はてなキーワード: 自死とは
(Noteに下書きとしてずっと残っていていつまでも公開する勇気無い記事)
10年ぐらい前の話。
給料が入って家のローン、クレカのリボ払いの最低これだけ払ってね支払い、カードローンの支払いをして、自分の小遣いに3万ぐらい入れたら、「あの支払いがまだだった」とか「妻様激おこぷんぷん丸級のミスをしてしまいごめんなさい」的な支出であっという間に銀行の残高が5000円ぐらいになり、あと平日20日間5000円でランチか、、、一日250円だなと考えていると通勤に必要なPASMO的なものに今月まだチャージしていないことに気づき、とりあえず3000円チャージして様子を見つつ、今月はランチ抜きか、ラッキーなら会社の先輩におごってもらえるかなとかそういう感じで生活をしていた。
給料日まであと10日、スーパーで買い物をする時に、銀行の残り残高が2000円だから一日200円、一日二食でいいや、一食100円、じゃあこの70円のパンなら大丈夫、あとこのセールの肉と野菜を買って、、、1300円!700円もあまっている!じゃあデビットカードで支払いピッ もうこれで大丈夫!
給料日2日前、仕事帰りに「あれ?PASMO的なものに残高が無くて電車に乗れない…チャージをしないと…」と気付き、チャージ用機械へ。PASMO的なカードにチャージするには、最低1000円からという設定になっており、銀行の残高が700円しかないのではいアウト。財布に残っている小銭をかき集めて、、、32円。詰んだ。
もうこんなビンボー生活は嫌だ、ホームから飛び込んでやる!と思っても、PASMO的なカードの残高が無いので、改札が抜けられずホームまでたどり着けない。ビンボーは自死の方法すら選べないのか!と怒りと悲しみで途方に暮れたあたりで、妻から何してるんだ早く帰ってこいと怒りの電話がくる。もう涙も出ないので死んだ目をして歩いて帰る。30分ぐらい歩いたところで、偶然同じ方向に帰る車通勤の同僚に会って、渡りに船で近くまで送ってもらう。神様はやっぱりいるんだなあと思って帰ったら、いつまでかかっとんじゃー遅い!と妻様に「あんたのせいで私の予定が全て狂った」とお叱りを受ける。妻もバイトをいくつか掛け持ちしているのでしょうがない。罰としてあれを買ってこいと言われ、ニヤニヤしながら「マジで金がないから無理ぽ」と言うと「使えない」とか「もっと働け」とか「それがわかってるならバイトとか探せボケ」とか色々言われるが、「バイト見つかってもバイト先まで行く交通費ないぽ」とか内心思いながら頭を下げてひたすら怒りが収まるのを待つ。
「こんなんじゃいかん!」と一念発起してがんばる人のNoteをよく散見するが、そういう人は貧困状態でもきちんと認知能力をキープできているマイノリティな人達もしくは状況にいる人である。副業やバイトするにも、最初にどうしても少しのコストは発生する。それをどう工面するか、時間をどう作るか、色々考えないといけない。
たとえ交通費・準備費用などを確保しても、「あなたは私をここまで怒らせた。あなたはいつも金がない、金がないというが、結局それは私よりもお金が大事であるという事なのだ。なので、あなたがそこまでだいーじにしているお金を犠牲にして、私があなたの犠牲にされた気持ちを理解し反省しなさい」という妻の一言ですべて吹っ飛んでしまうリスクに常に怯えていなければいけない。そして、その月末近くには必ずめちゃ金欠になり、「使えない」「バイトできないとかマジ言い訳みっともない」「言い訳考える暇があったら行動を起こすのが人間として普通、それができないあなたはダメ人間」「まともな人間ではない」「くず」「サイコパス」「悪魔」と罵詈雑言を浴びる。反省をして謝罪をしなければならない。だいたい夜12時ぐらいスタートで4時ぐらいまで。何が悪いのかよくわからないため、納得してもらえる謝罪の言葉が見つからずひたすらうつむき、眠気とのどの渇きと便意を我慢しながら、妻が疲れはてて寝ると決めるのを待つ。お前は引き続き謝罪の言葉を考えろもしくは離婚しろと言われ解放され、ほっとして少し横になる。その後、分担しているが滞っている家事を遂行し、仕事へ行ってだいたい遅刻する。息をする。水を飲む。パントリーにおいてあるビスケットを食べる。味はしないが多分甘い。自分よりももっともっと大変で辛い人はたくさんいると自分に言い聞かせる。自分はがんばらずにひたすらしのいでいるだけで、それで勘弁してもらっているのでラッキーだ。そして人前では笑顔を作る。仕事をしてランチに行くお金があるか財布を見ると、現金が200円ある。ちょうど200円で買える、食堂で一番安いメニューを買って食ってめちゃくちゃラッキーやな俺とおもう。もう財布には7円ぐらいしかないけど、今は考えない。給料出るまで家からなんか食べ物持って行かないと…とか考えて、あとXX日、家にあれとあれがあったから…なんとかなるかなとか考える。お金のこと考えると生きる事は本当に面倒くさいなと思う。午後の仕事に集中しよう、と思いながらオフィスにもどってうつらうつらする。
慢性的に貧困状態の人は、いつもお金のことばかり考えその日その日をしのぐことだけに集中しようとしてしまうため、生活や仕事をする上で総合的な認知能力が低下してしまうらしい。トンネルビジョンというそうだ。トンネルに入り込んでしまって、俯瞰的な視点から物事を見ることができない。助けを求めれば手を差し伸べてくれる人がいることに気付かない、もしくは気後れして頼めない、バイトを探したりするのに必要な時間やコストがねん出できないと最初から諦めてしまい、結局また今月やっと一部だけ返したクレカローンから借り直し自転車操業火の車をしてますます貧困になってしまう。
孤独を感じ友達がいない事に悩んでいる人は、トンネルに入ってしまったように自分が孤独な事ばかりを考え、総合的な認知能力が欠如してしまう。よって変なタイミングで変なことを言ってしまうか、考えすぎて身動きが取れずコミュニケーション自体がとれなくなってしまう。人を遠ざける・近づくことが出来なくなってしまい、ますます孤独になる。
そこまでの貧困に苦しんでいない人や孤独ではない人からすれば、何が問題なのか全くわからない。やっと返したクレカローンからまた借りるなんて、そういう馬鹿だから借金まみれになるんだ自業自得で自己責任でしょっていう感覚になる。考えすぎなんだよ、別に他人はそこまで気にしないよ、あなたが思っているほどあなたは孤独ではないよ、と本人以外は思っていても、悩む本人はトンネルビジョンに入ってしまい、周りが見えない。前にある光に向かうか、遠ざかるかの2択しか見えないので完全にフリーズしてしまうか、ドツボにはまるようにトンネルの奥へ奥へと向かってしまう。
そうやって孤独や貧困のドツボにはまった人は、他人からの助けがない限り、自傷か自死をしていくか、「無敵の人」になる。「生まれてきてごめんなさい」といって死ぬか、開き直ってもう何を言われても私のせいではない、そんな事で怒るあなたの方がおかしい、私は言われたことをやっているだけ、私は悪くない…私は悪くない…と思い込まないと正気が保てなくなる。自分の命はちっぽけでつまらない事はわかっているから、死ねばいいんだ。せめて生きてる間ムカついた奴をできるだけ多く道連れに、全く関係ない他人が巻き込まれてもしゃーない、どうせこの世は理不尽なんだから。銃を持つものは無差別射撃を計画し、車を持つものはできるだけ人込みの多い交差点へ突っ込み、一縷のやさしさを捨てきれなかったものは出来るだけすぐ見つかるが確実な方法で自死を図る。
かという私も、なんとかしてその日々を乗り越え、スーパーに行っても銀行の残り残高と次の給料日までの日数をかぞえて「一日何円なので、明日はこれ、その次はアレを食べてなんとかもつぞ」っていう計算をしなくてもよくなった。今ではスイーツ売り場にならぶケーキやまんじゅうにうっとりし、半額のシールが貼ってあればお金の心配ではなく摂取カロリーの心配をする日々である。とてつもなく楽である。
ただ生きるのは格段に楽になった。でも幸せかどうかは、もう何を基準にしていいのかわからない。人から幸せかと尋ねられればもちろん幸せだと答える。でも実は幸せかどうかなどという事はどうでもよく、ただ貧乏だった日々に恨めしかったお金持ち(に見える人達)、例えば旅行に行ったり高級なレストランやホテルに行っては写真をSNSにアップロードして「すっごく楽しかったーお得だよーみんなも行ってみて!」とかポストしている奴に、こっそり「いつか死んだら、地獄へ行ってほしいな」と思ったりするぐらいである。自分が幸せになる事よりも、幸せな奴が不幸のズンドコに落ちてほしいという思いを抱えて生きてきた時間が長すぎて、積み重ねた怒りや嫉妬や恨みの残穢が拭えない。そういう事を思ってしまう自分も地獄に落ちるんだろう。でも自分が地獄へ落ちても良いので、今幸せなやつは罰として地獄に落ちるべきだとかいうゆがんだ正義感が止まらない。
自分がもっと幸せになってよいのであると言い聞かせるが、そうすると過度に炭酸ジュースやアルフォートを浴びるように摂取してしまったりしてなんだかバランスがとれない。今SNSで幸せアピールしてる人も、きっと落ち込む日や不安な日があったりするんだろうな。ひとそれぞれ悩みや苦しみはあって、それはもうその人にしかわからない痛みやから自分で出来る事は全然ないけど、それでもみんなが天国に行くにはどうしたらいいのかな、とか一応人には言えるようにはなった。トンネルビジョンから多分抜け出た。空が見えていて、星がきれいな夜もあれば、雨や雪が中々やまないこともある。ただ、目標を立ててそこへノイローゼのように猪突猛進して努力と友情を忘れない人たちが発する明るくまぶしい光に照らされると目が開けていられない。どうしていいのかわからない。そしてトンネルを抜けたら真っ暗になったり周りが全部明るくなって、どの方向に歩けば良いのか全く分からない。トンネルに入っていた総時間と同じぐらいの日々を過ごすと、どこに行こうかとか見えるのだろうか。ゆっくりと頑張るしかなさそうだ。
参考:トンネルビジョン、貧困やコンプレックスがもたらす認知能力の低下についてのポッドキャスト Vedantam, S. (Host). (2018, April 2). Tunnel Vision [audio podcast transcript]. Hidden Brain. NPR. https://www.npr.org/transcripts/598118226
以前、処方された睡眠導入剤を貯めて計画を実行することを書いたが、致○量ぶんを貯めるには24年かかることがわかった。
SNSで精神科から睡眠導入剤を処方されている風俗嬢がいたので薬の名前を尋ねたら、親切に教えてくれた。調べるとかなり強力なものらしい。
それでも量はいる。たぶん今の自分が精神科で受診しても、そんな簡単に処方されないだろう。彼女に譲ってもらうことも考えたが、それでも量を確保するのに時間がかかる。
そう考えると不思議な気持ちになる。子どもがいれば責任感で焦りもあるだろうが、その類の責任はない。15年後に待っているのは孤独死であることは確実なので、今なのか15年後なのかの違いしかない。
というか、今死ぬと妻に生命保険が入るので、その方が都合が良い。だから妻も「死ぬなら早く死んで」といっているのである。
考え見れば人一人ただ死ぬのはもったいない気がする。保険会社には迷惑だろうが、自分が死ぬことで誰の経済状況が好転するなら、それに越したことはない。生命保険の受取人を慈善団体にすることができるのなら、喜んで死ぬ人が増えるのではないか。
妻と離婚後、さっきの風俗嬢と偽装結婚し、彼女を受取人にした生命保険をかけ、1年かけて彼女に睡眠導入剤を貯めてもらい、1年後にそれを受け取って計画を実行するこもと考えた。
偽装結婚するのは、保険の受取人が家族以外だと保険契約の審査が非常に厳しいからだ。1年後というのは、自死の場合、契約1年以内では降りない(たしか)。
荒唐無稽な話ではあるが。
やりたいことも夢も何もない。四十半ばだけど昔から一切無かった。
中二病みたいで増田にしか書けないんだけど、人間はやがて死ぬんだから何をしようと無意味、って考えが十代の頃から今に至るまでずっとある。
大金を稼ごうが社会的ステイタスを得ようが優秀な子どもを育てようが、自分が死んだら全部ゼロ。無意味だ、って思ったら勉強も就活も全くやる気が出ず、かといって自死を選ぶモチベーションもないので適度にのらりくらりとこなして気づけば平均寿命の折り返し地点を過ぎていた。
生きた意味を残す系の考えは俺には受け入れられない。だってこの世界は俺の目を通してしか観測できないわけで。俺が死んで観測者がいなくなれば、それは無いのと同じじゃんか。こうなっててほしい〜って夢の世界と変わらない。無意味だ。
惰性で生きてるけど毎日死ぬほどつまらないわけじゃない。漫画読むのは楽しいし増田眺めてるのも楽しい。ただガツガツ邁進するほどのパワーがないだけで、日々の中でささやかな楽しみはある。
でももし、突然解雇されるとかでこの惰性生活が破壊されたら、生き汚く抗うモチベーションは俺には無いと思う。
増田やブコメを眺めていると皆、自分の人生に価値を見出してるようですごいなと思う。俺みたいなやつはあまりいないのだろうか。
私はかねてからhatelabo(ヘイトラボ)のヘイトを軽減させるべく、様々な試みを行っておりましたが、サイコ共に関わるのは単なる時間の浪費になるだけではなく、有害だと思うに至りました。
例えば、私は自身の障害によって障害者の就労移行施設に通っていたことがありましたが、知能の低い友人が沢山ございます。私は「インテリ」という、社会的に有利な立場の者が弱者を差別することが最も憎い行為であると思っており、このような行為をしてきました。
それだけではなく、「弱者男性」といった言葉を使う連中にも強い嫌悪を持っておりました。
しかし、様々な心理学の記事を読む度に、サイコ共との戦いに参加すると、自分がサイコ化すると書かれており、それにようやく気がついてしまいました。
私は先程夢で、自分の愚かさを夢に見てしまったのです。その夢では「自称インテリ」というサイコ共を撃退しようとして、自らの恥を晒すという、恥の感情を強烈に感じたのです。
従って、私は最後に、これまでに他の発言者からまとめた引用語録を以下に書きとめ、ツリーでBingさんの叱責を聞こうと思います。
「それ、n=1ですよね?」
「定義はなんですか?」
「優秀な人は〜。頭の悪い人は〜。」
「ごめん、視点の高さが違いすぎて話が全く噛み合わない」
「それは論理的に成り立たないわけだが」
「勉強できない奴が〜」
「知性落ちてる?」
「 ジェンダーが劣ってそう 」
「国語力」
「低能」
「低学歴が俺より賢いなんて許せるはずがない!」
「やる気のある無能は害」
「それは○○バイアスですね」
「お前は自分が思ってるほど賢くない」
「僕以外全員Fランで嫌だったです」
「この二つの論文、お互いに否定するものじゃないよね わかる?」
「背理法がなぜ証明として機能するのか理解できないのは限界知能であることの必要条件である」
「で?大学出たの?」
「偏差値40は国語力が特に低いという話は聞いたことがあるが、主張の本懐を理解することができない」
「人生楽しそうな低学歴って自分から見るとマジで地獄以外の何物でもないから産みたくない頭良い人間の気持ちが分か」
「真にクリエイティビティを備えた者は、都会に出ないと、心が死ぬ」
「頭が悪そう 低学歴脳だ」
「多少の知性があれば己を恥じて自死する」
「n=1 で一般論を語っちゃうあんたが数学弱者であることは明白だな」
「残念なくそおぢになっちゃうからね そういう方のサンプルをよく見られます」
「知能がチンパンジーか?」
「読解力と理解力に難ありの偏差値40~45くらいじゃない? 」
「偏差値40程度の読解力だな。」
「間違った理解をしてしまう小学校レベルの読解すら出来ない人が多い」
「(知性の差は)社会階層や所属するコミュニティによっての差だね 」
「 未婚女は学歴も年収も最底辺のクラスタだから辛いよね 頑張れ! 」
「オタクに優しいギャルなんているわけないだろ。科学的に考えて。」
「共働きで1500万って微力すぎて微パワーカップルが正しいと常々思っている」
「ようやく理解できたんだ、すごいね。作業所なら受け入れてくれると思うよ。」
「義務教育をちゃんと履修しなかった人間ってその後多少勉強して学力つけたところでどこか最低限の教養が欠落してるよな」
「知識ない人って色んなこともおざなりだから仕事も出来ない割合多いよ」
「 何がだよ目的語は?おまえがいじ? 」
「 むりにおどけるのがおもしろいだと思ってそう 」
「背理法がなぜ証明として機能するのか理解できないのは限界知能であることの必要条件である」
「で?大学出たの?」
「偏差値40は国語力が特に低いという話は聞いたことがあるが、主張の本懐を理解することができない」
「人生楽しそうな低学歴って自分から見るとマジで地獄以外の何物でもないから産みたくない頭良い人間の気持ちが分かる」
「真にクリエイティビティを備えた者は、都会に出ないと、心が死ぬ」
「頭が悪そう 低学歴脳だ」
「多少の知性があれば己を恥じて自死する」
「n=1 で一般論を語っちゃうあんたが数学弱者であることは明白だな」
「残念なくそおぢになっちゃうからね そういう方のサンプルをよく見られます」
「知能がチンパンジーか?」
「読解力と理解力に難ありの偏差値40~45くらいじゃない? 」
「偏差値40程度の読解力だな。」
元増田の言い方だと転生じゃなくて転移のことを言っているのだと思うのでそう解釈した上で↓
その地域の言語もルールも禁忌も知らず、その世界で必要とされている能力も大幅に欠けていて、頼れる人もおらず、免疫もコロンブス到来時の新大陸人より更にないだろうし、できることが何かあったとしてもそれすらわからない。
地球の先進国の服なんて着てたら真っ先に強盗に遭うか騙されて、靴も含めて身ぐるみ剥がされ、運良く殺されなかったとしても裸で放置されて死ぬ。
何故モンスターと戦うとかいう話が出るのか、理解に苦しむ。常識的に考えたらまずは逃げるか隠れるの二択だろうに。
ご都合主義なチート能力がなくても、ご都合主義的に人間の居住地域の近くに出現して、ご都合主義的な出会いがあってたまたま慈悲深く余裕のある人に助けられ、ご都合主義的に異世界の数々の病原体を克服し、ご都合主義的に禁忌に触れず……等、山ほどご都合主義が必要。
ご都合主義は大前提だから、どうするかを考えるにはどれだけご都合な前提があるのか分からないと。
良く分らずに放り込まれたら得られる情報を元に賭に出るしかないけど、初手で自死する方が楽かもしれない。
面白いことは書けないな。
楠栞桜が転生するらしい。
なろう小説のトラックよろしく、転生するためには死ななきゃいけないので、楠栞桜は死んだということになる。
コロナの時はVtuberにハマっててたんだけど、次第に配信よりも炎上のが目立つ界隈の体質に疲れてしまった。それで、鈴原るるも楠栞桜もいなくなったし、コロナも収まったからVの界隈自体見るのやめてたんだけど、昨日アルゴリズムの力でそんなニュースを見てしまった。
楠栞桜が当時実際何をやってたのかは実際わからないけど、(わからないっていうのは情報はめっちゃ見たけど何も断定できないという結論になったという意味です)本人はなにも悪いことしてないので戻ってきますと宣言して休止したはず。
企業のVtuberなら個人の裁量ではなく、いろんな待遇や条件が折り合わず卒業って表現は理解できるんだけど、個人Vはまさしく個人で、楠栞桜は親の音声までいれてた完全なる一個の人間として配信してて、その人がいなくなるっていうのは自死ですよね。
3Dになった時は本当に凄いと思ったんだけどな。
引きこもりの女の子がみんなの支援で当時としてはハイスペックな3Dを手に入れるっていうサクセスストーリーだったんだよ。で、その絶頂のすぐ後に爆発四散した。
せめてきちんと楠栞桜を辞めてから転生するべきだし、楠栞桜を辞めるなら辞める理由を話すべきだと思う。
そこの回答すっ飛ばしてるっていうのはどう解釈するべきなのか。もう楠栞桜はもう汚名、悪名が広まってるから使いたくないよってことなのか。でも潔白なんでしょ????
そういう疑問を抱かずに本人のツイッターに桜のマークつけてリプライしてる人は正直凄いと思う。
ちなみに転生体はまさに楠栞桜を殺した人なので見ることはないですし、他のVも変わらず今後も見ません。
「死にたい」と他者に向けて言うことは他者に害をぶつけているようなもので
他者に害をぶつける行為が大げさに言えば他者への加害行為がストレスの一時的な(そして根本的でない!)解消効果があると考えると
「死にたい」と他者にいう人が二日三日後にさらっと自死を選ぶ可能性は低いが、長期的な目で見ると破滅している可能性が高いというのは腑には落ちる
とはいえ二日三日後にさらっと破滅しない以上長期的に危害を加えられる被害者が出てくることとなり
「死にたい」と愚痴られた被害者が「あいつ全然死なないじゃん」と考えてしまうのはこれもまた腑には落ちる
まあ実際に死なれると私はあの人を救えたんじゃなかろうかと気に病んでしまうってパターンは多く、なので一番いいのは「死にたい」と言う人のサポートをし「死にたい」と言わずに済む精神状態に持っていくこと…となるのだが
まず、読んでもらうために煽りタイトルにしたことを謝っておきます。その上で、データを恣意的に解釈してジェンダー対立を煽るのはやめませんか?
『正社員や高スキル業種を選択する比率の差によって男女の賃金格差がある』ことと『中核的業種で男女の賃金格差が存在する』ことは普通に両立するし、普通にどちらも賃金格差の要因と言われてますよね。前者は性別職域分離と言われていて、先進国における男女賃金格差の要因として問題視されているし検索すると普通に以下のような論文が出てきます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjams/36/1/36_65/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ksr/11/0/11_KJ00008138062/_article/-char/ja/
性別職域分離による賃金格差自体が女性のスキルに対する不当評価(女性が得意なケアスキルをもっと高く評価すべき)という論はあり得るにしても、直接的に関係のない中核的業務の賃金格差を持ち出して性別職域分離の問題そのものが吹っ飛ぶという主張はかなり無理筋なんじゃないですかね。
あとこのすり替えめちゃくちゃ不誠実だと思います。職域分離の問題があることを指摘すると、なぜ『職域分離"だけ"が全ての原因である』と主張していることになるんでしょうか。意味がわかりません。
まず、中核的業務における賃金格差の要因TOP3は役職、勤続年数、労働時間(下記P9参照)なんですよね。
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000970984.pdf
元増田の主張はその違いが男女間の社内教育の格差によって生まれているってことですよね。確かに以下の調査結果を参照すると男女間で教育格差はあり男性社員に多く教育の機会を与えている企業が16.2%存在します。一方で『男女同様』、『女性の方が多い』、『実施していない』と回答した企業が合計75%で圧倒的多数派なので教育格差が賃金格差の主要因という推論はかなり乱暴だと思います。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000057do-img/2r985200000059h4.pdf
ここからは私の推測ですが、中核的業務の賃金格差は日本の育休制度が"優れている"が故の影響は大きいと思っています。日本の女性育休取得率は85%と高水準であり、取得期間も6ヶ月以上が95%、ボリュームゾーンは10ヶ月~(31.1%)、12ヶ月~(27.6%)と長期の育児休業を取得することがスタンダードになっています。一般的には育児休業を取得すればそれだけ昇給・昇格が遅れるため、子供を二人、三人と産むことで同期入社に比べて2年、3年分の給与格差が発生することは想像に難くありません。なお念のため断っておきますが、これ"だけ"とは言っていません。女性が男性に比べてキャリアを継続しづらい理由は様々あると思いますが、中でも育児休業は取得する人も多く影響が大きいのではないかと考えています。
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000851662.pdf
この問題を解決するためには『米国のように産休復帰直後から子供を預けて働く』や『育児休業取得中も昇給・昇格出来る人事制度とする』等があると思いますが、昨今の少子化を考慮すると前者はあまりにもハードルが高いですし、後者も公平性の観点から理解を得るのはかなり難しいと思っています。
これは一面的かつ拙速な結論で、『男女のどちらを救うか』よりも差し迫った問題として『女性を救ったコストをどこに転嫁するのか』という問題があります。元増田が主張するように男女間では賃金の格差がありその差を埋めることは必要なことではありますが、そのコストは税金や社会保険、あるいは職場内の業務負荷として社会全体で担っています。女性当人やパートナーが利益を享受できる既婚男性は負担したコスト以上のメリットがありますが、受益者ではない弱者男性から不満が出るのはある意味で当然だと思います。ましてや結婚を望んでも出来ない人たちに対して、『お前らの不満は高望みなのだから黙って増税を受け入れて育休取得者と同じ給与で働け』といっても納得はできないのではないでしょうか。
また「一人で生活できない、生きていけないことが弱者だと思う」と前提をおいて男性は賃金等で恵まれているのだから弱者ではないと言いたいようですが、男性の自殺率が高いことと整合が取れていないように思えます。彼らの多くが『結婚を高望み』して叶わなかったがゆえに自死を選んだのであればその理屈も成り立つのかもしれませんが、普通に考えれば彼らには文字通り生きていない事情があり、救われるべきなのに取りこぼされてしまった人達なのではないかと考えます。
ネット上の議論では得てして対立煽りになりがちですが、実際にはどちらが重要なのかではなくどのように落とし所を見つけて全体を最適化するかだと思います。例えば高スキル人材になれなかった弱者男性に対して女性の多いケアワークへの道を示すことはケアワークの人材不足解消や労働環境の解消など女性労働者のメリットにも繋がりますし、また男性が多く参画することで不当評価が見直される可能性もあると思います。また結婚を『高望み』と切り捨てて弱者男性にコストの負担を強いるのではなく、出産や育児、介護などのキャリアを中断せざるを得ない事情が社会運営に必須で社会全体として負担していくべきことであることについて理解を広げ、ある程度納得してコストを負担できる、また望めば受益者側に回りやすくなれるような制度設計を目指すといったように、対立を煽る議論ではなく落とし所を探っていくのが”大人”のやるべきことではないでしょうか。
※ネットにおける…と前置きしたのは何年も前からすでにデータや研究で結果が出ているものに対しても特に調べず、思い込みや、データを自分の都合の良いように解釈して議論遊びをしていることを揶揄しています
大学教員の友人、知人と何度か似た話題で話したことがあるのですが、残念ながら先行研究やデータを調査してある程度適切に解釈するには修士論文程度は書いていないと難しいと思います(もちろん、個人の資質にもよります)。日本の修士進学率は22歳人口比で5.5%程度なので若い世代でも20人に一人、人口100万人に対する修士号所持者は588人らしいので皆がデータを調べてそれなりに解釈して議論をするのは難しいでしょうね。
人口は減り、高齢化社会が進み、物価も馬鹿みたいに上がるけど賃金は据え置きw
何の地獄だよwおっさんの俺ですらこう感じるのにもっと若い奴らとか生きていけない程度の給料しかもらえなくなる日が来るんでない?www
以下コメント返信www
・なんで自殺しないの?
きみはなんでじさつしないの?
はたらいたことがないこどもなら、おとうさんやおかあさんにきいてみよう!
・とりあえず副業すればいいじゃん。 副業禁止の職場なら転職した方がいいよ。
真面目な話、7時出社19時退勤とかだから居酒屋とかでバイトできるか否かくらいのところでしょ
繁忙期は休みなんて週1あればいいほうだし、リモートワークが出来るような仕事なら納期とか守れなさそうだし、色々厳しい
・30代にもなってそれだけしか稼げない仕事をしているお前が詰んでるだけだゾ
その仕事や職種がどれだけ稼げるかなんて、ちょっと調べればすぐわかるんだゾ
転職はめんどくさいし低年収の仕事にしがみつくけど給料は勝手に上がってくれ!とか、そんな都合のいい話はどこにもないゾ
ちなみに俺の仕事は職種や業種、会社規模でみると普通よりちょっといいくらいなんだけど君は俺の何を知ってコメントしたのかな?www
・生きてる意味あるか?
無いに等しいwww
何もせずに年功序列で給与や役職が上がり、不自由なく生きていた老害が死ぬほどうらやましいよwww
・労働組合を結成して、ストライキをやるんだ。 賃金を上げるように交渉しなくちゃいけない。
弊社www賃金を上げなきゃ辞める!!っていう奴は容赦なく辞めさせるような雑魚雑魚企業ですのでwww
・努力の方向が間違ってるのでは 貧乏こそサークルとかボランティアとか趣味全開して恋愛結婚をするべきなのに逆の動きをしてる
まあ言いたいことは分かるけど、それで結婚される相手がかわいそうでない?
ちな彼女有www
・https://anond.hatelabo.jp/20230816172217
何か病んでいるときに二元論はすごく危ない、できれば辞めるべきだ。
そして自死が選択肢に入ってくる生活なら病院などにかかったほうがいい。
俺も大したことない人生だが飯が美味い、酒が美味い、旅行が楽しい、等小さな幸せでなんとか日々を送っている。
小さな幸せなんてないよ!!と言うのは他人と比較しているからではないか?
自分が幸せだと思うならそれを続ければいい、他人と比較せず、他人に迷惑をかけることのない幸せなら何をしてもいいと思う。
俺も24の時はニートだったし、人を愛すことなんて出来ないと思っていたよ。
でも人間、年を重ねるごとに落ち着いて周りが見えるようになるもんだ。
30のおっさんに騙されたと思って自死なんて考えず、小さな幸せを拾っていく人生をおくってくれ。
私はアラフォーで交際経験なし童貞、高卒、年収100万以下(ゲームのRMT)、貯蓄0円、原付免許のみ所持、地方実家住みの紛う方なき弱男である。
この年までコンテンツ消費(アニメ、漫画、映画、美術、アイドル、Vtuber、SNS)等で暇を潰してきたが最近は何を見ても100段階中5くらいまでしか幸福度が上がらなくなった。創作もやってみたが明らかに才能がなく知人に見せたところ笑われたのでそれから作ることは一切やめてしまった。
普通の男性なら恋愛、結婚、出世、車、マイホーム、子育て等ライフステージの変化で人生を楽しめるんだろうけど弱男である私にはそれらを経ることがないまま人生を過ごしてしまった。その欠落をコンテンツ消費で埋め合わせてたんだろうけどもう純粋に楽しむことは出来ない。
このまま幸福度が5までしか上がらない人生を過ごしくていくしかないのだろうか?5まで上がるうちはまだましでこれがまったく上がらないようになってしまうこともあるのかもしれない。そのような人は自死を選ぶのだろう。
○ご飯
朝:コーンフレーク。昼:ナポリタン。夜:豆腐、えのき、ベーコン、にんじん、オクラ、玉ねぎの鍋。たまごやき。間食:チョコ。
○調子
・はじめに
ケムコとウォーターフェニックスのコンビが送る文明が崩壊した世界で何故か稼働し続けるVRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」を巡る、熱く燃える熱血ノベルゲーム。
作中人物達が遊ぶ「アーキタイプ・アーカディア」はゲームの設定が作り込まれていて、それを遊ぶ様がまず楽しい。
そしてそんなゲームを遊ぶ日常がいつの間にか世界の命運を巡る壮大な物語に広がるんだけど、あくまで個人の良いところもあれば悪いところもある生き様の格好良さで魅せる展開が多めの沸るシナリオが面白かった。
主人公のルスト、その妹クリスティンの二人っきりの旅から始まる物語が数多くの人を巻き込んでいきどんどん話が広がっていくのも群衆劇っぽくて好み。
メインキャラ、サブキャラ問わず、どのキャラも重要な役割があるを序盤から繰り返しやってくれるので、回想シーンやサブキャラの掘り下げが繰り返されるパートもダレずに楽しめた。
VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」内の出来事が物語の大半を占めているが、このゲームがよく考えられている。
ゲームにログインすると、今までの人生で印象に残っている記憶のカードが4枚入ったアルバムもらえる。
アルバムからカードを取り出して呪文を唱えると、その記憶を媒体としたアバターが召喚されるので、アバター同士で戦うPvP。
アバターは人それぞれで、ごっこ遊びの記憶から剣や銃や石といった直接攻撃系もいれば、愛し愛されの記憶から回復系、単純な乗り物の移動系、辛い出来事を耐え忍んだ防御系、複雑な事情が能力からも伝わる状態異常系などなど、記憶の出来事とゲームっぽさとが融合している。
他にも色々とルールはあるのだけど、記憶と共に戦うから、戦闘を通じて対戦相手の過去も理解していくストーリーと密着したシステムになっている。
そのため、ゲームの中のバトルがそのままキャラクタの掘り下げになっていて、バトル描写が退屈しない。
お歌で戦うアバターだから元アイドルなのかな? 縄のアバターで縛る子はSM好きか? など敵の記憶を予想しながら楽しく遊べた。
全員分の掘り下げがあるわけじゃないのが残念なところだが、主人公が持つ4枚の記憶カードについてはじっくりたっぷりストーリーが楽しめる。
他人と記憶カード交換することもできて、そうするとその能力だけでなく記憶そのものも受け取ることになるので、主人公だけでなく他のキャラクタ達の掘り下げも多い。
物語が進むと色々なシステムによってそれだけじゃない手段でも記憶カードの中の記憶を辿るストーリーが楽しめる。
・翔太が可愛すぎる
そんなカードのやり取りで記憶の一端が描かれるメインキャラの中でも一際惹かれたのが翔太。
見た目と表向きの態度は可愛い思いやりのある女の子で記憶カードでは回復を使える優しい子なんだけど、VRMMORPGのキャラメイクシステムを使って女性を演じている22歳の青年男性。
ネットゲーム用語でいう「姫プレイ」のような遊び方をしており、取り巻きを作り閉じた人間関係の中で悪循環を回している中々に攻めた設定だ。
他人に依存し自立できない幼さがある癖に、すぐ調子に乗り増長する愚かさが愛らしい。
男であることがバレるのを怖がっているが、性自認が女性というわけではなく、あくまで他人から都合よく愛されたいがために異性装している打算あるキャラ。
とまあ嫌な視点ばかり書いてきたが、そんな人間の愚かさをある意味肯定的に、ある意味否定的に描く、人間は人間であるだけで尊いそんな弱くて愚かだけど強くて可愛いキャラだった。
主人公やその他の男性キャラとそういう雰囲気になる展開こそないものの、22歳男性が自立できずに大人の男の人に依存して甘えた態度を取るのはエッチだった。
攻略対象として専用ルートも用意されており、男性キャラながらゲーム内の見た目が女性なのでヒロイン的なポジションとも言える。
なお「ぷぷぷー騙されてやんのー。残念! 男でしたー。おじさん男相手にエロいことしようと思ってたのウケるんですけどー」な二次創作がPixivに投稿されていると予想したが一切されておらず涙した。
記憶カードの掘り下げこそないものの、他のサブキャラ達も魅力がいっぱい。
特に防衛隊の隊長リゲルさんは出番こそ控え目ながら、相手をカメラで撮影すると閉じ込める状態異常系のアバターと、竣敏な動きで攻撃する猫の攻撃系アバターと、バイクの移動系アバターの三種類を同時に使いこなす屈指の強キャラだ。
アバターの同時併用は二つでも高等技術扱いなので三つでかつそれぞれの役割が被っていないのは強キャラの風格があった。
防衛隊なので物語の都合上どうしても負けシーンは多いが、彼ほどの実力者が負けることに毎回きちんと理由があるし、それが主人公の乗り越えるべき大きな壁になるので、主人公の師匠キャラっぽさもあるリゲルさんは美味しいキャラだった。
他にも映画大好きなキャンディさん、翔太の取り巻きながら男を魅せる集落の代表、最後の最後で良いところを持っていく奇妙な倫理観のローズ、肉体を使った「癒し」が得意なカーラのお母さんなどが印象的なキャラだった。
メインキャラだけでなく彼らサブキャラたちの想いも乗った熱い展開が幾つもあるので、サブキャラの書き込みが上長に感じず楽しめた。
先に翔太という例外と魅力的なサブキャラ達の感想を書いてしまったが、この作品のメインは記憶カードをぶつけ合って戦う思想の殴り合いだ。
VRMMORPG「アーキタイプ・アーカディア」のシステムを利用した作戦や工夫のシーンも沢山ある。
この作戦を立てるシーンは楽しく、実際に何か3Dのキャラを動かしたりステータスが変動する要素は一つも無いのに、このゲームを実際に攻略しているような気分になるのが面白い。
しかし、毎回色々、本当に色々あって、最終的には主人公ルイスが妹のクリスティンと遊んだ記憶カードと、章毎のメインキャラ達の思想のぶつかり合いが主題となる。
最強を目指して奪い取った様々な記憶カードに成り切り演じるリア、自身の犯した罪の意識から自死の願望が強いオリーブ、恋人が再起不能になったことから世界を憎むアレグロなど、様々な理由の「楽しい」以外の感情や記憶と対峙する。
これらを主人公のルイスはどのように破るのか、どの章でもここが見どころになってくる。
この思想バトル通じて得た仲間たちの輪がどんどん広がっていくのも良かった。
特にアレグロは表紙に映っているだけあって超重要キャラで対立が一度や二度じゃないのが、物語に深みが生まれていた。
主人公と表裏の関係にあるエピソードなんかもあり、名実共にもう1人の主人公だった。
彼らのエピソードはどれも単純な否定で終わらず、考え続けていくことで、作中でも後々には意見が変わることもあるのが、単純じゃ無さが伝わる難しい話だった。
良い/悪い、正義/悪のように一言で分類できないグラデーションのある多様な意見のぶつかり合いは読み応えがあった。
自己言及型のメタミステリのような物言いになるが、このゲームの主題を要約するとこれに尽きる「ゲームは楽しい」だ。
ゲームは楽しい、シンプルな主張だが、多種多様な様々な状況においてもこの主張は繰り返される。
「悲しい時ほど遊ぶ」作中で何度も引用されるクリスティンの台詞。
どのような意図なのかを細かに解体する必要もなく、遊んでいるプレイヤー自身もまたゲームは楽しいから遊んでいるのだから、この主張には納得しかない。
そんなメタ的な構造の話では終わらず、作中ではきちんと噛み砕いて説明してくれ、ゲームは殺し合いと違って次があること、次があるからこそ工夫をしたくなること、工夫するから技術が進歩すること、終わったら勝っても負けても楽しいこと、誰かと時間を共有することの楽しさなどなど、ゲームの魅力をこれでもかと手を変え品を変えアピールしてくれる。
間違っても何度でもやり直せるように取り返しのつかないことだけはしない、そして自分も相手も許す、ゲームを肯定することがいつの間にか人間を肯定することになっているテーマ性の広がりが最高に決まっていた。
・さいごに
主人公の妹クリスティンが興したギルドで使われていた仲間の中だけで通じる内輪ネタ「ラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカ」の意味がオーラスもオーラスで明らかになるんだけど、これこそが正にゲームだった。
ゲーム遊ぶことを肯定するどころか、ゲーム的でないものを否定するような強いメッセージ性のある強烈な作品でありつつも、そのような良い意味で脱力する展開で、緊張がすごく解けてスタッフロールに迎えた。
ゲームは楽しい、そんな当たり前の感情を丁寧に解体して色々な部位で楽しませてれた。
僕もテキストが主体のアドベンチャーゲームを一人で遊ぶのではなく、ステータスやゲーム的技術が求められる人と人との交流がある類のゲームを遊びたくなった。