はてなキーワード: 競争力とは
自社もその競合業種も、労働力の調達コストにおいてみんな同条件の上方シフトを被る。これは、各企業がこれまでと同じ収益性と雇用を維持し、同じ水準のサービスを提供しようとした場合、そのコスト上昇をすべて販売価格に転嫁しても競争力を失う可能性は低い、ということでもある。
これ自体は正しいんだけど、しかしながらそうなってしまうと最低賃金を上げる意味ってほぼ無くなる。
最低賃金が1000円の時に1万円で買えていた商品が、最低賃金が1500円になった分を価格に転嫁して1.5万円になったとしたら、結局10時間働かないと買えないことは同じで生活は楽にはならない。
賃金や年金や生活保護の金額には上方硬直性があるから、単純なインフレはむしろ生活を苦しくする可能性も高い。
お金は交換ツールだから、金額の大きさではなくて何とどれだけ交換できるかという”価値”が本質。額面の金額が大きくなってもその価値が下がれば意味がない。
項目書きになっていて読みやすく、形式や表現についてはある程度賢い方なんだなという印象。ただ、よく読んでみると経営者側の視点からしか書いておらず、考えが足りていない印象となった。
最低賃金が撤廃されれば、昨今の価格競争の傾向からすればとにかく安い雇用から質の低い製品や詐欺的な宣伝文句でどうにかしようという方向性がより強くなる。悪貨が良貨を駆逐するように、良い商品が世間から消え失せる。低価格低品質競争が進み、日本としての競争力が喪失される、ということも考えなくてはいけない。もちろんあらゆる分野がそうなるわけでもない。
ただ、今でも自給の上限も給与の上限もない。優秀な方が果てしない給料で最高の生産性を得ることは否定されていない。上限が無限大である以上、上側に向かっていく格差は無限になりえている。では、ものすごい金持ちって日本に多いのか?実はかなり多い(統計見てくれ)。
個人的には、人格の尊重、人権の確保という意味で最低賃金は維持されるべきだと思う。逆にそれ以上の理由で最低賃金を使うべきではない。最低賃金をGDPの向上のためなどに無理やり上げることで得られる影響に良いものはないと思う。社会流動性は高くあるべきだが、個人が流動的でありすぎると移動のためのコストがバカにならなくなる。
項目書きになっていて読みやすく、形式や表現についてはある程度賢い方なんだなという印象。ただ、よく読んでみると経営者側の視点からしか書いておらず、考えが足りていない印象となった。
最低賃金が撤廃されれば、昨今の価格競争の傾向からすればとにかく安い雇用から質の低い製品や詐欺的な宣伝文句でどうにかしようという方向性がより強くなる。悪貨が良貨を駆逐するように、良い商品が世間から消え失せる。低価格低品質競争が進み、日本としての競争力が喪失される、ということも考えなくてはいけない。もちろんあらゆる分野がそうなるわけでもない。
ただ、今でも自給の上限も給与の上限もない。優秀な方が果てしない給料で最高の生産性を得ることは否定されていない。上限が無限大である以上、上側に向かっていく格差は無限になりえている。では、ものすごい金持ちって日本に多いのか?実はかなり多い(統計見てくれ)。
個人的には、人格の尊重、人権の確保という意味で最低賃金は維持されるべきだと思う。逆にそれ以上の理由で最低賃金を使うべきではない。最低賃金をGDPの向上のためなどに無理やり上げることで得られる影響に良いものはないと思う。社会流動性は高くあるべきだが、個人が流動的でありすぎると移動のためのコストがバカにならなくなる。
項目書きになっていて読みやすく、形式や表現についてはある程度賢い方なんだなという印象。ただ、よく読んでみると経営者側の視点からしか書いておらず、考えが足りていない印象となった。
最低賃金が撤廃されれば、昨今の価格競争の傾向からすればとにかく安い雇用から質の低い製品や詐欺的な宣伝文句でどうにかしようという方向性がより強くなる。悪貨が良貨を駆逐するように、良い商品が世間から消え失せる。低価格低品質競争が進み、日本としての競争力が喪失される、ということも考えなくてはいけない。もちろんあらゆる分野がそうなるわけでもない。
ただ、今でも自給の上限も給与の上限もない。優秀な方が果てしない給料で最高の生産性を得ることは否定されていない。上限が無限大である以上、上側に向かっていく格差は無限になりえている。では、ものすごい金持ちって日本に多いのか?実はかなり多い(統計見てくれ)。
個人的には、人格の尊重、人権の確保という意味で最低賃金は維持されるべきだと思う。逆にそれ以上の理由で最低賃金を使うべきではない。最低賃金をGDPの向上のためなどに無理やり上げることで得られる影響に良いものはないと思う。社会流動性は高くあるべきだが、個人が流動的でありすぎると移動のためのコストがバカにならなくなる。
同じく会社経営だけど、元増田とはだいぶ意見が違うので簡単に書いてみる。
①最低賃金をめぐる経済学的な議論には、色々な立場がある。理論経済学的には、最低賃金を設定することで、死荷重(最低賃金以下での雇用機会の損失による非効率)が発生し、労働市場の効率が悪くなり、社会全体の効用が下がる、という予測が導き出されるけど、統計上はこの死荷重による負のインパクトははっきり観測されていない。最低賃金の存在が労働市場を歪めているという実証的な研究結果はない。
②最低賃金という制度の重要なポイントは「地域内では一律に設定される」という平等性にある。つまり、輸出中心の産業(海外の労働力コストと直接競争する産業)を除いたドメスティックな業種では、自社もその競合業種も、労働力の調達コストにおいてみんな同条件の上方シフトを被る。これは、各企業がこれまでと同じ収益性と雇用を維持し、同じ水準のサービスを提供しようとした場合、そのコスト上昇をすべて販売価格に転嫁しても競争力を失う可能性は低い、ということでもある。労働コストの上昇分を販売価格に転嫁しない企業があるとすれば、「企業の収益性を下げてでもシェアを取る」という選択をしたからで、これは人件費に限らず部材調達やその他諸経費の値上げなど、原材料費や外部経費のすべてに妥当する話だ。最低賃金に固有の問題ではないし、いずれは市場の機能によって均衡する。
→これは短期的には正しい。人員1人あたりに期待される労働生産性が上がり、その水準に満たない人は雇用できなくなる。一方で、長期的には正しくない。最低賃金が上昇すると、社会全体での労働財の単位価値が上がり、それによって「時給1500円の仕事」の水準が相対的に下がるからだ。
→労基法を遵守している企業なら、上のやつは不利益変更だからそもそもできない。普通の正規雇用社員の給与体系では、生産性の高い(職位が上、業績が良い)人材の給与が下がって、生産性の低い人材の給与が上がるような人件費の調整はできない。
元増田は、最低賃金アップを「生産性の高い/低い労働者間のバランスを変える問題」としてとらえているようだけど、認識がズレていると思う。ぶっちゃけ、単位労働の価格が上がることによって労働者間のバランスはほとんど変わらない。労働コストが上昇したときに企業が取り組むのは「労働集約的なタスクを、技術集約/資本集約的なタスクに振り替える」ことだ。労働コストが上がると、いままで人間がやってた仕事の中に、設備投資して機械化したりロボット化したりICT化して人を減らすほうが低コストになる仕事が増える。しかもその仕事は、必ずしもブルーカラー労働というわけではない。リンダ・グラットン『LIFE SHIFT』では、各業界の市場成長や機械化の可能性をもとに予測すると、これからの時代に雇用数が減っていく職種は①機械操作/肉体労働、②製造、③事務/管理部門、④セールス、⑤管理職の5職種で、伸びるのは①介護、②警備、③専門職、④技術職、⑤食品/清掃の5職種とされている。
→上で書いた通り、最低賃金アップは「生産性の高い/低い労働者のあいだの力関係を変える問題」ではない。最低賃金が変えるのは「人的労働と機械化のあいだの力関係」で、その影響はスキルの高低や学歴や職歴には関係なく、その職種の主なタスクの定型性が高い(機械化と相性がよい)かどうかによって決まる。だから、セールスだって管理職だって失業する。
→労働コストが上がると、労働者にはそれ相応の労働生産性を獲得してもらわないといけなくなるので、人材教育の重要性が高まる。社会変化によってスキルの陳腐化が加速しても、やっぱり人材教育の重要性は高まる。だから文科省も産業界もやたらとリカレント教育と言い始めている。そもそも未経験者を職業訓練しなければ、既存社員はどんどん高齢化して離脱していく。いまは経験年数の長いハイスキル人材の流動性もすごく高まっていて(顧問名鑑などの高度人材紹介業がそういった人材を活用している)、そういった人材を今の雇用条件で繋ぎ止めることは難しくなっていく。だから企業経営者として、将来的に職業訓練機会を減らしていくイメージが全く湧かない。逆にどれだけきちんと教育できるかを常に意識している。
→失業保険は一時的な問題だからここでは措いておこう。生活保護については、最低賃金の改定は、生活保護の支給条件である「最低生活費以下の収入」に対して正のインパクトも負のインパクトも及ぼす。たとえば最低賃金を500円にした場合、月20日フルタイムで働くパートタイマーの月収は8万円となり、現在の首都圏の最低生活費(約12万円)を下回る。最低賃金を下げることで、いまコンビニやスーパーや工場などで最低賃金で働いている非正規労働者が、みんな生活保護の潜在的対象になってしまう。逆に最低賃金がアップすることで、この最低生活費以上の収入を得て生活保護を脱することができる人々も出てくるだろう。
最後に陰謀論的な読み解きをしているけど、その前にこういう個別の論点をきっちり検証していったほうがいいよ。それが経営者の仕事。間違った前提で間違った舵取りをして、従業員を不幸な目に遭わせてはいけない。
元増田です。
お祝いのメッセージを下さった方々、ありがとうございます。
これまでの人生でこんなに多くの方から祝福の言葉を投げかけられたことがなかったので、嬉しいです。
婚活サービスについてレビューしたつもりが、意外と俺の努力だとか、婚活にかかった費用だとかに言及しているブコメやトラバが目立ったので、少しだけ回答します。
前提条件として、婚活サービスを使っていたのは十数年だが、間断なく使い続けていたわけではなくて、もちろん交際相手が居た期間は一切使用していないし、趣味に没頭していた期間も使用頻度は高くなかった。
まず最も費用のかかったサービスはもちろん結婚相談所で、これは入会から退会までで50万円くらいかかったかな。
在籍期間は7,8ヵ月くらいだったと思う。
・合コン型のお見合いパーティー:7,000~8,000円(会場によってまちまち)
・イベント型:5,000~7,000円(内容によってまちまち)
・マッチングアプリ:月3,000円くらい
街コンと相席居酒屋は記憶が曖昧なので、覚えてない。たぶん7,000~8,000円くらいじゃないかな。
俺は複数のサービスを併用して使うことはあまりしていなくて、相談所に入っているときは相談所の活動だけだったし、お見合いパーティーに行く時は集中して何度か行くっていうタイプだったから、婚活しすぎてお金に困るってほどのことはなかった。
相談所は別にして考えると、普通に付き合っている交際相手と外食したり、郊外の観光地に日帰り旅行するときと同じくらいの金銭負担だったので、そこまで婚活にお金かけてたっていう自覚は無かったな。
トータルで見ると多分100万円は超える金額を費やしてるけど、婚活サービスを使っていた十数年で考えると年間10万円程度だし、相談所を抜きに考えれば年間数万円程度で収まってると思う。
マッチングアプリも連続で使っていた期間は長くても半年くらいで、トータルの課金期間を合計しても、1年くらいで収まってると思う。
マッチングアプリを始めたばかりの頃は良いレストランに連れて行かないといけないっていう強迫観念みたいなものがあって、初回から神楽坂のレストランに連れて行ってたりしたので、そっちの方が金銭的にはきつかった。ただこれは実生活で出会った相手でも同じようなデートするだろうから婚活サービスの金額とは関係ないし、割愛する。おかげで神楽坂でデートに使える店は詳しくなったが、コロナで行けないから使い道なくて残念。コロナ明けに妻と神楽坂デートが夢。
それから、色々経験して分かったけど、マッチングアプリ初回のデートはランチかお茶で十分。もし張り切って良い店予約しようとしてる婚活男子が居たら、そこまで張り切らなくて良いよと伝えたい。
トータルでは決して安くない金額をつぎ込んでるけど、色んな女性と出会い続けることで間違いなく自分自身成長できたと思うので、後悔は一切してないよ。
20代の頃の俺の外見や精神年齢では、妻とは間違いなく出会えてなかったはずだから、タダみたいなもんよ。
これ書いてて思い出したけど、IBJのお見合いパーティーって、IBJ側の都合で中止になった時も返金してくれないのな。
一応次回パーティーの利用代金から割り引きます。っていうことになってたんだけど、まだ使い切らずに残債が幾らか残ってるはず。あれ返してくれよー。そういうとこセコイぞIBJ!
こういうこと言うと本気で頑張ってる人に怒られるかもしれないけど、俺はあんまり努力したとは思ってないんだよな。正直結婚に対するモチベーションもそんなに高くなかったと思う。
20代前半から婚活サービス使い始めて意識高いっていうようなブコメもあったけど、それは俺が地方出身で東京に知り合いが少なかったから出会いの場として使わざるを得なかっただけで、決して最初から結婚に対する意識が高いわけじゃなかったんだよ。もちろんいつかは結婚したいと思ってはいたけど、数年お付き合いしてからでいいかー。っていうレベル。
このころは毎週末お見合いパーティーに参加したりもしてたけど、せいぜい数ヵ月続けばいい方で、ずっと「婚活!婚活!」言ってたわけじゃない。
結婚相談所に入っていたころはさすがに本気で取り組んでたけど、相談所に入ってお見合いしてたのも最初の2ヵ月くらいで、あとの約半年は仮交際相手や真剣交際相手とデートするくらいだから、見ず知らずの人と真剣勝負するお見合い程の精神的な負担はなかった。
最後に始めたマッチングアプリも相談所で失敗した後だったから、正直なところ結婚に対する意欲は低くなってて、とりあえずお付き合いできる人が欲しいなーって思ってる程度だった。
しかしまぁ、人生って自分の思い通りに行くことなんて一個もなくて、妻に出会った瞬間から「この人と結婚したい!」っていうスイッチが入っちゃって、出会って2ヵ月後には結婚の話をしてたから不思議なもんだ。
妻の方も最初は結婚なんてしなくても良いって考えてたみたいで、俺が頭を下げ倒してなんとか結婚してもらったっていう流れ。本気で頑張ったのはこの時くらいかもしれない。
結局出会ってから半年で入籍してるんだから、ほんと不思議だわ。相談所に入ってた期間より短い。
あと、ブコメで婚活サービスは競争力のない人に競争させる構造って書いてた人が居たけど、競争と思うから勝ち負けが出るんであって、苦しくなるんだと思う。
誰かを出し抜いたところで相手から好意を寄せられるかは別の問題だし、俺みたいに結婚をあきらめたのにいつの間にか結婚してる人間もいるから、そんなしゃかりき頑張らなくていいと思うよ。
お察しの通り俺は確率論者なので、少しでも結婚とか、交際とかに興味のある人は婚活市場に飛び込んでみて欲しいと思って書いた。
コロナ下においては、実質的な意義が判然としない緊急事態宣言によって、様々な業種が営業自粛を迫られる。
これには大きく分けると二つの効果があって、個人が営む飲食店などの小規模な自営業者の弱体化と、対する巨大資本によって成立する大規模な業種(特に、顧客との接触を伴う業種)の相対的な弱体化である。
小規模な自営業者の受けるダメージは甚だしく、中には撤退を余儀なくされたり、悪くすれば自殺に追い込まれたり、あるいは債務が嵩み資本を取り上げられたりする経営者もいる。
このような小規模の自営業者がダメージを受けることによって起こる帰結とは、これまで自営業者に流れていた顧客の、より経営の体力がある大規模な業者への流入である。つまり、これまで小規模の自営業者に流れていた顧客が、コロナ下における自営業者の撤退などによって消費の矛先を変え、より経営の体力のある大規模な業者へと向かうのである。
ここではまた、金銭の流れが統一化される。小規模な自営業者は甚大な打撃を受け、産業から撤退し、大規模な業者が、これまで小規模な自営業者が取っていたパイを掠め取ることによって、相対的に伸長することになる。
一方で、大規模資本によって運営される業種においても、接触型の産業は相対的に弱体化する。例えばUSJの運営が正にその事実に直面している。GW期間中に一切の商売を停止しなければならないという政府の要請のために起こる機会損失は、非常に甚だしい。
このような機会損失によって、大資本に基づいて運営される大規模な業種も、今後の競争力において大きな影を落とし、他企業による買収への抵抗力を失うことになる。接触型の企業に限っては、大資本を伴う企業にせよ、非接触型の企業に対する脆弱性を(少なくとも可能性の上では)抱えることになる。
この場合非接触型の企業とは例えばappleなどがそうで、勿論店頭における端末販売は接触型の業種なのだけれど、インターネットを介した売買やあるいはアプリ販売におけるロイヤリティなどの商業行為は非接触的である。このような業種はダメージを受けにくい。接触型の企業との、非常に鮮明な対照がここにはある。
仮に大企業による買収などが今後行われるとすれば、そこにはコロナの影が落ちているといって過言ではない。
また、このような買収によって、やはり金銭の流れが統一されることになる。コロナ下において相対的に競争力の低い企業が、買収などによって相対的に競争力の高い企業に呑み込まれる可能性が、生じるのである。
ここまで、あくまで起こり得る可能性についてのみ限定して話を行ってきたため、厳密にはこの話は陰謀論に該当しないとは考えている。とは言え、これから述べる結論は極めて陰謀論的であり、全く裏が取れていない。以降の文が陰謀論の真骨頂である。
恐らくコロナの陰には、アップルコンピュータやグーグルといった非接触型の企業と、そしてそのようなコングロマリットとの間に大きなパイプを持つ米政府の存在がある。米政府は日本の官僚にコロナ下における対応を指示することによって、日本国内の特定の産業を弱体化させ、そして、最終的にその金銭の流れが、アップルやグーグルといった非接触型の企業へと統合されるように仕向けているのである。
既に住宅ローンを借りる年齢の人口は減っており、その総額が変わらないよう調整しているかと邪推したくなるほど、東京の住宅価格は上昇した。
物価はデフレだと言われていたときから住宅価格は上昇し、国土交通省もREITで不動産投資を後押しした。
高くなっているため住宅補助を受けるのが当たり前になり、補助が入るのを織り込んでの住宅価格となっているのだろう。
金融市場に近いため金余りの影響を受けやすいので価格が上がりやすい。
技術革新で、より低価格で住宅を用意できるような動きになっていればいいが、そうはなっていない。
転職のことを考えると東京近辺でないと家を持てないというのは、一生働いて買う金額になっているからであり、
一生に何軒も買える金額になれば、話は変わってくるはずである。
(収入を上げると、他人の収入を見て金額を決められるのが銀行や不動産なので意味がない)
東京に集中しているため土地はなく、部屋は小さい。ベッドを置いたら何も置けないような賃貸も出てきた。
置き場所がないから物も買わない。大きな物は買わない。1人あたりの消費は減るが、東京への人口増でカバーする。
まな板も置けないような狭いキッチンで自炊ができず外食を促すようにすれば、外食産業からの店舗賃料も不動産業界に入っていく。
テレビ局や新聞、アニメが本業では儲からず、不動産による収入でカバーしているところもある。
メディアが自分のところに関係するのに有利な報道になるだろう。
AmazonがAWSで稼いだお金を電子書籍など他の分野に注ぎ込んで、ある分野では利益度外視で勝負が出来るのと何が違うのかと言われるが、
アメリカのベイエリアのように競争力がある企業で働く従業員の収入に応じて不動産価格を上がったが、街の機能が維持できない。
今回のコロナの件でも、東京の家賃が高すぎて、救済するための家賃補助で多額のお金が必要になった。
地震に関しては以前から東京集中でコストが高いと言われていたが、コロナでもコストが高くなるのがわかった。
東京で人が集まることで知恵が集まり競争力が付くと言われることもあったが、国際競争力はついただろうか。
東京が他と秀でて輸出が多いわけでもない。
日本の経済を捨てられないコロナウイルス対応とか、商業オリンピックの強行とか、競争力を失う日本経済とか、30年給料が上がんないのも、株価は維持されてるけど日銀がアホみたいに買い支えてる虚構の価格なのも、シュリンクフレーションでコンビニの食い物がみみっちいのも、大学費用の高騰も、若手研究者が苦労ばかりで科学力の競争力が下がってるのも、政府主導でロクでもないものばかり作ってクオリティが低いのも、古い価値観と慣習に囚われてどうにも取り回しがきかない感じも、お金というものに囚われ過ぎて、お金が絶対的なものって思いこんでしまっている所にどうも原因がある気がする。
昔の戦争は天皇陛下絶対万歳だったけど、現在の経済戦争はお金絶対万歳主義、というかなんというか。
でも一次大戦後の東ドイツとかジンバブエみたいなハイパーインフレに近い事が、実は既に起きてる気がするなぁ。今回のは札束が舞い散るんじゃなくて、銀行や株取引所の金額だけがどんどん増えて収拾が付かない感じ。
どうなるんだろうね。
docomoもauもsoftbankもそうやってるみたいだね。
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/support/unlock_simcard/band.pdf
・au
https://www.au.com/support/service/mobile/procedure/simcard/unlock/compatible_network/
https://cdn.softbank.jp/mobile/set/common/pdf/support/usim/unlock_procedure/frequency-band-list.pdf
わざわざ他社の周波数の対応状況をテストするのは無駄とは思うが、わざわざ対応周波数を削る必要あるのか?
全モデルで全MNOの周波数対応してるのってiPhoneぐらいで、ごく一部のAndroidも他社バンド対応してる場合もあるが殆どのMNOの型式がついてるAndroid端末はわざわざ他社バンド削ってる。
Googleのpixel5ですらキャリア販売モデルは他社バンド削ってるの見て悲しくなったわ。
MNPで他社端末を持ち込んで「電波の入りが悪い、このキャリアはクソだ」って勘違いしてる人多そう。
総務省は官製ダンピングプラン強要するぐらいMNOの経営に口出しするんなら、端末の対応周波数を削らせるな、って強要してくれた方がマシだったよ。
自社サービスで使ってる周波数だけ保証すれば他社の周波数は放置でいいっていう但し書き付ければよくない?
https://anond.hatelabo.jp/20210407211929#tb
これ書いた者なんだけど、なんかいろいろとコメントがついててびっくりした。
読んでくれてありがとう。自己満足の愚痴だったんだけど、結構慰めだったりとか、褒めてくれる人だったりとかがいて、けっこう嬉しかった。
正直に言えば「書いてないだけでなんかあるんだろ」って言われるか、「嘘付いてるだろ」って言われるかのどっちかだと思ってたから、
素直に応援されたりアドバイスくれる人が多かったのはちょっとびっくりだった。ありがとう。
身バレ防ぐためにいろんな数字はちょっと削ったりはしてるんだけど、一個だけ盛ってて、身長179cmしかない。
なんかごめん。アプリのほうのプロフィールにも180で入れてる。嘘付いてるのがちょっと心苦しくなったので白状します。
一個一個コメント読ませてもらって、本当は声かけてくれた人全員に返したいんだけど、これそういうサービスじゃないよね。
でもいくつかのコメントはどうしても追加で話したいこととか、お礼を言いたい事があったから、少しだけ返信させてもらおうと思う。
そうなのかな、実はあんまり視野に入れてなかった。単純に高いから尻込みしたのもあるんだけど……。
俺くらいの年収だと少ないわけじゃないけど決して多いわけじゃないから、結局は切られそうな気もするな。
そういうデータもどっかで見たし。
でも教えてくれてありがとう。次に婚活頑張る気持ちになったらそうするかも。
あと具体的な会社名出して「マッチングアプリと似た雰囲気だから駄目かも」って言ってくれた人ありがとう。
たぶんなんも言われなかったらその会社使ってたと思う。大手ってか、使ってるマッチングアプリと同じ会社なんだよね。
長い自分語りの文章わざわざ読んでくれて、しかも褒めてくれるなんて本当にありがとう。
全然そうなると思ってなかったんだけど、なんか結構元気出た。単純で笑っちゃうよな。
すぐ前向きになるのは難しいかもしれないけど、もう少しネガティブじゃなくやってけるように頑張ってみるよ。
ないから婚活サイトとか使って……いや探す努力をしてないって言われたらそうかもだけど。
友人の恋人経由での女性紹介ってのはちょっと面白いなって思ったけど、さすがにちょっと勇気が出ないな……元気が出たらやってみるよ。
マッチングアプリってTinderとかみたいなやつを想定する人が多かったのかな。それはマジでごめん。
失敗談でサイトに悪い印象ついたら申し訳ないなと思って書かなかったんだけど、サイト名出しちゃったほうが誤解が少なかったなって今は思う。
ぶっちゃけブライダルネットってとこ。サクラとか遊び目的の人はほとんどいないんじゃないかって思うよ。
年収証明とか独身証明も出せるから結構結婚に対してはガチめの雰囲気なんじゃないかな。
サイトが悪いわけじゃなくて俺が競争力なかっただけってのは強く言っておきたい。親身になってくれたと思うしサービスもよかった。他のサイトと比べてどうかはわからんけど。
ごめん。書きたいこと全部書いたから長くなった。こんなに読む人いると思ってなかった。今回も多分長い。
プロフとかやりとりとかは友達とか担当の人とかに確認してもらって適切な長さにしてたと思う。
ただまあ性根がダラダラ書きがちなのはそうかもだから、そういうところが……って言われたら反論しにくい。
身長170以上・年収○○円以上・大卒全部満たす人みたいな募集ばっかなんだよね。
だいたい安くても600万とか要求されちゃうから俺の稼ぎじゃ足りてない。
年収増えたら再チャレンジするかもしれないし、しないかもしれない。
回りの連中みんな結婚か恋人いるかだから……と思って歳食った気でいたんだよね。
今さっき結婚の平均年齢みたいなデータ見てきたんだけど全然もっと上の年齢だったんで力抜けたわ。
若けりゃ若いほどいいかなと思ったんだけどそうでもないのね。まあそりゃ俺もあんまり下はなーって思ってるからそうか。
勝手な話なんだけど、傷ついたり凹んだり諦めたりっていうのは俺の心の中の問題だからもうちょっと凹んでると思う。
ただ、全てを失った気分になってるのはいくらなんでもネガティブすぎだってのはわかった。ありがとう。
不快に思わせたんだろうからまずはごめん。これはもう後からする言い訳でしかないんだけど、そういう意図はなかった。
「自分磨きって言うと30も手前になって?」って言うのは単に自分に対する照れがあったんだよね。
でもこれよく考えたら他の同世代の人が今から頑張るの全部否定することになるよね。ごめん。本当に配慮が足りなかった。主語がデカかった。
信じてもらえないかもしれないんだけど、他人が頑張るんだったら素直に応援してたと思う。自分のことだとちょっとネガティブになっちゃうっていうか……。
何言っても言い訳なんだけどさ。ごめんなさい。反省と訂正をさせてほしい。
特別長いコメント(言及?)くれたのでちょっと丁寧に返そうと思う。
まずはわざわざ読んでくれて、しかも力強い激励をくれてありがとう。嬉しかった。
■マッチングアプリは自称「顔が悪い」やつがやるもんじゃない。
お前も顔とステータスで選ばないわけじゃないだろ? ってのに関してはそうだと思う。
長年連れ添ってくのにどうしても苦手な外見だったりしたらお互い不幸だろうしなってのは思ってたよ。
ただ、顔最優先で選んではなかったかな。
いくつかどうしても妥協できない要素(専業主婦養う自信はないとか)があって、それを持ってない人以外には全員投げてた。
そもそも数投げないといけないのはわかってたし。そこであんまり絞ってはいなかったと思う。
これは俺の言葉選びが悪かったんだと思う。
上にも書いたんだけど使ってたのは結構真面目なサイトだから、真面目な人も多かったんじゃないかな。
ただステータス高い人とマッチングしたいだろってのはそうだよね。そういう意味じゃ俺も色々足りなかったな……。
■出会いは時の運が大きい
友達みんな成功したから置いてかれた気持ちになってただけなのかもね。
だいたい半年でお付き合い成立の例が多いみたいな広告とか見てたからそういうのもあった。
あんま珍しくないんなら凹む必要はないのかな。ちょっと前向きになれるかもしれない。
やっぱ専門卒はきついのかー……。言われてみれば友達みんな大卒だわ。
「本当にこの先パートナーが欲しくならない保証があるならもうやめてもいいが、言い切れないならやれ。」ってのは結構刺さったよ。
ハミルトンに勝てなかったのは残念だったけれど、
勝つためには何が必要なのか?をあらためて考えているだろうし、
あのチームなら、その答えを見つけ出すことをするのではないかな。
あとはあれだね、バーレーン以外のサーキットでも互角にメルセデスと戦える競争力があるのかどうかは注目するところだ。
テストも初戦も同じサーキットだったから、ひょっとしたら単に今年のマシンに合っていたサーキットだった可能性もある。
どちらにしろメルセデスは次のレースでは今回より強力になっているのは間違いないだろうから、より難しい戦いになるだろう。
昔のように16戦で終わりだったら、
ハミルトンに少し届かずタイトルを逃すところなのだろうけれど、
今は長丁場だから、負けて学ぶをやりながらでも、シーズン中での逆転が可能なはずだ。
と期待したい。
半導体業界人の増田です。3月になって就職戦線が始まりましたね。というわけで、日本の主要な半導体メーカーが将来を支える人材採用戦略についてどう考えているのか、新卒採用の状況を基に見ていきたいと思います。
得に記載しない限り、情報のソースはリクナビとマイナビで、本体及びそれに準ずる会社についての調査とします。(製造子会社等は今回の集計対象外。地元に直接求人を出していたりして、採用ルートが新卒一括採用とは異なるケースが多いからだ。)
企業名 | 採用人数 | 社員数 | 大卒初任給 | 院卒初任給 | 備考 |
キオクシア | 201~300 | 10,000 | \215,500 | \239,500 | 旧東芝メモリ |
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング | 201~300 | 9,900 | \222,000 | \248,000 | ソニーの半導体製造部門 |
ソニーLSIデザイン | 101~200 | 2,200 | \225,000 | \252,000 | ソニーの半導体設計部門 |
ルネサスエレクトロニクス | 101~200 | 18,958 | \215,500 | \239,500 | 従業員数は連結で記載。(単体の記載なし。)IR資料を見ると日本国内の研究開発人員は4200人程度と思われる。 |
ローム | 101~200 | 3,480 | \227,000 | \249,000 | 従業員数は単体で記載。連結だと22,161人 |
新日本無線 | 11~15 | 1,352 | \215,500 | \239,500 | 従業員数は単体で記載。連結だと3,110人 |
エイブリック | 11~15 | 984 | \214,000 | \238,000 | 従業員数は連結で記載。単体の情報なし |
企業名 | 採用人数 | 社員数 | 大卒初任給 | 院卒初任給 | 備考 |
ソシオネクスト | 26~30 | 2,700 | \220,000 | \240,000 | 富士通とPanasonicのSoC部門が統合 |
メガチップス | 6~10 | 588 | \217,000 | \240,000 |
日本最大の半導体メーカーだけあって、キオクシアの採用人数は予想通り多い。がそれよりも目立つのがソニー。設計と製造部門を合わせればキオクシアを上回り、給与水準も高い。(さらに言えばソニー本体採用からも半導体部門配属がある。)最近では関西にも設計センターを開設(台湾企業に半導体部門を売却したPanasonicのイメージセンサー技術者引き抜きを意図していると思われる。)、事業の拡大指向が見て取れる。ロームも規模を考えると採用人数が多いが、離職率の高さを見越してのことか?ルネサス、ソシオネクスト等のロジック系、アナログ系のメーカーは定年退職等の自然減の補充分程度しかとっていないと思われる。
企業名 | 採用人数 | 社員数 | 大卒初任給 | 院卒初任給 | 備考 |
マイクロンメモリジャパン | 201~300 | 4,000 | \312,000 | \340,000 | 米Micronの日本法人。倒産したエルピーダメモリを買収したのが母体 |
ウエスタンデジタル | 101~200 | 1,000 | 年俸470万 | 年俸500万 | 米Western Digital日本法人。旧SANDISKについて記載 |
オン・セミコンダクタ | 1~5 | 1,800 | \215,500 | \239,500 | 米モトローラのアナログ・ディスクリート部門が分離。三洋半導体を買収 |
外資系のメモリメーカーは人数・給与水準ともに景気がよさそうである。キオクシアとウエスタンデジタル、同じ工場で製品を共同開発しているのにどうしてここまで差がつくのか…
一方、アナログ・ディスクリートメインのオン・セミコンダクターは人数が非常に少ない。同じ外資といっても、製造品目で勢いが全然違う。
企業名 | 採用人数 | 社員数 | 大卒初任給 | 院卒初任給 | 備考 |
ユナイテッドセミコンダクタージャパン | 6~10 | 1,032 | \215,500 | \239,500 | 元富士通三重工場。台湾UMCが買収。 |
タワーパートナーズセミコンダクター | 11~15 | 1,920 | \215,500 | \239,500 | 元Panasonicの工場3か所をイスラエルのTower Jazzが買収。 |
フェニテックセミコンダクター | 6-10 | 678 | \200,600 | \207,700 | アナログ・ディクリートメインの小規模な日系ファウンドリ |
どの会社も、企業規模を考えると採用人数が少ない。工場だから現場の作業要員は採用ルートが違うというのはあるかもしれないけれど。外資系に売却されているメーカーは、新規投資を絞って既存の設備と人員で利益を出そう的な方針に見えるのは気のせいだろうか?
採用の積極度合いは各社の主力製品によって大きく変わっている。採用人数から見る方針としては、メモリとイメージセンサーが規模拡大、ロジック・アナログが現状維持、ファウンドリが縮小均衡といったところだろうか。過去記事でも書いてきたが、競争力を保っているメモリ系、衰退傾向のロジック系という方向性は新卒採用状況から見ても間違いないようである。ロジック半導体も、せめて設計の方がもっと盛り上がってくればよいのだけども...
余談だが、筆者が就活をしていたころは半導体は総合電機の一部門であることが多かったので、半導体事業部に狙って配属されるには半導体の研究室の教授推薦を取ったりしないといけなかった。今の時代は専業メーカーが増えたので、『半導体業界に就職する』だけなら昔よりもやりやすくなっているかもしれない。
IDM: Integrated Device Manufacturerの略。設計、製造、販売までのすべてを一貫して行える半導体企業のこと。といってもここ10年位でルネサスのように自社の工場を持ちながら先端品はTSMC等に外部委託するファブライトと呼ばれる企業もかなり増えた。
https://anond.hatelabo.jp/20201219004424
菅首相の息子、東北新社社員の菅正剛氏が総務省幹部官僚を高額接待したとして国会で集中論議されている。追及する野党議員はかつての大蔵省官僚接待汚職事(いわゆるノーパンしゃぶしゃぶ)件以来だと糾弾する。週間文春記事には秋本芳徳・情報流通行政局長が菅正剛とみられる男性から賄賂を受け取り頭を下げられ見送られている姿の写真が掲載され、あろうことか録音された会話内容が公開された。これにより、秋本局長は虚偽答弁の疑いが強まりNHKにおいても全国ニュースで再三これが取り上げられている。また内閣広報官の山田真貴子氏も高額接待がなされた。山田真貴子氏といえば、NHKのニュース番組にて菅首相に日本学術会議の任命拒否問題について明確な説明を求めた件について、電話にて圧力をかけた疑いが報道されている。
私はある基礎科学分野に従事するいわゆる任期付き研究者である。基礎的な学問は社会にとって役に立たないとされ、安倍・菅政権下では徹底的に蔑ろにされてきた。大学では裁量にゆとりのある国交金を急速に減額させられており、競争力のない大学は弱体化の一途をたどり、就職支援学校となり下がった。大学の経営に竹中平蔵のような政権与党のお友達も浸み入ってきた。菅首相は国会にて大学研究者による"国会"ともよべる日本学術会議を既得権益と糾弾した。このように書くと、アンチ自民のように思われるが、私は世代的にはちょうど民主党政権下で行われた事業仕分けによって、危うく大幅予算削減にあいかけた日本学術振興会にて特別研究員として従事していたこともあり、その流れをくむ立憲民主や国民民主は支持できない。維新・ファーストは論外。いわゆる任期付き研究者の救済指針を明確にし、また露頭に迷う高学歴ワーキングプアを大量輩出した大学院重点化を失策として反省する旨を述べている日本共産党を支持する。党員ではない。国会中継はいつも見ている。支持政党を宣言できるのは現実・インターネット含めておそらくはてなアノニマスダイアリーだけであり、感謝申し上げたい。
以下は個人的な分析に基づくものである。ほぼ無根拠に等しく随筆に過ぎない点を詫びたい。また全くまとめるつもりもなくとりとめもなく書いている。
安倍・菅を支持せざるを得ない人とはどのような人たちか。(1) 政府系予算にてほぼ直接首をつながれ自民党を支持せざるを得ない人々、(2) アベノミクスによって益を得た大企業・あるいは傘下企業に就職した人々・あるいはその親族・配偶者、(3) カルト的に安倍・菅なるものを狂信する信者、である。
(1) には学校や役所など税金によって経営されている機関に勤める非正規雇用職員が多数含まれる。たとえば学校であれば常勤・非常勤講師、役所であれば派遣委託金も税金から。そして私のような大学に勤める任期付き教員、ここでは他にも触れられない多数の人たちもいる。
(2) 大学はもはや多数学生にとっては就職予備校に過ぎず、3年生になればインターンに参加するのはもはや常識と化している。学生が卒論や修論にかける時間など研究室に配属された全体の時間からすればほんの一部に過ぎない。実験やフィールドワークが重要な分野にとっては学生の研究活動・成果は重要な資源であり、全く無視することなどできない。リーマンショックにて極端に就職率が下がった時代に大学院に一時避難しその後企業の状況が良好となり一般就職した優秀な学生も多くいた。彼らが研究室・分野に残したレガシーは未だ活用されているし、彼らの中には今戻ってきても通用するであろう人もいまだ多数いると思っている。あれ以降、そのような時代は訪れていない。もしかしたら、新型コロナで不況になってしまった今、再び大学院は一時避難先となるかもしれないが。
アカデミックに身を置く私から見れば、安倍・菅はどうやら学問というか大学に対してコンプレックスというか憎しみに近いような感情を抱いている点はもはや間違いないだろうということが推察される(安倍氏はかつての家庭教師や大学時代の恩師からもダメ出しされている。)。非常に優秀な人たちが何だかよくわからないこと(基礎的な学問)にエネルギーを費やすことが無駄にしか見えないのかもしれない。こうした感情は多くの国民がシンパシーを感じているという点は見逃せない。日本学術会議の任命拒否問題はこれまで国会が定めてきた法の解釈に反するという一点が本質であるにも関わらず、問題は菅によってすり替えられた。つまり、学術会議の在り方に問題があると指摘し(既得権益だそうだ)、これになんと国民の半数以上がそうだと思っているとの世論調査が出た。(問題のすり替えという点が実にアンチアカデミックらしい思考だという皮肉も込めたい。)(ところで、全く非論理的あるいは違法ともいえる手段は安倍・菅政権で何度も取られてきた。安倍氏が自身の公職選挙法・政治資金規正法違反による逮捕を恐れ、当時の鑑定の守護神でもあった東京地検検事長黒川氏を違法に定年延長させようとしたのもそうだ。)
国民には学問が何か役に立つものだとは信じている人はそれほど多くないのが実情である。そんな20年も30年も時間をかけなければ芽が出るかもわからないことに税金を費やすくらいなら苦しい自分たちを救ってほしいのである。これが実情。だからアベノミクスのおかげで就職できたお子さんを持つ親御さんや祖父母さんは安倍を支持せざるを得ないだろう。個人的には東日本大震災のような日本に深刻なダメージを与えた地震や津波といったことを研究しているような地質学・地震学・あるいは地球流体といった分野や、ここ毎年のように繰り返される豪雨や台風による被害を予見するための気象学といった分野に、ごく少数の研究者しかかかわっておらず、むしろ次から次へと研究室が畳まれている深刻な事態に誰も何も言わない(言えない)ということに、絶望以外の感情が持てないというのが率直なところである。あるNHK特番で東北を襲った過去の津波から教訓を得ようとする名誉教授の先生が自らフィールドワークで沿岸を歩いて地層を見ていると聞いたときは膝から崩れるような思いになった。(当然だが津波や地震の研究者がいないわけではないと思っている。)これらの分野は地学の1分野とされ、役に立たない理学の一分野とされている。国民の大多数がこんな見方だろう。これ程に基礎学問を蔑ろにする政権がイノベーションだの科学技術立国などのたまうのだから滑稽極まりない(ちなみに私はもっと無駄であろう分野の研究者である)。いずれにせよ、大学院博士課程で教育を受け学位をディフェンド(審査だから自分の主張を守るのだそうだ)することが一流企業に就職する最低ラインと正しく認識されているアメリカ合衆国・ヨーロッパ・中国や台湾には追いつくことは二度とないだろう。一生彼らが最先端で開発するスマートフォンなどの端末やウェブ技術を使い続ければよいと思う。自動車だけが最後の砦になるのだろう。それもいつ世界の最先端から取りこぼされるのか。
トランプ政権の4年で良心を失ったことを顧み、バイデンを選んだアメリカが心底羨ましい。強いネガティブを避けるためにバイデンが選ばれた、という向きも否定できないが。やはり自分たちでリベラル(自由と平等)を勝ち取るという気概は失われていないと感じた。そしてアメリカのリベラルには非常に豊富な経験がある。この点が日本とは大きく異なる。日本が自民党を拒むときは、いつも不況だった。バブル崩壊後・リーマンショック。そして新型コロナでも非常に怪しいわけだが。このような積極的でない背景による政権交代しかなく、自分でドライブする準備が出来ていない野党が突然与党になってもなかなかしんどいのである。民主党政権はうまくいったとは言えない。国民も自分たちでリベラル的なものを獲得してやろう、という気概は持てないのである。何より、経済的・精神的にゆとりが持てず、いつ派遣先から切られるかもしれない恐怖と不安、巨大な大企業に庇護されているという虚栄ともいえる安心感が強く、社会全体を根幹から支えようとか社会的弱者や虐げられてきた人たちに目を向けようとか、つまり社会福祉や学問・教育に社会として注力して、たとえ遠回りであっても国全体の再生を目指そう、という気にはなれないのである。自分には介護対象の親や祖父母がいるから、とか女性であるとか、小さな子どもがいるとか、それらと家庭の経済状況を計りにかけている人もいなくはないだろうが。なにせ、かくゆう私も任期付きでいつ首を切られるかわからない立場である。そんな者が来年度予算の財源を握る政権与党を支持しないで大丈夫なのか、と思われそうだが、全くの事実。実は私も政権与党に首根っこをつかまれている人間の一人に過ぎない。だが、ここは増田。私がどこの誰かなど特定することもできない。だから、これから数十年先の日本が絶望的状況でしかないと言っているのだ。目を覚ませ、国民よ。