鉄道むすめとのコラボで新たに駅乃みちかのイラストが作成されたのだが、
ああいった表情、ポージングが艶めかしい物として扱われている場面をあまり見たことがない気がする。
挑発的であったり、動揺を悟られないように堪えていたり、どこか当惑したような表情だったりではなかっただろうか。
キャラクターがくだんの駅乃みちかのように恍惚とした姿を見せるのは、
大抵の場合、何らかの対象に向けた羨望や感激を表現するためだと思う。
しかしながら、漫画、アニメ、ゲームというオタク文化以外に目を向ければ、
腰をくねらせ口を半開きにし、頬を赤くして、そして蕩けた目つきで何かを見つめている姿は色めかしさの記号として扱われることもなくはない。
私が思うには、あのように肌質や皺を誇張して描かないと、「立体感に乏しい、塗りが甘い」とみなされてしまうからそうしているまでだ。
アニメのクオリティが高いからこそ、一枚絵ならばより描きこみを多くしなければならないという不文律があるということだ。
不自然なまでに光沢感を強調したかつての「エロゲ塗り」もそのような差別化の末に確立されたはずであろう。
問題はそんなところにはない。 アニメ雑誌はまだ、ヒステリックに自分にとって不快なものを叩き潰そうとするこじれた人達に見つかっていないだけだ。 もしくは、見つかってはいるが...