はてなキーワード: 柳本光晴とは
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ツリーを見てみると週刊チャンピオンやあろうことか少女漫画を一緒くたでまとめ切った方もいらしてすごいなと思いつつ、自分が愛読している雑誌で自分の手でどうにか出来そうなのはどこかな?と考えた末に選んだのはこの雑誌でした。
自分が読んだ時の実感と漫画史においての位置とこの雑誌の不遇というか地味というか中途半端なところを捉えつつ僭越ながら書かせていただきます。
この雑誌の創刊から連載されているレジェンド。中居正広がごきげんようでSMAP内での格差をボヤいてすぐに企画されたテレビドラマでも知られている、あともう少しで40年というロングセラー。
初っ端で辻調服部に喧嘩を売ったり最近ではマナー講師を血祭りにしたりするが普段は素朴な和食職人物で『江戸前の旬』をはじめ青年誌に多数のフォロワーが。
ストーリーテリングが下手なので先輩後輩が突然消えたりするがそれも意外と飲食店あるあるなので気にならないという奇跡。最近再遊記の久部さんが合流したのでもう少し話が落ち着きそう。
ヤングサンデーで武田鉄矢と組んで坂本龍馬を描き切り名実ともに小学館巨匠漫画家のひとりへ。『おーい龍馬』のときでもたまに見せる残虐シーンの迫力にただものではない雰囲気を出していたがスペリオールへ移籍した今作でリミッターが脱落。
英雄とされた数々の武将たちやその配下の忍者、刺客その他が凄腕のスナイパーである無垢な美少女あずみの手によってどんどん殺される。味方もモブも平等に斬られて命を落とす。そしてちゃんと血みどろに表現する。
そしてこのあずみという美少女、無垢という設定の元よく全裸になる。修行の滝行で全裸。お風呂で全裸。戦って切り刻まれて半裸。よく本番やらなかったな。作者の好みがそっちじゃなくて良かったな。(当時実写主演が決まってた上戸彩に過大な期待と心配があったという)
実写化も落ち着き人気が下火になったなと思ったら話をまとまらないまま終了。突然題名が『AZUMI』舞台が幕末となる。というよりは舞台は前作『おーい龍馬』の世界に入りあずみはついに…(これは読んでくれ)
小山ゆう恐るべし。今ビッグコミックで描いているけど大丈夫かな……。
天才原田の「イエース!!」が話題になりついにこの作品がこの雑誌の看板まで登り詰めた。だって最初の頃このマンガで一番目立ってたキャラクターは藤本くんでも佐倉さんでもあの芹沢達也でもなく「ラーメン王石神秀幸」だったんだから。化けたよホント。
オーソドックスな主役藤本くんの成長譚だった発見伝の次に「誰も共感できない天才」ゆとりちゃんを主役に据え上司芹沢の苦労を引き出しラスボス芹沢とは違った側面を引き出したのも憎い。『銀平飯科帳』(たまには新作書いてください)を挟んで再び出てきたときには芹沢達也というキャラクターが完成していた。その間に脇のキャラクター造形が一段と深みを増し(永友とか坪内とかよく考えついたな。モデルが誰だろう…)現在にいたる。
麺一郎・汁二郎・具三郎のあとどういう風に物語を作っていくのか、ちょっと目が離せない。
トリリオンゲームと迷ったが池上遼一の「ストレート」を分かっていないと「魔球」が分からないということでこの作品を。
ヤクザと政治家という表裏のサクセスストーリーを同時進行に描き10巻という巻数でまとめ上げた手腕が見事。
マイケル・クライトン原案の『ER緊急救命室』がブームとなり医療もののドラマやマンガが作られたが程よいエンタメ性とキャラクター造形の上手さで最大の影響を与えた作品。2006年の実写化ドラマ化からフォロワー作が目白押しとなる『コードブルー』から『ドクターX』に至るまで医龍が無ければ存在し得なかったと言っても過言ではない。
もともと他の小学館の青年誌に比べて年齢層がなかなかはっきりせず漫画家が集まりづらかった。転機はヤングサンデー休刊によって作家がここまで辿り着いたことだと思われる。
今回選べなかった作品は以下の通り
岡崎さんの話より自分語りの方がやりたそうな感じがずっとあったが、本当に岡崎さんと仲が良かったのかねえ?
きれいなサイバラ。まあ少しずつキレイなままでいられないところがチラホラ。
汚いサイバラ。画力勝負は羽海野先生を担ぎ出したのが最大の功績。高須のアレはもうすでにギャグですらならなくなった。クマでごまかしているが細かく見るとさあ。
哲也の頃から星野先生の眼がたまらない。ヤバい人の描き方いつもすごいよなあ。森高先生はグダるクセどうにかして下さい。
星里もちるがギアに入ったのがスペリオール時代。特に『本気のしるし』は凄かった。凄かったけど選びたくない。あとこころ掴まれたのは『夢かも…』の方。
すごい作品ですよ。よくこんなの描けるなと。これからどう評価されるかちょっと分からないけど、選びたくない。そういう作品なので覚悟を。
モーニング、ヤンサン、スピリッツで傑作をものにしながらここは合わなかった。
最悪の想像をしながらコタロー中心にコミュニティができてくるし現実の苦さが時々感じるのもいい。結末もベストじゃないけどそれしかないのかあという納得も。
書いていたはずなのに抜けてて顔面蒼白に。とはいえギリギリ次点なのは吾郎と理代子の性的な強さについて行けなかったのと第二部になってから長官になり責任に押し潰されつつある吾郎のキャラに違和感を感じて。
サンダーボルトもすごい作品だしムーンライトマイルで培った描写力が生かされて思わずため息が出るのだがこれはファーストガンダムありきなんだよなあと。
芥川・直木同時候補はさすがに冷ややかになる。曽田正人や細野不二彦ならある程度カタチを見せるけど『龍と苺』もそうだがサンプルの出し方が下手。
身体のことは多分どのサッカーマンガより知識量が多い。だからプロ選手からの支持が大きいんだろうな。下部リーグにしては上手すぎるのはご愛嬌か。
これはこれから。『覚悟』や『シグルイ』とは別の話の流れが見えるのが頼もしい。
佐村河内サイドからもう一度盗作事件を掘り起こすつもりだったのに聴覚障害について触れていくうちにいろいろ見えてくることに。それでも佐村河内夫妻はひどいけど。
破天荒な女子中学生が将棋の才能を見出されて、でも才能だけじゃなく努力もして大会に出て勝ったりプロに喧嘩ふっかけて負けたりするマンガ
完全無欠に将棋が強いわけじゃなくて才能あるけど才能だけじゃ勝てないセカイがあるっていう縛りをうまくかけてる
ただのやられじゃなくて必死で強くなろうとしてるし
ただなあ・・・竜王とツキコの父親、おそらく羽生さんいめーじ?に対して、主人公をして異次元の強さと言わせてしまったのはちょっとどうかと思う
ちょくごに、それでも勝つと言わせたのはいいけど
うーんまあなんだかんだ素直なところもあるっていうのが響とは違う今回の主人公のポイントでもあるといえばそうなんだが
天才っぽさをこれでもかとばかり見せつけたあげくにぶつかったプロにまったく歯も立たないってのもちょっとがっかりだったんだよなあ
ただ主人公がすごい、才能がある、というだけではなく、そこには狂気があり、異常性の発露がある。
読者は、主人公に共感するというよりも、敗れ去る凡人、あるいはそれを眺める観客の側に感情移入し、
ゾッとするほどの才能に打ちのめされることで、ゾクゾクするような快感を得る。
しばしば非現実的な描写があるにもかかわらず、「天才が圧勝する」ことにむしろ読者はリアリティを感じとる。
いくつか例を挙げる。
曽田正人作品はいずれも天才ポルノ的な側面があると思うが、特に『昴』はそれが強い。
少女漫画で演劇ならまず『ガラスの仮面』を挙げるべきなのかもしれないが未読なので。
天才ポルノというより「天才ポルノのパロディ」という感じがする。
他には?
いろんな男子高校生、女子高校生、女教師の恋愛模様を描く短編集
陰キャだけどやさしくしてもらった男子にほれてしまって自分と彼以外滅びないかなとか中二病考える
でも泣いちゃう
どこまでもイケメンな男子と、陰キャな女子のギャップがすごくつらい話
卒業式後、ようやく女教師がOKして自室に招待してお酒のむと、お堅いおんな教師がすごく弱気にふにゃふにゃになる
もう三十路前だし自分に自信がなかった女教師を見て男子はますますかわいいと思う
そんで同棲することになる
メガネ女子はそこまでしなくていいという
そのかわりに「他の女子と話した後は私が満足するまで好きといって」と言う
しかし会話の後、男子はほかのクラスメートの面前でメガネ女子に「好きだ」と言ってしまう
女子は男子に「みんなのまえでいうな」というが実はうれしかった
裏編として、実はよく男子に話しかけてた女子は男子が好きで、好きだ事件のあと、
どうでもいいと考えつつ未練たらたらでちょっとかわいそう
でも実の目的は、メガネ女子が図書館にいる男子をのことが好きだから、ギャルが付き合わされてる
ギャルは女子に、自分から行動しなきゃだめだと伝えて、告白させる
でもギャルは見返してやればいいといって女子力を教えるようになる
ギャルと女子、男子と彼女が街角で出会ったとき、ギャルは女子に、「男子に対して好き勝手いってやれ!」とけしかける
ギャルは男子にいろいろモーションかけるが、男子はヘタレなせいでろくに何もしてこない
最後卒業式の日、最後だからギャルから告白して男子もそれに返すが、ギャルは男子に、男子から告白してほしかったといってさよならを告げる
再読
★5だなあ
めっちゃ好きだわ
短編のクオリティがそれぞれで漫画1冊分くらいあってもいいくらい
百合的なのもあるし、もどかしさ、安心、失恋などおっさんが読んでも傷つかない程度にほほえましい話で、
すごく好み
あっちは読んだことないけど読んでみようかなあ
絵柄が少しこんちきににてる
1冊の満足感がすごく大きい
最後後日談が書き下ろされてるのもすごくサービスあってうれしかった
心の本棚入りだわ