はてなキーワード: 自力とは
何処かのweb記事があまりに酷かったので思い出に浸りたいだけなんだ。
ここ数年は年2~3本ペースなのでめっきりやらなくなってしまったけど思い出は残しておきたい。
といっても全部挙げてたらキリがないのでタイトルを見回して忘れたくは無いなあと思ったのをピックアップ。なので大作っぽいやつや有名作は入っていたりいなかったりする。
「猫も鳴かずば殺されまい」は憶えてた。
当時としては珍しく確か2年ぐらい延期、しかし内容はただのCG集という散々な記憶。
時間を掛ければよいとは限らない。
今回調べてて一番驚いたのが、雫が96/6/26発売、痕が96/7/26発売ということ。
今思うとそう長くないボリュームなので密度が濃かったんだと思う。
20年越しにアニメ化されるとは誰が思ったか。名作なのに、しょうも無い規制で完全な復刻が叶わないのが残念。
自分はプレーしていないが、それまでエロ系の作品しか出してこなかったブランドがイメージを一新してまさかの学園恋愛ものを出すという奇抜さ、しかし半年後にはエロに振った外伝的な作品(放課後マニア倶楽部)を発売するという合わせ技が印象深い。
今思えば猟奇って程でも無かった気がするけど、バッドエンドの後味の悪さが。
何だかんだでやりこんだからこれ系のテキストが好きなんだと思う。
決して悪くは無い、のに結局妹に人気が集中した結果を重く受け止めて欲しかった。
館もの+痕系のちょいミステリーみたいなの、だったはず。隠れた良作。
後味の悪さで名を残す作品。
悪夢で味をしめたというかなんというか。キャラの数だけは圧倒的だと思う。
当時から人気だったけどあんなシリーズ物になるとは誰が思ったか。
混沌とした当時のネット界隈を絡めた恐怖感の煽りが上手かった。
叙述トリックの名作……なのかもしれないし話は面白かったけど、システムとフラグがあまりに酷すぎた。
二次創作的なキャラデザのせいか直前に通販限定になったという。確かマイナーなキャラが最後まで元ネタ不明だったような気がする。
超インテリゲー。
当時の記憶ではうーん、って感じ。好きな人は好きなんだろうなって。
全く話題にも残らず隠れた良作でも無いけど、雰囲気だけは好きだった。
口コミだけで売れた佳作。バグ抱えたシステムをユーザが作り直すとか後にも先にも無いんじゃあ。
ジャンプ打ち切りエンドみたいな、ここで終わり?!みたいなのが非常に惜しい雰囲気ゲー。
確かフラグ管理が独特で、直前にプレーしたルートが次のルートに反映されるという仕組みだったような。
隠れすぎた良作枠。
冬子さんルートが最高なんだよなあ。
救いの無い話だった気がする。
雪さん好き。
たまソフトは良くも悪くも本作だけだった。
当時の規制に反するために故・田所氏が独自流通で販売したという記憶だけ。
アイは2作までだよ、3作目なんて無かったよ。OPの格好良さは異常。
発売当時はワゴン行きの良作だったのに、アニメ化で火が付いたという。
kanonのパクリみたいな感じで適当に作り始めたはずがそのうち本気で作ってしまったとかなんとか。言うだけあって面白かった。
当時は面白かったけど今やったとしたらどう感じるだろうなと。
今でもまだ「それは、必然で偶然の出会いでした」からの台詞を全パターン諳んじることができる。
これまたジャンプ打ち切りエンドのような最後が気になる終わり方。灰被りと同じライターの作品だったはずだけど何処かで完結させて欲しい。
厨二作品としては一番好きかも知れない。
20年近く経ってもまだシリーズやってるなんて思わなかったよね。
妹ゲー枠なら一番好き。
OPムービーほど本編が話題にならないけど、本編も良い意味でよく刺さる名作だよ。
かぐやの名作。
発売時は難民になった。
そういえばショコラもパルフェもアニメ化という悲劇を回避してたのは意外だった。
カードゲームベースの魔女っ娘バトルは面白かったけど、やってる内に敵の手札を憶えてしまうという問題が。
「なんでエロゲでこのジャンルをやろうと思った?」で初めて「なるほどこれはエロゲでしかできないな」となるまでがテンプレ。
陵辱ゲっぽく見えるものの濃厚和姦ゲとして良作。
末期のシルキーズが生み出した半ばギャグに近いようなサブタイトル台詞シリーズ。独特の台詞回しと声優さんの熱演が勝利の鍵だった。
据え置き機で出た作品が逆移植という枠。ループもので陵辱含むバッドエンドありというのはなかなか頑張ってる。
誰かが、ほんの少し優しければメインヒロインにもシナリオのパッチが作られただろう。でも、そうはならなかった。ならなかったんだよ。だから−−この話はここでお終いなんだ。
完結編はまだ製作中とこの前見た。
当時は遊び込みました。
主人公が何気に良い奴なのを含めてギャグ枠としても良作という。
未だに穹のグッズが出てる。
伏線とその回収が非常に巧かった。
厨二バトルもここまで極めたら芸術だよね
エロゲオタク達にシラノ・ド・ベルジュラックを広めた名作。
名作のはずなのに、アニメの二期は叶わなかった。
シナリオの良いところもダメなところも1作目を踏襲してたのは笑った。
Flyable Heart のスピンアウトだけど単体でも十分楽しめるというのは凄い。
珍しいぐらいに正統派伝奇もので、実用的なフローチャート実装という遊びやすさは他も見習って欲しい。
え、ついこの前までアニメやってなかった?そんな昔だっけ?
従来の作風から離れ、ダーク路線の作品への挑戦は高く評価したい。
これまた延期に延期を重ねたのはいいとして。シナリオは無いに等しいと言うよりも、読解力・想像力を求められすぎる。
体験版で期待を勝ち取った良作。
シナリオに全く期待できない炉理ゲーと見せかけて伝奇ものとしてもある程度楽しめるという意外性は記憶に残った。
YU-NOフォロワの中では尤もよくできた作品では。あまりに高難易度、理不尽の域に達しそうな仕掛けは不親切だがシステムと高次に融合するシナリオはやはり面白い。
また安易な男の娘ものか、と思わせてきっちり人気シリーズにしてしまうNavelの底力。
ラストバトルの盛り上がりは最高。
作品によってブレが大きく、また単体作品としても完成度が惜しかったpurpleが本気になったのはここからだと思う。
非常に仕掛けが凝った怪作。仕掛けやフラグが多数ありすぎて自力で見るのはやりこんだ人だけ、というのもこの作品のコンセプトを考えると面白いところ。
8月が他の学園モノに差を付けられるのは、やはりキャラを脇役に至るまできちんと立たせることができる点だと教えてくれる。
面倒くさいヒロインが大好きなので、コンプレックスとか色んなものに思い悩むヒロインが超可愛い。好き。
Clover Heart's好きだったし期待してたのに、どうにも合わなくてなんでだろうと考えてたら自分自身の好みが変化してしまったという結論に達して哀しくなった思い出。
夏ペル以降のminori作品の中では一歩抜きん出てる良作。主人公を理詰めで責めて振るヒロイン最高でしょ。
男の娘主人公ものって女装してる時は去勢されたかのようになるくせに突然ベッドヤクザという一種のテンプレが成立してたので、普段から性欲と自分の姿のギャップに思い悩むのは良い試み。
ここ最近のだと、nineとかやってるけどあれはまだ完結してないし…… FLOWERSは面白かったけど全年齢だし、で多分こんなところ。
その年と年収で旅行に40万~50万円かけちゃうのってすごいなぁ。まぁ長期に渡って行くとか高級ホテルに泊まるとかならお金かかっても仕方ないけど。
自分は年齢も年収も元増田の倍ぐらいだけど、夏休みの旅行に30万円かけるのに躊躇してる。休みをとりやすいのがお盆の前後なので、特に贅沢しなくてもツアー料金が全体的に高くてムカついている。まぁ自力でいろいろ手配したりトラブル対応したりする能力が低いので、大手旅行代理店を頼るしかなくて高くついてるんだけど。
あなた元増田ですよね?元記事のタイトル「ネットに女の居場所はないのか?」ってかかれました?
あなたの行かれてる喪女はネット上の女の居場所じゃなかったんですかね?
なぜか迷い込んだ増田に女の居場所がないように見えたんで文句いいたかったんですか?
しかも横増田で自分も女だって言ってる人もいらっしゃって増田のようなミソジニーはびこる場所で居場所を自力で勝ち取ってる人もいるわけです。
まあ甘ったれたかっただけなんでしょうけど釣りにしても下手すぎ、
どこいっても居場所が勝ち取れないのは当然ですね。
ついこの間、意を決して発達障害の支援センターに電話をしたんだ
もうこれは発達障害だろ、間違いないって思い込んでさ
でも近所の病院で診断してくれるところが分からないから、教えてもらうために一週間ぐらい悩んで掛けることにした
昼前だったからかな
割とすぐに繋がって、担当の人にその旨を伝えた
そしたらさ
「もしもあなたが本当に発達障害だとしても、二次障害がないなら簡単に認定されないと思いますよ」
へーそうなんだ
確かにうつ病というには元気すぎるし、双極性障害でもないでしょう
生活に困るほどの不安障害はないし、その他色々診断もらうまでの精神疾患はないですよ
ありがたいことに
でも二次障害があってもなくても、発達障害だったら生き辛さは軽減されないと思うんだが
それを病名なしで説明して(それも素人知識で)、理解されるなんてことがあるのだろうか
一体どこまで不幸自慢すれば世間は諦めてくれるんだ?
そんな訳で医学的にはまだ健常者だ
診断書以前の問題で病院には行かなかったから健常者と名乗っても問題ないはず(本気で診断されたいなら病院行けといわれたら何も言えない)
しかし「普通」を必死で取り繕ったところでどうなるかなんて目に見えている(というか既に失敗している)
普通扱いされたところで、あなたが思っているような人並みには出来ないと説明するのも理解してもらうのも無理だろう
反対にこんなに生き辛いのになんの病気でもないことがつらいと言えば、病気の方々からの厳しい批判を浴びる
言ってることは正論だよ。自ら病気を望むなんて正気の沙汰じゃないだろうし、馬鹿にしてるとしか感じないだろう
だけどもうどうしろっていうんだ
だって俺から見た世間の「普通」と俺の「普通」がどう考えてもかけ離れているようにしか見えないんだから
だからどんな病名でもいい
はっきりと「生きるのに適性がありません」と誰か証明書を出してくれよ
そうしたらお互いに配慮もできるし、なにより納得できる
病名に頼ろうとするのが甘えだとして、でも縋る藁さえないのは酷だろ
まあ、これで俺が本当に「普通」だったら「病気」という理由からも完全に見放されることになるがな
それが一番ありそうで真面目に笑えない
感情のやり場も封じられたら、人はどうなるんだろうな?
それも今みたいな弱者でも使用方法さえ教え込まれれば誰でも使える重火器が主流の近現代戦じゃなくて刀剣や弓矢が中心だった古代や中世の戦争!!
血湧き肉踊り骨を削りあう骨肉の戦い!!!
自慢じゃないけど俺は学生時代から兄貴以外には喧嘩で負けたことがない。
昔から「俺はなんでこんなに喧嘩強いんだ?」って思ってたくらい強い。
たぶん動体視力が優れてるから攻撃を避けるのが上手いのと顔や股といった人間の急所を攻撃することに躊躇するリミッターが存在しないことに俺の強みがあるんだと思う。
俺は学校の勉強は全然ダメだった。まずずっと座ってられないんだよね。
すぐ文房具で遊んだり落書きしたり足でリズム刻んだりして集中できなくなる。
あとすぐ眠くなる。高校時代なんて誇張じゃなく殆ど寝てたと思う。
だから今は学もないのでそれなりの仕事に甘んじるしかない虚しい人生。
でもこんな俺でも一度国が戦争状態に陥れば活躍できるし重宝されるはずなんだ。
だって俺喧嘩強いから。真面目にいざとなったら上司と同僚全員と乱闘しても勝つ自信あるわ。
小学生4年の時に既に自力でハイキックとバク転を習得した程の運動神経は健在だから。
問題は重火器主流の近現代戦では俺の得意の近接戦闘の出番が少ないっていうとこ。
だから俺は核禁止条約どころか重火器禁止条約が必要だと思ってる。
今の戦争は高度化し過ぎて、如何に楽に殺戮でききるかを前提とした非人道的な兵器がどんどん開発されてる。これは絶対に間違ってる。
男の闘いとは鍛え上げた肉体を元手に刀剣で切り結ぶ死線のことを指す。
ヒョロガリ陰キャ達が互いに照準を重ねて引き金を引くだけのおままごとは断じて男の闘いではない。そういうのはFPSでもやってればいい。
俺はこの肉体を持て余している。仕事なんて辞めて闘い続ける戦士になりたい。でも重火器戦闘は男の戦いにあらず。
悩ましいぜ。
その人のことを昨日ネットで見かけて、ある出来事が思い出された。
10年ぐらい前、まだその人が本格的に商業デビューする前の話。
私はその人のブログをちょくちょく見ており、同人活動やイラストをチェックするために訪れていた。
「新しいファイルサーバー買ったからveohからアニメをダウンロードしてガンガン放り込んでる」
という内容の記事がアップされていて驚いた。
その人は自力でブログやウェブサイトを構築できる程度にはネットに慣れていて、尚且つかなりの高学歴。
だからネットリテラシーもある程度高いんだろうなと思っていた。
しかも二次創作系同人活動もやってるのにそういうことを書くのかと。
その人は当時ほぼ無名だったからか特に問題は起きず、その後も普通に活動を続けていた。
その時はちゃんと商業デビューした後だったと思うので、そういうことなのかもしれない。
ちなみにその人は、同人活動がきっかけで今の萌え系四コマ雑誌にフックアップされている。
そして同人活動の経験を生かした作品を連載しており、その作品はアニメ化もされている。
でもご多分に漏れず、その作品名で検索すると違法アップ動画サイトへのリンクが容易に見つかる。
家に電子ピアノはあったが
tong pooが弾きたくて一生懸命練習しまくった程度である
教授の影響は受けていると思う
当時私は20代前半
(記憶が曖昧だが)確か物販で何かを五千円以上買ったら握手券一枚と引き換え出来て
私は会場限定Blue-rayとスコアを購入して握手券をもらった
握手会の列に並ぶ
前のおじさんのほうが対応は凄く良かった
私の番が来た
無表情で一言も、何も言ってくれなかった
片手でしか私の手を握ってなかった
とても辛かった
なんか好きなのをすべて否定されたのかのような
家に帰ってから前の人と私の扱いが違いすぎることに号泣して凄い落ち込んだ
そっちの方が明らかに対応が良かったし(そのミュージシャンは終始笑顔だった)少しだけだけど会話出来た
未だに握手会のことを思い出しては
窓口対応が大変と聞くと保険の営業が真っ先に思い浮かぶ。平日に喫茶店で仕事してたら隣の席で保険屋の若い営業の方が、おっさんの雑談を延々と聞いてる現場に出くわした。おっさんもおっさんだけど営業の方ももう少し要点をまとめて話せよと。「終身じゃないのか不安だな〜」「そうですかね〜」。そうですかねぇじゃねえよ。お客様の予算感だと終身は難しいですが、予算をこれだけ増やせば終身に切り替えられますで終わりだろ。これほんと誰も得しない無駄な時間じゃん。相談だけで2000円でも取れば、聞く側も話す側も要点をまとめて話すだろ。
だいたい、おっさんの不安を解消するためのコストを誰が支払ってるかって、保険屋じゃなくて契約者じゃん。何が悲しくておっさんの身の上話に付き合う営業さんの給料を我々の保険料から支払わないといけないんだよ。
保険屋が売上を上げるために商品を複雑化して保険料を高額にする→保険に入りたい人が十分な判断ができないので営業に相談する→営業の人件費が膨らむ→共済やネット保険にコスト面で勝てず更に商品が複雑化する。なにこの悪循環。
ネットで自力で調べられる人と、調べようともせずに営業さんと延々と長話する人の支払う保険料が同額って、もう意味わからん。いやまぁ直接営業さんと会う人の場合、いろいろ丸め込まれて高額契約する可能性はあるけど、高額契約に到らなかったら相談料もらうべきだろ。どうも営業の一環として無料で相談できると思ってる人が多すぎる。相談料取るようになれば営業職に対するブラックなイメージも改善するわ。
私の人生初めての「救急車呼ぶ」体験がなかなかだったのでシェアしておきます。
昨日の夜10時に近所のスーパーの値下げ惣菜を食べて30分後くらいに腹部に違和感、2時間後には座ることすらできない腹部激痛。初めて「食中毒で死ぬかも?」とリアルに感じたので人生で初めて救急車を呼ぶ。
救急隊員は丁寧な対応。しかし多摩地区の○○病院への搬送を決めて連絡をした頃から様子が変。隊員の問診結果を電話で知っただけの担当医が「今日はお薬だけ出して帰っていただきますが良いですか?」と先に電話で伝えてきた。まだ会ってもないのに?こっちは命の危険すら感じてるのに?
出てきた担当医は、簡単な質問と腹部触診で「今日はお薬出しておきますので」とすぐ去る、座ることすらできない私は帰宅を促される(朝まで入院などの提案もなし)。その後は受付でカルテのために住所氏名やら書かされたりタクシーを自分で呼ばされたり。すべて立たないとできない。
担当医が去ったあと、私が言われたことを女性看護師に再確認しようと質問したら「さっき先生が言われましたよね?」いや、こんな状態ですべてすぐ頭に入るわけないだろう。さすがに声を荒げる。ただ喧嘩なんてできる状態ではないので帰るしかなかった。
「経験から大丈夫と判断」と言われればそうなんでしょう。しかし歩くことすら困難な救急患者に自力で帰宅を促すのは本当に「救急医療」と呼べるのか?当直のハードさはわかる。しかしこれはさすがに手抜きとしか思えない。これなら最初から動かずそのまま寝てれば良かった。今日なんとか回復傾向に入る。
ネガでお目汚しすみません。要は言いたいことは「これからの季節、食中毒に当たらないよう気をつけましょう」と「救急医療は”適当な医者、病院に当たることもある”から気をつけましょう」ということ。
私は両方当たった(笑)。
あと、やはり独りで救急医療を受けるのは厳しいですね。誰かひとり、できれば病院のすすめようとしていていることにちゃんと意見できる人に付き添ってもらいたい。
2.5にハマって定期的に人気演目のチケット協力をお願いしてくる友人から
今度は有料会員にならなきゃいけないらしい。
最初は大変だなあという同情心もあって素直に協力してあげてた。ジャンルは違うけど私も舞台オタクだし気持ちはわかる
かかったお金はすぐ渡してくれるしお礼のお菓子とかもちゃんとくれる
でもなんかもう嫌になってきてしまった。
作業自体はせいぜい5分もあれば終わるし私に金銭的な負担もない、
それでももうLINEの通知で「刀剣乱舞が〜」というの見えた瞬間
もーーまたかよ!!!いい加減にしろよ!!!って思ってしまった
重ねていうけど私の負担はたったの5分だし友人はちゃんとお礼してくれる
多分私がムカついてるのは友人じゃなくてこんなこと他人に頼まないとご用意されない2.5舞台のほうなんだと思う
私も別ジャンルの舞台オタクだけど大抵の演目はなんとか自力でチケット確保できるし安心して取引できる定額譲渡の場もある
刀ミュってそんな全く興味ない人に有料会員にまでなってもらわないと取れないの?どうしてそんなことになってんの?
もちろん一番ムカついてるのは刀ミュのファンだとは思うんだけど
モヤモヤしながらも了承の返事をした。
確かに博士課程3年間、学振落ち続けた人間(人文系専攻。当時は合格率15%とかそんなもんだった)としては、そんだけわかりやすい実績上げててなんで??感すごいある。
彼女だけの話でもなく、受賞経験とかはないけど、ポスドクで非常勤講師やりながら、論文や本書いて、研究会主宰とかもやって、ちょっと話せば教育者としても優れてる人だなってわかるような人が、すぐテニュア決まるだろって思ってたのにずーっと決まらないまま50代突入とかしてたんで、ほんとこの世界はわからん。怖い。
研究に向いてそうな学生いても、大学院行ってみたらとか絶対言えない。
留学生はそもそも院進前提で来てる人多いんで、日本の人文系大学院は留学生だらけになってる。残念ながら当然としか言いようがない。
それにしても、史学系って、ガチ公募どれくらいあるんだろうね。
院生&非常勤講師時代はいまいちよくわかってなかったけど、教員側の立場になってあれやこれや見聞きしていると、大学院によって、植民地(若手研究者を送り込める枠がある大学)があるとことないとこあって、ついでに同じ大学院でも専攻や師匠によって、コネ回せるとこと回さない(回せない)とことある、らしい*。
コネ回すことができるとこでも、空きがなければどうしようもないので、全員に回せるわけではなく、優秀な人、貢献してくれた人からということになるわけなんだけど。
どれだけ実績があっても、(1)専門領域でのガチ公募が極端に少ない(朝日新聞の記述で、履歴書読んだ跡がそもそもなかったこともあったってあったけど、既に採用者決まってるアリバイ公募ってことだよね)(2)出身大学院または師匠がコネ回さない、が重なれば普通に詰むよね。
あとは研究会とかで自力で人脈広げて、呼んでくれる人を作るかどうかくらい?
いうて、コネで押し込めるのって学部長級以上とかだし、そのへんの人らは学務忙しくて研究会とかそんな出てくる暇なさげな気もするけど。
あとは退職する教員が後任推薦することもなきにしもあらずだからそのへん? 後任推薦NGのところも普通にあるんでなんだけど…
専門によっても違うし地域や大学によっても事情は違うと思うけど、ガチ公募をもっと増やして、とりあえず「研究業績ある」「学生の面倒がみれる」「最低限学務もこなせる」「コンプラ守れる」あたりが揃っていれば就職できるチャンスを増やすことが、優秀な研究者育てる鍵になる予感がする。
ちなみに出身地の国立大で、自分の専攻の公募出ないかなーと10年以上ガン見してましたが、一度も公募出ませんでした!!
※自分はガチ公募で勝つしかなかった。年数件くらい出る自分の専門領域とかぶる公募に20回以上応募して、面接まで行ったのが3回、4回目に呼ばれたところに決まった。ちなみに面接では研究者としての資質もそうだけど「一緒に仕事してうまく仕事回せていけるか」が見られるという印象。あとで聞いたら、実は自分より優れた業績もってる候補者もいたんだけど、そちらが面接で引っかかるところがあって、結局自分になったらしい。(久々に書いたらはてな記法の脚注の付け方がわからんくなってた…)
瞑想をしてみてください。
お前のせいだよ、お前がブスだから駄目なんだ、普通のふりしてるけどお前は所詮空気の読めない頭のおかしいやつなんだ。
そんな言葉が頭にこだまする、まぢ病み状態になってしまうのです。
むしろあなたはおかしくなる過程や構造をある程度見抜いて対処法まで発見しているのだからかなり観察力があり智慧がある方の人です。
仏教はお釈迦さまという非常に智慧のある天才があなたと同じことをより精緻に観察して完璧な対処法を発見して、それを苦しむ人たちに広めたところから始まっています。
(私もあなたと同じようなことをもっとぼんやりと感じていて瞑想に出会いました。)
スマナサーラというスリランカの坊さんの本が読みやすくおすすめです。
騙されたと思ってアマゾンで1冊買ってみてください。
本読んで家で実践するだけです。
親は団塊世代で当時は給料も右肩上がりの時代で、それなりの中流家庭だったと思う。
兄が通っていた地元の塾に自分も行かせてもらい、兄は一足先に中学受験をして某私立中高一貫校へ進学した。
自分は最初の塾(兄と同じ)で、『御三家も狙える』と言われ、有名な大手進学塾へ通うようになった。
毎週土日のどちらかには親に連れて行ってもらって都内へテストを受けに行き、自分は純粋に楽しんでいたが、それに付きあう親は大変だったろうと思う。
そしてその頃から、どうやら兄は道を徐々に踏み外していったらしい。
具体的に中学生の兄の身に何があってそうなったのかは今でも知らない。
兄は万引きなど軽犯罪を繰り返すようになり、親が警察に行くこともたびたびあった(当時、自分にはそれらの事実は知らされなかった)。
自分と兄はひとつ屋根の下に暮らしていたが、部屋は別々で元々仲の良い兄妹でもなかったし、
自分は中学高校(御三家の一つに受かった)で良い友人に恵まれ学生生活を楽しんでいて、兄のことはほぼ眼中になかった。
ただ、それでも兄や両親を見ていて、『兄が道を踏み外しつつある』こと、『親が兄の対応で大変らしいこと』は雰囲気でわかった。
だから、自分まで親に負担をかけてはいけないな、と子供ながらに思っていた。
別に親のためにいい子でいようと思ったわけではない。
道を踏み外していく兄を尊敬できなかった、いや、心から軽蔑していた。ああはなりたくない、と思っていただけだ。
学校の友人の兄弟はみな出来が良くて、どこに出しても恥ずかしくない「まっとうな」人達で、比べると自分の兄が恥ずかしかった。
学歴なんかの問題じゃない、今でもそれで兄を差別する気はない。
犯罪を犯すこと(万引き以外にも路駐やら何かでしょっちゅう警察から電話があった。警察をバカにし、遵法精神などまるでなかった)、
それで親に多大なる迷惑と心労をかけていたこと、それを反省もせずにまた繰り返すこと。
兄の心理など知る由もないし、なにか彼の思春期に問題があったのかもしれない。
だがだからといって兄の行為が正当化される訳もない。繰り返すならなおさら弁護の余地もない。
私は心の底から兄を嫌い、軽蔑し、しかし表にはそれを出さずに、ただ兄とは接触しないようにしていた。
(なぜなら、兄は短気で暴力に訴える人間だったからだ。一度自分がそういった態度を見せた時、夜中に枕元に金属バッドを持ってすごんできたのは忘れられない。
そしてそういった基質もまた、私の兄への侮蔑をより強める結果になった)
そして兄は高校を(なんとか)卒業し、大学へは行かずにフリーターになった。
親はどこでもいいから大学へ行かせたかったようだが、兄本人が『大学でやりたいことがない』と進学しなかった(ここは兄が正しいと思う)。
ありがちな話だが、兄は音楽の道を進もうとしたらしい。バンドを組んで、いわゆるバンドマンになった。
音楽活動の実態は何をしてるのかさっぱりわからなかったが、さほど身を入れてやっている様子もなく、芽も出なかった。だが諦めきれないのか、フリーターをしながらだらだらと続けていた。
自分が高校を卒業し大学へ進学した後も、兄はその生活をしばらく続けていた。
そのうち、兄は一人の女性(Aさん)と知り合った。そして二人は結婚を考える仲になった。
Aさんはとても良い女性だった。自分や両親とも仲良くしてくれて、兄は大嫌いだがこんな姉ができるなんてほんとに嬉しい、ようやく兄が自分にとって良い行いをしてくれたと思った。
しかしここで、両親は最大の過ちを犯した。
何を思ったのか、兄にマンションを買い与えたのだ。親の名義でローンを組んで、兄と彼女の新居にしろと兄に与えた。
フリーターの兄に月々のマンションに係る支払が払えるはずもない。それはすべて親が払っていたのだ。しかも結婚も確定しないうちに買って与えた。
呆気に取られた。納得できないが親の気持ちになって考えてみれば、『Aさんに逃げられないように、住居が確定していれば結婚生活も楽になるだろう』ということだったのかもしれない。
『妹は大学へ行かせてやったのだから、兄にも何か与えねば』と思ったのかもしれない(しかし自分は国立大で、学費をトータルしてもマンション費用の20%にもならないのだが)。
兄は別に特段の感謝をする様子でもなく、当たり前のようにそれを受け取った。
そしてその後、結婚が決まっても一向に定職につこうとせずに自堕落な生活を続ける兄は、Aさんに愛想をつかされて結婚前に出ていかれた。
(兄はAさんに入れ込んでいたらしく相当なショックを受けていたが、自分から見れば当たり前だばーかとしか思えなかった)
この頃からだろうか、自分が『親は兄を贔屓している』と思うようになったのは。正確には、『親は兄を甘やかしている(自分には厳しいのに)』と感じ始めたのは。
自分は親に言われた。『私立大に行かせる金はないし仕送りをする余裕もないから、家から通える国立大にしろ』と。
親の言うことに従おうとしたわけではなかったが、自分の行きたい大学はその条件を満たしていたので、結果として親ののぞみを叶えた形になった。
しかし心のどこかに、『親ののぞみを叶えたい』という気持ちがなかったとは言えない。兄で苦労させられている親を見てきて、自分だけは親が誇れる子供でいようとしたのかもしれない。
通おうと思えば通えたが、一人暮らしに憧れていたこともあり、親の援助は一切受けずに一人暮らしを始めた。貯金とバイトでなんとかまかない、4年間それを続けた。
親が兄にマンションを買い与えるまではそれも納得していた。だが、親がそれをした時、自分の中で不公平だという気持ちが生じた。
根底に『「親に迷惑ばかりかける穀潰しでろくでなしの」兄に、なぜそんなに金をかけて甘やかすのか?』という考えも当然あった。
自分にとって兄は「いないほうがマシ」で、存在する事で何もいいことがない、迷惑なだけの存在だった。
グレてようがフリーターだろうが、優しい兄なら愛せたろう。だが、兄としての優しさを見せてくれたことなど数える程もない(その数回も小学生以下の時だけ)。
家庭を持って子を為し、親に孫の顔を見せて安心させてくれたなら、「普通」で「まっとう」な人間になってくれたなら、それで兄を見直すこともできただろう。
しかし兄は正真正銘のクズなので、逆の道にしか行かなかったのだ(それについては後述)。自分が兄を見直す機会はおそらく死ぬまで来ないだろう。
(余談だが、なかにし礼氏の小説の再現ドラマ(兄との関係を描いたもの)を見た時、心からなかにし礼氏に共感した。自堕落でお調子者で弟にとって迷惑な兄。
なかにし礼氏が兄の葬式後につぶやく、『兄さん、死んでくれてありがとう』がわかりすぎて辛かった。
何年先かわからないが、おそらく自分も兄が死んだ時、『死んでくれてありがとう』と心から思うだろう。自分が先に死ぬかもしれないが)
Aさんに逃げられた後、しばらく兄は自堕落な生活をしていた(親が金を払っているマンションで一人ぐらし)。
自分は何度も親に『マンションから出て行かせろ、でなければ兄は自立できない』と言ったが、親は『そんなこと実際にできるわけがない』『目の届かないところに行かせるほうが不安だ』と言って聞かなかった。
この頃から、自分の中で『兄が駄目になったのは親の(甘やかしの)せいではないのか』『親は己の見栄しか考えてないのではないか』という疑念が湧いてきた。
やがて自分は大学を卒業して、氷河期の中なんとか上場企業に就職を決めた。
希望の会社からは内定が出ず、文系でプログラムなど全くわからないのにSEになることになったが、就職できただけでよしとするしかなかった。
親の反応は『とりあえず上場企業だから、外への体裁が整った』というものだった。親にとって自分は見栄のための存在なのだなということが、徐々にわかってきていた。
同じ頃、兄もようやく某リフォーム会社で営業として働きはじめた。
兄の営業成績は良かった(もともと外面だけは良い)ので、いっときは小金持ちになれたらしい。外車を買ったが、マンションの金を親に返す気はさらさら無いようだった。
その外車がポンコツなのかあるいは外車とはそういうものなのか、しょっちゅう壊れて修理代がかかった。あまり乗らないせいもあっただろう。
乗らないのなら売ればいいのに『売っても二束三文にしかならない』と兄は言い張り、親はなぜか修理代を肩代わりして払ってやっていた。
(散々修理代を払って直して、最後にはやはり壊れ、ろくに乗りもしないままに結局二束三文で売ったようだった)
マンションの支払いは親が続けていた。このころようやく、月々の管理費や積立金などの維持費だけは兄が支払うようになったようだった。
そのうち、バツイチ子持ちの女性Bさんと知り合い、今度は結婚した。Bさんについては自分はほとんど知らない。
その頃自分は向いていない仕事かつ長時間労働で心身を病みかけており、朝焼けの街を徹夜明けで泣きながら一人家路についたりしていたので、兄のことなど構う暇もなかった。
結婚式には一応出た。ストレスで過食気味になりむくんだ顔の自分が愛想笑いを浮かべて写っている写真は見返したくもない。
兄の結婚になんの感慨もなく、『これで普通の人間になってくれれば』と願っただけだった。兄に望むただ一つのことは『普通の家庭を築いてくれ』で、それ以上は望まなかった。
営業成績が良いのに浮かれ、独立すると言って仕事を辞めた兄だったが、ろくなノウハウもない個人のリフォーム営業がそうそう上手く行くわけもない。
あっという間に生活は行き詰まり、さっさとBさんに逃げられた(どうやら浮気されていたようだが、それを追い詰める気力もなかったようだった)。
そしてまた、マンションで自堕落な生活に戻った(もちろんマンション維持費は親払いに戻った)。
自分はずっと『兄を甘やかしすぎだ、マンションから追い出せ、マンションを売ってしまえ、でなければ兄は自立しない』と親に言い続けていたが、ずっとでもでもだってで聞き流された。
『(万引きなどの)前科があるから、追い出したら何をするかわからない。もっと悪いことになるかもしれない』『どれだけ言ってもあいつはこちらの言うことを聞かない』。これが親の言い分だった。
しみじみ、親も兄も情けなく、どうしようもないと思った。『お前は冷たい』と言われた。
『そもそも最初にあれが道を踏み外した時、お前の中学受験にかかりきりで、親としてろくに関わってやれなかったのが悪かったから』と。
そう言われて自分にどうしろと? 責任を感じろというのだろうか? もうとっくに成人していい年になった兄を憐れめと? 親でもない自分がなぜ親と同じ感情を共有せねばならないのか?
『ずっとそう言い続けて兄を甘やかして、それで状況が好転したか? 好転する見込みがあるというのか? 兄の自立を妨げているだけではないのか?』
そう言っても、親は同じ言い訳を繰り返して兄への甘やかし(マンション与え)をやめようとしなかった。
自分の中で、兄への嫌悪と親への嫌悪の比率は徐々に逆転していった。兄がどれほどのクズだろうが、どんな人生を送ろうがもはやどうでもいい。
自分と同じ親のもとで、恵まれた環境で育ったにも関わらず、兄は自ら堕ちていったのだ。兄の人生は兄のもの、好きに生きればいいしどこでのたれ死のうが勝手にすればいい。
兄よりも、そんな兄を甘やかし続ける親のほうに不信と不満が募っていった。なるほど、親がこうして甘やかすから兄は更生できないのだと納得した。
そして『兄が自分よりも甘やかされてる事実』にどうしても納得できなかった。自分を特別扱いしろというのではない、兄を特別扱いするのが耐えられなかったのだ。同じ子供として平等に扱ってほしかった。
自分の大学時代、兄は親が与えたマンションでゆうゆうと一人暮らしして、自分は仕送りを一切受けられずに生活費のすべてを自力で稼いだ。
就職してから、兄は親が与えたマンションで好き勝手に暮らして、自分は親に金を入れていた。家に金を入れるのは当然だと思う気持ちもあったが、理不尽だと思う気持ちはどうしても拭えなかった。
その気持ちに耐えられず、『兄と比べてあまりにも不平等だ、兄にも金を支払わせろ、兄を甘やかすのもいい加減にしろ』と泣いて言ったら、『じゃあこれからお前も金は入れなくていい』と言われた(そうじゃないだろ)。
家庭のことや仕事のことなど色々あり、結局自分は新卒で入った会社を3年ほどで辞めてしまった。親に『30までにやりたい道(フリーランス)で食っていく目処をたてる』と誓い、宣言どおりに28で目処を立てた。
兄は親が見つけてきた非正規パートの仕事をなんとかこなし、その頃にはそこそこ年季も入って板についてきていた。新しい彼女(Cさん)もできたようで、マンションで一緒に暮らし始めた。
だが、そんな矢先。兄が、クスリで捕まった。
最初に一報を聞いた時、親はともかく、自分は『まあ、あるだろうな。やっぱりな』としか思わなかった(基本的に兄の人格を信頼していないので、何を起こしたと聞いても『やりかねない』としか思わない)。
もちろん家族の誰も気づいていなかった。家族の目の届かないマンションでずっとやってきたものらしい。
自分は『言わんこっちゃない、だからマンションから追い出せとあれほど言ったのに、甘やかし続けた結果がこれだ』と親に言った。親は『そんなこと今更言っても仕方ない』としか言わなかった。
そこからの詳細は省くが、兄は執行猶予がついて戻ってきて、兄を見捨てなかったCさん(菩薩かよ)と今でも親の与えたマンションで暮らしている。Cさんが見張っているので再犯はないと思いたい。
Cさんには敬意と感謝しかない。彼女がいなかったら兄はもっとだめになっただろう。
しばらくCさんに食わせてもらっていた兄だが、今はまた派遣で職について、そこでの仕事も軌道にのってきたようだ。今度こそは歳も歳なので落ち着いたと思いたい。
(ちなみに、また維持費だけは払うようになったが、購入費は一切払っておらず、名義は父のまま。毎年実家よりも高い固定資産税を払っているのも父)
兄はもうどうでもよく、二度と犯罪を犯すなCさんにだけは迷惑をかけるなCさんだけは大切にしろとしか思っていない。
残念なことに、自分の中で兄の見方が変わることはこの先死ぬまでない。今の兄と表面上でも付き合えるのはCさんあってこそだ。Cさんを姉と慕っても、兄を兄と慕うことは生涯ない。
きょうだいは他人の始まりとはよく言ったもので、兄への気持ちはもうこれでいいと落ち着いている。
だが、「未だに」なのか、「今だからこそ今まで積もり積もったものが」なのか、自分の中で親へのわだかまりだけはどうしても消えない。考えると落ち着かず、心がざわつく。
もう親も老い、自分もいい年だ。親も人間であり、それも見栄っぱりで子供を平等に扱わず贔屓するようなできの悪い人間だったんだと納得するしかないとわかっているのに、
自分はどうしても、親に『自分たちが間違っていた』と言ってほしい。子育ての過ちを認め、自分がどれほど辛い思いをしたかを理解し、悪かったと謝ってほしい。
だが、過去に喧嘩した時の経験から、親は絶対に自分の過ちを認めない、ましてや子供から言われる言葉を決して正面から受け止めないとわかっている。
『それが親に対して言う言葉か』『何様のつもりだ』『はいはい、全部こっちのせいだって言いたいんでしょう』…そう言って絶対に絶対に自分の過ちを認めない。老いた今、なおさら頑なになり認めないだろう。
自分は自分なりに、親の期待には応えてきたと思う。教育で親に金をかけてもらった事は感謝しているが、それだけの成果をちゃんと出し、結果をだした。
なのになぜ、自分は兄と同じに扱われなかったのだろう。自分だけが要求され、応え続けねばならず、それなのにそれを評価もされなかったのだろう。
これを言うと嫌な人間だと思われるだろうが、客観的に見て自分のほうが親に貢献しているしまともな人間として育った(少なくとも前科ものでなく、親に迷惑をかけていない)という自負があるだけに、やるせない思いがある。
本来なら自分のほうが親に贔屓されて然るべきではないのかという思いがあることは否定しないが、贔屓してほしいとは言わないしするべきでもない。
ただ自分に求めるものは兄にも求め、兄に与えたものは自分にも与えてほしい、子供の間に差をつけないで平等に接してほしかっただけだ。
男女の差だというのならばなおさら、兄には『長男』としての役割と責務を求めるべきだったろうに、なぜ私が長男の役割も果たさねばならないのだろう。
兄が結婚した時、自分は『兄が孫を作ってくれたらそれだけが兄の親孝行だ、自分にも兄がいた意味がある。せめてそれくらい孝行しやがれ』とわずかに期待したが、兄は子供を作る間もなく離婚した(そもそも作る気もない)。
母は自分にだけ言う、兄には絶対に言わないのに、『老後の楽しみがほしい、孫が見たい』と。
子供はジジババの楽しみのために産むもんじゃねえし産んでおしまいじゃない、何ならあなたがたが育ててくれんの? 育てる金あるの? と応えたら沈黙した。
そんなに孫が見たいなら兄に言ってくれ、男なんだから自分よりよほど確率が高いだろうと言ったら、『あの子に育てられるわけがない』。『何を言っても無駄』と言って、兄には20年以上何も要求しない。
『精子バンクとかあるでしょう』『50歳で産んだって例もあるし』とまで言われた日には本当に失望した。
50歳で産んだ女性はほぼ卵子提供で母方の遺伝子は入らないし、養子じゃ嫌だってんならそれ(母方の遺伝子が入らない)も嫌なんだろうに。
そもそも出産までにどれだけ苦労したか(流産だって何度も経験してるはず)、不妊治療にどれだけお金がかかったかわかってて言っているのか、そして不妊治療と高齢出産がどれだけ母体に負担がかかると思っているのか。
娘の体など、自分の楽しみのためにはどうなってもいいのだろう。
孫の立場にしたって、父親がいない家庭に生まれることになるのだが、そういったことを考えてもいないのだろう。ただ、自分が欲しいから、だ。
私の結婚も、自分の見栄だけのためにしてほしかったらしい。大切なのは見栄と体裁で、娘の幸福などどうでもよかった。
『結婚しない女はなにか問題があると思われる』なんて言われても、それはあなただけの醜い価値観だろう、未婚率が三割の時代にそんな事思うほうが少数派だ。
図らずも未婚女性への「己の偏見」を曝け出したことにも気づかずに、『あなたのために言っている、それが世間だ』などと諭してくる醜さ。兄にも同じことを言えばいいのに。
『結婚しろ』と言われるのが嫌で、それを避けるために誰でもいい、一回結婚さえすれば文句を言われまいと思って結婚したけれど、上手く行くわけもなく2年も経たずに破綻。
(付き合っていた人とは、兄の事件で別れざるを得なかった。結婚した人には家族ぐるみで兄のことを隠した。そんな結婚うまくいくわけもなかったし相手には申し訳ないことをしたと思う)
その時の言葉も『せめて2年は持たせろ、外聞が悪い』『相手の親に私(母)の顔が立たない』『どうせお前のわがままだろう』…出てくるのは己の見栄と体裁のための言葉だけで、一度も娘の心情を慮る言葉は出てこなかった。
兄が同じように2年程度で破綻した時、兄に同じ言葉を突きつけたなら、そういう人なのだと納得もできたかもしれない。だが、兄の離婚に関して親は兄に何も言わなかったのだ。