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2010-07-13

本屋で待ち合わせしてた

仕事終わりの彼女お茶することになって、本屋で待ち合わせ。

フンフフ~ンと競馬雑誌を読んでいると、相撲でもやっていそうなくらいに体格のよい、

小学校高学年~中学1年生くらいの男の子が、おもむろにギャンブルコーナーの隣にあったエロ雑誌コーナーを物色し始めた。

「そういうお年頃なんだな、フンフフ~ン」と考えていたのだが、彼は選び出したBOMBシュリンクを剥き、

見開きページに寝そべっている篠崎愛を縦にして向かい合わせ、一心不乱にマスターベーションを始めたのだった。

目を疑った。

店内はクーラーが効いているとはいえ外は蒸し暑かったので、Tシャツの裾をパタパタと扇いで涼んでいるのかと思ったのだが、

勃起した己のナニを他人にバレぬよう垂直にチンポジを修正するわけでもなく、

堂々と、俗にいう“テントを張った”状態にして、イチモツの頂点をガシガシと擦っていたのだった。

これが大人であったなら、勇気を出して忠告するか、あるいは店員に報告したのちに警察云々…という話になるのかもしれないが、

相手は見るからに未成年。体格はかなりよいが小学生の顔立ちだ。

未成年者だからエロ本18禁云々…とも思ったのだが、読んでいるのはBOMB篠崎愛グラビアだ。

BOMBは何だ?何扱いなんだ?

この子の行為を知らずに通り過ぎる主婦帰宅途中の女子学生。そして、これから僕を見つけて横に立つであろう彼女

この子を見たときにどう思うのだろう、どう感じるだろう。

どうするべきなのかという思考を殺して、無視してしまえと競馬雑誌に目を通すも、左目の視野入ってくる彼の右手の動きは激しさ増すばかりだ。

雑誌の記事など、ターザン山本の対談の相手すら頭に入るわけなどない。

なぜこんなところでマスターベーションをしてるんだ?こいつは!と考えたときに

衆人環視の中で、生身の女性を視姦ではなく、グラビアを用いてのオナニーが最高なのさ!」という変態の星に生まれた神童であるというよりも、

「自宅や自室でできない、性的に抑圧された環境にいる子なのかもしれない」だとか

「単にマスターベーションがどういうものなのか、公の場ですることはどういうことなのかをわかっていないのかもしれない」だとか、

性教育やら家庭環境などの面についての妄想に近いいろんなことが頭をよぎった。

何の解決にもならないが、

『買ってあげるから、駅のトイレとかでしろ』

と言おうと決めて、彼をジッと見つめたときに、

彼はすでに事を終え、悟りの境地に達したのか、手を止め、雑誌を粗雑に投げ置き、

ジッと見てきた僕という存在を気にしながら店を後にしていった。

瞳は濁っていたように見えた。濁っていたように思う。

グッと入れた体の力が抜けた。

笑顔でやって来た彼女を見ても、どうしようもないぐらいに憂鬱な気分のままだった。

いや、憂鬱というよりも、なんとも言いようのない恐怖心のようなものがあった。

バイトレンタルビデオ屋の店員をしていたから、AVを借りる・借りたい、女の子の裸でオナニーしたいぞ!

っていう男の子なんて山ほど見てきた。なんなら、そういう性的なことに関してはどっちかというと寛容なほうだと思っていたんだけれど、

それよりもはるかに目の前で行われていたことの衝撃が上回っていた。

今後も、彼は外的であれ内的であれ、何らかのキッカケがないかぎり、

マスターベーション本屋ないしコンビニグラビアを読みながらすると思う。AVのパッケージでもするかもしれない。

とにかく、自宅以外でオカズのある公の場所でするだろう。

また彼が成長し、今以上の性的欲求が爆発したときにどうなっちゃうのか。

オカズ窃盗するのか、あるいは…

考えなくてもいい、どうでもいいことなのかもしれないが、ゾッとした。

どうにか健全な、健全でスケベな、少なくとも分別ある男子になってくれと願った。

そうならないのなら、誰か第三者が彼をなんとかしてくれと願った。

何もできなかった僕です。何ができるのだろう。


考えすぎなら、それでいい。けれどなぁ。

男の側から見ても、得体の知れない恐怖感ってのがあったんだ。

 
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