2013-04-21

anond:20130421153503

「まず出会いを」

危険な思考だ。

世の中をみてみれば結婚にも色々なタイプがある。友達夫婦、熱愛夫婦セックスだけでくっついた夫婦、仲が悪いわけでもないのに別居してる夫婦

とりあえず「問題のない夫婦」だけでも上に書いたように色々あるし(もっとあるだろう)、「問題のある夫婦」は更に多様だ。

あなたはどんな結婚生活を築きたいのか?

1.明確なゴールの決定

映画や伝記で見聞を広げ、自分がどんな結婚を望んでいるのか、ゴールを明確にしよう。ゴールなのだから

とりあえずそこに至る過程は考えない。ただ目を閉じ、十年後、二十年後を思い浮かべ、自分がどんな

結婚生活の只中にいて欲しいのか考えよう。どんな相手だろうか。自分休日相手と何をしてるだろうか。

夢想の中の妻は生活の疲れで量の減った灰色の髪を気にして白髪染めをはじめてる。

十年後も君は相変わらずウサギのようにせわしなくセックスをしてだらしなく妊娠させて中絶させてるだろうか。

それとも子供サッカー試合の応援に家族揃って出かけるところを思い浮かべるだろうか。

あるいは、娘のバイオリン演奏会に夫婦で着飾って出かけるところかもしれない。

2.ミッション策定

ゴールの設定が済んだら、そのゴールに向けたマイルストーンの設定をしてみよう。

まずは十年後を目標にして、1.で決めた目標を達成するには自分がどうなっていなければならないか、二年刻みで

表を書いてみよう。頭の中でボンヤリと考えるのではなく、A4の紙を取り出して横におき、線を横に引っ張るのだ。

これが君の人生タイムラインだ。

そこに等間隔で刻みを入れる。この一つの刻みが二年に該当する。十年後のゴールに向けて、それを実現出来ているためには

何が出来ていなければならないか考えながら、右、つまり未来から順番に小目標マイルストーン)を書き入れる。

往々にして、右端に書いた目標が「大きすぎる」ために、マイルストーンが過大な要求をしていることがある。そうなったら最初目標シュリンクするのだ。

・娘のバイオリンは諦めよう。ニコ生で「歌ってみた」を許可すればそれでいいことにする。

・息子が本気でサッカーにのめり込んでサッカー留学したいなどと言う前に、スポーツ留学に失敗して麻薬に溺れたスポーツ選手ドキュメンタリーを9歳の時から毎週見せる。

・妻には「白髪の君も美しい」と言うことにしよう。君は知らないかもしれないが女性の髪に掛かるお金は大きい。今から、鏡に向かって「白髪の君も美しい」と言う練習を重ね、その言葉自然に口をついて、本心から出たものであるかのようになるまで滑らかに発音できるようにしておこう。

さて、これでマイルストーンの設定がしやすくなったかもしれない。

とりあえず現実的かと思えるマイルストーンが設定できるようになったら、君の想定年収からマイルストーンの実現性を検討してみよう。多分、君は想定している妻が専業主婦はいられず、妻が正社員で働き続けているようにゴールの再設定をしたくなるかもしれないね

さて、知っていると思うがこんにち子供を預けておける保育園は少ない。よほどくじ運がよかったりしないとダメだろう。そうすると、共働きなら子供が持てるという話も怪しくなってくる。

こうなってくると、マイルストーンの再設定では間に合わない。せっかく描いてもらったA4の紙はくしゃくしゃにしてゴミ箱に入れよう。いや、その前に萌え絵の練習ぐらいしてもいいかもしれない。なんせ、パルプも貴重な資源なのでなんにせよ無駄遣いはよくないしね。

3.ゴールの再定義

マイルストーンの修正ではゴールに到達出来ないことがわかったときは、ゴールの再設定をする。

そもそも、ゴールとはなんだろうか。私は、「幸せになること」だと答えたい。

最初にゴールを設定したとき、「幸せになるには結婚が不可欠だ」と考えてゴールを決定したが、如何なる方法でもそれが実現できないとするならば、どちらかを諦めるしかない。すなわち、結婚か、幸せかのどちらかだ。私は、全ての人間幸せを追求する権利があるということを再び強く言いたい。

それにしても、結婚幸せが関連しているなどと、我々はどうして思い込んだのだろうか?

これに関して、進化心理学観点から色々述べることはできるが、差し控えておこう。結論から言えば結婚結婚であり、幸せ幸せだ。両者には何の関係もない。それを勘違いさせているのは我々の脳だ。

そして、我々は脳で幸せを感じ取る。そこで、君には「虹嫁」を持つことを提案したい。

この提案に従ってゴールの再設定をすると、十年後の休日、君は「お兄ちゃん、もう朝だよっ(プンスカ)」という声で(その声を出しているのは君のiPhoneアプリだが)目覚め、目をこすりながら軽い朝食をとり、

ラーメンをすすりながらちゃぶ台の上でもう何度見たかからない「リリカルなのは」の映画パソコンで見る。昔はニコニコでコッソリ流される映画で実況コメントを打ちながら鑑賞していた事もあったが、「m9って何?」という指摘を受けてから君はそっちを引退してる。

変身するシーンをコマ送りにしながら、君は呟く「やはり大画面はいいな」。

惨めなのだろうか。そういう感想を持つ人もいるだろう。しかし、男を人間ATMしか見なさない女と暮らしているより何百倍もマシなのではないだろうか。

記事への反応 -
  • 東京に就職して早数年。こちらには会社以外に知人も居らず、仲の良い友人達は次々と結婚したりしてしまって一人取り残された感じ。 そもそも友達が少ないので紹介や合コンもなかな...

    • 「まず出会いを」 危険な思考だ。 世の中をみてみれば結婚にも色々なタイプがある。友達夫婦、熱愛夫婦、セックスだけでくっついた夫婦、仲が悪いわけでもないのに別居してる夫婦...

    • http://anond.hatelabo.jp/20130421153503 もし、職場の同期や同僚の女性で気の置けない人がいるなら、その人に勘違いをさせないようにしながら そのお友達が集う飲み会や趣味の集いに参加させて...

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