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はてなキーワード: 停留所とは

2021-04-09

路線バスについて

乗り方が分からない

→大抵のバス会社ホームページ上で乗り方の案内をしている。

 利用する前にバス会社名でググれ。

どのバスに乗れば良いのか分からない、運賃が分からない

→大抵のバス会社ホームページ上で乗車するバス停と行き先を入力すれば時刻と運賃検索できる様になっている。

 また都会のバス会社は専用アプリを用意している場合もある。

 利用する前にバス会社名でググれ。

 繁華街駅前などの利用者が多いバス停は大抵の路線が通る様になっている。

 よほど辺鄙なところに向かうのでなければ、行き先が表示されないという事はない。

 よほど辺鄙なところの場合半日バス一本というところが多いので、バスではなくレンタカータクシーを利用すべきだ。

 

 

バス運転手の態度が横柄だ

運転手停留所に止まってる時も前後左右の状況に気を配る必要がある。

 乗客に顔を向けて応対する余裕はない。

 ワンマン運行限界なのでバス会社ワンマン運行を止めろと言え。

 その結果、車掌が復活し人件費運賃が爆上げになるかもしれんがそれは許容しろ

 それから移動中のバスの車内で歩くのは本当に止めろ。

 骨折などの大怪我をした事例がいくつもある。

 運転手が厳しい口調で注意するのはそういう理由があるし、そういう指導をする権限運転手にはある。

 

運転手の声がデカ

繁華街など交通量が多い路線騒音のせいで聞き取りづらく声が大きくなりやすい。

 繁華街普段以上に運転に気を使うので運転手も気が立ってる事が多い。

 あと単純に耳が悪い人もいる。

最近運転手の態度も改善されつつある。

 ただバス運転手薄給かつ激務の仕事だ。

 丁寧な応対を望むのならタクシーを利用すべきだ。

田舎バスSuicaが使えなくて不便

地方路線バスでも全国相互利用交通ICカードSuicaSUGOCAなど)が使える様になってきている。

 独自ICカード導入が早かったせいでSuica対応が遅れた俺の地元バス会社もようやく対応した。

 各バス会社ホームページで使えるICカードの種類が紹介されている。

 田舎バカにする前にバス会社名でググれ。


観光バスを利用するなら駅や空港にある観光案内所やバスターミナルの案内所を利用しろ

バス会社によっては一日乗車券なども販売してる。

それらについても各バス会社ホームページ上で紹介されている。

まずバス会社名でググれ。

ググる手間すら惜しむのであればタクシーを使え。

手間を惜しむなら金を惜しむな。

金を惜しむなら手間を惜しむな。

anond:20210408225201

都市部で育っていて、否応なしにバスをいろいろ利用した経験あるかないかは大きいね

いくつかのパターンを想定して準備ができるし、特に用事がなくても時間があったら「試しにこの路線バス乗ってみるか」とか思えるぐらいのエキスパートにもなれる。

しか田舎バスはそういうわけにいかない。金額不明、経路も不明バス停の停留所名を見てもすぐに地図マッチしない)時間不明、支払い方法不明だし、下手する乗り間違えた後にさっと戻れる手段がないということもある。また調べるのもネットでかんたんとはいかない。バス会社のサイトはたいていそこまでコストが掛けれらないからな。最初ハードルが高いのはわかる。

田舎駅前バスなんかは待機していることが多いし、たいていそこまでごった返してないから、自分なら運転手に疑問点を先に聞いてしまうという手をよく使うが、これもバス慣れしている人間の発想だと思う。

2021-04-08

路線バスは怖くない

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1694398

バーカバーカ。

そこまでバスに乗るのがイヤなら一生タクシーにでも乗ってろ。その金がないなら歩いてろ。

一時のめんどくさい気分だけで人より損する人生シルバーパスもらえる歳まで送れ。

以上!

 

で終わらせてもいいんだけど、中には大昔の路線バスイメージのまま何十年もアップデートできてない人や、ともあれまだ路線バスに乗ったことがないという人もいると思うので、バカは放っておいてそういう人のために説明する。

路線バス別に怖くない。

「乗り降り、運賃支払のシステムが複雑そう」

んなこたーない。

先払いと後払いの2種類しかない(※)。

支払いも、IC乗車券の普及で革命的に簡単になった。

バスに乗るのがなんとなく怖いやつはとにかくひとまずなによりすなわちIC乗車券を手に入れろ。路線バスにまつわるすべての難題が消し飛び、鉄道自動改札と同じ利便性になる。

 

先払いのバスは、都会に多い。その路線全体が均一料金で、どこから乗ってもどこまで乗るのも誰もがみな同じ運賃を支払うシンプルな料金体系だ。要は定額制だ。

前のドアから乗り込み、運賃機にピッとやって、あとは好きな停留所ピンポン押して降りるだけ。降りる時は何もしなくていい。

これが「前乗り先払い」。

 

簡単だろう?

 

後払いのバスは、乗っている距離にしたがって運賃が上がっていく路線だ。都会でないところに多い。要は従量制だ。

乗る時は真ん中のドアから乗り込み、ドアの横にある機械にピッとやる。

降りる時は運転席の横の運賃機にピッとやって前のドアから降りる。

これが「中乗り後払い」(後乗り後払いと表現することもある)。

 

簡単だろう?

 

自分が乗ろうとしてるバスはどっちなのかって?

それは来たバスを見ればわかる。バス停にも書いてある。なんなら、バスのドアが開けばわかる。

バスは乗り込むほうのドアに「入口」と書いてある。前ドアに入口と書いてあれば前乗り先払いだし、前ドアに出口と書かれていれば中乗り後払いタイプだ。

バス停のいろいろ書いてある案内板に「全線180円」とかの均一料金が書かれていれば前乗り先払いだし、そのバスから運賃が細かくたくさん書いてあれば距離別料金なので中乗り後払いだ。親切に「前乗り先払い」とか書いてあるバス停もあるだろう。

まあ、ほかに客がいればその人たちにくっついて乗ればいいし、自分ひとりしか乗る客がいなかったら目の前で開いたドアに乗ろうとしてみろ。間違ってたら「前乗りでーす」とか「後ろからでーす」とか言われる。

 

どちら方式でも、乗る時にはIC乗車券をかざす手順があることだけしっかり覚えておけばいい。

どんなバスが来るか知らなくても、バス停に並んだ時点でIC乗車券は手に持ってろ、ということだ。

乗り込んだドアが前なら、最初のピッで支払いは済んでいる。何もせずに降りればいい。

乗り込んだドアが真ん中なら、最初のピッは電車の改札を入ったのと同じ。降りるときのピッとセットで支払いになる。

それだけの違いだ。

 

IC乗車券を持っておらず現金で後乗り後払いタイプバスに乗るには「整理券」の話をしなければならないが、書くのがわりとめんどくさいので省略する。

 

※こういうふうに書くと色んな例外を出して反論してくる人がいるが、カバー率の点で考慮する必要がないし、そもそもそんなマイナールール採用してるバス路線で多少まごまごしたってかまわんだろうと思う。

 

補足(あっこれ俺が書いたんじゃないからね、参考よ)

https://anond.hatelabo.jp/20150711224740

整理券について書いたぞ

https://anond.hatelabo.jp/20210409204320

2021-03-22

孤独

当時私は二十五歳の青年で、丸まるの内うちのあるビルディングオフィスを持つ貿易商合資会社S・K商会のクラークを勤めていた。実際は、僅わずかばかりの月給なぞ殆ほとんど私自身のお小遣こづかいになってしまうのだが、と云ってW実業学校を出た私を、それ以上の学校へ上げてくれる程、私の家は豊ゆたかではなかったのだ。

 二十一から勤め出して、私はその春で丸四年勤続した訳であった。受持ちの仕事会計の帳簿の一部分で、朝から夕方まで、パチパチ算盤そろばんだまをはじいていればよいのであったが、実業学校なんかやった癖に、小説や絵や芝居や活動写真がひどく好きで、一いっぱし芸術が分る積つもりでいた私は、機械みたいなこの勤務を、外ほかの店員達よりも一層いやに思っていたことは事実であった。同僚達は、夜よな夜なカフェ廻りをやったり、ダンス場へ通かよったり、そうでないのは暇ひまさえあればスポーツの話ばかりしていると云った派手はでで勇敢で現実的な人々が大部分であったから、空想好きで内気者うちきものの私には、四年もいたのだけれど、本当の友達は一人もないと云ってよかった。それが一際ひときわ私のオフィス勤めを味気あじきないものにしたのだった。

 ところが、その半年ばかり前からというものは、私は朝々の出勤を、今迄いままで程はいやに思わぬ様になっていた。と云うのは、その頃十八歳の木崎初代が初めて、見習みならいタイピストとしてS・K商会の人となったかである木崎初代は、私が生れるときから胸に描いていた様な女であった。色は憂鬱ゆううつな白さで、と云って不健康な感じではなく、身体からだは鯨骨くじらぼねの様にしなやかで弾力に富み、と云ってアラビヤ馬みたいに勇壮うそうなのではなく、女にしては高く白い額に左右不揃いな眉まゆが不可思議な魅力をたたえ、切れの長い一ひとかわ目に微妙な謎を宿し、高からぬ鼻と薄過ぎぬ唇が、小さい顎あごを持った、しまった頬ほおの上に浮彫うきぼりされ、鼻と上唇の間が人並ひとなみよりは狭くて、その上唇が上方にややめくれ上った形をしていると、細かに書いてしまうと、一向初代らしい感じがしないのだが、彼女は大体その様に、一般美人の標準にはずれた、その代りには私丈けには此上このうえもない魅力を感じさせる種類の女性であった。

 内気者の私は、ふと機会を失って、半年もの間、彼女言葉も交わさず、朝顔を見合わせても目礼さえしない間柄であった。(社員の多いこのオフィスでは、仕事共通ものや、特別に親しい者の外は、朝の挨拶などもしない様な習わしであった)それが、どういう魔(?)がさしたものか、ある日、私はふと彼女に声をかけたのである。後になって考えて見ると、この事が、いや私の勤めているオフィス彼女入社して来たことすらが、誠に不思議めぐり合せであった。彼女と私との間に醸かもされた恋のことを云うのではない。それよりも、その時彼女に声をかけたばっかりに、後に私を、この物語に記しるす様な、世にも恐ろしい出来事に導いた運命について云うのである

 その時木崎初代は、自分で結ゆったらしい、オールバックまがいの、恰好かっこうのいい頭を、タイプライターの上にうつむけて、藤色セル仕事着の背中を、やや猫背にして、何か熱心にキイを叩たたいていた。

HIGUCHI HIGUCHI HIGUCHI HIGUCHI HIGUCHI ……

 見ると、レタペーパの上には、樋口ひぐちと読むのであろう、誰かの姓らしいものが、模様みたいにベッタリと並んでいた。

 私は「木崎さん、御熱心ですね」とか何とか云うつもりであったのだ。それが、内気者の常として、私はうろたえてしまって、愚かにも可成かなり頓狂とんきょうな声で、

樋口さん」

 と呼んでしまった。すると、響ひびきに応じる様に、木崎初代は私の方をふり向いて、

「なあに?」

 と至極しごく落ちついて、だが、まるで小学生みたいなあどけない調子で答えたのである彼女樋口と呼ばれて少しも疑う所がないのだ。私は再びうろたえてしまった。木崎というのは私の飛とんでもない思違おもいちがいだったのかしら。彼女彼女自身の姓を叩いていたに過ぎないのかしら。この疑問は少しの間私に羞恥しゅうちを忘れさせ私は思わず長い言葉を喋しゃべった。

あなた樋口さんて云うの? 僕は木崎さんだとばかり思っていた」

 すると、彼女も亦またハッとした様に、目のふちを薄赤くして、云うのである

「マア、あたしうっかりして。……木崎ですのよ」

「じゃあ、樋口っていうのは?」

 あなたのラヴ? と云いかけて、びっくりして口をつぐんだ。

「何なんでもないのよ。……」

 そして木崎初代は慌あわてて、レタペーパを器械からとりはずし、片手で、もみくちゃにするのであった。

 私はなぜこんなつまらない会話を記したかというに、それには理由があるのだ。この会話が私達の間にもっと深い関係を作るきっかけを為なしたという意味ばかりではない。彼女が叩いていた「樋口」という姓には、又彼女樋口と呼ばれて何の躊躇ちゅうちょもなく返事をした事実には、実はこの物語根本こんぽんに関する大きな意味が含まれていたかである

 この書物かきものは、恋物語を書くのが主眼でもなく、そんなことで暇どるには、余りに書くべき事柄が多いので、それからの、私と木崎初代との恋愛の進行については、ごくかいつまんで記すに止とどめるが、この偶然の会話を取交とりかわして以来、どちらが待ち合わせるともなく、私達はちょくちょく帰りが一緒になる様になった。そして、エレベーターの中と、ビルディングから電車停留所までと、電車にのってから彼女巣鴨すがもの方へ、私は早稲田わせだの方へ、その乗換場所までの、僅わずかの間を、私達は一日中の最も楽しい時間とする様になった。間もなく、私達は段々大胆になって行った。帰宅を少しおくらせて、事務所に近い日比谷ひびや公園に立寄り片隅かたすみのベンチに、短い語らいの時間を作ることもあった。又、小川町おがわまちの乗換場で降りて、その辺のみすぼらしいカフェに這入はいり、一杯ずつお茶を命じる様なこともあった。だが、うぶな私達は、非常な勇気を出して、ある場末ばすえのホテルへ這入って行くまでには、殆ど半年もかかった程であった。

 私が淋さびしがっていた様に、木崎初代も淋しがっていたのだ。お互たがいに勇敢なる現代人ではなかったのだ。そして、彼女容姿が私の生れた時から胸に描いていたものであった様に、嬉しいことには、私の容姿も亦また彼女が生れた時から恋する所のものであったのだ。変なことを云う様だけれど、容貌については、私は以前からややたのむ所があった。諸戸道雄もろとみちおというのは矢張やはりこの物語重要な役目を演ずる一人物であって、彼は医科大学卒業して、そこの研究室である奇妙な実験従事している男であったが、その諸戸道雄が、彼は医学生であり、私は実業学校の生徒であった頃から、この私に対して、可成かなり真剣な同性の恋愛を感じているらしいのである

 彼は私の知る限りに於おいて、肉体的にも精神的にも、最も高貴ノーブルな感じの美青年であり、私の方では決して彼に妙な愛着を感じている訳ではないけれど、彼の気難しい撰択に適かなったかと思うと、少くとも私は私の外形について聊いささかの自信を持ち得うる様に感じることもあったのである。だが、私と諸戸との関係については、後に屡々しばしば述べる機会があるであろう。

 それは兎とも角かく、木崎初代との、あの場末ホテルに於おいての最初の夜は、今も猶なお私の忘れ兼かねる所のものであった。それはどこかのカフェで、その時私達はかけおち者の様な、いやに涙っぽく、やけな気持ちになっていたのだが、私は口馴れぬウィスキイをグラスに三つも重ねるし、初代も甘いカクテルを二杯ばかりもやって、二人共真赤まっかになって、やや正気を失った形で、それ故ゆえ、大した羞恥を感じることもなく、そのホテルカウンタアの前に立つことが出来たのであった。私達は巾はばの広いベッドを置いた、壁紙にしみのある様な、いやに陰気な部屋に通された。ボーイが一隅の卓テーブルの上に、ドアの鍵と渋茶しぶちゃとを置いて、黙って出て行った時、私達は突然非常な驚きの目を見交わした。初代は見かけの弱々しい割には、心しんにしっかりした所のある娘であったが、それでも、酔よいのさめた様な青ざめた顔をして、ワナワナと唇の色をなくしていた。

「君、怖いの?」

 私は私自身の恐怖をまぎらす為に、そんなことを囁ささやいた。彼女は黙って、目をつぶる様にして、見えぬ程に首を左右に動かした。だが云うまでもなく、彼女も怖がっているのだった。

 それは誠に変てこな、気拙きまずい場合であった。二人とも、まさかこんな風になろうとは予期していなかった。もっとさりげなく、世の大人達の様に、最初の夜を楽しむことが出来るものと信じていた。それが、その時の私達には、ベッドの上に横になる勇気さえなかったのだ。着物を脱いで、肌を露あらわすことなど思いも及ばなかった。一口に言えば、私達は非常な焦慮しょうりょを感じながら、已すでに度々たびたび交わしていた唇をさえ交わすことなく、無論その外の何事をもしないで、ベッドの上に並んで腰をかけて、気拙さをごまかす為に、ぎこちなく両足をブラブラさせながら、殆ど時間もの間、黙っていたのである

「ね、話しましょうよ。私何だか小さかった時分のことが話して見たくなったのよ」

 彼女が低い透き通った声でこんなことを云った時、私は已すでに肉体的な激しい焦慮を通り越して、却かえって、妙にすがすがしい気持になっていた。

「アア、それがいい」私はよい所へ気がついたと云う意味で答えた。

「話して下さい。君の身の上話を」

 彼女身体を楽な姿勢しせいにして、すみ切った細い声で、彼女の幼少の頃からの、不思議な思出おもいでを物語るのであった。私はじっと耳をすまして、長い間、殆ど身動きもせずそれに聞き入っていた。彼女の声は半なかば子守歌の様に、私の耳を楽しませたのである

 私は、それまでにも又それから以後にも、彼女の身の上話は、切れ切れに、度々たびたび耳にしたのであったが、この時程感銘かんめい深くそれを聞いたことはない。今でも、その折の彼女の一語一語を、まざまざと思い浮うかべることが出来る程である。だが、ここには、この物語の為には、彼女の身の上話を悉ことごとくは記す必要がない。私はその内から、後にこの話に関係を生じるであろう部分丈けを極ごく簡単に書きとめて置けばよい訳である

「いつかもお話した様に、私はどこで生れた誰の子なのかも分らないのよ。今のお母さん――あなたはまだ逢わないけれど、私はそのお母さんと二人暮ぐらしで、お母さんの為にこうして働いている訳なの――その私のお母さんが云うのです。初代や、お前は私達夫婦が若かった時分、大阪川口かわぐちという船着場ふなつきばで、拾って来て、たんせいをして育て上げた子なのだよ。お前は汽船待合所の、薄暗い片隅に、手に小さな風呂敷包ふろしきづつみを持って、めそめそと泣いていたっけ。あとで、風呂敷包みを開けて見ると、中から多分お前の先祖のであろう、一冊の系図書けいずがきと、一枚の書かきつけとが出て来て、その書きつけで初代というお前の名も、その時丁度ちょうどお前が三つであったことも分ったのだよ。でもね、私達には子供がなかったので、神様から授さずかった本当の娘だと思って、警察手続てつづきもすませ、立派にお前を貰もらって来て、私達はたんせいをこらしたのさ。だからね、お前も水臭い考えを起したりなんぞしないで、私を――お父さんも死んでしまって、一人ぼっちなんだから――本当のお母さんだと思っていておくれよ。とね。でも、私それを聞いても、何だかお伽噺とぎばなしでも聞かせて貰っている様で、夢の様で、本当は悲しくもなんともなかったのですけれど、それが、妙なのよ。涙が止めどもなく流れて仕様がなかったの」

 彼女の育ての父親が在世ざいせいの頃、その系図書きを色々調べて、随分本当の親達を尋たずね出そうと骨折ったのだ。けれど系図書きに破けた所があって、ただ先祖名前や号やおくり名が羅列られつしてあるばかりで、そんなものが残っている所を見れば相当の武士さむらいの家柄には相違ないのだが、その人達の属した藩はんなり、住居なりの記載が一つもないので、どうすることも出来なかったのである

「三つにもなっていて、私馬鹿ですわねえ。両親の顔をまるで覚えていないのよ。そして、人混みの中で置き去りにされてしまうなんて。でもね。二つ丈け、私、今でもこう目をつむると、闇の中へ綺麗きれいに浮き出して見える程、ハッキリ覚えていることがありますわ。その一つは、私がどこかの浜辺の芝生の様な所で、暖かい日に照らされて、可愛い赤あかさんと遊んでいる景色なの。それは可愛い赤さんで、私は姉ねえさまぶって、その子のお守もりをしていたのかもしれませんわ。下の方には海の色が真青に見えていて、そのずっと向うに、紫色に煙けむって、丁度牛の臥ねた形で、どこかの陸おかが見えるのです。私、時々思うことがありますわ。この赤さんは、私の実の弟か妹で、その子は私みたいに置去りにされないで、今でもどこかに両親と一緒に仕合せに暮しているのではないかと。そんなことを考えると、私何だか胸をしめつけられる様に、懐しい悲しい気持になって来ますのよ」

 彼女は遠い所を見つめて、独言ひとりごとの様に云うのである。そして、もう一つの彼女の幼い時の記憶と云うのは、

「岩ばかりで出来た様な、小山があって、その中腹から眺めた景色なのよ。少し隔へだたった所に、誰かの大きなお邸やしきがあって、万里ばんりの長城ちょうじょうみたいにいかめしい土塀どべいや、母屋おもやの大鳥おおとりの羽根を拡ひろげた様に見える立派な屋根や、その横手にある白い大きな土蔵なんかが、日に照てらされて、クッキリと見えているの。そして、それっ切りで、外ほかに家らしいものは一軒もなく、そのお邸の向うの方には、やっぱり青々とした海が見えているし、その又向うには、やっぱり牛の臥た様な陸地がもやにかすんで、横よこたわっているのよ。きっと何ですわ。私が赤さんと遊んでいた所と、同じ土地景色なのね。私、幾度その同じ場所を夢に見たでしょう。夢の中で、アア又あすこへ行くんだなと思って、歩いていると、きっとその岩山の所へ出るに極きまっていますわ。私、日本中を隅々まで残らず歩き廻って見たら、きっとこの夢の中の景色と寸分違わぬ土地があるに違いないと思いますわ。そしてその土地こそ私の懐しい生れ故郷なのよ」

ちょっとちょっと」私はその時、初代の話をとめて云った。「僕、まずいけれど、そこの君の夢に出て来る景色は、何だか絵になり相そうだな。書いて見ようか」

「そう、じゃあもっと詳しく話しましょうか」

 そこで、私は机の上の籠かごに入れてあったホテルの用箋ようせんを取出して、備そなえつけのペンで、彼女が岩山から見たという海岸景色を描いた。その絵が丁度手元に残っていたので、版にしてここに掲かかげて置くが、この即席そくせきのいたずら書きが、後に私にとって甚だ重要な役目をつとめてくれ様などとは、無論その時には想像もしていなかったのである

「マア、不思議ねえ。その通りですのよ。その通りですのよ」

 初代は出来上った私の絵を見て、喜ばしげに叫んだ。

「これ、僕貰もらって置いてもいいでしょう」

 私は、恋人の夢を抱いだく気持で、その紙を小さく畳たたみ、上衣うわぎの内ポケットしまいながら云った。

 初代は、それから又、彼女物心ついてからの、様々の悲しみ喜びについて、尽きぬ思出を語ったのである。が、それはここに記す要はない。兎とも角かくも、私達はそうして、私達の最初の夜を、美しい夢の様に過すごしてしまったのである。無論私達はホテルに泊りはしないで、夜更よふけに、銘々めいめいの家に帰った。

2021-03-14

仕事の休憩中

Twitterで、「バス運転手が始発停留所の発車待ちに漫画読んでる」って責めてた人を見て、以前いた会社の思い出がよみがえってしまった。

社内研修講師をやっていたとき、開始前に早めに控室に来ておにぎりを食べていたり、休憩中に新聞を読んだりしていただけで責められたの、未だにわけがからない。

今だったら写真を撮られてSNSにUPされていたかもしれないと思うとぞっとする。

2021-02-23

anond:20210223081858

うちの地元に関して言えば無理だな

平地がないか

地下鉄というか新交通システムがそれでモロ失敗してる

駅を作ったところで住宅地はそのだいぶ上で、下手すりゃ坂道上って歩くのに30分かかったりするんだから

自家用車か上の停留所まで来てくれるバスがある限り、駅があったってあまり意味がない

2021-01-27

バスで隣のおじさんが陰茎を画像検索していた話

朝の通勤時、いつも始発停留所からなので最後尾席の端に座る。

すぐ後にやってきて隣に座るおじさん、いつも医療関係の本を読んだりレジュメのようなもの

たまに東スポ水着女優が載ってる紙面を見ていたりする。

かくいう私は大抵ゲーム漫画を読んでいるので、視界の端に入るものの気にしてはいない。

今朝のおじさんはノートパソコンを取り出した。

普段から電車バスノートパソコンを広げて仕事している人間コンプラ排泄物ですわね、と思っている。おじさんもお排泄物だった。

それだけでは終わらなかった。

いまどのあたりを走行中かとスマホから顔を上げる最中に視界に入る陰経写真の羅列。

Google画像検索の画面だった。

おそらく、きっと、めちゃくちゃ好意的に推測して何かしらの症状や名称検索して出てきたものだと思う。

にしてもやで、場所考えろよ。

検索する時点で関連するものだとわかってるだろ。

からナニ見せとんねんお排泄物かよ。

2021-01-12

空いてるバスに乗ったらなぜか横に座ってきた男性

席は充分空いてるのになんで人の横に座るの?

移動中もわさわさ動いて微妙に体が当たるのが気持ち悪すぎる

注意したくないからずっと窓の方見てて停留所についてもすぐに降りなかった

そしたら座った相手バスからすぐに降りずにこっち見てるんだよね

あんまり他人のことどうこう言いたくないけどやめてほしい

2020-12-02

anond:20201202100407

送迎バスの「バス」の2文字だけを見て路線バスみたいなもの想像している?送迎バス停留所なんてないよ。

教習所の生徒だけが乗れる10人乗りのタクシーみたいなもんだから指定した場所まで迎えに来てくれて教習所まで連れてってくれるよ。

2020-11-29

anond:20201129081456

停留所に佇んているだけの老女を撲殺したりする人種から

2020-09-19

anond:20200918215911

自分ロングブーツ穿きたいな

バス停留所とか寒くて凍えそうになるんだろうけど

自動販売機ココアちょっとだけ指先を温めたりして

コタツにはミカンでしょって言いながら食べきれずに

朝起きて洗顔する時には、水がぬるくなるまで待って

夏程騒がしくない静かな季節も良いよね

冬になったら炊き込みご飯が美味しいだろうなあ

あっという間にクリスマス年末が来て

その時自分は何処にいるんだろう。スマホネット嫌いだ嫌いだって言いながら、結局また捨てられずに情報化社会に飲まれるのかも。こういう増田なら別にストレスじゃないんだけど、自筆手紙のやり取りしてた

時間時計確認して

あの頃はやる事にも追われず、時間が沢山あったような気がするなあ

2020-07-28

バスってさ

基本的時間通りにこないし

かと思えば明らかに乗ります!って感じで走ってるのに発車時刻から一秒も待たず扉閉めて出発したり

また別の時はこっちは既にバスに乗ってて急いでる時に限って停留所時間過ぎてるのにちんたら歩いてくるババア待って乗せてたり

ちなみに今は発車前のバスが止まってて外はクソ強風で天気も悪いのに発車ギリギリまでバス開けてくれなくて乗せてくれずセットした髪ぐっちゃぐちゃにしながら止まってるバスを前に風に吹かれて

全部仕方ないことって分かってるし違反でもないけどなんだかなあ

2020-05-31

財布が無くなった

 中学二年生の夏、とある地方都市で小さな事件が起きた。少し動けば汗ばむくらいの日差しが降り注いでいて、移動のたびに頻繁に上着の脱ぎ着を繰り返していたので、自分の持ち物がどこにあるかという注意が散漫になっていたかもしれない。僕の財布が見当たらなかった。

 僕たちは特に何をするわけでもなく、どこに行くわけでもなく、なんとなく公園で遊んでいた。公園といっても小中学校のグラウンド程度のものであり、8分に1回来る快速バス停留所が隣接するような、比較的人の行き来のある公園だった。

 僕は自分の財布が無くなったことに気づくや否や、自分の血の気がすっと引くのを感じた。しかし次の瞬間、僕はこれまでの行動を思い返していた。1時間前にスーパーに寄ってじゃがりこを買った。だから1時間前は財布を持っていたはずだ。これは間違いない。その後はーー

 公園バス停で友達3人でじゃがりこを分け合っていた。バッグからじゃがりこを取り出したまま、バックを閉めた記憶はなかった。周りに怪しい人はいなかったか・・・。一人だけいた。浮浪者の男が一人、隣のベンチに座っていたことを思い出した。

 バス停の方に視線を移すと、先ほどと同じように男は座っていた。僕は少しだけ自分の血が煮えるような体温の上昇を感じた。走るでもなく、でも出来る限り早歩きで近づいて、僕はあえて男に尋ねた。

すみません、ここら辺で財布の落とし物を見ませんでしたか。」

僕は人の顔色を読むのには昔から自信があった。だから僕はこの質問で8割は何らかの収穫が得られると思っていた。

「お兄ちゃん、財布落としちゃったの。一緒に探そうか」

彼はむしろ心配そうな顔をしてこう言った。この野郎、白々しい。どうせボロが出てくると思いながらとりあえずその臭い芝居に付き合うことにした。

しか10分経っても財布が出てくることは無かった。浮浪者の男は警察に紛失届を出すことをすすめた。そのポケットの中、少し見てもいいですかという言葉が喉まで出かかるのを抑えて、押し殺した。とりあえず警察に行き、状況を説明しよう。何か動いてくれるかもしれない。

その公園から100mのところに交番があった。僕は経緯を全て説明し、紛失届を書いた。すぐに探してくれるでもない、警官のなんともにえきらない態度に僕の怒りは収まらない。

僕はじゃがりこと一緒に買った爽健美茶を飲もうと、バッグの奥に手を伸ばした。





















財布があった。

ホームレスおっちゃん、本当に疑ってごめん。

2020-04-24

https://anond.hatelabo.jp/20200423225909

1話

あの災禍のあと、僕たちの社会は随分変わった。

そう、今あなたたちが渦中にある災いだ。

あれから鉄道は人を運ばなくなった。そのかわり、モノを運ぶようになった。資源も限られているので、生活物資基本的配給制だ。

レールに乗って各ハブ拠点に到着した物資は、さらに各地の配給所に配られる。住民は、役所から配られたクーポンと交換して、生活物資を得る。

一部の地域では、ドローンを使ったり、各家庭に直通の地下レールを引くなどの試みもあるようだけど、技術的には可能でも、手間と、そこまでする根拠が不足していて、あんまり進んでない。

ほとんどの地域は、住民が最寄りの配給所に取りに行く。

それらの配給所は、元はコンビニだったり、ドラッグストアと呼ばれる施設だったようだ。

鉄道が人を運ばなくなったかわりに、車が人を運ぶようになった。

車は今も人を運んでるじゃないか

その通りだけど、少し違う。

ここでは車は完全に公共交通になった。誰も車を所有していない。自動運転車自由観覧車のように、国じゅうを回っている。車好きの人は残念に思うかもしれないけど。

ネットワーク技術で完全に制御された自動運転車は、一定の車間距離一定スピードで、車道巡回している。

住民は自宅から、今で言うスマートフォンのような端末で、利用区間指定し、最寄りの停留所で乗り合わせる。

もちろん、運転手はいない。

それに乗っているのは、予約した住人とその家族、友人だけだ。

利用者目的地へ運び終えた後は、車内の換気と消毒が行われる。

人が移動する道と、自動運転車が走る道は、完全に分けられている。

あなたたちの世界のように、人や自転車のすぐ横を、車が走り抜けるような野蛮なことはもうない。人命と利便性が両立するよう、合理的に整備されている。

これを聞いて、あなたはディストピだと思うかもしれないし、理想的未来だと思うかもしれない。

実際のところ、僕たちのほとんどは満ち足りている。

しか生活物資配給制だし、完全にこの国の中枢機関によって管理されている。人もモノも。

だけどこのような太い「木の幹」の部分以外、枝葉の部分では、かなり自由が許されている。

例えば……、今のあなたたちにピンとくる例でいえば……。

僕たちの世界でも、ウイルス対策や防砂等の理由マスクが配給されることがある。それは機能性とコストだけを追求した、何の装飾もない、シンプルものだ。

それを各々がアレンジする。

染め直したり、より使いやすいよう、縫い直したり。

(これは今のあなたたちの世界でも行われてることだから、かなり想像やすいと思う。)

そしてそれは、しばしば個人取引可能オンライン市場流通する。

気に入ったデザインがあれは、自分が持ってるモノや通貨と交換できる。もちろんマスクだけじゃなく、服、装飾品、家具食器……、同じように、政府供給する“素材”がアレンジされて流通する。すべてにおいてそんな感じ。

最低限の機能だけを持ったモノが政府から支給され、そしてそれを、個人個人アレンジし、オンライン上に流通させ、購入者は先の配給所でそれを受け取ることができる。

人々はそうやって、限られた資源を使って、自分クリエティティを発揮することに時間を費やす。そして、あなたたちの社会ベースとなっている、労働というものほとんどない。

生活のために望まない作業を強いられることはほとんどない。これまで紹介したように、配給や合理的物流で、過不足なく生活物資は分配されるから

ただしこのシステム管理維持するために、月のうち数日、地域ステーションに駆り出されることはある。

と言っても、メンテナンスほとんど自動化されてるので、人間がやることと言えば、それが問題なく作動しているかを見守ることくらい。

実際は見守るというより、それらのシステムロストテクノロジーになることを防ぐために、市民にその稼働現場を見せ、記憶に焼き付けることにあるような気もする。

しかしそれを見たところで、ほとんどの人はそのテクノロジー理解できるとは思えない。ほとんどそれは、過去労働儀式化してると言って良いかもしれない。




https://kakuyomu.jp/works/1177354054895802561/episodes/1177354054895802748

2020-03-11

スマホを落とした

バスに乗ろうと慌てたせいでスマホを落とした。

乗った瞬間気づいて、すぐ降りて停留所一つ分歩いた。SIMカードを止める?再発行する?などと考えつつ戻って、探したが(無くす直前までバス路線を見ていた記憶があった)落ちていない。

バス停の近くに交番があり、バスに乗る前は留守の表示が出ていたが警官が戻っていたので戸を開けたらまさに私のスマホを机に置き、書類作成しているところだった。

ありがとう治安

安堵してスマホを落としたと言ったところ、書類を書き終わるまで待たされた。

手続き必要とのことで、紛失届の書類を書かされた。

キャリアも書かされた。警察官MVNOを知らなかった。

身分証明書を出したが、一瞥されただけで手にも取られず、本人確認ロック画面解除でなされた。(充電切れる前でよかった)

無駄と思いつつも本心から警官にお礼を言った。落とし主にもありがとうと言いたかったが、名乗らず去っていったようなのでその機会はおそらく失われた。

数年前、財布を拾って届けたときのことを思い出した。その時は、謝礼が欲しいなら落とし主が現れたときに連絡するので住所氏名を書けと言われて、書かずに謝礼の権利放棄したのだった。

スマホの拾い主がもし後日現れ、謝礼を要求されたとき、どうするか、という話をされた。非現実的だが、もろもろの書類と同じく、形式的手続きなのだろう。

相場はいくらくらいなんですか?と尋ねたら、おそらくは本体価格によるでしょうかね、と言われた。

本体よりもむしろ中の情報SIMカードの方が、無くしてから目の届くところに戻ってくるまでの私にとっては大事で、気がかりだったのだが。

そういう気持ちは謝礼にこめられない

2020-02-05

都内の地形を表す地名バス停)のマッピング

都営バス停留所名前から、谷や池や江や台など、地形を表した漢字マッピングしたもの

地図地理好きはもとより、地学歴史明るい人には興味深い資料

https://www.stamprally.net/chikei-project/

東京って、地形が複雑なんだよね。

キャンペーンで、GPS付きスマホを持ってその場所へ行くと荒俣さんの解説を見られるらしい。

2019-10-25

anond:20191023165202

栗と栗鼠。中田氏済み子持ちししゃも。おさわりまんここです。ウレトルマンコスモス。べっちょ無いべっちょ無い(大したことはないという赤穂の方言、でも一部地域にはボボ・ブラジルぐらいの直撃コース)次の停留所蒲生三丁目、蒲生三丁目(がもう、も一部地域直撃コース)。おこめけん(お*こは関西直撃コース)。

2019-09-03

なぜバス会社はわかりやすい案内が出来ない低能ばかりなのか

住む街から離れた街の電車を降りて、駅前に出る度に戸惑う。Googleマップ無しでは、乗るべきバスが、乗り場が、皆目わからない。

バス乗り口が複数あるにも関わらず、乗り場域内地図すらない所が多い。

バスの行き先はピンポイント地名のみ。未だに地図表示すら示すことが出来ないのか。鉄道会社を見習えと、いつから言われてきただろうか。

・案内が全て日本語のみで記載されており、非日本人への配慮が皆無。

バス内の停留所案内を、未だにバス運転手に任せている。くぐもった声で日本人ですら聞き取りにくく喋るのみ。録音で多言語対応するのは大して難しくないにも関わらず。

私はこの10年間、バス会社各社に要望してきた。彼らの面子を立てて、公式文書で問いただすのは避け、口頭に留めてきた。

そろそろ公式に彼らの無能ぶり、怠慢ぶりをたださねばならない。域外の人へ配慮することができず、基礎的な英語すら扱えず、地図も表示できない白痴でも、地元民が対処すれば良いとして、これまでは見逃されてきた。

しかし、これ以上放置しては国益に反する。観光はこれから日本の、そして地域重要産業なのだ

案内のユニバーサル対応道楽ではない。観光需要喚起のために欠かせないインターフェース設計なのだ

※もちろん、東急など一部のバス会社は努力している。問題は残りの9割だ。

2019-08-01

anond:20190801155153

せめてリアルタイムの表示くらいほしいよな

もう出来るだろうに

15分間隔の時刻表があってもいつバスが来るのか全く予想できないのは使いづらすぎる

その日その日の可変ダイヤで許すから、次のバスはだいたいなん分後、とか、今さっきバスがこの停留所通過したよとか、それくらい表示してほしい

2019-07-25

東京って車必要なの?

都市圏どころか太平洋側に住んだことがない民だが、東京大阪で高齢ドライバー暴走見てて思うのだけど、交通機関発達してるのに車に乗り続ける必要あるの?

逃したら停留所で良くて30分、悪くてn時間以上待ちぼうけ食らったり、自家用車のほうが圧倒的に時間短縮だったり、無料駐車場いから貧弱交通機関使うのがアホらしかったりなら分かるんだけど。(これ地元)

急な坂多くて足腰つらいから?

2019-05-06

[]【5】2019 春、韓国釜山・光州

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anond:20190506094948




5일



5日目

釜山港へ帰るんだってばよ


明日帰国は早朝便だ。

ゆっくり眠れる保証もないので、充分な睡眠時間を取れるのは昨夜しかなかったが、やはり眠りは浅かった。

釜山で迎える2度目の朝、疲れが取れているかどうかは疑わしいが、今日は名所観光お土産購入、食べ残し釜山グルメなど、予定を詰め込んだので、直ぐに部屋を出た。

まず目指すのは、チャガルチの朝の名物になっているという、シンチャントーストだ。


地下鉄1番線に乗り、朝のチャガルチ駅に到着。

BIFF広場を通り抜け、裏の小売店街に向かう。

まだほとんどの店が開店前で、人もいるにはいるがほとんどは開店準備の搬入路地工事

本当にやってるのだろうか。

路地クルクル迷いながら進むと、まだ閉店してい暗い店が軒を連ねるなか、30㎡程の縦に細長い店の前でコック帽に白衣のオジさんが黙々と店先でトーストを焼いている。

釜山の朝の味、シンチャントーストの前では、そこだけ行列ができていた。

しばらく待って、トーストフルーツジュースを頼む。

卵とハムチーズが挟まれトーストは、洋食なのに滋味深かった。


シンチャントーストの御主人に支払いを済ました時に、残りのウォンが心許ない事に気付いた。

チャガルチから程近い南浦洞のヨンジン両替所に向かう。

南浦洞は西面と並ぶ釜山繁華街だが、土曜の朝9:30に開いてる店はほどんどなく、人もまばらだった。

午前の強い日差しの下を歩き、両替所に到着。

手元の3000円を両替する。

ナヨンの時は実は数えてなかったが、ここでの両替は少額なので数えやすい。空港より明らかにレートが良かった。


南浦から引き返し、港町釜山の顔が最も見える場所、チャガルチ市場に向かう。

広い市場では、いけすの中にカニエビなどがひしめき、山盛りに積まれサザエやホンビノスなどの貝類太刀魚などの魚、イカタコナマコに果てはエイまで、あらゆる海産物が並べられていた。

ここで海産物を買って、2階で調理してもらえるらしく、お母さんに声をかけられるが、既にトーストを食べていたので、固辞して、市場の棟の反対側に出る。

海が目の前だった。

海風にあたりながら、あたりを眺めていると、韓国語演歌らしきメロディーが流れてくる。そういう音楽韓国にあるかどうか分からないが、メロディーといい、コブシの利かせ方といい、どう聴いても演歌だ。

韓国であっても、港では演歌流れるものらしい。


室内市場の脇の青空市場を歩いて抜ける。

ここでもたくさんの海産物が売られていたが、端まで抜けると食事のできる店がある。

漁師港湾労働者、仲買人などはここで食事をとるのかも知れなかった。

歩きながら日本韓国意見の相違のある日本海の呼称問題について考える。

このチャガルチ市場を埋め尽くす豊富な海の幸を見ていると、韓国の人がこの海を「東海」と呼びたいのもわかる。

目前にある日々の漁場が「日本海」では、借り物で漁をしているみたいだ。

日本人として韓国人の主張の是非や正当性は一旦脇に置くが、ナショナリズムじゃなく、釜山市民生活者の実感として「ここは自分たちの海だ」とスッキリしたいという、その気持ち理解できる。



韓国青春グラフティ


市場を後にし、韓国旅行に当たって一番最初に決めた観光地、山間の民家をカラフルに彩った甘川文化村に向かう。

バスに乗るてもあったが、地図上では歩いて行けない距離とも思えなかったので、その足で向かった。


実際に歩いてみると、考えが甘い事に直ぐ気付いた。

市場に程近い有名観光地なのに、歩いて向かう人が殆どいないのもさもありなん、山道結構なのだ

「実際に過ごしている人を見れるのも良い」と無理やりポジティブにかんがえたが、やっと観光客で賑わう村の高台に着く頃には、脚の疲れがえらい事になっていた。


カラフル屋根を一望できるカフェでまず一休み。

甘いカフェラテが身に染みる。

デッキではカップルロマンチック風景をバックに写真を撮っていた。


糖分を補給した後は高台散策

辺りには、たくさんの国からやってきた観光客が写真を撮っていた。

実は釜山にきて見て気付いたのだが、この街で最もよく見かける外国人は「日本人」で、それ以外の外国人存在が薄かった。

しかし、ここでは中国台湾ベトナムヨーロッパから来た人など、多彩な国々の面々が並ぶ。

やはりというか、若い人、カップル10代の少女が多かった。

韓国民族衣装を身につけた3人組の少女、2人は明らかに韓国人ではない。

多分ベトナムタイの人だ。

韓国友達を頼ってやって来たのだろうか。

まりに似合っていたので、写真を取らせてもらう事にした。

ピンク黄色、水色のスカートが風に揺れていた。


村の坂道階段を行ったり来たりするうちに、「ギャラリー」の文字が。

興味をそそられて階段を上ると、登り終えてまだ続く坂道の上で、学生服少女が同じく学生服少年写真を撮っていた。

青春ドラマのような光景に関心して咄嗟に一枚。

ギャラリーは閉まっているらしく、腕章を付けた彼ら以外に周囲に誰もいない。

プライベートも極まる時間だろうが、輝く記憶を少しだけおすそ分けさせてもらった。



釜山餐丁・バタードーナツと血羊羹


たっぷり写真もとって満足したので、下山する。

さすがに歩いて降りる気力がなかったので、バスを使ったが、山道を下るバス運転が荒い。

座れてなかったら大変だった。


バスの最終停留所、チャガルチで降りて再び南浦洞へ。

チャガルチから南浦洞への道すがら、行く手から派手な太鼓鈴の音が聞こえてくる。

デモだろうか。

韓国社会はどうやらパレードが大好きで、到着2日目にも地下を歩きながら、実体こそ見なかったが、パレードの音を聞いた。

時節柄、ちょっと緊張する。

からやってきたのは、釜山の対岸、九州からの踊り手達だった。

彼ら自身は踊ってないので、既に演目を終わったのだろう、しばらく歩くと、今度は韓国民族衣装に身を包んだ踊り手達が舞っていた。

音は此処からだ。

そういえば、釜山であった日本人と少しだけ会話してみると、九州からの人が多かった。

岸の両岸では、それぞれの人々が交流している。


南浦洞では、韓国旅行で2番目に決めた目的ナッツ入りバタードーナツのシアホットクを買い求める。

生地を大量のバターで豪快に揚げ、横に挟みを入れポケット状にして、蜜とナッツを詰め込む。

形状は平たい円形だが、なぜか平たく潰した紙コップに入れて供される。

しょっぱくて甘い味は疲れた体に沁みた。

これも日本に持ってきたら流行るかも知れない。

でも、どうも日本に入ってくる韓国グルメは、1個流行るとそれ一色になっちゃうんだよなー。


さて、夕方前に一旦ホテルに戻るつもりだが、その前にここのロッテマートお土産を買う。

出発直前までなかなかイメージが湧かなかった韓国土産だが、同僚の勧め通り、インスタントラーメンにした。

韓国即席麺大国なのだ


ホテルに戻って、明日朝の空港に向かうタクシーの手配をして、すぐ出発。

海に突き出した岩場に建つ寺院、海東龍宮寺に向かう。

なんとか時間的に間に合いそうだ。

ここに訪れれば、今回の韓国旅行で行きたい観光地は大方回ることができる。


地下鉄を乗りついで向かうが、どうやらエネルギー切れで気力が切れてきた。

山道を歩き回ったのに、朝から食べたのがトーストドーナツだけじゃ足りないのも当たり前だ。

とにかく何か食べないとまずい。海雲台駅で降りると、バーガーキングに吸い寄せられるように入った。

異国の地で、何が出てくるか想像できる上に早いジャンクフードはいざとなると頼りになる。

バーガーキングカウンターの福々しいお姉さんは、言葉が怪しい日本人にも親切だった。


ちょっと迷ったが、海雲台から海東龍宮寺に向かうバスに乗車。

30分ほどの乗車で龍宮寺に到着した。

龍宮寺までの参道は曲りくねった階段なのだが、辺りは台湾九份もかくやと思わされる人出で、細くて急な階段を歩くのが怖い。

しかも疲れている所に再びの山道なので、なんとか転ばないように慎重に歩く。

距離がなかったのだけが救いで、やがて海を望む龍宮寺が姿を現した。

既に夕方だったので、だいぶ光が赤く、海の青さはちょっとくすんでいたが、それでもなかなかの絶景写真に収めることができた。


満足したので引き返してバスを待つ。

やってきたバスに乗り込んだが、ここで思わぬ苦労をする羽目になった。

椅子に座れず立ち乗りだったが、渋滞に巻き込まれバスがなかなか進まない。

その上、運転が荒い。

急発進、急ブレーキ、急ハンドル

外国バス運転は概ねこんなものだと思ってはいものの、いい加減ヨレてきている足腰には辛かった。

このワイルド運転にも韓国若者涼しい顔をして立っている。

どういう鍛え方をしているんだ、いや、これ自身が日々のワークアウトになっているのか。

ユラユラ揺れる自分も、友達恋人と事も無げに談笑する韓国男子も、真反対の意味で慣れというのは恐ろしいものだ。


渋滞に巻き込まれた結果、1時間強の乗車となったバスを降り、海雲台の駅から地下鉄に。

食べ残し最後ご当地グルメを目指す。


釜田の駅から程近い「カヤポヂャ ソンジクッパ」に入る。

釜山最後食事は、牛の地を羊羹状に固めたソンジが浮かぶソンジクッパだ。

「ソンジクッパ ジュセヨ」席に座る前に頼むと、やがてグツグツ煮えたソンジと牛もつ入りの赤いスープがやってきた。

ごはんを入れながら食べる。

パッと見、キワモノっぽく見えるソンジだが、動物の地を固めてスープの浮き身にするようは食習慣はアジアでは珍しいものではない。

台湾にも猪血糕や鴨血などがあるし、タイにも類似料理があるという。

四角く赤黒いソンジは、特に強い匂いもなく、レバーっぽい羊羹という感じで口に抵抗なくいただけた。

これで韓国旅行で事前に設定したタスクは全て果たすことができた。


ホテルに戻って、荷物の整理をする。

個人的旅行あるあるなのだが、なぜか海外旅行では額にして3000円前後の小さな落し物をすることが多い。

りある旅行であればあるほど、その傾向が出る。

今回もカメラレンズアクセサリーリング所在不明になった。

別に機能に致命的な影響が出るわけではないが、無くしたいわけでもない。

こういう時、何かの引き換えになったとでも考えるようにしているが、少しだけ残念だ。

荷物の整理をして、この旅行記を書いたら時間は0:36分。

3時間程仮眠をしようと思う。寝過ごさないといいが。


【6・了】2019 春、韓国、釜山・光州  6日目|ありがとう/カムサハムニダ へ >>

2019-04-11

バス通勤の思い出

思い出したので、なんとなく書き留めておく。

その日もいつも通りのバスだった。

季節は恐らく春か夏。

退勤処理をして外へ出るとまだ空は明るくて、なんだか得した気持ちになった。

そんな平和夕方の思い出。

その路線バス車両の前側から乗って真ん中あたりから降りるタイプ

乗り込むとき運転席の横で電子マネーをピッとやる。都会のバスは優しいのでどこで降りても定額料金だ。

番号のスタンプされた乗車券を握りしめ着々と値上がっていく電子料金表をビクビクしながら見つめ続けなくてもいいんだ。とてもやさしい。バス停に屋根もあるし。

そんなわけでいつものバスだ。

停車しきる前から開いてるんじゃないかという勢いのドアから乗り込み、ピッとやって、運転手へゆるく挨拶して、歩きながら車内を見渡す。できれば座りたかった。

手前の一人がけの席は埋まっている。じゃあ奥の二人がけの席はどうかな。

奥に視線をやると、それは二人がけ座席にデンと座ってた。

人間2人分強はありそうな巨漢だった。

別に両国は近くないからアレは十中八九ただの巨漢だ。ただの巨漢が奥から数えて2つ目の座席に窮屈そうに肉を収めていた。

巨漢と窓の間にサラリーマンが挟まっていたのでよく覚えてる。

二人がけ座席は手前に1つ空いているのにわざわざサラリーマン圧縮している巨漢は見るからにやばそうだった。

他の乗客もなんともいえない微妙雰囲気だ。

ぶよぶよしている。関わりたくない。

心のなかでリーマンへ合掌して手前の空いている席を目指した。

新たに乗り込んだ客は自分ひとりだったため、申し訳ないぐらいゆったり座れた。

自分が強い人間だったらあのリーマンを助けてあげられるのになと、のんきに車窓を眺める。

気になっているちいさな惣菜屋今日も後ろへ流れていった。

次の停留所で巨漢が動いた。

バスが停まり、老婆がひとり降りていった。遅れて巨漢が立ち上がり、降車口近くに座っていた自分の横までやって来る。

「ああ降りるのか」と思った。

リーマン開放されてよかったな~とにっこりしたのもつかの間、なぜか巨漢の尻がこちらにめり込んでくる。

何を言っているのかわからねーと思うが気付いたら巨漢と窓の間に挟まっていた。

暑くはなかった。むしろひんやりに包まれた。

右のひんやりは窓ガラスだ。その向こうの景色ゆっくり動き出している。

反対側は巨漢だ。自分の装備はスーツで長袖長ズボン。なのに向こうのTシャツからはみ出た肉のしっとりひんやりしている感じが、なぜか伝わってきていた。

なんで降りない?なんで座った?なんでとなり?

混乱のさなか、さきほどのリーマンのように圧縮されている自分を遠くから見たような気がした。

いま思い返すと幽体離脱だったかもしれない。

それどころではないので次の停留所までこの状況に耐えられるのか考えてみた。

この時間バスがたくさん走っているから、降りてもあとから来るやつに乗り換えればいい。

町並みから察するに次の停留所トンネルの向こうだ。ちょっと遠い。

ムリ。

まあムリ。

肉を押しのけた。とにかく立ち上がった。

立ち上がったが、肉壁が行く手を塞いでおり通路へ出られない。

天罰だとしても身に覚えがなさすぎる。

今すぐここから開放されたい。

しかし巨漢に悪意はない可能性をこの数秒では捨てきれなかった。だって悪意あったらこわい。

万が一にもピュアかもしれない生き物相手にいきなりミッションインポッシブルスタント脱出を試みられるほど、自分は鍛えられていなかった。

では元に戻れるかというと、先ほどまで尻を収めていた座面はもう肉で見えなくなっていた。

肉の主は、無言で進行方向を見つめている。

戻れないなら攻めるしかない。

何を得て何を犠牲にするかの判断明暗を分ける。形成は圧倒的にこちらが不利だ。

ゴクリとつばを飲み、自分は彼にやさしく声をかけた。

君は窓側に座って。自分通路側に座るよ、と。

彼にとっても魅力的な提案のはずだ。

なんといっても窓際はいい。散歩しているわんこも見られる。窓ガラスだってひんやりしている。

方や自分はといえば通路側という呼吸するスペースを手に入れられる。

お互いメリットだらけ、Win−Winだ。

なのに肉のやろう渋りやがった。

ヤツの表情はイマイチ読めなかったが動く気はないらしいのは理解できた。

しかこちらも引くわけにはいかなかった。

もう絶対にここから逃げ出す。自由を手にすると心に決めていた。

「次の停留所で降りるんです」

ダメ押しにと震える手で降車口を示した。

バスではよくあることだ。

座ってようやく落ち着いた頃、窓側に座っている人間が停車ブザーを鳴らし、次で降りると主張する。

それを叶えるためには通路側の自分が立たなければならない。

また立つのは正直めんどくさい。どんな善良な人間だってそう思う。

立たせる側だってそりゃもう申し訳ない気持ちになる。

そう、自分申し訳ないんだ。

君が嫌いなんじゃあない。

君に面倒をかけるのが申し訳ないんだ。

から席を交代しよう。

一度こちらの提案棄却している彼だ。重ねての親切を無下にはしにくいだろう。

更にこれは日常的に乗客間で行われているごくありふれたやりとり。

それを受け入れないのは不自然。このシーンでの不自然は悪意を浮き彫りにする。

(ちなみに相手も同じ目的地だと詰みます

これで動かなかったらいよいよトム・クルーズになるしかない。とルートを探り始めた頃。

目の前を塞いでいた肉はのそりと動き出し、ようやくその向こう側に通路が見えた。

やった!生きられる!

いつでも動けるようカバンを抱え直すと、空の弁当箱がカチャリと小さな音をたてた。

焦るな。今じゃない。

ギリギリ空間へ体を滑り込ませた途端プレスされて圧死なんてシャレにならない。

必要なスペースを見極めろ。その瞬間を見逃すなーーー

自分通路へ出ると、彼はまたのそりと座席へ戻っていった。

巨漢が巨漢なりに窓際へ収まったのを確認してからこちらもようやく座席へ腰をかける。

勝った。勝ったのだ。

隣りを見れば圧縮リーマンに多少厚みが戻ってきていた。それでも前髪は乱れてげっそりして見える。

おつかれリーマン。ほんとうにおつかれ。

なんか巨漢がこっちをチラチラ振り返ってくるがそんなことは関係なかった。

そうして自分も一息ついて、膝に置いたカバンを抱きしめた。

また弁当箱がカチャリと鳴った。

そのうちバスは次のバス停へ止まったが、誰も乗らなかったし誰も降りなかった。

自分はそのまま終点までバスに乗り、ほかの乗客と一緒にバスを降りた。

巨漢は席を立つタイミングを逃したようで座席の横を通り過ぎる人々を見送りながらもぞもぞしていた。

それきり二度と会わなかった。

今は遠きバス通勤の思い出。

2019-04-08

旅費を安くするには小さな労力を繰り返すことであって裏ワザじゃない

anond:20190326113113

前に旅費の提案してできないといわれてから、何度か話す機会があったけど具体的にはもう言わずに聞いてたら値段設定が何でもちょっとおかしい人だったと気がつきました。パック旅行相場)の金額の半額以下で行きたいらしい。多くは語らず無理かなーといいました。

ブコメ読んでて思ったけど私もカプセルドミトリーはつらい派でしたが、最近カプセルドミトリー都心だと綺麗なところ増えてるからレディースフロア選んだりとか、追加料金払って個室にしたらほぼビジネスホテルだなって思う。

一人部屋だしトイレ風呂の順番を気にしなくていいので、同行者が嫌がらなければ結構良いところでした。一人一室なのも良かった。旅行してるのにって嫌がらない同行者によります

好奇心で日帰り高速バスとか空港泊とか色々試したけど、都会はなんでもあるので宿も交通も決めてなくてもお金さえあればなんでも解決できるなった思う。24時間営業スーパー銭湯なんて駅から徒歩圏内にないですし。高速バス停留所降りて時間潰せるファーストフード店もないよ。

若い時、同性の友達と安いビジネスホテルに泊まったらエレベーターガラス張り、廊下の照明ピンク、部屋のテレビピンクチャンネルっていう元ラブホテルに泊まったことがあって、あれはびっくりした。(普通にじゃらんで予約できたんだよ)

以下は自分が使ってみてよかったことのメモです。

便利だったもの乗り物編)

エンジョイエコカード大阪

 安いのでこれ買って地下鉄で移動してた

 平日800円

 土日600円

ジェットスターナンカイきっぷ

 関空なんば

 機内で購入した、ピーチもあるよね

 乗車のみ820円

 特急券付1130円

南海割引切符

 宿泊したホテルで購入、クレジット使えるのがよかった

 870円くらい

市バス京都バス1日乗車券カード

 600円

京都観光1日乗車券(↑+地下鉄

 900円

 以前使ったときは500円で地下鉄付だと1200円だったのでバスのみ買って

 丁度良い時間バスがなければ地下鉄と合わせて使ってた。

神戸関空ベイシャトル

 約30分で行ける所が良かった。

 片道1850円

 往復3000円

 ポートライナーセット1850円

モノレール山手線内割引切符

 土日祝日のみ500円

仙台まるごとパス2日間

 JR・るーぷる・バス地下鉄・乗り放題

 各観光地店舗で特典や割引あり

 2670円

・ドニチカ(北海道

 地下鉄1日乗り放題

 土日祝日のみ520円

便利だったもの荷物編)

手ぶら観光便(仙台

 仙台空港ホテルホテル仙台空港

 朝預けて夕方までに届けてくれる(預ける時間の〆切あり)

 60サイズ807円

 120サイズ1477円

・往復で宅急便クロネコ佐川

 LCCの追加料金と比較してきめる。

 あらかじめスーツケースなど送りたいときに。

便利だとおもったもの(その他)

無印良品「肩の負担を軽くするPCポケットリュックサック

 バズってたのを見て買った友達がこれで遠征に来てた。

 真似して買ったけどこれで3000円はコスパが良かった。

 三泊お土産でも行けた

・機内持ち込みサイズスーツケース

 7㎏程の荷物を持ち歩くのしんどいので購入

 スーツケースの選び方のポイントとしては、荷物拡張必要か・PCポケット必要か・コロコロの脚の数・伸ばした段階が何センチ

 っていうのも大事だけど「コインロッカーに入るかどうか」も大事

 

おすすめという程でもないけど持ってくといいもの

100均

・休息シートor樹液シート

冷えピタ(夏場)

メイク落とし(コットンにメイク落としを含ませてジップロックでも可)

フェイスマスク

・汗ふきシート

ウェットティッシュ

・紙石けん(手洗い・洗顔洗濯にも使える)

ドラックストア編

マスク(機内やホテル等、乾燥するので)

ホットアイマスク

入浴剤(個室に風呂があれば足湯に)

・胃薬(食べ過ぎ、胃のもたれに)

イブプロフェン(痛み止め)

葛根湯風邪の引き始めに)

絆創膏(爪が欠けた、靴擦れした際に)

↑このあたり、使ったら捨てるので帰りには荷物が減る。

薬とかはよっぽどの田舎に行かない限り買い足せるので1日分でOK

使いたい!と思ったときに無くて我慢する方が悪化すると思うので。

・パックのジュース野菜生活とかおーいお茶とかのサイズのやつ)

 LCCは飲み物出ないので保安検査場通った後に買うといい。

ホテルの選び方

・休むだけ:漫画喫茶スーパー銭湯・長距離高速バスの夜便とか、いずれも体力的にきついので1泊まで。

(合わせて使うと疲れが取れやすいが、いくらか足してビジネスホテルに泊まった方が金銭的にも精神的にもコスパがいい)

・寝るだけ:値段によってはカプセルホテルまで落としてもいい。一応個室になれればいい。

・寛ぐため:ホテルや周辺に長時間いるのでオフシーズンハイクラスにしたい。金額が倍くらい違う。日程を動かせないなら兎に角早めに予約する。)

パック旅行おすすめ利用

・延泊可能ビジネスプラン(往復航空券シティホテル1泊朝食付あたりのプラン

 1泊のみの設定にして他の宿泊日はじゃらんか何かで取る。

 宿にはパックと自分でとったことを説明しておくと同じ部屋のままにしてくれたりする。

あと、これは田舎観光地に住む人間としての発言だけど、遠征バックパッカーみたいな旅をして観光地温泉地にきて値段でビジネスホテル選ぶくらいなら多少高くても一泊二食付きの温泉宿にしておいた方がいいよ。マジで何も無いので夜には閉店しちゃうし。明かりも何もないよ。食事も何もかも困るのから。都会のビジネスホテル食事なしで泊まって食事はその辺で、朝食や不足したものコンビニ・・・とか思ってたことが何もできないよ。

2019-02-13

通勤バス運転の荒さがすごい!

今日は遅延してたからか、余計すごかった。

二速、三速あたりでけっこう回転数上げたまま走って、停留所近づいたあたりで細かくアクセル緩めて踏んで…ってするもんだから、本気で吐き気催した。

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