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2020-02-20

お気持ちヤクザ迷惑事例が発掘されていて草

フェミニストさん、ラブライブの次のターゲット愛知県豊川市寶山浄泉寺か? ・・・ん?

https://togetter.com/li/1471088

またフェミニストが世の中にご迷惑をかけた事例が発掘されていたのかw

とはいえ去年の11月末だから赤十字騒動以降なのでまだ最近だよな。

しか晒しているのが住職ではなく、迷惑行為をしたクレーマーの方なんだな(呆)

寧ろ住職完璧対応に草。

元々日本のこの手の連中は純潔教育との親和性も高いしある意味では宗教戦争かもね。

あ、でも今も自民とくっついて当時創作物規制に熱心だったあの政党母体仏教関係だったなw

しかフェミニストは何でも規制だの中止しろだの健全だの言いまわるばかりで全く建設的な活動をしていない時点でフェミニスト自身健全ではないよね。

JAの件と言いこいつら気に入らないモノを殴りに行っているだけ。

2020-02-17

ラブコメは最も執念があった人に勝ってほしい

お話の中ぐらい公正世界を求めたいです。

恋愛における公正とは、執念の順に望みのものをゲットするということです。


恋愛とはつまりは執念、執着です。

みっともない、正しくないものです。

たとえば「相手幸せであれば自分のものにならなくてもいい」というのは

よりステージの高い心であって恋愛ではありません。


相手幸せは願うとしても

それは当然自分と一緒での幸せでなければならない。

断じて他の人間に渡したりはしない。

ライバルを押しのけてもいじましいアピールをしても相手を手に入れたい。


そういう欲望エゴ、みっともなさ、

仏教三毒人間根本的無明である貪欲

それが恋愛です。


具体的に何が言いたいのかといえば

『5等分の花嫁』のあの勝者は私には面白くないということです。


の子は確かに立派です。

道徳的です。

姉妹のうちで最も心が清いと言ってよいでしょう。


けれども恋愛は心の清い人が勝つべものではありません。

長い期間片思いというなの執着を燃やし続けたり、

普段なら絶対やらないような行動に出たり、

好きな相手や親しい人に必死でみっともない姿を見られたり、

そういう恥さらしな人こそが勝つべきなんです。


からニセコイも当然小野寺さんが勝つべきでした。

長年片想いしながら意中の人を観察し続け、

機会を掴んでは本人なりに必死になって距離を縮め、

ようやく手にした快適な友人関係を失う覚悟告白する、

こういう欲望と恐怖と勇気を見せてくれた人に勝ってほしいでしょう?

そういう人を差し置いて、後から来て物語終盤で恋愛感情自覚した人に余裕綽々でホイホイッともっていってほしくないんです。


5等分で言ったら、

最初敵愾心むき出しで暴言を吐きまくってたのに

途中から好きとか言い出して、誰が見ても突っ込みたくなる恥さら状態

自分でもディスアドバンテージ自覚しながらそれでもがんばるという人とか、

姉妹の中でお姉ちゃんとして常に自分を抑えて大人の振る舞いをしていたのに

ちょこちょことせこい贈り物作戦好感度稼ごうとして反応に一喜一憂していたり

途中からぶっ壊れて妹達に変装して情勢操作をもくろむという大反則に打って出る人とか、

そういう人の方ががぜん応援したくなるんですよ。


あの勝者の子は何ですか。

見苦しい手や汚い手を一度も打たなかった。

誰に対しても恥ずかしくない振る舞いしかしなかった。

ライバル姉妹を出し抜いてでもアピールするような心がなかった。

モラルを捨てて汚い人間になって恥をかくことをしなかった。

こんな子に勝たせちゃダメでしょ。



男の方も不見識です。

ただただ一番自分のことを支えてくれた、害を及ぼさずに利益を与えてくれた女を選ぶんです。

なんてつまらない男でしょう!



追記

ストーカーヤンデレ、腹黒属性のあるキャラが必ず勝っていつも正ヒロインになってしまうってのはちょっと多様性がないと思わんかね

あーもー長々例示つきで書いたのにこういう全然わかってないレスが来るとがっかりちゃう

小野寺さんはストーカーヤンデレや腹黒だった?

長女と次女だって別にサイコ的な人物じゃないでしょ?


ヤンデレとかストーカーとかそんなもんなんにも面白くないんだよ

それらはそういうジャンルキャラ造形として最初から設計されて宣言されて受容されるっていう退屈なお遊びだよね


ちゃんとまともな社会的人物として生きてきた、普段そんなことしない人として立てられたキャラが、

そこを踏み越えて汚いことや恥ずかしいことをしちゃう、そういう総体がいいんだよっていってるでしょ


というかねえ、ヤンデレだのストーカーだの腹黒だの、人の人格をそういう極端な類型説明してしまうような創作あんまり程度高くないと思います

そんなんばっかり読んでるからもう少し解像度の目の細かい話してる人間に向かって「つまりヤンデレやな?」みたいな粗雑なまとめでかえしちゃうんですよ

あなたの脳が粗雑な創作によって型にはめられているってことなんですよそういうのは、もっと危機感持った方がいい


まり増田姉弟子派だな!

モチロンソウヨ

イカちゃんも期待してたんだけどまさに粗雑なヤンデレキャラという第一印象のままフェードアウトしてしまってもう影すらない

ジョバーと化して小学生大天使にすら負けるし、女子最高の才能とはなんだったのか・・・

anond:20200216204655


kuzudokuzu 残念ながら増田の言い分自体が「俺には執念がある!だから俺の執念を通せ!!」なので、それに気づかない人ぐらいしか「よしやってやろう!」と話に乗ることはない。

2020/02/18

誰が「俺の執念」とか、私個人の話やリアルの話をしてるんですか。

「よしやってやろう!」というのも何をやってやるのかわからないし。

上の雑な人と違って何言ってるのか全く分からない。

大丈夫なのかこの人。


追記

お話の中ぐらい公正世界を求めたい」はフィクションに対する愚弄であるフィクション現実的であってもなくても理想的であってもなくてもよいのだ。皆、好きに作るべきだし、私も好きに読むし、君も好きに読め。

2020/02/18 リンク Add Star

こんなの勿論私の趣味・私のお気持ち表明であってこれが世間ルールになるべきとは思いません

ただ自分趣味をこうやって整理して熱弁したらみんなもその趣味をどう思うかとか自分趣味はこれであるとか言ってくれるでしょう



自分を信じて『夢』を追い続けていれば、夢はいつか必ず叶う!」って言ってた人が負けるのは許せない派?

これは確かに断りを書き忘れた私の落ち度です

学園ラブコメで言ったらライバルいじめ対象にして蹴落とすとかそこまで行ったら肯定しません。

私が挙げたキャラもみんなそこまではいってない。

また、ジュビロそもそも恋愛を描いたのではなく「執着が人を不幸にする」という世の真理の方を描いたと思います

一時期萌えおじさんになって恋愛を描いてましたが(蛇足と言われてるけどあの村の3姉妹とか好き)、

「行き過ぎた執着で自分も周りも不幸にした悪のおっさん」を描くことのほうがずっと多いです。

ニセコイで一番執念あったのマリーな気もするが

設定的にはその通りなんですが

ぶっちゃけ作者から「この子の目はありません」という目配せのような扱いのギャグさがあったのと

マリーを例にすると特定キャラへの思い入れで言ってると思われそうなので

千棘と最後まで競る形だった小野寺さんを挙げました。


追記3

まぁ押しが強いキャラって、当て馬というか、主人公ガンガンアプローチすることで正ヒロインがやきもち焼いたり、気付いていなかった恋心に気付かせる役割ばっかりなので、まず勝てないってのは哀しくはあるな…。

その問題は原因が3つあると思っていて

1.積極性が強い=「遊び人」「フシダラ」という古来の非難や敵視の目線

2.創作において古来から固まったパターンを疑わない踏襲主義

3.押しの強さの中で粗密やドラマを作るという複雑なことに挑戦出来なかった技術不足

ですが、

どれも現代では解決されてると思います

そういう意味では2が本当の敵かなと。


ごめんなさい、truetearsとschooldaysがまじったタワゴトを書いてました。

どっちもしってて全然違うのになんだこれ怖い。


その論で行くと、マリーさんは千葉県に嫁ぐことになるな

あの漫画の中で最も執着と献身性、純白の狂気を見せてくれたのは千葉県さんだからね、しかたないね


恋愛は執念ではないわ。見た目等の自分の売りのステータスを伸ばし相手好感度を上がる選択を選ぶのが大前提!突き進むだけの猪では現実でもバウムクーヘン確定よ。/変態仮面は清楚では無い二号ヒロイン選んだな。

恋愛ゲーのあのシステムも一面の正しさを含むかも知れないけど、それ以上にあのはっきりしたステータス主義の結果として「そうか、中スペの自分恋愛は無理なんだな」と考えて身を引く奥手男性結構生み出したのではないかと思っています

ステータスを伸ばしてからどうこうっていうのがそのまま役に立つの恋愛というよりむしろ婚活のような気がしますがボリューム世代で未婚が増加した後の日本ではもう手遅れなかんじ


伝説藤崎詩織さんのあの振る舞い(デフォステータスでは一緒にいるのが恥ずかしいといって偶然出くわして一緒に下校することすら拒む、ステータスが上がると寄って来るし高ステータス時にデートに誘わず放置してるとキレる、これで問題のある高慢ヒロインではなくメインヒロインという設定)を作った人

恋愛工学創始者並みに恋愛シニカル嫌悪ながら見てたのではと思う


お前の攻撃には執念が足りんぞ

あの概念凄く好きです

昔の少年漫画で敵が言ってくることとして相当凄いですよね

お前の攻撃には欲望が足りん、執念が足りん、そういうアドバイスが出てくる世界

その後の無想転生は我執を捨てた境地ですが


伊藤伸平先生「素敵なラブリー・ボーイ」はいいぞ。電子書籍版は驚くほど画質が悪くて驚くけど。どういうデータなんだよ

読んでみます

伊藤伸平は『はるかリフレイン』がすき。

夕焼けでぱっと終わるラストシーンがね。


自分の考えが支持されないのはどう考えてもお前らがおかしい」というお気持ち表明。春だなあ。

いやそういう話じゃないって言ってるでしょう。

あなたがそんな読解力のないコメントをするのは意外だし残念です。

書き換える前のコメントの方が良かったな。


完全にストーカー理論やんけ、怖いわ。むしろ恋愛がもたらす煩悩的な執着をしないほうを人は選ぶよね、というメッセージとして作品が成り立ってるのに。自分だって執着するだけの相手選ばないだろ…知らんけど

なんかやたらストーカーストーカー言う人達がいるんですが、

この人達は「ノーマル恋愛」を清いものだとかいかぶっていると思います


増田ToLoveるについての見解を聞いてみたい

ちゃんと読んでないからアレなんですが、あれは恋愛漫画じゃないと思います

確か宇宙人の妹がハーレム志向提唱しだしていたとおもいます

一種の優しい世界としての勝ち負けなしのハーレムで終わればいいんじゃないですか。

そういう風に終わったのかは知らんけど。


五等分の花嫁は読んでないけど、「ただただ一番自分のことを支えてくれた、害を及ぼさずに利益を与えてくれた女」って主人公に一番尽くしてるってことじゃないの?公正さを求めるなら、むしろ選ばれて当然なのでは。

「私の考える」「恋愛における公正」がなんなのかは文頭で説明しましたよね?

あなたが言ってるのはあの子が一番性格が清くて善だということです。

それは私も同意しています

あなたも私の話をよく読んでください。


増田根本的に勘違いしている。これは読者層で違うんだよ。少年漫画なら、控えめな優しい女が勝つ。少女マンガなら、努力する気丈な女が勝つ。例。「恋はつづくよ どこまでも」 / 男の願望と女の願望は違う。

そうでもないです。

少女漫画でも気丈に努力してアピールしてきたハイスペ美人が振られて途中まで「あいつのことなんてどうも思ってないし」とかとぼけたこと言ってた主人公が勝ったりします。同じくそばでジッと主人公を狙ってた男もよく振られます

ヒロイン失格」はどうや?イケメンの幼馴染という特別地位に甘んじて舐めプしてた主人公ノーマークの地味喪女BSSされたショックをバネに物凄い顔芸を繰り出しながらイケメンに縋り付くパワー系ラブコメ

あれの作者は主人公イケメン偏差値低そうな人間ばっかり自覚的に描くのがすごいですね

このみ確立してて作家性だと思う

アマゾンレビュー主人公が卑しすぎるとか最終巻表紙の笑顔マジキチすぎるとか怒ってる声多いけどわたしは楽しみました

ただし逆転で捨てられた地味子がベタメンヘラビッチになるのだけはいらなかったと思うけど

主人公イケメンのやったことがそれぐらい人を傷つけることだと作者は自覚し認めてるんですよね

同作者の次の漫画がまた主人公友達イケメンの先輩(たしか留年)も全員偏差値低そうな感じで笑いました

うどんちゃん世界を楽しくポジティブに生きてる感じ


追記4

気持ち分かるけど空灰で野球で落ち込んでる男にウザく絡みまくった幼なじみが振られる話好きなんだ

あれはフィクションでやたら予定調和的に上手く行く「あえてきついことを言って奮起を促す」コミュニケーションが実際は上手くいかんやろみたいな試みですよね。

ただあの子最初はそんなことしようと思ってなかったけど全然取り付く島がなくてああなったんだし怪我のことも知らされてなかったしあの場のコミュニケーションを間違えたというより最初から上手く行く選択肢が出てなかった感じ。

そしてあの球児のほうは何の誠実さもなく甘やかしてくれるだけの青田買い打算女に励まされて復活するのですが、次の試合ぐらいでメタくそに打たれて敗退することが別の話で示唆されています


スネイプ先生最後に勝つハリーポッター的な?もうお母さん死んでるけど。

スネイプ先生はしょせん最初から最後まで死者を追い続けてるので自分は何も報われずに死すところまでが美しいんですが、

ハリー女生徒だったりスネイプ先生女性だったりしたら一点してキワキワの危険人物になった可能性ありますよね。

そのケースの生の匂いと厄みが増大したスネイプ先生も見てみたかったです。


ラブコメではないが、ハイキューの田中と潔子なんかは増田にとって理想のゴールインだろうなあ

あそこはあんまりそういう目で見てなかったので「え!?」ってなりましたよね。

潔子先輩が大好きなんですが、それゆえに後日談でもあの中の誰かとくっついたりしないだろうなと思ってたら

え、田中? 一途に頑張れば普通に手が届く存在だったんだ???

みたいなちょっとリアル不思議気持ちを味合わせてくれたのでそっちの意味であのオチはとてもよかったです。

振り返ってみるとちょっとしたハーレムもの主人公みたいな田中

2020-02-16

日本人助け合い拒否する理由

日本社会は「助け合いにあふれている」と考える人は2%。

20〜30代男性4割は助け合い拒否感も

https://www.businessinsider.jp/post-207610

なんで日本人は見ず知らずの人を助ける意識が低いのか?

最大の理由は、みんな思い当たるだろうけど

「恥の意識」だよな

兄弟とか友人の世話になったり借金するのは構わないと思っても

赤の他人の助力を受けるのはみっともない

助けられる先方もそのように考えるだろう(だから相手に恥をかかせてはいけない)

また、赤の他人を助けると「ええかっこしい」「偽善者め」と見られるのが怖い

結局そういう理由相互扶助が身につかない

――ここまでは多くの人がすでに同じ事を考えてるだろう

ではなぜ、赤の他人に助けられると恥だと思うのだろうか?

***

自分は見ず知らずの老人が大荷物を持っていれば

駅までは一緒に運んでやるとか苦には思わない

以前、階段乳母車を押してる人がいたんで下から支えてやったことがある

この場合、大荷物を持った老人にも乳幼児連れの人にも何の落ち度もない

が、自分が人に助けられるのは非常に忌避感がある

学生時代新聞配達の店で働いていたが、夕刊の配達時にはたびたび

前カゴに数kg新聞を満載した自転車を上手に停車して降りられず

路上に夕刊の束をぶちまけたものである

このようなとき、見ず知らずの通行人――確実に俺より身なりの良いビジネスマンだの

臭い新聞配達員の俺に近寄るだけで可哀相な若い女性などが拾ってくれようとすると

申し訳なさの余り切腹でもせねばいけないような気分になったものであった

だって、どう考えても、五体満足な成人男性自分が、上手に自転車を停められず

自分に夕刊の束をぶちまけてるのは、言い訳のしようなく自分のせいだ

自分やらかした失敗の処置赤の他人を手伝わさせると

相手に対して感謝の念をすっ飛ばして「加害者」になったような罪悪感を覚えてしま

そしてその加害者意識を味わいたくないがために

他人に助けてもらうのはイヤなのだ

無論、地面に散らばった夕刊を拾ってくれた人は

俺のせいで被害を受けたなどとは一切思ってない「かも知れない」

が、「かも知れない」であって、本心は分からない、それが怖いのだ

***

ではなぜ、人に助けられると罪悪感や加害者意識を覚えてしまうのだろうか?

思うに、善意には返礼が必要という前提のためだろう

まり、助けられたら相応のお礼をせねばならない

実際には、駅まで荷物を運んでもらった、新聞を拾ってもらった

乳母車で段差を越えるのを手伝ってもらった……といった程度のことな

有償の返礼などなく、一言「ありがとう」と言えば済む

が、「本当なら相応のお礼(自分の失敗に起因するなら「お詫び」)」

をしないといけないのに、それをせずに他人善意を受けるというのは

たか精神的な負債借金のように感じられる

(まあ、別の機会に別の赤の他人に親切にすればいいんだが、そんな機会はいつあるかわからない)

***

要するに、因果応報とか、権利には義務が伴うとか、目には目をとか

そういう「世の中はプラスマイナスゼロの均衡があらねばならない」

という価値観が、無償人助けを「自然に反する異例なこと」のように

思わせているのではないか

***

これがイスラム圏だと喜捨の習慣というものがあり

金持ちが見ず知らずの貧乏人を助けたりすれば死後アッラーに高く評価され

逆に助けられた方も「助ける機会を作ってやった」という善行と見なされるとかい

この後段部分が重要

まり一方的に助けられることを精神的な負債と思わずに済むような

宗教文化日本には伝統的にないのだろう

仏教渡来の初期には皇室悲田院とかやってたけど恒常的には定着しなかった)

ただまあ、この日本の「他人に助けられるのは恥」という文化のおかげで

日本では生活保護忌避する人が多く、社会保障費が安く済んでいるのは確実

悪い意味でも、世の中よくできてるよなあ……と感じるばかり

古今伝授ウイルス

思うところあって中屋敷均『ウイルスは生きている』を再読。走り読みなので細部までは目が行き届いていないが、これを読んだ時に受け取った熱を思い出した。2016年3月初版発行からそう経たぬうちに読んだと思うが、今は随分ここから遠くに来た気がする。本書が今の自分とは縁遠いものという意味ではなく、寧ろ逆にずっと俺の心を捉えて離さなかった。自分世界認識に深く影響を与えた(与えている)ので、もっとずっと昔から自分の中にあったように感じていたが、たった4年前のことなのか。

思うところが何かを明確に言語化するのは難しいが、

古今伝授を真に理解するためには、それが中世社会特質と深く関わっていることを考えなければならない(古今伝授和歌という縦糸だけで説明しようとするからダメなんだ。中世という横糸を忘れている)。中世は壮大なコジツケの体系が構築された時代神仏習合本地垂迹説・卜部神道中世日本紀等々…の奇妙奇天烈世界観!古今伝授もその一環として見るべきではないか。コジツケと言われればそうだけど、それはその時代の人々にとってとても必要なコジツケだったのだ、という。もし積極的な意義を見出すのならその方向から説明しなければならないのだ。(古今伝授を受けた天皇を中心に優れた歌人が輩出された、だから歌学教育として意味があったとかバカか。優れた和歌とは何かという定義評価軸じたいが古今伝授支配圏内形成されるのだから、優れてるかどうかを論じること自体ナンセンス。)

古今伝授古今伝授になっていく過程、つまり古今集という単なる書物が、あるいは勅撰集編纂という律令制国家の一事業が、その枠を超えた何か大きな・尊い民族文化の精髄のように認識されていくそ過程において、付与された様々な言説――三木三鳥だの八雲神詠だの人麻呂がなんちゃらかんちゃら、後世から荒唐無稽とさんざ罵倒されることになるこれらの言説は、あたか胎盤形成におけるシンシチン(syncytin)のような役割果たしていた、と考えることはできないのか。異物を異物と感じさせない、捏造捏造と感じさせない仕掛け。それは、倫理的断罪とか文化価値の優劣の俎上に乗せるのはふさわしくなく、その仕掛けを通じて何が実現されたか、その何かはその仕掛けを用いずには実現され得なかったのか、をこそ見るべきではないのか。

本来ウイルスもつ能力自己の一部として、機能として取り込む。生物自己の維持に必要機能の一部を外部環境依存する。ポータブル外部環境としての細胞生命と非生命境界は我々が思っているほど明確に線引きできるようなものではない。我々の生命定義は、あまりにも我々が日常的に馴れ親しんだもの見方に、「個人」という概念にひきずられてやしないか・・・というのが本書の示唆するものの最も深い所だ。

契沖や子規の批判は分かる。俺も一個人としては古今伝授(に代表されるもったいぶったコジツケ家)はバカジャネーノと思う。が同時に、それは文化・知・個人といったものについてこっちの定義/概念押し付けてるだけじゃないの?とも思う。

根拠がない、合理的でない、和歌質的向上につながっていない、という。では何故根拠がなければならないのか?合理的でなければならないのか?なぜ質を向上させなければならないのか?

これらの批判は、文化とは何か、個人とは何かについての定義をすでに前提にしていて、その立場から加えられている(反論する側(古今伝授擁護する側)にもその立場から反論するやつがいからどうしようもない)。まず始めに個人がある、歌は個人気持ちを詠むものだ、しかるにコレコレの御方に入門しなければ和歌は詠めないのだとはけしからんしかもその御方の教えたるやひたすらややこしい制約ばかり、かつ透明性のかけらもない、おまけにそう教える根拠はどこにあるかと探してみれば無い、要はこいつがでっち上げた妄説じゃねえか、それで偉ぶったり金巻き上げたりするなんて悪どい奴らだ・・・、こういう自他の区別、新旧の区別、真偽の判別をつけずにはいられない、ある意味病的な正義感いかにも科学合理性に偏っている。

しかし、それとは全く異なる評価軸があって、古今伝授は(中世の壮大なコジツケ志向は)その軸からみればもっとずっと整合的に理解できるはずだ。

本書の示唆する構造は、外来文化自家薬籠中の物にする日本文化性質(漢字仏教等々)、中世の遺制としての近世身分制(身分的周縁論)、象徴天皇制(近代国民国家の中の「伝統」)などに比較してみると実に都合がいい。

本来異質な要素を自己の維持に不可欠な一部として取り込み、その「元異質たち」も含めた全体として再生産されていく。あるいは新しい政権が成立する際に、それ以前からあったが途絶えかかっていた慣習を改めて制度化し流用する。取り込まれた方は同一性が失われ単なる機能に解消されてしまことなく、細胞異変があれば細胞生物独立した生物としての振る舞いを取り戻すこともあり得る(少なくともあり得ると見なされる。226事件を想起せよ)。天皇機関説ならぬ天皇ミトコンドリア説。

文化じたいが多かれ少なかれこういう性質を持っているのだが、特に日本はその傾向が顕著というか、世界中に普遍的にみられる文化現象の一例というだけでは説明のつかない点が多い。(なぜ先端技術の粋を凝らした構造物を建てる前に、土地の霊を鎮めるための宗教儀礼をやるのか?なぜ参加者は誰もその宗教信者でないのか?わけがからない。)こういう部分を説明するうえで本書の示唆する構造は役に立つ。その応用系として、古今伝授についても似たようなことが云えるのではないか

2020-02-08

anond:20200208133539

日本人の信じてる宗教は、おそらくだけど、太陽神だと思う。

から、初の日の出あんなにありがたがる。

太陽神につけられた名の1つが天照大神で、その信仰開始時期は、弥生時代後期まで遡る。

最初信仰を始めた者の記録は既に無く、もはや教祖も教えの内容も定かではないが、

信仰心だけが伝統的に受け継がれている。

教祖や教えが失われたせいで、日本人宗教はあらゆる宗教イベントを受け入れることができるようになった。

初詣七五三には神社に行き、

結婚式キリスト教式で挙げ、

ハロウィンクリスマスを祝い、

大晦日にはお雑煮を食べて、

死んだら仏教の寺の墓に入る。

日本人宗教心が薄いどころか、生涯を通じて、宗教と切り離されない信仰ガチ勢の集まりだと思う。

2020-01-26

麒麟が来るの色彩がチカチカして合わないと思ったら

実際はあの時代原色が好まれてたらしい

と言うか思い返してみると、昔の仏教の寺も原色ばかり使ってたし

今と同じく、ワビサビなんてのは金持ち趣味か貧民のもの

街中は今と同じく目立つ原色ばかりの、こう言ってはなんだけど汚い景色に溢れてたんじゃ無いかと思った

ホワイトウォッシュ語源になった石膏像も昔はカラフルだったらしいし、古いものは古い色だったろうという認知の歪みがあるんだろうな。

逆にリアリティがあるように思えてきた。大河面白みって、昔の世界現代のように感じられる所にあるので

ホントは〜だった!」っていうのは凄く楽しい

ただ「昔の馬はポニーばっかだった」みたいなデマもあるので、新鮮さを楽しみつつ気を付けていきたいなと

2020-01-25

anond:20200125113213

日本人は割と仏教でも神道でもなくオムニズムですよ」って名乗れるように…なるかなあ…どうだろ…

anond:20200125113213

神道なの?仏教なの?って聞かれるから困るから神仏習合教です!みたいな…

神仏習合された宗教名前つけてくんねーかな

外人が「日本仏教神道どっちが多い?」とか言ってる時あるけどどっちかだけしか信じていません!!!って人はほぼ存在しないやろ、仏壇もあれば初詣にも行く

2020-01-22

anond:20200122095310

一般的な「くそっ」って仏教?の「苦息故静」から取ってるから別にネガティブ意味は無いんじゃないっけか。不悪口(フ〇ック)とかもそう。

2020-01-21

anond:20200121180515

コヘレト書とか伝道の書とか名前のついてるとこソロモン王がひたすら何もかも空しいとか仏教みたいなこと言ってて面白い

2020-01-19

今年の3週目が終わった

年末中学時代の友人と集まって飲み会をした。

人間での飲み会ほとんどして来なかったし無職ニートの今行くのはなあと思いつつ、2回目のニートだしどうにでもなれと思って参加した。

皆それぞれの職に就いてそれぞれの生活をしている様だった。家業を継いだ者、責任ある職位で頑張っている者、故郷を離れ少し遠い田舎の地に勤める者もいる。

ちゃん大人になっていた。彼女とか結婚とか、貯金とか株の事とか、将来の事をちゃんと考えて生きていた。

丸2年しか続けられなかった仕事を辞め、半年以上何もしていないのは自分だけだった。その事を告げても友人達は気を遣って冗談交じりに優しい言葉を掛けてくれたが、酒の席だからその場に居られた様なものだ。

自分は将来の事をいつの間にか考えられなくなり、死にたいと思う様に気付けばなっていた。高校の時からだが、働き始めてもやはり変わらなかったし今でも変わっていない。

友人は「増田大人っぽくなったね」と言ったが、確かに「ぽい」だけだ。中身も外身も大人ではない事は解っているつもりだ。

趣味免許を取った事を話すと、運送関係仕事をしている友人に連絡してみたらと連絡先を教えてくれた。しかしその友人に連絡もできないまま気付けば2週間が過ぎた。

その間に25歳になってしまった。高校の時は18で死にたいとか思っていたのにずるずる来て7年生きている。高校卒業後2年間ニートになり、2年間職業訓練校に行き、2年間正社員で働き、昨年またニートになった。では2年目の今年は? 即死イベントが来たら言う事は無いが願って起きる様なものでもない。死にたければ自分死ぬしかない。しか中途半端でもいけない。

そう言えば昨年は厄年だったが面倒だったので厄払いをしていなかった。そうしたら辞める様な事になった。その後で厄払いしたがもう遅い。仏教だの神道だの宗教に関する物事面白いとは思っているが、厄年とか厄払いとか気持ち問題だろとしか思わない程度に信仰心は無い。だから厄年関係無いと思っているが、「厄年」というミームが内心影響した…のかも分からない。他者に原因を求めるのは楽だけれど空しくなるだけだ。結局環境適応出来ない自分が悪いのだ。

教育者だった祖父は「増田は賢くなるよ」と言っていたそうだが、実際は違った。全体ではなく当座の、それもとても小さな利益だけしか見えないずる賢い小心者になっただけだった。

もし私が狂気に走り何かの大罪を犯したら、刑事だったというもう一方の祖父は生きていたらどういう顔をするのだろうか。

どうせ日記から良いんだけど取り留めもなくなってきたしそろそろ寝よう。寝ても強い自殺願望が残っていたのはまだ一度しか無い。

2020-01-15

改宗

ある宗派僧侶でしたが先日めでたくキリスト教徒となりました。

日本では少数派ですが、教えをしっかりと守り修道院生活を続けるものです。

改宗する前の私は僧侶が妻帯することは絶対的に反対派で積極的に宗内に働きかけてきました。

変じゃないですか?戒律で決められている以前に僧侶布施で生きる乞食なんですよ?

巷では子どもが欲しくても1人が限界という生活の中で、豪華な結婚式を挙げて何人も子どもを産むっておかしくないですか?

それって全部お布施なんですよ?肉食妻帯している中で会議では檀家離れを問題にしてばかりで自分たちの行いの1つも省みない。

突然すべてを変えるのは混乱を招くので、まずは宗派代表するような立場となる最低条件として不妻帯を提案し続けました。

ある時、突然に仲の良かった僧侶たちが私との接触を避けるようになりました。

同じく不妻帯を貫いていた僧侶が「部長級たちがお前との接触を避けるようにお達しを出した」と告げてくれました。

また上級からは「身の振り方に気をつけろよ」「不妻帯しろって俺に言えるんか?おお?」と直接言われたこともありました。

管長長老というものは既に世襲化し、本山は一部の有力寺院私有財産化してしまい、もはや手遅れだったのかもしれません。

上級職の息子が不倫しようが色恋沙汰で喧嘩をしようが、エスカレーター出世していきました。

誰も咎める人もおらず、私が僧侶以前に人としての問題であろうと言っても無駄でした。

ある時、ある僧侶結婚詐欺しか機関相談したことがありました。

女性は突然に別れを告げられ、翌日にその僧侶は別の女性結婚

彼は女性に対して結婚すると告げ、自分のお寺を持ちたいからと女性から数百万円の借金をしていました。

大学から何年も付き添ってきた40歳近い女性を捨てて、その僧侶は師僧が紹介した若い金持ちの娘を選びました。

その女性は心身ともにボロボロで、見る影もないほど別人と化してしまいました。

翌日、私はその僧侶の師僧(本山塔頭寺院住職)に呼ばれて次のようなことを言われました。

「お前やろ通報したの。まあ宗教内部の問題として外部権力なんて入られへんからな、覚えとけよ」

僧侶が不妻帯なのは当然なのではないですか?カフェを開いたり客寄せをする前に僧侶としての生き方を貫くべきではないのでしょうか。

もう僧侶として僧侶というものが分からなくなっていたとき、古いキリスト教修道士の友人に相談しました。

お前に何があっても全力で守ってやる。

お前の求める道はヨーロッパ修道院にあるから手紙を書いてやる。

そこでは手を取り合いながら厳しい戒律を守って生活をしている。

お前にはそういう場所こそ相応しい。

そう言われ、見学をさせてもらって晴れて修道院生活をすることになりました。

スマホも解約し、これが最後ネットです。

仏教が悪いわけではなく、それを運用する側に問題があったんだと思います

今でも仏教は好きです。

日本仏教戒律を守ったしっかりとしたものとならんことを願います

2020-01-13

anond:20200112223618

仏教でも酒は禁止からな。

飲酒戒という理念があるほどだ。

日本のエセ仏教般若湯とか言い訳して飲みまくってたけどw

2020-01-12

「とりあえずタイトル10個考えろ」ってさぁ



あたまいたい

2020-01-11

anond:20200111140030

仏教「生きるのが苦しいのは当たり前です」

最強の断りかた「うち仏教なんで宗教興味ないです。」

あらゆる呼びかけ

あらゆるお願いに対して無敵の返し

これと「貴方が仰っている意味が分からない。」とオウム返しで切れない場は無い

2020-01-10

世俗出家流行るかも

やあどうも、Wikipediaとその他ネット仏教を軽くかじった増田だよ。

でかじってみて思ったんだけど、これから日本では世俗内で出家、つまり坊主化するのが流行ると思うんだ。というのは最近では、

最近坊主生臭坊主が多いそうだけど、それぐらい世俗化した坊主なら一般人世俗内でもできそうな気がするんだよね。どうだろうか。

余談

2020-01-08

実は坊主より葬儀会社の方がえぐい

坊主の後だけで跋扈してる葬儀会社が一番えぐい商売してると思う。

何かあれば戒名布施が高いだの何だの言って坊主責任にして逃げてるけど、坊主に聞いたら実際のところ葬儀会社からは1件10万円ももらってないと。

特に最近派遣サービス手数料が50%くらいになったみたいだからますます坊主収入は減ってるね。

かに僧侶という名ばかりの子持ち(笑)が有り難そうな漢字適当名前つけて数百万なんてところもあるにはある。

いい加減に子持ちの僧侶なんて宗派が追い出すべきなんだろうけど、お偉い様がみんな妻子持ちだから彼らは緩やかに滅んでいくだけだろうけどね。

そんな僧侶かい一般人の話はどうでもいいんだけど、ほとんどが葬儀会社収入になってて坊主収入なんて雀の涙みたいなもんよ。

そこに目を付けた本山が妻子を食わすために葬儀サービスを始めてカオスになってるんだけど、実際は葬儀会社が一番えぐいよ。

どっちも滅んでいくものだけど坊主にだけヘイトが溜まるのはフェアじゃない。

けど実際に妻帯してない僧侶なんて100人に1人くらいだから日本仏教はなくなるね。

なんにしても葬儀株式会社だったり有限だったり利益を追求する形態を取ってるの笑えるよね。

2020-01-02

100分de名著シリーズバックナンバー約100冊を読破したら人生変わった、の補足

はじめに

https://anond.hatelabo.jp/20200101232410

はてな村で好まれそうな話題だなとは思って投稿したものの、想定以上に反応があって驚いてます

酔った勢いで書いたものであるので、文体が一致してなかったり論理破綻してたり誤字脱字がひどいですね。

結果、説明不足だったり変な文章だったりが原因でいくつかこれは補足しておきたいなと思ったコメントがあるので補足させてください。

コメントへの返信

解説本を読んでから原典をあたることの弊害、系のコメント

解説本を読むことで原典にあたった際の新鮮な驚きが減るのは確かと思いますネタバレ効果というか。小説系では顕著と思います

また、解説者の解釈固定化されるという懸念も確かにあるかと思います

しかし、私の記憶では「これは私の解釈だが」「多数の説の中で、私が支持するのは」など、

俺の解釈絶対だという態度で解説してた解説はいなかったし、異説も提示していることが大半でした。

ここまでやってくれたらあとは受け取る側のリテラシーかなぁ、と思います

また、100分で名著の解説実施していることは「あらすじ」+「執筆背景解説(作者の人生の中で著作の占める位置など)」+「解説者の解釈解説」と思っています

この内「執筆背景解説」が一番の目玉であり、知識のつながりを作ってくれるところで、この部分は原典だけ読んでも絶対に得られない補助線です。

私は持久スポーツ趣味にしていますが、例えばフルマラソンなら当たって砕けろでもまぁ、レース中の数時間もがき苦しみ、暫く足がまともに動かなくなる覚悟があればゴールは出来るでしょうが

ウルトラマラソンとか、アイアンマンになると当たって砕けろではまぁ無理で相応の準備がなければ、失敗したという経験経験値に変えることも出来ずに敗退すると思っています

特に古い思想書知的作業としてウルトラマラソン級だと思いますし、かつ何かを求めて読むわけでしょう。

ウルトラマラソンで周りの景色も何も見えないぐらいつらい状態になって、制限時間オーバーで失格になっても兎に角意地になって歩き続ける人がたまにいて、マラソンならそれでもいいかなと思いますけど、

古典を読む場合最後のページにたどり着ければよい、というものではないですよね。

途中の景色を楽しむためには相応の準備というもの必要なのではないかな、よほど読書体力に自身があるのでなければ、背景を知識として持っておくのは良い方にしか働かないのではないか、と私は思います

中央公論社などが出している類似の「名著解説系」の書籍についてのコメント

100分で名著の一番の強みは「TV番組であること」であり一番の弱みもまた「TV番組であること」であると思っています

強みとしては、インタラクティブ解説(動く図形とか、アニメとか、俳優朗読とか)が可能になること

弱みとしては「解説者の準備期間、解説時間制限がかかること」「番組上では注釈実質的に挿入できないこと」「月に1冊のペースでしかラインナップを増やせないこと」ですね。

特に月イチのペースでしか増やせないのは大きな制約で、解説本の中で出てきた関連本に解説が欲しくても、100分で名著で解説される可能性は極めて低いと言わざるを得ません。

そういう意味で、名著巡りの入り口しかならないといえばならないのだと思います

100分で名著をメインに追いつつ、他にも手を出してみようとは思っています

番組だけ見てた、撮りためていたものを見よう~系のコメント

私は実は番組はあまり見ていません(3割くらいかな)。毎週火曜日この時間TVに向かっていることが難しいからです。

理想は両方こなすことだと思いますし、伊集院光さんのリアクションは時々ハッとさせられることもありますが、私はどちらかを取れと言われたら解説本だけ読みます

番組が「あらすじ」+「執筆背景解説」+「解説者の解釈解説」で割合が2:2:6~1:5:4まで変動するとしたら

解説本は執筆背景解説に一律+3、解説者の解釈解説が一律-2って感じです。

(逆に、あらすじだけ知りたい場合100分で名著は重厚長大で、もっと手軽な選択肢があると思います。)

そりゃ、番組の中で解説にちらっと出てきた著者の友人の来歴とか、著書とか、いちいち全部触れられないですよね。

まり、私が元投稿で言った「本の解説で繰り返し取り上げられる要素(人名思想歴史上の出来事など)があることがわかった」現象

番組を見るより解説本を読んだときのほうが顕著に起こると思われます

なので、もし元投稿を見て「知識がつながるって面白そう」という点に興味を持っていただけたなら、解説本の方をメインにされることを私はお勧めします。

読みたくない本を頑張って読む、系のコメント

頑張って読んだ、という感覚はありませんでした。

おそらく、原典には「頑張らないと読めない」ものもたくさんあると思いますが、解説書の段階では頑張らずに済みました。

正直、興味をそそられたかどうかにレベル差があるので、結局読まない原典もあると思います

古典名作だと聞いて読んでつまらなかったら被害甚大ですが、水際で食い止めてくれたことになると思います

そういう意味でも解説から読むのはおすすめです。

読みたくない本、という感覚もなくて、どちらかといえば「知らない本は読めない」ですね。

恥ずかしながら「エチカ」だとか「夜と霧」だとか「全体主義の起源」なんて知らずに生きてきたので

まず読みたくないかどうかも解説書読んで判断しようと思ってました。

食わず嫌いよりは、試食コーナーの匂いで避けた、の方がまだマシかなと言う感覚です。

風呂の中で本

私は蓋を半分開けて、上にタオルを敷いて読んでます

シャワーを使う際には、本はタオルにくるんで蓋に挟んで防水します。

あるいは、もう風呂場の外に出してしまます

このスタイル読書して2年位になりますが、多少湿ることはあっても、問題になるほどビシャビシャになったことはないですね。


大学教育について

以前スウェーデンに出向していた友人から聞いた話ですが彼の国では大学とは必ずしも高卒すぐ入るものではなく、

暫く働いてから勉強したいことを見つけて入る人も相当にいるらしいですね。

その彼が聞いた日本との違いを顕著に表しているセリフが「高卒のガキに大学教育もったいない」「日本人は高校生の時職業決めるんでしょ?すごいね」です。

後者は嫌味なのかな?と言う気がしないでもないですが、前者は今本当に身にしみています

大学教育をきちんと受け止められる18歳って、そんなに多くないですよね、、、

おまけ

解説本の中で特におすすめするもの

以下私の勝手解釈です。見当違いのことを言ってるかもしれないですが、、、

私と趣味が合いそうだなと思ったら、まずは以下をお勧めします。

集中講義 大乗仏教

スペシャル版なのでちょい分厚いですが、これが私の一押しです。

日本大乗仏教諸派の成り立ちと違いについて、今まで何度か教わったし読んだはずなのですが全く頭に入ってこなかったのがすらすら入ってきました。

読了後は、まるで自動車教習所に通ったあと今まで目にも入らなかった交通標識が急に意味を持ち出したような感じで、街中のお寺から情報を取れるようになりました。

ホントおすすめです。

茶の本

私自身が茶道やってる事が大きいかもしれませんが、日本人が外国人に、英語日本文化を説明する起点として最高と思いました。

実際、ボストンで友人とあったとき(作者の天心はボストン美術館の東洋部長です)なんと役に立ったことか、、、

全編、声に出したい日本語だと思いました。言葉がやや古いのですが、原典も薄くて読みやすいです。

維摩経

維摩さんというレジェンド級のアマチュア在家信者)がプロ菩薩軍団)をやり込めまくる話です。

煩悩は湧くに任せよ、とらわれないことが大事だ」というフレーズがとても頭に残っています

一番実践やす仏教な気がしました。アメリカの方で流行っているzenとかsatoriってこれを目指してるのかな?と思っています

↓と思った記事

https://aishinbun.com/clm/20181218/1888/

パンセ

人間自己愛ゆえに苦しまねばならぬ、というのがメインの本と理解しました。それだけでも納得感あるのですが、

本人的にはキリスト教最高!で異教徒折伏するために書いた本らしいのに仏教が目指してるところと同じっぽいのが面白くて読んでました。

原典が思いっきり重そうなのですが、いつか読みたい本の一つです。

ラッセル 幸福論(幸福論というタイトルの本が二冊あるので著者名も)

いろんなことを言ってるわけですが、

私は趣味を持て、幸せになれるぞ?という本だと理解しました。ラッセルさんの趣味定義とは「~を収集すること」らしいです。つまりスタンプラリーですね。

かに対して情熱を持ってスタンプラリーしてるうちは人生に飽きない、ということかと思いました。

個人的には、すごく共感する価値観でした。

解説読破もそのノリでやってやらぁと思ったのを覚えています


資本論

正確には100分で名著シリーズではないのですが、この「一週間で資本論」が成功したので100分で名著が始まったらしいです。

資本家の行動原理が今とぜんぜん変わらず、ギグ・エコノミーとかも19世紀理論説明できることに驚きました。

経済理解するためというよりは自分の身の振り方を考える上で有用だなと思った本です。


買った原典(と、解説本で出てきた関連書籍リスト

リストがほしいというコメントをいただいたのでリスト載せます

趣味が合いそうだなと思ったら、参考にしてください。

(抜け漏れあったので追加。まだ何冊か忘れてる気がする、、)

ぶっちゃけページ数その他が軽そうだから選んだもの

点と線

かもめ

君たちはどう生きるか

赤毛のアン

アルプスの少女ハイジ

【読み直しをメインの目的で選んだもの

星の王子さま

人間失格

斜陽

三四郎

こころ

銀河鉄道の夜

空気研究

永遠平和のために

解説本を読んでいて特に興味を惹かれたもの

人生ノート

茶の本

代表的日本

奥の細道

神話日本人の心

・昔話と日本人の心

死者の書

高慢と偏見

銀の匙

世論

薔薇の名前

ペスト

・獄中から手紙

ゴルディアスの結び目

・失敗の本質(「野火」関連書籍

1984

苦海浄土

夜と霧

野火

・音に色が見える世界(「宮沢賢治詩集」関連書籍

日本霊性(「茶の本」など関連書籍

ソラリス

フランケンシュタイン

【好きになれるか不明だが、まず手を出してみたかった異分野】

オイディプス王

ハムレット

マクベス

中原中也詩集

茨木のり子詩集

宮沢賢治詩集


おわりに

年末年始休み読書もはかどり、新たに買った原典も既に8冊終わりました。

今のところ、全て期待通りの内容でとても充実した休みになっており今年ずっとこの調子で読み勧めていけたら、、、(無理だろうけど)と思ってます

どういうふうに仕事の本を差し込んだら、自分の中の読書熱にうまく歩合出来るかを考えるのが今年の課題かな。

動物本とか、読んでて飽きることがあるんですよね。

なお、私が100分de名著を知ったきっかけは単身赴任中の父がずっと見ており、解説本を纏めて実家に持って帰ってきたのがきっかけでした。

なので、私の読んだ解説本の半分くらいは父から借りました。

私も読み出して以来、お互いの話題共通点も増え、お互いの読書の幅も広がって、

初めて父と同等の視点知識交換をできるようになったような気がしており、その点でもこの番組には深く感謝しています

(私の専門のITのことでは以前から教える立場でしたが、これとはなんとなく異なる現象のような気がしてます。)

良い1年を!

2020-01-01

宗教正月

周りの人たちや世間の人たちは、旅行へ行くとか帰省するとか友達と会うとか遊びにくとか寝正月だとか、いろいろ楽しいらしい。

自分も同じように扱われがちで、この正月はどう過ごしたのかと問われるわけだが、自分はどうも答えにくい。

というのも、宗教行事に追われるからだ。三が日もそれ以降も説法なり懇談なりあって行かなければならない。

自分から信仰を望んでいるかどうかは別だ。そうするしか生きられない世界境遇)もあるということだ(自分が進行を望んでいないとは言っていない))

信仰があるとか言いにくい。世間一般に知られた立派なもの自分の通っているものが立派でないとは言っていない)ならいざ知らず、名称を挙げたところで疑問符しかかばないだろうし。

どんなところか?仏教ではない、神道っぽい、新興宗教といえばそうなんだが…

宗教というと、地下鉄テロを起こしたクソ団体や、勧誘にいそしみ金を巻き上げる詐欺集団が出てきて、世間からイメージは悪い。

そんな中とても言い出せない。

とにかく、自分は忙しいんだよ…

遊んでるお前らとは違うんだ…(自分も遊びたいんだよ!!!!)

ところで、宗教気持ち悪がる人たち、君たちは初詣に行かないのか?葬式に出たとき焼香はしないのか?仏壇に手を合わせないのか?墓に線香をあげないのか?法事で坊さんに拝んでもらわないのか?受験でお参りに行くのは一体何なんだ?

宗教気持ち悪がるなら、それらを全部検証してからにしてくれ。

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