「平積み」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 平積みとは

2023-04-21

https://togetter.com/li/2129989

赤十字とのコラボ」だったり「警察とのコラボ」だったりと言った「公的機関の追認しか問題視しない」という構図。その追認がなければ、如何に本屋平積みされ誰の目に留まる状態にあろうとも、youtube年齢制限も無しに全世界に公開されていようとも何も問題視しない。だが、問題視する際の理屈としては「その表現を見た人間が悪影響を受けるから」と言って憚らない。

うぐいすりぼん荻野太郎さんが言うように、「行政担当者が『自分はこういう女の子が好きなんだよね』という感覚企画を出しているのであれば、それは公的機関ガバナンスとしては問題があるよね」という話であればわかるんだけど、批判者側がそんな風には言ってないから「そんなクレームには屈してはいけない」という話になってしまう。言語化能力がないだけならまだしも、「自分は詳細に言語化している」と思い込んでるからタチが悪い。

そういう連中が発言権を持っている限り、フィクトセクシュアル・フィクトジェンダーのようなマイノリティ人権を守るために、二次元キャラクター公的アイコンとして採用することの意義がいちいち生まれしまう。私だってウンザリだよ。二次元キャラクター公的アイコンとして生まれる度にどこか喜んでしまうのは。

2023-04-16

壁とその不確かな街

まらん…と思いながらいつのまにか読み終わっていた。面白かったのか、これは。面白かったのだな。騎士団長殺しの方が好きだけど。

こういう本が本屋平積みになって、よく売れるというのであれば、もう少しこういう本を書く人が増えればいいのにと思うけれど、なかなかそうもいかないもんですナ。

最後に行き着くところで物語が終わる。少年壮年が行き着き、少年少女出会うべし、過去未来現在挟み撃ちにする。あとがきもある。

そうではない、そうではない、と暗喩暗喩足らんとする。安易な読み方は拒否される。もっと長くなっていいかもっと書きたいだけ書いてくれたらよいのに。

次回作も楽しみにしてます

2023-04-14

anond:20230414114011

ルリドラゴンは「たった6話で休載して再開の目途が立たない新人作品」としては有り得ないくらい売れてるよ

ってか普通にジャンプ本誌で即打ち切られずに連載継続中の他の作品の多くと巻割で比べても売れてる

なんか賞取って未だに本屋平積みだし

個人的には何でそんなに売れてるのか分からんのだが

全1巻(未完)の可能性高かろうと構わず買う人ってのは割といるらしい

あとタコピー原罪な、一ノ瀬と混じってるぞ

2023-03-17

4人目さん

おでんが嫌いです」


レストラン街の案内パネルの前で、嫌いなものを尋ねたら君はそう言った。

「あ、でも材料の1つ1つは大丈夫で、合わさって"おでん"という料理になるとダメなだけです。だからよっぽど専門店とかじゃない限りどこでも大丈夫です」

そんな人もいるんだなと思いながら「そうですか」と僕は答えた。

食べ物好き嫌いなんて些細なことだし敢えて「おでん美味しいですよ」なんてわかりきったことを言うほど僕は無粋な人間じゃない。
だって「なんで焼き魚嫌いなんですか」とか言われたら困る。
嫌いなものは嫌い、好きなものは好きなのだ。そして目の前にいる人間の考えを変えようと思うほどそれらの感情に対して強いこだわりはない。
ただ、これまで一貫して「好きな人が聞いてたら申し訳ないけど」「苦手な人もいると思うけど」と言いながら自分の嗜好を語っていた君が、おでんにだけは配慮を怠ったのが印象的だった。

君が配慮をする必要が無いと判断したそれは、食に興味の無い僕にとって唯一と言っていいほどの好物だった。


コンテンツが溢れすぎているこの世の中では"嫌いじゃない"と思えるものすら貴重で、明確に"好き"だと言えるものはわりと得難いものだ。それが人付き合いならなおさら
長年一緒にいる家族友達にさえイライラすることはあるし、電車で隣に立っている人にさえ不快感を抱くこともある。
そんな世の中で、僕は"好き"と言えるものを探している。

顔も知らない同士だった僕らは、昨今流行りのマッチングアプリで知り合った。
きっかけはありきたりな、好きな映画が同じという共通点だった。

会話を重ねていくうちにそれ以外にも共通点が見つかり、これほどまでに同じ場所を通ってきている人に出会たことが無い僕は、非常に単純ながら「この人が良い」と思い始めていた。ちょうど婚活というものに疲れていたというのもあるかもしれない。
初対面の人間同士が今後長い時間を歩んでいくことを考えたとき、どう考えたってそれまでの道のりが似ている人の方が馴染みやすいのだ。
好きと明言できるほどではないが、嫌いじゃないと感じる相手にやっと出会えた思いだった。

テニスラリーのように、と表現するにはややゆったりした間隔でだったが僕らは途切れずボールを打ち合っていた。たまにラインぎりぎりに打たれたり打ったりもしたけれど、君は難易度の高いショットの方が好きなように思えたので何でもないような顔をして難しい言葉を使ってみた。
本当は必死に調べて返事をしていたんですよ。

そんなラリーを、1ヶ月以上ゆるやかに続けていた。

たぶん遠距離でもないのに1ヶ月も合わずメッセージを重ねているのは長い方なんだと思うけど(実際、この1ヶ月の間に他に知り合った3人の人と会っていたし中には3回くらい会った人もいた)一度僕から誘ったときに断られていたのでもう一度誘う勇気は無かった。
からこそ会わないかと言われたときは嬉しかった。そういえばいいねをしてきたのは君からだったし、通話提案したのも君だった。
思えば最初からいつだってイニシアチブは君にあった。

増田さん、ですよね?」

事前に顔写真服装を送られていたにも関わらず見つけることができていなかった僕に、君から声をかけてくれた。
テキストメッセージから得られる聡明な印象で勝手脳内身長を伸ばしていたけれど、思えばプロフィールに書かれていた身長は低くはないが高くもなかった。

無意識に、いや、嘘だ。意識的自分の背を低くしようとさりげなく膝を曲げたら、君が着けているマスクSHARPであることに気づいた。

ああ、僕もSHARP製のマスクをつけてきたら面白かったかもしれない。
君なのか君の家族なのかもしかしたら当時の恋人とかなのか、とにかく話題になったあのマスクを僕と同じように買った人が君にとっては当たり前なのだということがそこでわかって、それだけのことなのに自分が受け入れられたような気がして安心した。
これ、そのとき伝えておいた方がよかったですか?

普段自炊しますか?」

家庭的かどうかを見られているのかな、なんて思いつつ少し緊張した状態アイスブレイク的な会話を提供してもらってほっとする。

一人暮らしなので一応しますよ」

「偉いですね。しなきゃなあとは思うんですけど、けっこう惣菜買ってきて終わりみたいな感じでやってるんですよね」

「あ、それももちろんやりますご飯だけ炊くとか」

「ですよね」

わあ、生温い会話。なんて思いながら、初対面の男女の会話なんてこんなものかとも思う。凍った水道管に急に熱湯をかけたら破裂するしね。

生温かろうがなんだろうが、こちらはわりと楽しんでいた。
自分ではない存在から返ってくる想定外の答えは面白い。人と人との出会いはエンターテイメントだ。
ただ生憎自身エンターテイナーでも何でもないので君を楽しませることができていたかはわからない。
最近人気の漫画みたいに長い人生のうちの100分の1の時間自分が変わることもあるわけだけど、君が積み重ねてきた1576万8000分と何分かのうちのこの1分は、君を変えることができるだろうか。そんなことを考えていた。

惣菜を食べてるとき、これでいいのかなあって考えちゃうんです。いつ死ぬかわからないけど死ぬまでに食事する回数は限られているわけで、そのうちの1回がこの適当食事でいいのかなって」


そんな考え方したことなかったなあと思いながら、頭に浮かんだ台詞があったので考えをまとめる前に勢いで口から言葉が飛び出した。

「『明日死ぬとしたら生き方が変わるんですか?あなた生き方は何歳まで生きるつもりの生き方なんですか?』って言葉が好きで自分はいだって明日死ぬつもりで生きてるんですけど、明日死ぬって思ってると大体のこと受け入れられますよ」

言ってから、あ、間違えたなと思った。
これが恋愛シミュレーションゲームだったら好感度ゲージがぐんと下がるBAD選択肢だっただろう。

いつ死ぬかわからないんだから毎日最後の晩餐だし最後の晩餐からと言って豪華である必要は無いし、日々食べたいものや食べられるものを食べていればいいじゃないか
そんなケセラセラ生き方をしている僕の主張は几帳面な君には響かなかったみたいだ。

「いやあ、どうですかね」と曖昧な返答でこの会話は閉じられた。

お茶をしている間、このまま解散も名残惜しいし店を回るのが好きだと書いていたから誘ってみようかなあ。なんて、逡巡していたら君の口から同じ提案が出てきたので嬉しかった。

入った本屋で、世間話を続けながら君は平積みになっている本を何気なくぱらぱらと捲る。

「この前、高校時代日記帳が出てきたんですけど恥ずかしくてそのまま読まずに捨てました」

「えっ捨てちゃうんですか!?それも思い出じゃないですか?」

小学生時代手紙すら捨てずに持っている僕には信じられなくて強めに聞き返した。

「いやもう恥ずかしすぎて……」

高校時代だともう客観的に読めちゃいません?」

「まだそこまで大人になれなかったですねえ」

そうか、そうなのか。君は自分過去を捨てる人間なのか。
これまでの会話の中で歴史が好きなのだろうと推測される君は、15年前かそこらに自分の周りで起きた物事やその時の感情は気にならないのか。

僕はこうやって実体験に基づいたフィクションをつらつら書くくらいには自己を振り返るのが大好きな人間だ。
今日のこの時間だって、この後どんな結末を迎えようとも"この時楽しかった"という事実は変わらないし、僕が選んできたBAD選択肢も変わらないし、この増田をいつか消すことがあってもそれらは僕の人生のうちの1分として残り続ける。

「あ、この本面白いですよ」

近くにあった本を何気なく勧めてみたら君も好きなタイプの本だったようで、やっぱり好みは似ているんだなあと再実感した。

スマホタイトルメモする君を見ながら、君が次にその本を読むとき違う人と一緒にいたとしたら、果たして僕のことを思い出すんだろうかとふと思った。

少なくとも僕は思い出しますよ。
何回か同じ話をしてしまう君と違って僕はけっこう君に関心を寄せていたので。
大好きだったおでんを見ると、これを嫌いだと言った君を思い出すくらいには。



思えば、共通点の多い同士であると思って出会ってみたが差異確認し合うことの方が多かったかもしれない。
それでも僕にとっては些細な差異で、"嫌いじゃない"という思いに変わりはなかった。

ところがどうやらこの認識でも僕らは差異があったようで、君ともう一度会うことはなかった。



僕の記憶域も有限だし、できれば幸せな思い出を取り出しやすいところに置いておきたいので思い出をアウトプットすることもある。
どうせ人の目に触れるのなら面白く脚色したくもなる。それがまさにこの増田なんだけど。

Ctrl+XとCtrl+Vの繰り返しで思い出や感情や付随する諸々を外部媒体に書き出すまでが一連の儀式なので気にしないでほしい。
執着してこんな長文を書いてるわけじゃなくて、執着しないために書いているのだ。
アウトプットして領域が空いて初めて僕は次に進める。

2023-03-08

アニメオタクアニメに何も貢献していない。むしろ害悪だ。

自分の中でのアニメオタク特に萌えオタ)に対する嫌悪感が一体何なのかきちんと考えてみた。

すると恐るべき結論に達してしまった。これから書くことは正直私も断言して良いものかどうか躊躇している。しかし、アニメ文化の発展のためにも、心を鬼にして書かなければいけないことだ。

アニメオタクは何もアニメに貢献していない!

今までも、そしておそらくこれからもずっとそうだ。これは岡田斗司夫のような豚野郎の言う「オタクは死んだ」でも、東浩紀のような豚野郎の言う「読者の質が悪い」でも、宇野常寛のような豚野郎が言う「萌えオタはクズ」でもない。もっと根幹に関わる重大なことだ。そして恐ろしい事実だ。

まず、オタクオタク向けに作ったオタクアニメが大きな評価を得てきたことは今まで一度たりともない。

名作を作ったクリエイター側は言うまでもなく、『ガンダム』の富野由悠季は仕方なくアニメ現場に降りてきた人だし、『攻殻機動隊』の押井守は元々映画監督志望でジャン=リュック・ゴダール敬愛していてたまたまタツノコプロ求人が目に入ってアニメ業界入りした人だ。

「でも、今は世界的にアニメブームが起きているじゃないか」と萌えオタがブヒブヒ言ってきそうだが、それは幻想である。まず90年代後半に盛んに言われた「ジャパニメーションブーム」を取り上げると、これは岡田斗司夫オタク地位向上のためにでっち上げものだ。本人も後にそれを認めており、外から圧力に弱い日本オタク市民権を得るにはそれしかなかったと言っている。この岡田斗司夫苦肉の策電通村上隆が乗っかり、ジャパニメーションブームという虚構ができあがったのだ(元々別称だったジャパニメーションという言葉を良い意味として輸入したのが村上隆である)。

それは今まで世界的な評価を得てきた作品を見ていけばわかる。

まずは、宮崎駿アカデミー賞も受賞し、名実ともに日本代表するアニメーション監督といった地位を得ているが、その作風アニメ界ではむしろ異端であるスタジオジブリ的なもの宮崎駿的なアニメは本人にしか作れず、その作風を引き継ぐような後継者は未だ誰一人いない(宮崎駿の後進育成が下手という話ではない。宮崎駿に影響を受けた人間が外で宮崎駿的なアニメを作ったっておかしくないのに、そんな人は日本はいないのだ。海外ではどうか? そう、モンスターズインク制作したピクサーが後継にふさわしいだろう。言うまでもなく彼らはアニメオタクではない)。

宮崎駿にはオタク的なるものを避けて避けてやっと今日地位を築いたという歴史がある。オタク的なものを避けて世界評価を得た、これは非常に重要ポイントだ。

押井守もその一人だ。『うる星やつら』を制作し、オタク向け監督の一人で終わるかもしれなかった彼は『機動警察パトレイバー2 the movie』や『攻殻機動隊』においてオタク向けアニメ想像力を捨て去ることで作品の強度を確立した。『ビューティフル・ドリーマー』はどうなんだ、という声があるかもしれない。これには後に押井守がこう語っている。「劇場版第一作『オンリーユー』を作ったとき原作者ファンが喜ぶことを全部詰め込んだ。上映されると当然原作者ファンは満足したようだが、作品的には酷い代物だった」。この諦観によって『ビューティフルドリーマー』は作られた。オタクから距離を取ることで傑作に仕上がったのだ。

他にも大友克洋の『AKIRA』だって一見すればわかるようにオタク的な想像力から離れたものであり、渡辺信一郎の『カウボーイビバップだってそうだ。

オタク監督だと言われるウォシャウスキータランティーノだってウォシャウスキーSFの人で決してオタク想像力に耽溺しているわけではないし、タランティーノ高校中退して一日中映画を見まくっていた怪物だ。

エヴァンゲリオン無視しているじゃないか、と言われるかもしれない。確かにエヴァオタクオタク向けに作ったオタクアニメであり、社会的現象を起こすほど大ヒットしている。だが、これ一本でもってオタク想像力勝利にはなりえない。何故ならオタク外にも評価されたオタク監督庵野ただ一人、例外中の例外なのだ。その庵野ですら、オタク偏狭さに嫌気がなして反オタク改宗した。その事実オタクは裏切った、とこれまた偏狭さを見せて批判している。

このようにオタクオタク向けに作ったオタクアニメで傑作が生まれたことは、一件の例外を除いて存在しない。オタクが喜ぶ想像力や「萌え」なんてもの全然強度を持ち合わせていない(十年前にオタク想像力オタクに受けていたクリエイターの今の地位を思い浮かべて欲しい、それが十年後の山本寛新房昭之の姿だ)。

しろオタクの好みに少しでも外れると烈火のごとく怒り、作画監督が少しでも個性を出すと作画崩壊と騒ぐその類まれなる偏狭さは害悪だと言ってもいい。

オタクオタク的な想像力から外れるような、例えば『スーパーミルクチャン』や『TAMALA2010』のようなアートアプローチからまれた傑作を評価できない。どちらも発売時にはタワーレコード平積みされ、オタク想像力は一瞬で敗れ去った。

それどころか『フリクリ』をオサレだとかラベリングして嘲笑するほど、子供のような舌でもってクレームをつけて回っているのだ(『フリクリ』はガイナックスが作ったオタクアニメじゃないかという屁理屈が聞こえてきそうだ。ガイナックスは今や庵野の反オタクキャンペーンによってオタク的な人間駆逐されており、鶴巻は反オタク急先鋒である)。

そして、それは明らかにアニメ進化を阻害している。その理由を書こう。

まず、オタクが大好きな絵柄、要するに萌え絵はアニメーションに不向きなのである。あの頭と目が大きく、等身が低くて身体か華奢という構造は、見た目通り人間的に動かすというのは困難だ。だから、どのアニメにおいてもよく動くと言われるもの萌えから距離を取っている。萌え絵を選択すると自動的紙芝居的な動きが縛られたものしか作れなくなる。ディズニー萌え絵を選択せず、あのような絵柄なのは動かすことを念頭に考えているからだ。

しかし、アニメオタク萌え絵以外の絵柄のアニメを「絵が変」と言って嘲笑し、批判する。ここがアニメオタクの一番の問題点であり、私が害悪と言い切る理由だ。

例えば近年稀に見る傑作である鉄コン筋クリート』を例に出そう。この作品も「オサレ」「絵が変」といって批判されているが、この作品こそアニメーションの快感、動くことの快感を思い出させてくれるものはない。画面の中を縦横無尽に動き回るキャラクター達が見るものの心を掴んで離さない。そして、それはアニメオタクが「変」といって批判するその絵柄が貢献している。もし、この作品萌え絵だったらここまで動くものになってはいない。現にそんな作品はない。

そして、アニメーションの快感を蘇らせたのがオタク外のマイケル・アリアスだったことは非常に重要だ。アニメオタクアニメーションのことがわかっていない。だからスタジオジブリ的なものピクサーに取られ、アニメーションの快感マイケル・アリアスに取られてしまうのだ。

もう一度言おう。オタク想像力は強度を持っていないし、オタクが好むアニメ絵はアニメーションに向いていない。アニメーションに向いているオタク的じゃない絵を排除するその思考アニメ進化を阻害している。

アニメオタクが本当に現実逃避ではなくアニメのことを愛しているのなら、今すぐアニメを見るのをやめて即刻退場することだ。それが一番の貢献だ。

2023-01-11

買い物日記

 1月某日、子供らを連れて買い物に行った。夫は「行かなーい」と言ってトドのように寝ていたので、そっとしておいた。普段だったらもう一歩踏み込んだ感じに「お買い物行こうよぉー! あたしパパとお買い物したい!!」とぶりっ子すると嫌々という体で……というか、嫌がってるのは本気なのだが……一緒に来てくれるのだが、子連れしかも回りたい店複数となれば夫の不機嫌はMAXに達してしまいそうなので、よした。以前は買い物に連れ回す代わりに、最後にどこかで良さげなおやつを買って夫の機嫌を回復させるという技が使えたのだが、年末に夫が糖尿病であることが発覚してしまったので、技を封印せざるを得なくなった。しょんぼり

 買わなければならないのは、子供たちが新学期学校に持っていく雑巾、上の子習字の授業で使うぺらぺらなレジャーシート(そんなもん書写で使うんや……)、上の子理科ノート、私が庭木や盆栽の手入れをするための剪定鋏、剪定した盆栽の枝の切り口に塗る薬など。それと、子供たちがお年玉を遣っててきとうに漫画本を買うのでTUTAYAにも行かねば。本は買い物目的というよりか、子供たちが自力でお買い物をする練習である

 めちゃ広いショッピングモールに到着。とりあえずホームセンター必要ものを買って、その後でTUTAYAに行くということで。

 まず最優先の雑巾ショッピングモールは色々なものが一箇所で買えるからってわざわざ家の最寄りではなくここの超でかいホムセンに来たけれど、店舗面積が広すぎ・物多すぎで雑巾10枚入りパックを探すのにも手間取る。たぶんお掃除用品コーナーにあると言っとるのに、子供たちは学校で使うものから文房具コーナーにあるはず!! と決めてかかって逆方向に突撃しようとするので、宥めるのが大変だった。実際、文房具コーナーの一角学用品棚の隅っこ辺りには、書写や図工で使う用のネームタグ付きの小さい雑巾があるはずだが、それはコスパ悪いので買いたくないんだよぉ。

 なんとかお掃除用品コーナーに子供たちを連れて行くと、すぐに雑巾10枚入りパックは見つかったのだが、値段が異様に高い。税抜きでも400円を軽く超えている。物価高のご時世だから仕方ないのか!? と思ったら、目の良い上の子が「となりに普通のあるよー」と、300円程度の物を取ってみせてくれた。高いのは「厚手ぞうきん」だった。二つの種類を見比べてみると、「厚手ぞうきん」の方が高いけれど、数年前に普通雑巾として売られていたのはこっちだった気がする。まあいいや、安いぺらぺらの雑巾10枚パックを買うことにする。

 お掃除用品コーナーからほど近い所にペット用品コーナーがあり、生体の展示もされているので、ほんのりと獣臭が漂ってくる。それに気づいた子供たちが猫を見たいと騒ぎ出したので、必要な物を全部買った後でね、と約束した。

 次に優先度の高いのは、ぺらぺらなレジャーシート。秋に下の子遠足の準備をした時もかなり苦戦したのだが、レジャーシートの置いてある場所の分かりにくさは異常だ。基本的には食器類コーナーの、行楽用品が陳列されている辺りか、レジャー用品コーナー、あるいは子供のものだと学用品コーナーにある。で、レジャー用品コーナーと学用品コーナーが近い所にあり、レジャーシートの他に理科ノート必要なので、そっちの方向から攻めることにする。レジャー用品のコーナーをまず見たのだがダメだった。このコーナーはかなり面積が広く、しか面白そうなものが色々置いてあるので、レジャーシートの陳列された場所発見するまでにかなり時間がかかった。夫を連れて来なくてよかったと思った。夫は人の買い物に付き合うのは嫌いなのに、ものによってはぶらぶらと売り場を見て回るのが大好きなので、こういう所に夫連れで来ると、品物探しの他に、どっか行っちゃった夫と、夫を探しに行ったきり戻って来ない上の子を探すというミッションまで加わって、大変な事になるのだ。

 レジャー用品コーナーには良さげなレジャーシートはなかった。レジャーシート自体はあったのだが、大人数のキャンプピクニックで使うような大きくて頑丈そうなものしか置いていない。書写で使うには大きすぎる。

 次に学用品コーナーを見た。理科ノートを探しつつ、レジャーシートも探した。学用品コーナーが文房具コーナーの中に二箇所くらいあって、どこに何があるのか分かりづらかった。いつもの学用品コーナーの他に入学備品のコーナーが設えられていたのだ。いつの学用品コーナーでは下の子が風船やらおはじきやらに目を奪われてしまい、通過に時間がかかってしまう。「早くお買い物が終わったら猫を見る」という呪文でなんとか下の子を動かす。理科ノートはあったが、レジャーシートは見つからず、入学準備コーナーを見てみたが、そこにもなかった。

 となれば、食器類のコーナーの行楽用品の棚にあるのかもしれない。食器類のコーナーはこれまた広い。行楽用品の棚を探しているうちに、茶碗の並んだ棚を見つけた。上の子が、「ママってまだ自分の茶碗買ってないよね」と言い出す。そうなのだ、私の茶碗は何年も前に割れたきり買い替えていない。茶碗の代わりに100均で買ったプラ製の丼でご飯を食べているのだ。あ、じゃあこの機会に買おうかなと思ったら、下の子が「お目当ての物だけ買うようにしないとお金無駄になるんだよ!」と言い出した。私がよく子供らに言う台詞である。「そうだった」と上の子も言い、茶碗はまたの機会にすることにして……いや、またの機会って、こういうときでも無きゃわざわざガソリン使ってここまで来ないんだけど…過去自分に足元を掬われた気分で通りすぎ、ようとしたところで、良さげな塗箸を発見。家でトドのようにお留守番中の夫にお土産に買っていってご機嫌になってもらおうと思ったが、子供たちに「予定にないものは買わない!!」と声を揃えて言われて「はい……」と答えるしかなかった。

 果たして行楽用品の棚にたどりつき、無事にぺらぺらのレジャーシート(1人用)を確保。遠足に使うような小洒落て厚みのあるレジャーシートだと、気に入った物を実店舗で探すのは容易ではなく、脚が棒になるまで探し回った挙げ句結局楽天市場ポチる事になるのだが(←過去経験)、そういうのではなくちょっとしたお出掛け用で使い終わったら丸めて捨てても良いくらいの品物なら有る訳だ。この程度の物でよければすぐそこのSeriaにもありそうだなーとも思うが。

 あとは、私の剪定バサミだが、店内をざっと見た限りでは園芸コーナーがどこに有るのか不明なので、とりあえず一旦会計をしてペットコーナーに行くことにする。子供たちはセルフレジを使いたがったが、複数の品物の会計子供セルフやらせると大変なので、今回は有人レジを使った。知らないうちに利用可能ポイント100円貯まっていたのでそれを使い、なんか得した気分。

 いざペットコーナーへ。なんと昼休み中だった。「猫ちゃんワンちゃん健康のために十二時から三時までの間で三十分以上のお昼寝時間を取らさせて頂いております」という看板が。わー、保育園かよー♡ と、ブラインドが降ろされて何も見えないショーケースの前でその事実だけで非常に萌えると感激した私とは違い、子供達はそんな空想セルフ萌えをするという芸当はまだできないので、不満タラタラだった。仕方ないので、お昼休みは取らないスタンスであるらしい鳥類の展示室に子供たちを連れていく。丁度目の死んでいる店員さんが居たので、「入っていいですか?」と声をかけたら、「いいですよ」と店員さんの目に生気が戻った。インコが沢山いた。その下にはハムスターが沢山いた。「念の為に言っておくけどハムスター鳥類ではないよ」と私が言うと、子供たちは「分かってる」とシラけた顔で言った。展示室の一番奥にはなんとウズラがいた。「わーすごい、ウズラもいるんだ!」と感動する私に、下の子は「ママウズラって鳥類なの?」と言った。そうです、鳥類です。

 子供たち、特にの子最近ハムスターが欲しいとよく言うのだが、我が家ではちょっと買えない。ならインコはどうだと食い下がるのだが、インコはなおさらダメである。うちは狭いから、台所でテフロン加工のフライパンを使うとインコに有毒なガスが発生して室内に充満し、インコを死に至らしめるのが明らかだからだ。という小難しい事を言っても信じてくれない子供たち。だが、鳥類の展示室が常夏のような暖かさであり、「この室温を一年中保てない我が家インコハムスターを買うのは無理」と説明したら「なるほど」と一発で納得された。大家さんには悪いけど、我が家、隙間風が凄くてめちゃ寒いからな……。

 ペットコーナーを出て、もと来た道を戻る際にウタマ石鹸98円のポップが目に入った。ウタマ石鹸98円!? 最近ではうちの最寄りのドラッグストでは1個198円の高級品と化しているのに!? だがここでも「予定にないものは買わない!!」と過去自分発言に足元を掬われた。

 猫ちゃんワンちゃんがお昼寝を終える頃にまた来ようと約束をし、まずは私の希望園芸コーナーを見て、それからTUTAYAに行って本を買い、またここに戻ることにする。

 園芸コーナーは建物の外かと思ったら、レジャー用品コーナーの先の材木置き場の隣にひっそりとあった。子供たちがもう飽きて早くTUTAYA行こうとグズり出したので、落ち着いて棚を見られず、トップジンペーストを探し当てるまでに売り場を四周した。だが、剪定バサミが売り場にない。もしかして農業用品売り場かな? と思い、ブーブー文句言っている子供達を連れて即興で作った「剪定バサミが見つからないの歌」を小声で口ずさんでいたら、丁度そこにいた60代くらいの店員さんが売り場を教えてくれた。ピンク色の付箋が貼って有るのが植木盆栽の枝をカットするのに丁度良い片手で使える鋏だという。しかし、そのどれもが新発売のものらしくて物は良いんだが高い。だが視線を棚の下の方に移すと同じような物で型落ちの売れ残って埃を被った品物があり、新発売のを教えてくれた店員さんには悪いなと思いつつも店員さんが私達から視線を外した隙に「これを買おう」と埃被った鋏を手に取った。新商品のお値段の3分の2くらいの値段。

 お会計は、トップジンペースト剪定バサミだけなので、セルフレジですることにした。セルフレジは以前はかなり混雑していたが、この日はあまり人気がないようで、すぐに空きが見つかった。横で店員さんが厳しい目で監視している中、やけに複雑な会計方法辟易しつつ作業。私はコンビニ店員故に、スキャンハンディタイプのをつい使いたくなってしまうのだが、ハンディスキャナーに手を伸ばした瞬間横から店員さんがサッと手を出して来て「こちらに商品をかざして下さい!」とディスプレイ下の大きなスキャナーを差した。なんか、めちゃめちゃイラつかれている。こんなに店員さんにストレスをかける完全セルフレジって、どうなんだろう。

 会計を終えて外に出た際に、花木のコーナーを通った。一才桜がもう並んでいるんだけど、その全てにこれだって感じがしない「ママ、桜か沈丁花欲しいって言ってなかった?」と上の子が言うが、なんかどうも欲しい感じがしないんだよねーと答えた。年末に売れ残ったボロボロの藤盆栽を同じ場所で見かけたが、その時は予算オーバーだしすぐ枯れそうなほど弱った木だったから買うのを見送ったのだけど、あれの方が出来れば欲しいと思ったのは何故なんだろう。

 そしてTUTAYAへ。この店舗は面積は広いが売れ筋の本と漫画ばかりの残念な店で、ランキングに入らないような小説を買おうと思って来ると、結局店頭の端末からネットショッピングする羽目になる残念なお店でもある。買い物の前にまずトイレに行った。トイレまでの道筋歴史書技術書に面していた。あまり来ないエリアだ。小説在庫の偏りは酷いのに、専門書は普通に置いてありそうだなあと思った。

 トイレは空いていたが、下の子だけ別にトイレに入りたい気分じゃないと言うので、女子トイレ前に置いてあった椅子に私と下の子腰掛けて上の子を待ち、上の子が出てきたら交代で私がトイレに入り、上の子が下の子と待つことにした。すると、上の子が入って行った後に十人くらいの女の子団体がやって来て、私と下の子椅子に座っているのを見ると狼狽え、ドアに手をかけたまま動かなくなってしまった。なので、

「あ、中は空いてますよ。私達は人待ちしているだけなのでどうぞ」

 と私が言うと、女の子たちは目配せしあい、入って行った。こういう風に咄嗟社会性を発揮出来るようになったの、コンビニバイトしてるからだよなぁ。コンビニバイトでもやってみるもんだよなぁ、と心の中で自分に感動した。上の子が出て来た後で私もトイレに入った。トイレの個室の壁がツヤツヤに磨かれていて、正面もサイドも排泄中の自分の姿がよく映るので、非常に居心地が悪かった。

 トイレの後、漫画コーナーに向かう。その途中で児童書のコーナーを通過するのだが、『おしり探偵』に毎度驚かされる。顔に、紫のハイレグパンティー履いてる……。

 子供たちは『地縛少年花子くん』が目当て。だが、何度も来た場所なのに毎度『花子くん』の置き場所が分からなくて迷ってしまう。子供たちは『花子くん』を自分たちが好きな漫画から少女漫画」だと思い込んでいる。私は『花子くん』を漠然しか知らないのだが、絵柄からして『Gファンタジー』辺りのスクエニ系のレーベルなんだろうなと思いつつ、毎度出掛ける前にレーベルを調べ忘れる。そして、子供らとどっちのコーナーを探すべきか店頭で軽く論争をして私が負け、少女漫画の棚を子供たちが探して無いと文句を言うことになるのだ。

 今回は子供たちは「花子くんは少女漫画に似ているけれど、実は大人の女の人ばかりが読む系の少年漫画のような何か」という、いつだったか私が言った事を思い出し復唱しながら歩いて行き、何故かエッチ男性向け青年漫画のコーナーに突撃していってしまった。違うそこじゃない。

「と、とりあえずスクエアエニックスって書いてあるとこ探そ」

「うぃ!!」

 と、探しながら男性向けエロ漫画の棚と少女漫画の棚が意外に近い事に気づきつつ、また夏から売れ残っている少女漫画平積み年末とほぼ同じ高さのまま残っているのを横目で見、ブルーロック東京リベンジャーズのタペストリーに目をやったらまた子供たちに「予定に無いものは買いません!」と叱られた。

 スクエニの棚は女性漫画BLコーナーの間辺りの微妙位置にあった。少年漫画という括りでは置いていないんだな。子供たちは花子くんを何冊か買った。既刊を二人で交互に買うなんて、後でどの巻が自分のかで喧嘩になりそうだけど? と私が言うと、「絶対忘れないか大丈夫」だそうだ。本当かよ。私が買った『鬼滅の刃』全巻を自分たちのものだと思ってるくせに。

 私は『女の園の星 2』を買った。何で3巻を買わないのかと子供たちが言うので、「お楽しみは後にとっとく派なので」と答えたのに、子供たちは「表紙が男じゃないからじゃない?」 と勝手想像を膨らませていた。

 会計は私と下の子セルフレジを使い、上の子有人レジ会計した。今日TUTAYAセルフレジ大人気。セルフレジだけめちゃめちゃ人が並んでいるのは、店員さん達がセルフの方に一生懸命誘導するからでもあり、一会計にかかる時間が非常に長いからでもある。パッと利用してサッと会計出来るスキル持ちの客がいなさすぎる。

 一方、上の子有人レジで速やかに会計を終えていたが、千何百何十何円かを支払う際に、まず二千円札を出して小銭を出そうとしたら勝手に「2000円からお預かりします」と店員が言い、小銭を出させて貰えなかったと愚痴をこぼした。最近電子決済でさっさと会計を済ます人が多いせいで、現金を悠長に財布から出す客への店員の耐性がなくなって来ているのは感じる。私はバイトの時にはそういうお客さんの後ろに何人並んでいようが気長に待つ主義なんだけど、そんな店員はなかなかいいかもなあ。以前、やはり気長に待つ主義オーナーレジ接客をしていた時に、凄く長い時間をかけてお金をもたもた出す老人なお客様がいたそうなんだけれど、その後ろに並んでいた客がキレちゃって、「遅ぇんだよクソジジイ!」と暴力を奮おうとしたので、オーナーが止めに入ったそうな。セルフレジ自動レジが導入されてからというもの会計待ちの列はかえって殺伐としてきている。皆が皆、スピード適応出来る訳じゃないから。上の子には、ママやパパみたいに小銭を上手く使って財布を軽くするようなお買い物をしてみたいのは分かるけど、もたもたしている客に暴力を奮う客とか、顔を覚えて悪口を言ったり意地悪をしてくる店員みたいな、糞みたいなヤツもよくいるから気をつけるように話した。後ろに人が並んでいる時は、なるべくお札や五百円玉で払いなさいと。

 TUTAYAを出てホムセンに戻った。TUTAYAホムセン間の距離はそんなに離れている訳じゃないのだが、駐車場が四車線の公道を挟んであっちとこっちに有るし、近くの交差点信号の待ち時間は長いし通る車の運転は荒いしで、歩いて移動する気になれずわざわざ車で移動する。曲がりなりにも一つのショッピングモールだと言うのなら、地下通路屋根付きの歩道橋は整備して欲しいよなぁ、どうせ金がなくて無理なんだろうけど……。ショッピングモール周辺の道路は、どこも白線が消えてしまい車線の区別目視できないほどだ。こんなありさまで新しいお便利設備が出来る訳がない。

 ホムセンに戻った時はまだ14時くらいだったが、猫ちゃんワンちゃんのお昼寝は終わっており、ショーケースのブラインドは上がっていた。ショーケースの数の割には展示されている子達は少なく、しかもどの子もすでに結構大きく育ってしまっていた。子供らは猫が少ないのが不満だったらしいが、仕方ない。可愛い子はすぐ売れてしまものなのだ

 何という種類だか忘れたが、毛が長くてとても大きくなる種類の猫が展示されていた。顔の感じがまだ子猫っぽいのに、すでに普通日本猫の大人くらいの大きさがあった。Twitterとかでこの種の猫の胴体の長さを飼い主がドヤァしている写真を見たことがあるけど、本物は迫力が違うなと思った。

 元来た道を引き返し、ホムセンスーパーの間を繋ぐ通路を通ったら小型のUFOキャッチャー発見。景品は『SPY×FAMILY』のぬいぐるみだ。たまには大人の気前の良さを見せてやろうかと思って財布を開いたら小銭が全然なかったので諦めた。

2022-12-14

anond:20221214005645

それBLだけの話か?

百合も何でこれ18禁じゃないの?って本が

のれんの奥に隠れず平積みされてるんだが?

anond:20221214005457

でも本屋に行くと一般向けコーナー、なんなら公式のとなりにBLアンソロジー平積みしてありますけどね

2022-11-02

商業BL作家自分達が差別によって守られているのを自覚してくれ

BL規制されたら次は青年向けだぞ」なんて言い分が不健全図書指定くらったBL作家から出てくる。

どんだけ社会に無関心なのさ。

商業BL性交性器・体液描写をしながらもR-18指定せずに出版を続けるやり方は、ただただ傲慢で非社会的なやり方だ。

それが成立しているのは、BL社会批判を受けない逆差別的な構造の賜物に過ぎない。

健全図書指定チキンレースを前提とした商習慣なんて、グレー商法と何が違うのさ。新たな表現規制お題目にされてもおかしくないんだぞ。


つーか同じような過激性交描写R-18指定せずに青年向けでやったらどうなるかわかってるのか。

話題にならず不健全図書指定されて流通に乗らなくなってお終い。 で済めばまだマシな方で

フェミに見つかろうもんなら出版批判電凸、取り扱い書店への不買運動とか

規制保守の目に留まろうもんなら新たな法規制への材料になりかねないんだぞ。

10年前の青少年健全育成条例ができた理由だって過激青年誌がお偉いさんに見つかったからってものあったはずだぜ。


こちとら一般向けだろうがなんだろうが、股下の影が性的だ、巨乳キャラは不健全だ、描写自体性差別だなんだ言われてんだよ。

コンビニエロ本だって五輪ついでで消えてなくなったさ。

表紙の段階で男性の半裸や拘束、露骨性器描写をするような内容のBLコミック

一般図書の隣に、区分けもなく平積みされてようとも批判されないのは、

女性向けだからっていう理由だけでしょ。


女性向けだから社会批判がされない、男性向け表現は隠そうが目立たなくしようが性的だ言われる世の中は、ただただ差別だよ。

そんな差別社会が、男性向けはぎちぎちゾーニング女性BLはゆるゆるチキンレースな商習慣の差を生んでいるんだよ。

この差別自覚してくれ。無視しないでくれ。

2022-09-25

書店で起こる本の壊れ方三選

書店で棚のメンテしてるときに出くわす本の破壊パターン結構わかってきたぞ。見てってくれ。


その1。

手に取った本を棚に戻すとき、となりの本を付録みたいにページの中に巻き込んでしま

ソフトカバーの本で、となりに薄い本があったときに起こりる。巻き込んだ側のページが歪む。薄いつっても1cmくらいの厚さの本は結構巻き込まれてるところを発見する。

その2。

特に低い棚に本を戻すとき、斜め上から差し込むことでとなりの本の帯が引っかけて、戻す本の下部がひしゃげる

別に帯に引っかかるだけで本がひしゃげるほど繊細でもないんだが、「ん?なんか入らないな?」ってところを押し込む時に破壊される。膝の高さとかの低い箇所にこの現象結構起こる。あとは破れてくしゃくしゃになった帯が棚の奥にとどまって、そこに本を押し込んで表紙(あるいは背表紙)部分が歪むというコンボもある。

その3。

背伸びして高いところの本を取ろうとして、棚に傾いた体が平積みの本を押し込んで前後の本が破壊される

表紙の角の部分とかがひしゃげたり、破れる。平積みの本が体で押されるくらい大抵なんともないが、こういう高い本を取りたい……というケースだと、気づかないうちに結構な力がかかってたりする。ぎりぎり届くかな……って高さは、踏み台を使ったり店員を呼ぼう。


ここまで書いたが、立ち読みできるよう維持したいなら一定数の本が傷んでいくのは当たり前なので、まあなんだ、たんにちょっと知って欲しかったというか。

書店在庫してる本の修復とかはできないんで、「この本を必要とする人はいるだろうが、いま返品したらもう新しくは手に入らないだろうな……」という本が傷んじゃったとき、なんだか残念なんだよな。

2022-08-10

子供達を連れて少女漫画を買いにゆく。

 お買い物の練習と称して、小学生の娘らとともに、地元いちばんデカTSUTAYAに行った。子供を口実にして、私自身が少女漫画コーナーをうろつきたいだけだったのだが。

 先週だかもっと前だかに増田恋愛をしていない少女漫画ってある? 的な事を書いてたエントリがあったじゃん。それを見て、現実にはどうなんだろうと思って見に行った次第。

 どうだったか? ほぼ恋愛ものやね。パッと見で恋愛がメインテーマではないと分かるものは『ちはやふる』と『群青にサイレン』と『東京ミュウミュウ』だけだった。

 出版社関係なく、どれもこれも恋愛してるし、あと結婚する話が多いみたいだなーという印象。ラノベで嫁入りもの流行った影響だろうか。

 恋愛をする女の子がメインの話というより、主人公に絡んでくるイケメンがメインみたいな話が多いのか、それとも単にイケメン特集だか推し特集だかっていうコンセプトで本が陳列されているだけなのか……。『蝶か犯か』がその特集本棚に陳列されていた。うちの上の娘が好きなやつ。本にイケメンプロフィールが同梱されている。

 『蝶か犯か』もだけどヤクザ物も人気があるらしい。タイトルは忘れたけどヤクザお嬢さん付き人の話とか……それは組長にバレたら付き人は小指を詰めるどころじゃ済まないやつではw

 現実にあったらヤバそうなものといえば『弁護士17歳』というタイトルを見かけた。イリーガルラブ……ものは言い様だ。

 ヤンキーものも人気。極道やらヤンキーやら、裏社会人間裏社会に片足突っ込んでるような人間はもはや空想上の珍獣のようなものなのかな。

 少女漫画領域がうっすらBL侵食されている。『消えた初恋』はシーモアかどこかで1巻無料の時に読んだがすごく面白かったんだけど、娘にこれ超おもしろいよって勧めたら男だらけの表紙がウケず「いらなーい」と一蹴された。KADOKAWAの出してるBLボーイズライフ漫画少女漫画の棚に。

 ガチBL棚もちょっと見てきた(一人で)。おすすめ本のコーナーに『春と夏となっちゃんと秋と冬と僕』がある! それは名作なのでいいけど、発売からけっこう年数経っているような。4コマ漫画で、確か修正の入るほどのやつではないが、ガッツリBL文化作品なので、取っ付きはよくないだろう。それより『じじいの恋――命短し恋せよ老人』はないのか……面白いのに。

 少女漫画・レディコミ・TL・BLとは別に大人女子向けというコーナーが一列ぶんくらいあった。『異国日記』『さんかく窓の外側は夜』が目立つ感じに平積みされていた。

 あとタイトルは忘れたけど捜一の刑事主人公っぽいグロそうなやつが、けっこうなスペースを占有していた。よほど人気があるのかな。他に目に留まったのは、ウサギ飼育する漫画と、猫と暮らす人の漫画。癒されそうー。昔『ぴくぴく仙太郎』が好きだったなぁ、と思い出に浸るなど。

 各自買いたい本を手に取り、会計に向かう途中に漫画コーナーの手前のところに『ときめきトゥナイト』が陳列されているのが見えたんだが、新装版でも出たのか?

 長女は『千紘くんは、あたし中毒』(伊藤里)、次女は『新婚だけど片想い』(雪森さくら)、私は『山口くんはワルくない』(斉木優)を購入――☆

『千紘くんは、あたし中毒』―pixivコミック

https://comic.pixiv.net/works/6558

『新婚だけど片想い』―pixivコミック

https://comic.pixiv.net/works/7351

山口くんはワルくない』(斉木優)―コミックシーモア

https://www.cmoa.jp/title/189816/?adme1014=11451_Cj0KCQjwrs2XBhDjARIsAHVymmR5wpxagyVBS6f_D-MVdnaxHEsgVkjDJfHBtY9TTYFXmJ7GEdViHqkaApPDEALw_wcB&utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=4_new_sp_dsa_202107&utm_term=adme1014&utm_content=tittle&gclid=Cj0KCQjwrs2XBhDjARIsAHVymmR5wpxagyVBS6f_D-MVdnaxHEsgVkjDJfHBtY9TTYFXmJ7GEdViHqkaApPDEALw_wcB&cmoa=lp&lp_fol=fld04

2022-08-09

左翼が自らの意見女性若者子供に代弁させたがる現象に名前を付けたい

かいい案は無いだろうか

サンプル

○どうして解散するんですか

⇒小4に偽装サイト立ち上げ・tweet後すぐに左派議員フォローされる

SEALDs

運営メンバー自体は二十代前半の若者だったが、立ち上げ後すぐに大マスコミ政党バックアップが入る

沖縄反基地運動

⇒何故かDV貧困で悩む女性(Colaboメンバー)を沖縄に集めて最前列に配置。警察に触れられるとセクハラなどと声をあげる

選挙ギャル

⇒今年7月頃?から活動フォローゼロデモ等の実績ゼロなのに既に左派議員フォローされる

https://mobile.twitter.com/senkyo_gals

○その他にも左派系のデモ小学生以下の子供にプラカードを持たせるのをよく見る。正直籠池が幼稚園児にやらせてたのと同じだよな、あれ

【8/9 17:00追記

右翼もあるだろ!と例示がちらほら。

かにね。というか籠池の例を出してたようにそっちも把握してるよ。というわけで言い方を変えよう。

左翼の方が好意的報道して貰いやすい」

でどうかな。

【8/9 11:05追記

ブコメに指摘があったので。

望月衣塑子記者東京新聞)を助けたい中2女子

東京新聞望月記者官邸(菅官房長官(当時))にいじめられているとしてネット署名をしハフィントンポスト朝日系)で大々的かつ好意的に取り上げられる?

主催は中2女子を名乗っていたが、「母親では?」と指摘されるとアカウントを鍵付きとし、関連サイトを削除したので真偽は未確定。

○お父さんこれ気持ち悪い

フェミニストとして著名であったシュナムル氏が、書店平積みされるライトノベルの過渡に性的な表紙を見た娘から言われたとする一言

娘の実在が疑われ、証拠を指摘されたところシュナムル氏はアカウントを削除したので真偽は未確定。

ショコラおじさん

⇒すいません正直よく知りません。こんなの出てきたけど自信無いです

https://note.com/waremococo/n/n3d95a093de44

【8/9 10:55追記

選挙ギャルズは今年の5月活動開始らしいです。大変申し訳ありませんでした。

ただ、まだほぼ実績なしで毎日新聞取材ですか・・・

https://mainichi.jp/articles/20220809/ddr/018/040/001000c

2022-07-01

表現規制】単なる妥協戦略を目指す理想みたいに言うのやめろ

anond:20220701074807

フェミニスト問題にしているのは、「表現言論の自由現実には男女で不均等に配分されているのではないか」ということである

それは国会議員の男女比に端的に示されているし、経済団体会合で居並ぶ人たちは平均60歳以上の中高年男性である

一般行政企業会議も、現状ほとんどは男性が仕切っているだろう。

憲法法律女性表現言論の自由規制しているものは全く何もない以上、こうした不平等社会全体の中でつくられていると考えるほかない。


そこでフェミニストは、女性実質的表現言論の自由を奪っているものとして、公共的な場面における表現物に着目する。

まり女性男性サポート役であり、男性の「花=添え物」であり、男性性的消費の対象であるかのような発言広告である

フェミニストはこれらを問題にして、そうした言論表現は(少なくとも公共性高い場面では)規制されなければならないと考える。

これな、経緯がまるっと忘れられて、戦略上辿り着いた戦法を、あたかもそのために活動していたんだとばかりに書いてるんだ

それこそ、エロ表現は、昔っから規制対象だったんだよな

宗教な時もあれば、時の権力者の時もあれば、お気持ちの時もある

けれど、「表現の自由」が発明されて

それが「人権である定義されてから

歴史上の焚書などが問題視され

表現規制を「善い事」として実行できなくなったんだ

例え、非道徳的な内容だとしても

それをやることは、粗野で、人権否定で、進歩的ではないとなった

裁判でも「表現規制」そのものは慎重に扱われるようになり

有識者は反対を述べる

そうすると、別の理由必要になる

それは「名誉棄損」や「侮辱」などの対立する権利である必要がある

生み出されたのは「政治的正しさポリコレだった

それは「差別」であったり

それは「文化の盗用」であったり

これはすごいんだ

公共」を前面に「政治的に正しくあるべき」というべき論で、法律によらず踏み絵を課すことが出来る

この法律に拠らないというのが実に素晴らしい

法廷で争う事もなく「社会合意」によるお願いだ

仮に法廷に訴えられても、この話で対立が起こると、訴える側を「政治的に間違っている事を法律でごり押す」という図式に出来る

なにせ「正義」だ

そうすると、お気持ちの解消を、大手を振って行える

公共にあるには政治的に正しくない」と謳えばいい

これまでは、エロ本やエロゲーを相手販売停止を狙ったが

これからは違う

本屋平積みの表紙

献血所や観光案内所のポスター

販促POP

公式キャラクター

新聞の全面広告

とにかく「公」にあると認められるものに、そこにあってはいけないという様になった

それはとても「許されざる性差別」で「過度な性搾取が行われ」、「女性侮蔑している」が

だが、作品存在しても良いよと

作品規制したいわけではない

性差別だがあっても良いよと

でも「公には出すな」という歪な論に逃げて、勝ちを狙うよになった

狙う先はここだ

表現の自由を守り抜くのは当然だし、児童ポルノを無くせば子どもへの性暴力も無くなるという話ではない。

どう解決していくかはクリエイターも含めて国民的に議論していくべきだ。

具体的には、子どもたちや一般の人たちの目に触れないような場所に置くゾーニングというやり方もあると思うし、

“こういう表現は本当にまずいよね”“儲からないよね”という合意ができれば、

クリエイターの皆さんも作らなくなると思う

2022-06-29

anond:20220628203149

ところが境界線上のホライゾンオタク向けラノベコーナーに平積みされてたら

幼女に見つかり気持ち悪いと言われて大論争に発展したんですよ

あの1件があったか

広告に使うなと言っているだけ

ゾーニングしろと言っているだけ

という主張が信用できなくなってしまった

2022-06-11

anond:20220610234258

週刊少年ジャンプなのは別に価値観アップデートがまだ、って訳じゃないと思うね。

ジャンプが未だに週刊少年を銘打ってるのは、マーケティング的な理由だって説があった。

男子向けの漫画ですよ、ってことを打ち出して、少年を迷わせないようにするためだと。

でも、実際には雑誌本屋の表に平積みされる。単行本少年向けコーナーに置かれる。

「少年」のラベルが無くなっても何一つ不便は生まれないだろう。

週刊少年理由

フェミニストらを中心として広く価値観アップデートが叫ばれてる中で、あくま少年を掲げ続けてるのはきっと別の意味がある。

ジャンプ編集採用される人員は「少年の心」を備えてなくちゃならない。確か、関係者がそう明言していたと思う。肉体的な性別はどうでも良くて(それを制限したら雇用機会均等法に反する)、内面的に少年的な感性を会得してなくちゃならないってことだ。ターゲット層の顧客感覚理解しているのが素質として不可欠なのは納得できる。

少年の心

女子はおままごと男子は外でサッカーをする。そんな傾向は世界的にある。性欲は第二次性徴付近になるまで芽生えない。しか自己の性の認識もっと早く、幼稚園児のレベルですでに発現している。不幸にしてあまり知られていないが、ペニスを持つの男児として扱われる事に違和感を持つトランスジェンダー園児存在するんだ。

大学入学時の関門から差別が取り払われてもなお、STEM と呼ばれる科学分野の女性の人気は少ない。男性陣はロボットに興奮するのに女性は関心を示さない、ってネタがあったが、それはまさしく現実を反映している。性認識価値観形成に大きく関わってくる。どんなものを選好するか、は性別によって大まかに偏りがある。

腐女子と呼ばれる女性たちに、週刊少年ジャンプはとりわけ愛好されていると聞く。アンケートを介してキャラ設計にも影響を与えているという噂も聞いたことがあるくらいだ。彼女たちは身体的に古典的意味女性ではあるものの、精神的には一部男性の心を持っていたとしても何もおかしくはない。LGBTの旗が虹を描いているのは、性のスペクトラムがまるで光の色のように滑らかな広がりを持つためだ。トランスジェンダーにしても、体が女性で心は男性、のような4パターン程度に収まる訳もなく、典型的女性の心の内側に、実はごく幼いころから「男らしい」部分を抱えて一緒に育ってきた可能性は大いにありうる。

そのような性に左右される精神性を表現するために、ふさわしい言葉は何か? 少年、が最強でしょう。

2022-06-07

anond:20220606102850

こないだ不健全図書指定話題になった星崎レオの「主任エロさ、コンプラ違反です!」は検索したら殆どサイトで(年齢確認ダイアログなしで)一般扱いで販売されてるし、ウチの近所の本屋ではこういう男の乳首丸出しのやつも新刊コーナーに平積みされてたぞ。

どこがゾーニングされとんねん。

2022-06-04

本屋って神聖視されがちだけど

中国崩壊本とか陰謀論本を目立つところに平積みしてるお察し施設なんだよね

2022-06-03

anond:20220601122337

ジャンプをこっそりは絶対ないわ

古紙回収でめちゃくちゃかさばるからモロバレだし単行本ジャンプ割合が一番高かったし平積みされてたわ

2022-05-03

anond:20220503221923

"TPO"と表現するにはそのライン批判側の中でもブレブレすぎるから文句言われてんだろ。

お前は日経けがダメなんだろうが、「未成年性的消費」の存在のもの批判する人もいるし、かつては本屋平積みの時点での批判もあったし、ずーっとバラバラじゃん。

こんな曖昧な「TPO」なんて妄言でしょ。

からちゃん理屈を作るべきだし作るならここらへんになる、ってことでしょ。

anond:20220503113336

本屋平積みへの批判もこれまでずっとされてきたんだけど

今回はそこ突くと自滅するから

口裏合わせたように「新聞広告」を論点にしてる。

見事な目くばせだよね(皮肉)

たわわ騒動で「新聞広告」ってラインこそが重要みたいな話になってるけどアレおかしくないか???

月曜日のたわわ」に限らず、他の男性向け漫画でも女性向け漫画(BL等含む)でも、未成年キャラクターを、男子中高生を、女子中高生を、ショタを、ロリを、性的に消費したソフトポルノ的な漫画ってこの世界無限にあるわけじゃん(男性向けなら青年誌漫画女性向けなら商業BL DK男子高校生とかで検索して見てみりゃよく分かる)

で、それが子供でも見れるように陳列されていて、子供でも買えるように販売されてる。

場合によってはドーンと前面に出してポップもつけて店内で宣伝してね。

それが今回、自分の好きなジャンルを守りつつ「たわわ」のみを狙い撃ちしたいのに都合が良いのか知らないけど、「新聞広告」だからダメなんだって主張がメインになってる。

これってどうなん?

子供が見れる、買える形で未成年キャラソフトポルノを売るのはOK。でも新聞広告ダメ。」

みたいな理屈って成立しうるの?

というか実際、過去を遡れば本屋平積みの時点から批判されてるんだよな。

それどころか「未成年性的に見た描写存在のものから批判されていたケースもあるわけで…

結局ラインはどこなのよ。

個人的には、たわわが今回のような形で新聞広告に出ないようにするのはいいんだけど、それやるならたわわが本屋子供でも買える形で普通に売ってるのも問題視してゾーニングしなきゃだし(なんせ子供の話だからな)、たわわに準ずるような様々なジャンルにおける未成年キャラソフトポルノ男性向け女性向け問わずゾーニングする道しかないと思うんだけど。

いや個人的には別にそうなってもいい、というか正直自分はそういう自主規制が今より厳しくなることに対してある程度賛成派なんだけどさ。まあこの記事で1番言いたいことは自分が賛成か反対かってこととは関係ないのでアレだけど。

ようするに

結構広い範囲に影響出るだろうってことを考えずに、自分の好きなものはセーフって思いこんでる人多くないか??

そこそこの大きさの変化を覚悟してやんなきゃいけないことだぞコレ?(繰り返しになるが、自分はそれでも一旦ゾーニング厳しくする方向でやってみていいんじゃないか派。不健全図書みたいな法規制撤廃すべきだけど。)

2022-05-02

anond:20220502000655

そこらじゅうにゾーニングもされていないままBL本が平積みされてるのに男が性的消費されてないは草

2022-05-01

anond:20220430135734

応答ありがとう

知らないで話してる人も大勢いるよね?

まあそこに関しては否定しないけど、少なくとも私は知っててあの増田を書いたので、「表現の自由戦士は当然のようにBL18禁問題知らないんだね」って言われたら「ん? 俺に向かって言ってる?」って思っちゃったわ。自意識過剰ですまんな。

そして本文、なんか色々言ってるけど同じコーナーにしたらいいじゃん!はい解決!でだいたい済ましててそれを実際に負担する書店現実的問題点が見えてなくない?

コーナーを一緒にすれば不審者が減るというのも短絡的、不審者からしたら自分も気軽に入れて店員から死角になるって反論されたらどうするの?

あん杞憂する風潮は好きじゃないけど、こうしたらいいのにしないだけって考えはあなた押し付けであって何も解決してないと思う)

これに関しては、まあぶっちゃけゾーニング反対派だから原理原則論を唱えて事足りると思ってるというのはある。設置に反対してるコーナーなので。R-18が別コーナーに隔離されるのはそもそも不当だけど、仮に隔離するとしたら別に一緒にまとめればいいじゃん? みたいな感じ。

それにしても、コーナーを別にするの、そんなに重要か? たとえば現在書店では、私はエグめのBLが置かれてるコーナーまで行こうと思えば普通に行けるし、何なら商品を物色することもできるわけで。たまに少女小説系の文庫本を買いたくなったとき普通に女性向けエロ本の棚の近くも通ってるし、気が向いたら表紙を眺めてるよ。だから一緒のコーナーで何が問題なのかピンと来ないんだよね(もちろん、コーナーは一緒でも、棚まで一緒にしろとは言ってないよ。だいたい検索性が悪いし)。

加えて、既述の通り、実際に知り合いにBL読みの男がいるので。彼のような人が普通にBL売り場で商品を物色できるような仕組みが望ましいと思う。

あと私はR18化に賛成してどうやったらR18にできるかを話しててだからBL規制しないでとは言ってないんだよね

ゾーニングもっとしてほしいという考えとゾーニング反対派で根本的に全然違うよね?それをゾーニング反対派じゃん!認めろ!って突っかかられても困る

この点についてはあなた立場を明示せず現状を説明しているだけなのにそれを肯定であるかのように捉えて突っかかってしまいすまない。

単純に誤読、R18コーナーに学生を入れろじゃなくて規模から考えてBLを丸ごとR18にするとR18に相当しないBL学生に売れなくなってしまうという意味ひとつ書店でそんなに多くのBLを扱っていないことも多い

これは確かに誤読だった、失礼。こちらも元増田では「BLのうち、R-18に該当するであろうもの」だけを指して規制について話していたつもりだったけど、確かにBL全体をR-18しろと言っているようにも読めてしまうな。反省

で、仮にゾーニング肯定するとして、R-18に相当しないBLはもちろん学生向けに売り続けていいと思うけど、「仮にゾーニングを是とするなら」まず18歳未満の学生R-18BLを見せない方が優先度高いと思うんだよね。残りのBLをどうするか、はその次でしょ。なんでゾーニングをするのかって、それは子供たちも含む望まない人たちに不意に見せないようにするためなわけだから

あと、東京都ガイドラインだと「高い棚に置く」とか「仕切り棚を設置する」とかもOKらしいね

三 陳列棚の指定図書類等を陳列しようとする各棚板の前面と直交する鉛直面上に、当該棚板の前面から10センチメートル以上張り出した仕切り板(透視できない材質及び構造のものとする。)を設け、指定図書類等を、仕切り板と仕切り板との間に陳列すること。

指定図書類等を、床面から150センチメートル以上の高さの位置に、背表紙のみが見えるようにしてまとめて陳列すること。

https://www.tomin-anzen.metro.tokyo.lg.jp/jakunenshien/singi/kenzensin/gijishiryou/679/679siryou9.pdf

仮にゾーニングを是とするにしても、たとえば低い位置の棚には性行為描写がないマイルドBLだけを陳列する、というのも有り得、それならまあそこまで大変じゃないんじゃないかな(もちろん本来はこんなゾーニング義務なんてなくすべきだけど、あくま現実を前提にした妥協案としてね)。

私は原則派だけど、書店が個々の裁量子供の手に取りにくい場所アダルト系の商品を置くのは流通が阻害されるわけでもないしその気になれば手に取れるわけだから許容する。ゾーニング義務に反対しているだけで、個別書店がどんなふうに商品を置くかはその店の自由だと思うので。もちろんR-18BLをドドーンと子供の目につくところに平積みにする書店があってもよい。

これはただ恥ずかしいという意味ではなく男性世間からの扱いが違うから困るという意味がある

からかい視線など、嫌がらせもありえるしつきまといが発生するリスクもある

その上でコーナーを作るべきという話と男性だって同じなのにという感情論は比べ物にならない、同じではないか問題にされてるのに同じなのにと言っても意味がない

私はマッチョ思考なので問題ない!売れ!と思っているが多くの人が男性女性で状況が違うことくらいわかっているのに男も同じだと言い切る傲慢さにもそれを男女平等という卑怯さにもげんなりする

まずもって、法律制度は性に対してなるべく中立であるべきだと思うんだよね。もちろん、月経出産みたいに生物学事実によって違いが生じてる事柄に関しては片方だけに特別な手当てがあっても仕方ないけど、基本は制度中立の方が良いでしょう(たとえば強姦罪強制性交罪に改正されたのも、性犯罪定義をより中立にしようとしたものとして評価されるべきだと思う)。

加えて、すでに男性向けに対してはある程度規制がかかってる状況なので、申し訳ないけど中立的な規制をしてくれないと非常に不公平感があって腹立たしいというのがある。これは規制の話、つまり我々の権利が減らされている話だから、そこで不平等は受け入れがたい。権利を増やす話ならともかく。

嫌がらせやつきまといが発生したら警察を呼びましょう。嫌がらせやつきまといをより摘発やすくしたりするために警察予算増やせとかストーカー規制法改正しろとか、そういう話なら賛同しますよ。

もっと簡単に考えて、今あるBL棚にR18本はタグだけ置くとかしたらどうだろうか、それなら本をレジに出す動作と同じだし

他のR18ジャンルだってあるわけだし女性向けR18コーナーも絶対あった方がいいとと思うけど、まずは普通に書店でR18BLを売れるようになったらいいんじゃないかなって思うよ

まあ、仮にゾーニングするならひとまずはそれが現状でありえそうなラインかねえ。私は別に現状のままエロいBL本棚に置いてても構わんだろうと思ってるから、それ余計な規制じゃない? って思うけど。「普通に書店でR18BLを売れるようになったらいいんじゃないかな」ってのは同意BL男性向けも、たとえそれがドギツいエロであったとしても普通に書店で陳列できるようにすべきだよね。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん