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はてなキーワード: 反米主義とは

2024-08-24

anond:20240824024007

交戦国相手には、どんな殺人も一旦受容されるんだから、こんなところで「取外し可能倫理観」の話なんかしてんじゃねぇよ、としか思わん。

諦めろジャップ


イスラエルガザ侵攻の問題点は「イスラエルは国として認定してないけど、諸外国国家認定しているところに戦争ふっかけている(ここがイスラエル批判の基盤。子ども殺害とかそんなのは外交にとっては些末な話)が、イスラエルガザ住民を“テロリスト支援者”としているので、一方的殺害OKゲリラであれば子供でも殺してOK)」っていう人権擁護側もダブルバインドになっている点。

テロ反撃の戦争は、大国は何回も容赦なくやってるし、実際反イスラエル頭目共も何回も殺している。

イスラエルだけダメ!なんてのは典型的反米主義お先棒担ぎなのであり、ガザ平定あるいはハマス全滅までは戦争犯罪責任も問われない(前例主義はあらゆるものの基盤。否定するには法理と時間をかけろ。その間の損害は受容しろ。それが民主主義プロセス)。

イスラエル反ユダヤ主義テロリズム殲滅戦闘行動のテーゼとした以上、皆殺しまで終わらない。

子供可哀想とか、人権擁護とか、そんなものを吹き飛ばすのが、正義戦闘からな。諦めろ。

2024-02-26

anond:20240225164316

>>いつかもっととんでもないトラブルが起きるだろうな。


是非起きて欲しい。

ウクライナ戦争のおかげで「権威主義政体」が最悪の存在である、ってのは皆周知された。

そしてジャップリベサヨ精神的支柱である反米主義」がバカの考え方だと知られたのは良かった。

(残念ながらイスラエルバカやらかしたせいで、ジャップリベサヨすり替えして反米主義継続している。くたばればいいのに)


TVでは漫画家自死することで「ジャップランドの契約おざなり」と「利益第一主義」の問題点が浮き彫りになった。

「売れればいいんだよ売れれば!」って口角に泡つけて怒鳴っていたTV屋とそれに与していた連中がイライラしているのを見るのは本当に楽しいざまぁ

金が全てではないのが表現者だ。

この増田は「お利口さん」のちょっと気取った消費者に過ぎないか理解も出来ないだろう。人を踏みにじってもやりたいことがあるという現実否定禁止発禁)したいだろうね。


エロ業界でもそこまで刺される事態になるべきなんだよ。

死人が出るべきなんだよ。

ジャップランドは人死が出ない限り改善されない。

ジミンの裏金解決しないのは「誰も死んでないから」だからな。

まぁ随分前にホテル自殺(笑)した政治家さんがおいでになられたが。

問題解決しなかったし、そのまま闇から闇へだったけど、今回のは随分明るいところにボロボロ出しているからね。


俺は人間価値を持ってない認知(俺も含めて)だし「死んでいい奴は死んでいいのだ」という価値観で30年以上生きているので。

から平成キッズやZ世代大事に思っているものって、ホント下らないと思ってるよ。他愛のないものだよ、オマエラの愛しているものは。

2024-02-08

anond:20240208005215

https://anond.hatelabo.jp/20240208005215

親ロシア親中

朝日新聞が報じている(https://www.asahi.com/articles/ASQ3R2HK8Q3PUHBI044.html)通り、親ロシアプーチン支持は現在のQアノンを特徴づける一つの要素と言ってよい。立憲民主党原口氏も「ロシアへの制裁ディープステート陰謀」という、Qアノン陰謀論者どまんなかの発言(https://www.dailyshincho.jp/article/2023/03030610/?all=1)をしているが、Qアノン親ロシア言説にはロシア工作が関与していると現米民主党政権に指摘されている(https://www.bbc.com/japanese/56412768)

日本では、左派伝統的に反米主義を取り、反米シンパシーから親ロシア中国支持を表明することが頻繁に見られる。例えば琉球新報乗松聡子が度々ロシアプロパガンダメディアであるスプートニク引用しているのは知られている。また先日のG7で「広島サミット粉砕」と公言してデモを行っていのが中核派だったが、反戦反核標榜してきた団体人物ロシア侵略戦争擁護するものが相当割合見られるし、その一部がスプートニク引用(https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1486698.html)しているあたり、Qアノンと出元は同じである

また一時期ここ増田で頻繁に貼られていた陰謀論系Wikiの主張は親中・親露かつ緊急事態要項への反対(https://x.gd/gMGl7)や、改憲に関する陰謀論(https://x.gd/v4G6q)や政府を異様に敵視するなど、概ねリベラルの主張と一致している傾向が見られる。

最後

以上の通り、今野党のコア支持層から議員に至るまで、Qアノン限界ネトウヨとの融合が想像以上のペースで進行している最中である

最近twitter(X)で導入された新機能コミュニティノート」について、「本来トランプ系Qアノン抑制するために導入されたのに日本では左派攻撃に使われている」云々といった意見が見られたが、見ての通り、立憲の原口議員は外形的基準で完全にQアノンに分類される発言をずっとしている(https://twitter.com/search?q=from%3Akharaguchi%20ds&src=typed_query&f=live)し、支持層は以前にファクトチェック記事を出されていたのとまったく同じ陰謀論を今やっている。ファクトチェックにQアノン限界ネトウヨ抑制する機能を期待しているのであれば、それとの融合や同質化が急速に進みつつある日本左派ファクトチェック対象になるのは当然なのだ

2024-02-07

立憲民主党原口一博議員、とうとうロシア国営メディアスプートニク」に独自インタビュー記事を出す - Togetter

https://l.pg1x.com/Go3LrFdE2dmgt4Wy9


これでも原口を支持している連中がいるんだからジャップリベサヨなんて実はただの「反米主義者」だよね。

米帝から切り離されて、米帝文脈で培ったものが全部ぶっ壊れるんだったらシナ露助とも手を組めるし、日本人生命財産差し出せる輩共。

そういう意味では積極的売国奴」じゃん(笑)

2024-01-28

anond:20240127160600

誰もが書いているが「反米主義」が煮凝ったバカが暴れているだけだからね。

米帝が嫌いすぎて、米帝よりは遥かに邪悪シナとつるみたがっているしね。

米帝さえ崩壊してくれれば、大嫌いなジャップ世界破壊できるし。

他民族の命が重かろうが軽かろうが、心根では大真面目どうでもいい奴が本件で罵詈雑言浴びせているだけ。

イスラエル人ハマスに殺されて当然だが、ガザの子供が殺されるのは許せないし、そもそも有名無実の「オスロ合意」に戻せ、とかイスラエルがクソ野郎でも「民主主義国家であることを忘れている。

まぁ、シナを信奉するような反米・反民主主義バカから国民意見なんかどうでもいい、反米主義者の命を救え!」ってだけなんだからね。

そういうところがジャップリベサヨを俺が十分憎悪できる理由なんだよ。

非道国家であろうと「民主的プロセス」さえ踏んでいれば、それは正しさの理屈だよ。

まぁ、俺は「法治が前提として、誰かの命よりみんなの自由」を信奉しているから、命優先のリベサヨとは相容れないんだよ。

2023-10-11

anond:20231011121558

反米主義はてなーだと「パレスチナ暴力抵抗暴力!」になるからオマエラリベサヨダブスタバカの集まりだって話になるね。

反中国、反半島アクション差別!」「男性権利平等アクション女性への一方的搾取!」ってなるのかよく分かる。

俺は米帝西側の方が、シナ枢軸や、アラブ民族主義や、イスラム宗教主義よりはるかにマシだと思ってるし、その主義を守るために、敵対する民族価値観攻撃するのは十分自衛だと思ってるよ。

2022-07-15

anond:20220715112852

https://www.amazon.co.jp/dp/4000612484

記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実

宗教団体メディアのヴォルデモート対応理由を考えたとき、この事件が思い浮かんだので読んでみた。

実際の本人に取材できなかった対象仮名にしていて分かりにくかったり(アルファベット表記で巻末に一覧説明入れてもらえると有難かった)、冒頭事件小説仕立てにしているのがかえってわかりにくいなど、本としての評価個人的には微妙

が、事件発生から定年後まで、半生をかけて誠実に取材をつづけた結果の集大成であることは伝わった。

肝心の内容だが、警察捜査線上に上がった人物団体関係事件への取材をまとめたものを読んでいくと、いや、これかなりの確率犯人統一教会以外考えられないのではと思えてしまう。

もちろん本では否定している。

以下書籍から転載

"繰返して述べてきたように、赤報隊による一連の事件統一教会を結びつける証拠はない。計八通の犯行声明文、脅迫状に統一教会思想宗教的信条を匂わせる文言はない。頻繁に登場した「反日分子」という文言が無機質で、日本右翼の心情に合わないとの意見を述べた右翼活動家もいたが、それが統一教会特有文言というわけではない。散弾銃次元爆破装置などが使われた一連の犯行形態も、統一教会に直接結びつくものではない。統一教会は各地で鉄砲店や射撃場を展開していた。(略)それを根拠赤報隊の招待を統一教会に結びつけることは出来ない"

だが、一方、赤報隊犯人像は犯行証拠から以下のような条件が浮かんでくる。

右翼思想を持つグループ

朝日新聞に強い憎しみを持つグループ

散弾銃を持ち爆薬自作できるグループ

④一連の襲撃事件警察に捕まらずに次々実行できる全国規模の組織力

⑤発売されて間もないワープロを入手して使えるグループ

犯行文は高い教養を持った人物が関与している

①と②はほぼ同じと考えることもできるが、テロ行為を実行までするほど追い込まれていた組織はどこかと考えると、他の右翼団体は、南京大虐殺の有無をめぐって朝日喧嘩していたが、収益である霊感商法朝日新聞記事で潰されそうになっていた統一教会の切実さがダントツだろう。

③と④は、本の中で、当時統一教会特殊部隊を内部に編成させ韓国軍自衛隊の演習に参加させて武器のあつかいの訓練をさせていたという複数証言を載せている

⑤⑥は、知識層は他の右翼団体にもいたが統一教会にもいた。

以下は文中印象的だった箇所の引用

ある右翼活動家発言

「何年も渡って犯行を続け、操作も完全に行き詰った。こうした事件は、やわな右翼では起こせない。統一教会ではないのか。(韓国系宗教団体なのに靖国参拝を求める脅迫状を出したのは)本心キーワードを書くし、右翼を装っているのだ。テロ事件を繰り返すには強固な秘密組織必要だ。右翼には秘密組織など作れない」

「連中の持っている宗教は恐ろしい。人間をすっかり変えてしまう。彼らの心は天皇陛下ではなく教祖に向かっている。親や兄弟犠牲にしてでも教祖に付き従う。朝日新聞襲撃も勝共連合可能性があると私は思う。資金源や縄張り争奪をめぐってやくざは命を懸けて抗争する。勝共連合にとっても、朝日霊感商法批判キャンペーンは、経済的死活問題だ。命を懸けて守ろうとしても何ら不思議はない」

右翼活動家10テーマ

反共主義戦後体制否定戦前回帰反米主義靖国公式参拝教科書問題日教組攻撃領土問題皇室護持⑨北朝鮮拉致問題アジア主義

「①~⑤については赤報隊犯行声明文や脅迫状の文面で触れている。(略)⑥~⑩のテーマにはほとんど触れていない。とりわけ⑧の「皇室護持」について触れていないのは、右翼存在証明とも言えるテーマだけにどうしても気になる」

とういつきょうかいのわるくちをいうやつはみなごろしだ

同封された使用済み散弾銃銃弾容器は、犯行に使われたものと同じレミントンピータース7.5号弾。

この情報は当時まだ報道されておらず犯人しか知りえない情報だった。消印渋谷郵便局で、当時統一教会本部渋谷区の住宅街にあった。

「きさまらのガキを車でひき殺す」

事件の3か月前、1987/2/26川崎郵便局消印で差出人統一教会で送られた脅迫状。

ソ連スパイ朝日社員どもに告ぐ。俺たちはきさまらのガキを車でひき殺すことにした。朝日経営権を三日以内におれたちにゆずれ。さもないとてめえらの社員のガキを車でひき殺す。俺達には岸元首相や福田元首相が付いている。警察は俺たちの操り人形だ。俺たちが何をしても罪にはならない。おまけに俺たちが殺すのは共産サタン人間ではない。てめえらばい菌だ、サタンだ。俺はこの世に(教祖実名)様のため共産サタンを殺すために生まれてきた。共産サタンを殺すことが俺の生きがいだ。俺はM16ライフルを持っている。韓国軍事訓練を受けてきた。今にてめえら共産サタンを皆殺しにしてやる。だがその前にてめえらサタンのガキをひき殺してやる。三日だけ待つ。関東社員のガキとは限らない。全国の朝日サタンのガキを狙ってひき殺す。俺の仲間も大賛成だ。警察に行っても無駄だぞ。警察はおれたちの味方だ。おれたちが岸元首相に言えば警察署長の首が飛ぶ。いいか、これは脅しではない。三日以内に社員のガキが交通事故で死んでもほえずらかくな。なんだったら社会部記者のガキからやってやるぞ。てめえらのようなアカサタンを殺すのが俺たちの教祖から与えられた神聖な使命だ。必ず殺してやる。サタン皆殺しだ」

統一教会のある幹部発言

信者証言

1987年3月半ば、大阪西中島ビル霊感商法店舗で働く信者100人が集められたとき統一教会のある幹部発言

警察の上の方の人は、私たちのことを理解している。しかし、下の方は事情を知らず、単なる正義感常識法律私たち攻撃している。彼らは何もわかっていない。(略)」

1987年5月八王子研修での別の幹部発言

関西で起きた朝日新聞襲撃事件を知っているでしょう。実は、やったのは私の霊の親(統一教会に誘った人)なんです」

聞いていた人たちの中から拍手が起きたのを覚えている

2022-02-24

anond:20220224131234

普段うるさいのに沈黙してるのは反戦主義を掲げてる反米主義者だな

まぁネットにはロシアとか中国情報操作員とかが混ざってるだろうし普段と違って黙ってるのは日本リベラルの人ではなくてそっちの国情報操作員の人間なんでしょ

2022-01-24

ドイツ反米主義日本から見えにくい

  1. 西ドイツ東ドイツが分かれている時代に、東ドイツでは反米は当たり前だった。統一されたとして一部残っている
  2. 東西ドイツ統合後、生活が良くなると人々は希望を持ったが、西からは東への多額の補助金にも関わらず東西格差は埋まらず。西からは東はお荷物揶揄され、東の住民は分離していた時代を懐かしんでいる。
  3. ドイツ国内に米軍基地があった。それへの反発
  4. ドナルド・トランプドイツ人ルーツなのに、発言ドイツ人とは合わない。環境問題ドイツ国内で重視し始めた頃(2000年?)からそう。


日本だと親中に傾くドイツ、という文脈だが、反米からくる親中の方が正しい見方では?

コール時代になし得なかった高度経済成長中国が実現しているという憧れもあるのかも?)

中国は遠いので、隣人の悪い所が目に入って苛立つのが少なく、ビジネスとして割り切れる。

2020-09-01

憲法改正論議における安倍晋三の華々しい業績

改憲派の先鋒でありながら護憲の要石を地中深く打ち込んだ安倍総理が辞意を表明された。改憲に向けて日本がやってきた道のりをガキの泥遊びで全て台無しにした安倍閣下護憲派にとって駐印イギリス軍にとっての牟田口に等しい。

ここにその輝かしい業績を記したい。

 

まずは安倍晋三以前の状況から

WWII以後も熱戦の時代は続き、世界民族自決植民地独立冷戦下での大国介入に伴う戦争経験してきたが、敗戦武装解除された日本関係のない話で、経済成長に邁進してきた。この路線を決めたのは吉田茂である(吉田ドクトリン)。

その冷戦下で9条改正を目指すのが自民党護憲革新という図式が定着した。数で劣る革新だが思想的には優勢で、冷戦後期には自民党改憲路線を表に出せなくなっていた。冷戦により国際政治的にも日本の専守路線固定化されていた事と他国では熱戦が続いていて海の向こうでは若者戦死が伝えられていた事もある。憲法学者と言ったらほぼ全てが革新護憲派だった。

 

ところがここに「憲法フェティシズム」的な趣向が定着して行く。つまり憲法は良いものから朗読しましょう的な考えだ。反リアリズムである

その為護憲=お花畑空想平和主義という評価が出てくる。そして冷戦終結により日本立場は流動的となった。

そこに降って湧いたのが湾岸戦争で、ここで戦後初めて日本戦争への協力を求められる事になり、世論右往左往する事になった。秩序維持の為の戦争であるという大義名分もあるし、憲法9条が前提にしていたのは国連軍が結成されて国軍は縮小されるというカント的な世界である多国籍軍国連軍とは違うが名分的には相似だから護憲派も一概に否定しにくい。

 

湾岸戦争を戦費拠出という形でお茶を濁した日本だったが、戦争に寄らず国際貢献をすべきとの議論が高まってPKO活動自衛隊が参加するようになった。その第一弾はカンボジア民主選挙監視である

また同時にそれまでタブー化されていた改憲の機運も上がり、護憲派ばかりだった憲法学者にも改憲派が現れ、メディアに出るようになってきた。その筆頭は小林節である

 

先に書いた憲法フェティシズムのせいで、憲法学には「微妙」な空気が取り纏っていた。

憲法法学なので法学部で扱う。だが法学一般は最終的に実学接続しているのに憲法はそうではない。例えば国民主権自由主義的な思想意味が延々とこね回されたりする。

国民主権主権は元は絶対王政国家正統性の為のフィクションであって、統治権外交権交戦権などを示すが、こういう肝心な事はスルーされて国民主権思想的に称揚されるばかりだったりする。

一言で言うと左翼神学的な評価がされていたのである

 

例えば国際政治での人権の扱いなどが憲法学周囲から出て来ない。国際政治では人権国家に対する対外的権力だ。

統治問題主権の壁によって外部から干渉できない。この前提が共有されないので人権がその壁を突破できる国際権力となっているという事が扱えない。特にコソボ紛争ではNATO軍事介入理由人権が挙げられた。国民主権は扱うのにこっちに接続できない憲法論というのはリアルを欠いている。

 

コバセツはこんな左翼神学的な憲法学に割り込んで行って安楽椅子を蹴り飛ばして塗り替えたと言って良い。

 

改憲問題エポック的な出来事があったので紹介しよう。2003年の朝ナマで西部邁がコバセツに追い返されたのである

西部改憲派テーブルに座り「憲法9条や前文の精神日本人に悪影響を」と長々語っていた。これはモロに憲法フェティシズムだ。憲法を唱える事で精神浄化され理想的市民国民が出来ると言う考えだ。

それでイライラMAXとなったコバセツは「そんなの相手にしなくていいから」と侮辱。衆前で面子を潰された西部は退出した。

これは左翼神学の単に裏返しで、コバセツはそういう神学的安楽椅子を蹴散らしてきたんだぜ。そんなを見たら撃てと訓練されたコバセツの前でそんな事言ったらバカ扱いされるに決まってる。

 

それでリアリズム的にもう9条一国平和主義は困難だし、ちゃん改正しようという機運が高まっていたのだが、これに疑問符を付けたのがイラク戦争であった。

当初から戦争理由疑問視されていたのだが賛同者達は「アレは最初から予防戦争だった」等と誤魔化していた。だがISIS勢力伸長すると彼等も黙りこくるようになった。

これによって米国主導の国際秩序維持に付いて行くという路線留保すべきという流れになるのは当然だ。しか国連の影響を抑える為の政策米国しまくった。この為に国連路線を旨としていた日本国際貢献イマイチリアリズムを失ってしまった。国際貢献路線の空白である

 

そこに颯爽と現れたのが我等が安倍晋三閣下であった。

改憲旗艦となった彼は新右翼学生運動流れの学者を重用、党内の勉強会でコバセツは対立するようになった。

彼等の憲法観は嘗ての左翼神学の裏写しであった。コバセツが蹴散らした椅子に座りだして頭の悪い理想論を語るようになったのだから当然だ。

すると2007年にコバセツは自民党憲法勉強会に呼ばれなくなった。パージである

ここでリミッターが外れ、改憲論というのはお笑いリアルと全く接続しない理想論を語るだけのものとなっていく。

例えば若者がチャラチャラして国家について考えないのは怪しからんので徴兵するなど。

日本会議の中枢に居るような新右翼学生運動家には就職せずに大学に残った者も多い。また六本木にあった生長の家などで寮生活を送った者も多い。その集団的生活史が投影されている。

吉田茂は後に吉田ドクトリン撤回して海軍力を増し海洋国家となるべきだと主張していた。これは日本海岸線は長いので防衛力をそこに集中すべしという考えと、当時の日本重厚長大産業国で造船がその筆頭だった事もある。

徴兵海軍に向かず陸軍歩兵に向く。つまり海兵隊のような外地でのの占領などが多い事が前提になるが彼等にはそんな考えは無い。国家意識希薄若者は怪しからんから集団生活をさせろ、国を守るのは美しい行為から戦争従事させろというだけだ。

 

またいつのまにやら立憲主義否定されて憲法国民が守るべき事柄になっていった。

コバセツを追い出して何年も顔をつき合わせて「現憲法には国家を統制するような事ばかりかいてある、おかしい」とやっていたのである

何年も何百時間も掛けてバカの思いつきを言い合って論議のつもりだったんである機械ばらして直せなくなるガキかよ。

それに対する言い訳は「家族愛は良い事だ」などであった。良い事だから朗読しましょうというのが憲法だと思ってたんである。良い事を書くと良い国になると思ってるんである

まり彼等は憲法どころか毎日やっている立法の仕組みも判っていない。法律が肉付けされて権力を持つ仕組み=政令省令の事や閣法の提出過程も判っていない。

これは左翼神学的で実学接続しないので憲法学者微妙な扱いされていた20数年前の完全に裏焼きであろう。

そういえば日本会議の活動家たちが動いて成立させた国旗国家法や年号法などには政令が無い。普通立法プロセスが付いていないのである

 

こうして「改憲」は厨房タームとなり、現実に即した意見を言う人との評価が欲しい人は避けるようになってしまった。「南京虐殺朝日新聞捏造によるもの」とか「地政学的にナンタラ」と類似コンテンツとなってしまった、

 

安倍閣下の華々しい業績はこれだけではない。

南スーダンPKO日報破棄はその最たるものだ。

南スーダンの情勢が悪化自衛隊PKO活動をしている地域危険に晒された。他国から派遣されている軍を置いて撤収していいのか?これは改憲上の一番重大な局面だ。

今回は撤収するにしろしないにしろ国民の皆さん、憲法の枠内に納まるよう戦闘地域では活動しないという区切りPKO活動をしてきましたが、コソボ以後のPKOは変化し、戦闘状況では積極的な介入により平定を維持するというポリシーになっています。今後もこのように情勢が悪化して危害射撃をする必要に至るでしょう。憲法PKOポリシーを変える為の議論をする時です」というのが改憲派の筋である。そしてその時である

なのにたかがその場の政局が荒れる事を忌避した聖帝閣下はそんな事に興味は無かった。日報を破棄させる圧力をかけたのである現実に即した改憲に至る正統な道筋と思わなかった。改憲は既にガキ臭くて老害じみたルサンチマンを集合させる事でその手の固定票を集めるフワついた寝言であったか自衛隊憲法問題なんて気にも留めなかったんであるな。そしてその寝言化を成し遂げたのも聖帝閣下とお仲間の努力の賜物であった。牟田閣下前線から離れて芸者遊びを続けたような血の滲む努力の。

 

更にこの件では防衛大臣が辞任する運びとなった。

だが隠蔽責任を率先して取ったのではない。後から無くなった筈の日報が出てきたのだ。

まり自衛隊に後ろから刺されたのである制服軍人スーツ政治家が統制するのが文民統制であってこれが失われると国家破滅に突き進む。そんな憲政上の大問題だ。

だがこの自衛隊が成した暴露は正当な行為である。やってはならぬ不正を成さしめそれを是正した事で文民統制上の問題となった。

しか自衛隊活動が蓄積された一部であって、改憲への正当な道筋ど真ん中の事を無きものにするという不正であって改憲派として正気の沙汰ではない。

だがこの時既にこの政権にまともな責任を取らせようという国民意識は無くなっており、子供の間違いのように擁護されて忘却された。

ど真ん中改憲問題はこうして消え去り「家族大事とか良い事が書いてある憲法朗読しましょう」という流れは保護された。

アイドルのような還暦女性ポストを与えた防衛大臣が軍に後ろから刺されるという事態の深刻さにも晒されずに相変わらず神学徒達は安楽椅子ロリポップを舐め続けることができた。

 

安保法制憲法解釈変更問題本来なら改憲問題だ。

だが集団的自衛権への移行に就いて憲法論議国民に投げかける事はしなかった。

この理由時系列を辿ると判る。

2013年に盛んに言っていたのが「戦後レジームからの脱却」だ。更に年末靖国神社を参拝したところ、日米関係戦後最大の冷え込みとなった。

太平洋地域戦後レジームが米国のなした国際秩序という事に気が付かなかったんである靖国参拝英霊への感謝という言説に自家中毒になりA級戦犯合祀から問題化したという事を忘れていたんであるバカな…と思うがそれが聖帝閣下とその友達だ。

因みに日本会議中枢などの「新右翼」とは反米主義右翼の事だ。戦後体制はYP(ヤルタポツダム)密談による分割であるから打破するというのがその趣旨だ。

こうして2014年には聖帝はオバマに擦り寄るようになった。そんな中で米議会で発表されたのが集団的自衛権への転換である

議会であるのも理由がある。湾岸戦争以後、日本憲法改正させて米国戦争サポートさせるというのは共和民主わず共同認識になっていたのだ。

こういう経緯なので改憲論議という手順を踏まずにやったのだ。

集団的自衛権が必要なら当然改憲の重大な理由の一つになる。だが解釈変更という形で現憲法合法としてしまったのだから改憲カードは無くなった事になる。

 

カンボジア独裁化に関しても何も言っていない。

PKO歴史を知っていたらそのエポック性は無視できない。「日本軍事的国際貢献への一歩とした国であり憂慮している」ぐらいは言うべきだがそうはしていない。

尚、日本民主選挙以前は外国に逃げたポルポト政権承認していた。あの虐殺国民の半分近くを殺しまくったポルポト国家承認したままだったのだ。選挙監視にはそういう理由もある。

 

こういう風に改憲上の最大の障害は聖帝閣下とお友達なんであるが、この状態は方々に都合がよろしい。

護憲派は憲法9条が国際状況にそぐわなくなっている事を考えずに済む。あんだけのバカ草案を出したら改憲反対は当たり前であって、PKOポリシーの変化にどうするかなんて問いを考えなくて済む。コバセツ含む嘗ての改憲派憲法学者も全て護憲派に寝返った。

一方、米国主導の軍事秩序賛同派はイラク戦争賛同の総括をせずに済む。ISIS支配地域にあの連中置いてくるべきだ、なんて意見に晒されずに済む。

そんな情況空白地帯で先人の積み上げた蓄積の意味判らんかった聖帝閣下友達と泥遊びに明け暮れ、田んぼをぐちゃぐちゃにしてしまったが意味が判っていないからなんという事もない。お友達稲田防衛大臣制服に後ろから刺されたのににこやかに軍事パレードを行い、胸に手を当てて国家への忠誠を示したので上機嫌で去っていった。

統計公文書も無くなった国に護憲の要石を深く打ち込みやがて聖帝閣下も去る。

2018-02-19

anond:20180219070454

なるべく多くの人に見てもらって情報、反応、反論等欲しかったので煽り気味に書いてるところはある。そこが気に障ったのならすまん。

まあ私の文章煽りや売り言葉に買い言葉がないとは言わないのでそこはお互い様ということで。仲良くマサカリ投げあいましょう。

あくま自分見方を紹介しているだけで理系のやることが全て正しいとも思ってない。ただ理系では日本が一流研究をしていると誇る分野が数多くある一方で、文系の多くの分野で全体としては日本学会は二流という嘆きが聞かれるのも確かだ(もちろんどんな分野にも日本人の一流研究者はいるだろうが)。

これ[要出典]ってタグ貼るべきところ? 私は最初増田anond:20180217012945)で(1つだけだけど)実例挙げたし、体験談ベースの話でよければ私の見た限りでは日本外国研究ってけっこうレベル高いと思うんだけど。外国語に訳されても遜色ないモノグラフがたくさん出てる。

理系では著書でオリジナル発見研究成果を発表する奴はまずいない。いるとしたらほぼトンデモだと思って間違いない。文系増田が挙げてる怪しい医学博士とか。

文系では違うのか。正直文系ガチ研究書は見たことがない。三浦瑠麗の著書も調べてみたが、タイトルや値段を見る限り一般向けだろう。大学書籍部や図書館を探せばあったんだろうか。ただ(博士論文出版等は除いて)著書で最新の研究を発表するというやり方は、どの部分に新規性があるのかの表明や議論双方向性等に問題がないのだろうか?新規研究成果なら第三者査読を経て論文にするのが正統なように思えるが。数学証明のように検証可能性が極めて高ければホームページで発表とかでもいいんだろうけど。

そこからか。何のために研究雑誌Book Review欄があると思ってるんだ……(和文だろうが欧文だろうがたいていのメジャー学術雑誌にはBook Review欄はあるし、場合によっては書評査読がつくよ)。ていうか普通、序章とか第1章とかで先行研究の整理をするし(一般向けも混在するレーベルだと編集に嫌がられることもあるらしいけど)、そこで自分オリジナリティについても言及するよな。

あくまで一例だけど、先日出た研究書の目次はこんな感じ→http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-0871-6.html適当なUniversity PressのHPを開いて適当新刊をチョイスしただけなので、内容については何も言わないし、言えない。なぜなら私は読んでないからだ。あくまで「ちゃんと章立てに先行研究って入ってるでしょ」というサンプルとして受け取ってほしい。目次で明示されてないだけでちゃんと先行研究の整理をしている本もあるので気をつけて。それはそれとして面白そうな研究だと思うんで余裕があったら読んでみたい)。

駄目な研究は本として出版したってロクに引用されずにアカデミアから消えていくだろうし(もちろんあまりマニアックすぎて引用するひとがいないという悲しい状況も有り得るのだがそういう場合学術雑誌書評でちゃんと良い研究ですよって言われてるからな。おべっか書評がないとは言わないけど、むっちゃ辛辣書評も見かける)、まともな研究書なら議論典拠は明示してあるんだから議論双方向性に問題はないでしょ。

三浦瑠麗の著書、内容(https://www.iwanami.co.jp/book/b261983.html)を見る限りでは研究書ということでいいと思うけど。文系は割と凝ったタイトルつけるひと多いかタイトルだけで研究書じゃないと即断することはできないし(『想像の共同体――ナショナリズム起源流行』も『〈日本人〉の境界――沖縄アイヌ台湾朝鮮 植民地支配から復帰運動まで』も立派な研究書です)、値段についても、うちの分野の研究書の半額くらいの値段で売れて羨ましい限りと思うけど、それが研究であることを否定する材料にはならない(ていうか一般書だとしたら3000円以上ってクソ高では)。国際政治学一般理論みたいに需要がある分野ならそれなりに廉価でも採算取れるよね。研究書は別に専業研究者けが読むものではないので、政治学者以外の教養人にも売れそうだと判断たらこのお値段になるのは別に不思議じゃない(逆にマイナー分野では……お察し下さい。売れない→高い→売れない→高いの悪循環でございます学術成果刊行助成でなんとか刊行できてる研究がたくさんあるんだよなぁ)。気が向いたら図書館で実物見てみるわ。

何度も言うけど、中身は知らない。ひょっとしたらダメダメな内容かもしれない。でもそれは、査読通ったちゃんとした学術論文でも中身がショボかったりオリジナリティ希薄だったりすることがありうるのと同じで、ダメダメから研究業績にカウントされないということにはならない。たとえそれがサラミ論文であったとしても、英語で書かれた査読つき論文だったらそれは業績としてカウントされるべきだよね。公募採用されたり学術界で優れた研究者として認知されるためには内容が優れてないといけないし、こんなサラミ論文しか書いてないやつがなんで○○大の講師なんだ! という批判はされていいと思うけど、それはあくまで内容を見た上での話であって、形式だけを見て業績じゃないと言うことはできないはず。今回の元増田批判が内容を見た上での話なら『シビリアンの戦争』を未読の私は何も言ってないし言う資格がないけど、理系増田も読んでなくて、ここではあくま形式の話をしてるんだよね。形式の話をするなら彼女学術業績としてカウントされるべき本を書いていますしか言いようがない。

一般論からすると著書はオリジナル研究業績であり得るが、逆も然りで著書は必ずしもオリジナル研究業績とはみなされないというべきなのでは。門外漢は著書数もオリジナル業績数とみなせという主張は言い過ぎだろう。

「著書はオリジナル研究業績(でありうる)」「研究書は立派なオリジナル研究成果」と私は書いてるよね? それで前段へのアンサーになってると思うし(そのうしろでちゃんと「一般向けの本」と「研究書」を分けて記述してるよな)、そもそも私は最初増田anond:20180217012945)で「新書2冊はおいといて」って書いてるので、“すべての著書”がオリジナル研究業績なんて端から主張してないってことは読めばわかってもらえると思ってたんだけど(オリジナル研究書籍化したものを「研究書」と呼ぶわけだから、“すべての研究書”はもちろんオリジナル研究業績です。一方で著書のすべてが研究書というわけではないので、“すべての著書”が研究業績というわけではありません。こう書けばわかるかな?)。

後段、著書はオリジナル学術業績とはみなされないという理系ローカルルール持ち出して他人を業績が少ないと批判する方が言い過ぎでは。いやもちろん他分野の常識に詳しくあらねばならない必然性はないけど、他人を「業績が少ない」と批判する以上は他分野の「業績」の基準も知っておくべき、って、そんな無茶な主張? 文学でも歴史学でも政治学でも社会学でも教育学でも文化人類学でも哲学でも法学でも、おおよそメジャー文系研究分野ではだいたい研究書はオリジナル研究業績としてカウントされるんだから(これは英語圏でも変わらないと思うよ。少なくとも私の専門分野や隣接分野では英語だろうがフランス語だろうがドイツ語だろうが韓国語だろうが研究書はオリジナル研究業績です)、文系からするとその常識通用しない方が非常識ですよ。理系ローカルルール勝手学術界の一般ルール敷衍するのやめてもらえます

院生だろうが単著論文を発表するのがふつうの分野の人間からすると、理系では指導教授論文の著者に名前を連ねるのか、変わった慣行だなぁ、って思うけど、それは理系慣行なんだなとして受け止めてるし、この研究者自分学生論文名前を連ねて論文数稼ぎしてる! なんて主張しないよ(もちろんギフトオーサーシップ批判されるべきだけど、理系では自分指導してる学生論文の共著者になるのはギフトオーサーシップではないんだよね? このへん詳しくないので間違ってたらごめん)。分野が違うと業績のカウントの仕方も違うんだなぁ、って受け取っておけばいいじゃない。

その上で現在日本語地位が低い分野や日本語でやる意義がまるでない分野まで、日本語で最新の論文を書いてもよい、あるいは日本語地位を高めていこうなんていう理由がよくわからない。例えば挙げてくれた西洋古代史の最新論文日本語で書くことに何の意味がある?日本全然関係ないのに?解説書や教科書は別だ。日本語で多くの人が学べることには意味がある。でも論文なのだとしたら欧米研究者が読まなければ学問進歩に乗らないんだからただの自己満足だろう。アマチュア研究者だとしたらそれでもいいんだが、大学研究者プロだろう。国から研究費貰って英語が中心の分野で日本語しか書かないのは国民が納得しないだろうから税金泥棒しか言えない。

将来英語が中心じゃなくなることもありうるだろうという論を挙げているがそれは詭弁だ。理系だってラテン語から現代語への変化やドイツ語フランス語凋落を経ているが、最新の論文を主流の言語で書かない理由はない。(欧米科学力を中国が圧倒的に上回ることは考えにくいが)将来中国語になるんだとしたらそれもいいだろう。もし仮に日本がその学問分野で覇権国家になるプランがあってそのためのリソースを投じているっていうなら別だけど、そうじゃないなら英語に圧倒的に負けてる分野はさっさと降伏して英語ベースにしたほうが世界中学者のためになるし日本人世界に認められる学問的成果をあげるためにも効率的だと思うんだけど。国際政治学についていえば英語圏研究が中心だという知識増田にもあって、反米主義だったり日本世界覇権を夢見ていたりといった特殊思想的背景があるわけでもない研究者英語論文を書かないのだとしたら、怠慢あるいは研究先進性の不足の誹りを免れないであろう。

これ最初にも書いたけど、主要国のアカデミアでは文系研究の多くの部分を自分の国の言語でやってます。たとえそれが自分たちとは縁遠い地域のことだとしてもね。日本語英語以外の言語で書かれた日本学論文なんて日本人研究者はあまり読まないんじゃないかと思うけど、たとえばポーランド人ポーランド語日本学論文書いてるし(https://ci.nii.ac.jp/naid/120006355425。ちなみに、このポーランド人みたいに、日本人外国研究者がその国の言葉日本での研究状況を紹介するっていうのは既にあちこちでやられてます)、それは日本アカデミアで読まれていないとしても日本学の発展に寄与ポーランドアカデミアを豊かにしていて、仮にポーランドで極めてオリジナリティが高い研究が出てきたら日本人日本学者も何らかの方法でそれを読まないといけないだろうと思うわけですよ(別に自分で読む必要はない。他人に読んでもらえばいいんだから翻訳ってそういうことだよね)。ポーランドアカデミアは当然ポーランド固有の問題意識を持っているし、その土壌から日本にはない新鮮な日本観が生まれてくるかもしれない、という点で、色々な国のアカデミアがそれなりに独自の発達を遂げていることは重要だと思うけれども。

当たり前だけど西洋古代史の論文日本語で書いてあっても最新の研究動向は反映されているわけ。書いてるひとは西洋諸言語読めるわけだしね。向こうがそれを読めない、または読もうとしないからといって先進性がないわけではない。読まれる/読まれないという尺度研究先進である先進的でないという尺度は別だよね? 混同すべきじゃない。そこにはちゃんと研究蓄積というもの存在しているんだよ。明治期以来、主要文系分野では日本語の分厚い研究蓄積がある。もちろんそこには西洋猿真似だったり「横のものを縦にした」だけの研究もたくさんあるかもしれないけど、それらは日本アカデミアを間違いなく豊かで質の高いものにしてきたと思う。

で、哲学の本場はドイツとかフランスとかイギリスとかだと思うけど(イメージ貧困すぎたらごめん。正直哲学のことはよくわからないんだ……)、日本人哲学者が優れた哲学書を発表すればそれはちゃんと英訳されてオックスフォード大学出版から出版されていたりするのね(https://en.wikipedia.org/wiki/Kojin_Karatani)。これは日本語圏で外国人に読まれない研究を積み上げていても、良いものを書けば「日本研究者面白いことやってんじゃん。翻訳して読んでみようぜ」ってなる実例なんじゃないかと。

根本的な話をするなら、「国際政治学」という分野の標準言語英語である必然性はどこにもないわけだよね。それは英語圏で優れた研究が積み上げられてきた帰結であって、英語圏の人が自分たち言語研究成果を積み上げた結果それが参照されるべき言語になっているだけの話。要するに彼らは先行者利益を得ているわけ。現代思想の分野でフランス語大手を振って歩いているのも、フーコーやその他の人たちがフランス語で優れた成果を書いてきて、それが受け入れられてきたか英語日本語フランス語の文献が訳されまくっているという現状がある。日本語がこの高みを目指してはいけない理由はないよね。

私はここまで書いてきたような理由日本語論文を書くのも重要営為だと思う(加えて、執筆言語自国であることは東アジア欧米の主要国の文系アカデミアとしての標準に則っているので、ことさら日本アカデミアだけが批判される謂れはないよな、とも思う)。ただ理系増田がそれにどうしても同意できないなら、それを説得する言葉を私は持たないなぁ、とも思う。私の論拠はだいたい言い尽くしたので、執筆言語問題についてこれ以上理系増田に答えようとは思わない。なんと言って終わらせればいいかからないけど、とりあえず、お互い研究頑張りましょう。

anond:20180219020929

なるべく多くの人に見てもらって情報、反応、反論等欲しかったので煽り気味に書いてるところはある。そこが気に障ったのならすまん。


あくま自分見方を紹介しているだけで理系のやることが全て正しいとも思ってない。ただ理系では日本が一流研究をしていると誇る分野が数多くある一方で、文系の多くの分野で全体としては日本学会は二流という嘆きが聞かれるのも確かだ(もちろんどんな分野にも日本人の一流研究者はいるだろうが)。



理系では著書でオリジナル発見研究成果を発表する奴はまずいない。いるとしたらほぼトンデモだと思って間違いない。文系増田が挙げてる怪しい医学博士とか。

文系では違うのか。正直文系ガチ研究書は見たことがない。三浦瑠麗の著書も調べてみたが、タイトルや値段を見る限り一般向けだろう。大学書籍部や図書館を探せばあったんだろうか。ただ(博士論文出版等は除いて)著書で最新の研究を発表するというやり方は、どの部分に新規性があるのかの表明や議論双方向性等に問題がないのだろうか?新規研究成果なら第三者査読を経て論文にするのが正統なように思えるが。数学証明のように検証可能性が極めて高ければホームページで発表とかでもいいんだろうけど。

一般論からすると著書はオリジナル研究業績であり得るが、逆も然りで著書は必ずしもオリジナル研究業績とはみなされないというべきなのでは。門外漢は著書数もオリジナル業績数とみなせという主張は言い過ぎだろう。




論文英語日本語問題についてはとりあえず冷静に原文を読んでくれ。

3本しかないので数が少ないと書いただけで日本語は業績に入れないとは言ってない。日本学会で発表したり国内研究者向けに文章を書くのも意味がないわけではないことは知っている。そもそも三浦の業績もショボいと酷評しただけで全くないとは言っていないし。

それからここは誤解があったみたいだけど英語でないことは「国際政治学」だから批判しているのであって、日本中心で行われている学問なら日本語でも問題ないことは理系元増田にもわかっている。文系増田動物学を例として挙げてくれているがああいローカルな側面がある学問についてまで何でもかんでも英語統一しろと言ってるわけでもない。アジア研究についても日本語論文重要視されているということもよくわかった。


その上で現在日本語地位が低い分野や日本語でやる意義がまるでない分野まで、日本語で最新の論文を書いてもよい、あるいは日本語地位を高めていこうなんていう理由がよくわからない。例えば挙げてくれた西洋古代史の最新論文日本語で書くことに何の意味がある?日本全然関係ないのに?解説書や教科書は別だ。日本語で多くの人が学べることには意味がある。でも論文なのだとしたら欧米研究者が読まなければ学問進歩に乗らないんだからただの自己満足だろう。アマチュア研究者だとしたらそれでもいいんだが、大学研究者プロだろう。国から研究費貰って英語が中心の分野で日本語しか書かないのは国民が納得しないだろうから税金泥棒しか言えない。


将来英語が中心じゃなくなることもありうるだろうという論を挙げているがそれは詭弁だ。理系だってラテン語から現代語への変化やドイツ語フランス語凋落を経ているが、最新の論文を主流の言語で書かない理由はない。(欧米科学力を中国が圧倒的に上回ることは考えにくいが)将来中国語になるんだとしたらそれもいいだろう。もし仮に日本がその学問分野で覇権国家になるプランがあってそのためのリソースを投じているっていうなら別だけど、そうじゃないなら英語に圧倒的に負けてる分野はさっさと降伏して英語ベースにしたほうが世界中学者のためになるし日本人世界に認められる学問的成果をあげるためにも効率的だと思うんだけど。国際政治学についていえば英語圏研究が中心だという知識増田にもあって、反米主義だったり日本世界覇権を夢見ていたりといった特殊思想的背景があるわけでもない研究者英語論文を書かないのだとしたら、怠慢あるいは研究先進性の不足の誹りを免れないであろう。

2018-01-21

anond:20180121032519

保守」「革新」の本来的な意味説明してもあんまり意味ないと思うので、日本の政治勢力というか、主流な立場について思うところを自分なりに書いてみる。

共産党

左翼または革新反米主義資本家(≒大企業経営者株主)が嫌い。将来的には日本共産主義をやろうとしているが、「急にはやらない。国民が納得するまで待つ。だから安心してうちら投票してね」と訴えている。憲法9条が大好きで、改憲には徹底的に反対する。ただし、共産主義施行の際には改憲必要なので、これも「当面の間」の立場と思われる。

その他の左派政党

左翼または革新反米であることが多い(多分)。米国にべったりにならず、周辺国バランス良く付き合ってポジション保つ感じを目指したいらしい。北欧型の社会民主主義民主制を保ったまま高い税率と手厚い福祉を実現する体制)に憧れているが、増税には反対する傾向がある。貧困問題格差問題マイノリティに対する差別などの問題に高い関心を示す。改憲には批判的な傾向が強い。

公明党

創価学会のための政党。どちらかというと左派っぽいが、自民党と連立を組んでいる都合上、あまり左派色が出せないでいる。自民党の票集めに協力しているので、自民党から妥協を引き出すこともある。改憲も本当はやりたくないが自民党との間で妥協点を探っている模様。

自民党

保守または右翼親米防衛アメリカに全部やってもらえばいいと思っている。自衛隊アメリカに協力し、アメリカの機嫌をとる為に使う。自主憲法の制定を党是としていて、改憲には積極的政府日銀経済界とべったり協力し合う、お節介型の体制を取る。神道皇室が大好きで、戦前に憧れているのではないか心配されることもある。

その他の右派政党

保守または右翼海外メディアには極右と書かれることもある。ナショナリズムが嵩じて共産党のような反米主義を唱えているところもある。改憲には積極的なところが多い。新党皇室が大好きで、戦前に憧れているのではと心配されることもある。自民党とは仲がいい傾向がある。

辺野古とか徴兵やら原発やら北方領土やら韓国やらの話題でなんか右翼左翼とか書いてあるけど、どっち側??

これが知りたかったみたいなのにスルーしてしまったので追記。もう一同いうけど「右」とか「左」の本来的な意味はあまり関係ないです。現状ざっくりこんな対立構造があるでしょう、という程度。

辺野古

沖縄から基地を減らそうとするのは左側。そうじゃないのが右側。

徴兵

徴兵制を訴えるのは右側(といってもごく一部だ思う)。そうじゃないのが左側。

原発

原発をなくせあるいは減らせといってるのが左側。そうじゃないのが右側。

北方領土

右側の方が強硬立場を訴える傾向にあると思う。が、ここは左右対立あんまりないのではないか

韓国

韓国大好きなのは左側。韓国ダメなやつだと思っているのが右側。北朝鮮妥協するのは左側。韓国北朝鮮妥協するのを警戒するのが右側。

2017-09-19

イケダハヤト北朝鮮移住したほうがいい10の理由

イケダハヤト高知県移住した10の理由

http://www.ikedahayato.com/20140602/7276724.html

これを読んでふと思ったけど、

1. 端から見て面白いじゃないですか。ぼくが高知行ったら。

北朝鮮行ったほうが面白い

2. 人がいい!

ほら北朝鮮の人はみんなとても人がよさそう

http://image.news.livedoor.com/newsimage/4/2/42b33_1524_a004949b4587fa5dd6639dfe5ac9cff7.jpg

3. 食事うまい!安い!

北朝鮮のほうが絶対安そう。そのうち慣れてくるから美味しくなる。

4. 気候がいい!

冬場はちょっとだけ寒そうだけど、夏は過ごしやすそうだよ。

http://www.ryoko.info/Temperature/northkorea/northkorea.html

5. 自然が近すぎる!

これは言わずとも、北朝鮮のほうが自然が近いよ!

6. コンパクトシティで便利!

ティどころかカントリーレベルコンパクトだよ!

7. 意外と空港が近い!

国土が狭いからどこからでも平壌国際空港に近いよ!

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%A3%8C%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%A9%BA%E6%B8%AF

8. 歴史に対するリスペクトがある!

歴史教育に重点が置かれているか高知の比じゃなく洗脳レベル歴史に対するリスペクトがあるよ!

ちょっと反日反米主義が強いけど、気にしなくてもいいよ!

9. 龍馬人材が多い!

坂本龍馬に負けないくらいの偉人、金委員長DNAが全員に受け継がれているよ!

10. 酒文化

北朝鮮だって『アツいビール大同江ビールがあるから負けてないよ!




この結果から東京高知移住するよりも日本北朝鮮移住したほうが断然いい。

というわけで、”まだ日本で消耗してるの?”

 
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