流行り物が嫌いで、マイナーなジャンルに目を向ける癖がある。みんなが蝶だ花だと言ってる間、片っ端から石を引っ剥がして何かを探してる。あいつは何してんだと言われるが気にしない。
その何かを見つけ、俺は絶頂するまで没頭する。毎日が快楽のジェットコースター。生きるのが楽しくて堪らない。
だが、そのうち、本当に面白いものはパンピーにバレる。別にパンピーは悪いやつじゃない。これ面白いね。もっと教えてほしい、と。仲良くしようとする意思がよく伝わってくる。
でも、俺はその手を払う。俺は仲良くしたくない。1人でこの世界に浸るのが好きだから。それに、俺が先に見つけたんだこれは!俺のもんだと言うわけじゃないが、対等に語り合える立場にないんだよお前は!
地獄の日々が始まる。みんながそれを面白いという。どんどんみんなのものになっていく。どんどん醜くなっていく。違う!俺が好きになったものはこんなんじゃない!
穢れていく好きだったものを見て、毎日毎日死にたくなる。いつしか、それは全く別の汚いものに見えるようになる。気付けばまた、石に手をかけていた。
流行り物は嫌いだ。
汝生粋のインフルエンサーやんけ
いいねみたいなワンクリック評価と、ありがちな感想送ってモチベ上げるくらいの仕事はしてるが、わざわざ広めようとはしてない。そうこうしてたら、パンピーの方から勝手にやって...
「ドヤァ」が透けて見えますな
ちなみに、パンピーはやってこない場合の方が多いよ。先に作者が消えるからさ。でも、パンピーに見つかるくらいなら、未完で消える方がまし。