はてなキーワード: バターとは
あ、まず前提として、
はたして貴女を幸福にするかどうか、それはまた別問題だけれど。
したがって、釣り師たる女たちにとっては、
なかなかあなどれない釣り場です。
では、ワイン大好き男に「どのワインが好き?」と訊ねられたとき、
まず最初に、その男がレストランのグラスワインや西友のワイン、
あとはイエローテール、そして(毎週行くほどではないけれど)イタリアンが大好きな、
貴女はかれの目を見て、微笑みとともに質問など無視して、こう言いましょう、
「わたしが、家でカプレーゼとローストビーフつくってあげる♪」
これこそまさに必殺の答えです。
そこでワイン大好き男が、えへへ、とやにさがったならば、
貴女は、ひそかに、「カプレーゼ 盛りつけ、ローストビーフ 簡単な作り方」あたりをググって
ひそかに練習しておきましょう。これで成功まちがいなしです。
ただしその男は金を持っていません。
皆様には「シロクマ」や「わかった」と言えば通じるでしょう。
しかし、ここでは、もう少しハイブロウな(?)いわゆるVin(フランス語でワインのこと)好きの男の
落とし方をお伝えしましょう。
赤坂のワインバーで85を飲んだことがあるの。香りもさることながら、果実味・ミネラル・酸が完璧なバランスを保っていて、まるで完璧な結婚式みたい。
もしも貴女がそう答えたならば、
かれの貴女への恋心は、
20%増量になるでしょう。
ミネラル、グレープフルーツ、レモン、ライム、パイナップルの溌剌とした香りを漂わせつつ、
完璧なバランスの味わいを持つ、誰もが驚愕する異次元の美味しさ、
しかも、モンラッシェは「三銃士」「モンテ・クリスト伯」を執筆したアレクサンドル・デュマが
「帽子を手にし、跪いて飲むべし」とまで讃えた、
本来なんの接点もないまったく縁もゆかりもない別々の世界に生きている、
フェイト・テスタロッサ系の綺麗系美人と、玉もあれば石も混じっている、そんなワイン大好き男たちが、
●
では、参考までに、危険な回答を挙げておきましょう。
なるほど白ワインは、一般的に飲みやすく美味しいことが多いジャンルです。
しかし、「良いワインを何一つ知らないし、ワインの区別も付かない」という、
ただのなんちゃってワイン好き女だと思われてしまう危険性があります。
「白ワインが美味しいお酒」というずぼらな考えは、ワイン大好き男にとっては天敵なんです。
また、もしも貴女が「ドンペリ大好き♪ あたしドンペリしか飲まないの♪」
と答えたとしても、同様の効果をもたらすでしょう。
確かにドンペリはそこそこ美味しいです。
ですが、あなたの飲んでいる最新ヴィンテージのドンペリ(恐らく02か03でしょう)はまだ飲むに早すぎ、、
シャルドネの個性が強くて、バランスが今ひとつ取れておらず、そのポテンシャルを見せていません。
ドンペリしか飲まないと言うと、ブランド好きの女だと勘違いされるでしょう。
どこかの社長がドンペリをdisっていましたが、彼はまだ25年以上熟成し真価を発揮したドンペリを知らない未熟者です。
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20130327
「わたし、DRCが好き、エシェも飲むけど、
最高に好きなのはリッシュブール♪ あの深淵で膨大な世界観に陶酔しちゃうの。」
と、答えたとしたらどうでしょう?
たしかにDRCのリッシュブールは、ラベルがトラディッショナルであるのみならず、
味も最高においしいんですけれど、
しかし、貴女の答えを聞いて、ワイン大好き男はきっとおもうでしょう、
(なんだよ、超お高くとまった女だな、カネかかりそう。俺まだ飲んだことねーよ)って。
なぜならば、ルフレーヴはふつうのOLにもマニアにも愛される幅広いラインナップを持つ素晴らしいドメーヌ(醸造家)で、
しかもワイン大好き男が夢中になっているブルゴーニュの一本なので、
貴女がその名前を挙げても必ずしも、あなたがワインおた宣言をしているとは受け取られないでしょう。
しかし、たとえば、ほんのり甘口の飲み心地のマルセイユ・ダイスのゲヴェルツトラミネールにせよ、
美しい酸がたまらないにプラガーのグリュナーフェルトリナーにせよ、
ニューワールドのレベルを完全に超えた美しいエラスリスのソーヴィニョンブラン・シングルビンヤードにせよ、
オークのような素晴らしい重厚感とミントの茶目っ気さを感じるグランジにせよ、
力図良い華やかさと上品さを持つ三銃士の1つギガルのラトゥルクにせよ、
日本人が作り出したニュージーランドのトッピピノ、クスダのピノノワールにせよ
セコイアの樹のような重厚さを感じるモンダヴィのオーパス・ワンにせよ、
熟成感が素晴らしくボリューミーなルイス・パトのバイラーダにせよ、
サクランボの美しさを集結させたようなジャック・セロスのロゼにせよ、
ましてや貴女が、「コントラフォンのムルソー・ペリエールが大好き♪
わたし、もう55、65、75、85、95、05を村名も含めて垂直水平で飲んじゃったんだけど、
丁度熟成のピークにきていた75が最高だったの♪」
と答えたならば、どうでしょう?
これはかなり博打な答え方で、
なるほど、コントラフォンは1868年、ジュール・ラフォン伯爵により設立された歴史のある生産者で、
あなたがそう答えた瞬間、ワイン大好き男がいきなり超笑顔になって、
しかし、逆に、(なんだよ、この女、ワインおたくかよ)とおもわれて、どん引きされる可能性もまた大です、
なぜって、必ずしもワイン大好き男がワイン大好き女を好きになるとは、限らないですから。
男たちは、女を導き高みへ引き上げてあげることが大好きゆえ、
もしも貴女が、「コントラフォンのムルソー・ペリエールが大好き♪ 水平垂直全部飲んだの♪」なんて言ってしまうと、
そこにはもはや、男が貴女をワイン教育する余地がまったく残されていません、
したがって貴女のその答えは、
ワイン大好き男の貴女への夢を潰してしまうことに他なりません。
ま、ざっとそんな感じです、貴女の目には男たちはバカでスケベで鈍感に見えるでしょうが、
しかし、ああ見せて、男は男で繊細で、傷つきやすく、女に夢を持っています、
貴女の答え方ひとつで、男の貴女への夢は大きくふくらみもすれば、
一瞬で、しぼんでしまいもするでしょう。
●
では、スキットを繰り返しましょう。
赤坂のワインバーで85を飲んだことがあるの。香りもさることながら、果実味・ミネラル・酸が完璧なバランスを保っていて、まるで完璧な結婚式みたい。
そして、その瞬間、ワイン大好き男の目がらんらんと輝いたなら、
貴女はこう重ねましょう、
「それからね、いま、わたしが行ってみたいのは、
ブルゴーニュのドメーヌ巡り、もっとあなたと一緒にブルゴーニュのことを知りたいの。
あなたの好きなヴォーヌロマネの赤も気になるし。
これでもう完璧です。
そうなったらこっちのもの、
マダム・ルロワを見習ってシャネルの可愛く動きやすいワンピースを着てゆきましょう。
では、ワイン沼の底から貴女の、愛の幸運と幸福をお祈りします!
元ネタ:
http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002457/dtlrvwlst/3464106/
http://anond.hatelabo.jp/20130509010206
http://d.hatena.ne.jp/tokoroten999/20130510/1368113084
http://anond.hatelabo.jp/20130510224636
感想:ラモネの85バタールモンラッシェ、テイスティングで飲んだけど60mlで13,650円しました。超絶美味しかったけど。
マイノリティがこつこつ積み上げてきた主張が、過去の自称同胞のウェブ炎上によって「どっちもどっち以下に」発言力を引き下げられてしまう光景は
賽の河原で石を積む子どもの側から鬼が石の塔を崩すがごとく悲しい情景だ
「なりすまし」にしても上記の通り
義憤を憶えてつぶやく人達の中にも、守るどころか足を引っ張って迷惑かけてるのにウェブ炎上の原因なのに悪評の原因なのにのうのうと
クラスタにべったりで離れようとしない人もいる そこだけが居場所なのかもしれない
自作自演の可能性を訴えても何も考えずにRTする大衆が信じればそれが事実として広まる
つぶやき地獄では横の繋がりが鮮明になるから繋がっていると、誰かが誰かを敵に廻すと横のつながりにも粘着したがる人がやってくる やっぱ増田がいーよ
ネットの悪口とか一見大量に見えるけど、2chやTwitterで同じパターン書き込まれてるから一人~数人のクラスタで同じこと大量にあちこちで書き込まれてるだけだなと思う
悪口のスパムコピペ化やつぶやきで復垢大量に使ってdisるアレのことね
何歳だろうが落ち度があったとみなされれば、敵だと見なされれば「正しさ」の旗の下に晒され、拡散され、排除され、disられ、嫌がらせされ、家族の悪口まで
言われ、職場には嫌がらせや脅しの電話をかけられ、挙句の果てにはIDか職を失う人もいる
レベルの高い人が経験値の低レベル~初心者を狩る初心者狩りの世界だ ゲームバランスの悪いサバンナ
SNSで言われてることやプロフィールは何一つ信じない位で丁度良い
女子大生がおっさんかも知れないし、マジョリティがマイノリティに、マイノリティがマジョリティに、別のサイトでは同名ペンネーム似た文体が真逆の態度取っていたりカオス
ネット暦長いかネット廃人高レベルな人はもう既に既知なことだと思うけど、低レベル~初心者が初心者狩りに遭うと心が打ちのめされ、大量のTLの流れにバターナイフで魂を
少しずつ抉り取られてオンライン/オフラインともに大ダメージ負うのでそれではゲームバランス悪いと思ったから軽くアドバイス 仕組みを予め分かるだけでも防御力UP
「正しさ」とか「悪い」とか「議論」所詮建前で SNSでいつも言葉汚い人はその攻撃性のはけ口を他人に求めて獲物を求めてさまよってるどっちもどっちで
27歳でいまだ童貞です。童貞です。童貞というのは、生まれて今日まで女性と性交渉をもったことがない男という意味です。書いておかないと誤解されると思うのであらかじめ断っておきますが同性愛者ではありません。よっぽど美少年なら抱きたい/抱かれたいというのは正直あるけど、現実にしたいとは思ってません。女性の小陰唇を直に見たことがありません。生身に女性の裸を見たことがありません。当然触れたこともないわけです。
なんで死にたいか順を追って説明してみたいと思います。結論から言うと、春になったからです。春になると、突然、街行く女性の服装が華やかになる。露(あらわ)になる白い二の腕。女子高生くらいの女性が太ももで僕を誘惑する。ショートパンツからにゅきっと生えたバターのように白い太もも、どこまでも白く透き通るような女性の肌の色。雪のように白いというけど、僕はややピンクがかった白い肌に興奮してしまうのです。実を言うと、昨日、あまりにも肌の露出が多いため、深刻な頭痛に苦しんでいました。緊張性頭痛というやつで、精神性のものです。地下鉄に乗ろうとしたのですが、西遊記の孫悟空を縛る緊箍児(きんこじ)のように頭をギューギュー締め付けるのです。会社にいくつもりだったのですが、吐き気がして、自宅に返って風呂のなかに籠っていました。なぜ風呂に入ったかというと、先生が、リラックスすれば頭痛は消えると教えてくれていたからです。
女性の実体そのものはなんてことはないと思っています。それを男の脳というフィルターを通してみたときに、ひどく魅力的なものに見えるにちがいありません。いま、あなた私に「風俗行けよ」って言おうとしませんでしたか?風俗なんていやです。絶対に行きたくないです。お金に困って嫌々働いている女性は、女はカネで股を開く浅はかな生き物だと勘違いしている男を一日何人も相手しているんです。しかも、恥垢のたまった、悪臭放つデブ男のチンコをしゃぶらされ、精液を飲まされるのです。想像しただけで吐き気がしてきました。僕にはそんなことできません。もし、「1万あげるから、洗ってないチンポしゃぶって精子飲んでくれる?」と言われてできますか?イケメンならまだしも、おっさんや風呂に入ってなさそうな引きこもりのチンポしゃぶれますか?もしできるって人間は風俗に行けばいい。俺にはできない。自分がしたくないことを他人(ひと)にはできない。僕はなるべくこのルールを守って来たつもりだし、これからも守っていきたい。だから風俗には行けない。行ってもいいけど、相手は僕を人間として見てくれない、扱ってくれない。「オマエもそういう奴なんだな」っという目で、侮蔑の眼差しで見られる辛さ。僕は人間でありたい。だれも僕を人として扱ってくれないけど、僕は人間だ。人間でありたい。誰が何を言おうと人間だ。でも童貞には、そう発言する権利はない。
童貞というのは、人間として失敗したということだ。欠陥商品だ。本来ならリコールされるべきなのに、人権団体が俺の人権のために俺を苦しめる。童貞というレッテルは前科三犯よりも重い。シンナー吸ったり、Sやったりする奴よりも重い。だって、薬やってもテレビ復帰できるんだろ?日本中の人間が見る番組に出られるんだろ?父親がやくざであったとしても。でも、童貞は童貞というだけで、人間としての資格なしだ。人間失格という本は読んだことはない。太宰治はすぐ女ができるんだろ?
ああ女性は美しい。その存在が僕に平安をもたらす。水平線の彼方のように、さざ波ひとつもない、真っ平らな水平線を僕を連れて行ってくれる。僕はいまそこに行こうとしている。すべての絶望の淵は驚くほど安寧の地だ。あらゆるものが美しく見える。ベルリオーズの音楽が聴こえる。もうそろそろMBAの電源が切れそうだ。できるなら女性がいかにすばらしいそんざいであるか、僕自身の言葉で書いてみたかった。彼女たちは天使だが、天使という言葉では決して語り得ない。
最後に書いておきたい。世界はうつくしい。僕は幸せだった。日本に生まれてしあわせだった。願わくば、あなたにも、あなたのたいせつなひとにも幸福が訪れますように。みなさまのご幸せを心よりお祈り申し上げます。
・ヘイトをオフラインの移民街に召喚する呪文唱えたの「ネトウヨ」「ネット弁慶」と散々書き込みで煽ったサヨクだよ
ヘイト召喚呪文でオフラインの移民を苦しませておきながら、「ヘイトスピーチ」を批難するなんて白々しくて冷める
・拉致被害者や拉致家族への誹謗中傷書き込みや日本への危害を加える書き込み(RED事件、その他もろもろ)が
長年放置されながらのマイノリティへのヘイトスピーチの法的規制には日本人は共感しない
・有名人が韓流嫌いな位でウェブ炎上させられ職も喪わされ騒動後も「レイシスト」とネットで中傷され続けるのが現状の
日本で「ヘイトスピーチ」の法的規制なんて濫用されて、北朝鮮並に酷いディストピアになるに決まっている
今だってちょっと気に入らないこと言うと「レイシスト」「ヘイトスピーチ」ってレッテル貼られたり
最近見た例だと気に入らない人が「実名」だと「職場」に嫌がらせにいちゃもん電話かけたりする人は左右関係なくいるものねーどっちもどっち
アレ見ると「匿名」disって「実名」賛美する人の観測範囲にはこの状況は目に映ってないんだろうなと。
「実名」ってネットにおいては敵の弱味を探す(弱点を突く)為の最適のツールとして使われているのにね
・けれどどっちも本当に日本人や在日が誹謗中傷書き込んだかなんて分からないよね。ネットの「実名」が実は「実名」ではない
ことなんて多々あるし、女子大生がおじさんだったり、何度もウェブ炎上起こしていたりして悪評立ててる人と同じHN、文体で
別のコミニュティではXXってこともあるし そういう裏知らない人たちは上記の状況見ただけで「ヘイトループ」という名の
・人間の人格はバターみたいなもので罵倒語やdisで少しずつ削っていけば空っぽの廃人になるよ。罵倒語が日常になっている人達の中には、その過程を楽しんでいる恐ろしい人もいて相手が子どもだろうが容赦しない(横目でチラッ&消された時代の追憶)
ネットにはその手の魂を賭けた深淵のゲーム性がある。早く始めた方長くネットしてる方が有利で、人生経験が
泳法「共感のコード」と拡散力がキーアイテム 人の感情?気持ち?そんなものまとめサイトを見る大衆の前では日々消費される消耗品に過ぎない。
あなたの怒り、嘆き、苦しみ その書き込み全て 疲れたら用事を作ってMP回復するまでネット離脱しないと妄人になる ネットは陰界だから
・ネットの流れを泳ぎ導く「共感のコード」を使いこなせる人は少ない、頭が良くても色彩に染まりすぎても駄目。共感のコードを使いこなせる可能性があるのは他増田ではコロッケ増田のみ
コロッケ増田は防御力に優れてる 無力ではないちゃんとヘイトに手綱をかけて最悪の事態から周囲を守れている どうなろうがどうでもよいと思っていた増田に2時間かけてこれを書かせた
・増田はもう「共感のコード」がほとんど使えない。リア充になるほど他人の苦しみを深く分ち合い言葉に換えあるべき場所に導き出し上記みたいな人がかけたマジックワードの呪縛に苦しむ人々を解く暇が無い
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/22(火) 22:13:22.92 ID:wGB4KRcl0
1880年 アメリカ 安くておいしい改良型のマーガリンが開発される
↓
↓
政府「マーガリン1ポンドにつき2セントのマーガリン税を導入するわ」
政府「あとマーガリンの卸と小売を認可制とし、認可料が徴収するわ」
お客さん「マーガリンください」
↓
政府「マーガリンはバターと同じ値段で売ること、安売りしちゃダメ」
お客さん「マーガリンください」
↓
マーガリン屋「これからは国産(アメリカ産)の植物油を使うよ!油売って!」
↓
政府「酪農は大事だけど、もうマーガリン差別をやめざるをえないわ」
↓
医者「正直、バターは心臓ぶっ壊す毒です。マーガリンのほうがマシ。」
↓
乳製品業界「っしゃああああああああマーガリンは毒!マーガリンは毒!プラスチック!」
↓
簡単レシピが簡単ではないので、本当に簡単なレシピってものの例をあげる。
このくらい簡単なレシピを持って来い。
じゃあ、まず俺からだ。
用意するもの
直径18~22cmくらいのオーブンに入れることが出来る鍋
・牛すね肉1kg
・赤ワイン1本
鍋にスネ肉を入れる。パックから包装を剥いて入れるだけ。どんなにデカくても切る必要は無し。既に切ってあるならそれはそれでオッケー
コストが高くなるが、ドライトマトやドライトマトのオイル漬けだと一ランク上の味わいになる。
刻むのが面倒だけど、刻んだタイプもあるのでまあ。
とりあえず今回は包丁もまな板も使わないレシピってことでホールトマト缶で書く。
赤ワインを開けて、400ccくらい鍋に注ぐ。
肉がでっかい塊のままなら、中に塩が入らないから濃い目に味付けして、塊が小さければ調節する。
個人的には前者のタイプが好きだ。
肉がどっぷり浸るまで水を足す。
で、とりあえず煮立てる。
アルコールを飛ばしてから肉を入れなくて大丈夫かって?大丈夫だ。飛ぶ。
焼き目をつけて旨みを閉じ込めたほうがよくね?実はあれに科学的根拠はない。
男は黙って鍋に材料をぶちこんで煮るだけだ。
沸騰してアルコールの香りが部屋に立ち上ってきたら、アルミホイルで蓋をつくってオーブンに入れる。
200度で90分ほど。
放置でオッケー。
余ったワインを飲んで、いい気分になるのがいい。
そんでもって、DSで遊ぶか、スマホで好きな子にメールするか、ネットするかして、或いは次の日まで寝てしまえ。
干上がってくるので上の方は液面から肉が顔を出して焼き目がつく。
ビーフシチューに似るが、市販のドミグラスソースと違って小麦粉や砂糖が入ってないのでベタベタもドロドロもしない。
肉の量が半端ないので、冷えると煮凝りができるけどね。
・スープの素
コンソメやブイヨンのキューブもお勧めだが、ダシダっていう韓国風の牛骨スープの顆粒が意外と合う。ウェイパーはやめとけ。
あるなら入れるといい。薬味用のおろしニンニクをひと匙加えればよし。ブラックペッパーは粗挽きならなおよし。
野菜から甘味が出る。俺は皮は剥くが切らない。小さく刻むと野菜の味が抜けきってしまうのでおすすめできない。
・バター
会社の近くの弁当屋が「ごめんなさいもう限界です」って50円値上げしたんだよ。
小麦粉やバターの値上げもあったし、スーパーに行けば「野菜が高騰中」みたいな張り紙がしてあってきゅうり1本88円でびっくりした。
あとはそんなに知らないんだスマン。少なくともゲームの値段は10年前からあんまり変わってないか少し安くなってるかもな。でもこれってCD何枚も使わなくて済むようになったせいじゃないかと。
だから少なくとも日用品の範囲でデフレが進行してるようには見えない。
むしろマックですら一時期より値段上げてきてるし、パック売りのものは値段は据え置きだけど量が減ってて実質値下げという状態。
文字通り。工程を終えると美味しい焼きたてパンと少し片付いた部屋が手に入るよ!
0、片付けたい場所を一箇所だけ紙に書く。できれば太めのペンで、でっかく。「キッチン」とか「クローゼット」とか「机のまわり」とか。一言で言いあらわせるような範囲で。
1、パンの材料を用意する。
A(ビニール袋に入れて軽く振っておく)
・強力粉250g
・ドライイースト6g
・砂糖大さじ1
・塩小さじ1
※強力粉買ってきたらとりあえず全部このセットにしてしまってる
・バター15g
・40度程度のぬるま湯160cc
※温度計があるといいらしいけど、沸騰させたお湯を水で割ってる
2、こねながら15分シミュレーションする
・ぬるま湯を一気に袋に入れて片付ける場所を眺めながら5分こねる。
3、15~20分片付ける
・タイマーをかけて、袋の真ん中に生地をあつめてそのへんに置いとく。
・あとはタイマーがなるまでシミュレーションのとおりに片付ける。
4、生地を成形
・袋を切り開いて、ガス抜き。四等分にしたらクッキングシートを敷いた天板に丸めて並べる。そのうえに切り開いた袋をかける。
5、15分片付ける。
・オーブンによって時間がかわるかんじ。うちのは200度で35分がちょうどいい、あんまり火力がないらしい。
7、少しきれいになった部屋を見ながら焼きたてパンを食べる。
補足
このお話はたぶんフィクションです。実在の個人や企業とはあんまり関係ありません。そういうことにしろください。
10年前、20代になったばかりの頃の僕は、今思えば本当に最低な生活を送っていた。高校を中退し、実家とは疎遠で、友達もなく、金もなく、夢も希望もなく、ただバイト先と自宅を行き来するだけの毎日。いつも視界には霞がかかったようで、底の見えない空虚さだけが僕の心を支配していた。
それでも趣味らしいものはあった。オンボロマシンにRedHatを入れ、ダイヤルアップの細い回線で自宅サーバを立て、Perlでガラクタのようなプログラムを動かす。そんな子供じみた遊びだけど、プログラムを組んでいるときだけは空虚さを忘れ、画面の中に没頭できた。
ただ、そのときの僕はもうすでにいろんなものに打ちのめされていて、若者にありがちな全能感などというものは霧散していた。自分がプログラミングで何かを成すだとか、それを仕事にしようなんてことは一切頭になかった。このまま夢も希望もなく人生を終えるのだと、そう思っていた。
それでも転機は訪れる。
勤めていた工場で派遣切りにあった僕は、「働きたくないでござる! 絶対に働きたくないでござる!」とか言いながらニート生活をしていた。そろそろ翌月の家賃も払えなくなってきたころ、派遣会社から電話がかかってきた。「プログラム開発の仕事があるんですがやりませんか?」と。そういや履歴書だかスキルシートだかに、Perlがどうたらとか書いたっけ。実務経験もない中卒に仕事まわすとかwww ……とは思ったものの、このままでは本気でホームレス一直線だったので引き受けた。
派遣された先は従業員数10人くらい、パートさん含めても50人くらいの小さな会社だった。現在手書きの伝票でやっている処理をWeb化したいのだという。システム担当者はおらず、事務員さんがExcelやAccessを使える程度。すべて僕一人でやらなければならない。マジか。
ともあれ、まずはサーバである。後々の運用を考えるとLinux系は使えない。事務所の片隅に放置されていたWindows 2000マシンにApacheを入れてそれでよしとした。
次はデータベース。でもこの頃の僕は「正規化ってなんれすか?」というレベルだったので基礎から勉強した。なんかMySQLってのがいいらしい→社長に申請→「今Access使ってるからそれでいけ」→「はい」→パフォーマンスの面で問題出るだろうなとは思ったがしょうがない。
次は言語。最初はPerlで書こうと思ってたけど、PHPってのが流行ってるらしいのでこっちにした。ウホッ! いい言語……。
そして業務内容を把握するため、現場をあっちこっち駆けずり回りながらヒアリングする。ときには部長から愚痴を聞かされ、ときにはパートのおばちゃんから誘惑され、そんなこんなを繰り返し、仕様をつめていく。
そして数ヶ月かけて開発したシステムの稼働である。そのときのことは今でも忘れない。
現場の人がラインからデータを入力する。サーバにデータが送られてくる。別の事業所からも送信されてきてる。問題ない。事務員さんが伝票処理を行う。問題ない。すげえ、ちゃんと動いてる。お遊びで作ったプログラムではなく、本当に本気の業務用プログラムである。それを僕が1人で作ったのだ。このプログラムで業務がまわり、利益を生み出すのだ。社会に対して、何らかの作用を及ぼすのだ。僕みたいなクズにでも、そんなことが可能だったのだ。
そのことに気付いたときの感動を、僕は今でも忘れない。
それからちょっといろいろあって、ホームレスになった。うん、急展開なのはわかってる。でもこの間のことは語ってもあまり面白くないし、公序良俗に反する話もあるのでざっくりはしょる。どうせフィションなんだから細かいことを気にしてはいけない。
話を戻そう。
ホームレスになってからの数日はひどい精神状態だった。足元から世界が崩れていく感覚。視界がぐにゃりと歪む。帰りたい。でも帰る家がない。だからホームレスというのか……というトートロジーを何度繰り返しただろうか。
もうあまり覚えていないけど、このときの僕は本当にもう何もかもどうでもよくなってたと思う。ただ、自分の全財産がバッグ1つしかないということに対する心地よさ、開放感があったのはよく覚えてる。そんな状況で地べたに座り込んで見る風景。きっと、今はもう見えない。あの頃の僕にしか見えない風景が、そこにはあった。
いろんな人と出会い、流れ流れて、最終的に西成のあいりん地区にたどり着いた。関西圏の人には説明不要かもしれないけど、よく言えば日雇い労働者の街、ぶっちゃけて言えばホームレスのメッカである。今はもう綺麗になってしまったし、治安もそこそこよくなったけど、僕がいた頃はまさに「カオス」としか表現のしようがない状況だった。
どこから持ってきたんだといいたくなるようなガラクタばかりを並べた泥棒市。簡素な骨組みにビニールシートをかぶせただけの飲み屋。「ないかーないかー」と声が聞こえてきたので見てみると、警察署の近くなのに道端で堂々と丁半博打をやっている。コンビニのトイレの張り紙には「トイレが詰まる原因になるので注射器を捨てないでください」とある。いやトイレが詰まるとかの前に気にすることがあるだろ。ケンカなんて日常茶飯事。頭から血を流したおっさんが普通に歩いてる。数百人規模で並ぶ三角公園の炊き出しは圧巻。四角公園の炊き出しでは誰もいない場所にワンカップの瓶とかがたくさん並んでる。何かと思って聞いてみたら「あれで並んどることになってん」と返ってくる。学食の席取りルールみたいだ。ああもう全然書ききれない。
でも一番印象に残っているのは、南海線の高架下、うず高く積まれたゴミ山の前でガラクタを解体していたおっちゃんのこと。奇声を発しながらハンマーを振り下ろしていたおっちゃん。その両目は、これ以上ないほどにキラキラと輝いていた。その鉄屑を売った金でビールが何本買えるか皮算用でもしているのか、あるいは幸せになる魔法の薬でもキメているのか、そのときの僕にはわからなかったけど。
そして、人生を投げ出していた僕に付き合ってくれたおっちゃん、あなたのことも忘れません。モーニングをおごってくれて、いろんな話をしてくれて、聞いてくれて、役所の福祉課まで連れて行ってくれたおっちゃん。あなたがいなければ、僕は今でも西成でぬるま湯の日々を送っていたかもしれない。
いろんな人に助けられて、ホームレスの施設に入ることになった。舞洲という人工島にあるのだけど、これがまた周囲に何もないのだ。スポーツ関連施設、ゴミ処理場、物流センターが点在するくらい。コンビニ1件ありゃしない。だけど施設での生活は意外にも楽しかった。2段ベッドが6つ並んだ12人部屋。むさくるしいけど、みんなバラエティに富んでいた。刑務所上がりのいかついおっちゃん、虚言癖のひどいおっちゃん、ほとんど一日中寝てるじいちゃん、薬のフラッシュバックがひどい兄ちゃん。そんな人達の中で過ごせば、自分がどれほどクズであっても気にならない。やはり僕はこちら側の人間だと再認識した。
市街地にある施設へ移ってからはいろんな仕事をした。生駒の山奥にドブさらいに行ったり、事務所移転のバイトで腰をやってしまいそうになったり、なんやかんやあったけど、長くなるのではしょろう。結局のところ、またプログラマをすることになるのである。
そろそろ身バレしそうな領域に入ってきたのでここでもう一度強調する。このお話はたぶんフィクションです! たぶんフィクションです! 大事なことなので2回言いました。
そう、またプログラマとして働くことになった。今度は従業員数300人くらいの大きな会社である。日本人なら誰でも知ってるであろう大企業の子会社ということもあり、本社からの出向社員は東大京大卒当たり前みたいな状況。そんな人達の前で中卒の僕が前に座ってプレゼンやら仕様検討会やらをするのだ。何の罰ゲームだよ……。
最初に思ったのは、「ここにいる人達は育ちがいい」ということだった。みんな礼儀正しい。喋り方や立ち居振る舞いまで、今まで僕がいた世界とは何もかもが違っていた。まるでドラマに出てくるような「ちゃんとした人生を送っている人達」だ。そんな人達に囲まれていると、「生きていてごめんなさい」と言いたくなる。本当に。
他に驚いたこと。社内で連絡を取り合うのにメール使ってる。やばい。社内メーリングリストとかもある。やばい。定期的にミーティングとか勉強会とかもする。なにそれ怖い。自分がいっぱしの社会人になったかのような錯覚に陥る。ちょっと前まで西成でゴミ拾いのバイトしてたのに。「勘違いするんじゃない! 西成の日々を思い出せ!」と何度も自分に言い聞かせ、自我を保った。
とはいえ、萎縮してばかりもいられない。気付いたことはどんどん提案した。あちこちに散らばっている共通の処理をライブラリ化したり、サーバで負荷がかかっている部分を改善したり。却下されたものも多かったけど、採用されたものもそれなりにあった。業務の改善案を考えるのは楽しい。誰かがプログラマの三大美徳に「無精」を上げていたっけ。極度のめんどくさがりで、楽をするための苦労は惜しまない僕には、こういう仕事は天職なのかもしれない。
システム開発の方も順調に進んでいた。この頃はMicrosoftですらWeb版のOfficeを出すような状況で、デスクトップアプリに比べても遜色ないレベルのWebアプリがどんどん出てきていた。この会社で開発しているのも、そんなAjax技術を多用したWebアプリだ。JavaScriptを用いた本格的な開発に最初はとまどったけど、書けば書くほど言語が自分の手に馴染んだ。クロージャ、prototypeといった基礎をちゃんと学ぶと、書けるコードのレベルが段違いに上がっていくのが楽しかった。
仕様にもこだわった。実際に使う人がどんなふうに操作するのか、何度も何度も脳内でシミュレートし、どんなUIが最適なのか、データ構造はどうするべきか考え、実行速度とメンテナンス性の板挟みに苦しみ、何度も何度もリファクタリングを繰り返す。
そのとき開発していたシステムは、メイン画面でほとんどの処理を行うタイプのものだったのだけど、そのメイン画面のJavaScriptコードは最終的に1万行を超えた。もうこの頃にはJavaScriptでのオブジェクト指向的な開発手法というものも自分なりに構築されつつあった。そしてこのカチャカチャとした手触りの、安物のオモチャのような言語は、僕の一番好きな言語になったのだった。
そんなある日、僕が作ったシステムのメインユーザーである他部署の偉い人が来て、開口一番こう言った。
この機能が素晴らしい、とか、あの発想はなかったわ、とか、とにかくべた褒めして、そして去っていった。機能追加要望の前口上だと思って身構えていた僕は拍子抜けした。「あの人が他人を褒めることなんてめったにないよ、すごいね」と近くの席の人が言う。
どこにもはまることのない歪な歯車。その僕が、社会という大きな機械の中に組み込まれる音だったのだと思う。まあすぐに外れてしまうのだけど。その一瞬だけは、僕は確かに社会の一部になれたのだ。
これからどうするか? 今の技術力ならそれなりのところに就職できるかもしれない。でも僕にはやってみたいことがあった。半年かけて海外を旅するのだ。
今、僕の手元にはまとまったお金がある。こんなのは人生で初めてのことだ。そして僕は今、どこにも所属していない。どんなところに行ったっていいし、何をしたっていい。この先、そんな状況がどれだけあるだろうか? 人生長いのだ、そりゃあ何度だってあるかもしれない。でも今回やりたいことをやらなかったのなら、僕はきっと何度だってやらずにいるままだろう。
もちろん怖くなかったわけじゃない。なにせ海外なんて行ったことがなかったのだ。ずっと極貧の生活をしてきた僕は、国内旅行だって満足にしたことがない。
いろいろと考えた。ない頭を使って考えた。自分の英語は通じる? 病気になったときは? 荷物をなくしたら? あれこれ考えると心配事ばかりが頭をめぐって、わけがわからなくなる。
最終的に決定打になったのは、自分が何も持っていないという、この状況だった。
そう、僕は何も持っていない。家族も友達も、夢も希望も。だけど、そんな人間だからこそできることがあるんじゃないかと思ったのだ。何も持たないからこそ、どこにだって行けるし、何にだってなれる。それはタロットカードの「愚者」みたいなものだ。愚かな者は恐れも何も知らぬからこそ、無限の可能性を秘めている。
心を決めたら後は早かった。
パスポートを取得した。航空券を手配した。住民票を海外転出した。トランクルームを借りた。住んでいた部屋を引き払った。
空港へ向かう電車の中で、懐かしい感覚に襲われた。あの日、ホームレスになったばかりのころの感覚。世界が足元から崩れていく感覚。でもあのときとは決定的に違うことがあった。それは、今回は自分が望んでこうなったのだということ。流されるまま生きてきた僕が、初めて自分の人生に対して主導権を得た。それだけが決定的に違っていた。それだけで十分だった。足の震えは、これからの旅路への、期待に対する震えなのだった。
自分とは異なる人種、異なる言語。街の看板すらまともに読めない。レストランの注文すらおぼつかない。ちょっと電車に乗るのも大仕事だ。それでも時間をかけてひとつひとつなんとかしていった。
見知らぬ街の匂い、喧騒、バケツをひっくり返したようなスコール、旅の中で出会う怪しい人、優しい人。僕の前でたくさんの風景が流れていく。
川辺のレストランで昼ご飯を食べた後ボケーッとしていると、猫が膝の上に乗ってくる。動くのもめんどくさくてボケーッとしてたら日が暮れてた。そのまま猫と一緒に晩ご飯を食べた。そんな日もあった。
長距離列車に乗っていたとき、車内食にピーナッツバターのようなものが付いていたので、普通にパンに塗って食べた。でも梅干的なものだったらしく、めちゃくちゃ酸っぱかった。「すっぱ! すっぱ!」とかやってたら向かいの席の女の子が爆笑していた。僕も笑った。そんな日もあった。
最初は少し移動するのにも大変な思いをした。でもいつの間にか、ローカルバスに乗って気ままに旅するようになっていた。
たどたどしかった英語も、日常会話程度なら普通に喋れるようになっていた。
いろんな国のバックパッカーにもたくさん出会った。お互いつたない英語でやりとりするのも楽しかった。今度は彼らの国にも行ってみよう。だからいつか世界一周に出ようと、僕は心に決めた。
こんな旅に出たところで自分は何一つ変わらないと思ってた。でも、何かが変わってきている。それが何なのかはわからない。たとえば図太さだったり、適当さだったり、そういうのもあるのだけど、何か違う。それよりもっとプリミティブなもの。感情になる前の感情、行動になる前の行動。マグマのような熱量を持ったドロドロとしたものが、自分の中に渦巻いているのを感じる。それがいつ形を成すのかはわからない、今はまだ。だけどいつかどこかで、忘れた頃にひょっこり出てくるんじゃないかと思う。そのときを楽しみにしていよう。
そして夢のような日々は終わる。
日本に帰ってきたとき、手持ちの金は10万以下だった。部屋は解約していたので住むところもなかった。普通にホームレスだった。僕は焦らず慌てず、西成へ向かった。
しばらくはドヤ(安宿)に泊まった。一番安いところなら500円から泊まれる。西成はいいところだ。
前の会社から戻ってこないかと誘われたけど、「働きたくないでござる! 絶対に働きたくないでござる!」と言って断った。
いや働きたくなかったのは本当だけど、もう1つ理由があった。職業訓練で組み込み系を学ぼうと思っていたのだ。
スマートフォン含むタブレット端末の市場がこれからも拡大していくのは間違いない。そうすると必要になってくるのは組み込み系の知識。いやアプリ作るだけなら必要ないかもしれないが、そういった知識があれば、自分ができることの幅がぐんと広がると思う。
それに、今の僕には基礎的な力が圧倒的に足りない。すべてを独学で、我流でやってきたけど、やはり限界を感じる場面が多々あった。だから今回ちゃんと体系的に学んで、足元を固めようと思ったのだ。
結果的には正解だったと思う。本当に基礎の基礎から学べた。
ブレッドボードを用いて回路を組むところから始まって、アセンブラ、C言語、組み込みLinuxでのデバイスドライバ開発、アプリ開発。これまで高級言語の十分に進化しきった部分にしか触れてこなかった僕にとっては、どれも難しかったけど、どれも面白かった。これからどういう道に進むかまだわからないけど、ここで学んだことは絶対に無駄にならないと思う。
そうして職訓で勉強するかたわら、悶々と考えていたことがある。世界一周についてだ。
今はまだ金もないし、そんな金を稼げるあてもないのだけど、いつか(たぶん10年後くらいには)行こうと本気で思っている。
ルートだけでも今から考えておこうと思って、いろいろと旅程検討アプリを試してみたのだけど、どれもいまいち使い勝手が悪い。海外のものも含めて探しまくったけど、自分が思うようなものは見つからなかった。
だったらもう自分で作るしかない。せっかくだから就活のときにポートフォリオとして使えるよう、ちゃんとしたWebアプリを作ることにした。
最初の1ヶ月は地図APIの選定と、検証コードを書き捨てるだけで終わった。
2ヶ月目は基礎部分の構築だけで終わった。
3ヶ月目に本気を出し、ほぼできあがった。
そしてベータ版をリリースした。 http://planetter.com/
それが先週の話。
だからこのお話はここで終わりだ。正確に言うなら、ここから先の展開はまだわからない。
10年間を振り返ってみて思う。あの頃と比べて、何か変わっただろうか?
家族や親類とは縁が切れたままだし、いまだに人付き合いは苦手だし、金はないし、夢も希望もない。それは今でも変わらない。ただ、あの頃あれほど感じていた空虚さは、跡形もなく消えている。
西成の高架下で見た光景を思い出す。ガラクタを解体していたおっちゃん。あのキラキラした目。たぶんあの瞬間に僕は、自分にとって一番大切なものは何なのか、心の深い部分で理解したんだと思う。
世界一周だなんだというのも本当はどうでもいい。僕はただ、いつだってドキドキしていたいのだ。
初めて人を好きになったときの気持ち。知らない街で暮らし始めたときの気持ち。そして、プログラムが思い通りに動いたときの気持ち。
それを持ち続けていたいのだ。いつだって新しい世界にワクワクしていたいのだ。
ふと目を閉じれば、まぶたの裏に映る、あの日のメッセージ。
"Hello world!"
このお話はたぶんフィクションです。実在の個人や企業とはあんまり関係ありません。でも、ここに綴った僕の想いは、ノンフィクションです。
ドライフルーツについて
こんにちは。栗田智仁です。
果物を生で食べるのも、すごく好きなんですが、ドライフルーツもすごくお手軽でいいですよね。いつでも、どこでも食べられるし。
寒さが増し空気が乾燥する時期は、干し柿や干し芋などの乾燥食品が多く出回りますが、最近では、欧米や中国原産の様々な果物を乾燥させたものも、季節にかかわらずスーパーなどでよく目にするようになりました。
ほとんどの果物は水分が多く含まれているので長持ちしませんが、乾燥してドライフルーツに加工することで長期保存が可能となります。
ドライフルーツは「保存食」として、旬の時期でなくても味わうことができる食品なのです。
また、ドライフルーツに加工することで水分が減り、総重量も減ってしまいますが、ミネラル、食物繊維などの栄養成分が凝縮されるので、生のフルーツよりも少量でたくさんの栄養をとることができ、「健康食」としても利用することができます。
さらに、ドライフルーツは、そのまま食べるだけではなく、料理のバリエーションを増やす食材としても活用できます。肉や魚にドライフルーツを加えることでやわらかくしたり、朝食のシリアルに混ぜて、彩りを増やすことができるのです。
ドライフルーツにはこのような特徴があり、日々の偏りがちな食生活を改善するためにも常時、食卓の上に置いておきたいものですね。
ドライフルーツは、少量で効率よく栄養分を摂取できるといわれていますが、生の状態と乾燥した状態では、栄養分はどれくらい変わるのでしょうか。
ドライフルーツとして最もなじみ深い干しブドウを例にあげてみると、女性に不足しがちな鉄分が生の状態では100グラムあたり0.2ミリグラムであるのに対し、乾燥させたものでは2.3ミリグラムと約11倍も増えているのです。
またアンズでは、日本人に最も不足しているカルシウムが、生の状態では100グラムあたり9ミリグラムであるのに対し、乾燥させると70ミリグラムと、約8倍にもなります。
このように、ドライフルーツは、生のフルーツよりもその一粒に栄養が凝縮され、現代人に不足しがちな栄養分を少量で効率よく摂取することができる食べ物なのです。
しかし、その分カロリーも凝縮されていることに注意しなくてはなりません。少ししか食べていないつもりでも、かなりのカロリーを摂取している場合があります。
毎日少量ずつバランスよく食べるのがもっとも健康的な食べ方なのです。
皆さんは、もう自分に合ったドライフルーツを見つけましたか?気に入ったドライフルーツだけを摂るのも良いですが、ここでちょっと冒険してみてはどうでしょう?
一種類のドライフルーツだけでは得られる効果や味が単調になってしまいます。
日によって摂取するドライフルーツを変えたり、得たい効果によって1日に2種類ずつというように組み合わせて食べることで体内に影響する効果も変わってくるのではないでしょうか?
無花果は見た目がグロテスクなために、敬遠する人も中にはいるかもしれませんね。しかしイチジクの見た目に騙されてはいけません!無花果が持つ豊富なカリウムは血圧を下降させる効果があり、高血圧の予防、貧血、便秘を防止してくれます。見た目と効果は別物ということですね。
老化が気になる人にはドライプルーンが一押しです!プルーンは皮ごとフリーズドライされているため、栄養素も多く、なんといってもポリフェノールの含有量が多いところに着目!アンチエイジング効果に期待が持てます。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、体内を活性酸素から守ってくれます。他にもガン予防や美肌率アップなどといった効果が期待できます。
ドライフルーツには水分を取り去ったことによりビタミンCがほぼ無いと言えるものと、乾燥させることによって増加するものがあります。
マンゴーにはもちろんビタミンCが多く含まれているのですが、ビタミンCよりもビタミンAが豊富です。
ビタミンAには抗酸化作用があり、悪性新生物(ガン)などの予防や老化防止効果、美容効果などが期待されます。
こんにちは。栗田智仁です。
今日は、ドライフルーツを使ったレシピを紹介しようと思います。
ホットケーキミックス 100g
砂糖 15g
卵 1個
牛乳 30cc
お好きな具(今回はアプリコットのドライフルーツ) 好きなだけ
<作り方>
1 ドライフルーツは細かく刻んでおく。
2 ボウルに全部の材料を入れて、よく混ぜる。
3 プリン型などの容器やカップケーキ用のカップなどに8分目くらいまで流し込む。
4 プリン型の容器を使用するときは、取り出しやすいように、容器の内側にバター(マーガリンも可)を薄く塗ると良いです。
5
焼く前はこんな感じ。
6 180℃に温めたオーブンで25分程度、様子を見ながら焼く。表面に焦げ目がついても、中がまだ焼けてないことがあります。
7
焼き上がりです♪
コツ・ポイント
バター(マーガリン)はレンジなどで溶かしてから加えてください。
種類はなんでもオッケーでできれば季節のもの、旬のものを選んでいます。
果物に含まれている果糖はすぐに脳のためのエネルギーに変化しやすいため
子供にとっても、目覚めがよくなり午前中から勉強に身が入るようにするためにも
すぐに脳のエネルギーに変わる栄養素果糖をとることはお勧めなのです。
ビタミンを摂ることができるので
1年2年と続けていくと
しかも、簡単なのがいいですよね。
ただ洗うだけ、皮をむくだけで
食べられるのは忙しい朝の味方です。
その場合に気をつけなければいけないことは
食べる果物は1種類のみにすることです。
複数の種類の果物を組み合わせることはしないでください。
簡単に達成できてしまうので
なんて言うときに、すぐに実践することができ、また効果的に体重コントロールができるダイエット法ともいえます。
元気でエネルギッシュな朝を過ごしたい方は朝食に果物を取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、簡単にちょっと増えてしまった体重をコントロールしたい方は
朝食を果物のみにするダイエットをしてみてはいかがでしょうか。
美味しく簡単にできてしまう栗田智仁お勧め健康法&ダイエット法です。
こんにちは。栗田智仁です。
フルーツにもいろいろありますが、シュガーアップルは最近とても注目されているフルーツの一つ。
シュガーアップルは、正しくはバンレイシ(番茘枝)といい、一般的な和名は「釈迦頭(しゃかとう)」。台湾の代表的なフルーツです。
シュガーアップルは、その名のとおり甘みが強く、砂糖を噛むようなジャリジャリとした食感があります。
シュガーアップルが大変美味しいフルーツであることは事実ですが、このネーミング、なかなかナイスですね。
ちなみにこのシュガーアップルの仲間には「カスタードアップル」というのもあり、こちらもシュガーアップルに負けず劣らず食欲を誘う名前です。
果物屋さんで売られているトロピカルフルーツのバナナとパイナップル、そのほかはマンゴーやパパイヤあたりがせいぜいで、シュガーアップルのような比較的知名度の低いトロピカルフルーツは、特に田舎では売ってない店の方が多かったのではないでしょうか。
しかし近年はネットショッピングによるトロピカルフルーツの販売も盛んなので、シュガーアップルもカンタンに買うことができるようになりました。
こうしたお店は、基本は生ですが、腐りやすく、かつ冷凍しても美味しいフルーツは、冷凍した状態で売っているケースも多いようです。
冷凍なら腐ることを気にしないで購入・保存できますから安心ですね。
もちろん解凍して食べてもいいですよ。
それだけに、「シュガーアップル」が何であるか、まだ知らない方も少なくないのでは?
シュガーアップルは正しくはバンレイシと呼ばれるトロピカルフルーツ。
トロピカルフルーツがお好きな方なら、「バンレイシ」の方が馴染みがあるかもしれません。でも、「シュガーアップル」の方が食欲がわくかも……。
シュガーアップルの美味しい食べ方としては――やっぱり基本は生で。
果肉の色は白く、リンゴと洋ナシを掛け合わせたような味で、とても甘い。
シュガーアップルは牛乳との相性も抜群なので、牛乳と一緒にミキサーにかけてジュースにするのもいいでしょう。
シュガーアップルは、ほかには冷凍して食べるのもおいしいです。
通販などでは、腐りやすいこともあって冷凍されたものが売られているケースも多いです。フルーツは基本的にはアイスクリームやシャーベットにしてもおいしいですが、シュガーアップルも例外ではないようですね。
人間の乳は乳固形分(チーズになる部分)が少なく、乳清(ヨーグルトの上澄みの部分)が多い。
シャバシャバして、コクがなく、ほんのり甘い。
大人が牛乳を飲んでも下痢しないが、人乳を飲むと下痢する人がほとんどだろう。
初期の粉ミルクは、脱脂粉乳に乳糖とホエイパウダー(乳清を粉末にしたもの)と脂肪を足したものだったと思う。
わざわざ脱脂したあとに脂肪を足すってのは、原料の保存性の問題だな。
脱脂しないと日持ちしないんだ。
脂肪分というのは、開発当初はバターチーズのパウダーだった気がするけど、今は母乳に組成を近づけてるはずだ。
その他に、体によいといわれる不飽和脂肪酸は母乳よりも強化してるくらいだ。
ようするに魚の脂とかも入ってるんだ。
生臭そうだけど。
それから、各種ミネラルも配合してるし、オリゴ糖やらなにやらも入ってて、そういう点じゃ母乳以上の栄養バランス。
でも、それでも勝ってるかどうかは微妙なとこなんだな。
マウスで実験しながら開発してるから、粉ミルクでマウスは育つはずだ。
ヒト用の粉ミルクで育つってことは、人間の乳でも育つんじゃないかと思う。
逆に、ネズミの乳で人が育つか?
年初は「ステマ」「ステマ」ってうるさかったけど、最近「ステマ」って言葉使ってます?
最近、はてブの人気エントリーで、毎日一個はCookpadの記事が入ってますよね。
あれって不自然じゃない?まぁウマそうなんだけど、わざわざブックマークするほどのもんなのかと。
今日上がってたのはこれ、
「ハマると太るバターサンド by coe [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが119万品」
http://b.hatena.ne.jp/entry?mode=more&url=http%3A%2F%2Fcookpad.com%2Frecipe%2F345217
調査をしているときのブックマーク数は88users。全員じゃないにしてみ、まぁ、こんくらいの数であれば、スクリプト組めば一人でブックマークすることも可能だ。
ブックマークしている人を調べてみる。
まずこの人
http://b.hatena.ne.jp/pazupazu/20120422#bookmark-90798346
この日のブックマークはこれ
特に怪しくない。
続いてこの人
http://b.hatena.ne.jp/haroldooo/20120422#bookmark-90798346
6/7がcookpadの記事。かなり怪しい。前日は
http://b.hatena.ne.jp/haroldooo/20120421?with_favorites=1
2/5かぁ。前々日は、
続いてこの人
http://b.hatena.ne.jp/mei-xing/20120422#bookmark-90798346
この人は、
http://b.hatena.ne.jp/spica38/20120422#bookmark-90798346
一個だけか、前日はどうかな?
http://b.hatena.ne.jp/spica38/20120421?with_favorites=1
あ、黒だね。
この人は、
http://b.hatena.ne.jp/kaja1192/20120422#bookmark-90798346
一個だけか、前日は?
http://b.hatena.ne.jp/kaja1192/20120421?with_favorites=1
特に怪しくない。この人は白。
この人は、
http://b.hatena.ne.jp/s19505091/20120422#bookmark-90798346
3/4がcookpad、違うサイトのもうまく盛り込んでるのか。前日はどうかな?
http://b.hatena.ne.jp/s19505091/20120401?with_favorites=1
この人は、
http://b.hatena.ne.jp/nanbonanako/20120422#bookmark-90798346
ひとつだけ。前日は、
http://b.hatena.ne.jp/nanbonanako/20120416?with_favorites=1
この人は白だな。
この人は、どうかな
http://b.hatena.ne.jp/mai_025/20120422#bookmark-90798346
2/4か。前日は、
前々日は、
かなり、怪しい。毎日一個はCookpadをブックマークしている。俺は黒だと思うね。
この人は
http://b.hatena.ne.jp/kanakoko/20120422#bookmark-90798346
うむ、前日は、、、
http://b.hatena.ne.jp/kanakoko/20120420?with_favorites=1
前々日
http://b.hatena.ne.jp/kanakoko/20120420?with_favorites=1
黒っぽいね。
面倒なので、このくらいで書くのをやめるが、ほかも調べたが、Cookpad率が高い人がブックマークしている傾向がある。
まぁ、もしかしたらCookpadしか興味がない人が、ただ単にはてブしている可能性もある。
だが、私は、
これらを考えると、ステマをやっている可能性がかなり高いと勘ぐっている。
君たちはどう思う?
http://anond.hatelabo.jp/20120321091227 を書いた増田だけど
そのあと職が安定して金の余裕ができるとコンビニ飯や外食がふえた
今はコンビニ飯やめてる
ただ台所の広さと清潔さだけには同意かな
今年に入ってからどんなに不味くても面倒でも自炊しかしないようにした
適当に野菜炒めて、時々魚を食べて、腹持ちが足りないときはパスタか芋か豆か米を足すだけで三ヶ月生活できてしまった
肉は高いし保存がよくわからないのでなし
魚は市場で売ってるのでたまに買う
自炊はじめて驚いたのが塩ぜんぜん使わないということ
野菜や魚やチーズからでるうまみやら香辛料やらで十分おいしくて、塩って殆どいらない
マヨネーズもほんの数センチ入れるだけでマヨ味が影響するのでほんとにちょびっとでいいと学習した
なにも調味料いれてないのに、トマトから出るダシだけで味が濃いということもあった
日持ちするから、業務用のでかくて安い奴をかった
アホみたいなでかい容器に入ってるバジル(乾燥のとペーストのと)が安かったので
ちっちゃい瓶に入ってるスパイスとかすぐなくなるし高い
塩全然使わないのにも驚いたけど、もっと驚いたのは習慣ってすげーってこと
以前は料理が面倒ですぐコンビニに行ってたし、何か煮てる時間にまだできねーのかよーっていらいらしたけど
今じゃコンビニいくのめんどくせーから食うもの作るか、に逆転して
何か煮てる間もてきぱき掃除したりできるようになった
食料に触ったり管理してると、清潔というものを意識させられるからかも
起きる→顔洗う→朝飯つくる→食べる→朝ウンコする!でウンコがすげー規則正しく出る
たった三ヶ月で料理が習慣になるとは思わなかった
そして今日ひさしぶりにポテトチップの塩味を買ってきたんだけど
塩味が強すぎて口の中が不快でこれまたびっくりした
今俺の食べてる飯を誰かに食わせたら、味がしなくて不味いってなるのかな
嫁の朝食が美味い。
もちろん夕飯だって美味いが、三食のうち一番時間もコストもかける夕食が美味いのはある意味当たり前である。「夕飯が美味い嫁」よりも「朝食が美味い嫁」のほうがレア度は高いと思う。
ちなみに、別に調理の腕がプロ級というわけではない。下手ではないが、時には焦してしまったり味が薄かったりすることもある。
旅館のような朝食が出てくるわけでもない。俺は起きたばかりは食欲がないので、朝食から焼き魚なんて出てこられても困る。トーストとコーヒーで十分だ。
しかし、まずそのコーヒーが美味い。近所の自家焙煎している店から豆を買ってきて、その都度挽いてドリップで淹れてくれるのだが、温度も濃さもいつも絶妙である。これはズルい。コーヒーさえ美味しければその日の朝ごはんは勝ったも同然である。
更に、パンが美味い。2日に1回はホームベーカリーの焼き立てパンが出てくる。焼き立てのパンって、耳が美味いんだぜ。何もつけなくてもそのままいける。
残りの日は、前日に焼いたパンが出てくるんだが、これもちょうどいい塩梅にきつね色にトーストされて出てくる。カリッとした表面にバターを溶かして食うと、焼き立てパンとはまた違う美味しさである。
そして、パンだけでは栄養のバランスが悪いからと、小皿料理をつけてくれるんだが、これが日替わり。
食欲のない俺のために、フルーツやヨーグルトのことが多いが、二日酔いの日には自家製ドレッシングをかけたトマトなんかが出てきて、これが実に美味い。さっぱりした酸味で食欲が増す。
また、密かに楽しみにしているのが、前日の夜がカレーだった時の、「2日目の朝のカレー」である。焼き立てパンと味のしみたカレーの組み合わせはもう、殺人的な美味さである。
こうやって書きだしてみても、別に特別なものは何も出てきてないのだが、それにしても美味いのである。
「美味さ」というのは、難しい調理技術とか、高級食材とかとはまた別なところにあるのだなと思う。
朝食を食べる習慣のない人はつくづく損をしていると思う。これだけ安上がりな幸せは他にない。
・特殊なタイプ(黒酢・何とかビネガー系)&香りの強いタイプの酢をたっぷり使ったお手製ドレッシングがかかっている(酢の使い方を間違えると吐き気を催せる)
・洋食屋にありそうな緑の筒のパルメザンチーズを、熱い料理にたっぷりぶっかけてある(チーズの乳臭さが強調された胃液のような生臭さがある。ただし、これが好きな人もいる)
・山羊や羊のチーズを使っている(そもそも強烈すぎる臭いがある)
・生クリームやバターを使った料理を、事前に作っておき、それを数時間後に再加熱して出してある。(魚介類に乳製品で味付けたものを再加熱したらまずくて死ねる)
ただ、白ご飯でさえ臭いっていうんだからなぁ。酢飯とかバターライスを、炊飯→数時間常温で放置→再加熱ってやれば、臭くできるかな。あるいは、ふきんやペーパーで拭き取るべき魚介の汁(≠きちんと調理された魚介のスープ)を使って米を炊くとか。