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はてなキーワード: 齟齬とは

2017-01-22

議論齟齬

http://anond.hatelabo.jp/20170122090344

そう、だから私の言いたいことは「うーん」で終わっています

あなた(に限らずはてな民の多く)にはアイドルへの差別意識が根強くある。

「どうせアイドルなんて歌もダンスも下手なんでしょ」

「どうせドルヲタなんて歌とダンスが上手いか下手かなんて見てないんでしょ」

私はそれに対して、いやそれは違うと反論しました。

そうしたらコンテンポラリーダンスストレートダンスと比べてどうなのかと言われたので、

そんなことはダンス素養のない私には分からないのでご自分で見て判断して下さいと返答したまでです。

もう一度貼っておきます

モーニング娘。泣いちゃうかもhttps://youtube.com/watch?v=Vr5FuJmM-vk

モーニング娘。「愛の軍団」

https://youtube.com/watch?v=sqkgQUF5wfU

つの間に「アイドルの魅力を語れ」という話になったのか………。

途中から丁寧文になったのは、徒労を感じたからです。

そりゃ、あなたアイドルを好きになってもらえるならそれにこしたことはありません。

アイドルの魅力を語れというなら、すでに「本物のアイドルはいいぞ」で他の人が書いています。納得のいく、心のこもったいい文章でした。

ところがそれにつけられたブクマ三次元アイドルへの罵詈雑言トップに来るという地獄絵図。

http://b.hatena.ne.jp/entry.touch/anond.hatelabo.jp/20170117225147

議論の発端となった「アイドルアニメ見てる人ってなんなの。本物のアイドル見ればよくね?」のブクマコメを見てください。

http://b.hatena.ne.jp/entry.touch/anond.hatelabo.jp/20170117115317

ろくに知らないジャンルをどうしてこう傲慢に見下せるのか。私はこの差別意識に怒ったので「はてな民差別意識」という一文を書きました。

2017-01-18

彼(女)の名は。

http://anond.hatelabo.jp/20170117225147

関ジャニ∞2002年デビューNEWS2003年から違う。(途中からヲタになった可能性もあるが、それを含めたらきりがなくなるので考えないことにする)

perfume(2000~)は大きな仕事が多いので「あまり来ないけど、極たまに大きな仕事」が当てはまらない。

Negicco(2003~)は後輩に当たる人がいない。

モーニング娘。2005年デビュー7期メンバー久住小春きらりんレボリューション中の人)ただ一人だけど後輩のフォローはしないし、今は事務所を離れているので違う。

Berryz工房(2004~2015)はどうか。熊井ちゃんこと熊井友理奈可能性もある。「トークいまいち」は完璧に当てはまる(しかしそれは最高のトークでもある)し、桂由美ファッションショーの新作モデルに起用されたのは「極たまに大きな仕事」だろう。しかし一昨年から無期限活動休止なので現在形の文章とは齟齬が出てくる。

となると℃-ute(2005~)の可能性が高い。今年の解散が決まっているがまだ現在形。

さて

矢島舞美

鈴木愛理

中島早貴

岡井千聖

萩原舞

の中の誰か?

「昔はああいうこと言ってたのに丸くなってきたな」から舞美は除外される。舞美は昔からものすごく性格がいい。メンバー10年間で3回しか怒った姿を見たことがないそうだ。

「極たまに大きな仕事」という点で、バラエティー番組の出演の多い岡井ちゃんソロ仕事がないマイマイも違う。

ということは愛理nksk中島早貴)。

二人ともトークが下手で、熱愛スキャンダルらしきものもある。

 

「歌うまくなったなー」は上手かったのがさらに上手くなった愛理を指すのか、下手なりに上手くなったnkskを指すのか。

悩むところだが、ヲタの多さから愛理と予想。

当たってますか?

ちなみに私の℃-ute一推し曲は「世界一HAPPYな女の子

https://youtube.com/watch?v=WhVW7RLuCkE

冴えない女の子欲求不満さらっと歌にできるつんく♂天才です。

2017-01-17

修論を終えた感想

 無事に修士論文を提出し、諮問の日程も決まった。

 大学によると思うが、ウチの場合修論を提出した段階で、博士後期課程への進学と学位発行がほぼ決まる。逆に提出した段階での差し戻しを食らう場合は、修士論文撤回の憂き目となる。教授も出せるように指導するし、学生も間に合うようについて行かなくてはならない。とりあえず提出できたので問題がなければ、このまま無事に修了、進学となる。良かった。

 よくある適当私大阿呆学部卒業したので、司法試験を受けるでもないのに卒論は書かなかった。留年もかました典型的マジメ系クズ学部時代の禊ぎをすませることができ、うれしく思っている。ウェーイでもDQNでもオタクでもなかったあの頃の残念さ、大学卒業してから放浪にも似た十年を、期せずして総決算する機会となって良かった。

 文系修士博士無意味だと騒がれて久しいが、そんなことないと思う。そもそも社会的無意味無効な誤差として処理される人間にとって何かしら一つをやり遂げた記念が、社会的認証されることは自信を得る機会になる。もともと無意味人間には、意味のあるものだ。

 幼少期から思春期青年期にかけて自信を育む機会を生かせなかった人間には辛いことが多い。自信の無さが生活態度、言動に現われるし、結果、多少の理不尽なり違和感を周囲に与えて暮らすことになるからだ。その齟齬が対人関係軋轢となる。

 もちろん修士号をもらったところで、身に染みついた挙動の滑稽さ、可笑しさが拭えるわけではない。聖痕のように残るものだろう。それでも、何かをやり遂げたという実感が、ありふれて大したことではない修士論文の提出という事柄に込められていて、少しだけ自信を得ることができた。

 4月から博士課程に進む。同時に研究分野の珍しさと新しさもあり、ある企業研究員として雇ってくれることにもなった。学振は落ちたけれど、博論を書きながら、研究員という願ってもない形だ。

 もう若者ではない。朝、鏡をみると、残念なおっさんが寝ぼけてくたびれている。老いつつある両親に会った際、母に結婚について聞かれたが、それはあきらめている。でも、覗いてみたい世界があり、その世界研究員という形で足をつっこんで暮らしていけるのだ。悪くない。

 21世紀も後半になる頃には、僕はこの世界からログアウトしているだろう。それでも、自分が残した浅薄で僅かな研究や記録が、後継の偉大な天才と俊英たちのいくらかの踏み台になり、また諸俗凡人の皆さんに少しでも益するならば、それでいいじゃないかと思っている。百年後に一度、次の誰かが少しだけショートカットできるための一行を書く仕事、それが僕の務めだ。

 修士論文を書くということは、最低限、その分野の歴史の全体が見えており、研究史の中で自分立ち位置を把握した上で、浅彫りの僅かながらも確実な成果を置いていくことを意味する。そうすることで、今までぼんやりと見えていた世界がくっきりと鮮明に見えてくる。ザルだった視点が、精細さをもってくる。それが世界他者自己の精彩さに変わってくる。分野によるし一概にも言えないかもしれないが、僕はそういう経験をした。

 修論を出し終えて、本当にやって良かったと思っている。

2017-01-02

立ち位置微妙過ぎて生きにくい 追記あり

大前提として、私はオタクだ。そして女だ。

商業BLで好きな作品があるから腐女子じゃないとは言い切れない。絵を描くのも好きだ。

しかし、二次創作BLをありがたがって読むことは無い。

こういう性質なので、ネットでの交友関係が少し難しいと感じることがある。

 

オタクで絵を描く女性」と聞くと腐女子に直結してしまうことが多い。

実際ネットで知り合った絵を描く女性の友人はBL好きな人が大半だし、彼女達は作品感想BL二次創作へ発展することが当たり前なTLの中でつぶやいている。

リアルの友人だってそうだ。オタク女友達はほぼBLが好きで、私が原作の話をしたくて紹介した作品BL二次創作で消費している。

 

このズレは些細なものに見えるが、意外とつらい。

例えば私の好きなキャラAと、友人の好きなキャラAは同じに見えて違うのだ。

かといって、同じ作品の話ができる友人は少ないので話してしまうのだが……。

 

自身二次創作をすることがあり、腐女子共存しなければいけないのはわかっているのだが

原作に対する姿勢、という根本的なところで価値観がぶつかり合うことが多い。

原作準拠の男同士の友情まではいけるけど、妄想による恋愛への発展はちょっと避けたい。

 

こういう人間って少なくはないと思うんですけど、どうですかね。

 

 

追記

ブコメの中で齟齬が見えたので言葉足らずな箇所を追記します……

 

友人とのキャラに対する感覚のズレですが

私の言うキャラA(原作)と友人の言うキャラA(友人好みの二次創作による)ということです。

私は原作キャラのここがいい、という話をしたいけど友人はキャラを受けにしたときここがいい、という話をしている状態です。

 

そもそも私のする二次創作イメージイラストが大半なので、オリジナルストーリーキャラでなぞるということはほぼなく

この点もオタク腐女子な友人達とのズレを感じる一因となっています

 

腐女子じゃない、と言ってしまえれば楽なのに商業BLで好きな作品があるためにそうも言い切れず………

 

腐女子寄りじゃないオタク女ってむずかしい。

 

2016-12-19

Help!

誰かに自分不安定気持ち吐露したいが、そんな信頼できる相手などいないのでネット匿名で書き連ねる。

自分は強く優秀な人間であると思っていたが、それは間違いだったことに数年前に気づいた。

私は数年前に大学進学を機会に独り上京した。

私は苦学生だ。学費生活費バイト奨学金でまかなっている。

これがとてもつらい。

稼いだ金はほとんどすべて学費必要最低限の生活を送るための生活費へと消える。

サークル活動飲み会に参加する余裕もない。旅行もできない。遊ぶ金がない。休日はただネットサーフィンをして寝て過ごす日々である

金がないととても非効率だ。

十分な預金がないので、携帯電話電気料金コンビニ払いだ。

携帯電話契約にも自分にあった一番安いプラン時間をかけて調べたりする。

金がないので各種料金の支払いは遅れ気味になる。遅れればその分は割増で支払うことになる。

金がないから金を多く払う必要があるのだ。情けなく悲しい。

特別能力があるわけではないので、飲食アルバイトをしていた。

これがまったく無意味だ。

バイト努力したところで昇給があるわけでもない。

なのに店側はやたら「責任をもって仕事しろ」と要求する。最低賃金ギリギリバイト責任を求めるほうがナンセンスだ。

彼らは私のような安い労働力搾取したいだけだ。

自分世界は「閉じている」ように感じる。

可能性が小さい。

本当はもっと自分可能性を信じて努力していきたい。

しかしただ生きるだけで精一杯。

自分で選んだ道なので弱音や言い訳を吐くわけにもいかない。

もう少し頭が良ければもっとうまく生きれた。

もう少し頭が悪ければもっと楽に生きれた。

そう思う。

しかしそれもただの言い訳にすぎない。

だたの言い訳だ。

名大学の優秀な人間と触れ合ったりすると

彼らは自信に満ちていて、とてもキラキラしている

充実した人生を送っている

さわやかで、良い人間であることがわかる

金がなく

卑屈でひねくれていて

経験値に乏しい自分

明らかに自分社会的価値は低い。

とても悔しくて、とても悲しい

でも

「できなかった理由」を考えて今の自分存在正当化することはしたくなかった。

から努力しなければならないと

努力してみた

しか

いまのところそれはうまくいっていない

自分自分が思っていたよりも精神的に弱かったのだ。

なにかうまくいかないことがあったり

ほんの少しコミュニケーション齟齬があったり

そんなほんの少しの苦しみや悩みが

ほんの少しずつ蓄積していき

ほんの少しずつ息苦しくなっていく

息苦しくなってくると

努力」するのがとてもつらくなってくる

最近自分が少しずつ壊れていっていることを感じている

自分に都合の良い言い訳をして

自分正当化したい

楽になりたい

自分自分存在肯定したい

しかしできない

2016-12-15

親のことでしんどい ※12/21 0時頃再追記

父親が死んだとき生命保険金の半分を母親の額面にすることになった。兄弟の総意だしそれは問題ない。

受取人が俺になっていたから、俺が管理して毎月母親に送金することにした。月20万。でも10年も持たずに使い切ってしまう。

ところが母親は20万では足りないと言ってくる。ペット病気だの何だの。

から月22万送金するようになった。減りは早くなった。

でも働ける体じゃないし、大変そうだから、俺が地元に帰って家でも買って生活費用を抑えようと提案してみた。

家を探そうとしたけど、なかなか良いのが見つからない。1700万円ほどの家を見つけたら、そこは部落地区から止めろと言ってくる。

場所とのバランスを考えて母親が気に入ったのは2700万円ほどする場所。まあ、でもそれは俺のためもあって言ってるんだろう。だから怒るということはなかった。

他の地区と色々検討しているときに、「もし結婚したとして、子供のことを考えるなら、荒れていると評判の地区は困るなあ」と俺が言うと一言

「なんで公立に入れようとするの?私立に入れたら良いじゃん」

あのさあ…。俺の金を何だと思ってるんだ?

母親教育費に関してすごく厳しい人だった。

俺は中学生の時、公立の2番手校に行きたがった。それを言ったら1番手校じゃないなら学費は出さない、と怒鳴ってきた。これは完全に見栄だけの理由。後から公立高校学費なんて高校生自身でも全然問題なく払えるレベルだと知ったことは置いておく。

結局、私立特待生学費免除になったんだけど、それでも俺の教育費が高いと文句を常に言われた。バスの定期代が高いとも言われたから学期の途中から自転車で通うことにした。片道40分。

それだけなら普通だろうけど、小遣い1円もくれないかバイトもして、特待生を切られないために勉強もして、成績は学年トップ5には常に入っていた。

浪人はしたけど(浪人中の生活費受験に関する金は母親父親も一切払っていない)、良い大学に入って名のしれた場所で働いている。

俺は間違いなく努力して、悪くない結果を出していると思う。

でも勉学については昔からボロボロに言われていた。

勉強なんかしても何の役にも立たない。勉強しか取り柄のないお前は人間としての魅力がない。運動出来ないノロマ運動が出来る従兄弟は格好良いな。本当にお前は格好悪いな」

ずっと言われてきた。でも勉強を続けてきた。

やっと手に入れた俺の結果を、かつて俺を馬鹿にし続けてきた母親は当てにしている。

家でも買って、なんて言ったのが間違いだった。家を買った後の生活費は俺が中心で出すことになるだろうけど、そもそも現状の生活費の切り詰めからからしておかしいから、いくら持っていかれるか検討もつかない。

母親は「生活が苦しくて、おかゆだけの日が続く」とか言ってるんだけど、ウォーターサーバーをもう何年も置いている。解約を提案したら絶対に逆上して会話にならないから言わないけど。

この間なんか、携帯電話ショップに言われて家にWi-Fi接続を導入したらしい(俺は見ていない)。でも実家パソコン置いてないんだよ。通信機器母親スマホだけ。そのスマホはちゃんと回線繋がってる。Wi-Fi要りますか?

Wi-Fiの解約を提案したら「解約手数料がかかる」ってさ。Wi-Fiに金を2年払い続けるのとその解約手数料今すぐ払うのと、額面計算して比べてくれよ。

こういうのをポンポン契約されかねない。その解約の度に金がかかって、所得に対して支出馬鹿みたいになりそうだ。

逆に、前にトイレ換気扇を俺が付けっぱなしにしていたら(俺は自分の家でもずっと付けている)、凄く文句を言ってきた。付けないことによって節約しているらしい。それで一ヶ月の電気いくら浮くんだよ。付けっぱなしでも300円程度だろ。こういうところで自分節約上手の生き方上手であるかのように振る舞ってくるのも疲れる。

で、月20万円で過ごせないのが信じられないから、月の支出を見せてくれ、削れるところを見直していこう、と言うと「何でプライベートなことをお前らに教えないといけないんだ」とキレる。

一緒に暮らしてやっていける気がしないよ。

育ててくれた恩は感じているけどさ、俺が母親から受け取ったのって、一般的な家庭からすれば遥かに少ないんだよ。それもありえないレベルで。

暴力暴言虐待日常茶飯事だったしな。夫婦喧嘩仲裁子供たちでやったことなんて数え切れない。

すねて飯を食わないと言い出した母親におかゆを作ったら、「しつこいんじゃ!!!」と怒鳴ってお椀をゴミ箱に突っ込まれたこともある。

それなのに俺が、一般的な家庭における息子が親に渡すものよりも遥かに大きな世話をする必要ってあるんですかね?

というか、俺がいるか母親は俺の金を当てにしてくるんだよな。元々俺は家の中で存在するはずのなかった子供なんだし、いなくていいよな。

残額800万に俺の取り分を加えた1000万を全部送信して、バックレようか。


【追記】

予想以上の反響で驚いています応援言葉をくださった方にお礼を申し上げますありがとうございます

いくつか補足をしておきます


・他の兄弟

兄弟も手伝ってはくれています帰省ときに小遣いを母親に渡したりしているそうです。自分は小遣いは渡していません。

本文からも退場したわけではなく、見直し提案したときには同席してくれていました。母のセリフが「お前らに」となっていたのはそのためです。

ただ、結婚していたり、正社員ではなかったり、ということで面倒を見るのは自分以上に困難と思われます精神的にどうかは知りません。

年金

年金はありません。還暦まで数年あります

父親から評価

評価は受けていたと思いますが、受取人が自分だったのは評価されていたからではなく、母を受取人に出来ない理由があったからです。(法的にどうなのか分からないので書きません。役所からはこの回避方法問題がないという回答をもらっています。)

から母は自分本来の受取人であり、「管理してもらっているのではなく、預けているだけ、本来自分の金である」ことを主張します。

贈与税がかかるから一度には渡せない、ということで自分扶養に入れて、生活費を送っています。(ここは法に触れたら金を没収されるものなので母もすぐに言うことを聞いた)

税金の話をするまでは、「私が正当な所有者なのに、あいつは私に金を渡さない。100万ぐらい持ってくるのが筋だ!」と兄弟愚痴を言っていたそうです。これは傷つきました。

文章力

ごめんなさい。元々上手い方ではないのですが、それに加えて感情が爆発しそうになっていたので、何を書けば自分感情読み手に伝わるのかよく分かっていませんでした。

思い出したエピソードを詰め込んだ感じです。

10日ほど前に、やはり腹が煮えくり返って書いたものがありますので貼っておきます。ただ、一部ノイズをかけようとして情報齟齬があります。両方にリンクを書き加えたのを以て本人だと見なして下さい。

自分語りかいつまんだつもりですが長くなりました。ごめんなさい。

http://anond.hatelabo.jp/20161204200529

・「生んで~」

自分母親に生んでもらっていません。兄弟母親の実子ですが。自分母親養子縁組をして母親扶養に入れています。ちなみに実母は実母で嫌いです。



から逃れる努力を始めていきます

親の虐待発言、行動の備忘録

http://anond.hatelabo.jp/20161219005939



【追記2】

先々月に姉が離婚をすると宣言した。今は撤回しているが。

騒動最中に、母に「それなら増田じゃなくて姉と一緒に住むっていうことを考えてみても良いんじゃない?」と言ってみた。

母の回答は「それは私も考えたけど、すぐに良い人見つかったらって思うとなあ……(だから住むなら増田)」であった。

姉が母と一緒に住んだとして、再婚すれば母から再び独立する未来が見えている。

増田が母と一緒に住んだとして、結婚しても母の面倒を見なければならない未来になっているということである

これが長い間引っかかっていた。増田からは一生搾取しても問題ないという認識なのだ

2016-12-12

スケオタとユーリファンアニメ齟齬とその他諸々のこと

日に日に尾鰭がついてここに匿名で書いたところでどうにもならないのかもしれないけれど。

まず、何故スケオタが自分たちが釣られたと思ってしまたかのこと。

一番の理由キービジュアル声優情報が出る前からアイスショー等に公式がスペースを出して宣伝に力を入れていたことだろう。

私自アニメもよく見るがかなり珍しい展開順だったのではないかと思う。

ファンなら誰もが知ってる振付師衣装ブランド名前も挙げられていたため結構盛り上がった記憶もある。

今でこそタブーになり消えたがキャラモデルになった選手たちも公言されていた。

スケオタ向けのメルマガアニメ円盤の特典映像についてのアンケート実施されたこともある。

ここまでするからには、実際の大会コラボし推奨作品になったりするようなスポ根ものアニメが見られると思ってしまったのだ。

スケオタだからこそ、普段見られないプログラム製作衣装作りの過程が見られるであろうことに勝手に期待してしまった。

実際私もスケ連も監修していると勘違いしていた。

勿論その後は個々人がどんな物語どんなジャンルを好むかの問題だし、今のままでも楽しんでいる人も悲観してる人も、追っている人も切った人もいるだろう。

ただ、本格スケートという部分にモヤモヤしている人がいるのは、スケオタについてはこういう事情があったことを分かって欲しいのです。

次に、本当にこのアニメは(当初からデリケートな性についての問題を描くつもりだったのかということ。このことについては私は否と言いたい。

だって、だったら男性キャラモデル実在女性スケーターを据え、彼女男性だったなら〜などと言えるはずがない。

(当初とつけたのはことが大きくなるにつれてこの設定が消えたからだ。)

他にも性についてやけに過激言動が目立つが、それらの言動が周囲から許容されること=寛容な社会なのではない。

異性間だろうと男同士女同士、それ以外だろうと常識マナーは一律であり、それはアニメ内だけでなくメタなところにも言えることで、

アニメだけを見て理解したつもりになるのは勘違いも甚だしいし、それを絡めて競技ルールや登場国の政治方針にまで言及するのはあまりにも危険なことだ。

少し矛盾するが最初、私は女性スケーターがモデルである件は好意的に受け入れていた。

創作における性の操作は繰り返されてきた表現手段であり現実世界問題とごちゃごちゃにして狭められるべきものではないと考えていたからだ。

しかし、このアニメファンが言うように本当にこのテーマを扱う作品なら話は別だ。

マナーの厳しいナマモノジャンルアニメ公式のものがなり得てしまうようなキャラ作りは避けるべきだったし、他記事にあった、LGBTを盾にしていると言われてしまうようなぼんやりとした作り込みで済ませられるようなものではダメなのだ

(ただし、この件は某原案者が盛り上がってるだけでアニメ公式の方はなにも言及していないのでなんとも言えない部分ではある。)

恐らく、話数が若い段階で物語方向性が変わったことは確かだ。オリジナルアニメではよくあることだし、製作スケジュールとの兼ね合いもあるかもしれない。

最初の項で書いたアンケートの、スケオタ自身の反応が芳しくなかった結果かもしれない(実際アンケートの取り方について少し炎上したのだ。)

ただ、その方向転換が大体的に打ち出したキャッチコピーを変えてしまもので良かったのか、変えた時点の残り話数で、実在するモデルがいると公言してしまった過去がある状態で描き切ることができる題材として正しい選択だったのか違和感を覚えてしまう。

長々と書いてしまったが、どちらのファンが悪いのかが言いたいのではない。スケオタの中にもどんどんヒートアップしてしまっている人もいる。ただ、苦言を呈している人が差別者呼ばわりされ、実在選手を盾に揶揄されることが悲しくてならないのだ。

早いもので残り2話だ。年明けも近い。ユーリファンもスケオタも納得出来るラストになればいいが、どうだろうか。

2016-12-10

結局皆、お見合い結婚に憧れている。

 『逃げるは恥だが役に立つ』というドラマ流行っている。

 要約すると最初便宜上契約結婚を交わして夫婦だんだんお近づきになり「本物の夫婦」になる話だ。

 こういう話は昔から日本人が大好きだ。男向け女向け問わず

 好きでもない相手同棲状態になったり、なかば無理やりお近づきになり、付き合っていくうちに本物の恋仲になる。

 そういうお話バリエーション含め、あなたはいくつも知っている。どれも人気作だ。

 少女向けコミックのそれ系統最近じゃ一月に一作は実写映画化されてるし、

 男性向けの場合は落ちものだとか、ハーレムものだとか呼ばれている(まあただハーレム場合、「好きでもない相手と〜」は一昔前の流行になってるかもしれない)。


 こういう系の恋愛物語がいったいなんで受け入れられやすいかというと、

 それは我々にとって(少なくとも概念的には)馴染みぶかい恋愛形態でもあるからです。

 見合い結婚メタファーからです。


 親や仲人から引き合わされて、ほとんど初対面の相手となんだかよくわからん結婚し、最初は家と家との結婚という感じだったのが、

 寝食を共にしていくうちに個人個人の「夫婦」になっていく。

この世界の片隅に』なんかもそうでしたね。

 あれが理想の「見合い結婚」、日本人の好きな「恋愛物語」のパターンです。


 日本人現在に至るまで実はアメリカ的な意味での恋愛結婚をよく理解していないのじゃないか、と思う。

 いやね、アメリカ人だってから自由恋愛バンザーイ!みたいによろしくやってたわけじゃないんです。

 50年代60年代あたりまでは、結婚相手なんて「ご近所さん」が普通だった。

 特に都市部では出稼ぎにきた移民労働者が、やはり移民であるお隣の娘さんをなんとなく良いな、と思って、デートを申し込んだり、

 あるいはいきなり「娘さんを僕にください」とやってきてそのまま結婚することも多かった(後新聞結婚相手募集広告出したりなんかしてた)。

 「結婚したあとで好きになっていく」パターンは実はわりと最近までアメリカにもあったんです。

 それが変わっていくのが60年代後半から70年代にかけて。

 カウンターカルチャーフリーセックス時代です。

 フリーセックスの方はエイズやらキリスト教保守派バックラッシュやらで廃れていくんだけど、

 自由恋愛のほうは残った。

 なぜなら自由恋愛が「技術的に」可能になったから。

 そう、電話の普及ですね。といっても、

 今みたいに個人につき一つってわけにはいかなかったけれど、約束を取り付けるのは楽になった。

 娯楽も増えたし、公民権運動余録女性地位も向上して女性選択肢もちょびっとながら増えた。

 なんたって50年代までは女性が単身で社会にでる手段なんて絶無に近かったわけですからね。

 やたら女性結婚を急いだのも実家という家庭から逃げ出したいところが大きかったんです。もっとも、結婚実家脱出したところで新しい「家庭」に囚われるわけですが。


 恋愛自由市場化が何をもたらしたかといえば、相手を「事前に」品定めできることでした。

 やはり恋人楽しい人じゃないといや。自分と合う人じゃないと。たとえば、音楽趣味映画趣味。本の趣味が合う人。

 食べ物の好みも重要服装センスも忘れちゃいけない。それに犬派か猫派かも……そうそう、絶対ウンコはもらさない人じゃないとね。


 こうして相手要求するリスト無限に増えていく。このうち一つでも「アウト」だとたとえその他の条件を満たしていてもバイバイさよなら、となりやすくなる。

 要求リストの細分化に貢献したのもやはり技術です。

 特にインターネット以後。フェイスブック以後。

 あなたは見知らぬ他人いくらでも知り合えるようになったし、その他人情報を一切会うことなしにいくらでも知れるようになった。

 メールSNSの発展は新しい人とのつながりを容易にもしたけれど、同時に既存のつながりの切断も容易になった。

 ネットで知り合ったあなたのカレの音楽趣味が最悪だと一分前にわかった? よっしゃ、ならメールを送るんだ。

あなたがそんな人だとは思わなかった。別れましょう」

 それで着拒すれば万事解決あなたは晴れてフリーだ。

 そういう人はまだやさしいほうだ。なかには、別れのメールすらおくらずに元恋人一方的ブロックする人間もいっぱいいる。


 アメリカではカジュアル出会えるマッチングサイトが普及しているけれど、

 日本ではまだ「出会い系」には抵抗がある人が多い。

 でも、なぜかアメリカ式自由恋愛マインドだけは心得ていて、相手への要求レベルは格段に細かく、高くなっている。

 知り合う手段は相変わらずインターネット以前のもの限定されているのに、意識だけはポストフェイスブックと化している。

 この齟齬は、なんだろう。

 といえば、おそらく日本人には「運命の人信仰があるからだと思う。

 「運命の人信仰とは、趣味が全部合うとか食べ物の好みが一緒だから好きなんだとか、そんなんじゃなくて、

 理屈抜きで前前前世から結ばれるべき運命だった人がいるんだよ、という幻想のことだ。


 そう、『君の名は。』だ。


 あの映画現代日本人の恋愛観が非常によく出ている。

 なんだか理屈はよくわからないが唐突に異性と結ばれて、

 わけのわからないまま同居生活を続けるうちに相手のことがなんとなく好きになって

 いつのまにかそれが運命だったということになっていく。

 実は構造的には『逃げ恥』と同じ話なのだ

 お見合いを引きずった現代日本人の恋愛観において重要なのは

 自分の好みと相手の好みが一致することではない。

 自分の好みを相手が事後的に受け入れ、相手の好みを自分が事後的に受け入れることだ。

 それは家父長的な家庭であれば、夫の好むを妻が一方的に受け入れなければならず、逆はないという非対称な関係であったけれど、

 現代恋愛物語ではそれがアップデートされて「お互い様だよね」ということになっている。

 理想論ではあるだろうが、まあ、理屈としてはそういうことだ。


 日本恋愛では、まず運命が先にあり、個人人格はあとからついていく。

 それはおそらく個人人格を認め合う自由恋愛の本義からは外れた思想なのだろう。

 でもまあ、なぜか日本人はそういうのが好きだ。

 結局、皆、自由恋愛最高!を謳いながらも、心の奥底ではお見合い結婚に憧れ、理想化しているのだ。

 

 

2016-12-07

くそムカつく社内の人間をどうにかしてどうにかコロコロしたい件。

正直喋りたくないから全部メールて済ませてるけど、返ってくるメールが全部腹立たしい。

依頼受けて一ヶ月も経ってないし、そうそうすぐに出きるもんじゃないけど~!

ていうか、私じゃなくて本社人間が遅いんだし。何回もやり取りしてるって伝えたけど、多分こいつ信じてないな。

あと、渡した通知書を自分だけに来たとか勘違いしてんのか?

そっから齟齬が生まれて互いに憎しみが生まれているのか?

かめても腹立つだけだから、あとこっちに責任転嫁するだろうし、やり取りもしたくない。

コロコロはいかなくても、家がボーボーしねえかなあ。不幸が訪れないかなあ。

2016-12-05

はてなブックマーク - ゲームのグラフィックが良くなりすぎると、グラフィックとゲームシステムのリアリティラインが齟齬を起こすんだけどどうすりゃ良いんだ? - Togetterまとめ

リアリティラインっつー意味では個人的にはシレン系の空腹度とかたいまつの時間制限、あるいはGTA系の走る時間制限があるのがイライラする

ゲーム性を高める上で大事意味をもってるといやあそうなんだけど

まあそれいい出したら最終的にはHPとかMP概念すら邪魔ってことになって常時無敵の俺つえーしかできないクソゲーになりそうだけど

2016-11-29

anond:20161128204503

それだけ志が高いのに、ギャラの配分云々は配給会社とかのしがらみに従わなきゃいけないんでしょ

本人も福山雅治映画でそこそこ売れてそこらのおばちゃんに顔覚えてもらったって喜んでるんでしょ

自己矛盾でぐちゃぐちゃになりそうな仕事だね

あと

女子高生タイムスリップという題材からはそろそろ離れないといけないのではないか

の部分

是枝監督としてはそんなものよりももっと別に撮るべきテーマがあるはずだと思ってるのかもしれないけど

新海誠監督はわりと本気でああいうのを好んで撮りたくて撮ってるように思えて

そのあたりに齟齬があるように感じる

2016-11-21

http://anond.hatelabo.jp/20130809115823

世界の溝について少し思ったことを書こうと思います

Twitterで回ってきたので、これと付随するいくつかのブログ記事を読みました。とても興味深くて面白かった。

自分はおそらく「高学歴の世界」側の人間なのだと思います

父親サラリーマンではないけれど、リンクした記事高学歴の世界の住人の特徴(?)には大方即していると思う。

私立小中高を出てそのままの流れで大学生になった。浪人する人はいたけれど、大学に行かないという選択肢を持つ同級生はいない。

「実は日本大卒ってそんなにいない」という文をみて本当に驚いて、大学進学率を調べた。だいたい50〜60%くらいらしい。

これが多いのか少ないのかは正直わからない。でも、大学に行かない40%強のことを自分は知らない。今数値としては知ったけれど、実感はない。どうやって生きてるのかもわからない。自分世界はいいから。

ギャンブル中毒とかホームレスとかも同じで、情報として知ってはいるけど知らない。

ギャンブル中毒の話はNHKでやっていたし、ホームレスは夜の新宿駅で見た。

極端な言い方をすれば、自分はそういう人たちを「同じ人間」だと思っていないのかもしれない。少なくとも、圧倒的少数派だとは思っていた。1億2千万日本人のうち、ホームレス新宿駅にいる十数人だけで、ギャンブル中毒なのもTVインタビューしていた数人だけだと、理解とは別に感覚的にそう思っている。

だって身の回りにそんな人はいないのだ。新宿駅日本でも有数の大きな駅で本当に色々な人がいるから、人口の0.01%にも満たないような人たちが存在するとしか考えられない。そこから電車10分離れた田舎にある最寄駅では、地面に寝ている人は酔っ払ったサラリーマンか具合の悪い人で、ダンボール生活用品を持っている人は倒れてないのだから

大学で知り合った友人が高校の時にアルバイトをしていたという話を聞いて、すごい!偉いね!と言ったら怒られたのを覚えている。世間では珍しいことではないらしい。

けれど自分高校生のころ、ローソン冷凍庫に入った高校生写真炎上した時、友人との間で「高校生なのにアルバイトしなきゃいけないなんて大変だね、かわいそうだね」という話が出た。当たり前に高校生アルバイトをする=普通ではないと思っていた。

同じ大学内、ある程度似通った生活環境の人が集まるところですら齟齬が生じる。

普通」は自分の育った環境定義されてしまうし、その枠外を理解はできても実感することはかなり難しいように感じる。

溝は確実にあるだろうけれど、基本的に人はその溝に無自覚だと思う。溝を超えること、価値観理解することは可能だとしても同じ価値観で生きることは多分できないのだろうなと思った。

2016-11-18

「能」という演劇破壊

能を見ておかしいと思ったことはないだろうか? 演劇としてあまりに狂っていると。

なぜ演劇にとって一番重要役者の表情を能面で隠すのか?

なぜ老人を演じるときは背筋を伸ばし、かくしゃくとして演じよと言うのか?

古典演劇と思われている能であるが、その思想は非常に先鋭的であり未来である

ここではその具体例を2つほど見てみよう。

1、能面という想像力ツール

演劇映画では役者の顔が目の前に見えるので、その役者特定イメージがついてしまう。だからこの役にこの役者イメージが合わない、この役者の演技は役と合っていないという観客も出てくる。

しか小説なら文字人物描写はあれど、人物の絵面は読者各人の想像力自由に描けるので演劇映画のような役と役者イメージ齟齬という問題はなくなる。

能がなぜわざわざ面をつけるのかといえば、面という匿名の顔によって観客の想像力を阻害しないように配慮しているのである。つまり小説と同じように記号だけ提示して(笑顔とか悲しみの顔とかを大まかに提示して)、読み取りは観客任せなのだ

小説で言うと「彼は小さく微笑んだ」という文章があったとして、最終的にどの程度の笑みなのか想像するのは読者である。それと同様、能は表情すらも観客の想像力に任せているのだ)

思うに近代西洋演劇はあまりに観客という存在を忘れすぎた。反対に能は強烈に観客の存在意識し、観客に対し作り手としての参加を要請しているのだ。

2、リアリティ合理性への挑戦

近代演劇というのは、当たり前であるが「リアリティ」というものを重視する。

老人を演じるなら、よぼよぼで背中を曲げて、耳が遠いよう演じなければいけない。

これは確かに老人のように見える。実に合理的な演技だ。

しかし、それは本物の老人といえるのだろうか?

能は正反対理論によって成り立っている。

まり老人を演じるなら、背筋を伸ばし、かくしゃくとして演じよ、というのである

これはなぜかと言えば、老人とは「常に若くありたい」と願う存在からである

老人と見られることは弱者、無力な者と見られることである。だから老人は老人と見られることを嫌い、自分はまだまだ若いと思う。

その心情を表現してこその演技であるから、老人らしい見た目にこだわるなど愚の骨頂。老人の心境とは遠くかけ離れた「リアリティのかけらもない演技」と能は捉えるのである

ポリティカルコレクトネス』がオタクを『守った』ことはない

ポリティカルコレクトネス」は、政治的に勝ち取るものだと思っていた

そう、まさに、少し前までの「ポリコレ」という言葉は、こういう意味で使われていたはずだ。

まり女性だとか、黒人少数民族障害者など。

すでに政治的闘争を経て決着した、これら社会的弱者差別してはいけない、地位を向上していきましょうという合意のことだ。

@tyk97さん連続Tweet:乙武さん入店拒否の件から考察する「グローバルいんちき」というプロトコル - Togetterまとめ

@H_Nobunagaさん連続Tweet:乙武さんの件、橋下市長の従軍慰安婦の件とPolitical Correctness - Togetterまとめ

上記リンクは、ネットPCという言葉がよく使われだした頃の議論だ。

人種文化のるつぼである移民国家アメリカで、マイノリティ闘争を経た末に権利を勝ち取り、歴史を逆戻りさせることのないよう不可侵約束事となった、それがポリコレ

個人的にも得心が行ったし、Twitter上の頭の良さそうな人たちにも概ね好評だったので、なるほどポリコレというのは政治的運動で勝ち取るものなのだな、と思っていた。

オタク差別してはいけないというのは、特に社会的コンセンサスなど取れていないので、PC範囲ではない。

そこに突然、君たちもPCで守られてきたんだよ、なんて言われたら、はぁ?となるに決まってる。

どうやら、本来意味もっと普遍的ものらしい、が・・・

ところで、ポリコレ辞書的な意味は「差別偏見が含まれないよう配慮された言葉」で、マイノリティに限らないものらしい。

ポリティカル・コレクトネス(英: political correctness略称PC)とは、政治的社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別偏見が含まれていない言葉用語のことで、職業性別文化人種民族宗教ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別偏見を防ぐ目的表現を指す。

ポリティカル・コレクトネス - Wikipedia



しかし、オタク差別されてる!とか噴き上がってるエントリなり発言なりに対して「うんうんそれもまたポリコレだね」と答えた者が、過去にどれだけいたのだろうか。

オタク蔑視文句があるなら、先人の手柄にフリーライドするのではなく、オタクオタク政治的主張をしていくべき、という意見を何度も見た。

その意見自体は正しいと思う。ある程度他から借りてこられる部分はあるにせよ、当事者が声を上げなければ始まらない。

しかし、それをポリコレという言葉を使って表現しているのは、過去には殆ど、あるいは全く、見たことがなかった。

今日これだけポリコレという言葉が溢れているにも関わらず、だ。

まり、多くの者は暗黙には「ポリコレ政治的闘争を勝ち抜いた一部のマイノリティを守るもの」と認識していた、と考えるのが自然だ。

オタクオタク以外のものに守られていたのは事実

いや、オタクPCで守られているという意見も、言いたいことは多分理解できてるつもりだよ?

オタク表現規制しようとする勢力がいるのと同様に、

オタク側にも、俺達の趣味蔑視するな!アニメゲーム犯罪を結びつけるな!と主張する権利は認められているし、現にそうしてきた。

今後のオタク努力次第では、アニメゲーム等の趣味職業蔑視してはいけませんという社会的合意が取れる(つまりPCになる)可能性もあるだろう。

PCという概念否定したら、その未来すらも否定してしまう。

これまでマイノリティ尊重を訴えてきた方々のお陰でオタクも少なからず楽になっているんだ、という意見も見た。

それは至極尤もな話だ。

一口オタク差別というと内容が非常に曖昧だが、表現に関わる職業に対する差別、それを消費する趣味に対する差別オタクという属性のものに対する差別等があるだろう。

この中のいくつかは、オタク以外の政治家運動家たちによって改善された部分も少なくあるまい。

言葉の使い方を突然変えるな、という話

それでも、少なくとも現時点では、オタク蔑視するのは社会的非難されるような行為ではない。

オタクマイノリティなので地位向上に取り組みましょうという社会的な動きがあるわけでもない。(むしろどんどんマジョリティ化していきそうだがそれは別の話だ)

ポリコレオタクの事も守ってきた」というのは、単純に言葉の使い方がおかしいんだよ。

たとえ辞書的には正しい用法だろうと、相手認識齟齬があるときはちゃんと説明して使って頂きたい。

それをしないのは「消防署の方から来ました」とやってることは同じだ。

はてなブックマーク - べるお@冬コミ落選マンさんのツイート: "だから「俺らはポリコレで割を食ってばかりだ」って言い分には全然賛成できないんだ。ポリコレのない世界で毎日投げつけ

何でもかんでもポリコレに含めるな!テメエの身はテメェで守れ!我々はお前のママじゃねぇ!→あれもこれも全部ポリコレが守ってきたんだ!ポリコレ否定したらお前も死ぬぞ!って変節にしか見えないんですよ。2016/11/13 00:41

最後に、今回の騒ぎを端的に表現していたブコメ引用させて頂く。

2016-11-13

マスダとマスダ

結婚

結婚することを『ゴールイン』みたいに表現することあるだろ?」

「あるね」

「でも、その後の生活もあるわけで、それをゴールと表現するのはどうかと思うわけ」

「じゃあ、ゴールはどこだ?」

「うーん……離婚?」

離婚するために結婚するわけじゃないだろ」

ゴール

結婚がゴールでないという以上、別の地点をゴールにしなければならない」

「いっそゴールなんてないと考えてもいいんじゃない

「いや、人生永遠に続くわけではない以上、確実にゴールは存在すると考えたほうがいい」

「うーん、となると、やっぱり死ぬことがゴールになるのかなあ」

死ぬために人は生まれてきたのか」

「何か哲学的な感じになってきた」

輪廻

「冷静に考えてみたんだが。ゴールをどう解釈するかがキモなんじゃないか

「例えばゴールは無数にあるとか?」

「そう。現実陸上競技だって、一つのレースだけ出て、そこでゴールしたら他のレースには出れないってわけじゃない」

「つまり結婚するというレース』と考えるなら、そこをゴールに定めることは間違いではないかもしれない?」

「それだ。仮にそのレースにゴールしても、その他のレースには出場できるし、しなくても別のレースに出場できる」

「数多あるレースを『人生』で一括りにして、ゴールを一つにするから齟齬をきたしていたのかあ」

何だかんだでそれっぽい結論が出たな」

「けど、結婚することをゴールと定めてもいいとして、それはそれで新たな問題が」

「ああ、スタートをどこにするかだ」

2016-11-10

id:zyzyはもう駄目だなありゃあ

社会的制度として合意が取れているもの自分脳内妄想区別がついていない

多くのはてサがそうではあるのだが一際ひどい

自分脳内妄想現実との間に齟齬があると現実(そしてそれを直視している人間)の方を『矯正』しにかかる

ああなっちゃうと人間おしまいだね

2016-11-09

http://anond.hatelabo.jp/20161109162053

お前こそちゃんと読め

俺は先にメンタルフィジカルテクニカル必要レベルに到達してないが故に本来楽しいはずの知的好奇心や探求心を満たすことができないか

それに耐えられる挑戦者を妬んでるっていってるんだよ

転げ落ちるところまで含めて挑戦者挑戦者の本懐だから

失敗や不幸を他人から笑われたとしても挑戦者にとってはどうでもいいことで

妬む者の目的意識挑戦者不快感攻撃することでは事実齟齬が生じる、挑戦をやめるわけがないし、意味いか

山師が山で死ぬ精神性も理解できない・かみ砕けないのなら分析するフリをせずに※個人の感想ですって一番最後に付けろ

2016-11-07

何で稼がないの?論的な何かについて

将来的な貧困云々を予想する人も共通する特徴は、国民の平均所得の変化だけを論じて、

その変化に応じた社会システムの変化に /まったく/ 無頓着なところ。

日本人の異常なほどの持ち家志向は、高度成長期住宅に異常なほどの供給不足が生じたことから

例えば賃貸において需要側が不当に不利な契約をさせられる、といった社会問題が続発したため、

「持ち家がなければ生活が安定しない」という社会的コンセンサスが背景にあった。

だが、当時と社会状況が大きく変化した現代ですら、まことしやかに「持ち家がなければ高齢者になってから路頭に迷う」と喧伝され続けている。

ところが、現実賃貸物件全国的な空き室率が5割に近付きつつあり、よほどの好立地でない限りは需要側が不利になることはない。

持ち家を所有するにしても、かつてはほとんど見られなかった中古物件リノベーションするパターンが増えている。

状況が変化すれば、消費行動が変化するには当然なことだろう。

多くの人間は不利な状況になっても現状を維持し続けるほどにはバカではないので、環境が変化すればそれに応じて社会システムも変化する。

から現在の状況が完全に維持されるという謎の前提で将来予想をしても、実際の結果とは全く異なった予想にならざるを得ない。

若者特有の消費行動や価値観というのも、環境の変化に応じた社会変化の一種であり、適応の結果である

中高年世代はそれをしばしば批判するが、それは旧世代環境に応じて身に付けた価値観現実齟齬を来たしている結果に過ぎないのであって

端的に言って旧世代社会的不適応を起こしている事例としか言いようがない。

2016-11-06

詳細設計書いらないってどういうこと?

自分今の会社しかいたことないし設計周りの概念って会社によって全然うから

イマイチ想像ができないんだけど、今の仕事の流れって

上流の人「はい超ザックリと基本設計書書いたよ、こういう機能作って欲しい」

下流ぼく「ふむふむ、これは具体的に実装するとするとこんな感じになりますね、細かく書いた詳細設計書どうぞ」

上流の人達「うん、これで認識齟齬ないよ、元請さんにもOKって言われたよ。こんな感じでお願い。」

下流ぼく「上流の人からこれで問題ないって言われたよ、この詳細設計書を元にみんな作ってね」

下流の他の人たち「はーい!カタカタカタ」

こんな感じで仕事進めてんだけど、詳細設計書が消えるってなるとどこがどう変わるの?

どの辺の工程おかしいの?

2016-10-31

http://anond.hatelabo.jp/20161031003240

議論を噛み合わせようとしない輩を創作(と言うか半ば例題)にて説明してるが、ここで創作のものの質について意見してるあたりがメタになってて草が生えざるを得ない。その上情報齟齬に話を置き換える始末。アホかこいつ。



一応ブコメしたけど100字じゃ足りないのでトラバでも。

もしかして、僕がブクマしている元増田自体の質を意見しているように読まれました?

だとしたら、ごめんなさい、誤解させてしまいましたね。

僕が議論が噛み合わないと感じる創作を読むとイライラする、という話で、元増田の質には何も感じていません。

例を挙げるとカドが立ちそうなので挙げませんが「作者が意図せず」噛み合わない議論を続ける作品が苦手という意味です。

作中で「議論が噛み合わないおかしな奴」が登場するのは、イライラしないのですが、

作中で筋の通った議論のように、元増田の紹介しているピントのずれた議論が行われるような創作物があって、それが苦手なのです。

情報齟齬の話は、僕が勝手に僕の中でよくある例としてカテゴライズしてしまっただけで、間違いですね、申し訳ないです。

2016-10-26

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.「飴をくれる人に付いていってはいけない」といわれますが、なぜそういう大人があげるアイテムは飴なのでしょうか。

この「飴をくれる危険大人」というイメージは、割と昔からあるようだ。

1968年製作映画チキ・チキ・バン・バン」では、とある悪役が子供さらうために、餌としてアメを用いているシーンがある。

まあ、もっと探れば歴史がありそうだが、少なくとも「飴をくれる危険大人」というイメージは、1968年あたりから既に確立されていたというのは確か、だというのが私の見解だ。

Q.なぜ「政治的正しさ」という言い回しがされるのですか。

正しさというものは多側面から見ればいくらでもあるので、側面的に見なければ齟齬をきたすからさ。

恋愛工学とかで考えた方がいいことに数学を持ち出して、その数学的な正しさが破綻していなくても適切とはいえないだろう?

Q.タバコや酒の税がきついのはなぜですか。

まあ、一つは「大義名分」だな。

タバコや酒は嗜好品で、体にいいものでもない。

まつわるトラブルによる悪印象も強く、社会的嫌われ者だ。

から、税を徴収したいとき、そういうもの増税対象として都合がいいのさ。

まあもう一つの理由は、身も蓋もない言い方をすれば「それでも買う人がいる」からだな。

過去にも何度か増税があったが、今なお多くの人が愛用している。

まり、たくさん税を手に入れられて国は喜ぶ、喫煙者や酒飲みの肩身が狭くなったとして善良な市民も喜ぶ。

タバコや酒も高くなりつつも享受自体容認されたまま。

Win-Winというわけさ。

2016-10-21

http://anond.hatelabo.jp/20161021165748

イラストエロい」という条件を満たしたときは、必ず「現実乖離」してる

と言ってるので、当人との間には齟齬は無いと思う

http://anond.hatelabo.jp/20161021165349

イラスト」のエロ問題

を「イラストエロい」と翻訳するところで齟齬があったのではないかな。

現実と絵が等価エロいなら

と言っている通り、このケースでも「絵がエロい」と言うんだろうよ。いや、言わないほうが頭おかしいんだけど。

オタク文化でのエロス記号は、非オタ文化コンテクストとズレている。

最近駅乃みちかに関して東京メトロが荒れている。

鉄道むすめとのコラボで新たに駅乃みちかイラスト作成されたのだが、

その姿がいかがわしいと苦情が殺到しているらしい。

しかしながら私はエロゲアニメ雑誌などで

あいった表情、ポージングが艶めかしい物として扱われている場面をあまり見たことがない気がする。

オタク文化セクシーを表しているとされるイラストでは、

挑発的であったり、動揺を悟られないように堪えていたり、どこか当惑したような表情だったりではなかっただろうか。

キャラクターがくだんの駅乃みちかのように恍惚とした姿を見せるのは、

大抵の場合、何らかの対象に向けた羨望や感激を表現するためだと思う。

しかしながら、漫画アニメゲームというオタク文化以外に目を向ければ、

腰をくねらせ口を半開きにし、頬を赤くして、そして蕩けた目つきで何かを見つめている姿は色めかしさの記号として扱われることもなくはない。

体にまとわりつくような衣服表現もそうだ。

私が思うには、あのように肌質や皺を誇張して描かないと、「立体感に乏しい、塗りが甘い」とみなされてしまうからそうしているまでだ。

アニメクオリティが高いからこそ、一枚絵ならばより描きこみを多くしなければならないという不文律があるということだ。

自然なまでに光沢感を強調したかつての「エロゲ塗り」もそのような差別化の末に確立されたはずであろう。

駅乃みちかのような"萌え系"が自治体公共事業キャンペーンに起用されるといつも猥雑か否かという言い合いが起こるのは

オタク文化とその他マジョリティ齟齬に対して誰もが無頓着であるからなのかもしれない。

2016-10-20

http://anond.hatelabo.jp/20161018125858

まさにいま沈没していってる船の上で一切のまともな修理をして来なかったのが、今までの世代の奴ら。

時代は常に動き、今までのやり方では、完全に齟齬が出ているのに何ひとつ治そうとしなかったのが今までの世代の奴ら。

若い世代は船を修理したいと思っているんだけど。

だってこのまま全員が長時間労働続けたら、マジで子供出来ないよ?いつ作るの?

日本人減り過ぎて、少数の働く人間が大量の老人を支えなきゃならなくなって、高負担でまた子供を育てられなくなってって悪循環で、どの道終わるんだけど。

社会保障年金だって、いつまでまともに機能するか分からない。

どうせ終わるなら船の修理ぐらいやらせろ。

>おれらのオヤジたちが作り上げたものをのうのうと食いつぶしてるのは

今の日本を作り上げたのはお前のオヤジではないと思う。思い上がり過ぎ。

今の日本の土台を作ったのは、もっと上の世代

その世代財産を食いつぶしてるのが、失われた20年間を一切立て直せなかった奴ら。全員。

なんで今まで間違った事がずっと続いて来て、しか経済の低迷という「大失敗」を招いているのに。

今まで通りやれば全部上手く行くと思うんだ?

科学実験で失敗した方法を何度も何度も何の改善も無く繰り返して、「成功しない」って言ってる奴が居たら、そいつは頭のおかしい奴だろ。

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