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2024-10-18

anond:20241018221628

東宝東映の違いを教えたるで!

これ、映画好きなら気になるとこやもんな!

両方とも日本の有名な映画会社やけど、得意分野とか歴史ちょっとちゃうねん。

ほな、ざっくり説明するで!

東宝

設立: 1932年

代表作品: ゴジラシリーズシン・ゴジラクレヨンしんちゃんスタジオジブリ作品(配給)

• 得意分野: 怪獣映画実写映画、そしてアニメ映画の配給が多いんや。特にゴジラなんかはもう東宝看板キャラやね。

• 傾向: ハリウッド的な大作映画も強くて、邦画やけどスケールデカい。あと、スタジオジブリと一緒にアニメ映画も多くやってる。劇場の「東宝シネマズ」も有名やで。

東映

設立: 1951年

代表作品: 仮面ライダーシリーズスーパー戦隊シリーズドラゴンボールワンピースプリキュア

• 得意分野: 特撮仮面ライダーとかスーパー戦隊)とアニメめっちゃ強い!東映アニメーションっていう子会社があって、アニメ制作もやってる。ドラゴンボールワンピースみたいな超有名作品もここから出てるで。

• 傾向: 子供向けの特撮アニメヒーロー物が多いねん。日曜の朝に見る「スーパー戦隊シリーズ」や「仮面ライダー」はもう定番やろ?アニメでも「東映まんがまつり」って昔から伝統があるんや。

簡単に言うと

東宝怪獣映画とか大作映画ジブリ系のアニメ配給が強い。

東映特撮ヒーロー物とかアニメ制作が得意。

どっちも日本映画文化には欠かせへん存在やけど、作品の色が結構違うんやで!

2024-06-18

東映アニメーションガールズバンドクライをどうしたいのか

ガールズバンドクライがクランチロール配信されていないのは有名な話だ。

クランチロールは大量の日本アニメ英語話者向けに配信している。当然だが、配信先の市場サイズ日本国内よりはるかに大きい。新作アニメも大量に配信されている。ところが、今期のダークホースと言われたガルクラはクランチロール配信されていない。これについては憶測がいくつかあった。

1. 中指を立てるのは禁忌である。だから配信されなかった。

2. 酒場未成年飲食している。

1. はネットで見かけたが、説得力がない。ポピテピピックですら配信しているのに、ガルクラがだめなわけがない。2.は私が考えたのだが、ガルクラに未成年飲酒シーンはないし、勧めてもいない。未成年飲酒を問うシーンがあったぼざろがOKならガルクラもOKのはず。

一方で、こんな記事がある。

ガールズバンドクライ 急成長続ける海外市場を狙う音楽アニメ

まりガルクラは最初から海外展開を狙っていた。そのための仕込みにも金をかけている。ところが蓋を開けてみると本命クランチロール配信していない。東映アニメーションには看板作品プリキュアがあり、クランチロール配信している。だからクランチロール東映を避けているということはないだろう。

憶測だが、東映アニメーションクランチロール契約パッケージ拒否しているのではないか。何らかの事項が自分たちが展開したいビジネス整合せず、そのせいでサインを拒んでいるのだろう。

先の記事を読む限り、東映アニメーション音楽に関しても事業展開を望んでいたようだ。しかし、アニメを根幹に据えた音楽アニメ配信をやっていないのでは、事業展開どころではない。

東映アニメーションガールズバンドクライをどうしたいのだろうか。仕込みに金をかけて肝心の配信ができないのは営業部門の大失態に思える。が、もともとが映画会社だし、それほどコンテンツを粘り強く展開させる気はないかもしれない。

「あー、だめでしたね。次行ってみましょう」

くらいの気持ちかもしれない。

2024-02-01

広報東京都2月号がいい感じ

世界が憧れる日本アニメマンガの魅力、ここにあり!」ということで、都内にあるアニメマンガにまつわる場所特集している。

表紙はグレンダイザーU。

紹介されているもの

2024-01-31

ドラゴンボールGTセーラースターズってどっちも97年に終わってるんだ

90年代後半の東映アニメーションってなにが看板だったんだろ

ゼロ年代に入るとワンピースデジモンおジャ魔女の印象があるけど

2023-08-17

anond:20230816083151

RThttps://anond.hatelabo.jp/20230816083151

>ようするに未だにアニメ部門は舐められてる

>一回そのアニメを見下す脳みそをぶん投げてほしいわ

そもそも実写星矢の発起人が他ならぬアニメ星矢初代監督かつ現東映アニメーション会長森下孝三氏であることがあまり認識されてないと思う

成否は別として悲願の企画なのよ」

 

悲願だとしてもアニメを見下していないとは限らない

会長に登りつめたからと言って「自分はしょせんアニメ屋、ジャリ番組出身人間なんだ」という劣等感を抱いていてもおかしくない(森下会長がそうだとは言わないが)その劣等感コンプレックスアニメを下に見る価値観実写映画化が悲願の源泉だったというのは十分あり得る

 

野球部レギュラーになったら「どうせ一回戦負けだし」

甲子園に出たら「ドラフトで引っ掛かりもしないし」

プロになったら「一軍二軍をいったりきたりか」

悲願の胴上げ監督になったら「メジャーはいけなかったし」

アカデミアでも、苦心惨憺して悲願の教授になったら学部長(学会長)にバカにされてムキー!とか

2023-07-28

正義棍棒振りたがる人をからかって遊んでる

例えば

「この間yotubeに無料アップロードされてた銀河鉄道999みてさ」

「それは違法アップロード!」

こう食いついてくる。最後まで話を聞いてあげて

東映アニメーションミュージアムチャンネルで、松本零士先生がなくなったのを偲んで無料公開してたやつだよ」

わざとやってるから簡単に言い返せる

向こうは正義中毒で酔ってるから

思い込み激しいんだ

手のひらで転がす感じがいい

根回しはばっちりしてあるから

思い通りにことが運ぶんだよね 

2023-07-15

君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか

この話は難解という感想をよく見るが、その実は全く逆で、宮崎駿監督作品として一貫して伝えたかった事を、教養のない愚かな大衆の為に限りなく簡潔で単純なストーリーに落とし込んだ結果、宮崎駿自身も「訳が分からなくなった」作品である

この作品宮崎駿自叙伝であることは既によく知られているが、彼の内面バックグラウンド、そしてこれまでの作品で彼が伝えたかったテーマ一貫性を保っている。

彼はそもそもこれまでの作品にも自分と周囲の環境とを幾度となく投影してきた。ただし、それは一部のマニアしかからないものであった。今回は、そのベースに加えて現実宮崎駿自身の回想を複雑に絡ませて投影されているだけでなく、そのものずばりで作品オマージュという形で追想しているのだ。

そしてここから重要な点だが、当然それは単なる追想ではなく彼が監督作品で一貫して伝えたかった「生きるとはどういうことか」というテーマに対して「自分はこうしたがダメだった」のだというメッセージになっている。

戦闘機の風防を量産する軍需工場経営をしていた父のもとで軍国少年として育ち、裕福ながらも厳しい家庭で母の愛を十分に受けることができなかった宮崎は、敗戦左翼に傾倒して東映アニメーション高畑功と出会い、強い影響を受けて監督作品にそれを秘めるメッセージをこめてきた。

これまでの監督作品で散りばめられていたオマージュや背景設定には、子ども向けの作品でありながら大人には「鑑賞者の教養」をもってして強烈な現代資本主義衆愚政治に対するアンチテーゼが展開されてそれこそが深みとして楽しめるものになっていたのだ。

だがそれは一部のマニアけが知るものとなり、実際に「大人である大衆が想定以上に教養がなかったがためにジブリ作品ストーリーアニメーションとしてのレベルの高さといった表面的なものばかりが「良い」とされ、宮崎駿高畑功が伝えたかった事は伝わらなかったのである

それでも宮崎駿は諦めず、本作のアオサギたる鈴木敏夫にそそのかされて愚かな大衆と私腹を肥やす連中のために作品を作り続けた。いつか伝わるだろうと鑑賞者を信じて。

いや、もう飛べないのに何度も何度も鈴木敏夫に首根っこをつかまれて。

そうして作った過去作品たちだが、まるで伝わらなかった。そして彼は遂に「諦めた」のである。「諦観」にも近いだろう。戦後日本人が当然に持っていた強く気高い教養は、戦後75年高まるどころか全く失われてしまった。

まさに劇中のインコのように、脳みそが小さく何も考えることができない、ただぴーちくぱーちくインターネットで喚き、特異なもの攻撃する。コンテンツをひたすら消費する愚かな大衆に対する、宮崎最後の強烈にシニカル表現である

そして現代日本人代表するように庵野のような表現個人主義的な自己実現による自己救済、新海のような風刺のない純潔大衆作品、そして特に何もない残せていない息子が残った。中盤から終盤にかけて、継母のタッチが明らかにジブリキャラではなく、庵野や新海といった顔の印象を残しているのは、「俺はこう生きた、お前らもあとは好きにやれ」という餞であろう。

こうした自身の溜まりにたまり、ある種の呪いに近しい諦観を、いよいよ吐き出し昇華せんと最後の力を振り絞って、教養が無くてもそれとわかるように単純かつオマージュジブリ作品にし、走馬灯のように仕立てた。大叔父は死期を間近に控えた自分自身であり、13個の積み木と世界スタジオジブリのものである自分自身が、自分自身に対してケジメをつけた作品なのだ

作家経験したことしか書けない」は宮崎駿とて例外ではない。自己を総括するように、母性に対する渇望と周囲の女性達との思い出が上手く母・継母・見守るおばあちゃんたちといった具合に添えられている。

この作品を単なる消費物としてみたとき評価駄作であろう。

だが、この作品は紛れもなく宮崎駿自伝かつ遺書であり、「君たちはどう生きるか」はこれまで一切メッセージが伝わっていなかった人間達に対する、まっすぐな問いかである

追記

残念なことに、この作品を観て本当の意味で「あぁこれはねぇ~」と嬉々としてはしゃいで満足するのは岡田斗司夫ぐらいで、上記のような内容を今にYoutubeレビューをするだろう。

2023-03-19

anond:20230319031059

kasumiなるオッサン勝手プリキュア応援してるだけの人であり東映アニメーションとは全く別の人格だぞ

kasumiの目に映った記事内容とお前の目に映ったプリキュア齟齬があったとして

それが東映が嘘をついたことにはならん

別々の物を同一視して勝手に嘘つき呼ばわりしているお前のほうが嘘つきなんだよ

あとコイツ↓と星付けてる奴らも同様に嘘つきだぞ

soylent_green “俺はポリコレ要素は別に入れても入れなくてもどっちでもいいけど、せめて嘘ついてやるのだけは止めようよ”せやな

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2022-08-24

ONE PIECE FILM RED新時代を切り拓く怪作(バレ無し)

いや〜、こんな作品これまであったかな……ってくらい斬新な一作だった。


だいたい、「ワンピース × Ado」って字面だけでもう"強い"。

かたや連載25年目・通算1000話を超えてなおトップに君臨するマンガ界の王者

かたや彗星のように現れ唯一無二の声質でまたたく間に世を席巻していく次代の申し子。

脇を固めるは谷口悟朗中田ヤスタカを始めとする音楽七武海・東映アニメーションなど。

こんな尖った才能たちが一つの作品に集まるなんて、今後10年はないんじゃないかな。


先に述べたとおり、ワンピースといえばその名を知らない人などいないほどの著名作だ。

これまでどおりに映画を作ってても興行収入50億は手堅かっただろう。

そこをあえてAdoという「異質」の取り込みを冒したスタッフ一同に拍手を贈りたい。

おそらくは『君の名は。』『鬼滅の刃』『呪術廻戦0』あたりの成功が影響を及ぼしたのだろう。

この人選を知ったとき、これらを是が非でも超えていくという想いを感じずにはいられなかった。

すでにご存知かもしれないが、この作品に対する声は賛否キッパリ二分している。

そりゃそうだろう。これだけのドラスティックな変化、とりわけ従来のファンからは反発が出ても不思議ではない。

ただ、従来どおり既存ファンだけに目を向けた路線でやったところで人気に先は見えている。

今のままでも十分にレジェンドではあるが、守りに入らずさらに挑む人や物がどれだけあるだろう。

尾田栄一郎という人の辞書に「妥協」の二文字は(良くも悪くも)ないんだな、と思った。


荒削りなところも散見されるものの、全体としてこれほどの意欲作はそうないと断言しよう。

願わくば、本作がこれからまれ作品たちに正のフィードバックを与えてほしいものだ。

2022-05-04

anond:20220504045212

制作会社じゃなくてレコード会社といった製作会社人間じゃないの?

東映アニメーションプロデューサー補佐で現場人間接触無いとか無理あるやろ。設定が甘い

anond:20220502223251

正義漢気取りなのにコンプライアンス意識の欠片も無く

名文を引用するのが大好きで元声優結婚した30代後半の東映アニメーションの元関係者ってどういうキャラ設定だよ

下種な話題はこれまでにしようとか言った直後に下種男相手スカッジャパンとかさあもう

こっちが恥ずかしくなるわ

2022-05-02

アニメーションを作る仕事をしていた【後編】

【前編】

https://anond.hatelabo.jp/20220502223251

次は、私が現場で直接に『畜生』と対峙した際の経験だ。「マジでクソだな」の2つ目になる。

あるアニメの記念すべき回の収録(製作委員会の各社代表が参加。弊社からは私)が終わった後、スタジオの待合室で出版社の人と雑談をしていた。この後で飲み会をする約束を取り付けてから、私が座椅子を立ってトイレに向かう途中の廊下で、それは起こっていた。

男性声優(以下「男」とする。声優と呼ぶだけの価値はない)が、違う事務所女性声優の手首を掴んで言い寄っていた。男は、自動販売機の近くの壁に女性押し付けるようにして口説いていた。ご飯に行こうよ、とのこと。女性に逃げ場はないし、顔も近かった。女の敵は権力者だけではない。あらゆる状況において存在する。

私は距離を取って観察していた。考えが誤っている可能性があるからだ。しかし、やはり女性は嫌がっている。顔はこわばり、体は斜めを向いて男と視線を合わせないようにしている。それを確かめて私は、ぐいぐいと2人の方に歩いて行って、声をかけた。

ちょっといいですか。この子は嫌がってるみたいです。やめた方がいいと思うのですが」

「あ?いやいや……おかしいやろ」

歯切れの悪い言葉とともに男は黙った。お互いに顔は知っているが、話したことはなかった。

返答を待っていると、男が「こっちのことなんで。うちら同士のことなんで関係ないでしょ」と、女性声優を連れて移動しようとした。

私の記憶では、「待て!」と叫んでいる。左手で男を制したはずだ。

「やめろと言ったろ。私がどういう立場人間かわかってるよな?」

そう言って睨みつけると、男はまた黙った。

「今回に限っては、この子事務所に報告するだけで済ませる。あなた事務所には話さない。その子の手を離して、もう帰ってくれ」と彼のための逃げ場を用意したのだが、それでも手を離さなかった。

目いっぱいまで男に近付いて、額の辺りを睨みつけた。「帰れ」とだけ告げて、それでまた男の目を見続けた。

すると、男が女性の手を放した。舌打ちをして玄関の方に移動していった。収録の時は大人しい印象を受けたが、こんな人間だとは思わなかった。

女性を見ると、真下を向いていた。鼻をすする音が聞こえる。顔は前髪で見えなかった。

マネージャーに報告しないとだめだよ。難しかったら、私が一緒に行ってあげるから」と言うと、「ありがとうございます」とだけ返ってきた。そういうわけで、その場は事なきを得た。

飲み会前のトイレに行った後、出版社の人とスタジオを出る時、その子マネージャーと一緒にいるのと確認して安堵したのを覚えている。

それで、入口自動ドアを通り過ぎたところで、ある理由マネージャーに呼び止められた。以後数か月の間、さっきの声優の子と色々あったのだが……これは別の物語、いつかまた、別のときにはなすことにしよう。



競争嫉妬自尊心

最後に。“競争からまれ嫉妬”について話したい。

まずは以下のサイトを紹介する。エンタメ作品レビューするためのサイトだ。

1回で読み切れる量ではないため、後でまとめて読まれるのを推奨する。

作品データベースドキドキ!プリキュア

https://sakuhindb.com/janime/7_DOKIDOKI_21_20PRECURE/

作品データベーススタートゥインクルプリキュア

https://sakuhindb.com/janime/7_Star_20Twinkle_20Pricure/

概要説明すると、前者はプリキュア暗黒期(2011~2015頃。男児向け作品出身者がプロデューサーだったのに起因するらしい。確証はない)と呼ばれる作品ひとつだ。後者については、「東映アニメーションが若手女性プロデューサーを大抜擢!」というアニメ雑誌の記事記憶に残っている。

上のサイト作品データベース)では、プリキュアシリーズにおいて「非常の悪い」の評価数が多いものがたまに現れる。

ネタバレ回避しながらコメントを紹介していく。『ドキドキ!プリキュア』だと、「主人公が実は一番自己中」「パロディが多く、児童向けとしてふざけている」「赤ん坊になんてことを」といった【作品感想】を見つけた。

同じく、『スタートゥインクルプリキュア』だと、「主人公の声が無理」「追加メンバーの扱いが悪すぎる」「最後のあたりでメインテーマである多様性否定」といった【作品感想】があった。ここまではいい。批判というのはあってしかるべきだ。

稀にではあるが、質的に異なる評価コメントがある。スタッフ誹謗中傷することが目的であり、作品の内容は二の次、三の次といった次元レビューを見かけることがある。プロデューサーの経歴にやたらと詳しく、シリーズ構成や脚本家過去にどんなシナリオを作ってきたかを把握している。業界用語ポンポン飛び出す。

こういったレビューは言うまでもない。アニメ業界内部の人間が書いている。「なぜ私じゃなくて、あいつが評価を受けるんだ。なぜあいつが表舞台に立っているんだ!?」という至ってシンプル理由――妬みや嫉みである

彼ら彼女らは、特定個人こき下ろす目的公共の場コメントを書き込んでいる。製作スタッフしか知らない内容や、業界人でないと考察できないレベルの内容がつらつらと並んでいるのを見ると、慙愧に堪えない思いをすることがあった。

嫉妬なのだろう。他人成功することで自らの地位が低下するという思考に由来して、こういった行動が起きる。彼らは悲しい存在だ。他人を蔑んでいる時点で、相手自分より優れていることを認めている。このように仲間を大事にできない者は組織大事にしないし、自分すら大事にできないことが多い。

これとは逆に、相手賞賛するというのは、事実客観的に把握したうえで仲間を尊重する行為だ。自分相手組織、という感覚があるから相手自然に認め、褒め称えることができる。仲間が成長して賞賛を受けると自分気持ちいい。そういう原理が働いている。

特に健全で安定した自尊心自分価値があるという意識。誇り。自分は影響力のある、重要存在だという感覚)をもてるかどうかは、りっぱな価値ある仕事自己の内部に取りこみ、自己の一部にできるかどうかにかかっている。

完全なる経営(2001/11/30) アブラハム・マズロー (著), 大川 修二 (翻訳)  P.25



人間は、精神的に未発達な時期がある。少年期~青年期は特にそうだ。自分はすごいと思いたがり、他人はすごくないと思いたがる。常に上に立っていたい。だが、精神が成長すると、人間比較することに大した意味はないことがわかる。

エンタメ業界問題点は、精神的に未発達な人間が多すぎることにある。そういうわけで、公共インターネット掲示板で、同じ会社の仲間を糾弾するといった行動で鬱憤を晴らそうとする。嘆かわしいとは思うが、あくま当人課題であり、私にはどうすることもできない。当人が成長することでしか解決しない。

アニメ業界活躍していきたいと考える人が、有象無象に足を引っ張られない未来を願っている。私には、そういった人間相手にし続けてなお、作品作りへの情熱を燃やすだけの『好き』がなかった。

から、この業界を辞めた。心が限界で、いつしかアニメが好きではなくなっていた。

から地元田舎に帰った。心のゆとりがほしくなって。

から残業が少ない仕事を選んだ。今はしみじみと会社員兼農家として生きている。

以上でこの日記は終わりだ。一万字もお付き合いいただきありがとうデリヘルの人ではないか安心してほしい笑

これまで、私を育ててくれた業界感謝を述べたい。楽しかたことも、嬉しかたことも、悲しかたことも、憎しみを覚えたことも、とにかく多くの経験を与えてくれた。

私はこの業界から去って、田舎で暮らすことを選んだ。けれど、業界に残ったあなた達が、今でも人の心を動かせるだけのコンテンツを作り続けているのを知っている。

これからも、素晴らしい作品を世に送り出せますように。












今季お勧めアニメの紹介

最後に、大人男性向けに春アニメを紹介する。今は5月なので5本を挙げる。

それぞれ400字以内になるよう心がける。順番に意味はない。思いついたものからだ。

1. パリピ孔明

放送前は「まだ0話だけど切るわ」という意見がちらほらと散見された。今では覇権候補として認識されている。

これ子ども向けだよね?と思っているのなら、はっきりいって違うので、ぜひ3話まで視聴してほしい。音楽好きにはお勧めだ。

作品全体として優れている。P.A.WORKSらしい安定した作風である

コンセプトも、脚本も、演出も、作画も、キャラクターもすべてが及第点以上だ。

予算が大量にあるわけではないのだが、悪い点はひとつもない。

孔明の英子への愛情が見て取れる。彼女の歌を1人でも多くの人間に、世界に届けるために奮戦する姿に胸を打たれる。

願わくば中国での規制が外れますように。 

2. ダンス・ダンス・ダンスール

バレエが題材だ。

少年少女が熱情をもって物事に取り組む姿を見ることができる。

こういう独自性のあるアニメは、面白いかつまらいかの二極になりがちだ。当作品は、もちろん前者である

作画はかなりOK人間が動いている感じがするだけでなく、その実際の動きを見ている者がどう視覚するかまで含めて画を描いている。

そういう描写が1話からビュンビュンと飛び出してきて、まさに圧巻だった。

シナリオもいい。作者がどれだけ等身大中学生を描いているか垣間見ることができた。リアルだ。あまりにもリアル。あー、昔はこんなんだったな、と感じてしまう。

課金して原作を読んでみたけど、やっぱり原作者(ジョージ朝倉)の実力が違う。レベルが違うとはこのことだ。

スタッフが本気で作っていると断言できる。というか、今季アニメは当たりが多すぎる。最終回まで残り2ヵ月もある。楽しみだ。

これが好きな人は、『ボールルームへようこそ』も楽しめる。


3. であいもん

こういうのでいいんだよ。こういうので。

4. SPY×FAMILY

覇権枠だ。

製作委員会がそれぞれ大量の資金スタッフを出し合い、平均的なアニメの実に3~5倍以上の予算時間を使って最高のものを作り上げる。これは、そういう類のコンテンツだ。

WIT STUDIOとCloverWorksの共同作品になる。

(「進撃の巨人」と「青春ブタ野郎バニーガール先輩の夢を見ない」の制作会社

原作者は長年漫画家として活躍しており、ベテランの域に入りつつある。

この『SPY×FAMILY』の漫画原作の序盤は、無理やり感のある脚本運びだ。

まりこじつけ的な舞台設定や、シナリオや、キャラ言動が見受けられる。それらは間違いない事実だ。

だが、中盤以降はキャラクターがどんどん生きてくる。

ネタバレはしない主義なので伏せるが、尻上がり的にどんどん面白くなっていく。

このアニメを見続ける価値はある。最初の方だけ我慢すれば、きっと楽しめるようになるだろう。今後の展開をお楽しみに。

5. ヒロインたるもの!

ニコ動出身クリエイターユニットHoneyWorks』の楽曲スピンオフアニメ

ハニワというと、やはり「女性向け」を想起する人がおられるだろう。

これは、男性も楽しめる作りになっている。ハニワは女性メンバー主体だが、男性も一緒になって創っている。安心してほしい。

主人公はいい子だ。ドジなところにも明るさがあって、人生への本気度があって、好感が持てる。

私が好きな社会心理の本に、「男性カタログシチュエーション萌え女性物語関係性に萌える」という文言がある。

まず、女性向けという観点でいうと上の相関関係合格点を超えている。細かくは述べないが、人間関係は大変濃いうえに、ドロドロすることもある。

男性向けという観点からは、「シチュエーション」を挙げよう。第3話のMV撮影回において、とある胸糞描写がある。終わりの方で、まさに倍返しとばかりの展開があるのだが、これがまた爽快だった。この回で全話視聴しようと決意した。芹澤優の演技がバッチリはまっていた……。

アニメーションを作る仕事をしていた【前編】

プリキュア」「ワンピース」など、東映アニメーション4作品の通常放送再開が発表 「お待たせをして申し訳ございません」

https://animeanime.jp/article/2022/04/06/68680.html

約十年前、曇りだったあの日新卒で入った会社人材営業をする日々に疲弊していた頃、新宿駅構内で、あるエンタメ企業求人ポスターを見かけた。

アニメを作る仕事したことはなかったが、興味を感じて応募したところ、あれよあれよという間に内定をいただいた。役員面接パスだった。

それからの私は、『アニメを作る仕事』に邁進する日々を過ごすことになる。長い時間だった。毎日が修業だった。

数年前、無理がたたって病院送りになった。心も体も限界だったのだ。大したレベルではないが後遺症も残った。退院後も結局、心身の調子回復しなかった。

それで、退職を申し出て、東京から遠く離れた田舎に帰った(のんのんびより聖地が近くにある)。今はお堅い仕事に就いている。

十分な時間が過ぎた。そろそろ、当時を振り返ってもよいのではないかあの日々への整理を付けられるはずだ。今からエンタメ企業アニメ部門で○年の時を過ごした男の話をする。

この記事で述べたいのは、シンプルに2点(5/4 以前はシンプリーでした。ブクマでご指摘いただきありがとうございます)。エンターテイメント業界で働いて面白かったことと、つまらなかったことだ。直情的に言うと、『心と体の奥底から感動できたこと』と、『エンタメ業界のほの暗いところ(要するに、こいつらマジでクソだなと思ったこと)』だ。どちらもけっこうな数がある。

それでは、さっそく説明していく。



― 心と体の奥底から感動できたこと ―

子どもの頃はアニメが好きだった。一番ハマったのは、『魔法陣グルグル』だった気がする。衛星放送では『白鯨伝説』やCLAMP作品を見ていた。

だが、小学校生活の終わり頃から学習塾に通うようになり、夕方以降にやっているアニメを見れなくなった。中学勉強漬けの日々を過ごしていた私は、いつの間にやらアニメのことを一切忘れてしまった。

中学時代も、高校時代も、大学時代もそうだった。変わらない。

いや、違う。大学の時は、深夜にやっているアニメをたまに見ていた。「コードギアス」「DARKER THAN BLACK -黒の契約者-」「蟲師」「夏目友人帳」あたりは確実に見ていた。

人材営業会社で働くようになってからは、金曜日の深夜に自宅に帰った時、疲れ切った頭でテレビを点けて「こんなアニメあったっけ」と、ボンヤリした気分で視聴することがあった。

私はたぶん、アニメが好きだったんだろう。なぜ見なくなったのかと言えば、十分楽しめるだけの精神的余裕がなかったからだ。ならばいっそ、見ない方がいい。中途半端に楽しむのは嫌だ。中学生になった時も、そんな動機アニメを一切見なくなったのだ。きっと。

そんな私が、アニメーション作品などを作る会社(以下「弊社」という。)に入社した後は、これまたどっぷりと『世界』に浸かることになった。入社から退職まで人事異動はなく、ずっとアニメ製作部門だった。

最初の頃は、アニメ雑誌のインタビュー記事に出るようなプロデューサーその他の足もとで働いた。雑用はもちろんのこと、小さい企画を考案したり、経理その他の事務や、各関係者とのスケジュール調整などを担っていた。ホワイトカラーに毛が生えたような業務内容だ。

ところで、人生で一番最初に携わったアニメは、某少女コミックでそこそこ人気を博した作品だった。タイトルは言わないが、雰囲気は『隣の怪物くん』に似ている。私が入社する半年から企画が始まっており、当初の担当者から引継ぎを受けた。携わったといっても、スタッフロール名前が載るわけでもない端役としてだが。実際、大したことはしなかった。やはりホワイトカラーの枠内に納まる仕事だ。

しかし、これは実際に私の世界を拡げてくれた。方々の兵が集まる企画会議に、必要とあらば関係各所を訪問して説得交渉にあたり、お金の雲行きが怪しくなればどうにかやり繰りをする(ダメなら追加出資企画削減)。ごく稀に、スタジオ等の収録現場では声優の本気と、半面その悲哀を目の当たりにし(ここらへんは後述)、成功した作品打ち上げ会では、自分達が作った数字を眺めて溜飲を下げる。

長い月日が経って、エンタメ業界に慣れてきた頃だと、新作の立ち上げに、利害関係者間の調整(交渉)に、プロジェクト全体の損益見通しの皮算用に、イベント企画運営に、ホームページ管理に……とにかく、アニメを見ない日はなかった。

面白かったのは、いろんな業界の人に会えることだ。クリエイターには当然会えるし、経営者にも会えるし、事務屋とも話をするし、現場労働で身を焦がす人も間近で観られる。特に印象に残っているのは、漫画家声優だ。アニメーターとは、あまり交流の機会がなかった……。

とあるアニメ原作者が一番印象に残っている。つまり作品の神だ。例の人と呼ばせていただく。

例の人は、ほかの漫画家とは一線を画していた。私がいっぱしに携わったと公言できるアニメは計20本近くになるのだが、その半数は漫画原作である。私達は、最低でも一度は彼ら彼女ら(作品の神)の姿を拝むことになる。機会は少ないが。

原作シナリオを変える時には事前に伺いを立てるし(ex.某鬼狩りアニメ敵役台詞である「禍福は糾える縄の如しだろ~」は改変が検討されたらしい。彼が難しい言葉を知っている境遇ではないため)、重要放送回だと制作現場に来てもらうし、打ち上げその他のパーティーがあれば楽しんでもらえるように最大限配慮する。

自作アニメ化されるレベル漫画家小説家というのは、揃いも揃って個性派だ。めちゃくちゃに大騒ぎをする人もいれば、ひたすら黙って沈思黙考の人もいれば、なんかもう色々とはっちゃける人もいれば、欲望丸出しで悪い意味子どもみたいな人もいれば、一般企業でも通用しそうな思考や行動の持ち主もいる。

例の人は、漫画家として優れているだけでなく、人格も見識も申し分なかった。落ち着いた性格で、人柄がよくて、教養もあった。話のやり取りすべてが学びに繋がり、励みになった。初めて会った時の吾峠呼世晴さんは、とにかく、これまで出会った数多の創造者の中で抜きん出ていた。

普通ラスボス人格根底太平洋戦争末期の日本の政治指導者所謂ファシスト)に置くなど、誰が考えつくだろうか。私は、鬼舞辻無惨の例の粛清の場面を読んだ時、丸山真男の「現代政治思想と行動」が真っ先に頭に浮かんだ。あの時、脳に痺れを感じたのを覚えている。

この類の書物を読んで、無惨様のキャラクターを作ったのは間違いないのだ。自らを善とするためであれば、どんな言辞をも取り入れ、どんな諫言も亡きものにする。

例として、あの粛清の時に魘夢が助かったのは、「無惨様を肯定たから」だ。「下弦の鬼を解体する」というトップが決めた戦略方針が、たったの一言撤回された――常なる無謬性がファシズムの基本である

あの時、「無惨様のキャラ付け旧日本軍意識したのですか」と聞いておけばよかった。残りの人生で聞くことができる機会は二度とない。無念だ。

 しかも彼等はみな、何物か見えざる力に駆り立てられ、失敗の恐しさにわななきながら目をつぶって突き進んだのである。彼等は戦争を欲したかといえば然りであり、彼等は戦争を避けようとしたかといえばこれまた然りということになる。戦争を欲したにも拘らず戦争を避けようとし、戦争を避けようとしたにも拘らず戦争の道を敢て選んだのが事の実相であった。政治権力のあらゆる非計画性と非組織性にも拘らずそれはまぎれもなく戦争へと方向づけられていた。

新装版〕現代政治思想と行動 (2006)丸山真男 P.91~P.92



エンタメ業界のほの暗いところ ―

この業界で働いていて、「この感じ、苦手だな」「マジでクソだな」と感じたことは当然ある。字数関係もあるが、何点かに分けて述べていく。声優の悲哀とか、人間嫉妬やねたみの話になる。

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声優アニメ。一応付言するが、私が携わった作品ではない。

まだ新人だった頃、先輩(兼上司)に連れられて現場を見ることがあった。現場というのは、アニメ制作会社とか、編集スタジオとか、音声の収録現場などだ。

そのためだけに現場に行くのではなく、何かの機会のついでに現場作業見学を申し出るのだ。それで、不思議に思って聞いたことがある。

「(私達は)技術的なことはわからないのに、どうして現場に行くんですか?」

と。それに対して、彼はこう言っていたはずだ。

「確かにからない。仮に、目の前で手抜きをされたとしても見抜けないだろう。でも、企画である俺達が現場に行くことで、『あなた仕事を見ている』というメッセージを伝えることができる。俺達はこの作品に熱をもっていて、いいコンテンツを作れる未来を目指してる。そういう想いを行動で伝えるんだ」

みたいな回答だった。

これは今の私が大事にしていることでもある。要は、発注側が受注側の実仕事をどこまで見るべきかという話だ。今現在の私は、受注側の失敗が社会的に許されない類の仕事をしている。転職後に大きな失敗をしでかさなかったのは、あの先輩のお陰だ。

さて。私が二十代後半の頃だ。例の先輩と一緒に、声優がいる収録現場に初めて音連れたのは。スタジオに入ってしばらく進むと、小ホールみたいな広い空間座椅子が並んでいる待合スペース。十数人はいた。ほぼ声優マネージャー)に出た。その奥に、マイクが並んでいる部屋が映った。木目調で温もりを感じる、しっとりとした空間なのだが、当時の私に予想できるはずもなく。カラオケみたいだなー、とテキトー想念していた。

私と先輩が小ホールに入るなり、セミフォーマル恰好の何人かが寄ってきて、隣にいる先輩に挨拶していた。私も混ぜてもらい、名刺を交換した。

雑談が終わって斜め後ろを振り向くと、女の子と淑女が1人ずつ、あとは男の子が1人、まごつくように並んで私を見ていた――人生で初めて見た声優だった。後で知ったが、攻めのある挨拶活動で知られる声優事務所だった。

ひとりずつ私達の前に出てきて、「~~と申します。(簡単自己紹介よろしくお願いいたします!」と、ハキハキした声でアピールをやってのけた。そのうちの淑女は、私の着ていた衣服お気に入りのやつ)と指輪を褒めるとともに、香水をつけていることを見抜いた(やるな……と感じた)。男の子は謎の一発ギャグを仕掛けてきたのを覚えている。

※かなり昔のことだが、内容は一応伏せる。当日記では、声優個人名前を出すことはない。

私も「よろしくお願いします」と返したものの、微妙な気分になった。たとえ私がどれだけ昇進しようと、彼女たちのキャスティングに関わる可能性は皆無だからだ。まったくゼロではないが……。

例えば、アナウンサーになりたい女子大生は、いろんなイベントコンパニオンとして参加することで武者修行をするわけだろう。それらのイベントでは、今後関わり合いになる人だろうと、これっきりの人だろうと、あの子達は全力で挨拶活動をしていた。熱意は感じるのだが、やはり私には引っかかるものがある。

こんなことを思っている時点で、私はそういう職業には縁がないのかもしれない。今、私は『効率』という観点で物を考えた。あの声優の子が私に挨拶をしても報われる可能性はないのに、と考えた。夢中になっている人間効率のことは考えない。やれることをすべてやる。それだけだ。

かに心をとらえられ、たちまち熱中してしまうのは、謎にみちた不思議なことだが、それは子どももおとなと変わらない。そういう情熱のとりこになってしまった者にはどうしてなのか説明することができないし、そういう経験したことのない者には理解することができない。山の頂を征服することに命を賭ける者がいるが、なぜそんなことをするのか、だれ一人、その当人さえもほんとうに説明することはできないものだ。

はてしない物語(1982) 上田 真而子 (翻訳), 佐藤 真理子 (翻訳), Michael Ende (原著) P.17



の子達は本気だった。報われようが報われまいが、声優として活躍すると決めたからには、生き残るために何でもやる。上でURLを貼ったアマゾンのレビューにもあるが、声優は堅気の仕事ではない。勝った負けたで全部決まる。精一杯頑張っても生き残れる保証はない。選ばれた者だけが生き残る――余談だが、あの時の淑女と男の子は今でも活躍している。女の子はだめだった。

さて。淑女と男の子は、実力があるうえに、礼儀正しく、サービス精神豊富だった。それが生き残った理由だ。しかし、声優全般が行う営業活動には後ろ暗いものも当然ある。5ちゃんねるとかで、たまにアニメ業界出身者がスレッドを立てて降臨することがあるだろう。

それで、やり取りの中で、誰かが「枕営業ってあるの?」と質問をする。スレ主は「そんなのないよ」「聞いたことない」と応えるのが定番だ。

これは、私個人日記だ。この際だからはっきり言う。枕営業をしている声優はいるし、やらさせている声優もいる。重要フォローをさせてもらうが、芸能界の表舞台――ひとつ契約で何百万もの金が動く――に比べれば圧倒的に数は少ない。声優関係のギャラというのは、例えば女性タレントが出るCM撮影や、青年誌グラビアや、全国各所での公演活動と比べても相当に廉価だ。1回の収録につき数万円以内で呼べてしまう。表舞台に比べると利権は少ない。

それでも、そういうことはある。パターン簡単に分けて2つ。いっぱしの声優になりたい、もしくは声優であり続けたい者が、キャスティング権がありそうな人に近づいて配役を得ようとする。

スタジオでの雑談や、小さい贈り物や、二人きりでの食事くらいで留めておけばいいものを、一線を超えてしま場合もある。私が30才を過ぎた頃、例の収録現場で、声優に「よかったらご飯行きましょう」などと声をかけられたことがある(最終的な内訳:男性が2人、女性が5人)。

その際、はっきりと「ごめんね。私にキャスティング権はないんだ」と答えた場合、彼ら彼女らを傷つけてしま可能性が高い。いや、はっきりいって『侮辱である。なので断り方が難しかった。「帰って社内会議があるので」みたいな返答をしていた。

これはまだいい。声優個人or事務所の意思問題だ。「あの役がほしい」とどうしても思っていて、そのためなら何でもやるという覚悟責任さえあれば、枕営業は罪ではないと私個人は感じる。「この業界は堅気じゃない」とはそういうことだ。

追記)正直に言うと、私の妻が声優だった頃に食事に行ったことがある。私から誘ったので上の内訳には入れていない。



以上、「この感じ、苦手だな」と思ったことを述べた。以下に語るのは「マジでクソだな」と思ったことになる。すなわち、個人が望んでいる保証のない枕営業のことだ。アニメ業界に限ったことではなく、エンタメ業界には先日話題になった映画監督のような『畜生』が何人もいる。結果を出している人間の一部がやりたい放題やっているのだ。

まだエンタメ業界にいた頃、そんな人間に捕まったと思われる(主に女性声優の話を聞くたびに胸が痛くなった。このような話題が、どうして私などの塵芥の耳に届いているのか……? そう考えると、さらに心が抉られる思いがした。

おそらくは、やった本人または関係者面白がって吹聴している。私のところまで噂が届くということは、そういうことだ。いろんな声優の姿が脳裏をよぎった。「あの子大丈夫だろうか」といらぬ心配をしてしまうほど、当時の私には『噂』がグッサリと刺さった。

さて。エンタメ業界に恩があるのも事実だ。下種な話題はこれくらいに留めておこう。気が付けば字数がない。前後に分けることにする。

【後編】

https://anond.hatelabo.jp/20220502223252

2021-08-03

YouTubeデジモンまとめ系動画がウザすぎる

東映アニメーション公式チャンネル見てからやたらとオススメに出てくるんだがウザすぎる

なんでこいつらみんなサムネ同じような構図なの?何の個性も無い。馬鹿丸出し

2021-04-26

東映アニメーションの歴史を知っていたらあの朝枠はチェックしなければいけない

歴史的に見て東映アニメーションがどういうものなのか。

分かっていれば内容はどうであれ日曜の8:30はチェックせざるを得ない。

日本アニメーションの現状を知る上で把握はしておかなければならない。

今まで日曜は仕事だったが、番組更新されるたびに録画して確認はしていたが決して直には見れなかった。

しか最近土日が基本休みになって普通に観れることに感慨深いものを感じる。

2021-03-14

[]どれみ# 第21話 人間ぎらいのマジョドン約束ハーブ

まとめ:[どれみ感想]おジャ魔女どれみの感想を書く まとめ

第 21 話 人間嫌いのマジョドンとやくそくのハーブ - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

すごい好きだ!

人間サルトーからプロポーズ考えさせてくれ、と答えたマジョドン

・マジョドン10年後にプロポーズの応えることを決めたが、サルトーレにはすでにパートナーがいた。

長寿魔女からすれば、ほんの一瞬の10年が、人間にとっては長すぎた。

・そんな人間魔女間の価値観の違いによって約束を破られたことがきっかけで人間嫌いになったマジョドン

・それに対し、掃除嫌いのマジョドンとは違い、掃除はなんてことないどれみたちが約束を守っている姿を見ることで救われるマジョドン

なんか、こういうの好きだ!好きだわ!納得できる!こうであってほしい。こうでありたい!

しかも、次回から面白くなりそう!

[]どれみ#第20話 お母ちゃんに会える! あいこ涙の再会

まとめ:[どれみ感想]おジャ魔女どれみの感想を書く まとめ

第 20 話 お母ちゃんに会える!あいこ涙の再会 - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

重い話が続くと思ったら、意味が分からないアバンタイトル。。最初は話数を間違えたのかと思ったが、お話を見てやっと理解できた。

あいこのお父さんはい父親だと思っていたけど、過去パートナーにとんでもないことを言ったんだね。。それを反省しているからまだいいけど。。

思春期かに見ていたら勝手な両親だ、とか思っていたかもしれない。だけど大人になってお父さんお母さんも人間なんだってまざまざと実感してから見ると、二人とも生きたいように生きていていいのかもって思う。

逆におれは「自分のせいで親が自由に生きれてないんだ」って子供の時思っていたから。それも間違っていたんだけどね。

おもろいわ。どれみ。

[]どれみ#第19話 どれみとはづきの大げんか

まとめ:[どれみ感想]おジャ魔女どれみの感想を書く まとめ

第 19 話 どれみとはづきの大げんか - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

魔女見習いをさがして」でも引用されていたエピソード

喧嘩をする話を何で続けるんだろう、って思ったけど、前回のドドの話とはちょっと違って、昔から親友の話なのね。

アバンタイトルが最高だった。

ハナちゃんの育て方がきっかけで喧嘩になるものの、お互いのことは尊重している

喧嘩がこじれるきっかけが魔法を使えることが理由で怒っているのも皮肉だ(プライバシーがないっていう意味では、SNSがある現代にも割と通じるかも。全く狙ってないだろうけど。)

二人の仲を知る友達とか、過去の二人での思い出を振り返って仲直りをしているふたりは、いいね。。

ふと、「俺ってもう絶対に”古くから友達"ってできないんだよな。。」って思ってゾッとしたりもしたけど、それ込みでここから幸せになってやりますよ。

2021-02-28

(2/24~28)ご飯の記録をすることにする 感想どれみ#16話~18話

ご飯の記録をすることにする まとめ

2/24:2983キロカロリー

 13分1.1キロウォーキング

 朝:ごはん納豆キムチキャベツ千切り 

 昼:野菜サラダカレーライスフライドチキンキムチ

 ミルクチョコヨーグルト

 夜:ごはん、マーボー豆腐

2/25(木):2173キロカロリー

 朝:キャベツ千切り、納豆ご飯

 昼:ごはん、マーボー豆腐キャベツ千切り、

 ヨーグルトバナナ

 リングフィットアドベンチャー:下のプログラム2のBトレーニング

ホームトレーニーのリングフィットアドベンチャーレビュー #7 頻度とプログラム|すいーと|note

 プロテイン

 夜:ごはん野菜サラダアボカドキムチもずくメンチカツ

 21分2.2キロウォーキング

2/26(金):2951キロカロリー

 朝:ごはん納豆キャベツ千切り、

 昼:マーボー豆腐ご飯キャベツ千切り、キムチ

 ヨーグルトリンゴ

 夜:おジャ魔女どれみを見ながら作った※1鶏肉トマト煮、ドリトスフライドチキンキムチ、酒(ハイボールワイン2缶)アボカド野菜サラダメンチカツ

 11分1.1キロウォーキング

2/27(土):3347キロカロリー

 朝:カレー

 昼:カツカレー

 夜:酒(ハイボール2缶、焼酎おちゃわり)、マーボー豆腐チーズキャベツ鶏肉トマト煮、フライドチキン

2/28(日):2450キロカロリー

 朝:ごはんキャベツ納豆

 リングフィットアドベンチャー:下のプログラム2のCトレーニング

ホームトレーニーのリングフィットアドベンチャーレビュー #7 頻度とプログラム|すいーと|note

ホエイプロテイン

 60分4.2キロウォーキング

 昼:キムチご飯おジャ魔女どれみを見ながら作った※1鶏肉照り焼き豆腐ステーキミネストローネ

 イチゴリンゴ

 夜:ごはん豆腐ステーキ鶏肉トマト煮、アボカドキャベツ千切り、もずく酢、ささみ

土曜日体重は85.2kgちょっとこっから本気出す

※1おジャ魔女どれみ#の感想

第 16 話 はじめてのハイハイ!?春風家、大パニック! - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

春風家でハナちゃんの子守をする話。この回はどれみが可哀想だったなー。。

つーか、ふつうの子育てがワンオペってめちゃくちゃたいへんだろ。マジョリカみたいにお母さんが枯れ果てちゃうわ。地域コミュニティの中で共同で育てるみたいなのが理想だっておもう。親マジですげーわ。

 

第 17 話 ハナちゃんのハイハイ健診 - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

ハナちゃんの健診シリーズ。我が子を周りと比べることは絶対ダメだけど、ついついやっちゃうよねって話。この回のどれみは結構ダメだけど、ものすごい気持ち分かるわ。ドジっ娘っぽいけど全然ふつうだよな。。

 

第 18 話 ドドが家出しちゃった! - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

どれみの妖精ドドとどれみが喧嘩する話。今まで見たおジャ魔女どれみの中で一番共感した。自分がつらいと相手への感謝も忘れちゃうし、人をモノのように扱ってしまう。わかるわー。。分かりすぎる。キャパ越えが多い大人になってからこういうのよくやっちゃうわ。最終的には相手を思いやる事が重要なんだよな。。泣きそうです。

2021-02-23

(2/21,22,23)ご飯の記録をすることにする 感想どれみ#13話~15話

ご飯の記録をすることにする まとめ

2/21(日):2542キロカロリー

 14分1キロウォーキング

 朝:バナナ

 昼:ごはん目玉焼き納豆もずく酢、ヨーグルト

 89分7.6キロウォーキング

 クリームソーダ

 夜:天ぷら豚汁野菜ご飯餃子

2/22:3279キロカロリー

 朝:ごはん納豆豚汁 

 昼:チーズトースト豚汁サラダ

 60分4.5キロウォーキング

 みかんモンブラン

 夜:ごはん豚汁サラダメンチカツ

2/23(火):2789キロカロリー

 28分2キロウォーキング

 朝:豚汁ご飯メンチカツ

 昼:ニラレバ定食

 13分1キロウォーキング

 リングフィットアドベンチャー:下のプログラム2のAトレーニング

 ホームトレーニーのリングフィットアドベンチャーレビュー #7 頻度とプログラム|すいーと|note

 ヨーグルトプロテイン

 夜:ごはんメンチカツもずく酢、キムチアボカドおジャ魔女どれみを見ながら切った※1キャベツ

実家に帰り、プライベートパソコンをいじれなかったので、三日分記載。親に何食べたいか聞かれて、豚汁メンチカツと答えた。メンチカツを作りは手伝った。久しぶりにひき肉を捏ねたわ。やっぱりメンチカツはうっまい!だけど食べすぎちゃう。5個くらい食べたわ。しかカロリー高いし。まぁ、今までの暴飲暴食を考えたら、誤差だ。つーか、あすけんをやっていたからこんなにカロリーについて考えることが出来たんだと思う。

やっとおジャ魔女どれみを見れた!

※1おジャ魔女どれみ#の感想

第 13 話 どれみ、お嫁さんになる? - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

ギャグ回として最高に好きな回。牧場の男に一目ぼれをするどれみ。 プロポーズをする男。 結婚を誓うどれみ。 牧場を継ぐ嫁探しのためところかまわずプロポーズをしていた男。 それでも愛を信じ、ステーキを食べられる将来を信じて結婚すると誓うどれみ。 牧場で飼っている牛が乳牛であり食べられないことを知るどれみ。 男を振るどれみ。  どっちもどっちだ。めちゃくちゃ面白かった!

第 14 話 ぽっぷの初恋?あこがれの順一先生! - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

これまたギャグ回。楽しかったー! キミタカくん可愛いわ!

第 15 話 母の日とお母さんのにがお絵 - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

これは本当にいろいろ考えた。今のところ#の中で5本指に入るくらい好き。矢田くん格好良い!

俺は両親のいる環境で育ったから本当に感動した。関先生メッセージは本当に強い。このお話が響いた子供結構いたんじゃないかな。

最後魔法は「それをしていいのか??」とも思ったけど、幸せならいいよ。

「ドド・レレ・ミミ・ロロが化けてるの、ヤバくない?」とか思っちゃう俺を叱りつけるわ。

2021-02-16

(2/15,16)ご飯の記録をすることにする 感想 どれみ#9~12

ご飯の記録をすることにする まとめ

2/15(月):2660キロカロリー

 朝:納豆ご飯、千切りキャベツおジャ魔女どれみを見ながら作った※1冷しゃぶ 

 昼:よだれどり、担々麺

 リングフィットアドベンチャー:下のプログラム2のBトレーニング

ホームトレーニーのリングフィットアドベンチャーレビュー #7 頻度とプログラム|すいーと|note

バナナヨーグルトホエイプロテイン

 夜:ごはんもずく酢、冷しゃぶサラダアボカド味噌汁

2/16(火):3081キロカロリー

 朝:冷しゃぶサラダご飯味噌汁

 バナナヨーグルト

 昼青椒肉絲定食 

 夜:カップ焼きそば、マーボーナスわさビーフ野菜サラダ焼酎

なんか、最近ダメだ。。 仕事もできない、楽しくない

※1おジャ魔女どれみ#の感想

第9話 ハーブを探せ! MAHO堂バスの旅

第 9 話 ハーブを探せ!MAHO堂バスの旅 - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

マジョリカが主役の回。良かった。

誰もが誰かの子供で、つらい時は甘えたいよね。。

マジョリカが「魔女ガエルになった姿をママに見せるのが恥ずかしいんじゃ」という言葉に、泣いてしまった。わかるわーーーーー!そういいたくなる気持ちすげーわかるよ。

吉田玲子脚本回さすがですわ。

10高校生あいこは『走る少女』!?

第 10 話 高校生あいこは「走る少女」!? - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

バカバカしさ含めてめちゃくちゃ好きな回。信子があいこに持つ憧れを物語にしている感じとか、いじらしい。

小学四年生になり、超漠然と将来に対して考えている感じとか、30になった今見ると、グッとくるわ。。表現できない感情がこみあげてくる。

作り話をするキャラクターって、とても魅力的だ。

11はづきちゃん踊りを習う!?

第 11 話 はづきちゃん踊りを習う!? - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

この話は本当に難しい。はづき大人になったらはづきママのことを恨むんじゃないかとも思うけど、折り合いのつけ方は家族によって異なるからなぁ。。

親を反面教師にして子育てをするとよくないことが起こるのかもな、って思った回。

12健康診断イエローカード

第 12 話 健康診断でイエローカード! - おジャ魔女どれみ# - 作品ラインナップ - 東映アニメーション

ウーム。。救急車を呼んだせいで受験が出来ませんでした的なエピソード

子供向けのお話だとこれが正しいけど、実際は折り合いをつけていかなきゃいけないよね。。なんか、いい世界ですねぇ、という印象。マジョハート描写は好き.

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