優れているのに(※ただし使いこなせれば) XBOX360との差異はテクスチャムービー解像度程度の違いだけになってしまう事を意味していた。しかx86-64にしたことで、家庭用ゲーム機向けに統一してダウングレードされたデータからPS版を生成させるのではなく、パソコン向けのデータから生成させた方が早いと言う状況を作り出し、他の家庭用ゲーム機にくらべてアドバンテージを得ようとしているのでは無いだろうか。これはPS VitaARM採用したことも同じ事である

さらに、SONYは、PSVitaから進めてきた戦略として、自社による強力にプラットフォーム感の差異を吸収するミドルウエア群…これはゲームエンジンと読んでも良いのかも知れないが…を提供してくるだろう。x86ならば従来の資産を生かすこともできるし、世の中に出ているコンピュータ向けのライブラリも利用できる。急速に開発しやす環境を立ち上げているのではないだろうか。これはゲームエンジンにより脅かされる、プラットフォームビジネスへの対抗措置でもあるだろう。

これにより「雑事に捕らわれること無く、ゲームの楽しさ・表現のものに専念する」と言うクリエイタの夢を叶えるハードウエア、それがPS4であろうと思う。

平たく行ってしまうと、自社の半導体商売が死んだことにより、その死絡みから解き放たれたPSは、クリエイタ主導でゲームを作ると言う根本に立ち返って作ったのがPS4だ、と言う話である

しかしこれだとハードウエア製造業の夢はどうなってしまうのだろうか?そしてユーザ別にクリエイタの夢などはどうでもいい。下手をすると高性能なハードウエアを所有していると言う欲を満たせなくなる分だけこちらの方がまずいかも知れない。それをどうカバーするのか?と言う話になる。

「夢」PS4

ハードウエア/製造業の夢はどうなるのか

SONYは、次世代戦略として明らかにソフトウエア重視に舵を切っている。SONYは今、収支から見ると製造業では無く金融業であるが、その次に利益を生み出しているのは音楽映像ソフト部門とゲーム部門である

まずはここを潰してしまっては会社として立ち行かなくなる。それはまずい。ではどうするかというと、従来の「製造業としてのSONYを強くするために、PSの需要を利用する」のではなく「コンテンツ・製造複合体としてのSONYの核にPSを据え、関連商品を生み出す形で恩恵を得る」と言う形に舵を切ってくることになる。PS3でも一部行われているが、たとえばPSのリモートプレイを可能にするパソコンタブレット、PSを再生装置としてコンテンツ供給できるメディアサーバといった具合である

しかしこれらに対応させるために大切なPS本体の魅力を失わせては困ると言う事は強く意識されなければならないし、意識されていくだろうと思う。

ユーザの夢はどうなるのか

ユーザの夢は、将来的には作りやすゲームプラットフォームが生み出す新しいコンテンツという形で満たされることになるだろうが、直近では、ソーシャルへの展開という形で示されていると思う。将来的にはいかにコンテンツを集められるかと言う事にかかっている。が、ぶっちゃけていうとユーザから見たら、これほど夢の無い話は無いと言わざるをえない。

今回発表されたタイトルデモなどは実際にはチャンピオンで有り、実際にプレイして得られるのはPS3とそれほど感覚的に、革新的に良くなったと感じる部分は薄いと思う。この点で、PS4は、PS3と実働コンテンツはそれほど変わらないと思っている。マイナーバージョンアップ程度。パソコンWindows XPで評価が固まったようなものである。これはおそらく次に発表される新型Xboxでも同じだ。任天堂は少し別格の応えを出したが苦戦している。

結論 またしてもセガは早すぎた

かつてセガが出した芸術品とも言える至高のゲーム機DreamcastOSWindows CEを搭載した。プロセッサこそ独自であったがそれは当時のWIndows CEではあたりまえであり、むしろそこにWindowsと言う汎用のソフトウエアを利用したことで非常にゲームが開発しやすく、PCゲーム移植やす環境を作り上げた。それらはアーケードのnaomiプラットフォームや、ワンチップで埋め込まれたパチンコなどで今でも生き続ける。

任天堂WiiUコントローラに画面をつけDreamcastに追いついたように、SONYは、PS4で作りやすゲーム機という点で追いついたと言える。

またしてもセガは早すぎた。時代セガに追いついていなかったのであるDreamcastはその名の通り「夢を投げる」存在であったのだ。

2013-01-23

ソーシャルゲーム業界転職してちょうど2年

なんかソーシャルゲーム業界転職したい増田ホッテントリしていた。 http://anond.hatelabo.jp/20130122131752

自己回顧録みたいなものをつけたいと思っていたところだったので、なんとなくこの2年間について書いてみようと思う。

もともと、2年前に当時SIerに勤めてて、そこでSEとかコンサルとかしてたんだけど、会社経営が傾き始めたのがきっかけだった。

当時勢いのある(今もかな)ソーシャルゲーム業界にしたのは、単に元々Web系やってたし、勉強会だとかやってるっぽいし、花形っぽいし…みたいな。まぁこのへんの気持ちはIT系の人ならなんとなく分かってもらえると思う。

その頃は「今までやっていた官公庁大企業向けのコンサル事案と比べたら格下だな」と思っていたところはある。正直、今も社会的地位みたいなものだと格下だと思ってる。

2年経過して、色々な人と交流して思うことは、やっぱすげー人がいっぱい居る。反面、どーでもいい人もいっぱい居る。

なんか元増田の人の言ってるgloopsの人にも何度もあったことがある(仕事でも勉強会でも)。

普通にすごい人もいるし、なんか普通の人もいる。

実のところ全然つかえねーーーーって人も居るよ。

オチャラケてるっぽいけどすごい人ってのはいるけど、しっかりしててすごい人ってのはあんま見たことがない。しっかりしててすごい人はむしろ大企業系のほうが見たわ。あくまで俺の観測範囲。

以下おおざっぱな感想。個人名は避けて会社名にする。

ドワンゴの人はなんか楽しそうだし非リアっぽくて親近感だった。

グリーの人は割とさわやか系が多い。というかあんまり変な人が少なかった。

アメーバの人はなんか公共系SEのできる人っぽい雰囲気に近かったよ。もっとリア充ギャル男っぽい人だと思ったら全然だった。

でぃーえぬえーの人は数人しかあったことがないんだけどなんか雰囲気ちょっとこわいんだよなーみんな。

カヤックの人はいつもすごいと思う。追いつけねぇ。

UEIの人はなんかとんがってた。ってか最初性別勘違いしてた。

サイボウズの人とクックパッドイケメンだったわ…。

基本みなさんすごい人だった。

あと学歴なーーー!やっぱり学歴高い人とか見るわけですよ。東大京大筑波大。あとなんかMITとか海外大学とか。あと高専生か。

学歴高いとやっぱりすごい人多いと思う。

下品なのでちょっと親しくなると学歴聞いちゃうんですよ。あとfacebookとかもあるしね。facebook学歴見れるし。やっぱり頭いい…というか、頭よくてアクティブで社交性高めな人は学歴高い傾向あるよね。低学歴根暗で一芸のみ、ってヤツもいるけど(俺だわ)。

でもたまに学歴高いのにヤバいくらいダメな人も居たりする。逆も居る。まぁこれはどこでもいっしょか。

デキる人と勉強会とかで話すと楽しいし、名刺交換したときに「あー…(コンサル会社か)」な反応から「あー!(あのベンチャーで○○で有名な!)」みたいな反応になってくれるのは嬉しい感じです。

スライドとかも自社テンプレとかあるので楽しい。下手糞が頑張ってパワポでつくるよりずっといい。

あとデザインなー。前の会社でも自社プロダクトなるものがあってデザイナー発注してたけど、正直ショボかった。ちゃんとしたデザイン事務所発注した案件(他社案件コンサルしてた)は綺麗なんだけど。自社プロダクトは糞レイアウト…というか特徴なさすぎだったわ。良いデザイナによるデザイン主導が良いわ。

あ、あとこれはウチの会社だけかもしれないけど、イベント好きなエンジニアがいるので非技術系のイベントもしてたりして楽しいサバゲだったりスキーだったり釣り部だったりあるっぽい。オフィスケーキ作ったりとか。話し合う奴らとつるむ、って大学生のノリなんだけど。前の会社の同僚とかとはこんな感じじゃなくて、話を合わせるために合わせてるって感じでつらかったし、キュウべぇキグルミで出社なんか出来なかったし。

とまぁ良い点を適当に並べた。

悪い点:

・勤怠管理がひどすぎる。残業代の有無は会社にもよると思うが。多少出社しなくてもOKなんだけど、明確なラインがないから困るっちゃ困る。あと風邪ひいてんのに家のPCから会社につないで仕事するヤツとかもいるし。

時間ねぇー! 彼女作るひまもねぇよ! あっこれは時間あってもかもしれん。とりあえず前職の倍ぐらい働いてる気がする。明確に有給とったのもコミケの時とか母親が手術したときくらいか。土日祝も出たりしてるしちゃんと計算してないけど、めちゃんこ労働してる。

技術ついてけねぇー!なにそのRailsとか知ってて当たり前みたいな!知ってるっつーのはRailsActive Recordやらなんやらの実装とか、Railsライクな種々の実装とか、pythonで書かれたRailsっぽいフレームワークの実装状況とか、rakeとかえーと。まぁ色々。ちなみにうちの会社はいっさいRailsを使ってない。つまり自分が関わってない技術でも普通に語れ的な。JSフレームワーク20個くらい平気で使い込んで…というかソースまで読んでるくらいな感じの人がゴロゴロいる。20じゃ足りないかも。

ゲーム屋じゃねー! ソシャゲ業界はわりとWeb屋です。ゲーマーが1割いればいい方。俺はエンジニアなんでいわゆるそういう企画屋さんじゃないんだけど、ほんと非ゲーマー企画屋がズレたことを言ったりカネのことを言ったり平気でパクったりしてるのも見てる。ゲーマー系の企画屋はそれはそれで面白いけど、要するにソシャゲってゲーマーやんないしね?って感じだわ。 エンジニアゲーマー少ない。俺もゲーマーじゃないしね。元RO廃人だけど。 なので企画段階で蹴られるフレーズひとつに「それゲーマーしかやんねぇよ」ってのがよくある。 まぁでも流れはブラゲからアプリゲーになってきてるんで変わるかも。変わるといいね

・使えない人の立場がなくなってく感じこええええええええ!!! これは一番でかいかも。使えない人がホントに…なんというか。恐ろしい勢いで立場が悪くなっていくのを見えてく。口には出さないけど「あいついらねー」感がひどいし、俺もそう言うのを(昔は出さなかったし、使えないなりに使える余裕があったのに)だしちゃってる。

 つまりさ、高尾山ハイキングに行くなら、ハイヒールギャルがいても別に許すじゃん?おぶってあげたらおっぱい当たって嬉しいくらいの。

 でも富士山とか、登ったこと無いけどエベレストなんかに登るなら、そんなヤツがいても「今すぐ帰れ」以上には言えないわけじゃん。

 そんぐらいリリース速度厳しいし、そういう意味での余裕はない。

 まぁでも「○○ってフレームワークの実装が微妙に気に入らないので、新しく書きなおしてpull requestを送ったよ!」なんて仕事中にする余裕はあるので、これはなんつーのかな…。

・太った(重要



まぁでも2年経って、面白いしエキサイティングなのは間違いないと思う。

なにより、Creativeであろうと思うなら、Creativeな人たちと多く話さないといけない、と強く思ってた。Blogを読むのもTwitterで話しかけるのもGitHubでIssueやPull Requestを投げるのもいいけど、実際に会わないといけないと思ってた。勉強会に参加して、それはさらに強く思うようになってた。

現状、そういう人たちに囲まれてるし、何人か『○○さん(自分)に影響を受けました!』とか言ってもらったり、勉強会で発表した俺のセッションきっかけで話しはじめた人が弊社に入ってくれたりしてると嬉しい。

自分の作ったコードで遊んでくれたお客さんが居るのはうれしいもので、Muninのアクセス数見てニヤニヤしたり、自分の作ったところの課金処理が回ってる時は超テンションあがるし、何度テストコード走らせテスターさんに見てもらってても「うおおバグるなよおおおお」って神に祈ってしまう。

課金関連はお客様お金払ってもらうわけだから、何かあるとヤバいわけですよ…。

すげーーーー長文になったけど、まとめると、『自分と近い価値観の人と居ると楽しい』『俺より強い奴に会いに行く→(転職)→会った→コテンパン…だが負けてたまるかー!→そいつらに認められる→承認欲求がすごく満たされる!』『まだまだ強いヤツに会いたい』『(SIerでもだけど)自分の関わったプロジェクトお客様に喜ばれると嬉しい。怒られるとマジ恐縮』『当たるとうれしい。当たらないと悲しい。やめたくなる』あたりです。

「ソシャゲすごい好きだわーーー!だからこの業界楽しいわーーー!」って言ってるエンジニアは会った中では…5%くらいかな。1割くらい行くかな。廃課金じゃなくてもカジュアルに好き、って程度の人は3−4割は居る気がする。コンテンツ寄りの人は、やっぱ自分の作ってるものが好きじゃない人はうまくいってない感じ(逆にインフラとかフレームワーク周辺の人はあんまり関係ない感じ。インフラ系の人でも廃課金はいたけど)。

2年経って自分を見直すと、もしもソシャゲ業界っていうものシュリンクするなら、別の業界に移るとは思う。

技術的に楽しいとかそういうだけならソーシャルゲームにこだわる理由はないのです。むしろゲームなんて暮らしの役にはたたぬのです。クックパッドとか食べログとかのほうが役に立つし、ニコ生とかは政見放送までしちゃうのです。

ただ、やっぱり楽しいし、楽しませようって頑張ってるひとが多いので、今のところこの業界が好きです。

自分が作ったもので楽しんでくれたり、アツくなってくれる人がいたら嬉しいです。

2012-12-19

同人肌色率が高くなってる問題

 一連の議論に非常に釈然としないモノを感じたが

冬コミ同人原稿入稿を控えた今の自分にそれを言葉にして残しておく時間

まだ捻出できないので

その対象の要旨だけメモ置き


抽出レス

男性向け同人流行を考えるスレ31

http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/doujin/1352018734/

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538 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 11:19:13.92 ID:7om9UDEV0

ここの最近とらのランキング肌色率凄いしな

昔にくらべてどんどん露出凄くなってるしやっぱ全体的に売り上げ下がってるんだろうと思うよ



539 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 11:27:01.22 ID:DZVR6ULp0

まあ、そうだよね・・・

商業漫画も売れる人と売れない人の二極化が凄まじくて

中間層の落ち込みが凄いし・・・


ただ、露骨エロは必ず即P2Pに流れるし

コミケで売るメリット有るのかな

そういう本はコミケより書店の方が売れるのに

書店で販売始まる頃にはもう流れてると言う・・・



540 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 11:35:56.73 ID:Yz/kzP+I0

商業サブカルシュリンクするから食い詰めた絵描きだの物書きだのがこっちに落ちてきて、もしくは商業に上がれないまま留まって、

同人足切りラインの上昇が加速して作家側は年中競争ストレスに晒されるようになる

耐えられなかった奴、能力が及ばなかった奴から退場させられていく


エロパロコミケで売るのは、経済的なメリットよりも「同好の士による交換会」という建前の維持の面が大きいんじゃない?

この建前とその意味を忘れているか、下手すると意味が分からない人もいるかもしれないけど

委託でも結構微妙なラインだし、無限在庫と無期限の販売期間を持つDL販売に至っては最早商行為以外の何物でもない




543 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 12:25:16.22 ID:DZVR6ULp0

>>540

ああ、いや、そういう意味じゃなくて

露骨エロで売り抜けるのは正しい戦法なのかなって疑問

同人より先に衰退が始まったエロゲ業界見てると

エロ特化してた所は割れで済まされてどんどん弱体化

低価格DL販売に逃げたけど、そこでも売れなくなってきてる

AVもそうでしょ。抜けるだけの媒体所詮そんな扱いになる

どう頑張っても飽きられるもんだしね

露骨エロで小金稼ぎたいだけなら、オリジナルDL販売で十分と言うか


547 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 20:45:23.59 ID:Yz/kzP+I0

>>543

正しいか正しくないかではなく、殆ど作家はそうするしかない

>>539が言っているけど、売れる人売れない人の二極化が激しくなっている

より正確にいえば、足切りラインがどんどん上がってきて脱落者の増加が加速度を増している

競争を勝ちい抜いて売れる側に立てる人間はいだってほんの一握り

残り大多数は下卑た手段でも何でも使って底辺を這いずり回る他に生きる手段が無い


上昇志向を持ちながらエロ同人エロゲ作り続けている奴は、嘗てのピンク映画日活ロマンポルノ制作陣みたいなものだよ

素の実力では見向きもされないから、表現したいものガーだの何だの自己弁護をこねくり回してエロを混ぜる

だが結局ピンク映画ロマンポルノAVに負けて滅んだ、一般とエロどちらにも特化出来ないジャンル市場は背を向けた

エロゲが負けている相手がラノベかどうかは分からないが、エロゲが衰退の一途なのは確か

上記の前例から考えれば、将来のエロ同人も恐らく今よりずっと衰退する

最終的に残るのは、実力のある一握りは早々に一般に逃げ残り多数はエロ特化でジリ貧でも業界にしがみつく、そういう世界



548 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 21:23:50.48 ID:9I9yGD0a0

ピンク映画が負けたのはAVを家庭で、それも早送りで見れたからだろうな

映画だと早送りできないので、最初から最後まで見るしかないが、

AVは肝心なシーンまで飛ばせば良い

とすると、より過激な部分だけあればよいし、ストーリー部分は値段を上げる要素でしかない


そしてストーリーゲームプレイ時間が何十時間もかかるが、

凌辱ゲーは最初から最後までエロなので、時間が無い社会人向きだと

以前から言われていた


労働時間だけ伸びて給料が上がらないような世だと、

ストーリーゲームプレイする時間はどんどん減っていき、

手っ取り早く抜ける凌辱ゲーに移行する


同人誌も同じような感じになってきてるのかな?




552 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 23:01:57.57 ID:nLP7+3im0

>>547

露骨エロっていうのがどの程度の事を言ってるか分からないけど、書店売り商業誌くらいのエロさがないなら、もともとそう売れるものじゃなくね?



うーん

ちょっと議論しよう

前にも書いたような気がするけど、ユーザ人口自体は少子化だろうが減ってないよな?

だってコミケ3日目の参加者はいまだ右肩だぜ。消防法がどうたらの大本営発表20万の壁を乗り越えて、21万なんて数字も出てきた

書店だってメジャーサンプルたるコミケがこんなんだから状況は似たりと俺は分析する

その上で売上落ちてね?と思うようなら、他にも可能性は考えられるで

まず、そう感じるヤツとその周りのサークルが軒並み売上落ちてるから周りもそうなはずだ、という誤謬

次に、大半の大手はいつか下に抜かれて凋落するもの、という前提の見失い

後は、一般買い手の全体的な財布の紐の縛り具合。

特に最後に関しては、第二候補までは買うか、から第一候補が買えればいいや、という優先順位に従った足切りが各人において行われるわけだから、「みんなにとっての第二候補」的立ち位置サークルは、そりゃあもうひどく落ちるだろうし、

それが誰かの言っていた二極化の遠因たりえるとも思う

それならば、我々(売れ線追いたい、売れたい組)の考えるべきことはなんだろう?

ってところを命題として。


俺はまず、今までさんざん言われてきたセオリー実践と、

流行ジャンルのものよりも、ジャンルに追うニーズを把握することを提案したいのね


セオリーってのはまぁ今更こんなところで言うのも馬鹿馬鹿しいけど

完品提供・参加頻度・描く内容の属性方向性の統一 この3点で大体言い尽くせる

それに加えてニーズって話で

たとえば、陵辱求められないメジャージャンルで陵辱描くよりも、陵辱求められる弱ニッチジャンルで陵辱描いたほうが売れるんじゃね、って話

印刷部数のオーダーにもよるけど、でも壁だって突っ込むジャンルの種類で大怪我する話を割と聞くようになったんだから

下手に牛後を追うよりも鶏口となった方が知名度やら売上やらに跳ね返る気がするんだよなぁ

(ある程度以下の規模のサークルならば、ネット原稿流されるのも「知名度あげるメリット」>「機会損失デメリット」になるわけで)


ちなみにうちは、いつネットさらされても少しでも誰かの印象に残せるように

知り合いのデザイナーに頼んで分かりやすロゴとか装丁を作ってもらってる

たとえ割った本人が買わなくても、そいつの話を聞いた友人なりが買ってくれる可能性もあるんで

一応そういう意味でのフォローも求められてるんじゃないかと思う

割れを嘆くための気力を、割れを前提にしたプランニング設計に注げたらなぁ、って思う



555 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/15(土) 23:34:18.40 ID:Yz/kzP+I0

現段階でユーザー人口が減っている様には見えないのは確かにその通りかな

ただ、ニーズについては陵辱求められないメジャーなら和姦描いて、陵辱求められるニッチなら陵辱描いてと描き分ければ良いのでは?

鶏口といってもパイ自体が小さければ低空安定飛行にしかならないし、

陵辱好きだからといってそうそ好きな物だけ描いて食っていけるわけではないし

将来は年金なんて掛け金未満か下手すると貰えないかもしれないんだから、今食うだけではなく貯蓄に回すだけの収入必要

それに作家としての寿命生物としての寿命よりずっと短いんだから賞味期限が切れる前に必死で稼げるだけ稼がないといけない

サークル立ち位置ぶれると感じるなら、サークル自体を和姦系と陵辱系で分けてしまえばいい

女性作家だと腐向け男性向けでサークル名やPNサイト別にしているとこもたまにある



556 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/16(日) 00:56:37.04 ID:Mcf6GJ3J0

ちょっと議論しよう


夜中に笑わせんな



557 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/16(日) 01:21:04.61 ID:zRiZ/zQb0

これからエロ同人の話をしよう





562 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/16(日) 03:02:36.81 ID:Z/pV2G7i0

>>555

和姦サークルジャンルに合わせて陵辱描いたら、サークル買いが一斉に離れるだろうなって思う

あいつらはまず「このサークル」を目当てに来てるんではなく「この方向性でこの絵でやってくれるこのサークル」を目当てに来てるだろうから

はいえ、この考えはあくまで「自分の絵柄」でやってるヤツにはあてはまるかもしれんが

原作に似せた絵柄」でやってるヤツには当てはまらんのかも知れん

後者タイプ委託DLが主力になると思われるので、サークル方向性をわざわざ安定させる必要もないかもしれんな


しかし、毎度原作に似せて毎度求められる方向性で描くのって、サークルとして憶えてくれるのか?って思うんだけど

だとするなら、方向性を固定した上で、ジャンル方を限定して合わせていく方がよろしくないか

たとえば俺みたいなアンチ陵辱派とか、同じスペに陵辱と和姦が一緒に並んでたら、多分和姦も買わんぞ

サークルを分けるのは確かにいいかもしれんな。

もちろん、2サークル分安定して供給できる手の早さは必須スキルだろうけども



564 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/16(日) 07:24:33.58 ID:qbRhyBjq0

つかお前ら同人活動なんぞでどれだけ深刻やねんと。

みんな仕事しながら趣味でやってんでしょ?


567 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/16(日) 12:40:49.78 ID:+RzO/LEm0

最初露骨エロが正しい戦略か?

と書いた奴だけど、別に純愛厨ではないよ

他の人も書いてるけど、流行効果を期待するなら

作品ファンの傾向にあわせるべきと思ってるだけで

元々表紙の肌色から派生した話だから

露骨エロ表紙は、純愛厨には避けられるよって話を

たかったんだ。誤解させてごめん。中身はがっつりエロくてもちろんおk

気取ってるのは書き手じゃなくて読み手なのよ

エロいもんを平気で買えるおっさんばかりじゃないんで

大事なのは上品にどれだけエロスを醸しだすか、売れてる大手

下品な表紙の人はあんまりいないだろ?



568 名前流行[sage] 投稿日:2012/12/16(日) 18:00:00.33 ID:ZotGtHNU0

もう作品多すぎて飽和状態で何描いてもいっしょな気がしてきた

どの作品もちょっと出てちょっと売れる状態つーか

逆にまったく同人出てないアニメとか気になる

2012-12-10

http://anond.hatelabo.jp/20121210214637

豊かって言われてもなぁ・・・

から比べれば豊かになってるだろうが。

2−3万で32インチ薄型液晶が変える時代に、豊かじゃないと言われても。昔なんか14インチだぞテレビといえば。ブラウン管だぞ?

感覚麻痺してるんじゃねーか?と思うことはある。

 

それとは別に、消費消費って、いわれてもなぁ。物が売れないのはぶっちゃけiPhoneとかに国産Phoneが負けてるからとか、そういうわっかりやすい話で

経済シュリンクしているから。

まり製品開発力において、負けてるのに・・・なぁ・・・おい。

税金かけたって、お金かけたって、製品開発力は上がらんぞ?

そんで、ここ20年ぐらい、出る杭は打つの精神で、出る杭はみんな外資に吸収されたぞ どうすんだって時代

どんだけ金を使っても、出ない杭で開発していくんだぞこれから

 

返す返すも、なんで、出る杭打ったんだと。 俺の知ってる優秀な先輩は、みんな、優秀なやつから外資に行くって時代だったぞ。

2012-11-30

http://anond.hatelabo.jp/20121130193539

これ面白いですね。

市場はひたすら現在に対して最適化していくので、現在トレンド少子化であれば、

政治的な介入やその他の変化によってトレンドが変化しない限り、

完全に自由な市場であっても長期的に見ると規模がシュリンクしていくんですね。

2012-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20121108201753

なんで労働量高い奴が労働量を減らす(休みを多く取る)と社会シュリンクするんだ?

同一単金が前提なんだから、単純に総労働量が減るだろ。

 

工場しろ何にしろ、人一人働かせるには、場所や工具福利厚生、 一人あたりの固定費ってものはある。

一人あたりの労働量が高ければ高いほど、 固定費価値は相対的に下がるんだよ。

まり競争力が上がる。

言い方を逆にすれば、群体で見た時の競争力が下がるっていってるんだから国際競争に負けて、社会シュリンクするだろ。

 

あとは、すでに書いたけど、ミッションクリティカルクリティカルパス上の作業)な作業でかつ、代替要員が十分に確保できない場合、これはクリティカル効率が下がって競争力が無くなる。

ミッションクリティカルでないか代替要員が確保できる現場なら問題ないが、この2条件が揃っている場合は、現状の社員休みは取れない。

http://anond.hatelabo.jp/20121108163131

ってのは、大多数が給料上げてくれと交渉して、人事目をつけられるよりは、仕事量を減らした方がいいと判断する。社会構造からこそ

今日のような日本になってる。という現状を説明しただけで、増田に対していってるわけじゃないよ。

はあ、

からあ、 

なんで労働量高い奴が労働量を減らす(休みを多く取る)と社会シュリンクするんだ?

って聞いてるじゃん。


まぁ、増田に対して言っていると捉える方法もあるわなぁ。

だが、それだと、おっしゃるように文意が通らない。

文意が通らないなら、別な解釈方法がある。という道ぐらいは考えてくれ。

お前の話が増田の状況と全く噛み合ってないトンチンカンだという指摘はした上で

お前の話に乗ってあげても何故「シュリンク」するのかわかりません

と書きました。


こんなにわっかりやす日本語で懇切丁寧に書いてやってんだから

言われたことぐらいきちんと読んで全部理解してくれよ馬鹿

なあ、馬鹿

これは全部読解できたか馬鹿

http://anond.hatelabo.jp/20121108163131

ワロタ

社会シュリンクしてきているんじゃん。

ってのは、大多数が給料上げてくれと交渉して、人事目をつけられるよりは、仕事量を減らした方がいいと判断する。社会構造からこそ

今日のような日本になってる。という現状を説明しただけで、増田に対していってるわけじゃないよ。

 

まぁ、増田に対して言っていると捉える方法もあるわなぁ。

だが、それだと、おっしゃるように文意が通らない。

文意が通らないなら、別な解釈方法がある。という道ぐらいは考えてくれ。

 

文意が通らない。イエーイ 馬鹿発見は、勘弁。

 

増田は、誰も彼もが、取り替えのき労働者ばかりではないという事は考慮してくれ。

上流工程のやつが、仕事を1遅らせれば、下流では10遅れる。ぐらいな気持ちだよ。

それを考慮しないとしても、モラルハザードぐらいは考慮してくれ。

http://anond.hatelabo.jp/20121108161915

横だが

「私はこいつより2倍働いてるからこいつの給与を基準にその2倍くれ」

が OKなら、

「私はこいつより2倍働いてるから 仕事の量を半分にしよう」 も OKだろ。

OKだが、それがどうした?


元増田が今の労働量が辛い、無理だ、って言うなら

「あの人と同じぐらいの仕事量にしてよ」と訴えたらいい。お前の言うとおり。

でも元増田は忙しく働くのは苦にならないとかむしろ楽しいと言ってる。

なら要求は「給与を2倍にしてくれ」の方が適切だろ。

頭使ってから書けー?な?


つか、昔から労働量の低いほうが、労働量の高い方に合わせることは難しいから、

労働量の高いほうが、労働量の低い方に合わせる という現象が起きて、社会シュリンクしてきているんじゃん。

労働量が高いほうが労働量に見合った報酬を要求しろ」と言ってる俺に対して

この話は全くトンチンカンだけど、これに乗って話をするなら、

なんで労働量高い奴が労働量を減らす(休みを多く取る)と社会シュリンクするんだ?

お前の頭の中の経済モデルがどうなってるのか知りたい。

http://anond.hatelabo.jp/20121108161201

横だが

「私はこいつより2倍働いてるからこいつの給与を基準にその2倍くれ」

が OKなら、

「私はこいつより2倍働いてるから 仕事の量を半分にしよう」 も OKだろ。

その時に

「手抜きをするのはいいのだろうか?」

と考えるのは当然だろ。

 

つか、昔から労働量の低いほうが、労働量の高い方に合わせることは難しいから、

労働量の高いほうが、労働量の低い方に合わせる という現象が起きて、社会シュリンクしてきているんじゃん。

2012-03-26

http://anond.hatelabo.jp/20120325215447

振り返ってみれば、『絶対的エース』の肩書きが重すぎたな。

今後は誰出会ってもこの肩書きは厳しいと思うよ。

コンサートやるにしろ、なんにしろ、トリの方は全部自分になるし 全部連投はきびしかろう。

仰るとおり、ドミナント戦略の方が適しているんだからドミナントにあった肩書きの方が長持ちした。

という事だろう。

なんだろうね、(人とは違った)才能があるだけに、今後どうなるのか見てる格好。

いずれにしろ、アイドル業そのものが下火の今、このまま消化したらパイ全体がシュリンクするやろ。

大戦略が必要なんだけど、そのときに、キーとなるメンバーの一人が お休み ではなく、卒業なのはイタイかな。

最良のシナリオとしては25歳ぐらいでカンバックかもね。

このままいってくれれば、AKBAKBではない、何かまで成長する可能性は残ってるやろ。もしかしたら、地下アイドルのまま終わるのかもしらんが。

2012-02-11

http://anond.hatelabo.jp/20120211143458

バブルが弾けるとしたら規制が入ったときだろうなと思う。

政治家への利益供与が何らかの形で滞るか、バックの先生が失脚するかじゃないかなぁ。

あとはまぁ技術者が逃げてグダグダになるかだと思う。

今は「有名なあの人がいるから正しいんだろう!」くらいのノリで、その他の疑問を握り潰してみんな集まってる感が強い。

何人かそういう人が抜けたら、「あれ?やっぱり正しくなかったの?」みたいな雰囲気になって一気にシュリンクすると思う。

それまでにいかエンジニア社畜化して離れられないようにするかが会社にとって勝負かも。

2011-10-30

つらつらと、日本自動車産業の置かれた状況について考えてみた。

自動車産業が抱える問題って、現在の日本の置かれた状況を象徴するものだよなぁ、と思い、少し掘り下げて考えてみた。「推測」と書いたのは、バックデータ・統計資料にわざわざ時間をかけてあたる暇はないので、状況証拠だけで考えていくということだ。暇な人、もしくは自動車産業関係者のマーケターの方、もしくはマクロ経済の専門家様、データを元にこの推測、といいますか仮説を検証してみてくださいませ。

若者の嗜好が変われば万事解決、なのか

自動車の国内市場規模は縮小の一途。特に若者がクルマに興味を持ってくれない。」というのが、業界的に広く共有された悩みのよう。その典型的な事象の捉え方が痛いニュースのこの記事。

痛いニュース(ノ∀`) : “若者、車離れ” 日本国内で車売れない…トヨタ、本気でアイデア募集 - ライブドアブログ

この2ちゃんねるまとめブログで、板の題材として選ばれている記事がこれ。

国内で車売れない危機打開策 トヨタ本気でアイデア募集 (1/2) : J-CASTニュース

ま、痛いニュースJ-CASTなので、、、、、でも、こういうメディアって、一般的な状況の捉えられ方やルサンチマン的なストレスを推し量るには本当に都合がいい。でもJ-CASTの元記事にはファクトデータも載っている。ちょっと引用してみると、

国内での販売は2年連続の減少だ。ダイハツ工業日野自動車を含めたトヨタグループ販売は前期比同4%減の227万台と、米国販売との差が広がる一方だ。国内市場全体の落ち込みより減少幅が小さかったため、トヨタシェア軽自動車除く)は過去最高の45.8%まで上昇したが、トヨタ車単独で11万台の減では、シェア上昇も手離しで喜べない。

国内の自動車需要(全需)は、2006年度の軽を除いた日本国内の新車販売は前年度比8.3%減の358万台と、29年ぶりの低水準だ。登録車市場の低迷の原因としては、経済性や実用性を求めて軽自動車に人気が移っている影響とされてきた。しかし、軽を加えても同4.1%減の561万台であり、国内市場全体が収縮していることが鮮明になっている。

要は、

ってこと。ちなみにこの元記事は1997年という4年前のもの。

で、その対策として当時のトヨタは、

トヨタは06年末に社内横断的なチームを立ち上げ、国内低迷脱却のアイデアを懸命に探り始めた。

対策チームは、自動車という商品の枠内だけで解答は出さず、地域や社会全体の問題の中で消費を喚起する自動車を改めて模索している。携帯電話などの情報関連の支出が増えた若者の「車離れ」や、少子化による若年人口の減少による市場構造の変化を深刻に受け止め、車が売れなくなった構造要因に真剣に目を向けざるを得ない。地域ごとの特性や家庭の年代構成、消費者の行動なども踏まえて自動車市場全体を抜本的に洗い直そうというものだ。

少子化対策は政府でも有効策を打ち出せていない難題中の難問だ。それでも、トヨタ渡辺捷昭社長は「国内市場を活性化するためには、何よりも市場創造型のいい商品を投入することだ。地域の活性化を含めて、いろんな手を打っていきたい」と、社内チームの試みに大きな期待を寄せている。

というわけで、「国内市場をどうにか活性化させるための手を打ちたいと考え、具体的なアクションを起こしている」というメッセージを打ち出したわけですね。

それに対して2ちゃんねる側の反応はだいたい2分されていて、

  • 魅力のあるクルマを作らないメーカーが悪い (元記事がトヨタを取り上げているので、トヨタが槍玉にあがっているけれど、だからといって、他社のを褒めているわけじゃないから、国内メーカー全体に対して同じように思っているのだろう。海外メーカーはout of 眼中なのかな?)
  • トヨタを含む大企業が賃金を抑制するから、われわれは車を買う金を持っていない。そりゃ売れるわけ無いだろう!

となっている。

で、このあと2010年になってどうなったかというと、、、、市場動向、トヨタの対応、そしてネット民wの反応がツンダオワタ情報にまとめられている。(本当は産経新聞の元記事URLを引きたかったのだが、既に削除済み。というわけで、元記事の存在証明はないところはご容赦を。(だから、論文とかでは、データとしては使えないなぁ、、、増田で使うのが精一杯。)

豊田社長「マスコミは若者の車離れと言うが、離れているのは私達メーカーではないのか」 - ツンダオワタ情報

まずはトヨタがどのような手を売ったのかというと、、

トヨタは今年1月に「スポーツ車両統括部」を立ち上げ、スポーツカーの企画や開発に関する最終権限を経営陣から現場に移譲。スポーツカーの復活とともに、走る楽しみを演出する複数の

 プロジェクトが始動している。足回りの良さにこだわった特別仕様車を相次ぎ発売。4人乗りで世界最小の「iQ」6速MT搭載限定車は予約開始から1週間で完売。

9月3日。強い日差しの下、静岡県小山町富士スピードウェイで、1台のスポーツカーが強烈なエンジン音を響かせていた。12月から世界限定500台で販売が予定されている高級

 スポーツカーレクサスLFA」(価格3750万円)。報道関係者らを対象にした試乗会が行われていた。LFAの最高時速は325キロだが、この日は1周4.5キロのコースを約2分で駆け抜けた。「ハンドルを握ったときにドキドキ、ワクワクするクルマをつくりたい」自らレースにも参戦する豊田社長は常にこう言い続けてきた。

つまり、

のようにスポーツカーに活路を見出そうとしているよう。

でも、その結果は、、、、「文中の」ファクトデータを洗ってみると、、

クルマが売れない。昨年の国内新車販売台数は約460万台と、ピーク時(平成2年)の6割程度にまで縮小している。景気低迷が一因だが、一般的には若者のクルマ離れが最大の理由とされている。調査によると、大学生の「興味ある製品」でクルマは17位(20年度)と、40~50歳代が大学生だった当時の7位から大きく後退している。

要は、

  • 市場の縮小は継続している
  • 大学生の間で車に対する興味は薄れている

ということ。ただし、MTのiQは限定台数を売り尽くしたし、Wikipediaの記述を見るかぎり、LFXもきちんと台数は捌けているよう。要は、「作ったクルマはちゃんと売れたけど、市場全体の構造を変えるまでに至っていない」ってことですね。それに対するネット民wの反応は、1997年痛いニュースから、全く変わっていないというのも面白いところだ。

結局のところ、市場の縮小は人口減少トレンド下では不可避。でも、せめて若年層にクルマを運転する楽しみを知ってもらい、高付加価値のクルマを継続して買ってもらえるようにすることで、市場構造の問題を少しでも緩和したい、っていうところだと思われます。少なくとも、ここまでに取り上げた情報ソースからすると、、、、ですが。

クルマがすきな若者は本当にいなくなったのか?

まず、「若者」という括りに対してツッコミがあるというのは、甘んじて受け入れよう。というか、全面的に納得せざるを得ない。で、話を単純化するために、母集団を「大学生」という括りに絞ってみることにする。大学進学率が上昇し、それによって「大学生」という母集団の性質が変化したという点については、「なぜ大学進学率が50%を超えたのか? -大学進学人口と大学数との関連-」という小樽商科大学の学報掲載記事をご覧いただければ一目瞭然。(ああ、やっと真っ当なデータリソースを挙げることができた、、、ホッ。)

であれば、「大学生」よりも、より限定した形で母集団を設定しなければ、まともな時系列比較ができない、ということになる。でも、そんな統計はまともに存在しないだろうなぁ、、、、ということで、ここからは、私の実感という超主観的な状況証拠を絡めてで話を進めたい。私は30代半ばで、某都心から50kmくらいにある某大学を職場とする人間だ。で、自分の周りがみんな全くクルマに興味がないかというと、そんなことはない。R32スカイラインをシートを始めとしてひたすら改造しながら乗っている先輩、フランスオープンカーに乗る後輩、馬鹿でかいアメリカ製SUVで駅まで送ってくれた後輩、、、、普通にいる。しかし、キャンパスの周りが整備され、駐車場の確保が難しくなったなどの事情もあるのだろうが、昔はその存在を確認できた30万円で買った中古車で大学に通い、金はなくともバス/電車という公共交通機関の利用を忌避するタイプの層は、ほとんど見ることができない。つまり、エンスー、とまではいわないかもいれないが、クルマに対しそれなりのお金を費やししている層は昔も今も、少数ながら存在していて、がんばってクルマに乗ろうという層がいなくなったということになるだろう。

無理してクルマに乗る、というインセンティブは下がっている?

30万円の中古車というと、当時の車種で具体的に言えば、10年オチのファミリアハッチバックとか、カローラⅡとかですな。当然乗り心地は良くないし、内装はパットしないし、、、でも、なぜわざわざそんなクルマを乗り回していたかというと、一番大きな理由は「クルマが無ければ不便だった」ということではないかと思うのですよ。この15年ほどで、私鉄や地下鉄の延長、新規路線開業は相次いだし、JRも湘南新宿ラインなどの直通電車をバンバン投入した。職場近辺は、15年ほど前までは、各駅停車しか止まらない私鉄の駅までバスで15分。都心に行くには2時間じゃ利かないという状況だった。かつ周囲には自動車工場と関連施設、更には清掃工場とかしかない、街だったわけで、、、、そりゃ、がんばってバイトして、クルマ買うよなぁ。逆に言えば、今となっては、無理してバイトしなきゃ手に入らないならクルマなんて買わずに、大学が斡旋してくれるUQ Wimaxルータでも買って、電車の中で課題をこなしている方がよっぽど効率的だ。

これと同じ状況が広く各大学で生じている。また、首都圏関西圏のいたる大学で、文系を中心に、バブル期に都心から30〜50km圏に新たに取得した土地に移転させた学部を、都心部の本部キャンパスに戻すというプロジェクトが進められている。というわけで、大学生の多くがクルマに乗らなくなるのは必然、というべき状況なのだ。

Fun to Driveを実感できる層とは

"Fun to Drive"というのは80年代〜90年代(だったかな?)にトヨタが掲げていたコーポレートスローガン、というかキャッチコピー。今あらためて読んでみると、いいキャッチコピーだなぁと。クルマを運転するのはやっぱり楽しいと思う。車高の低い、重心の位置が決まっているクルマって、運転技術が下手な人間でも、走らせるとむちゃくちゃ楽しい。(助手席に乗る人はたまったものじゃないわけだけれど、、、)研究者の職場というのは、普通のホワイトカラーと比べて圧倒的に交通の不便な場所に設置されていることが多い。大学しかり、企業や行政立の研究所しかり。将来的にそういった職場で、ある程度の期間働くことになったとしても、個人的にはクルマで通勤するのはできるだけ避けたいと思う。だって、遅刻の心配しながら朝必死に高速を飛ばしたり、長時間デスクワークした疲れた体で夜道を長時間かけて走って帰宅なんてしたくないじゃあないですか。しかも、クルマに乗っている限り、酒が飲めないというオチまでついてくる。正直、Fun to Driveを実感するきっかけが、自分に巡ってくる機会なんてめったにない。

タイトな仕事に従事する層が通勤でFun to Driveを感じるというのはかなり厳しい。逆に言えば、サボってもいい授業を沢山履修していたり、帰り道にドライブデートする機会が多い学生というのは、Fun to Driveを感じるのにものすごく最適化された生活をしているのだろう。もちろん、クルマで通うことが正当化されるような大学に通っている場合に限るわけだけれど、、、、

それ以外では、「もともと自宅に乗っていて楽しいタイプのクルマがあって」「工場勤務で工場隣接の寮に住んでいるから平日は閉じ込められている。近所にろくに店もないから、週末はクルマで遠出するのが趣味。店がないということは、そもそも他にお金の使い道もないし、、、」という人くらいなのではないかと思いますよ。

クルマ文化先進国?ヨーロッパの状況

まあそれでも、ものづくりニッポンの文化として、モータリゼーションは浸透し続けるべきだし、それは可能だとおっしゃる向きもあるだろう。であれば、自動車文化先進国といわれるヨーロッパの状況を見てみたい。

ヨーロッパに行くと、日本ではあまりお目にかかれないブランドのクルマをよく見かける。SKODA、SEAT、そして90年代には多少日本にも乗っている人がいたけれど、、、的なOPEL、LANCIAなどもまだまだ現役だ。注目したいのはSKODAとSEAT。この2つのブランドはAudi同様VOLKS WAGENの一ブランドなのである。SKODAはもともとチェコ、SEATはスペインメーカー。それぞれVWによって買収され、現在は中〜低価格帯のラインナップを担っている。逆にVWの高級ラインがAudi。VWは、ヨーロッパで最も販売台数が多い自動車メーカーだ。ACEA - European Automobile Manufacturers' Associationの、Year 2011 by manufacturer and by vehicle category (Enlarged Europe) <※注1:エクセルファイルへのリンクです, 注2:1月〜8月までの数値>によると、メーカーとしてのシェアは23.2%。で、問題は23.2%の内訳だ。VWブランドは全体の12.3%。高級ラインのAudiは全体の5.0%、SEATが2.3%、SKODAが3.6%である。VWはフェートンやトゥアレグなどの高級車(というか、実質中身はAudi A8・Q7ね、、、)はあれど、代数的にはごく一部だろうから、23.2%のうち、15%くらいはBセグメント以下の中小型車と推測できる。そしてVWグループ低価格帯のクルマにスポーツカーは極少数だし、Golfにしても他の車種にしても、ホットバージョンのグレードは売上のほんの少しだろう。

一方、スポーツブランドエンスーな人御用達ブランドはというと、、、ALFA ROMEOで1.0%、PORSCHEで0.3%。ボンドカーASTON MARTINもヨーロッパでは8ヶ月間で1,664台(0.0180630955651735%)しか売れていない。(これだけ売れれば十分か、、、?)ちなみにみんな大好きフェラーリは、FIATグループの中でもその他扱いされていて、数値が出されていない。っていうか、その程度のもの。ヨーロッパ階級社会が未だに色濃く残る社会なので、先祖代々馬車に乗っているような人たちが、相変わらず週末の嗜みとしてポルシェフェラーリ、はたまたブガッティランボルギーニなどのカロッツェリアリリースする少数生産の高級車に乗っているのだろう。ということは、ですよ。日本においてエンスー車のみをひたすら取り上げていたCar GraphicやNaviのような雑誌がそこそこ売れ、地方自治体立の図書館に配架され、なおかつテレビ朝日系で番組まであったというのは、どう考えてもおかしい事態、なわけですね。

じゃあ、アメリカはどうなんだ

というと、やっぱり車の運転が「好き」っていう人はそんなにいるように思えない。バック・トゥ・ザ・フューチャーの時代から、若者の憧れはSUVだったし、トヨタアメリカの若年層を攻略するために導入したサイオンだって、ラインナップはxB(日本名Bb)、xD(日本名ist)だし。アメリカ市場といえば、、、のホンダの戦略車種だって、ELEMENTやCR-VにMDX。ようは、SUVをカリフォルニアサーフカルチャーに振るか、ニューヨークヒップホップカルチャーに振るか、はたまた高級志向に走るかしか、手はなかったわけで、、、、

経済成長期にみられる特殊現象

経済成長期というのは、来年は今年よりも所得が増える人が沢山いるという状態のことだ。経済的に余裕が出来てくると、多くの人間が考えるのは生活の質的向上を図ろうというものだ。その結果、未知の様々な趣味にお金と時間を突っ込んで見ることとなる(これ、現在の中国沿海部がちょうどそういう状態)。そういった状況下で、日本のメーカーレビントレノ、MR-2、CR-X、ユーノスロードスター、FTOなど低価格でかなり走りが楽しめるスポーツカーを量産してしまうことに成功してしまう。ミドシップのツーシーターが200万円台前半とか、V−Tecエンジンを積んだ2ドアホットハッチが100万円台、車の歴史から見たら、おかしいだろう!ということですよ。更にホンダビートダイハツカプチーノ、極めつけはマツダAutozam AZ-1軽自動車なのに、ミドシップガルウィング。とんでもなさすぎる、、、、

で、いろいろ手を出してみるものの、そこそこ収入が安定する頃には、自分の趣味や可処分所得に見合った趣味だけに落ち着いていく。ま、もともとクルマで女の子にもてようと思えば、そこそこの外車や国産車でもレクサスになるだろう。中途半端に月3万円のローンとほぼ同額の維持費をクルマに突っ込むくらいなら、3万円を衣服費に使い、残り3万円でデートに誘う店のグレードを上げた方がよっぽどモテるだろう。結局日本という市場は、相も変わらず500万円オーバーのクルマを買い続けてくれる一部の層と、下駄として使うための安くて丈夫なクルマを選ぶ層(しかも、子育て期限定でワンボックスを買う層も多いと見た、っていうか00年代前半は、2シーター乗っていた人が、パパになってSTEPWGNやセレナに乗り換えを余儀なくされるというパターンが本当に多かったのですよ)と、クルマなんてそもそもいらないっていう多くの層によって形成されることとなる。下駄クルマは利益率は低いし、韓国・中国勢がブランド力を向上させていけば、取って代わられる事態も当然ありうる(それを日本にやられた先例がアメリカだ)。国内市場で利益をあげ続けようと思うならば、高級車のシェアを取りに行くしかない。そういう意味でトヨタはLexusを止める訳にはいかないし、他社は実質国内市場はあきらめかけているんじゃない、、、としか思えない。高級車ラインを展開できなければ、日本は欧州・アジア向けモデルを導入するone of themの市場という前提で戦略を立てざるを得ない(実際、日産、ホンダマツダなんかはまさしくこの戦略をとってる。マーチが全量アジアからの輸入になるなんてね、、、、)。

なぜダイハツは第三のエコカーのCMに瑛太を起用するのか?

で、以下のURLから1本のテレビCMをご覧頂きたい。トヨタグループの一員であるダイハツの企業CMだ。

テレビCM 企業CM「日本のどこかで 新しい町」篇【ダイハツ】

このCMの読み解きは、あくまでも僕の憶測にしか過ぎないのであしからず

都会でクリエイティブ(たぶん美容師とか、ショップ店員とかかな?)な仕事をしていた瑛太が、突如田舎にIターンUターン、じゃないだろうなぁ、、、)して、ガテン系(工務店)の仕事を始める。そこで、これまで乗っていたアメ車のシボレー・カマロを第三のエコカーであるダイハツの軽(ミラ・イース)に変える。生活の変化と平行して、地元の郵便局員である吹石一恵との関係が始まり、、、、というストーリーなわけだけど、設定の1つ1つに企業戦略として重要な意味合いが込められていると思うのだ。(あくまでも推測だけど、、、)

都心にはダイハツが売り込む市場など、商用車以外に大して存在しない(それでも、乳幼児を抱えるお母さんが、電車に乗れなくなったから必要に迫られて車を買うというケースは結構ある(タントのCMを参照。それにしてもダイハツのCMは、意図がすっきりはっきりして清々しいほど。マーケ的お手本ですね。)。だから、当然第一次・第二次産業(の生産部門)が経済の中心であるエリア、もっとわかりやすく言い換えると、でっかいイオンモールが唯一のデートコースという地域が、ダイハツ(とかスズキとか)の主戦場となる。

そういったエリアは、都心とは異なる理由で市場の縮小が進んでいる。まずもって、人口減少トレンドがものすごく強いということ。都心の場合出生率は下がっても、人口流入が大きいので若年層人口の減少トレンドはかなり緩和されている(というか、江東区とか、横浜市なんかは、保育園入園の待機児童問題がぜんぜん解決されないままで、、、、)。でも、地方は加速度がついて若年人口が減っているというのがまず前提となる。

その上に自動車市場を冷やす意外な要因というのが、実はイオンモールの進出ではないのかな、と個人的には睨んでいる。こう書くと、「イオンモールこそが、駅前商店街衰退の最大の要因で、だからみんなクルマを保有せざるをえないのじゃないか」というツッコミがきそうだが、たぶん逆じゃないかな、と。地方の駅前商店街なんて、もともと若年層が楽しめる娯楽や、ファッションを提供する機能を持っていなかった。だから、暇な若者に出来る時間つぶしって、女の子を誘ってドライブくらいしかなかったわけだ。例えば、90年代にものすごく売れたホンダ・S-MX は、フルフラットシートにできるだけでなく、ご丁寧にティッシュボックスまで備え付けてある。わかりやすくニーズのど真ん中をついていたわけだ。

それが、イオンモールができることで状況は一変する。シネコンタイトーとかセガとかの大規模ゲーセンやROUND1で時間は潰せるし、服を買うのも、ワールドイトキンオンワードといったアパレル大手のちょっと低価格ラインのショップレディースならば宮崎あおいがCMしてるEarth music & ecologyとか、OZOC、Melroseとか。メンズならTK Takeo Kikuchiとか。ユニセックスチャイルドで、UNIQLOに満足しない層のために、GAPとか、無印とか、COMME CA ISMとかも入っている。ABCマートがあれば、靴も含めてそんなにダサくない、というか都心で売っているものと遜色のないものが揃ってしまう。そりゃ、裏原宿テイストは無理だけど、池袋マルイサンシャインシティくらいのレベルは買えてしまう。片道30分でイオンモールにつけるのであれば、その短い時間にお金をかけるよりも、一日中過ごすイオンモールの中でお金を使ったほうが楽しいわけだ。つまり、人口が少ないだけでなく、残っている若者にもクルマに必要以上にお金をつぎ込むインセンティブがもはや存在しないということだ。

じゃあ、粛々とシュリンクする市場規模に対応するだけの資源投下をすべきか、、、というとそうは問屋がおろさない。それができない要因、それは地方に数多く存在する独立資本の販売店フランチャイジーだ。バブル崩壊後、自動車メーカーはそれぞれ、ドラスティックに販売網ネットワークを整理した。今となっては複数の販売チャネルを運営しているのは、実質的にはトヨタだけになってしまった。ただし、トヨタ・日産・三菱といったメーカーの場合、販社は一部自らが出資している法人が大半であり、スムーズに(とはいかないまでも、どうにか)店舗網の縮小、合併を進めることができた。ところが、ダイハツスズキスバルホンダ(の旧プリモ店)は、三丁目の夕日に出てくるような個人経営の自動車整備業にフランチャイジーとして販売を委託するという形態の店舗を数多く抱える。販売店網が密だということは、アフターサービスメンテナンスの質を向上させることにつながる。アフターサービスメンテナンスはアフターマーケットという業界用語があるくらい、利益率の高い市場なので、各社力を入れているわけだが、サービス水準を高めるためには、各店舗の士気が高められていることが重要だ。

販社としては、生涯価値の高い顧客、つまり長くお金を落とし続けてくれる顧客を捕まえたいというニーズを持っている。となると、地方にやってきた若年層というのが、一番欲しい顧客のプロファイルとなる。地方にやってきて、工務店という地域密着な仕事をし、地元の(たぶん)特定郵便局の職員とつきあって結婚して、、、というのは、まさしく地方の販売店にとって喉から手が出るほど欲しい顧客像だといえるだろう。こういう層に向けて、ストレートに刺さるCM、というのは、ミラ・イースの本当の想定顧客かどうかは関係ない。(実際、イースの車種CMは、ブルース・ウィリスを起用してダジャレを言わせているわけだから、瑛太のようなプロフィール、ではないことは明白。)「企業CM」して瑛太と吹石一恵が出演するCMを放映するということは、メッセージターゲットは販売店フランチャイジーなのではないかな、と。

長かったけど、結論。車好きの数は基本的には一定比率。高度成長期バブルが異常だっただけ。

小見出しで結論は言い切っちゃいましたが、基本はこれ。自動車メーカーボードメンバーや車種開発部門は既にわかっていてやっているはず。じゃなきゃ、瑛太が乗るクルマはミラ・イースにならないし、マツダスカイアクティブテクノロジ搭載車やホンダハイブリッド車に国内独自モデルが1つもない、なんて事にもならないはず。

ところが、販売部門、とくに販社といっしょにプロモーション計画を取りまとめる部門は、国内は縮小均衡で粛々とやっていく、なんてことは口が裂けても言えないはず。なので、国内販社向けマーケティング担当者が考えるべきは、シュリンクする市場環境下で、世界共通モデルをいかに低コストローカライズして、他者のシェアを奪うのか、しかないのが現状なのだと思いますよ。正直、ね。

2011-10-15

エロ漫画古本を買うときは発行年をチェックするようにしている。

2004年から2006年位?がいい

シュリンクされているときは(ほとんどそうだが)

スマホAmazon検索アプリが便利。バーコード検索

2011-07-06

http://anond.hatelabo.jp/20110706104008

俺の場合、かつて毎日眺めていた海がない(苦笑)

これから人口シュリンクしていく日本、大規模開発も行われなくなっていく日本では、目の前の海が埋め立てられて土地になる貴重な体験をした最後の世代になるのかもしれないがなー。

それともゴミ処理の都合で需要がなくとも埋立地は作られ続けんのかな。

2010-12-13

http://anond.hatelabo.jp/20101213154927

http://anond.hatelabo.jp/20101213155358

どこで線引きするかって難しいよね

個人的には「欲情をそそることを目的した表現」を子供の目に触れさせないとか

児童を欲情の対象とした表現」とかそんな感じかと思うんだが、それ自体が

デジタルなものではな感覚的なものだから、一本線を引くってのは不可能だと思ってる

でも、行政恣意性を排除することは可能だと思うよ

何故それが規制対象となるのかを説明して、それに対する賛否を確認すれば

行政が好き勝手規制することは難しいでしょうし

その辺は倫理観だと思うし、それは時代とともに動いていくでしょう

都の決議でも、慎重運用を求める付帯決議をつけてるし

反対派が危惧する状況にはそうそうならないでしょう

そこは行政に対する市民監視機能が機能すればいいと思う

 

ぶっちゃけ言えば、アングラでなら陵辱だろうがなんだろうが好きにやってもらっていいと思ってる

#でも、それが意図してかせずか表に出てこようとしていて、業界自主規制が機能していない

#のなら条例による規制はやむなし、というのが私のスタンス

 

 

http://anond.hatelabo.jp/20101213155818

同人ショップネット通販の利用者よりもコンビニシュリンク販売されてる本を買う人の方が圧倒的に多いというのは、わざわざ言われなくても想像付きませんか?

そうなの?あんまりコンビニに行かないからってものあるが

(個人的に)規制対象になるだろうなと思う本をコンビニとか一般書店ではあんまり見かけないけど

あ、でも雑誌だとちらほらあるかもね

でもあれが守るべき表現(?)とはまったく思わないけどね

2010-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20101012175328

いや、日本そのものがシュリンクしていくからね。

どんなに貧乏になっても日本にいる事ができれば良い、っていうならいいけど。

2010-07-13

本屋で待ち合わせしてた

仕事終わりの彼女お茶することになって、本屋で待ち合わせ。

フンフフ~ンと競馬雑誌を読んでいると、相撲でもやっていそうなくらいに体格のよい、

小学校高学年~中学1年生くらいの男の子が、おもむろにギャンブルコーナーの隣にあったエロ雑誌コーナーを物色し始めた。

「そういうお年頃なんだな、フンフフ~ン」と考えていたのだが、彼は選び出したBOMBシュリンクを剥き、

見開きページに寝そべっている篠崎愛を縦にして向かい合わせ、一心不乱にマスターベーションを始めたのだった。

目を疑った。

店内はクーラーが効いているとはいえ外は蒸し暑かったので、Tシャツの裾をパタパタと扇いで涼んでいるのかと思ったのだが、

勃起した己のナニを他人にバレぬよう垂直にチンポジを修正するわけでもなく、

堂々と、俗にいう“テントを張った”状態にして、イチモツの頂点をガシガシと擦っていたのだった。

これが大人であったなら、勇気を出して忠告するか、あるいは店員に報告したのちに警察云々…という話になるのかもしれないが、

相手は見るからに未成年。体格はかなりよいが小学生の顔立ちだ。

未成年者だからエロ本18禁云々…とも思ったのだが、読んでいるのはBOMB篠崎愛グラビアだ。

BOMBは何だ?何扱いなんだ?

この子の行為を知らずに通り過ぎる主婦帰宅途中の女子学生。そして、これから僕を見つけて横に立つであろう彼女

この子を見たときにどう思うのだろう、どう感じるだろう。

どうするべきなのかという思考を殺して、無視してしまえと競馬雑誌に目を通すも、左目の視野入ってくる彼の右手の動きは激しさ増すばかりだ。

雑誌の記事など、ターザン山本の対談の相手すら頭に入るわけなどない。

なぜこんなところでマスターベーションをしてるんだ?こいつは!と考えたときに

衆人環視の中で、生身の女性を視姦ではなく、グラビアを用いてのオナニーが最高なのさ!」という変態の星に生まれた神童であるというよりも、

「自宅や自室でできない、性的に抑圧された環境にいる子なのかもしれない」だとか

「単にマスターベーションがどういうものなのか、公の場ですることはどういうことなのかをわかっていないのかもしれない」だとか、

性教育やら家庭環境などの面についての妄想に近いいろんなことが頭をよぎった。

何の解決にもならないが、

『買ってあげるから、駅のトイレとかでしろ』

と言おうと決めて、彼をジッと見つめたときに、

彼はすでに事を終え、悟りの境地に達したのか、手を止め、雑誌を粗雑に投げ置き、

ジッと見てきた僕という存在を気にしながら店を後にしていった。

瞳は濁っていたように見えた。濁っていたように思う。

グッと入れた体の力が抜けた。

笑顔でやって来た彼女を見ても、どうしようもないぐらいに憂鬱な気分のままだった。

いや、憂鬱というよりも、なんとも言いようのない恐怖心のようなものがあった。

バイトレンタルビデオ屋の店員をしていたから、AVを借りる・借りたい、女の子の裸でオナニーしたいぞ!

っていう男の子なんて山ほど見てきた。なんなら、そういう性的なことに関してはどっちかというと寛容なほうだと思っていたんだけれど、

それよりもはるかに目の前で行われていたことの衝撃が上回っていた。

今後も、彼は外的であれ内的であれ、何らかのキッカケがないかぎり、

マスターベーション本屋ないしコンビニグラビアを読みながらすると思う。AVのパッケージでもするかもしれない。

とにかく、自宅以外でオカズのある公の場所でするだろう。

また彼が成長し、今以上の性的欲求が爆発したときにどうなっちゃうのか。

オカズ窃盗するのか、あるいは…

考えなくてもいい、どうでもいいことなのかもしれないが、ゾッとした。

どうにか健全な、健全でスケベな、少なくとも分別ある男子になってくれと願った。

そうならないのなら、誰か第三者が彼をなんとかしてくれと願った。

何もできなかった僕です。何ができるのだろう。


考えすぎなら、それでいい。けれどなぁ。

男の側から見ても、得体の知れない恐怖感ってのがあったんだ。

2010-01-21

ttp://www2.plala.or.jp/wasteofpops/

2009年CD類の生産実績、前年比87%。過去最大のシュリンクっぷり。その分配信に回っているかと思いきや、9月までの実績で配信は前年比で横ばい程度。下手したら、年間では初めて前年比100%を割る可能性も十分にあります。完全に「音楽」自体が頭打ってます。各社ここから本当の地獄のはじまりですね。今後数年でユニヴァーサル合併に次ぐ大規模再編が行われそうな雰囲気も。まあ、世界的に見れば大小20以上のメジャーレーベルがまだ単体の企業として残っている方が異常なんだけど。

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