はてなキーワード: クルーザーとは
若者の〇〇離れとかって色々な業界が苦しんでいるけれど、二輪業界は本当にもう消滅寸前だと思う。
趣味の選択肢に入れてもらえない。検討項目に全く入らない。ぼんやりとした興味ぐらいはあるかもしれないが、何重ものハードルが邪魔をする。
自分で調べろと言わんばかりの入り口の狭さ。情報誌とか、完全に大型免許持ち熟練者向けのカスタムだのサーキット走行だの、後は新車種の話とか、キャンプとか旅行とか言い始めるし。
漫画もだいたい爆走レースしてて、楽しいバイクライフの話が少なすぎる。タン〇ムスタイルとば〇おんぐらいでしょ。
値段が高い。学生には苦し過ぎる程に金がかかる。学生じゃなくても割と高級な趣味。
何もカスタムだ何だって言ってるわけじゃない。わざわざ免許を取って、車体を買って、最低限の装備を整えて、定期的に整備に出して、ガス代も出してってそりゃ大変だもの。
メーカーも中型免許で乗れる車種はラインナップを絞っているから、選ぶ楽しさからして厳しい。国も過剰に規制かけまくるからどうしようもない。
バイク屋もアレな店が多すぎる。
接客のせの字も無いような態度上等だったり、適当な整備で不良中古車押し付けたり、個人店は仕方ないにしても最大規模の店が最大の癌の疑いがあるとかいう笑えない業界。
整備代もチェーン用品店以外はメニューになってなかったりするし。
労働環境なんか全く蚊帳の外なのでバイク屋自体、もう誰も継がない継げない開けない。物件もどんどん貸してもらえなくなってるし。就職したと思ったら今どきタコ部屋生活とかそりゃ逃げるよ。
良い店に辿り着くまでのハードル、険し過ぎる。
買うにしても停める場所が無さすぎる。
出かけた先じゃないよ、停められる家に住んでないんだよ。
バイク=不良・悪・暴走族のイメージを植え付けられ過ぎたし、そうでなくても悪目立ちする人々。
金持ち老人の道楽ハーレー爺さん、見た目が全く以て若者受けしないパニアケース盛り盛りおじさん、暴走族の慣れの果て旧車会、公道でヒザ擦り危険運転する連中・・・その他挙げたらキリがない、めんどくさいオッサン達。
偶に若いのがいると思ったら半ヘル首掛け馬鹿野郎とネオンキラキラ爆音バカスクで大迷惑。
関わりたくないでしょ、そりゃ。
あと、究極的にモテない。女性からの印象が最悪。アニメオタクとか鉄オタと同列。
バイクの魅力は色々あるよ。車とはまた違った乗り物としての運転する喜び、都会を離れてあちこち出掛けるツーリングの楽しさ。何かあと色々。乗ったら楽しい。
でも、新しく人を呼び込むという点で詰んでない?無理じゃない?
女性ライダーアイドル云々かんぬんとか一生懸命やってるけど、それ喜んでるのオッサン達じゃね?何かズレてね?
もう無理だと思うんよ。釣りとかゴルフ業界より更に追い詰められてると思う。各地のマリーナのクルーザーのように極一部の金持ちの趣味として生き残るんだろうか。
ほりいゆうじはすごいよな、やっぱ!
それがシナリオ的、物語的なものでなく、ゲーム的な意味なら、プログラマの中村光一を褒めるべきでは? とほんの少しだけ思ったが、まあ中村光一の功績は全てクルーザーで帳消しになってるからどうでもいいか。
あーあ、こうしんまるみたいに中村光一のクルーザーも炎上するぐらいの「もってる」感がないのが、今のチュンソフトのありようの象徴だよなあ。
そりゃ炎上したら悲しいし悲劇なのは間違いないから、揶揄うもんじゃないんだけど、芸能人として「もってる」感がすごいもん。
もうありありと、炎上するこうしんまるの上でバイオハザードを楽しんでる絵が浮かぶもん。
以下、こうしんまる炎上並みにスパイクチュンソフトが「もってる」感を出せる架空のニュースの例。
ジニアス・ソノリティがドラクエGOを作り大ヒットする。
パワポケゴルフが再評価され、続編が発表される。(タイトルが明らかに間違えているが、もう思い出せないしググる気力もわかない)
トリックロジックシーズン3が発表されるも、こるもの、円居辺りが暴走してFGOアンソロジーみたいになる。
■下にある「クルーザー」という物語を読んでください。この話には、5人の登場人物が出てきます。
読んだ後に、この5人の登場人物について、共感できる順に順位をつけてください。
突然の嵐に見舞われたクルーザー(大型ヨット)が2艇、無人島の流れ着きました。 1艇には若くてきれいな女性とフィアンセの男性、もう1艇にはヨットマンと老人が乗っていました。 日が暮れて嵐は少しおさまってきましたが、フィアンセの男性が高熱にうなされ、意識不明になってしまいました。
若い女性は、一生懸命看病しましたが、容態は一向によくなりません。 夜はどんどん深まっていきます。彼を助けるためには、医者のいる島まで連れて行くしかありません。 しかし女性はクルーザーの操縦ができませんでした。そこで彼女はヨットマンに助けを求めにいきました。するとヨットマンは「この島から医者のいる島までは2時間はかかる。それに夜の航海はとても危険で、命がけだ」としばらく考えていましたが、「そうですねえ。あなたを今、抱かせてくれたらクルーザーを出しましょう」と言ってきました。
思いもよらない言葉に困った女性は、老人にどうしたらいいか相談しました。老人は「今のあなたにとって何が良いのか何が悪いのか、私には答えられません。自分の心に聞いて自分で決めるのがいいでしょう」と返事をしました。 彼女は悩み苦しみましたが、彼を助けるためにヨットマンの言う通りにしました。 夜明けにヨットマンの操縦するクルーザーは無事医者のいる島に着きました。
3日3晩、男性は生死をさまよいましたが、医者の懸命な看護により、やっと目を覚ましました。若い女性はようやくほっとして彼を抱きしめました。彼女は真実を話すかどうかとても迷いましたが、悩んだ末に正直に全てを打ち明けました。しかしそれを聞いたフィアンセは怒り狂い、「何てことするんだ!お前の顔なんかもう見たくない。出て行け!」と彼女を部屋から追い出しました。
悲しみにくれた女性は、浜辺に座って波を見つめていました。そこに医者がやって来て彼女に声をかけました。 彼女が事情を話すと、「僕には君の気持ちがよくわかるよ。私が彼と話してみようじゃないか。 彼も病気が治ればきっと理解してくれるはずだよ。それまでしばらくの間、私があなたの世話をしてあげよう。」と言いながら、彼女の肩に手をかけました。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4760830251/torahouse-22/
学校いてもスクールカーストの底辺だし、友達も恋人もいないし、このまま普通のレールに乗っても恵まれた健常者には勝てないし、生まれてきた瞬間に健常者というレールから外れてし、ずっと負け続ける人生ゲームをやらされるだけだし、受験はアトピーゾンビウイルスでうまくいかないだろうし、サラリーマンにはなりたくないし、さっさと高校中退して人生一発逆転にかけてみたい。人生中退するまえに。
グレーなことを沢山して会社を成長させて、上場して適当にホラ吹いて株価を釣り上げて株価が暴落する前に売り逃げる。完璧だ。
金があれば女もついてくるだろう。いい女抱いて、うまい飯一杯食って、いい家住んで、いい車買って、いい服買って、いい腕時計つけて、貧乏人の健常者をあざ笑って馬鹿にして見下して優越感にひたりたって幸せを感じたい。
成功者として億万長者になれば、今までの嫌なことも這い上がりエピソードとして使える。
アトピーゾンビでずっと不幸だったことも成功のスパイスになる。
成功したら自伝を出そう。不幸エピソードを書きまくって、そこから這い上がりましたっていうストーリーにしよう。
そうすれば大衆から称賛を得ることができて承認欲求をみたせる。
いい女に囲まれてたり、クルーザーに乗ってたり、上流階級パーティを楽しんでいる写真をあげよう。
ここまで書いて、何にも起業のアイデアがないことに気付いた。そして、なんのスキルも持ってないことに気付いた。
コミュ障で容姿がきもいから営業の才能が皆無だということが想像でわかる。
アトピーゾンビが普通のレールに乗ってても健常者に負けるだけなのに他の人生のレールがない。
なにか特別で特殊な才能が有ればそっちのレールに行くんだけど。
アトピーゾンビウイルスの痒みや痛みや肌の汚さによる他人からの侮蔑的反応に耐える才能ならある。あと、精神崩壊せずに虐待や虐めに十数年耐える才能もある。
http://toyokeizai.net/articles/-/134801
件の貧困JKが年をとるとこうなるかもしれないという事例の一つのようにも思えますね。
さて、この37歳嘱託司書さんですが、年収204万円、月の手取り133,442円だそうです。
一見低収入にも見えますが、嘱託の司書は月14日勤務で実働6時間だそうです。
という事は休憩1時間として拘束時間は1ヶ月98時間です。ちなみに8時間勤務休憩1時間22日勤務で拘束時間は198時間。
すなわち、他人の半分しか働かずに貧困だと言ってる状態ですね。
1ヶ月は8時間睡眠としても480時間有るのですが、2割働いて8割サボリって、それ働いてるって言いますかね?
1ヶ月100時間の残業をしながら、手取りはたった25万円。これ、残業代を誤魔化されているか、自分の残業時間も数えられないかのどちらかじゃないですかね?
そして体を壊して実家に帰り、図書館の嘱託職員になったそうですね。
実家から図書館に勤めていた頃は、手取り12万円の貧乏だった。
貧乏ながら好きな本を買う、買い物する、友達と遊ぶ、休日に問題意識のある障害者分野のボランティアに行く、ということはできた。
ここでもアホである。問題意識のある障害者分野のボランティア(笑)
たかが自分の給料もまともに取れない人間がボランティア。それでも百歩譲ってずっと続けるなら良い。
しかし、余裕が無くなれば止める程度のお遊び気分でそんな所に踏み込んで、気がついたら自分の時間とお金は無くなっているではシャレにならない。
泳げもしない人間が、溺れている者を助けられる訳が無い。
学生運動で「今日戦わない者が明日戦うと言っても信じない」とか言ってたバカと同類である。弱者の間は運動に加わらず力を蓄えた者の方が圧倒的に正しい。
そして、手取り12万で遊び歩いてた間、実家に金入れたんですかね?実家暮らし中って普通10万ぐらい入れますよね?
そしてこんな事も言う
「結婚すれば、生活が変わるみたいなことはよく言われていますが、非正規で低収入な自分にまったく自信がないし、誰かが見初めてくれるとはとても思えない。
まず「見初めてくれる」という感覚がオカシイ。お前が行けよ。塔に閉じ込められてるお姫様じゃねーんだぞ、お前は37歳の世間的には「オバサン」だ。
この人、決定的に稼ぐ能力や時間軸を把握して積み上げていく能力が欠けている。
ならば、真面目だけが取り柄のブサメン、キモメン、グロメンでも我慢して、又は年上と結婚して、2人で年収200万×2をやれば良い。
30後半~40以上である程度金持ってて未婚の人間は、間違いなく人間的に問題が有るので、貧乏人狙い以外はダメだろうからね。
30後半で栄養状態も悪そうだから、もう出産は望み薄だろう。運良く?子宝に恵まれたとしても、世帯年収400万有れば1人なら育てられる。
結婚はある程度ギャンブルにはなるが、一人では詰んでいる状態なので贅沢は言えない。
ここまで詰まれた自分が悪いのだから、そのへんは何とかするしかない。
そしてこんな事も言ってる。
東京から札幌まで、エア・ドゥなら便を選べば往復2万もかからないが、それも出せないらしい。
が、忘れてはいけない。この人は1ヶ月98時間しか拘束されていないのだ。居酒屋バイト3時間×10日も入れれば毎月余裕で帰れます。
この人は月に98時間だけ真面目に働けば、すべて上手くいって楽に生活できるようになるべきとでも考えているのだろうか?
金が多少なりとも有る間はボランティアで浪費して、無くなればボランティアをやめてボーっとしてるだけ。
このオバサンがこの先生きていく為には、真面目で体が丈夫な男を捕まえて共働きするしか無い。
たかがこの程度の計算も出来ない馬鹿に、またもはてサの皆さんは金を入れろとおっしゃる。
その金、あなた方が出してくれるんですかね?
自分で稼ぐ余地アリアリな健常者、自覚が無いかもしれないが一般人から見ればサボリとしか言いようが無い人まで、税金入れて助けろと?
頭が悪いクセに、手も動かさず気も使わずただ嘆いている者に、我々の血税を使えと?
僕はお断りですね。司書切られたら居酒屋バイトして、それも務まらなくなったら皿洗いやトイレ掃除でもすれば良い。
または、実家帰ってどこかに勤めれば良い。今は人手不足だから、職業選ばなきゃ月手取り10数万くらいは取れるだろ。
アンタの居るそこ、そこがお前のデッドエンドだ。
文句言わずに余生を過ごせ。まぁ文句言う資格は元々無いけどな。
あ、タイトルでわかるかと思いますが、「貧乏人は金の使い方がおかしい」の増田です。
何かブコメで見当違いの事書いてる人が居たので一応ね。
http://anond.hatelabo.jp/20160820004448
嘱託は副業禁止ってドヤ顔で書いてる人、アホじゃないですかね。
市の嘱託なら、地域をまたげば良いだけだろ。公務員で金が欲しいからバイトしてる人間なんて腐るほど居るわ。
決まりです~~ってお前は中学生のクラス委員か。決まりで死ねって書いてたら死ぬのかよw
死ぬは言い過ぎにしても、じゃあ契約時に契約書に書いてある通りの仕事と報酬と期間で文句を言う筋合いは無いって話になるぞ。
そもそもが、嘱託図書館司書37歳のオバサンは1ヶ月98時間しか働いてないんだろ。
人の半分しか働かないクセに貧困ですと言うバカに「怠け者」以外のどんな呼び名が有るんですかね?
ちなみに100時間残業で心が病んだという指摘は的外れだ。実家に帰って仕事とは別にボランティアして遊ぶほど元気だったのだからな。
貧乏人から抜け出したいなら、せめて1ヶ月22日8時間労働はやれよ。一般的な収入取って生活している労働者は、ほぼ全員がそうしている。
はてサのバカは出来もしない事を簡単に書いたり口に出したりするから、いつまでも実現しないんだよ。
お前らみたいな金のブラックホールに、いくらつぎ込んでも無駄なの。予算確定させたければ、一生人間牧場にでも放り込むしか無い。
自助努力しないバカ全員に文化的な生活させるなんて、世界中の金集めたって無理だよ。
文化的生活の水準は常に上がり続ける。最終的には個人でクルーザーやジェット持てないのは差別だと言い出すのが人間だ。
まぁバカには「人に言う前に自分でやれ」と言っておく。ちなみに俺は増田に書いてる以上の事やってから言ってるからな。
図書館司書が専門的な大事な仕事だと言う人たちへ。図書館司書の仕事がそんなに大事なら、利用者が入場料金払えばすぐに貧困から脱出ですよ。
1年で20万人来たとして1回500円払えば1億、給料に上乗せする形で出してやれば、嘱託を年収500万にするのは容易い。
はてサの胡散臭い所は、とても重要な仕事だから守れと言うだけで、自分が金を払おうとは絶対にしない事ですね。
そして文化人(笑)や文化を大事にしろと言って受益する側の人間は、大して税金も払わねえんだよな。それなのに非正規から取り上げた税金で文化施設を維持しろと叫ぶ。
人の夢の話ほどつまんない話はないらしいからここで書かせて。
なんか戦争中?で終戦間際らしく。
各国の(何の各国なのかはわからない)要人達がクルーザーのような船に集まり、一室で集団自決をするという夢だった。
軍人っぽい男達が次々と頭を撃ち抜いて死んでいく中、一つのグループが何故か女だけの集団だった。
その集団のリーダーっぽい、年上のおばさん(ケネディ娘っぽい容姿だった)が部下っぽい若い女達(若い女がほとんどだった)に向かって「いい?ちゃんと見てなさい」と言いながら自分に向かって引き金を引く。
何故か正面から顔を撃ったおばさん。
さらに何故か、頭が撃ち抜かれずに弾が舌の上で杭になった状態で止まってしまった。
(実際にこんな状態になるのかはわからない)
死に切れずもがき苦しむおばさん。それを見て泣き叫ぶ部下の女達。
他の軍人の1人が「頭を撃ってやれ!」と言い誰かがおばさんの頭を撃ち抜いてようやく絶命する。
一部始終を見てた女達は「死にたくない!」と大騒ぎ。
すると一番偉そうなオッサンが女を一人一人撃ち抜いていった。
女の1人が部屋から逃げると、他の男達も脱走。
でも海の上なのでもちろん逃げられない。
船の中で追いかけっこが始まり、見つかったら射殺、という地獄絵図になっていた。
http://anond.hatelabo.jp/20080920063129
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以前、話題に取り上げて貰った海運系船乗り。
主に6種類の方法が想定できる。
漁師とならずとも遊覧船や釣り船などで必ず要る資格であり、趣味で取得する人も多い。
区分は「1級」「2級」「特殊」に現在は別れており、業界人は「新1級」などと頭に「新」を付けることがよくある。
これは法改正で区分が変わったからであり、旧区分と混同しないためだ。
新区分ではいわゆる「水上バイク」が独立区分の「特殊」となった。これは水上バイクに関する海難 (海で発生する事故のことを指す業界用語)が頻発したからだ。
区分は新2級よりも新1級の方が大きな船に乗れるという認識で間違いないが、詳しく知りたいのならググると良いだろう。
ちなみに「コレもはやクルーザーだろ」とツッコミたくなるような高級プレジャーボートで無い限りは、たいてい新2級で事足りる。
ただし、新1級と新2級では水上バイクを運転することができないので、水上バイクを運転したいのなら「特殊」を取得しよう。
社会人であっても1ヶ月あれば取得できる。
ちなみにだが船舶系の運転免許資格は有資格者が同伴しているのならば無資格者が船舶を運転しても良い事になっている。
つまりお父さんが有資格者で同伴しているのならば子供に船を運転させても良いということだ。
子供にカッコイイ姿を見せたいお父さんは取得を検討してみたらどうか。
高卒の資格も得ようとする場合は「水産高校」「海上技術学校」「商船高等専門学校」へ進学しなければならない。
ただし実は各校とも得られる船舶系資格に微妙な差異があるので注意が必要だ。
基本的に漁業系の技術を習得するための文部科学省管轄の高校だ。
海運系に特化しているわけではないが、大まかな知識技術は「船舶」という枠組みにあるため共通点もあり就職先には海運系企業もある。
その水産高校によって取得できる海技士免状の等級に差異があるんだ。
当然、等級が低ければ法に定められた権限も違い、4級海技士より5級海技士は権限が限定的である。
4級海技士を取得できる水産高校の方が良いのか?という疑問もあるだろうが、4級海技士を取得できる水産高校は航海もしくは機関のどちらかしか取得できない。
5級海技士を取得できる水産高校の場合は航海も機関も双方を取得できるんだ。
個人的には4級海技士を取得できる水産高校の方が良いと感じる。
理由はより高い授業レベルが期待できるし、そもそも就職したら甲板部もしくは機関部のどちらかへ配属されるからである。
そして社会人になると昇級試験のために真面目に勉強する奴は少ないので早めに高い等級を取得しておくべきだ。
2年生になると遠洋へ出てマグロ漁を実際に行うことでも知られている。
マグロと共に小型のサメもかかるらしく、そのサメの頭を大ハンマーで殴って気絶させるそうだ。
筆者の友人にも水産高校の出の者が居り、彼の話では「女子が返り血を浴びながらサメの頭をハンマーで殴ってる光景は壮絶だ」とのこと。
詳しくは多分、水産高校を卒業した増田かTwitter民が語ってくれることだろう。
小型船舶操縦士と海技士の最も大きな違いは、小型船舶操縦士は航海も機関もカバーするが、海技士免状は航海士用の「海技士(航海)」と機関士用の「海技士(機関)」で別区分となっている。
これは海技士免状が必要なほど大規模化した大型船に対応するための区分だ。
危険物取扱者にも様々な種類があるが、それと同様に航海資格では機関士となれないし逆もまた然りだ。
海技士免状を取得するには「乗船履歴」「筆記試験合格」「口述試験合格」の3要素が必要だ。
先程から俺は「水産高校で海技士免状を取得できる」と言っているが、正確に言うと水産高校で取得できるのは「乗船履歴の特別短縮」「筆記試験の免除」のみである。
これは後述する海上技術学校や商船高等専門学校、海上技術短期大学校、海洋大学校を卒業しても同じである。
国も馬鹿ではないので、たかだか学校を出たくらいではポンッと海技士免状をくれたりはしないのだ。
学校を出ただけのそんなヒヨッコを広大な海原へ放ったりはしない。危険すぎるから。
海技士免状を取得しようとする者は、総じて口述試験の際に物凄く緊張する。
口述試験とはつまり面接による試験であり、学習した内容を試験官の出題に合わせソラで回答をしたり、時としてホワイトボードなどへ図解する試験だ。
それはおそらくこの日本で取得できる資格の中で唯一、試験官が受験生に対して、ブチ切れ、怒鳴り、叱る試験だからである。
受験生があまりにも回答へ窮したり、回答すら出来なかったりすると試験官はキレる。
それもそのはず、試験官の多くは引退した船乗りで構成されており、ヒヨッコの出来があまりにも悪いと現役の頃の感情が蘇って鬼と化すのだ。
試験時間丸々説教に当てられた事例も多数あり、受験生はそうはなるまいと必死になって受けるのだ。
当然、そうなると落とされるのは言うまでもないw
水産高校とは違い、国土交通省管轄の海運系へ特化した高校である。筆者の母校。
水産高校と比べて取得できる資格の差異は4級海技士(航海)と4級海技士(機関)の双方とも取得できる点。
海運系へ特化しているだけあり当然ながら漁法とかそういうのは一切学ばず、全て航海術や機関知識へ当てられる。
俺の経験では校舎の外壁を消防用ホースで洗ったり、屋上から「ジャコブスラダー」という空中ブランコで降りて校舎のペンキ塗りをしたり、やんちゃで破壊した校舎の板壁を修繕したり、グラウンドのフェンスを補修したり、ドアノブ直したり、電灯直したり、学園祭の野外ステージを作ったり、その他色々やらされた。
地域貢献ボランティアにも積極的であり、ごみ拾いに月一で参加させたり、近隣のジジババの家の植木の枝刈り草むしりさせたり、保育園児の相手をさせられたり、老人ホームの模様替えに派遣したりしている。
これらは「協調性」を育み、故郷を大切にする心を育むための教育らしい。
声を大にしては言えないが、海上技術学校の最初期である海員養成所は戦中からある組織なので、旧日本海軍の思想を今でも色濃く受け継いでおり「お国のため精神」が根強い。
何故、そんな旧体制的な思想が現代にも受け継がれるかと言えば、そもそも保護者が海上自衛官だったり海上保安官だったりするためだ。
教官((海上技術学校では先生ではなく教官と呼ぶ))から生徒、保護者に至るまで完全なる右巻きであり、そこへ通う非海洋系家庭の生徒も右巻きになる。
歴史の授業では勝海舟や日露戦争、大東亜・太平洋戦争の部分となると異様な盛り上がりを見せる。
件の中国監視船衝突問題では問答無用で一色氏を支持するといった雰囲気である。
卒業者に海上自衛隊士官候補生を多数輩出している(現在、尉官以上の卒業者がかなり多い)。
純粋培養でネトウヨが育つ環境なのでハテサの皆さんは気に食わない学校かも知れない。
文部科学省管轄の高校では無いためPTAとの関わりが非常に薄く、保護者も船乗りが多いため教官は普通に生徒へ体罰を下す。
俺自身、高校3年間で何度教官から殴られ、グラウンドを走らされ、罰作業を受けたかわからない。
「ウチのボウズがバカやったらブン殴って曲がった根性直してやってくれ」と親が言うので全く問題にならない。
むしろ体罰が「問題があるもの」という評価を学校に関わる者全てがしていない感じだ。体罰は必須であると。
生徒自身も「殴られて当たり前の行為をした」という認識があるため不満を持たない(殴られてマジムカつくという感情はもちろんあるが)。
一面から見ると厳しい校風であるため脱落者、つまり自主退学する者も少なくはなく入学者の1割程度は1年生の内に辞める。
これは海上技術学校自体が奨めていることで「合わないと思ったら早めに辞めて1年遅れで普通校に行った方が将来にも良い」という意見だ(俺の世代にも普通校へ1年遅れで行った者が居る)。
先輩は後輩の精神的フォローをしているが辞めてしまう者は結局辞めてしまう。
中学時代に軟弱な者が続けられないか?と言えばそうでもなく、3年勤め上げることで肉体的にも精神的にも成長していることが結構ある。
逆に番格をはっていた様な剛の者が直ぐに辞めてしまうこともあり、本当に適正はフィーリングでしかない。
水産高校のマグロ漁にあたる航海実習は日本全国を帆船などで周回する。
海があれば増田の地方にも帆船の日本丸や海王丸が入港してきたことがあると思うが、帆船に乗ってる一部の人間は海上技術学校の生徒だ。
そのためまともな修学旅行というものが存在せず、修学旅行先の定番である京都や奈良、北海道に学生時代に行ったという思い出の無い者が結構居る(どうせ就職したら行くけれども)。
こちらも海上技術学校と同様に海運系特化であるが、やはり微妙な差異がある。
管轄は文部科学省、5年制のいわゆる高専であり学歴としては海上技術学校より1段上である。
海上技術学校との違いは、海上技術学校が満遍なく海運のことを学べるのに対し、商船高等専門学校は「航海」もしくは「機関」のどちらかをより専門的に学べるようになっている。
取得できる資格も3級海技士(航海)、もしくは3級海技士(機関)のどちらかであり、資格としても海上技術学校より1段上だ。
入学するにも海上技術学校は良い言葉を使えば「来るもの拒まず」であるが、商船高等専門学校は一定以上の偏差値が必要である(進学校並ではない)。
海上技術学校は実践主義的なので「進学するまで何をしてきたか?」よりも「進学してから何をしたか?」が重視される。
文部科学省管轄である商船高等専門学校は前提としての偏差値があり、それ故に安心して一定以上のレベルの学習は保障されているという利点がある。
比較的新しい海洋系の学校なので海上技術学校のような右巻き偏重ということもなく結構自由な校風のようだ。
海上技術学校もそうではあるが、入寮している生徒が多く、その寮生活に不満を持つ生徒が少なくないらしい。
近年、海洋系以外の学部を創設し、より広い入学者を募集しているようだ。
当然ながら高校を卒業してからだって船乗りになるための道は用意されている。
高校の要素を持つ海上技術学校とは違い、基本5教科などは学ばず海運のことを集中して学ぶ2年制短大。
一般高校卒業から最短で船乗りになろうと思うのならこの選択となる。
海上技術学校では3年かけて取得する4級海技士を海上技術短期大学校では2年で取得できる。
ただやはり海上技術学校卒業と比べると1年間の周回遅れが発生するので、そのまま就職すると1つ年下の1年先輩が居る可能性があるので、そこを割り切る必要がある。
校風としては海上技術学校の生徒よりも意識が高いと言わざるを得ない。
普通高校から普通は選択しないだろう海運という道を選び、明確な目標を抱いて海上技術短期大学校へ来ているので資格の取得率が異様に高い。
海上技術学校や海上技術短期大学校ではボイラー技士資格や危険物取扱者資格なども取得できるのだが、海上技術学校と海上技術短期大学校を比べると海上技術短期大学校の方が取得しようとする者が多いのだ。
就職に対しての熱意もスゴイので、本気で学ぼうとしない人間が就職率だけ見て来ると単位が取れなくなり自主退学するそうだ。
しかも周囲は本気で学ぼうとしているので本気じゃない人間は邪魔者扱いされるらしい。
海洋系大学が統廃合された結果生まれたのが海洋大学である。筆者の母校。
海上技術学校や商船高等専門学校からの進学者も多く、入学時は一般高校出身者と海洋系学校出身者の知識量の差や海への適応力の差が激しい。
具体的にはロープやワイヤーを結んだりする実技(ロープワークという)の際に海洋系学校出身者は一瞬で終えるが、一般高校出身者はモタモタとしてしまい数十分かかってしまったりする。
更には実習船での海へ出ると海洋系学校出身者は活き活きとするのに対し、一般高校出身者は船酔いで実習どころじゃなくなるなどである。
半年間我慢して一般高校出身者でも真面目に学んでいれば海洋系学校出身者とのスキル差はそんなに開かなくなるのだが、それでもやはり実技で職人芸とも言える精度で物を完成させるのは海洋系学校出身者が一日の長もあり多い。
ただ必ずしも海洋系学校出身者が全てにおいて優っているかと言えばそうではなく、筆者の同期には金属加工で才能を開花させた一般高校出身者が居たりするので真面目にやってさえいれば問題はない。
資格は3級海技士(航海)または3級海技士(機関)のどちらかが取得可能。
商船高等専門学校と何が違うかといえば、そもそも大学なので例えば「高等学校教諭1種免許状(商船)」なども取得できる。商船の教諭免許なんてレアなのでたまたま何かのきっかけで現役教師と会話することがあると非常に盛り上がるw
学科や専攻の選択肢が幅広いので個人的には海上技術学校時代よりも楽しめたような気がする。大学時代が人生の春とはよく言ったものである。
ちなみにだが海洋大学は偏差値そこまで高くないくせに大学別平均年収ランキングでいつも上位にいる大学である(平均800万くらい)。
理由は簡単だ。船乗りは続けてると年収1,000万を余裕で超えるからだ。
就活は多くの学生に現実を見せてくれる悪夢だが、海洋系学生にとっては実はそこまで大きな問題ではない。
何故かといえば海洋系学生の就職先の8割は教官や教授、現役船乗りである親のコネだからだw
少しだけ経済の話をするのならば日本の経済は海運に依存しており、最も速く経済の動向の煽りを良い意味でも悪い意味でも受けるのが海運業界だ。
ただ好景気だから採用枠が増えるかと言ったらそうでもなく、どちらかと言えば人材の過不足によって増減すると言って良い。
現在はベビーブーム世代引退の最中にあるため人材不足を起こしており採用枠は多めだと言って良い。
その2へ続く
http://anond.hatelabo.jp/20130809230230
すげーとはまあ認めるんだけど、信者の
「起業家としても経営者としてもクリエイターとしても至高!未来が見えていた預言者!」
みたいなほめ方はどうかと思うんだよね。
時代に助けられたこともあれば、時代の流れに逆行して痛い目を見てる。
将来が見えていたからこそ、ポリシーを突き通したのかと言えば、そうでもない。
だって、将来がみえていて、いずれ上手くいくことがわかっていれば、復帰後にアップル株を売却したりはしない。
クリエイターとしては、そもそも本人が作ってるわけじゃないし、プロデューサーだとしたって、何一つ世界初の新しいモノを作ったわけではないし。
MP3プレーヤーだって、スマートフォンだって、タブレットだって。
それまでの製品と違って、完成度の高いものを提供したと言えばその通りなんだけど、結局はどれも後発に負けていったわけだし。
やはり、非の打ちどころのない評価というと、最終的にはiPhoneを世に出したことだと思う。
間違いなく、MacはiPodにつながって、iPodはiTunesにつながった。
NeXTもピクサーも、iTunesもiPodも、最後は、iPhoneにつながった。
いままでの彼の仕事が、点が線になり、iPhoneという製品につながった。
時代が、世界中で起きた出来事が、うねりが、思想が、線になり、iPhoneにつながった。
「未来に先回りして点と点をつなげて見ることはできない、
君たちにできるのは過去を振り返ってつなげることだけなんだ。
必ずつながっていくと信じなくてはならない。」
と言っている通り、本人は「何らかのかたちで必ずつながっていくと信じ」、無根拠に回りの人間をつき合わせた。
言い換えれば、結果オーライ。
ドラマチックだったのは間違いない。
俺としては、村西とおるのような評価だろうか。
本人いわく日本一の販売成績。
暴力団の事務所にアポなしで突入し、英会話教材を売って帰るなどのエピソード多数。
「これからの任侠はインターナショナル、中略、右手に拳銃、左手に英和辞書…」
この時に磨いた巧みな話術は彼の人生に与えた影響は大きい。
セールスマンで稼いだ金でインベーダーブームに乗り、筐体の設置販売で財を成す。
裏本の制作・販売業に転じ、またたくまに業界一位の大グループを形成。
絶頂も束の間、摘発、資金繰り悪化で廃刊、会社解体、猥褻図画販売容疑で逮捕され有罪確定。
監督・男優・カメラマンを兼ねて本番をする「ハメ撮り」というジャンルの確立。
彼がハメ撮りの他に、アダルトビデオにおいて確立したものは主に次のとおり
・駅弁
・ストッキング破り
AV女優の焼き肉店を出店するなど、AV女優のタレント化のはしりなどもこの人。
ただ、時代を先取りしすぎた。
「空からスケベが降ってくる!」
一時、私も栄華を極めたころがありました。会社が年商100億円。4億円のクルーザーを持ち、1億円のロールスロイスに乗り、10億円の家を建てたりも致しました。それが倒産したら、緑の楽園があっという間に見渡す限りの荒野です。残ったのは50億円の借金だけでした。何カ月もマンションの家賃さえ払えない状態が続きましたから、楽しみは妄想することくらいです。日々、妄想しまくりです。でも、俺がこうだったらこうしてやろうと、あれこれ考えたことが、結局は再起の原動力になりました。
借りた金は返す。口の上手さばかりが目立つ彼だが、約束は守る、熱い男である。
ここ数年、毎年自殺者が3万人を越えるというニュースに接するたびに、私ははらわたが煮えくりかえるのであります。なにが自殺することがあるのかと。
私は現在63歳ですが、かつて50億円の借金を抱え、ひどいときは毎月3000万円ずつ返しておりました。女房(元AV女優)としているところを無修正で流されたこともございます。
前科も七犯ございます。借金している相手から夜中にダムまで連れて行かれて、「人殺しするわけにはいかないから、ここから飛び降りて自殺してくれないか」と頼まれたこともございます。
どうやって切り抜けたか? そりゃあもう「返しますよ〜」という情熱のマシンガントークでございますよ(笑)。朝、家を出ようとしたら大家からためた家賃を払えと怒鳴り込まれ、女房が土下座して許してもらったこともございます。
マンションの全戸に「村西借金払え」と張り紙をされて、一軒ずつ頭を下げて回ったこともございます。住民からは「あんた、日本から出て行け」と言われたこともあります。
こんな私のところに、青い顔をした人がたまに人生相談に参ります。「借金の額はいくら?」「7000万円です」「女房のオ○マンコを世間の皆様にご紹介したことはございますか」「とんでもない」「前科はどのくらい?」「ありません」。
いったい、なんで死にたいのかと。ふざけるんじゃないですよ、と。そういうと皆さん、「ああそうか」と憑きものが落ちたような顔をして帰られる。
「ナイスですね」
しか知らんだろうが、彼の
「ワタシは最高にツイている」
を、ここで紹介したい。
最近私が名刺に刷っているスローガンは「ワタシは最高にツイている」です。私たちはみな、何千億という精子の争いから勝って生まれてきました。その時点でもうツイているのです。人様から見れば私の人生は歯を食いしばって生きているような、凄惨な姿に見えるかもしれません。しかしそのおかげで、こうして話を聞きに来てくださる方もいる。
トラブルも借金も、もっと最低、最悪の事態があったかもしれない。いま生きていられるのは、最低・最悪の状態を回避できていた、ということなのです。ツイているではありませんか。
古代ギリシャの哲学者のエピクロスという人がこういった趣旨のことを言っています。「私たちに死はない。なぜなら自分たちの死を見た人はいないから。見たと言うことがなければ、無い同じことだ」。そう考えれば死を恐れることもない。
一般化したのは彼だが、フェラチオも顔射もストッキング破りもハメ撮りも、彼がするより前になかったわけではない。
経営者としてはどうか?
経営者としては最悪だ。
しかし、彼を愛さずにいられようか。
ジョブズは結局、iPhoneを出すまではマイクロソフトに勝てなかったが、日本という小さな庭ではあるが、村西とおるは三度も日本一になった。
彼の言葉を借りれば、
「一番は、すばらしいのです。」
たとえそれエロであっても。
彼の四度目は、普通に考えればないだろう。
まだまだ借金返済中の彼の再起はあるのか?
ジョブズ信者のために最後にジョブズを少しだけ持ち上げてみる。
http://anond.hatelabo.jp/20111013225110
「一寸先は闇」ってのは、どんな金持ちだって、どんな有名人だって、どん底のホームレスだって、おんなじなんだ。
安心するために、私がしたこと3つだけ書いとくね。
1、どんな生活が底辺なのか考える。→3畳一間のトイレ共同のアパートで一人暮らし。
2、その生活を維持出来るだけの仕事に就けるかどうか考える。→とりあえず、誰でも雇うアルバイト先を見つけた。日給は8千円だが、仕事は週3日くらいしかない。
3、3年間収入なくても、その生活が続けられる貯金をする。→まだ達成してない。
特に3年間はお金を稼がなくても、最低限の暮らしは出来る。ってのは大事。お金にならないことに時間を取られても焦らなくて済む。
大企業に就職していながら、田舎の両親の介護をしなくてはならなくなって、辞めて帰省した奴も知ってる。ヒモみたいな暮らしを10年間もやってて、商売で当てて大金持ち(なんとクルーザーを買ったそうだ)になった奴も知ってる。
就職すりゃあ勝ちとは決まってないし、出来なかったら負けとも決まってない。
ただし、心が折れたら回復するのは大変だ。だから、気をしっかりもて。そのために「自分にとって底辺の生活とは何か」ってのをよく考えろ。
前回はオレが若手の頃のA部長のやんちゃぶりいや豪快ぶりを紹介した。
だが、このA部長、誰もがその遊びぶりに文句を言えないぐらい、仕事の優秀さは伝説的な人だった。
オレたちの部は、A部長がやってくるまでは、他の部署と比べてけっして利益の額は多くなかった。
A部長は就任早々に独自の戦略を立案し、徹底的に実行していくことで、わずか3年程度で全社でも稼ぎ頭の部署に育て上げた。
「いいか、タケシ。仕事で大事なのは、徹底的な論理的マインドとほんの少しの気合だ」
というのが彼の口癖だった。
当時、イケイケだった日本企業の中で、論理を前面に押し出すのは、かなり異端だった。
今思えば、A部長は当時から、既にアメリカやヨーロッパのビジネススタイルだった。
オレが米国出張中のある案件の交渉でグチャグチャになってしまい、deal breakの瀬戸際のピンチだったことがある。
今のようにEmailもなく、テレックスでのやりとりが主流だった時代、超高価だった国際電話をアメリカからA部長にかけて、指示を仰いだ。
オレは要点を要領よく説明し、A部長に
「どうすれば良いか?」
と聞いたところ、一言、
「タケシ、任せた」
と言われてあっさり電話を切られた。
その時は「何と無責任な上司だ!」と思ったが、オレはそこから巻き返して、何とか形にすることが出来た。
数年してから、オレは
「バーで仕事の話をするとは、低俗極まりない。5分だけ特別だ」
「オマエの国際電話での状況説明を聞いたら、オマエにしては珍しく、論点が全て整理されていた。強気が売りのオマエに足りないのは、逃げない勇気だけだった。獅子が子を崖から落とすじゃないが、オレは上司としてオマエの退路を断ってやったわけだ」
「そうは言っても、もし失敗していたら・・・」
「商社マンは信頼の上に成り立っている職業だ。その上司のオレが部下を信頼しなくてどうする?That’s allだ。さぁ、仕事の話はここまで」
と言われ、来日している著名なオペラ歌手のコンサートの話に戻ったのは今でも鮮明に覚えている。
とにかく豪快なオヤジだったが、自分のフィロソフィーを持っていた。
オレが若いころから、彼は常々オレにMBA留学をPUSHしてくれていた。
普通は部署に穴が開くから、なかなかこういう理解をしてくれる上司はいない。
何より
「勉強して仕事が出来るなら、苦労はない。あんなのは海外かぶれの奴が行くもの」
とMBA自体、怪しいものだと言う風潮もあった。
多くの企業にとって、エース級は社内に温存して留学させず、どちらかと言えば二番手グループで苦労した奴の夏休みのご褒美みたいなものだった。
きっとヨーロッパを周遊中に、各地で世界中のエリート連中と出会う中で、重要性を感じ取ったんだろう。
「タケシ、部署のことは心配せず、そろそろ社内の制度を使ってMBAを取って来い。」
「これからの時代は、MBAが国際ビジネスのパスポートになる。何より、オマエはまだまだ頭が足りない。英語で死ぬ気でディスカッションして、世界中に仲間を持て」
と言われた。精神力だけが取り柄だったオレに、頭脳を鍛えるきっかけを与えてくれた。
「でも、オマエは文化の香りがしないから、ヨーロッパと言うタイプじゃない。アメリカのスクールだな。ヨーロッパのスクールの推薦状は書いてやらない」
と言われたのは、納得行かないんだけどさ(笑)。
それでも、あの一言はいまだにオレの人生を変えた貴重な言葉だよ。
オレがビジネススクールから戻ってしばらくすると(オレは海外特命案件をを担当し、A部長とは違う部署になった)、社内ではA部長が次の人事で役員になるという噂があった。
「いくぞ、タケシ」
「役員の件は本当ですか?」
と聞いてみた。
「相変わらず酒の席上で仕事の話とは低俗な。それも極東の一企業の社内人事の話しなんて、オマエは何をしにアメリカに行っていたんだ?」
とあっさり切られたが、
「留学してマネジメントが何か少しはかじっただろ?オレには向いてないよ。晴耕雨読なんだな」
と言って、それからまったく脈略なくフランスの歴史やら農業の話を延々と聞かされた。
そうしたらさ、ある日、いきなりA部長は早期退職してしまったんだ!
オレは海外に出ていて送別を出来なかったんだが、しばらくすると、オフィスにどこかの海でA部長がサメと泳いでいる写真が送られて来た。
一緒に入っていた手紙によると、何でも、その後、フランスで暮らしていると言うじゃないか!!!
最初はビックリしたが、あの人らしいと言うかなんと言うか、地中海のクルーザーの上で美女を囲んでいるA部長の姿が容易に想像出来て、にやけてしまった。
名誉とか出世に興味を示さず、潔いgoing my wayな男の格好良さを感じたものだ。
あんな豪快なビジネスマンは、もうあの人が最後かもしれないな。
その後、世の中は変わり、コンプライアンスだといろいろと制約条件が増え、会社がどんどん個人を管理し、性悪説にたった人事管理が行われるようになった。
いや会社だけではなく、社会全体が出る杭を容赦なく打ち付けるようになってしまった。
実に生きにくい世の中だ。
A部長のことだから、こんな時代になることを見越していたのかもしれないな(きっと、今の時代ならA部長みたいなことをしていたら、仕事が出来ても処分されていただろう・・・)。
しかし、時代がどんなにルール社会や批判社会になっても、制約されすぎた圧迫の人生を送ってはならないと、オレは思う。
社会を安全かつ効率的に動かすためのルールであって、そんな手段としてのルールによって不必要に自分を制約しすぎたり、また稚拙な批判に怯える必要はない。
A部長も、あんな生き様だから、敵は多かった。最も本人は、敵だと認識していなかったようだが。
「S部長が経営会議でA部長について批判発言をしたみたいですよ」
「S部長って、いいワインをコレクションしてるんだろ。オレをワイン会に呼んでくれないかな?」
と言う感じだった。敵すらも愛してしまうと言うか、そもそも敵と言う概念が無かったのかもしれない。
一方で皆さんはどうだろうか?上司や先輩、客先の顔色ばかり見て、何とか失敗しないようにと、縮こまっていないか?
オレはこのブログでも言い続けているが、小さい失敗でくよくよしてないで、他人の目ばっかり気にしてないで、自分勝手に大胆に全力で人生という長いレースにぶつかって良いんだ。
困難も、苦しみも全身でそれを受け止めて立ち向かえば、きっと楽しい人生になる。
だから、恐れることなく、自信をもって、人生という壮大なレースにまい進して欲しい。
もう一つA部長を見習うべきところは、自分のフィロソフィー(哲学)やプリンシプル(主義、信条)を構築するということだ。
MBA的な研修で小手先のフレームワークや技術を学ぶのはほどほどにして、20代半ばぐらいからは、自分の振る舞い、判断の基軸となる哲学、信条をしっかりと作り始めるべきだ。
これは短期間でできるものではない。
膨大な量の知識と教養を身に着けて、そして、これまでの出会いや経験から、「人はどうあるべきか?」という自分なりの人の理想像を練り上げる大掛かりな行為だ。
哲学、歴史、文学、論理学などさまざまな分野のものをフルに動因して、この機軸は作り上げられる。
もちろん答えなんてないし、生きている間、それらは揺るぐことはなくとも、より深遠なものに円熟し続けるものだ。
A部長はずっとオレら若手にこのことの重要性を、夜に飲みながら教えてくれようとしていた。
オレも部下にこういう大胆な生き方、自分の哲学、主義を持つことを伝え、後世を育てて行くべき歳になってしまった(心は永遠に若手だ!!)。
ただ、これは手取り足取り教えることはできない。A部長とオレがそうだったように、いろいろな人との会話を通じて、つかんで行くしかないんだ。
オレも、こんな豪快な奴が少ない時代だからこそ、若い皆には、何とかオレの生き様を、ブログやTwitterで積極的に伝えてきているつもりだ。
またオレの部署の若手の部下らには、夜の遊び方は十分すぎるほど教えているつもりだ。
でもオレは、A部長と今ならビジネスの手腕なら良い勝負になるかと思うが、いかんせん、芸術、文化面がまだまだ弱い(笑)。
もっともA部長は、そんな勝負すら眼中にないだろうが。