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2024-10-22

TRPGリプレイ史上、最重要リプレイ5選

便乗便乗ゥ

1.ソード・ワールドRPGリプレイ集〈1〉盗賊たちの狂詩曲(ラプソディ)  著:山本弘 初版1989年

これがなければ、TRPGリプレイが多数書籍刊行されることにはならなかった可能性があるくらい、歴史上はとても重要作品

今に繋がるTRPGリプレイ文化の源流である

さすがに今読むと古臭い部分は否めないが、TRPGに初めて触れた人にも楽しさが伝えられる教科書的な作品ではあります

残念ながら作者の山本氏2024年逝去されています


2.新ソード・ワールドRPGリプレイ集」シリーズ通称「へっぽこーず編」 著:秋田みやび 初版2001年

MtGなどのTCGに押されまくってTRPG専門誌が次々と休刊していく中で、TRPGリプレイ書籍復権に貢献した作品

駆け出し冒険者が地道にお使い任務を繰り返して実績を重ねて成長し、最後国家危機に対抗するほどの力をつける成長譚。

冷静に考えると活躍自体は地味な部分が多かったですが、それを面白く魅せる筆致は確かなものでした。

9巻でアクシデントが起こったせいもありますが、合計10巻は当時のリプレイ作品では最長の巻数。

著者の秋田みやび氏は、経理担当グループSNE入社しながらもWeb担当を経て本作品GM及び執筆を任された異色の経歴。

現在でも小説ぼんくら陰陽師鬼嫁」を執筆されています


3.ナイトウィザード リプレイ 紅き月の巫女 著:菊池たけし 初版2003年

実は初出は成人向けゲーム雑誌「E-LOGIN」での連載作品である

声優矢薙直樹氏と小暮英麻氏をプレイヤーに迎え、インターネットラジオも同時に配信していたという何から何まで初物尽くし。

声優プレイヤーに迎えるのは当時は前例がない(推定)ことであり、以降たくさんの作品声優が起用されていくことになるきっかけとなった作品でもある。

なお、ナイトウィザード2007年アニメ放送されたが(このリプレイキャラの一部も登場)、その前の2004年アダルトゲーム作品も発売されている(こちらはリプレイとは世界観以外は関係ない)。


4.ご近所メルヒェンRPG ピーカーブー 著:河嶋陶一朗 初版2008年

河嶋氏が考案した汎用のTRPGシステムサイコロフィクション」の第1弾。

子供お化けコンビになってプレイする設定のTRPGのため、実際の小学生プレイに参加している。

歴史重要なのはその点ではなく、本書はTRPGルールブックの扱いながら、その多くがリプレイに紙面を割かれている点にある。

数頁~十数頁程度のリプレイ掲載されているルールブックは珍しくはなかったが、紙面の半数以上がリプレイパートになっているというのは異例であった。

これ以降、サイコロフィクション作品では多くがこの形式をとり、ページが半数以上とまでいくものは多くないが1/4程度以上を占めるものだと、同じ冒険企画局の「艦これRPG」や「幻想ナラグラフ東方project二次創作)」だけでなく、F.E.A.R.の「オクトパストラベラーTRPG」等や、グループSNEソードワールド2.5関連のサプリメントでも同様の形式がとられるようになっている。


5.ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア 著:加納正顕 初版2010年

TRPGリプレイとしては珍しく、「悪役」側をPCに据えた作品

ダブルクロスダメージインフレの激しいTRPGで、PCHPの2倍以上のダメージを受けることも珍しくないため、防御特化型のPCは成立しづらいと思っており、これ以前のダブルクロスリプレイ作品でもそのようなPCは一人も居なかったのですが、このリプレイで登場したPC大門寺朱香」がそのイメージを完全にぶち壊していきました。

なお、PLは声優若林直美氏。ダブルクロスは初プレイとのことでしたが、別のTRPGプレイ経験はあったとのことでした。

TRPGリプレイの人気としては、観測比でほぼ最高クラスなのですが、別に証拠はなくやや趣味枠的な扱い。


次点

ロードス島戦記D&D版)著:水野良

本来はこれを選ぶべきなのでしょうが執筆者が全く目を通すことができていないため選外に。他にも旧ウォーロック誌上のリプレイとかも挙がるかとは思います

・バブリー・アドベンチャラーズ 著:清松みゆき

これも挙げる人が多いかと思いますが、SNEだらけになってしまうこともあり敢えて外していますリプレイを基にルール改定された作品としては先駆者と言えるかと思います

クトゥルフ神話TRPG るるいえシリーズ 著:内山靖二郎

表紙に狐印氏を起用するなど明らかに狙っていますが、普通にホラー作品としては面白い。ただ、CoCブーム微妙に乗れなかったようにも見えます

なお一部リプレイ登場キャラは、アニメ這いよれ!ニャル子さんSAN期にこっそり登場してたりする。

アリアンロッド・サガシリーズ 著:菊池たけし

表題通称無印」以外にも、A-Mまでの派生(作者はきくたけ氏一人ではないが)でリプレイだけでも計40冊以上ととんでもない分量を誇る作品群。

同じ菊池氏なら、歴史上はナイトウィザードの方が重要と考え残念ながら落選

2024-09-21

anond:20240921195027

串焼き肉と果実水はそれを飲んだり食べたりしてる描写をしたときに読者が美味しそう、とイメージやすいからって理由だ。

リアリティよりも利便性、ナーロッパ世界の設定は常にそれが優先される。

伝統的にビールではなくエールが出てくる由来は、ゲームブック時代にまで遡る。

ファイティングファンタジーシリーズに出てくるお酒エールばっかりだったのでファンタジー世界ではビールではなくエールというお約束が出来た。

冒険者ギルドの由来はかなり明白でグループSNEがつくったソード・ワールドというTRPGからの借用である

もともとTRGPの元祖であるD&Dなどでは酒場などで仕事の依頼を受けるというのが定番だったが、ちょっとそれはプレイするのに利便性に欠ける。

ということで冒険者ギルドなるもの発明されたか、あるいは何処かからアイデア拝借してきたかされてソード・ワールドRPGに組み込まれた。

それまで毎回、「仕事」を依頼される経緯にリアリティを出さなくてはならない仕事からGMは開放される。

なぜなら職業安定所的に仕事が依頼される仕組みができあがったからだ。

その利便性の良さからナーロッパ世界でも採用されて今に至る。

これは蛇足だがナーロッパ世界のことをよくドラクエのような世界表現されることがあるが、意外なことにナーロッパ世界観でドラクエ起源とする要素は極めて少ない。

ナーロッパ世界の主な出どころはTRGPの世界からの流用である

だって思い出してほしいけど、ドラクエってエルフドワーフも基本出てこないだろ?

全く出てこないわけではないけど、主要キャラとして出てくることはない。

冒険者ギルドもないし。

それでもナーロッパ世界ドラクエのような世界表現されるのはそれも利便性だ。

ソード・ワールドRPGのような世界説明されてもほとんどの世間一般では通用しないからだ。

2008-11-08

http://anond.hatelabo.jp/20081107232854

本好きなら人に聞く前に、自分でいろいろ読んでみればいいのにと思う女ラノベ読み。

女性向けラノベなら、コバルトとCノベルスが豊富なのでチェックしてみたらどうだろう。

増田に多分ヒットするのが

多崎礼の全冊

デルフィニア戦記(→スカーレットウィザードクラッシュ・ブレイズ

他、非萌なら

マルタ・サギーは探偵ですか? (野梨原花南)←すごく女性向けラノベ。自分は好き

図書館戦争有村浩) 「海の底」→「くじらの彼」からでもいいかも

・BACCANO! -バッカーノ(成田良悟

伯爵と妖精谷瑞恵) ←王道少女マンガ

フルメタル・パニック賀東招二

文学少女シリーズ野村美月) ←主人公がちょっとうじうじしてるので微妙

猫の地球儀秋山瑞人) イリヤ微妙かもしれない

流血女神伝須賀しのぶ

Dクラッカーズあざの耕平) ←主人公女性で読みやすい

されど罪人は竜と踊る浅井ラボ) ←グロ注意報だがおもしろい女性読者率高い

プリンセスダイアリー(メグ・キャボット) ←児童文学寄り

微妙かもしれないあたり

ROOM NO.1301新井輝)←エロと見せかけた青春もの

とある魔術の禁書目録鎌池和馬)←超能力バトルもの 一方通行主人公かに燃えられる

伝説の勇者の伝説鏡貴也) ←読んだことないがロードスっぽい

例に挙がってた川上稔は全部読んでるが、増田には合わないと思う。あれは結局キャラ萌、世界萌だから。

あと、意外に合いそうかもしれないのがドラゴンブック

フォーチュンクエスト読んでれば問題ないと思われる。

・新ソード・ワールドRPGリプレイ集(秋田みやび

これ以外は無理そうだけど。お好きなのドーゾ

 
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