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はてなキーワード: オリキャラとは

2020-09-02

BLでもGLでもNLでもなんでもいいけど、二次創作で作者が恋愛したことや、作者自身行為を行ったことを実録?というか推しカプの創作に持ち込む人本当に無理 実録なら性事情は持ち込まないか実録漫画としてオリキャラを作ったりなんなりしてくれ 推しカプのツイート見にきたのに人の性事情が耳に入るの気持ち悪い

2020-08-31

anond:20200830222134

ブクマカ公式がやってる家族パロについて言及してるけどチュプが好むのは「結婚した受けと攻めが男体妊娠出産オリキャラ息子が生まれほのぼのし幸せな日々を歩んでおり、攻めは息子よりも受けを溺愛している。おまけに子供も受けに懐いている」とかそういうやつやで

2020-08-30

チュプとマミーポルノBL anond:20200828145347

この前人気エントリ入りしていた記事で「チュプ」という単語を初めて知った。

私がいる界隈にも「同人界隈への迷惑行為を繰り返す子もち既婚女性」がいて、彼女たちへの対処に困っていたので「ああいタイプ同人女のことか」とすとんと腑に落ちた。

ブコメを見る限りとっくの昔に死滅した言葉で、今ではババアキッズとかキッズバアアとか呼ばれている人たちを一昔前は「チュプ」と言っていたのかな?と感じた。

ちなみに結婚出産報告は勝手にしてくれと思っているので元増田には不賛成だし、今回はそのことについては取り上げない

▼チュプの特徴

感想メッセージをくれるが約半分が自分語り

本の感想をくれるのは嬉しいが後半になると「先日伊勢丹に行って~~」とか「主人とどうのこうの……」みたいな私の本とは関係のない日記のようなメッセージを送ってくる

②R18作品あとがきに「実体験です☆」と書いちゃう

こういう人は昔はたくさんいたらしいが、今でもいますホラーかよ。

他人への感想文にも「〇〇さんのゲロ小説を読んだら旦那との初エッチを思い出しちゃいました!」とか書いてくる

あのメールをもらった当初はゲロ甘という言葉を知らなかったのでググって意味を知って衝撃だった。こっちがゲロだよ!

イベント幼児を連れてきたり、幼児自分推しキャラコスプレをさせてSNSにアップ

長机のまわりを走り出す幼児、ぐずって泣き出す幼児……おまけに自分意志ではないコスプレをさせられていてかわいそう

変態趣味一般人幼児写真を保存されていたらどうするんだ…

炎上へのスルースキルがない

炎上案件積極的に参加してキレている。そのキレ方が喪っぽさ全開。

検索かけたら昨日の同人女が~の記事に「ああい記事を書いたのは独身のブスに違いない」とまで謎のマウントをとる方法で怒りを表明していたのもやはり既婚女性だった。

批判されたら「ここは私のツイッターなので好きにします!」などひと昔前の個人サイトルールを持ち出してくる始末。

SNS個人サイトではなく垣根のうすい公共の場であることを理解できず、いまだに個人サイト時代感覚のまま生きているらしい。ホラー

公式への呼びかけをSNS煽動する、公式への愚痴を吐く

この前のお気持ちnoteの内容がまさにそれなので割愛しま

公式ファンの声を届けよう!」と煽動して公式を困らせるタイプの人ね

職場旦那子供への個人特定されるような愚痴を書いてしま

忙しくて腹立ってるのはわかるが漏らした情報かき集めたらどこの会社かや住んでる地域もおおむね特定できてしまうんだが……

2.5次元俳優ストーカーする

空港劇場出待ちしたりね、旅行先に待ち構えていたりと聞くたびに冷や汗が出るような行為をしている

子供エロ本を見せる

R18BLイラスト子供の手の届く範囲に置くか見せてしま

それはもう犯罪では……?

⑨女だが一人称が「俺」

初めて遭遇したときキモすぎて鳥肌がたった

一人称「俺」は中学生卒業しろよ……

結婚妊娠出産報告をするのは好きにしてくれという気持ちであったが、個人情報がばがばで迷惑行為をしている自覚がないチュプを見ているとそういう人を遠ざけたくなるのは確かである

そもそもジャンルCPについて語りたくて同人活動してるのに、なんでお前の私生活情報にも付き合わなきゃいけないんだみたいなところは正直ある。

私生活情報込みで私の作品見てね~☆」ってことなんだろうが、じゃあ聞くけど、なんのために同人やってるんですか?お友達作り?だったらジャンルの力を借りずにインスタグラムあたりでオタママ垢でもやればいんじゃないですか?

マミーポルノ

これもまた人気エントリで知ったのだが「マミーポルノ」という言葉があるらしい。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」が確立させたとされている、ポルノ小説ジャンル。 同作が主に30〜40代を中心とした子供のいる女性の間で人気が高く、こう呼ばれている。 また、著者に家庭を持つ妻や母親が多かったことも名の由来とされている。

https://d.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%9E%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%8E


なるほど……!

そして日本マミーポルノ作品が定着しなかったのは、既にR18同人文化が定着しているからだろう、というのは容易に想像できる。

だが日本場合マミーポルノ2次創作同人で行われており、彼女創作するBLの中にはマミーポルノ作品に出てくるような特徴を持っているのだ。

よってこれをマミーポルノBLと呼ぶことにする。

マミーポルノBLの特徴

キャラショタ

パステル調のぷにぷにした絵が特徴

幼児になった受けがいなくなって攻めがふぇえええ~~~とうるうフェイスで泣かされているなど多岐にわたる

幼児化させられたキャラ同士ではぐはぐシーンなども。まるで動物の多頭飼育のよう

男性妊娠ネタ育児ネタオリキャラ息子が登場するほのぼのファミリー

妊娠した受けを攻めがいたわる話が多い。オリキャラ息子が出てくると「息子より受け」な攻めが描かれる

作者が旦那にやってほしかたことなのかな?

BLなのに異性愛ベース交際をしているというのも昭和価値観から抜け出せないのだな、という印象である

エロシーンの語彙が古い

「抽挿」「挿れる」「隘路」などじいさんが隠し持っていたフラ〇ス書院文庫みたいなエロ用語2020年になった今でも使っている

このワードが出てくると(アッ……作者さんの年齢、かなり上だな)と察してしま

④画風が古い

いわゆるババ絵と呼ばれているアレです

塗りとか構図が進歩していない

2020年ジャンプ作品同人でババ絵を見ると時空の歪みをアハ体験

⑤ノリつっこみシーンが寒い

マジで寒い。本当に寒い。なんだあのオタク臭全開のなれ合いシーンは……クールキャラだろうがなんだろうがオタクのようなノリツッコミをさせられている。

そんでもって作者様本人らもSNSオタク臭全開のなれ合いをしている。うすらきも寒い

▼総括

チュプのマミーポルノを見ていると「キャラが好きでBL同人をやっているのではなく、人気のある原作と手軽なキャラマミーポルノ作ってオタクママ友会やってるだけ」みたいなところがある

マミーポルノが好きならそれでもいいが若年層やジャンル迷惑をかけるのはやめてくれ

私はジャンルの輪を乱したりトラブルになるのはとても嫌なのでチュプにも愛想よく対応していますが、正直に言うと、会社の面倒くさいお局おばさんとお付き合いしている気分です

2020-08-27

anond:20200827134617

マミーポルノBL幼児化・男性妊娠ネタオリキャラ息子を登場させたほのぼの家族話)はぜんぶ異性愛交際ベースに展開されてるからBLでやる必要がない。頭が昭和からヘテロ交際以外の恋愛理解できないんやね。

2020-08-25

リアクションに困ったコメント

Pixiv二次創作投稿し始めて約二年が経つ。

基本的妄想を形にして自己満足に浸っているタイプなので、評価されてなくても書くけど、やっぱり評価されると嬉しい。コメントをもらうと大喜びする。「面白い」「続きが気になる」のように一言だけでも、コメントはもらえると嬉しい。

そんな私でもリアクションに困ったコメントはある。

ただの愚痴なので、何の参考にもならないけど書いてみる。あと、以下の例はすべて実際にもらったものを基にした創作

1:謎のオリキャラ

例:「メアリー『なんと愚かな……ここまで堕ちたか』沙羅『ご主人様が出るほどではございません、私にお任せを』」

原作キャラなら別にいいんだけどオリキャラは困る。たいていコメント欄で長々と小話作ってくるから困る。それは自分作品内でやってくれ。

2:謎アイテム

例:「皆さんにこれを……『エリクサー(死者をも蘇らせる秘薬)』」

1の派生作品内に出てくるアイテムならわかるんだけど、他作品内に出てきたアイテムだったりオリジナルスーパーアイテムだったりするので困る。

3:自分語り

例:ラーメンを食べる話に対し「おいしそう!でも私はそばのほうが好きです」

はい、そうですか」以外に返事しようがない。

最初から最後まで自分語りだと容赦なくコメントを削除できるが、一応褒め言葉もあるのでなんとなく消しづらい。

4:パクリ認定厨

例:物理攻撃の利かない敵を水魔法で倒す話に対し「〇〇さんの話(物理攻撃の利かない敵を川に沈める話)のパクリですか?」

パクリのつもりはないけどネタかぶたか?」と思って該当作品を見に行くと、水で敵を倒すってところしかかぶってない。こっちが「怒りに任せて得意な水魔法をぶつけたら効いた」なら、あっちは「土に埋めるか水に沈めるかすれば勝てると思って川に誘導した」みたいな感じ。

私の場合、展開の元ネタが界隈ではメジャーだったので、そのことを私以外のユーザーが指摘した。あと本当にパクリだったとしても本人以外がオープンなところで騒ぐのはよろしくないと思う。

ちなみに名前を出された〇〇さんはどれも話が面白かったのでフォローした。

5:キャラアンチまたはキャラモンペ

例1:キャラAが塩と砂糖を間違えて怒られる話に対し「Aをバカにする描写があるならキャラヘイトタグつけてください!」

例2:キャラAが塩と砂糖を間違えて怒られる話に対し「Aは(グロ描写)されて死んだほうがいいですねwww制裁希望!」

1~4と比べて凶悪度が段違い。Aのことは普通に好きなのに、そんなつもりはなかったのに……と悩む。

私はこれが原因でコメント返信をやめた。あとキャラAの話を投稿するのは控えようと思った。

でもやっぱりコメントもらえると嬉しい。

anond:20200825163355

CLAMPなんてジョジョ二次創作で「承太郎花京院の息子」という設定のオリキャラを生み出すような集団だしなw

2020-08-14

anond:20200814000051

ディズニーリゾートでツイステとディズニー原住民の決戦が観戦できると思いきやそもそも今年はコロナってるから何も起きなかった

KH野村オリキャラコス合わせでランド行ってる層とそんな変わらんでしょ多分ね

2020-07-30

オタクよ、二次創作をするのならせめて原作を見てくれ

二次創作を楽しむオタク達よ、楽しんでやっているだろうか。

今回はこの場をお借りして原作未履修者について少しばかり自分の思うことを書いていこうと思う。

これは一つの意見なので暇つぶし程度に見てくれると嬉しい。

まず私は原作主義者だ。「原作やってないけど創作しましたー!」っていうのが嫌いなタイプだ。

タイトル主語は少し大きいが、原作未履修者を全員叩く文ではない。これは「原作全く知らないか自分なりに考えて独自の設定をつけてオリキャラみたいにしました!」という人を指す言葉である

自界隈ははっきりいうと原作をやっていない人が創作をしていたりするようなジャンルだ。昔の作品であり、今は入手するのが少しばかり面倒な作品であるからであるのと、今はネットで調べればあらすじやキャラクター関係なんかは出てくるからというのもあるだろう。そのため原作を見たことのない人が少なからずいる。

ゲームなんかだと実況動画を見て終わらせたり…これに関してはかなりグレーゾーンであるが。

いるのは仕方がない。私も今のジャンルを知ったきっかけはTLに偶然流れてきた二次創作を見たからであり、その頃はキャラクターは知っているが原作は知らないレベルだったからだ。その作品原作好きな人考察を含めて愛を綴った作品で、魅力の伝え方がうまかったのもあり原作面白そうだと色々と調べていくうちに「まぁ少し触れるだけなら」と原作に触れて沼に落ちた。

そんな私が原作をやっていない人をどうして苦手とするかというと、作品に対してではなくキャラ単体であったりカプであったりに萌えている人が多いからであり、そのような人が描くキャラクター像は上で書いたようにオリキャラのようになりがちだからである

どれだけ検索をしようがそこに書かれた文からキャラクターの心情や表情、性格などをはっきりと知ることはできない。こればかりは台詞回しやそのキャラクターに関わった人の動きなどを見なければ感じることができないと思っている。そしてそれはまとめサイトには載っていない。

自分推しすらもこれこれこういう経歴のある心優しい人としか表記されていなかった。優しいからこそ自分に厳しく見ているこっちが心配になるぐらい精神的に弱かったりもするし、仲間に支えられたりしているんだけども。

からこそ自分推しに対して「優しいところが好き!聖人すぎて眩しい!」って持ち上げて騒いでいる人を見ると、この人は原作見てないなと思ってしまう。「優しいからこそ弱い。そこが魅力なんだ」と語る人との差異が顕著に出てくる。

たとえ実況動画で見たとしても実況者の意見に引っ張られやすいためそこから自分意見を持つことは難しいだろう。

そのため原作を知らない人が描いたキャラクターはどこか薄っぺらく魂がない。魂がないため創作自身が透けて見える。何かが違うのだ。

歴史上の伝説のみを聞いている人と、その時代に生きていた人の語りだと例えるとわかりやすいだろう。

薄っぺらいからこそ、こうであったら嬉しいな!私はこういう設定が好きだな!と設定が付け加えられる。それはもうそキャラクターではなく作者のオリキャラじゃないかってほどに。そして台詞すらも薄くなる。

そうなるとどうなるだろうか。

自分がこの色の方がいいからって服や髪や目の色を変えられる。まとめサイトに書いていないからって過去捏造される。性格を変えられる。

なんかしらの設定を付けて私物化しないでくれ。それは誰だ?原作踏み台キャラクターという素材を使って行う一次創作キャラみたいなものになっているじゃないか

残ったのは髪型と整った顔だけで、そのキャラである必要はあるのだろうかと疑問に思うことも多い。お人形遊びのようにキャラクターを扱うその人がキャラクターに求めているのは残ったそこだけなんだろうけども。

このキャラに対して愛が重いとか自慢をするぐらいならせめて原作を見てくれ、頼む。愛が重いのならそのぐらいの投資は安いものじゃないか

そのような人が作る作品を見て、原作を知らないけどこの人のキャラクターは好きだなという人が現れて誤解の連鎖が続いてしまう。薄っぺらいからこそ原作に対して魅力を感じさせることができず、キャラ萌えのみの間違った解釈が広まってしまう。「このキャラクターはかっこいいね可愛いね、綺麗だね」で終わってしまう。

私が最初に見た作品原作愛のある作品だったからこそ私はここまで落ちたのもあるだろう。それまではキャラクターを見たことはあったがここまでは落ちていなかった。

そして絵がうまい人に限ってそれをやりがちだ。原作をきちんと知らない人にとっては二次創作こそが作品への入り口になってしまうし、原作となってしまうんだ。気をつけてほしい。

「〇〇さんの描く黒(化された)キャラが好き!好きなんだけど探してもないんだよな〜」と言うツイートを見たときは頭を抱えたくなった。

自分好みのキャラクターではなくキャラクター自身を愛してあげてほしい。着せ替え人形みたいな扱いをしないでほしい。

原作を履修せずに創作をしている人は一度支部Twitterなどでキャラクター名やカプ名ではなく原作名でも検索をかけてみてほしい。その世界あなたの考えている世界と同じだろうか。

そして無意識キャラクター原作を踏みにじって自分のための創作をしていないだろうかと考えてみてほしい。

オタクよ、そのキャラ推しているのならせめて原作を見てくれ。

2020-07-26

腐女子

公式で妻・彼女がいて、がっつりその女性との触れ合いや絆が描かれていて

しかも男女でいい雰囲気になった時に男が「こういうのは軽々しくしちゃいけない」と誠実に対応しているのも描かれているのに

腐女子二次創作で別の男とイチャイチャしていて、人前でもベタベタいちゃ付いて

盛りのついた猿のようにどこでも受けのことを考えずにやる

みたいなキャラにされていると怒りと悲しみがわく

そういう性格オリキャラを攻めに置け

自分×受けですと言え

2020-07-22

有言不実行な友人の話

ある友人に我慢できず、他の友達に話すのも気が引けるので筆を執ることにした。

私の自分語りを多分に含んだ愚痴のような物なので、肩の力を抜いて読んでいただければ幸いだ。

私はしがない字書きの大学生である中学生の頃には仲の良い友人二人と、自分たちを模したキャラクター架空世界の中活躍させる創作を交換ノートの中でやっていた。元々絵を描くことも好きだったが、どう足掻いても上手く描けないことに諦めを感じ、気付けば文章ばかりを書いていた。

高校に入ると文芸部に入った。入部届けを提出するまで、入ったことは親には黙っていた。シンプルにそれまでやっていた吹奏楽に嫌気が差しただけなのだが、高い楽器(丁度自分の貯めていたお年玉やらお小遣いやらの全額程度だった)を買ったというのに吹奏楽を続けなかったので、父親は後にも先にも無いほど激怒した。当時の私は相当にショックを受けたが、まあこれは関係の無い話なのでやめておく。

とにかく文芸部に入ったのだ。正直本当に楽しかった。気の合う友人もできた。文学という架け橋が無かったら話すことも無かったような、私とは系統の違った部員一冊の本を作るのは刺激的だった。空が白んできても何も浮かば空虚日の出を見たり、締切の為に定期テストそっちのけで徹夜をしてキーボードを叩いて編集をしたり、高校生なりの熱量部活を、書くことを、“創作”を、楽しんでいた。

恐らく想像がついている方もいらっしゃると思うが、私はオタクであるとはいえ二次創作イラスト等の投稿や閲覧が楽しめるSNS投稿を始めたのはつい最近で、それまでは内輪のオリキャラでの創作小説を書いたり、時には友人を主体にした夢小説を書くこともあった。

そんなこんなでここの所二次創作を楽しんでいる私であるが、どうにも腑に落ちないことがある。

端的に言ってしまうと、あまり好かない友人がいるのだ。彼女高校1年生の頃からの友人で、ありがちな書き方ではあるが彼女をAと呼ぼうと思う。(A以外にアルファベットは出てこないので、特に気に留めて置く必要はない。)

Aは自信家だった。帰国子女のAは英語を始めとして成績優秀で教員にも好かれる模範的な生徒だった。本人はそれを隠すこともなく、「私は天才から」「と言うより、努力型の秀才なんだけどね」と言ってのけていた。努力を惜しまない姿勢は素晴らしいし、怠惰な私は純粋尊敬したが、その努力をひけらかす行為はいただけなかった。受験期にはキーワードをページいっぱいに書き連ねたノートボロボロになった単語帳を常に持ち歩き、志望校赤本まで隠さず机の上に置いてあった。私は「落ちたら恥ずかしくないのかな」とぼんやり思っていたし、本番当日にもAは「Twitterしてる場合じゃないけど不安 報われなかったらどうしよう」だの「爆死」だの呟いていたが、最終的にAは無事合格し、その大学へと進学した。

思うに、Aはオープン性格なのだ。未だにTwitterの鍵垢同士で繋がっているのだが、課題の進捗やらをよく呟いている。「自称天才から(オンデマンド)授業明日の分全部受けてレポートまで書いた」「虚しいから労って(レポート画像)」などなど。活きの良い大学生である

さて、本題から離れてしまったが、私がお話たかったのはAの創作についての話である

実はAは高校在学中から一次創作を嗜んでいた。Aはもう一人の友人とタッグを組んで自作ゲームを作ろうとしているようだった。所謂ファンタジー物で、次々とキャラクターを生み出してはストーリーの核となる部分を練ったり、キャラクター自身の掘り下げをしていた。

なぜ私がそれを知っているのか。それは彼女が片っ端からTwitterに放流するからである。興味が無いので完全にスルーしていたが、AやAの周りの友人はいつもAの生み出したキャラクターの話をしていた。

彼女ゲームシナリオとなるその“創作”の本筋を書いて、もう一人の友人は立ち絵や背景を書いていた。

書籍化しないかな」

Aのそんな旨の呟きをよく見かけた。

そのうち、Aの周りにいる友人は、そのキャラクターイラストを描き出した。漫画にせよ小説にせよ映画にせよ、ストーリーを追ううちにキャラクター個性を見出す私にとっては、設定や性格が書き連ねられた一枚絵を見せられても特に何も思わなかったが、友人たちは違ったようだ。確かに毎日それらのキャラクターの話を聞いていれば興味を持つの自然だろう。

最初こそAは大いに喜んでいたが、そのうちさして大きなリアクションをとらなくなっていった。そのうち、「おまえらファンアート15溜まったら本編まじで進めるわ、ケツ叩いてもらわないと無理かも」といった旨をツイートしていた。

Aとタッグを組んでいた友人は、徐々にTwitterに浮上しなくなっていった。その代わり、Aは自分のことを“字書き”と自称することが増えて、ゲーム制作の話は一切しなくなっていった。

Aはよく産みの苦しみの類いのツイートをする。

「一話が上手くいかいから先に進めない」

「予定の字数より多くなっちゃったw」

キャラには自信あるけど文に自信ないから〜」

「(とある児童文学タイトル)の後釜狙ってます

そう言って一通り喚き散らした後、「やっぱり今日は書けないから寝よう」と言って日付の変わる前には就寝している。

なるほど、AもAなりに書くことを楽しんでいるようだ。いつか自分創作を完成させて、それが大々的に二次創作される日を夢見ているらしい。丁度今、絵の上手い他の友人に描いてもらっているように。

私は一言言いたかった。

四の五の言わずに書けよ。

一発当てたいなら本気で完成させろよ。

甘えてんのか。

もちろん私は今の文壇リードするような大作家でもなければ、新進気鋭の小説家でもなんでもない。しかし、Aよりも文字を書くことは数こなしてきた。適切な表現が思い浮かばなかったり、心苦しくても大部分を削除してエンディングを書き直したり、寝食を忘れて夢中になって書いていたこともある。もちろんそれが重要なことでないこともわかっている。

Aは昔、高校生だった頃に私にこう話したことがある。

わたし、○○(私の本名)ちゃんのことすごいと思うよ。文芸部に入ったら、締め切りとかそういう重圧で死んじゃいそうだもん。自分好きな物上手く書けなそうじゃない?」

私はこれに何と返したかは覚えていない。しかし、文芸部は私に書き終えることの大切さを教えてくれた。

オープン彼女は書いている最中の苦しみを漏らすことを抑えていられない。しかもそれをやたらと文学的に表現しようとする。浮かんでこない、降ってこない、突然書けなくなる……、そういったありきたりの表現で。Aはやたらと“創作”や“小説”という言葉を使いたがった。自分が今しているのは“創作”で、“小説”を書いている。その行為に酔っているように見えた。けれど言葉が固くなってはいけないと思っているのか、進捗状況が載ったスクリーンショットに映る文はなろう系を模したような劣化させたような文体なのである

「私の文幼稚なのはわかってるんだけど、かっこつけた描写はしたくないな。児童書目指してるし」

子供が読みやすい文、単純に砕けた文、そして口語ばかりで仮名遣いの怪しい文。難解な表現を使うことと、状況を説明するために上手く言葉を組み立てること。これらは明確に分けられていると思う。斜に構えた描写を、子供には解しがたいと思っているのだろうか。私は自身の素の書き方がかなり固いこともあり、まるで自分が“かっこつけた描写”をしているような気がしたこともあり、なんだか頭にきてしまった。

また、数日後にはこんなツイートもあった。

承認欲求足りな過ぎて手っ取り早く誰かに褒められたいけど、二次創作は書けないからなぁ」

この発言は私の逆鱗に触れた。

私は、自分の書いた二次創作を「承認欲求を得るための行動だ」と言われたように感じたのだ。書いた物を貶されるのは嫌だけれど、書く動機をAのようにあからさまに「誰かから評価されるため」にすり替えられるのが耐えられなかったのだ。ネットに公開している以上、何らかの反応があることはもちろん嬉しい。しかしそれ以上に、頭に浮かんできたシチュエーションを練ってひとつの話を作ることが楽しいのだ。

今思うとAはそこまで考えて発言したように思えない。恐らく私の考えすぎだ。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いし、何を言ったかより誰が言ったかが気になる質なのかもしれない。

SNS上でのAとの繋がりを消そうにも、そのアカウントには共通の友人が多く、彼女たちが気を利かせて私の転生後のアカウントをAに伝えてしまうことは想像に難くない。かと言って「繋げないでくれ」とあからさまに嫌う素振りを見せて友人関係にヒビを入れたくもないし、ログアウトしてしまうと他の友人の呟きまで見れなくなるのも寂しい。そういうわけで今でもAとはFF内で、表向きは仲良くやっているわけである

さほど苦ではない。しかし確実に自分ストレスを感じていることはわかるので、いつか縁を切ろうと思っている。

結局これはさして大きな問題ではなく、周りからチヤホヤされている人間を妬ましく思っている私の醜さが露呈しただけなような気がしたので、この辺で筆を置いておこう。自分の“創作”のスタンスに口を挟まれて気分を悪くするのは、私自身もそうだから

2020-07-15

腐の良さが分からない自分が情けない

自分オリキャラを作るタイプの夢女子です。

推しには女の子幸せ恋愛をし、結婚して、子供を作るという人生を歩んで欲しいと思っています

なので、推しの将来を考えると、どうしても「周囲から反対されるのではないか?」「周囲に認めさせる過程推しの心が傷ついてしまうのではないか?」などと考えてしまい、純粋気持ちで腐作品を楽しむことができません。

これと同じ理由で、男女愛であっても身分差や10歳以上の年齢差があるカプを安心して見ることができません。

こんな古い価値観偏見を持っている自分が情けなくてたまりません。ですが、どうしても恋愛推しに辛い思いをさせたくなくて、脳内お花畑みたいな妄想しかできません。

自分は腐を純粋気持ちで楽しめる方々を心の底から尊敬しています。一体どのようにして、同性愛を受け入れられるようになったのか知りたいです。

2020-07-14

anond:20200714151102

便乗吐き出し。

承認欲求強くてごめんね。

自分も毒マロ製造機になったことがある。

元増田みたいな大義名分はなく、気に入らない相手嫌がらせ目的でやった。

私とAさんとBさんは相互フォロワーだった。Aさんの創作に対してBさんがエアリプパクリ疑惑をかけ、吉牛待ちメソメソムーブをした。Aさんもエアリプでどのへんがパクリなのか理路整然と説明しろと応戦。Bさんはグチグチグチグチメソメソメソメソ

Bさんは界隈古参フォロワーがたくさんいたが、Aさんは新参で2桁前半しか繋がりがなかった。

Bさんは以前から反応に困る連投をして優しい人にうちの子を描かせたり慰めの言葉をもらったりする嫌なやつだった。私は実はBさんが嫌いだった。

Aさんはストイック姿勢創作する人で、コンスタント更新もする職人気質の人だった。Aさんの物語オリキャラも私は好きだった。

面倒なことになったなと思って静観していたらAさんが垢消し宣言をした。ホームに飛んだときにはもうツイートが読み込めなくなっていた。仕事が早すぎる。

慌てたBさんが私悪くないムーブをはじめたとき私の中で何かが壊れた。

気づいたらBさんのマシュマロを開いていて第三者から見ていて不快だった旨を送った。これが一投目。

スマホWi-Fiから切断して二投目。ちょっと日和った。Bさんが指摘したAさんがパクった部分についての意見送信

複数人が「お前の悪事を見ていたぞ」と言っている感を出したかった。

時間をおいてから今度は擁護コメも送った。Bさんは悪くないよ!という典型的吉牛からAさん嫌いだったから消してくれてありがとう!という過激文言まで連投した。吐き気がした。

Bさんは律儀にもすべてのマシュマロに返事をしてくれたが、少なくともTL上で界隈を騒がせることはなかった。ディスコ等でどうだったかは知らない。

Bさんが別垢でこのマロからなんだろ?などと発言しているのを見つけたときはニヤッとしたが怒りが勝った。

2日ほど私の爆撃にしおらしく返事をしたBさんはマシュマロを閉じた。そして開き直りツイートをして「嫌ならブロックしろ!」と典型的捨て台詞を吐いた後何事もなかったように振る舞い始めた。お望みどうりブロックして差し上げたが、2以上FF数が減っていることに気づいたときはほっとした。

私はこの件について言及はせず素知らぬ顔で現在も繋がっているフォロワーたちとゆるく交流をしている。

Aさんは今頃どこで何をしているのだろうか。いまも変わらず素敵な作品を創りつづけていたらいいんだけど。

anond:20200714153334

UC最後アムロララアも最後出てきたやん。

ミネバがオリキャラってどういうこと?ソロモンで泣いてた赤ん坊のミネバじゃないの。

anond:20200714152934

福井作品に出てきた富野キャラってちょっと出てきたブライトさん以外に思い出せない

ミネバはUCだとオリキャラになってたけどだから名前変えたんだろうし

2020-07-13

追記】「作品を取り巻く空気」の影響を受けて好きだった作品から離れてしまう事ってあるんだなぁ…という話

血界戦線」という作品がある。内藤泰弘先生の描くSF伝奇アクション漫画だ。

2008年パイロット版が「ジャンプスクエア」に掲載され、翌2009年短期中連載を経た更に翌年にはジャンプスクエア姉妹誌「ジャンプSQ.19」で連載が始まった。2015年にはアニメ化され、人気を博した事は記憶に新しい。

から生き続ける吸血鬼「血界の種族ブラッドブリード)」と吸血鬼を追いかけるハンター組織「牙狩り」の戦いを「何も考えないで見て楽しめる」というコンセプトで描かれた内藤先生曰く「技名を叫んでから殴る漫画」だ。

2008年頃、僕はOVA作品リリースされていた吸血鬼アクション漫画ヘルシング」の影響で吸血鬼物に目が無く、この血界戦線にもいっぺんに惚れてしまった。しか内藤先生といえばあのヘルシングも連載している雑誌ヤングキングアワーズ」で名作と名高いガンアクション漫画トライガン」を描かれた人でもあるじゃないか!僕は血界戦線を初めて読んだ時トライガンにまだ触れた事が無かったので、即刻読み始めた。おお…こちらも面白い!内容はとても重い!

やはり読者からの人気も高かったらしく、翌年に短期中連載としてまたSQにやってきた!この予告イラストキャラはどっちも読み切りには居なかったが誰だ!?浅黒い男の方は如何にも悪役っぽいな!と非常にワクワクしていた。

読み切り版は「クラウスラインヘルツ」という強面の紳士主人公だったが、短期連載版では平凡そうな少年レオナルドウォッチ」を主人公に、異界と現世が交わる街「ヘルサレムズ・ロット」を舞台物語は進行する。

今回は吸血鬼も直接登場せず、どちらかというと異界と現世が交わる都市世界の均衡を保つため暗躍する秘密結社ライブラ」の戦いと、ライブラの戦いに巻き込まれレオ君の成長物語がメインな感じだったかな。吸血鬼と目される人物は居たしクラウスさんも登場したので読み切りから世界観は繋がっているんだろうけど…ところでこの日記を書くためにパイロット版を読み返したら、設定的に本編とはパラレル関係らしい事に12年経って初めて気付いた…。

その後、翌年新たに創刊されたSQ姉妹誌で定期連載が開始され、キッチリと年2冊のペースで単行本刊行された。僕は掲載誌を購読するほど熱心では無かったが、単行本新刊が出ればすぐ買うくらいには好きな作品だった。

僕は血界戦線を「吸血鬼吸血鬼ハンターの戦いが中心の作品」だと読み切りから思っていたので、連載版だと敵役吸血鬼が2冊に1話くらいの頻度でしか出て来ないのは正直物足りないとも思っていたけど、ヘルサレムズ・ロットで繰り広げられる世界の命運を賭けた戦いや日常話は吸血鬼が絡まなくても大変面白い物だったので「これはこれで全然有り!」と楽しんでいた。定期的に出て来ては牙狩りと死闘を繰り広げるからタイトル詐欺じゃない!多分…。

そんな訳でこの作品と6年ほど付き合った頃、アニメ化決定の報が耳に入った。SQ作品は連載1~2年でアニメ化が決定する事も多かったので、やっとか~という思いが強かった。ようやくアニメ化の機会が回ってきた!と嬉しくもあった。そして2015年、とうとうアニメ放送された。事前に発表されていたキャスティングアニメに疎い僕でも聞いた事のある豪華な声優さんばかりで、これは本気で作っていそうだぞ!と伝わってきた。何と宮本充さんがレギュラーですよ!

このアニメ化大成功で、血界戦線大人作品になった。「技名を叫んでから殴る漫画」のアニメ化としては本当にこれ以上無い出来だったと思う。あの技の名前がドォン!と出てくる演出は非常にカッコいい!このOPバンプっぽいな…と思ったら本当にバンプだったり、キャラクター達が「シュガーソングとビターステップ」に合わせて賑やかに踊るあのEDは大量のパロディを生んだ。「アニメは見た事が無いけどEDは知っている」という人も沢山居るんじゃないかなと思う。

一説によるとアニメ化原作の売上は10倍以上に跳ね上がったと耳にした事があるし、そうだとしても全く驚かないくらいあのアニメ化は良かった。アニメオリジナルキャラクターブラックホワイトという双子の兄妹が居るのだけど、アニメから血界戦線を好きになった人がその二人が原作には居ない事を知るとほぼ間違いなく驚くそうな。それほど違和感なく「血界戦線」の世界観に馴染んだアニメオリジナルキャラであり、「血界戦線」への理解度の高いアニメ化だった。

アニメ血界戦線が終了してから2年後、今度は二期が放送された。こちらも一期と同じく評判が良く、原作最終回までアニメ化された。原作現在セカンドシーズンにあたる「血界戦線 Back 2 Back」が連載中で、ファンこちらがアニメ化される事も待ち望んでいる。また、血界戦線アニメの一期と二期に合わせて小説版も発売された。作者は何とあの「魔術士オーフェンはぐれ旅」の秋田禎信先生!「トライガン」の内藤泰弘先生と、「オーフェン」の秋田禎信先生コラボレーションという一体どこに接点があったのか分からないけどとにかく名前を聞いただけで凄いと分かる作品だ!こちらの作品キャラクターへの理解度が非常に深く、原作ファンからは高い評価を得ているそうな。読みたいな。

そういう訳でアニメ化以降「血界戦線」は人気が爆発し、作品にとってもファンにとっても嬉しい事が続いた。アニメ終了後に発売された公式ファンブックにはパイロット版も収録され、以前から読みたかった原作ファンにも有り難かった。

恵みの雨ならぬ恵みのアニメと呼ぶに相応しい喜ばしい出来事だったけど…ここからが本題で、僕はこのアニメ化以降どうも自分の中の「血界戦線」への熱が冷めたような気がしている。嫌いになった、という訳では無くて…熱が冷めた。

実を言うと僕はアニメ化前まで血界戦線について誰かと意見を交換出来た事がなく、自分以外に好きな人を見かけた事もあまり無かった。積極的に探そうとしていた訳では無かったし、間違いなく人気は高かったので偶然だとも思う。

自分一人だけの解釈作品を楽しんでいて、他の人がどう思っているのかはさっぱり知らなかった。僕は今でも漫画アニメ感想を他の人と交換する事はあまり無いし、意見が合わないとつらくなるのでそれでも良いかな…と思ってる。

2015年アニメ化された時、沢山の人が血界戦線について語っていた。アニメから見始めたという人も沢山居たし、僕がこれまであまり目にする事も無かった原作好きな人達も沢山見かけた。トライガンは好きだけど内藤先生が新作が連載していた事を知らずに驚いていた人達も居た。いつの間にか新作が連載されていて自分はそれを知らない事って本当に良くありますね…ジャンプSQ.19って影が薄めな季刊誌だったもんなあ…SQが濃いかは置いといて…。

様々な意見があった。「面白い」「原作をよく纏めた」という声があれば「改変が駄目だ」「カットしすぎだ」という声もあった。僕は「原作3話分の話をよく1話に纏めたね!必殺技演出も最高にカッコ良かった!でもかなりカットされてたね…あのアニオリ必要だったかな?」とどっち付かずな感じだった。まだ1話だしそれで良いと思っていたけど、良いかいか白黒を付けたい人は結構居るみたいだった。原作好きな人同士が解釈喧嘩しているのを見るのはつらかった。

2話も3話も同じように賛否両論原作ファン喧嘩していた。僕も1話と同じように「ここは好きだな」と思う所もあれば「ここは合わないな」と思う所もあった。そう思った所が賛側とも否側とも違ったので、両方に怒られた気がする。

これは作品の良し悪しじゃなくて僕の好みの関係だけど、原作血界戦線レオ君が主人公の話とクラウスさんが主人公の話が交互にある印象だったけど、アニメではレオ君が主人公として再構成されていた記憶がある。これは尺の都合でどうしてもクラウスさんが主役の話を何話かカットせざるを得なくて、それならレオ君を主役として描いた方が綺麗に纏まるし話も見やすいだろうという考えがあったのかもしれない。実際アニメレオ君主役の話として見やすかった。

アニオリキャラクターブラックホワイト兄妹がレオ君と絡みがあったのも理由の一つで、特に妹のホワイトちゃんレオ君ととても親しくなり友達以上の関係として描かれていた。レオ君は原作だと女性キャラとの絡みも比較的少なく、ライブラで働く同僚の「チェイン・皇さん」と「K・Kさん」という二人のお姉さんを除くと、他は父親と一緒に飲食店経営する「ビビアンさん」くらいしか異性と接点が無くもし脈があるとすればこの人かなあ…と勝手に思っていた。特に恋愛描写は無いけど。そういう訳でアニメホワイトちゃんレオ君の仲が急速に縮まっていくのを見て「ああ~…そっちかあ~…」と何とも言えない気持ちになっていた。そっちも何も原作だとレオ君は特に誰かと恋愛する描写は無いというのに。

ちなみにこのビビアンさんというキャラクタートライガン登場人物で例えると、トライガンマキシマムの1・2話に登場したリィズという女の子くらいの立ち位置じゃないかな?と僕は思っている。うん、影薄いな!でも何か似てる気がする!

血界戦線アニメ化されて以降どのキャラクター同士がくっ付くとお似合いか?という話題もよく目にするようになった。女性レギュラーキャラが2名で男性キャラクターが多めな作品なので、男性キャラクター好きな人達にも受けた。

まあ今なら何故そういう話題が受けたかも分かるけどね!ライブラ男性陣の声優さんが阪口さん、小山さん、中井さん、宮本さん、緑川さんで皆良い男だもんね!当時はよく分からなかったけど人気が出たのも理解は出来るよ!

作品自体に好きな所と合わない所がある、毎回放送される度に作品についてファン同士が喧嘩している、よく分からないネタで盛り上がっている人達も居る、と幾つか要因が重なってその時僕は疲れていた。これならもう他人意見は見なくても良いかな…とも思っていたけど、アニメ血界戦線原作ファン賛否で揉めながらも、前述した通り良い作品だったのでとても人気が高く盛り上がっていた。なので無理に避けようと意識しなければ目の入る状況だったと思う。

そこで「11話は原作にない完全アニメオリジナルエピソード」と「最終話放送延期」という二つの出来事があった。とても人気が高く盛り上がっていただけに、そういう事もあったからか一時アニメ血界戦線話題はとても荒れてしまった。

それと関係あるかは分からないけど、僕はアニメ放送開始と数日違いで発売された原作の最終巻を読んで「とても綺麗に終わったな…」と思っていた。7年付き合った作品最終話がこれで良かった!と思える素晴らしい出来だった。

僕はアニメ11話まで見て「これは原作とは少し違うけどこれはこれで一つの作品になっている」と思っていたし、しばらく経ってから放送された最終回アニメオリジナルで描いてきたストーリーを締めるに相応しい纏まった内容だった。

その時から僕の中では「血界戦線は綺麗に完結した作品」という認識になったのか、あまり作品への強い熱量を感じなくなっていた。半年の間に漫画アニメでそれぞれ別の良い最終回を見たのでまあそうなるかな…と今では思える。

2017年放送された二期も全話見たしクラウスさんに仕える執事ギルベルトさん」が車で大暴れする回などアニメで是非見て見たかったし、実際にアニメで大暴れした回は「スッゲー!内藤泰弘作品アクションってここまで原作再現してアニメ化出来るんだ!スッゲーー!!」と滅茶苦茶感動してしまった!本当にあの回を見られただけで天にも昇る気持ちだったし、二期で原作の最終巻まで原作エピソードをやりきってくれたお陰でとてもスッキリした気分になれた。

こうやって自分の思った事や感じた事を纏めて文章にすると、僕は「他の人の感想に慣れなくて驚いてしまった」のが理由ではなく、「作品の完結」を二度経験した事で一旦作品に関して満足したのが熱が冷めた原因だと思えてくる。

何度も言うようにアニメは良い作品なのでアニメのお陰で原作面白さはとても広まったし、アニメを見て「血界戦線って面白い!」と思った人はそのまま原作を読んでもきっと違和感なく楽しめる。あんなに良いアニメ化も珍しいと思う。

今後何かの切っ掛けがあれば自分の中の作品への熱が再燃しそうな気がするし、その時は続編のB2B秋田先生小説版も読めそうな気がする。それにしても…12年って、過ぎてみると結構あっと言う間だという感じもしますね。

追記

ちなみに血界戦線ファンの間では今でも「アニメの一期はどうだったか」という話題が時々挙がる事はある

僕の中では「原作とは少し違うけどアニメアニメ単品でも良い作品だったし、漫画原作アニメ化作品としてもとても出来がいい作品」だったという事で一旦落ち着いている。

なので、他の人がアニメ原作のどっちの方が良いとか話をしていると「もうそういう話は一切目に入れたくないな…」と強く感じる。作品を取り巻く空気の影響で好きな作品から離れてしまうってこういう事なんだろうか、と思った。

追記2】

僕は内藤泰弘先生とその作品に関しては新規ファンだと自覚している

けれど血界戦線に関してだけは自分最初から応援していたとそこは堂々と言える

アニメ化以降何か熱が冷めたのは大人作品になって爆発的にファンが増えた事で「自分はこの作品ファンなんだ」と言いづらくなった事もあるのかもしれない。自分大勢の内の一人である事に気付いたというか

同じ事は「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」が劇場公開された後にも起こりそうな気がする…自分作品の無数のファンの一人なんだとアニメ化するとどうしても強く意識ちゃうのかな…今の僕には理解出来るよ。

追記3】

こんなにも書きたい事があるなんて自分でも驚いてしまった。やっぱり僕はこの作品が好きなんだろうな。

アニメ血界戦線原作と少し男性キャラの描かれ方が違うような気がしていた。原作だと情けない姿も見せるキャラのカッコいい所を強調して映しているような。尺の関係もあるので、それは仕方ないと思う。ただ、主人公でもあるレオナルド君が僕とアニメでは大分解釈が違った。彼はアニメED最後に目を見開きながら笑うのだが、僕の中ではレオ君はそういう事をしないような印象があった。彼の目は妹の視力と引き換えに得た物なので、レオ君はその事をずっと引き摺っていた。原作でも目を開けながら笑うシーンはあまり無かった…と思う。そんな事を言っても作品否定する側の人間だと肯定する側の人間に思われるだろうから言えなかったし、僕は賛否両論のどっちつかずで居たかった。

作品が綺麗に終わったのが間違いなく大きいけど、やっぱりファン同士の論争があまりに激しくて疲れていた…というのが僕が血界戦線という作品から離れた大きな要因だったのかもしれない…と結論なのかも。

2020-07-08

何故女体化は好きなのに受けの女体化は嫌いなのか

タイトルでわかると思うが、男性キャラ同士のカップリングとそこにおけるボトム側にあたるキャラ女体化についての話をするので、苦手な人は気を付けてほしい。

私はリバ大好き腐女子だ。

受け攻めはジャンケン毎日決めればいいと思うし、なんならジャンケンで決めたのもだんだん盛り上がって関係なくなって両方が両方に入れたり入れられたりしてると大変興奮する、そういうタイプ腐女子だ。

「そんなに左右に頓着しないなら、地雷も少なくてさぞ生きやすいだろう」と思われる人が居るだろう。実際私もそう思っていたし、地雷が多い人は大変だなあとのんべんだらりとTLや支部からありがたくご飯をいただいていた。

が、最近どうにも食べられなくなっているものがあることに気づいた。最初性癖も寄る年波には勝てないのかと(全く関係ないが、最近油物がきつい。全く消化できないのだ)笑っていたのだが、どうもそうではない。これが所謂地雷らしいと気づいたのは、直近でハマったカップリングで「受けの女体化」を見た時である

そもそも女体化をどう思っているか

嫌いな人もいるだろうが、私は好きだ。女体化には色々タイプがあると思うが、元のキャラらしさを残しつつ美しく、可愛く、かっこいい女性になっているのを見ると、「わかる〜めっちゃそうなりそう〜」とあかべこのごとく首を振り、デザインセンスに脱帽する。そもそも美女美少女が大好きなので、女体化自体は嫌いではない。逆も然りで、美少女美女の男体化も好きだ。顔がいい人間性別どっちでもいい。

気づいた経緯

先述したが、私はあるカップリングにハマった。仮にこれをA×Bとする。

この二人は親友同士だ。

Aは美形の男性である中性的な顔立ちで、色が白く、髪の毛も長い。天才だが、天才キャラに多い少し生活能力がないタイプだ。あまり男らしいキャラではないが、Bよりは高身長だ。

Bはいわゆる兄貴系のキャラだ。A以外にも色々なキャラの世話を焼いている。みんな困ったら一度は彼を頼りにするようなキャラで、健康的な肌色で、顔の作りも整ってはいるが、Aと比べると男らしくあまり華やかさのある顔立ちではない。

私はまずABを検索するが、その直後に同じ回数BAも検索していた。私には二人の関係性が大事で、左右はどちらでも構わないからだ。ABを主に好んでいるのは、グッとくる作品がそちらに多かっただけの事である(思えば、この辺りで既に答えが出ていた)。

ある日、BA摂取しようとツイッター検索をしたところ、よくBAについての妄想ツイートをしているらしい人が現れた。検索画面の最新ツイートは、ほとんどその人のツイートで埋まっている。

私は作品を見るのも好きだが人の妄想を見るのも同じくらい好きなので、嬉々としてそのツイートを読んでみた。

BA♀海デートしてほしい〜」

「A♀ちゃん巨乳なのに頓着しないか絶対Bが慌てる」

……………最初は楽しく読んでいた。だが女体化の話が15個以上並んだ辺りから違和感を感じた。読んでいくうちに、A♀のビジュアル彼女の中でハッキリしていることはわかっていたが、そのビジュアルが私の思うものとかけ離れているからであった。

彼女の思うA♀は、巨乳で背が小さく華奢な女性で、身なりに頓着しないからよく際どいことになっている……そういう少年誌ラブコメでよく見るような感じであるらしい。

実はこのタイプのA♀のビジュアルデザインは、支部でも割と見る事が多いタイプだ。そもそも女体化の数が多くないので多いといっても微々たる差であるが、スレンダー美人系よりは数が多いように感じた。そうしてそういう巨乳のA♀は、多くの場合BAの人の手によるものであった。

私はラブコメでよく見るタイプ巨乳キャラは好きだ。メリハリボディ、大変素晴らしいと思う。だがそれがA♀かと問われると、首を傾げたくなった。

身長巨乳に換算するのはCOC探索者のSIZでもあることだ、理解はできる。だがAは薬物中毒経験がある(そしておそらく今も服薬している)不健康キャラである。仮に巨乳であっても、そんなきゃるんとしたような行動をするか?健康的なラッキースケベ展開があるだろうか?

たまにならいいだろう、そういうところも見てみたい。わかる、そういう妄想は私もする。

だが四六時中そんな状態になるか?それはもう、A以外の何かではないか

ハッキリ言おう、それBAじゃなくてB×オリキャラじゃない?

……そう思うほど、限界をとどめていないような扱いをされていた。そしてその扱いは、BAにおけるAの扱いとして多いものだった。

BA界隈で声の大きい人々のAは、様々な要素をモリモリに盛られていて、私には転生成り代わり夢小説に見えた。

BAのAがAとして見えるものは私には少なく、徐々に検索する回数が減っていった。

(誤解のないように言っておくが、私は腐女子と夢女子兼任しており、転生成り代わり夢小説とかも大好きである。決して夢小説否定する意図はない。)

pixiv院化

ところで、pixiv院というものをご存知だろうか?

あるいは、CLAMP院という言葉に聞き覚えはないだろうか。

花京院典明空条承太郎カップリングを組まされ、受けになるときによく見受けられる現象である

絵柄の問題もあるが、過度に華奢に、あるいは可愛らしく、いわゆる「守りたい女の子」のようになっているものだ。

私はこのpixiv院が心底苦手である

地雷はほぼ無いと言っていた時でも、これだけは受け入れることができなかった。それぐらい苦手である

これまではキャラ崩壊故に苦手なのだと思っていたが、「受けの女体化」が苦手な原因は、このpixiv院を苦手な理由合致していることに気付いた。

極端なまでの「女性化」、これである

この「女性」というのは、可愛らしく、小顔で、色白で、華奢で、重いものが持てなくて、甘いものが好きで、髪の毛が長くてふわふわな、2000年代より前の少女漫画では必ず見たようなタイプである

このステレオタイプな「女性像」自体が私は嫌いなのである

女体化女性らしさ

突然だが、ジェンダーの話をしよう。

私はXジェンダーだ。腐女子だと言ったが、肉体が女性として生まれたからそう呼称しているだけであり、神の作品を読んでいる時などは完全に男性気持ちであったりするし、普段生活においても己を男性/女性と固定して考えたことはない。常に男性女性を行き来するような、或いは己に性別が無いような心持ち暮らしている。好きになる相手男性女性あるいはトランスジェンダー関係なく、好きになった相手を好きになる。

なので、実生活でも「女なんだから」と言われると、眉をしかめずにはいられない。痴漢などに遭うと、己を「女性」として固定化された上に性的搾取されている不快感は耐え難く、殴りかかったら過剰防衛扱いされるような現状に怒りのあまり涙が出る。

「受けの女体化」は、そういうテンプレートな「女性」にされる事が多いのだ。

ABよりもBAで受けの女体化を多く見るのは、おそらくAが「長髪」で「端正な顔立ち」で「色白」だからだろう。

「長髪」で「端正な顔立ち」で「色白」だけが女性の条件ではないというのに!

そうして女体化すると、男性の時よりも力が極端に落ちたり極端に身長が縮んだりするのである

最悪としか言いようがない。

受けの女体化といっても、バラライカインテグラ哀川潤や禍燐のようになるのであれば巨乳でも構わなかった。あるいはパリコレのショーモデルのようなスレンダー性別をあまり感じさせないような、はたまたボディビルダーのような作り込まれた肉体などでもよかっただろう。あるいは食べるのが大好きでふっくらしている子でもよかった。そういうバリエーションに富んだ女体化は大好きなのだ

だがキャラ全員を女体化するのでなく受けだけを女体化すると、多くの場合判を押したように軒並み「守りたい女の子」になる事が多いのは何故なのか?

挙げ句の果てには「女体化したら結婚して一緒にいられる」?「子供が産める」?

馬鹿休み休み言ってほしい。

結婚しないと一緒にいられないのか?

結婚けが幸せなのか?

同性は結婚出来ないのか?

かに日本では法としては整備されていないが、近頃はパートナーシップ制を導入している自治体も多いのに?

入籍せずとも、幸せ暮らしをしている事実婚カップルも世の中にはいるのに?

世の中には、子供ができず苦しんでいるカップルも多いのに?

あなたのその理論は、女体化して結婚しなければ一緒にはいられないという事だ。女性結婚したら必ず子供を産むという偏見だ。AとBは男性同士では一緒に居られないということだ。長年親友として連れ立ってきたAとBを、まるっきり否定する理論だ。

彼らは男同士では、幸せになれないという事だ。

そこまで深く考えてのツイートではない、といえばそこまでである。だがそういうツイートほど、無意識の考えが透けるものだと思う。

結論

「受けの女体化」やpixiv院化が嫌いなのはテンプレートのような女性像と、結局のところ男女カプとしてしか男性キャラ同士のカップリングを見ていないように感じるからだ。

例としてBAでの女体化をあげたが、ABでも同様の女体化がこれから出てくる可能性は大いにある。そうなった場合、おそらく地雷の中から好みの女体化を探す手間と、女体化のものを弾くことを天秤にかけるだろう。

その時、どちらかを選択することになるのだろう。だが、今はまだ私は「受けの女体化」が嫌いで済んでいる。

ここまで長々と読んでくれた上で、少しでも何か感じる事があったならば、是非女体化にはバリエーションを持たせてほしい。

「イイ女」は一人きりではないのだから


てゆうかどうせやるなら両方にょたにするか攻めをにょたにしてペニバンでケツ掘られてる受けを見せてくれよ!私は膣に入れられる様じゃなく腸に入れられる様を見に成人指定作品を探したんだよ!!粘膜違いです!!


追記

書き忘れていたが私は生産するタイプオタクなので、今やっている原稿が終われば何かしらのカウンターしかけようとは思っている。思っているがしかし逆カプの為に労力を割くのか?という気持ちがあるんだよな

両方にょたにし百合にするか!

それと誤解のないように言っておくが、私は何もテンプレート女体化をやめろと言っている訳ではない。バリエーションを増やせと言っているのだ。そこは間違えないでほしい。

さら追記

女体化解釈違いの話をしてるのに違う話してきたりAもBも異性愛者って言ってないのに勝手異性愛者だと思い込んでカップリングにしてる時点でキャラ崩壊では?みたいなのは今求めてないです、文章中にないことが含まれてる選択肢は不正解だって国語で習わなかったんですかね?

2020-07-06

考えすぎる卑屈なオタク

リプライが来たキャラクターを描くハッシュタグあるじゃんフォロワーさんの推しが描きたいみたいなやつ。

あれを最近繋がった人が募集してた。

そこに版権でもオリキャラでもOKという文言が添えられていた。

リプライ見たらまあ大量のオリキャラ描いてください系のが湧いてるわけ。

私もちょっと描いてもらおうかなって思ってたけどこいつらと同じ穴の貉になりたくないと思ってやめた。

そこで版権推しについて考えてみたけどどいつもこいつも作画コストが高い。

その人は自分の絵と向き合うために普段描かないものを描くために募集している。

しか作画コストが高い。

オリキャラを描かせる真似はしたくない。

からリプするのを辞めたが、枠が埋まるまで再募集が続いたら気持ちが揺らぎそうだ。

2020-07-02

自業自得で晒されたのに被害者ぶってた頭おるすな人の話

つい先日、ある人が界隈から消えた。

話題の毒マロらしいが、後でよくよく調べるとあのこの人の場合自業自得で、考えれば考えるほど腹が立ったのでここに書き残しておく。

消えたこの人をOさんとしよう。

長寿ジャンルの人気CPに長年いた人で、見た目の悪い脇役とかも偶に推し作品愛を主張するタイプだった。今思うとこの時点で問題児臭いがするけど、私は気付いていなかった。

私もOさんとは推しが違うもの原作のもの繋がりで仲良くなって、裏垢までフォローするようになった。二次創作だけじゃなくてオリキャラで遊ぶ企画でも関わった。その人は私の絵が気に入ったらしく、よく持ち上げてくれていた。嬉しいというより優越感に浸れるような言い方をしていたのだが、持ち上げられている時はそのおかしさに気付けなかった。

どんなやり方かというと、イジメと同じだ。企画参加者のうち一人の作品について最低限しか触れない、触らない、言及しない。キャラを絡ませる時もその人のキャラだけあからさまに出番が少ない。TLで話題にもしないし、キャラを絡ませる企画なのに私のようなお気に入りにばかり絡んでくる。

これは後で知ったことだが、Oさんは企画主催者にも関わらず誰でも歓迎として人を集めていた企画垢で、そのイジメ対象者フォローすらしていなかった。

提出されたキャラシートに問題があったわけでもないし、企画参加者本人は丁寧な人だった。しかも、絵も小説も書ける人で、クオリティも高い。企画参加時の挨拶が丁寧できちんとしていて、私は好感を持ったけれど、Oさんはこの時、挨拶に対してうっとうしそうにしていた。この時、Oさんはおかしいと思うべきだった。

企画参加者はOさんとは別の垢では相互だったし、誕生日にOさん宛に手の込んだイラストを送っていたから、企画で初対面というわけでもない。そのイジメられていた企画参加者はあまり活発に動いていないが、本当に作品クオリティは高かった。だけど、最初からOさんは彼女を歓迎していなかった。

Oさんは企画主催者だし、たった一人の作品を除いてはマメに反応をくれる。イジメられている人より明らかに劣ったクオリティイラストでも褒める。褒めちぎる。そして「Oさんありがとうございます」の乱舞。

これに乗っていた。気持ちが良かった。

でも、どんなに持ち上げられていても「こいつは問題だ」って思う人もいた。そう思った人は、Oさんがいうには自分と長い付き合いの人だったらしい。裏垢フォロー者らしいから、あー、と。私もその人を知っている。

その人も企画参加者の一人で、Oさんがメチャクチャ媚びて持ち上げていたから。

ある日、Oさん宛に、毒マロ()が届いたらしい。晒されてもいたらしい。で、そのご報告をご丁寧に企画垢ではなく、別ジャンルフォロワーを大量に抱えている垢でやった上で「晒されたのでTwitterやめます」と宣言企画垢ではどうしたかというと、「作品は苦手だけど応援していた」と失礼の上塗りの釈明。

その後、「私は失礼なことをしました」と言いながら自分の毒マロスクショ掲載したOさん。謝るよりもかわいそうな自分演出必死なOさん。

でも、その時の私はOさんに「かわいそうなOさん!」と言ってしまっていた。問題の原因である「失礼で参加者イジメをするOさん」に目を向けていなかった。

多くの人は私と同じで「かわいそうなOさん!」をしていた。Oさんはとにかく媚び方がうまくて、界隈でのフォロワーも多かった。「私は失礼なことをしました」の内容が「悪質なイジメ行為」とはどこにも書いていなかったから、始めたてのオリキャラ企画をいちいち調べようとも思わない限り気がつかない。Oさんの汚さがここにあった。

そしてOさんはお涙頂戴の流れで、即日Twitterをやめた……というのはウソで、複垢にちゃっかり引きこもるだけだった。

Oさんはメインのフォロワー大量垢以外にもいくつか鍵垢があった。私もそこで相互だったから、Oさんの動きは見えていた。そして、この辺りからだんだんOさんの言うことは全面的に信頼できないことがわかった。

Oさん、人前では「私が失礼なことをしました」っていうけれど、全く反省してなかった。Twitterは鍵垢で通常運営だった。私が今熱いジャンルに徐々にジャンル移動しつつあることもありこれからも付き合い続けられそうだったけれど、「こんな反省無しで被害者ぶるヤツと付き合うのはやめておいた方がいいのでは?」と自分でも思うようになった。

それから暫くして。Oさんは再び垢を増やした。消した垢も復活させた。活発化してきた頃、またOさんは同情を誘う言葉を残して垢を消した。

即日復帰のOさんの消える消える詐欺。またすぐ復活するかもしれない。私はOさんに媚びられ信頼されているから、また鍵垢に招待されるかもしれない。

色々調べてOさんは2〜3年ヲチ対象だったらしいけど、今となってはそれに納得している。

Oさんが復帰したら、きっとは私と繋がるだろう。私はOさんの垢の内容を手土産に、ヲチの輪に飛び込みたいと思う。

頭おるすなOさんだから、私がもうOさんをイジメ加害者と思っていることにも気付いていないだろう。

何も言わなかった私が言えたもんじゃないが、イジメ加害者って何かあると被害者ぶってくることを実感した。

世の中はクソ…だと思う。

2020-06-26

なろうの有名作で主人公がイキってない(イキリオタクが好きなタイプの持ち上げをされてない)、作者がイキってない(拘りが嫌な意味で強そう、主人公寵愛のために書いてそうな感じがある)、主人公がやること全部うまくいくし主人公や読者にとって都合よく物語が進みすぎない、変なファンがついてない…あたりの条件を満たすのはあるんだろうか?

読んでないしネット上の噂だけの偏見

Sao・お兄様→イキリトさん(お兄様)チーッス

はめふら→オリキャラ寵愛乙。ディズニーヘラクレスみたいな個人的な気に入らなさが強い

本好き→作者の拘りやばそうだしヘイト二次創作出会ったたことあるし変なファンがいそう

異世界スマホ・○○太郎主人公に都合が良すぎる印象

ゼロ・オバロ・アクア様?→ファンがやばそう

追記:お兄様もイキリトさんも主人公はイキったりはしてないだろうけど、オタクおもちゃ扱いや主人公のやることなすこと全部いい方向に評価される偏見あった。ちょっと気になったか魔法科?調べてみる。

あとどこにでもやばいファンはいるだろうけど、カゲプロfgo安室の女・鬼滅みたいな好きなタイプに多いのがキョロ充やイキリみたいなのだと新しく手を出したくなくなるみたいなお気持ちになる。

2020-06-25

実は地雷が多かった

HLBLGLなんでも好きな見る専のオタク

5年くらいツイッターピクシブで色んなジャンルを見てきて、地雷ないよ〜寛容だよ〜と振る舞ってきたけれど、実はめちゃくちゃ地雷が多いということが最近ようやくわかってきた

(ここでの地雷は「なんとなく読みたくない、話題にしたくない」って意味です。使い方間違ってたらすみません)


なんか地雷があるってワガママというか、恥ずかしいじゃんって思ってた。

大々的に「これ地雷です!」て宣言する人見るたびにウワァ〜って思ってた。


でも自分地雷持ちだった。

例えばBLなら「愛し合う二人なら「今日はどっちが挿れる?」くらいフランクセックスするでしょ。受け固定は受けを女扱いしてる」とかリバOKぶってたくせに、読むのは特定の組み合わせしか読んでない、とか。

GLもそうで、女同士で受け攻めなくない?と思ってたのに、攻め(?)に回る子はいつも同じだったり。

推しが決まるとそれ以外の組み合わせが全然読めなくなったり。

リバNGハーレムNGの完全固定派だった。

HLで好きになったCPBLは読めない。逆もそう。

あと兄弟とかも無理だった。義理の妹系のラノベもいつのまにか読めなくなった。

推しCPのこども」も単なるオリキャラじゃん、と無理になった。昔は自分も色々設定考えたりしてたんだけど。

あと男の生理妊娠もゾワっとする。


ほんと、全然だめじゃんと自戒している。

恥ずかしすぎて過去に「地雷ないです」と呟いてたツイートは全部消した。


最近地雷オメガバース

あんまり詳しくないんだけど、最近好きなCP流行ってるので読んでるうちに設定もなんとなくわかってきて…。


カースト上位にいるアルファオメガを性欲処理道具にしてる感じがいやだ。

あと、オメガヒートアルファが逆らえないのもいやだ…自分チンコ支配されんでくれ…

というか何故アルファトップなのかわからん。性欲に左右されないベータの方が良くない?

というかオメガバースってBL特有だと思ってたから男女CP流行るのもちょっと謎だ。

わざわざオメガバースにしなくていいじゃん。

オメガから差別とかされるらしいのもいやだ

なんで私の好きな子たちがそんな人種差別みたいの受けることになるんだ…

とめちゃくちゃ不満である


本当は寛容でいたかった。

どんなジャンルもどんな組み合わせも全部読んで、好きな作家さんたちに「最高です!」と言いたい。感想送りたい。

迷惑かけないように必死ミュートしてるし表には出さないけれど、でも好きな作家さんがいきなりリバとか別CP書き始めてミュートするのはなんだかつらい。HLですごくいいイラスト描いてた人が実はBLも好きだったときガッカリするのもやめたい。


でも何が地雷がわからいから、とりあえずこれからも読んでから考える。

2020-06-18

anond:20200618092726

俺が保存してるからお前のオリキャラ設定も保存してあるぞ

anond:20200618090748

下二人はともかくとして坂本龍馬司馬遼太郎脚本劇場版オリキャラみたいなもんだろ

史実上では何もしてないじゃん

2020-06-09

ソシャゲアニメ化問題点

プリコネ放送中だけど、前のグラブルといい、主人公必然的に薄い。

これはプレイヤーキャラプレイヤーに没入させる意図があるわけだけど、メディアミックスにはとても都合が悪い。

うっすい主人公を挟まなければキーキャラとしての主人公をこなす役割がなくなってしまう。

アニメ版特有オリキャラを作るなどの方法もあるだろうけど、多分賛否が激しい。

あと全然関係ないけど、力を持った魔女だの吸血鬼だのという存在ロリババアというテンプレには飽きてきたんだけどな・・。

2020-05-29

anond:20200528154359

これは元増田さんへの返信というより、私の抱えている「腐女子全般への偏見告白なんだけど、「夢」への抵抗感は、自己評価の低さが鍵になっているんじゃないかな、と。もっと言えば心理的安全性に関する事柄にも思える。

 

すでにブコメid:kemononekoさんがそれに類することを述べているので当該箇所を引用しておく。

(略)自分評価対象になることを無意識的に嫌がって避けてる。

私もこのブコメと同じような見解を抱いており、以下はそれに基づいて綴る。強い言い方をするなら「下衆の勘繰り」なので不快にさせかねないことをあらかじめ申し添えておく。

 

元増田さんは二次創作において主人公としてふるまうオリジナルキャラクターについて、

オリキャラは完成された物語世界に介入する異物

であるとして、ゆえに違和感を感じるという。

一見もっともな理由だ。しか腐女子向けの二次創作ではしばしば公式には明示されていない、「特定キャラクター同士の関係性」が描写される。厳密に言えば、これも完成された世界に介入する異物といえそうだ。もちろん「新しいキャラクター」と「新しい関係性」は別物だ。ここではむしろ、前者に強い抵抗感を示しつつ、後者は受容している点に注目するべきだろう。大仰に述べたが、新しいキャラクターは当然その人物自体評価対象になるが、新しい関係性の導入にはその恐れがない、ということだ。

 

つぎに、作中における主人公描写について、

外見の描写があれば自分ではないと思って楽しめる。主人公一人称視点漫画とかは苦手かもしれない。

と述べ、さら物語を受容する自身立ち位置については、

登場キャラクター自分好意を持たれるというシチュエーションに耐性がない。

自分物語の外側にいる観測者でありたい。

と述べる。

これらはすべて、自分自身評価対象となることを避けようとする傾向の表れに見える。

 

元増田さんは、腐女子と夢女子の傾向の違いを

物語を外から見る人、内から見る人。

であると述べる。その見解否定したいわけではない。むしろ同意する。これはその背景にあるものについての見解、というより偏見告白だ。

 

さらに続けると、「本題」は、元増田さんの友人の親子のエピソードであるという。これも自己評価心理的安全性にかかわる事柄みえる。小学生である子供が「オリジナルセリフ」を考えることを拒否した理由は、

友人が既に声掛けしているか自分はい

というものだった。もしこの子供の言葉課題を避けるための言い訳ではなく真に心からのそれである仮定し、その心情をやや大げさに解釈するなら、「すでに親友がなぐさめているにもかかわらずさして仲が良いわけでもないのにしゃしゃり出てわかったような口をきいて二人の間に入り込む」ことを恥じている、といえそうだ。これは「物語を外から見ている」のではなく、むしろ自分自身を「物語の中に置いている」視点だ。

 

では逆に、課題を避けるための言い訳としてみるとどうだろうか。これは親子間の心理的安全性担保されておらず、「自分の考えたセリフ評価対象になること」を恐れているように見える。親の望む答を用意できない、あるいは、自身の答えが親から評価されなかったとき、子は自尊心を傷つけられたと感じるだろう。そのリスクが不当に大きく感じられている、つまり心理的安全性が低い、とも、そのリスクを冒してでも答えようと決意する動機付けがなかったとも言えるだろう。

 

ここまで遠慮なくつらつらと書いてきたが、元増田には他者の心の中の在りようを断定できるほどの要素は含まれていないと思う。結局のところ、「腐女子には自信がないんだろう」という偏見告白であり、私の心理元増田さんやその友人の子供に投影したものだ。

2020-05-28

腐女子と夢女子の発生機序の違い

思い付かなかったので大仰なタイトルにしてしまったが、大した話ではない。

日頃疑問に思っていることがあったのだがひょんな会話から糸口が掴めたというだけの話。

私はあまり女子素養がない腐女子で、夢小説全般が苦手だと自己分析していたが若干違うような気がしてきたので脳内整理を兼ねてつらつらと書く。

pixiv小説デイリーランキング夢小説が席巻するようになって数年。

ジャンルは変われどその勢いは衰えない。

苦手意識故にあまり読むことはないがたまにランキングを眺めてみることもある。

そうすると主人公以外の夢作品ランクインしていることに気付いた。

そこで過去を振り返って考えてみると夢が苦手なのではなくオリキャラの登場比率が高い二次創作が苦手なのだという結論にたどり着いた。

ここからゲーム(特にソシャゲ)ジャンル二次創作に絞って話を進めていく。

から主人公プレイヤー自身というゲームはあるが、ソシャゲの隆盛で主人公の外見が定まっていないゲームが生まれた。

ゲーム主人公絡みの二次創作を楽しむ上で、恐らく私の中では主人公の外見が定まっているかどうかが重要な要素なんだと思う。

根本的に夢女子素養がないというか、登場キャラクター自分好意を持たれるというシチュエーションに耐性がない。主人公の外見が定まっていれば主人公自分分身ではなく独立したキャラクターと捉えられるので主人公絡みの恋愛作品も楽しめる。

公式で外見が設定されていなくても、二次創作作品内で外見の描写があれば自分ではないと思って楽しめる。主人公一人称視点漫画とかは苦手かもしれない。

自分不在の物語を楽しみたいのだ。自分物語の外側にいる観測者でありたい。

そして主人公ゲームの登場キャラクターの良さを引き立たせる存在と見なしている。言ってしまえば舞台装置の一つだ。

そうなると主人公以外のオリキャラメイン作品違和感を感じてしまう。失礼な表現申し訳ないが、オリキャラは完成された物語世界に介入する異物のように見える。少なくとも主人公物語構成する要素として公式定義されているからだ。

本題に入る。

小学生の子持ちの知人の愚痴を聞くことがあった。読書感想文課題に苦戦しているという。登場人物言動に対してすごいという一言感想を終わらせてしまう語彙力を嘆いていた。

愚痴は続く。その本の中では挫折した主人公に友人が声を掛けて励ますというシーンがあって、知人は自分の子供にもし自分がこの友人ならば主人公にどのような言葉を言うか聞いてみた。すると子供は作中で友人が既に声掛けしているか自分はいいと答えたそうだ。知人は子供共感性のなさを嘆いていたが私は少し違うと思った。自分もその子供と同じように物語を読むからだ。物語で起きた出来事自分の中に取り込んで共感はできても、物語世界自分がいることは想像しづらい。物語の流れは決まっているのに自分言動が介入した結果、起こりうる変化を想像するのは難しいのだ。

知人は苦労することな自身物語内に送り込んで主人公に掛ける言葉を思案するだろう。物語に向き合う姿勢にも種類がある。

物語を外から見る人、内から見る人。

話が飛躍するのはわかっているが腐女子と夢女子に通じるものがあるのではないかと思ってしまった。

これだけで腐女子と夢女子を分類するのは強引すぎるが、元々人によって物語の読み解き方が違うということに気付けてよかった。

オチが弱くてすみません

お読みいただきありがとうございました。

[追記]

このサービスを使うのも文章投稿するのも初めてだったので反応を頂けて驚いています

様々な視点からコメントを読んで考えさせられると共に、自分文章が下手なせいで上手く意図が伝えられてないと反省するところも多かったです。勉強になります

上手く書けなさそうなので本題に入る前に削除した文章がありました。簡単に書きます

自分はどうしてもオリキャラを異物と思ってしまうが、夢女子の方々はどのタイミングオリキャラ妄想をするのだろう

しか自分腐女子なので普通に楽しんでいるつもりでも男同士でくそデカ感情をぶつけ合ってると脳内さらりとカップリング変換してしまときがある

→この腐女子の性というか癖のようなものが夢女子の方々にもあるのではないだろうか

ぼんやり考えているとき読書感想文の件がありました。そもそも普通に読むときも二種類の読み方というか視点があって、腐女子と夢女子入り口は分かれているのかもと思った次第です。

それとコメントを受けて色々思い返していましたが、登場人物共感して読書感想文書いたり、国語の授業で登場人物気持ちを答えたりはしていたと思います。ただそれはあくま課題試験のためであって、それらから解放された現在において物語を読むとき客観的に読むことが多いような気がします。

また没入感がすごい据え置きゲームにはまっていたときはおじさん主人公自分状態でめちゃくちゃ楽しんでいました。自分のせいでキャラクターが死んだときなんかは大層落ち込みました。評価されるのを避けているという指摘は最もで自分でも言語化できていないところだったので大変ありがたいですが、媒体にもよるのかなぁという言い訳です。ゲーム能動的な娯楽で読書受動的な娯楽とカテゴライズしているので比べるのも変な話ですが。

また話がとっ散らかってしまってすみませんブクマコメントありがとうございました。

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