「考察」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 考察とは

2021-06-12

作品」という村の先住民の友人の話

私は一介のオタクで、少し前に新たなジャンルにハマった。

何年も同じジャンルをずっと追い続けている状況が続いていた。もちろん充実していたけど、やはり新たなものに触れる毎日は、発見と新鮮な感動の連続で格別にしかった。

その出会いには、1人の友人が大きく関係している。

友人とは、趣味とは全く別のルートで知り合った。仲良くなってから一緒に遊んだ食事をしたりしているうちに、互いの趣味について沢山話し合った。友人は話すことがとても上手かったので、私は彼女世界に引き込まれた。

初めは、もっと彼女の話やその世界を知りたいという気持ち作品CDを購入して聴いた。

数ヶ月なんとなく聴いているうちに、耳に残るようになる。耳に残れば、その音を創り出しているキャラクター、その背景が気になってくる。キャラクターを知るうちに、物語を知りたいと思うようになる。そそて物語を知ることで、「ただの良い曲」「面白いキャラクター」に色がついて立体的になり、追いかけたくなってしまう…というふうにみるみるうちにどっぷりハマっていったというわけだ。

学生の頃以来の感覚だった。何か新たなものにここまで心酔することは今後の人生でもうないだろうなと思っていたから、自分に少し驚いた。

友人は、私が作品に触れたことをすごく喜んでくれた。

今までの作品の軌跡や各キャラエピソード、ただ曲や物語を追っているだけではわからない情報考察も沢山教えてくれた。

しかった。興奮や感動を誰かと共有しながら新たな世界を知っていくというのは、私の今までのオタク人生では無い経験だったから。

作品について知ることも、友人とその作品について話したり教えてもらったりすることも凄く楽しかたから、どんどん吸収した。

吸収するうちに、もちろん私の中での作品世界、そしてそこに登場する「彼ら」…つまり解釈存在するようになる。当然それは、私に作品を教えてくれた友人のものとは一緒ではない。

かなり極端にいえば、解釈違いというものに近い。そのようなものが少なからず私と彼女の間にはある。そう気付いていたけど、気にしなかった。だって視点が違えばそんな違いがあることは当然だから。違っていいから、私は友人と話したかったし、一緒に作品を追いたかった。

からかもしれない。何か全く別の要因かもしれない。単なる私の思い込みかもしれない。未だにわからないけど、ただ私が友人をきっかけにジャンルにハマってから確実に、彼女の私に対する様子に変化が見られるようになった。

毎日のように連絡を取りあっていたのに、彼女からの返信のスピードは日に日に遅くなった。お互いツイッターのTLにはいるのに、交流は減っていった。

もともと少なくない時間を共有していた分、その変化に気が付くのは遅くなかった。

遊びに誘って了承も断られもせず話をそらされたとき、それは確信に変わった。

しかし、間違っても本人に「最近冷たくない?」だなんて聞くことはできなかった。

なぜなら、私はある意味彼女世界を踏み荒らししまたかのような自覚があるから

自分の好きだった作品に後からやってきて、ハマりたての熱量とともに自己解釈をもって作品について話されたりすること。そしてそれは、決して自分の中にあるものと一致してはいないこと。

違う方向性から自分領域に踏み込んできて、作品を見つめてきた時間もかけてきたお金も何もかも自分よりは低いくせに、馬鹿みたいにやかましく話し続けるのだ。

初めは多分、彼女純粋に「自分の好きなものを知ろうとしている」私に喜んでいてくれたのだと思う。自分生活する村のゲストというか観光客のようなものから、そりゃ歓迎してくれるだろう。

そんなふうに客のような存在として扱っていたのに、そいつ住民になると言われれば話は変わってくる。

しかしたら自分常識とは離れたことをしでかすかもしれない。そいつ存在のせいで自分不利益が生まれるかもしれない。

そう考えれば、彼女の態度の変化も納得できる。悲しいけど。

もちろん、これは友人ともう一度仲良くしたくて私自身の行動や言動、そして関わってきた時の出来事を振り返って考えて反省した結果1つの仮説として出てきた原因なので、真実もっと別にあるかもしれない。

それこそ冷たくなった、と私が勝手解釈して実は彼女にそんなつもりは無いのかもしれない。

かに出会ったきっかけはその友人だが、その作品は今は私の人生の大切な一部である。「友人が冷たくなったから」という理由で冷めたり、気持ちが変わったりすることはない。でも、本音を言うなら新情報が出た時、彼女と一緒にその熱を共有したかった。ライブ会場で、並んで興奮したかった。

もう変えられないけど、どうすればそんな未来が叶ったのだろうか。

男性ウケする腐女子になりたい

腐女子趣味男性ウケしない。

そう思って男性には腐女子であることを一切隠して生きてきたが、本当に腐女子趣味男性ウケしないのか。

かめるべく色々試したので書いていく。


まず二次創作BL

これは確かに男性ウケ最悪だなとは思う。

アクセス解析見ると私の書いたエロ小説を読みに来る男性も多少はいるみたいだが、私が彼らの性の対象となり得るのかというと、読みに来てんのって同性愛者な気もする。

ネットで「腐女子です。BL小説書いてます作業通話しましょう。」と募集をかけても、基本的に「全ての女性に手あたり次第に連絡している男性からしか連絡は来ない。

まあ同類からちゃんコンタクト来るので腐女子作業することばかりである


次に考えたのは考察だ。

私見だが男性オタは考察が好きな気がする。

私は別に考察とか好きじゃないけど、作品の背景とか掘り下げて文献漁ればまあ推し解像度は上がるので、よりえっちBL妄想が出来るという利点はある。

故にBL妄想に役立てるために考察に手を出した。

ネットで「腐女子です。〇〇という作品考察記事執筆しています作業通話しましょう。」と募集をかけると、作業内容がBL小説だったときとは違いかなりの数のコンタクトが来た。

オタトークもそこそこ盛り上がったと思う。

話した人達の中には考察ガチ勢の人もたまにはいて、ノートを取りながらしゃべることもあった。

あなたのような話ができる女性は珍しい」と色んな人に言われた。

まあ、テッパン社交辞令だが、BL小説を書いていたときはそれすらなかったので、かなりの進歩と言えよう。


私の進撃は止まらない。

次は料理だ。だって料理って男性ウケの代名詞じゃない???

キャラスイーツがウケないことはリサーチ済みだったので、キャラクターを再現する食事ではなく、「私が推しの〇〇司令官に食べていただくために作った食事」みたいなコンセプトでSNS映えと美味しさを意識した飯を作っては、趣味垢に上げた。パーティーでもするんかっていうアホみたいな飯だ。当然独りでは食えないので冷凍して少しずつ食べる。

しょうがない。私の推しの〇〇司令官はよく食べるお方なので。

知り合いの男性から「〇〇さんって料理とかするの?」と聞かれたときに見せる写真が出来た。

が、〇〇司令官の命日に作ったんだよね~、気合入ってんでしょ。みたいなことを言うと、ドン引かれる。

やはり男ウケ抜群の料理というカードを以ってしてもなお、腐女子趣味の男ウケの悪さは拭えないのか。無念。


その次にやったのはWeb開発だ。

推しカプを題材にクソみたいなゲームを作った。

知らんけど男ってテクノロジーきじゃん???私はミリも好きじゃないけど。

Java勉強中です!っていうと「教えてあげようか?」って親切なオタクがわらわら寄ってくる。

おもろ。

BL小説書いてても文字書きの男は寄ってこないが、BLのためにプログラミングやってるとコード書きの男は寄ってくる。

不思議だ。母数の問題なんだろうか。


ということで、私が男性ウケする腐女子になれたのかは未だ不明である

界隈では多芸に無芸的なポジションを得てまあそこそこに居心地は良い。

腐女子趣味を男ウケする形に昇華させることは、そう無理な話でもない気がするんだけど、どうなんだろうね。

anond:20210611031445

別にエスパーじゃないんだけど、男の書いた文章な感じが強い

女の書いた文章って「公の正義」を「自分かわいそう」に繋げる事が多いか

女をモノ扱いするな→自分過去こういう事があって苦しくなった。涙が止まらない

になるんだけど

男の書いた文章って「自分体験」を「公の正義」につなげる傾向があって

最後社会正義の為に書いてる感じになるんだよな

そういう女性への理解考察尊敬が無い釣りはつまらない

2021-06-11

弱者男性本質的に救うには男女平等を徹底的に推し進めるしかない

弱者男性論はフェミニズムへのカウンターミラーリングからまれ概念で、だからこそカウンターミラーリング以上の社会的意義を持たないし目的もないというのは正しいと思うし、そのカウンターとしての意義すら見失ってしまった「あてがえ論」や「女性教育社会進出制限」などという時代錯誤意見は論外だと思う。

そういった過激思想を取り除いたとしても弱者男性論は結局の所かわいそうランキング向上運動しかなく、弱者であるから優遇されるべきだ、弱者なんだから強者女性)への攻撃正当化されるといった外部への責任転嫁に終止してしまい、その「成果」を得るためにますますかわいそうランキングを向上しようと自身弱者性をアイデンティティにしてしま矛盾に苛まされることになる。だからこそ、弱者男性論に解決すべきイシューはなく救いようはないという意見反論もわかる。

そうは言ってもフェミニズムという性別による差別に戦ってきた先輩の方法論に学び、弱者男性という階層集団発見され名前がつけられたことは意義があったんじゃないだろうか。名前があることで初めて対象考察できるようになる。弱者男性存在を頑なに認めない人もいるが、課題があることを認めることはそれを即時解決しなければいけないことを意味しないし、ましてや解決していないからと咎められることもない。人間できること・やれることには限界がある。まずは「弱者男性」という概念があることだけでも認識されれば十分な気がする。

そんな非モテ弱者男性を本当に救うのは、あてがえ論や女性社会進出制限など女性の権利を押さえつけることではなく男女平等を実現することではないかと思い至ったので簡単に書き下してみる。この増田では上でも書いたとおり特に非モテフォーカスした非モテ弱者男性論について書くので低収入等については考慮しない。一般弱者男性モテの話が切り離せない理由弱者男性論が女性に向けられる理由も同時に書こうと思う。

男女の所得格差

フェミニズムや反女性差別本丸の一つは間違いなく所得格差だろう。具体的な数字もありわかりやすく、女性社会進出指標としてよくあげられる。実際のところ、正規雇用社員において女性所得男性の75%程度に留まると言われており、男性と同一の労働でありながら女性であるからという理由所得格差がもたらされているとすればそれは差別的と言える。

たとえば、統計的女性20代後半から30代の離職率が高いので女性という属性によって雇用を渋ったり昇進を阻んでいるとしたら、それは犯罪率が高いという理由男性保育士雇用を渋るのと同様に差別的だ。

グラフデータはほしい結論仮定して読むと見誤る。女性所得が低いのは女性差別されているからというのは本当だろうか?女性自体が高い所得を望んでいないとしたら?日本女性幸福度男性幸福度に比べて著しく高い。目的手段を取り違えてはならない。大金を手にすることが目的ではなく幸せに生きることが本質的であり金はそのための手段に過ぎない。日本女性は稼ぐ必要に迫られずとも幸せになれるからそもそも稼ぐ必要がないということはないだろうか?逆に男性は「稼がされていて」それゆえに不幸で、女性労働から解放されていて「稼ぐ必要がない」ゆえに幸福なのではないだろうか?

仮に実際に稼ぎたかったとしても女性は稼ぐ努力をしているだろうか?非モテ弱者男性悲鳴を上げているとき真っ先に投げかけられる「モテ努力をしていないのでは?」「だからモテないんだ」という言葉、そのまま返ってくることは考えなかったのだろうか?まさかキラキラ文系キャンパスライフみたいなことをしてなんの学も積まずそれゆえに「パンプスを履かされる」ような労働しか選択肢がないことを差別などといっているのだろうか?低い職業能力しかいか容姿が問われるような目にあっているというぐらいの想像力もないのだろうか?女性性を求めず、責任に伴って高い給与を与えてくれる仕事なんていくらでもある。

シンプルな話として、そんなに稼ぎたいならなぜ女性理系を選ばないのか?少なくとも稼ぎたい女性であれば実際的に稼げる能力やそういったキャリアパス投資すべきだろう。理系修士博士女性の知人友人なら年収1000万程度かそれ以上も珍しくない。

成果物を求められる仕事成果物こそが全てだ。愛想笑いでは機械は動かない。そういった世界では性別なんてものは些末で、結果を出す人間こそが正義だし高い対価も支払われる。なぜそれを目指さないのか?「稼げる努力をしていないのでは?」「だから稼げないんだ」と言われても仕方ないのではないだろうか?

女性性的客体化

フェミニズムや反女性差別文脈で特徴的な表現女性性的客体化や性的消費というものがある。性的客体化はものすごく簡単にいえば「女性をモノとして扱うこと」「女性主体性を認めないこと」である

女性に限らずだが同じ人間人間として認めずモノのように扱うのはまったくもって不当であるし、そういう風景を見るのも不快に感じる。そして女性がそのような人間的でない、男性の性欲を満たすためのモノ扱いを受けるといったシーンは見たり聞いたりする。そういった加害者と戦うべきだ。書くのも嫌だがいわゆる「ヤリ捨て」といった言葉などにもあるように、モテ強者男性女性をモノのように扱うような話は枚挙にいとまがない。ではフェミニスト女性モテ強者男性と戦っているだろうか?

これはトートロジーではあるがモテ強者男性女性モテるのだ。すなわち、なぜかフェミニスト女性は自らを性的客体化するモテ強者男性攻撃しない。それどころかモテ強者男性に群がっているのだ。つまり女性性的客体化を積極的に支持しているのは女性自身という矛盾が生じる。そしてなぜか女性には触れることも会話することも早々にかなわない非モテ弱者男性攻撃するのである

フェミニズム文脈ではこの性的客体化の不自然適用がしばしば行われる。いわゆる二次元女性に対して「これは女性性的客体として扱っており、そのような表象女性の累積的な抑圧経験の強化につながる」と。たしかにこういった表象男性ATMに例えたり年収評価するようなことを公の場で発言することで直接的な男性経済的客体化・モノ化と同様抑圧的かもしれない。

このような過激な言説は一部の極端なフェミニストの行動であり大半の女性はそのような攻撃的なことは行っていないと思うかもしれない。しかし様々な研究で明らかになっている通り女性男性の上位2割程度にしか魅力を感じず、そして魅力を感じない非モテ弱者男性8割についてはその行動の如何に関わらず不快だと感じる。席替え非モテ弱者男性が隣の席になったからと泣く女性がいた場合加害者はどちらだろうか?

このような非モテ弱者男性積極的排斥しようという女性本能欲求が、相手を求める男性の「正(+)の性欲」に対して相手排斥しようとする女性の「負(-)の性欲」と表現されたことは記憶に新しい。

この負の性欲と「女性不快と思ったら加虐」とされるセクハラ性的消費という概念の組み合わせは非常に強く、何をやっても女性不快と思われかねない非モテ弱者男性女性の気分を少しでも害したらセクハラだと指弾され社会的抹殺されかねない。

女性男性に対して身体的に弱いため男性が近くにいると恐怖を感じるという話と同じように、非モテ弱者男性女性から中傷セクハラ指摘ナイフによっていつ刺されるか常に怯えながら生活しているのだ。悪いことに、暴力を振るえば逮捕は免れないが、セクハラ指摘なら非モテ弱者男性社会的に殺してもなんの罪にも問われない。

これが弱者男性論が非モテと不可分であることの理由であるモテの量は女性感情的加虐からの盾であり、非モテであることは女性から加虐を受けることを直接的に意味する。そしてその意味において現代日本男性ほとんどが弱者男性であり、結婚していても「本当に結婚たかった男」にはなれずATMとして扱われたり旦那デスノート罵倒されたり托卵されたりなど被虐される立場にあるのだ。あてがえ論は女性人権制限するという意味でもまったくもって荒唐無稽であるが、同時に弱者男性の救済にも値しない。

男女平等弱者男性を救う

ここまでだらだらとフェミニストの主張や女性差別について考察してきた。端的にまとめると現代日本では一般的に女性理性的に行動ができず本能を抑えることができない野蛮で怠惰状態にあるということが言えるかと思う。そしてそれが非モテ弱者男性という女性加虐される被差別階級を生み出している。

しかしここで短絡的に「だから女が悪いんだ!女はダメなんだ!」と思った方々は少し落ち着いてほしい。これは上記あくまでごくごく僅かな例から一般化した話であり、女性のすべてがそのように振る舞うということを意味しない。今短絡的に怒りに飲みこまれあなたより遥かに理性的で、高い成果を上げ人類に貢献してきた女性はそれこそ星の数ほどいるだろう。すなわち「女性であること」は「理性が弱く本能を抑えることができない野蛮で怠惰状態」の必要条件でも十分条件でもない。つまり弱者男性論に散見される女性叩きではなにも解決しない。そうではなく、現代日本女性がそのような野蛮で怠惰な振る舞いをしてしまいがちな構造的な問題があると考えるべきだ。

そしてその構造問題を解消できれば、女性理性的主体的になり男性同様本能を抑えられるようになることが期待できる。そしてそれは非モテ弱者男性にとって本質的な救いになりうる。

社会男性本能抑制するように要請することで近年の社会秩序の発展と女性地位向上がなされてきたように、女性本能を理性によって抑制できるようになれば女性による非モテ弱者男性への中傷排斥加虐が抑えられ、何度も訴えられてきた非モテ弱者男性の消耗した自尊感情社会とのつながりの回復も期待できるだろう。

では、女性本能を理性で抑制できず野蛮になってしま構造問題とはなんだろうか?おそらくそれは男女の不平等だろう。

男女平等を推進するには

未だに「女性高学歴だと結婚できない」「男性自分より所得の多い女性結婚したがらない」「女性家事愛嬌」といった女性に対する社会的抑圧は残念ながら存在する。そしてこのような女性教育社会進出を推奨せず結婚して扶養されることこそが幸せだという価値観の押しつけは女性教育社会進出を阻害するだけでなく、そういった過程で培われる理性的思考主体性女性から奪ってしまう。同時に女性に「私は社会から抑圧された」という言い訳を与えてしま努力するモチベーションを失わせて堕落させてしまう。こうして本能のままに弱者男性攻撃排除被害者面をしながら強者男性に媚びを売る怠惰女性構造的に発生してしまう。繰り返すが彼女らにその責任はない。構造問題構造的に解消されるべきだ。

ではこれらの慣習を打破し、男女平等を実現して女性理性的になってもらうにはどうしたらよいだろうか。高度化した現代では教育の水準がある程度強く所得に影響しており、経済的事由によって教育を受けるインセンティブを設定できる。すなわち女性が「稼がねば」と自ら思うような状況を生み出すことで、必然高い教育を受け理性が鍛えられ本能抑制できるようになることが期待できる。

ではどうやったら女性が「稼がねば」と思うようになるだろうか?わかりやすいのは婚姻制度にメスをいれることだ。しばしば「女性婚姻制度で楽をしている」「理解のある彼くん」と批判されるように、女性男性収入依存する構造女性怠惰堕落させ社会進出を阻んでいる。ひいては最初に上げた所得格差などを温存する結果となっている。

そのため女性男性収入依存できないようにし、女性自身必死に「稼がねば」と思うように法律修正するのが効果的なはずだ。たとえば

このように、女性男性収入依存するための多くの法律制度存在する。基本的にこれらの法律修正をしたとしても「一人暮らしが二人」の経済状況とは変わらないため、女性がきちんと社会進出労働し稼げている限りにおいて女性が極端に不利になることもないはずだ。にもかかわらずこれだけ「女性男性収入依存せよ」というシグナルが法律にまで入り込んでいるのはグロテスクに感じる。女性社会的制度によって強く婚姻男性依存して堕落することを動機づけられてしまっているのは異常だし、社会活躍たかった・できたはずの多くの女性にとって悲劇と言えるだろう。フェミニストとしても解決したい課題のはずだと思う。

もちろん女性出産に伴うフォローのための法改正も同時に必要になるだろう。これだけは男性にはどうしようもない。1年間の法定産休・育休と休職間中給与保証などの大胆な支援策もあるべきだと思う。フェミニストのいう結果平等はこういった形で強力に推進されるべきだろう。

出産後に男性経済的支援があるならとパートタイム等の責務の軽い・時間の短い仕事に移ってしま女性も多いと聞くが、上記婚姻制度改革によって男性依存を断ち切ることで改善が期待できる。男性のように「働かなければ・キャリアを失ったら死ぬ」という緊張感があれば成長意欲も刺激されるだろうし離職率も下がって「女性は30代になると離職するから」などという理由採用・昇進を渋られることもなくなっていくだろう。

このような先進的な男女平等の実現・婚姻制度解体によって女性男性同様社会に参画し、男性に求められるよう女性も理性によって本能を抑え他者への加虐性を抑制することで、弱者男性は初めて「弱者男性」としてではなく「弱者」として男女平等な救済の道に進めるだろう。弱者男性本質的な救済は男女平等推し進めることにあるはずなのだ

2021-06-10

過去緊急事態宣言による東京都感染者数推移よりオリンピックを開催できるかについて考察する

オリンピック日程:7/23〜8/8

パラリンピック日程:8/24〜9/5

 

緊急事態宣言2回目の期間:1/8〜2/7

間中感染者の最大値:1/8(2459人) 

間中感染者の最小値:2/1(393人)

終了時の7日移動平均:572.0

緊急事態宣言終了後の7日移動平均が最小となった日:3/8(253.4人)

終了後の7日移動平均が終了日の7日移動平均に再度到達した日:4/18(586.4人)

 

緊急事態宣言3回目:4/25〜継続

間中感染者の最大値:5/8(1121人 ※6/9時点)

間中感染者の最小値:6/7(235人 ※6/9時点)

6/9時点の7日移動平均:401.6人

 

出典元:https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/monitoring-number-of-confirmed-cases/

 

緊急事態宣言2回目の感染者推移より、十分に感染者数を押さえ込んでいる状態から上昇トレンドに戻るまでに約5〜6週間のタイムラグがあることがわかる。

緊急事態宣言3回目は6/20までを予定しており、6/9時点で明らかな減少トレンドに入っている。

2回目のトレンドの通り推移すると仮定すると、その効果8月頭くらいまでは持続するが、その後明確な上昇トレンドに入り、8月中旬下旬頃に緊急事態宣言終了時の感染者数に到達すると推定される。

 

以下は想定されるシナリオである

・6/20緊急事態宣言終了

・〜7月下旬感染者数は減少〜現状維持トレンドで推移し、国内に楽観的な雰囲気が漂う

・7/24オリンピック開始

8月頭頃:感染者数が再び上昇トレンドに入り始める

・8/8:オリンピック閉会

8月中旬下旬感染者数が緊急事態宣言終了時の水準に戻る

・8/24パラリンピック開始(よりハードシナリオでは中止)

・9/5:パラリンピック終了

9月中旬緊急事態宣言4回目発動(パラリンピック中止の場合8月中旬お盆前に前倒し)

 

※季節の変化、変異株の割合外国からの人の流入国内の人の移動を加味していない楽観的なシナリオである

なぜかファンがめんどくさいジャンルにハマってしま

私はなぜかファンがめんどくさいジャンルにハマることが多い気がする。めんどくさいといっても悪い意味ではなく、良い意味で。

言い換えるとものすごく熱心とも言えるかもしれない。

色んな作品ファンにも言えることかもしれないけど、作品の良さに対して世間から評価が充分でない、とファン特に強く考えているような。あとはご新規さんの歓迎が熱烈すぎるとか。

考察分析が細かすぎる人も多い。読ませてもらってて楽しいので嬉しい。みんな頭がいいんだよね。

私は割と作品に対してライトオタクなので、考察できる人はすごいと思うし、その力が少し羨ましい気もする。

ライト人間なのに、考察しがいのある作品ばかり好きになるのは何でなんだろう。

世界観の深さになんとなく惹かれてるのかな。

考察したい人にもライトに楽しみたい人にも楽しさを提供できる作品はすごいなぁ。

めんどくさいファンって表現してしまうのは、浅い自分を恥じていて、熱心な人が羨ましくて、そう表現してしまうのかも?

2021-06-09

anond:20210609151028

さっきの僕みたいに(気持ち悪いってコメントして)一回一回相手して相手してあげてるのかな?

凄く可愛くて愛着湧くわ。本当に801板の住人の気持ち理解し始める末期症状だわwww

目的考察をふっ飛ばして、意味がないのにその行為を行うモチベにプペルと同じスタンディングオベーションを送りたい。

妊娠中でも生理があるケース

医療従事者ではない素人からキトー考察

子宮の卵管は2つある。

まれ妊娠中も生理があるひとの場合、二つあるうちの片方が妊娠中も排卵し続けていたということか?

それからすごく稀な例だけど、妊娠中にさら妊娠するケース(過剰受胎)

これも卵管が二つあることが原因なんだろう

子宮ってなんで二つ卵管があるんだろ

2021-06-08

真に恐るべきは有能な敵ではなく無能な味方である

選択夫婦別姓の反対者に見る多様性恐怖症の日本人

都議会で「国会で審議を求める意見書」を提出することが可決したらしい

なので、選択夫婦別姓を例としてあげてみた

現在話題なら同性婚、少し前だと働き方改革とかもそう

夫婦同姓も異性婚も仕事一筋プライベートゼロな働き方も継続できる

そうじゃない選択肢が増えるだけ

なのに何故嫌がるのか?

恐怖の心理妄想する

①違う考えの人間は、自分否定している

この数式を求めよ、著者の心理を述べよ、この文章英語で書け…

これらは常に正解は1つである

道徳の授業でもそう

親切にしたり、周囲に配慮したり、所謂褒められるべき言動は何か学習する

これはこれで良いが、圧倒的に「他者議論すること」「多様な意見認識すること」の機会が少ない

そのため、唯一無二の正解を揺るがそうとする意見排除したいのではないか

つくづく多様性はこの国と相性が悪い

自分選択を間違っていたと思いたくない

嫌だけど様々な事象苗字を変えざるを得なかった人は、このタイプと予想する

選択夫婦別姓への意見について、1020代は賛成している人が多いというアンケートを見た

そして20代よりも10代の方が賛成の割合が多いらしい

これは若年層ほど柔軟な考えをするという理由以外にも未婚者の割合が多いという要因があるのではないか

もっと分かりやすく言うと、「自分が若手の頃は大変だった」「今時の若いもんは」とかい老害と同じである

自分が嫌だったり苦労したこと免除されている人を許せないのだろう

そんな人に限ってドラム式洗濯機食洗機床暖房などを愛用しており自分に都合の良い変化は大好きなのだ


結局のところ変わるの?変わらないの?

変わるが時間がかかると予想している

なぜなら働き方改革と違って推進することで国が受ける恩恵が少ないからだ

働き方改革のおさら

少子高齢化生産人口は減るけど、生産人口介護子育てで忙しくて大変

楽な仕事も用意してあげる

から高齢者専業主婦も働いてね

というやつだ

多様な働き方にすることで減りつつある生産人口を補おうとしている

国に大きなメリットがある施策である

女性が輝く時代というキーワードに噛み付く読解力にも頭髪にも乏しい人がいたが、あれはただのキャッチコピー

議員社長役員の半分が女性になったわけでもない

多様性が苦手な国民に受け入れられるように、国民の半数が好印象を受ける言葉を使っているだけ

そこまでの工夫をして改革に漕ぎ着けたのである

話は戻り、選択夫婦別姓同性婚が可決されることに対する「国」のメリットなんてあるのか?

悲しきかな

で、締め括るくらいなら書かない方がマシなので世間で言われていることについても考察する

意見1:論文海外学位のためどちらも苗字を変えられない、愛し合う2人が家庭を持つのに異性も同性もない

結婚は愛し合う2人にある権利でも義務でもない

苗字を変えられる人や同性パートナーを持つことに理解がある人と結婚したら良いというのが国の考えと予想している

意見2:同性婚したカップル施設の子供を引き取って、子供幸せな家庭で過ごせる

施設が不幸という前提はどこから来た

施設育ちの子供が少なくなることはどのように国のためになるのか不明

未婚でも子供を引き取れるようにする方が容易である

意見3:差別だ!現実不利益が出ている!

現時点では国に対して明確なメリットをあげられないため、これで戦うしかないと思慮する

裁判しかり、意見書しか差別不利益の実績を積み上げていくしかないのだ

にも関わらず恥ずかしげもなく意見1や意見2を声高に叫ぶ人がいて本当に厄介

黙って欲しい

劇場版スタァライトが最高過ぎたからみんな見てほしい

主語デカすぎオタクになるけど、マジで人類見ろ!!!!!ちょっと控え目に言うと、令和を生きるアニメ好きは絶対に見ろ!!!!!TVアニメ版を見た奴は死んでも見ろ!!!!!お前が知ってるスタァライトはもうここには無い!!!

まだ一回しか見れてないんだけど、本当の本当の本当に最高だったんだよ、劇場版スタァライト!!!語彙力ないしネタバレせずにどこがどう最高って説明すんのが難しいんだけどさ〜〜あぁ〜〜。

私はアニメからハマって舞台ライブにも行きつつでもスタリラはやってない程度のオタクなんだけど、「完全新作楽しみだなぁ〜!ウキウキ!」くらいの気持ちで見に行ったら、私は首切られて血しぶき上げて死んだ。

え?は?死んだ?私、死んだの?って思ってるうちに次々に展開されるレヴューに私はめためたに打ちのめされて、再生産されて、エンドロールでぼろぼろに泣いた。

私が知ってるスタァライトはもう無かった。私が知ってるのは第100回スタァライト。そこにあったのは第101回スタァライトで、全く新しく、見たことのないスタァライトだった。

スタァライトキャラってさ、パッと見で「あぁ、この子ツンデレなんでしょ」とか記号的に捉えられそうなところをTVアニメでそんなことねーわとぶっ壊してくれたんだけど、この劇場版でまた同じことされるとは思ってなかったよ!!!私が知ってる○○ちゃんはもういないんだよ!!!ばか!!ぬるい気持ちで見に行った私のばか!!!

もうこれ正に再生産なんだよね〜〜〜TVアニメの時のみんなは死んで再生産されるんだよ〜〜〜それはキャラだけじゃなくて見てる私達もなんだよ〜〜〜!!!

映画見た後と前じゃ、明らかに自分の何かが変わったのを感じる。私は一体何を見てたんだ?いや、“見てた”のか?首は切られて、血しぶきを浴びて、炎に焼かれて、確かに私は死んだのだ。これはもはや体験であり経験。あの舞台に絡め取られて巻き込まれしまった。ポスターにも書いてあるとおり、これは「劇場しか味わえない“歌劇体験なのだ

ていうかさ〜スタッフさん達、変態すぎない???戦闘シーンの作画言わずもがな衣装とか舞台設定とかセリフも表情もこっちが思ってたレベルぶっちぎって天元突破してくるじゃん???誰が1カットごとに殺しにかかれと言った??お??オーバーキルにもほどがある。特に○○ちゃんに○○を乗せた台に足をかけさせた人には紫綬勲章をあげたい。天才がすぎる。ありがとうあなたがいる方角には足を向けて寝られないのでご住所教えてください。

あとスタァライトは訳が分からない、説明がないと無理とか思う人もおるかもしれんけどさ〜!そうじゃねーんだよ!!!ここは舞台なんだぞ!!!全てはそこにある!!!その時その時で湧き上がる、お前の感情信じろ!!!考察解釈はそのあとだ!!!できればTwitterに呟いてね!!!私今鬼のよう検索してるから絶対見るよ!!!

はぁ……勢いに任せて書いたけど、とりあえずみんな見てください。もったいないから、本当。映画の冒頭の映像が公開されてるから貼っときますね。

あんまり喋りすぎるとばななちゃんに怒られるので、これくらいにしておきます

https://youtube.com/watch?v=3cRbp_8Gj1w&feature=share

2021-06-07

anond:20210606152106

ゲームクリエイターなのでこういう考察マジ助かる

「向いてない」「合ってなかった」で去っていく風潮、プレイヤー側だと波風立たなくて心地いいけど

こっちは正直困っている…

anond:20210607153712

言いたいことはわかるが、これはちょっと勘違いしてるよ。

ジェンダー問題は本件ではちょっと措いておきます」というのは、

もちろん「ジェンダーに関する議論禁止します」ということでもない。

フツーの人は、マイルド禁止と受け止めるよ。

話者マイルドに進行を司会されていると感じる。

「この話にはジェンダー問題が関わっていると思います

 私自身は専門家ではないので安易考察したりすることは避けて

 とりあえず感じたことをそのままお伝えします」

みたいな含意があるわけですよね。

その含意を書けばええやんけw

みずから間違えられるような表現しといて、

意味が変質した」とはたいそうな物言いではないだろうかw

オッカム先生階級格差トロフィーワイフ同時通訳

オッカム先生はもともと、北海道の裕福でない家庭で生まれ育った自分境遇と、階級格差地域格差への怨嗟をたびたびつぶやかれていました。たとえばこれとか。オッカム先生にとっては、その境遇から脱出するための唯一のキャリアパスが、大学研究職になることだったということで、「うちには資産がなく告げる(sic)仕事もなく、もう大学組織に雇われるしかない。それで業績や大学の規模やステイタスに拘りました」とか、「私はガリガリ亡者のように(大学教員)職を求めていました」みたいな話はよく書かれてました。今回消されたツイートの中にも「大学に職を得られないなら死ぬつもりでした」というのがありました。地元dis・ご実家disについてはやや自虐芸が過ぎるようにも思ってましたが、それは個人的境遇についての説明モチベーションにつながる話でもありますし、自分もこういう文化資本を含めた階級格差地域格差アカデミアでのキャリア形成に及ぼす影響(再生産)というのは、充分考察検討に値する問題だと思っています

そういった背景のうえでの、件の炎上について。オッカム先生は、国際会議同時通訳をやれるほどの能力を持ちながら、研究もしていなければ常勤でもない既婚の女性達を見て、

北大助手時代に「東京は恐ろしい所だ」と思ったことが一度だけあります。国際会議のロジやっていた時、同時通訳派遣してもらいました。最初研究者なんだから通訳くらいできるだろうと思ってたのですが通訳は甘いものではなくまるでうまくいかなかったのです。まして同時通訳など訓練なしには無理。

アカデミアの国際会議でしたか専門用語だらけですが、事前に資料渡しておいたら、それはそれは見事な同時通訳がなされました。通訳者はすべて女性だったのですが、これが皆さん、専業主婦だったのです。東大ICU卒業した専業主婦です。セレブバイトだったのです。

東大ICUや東外大ICUや東外大大学院を駒場で修了してたりする人もいました)出身者が専業主婦やってるのです。ジェンダー問題は本件ではちょっとおいておきます。とにかく北北海道辺境出身の私にはあまりにもイカツイ学歴の持ち主が専業主婦やって、セレブバイトしている。衝撃と畏怖でした。

繰り返しますが、ジェンダー問題は専門外なのでおいておきます彼女らは比較的余裕で超一流大学に入り、普通に教養を積み、しかキャリアガリガリ重ねることには関心がなく、恐ろしく給料の高い旦那パートナーとして読書語学を磨き子育てしている。雲の上より私には高かったです。

あり得ないのです。あり得ない世界だったのです私には。研究者としては、彼女らの旦那(が研究者だった場合)を凌ぐことができるかもしれない。しかしあの高学歴語学力でキャリア志向のない妻を迎えることは想像もできなかった。つまり僕は絶対に勝てない。一体どんな世界なんだと背筋が凍りました。

という感想を抱かれました。当時その体験から受けた階級格差地域格差の衝撃、圧倒的な語学力を持ちながら自分が切望する大学研究職というキャリアパスには興味を持たずに暮らしている(暮らせる)方々が存在することの衝撃をそのまま言葉にした結果、一連のツイートには、当時のオッカム先生がお持ちだったジェンダー観も交錯した形になり、そこが批判対象になりました。

旦那との勝負トロフィーワイフについて

この「格差の衝撃」が、最終的に「自分彼女達の旦那との勝負」(同時通訳者達の配偶者男性のことは、それまで話題に一度も登場していないし、そもそも研究職かどうかもわかりません)になり、しかもその彼らに自分は「絶対に勝てない」と勝手に敗北感を抱いてしまう…というくだりについては、多くの方が「もしかしてオッカム先生は、『男性価値は、配偶者属性能力や、その配偶者専業主婦として養えるかどうかによって決まる』という価値観をお持ちなのではないか?」という風に読まれたようです(自分も、素直に読んだらこの文章意味はそうなってしまうように感じます)。そこで「トロフィー・ワイフ」という言葉を出して批判する方々も出てきましたが、オッカム先生は、この言葉を使ってオッカム先生批判する方々に対して「女性はモノじゃないでしょう」「私、思いつきもしませんでした」と非常に憤られています

もうさ、「トロフィー・ワイフ」という言葉がふっと思いついた人が2桁いるんですよ、確認した範囲で。どんな人生送ってきたんだと思うし、女性はモノじゃないでしょう。私、思いつきもしませんでした。

そして、「思いつきもしなかった」理由として、

思いつきもしない理由を考えてみました。

・「自分性別他者差別しない」からです。

私の出身北大では、東大が偉かった。アメリカンスタディーズはたぶん半分以上女性。実力の世界

あともう一つ、アメリカ研究では、人種ジェンダー研究が盛んです。だから、「男女差別が具体的にどう現れるか」の研究死ぬほど聞きます。だからジェンダーのことは置く」としたのは、自分のような政治史ジェンダー研究から見たら子供レベルからです。でも他分野の人よりは知ってます

と言っています。オッカム先生は、ご自分が「自分性別他者差別しない」方だと考えられています。なぜならアメリカンスタディーズは半分以上女性の、実力の世界だし、「男女差別が具体的にどう現れるか」の研究死ぬほど聞いているからです。これに説得力を感じるかどうかは読者の皆さんによって異なると思いますが、自分ちょっと、皆さんから指摘されていることの肝心な部分が伝わっていないのかな、と思いました。

同時通訳について

もうひとつ同時通訳という仕事について。同時通訳というのは、通訳翻訳界のひとつの頂点で、その中でも国際会議などの同時通訳案件を請けられるのは本当のトップクラス人材です。同時通訳というのは、どこに専門性があるかが誤解されがちな仕事で、語学力があればできる仕事…たとえば「米国から帰国子女で、英語日本語どっちも十分な語学力があれば、同時通訳ができる」という風に思われる方も多いようですが、実はそうではないのです。

英語を話される方なら「英語脳と日本語脳を切り替える」みたいなイメージは割と湧きやすいと思いますが、同時通訳というのはいちいち脳を切り替えてはダメで、「2つの言語モードを、脳のなかで同時並行で走らせる」という特殊な訓練が必要です。これは2言語ネイティブであってもなくても、練習なしには極めて難しいことです。

自分同時通訳なんてとてもできませんが、一時期フリーランス書籍翻訳をしていました。翻訳業界では「米語ネイティブ日本語も達者な人なのに、英日翻訳をやってもらったら商用出版に耐えないクオリティだった」ということをよく耳にします。頭が英語モードのまま日本語翻訳をすると「単語日本語に置き換えた英語」になりがちで、日本語ネイティブが読んだときに不自然だったり意味が通らなかったりすることが多いのです。だから頭を日本語モードに変えて、自分英語原文を知らないというつもりで読み直して、それでも意味が通るかどうかを検証しています

同時通訳者というのは、これをリアルタイムでやる仕事です。頭をフル回転させて、耳から入力された言語Aの内容に意識を研ぎ澄ませつつ、語り手の立場、聴き手の立場、その場の文脈などを加味して、最も適切な言語Bでの表現を選び出して、言葉として淀みなく紡ぎ続けるわけです(個人的には、同時通訳者さんの脳内では将棋囲碁などの知的ゲームトッププロ並の情報処理が行われていると思っています。「アスリートに近い」という人もいます)。想像していただければわかると思いますが、同時通訳は脳にかかる負荷がものすごいので、長時間はできません。国際会議などのように尺が長い場合は、複数同時通訳者をアサインして、15分交代でやります。休憩中はしっかり糖分を取る人も多いようです。業界トップクラス年収千万レベルの方々でも、持ち時間の終盤にさしかかってくると、徐々に言葉が途切れたり、不本意な倒置などが増えたりしてくることがあります。それほどハードな高度技術職なのです。日本トップクラスフリーランス同時通訳者の田中慶子さんのお話 日本トップクラスの同時通訳者が明かす、英語で困ったときの切り抜け方 - ログミーBiz)など読むと、その内実が伝わりやすいかもしれません(ちなみに田中さんは帰国子女ではなく、高校まで愛知で育った方です)。

また、担当分野に関する深い知識も当日までに身に付けなければいけません。通訳業界ではしばしば「その場にいる人の中では、通訳が一番話題に疎い人物」みたいな言われ方をします。商談でも政治交渉でも学術会議でも、母語は違っても同じテーマについて語りたい人達が集まって話す場なので、通訳以外の参加者達はテーマ自体については深く理解しているのです。その2者の橋渡しをするのがその場で一番アウェイ通訳だと考えれば、どれほどの事前準備が必要か、というのは想像に難くないと思います

こうした仕事性質上、企業常勤正社員で、毎日同時通訳ばかりしている方はあまりいないと思います契約社員などでの社内通訳というポジションもあるにはありますが、数は多くなく、そういう方々の中にも将来的なキャリア形成として、より高収入仕事も選びやすフリーランス通訳者を目指す方は多いようです。オッカム先生がおっしゃられている状況を考えると、会議にいらしたのは、おそらく首都圏サイマルインターナショナルなどにエージェント登録されているクラスA以上のフリーランス通訳者だと思います。おそらく全員が、事前に当該分野・当該テーマについての予習をみっちりして、前日に首都圏から北海道飛行機で前乗り込みして、複数人の体制ブースに入って、アカデミックな話題について原稿なしの同時通訳をやられたのではないかと思いますトータルの拘束時間は3日ぐらいかかっているのではないでしょうか。そういうプロフェッショナルの同時通訳者の方々が、その時はみなさん既婚の女性だった、という状況なわけですが、自分はこれを「キャリアに興味がない専業主婦セレブバイト」と呼ぶのは無理があるし、そう言いたくもないなあと思います。この表現には「有閑階級時間がある主婦からこそできる、暇つぶし趣味的な仕事」というニュアンスがどうしても漂いますが、仕事実態はとてもそんな風に軽々しく言えるものではないし、だからこその高給でもありますし、将来につながる立派なキャリア職でもあるからです。

炎上ツイートの冒頭を読むと、同時通訳が「訓練なしには無理」のハード仕事だということはオッカム先生認識されていたようなのですが、そういう高度技術職に携わっている既婚女性達が、〈既婚〉で〈女性〉という手がかりだけから比較的余裕で超一流大学に入り、普通に教養を積み、しかキャリアガリガリ重ねることには関心がなく、恐ろしく給料の高い旦那パートナーとして読書語学を磨き子育てしている」と推定して、「専業主婦セレブバイト」という評価に到ったのは、当時のオッカム先生同時通訳という業態についてそれほどお詳しくなかったこと、お話をされた同時通訳の方がご自分ステータスについて「専業主婦」と仰ったこと(どういう質問に対してこの答が出てきたのか、答えられた方がどういう思いでこの言葉を選んだのかはわかりませんが)、男女の性別役割に関して当時お持ちだった先入観が絡まり合っていたこと、の3つによるのではないか、と感じます

過去の物の見え方は物の見え方として、問題なのは帝京大学教授として後進指導にあたる立場になられたオッカム先生が、当時ご自分がお持ちになられたそうした印象をどう考えられているか…なのですが、今日までのつぶやきを拝見すると「当時の自分の物の見方には、今からしたら偏っていた部分もある」といった形でそれを相対化する振り返りは自分の見た限りではあまりなく、むしろ一部の批判に対しては訴訟をする決意を固められているようです。自分は正直、事態があまり好ましくない方向に向かっていると感じています

2021-06-06

anond:20210606222011

アニメから

長寿アニメから

推理物だから考察とか好きな奴は見やす

決まった時間放送するから習慣になりやす

 

主役以外のキャラクター関係性で盛り上がってる

でも主役自体関係性にも謎な部分があってまだ考察捗る

でも主役以外のキャラクター関係性がすごく美味しいか全然味わえる

 

キャラクター名前とか言い出したらキリがないけど安室だかシャアだかで盛り上がってる人はよく見る

ポツンと一軒家で玄関前に首だけの人形の顔があって、それだけだと趣味の悪い家主イメージだけど、聞くとイノシシ避けのためにとりあえず置いてみたとのこと

なんでもちゃん理由があって浅い考察で間違った結論に飛び付いちゃダメだなと思った次第

2021-06-05

とある考察ゲーで

それはなんか違うような気がするな、っていう解釈日本ではメジャー解釈のようになってて

作者(外人)のdeviantARTとか見てみたら事実その解釈の一部を否定していて、やっぱりな…ってなったんだけど

そこまで見ている人は日本では少数派だから未だに間違った解釈メジャー意見になっている

なんか納得いかないしそれ見ると違いますよって言いたくなってしまうからかに見る人によって意見が分かれる作品は疲れる

2021-06-04

よくわかんない映画アニメだいすき

考察する隙間がある作品は好き

だけど、作者が「ちゃんと考えて見なさいよね!これだから最近の観客はバカで無教養で救いがたいったらないわ」

って思っているのが透けて見えるのはきらい

anond:20210604113515

「律儀に返信する必要ないんじゃね?」を伝えたくて「また派生しただけだろw」と送っているという考察が正しいとすると震えるほどコミュ障で泣けちゃう

anond:20210604024256

だって今や荒れて炎上したほうがそのコミュニティの注目度上がってニュースブログまとめサイトなどの広告収入増えるもの

ワイドショーと同じで真面目な批評一般人にはとっつきにくいが、煽って炎上エンタメとして消費しやすく一番儲かる。

なので批評考察していても積極的煽り炎上させにいくのだ。

真面目な批評議論はそこに金が発生しないからできた。今や映画アニメのみならずスポーツ政治も何もかも煽って炎上し消費され金になる世の中。

2021-06-02

anond:20210602174620

そういう考察を積み重ねるのは大学での学習で身につく物で、中学高校は暗記だからねぇ

高卒大卒で物の捉え方が違うから思考必要作業なら大卒、単純反復作業なら高卒を雇う方がいいですね

陰謀論

陰謀論って、信じる奴は馬鹿、みたいな論調あるじゃん

実際Qアノンみたいな話は俺もどうかと思うし、

陰謀論信仰が高じて反科学・反医療主義に陥ったり、

妄想現実の境目がなくなって統合失調症みたいになるのは問題だと思う。

 

でもさ、じゃあ「陰謀なんてない」のか?

というと、そんなことないよな。

陰謀論否定することは、「すべての公式発表は事実とする」ってことだよな。

政府がシロと言ったらシロ。

ケネディ暗殺オズワルドの単独犯。

ホワイトハウスが盗聴なんて知らないといったら知らない。

森友加計桜も安倍が知らないと言ったら知らない。

どんな不審死警察自殺と言ったら自殺

 

本当にそんな世の中なら、ジャーナリズムなんていらないのにな。

もちろん現実、そうじゃないと皆知ってるはずだ。

陰謀は、ある。

確かな証拠はないかもしれないけど、証拠がない=潔白ではない。

から陰謀を疑うことに関して、まるっきり否定するのは間違っていると思う。

結局、政府公式発表だろうが、陰謀論だろうが、盲信することが愚かなのではないだろうか。

我々はどんなことに対しても、できるだけフラットに、多角的考察し、疑い続けなければならないのだ。

ひろゆきとかも、一般人がそれなりに考察したことがあるであろう事柄に対してはなんとなくそれっぽいことを言うけど、物理学みたいな分野の話になるとボロが出るよね。

経済系の話も突き詰めればボロがでるのだろうけど、教科書レベル知識がない人が大量の情報を出しているせいで何がまともかわかりにくくなっている。嘘を100万言って本当にしようとしている雰囲気

2021-06-01

anond:20180415014902

わかりやすい手順、

自分なりの考察も踏まえたリスク提示

この増田は優秀やな

ブックマーク数が半端ないわけだ

anond:20210531200518

URLは指さないが、おおとりタン20代の頃に書いてた技術ブログ、まだひっそりとネットに残っているので読んでみると面白いよ。

技術的にもすごいけど、東洋哲学西洋哲学にも非常に造詣が深い。

父親血筋の正しさと、技術だけに偏らない知識の懐の深さが、台湾権力層のお眼鏡にかなったってことだろう。

忘れてはいけないのは、おおとりタン権力もつに至った背景には、台湾独特の権力構造と「準戦時体制」故の要因があり、

これへの考察を抜きに「日本ではー」云々を言ってもしょうがないところがある。

2021-05-31

 寝ないで通勤している人は、総じて稼ぎが少ない。

通勤に往復2時間かかる場合給料20%低くなる」と、僕は考えている。ビジネスを通じて、さまざまな人から話を聞き、自分でも体感した、ほぽ間違いない数字だ。

 コロナ禍でオフィス通勤が減り、Zoomでの会議や打ち合わせが普通になっている。それで生産性が下がったという話は、まったく聞かない。逆に、パソナアミューズなど有名企業本社地方移転させたり、オフィスの規模を大幅に縮小する流れだ。

 先を読んでいる企業が、いま、オフィスという不良資産を手放そうとしている。昔から僕は「会社オフィスは要らない」「通勤無駄!」と説いてきたのだが、コロナによって、ようやく一般にも浸透してきた感がある。

 会社に行かなくては仕事ができない、という考えは完全な思い込みだ。リモートワークで全然問題ない。煩わしい社内政治から離れたり、嫌なヤツと会わなくて済んだり、好きなようにデスク周りを整えられる。会社に行かないほうが、仕事の能率は上がるのではないか

 昔の話だが、僕は2011年6月から長野刑務所収監された。以降、自由暮らしは奪われた。時間規律も、刑務所が決めた通り。他人ルールに縛られて過ごさなければならなかった。

 だけど、発信はやめなかった。メールマガジン発行や著作など、仕事をやり続けた。インターネットは見られなかったので、新聞テレビニュース差し入れられる書籍などから情報を得て、僕なりの考察意見を、外の社会へ述べ続けた。

 収監前に関わっていた多くの事業も、獄中でこなしていた。僕がいなくても進められるシステム収監前につくり上げていたので、スムーズにやりきれた。

■堀の中でも充実していた

 塀の中でも一般ビジネスパーソンと同じか、それ以上のアウトプットを続けていた。航空工学勉強もしていたので、退屈だった時間はすぐに消え去った。

 たぶん僕は、刑務所生活中も、外にいた普通会社員よりも充実して過ごしていた。言ってみれば、リモートワークのエキスパートだ。

 気持ちさえあれば、制限された現実環境を、自分の望む通りに変えることはできるのだ。収監という特殊経験をした僕は、若い人たちに聞いたい。

 刑務所にいても、やりたいことはできる。あなたちは、なぜやらないのですか? 

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん