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2017-03-04

幸せになる方法(前編)

数年前に2回程増田投稿した増田です。

ネットから収入が月300万を超えたので、思いを吐露したい。

http://anond.hatelabo.jp/20130602143115

ネットから収入が月100万を超えたので、思いを吐露したい。

http://anond.hatelabo.jp/20120603083800

相変わらずあんまり幸せではないので、俺が幸せになる方法考察してみたので投下します。

長いので最初に3行でまとめてみました。興味があれば、もっと読んでいただければ。

長いので3行で

・俺は収入時間も超セレブリティだが不幸だぜ。

収入一定以上を超えると幸福感はほぼ変化ないぜ。

収入一定以上を超えると、それに比例して期待感が増す上にその期待が裏切られるため不幸感が増すぜ。

⇒俺は不幸だぜ。

俺のあれこれについて箇条書きで紹介

俺とは

独身一人暮らし

・30代の男性

・家とか喫茶店で一人で仕事してる。

・税引き前の利益が年間3000〜4000万円なので結構収入がある。

絶対にやるべき仕事時間は1日10分くらいなので結構時間がある。

・やれば更に収益が伸びる作業に1日6時間くらい費やしている。

俺の現在問題点

・取り立てて不幸というわけでもないけど、全く幸福感を感じない。

・世の中が灰色がかって見えている。

・ぺふぺふ病(清水)にかかっている感ある。

俺の目標

幸せになりたい。

俺がちょっと不幸な理由考察

さて、ここから不幸な理由考察していく。

何度も書いてるけど俺はちょっと不幸だと感じている。

以前の増田では単に「お金があっても幸せじゃないんすよ」と書いていたが、最近それについてもう少しだけ深く考えてみた。

まず、幸せと金の相関に関して、以下の記事が少しだけ役に立つ。

第2部 これを超えると不幸になるらしい「年収900万円=最大幸福」説は本当か?

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41296

「'02年にノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学心理学者ダニエル・カーネマン教授面白い研究をしています。それによると感情的幸福年収7万5000ドル(約900万円)までは収入に比例して増えますが、それを超えると比例しなくなるんです」

4年前の記事なのでドル円現在とは微妙に違うけど、今なら年収750万円を超えると幸福感は増えないと書いてある。

理由としては、それくらいの収入があれば普通生活を送る分にはほぼ十分だから、ということで俺も納得している。

問題はその収入を超えると「逆に不幸になる」というところ。

俺は年収が750万円を超えて増え続けたとして「幸福度ほとんど上がらない」と予想していたが、実際には「逆に不幸になる」わけだ。何で不幸になるんだろう?

冒頭のカーネマン教授研究によると、年収7万5000ドル幸福度ピークだった。これは、そのくらいの額を稼ぐ生活が、収入で得られる満足感とかかる費用(仕事プレッシャーや忙しさ)のバランスがいいということなのだろう。

薄い考察だ。

俺は年収7万5000ドルなんざ4倍以上超えてる上に、仕事プレッシャーなんてほとんど無いし、全然忙しくもない。

でも不幸だ。

プレッシャーも忙しさもないが、収入が増えれば増えるほど不幸感が上昇していると感じている。

何故か?

答えは「期待感」にあると思う。

お金持ちになれば他人からチヤホヤされるのでは?

お金持ちになれば女の子からモテるのでは?

お金持ちになれば他人から尊敬されるのでは?

収入が増えると、それに比例して上記のような期待感勝手に膨らんでしまう。

しかし、実際には収入けが増えても一人で仕事をして他者と交わらなければチヤホヤされないしモテないし尊敬もされない。

その結果、「俺はこんなに頑張ってるのに何故チヤホヤされないのか」「俺はこんなに世の中に貢献してるのに何故モテないのか」「俺はこんなに税金も支払ってるのに何故病院でスゲー待たされるのか」という不満が増大する。それも、年収が増えれば増える程、こういった不満は増大し続ける。

そういうわけで、年収が750万円を超えると、

お金で得られる幸福感は変わらない。

期待感は膨張を続け、そしてその期待は裏切られ続ける。

ということになり、不幸感が増大するということになる。

よし、俺が不幸を感じる理由がスゲー納得いったわ。つらたん

じゃぁ期待感を捨てれば解決か?

「金なんていくらあったって別にチヤホヤもされないし、モテないし、病院ではスゲー待たされるよ。期待なんてしない。」ってのを理屈として納得したところで、別に幸せにはならないよな。

世の中を斜に構えて見るようになるだけだ。

まぁ、大前提として「金だけでは幸せになれない」ということは理解できた。

では、俺が幸せになるにはどうすればいいか

長過ぎるので後編に続く。

http://anond.hatelabo.jp/20170304121101

おもてなし、と言うよりも、

そうゆうマニュアル通りにしないと、コンビニバイトでも文句をつけられる、

ネット炎上する、とか不寛容監視社会になってる気がするな。

喫茶店本屋の不機嫌なパートのおばちゃんの、

生息場所が無くなった気がする。

2017-03-02

ロマンポルノリブートプロジェクト『風に濡れた女』を観に行って

 人生で一度くらいは成人映画映画館で観てみたいと思い、偶然見た予告編の軽快なアクションものっぽい雰囲気にひかれて『風に濡れた女』を観に行ってきた。

 1回きりの鑑賞で見落としや聞き逃したところもあるだろうけど、ひとまず思ったことをネタバレ含みで長々ダラダラとここに書いていく。点数をつけるわけでもないし、正直映画は年に1回観に行けば多いほうで、目が肥えてるわけでも感受性豊かなわけでもないことは先に述べておく。

映画本編に対する感想

主だった演者に対する感想

  • シオリ(演:間宮夕貴)
    • よく見るとややファニー寄りな顔立ちに、勝ち誇ったような表情が作中で映えていた。がらっぱち口調で声もかすれ気味に話していたので序盤は時々台詞が聞き取れなかったが、そういうのを含めても野性味のあるシオリはこの人しかいなかったんだろうなと思う。
  • コウスケ(演:永岡佑)
    • いい意味で顔よりもくすんだいい声だなと思って演技を見た。上手く伝わるかはわからないし人の顔を品評する意味は全くない表現なのだが、黒々としてはっきりスッキリとした眉と瞳をしたコウスケの目元と、うっすら茶色混じりでフリーハンド描線を重ねたような粗いシオリの目元は、続けて映されると対照的でハッとさせられた。

あと、役名と個々の俳優名前合致できなくて申し訳ないけど、サーファーの彼はいい味出してたと思う。

印象に残ったシーンなど

結構とんちんかんなことを言っているかもしれない、本編以外に対する感想

けものフレンズ8話がつまらない

今までと比べてかなりつまらなかった。

しかし見る価値のない回であったかというとそれは違う。

けものフレンズ8話がつまらない、ということもまたけものフレンズという物語を紐解く上で重要意味を持っているかである

8話はそれまでの話とは明らかに異質な存在である

OPを歌っているアイドル声優グループが演じるPPPというフレンズアイドルユニットが主役となっているという事からは明らかな大人の事情が伺える。

物語の中においても、ヒトがいなくなり文明的な要素の多くが失われた世界アイドルを行っているPPPは異彩を放っている。

そもそもフレンズアイドルユニットを組んでいるという状態ジャパリパークがまだアミューズメントとして機能していた時代に置いても特別存在であった事は想像に難くない。

動物が観客に見せるために芸を磨くという行為現実動物園では一般的行為となっているが、それは動物本来の姿ではない。

動物園営業していく為に動物に行わせている本来の生態から外れた行為である

PPPはいわばヒトが持つ商業主義拝金主義的な側面の化身としてジャパリパーク存在している。

けものフレンズはここまでそれぞれのフレンズ自然な姿を描いてきた。

フレンズ達がそれぞれの日常自然にのびのびと暮らす世界カバンちゃんが旅する話である

確かにアルパカ喫茶店を開いたり、ライオンDOG DAYSみたいな事をしている事はあった。

しかしそれらの中にも、徒歩によって移動するフレンズでありながら高い崖の上に難なく移動してしまアルパカや、狩りごっこごっこに興じるライオンといった形でフレンズベースとなった動物の生態が現れていた。

それらと比較するとPPPはやはり異質である

ロイヤルペンギンプリンセスPPP再結成しようとしたのは、ペンギンの生態がそうであったからではなくPPPがその昔ジャパリパーク存在たかである

いわば間接的ではあるがヒトの手による強い介入を受けた行動である

(まあぶっちゃけアルパカもジャパリカフェの名残という形でヒトの介入や大人の都合をゲフンゲフン…例外として今は忘れてくれ。)

カバンちゃんと無関係の所でここまで強くヒトの影響が描かれることは今までなかった。

そしてそれによって描かれた光景は、我々がけものフレンズに期待していたものとは全く違ったものとなった。

自分たち存在自分存在が観客に受け入れられるのかと恐れるプリンセスの姿は、自分本来のあり方のまま生きている他のフレンズにはないものである

なぜなら他のフレンズはただどこまでも自然体で生きているかである

PPPに参加せず普通ペンギンとして生きる道も開かれている事を知っているプリンセスと違いそもそも生きる道を選ぶという発想自体がない。

目先目先の日常から抜け出て生き方選択するという発想は文明が発達したことで生まれものである

自分が何者であるかを迷うという行為は、道があることによって生まれ感情である

ヒトの商業主義によって生まれPPP、今までとは違う生き方選択肢の登場によって生まれプリンセスの悩み、これらはヒトが残した文明の残り香がなければ存在し得ない物である

文明のない世界では生き物はただ生きるために生き、空いた時間はただ本能のままのびのびと過ごす。

だが文明誕生するとそれとは別の道が生まれる。

ある種の貪欲さ、ストイックさをもってより良く生きようとそれまでとは違った生き方を選ぶ道である

これは7話において博士達がジャパリまん以外の食べ物を求めカレーを食べた際に半分描かれている。

だがその時描かれたのはプラス面がほとんどである

火という恐ろしい存在カレーという益をなす光景は、文明危険性をを暗示してはいるがそれが実際にフレンズを傷つけることはなかった。

だが今回は違う、文明選択することの不安という形でフレンズに牙を剥いた。

自然の中でのびのびと生きるフレンズの姿を描いてきた作品の中で、文明フレンズを傷つける姿が描かれたのが8話である

ヒトのもたらした文明フレンズを傷つける、それが8話である

唐突にこんな物を投げつけられて無意識嫌悪感を抱かないでいられるはずがない。

我々がけものフレンズの8話をつまらない、何かが違うと感じたのは当然なのだ

だがそれは同時に我々がけものフレンズに求めていた物を再確認させてくれる。

我々が求めていたのは自然の中を生きるフレンズ自由な姿だ。

ここで勘違いしてはいけない事がある。

けものフレンズ文明否定する物語ではない。

8話の直前に7話が描かれたのも、これが文明否定する物語でない事を強調するためなのではいだろうか。

文明はヒトに益をもたらし、フレンズにも益をもたらす。

それはなにもカレーだけではない。

ライブだけではない。

ジャパリまんだ。

ジャパリまんはジャパリパーク平穏生活を支える重要資源である

それらはラッキービーストによって管理されフレンズの元へと配られている。

8話で初めて登場した二人目のラッキービーストは多くの情報を我々にもたらした。

フレンズが多い場所ラッキービーストは現れる、それは彼らが能動的にジャパリまんを配り歩いていることを意味している。

フレンズ自由生活を送りながらジャパリまんの供給が受けられるようになっている。

またこれまでラッキービーストにあわずともカバンちゃん達が不自由なく生きてこれた事からも、ジャパリまんの供給量や栄養価フレンズ達の暮らしにおいてかなりの余裕がある物であることがわかる。

ジャパリパーク平穏生活文明の力によって支えられている。

それはヒトのもたらした物であろう。

けものフレンズ文明否定する物語ではない。

だが文明の持つ暗部も描く。

自然体で生きることの素晴らしさを描きながらも、そうやって自然体で生きるのに文明の力が役立っている事を描く物語けものフレンズである

我々現代人は自然体で生きる事が難しくなっている。

だがそこで文明を投げ捨てたとしてそこに求めていたものがあるかといえば違う。

文明と共に生き、しかして文明の持つ闇に飲まれないようにすることが、我々の求める生き方に辿り着く鍵なのだ

けものフレンズ自然の素晴らしさを伝える物語である

しかし、文明否定する物語ではない。

けものフレンズの8話は私にそのことを再認識させてくれた。

ただ楽しいだけの回ではなかったが、それでもけものフレンズの8話を見て良かったと今は思う。

ありがとうけものフレンズ

2017-03-01

ファストフード喫茶店での、おしゃれランク

マクドナルドで気づいたこと。

ファストフード店で、スマホだけいじるのはダサい

ノート手帳になにか書き込みながらスマホをいじる、これが通の所作

もちろん、マクドにいるよりはスタバにいるほうがおしゃれ。

まりこうなる

マクドスマホ

マクドスマホ手帳

スタバストローを鼻にさす

スタバ手帳ストロー文字を書く

2017-02-27

仮面ライダー時代遅れっぷりはもっとフェミ界隈から糾弾されるべきだと思っている

http://anond.hatelabo.jp/20170227094535

歴代仮面ライダーは男。サブライダーも男。変身するのは男である

かたや女といえば喫茶店でダラダラしたりただの血縁関係でさえない妹だったりと、あくまで補助する立場に終始している。

この仮面ライダーは男のもの、という構図は男の子向け番組からと言って許されるものではないだろう。明快な男女格差である

何?かつてはタックルから平成マリカまで、歴代にも女ライダーがいた、男女平等だ、だって?ハハッワロス。そんなもの全体のどれだけだというのだ?

戦隊モノならゴレンジャーから女性がいる。最新作にも女性がいる。男女比の偏りは是正されるべき今後の課題だが、戦隊モノ昭和の古いときからいち早く同じチームという同等の価値に置く。

ジェットマン女性指揮官で、タイムレンジャーに至っては女性が実質のリーダーである

なぜ戦隊モノでできることが仮面ライダーでできないのか。

できないのではなく、しないのだ。このような状況を温存してきたのがテレ朝であり、ジュノンボーイであり、バンダイであり、特撮オタクであり、全国の保護者であり、果ては宇宙なのだ

仮面ライダーという番組は、男ばかりが主役になり、女の変身と言えば怪人ばかりが充てがわれ、男が女を滅ぼす、ついでに悪い男も滅ぼす聳え立つイチモツでヒイヒイ言わせる超弩級父権主義番組なのである

では、なぜ仮面ライダーフェミニスト糾弾されずに生き残っているのか?

答えは簡単

イケメンからだ。

居酒屋禁煙とかどうでもいいか

さっさと喫茶店禁煙しろコーヒー紅茶飲みに来てるんだよこっちは!

2017-02-25

喫茶店でおばちゃんが増田っぽい話をしていた

行きつけの喫茶店に行くと、マスターとおばちゃんが子育ての話をしていた。

幼稚園落ちたとか、PTAがどうこうとか。

これ、増田で少し前に話題になったやつだ。

避妊完璧で、テレビを持ってないから、これがどれだけ世間一般で浸透している話か分からないんだけど、彼女はてなユーザーなんだろうか。

そうだとしたら、行きつけのお店の空気が少し汚くなったような気がして気まずい。

2017-02-22

[]けものフレンズ3話

うわさの3話見た

バスを動かすための電池を充電する設備が山の上にあるからそこ目指そうっていう話

ロープウェイがあったけど当然ぼろぼろで使えない

どうしよっかーってところでトキがひどい歌とともに登場

サーバルは頭かかえてたけどかばんは「歌どうだった」ときかれて「すごいきれいな羽だね」と答える黒さを見せ付けた

サーバルは山を直接登り、かばんはトキに飛んでつれてってもらうことに

山の上に小屋があって入るとアルパカ栃木弁)がお出迎え

喫茶店みたいなことやってるけど久しぶりの客でうれしいという

でもかばんが客じゃないというとつばをはく

もっとつばをいろいろはいてよかったとおもうなアルパカだけに

そのあとは充電して、お客がこないって問題かばんが対策考える

この山を飛んで超える鳥にむけて地上絵を書いた

字がないかコーヒーカップの絵と矢印で

そのあとは足こぎロープウェイみたいなのをボスが整備して、サーバルがこいでかばんとふたりのりして山をおりた

喫茶店にはさっそくトキの仲間がきた

降りて電池はめたらバスうごいた

調子にのったサーバルが黒いボス運転するバスにひかれた

笑ってる場合じゃねえよ

おもしろいってのは何気に重要セリフとかがちりばめられてるからってのとか、

トキアルパカキャラが濃いってのが理由かなあ

なんかよーやく普通アニメ見てる感じがした

アルパカ博士が~ってセリフとか、

トキ動物だったころとは~ってのとかで、

ケモナー博士動物を改造した世界?って感じ(考察とかは一切読んでないから知らん)

サーバルの棒読みっぷりがかなり自然になってる気がした

相変わらずカワウソイイケツ

2017-02-21

お見合いで困った話

10年前に上司のすすめでお見合いをしたことがある。

はいえ重いものではなく、30代後半の男性女性喫茶店でおちあって

コーヒーを飲んできただけである

ここで困ったことが起きた。

チェーンのcafeお話をしていく中で、

増田さんの好きな食べものは何ですか?と聞かれたのだ。

わたしが一番好きなものは、自分のかさぶたを剥がして食べることです。

たまに、「指先」とか「かかと」の皮膚を剥がして食べるんですよ。

とまぁ、バカ正直に答えたらいいのか、

それとも、実はスイーツが大好きでcafeめぐり趣味です。

といったらいいのか、ちょっと悩んでしまった。

悩んだあげく、隠してもしょうがないと思い、

えーと、実はわたし自分のかさぶたが一番好きでして、それゆえに自分の体を

常に傷つけています。と言ってしまった。

相手は一瞬驚いたのですが、すぐに真顔になって一言

人を食った話ですねぇ、といたくうなずいていました。

それがわたしの嫁となり、今では彼女に食べさせてもらっているのです。

http://anond.hatelabo.jp/20170221181819

経験的に、喫茶店コーヒーは当たりはずれが大きい。

こーひーにこだわりを持っている個人店でめちゃ美味しいこともあれば、

とりあえず、コーヒー出してますっていうだけの店もわりとある

初めて喫茶店コーヒー飲んだけど、別に旨くなかった

ミスドコーヒーのほうが美味かった

[] #16-1「シオリの為に頁は捲る」

今回は俺の行きつけの喫茶店の話をしよう。

いわゆるブックカフェというやつで、色々な本が置かれていて棚が非常に多く、ちょっとした図書館レベルである

俺はコーヒーの味はコーヒーだとしか感じないので、ここのコーヒー特別美味いかどうかは分からないが、本が大好きだというマスターの拘りは窺える。

このため読書目的にして利用する客も多く、店内の飲食とは別に時間制限による料金支払いが発生するシステム採用している。

そして、常連客向けに最近はじめたのがボトルキープならぬ、栞を挟むことによるブックキープ。

といっても同じ本をそんなにたくさん用意できるわけもなく、一つの本にやたらと栞が張り付いているなんていう異様なこともここでは珍しくない。

そんなことをやっていると、客の中には栞のデザインをこだわったり、栞に本の感想を書いたりして個性を出し、ちょっとした自己顕示欲を満たそうとする者が出始めたのである

すると、小規模な交流が栞を通じて始まった。

本に挟まれた栞には各々の感想が書き込まれしかも別の人の栞にシールを貼ることで追従したりなどといった独特な文化が店内で出来上がったのだ。

一見すると店も盛況でよいことばかりかと思いきや、予想外の問題が発生し始めた。

その異変に真っ先に気づいたのはマスターである


「なんだか、栞のある本に随分と偏りが出てきている気がする」

どうやらセンセーショナルテーマだったり、感想を書きやすい内容の本ばかりに栞が挟まれているようだ。

ずっと挟まれたままで読まれた形跡がない本なんてものもあった。

「これは、もはや栞自体目的になりつつあるんじゃないか

事態を重く見たマスターは栞サービス廃止

だが、これに対する多くの客の反応は冷ややかであった。

「なんだよ。こちとら栞に感想書くために来てるのに、書けないんだったら意味ないじゃん」

臆面も無くそう吐き捨てて帰っていく客たちに、俺たちは困惑

「おいおい、栞のために本があるわけじゃないだろ。本の価値を重んじているなら、冗談でもそんなことは言えないはずだ」

「いいさ、マスダ。もともと栞サービスを始めたのは私だ」

非道な客に食って掛かる俺を、マスターが宥める。

声は穏かであったが、その表情は曇っているように見えた。

「でも、なんというか、俺のボキャブラリでは上手く言えないけど……不健全だ。本ありきの栞なのに、みんな栞に何を書こうかばかりに頭がいっていて、肝心の本はどうでもいいと思っているみたいで」

「本そのもの価値があるように、栞そのものにも価値があるってことだ。もちろん両立してくれるなら嬉しいのだが、一介の店主ごときがとやかく客に是非を問えないのさ。店は客を選ばない」


こうして店には、以前のような落ち着いた雰囲気が戻った。

俺としては心穏かにすごせて内心喜ばしかったが、店主はどこか儚げであった。

からいから、というのもあるとは思うが、それよりももっと大事な何かを失ったような、そんな儚さを感じた。

本のために栞はあるものだが、今や栞のために本があっても不思議ではないのかもしれない。

(#16-おわり)

2017-02-16

私は夢小説なら神になれるんだよって思うという話。

前提

属性】夢が好き。

【議題】『こんなブスをキャラくんは好きにならない』

結論】お前が神になるんだよ!!!

本文

夢的な話題最近ひっついてくる、『キャラはこんなブスなんか好きにならねーよ』というやつについて。

これが夢sageなのかキャラsageなのかあるいはどっちもsageなのかはよくわからないけど、現実自分顔面偏差値ってそんなに重要???っていうのが個人的感想です。

だって架空世界でしょ。架空と言うか、パラレルと言うか、つまり自分がいる世界とはまた別の世界の話なわけで。

別世界で、自己投影するにしたって、現実自分のまま取り込まなきゃいけないってルールどこにもないぞ!

っていうかジャンルによってはたぶん死ぬ猶予なく死ぬ

だったら多少可愛かろうが多少人を殺せようが多少強かろうが、それはそれとして別世界のIFの自分で良いじゃん。

いや、夢=夢主は自分、と確固として主張してるわけじゃないけれど、とにかく夢主=自分だと思ってる人へのエールね、エール

(すごい余談だけど、自分顔面偏差値を鑑みて夢ないわー、って言ってる人、作品へのトリップ力が凄いから私よりも夢技能高いのでは?とたまに思う。私は現実自分そのままで入ることは想像もしたことなかった)

私は自己投影もするし神投影も出来る最高に訓練された夢者だよ。10選手からね。

いま打ち間違えて100年選手って打ったけどそれだとほんとに神だわ。私が神だ!!!

そう!『私が神だ!』も出来るんですよ、夢小説ってのは。

もちろん、人形ごっことして全部が好き勝手出来るわけじゃないけれど(少なくとも私はキャラクター勝手に動いて泣いたことは何回もあるというか好きに動かせた経験の方が少ない)、BL書き手さんでよくある『こいつとこいつの恋愛模様を眺めたい』って感覚、夢の人も持ってる方は割といます。うん。

ここで重要なのが、別に『夢主=自分』の方を馬鹿にしているわけでもないってことです。

たまにこれ勘違いされるんですよね。なんでだろ。被害妄想強すぎる人が多い。

いやそうなる歴史もあるから一概に駄目だとは言えないんですけど、とにかく私は馬鹿にしてません。

誰かの好きなもの馬鹿にはしたくないし、そもそも私は自己投影して書いた夢小説はある。それを黒歴史だとも思わないというかめちゃくちゃ面白いと思ってるよ。

話を戻すと、『あのキャラがこんな恋愛をしていたら』『あの人がこんな人に出会ったら』というのを夢でもえがけます

というか、答えが無いんですよ。【原作人物A】だとしても【オリキャラB】を当てた際の反応に正解はないので、原作で見ることが出来なかった表情だってBと一緒なら見せてくれるかもしれない。可能性が無いわけじゃない。そういうのを探っていきたくて書いてる人も中にはいるんです。

なもんで、たぶんそう言う人達は『【夢=自分】だけではないよ』って言いたくなるんだと思います

だって夢と一口に言ってもたくさんあるし、それが除外されて(=蔑にされて)たら悲しくなるよ。自分が好きな傾向なら猶更。

から声を出すし、声を出すと『自己投影じゃない人に自己投影馬鹿にされた!』って声が上がるし、あーもーにっちもさっちもいかないぜ!

まぁそんなこんなで、夢の中では正解がない。

まり神になれる!

神さまと言うことは美少女だって美男子だってナイスミドルだって思いのまま!

普段騒がしいあの子が静かな喫茶店マスターに見せる表情はキミだけの物!

そういうノリで書いてることわりとある楽しい

BLだって『もしかしたら』という意味で正解なんてないかもしれないだろうけど、だいぶそれが強いと理解してもらえたら私は嬉しい。

から現実自分をブスだと卑下しなくていいし、ブスだからって見向きもされないなんて呪詛自分に掛ける必要はないし、正直夢は楽しいぞ!

男主×男性キャラとか、あるいは男主友情とかもあるしね。

動物夢主もあるし、金魚だってあるしな!可能性は無限大だよ。

から自分のことをそんなにブスだって言わなくたっていいんだよ!

二次創作の中では君は何にだってなれるんだよ!

現実との落差?そんなん気にすんな!

自分アバター人格投影して且つアバターは別人なんて、オタクには手慣れた基本技能みたいなもんでしょ。

ネトゲとかSNS使用する絵アイコンとかも考えればアバターなわけだし)

それと一緒だよ。

最後

まぁそれでも無理だって言うならせめて『夢なんて』とか『夢小説なんて』とか『夢みたいなものと一緒にするな』という感じの意識は薄めてくれると嬉しいかな。

『夢と一緒にするな』じゃなくて『夢と一緒にすると探し辛くなるからやめてくれ』とかの言い方なら角も立たないと思う。

さすがに自分の好きなものsageられてる、あるいはsageられた意識を感じ取って、凸はしないけど悲しくならない人はいないと思うよ。

二次創作に貴賤はないと思うんだ。

貴方だって、よくは知らない上澄みでジャンルのことを語られて尚且つdisられたら心の包丁持つでしょ?こっちだって包丁を持ち始めたくなることはあるんだよ。

終わりに物騒なことを言ってすまんね。

それじゃあ、ここまでありがとう

2017-02-14

レストラン喫茶店居酒屋分煙は全く分煙できてないし法規制で全面禁煙にした方がいいと思うけど、その代わりに公衆電話ボックスみたいな有料喫煙所作ったらいいと思う。

2017-02-13

町山智浩の昔の日記記述メモ

メモです

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040301

この『裸の自衛隊』は「兵隊になりたい!」というオイラのガキの頃からの夢を実現させるために無理やり通してもらった企画だった。

とにかく軍服着たり、鉄砲撃ったりするのが大好きだったが、在日韓国人から自衛隊には入れない。というか政治的には日本も当時の韓国軍事政権北朝鮮も大嫌いなのだ

要するに政治的には反戦的なんだけど、オタク的には戦争が好きで好きでしょうがない。

兵隊として戦争に行きたくてしょうがないんだけど、何のために戦うか、とりあえず理由がない。それになまじ戦争の本ばかり読んでるので戦争の愚かさもわかっている。でも頭ではなくて「男の子」の部分でやりたくてしょうがない。

こういう人は他にもいっぱいいると思うのだが、で、自分は「何が何でも自衛隊体験入隊したい!」と思って、その欲望仕事に無理やり結びつけた結果が『裸の自衛隊』なわけだ。


http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20050518

電波系」なんて言葉は、もともとは中目黒の駅にあった「電波喫茶」が元なんだよね。

店の表側が「世間には電波で私を攻撃する人がいます」みたいなメッセージ耳なし芳一(よしかずではない)の体みたいにびっしり書かれた喫茶店で、化粧の濃いおばさんが経営してるの。

宝島30』の連載コラム記事にしようと思って、根本さんと担当編集者のオイラはただの客を装ってそこに行ったんだ。

イラポケットマイクロカセットを隠して、おばさんの電波陰謀論をずっと隠し録りしてたんだ。

おばさんは一時間以上しゃべり続けていた。

電波を防ぐために地下鉄工事現場の蓋に使う厚さ1センチ鉄板を買った」

電波で私を攻撃してる私をスパイしている」

そいつらは私を盗聴している」

皇室批判した雑誌宝島30』の編集者電波の仲間だ」

そいつらは本当は在日韓国人だ」

 このおばはん、エスパーかと思ってドキドキしたよ。

「これ、隠し録りを勝手記事にして大丈夫?」って根本さんに言ったら、

大丈夫。『美人ママさん』と書いておけば女の人は怒らないもんだよ」と笑ってた。

店はその直後につぶれた。おばさんは病院にでもブチこまれたのかな?


http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040221

少し前、猪瀬直樹脅迫して捕まったおっさん逮捕されたが、

その動機は「とにかくテレビを見ていると猪瀬は偉そうで偉そうで、ムカムカしてどうしようもなかった」というものだった。

そのオッサン政治的思想的背景は特になかったと報道されたと思う。

猪瀬の思想意見ではなく、猪瀬の立ち振る舞いが普通市民犯罪に走らせたのだ。

イラはオッサン被害者だと思う。

犯罪に走るほどムカムカさせた猪瀬のほうが加害者なのだ

言論人でもない一介の市民テレビでエラソー光線を発射して攻撃してくる猪瀬から心を守るには脅迫しかなかったのだ。

なぜなら猪瀬は全身から「オレは利口でお前らはみんなバカだ光線」を発してるから、見るだけで非常に傷つけられてしまうのだ。

猪瀬の態度は不特定多数への侮辱罪として有罪にできないんですか?

もしヤクザと少しでも関わりのある仕事をしていたなら、確実に刺されてるね。横井英樹みたいに。安藤昇は話をまとめるために横井に会ったのに、その態度があまりにも偉そうだったので前後を省みずヒットしてしまったのだ。

この平和社会では猪瀬がどれだけ不遜にしても、それに対抗できるだけのヒマや機会を持てないオイラのような庶民はしかたがなく沈黙しているだけだと思う。ていうか、オイラもこいつをどこかで見かけたとき、殴らずにいられる自信がないよ。

日本テレビを見てないから知らないが、猪瀬は、政治的思想的なものではなく、純粋生理的理由自分がそこまで人を不快にさせたという事態に少しは人として反省があったのだろうか?


http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060527

謝罪するべきは、名前を堂々と出して事実に基づいた見解を述べた者か? それを魔女裁判にかけた連中か?


http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20070728

物書きが食っていくのはたしかに大変だけど、そこまでして本を出したいかねえ。

唐沢は何かを創造したり、自分思想があるわけではなく、

レアネタを集めることだけがセールスポイントだ。

それは別に悪くはない。

でも、他人がせっかく集めたネタを、他人の切り口と文章で紹介するなら、もう何もないじゃないか


http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20070907

 日本声優文化は、オリジナルキャラや演技の口調ばかりか内面までもを表現し、さらにそれを日本的違和感なく聞かせるという努力の上に培われてきた伝統芸であり職人なのだ

 それを、声優どころか、まともに演技の勉強もしたことがないタレントたちに知名度目当てでやらせはいけない。


http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20071128

難病映画ケータイ小説映画、三丁目映画、アキモトコー映画、TVドラマ映画、みんな公開する必要なし! 作る必要なし! 見る必要なし!

そんなゴミスクリーンを汚すな!


http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20071206

自分は「評価に値する」作品を作ったことがあるのか?

こんなタレントを「話題作りのために」雇った映画会社

こんなタレントを「理想上司」とか言ってた人たちは、

全然反省してないか

2017-02-11

日本喫煙事情について正しい事実を書くからちゃんと読んでほしい

http://anond.hatelabo.jp/20170210112714

言わんとしてることはわかる。確かに昔パリ行ったときは、吸い殻だらけでビビった。それから見れば、日本が「分煙推進国」に見えなくもない。

でも重要なことは、受動喫煙の「リスク」なんだよ。

開放された屋外と、締め切った屋内で、どっちが受動喫煙リスクが高いと思う?当然、屋内だ。

中国からPM2.5文句言ってるけど、喫煙可の喫茶店居酒屋PM2.5濃度が、北京以上にヤバいってことを知ってるか?

日本は、健康リスクの高い屋内の受動喫煙を野放しにしたまま、そこまでリスクの高くない路上喫煙を、「マナー」とか「火傷防止」とか「景観上の問題」とかにすり替えて締め上げてきた。というか、JTマーケティングにまんまと騙されてきた。健康リスク観点から見たら、対策真逆だったことが最大の問題なんだ。外で吸えないのに中でも吸えないなんて!と言うが、逆に中で他人に煙を吸わせることの方が規制されて当たり前なんだよ。

ちなみに「分煙」では受動喫煙が防止できないことは世界常識な。喫煙室の扉が開いたとき禁煙空間に煙が流れるし、喫煙した直後の肺には煙が充満してるから喫煙からすぐ禁煙空間に行けるような造りだと、結局禁煙空間に煙を吐き出してしまう。だから厚労省も、屋外の喫煙場所からオフィスに戻るのに遠回りをさせてる。あと最大の問題は、そこで働く労働者や清掃業者受動喫煙な。分煙だとこの問題絶対解決しないことは明らかなのに、そんなこと承知JT分煙を推し進めてる。奴らは、「ひとのとき」は想ってるけど、「ひとのからだ」については何とも思っちゃいない。ちなみに、罰則付きの法制化に反対してる糞議員ももJTから政治献金を受けてる。JTの罪はホントに取り返しのつかないレベル凶悪

そもそも、たばこ規制については国際条約があって、日本2004年ごろに批准している。条約締結国は、健康リスクの高い屋内での受動喫煙を防止する義務がある。だから外国は、まずリスクの高いところから、という形で、屋内全面禁煙を進めてきたんだよ。日本リスクの高い屋内の対策を全くしていない。加えて、たばこパッケージ画像警告を載せなかったり、マスメディアが、喫煙有害性をしっかり報道しなかったり(JTスポンサーからね)、といった問題がある。だからたばこ白書が発表されたときニュースで言われていたように、「世界最低レベル」の受動喫煙対策だと指摘されているわけだ。

まり日本は、JT詭弁国民が騙され、財力でメディア議員が操られてきた結果、先進国で最悪の「たばこ天国」になってるんだよ。

まぁはっきり言って、財務省JTの株を保有してる時点で一生何にも変わらないと思うけど、国民はそういう事実は知っておかなければいけない。

2017-02-08

アニメとの距離について書き捨てていく

「これは自分がハマりそうだな」と思ったアニメが、最初こそ低評価で「世間がどう受け止めても自分が好きならどうでもいいか」と思っているうちにあれよあれよと大人気になってしまったのを受けて。

話題に出す人が増えてしまったことに対して不快感が湧いた。

不快感の原因を考えるに、自分が好きだと思ったものが雑に触れられて雑に消費されている、という印象を持ったからだろうと思っている。

商業アニメである以上、売れることは喜ばしいし(アニメ制作環境問題点はここでは主題ではない)、そのためには人の口の端に乗らねばならないこともわかるが、愛のない消費のされ方はあまり好きになれない。

もちろん、愛があるとか、ないとかいうのも自分が計れる物差ししか計れていないし、自分の愛だけが正しい愛であると言い張れるほどに純粋でもない。

今まで強烈にハマったアニメでは、ファンは小さいコミュニティばかりで(どうも似た属性の人が多かったらしく)イベントなどに行けば名前は分からずとも他のイベントでも見たことがある人ばかりであった。似たような消費の仕方をしていた親近感があったのだろう。つまりは今までとは違い明らかに属性の違う人間が同じアニメについて語っている環境に寂しさみたいなものを感じているのかもしれない。それも私が勝手に抱いている感傷に過ぎないけれど、この寂しさに近い感情は、このアニメが想起させる感情通底しているような気はしている。アニメにおいてはそれは肯定的に描かれているが。

そして一方でこのアニメはいものであるからもっともっと流行ってほしい気持ちもある。感情簡単に割り切れるものではない。

しかしたら喫茶店みたいなもので、客がいなくて潰れてしまうと困るけど、自分が行くときにはくつろげる程度に空いていてほしいのかもしれない。

話にまとまりはないが、心にささくれのようなものを抱いたままにアニメを見続けてはアニメ純粋に楽しめなくなりそうで、とりあえず書き捨てておきたかった。

どうせ雑な言及をしている者はまた別のミームに踊らされるし、そうでなくて本当に、今後自分の心に刺さる最後に至ったとすれば、他の声など気にならなくなるはずだから、再び各種の考察や雑な言及に心動かされずにただ「世間がどう受け止めても自分が好きならどうでもいいか」とアニメ視聴を続ける予定である

2017-02-06

[] #14-6「生活教」

≪ 前

ところかわって兄の俺は、同級生喫茶店雑談をしていた。

ウサクやタイナイ、カジマたちといった面子である

今日最初の待ち合わせ場所だった広場さ、例の宗教のやつがやってたよな」

不可思議宗教だな。お前の弟や、その友人も訝しげに見ていたぞ」

その場に弟たちがいたという話に悪寒を感じたが、俺はコーヒーをすすりながら聞かなかったことにした。

「まあ、ボクとカジマも一応は信者だけど、傍から見てもそんなもんだろうね」

さらりと言われた衝撃の事実に、俺は思わずコーヒーを吐き出しそうになった。

ウサクも驚き、向かいに座っているタイナイとカジマに、前のめり気味に尋ねた。

「き、貴様ら、アレに入っているのか!?

「まあ、そうだね」

屈託なく言われたことに、俺もウサクも次の言葉が中々出てこなかった。

何を信仰しようが自由とはいえ、彼らを少なからず知っている身としては、意外と言うほかなかったからだ。

「い、言ってはなんだが、アレはお前たちにとって大したものとは、とても思えないぞ」

ウサクは咀嚼しようと必死で、彼らが「生活教」を信仰する理由を、理解しようとしていた。

そこまでして信仰する何かが、もしかしたらあるのかもしれないと思ったのだろう。

「うーん、あえて言うなら、面白いから?」

次に出てきたカジマの言葉に、俺はまたもコーヒーが変なところに入りそうになった。


「お、面白いって何だ。教えとかか?」

「え、別に唱えている内容自体には、さして興味がないよ」

「そうそう、崇高な理念があるのかもしれないけれども、いずれにしろ言っている内容は大したことじゃないからね」

そのあまりにも身も蓋もない言葉に、ではなぜ信者なのか尋ねる。

だって面白いじゃん。そーいう大したこと言ってないのに、大したこと言っているみたいにするのって」

「そーいう人を、大したこと言っている人間みたいに神輿にかついだりするのも面白いよね。分不相応であるほど、言ってることの陳腐さが際立って滑稽なのに、本人がそれに気づかないってのも二重の意味面白い

俺もウサクもこれには唖然とするしかなかった。

「えー……つまり、二人とも教祖の言っていることに心酔しているわけじゃなくて、遠まわしに茶化しているだけ?」

「うん、だってしたこと言っていないのに、本気で持て囃したらバカみたいじゃん。恐らく、信者たちの大半は僕たちと同じスタンス信仰していると思うよ」

「『帰ったら手洗いうがいをしよう』だとか、『体にいいものを食べよう』だとか、それがよいことなのは分かりきっていて、その上でどうするかってのは個人裁量でしょ。わざわざ連呼することではない」

「まあ、そもそも、このご時世に新興宗教って時点で信仰に値しないよね。というか、宗教自体時代遅れだけど」

タイナイとカジマは、ケラケラと笑いながらコーヒーをすすった。


「むう、信者というのは、こういうパターンもあるのか……」

ウサクは腕組みをしながら何か知見を得ようと唸っていた。

俺はほお杖をついて息を漏らすしかなかった。

まあ、俺たちも少なからずそう思っていたわけだが、だからといってタイナイたちの姿勢も中々にご無体なものである

「なんというか……宗教のものの意義を否定する気はないが、人に何かを教える体系としては時代錯誤になりつつある、ってことなのかもしれないな」

この後『生活教』がどうなるのか、本当に無意味なのか、それは今はまだ分からない。

でも、俺たちが考えているよりも何かを信じたり、何かを正しいと思ったり、そのために行動することは簡単なことではないらしい。

(#14-おわり)

2017-02-02

喫茶店資格試験勉強してたら言い知れぬ不安に襲われてきた。

年齢的にも前職からはかなり収入が落ちるのは覚悟している。それでも安定した職につけるならいい。

就職できなかったらどうしよう。以前なら食い詰めて野垂れ死にするしかいかとある意味気楽でいられたけれど、夫に何かあったら私が貯金ゼロの彼を支えて行かなければならない。

結婚の何が安定だ。よっぽど金持ち結婚した人の話で、貧しい者どうしが結婚しても返って不安が倍増するだけで安定なんてするはずない。

でも好きだから離れられない。

2017-01-26

好きな人が推薦入試組だと知って冷めた

先日、センター試験があった。

もう3年前のことになるけれど、毎年この季節になると受験勉強のことを思い出す。

私は喫茶店バイトをしていて、好きな人もそこで働いている。

彼は私と同い年の大学生だ。大学部活の話などでよく盛り上がったりした。

そして、センター試験の日のバイト中に

センター試験懐かしいね」という話を振った。

そしたら、

「え?あぁ俺、推薦なんだよね。だからセンター試験受けてない」

と彼は答えた。

「あ、そうなんだ!評定平均高かったんだね、すごいな」

そう良いながら、彼への気持ちがどんどん冷めていくのを感じていた。

私は、学歴で人を差別しない人間だと思っていた。

中卒でも、高卒でも、専門卒でも。高専卒でも、大卒でも、院卒でも

自分が選んだ道なのだから、人それぞれでいい。

けれど、推薦組に対するこの嫌悪感は何なのだろう?

そういえば、うちにも推薦入試制度があるが、仲の良い友達は皆私と同じ一般入試組だ。

知らず知らずのうちに、推薦組とは親しくならないようにしていたのかもしれない。

大学には行きたい、けれど一般入試は受けたくない、楽な方法で受かりたい

そういう魂胆が透けて見えるような気がしてしまう(考えすぎだろうか)。

一般で受けて受からないような大学に推薦で入っている人もいる(大学での成績は大抵悪い)

調べてみると、世の中には一度も

ペーパーテストを伴う入学試験を受けたことのない人間はたくさんいるらしい。

彼らに対する気持ちは、ずるい、というのとは違う。単なる軽蔑だ。

推薦をもらえるように良い成績を維持したのだから、その対価として推薦を勝ち取ったのだ

と言う人もいるかもしれない。

けれど、成績が良くても普通に一般入試を受ける人だっている。

推薦入試の人に大しては、どうしても「逃げて楽な道を選んだ」という印象がつきまとう。


もやもやして吐き出してしまった。

あんなに好きだったのにな。

2017-01-23

喫茶店からメルヘンヴェールBGMが流れてきた

30年経って、あの曲がオリジナルじゃなかったことを知る。

2017-01-21

トランプさんは暗殺されるのか

いま喫茶店にいるのですが、

明らかに裕福なマダム5人が集まって、

トランプさんを暗殺する話題で盛り上がっています

こんなことが世界中で行われているのだろうと想像すると、無くもない気がしてきます

そして彼女たちは共謀罪逮捕されちゃうのでしょうか、かわいそう。

2017-01-17

[]番外 「食漫画はこれからどこへ行くのか(後編)」

前回の続きで、そちらをあらかじめ読んでいること推奨。

もっと主観バリバリ、かつ雑に展開させた方が読んでいる人たちもツッコミやすいし、筆者も書くの飽きてきたので今回はもっとキトーに書いていくことにするよ。

食とどう関わっていくか

食に関することは基本的に作るか、食べるかだけれども、細分化していけば目の付け所はいくらでもある。

要はコンセプトによる差別化だ。

胃弱メシ』は胃が弱い人の、『女くどき飯』はデートでキメるとき

将棋めし』は将棋で勝つためのゲン担ぎといったように、「食とどう関わっていくか」ということも差別化の一つともいえる。

目玉焼きの黄身 いつつぶす?』や、『食の軍師』などといったように食に関する独特な拘りを主体にしたものもある。

他には、食べ物自体は絡むものの、その他の要素に比重を置かれているパターンも。

まり食を舞台装置としてどう機能させるか、ということ。

定番なのが人間ドラマで、『ゆきうさぎのお品書き』や、前回挙げた『甘々と稲妻』などはその傾向が強い。

料理やそれを食べる要素は必ずあるものの、それによって紡がれるドラマ主体なのだ

これはどちらかというと帰結ともいえ、食べ物のものエンターテイメント性の弱さを補完しようとすれば、過剰な演出を除けばストーリーやコンセプトに目を向けることになるのだ。

その点では『ゴールデンカムイ』もその要素を持つといえるが、これをグルメ漫画認識している人は少ない。

バトルやドラマコメディなど、主体となる要素、テーマが他に多くあるからだと思う。

では、食の要素を持ちつつ、食漫画認識されにくいものには他にどのような例があるだろうか。

破壊

完全な持論だが、それは茶化したり、弄ぶことによる“破壊系”だと思う。

代表格は一部の「料理バトル」モノで、過剰な演出エキセントリックプロットを突き詰めていく過程で真面目に食べ物調理を扱わなくなった。

数年前だと『マジカシェフ少女しずる』という漫画が印象的である

最近だと『人魚姫のごめんねごはん』という漫画ホッテントリになっていて記憶に新しい。

ディズニーアニメの『リトル・マーメイド』でコックが魚を料理する歌があるのだが、架空の設定で見方を変えさせることで、印象を鮮烈にするというのは手法としてある。

まあ正直ここまでくると、食が関係していてもグルメ漫画というよりはコメディ漫画寄りだから、今回の話で扱うのは趣旨がズレているかもしれないが……。

主張したいのは個人的にこの“破壊”を許容されることで発生する、ジャンル多様化もあるのではないかということだ。

まり破天荒さ」と「グルメ」を両立しているにも関わらず食漫画としての体裁を保った、そんな奇妙な読み味の漫画たちである

空想

グルメ漫画ほとんどは現実世界モチーフにしていることが多く、料理もまたそれに準拠している。

読者に料理イメージをしやすくさせるためだ。

だが、それに拘る必要がないのではと思い始める作品も出てくる。

例えば『異世界駅舎の喫茶店』、『信長のシェフ』などといったように、舞台を別の世界にしたもの

料理を食べる登場人物人間ではない『クミカミカク』など。

しかし、食べ物まで空想産物にした代表格は『ダンジョン飯』だろう。

RPGに登場しがちな空想の生き物を材料に、大真面目に調理工程が描かれるのである

以降も異世界架空の食物を扱った『幻想グルメ』や、妖怪材料にした『美味しい妖』などの作品が続いていく。

もはや食漫画は、舞台調理工程登場人物食べ物あらゆるもの多様化したのである

だが悪くいえば、ほぼ手垢まみれの状態となりつつある、ともいえる。

マンネリ

さて、そんな食漫画に、現在マンネリ感は漂っているか

結論からいえば「まだ気にする段階ではない」。

私みたいに食傷気味になっている人間ならまだしも、様々なジャンル漫画をそこそこ読んでいる人なら、一つのジャンルの隆盛などあまり意識しないだろうし、漫画自体をほどほどにしか読まない人なら尚更である

「こんなに食漫画があるんですよ」と挙げても、それらを全部読んでいる人なんてまずいないからだ。

そもそも現代漫画供給過多の状態なので、全体を見渡せば食漫画自体はそこまで多くはない。

ただ、私からいわせれば食漫画成熟の段階には入っていて、後は発酵するか腐敗するかじゃないかな。

……そういえば、『もやしもん』っていう醸す漫画もあったっけ。

2017-01-12

http://anond.hatelabo.jp/20170112003907

コラ!朝ほとんどのお客さんがモーニングセットたのむ喫茶店で、珍しくサンドイッチ頼んでる人がいただけであやしいと決め付けて尾行はじめちゃう名探偵disはヤメタマエ(`・ω・´)

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