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2020-12-01

新天地を求めてTwitterという僻地にきたはずだった

インターネット最盛期か、その少し後くらいから生きている二次元オタクです。

学生時代はとにかくオタクであることをひた隠しに生きてきました。私は女ですが、兄弟の影響で男の子向け(今この言回しもダメなんですかね)の漫画アニメが大好きでした。

あの時代、色んな因果からオタクはまだまだ日の目を浴びることはなく、よっぽど他に秀でたものがないと自分オタクなんぞとは言いだせない空気があったかなと思います

特にであるはいくら当時からコミケ参加者女性が多くとも、「男の子趣味の中でもギリギリセウト」くらいの扱いだったオタク趣味公言することもできずに日々自由帳に落書きをしては消してのくり返しの日々でした。

  

そんな私の人生を大きく変えてくれたのがパソコンインターネットでした。

流行り物好きの父親が飽きたもので私はインターネット世界出会います

最初に行き着いたのが当時からすでに色々あった「あの掲示板」でした。

日常では味わえない人間のプリミティブな部分とバカバカしさと一期一会の気楽さにすぐに虜になりました。

とにかく読むのが楽しかったので書き込むことはAAや「ワロタ」くらいの当たり障りのないものでしたが(そもそもあの掲示板でも、特に雑談板は女という性別は明かさない方が楽しめましたから)、すぐさま「ここは表に出せないことを許される範囲で言っても良いところなんだな」という認識になりました。

そこからはどっぷり専スレにハマります。私の中のオタクが開放された瞬間です。あの頃は怖いもの知らずなのもありましたが、とても楽しかったですね。

 

そこからしばらく、個人HP時代も来ました。専スレ妄想を語るものしかったのですが、なにせ個人性癖千差万別ですから。ぶつかることもありました。

個人HPだとより近しくディープ妄想も語れました。センシティブイラストを描きはじめたのもこの辺だったと思います

当時は個人HPと専スレを行き来していました。

  

しかしそんな所に黒船来航レベルのものがやってきますTwitterの登場です。

当時まとめサイトなるものが横行しはじめ掲示板全体の雰囲気が変わっている時でした。蓋付きの箱庭で遊んでいたら急に屋根を空けられて上から指を差される感じに近かったでしょうか。ミクシイ顔本なんかも同期くらいだったかなと思いますが、まぁ陰キャの中でも陰キャオタク女には縁がなく(そもそも匿名性が薄いので論外ではありましたが)。

そんな中登場したTwitterはそれはもう居心地が良かったです。

匿名で己の性癖のみですぐ繋がれるので、個人的に専スレ個人HPのいいとこ取りでした。この頃くらいか初音ミクの登場なんかでちょっとオタクにも優しい世界になりましたね。

見たい話題はすぐフォローして、地雷や2○ゃんねるでも見たこと無いレベルヤバいのとは距離を置き、まさに私だけのTLで遊んでしました。

バカッターなんて言われていた時代くらいからですかね。ちょっと様子が変わり始めたのは。

  

そしてここ数年。インターネット世界公共の場と言われるようになってきました。特にSNSなんかはそうです。

これに私はずっと疑問を感じています

「あれ?元々表に出せないもの必要な人に届けられる場がネットじゃなかったっけ?」と。

私は現在デザイナー兼成人向けコンテンツクリエイト生計を立てています後者趣味なので収入はほぼありませんが)。そしてこの度、後者用に運営していたTwitterアカウントが凍結されてしまいました。

もちろん注意書きとセンシティブ設定は徹底し、そこからさらにヤバそうなもの未成年に見えるかもしれないもの二次創作公式許可されていない版権ものグロニッチものなど)はワンクッション挟んで外部サイトリンクを繋げるなどしてきました。

質問箱に「青少年云々の条例が〜」「いいねRTから子どもが見るかも〜」みたいなのが来たと思ったらすぐでしたね。何も後ろめたいことはなかったのでスルーしていましたがいつのまにか凍結されていました(現在は解除済ですが連絡先に載せてあるメアド捨て垢からまだ似たようなメッセがきてます)。重ねて申し上げています特に版権モノ検索避けもしていましたし投稿画像にはどれもワンクッションかかるようにしていました。鍵がかかってなかったのがダメだったみたいです。

  

最近の例のタイツ献血のアレを、私は遠巻きに眺めていました。デザイナーとして運用している方のアカウントに色々流れてきていたのですが、同意できる部分もあれば全く理解すらできないコメントもありました。その中でずっとモヤモヤとしていたのがゾーニングについてのお話です。

タイツの方は中の人ミスディレクションの甘さが原因かなと思いますし、イラストのもの演出のが性的か否かは正直個人差が大きいものだと思うので割愛します。

しかゾーニングについては意見が分かれる部分です。

だって私は表にいられなかったかネット世界にきて同好の士と遊んでいたのに。今度はネット公共の場扱いする人がいるんですもの

もちろんネットからって何をやっても良いわけではありません。しかし大ぴらにだすと規制される可能性があるからネットに持ち込んだという意識が私のベースにあります

かにTwitterは18歳以上が対象SNSではありませんし、企業の方も多く利用していますしかしだったら何のためのTLと規約センシティブ設定とブロミュ機能なんですかね。

私は別にフェミだろうがミソだろうが表現規制だろうが悪影響だろうがどうでも良いのです。ただもっとノットフォーミー」でいてほしいのです。

私向けじゃない、ではダメですか。悪影響ってなんなんですかね。犯罪を犯しているわけでもなく、成人向けのイラストとはいえきちんと規約以上のことに気を遣って掲載しているのに、この上さらに知らない他人の子ものための悪影響を考えないといけないんですかね。それで悪影響をうけるやつは遅かれ早かれ別の何らかの影響を受けているのでは?と思ってはいけませんか。女性でもオタクではなく、私いち個人意見でありお気持ち表明です。

  

  

【ここから下はオマケです】

こんなことを言っていますが、私も普段は一人前のデザイナーです。流行センスアップデートが常にもとめられる職業です。でも多様化が示されて生きやすいことになった反面、他人多様化が認められない人もたくさん出てきたなぁと思います

というのも、最近女性デザイナーから」という理由責任を押しつけられることが数件ありました。

例えばブラジャーメイク道具など顧客層が女性から企画女性中心に…ということはたくさんありました。これはただ単純にマーケット層に近しい感覚理解できるかもしれないから、というもの私自チームメイト一生懸命考えたものを世に出しています

しかし直近に頂いたお話は「ただ女性デザイナーディレクターにおきたい」というものでした(実際はこいういう直接的な言い方ではなかったですが)。制作物の内容は某アニメ企業コラボ販促物です。もう世に出てるかなぁ…。別に献血みかんのアレのように人を選ぶものではなかったと思いますが、責任者をどうしても女性にしてほしいというお願いでした。(実際お仕事として企画から目を通してきちんとチェックはしましたが)。相手の方も終始申し訳無さそうだったので失礼なお願いをしているという自覚はあったんだと思います。でも女性デザイナーって職も舐めてますよね。この営業さんに頭下げさせたクライアントは。

悲しいことに、こういったお話はこの一件だけではありませんでした。私のように細々やってる身としては声がかかるだけで嬉しいものです。でも蓋をあけたら責任逃れで性別だけ貸して欲しいお仕事だったわけです。クリエイティブ業ですらこれなんですよ。女性活躍できる社会ってこういうことですか。そうですか。「女の子に淹れてもらったお茶の方が美味しんだぁ〜」って言われながらお茶くみ任せられたほうがまだ私はマシですね。

  

オタクが嫌われた時代も徐々に市民権を得られた時代当事者として見てきたつもりです。いつだって僻地で細々開拓してやっと居心地の良い住処を手に入れたと思ったら急に公共の場ができて先住民キチガイ扱いされる。マイノリティはやっぱり弱い。そしていつだって他のマイノリティのふりをしたマジョリティにやられるんですね。もうみんなさら地にならないかなー。18禁オタクだけのセンシティブTwitterがほしいなー

新天地を求めてTwitterという僻地にきたはずだった

インターネット最盛期か、その少し後くらいから生きている二次元オタクです。

学生時代はとにかくオタクであることをひた隠しに生きてきました。私は女ですが、兄弟の影響で男の子向け(今この言回しもダメなんですかね)の漫画アニメが大好きでした。

あの時代、色んな因果からオタクはまだまだ日の目を浴びることはなく、よっぽど他に秀でたものがないと自分オタクなんぞとは言いだせない空気があったかなと思います

特にであるはいくら当時からコミケ参加者女性が多くとも、「男の子趣味の中でもギリギリセウト」くらいの扱いだったオタク趣味公言することもできずに日々自由帳に落書きをしては消してのくり返しの日々でした。

  

そんな私の人生を大きく変えてくれたのがパソコンインターネットでした。

流行り物好きの父親が飽きたもので私はインターネット世界出会います

最初に行き着いたのが当時からすでに色々あった「あの掲示板」でした。

日常では味わえない人間のプリミティブな部分とバカバカしさと一期一会の気楽さにすぐに虜になりました。

とにかく読むのが楽しかったので書き込むことはAAや「ワロタ」くらいの当たり障りのないものでしたが(そもそもあの掲示板でも、特に雑談板は女という性別は明かさない方が楽しめましたから)、すぐさま「ここは表に出せないことを許される範囲で言っても良いところなんだな」という認識になりました。

そこからはどっぷり専スレにハマります。私の中のオタクが開放された瞬間です。あの頃は怖いもの知らずなのもありましたが、とても楽しかったですね。

 

そこからしばらく、個人HP時代も来ました。専スレ妄想を語るものしかったのですが、なにせ個人性癖千差万別ですから。ぶつかることもありました。

個人HPだとより近しくディープ妄想も語れました。センシティブイラストを描きはじめたのもこの辺だったと思います

当時は個人HPと専スレを行き来していました。

  

しかしそんな所に黒船来航レベルのものがやってきますTwitterの登場です。

当時まとめサイトなるものが横行しはじめ掲示板全体の雰囲気が変わっている時でした。蓋付きの箱庭で遊んでいたら急に屋根を空けられて上から指を差される感じに近かったでしょうか。ミクシイ顔本なんかも同期くらいだったかなと思いますが、まぁ陰キャの中でも陰キャオタク女には縁がなく(そもそも匿名性が薄いので論外ではありましたが)。

そんな中登場したTwitterはそれはもう居心地が良かったです。

匿名で己の性癖のみですぐ繋がれるので、個人的に専スレ個人HPのいいとこ取りでした。この頃くらいか初音ミクの登場なんかでちょっとオタクにも優しい世界になりましたね。

見たい話題はすぐフォローして、地雷や2○ゃんねるでも見たこと無いレベルヤバいのとは距離を置き、まさに私だけのTLで遊んでしました。

バカッターなんて言われていた時代くらいからですかね。ちょっと様子が変わり始めたのは。

  

そしてここ数年。インターネット世界公共の場と言われるようになってきました。特にSNSなんかはそうです。

これに私はずっと疑問を感じています

「あれ?元々表に出せないもの必要な人に届けられる場がネットじゃなかったっけ?」と。

私は現在デザイナー兼成人向けコンテンツクリエイト生計を立てています後者趣味なので収入はほぼありませんが)。そしてこの度、後者用に運営していたTwitterアカウントが凍結されてしまいました。

もちろん注意書きとセンシティブ設定は徹底し、そこからさらにヤバそうなもの未成年に見えるかもしれないもの二次創作公式許可されていない版権ものグロニッチものなど)はワンクッション挟んで外部サイトリンクを繋げるなどしてきました。

質問箱に「青少年云々の条例が〜」「いいねRTから子どもが見るかも〜」みたいなのが来たと思ったらすぐでしたね。何も後ろめたいことはなかったのでスルーしていましたがいつのまにか凍結されていました(現在は解除済ですが連絡先に載せてあるメアド捨て垢からまだ似たようなメッセがきてます)。重ねて申し上げています特に版権モノ検索避けもしていましたし投稿画像にはどれもワンクッションかかるようにしていました。鍵がかかってなかったのがダメだったみたいです。

  

最近の例のタイツ献血のアレを、私は遠巻きに眺めていました。デザイナーとして運用している方のアカウントに色々流れてきていたのですが、同意できる部分もあれば全く理解すらできないコメントもありました。その中でずっとモヤモヤとしていたのがゾーニングについてのお話です。

タイツの方は中の人ミスディレクションの甘さが原因かなと思いますし、イラストのもの演出のが性的か否かは正直個人差が大きいものだと思うので割愛します。

しかゾーニングについては意見が分かれる部分です。

だって私は表にいられなかったかネット世界にきて同好の士と遊んでいたのに。今度はネット公共の場扱いする人がいるんですもの

もちろんネットからって何をやっても良いわけではありません。しかし大ぴらにだすと規制される可能性があるからネットに持ち込んだという意識が私のベースにあります

かにTwitterは18歳以上が対象SNSではありませんし、企業の方も多く利用していますしかしだったら何のためのTLと規約センシティブ設定とブロミュ機能なんですかね。

私は別にフェミだろうがミソだろうが表現規制だろうが悪影響だろうがどうでも良いのです。ただもっとノットフォーミー」でいてほしいのです。

私向けじゃない、ではダメですか。悪影響ってなんなんですかね。犯罪を犯しているわけでもなく、成人向けのイラストとはいえきちんと規約以上のことに気を遣って掲載しているのに、この上さらに知らない他人の子ものための悪影響を考えないといけないんですかね。それで悪影響をうけるやつは遅かれ早かれ別の何らかの影響を受けているのでは?と思ってはいけませんか。女性でもオタクではなく、私いち個人意見でありお気持ち表明です。

  

  

【ここから下はオマケです】

こんなことを言っていますが、私も普段は一人前のデザイナーです。流行センスアップデートが常にもとめられる職業です。でも多様化が示されて生きやすいことになった反面、他人多様化が認められない人もたくさん出てきたなぁと思います

というのも、最近女性デザイナーから」という理由責任を押しつけられることが数件ありました。

例えばブラジャーメイク道具など顧客層が女性から企画女性中心に…ということはたくさんありました。これはただ単純にマーケット層に近しい感覚理解できるかもしれないから、というもの私自チームメイト一生懸命考えたものを世に出しています

しかし直近に頂いたお話は「ただ女性デザイナーディレクターにおきたい」というものでした(実際はこいういう直接的な言い方ではなかったですが)。制作物の内容は某アニメ企業コラボ販促物です。もう世に出てるかなぁ…。別に献血みかんのアレのように人を選ぶものではなかったと思いますが、責任者をどうしても女性にしてほしいというお願いでした。(実際お仕事として企画から目を通してきちんとチェックはしましたが)。相手の方も終始申し訳無さそうだったので失礼なお願いをしているという自覚はあったんだと思います。でも女性デザイナーって職も舐めてますよね。この営業さんに頭下げさせたクライアントは。

悲しいことに、こういったお話はこの一件だけではありませんでした。私のように細々やってる身としては声がかかるだけで嬉しいものです。でも蓋をあけたら責任逃れで性別だけ貸して欲しいお仕事だったわけです。クリエイティブ業ですらこれなんですよ。女性活躍できる社会ってこういうことですか。そうですか。「女の子に淹れてもらったお茶の方が美味しんだぁ〜」って言われながらお茶くみ任せられたほうがまだ私はマシですね。

  

オタクが嫌われた時代も徐々に市民権を得られた時代当事者として見てきたつもりです。いつだって僻地で細々開拓してやっと居心地の良い住処を手に入れたと思ったら急に公共の場ができて先住民キチガイ扱いされる。マイノリティはやっぱり弱い。そしていつだって他のマイノリティのふりをしたマジョリティにやられるんですね。もうみんなさら地にならないかなー。18禁オタクだけのセンシティブTwitterがほしいなー

2020-11-29

近代政治家擬人化に対して思うこと

書き散らしもいいとこなんだけど自分の中でモヤモヤが勝るからお気持ち表明?ってやつを。

総理倶楽部、作者はなんでこんなにセンシティブ話題を堂々と扱えるんだろうって思いが強い。同人でやるならともかく多数のファンがいる作者が出版社から漫画だすって…。

腐女子検索避けすれば何言っても大丈夫って思ってる節があるけどそういう話じゃないんだよな、検索避けしてもTwitterとかで垂れ流してたら存在ぐらいは感知できるし。

あとこれは個人的感情なんだけど今回の作者に関わらず国とか100年ぐらい前まで生きてた実在人物擬人化して、それをCPさせるってのに一種の恐怖を覚える。その国に住んでる人々とかその子孫や影響を受けた人に対して失礼すぎる気がする。

2020-11-28

アサシンクリード ヴァルハラの流血規制についての推測

 アサシンクリード ヴァルハラの流血規制についてバタバタしている。

 11月28日時点の状況は、ユービーアイソフト株式会社(以後UBIJと略す)が「バグが原因で修正する」と発表したが、バタバタで不信感や怒りで燃え上がったユーザー(大声なごく少数だと信じたい)は収まら匿名掲示板などで怒り声は上がり続けている。

 発表時点で信頼度がかなり低下していたためか嘘と断ずる人も多いが、バグだとすれば個人的に腑に落ちなかった点に色々納得できた。

  

 事実UBIJ(およびUBI本社)が間違った情報を発信したのは確かだし、バグも多いのも確かだし、CEROという日本レーティング機関が(たぶん海外とかから苦情が来て)声明を出したのも確かなんだが、「UBIJが悪の企業で、ユーザーを騙すために嘘をついた、詐欺意図していた」というのはちょっと現実的じゃないと思うので、ここに残しておく。

  

・発売前の規制に関する項目漏れ

  

 ことの起こりはUBIJが発売前に発表していた規制に関する項目に流血規制が無かったのが発端だと思う(ヴァルハラに関しては)。

 「いざ発売してみたら、聞いてない流血まで規制されてるじゃないか! 詐欺だ!」という怒りの声が沸き上がった。怒りからこういう流れになるのはわからないでもない。

 でもUBIJが悪意を持って日本ユーザーを騙したとか、発売本数を伸ばすために詐欺的に情報を隠したというのは考えにくい。

  

 そう考えるのはUBIJに好意的からじゃなくて、彼らの目的は売り上げを上げるためだからだ。

  

 切断された首の表現や、ヌード規制をかけると発表していて、流血だけ黙っていてどれだけ売り上げが変わだろうか?

 本当にユーザーを騙すつもりなら、規制について全部黙っているのが一番だ。

 彼らは残酷表現規制とまとめて書いてもいいところを、細かく項目を出して伝えているし、事前にネット動画放送を行って製品販促を行ったりしている。真摯な態度で売り上げを上げようとしているのに、急にユーザー馬鹿にして詐欺を働くメリットが無い。

 ヴァルハラだけ売り逃げても、次に出すゲームの売り上げに響くのは馬鹿でもわかる。

  

 もう一つ、流血規制についてはオプションに項目がありオンオフできるのだ(現時点ではバグ機能してない)。

  

 じゃあ、なんで流血について黙っていたのかは、UBIJの発表通りバグ可能性が高いし、納得もできる。詐欺企業案寄りの考えでUBIJやUBIの考えた巧妙な言い訳可能性ってこともある(数パーセント?)けど、事前に動作しないオプションを残しておくのは、準備が良すぎる・・・普通ユーザー馬鹿にするためにあらかじめ用意した仕掛けというより、バグ機能してない方が妥当だと思うよね?

 UBIJの発表は、本社から「こういう規制をしたよー」という文章翻訳して出したという流れだと思うけど、バグだとすれば本社側も流血が規制されているなんて思いもしないわけなので、それは漏れる。

 バグは良いものではないけど、どうしても出てしまう。非が無いわけじゃないけど、悪意はない。もちろん、詐欺を行う意図もない。

  

 ゴア表現規制の部分で、検証甘いなぁという思う部分がある。トドメ演出で血が飛び散って首が飛んだり、手足が飛んだりする部分、これ規制かかって無くない? という感じがする。オプション機能してないし、規制も不徹底だし、流血規制バグというのも悪い方向で信ぴょう性が高い気がする。まぁ、進行不能バグが残っているのに、一部地域規制検証が十分なはず・・・経験則でいわせてもらうと、初期に出てくるのはわかりやすバグだ。この時点でこれだけでるなら、まだまだ規制に関しても出てくる可能性はある。

  

 昨今、規制に関する内容は結構センシティブというか話題になりやす問題から、UBIJはもう少し海外版と比較したり、オプションオンオフを行い自国発売版を確認してみるべきだったかもしれない。まぁ、ギリギリまで英語版しかもらえないとか、プレイできたバージョンバグが埋め込まれる前の版でしたって可能性もDay1パッチが当たり前のいまの開発事情だとありうる。

  

 購入者側としては色々混迷した結果の「バグでした」という発言は、なんか言い訳っぽいと感じるのは仕方ないけど、そこを一歩踏みとどまって冷静に考えてみると、説明が付く点が多い。

 嘘つき、詐欺って叫んでいる人、間違った情報を元に買わされた怒りに支配されて、本当に詐欺等ならどういう動機でどういう経緯だったか考えること放棄してるでしょ、ぶっちゃけ

  

CEROおよびアジア問題

  

 発売後、UBIJやアジアの各支社が規制に関して発表を行った。

 日本では関係機関相談してこのような規制になったというような説明をし、日本以外のアジアでは日本CERO準拠したと発表した。

 例えばヌード規制のいらない国で規制がかかっている妥当性はCERO名前を出さないと説明できないので仕方ないのよ。日本だけCERO名前を出していないのは、CERO準拠しているのはあえていうことでもないからか、名指しを避けたのかだろう。

  

 この件は日本以外の国で不要規制をかけたUBIアジアに怒りを向けるのが正しく、CEROに腹を立てるのは筋違いユーザーが間違っているだけ。まぁ、UBIアジアが下手を打ったといえばそうなのだが、UBIがCERO責任なすりつけたは間違いだと思う。この辺がUBIJ憎しな解釈でどんどんねじ曲げていく人への自浄作用が働かないのは炎上の悪いところ、それなりに「いや、そこは違うだろ」という人はいるんだけど、UBIJ擁護的な意見は一部否定でも認められん! という力学が働くことが多い。

 そもそも日本ユーザーは「俺はCEROの味方だからCEROへの攻撃はゆるさん!」という人でもない限りこの傾向に対する危惧はあっても、怒るようなレベルでの実害はない。

  

 そうなるとアジア各国でCEROに対する非難が出る(そもそもCERO非難すること自体不当だと思うけど)、日本の今の炎上を思えば海外ユーザーCEROに怒りを抱くものがでるのもさもありなん。

 色々苦情があったのかはわからないが、ここでCEROが「UBIJとは協議も行っていないし、流血ありで審査通してるけど?(怒)」という声明を出す。CEROが喋った! という驚きの声が上がりつつ、UBIJに怒りを抱いているユーザーCEROの反撃に拍手喝采普段ゲーマーからマイナス感情を向けられがちなレーティング機関CEROユーザーの側に付いた歴史的瞬間かもしれない。

  

 とにかく「ここでUBIJがまた嘘をついた!」という声が上がる事態になるのだけど、最初UBIJ側が流血ありでCERO審査を通して、発売版で規制していた意味がわからなかった。この時点ではUBIJ側からバグという発表は無かったから。

 嘘をつくにしても、詐欺をするにしても、この動きは説明できないように思える。

 なのでこの時点でCEROを通した後に、さら残酷表現CEROへの報告漏れが発覚したので過剰に表現規制したのかも、なんて考えていたがスッキリしなかった。

  

 これも流血規制バグであれば、流れは理解できる。

 流血以外の首切断やヌードに関する規制に関してはCERO準拠させたため、アジア全体でCERO準拠と発表したのだろう。

 ここで資本である中国に合わせたけど、それが言えないかCERO責任を擦り付けたのだろう! という説もあるけど、正直中国規制事情がわからないので、私は判断が付けられない。

 まぁ、中国レーティング機関に合わせたっていっても中国資本は意に介さない気もするし、中国に気を使ったなら、アジア全体のレーティング考慮したってぼかして言えば良いだけでCEROスケープゴートにする必要はない。流血に関してはバグであれば、そもそも規制対象ではない。

  

 中国っていうけど、香港とそれ以外で事情ことなるよね。香港以外ってバイオハザードも発売できなくて、なんか名前変えて売ってなかった? まぁ、中国云々はわからない。

(中国販売禁止されている『バイオハザード RE:2』を売るために、売り手は「隠語」や「暗号」を使う)

https://automaton-media.com/articles/newsjp/20190127-84042/

  

 (追記)調べてみたらバイオハザードに関する記事は見つけることができた。

  

 それを置いておいて、日本関係機関って何? CERO相談受けてないって言っているよという問題別にある。

 関係機関というのがCEROを指すのか、SONYなんかのコンシューマーメーカーなのか、いやいや各アジア支店相談しただけなのかが明確じゃないので困る。

 個人的にはアジア支社全体で相談してCERO基準で通せば各国でも売れそうだからCEROに通るようなこういう規制にしようと相談したということじゃないかと考えている。

  

11月30日追記

 CERO基準に逸脱する表現での販売があったとCEROが発表。UBI側は今発売している版では修正済みと報告したらしい。

 週末ぐらいに無規制版(流血規制云々ではなくみんなが望んでいた完全な無規制)がUBIのストアで発売されていた件を言っているのだと思う。他にもビデオカード付属版だと規制が無いという話もあったからそれを指すのかもしれない。

 ストアの件はゴタゴタの最中だったから「問題たから、日本版一旦差し止めて!」と慌ててストアで操作して差し止めたら、そういう仕様なのかバグなのか、操作ミスなのか海外で売っている版が買えるようになったとかじゃないだろうか。無くはないだろうけど、設定後にちゃんと動いているか購入をトライして確認するということを誰もしなかったのか? という腑に落ちない点は残る。

 CERO説明を求めているようだから説明あるといいね

  

 先の海外CERO準拠発表のお返しかどうかは・・・疑わしきは断ぜずの精神

 とはいえ、このCEROの発表も無規制販売のことを指していると明言していないので、購入者というかUBIJとCERO以外の者には説明不足だったりする。

 たぶん、騒動になっている流血規制のことかな考える人だったり、規制されているはずなのになぜか描画される首切断から出血ドバッのことかなと思う人いると思う。ユーザーには知らされていない他の何かについてかもしれない。

 こういう説明不足の点にUBIJ憎しのバイアスのかかった「事実」が生み出され、まことしやかにそれが積み重なっていくのがネット炎上な気がする。

    

・UBIJの二転三転する公式発表

  

 UBIJ側の発表が迷走した。

 最初関係機関相談して流血規制をすることになったと発表して、次はCERO発言の直後、やっぱり社内の問題でしたテヘペロと報告したのだ。

 ユーザー側としたらそりゃ怒るのもしょうがないし、信頼できないのも確かだけど、騙すつもりなら目的もなくユーザーを混乱させて喜ぶ愉快犯だし、詐欺だとしたら効果が無い。

 混迷しているし、正しくもなかったけど、騙すつもりでも詐欺でもないことは明白(いや愉快犯説っていったけど、本気であると思う?)。

  

 じゃあ、内部で何があったんだろう? となると流血規制バグなら予想ができる。これまでの推測より想像に近いけど。

 UBIJは日本支部でおそらくマーケティングチーム主体だ。開発の本体は無い。

 そうなると規制内容の詳細とか、バグの有無は本社確認するしかない。ただしバグというのはやっかいもので、特定しないと「調査中」程度しか開発チームは言えないのだ、だとしてもマーケティング部門はいつまでも調査中というわけにもいかず、色々確認しつつ回答するのだ(本当にユーザーの方を向いていない、馬鹿にしている態度なら何も言わず放置しておくんじゃないかな。結果誤報を出したけど、ユーザー真摯な良いマーケティングチームだと思うよ)。私もプロダクトに関しては開発よりなので、もうしわけないという思いを抱いている(でも、まだわからないとしかいえない)。開発側のバグなどで迷惑をかけた(まぁ、新しい事実がわかって開発からの回答が二転三転することもあった)が、信頼して矢面で対応してくれるマーケティングチームやユーザーサポートには神と崇めんばかりの感謝をしている(UBI内に信頼関係があるかは知らん)。

 そして、アサシングリードヴァルハラはお世辞にもバグが少ないゲームではなかった。世界全体で発生している進行不能に関する問題と、アジア規制に関する問題、どちらを優先して対応するかは推測するに難くない。

 何かがおかしいという思いはあっても、本社に問い合わせても「調査中」とか「仕様通り(バグは見つかってないかねこの時点で、そんなもんよ)」という回答ぐらいしかもらえない中。UBIJは何かしら発表はしなければならない(バグ特定できない場合は数か月かかるかもしれない。そんなもんよ、優先度低そうだし)。各支社と相談したけど「CEROに合わせるって話したよね。規制があるなら日本準拠しかありえないよね(バグは見つかっていない)」なんて話があったのちの、

  

日本で発売可能となる表現修正を再度検討した結果、流血表現の削除も修正項目に含まれることとなりました」

    

 という発表をしたのかもしれない。結果、続くバグという発表と矛盾することになるし、どちらかが間違っているのだから批判も信頼低下も起こるのは仕方ない。

  

追記)読み直していて勘違いに気が付いた。「再度検討」したのか、元々の規制がかかっていた原因ははっきり言えない(まぁ、バグだしこの時点ではわかってなかった)けど、発売後のこの発表をする少し前に再度検討して流血に関しては規制としたってことか、どちらにしろ後で撤回するから、早まった発表だけど、その時点の動きがより理解できた。できるだけ正確に伝えようとするユーザー向きの姿勢だよ。

  

 けども、日本馬鹿にして騙したわけでもないし、詐欺という批判ちょっと考えにくい。悪気はないんだよ。海外本社企業アサシングリードヴァルハラほど大規模なオープンワールドゲームを発売した当初に、日本の1支社が常に正しい情報を発信できなくても当たり前だと思う。間が悪かったり、CEROに飛び火したりとかあったけど・・・

 UBIJに落ち度が無いとか、UBIJが正義というつもりも無い。

 意図がある無しにかかわらず、迷惑をかけたし、間違った情報を発信している! という声に関しては、その通りだと思うしそれを否定する気は無い。悪気はないって言っているだけ、悪気が無ければ良いというのもではない! という意見に関してもその通りだと思う。ただ詐欺といいたいなら、詐欺を行う意思の立証が必要から詐欺とは言えないねというだけ。

 景品表示法は発信者意図関係なく成立するから、これを主張するなら訴えてみて欲しい。有罪が確定したら犯罪呼ばわりすればいいし、それまでは犯罪者呼ばわりは不当な決めつけだろう(容疑者?)。

  

・推測終わり

  

 まぁ、事実はUBIJのみ知るなので、推測しかできないけどバグとか、本社支社の連携の難しさとか、良く調べないで焦って発表した結果である可能性は高いと思う。

 ユーザー馬鹿にした詐欺企業ってのより現実味はあるんじゃない。

 

 嘘の定義を調べてみた(Wikiで)が「嘘とは事実に反する事柄の表明であり、特に故意に表明されたものを言う。」とある特にってところが絶対ではない感じがするけど、嘘つきと罵倒するのも罵倒する側が狭量な感じ。

 詐欺詐欺を働く意図を立証しないと駄目だから詐欺って呼ぶのは明確な悪意の証拠でも出てこない限り正しくない。まぁ、UBIJ悪意無いよきっと。

  

 というわけで、みなさん「詐欺!」とか「嘘つき!」という発言を、「UBIJは悪意は無いけど間違った発表をしてしまった!」に置換しましょう。怒り舞い踊る炎上もずいぶんマイルドに鎮火しそうな気がしますよ。

  

 炎上って現実としてどうかより、罵倒できて鬱憤を晴らせるかで正誤を決めている気がするから、彼らにはこの声は届かないだろうなぁと思いつつ。ネット発言炎上一色というのも良くないなぁと思い書いてみた。

 というか、エスカレートしすぎて広報の人への個人攻撃とか、ヴァルハラプレイ動画信者への批判にまで至っているのはひど過ぎる。よく言われるように、ネット炎上は0.5%論が正しいことを祈る。本気でUBIJが悪意を持って嘘をついたとか詐欺を行ったと思っている人が大半だとするとネットは中々絶望的な環境だ。

 自分たち普段そういう発想だから相手側もそう見えてしまうというのはあると思う。匿名煽り、煽られる世界から少し離れてみてはどうだろう。

  

 最後にUBIJは翻訳品質もいいし、色々販促もがんばっている(オデッセイの時に藤村シシンさんを呼んだのはグッジョブでした)し不当に貶める評価は無くなって欲しい。サポートは別の件で以前お世話になったけど、いかにも大企業的というか、型通りの対応改善して欲しい。商品バグも多いし、値下げも早いから発売日に買って悲しくなるから改善して欲しい。

2020-11-27

最近ツイッターに思うこと

これは完全に個人見解だし、匿名でここに書いても何も変わらないとは思うけど、こういう見方もあるんだなと知ってくれる人がいたら。

正直チラシの裏だし無駄に長文なので、あんまり読む必要もないです。


なんだか最近、これは自分タイムラインの激選が間違っているだけだと思うけど、よくツイッター上で喧嘩しているのを見かける。

その最たる例がやっぱり政治なのだけど、なんだか見ていて疲れてしまった。

色々と自衛策はあるけど、好きでフォローしている人がそういう発言をしていると結構ツラい。

ツイートなんて自由にすべきだと思うけど、やっぱりそういうのを見て、あって思ってしま自分にも凹む。

結構、こういう些細なストレスから病んでいく人は多いんじゃないかなぁ。

そもそもそのくらいで病む人間ツイッターなんてするなって話かもだけど、ツイッター議論アプリじゃないんだから、みんなもっとしょうもないことたくさん呟けばいいのに。

イラストレーターなんかでR18作品とかを投稿する人は、センシティブ設定だとか名前に🔞とか付けている人が多いから、嫌ならブロックなりなんなりで避けやすいけど、変な人は趣味垢とかでも唐突に現れたり噛み付いてくるから本当に怖い。

どうせ拡散するなら好きなアイドルやらお笑い芸人やらそういうのを拡散していったほうが絶対有意義だと思うし、本人の心の健康にも良いんじゃないかと思う。

心当たりある方はぜひ、一週間だけでも好きな話題だけ呟くとか試してみてください。

リプで喧嘩したりするよりも嫌な気持ちになることは少ないんじゃないかと思います

地獄への道は善意で敷き詰められている」みたいなことわざがあるけど、今のツイッターの状況はまさにこれで、それぞれ主義主張が違うのは当たり前なんだけど、意見がぶつかるの過激言葉で罵り合ったり晒したり粘着したりなんてことが日常茶飯事に起きている。

コロナ禍でのストレスもあるのかもしれないけど、そのコロナ関係でも色々と経済or人命だとかでしょっちゅう戦っている。

こういう話に自分も思うところはあったけど、もう逆に思考放棄したくなってしまうんですよね。

政治でもコロナでもそうだけど、なんか人が争っているのをずっと見ていると、もうどうでもいいというか、議員でも専門家でもない一般人はもう馬鹿みたいに推しがどうだのメシが美味いだの言っといた方が幸せなんじゃないかと。

まりに極論だしそれじゃダメなのももちろん分かるけど、けど、最近ツイッター特に鬱屈としている気がするし、そうも思ってしまう。

結局何が言いたかったのかというと、もしリプで喧嘩してたりして嫌な気分になる人は一度そういう話は控えてみよう。

見ていて嫌な気分になる人は面倒だけどミュートだとかトレンド赤道ギニアにするだとかを駆使して自衛しよう。

なんなら、SNS自体控えてみようという、ただそれだけの話でした。けど、結構それだけでも変わります

2020-11-26

ノクターンノベルズで1年くらいエロ小説を書いてみたんだけど滅茶苦茶楽しい

一年続けてみて、ゼロからお話を作るってものすっっっごく大変なことなんだなー、ってことはよくわかった。

いや、書き終わった後の作品自分でも読んでみたら、なんていうか「そう書いてあるのが当然」みたいな、何の苦労もなく書かれた文章のように感じちゃうんだけど、書いてる間は文字通り五里霧中、本当に目隠し手探りで迷路の中を進むみたいな感覚なんだ。

小説書くのと小説読むのでは、文字通り壁にトンネルを一から掘るのと、整備されたトンネルの中を歩いて通るくらいの労力差があるんだなあ、と分かった。これプロとして毎日やってる人たち本当凄い。ノクターンでも普通に日次で連載更新してる人たちいるけど、あれは本当に尊敬する。

これは多分エロ小説だけの話じゃなくて、創作全般そうなんだろうなーと思う。創り出すのは、それを受け取るのより10000倍は大変だ。

「書きたいものはあるんだけど書けない」という時期も経験して、その間は本当、思考の出口が塞がれたみたいで脳のパフォーマンスがめちゃ落ちて困った。けどそれだけに、書き上がった時の気持ち良さもひとしおだった。お話が完成した時の達成感ホント凄い。

「書くのって楽しいけど大変だなあ」っていうのが、この一年で分かったことの中で一番大きい気がする。本当、元々「これ俺も書けるんじゃ?」と思って書き始めたんだけど、あそこでやらなかったらマジで口だけ野郎になるところだった。ラノベ読んで、「こんなの誰でも書ける」とか思ってる人は冗談じゃなく自分でも書いてみて欲しい。今自分が読んでいる簡単そうな文章を書くのに、どれだけ脳をフル稼働させないといけないのかが分かる。

あと、これは自分の傾向なのか、それとも創作全体の話なのか分かんないけど、ある程度脳のピントが創作に合ってないと書けない。真面目な本読んだ後とか、集中力が他のことに向いてた直後って本当にビタイチ創作ワードが出てこないので、多分生産量が多い人ってこの切り替えが凄い上手いんだろうなーと思う。自分場合、脳のチャンネルを切り替える為にある程度他の人のエロ小説読んだりしてた。

まあとにかく、エロ小説書くの凄い楽しいし、自分が作った世界キャラがすごーく好きになれたので、今後もエロ創作は続けると思う。

以下はそれ以外で得られた知見とか。

NTR(いわゆる寝取られもの)に対して極端にセンシティブな人が多い

自分ではそんなつもりもないのに、感想に「NTR展開にはしないでくださいね!!」とかわざわざ書きに来る人とか結構いる

NTRもの感想が荒れる作品も多いようで、NTR好きという人も多い一方、「絶対NTR摂取したくない」という人も多いんだなーと思った

・エタってる(長期中断)好きな作品にこつこつ感想書いてたら復活してくれたことがあってめっちゃしかった

自分でも感想つくと凄く嬉しいし、感想って創作者にとっては本当にエネルギーになるんだなーと実感

・好きな傾向の作品感想書いてるとその次も好きな傾向の作品書いてくれたりするんで、好きなジャンルには積極的に反応していくことが大事

自分で読んでいてすごーくエロ作品でも、全然ポイントがついていない作品結構あって、本当にタイミング重要なんだなーと思った

最後ちょっと自慢なんだけど、短編限定だけど年間ランキングで1位・2位とれた。たくさんの人に刺さる作品が書けると嬉しい。けどマニアックなのも書きたいのであまりポイントにはこだわり過ぎないで創作続けたい。

以下はランキングリンク。当然18禁なので注意

https://noc.syosetu.com/rank/list/type/yearly_t/

2020-11-23

ホロライブ中国問題って別に初めて起こしたことでもないよね?

ホロライブ中台関係について詳しく書かれていた記事を見たのだが、そのブコメ等を見てもあまり共有されてないのかなと思って。

ホロライブ中国政治的センシティブなとこ、もっと言えば「一つの中国原則」のような独立運動が燻る領域に突っ込んだのは今回の件が初めてではないという話。

なお以下Vtuber名前敬称略とする。

タピオカミルクティ騒動(2019/3/31)

湊あくあが昨年3/31の『【Vtuber】一週間お疲れ様でした。【湊あくあWEEK】19:00』の配信中に中国台湾を別の国と認識していると捉えられなくもない発言をしてbilibili側が荒れた騒動

大体経緯はこう。

1. 湊がタピオカを「中国飲み物」と評する

2. 「台湾飲み物」という趣旨コメントが書かれる

3. 湊はそれを見て「台湾飲み物なんだ~」と発言

4. bilibili側は荒れて、それを知ったがあまり理解できていない湊はいらすとやの土下座イラスト自分の顔を貼り付け「ごめんね」と書かれたコラをツイート

5. bilibiliのあくあのチャンネルが凍結される

まあ「日本飲み物シークワーサージュース飲んだよ」「沖縄飲み物だよ」「沖縄飲み物なんだ」みたいな感じ。

沖縄台湾の代わりの喩えとして不適切?まあそうかもしれないけど。

何にせよ要するに「中国飲み物」を否定し「台湾飲み物」だと訂正した発言だと捉えられたわけだ。

とはいえ、この騒動は「炎上」と評されがちだがBANはされども特に公式謝罪はなかったはずだし実際そこまで燃えていなかったようだ。

当時の書き込みを調べると無知な湊を誘導するようなコメントを書いたのが許せないという論もあったようだし。

一方で台湾独立した国だと捉えているような発言をすればBANされるという可能性をこの時点で示してもいたである

チベットクイズ騒動(2020/6/11

癒月ちょこの6/11配信『【#ちょこオネア】第6回ちょこオネア今回のゲストスバおかコンビ!無事クリアすることができるのか?!』においてチベット独立した国として扱っているかのような出題を行い問題視された騒動

事前に視聴者から募集した問題として次のような問題が出された。

Q.日本十二支に猫がいないのは有名な話ですが、世界には十二支に猫がいる国があります。では、次のうち十二支に猫がいない国はどこでしょうか。

A:モンゴル B:チベット C:タイ D:ベトナム

まあbilibiliでは「チベット中国領土であり国ではない」ということで燃えました。

特に今回はタピオカの時とは違って前準備の段階でチェックできたはずでしかも国と明言されているという違いもある。

ここに至ってカバー公式言及せざるをえなくなりbilibiliに次のような声明投稿された(何故か日本語)。

上記問題について弊社は深く反省し、事態の重大さを改めて認識しました。

今回のクイズに関しては、監修が不十分だったため、それぞれの問題について確認が疎かになっていました。

その事で、中国ファンの方々の感情を深く傷つけてしまった事を深くお詫び申し上げます

今後同様の問題を避けるために、コンプライアンスに対する教育研修を進める中で、中国に関する知識教育も行なってまいります

これまでのご声援、誠にありがとうございます

私達は常に中国ファンの方々の気持ちを大切に考えております

重ねてではございますが、今回の問題に対して深くお詫び申し上げます

https://t.bilibili.com/399642579432058924

この問題投稿した視聴者が叩かれるという可哀想出来事もありつつも声明以降炎上は終息していった。

「今後同様の問題を避けるために、コンプライアンスに対する教育研修を進める中で、中国に関する知識教育も行なってまいります。」というわけでタピオカの件から1年越しで中国進出による政治的リスクへの対策も取られることが明言されしばらくこの手の問題は起こらないと思われた。

YouTubeアナティクス騒動(2020/9/24及び9/25)

9/24赤井はあとが配信した『緊急会議!はあちゃまのプロヂュース作戦!』において「どの国が多いか」という質問に対しYouTubeアナティクスを読み上げたのだがその中に「台湾」が入っていた。

これによりbilibili側が燻っている最中、翌日9/25、時間にして約12時間後に桐生ココが『あさココLIVE 9/25 #asacoco』を配信しその中で今度はアナティクスそのものを開示した。

もちろん内容はYouTube側が作ったグラフのものだが、「上位の国」に「台湾」があるという構造になっており国扱いしていると炎上した。

結局赤井桐生両名はbilibiliでの生放送権限剥奪されることとなった。

赤井権限剥奪が先だったか桐生配信が先だったかは今となっては調べようがない(記事https://ytranking.net/blog/archives/36947によれば赤井剥奪されたのが先っぽいか?)が、これを問題視する中国からすれば赤井配信燃えている最中桐生問題視されていた行動と同様の行為を更に一歩踏み込んだ形で行ってきたように映ったようだ――つまり不幸なことに赤井ミスだが桐生については偶発事故ではなく重大過失または故意があると見なされたのだろう

特に一部の過激派桐生行為台湾問題に敏感な中国人に対する挑発的な宣戦布告と受け取ったのである

一方で赤井発言はそれなりに問題視されどもそこまで大きな炎上となってもいなかった。

もちろん最近上がった記事解説された諸々を巡る政治状況や以前からあったbilibili側の不満等が無ければ桐生に悪意があると捉えられることもなかっただろうし複雑な背景が絡み合った結果でもある。

ただ、仮に赤井の件がなく桐生アナティクスを言及したのが最初という状況なら、炎上は起きてただろうがここまで悪し様に解釈されたか微妙なところではないか分からんけど。

この後のカバーと「ひとつ中国」を巡る話はブコメでもよく知られているので省く。

最後

カバー中国から事実上撤退するようだがそれは間違った行動ではなかったと思う。むしろ自分は支持している。

というのもカバーチャイナリスクと付き合えるとは到底思えないからだ。

著作権問題の際にも6月問題が発覚してから過去動画を一部非公開するだけの場当たり的対応をした(任天堂には直接謝罪を行ったようだが他については不明)ために、7月末にそれまで放置していたゴーストトリック配信アーカイブ権利者削除されて結果所属VtuberYouTubeペナルティを受けて休止に追い込まれている。

今回の中国問題についても、「台湾中国と別の国だと捉えたと解釈されるとBANされる」「チベットに対して国という表現をすると燃える」という先例を身をもって知っていたはずであった。

それにも関わらず再発を防げなかったのである

こうした弥縫策ばかり行う傾向にあっては騒動が起こるのは早いかいかしかなかった。

これは事の善し悪しの問題ではない。しかし現地調査をして政治的タブーリスクを避けるのは海外進出の際の必須条件ではなかろうか。

それができないのであれば目に見えて大きな地雷が埋まっていた地域、今回で言えば中国には進出するべきではなかったろう。

まあ英語翻訳の最大手だったHololive Moments解散済)は中国運営だったし、そう考えると海外展開は今のような形と変わっていたのかもしれない。

桐生英語圏のファンの獲得に強く貢献しているのでどちらにせよ英語圏のファンを早々に掴んでいたかもしれないが)

それでも負えないリスクを負うべきではないしじゃないと不幸な結末にしかならないよ。

2020-11-20

anond:20201120192057

自分センシティブな部分を陰湿になりがちな場所に曝け出してるのに傷が付くとか付かないとかを考えてないのは無謀よ

ボロボロになって一応の答えを得られたならまだマシだけど、ボロボロになっても何の答えも得ないまま1日が終わるのが匿名サイトよ。

表現などがセンシティブな扱いを受ける場面、TPOについて、「家の中で花火をする」とでも喩えるような評価をするから良くないんだよな。

そうではなくて、「ぶどう電子レンジに入れる」ような、とんでもなく特殊な条件によって「やっちゃダメ」が発生するんだよな。それは決して花火のような、単体で取り扱い注意となるようなものではなく、生活に欠かせないフレンドリー存在でも何かの拍子に危険物と化してしまうことがあるという話なのだよな。

ぶどう電子レンジに入れていいわけないだろ。常識で考えろ」なんて誰も言わないわけじゃん? 「予想外だったけど、これはやっちゃダメなのか」と、学びを得ていけばいいじゃんな。

2020-11-18

ホームレス異文化扱いするのが差別だと言う人達のほうが差別主義者

周回遅れだけどなんかモヤっとしたので書かせてください。

例の記事が無邪気に書かれたものなのは間違いないけど、一方であの無邪気さを持てるほどの関係性を築けているからこそのあの文章だというふうにも読めてしまった。たぶんインド人とかと同じような感じでインドの良いところを紹介しますみたいなノリだったんだろうな。カースト制度が残っていたり女性レイプあいやすかったりそういうセンシティブな側面もあるけどそれには言及しないでインド人の良いところを紹介したらああい文章になるのだと思う。それにたいしてインドはそんなポジティブなことばかりではありませんとメタな話へ転換してそんな軽いノリで語るなと批判されていた。

けどそれって批判になってるのだろうか。

インド人異文化扱いして良いところを語るのは別に差別でもなんでもなくて単なる体験の紹介以上のものではない。だからなんかズレてる。ホームレスを紹介することを差別だという人達のほうが差別的じゃないだろうか。

ホームレスを神経質な人達としてとらえていて知識がない状態で語るのは駄目だってのが批判している人達スタンスだったけど、それってホームレス自分達とは別な存在として考えていないと出てこない批判だよね。ホームレスを語るには前後知識がある状態で語れ、無知差別だって言うけどそうやってホームレスを神経質な他人として扱い差別してるのはむしろ批判者のほうじゃないのか?ホームレスに関してはその背景を考慮して普段おこなっているコミュニケーションとは別のコードを用意したうえで語るべきだってそれこそが差別じゃないのか?なんで普通に話しちゃいけないの?なんで普通にホームレス生活の知恵はすごいって思ってはいけないの?

例の記事の筆者はとても無邪気でホームレスにたいしてものすごいフランクに語っていたけれどそれこそがむしろ差別的であってホームレス異文化扱いするのが駄目だって言うことのほうがむしろホームレスを異人として扱っているように感じる。

2020-11-14

anond:20201114104952

「手渡し厳守!」と書かれたセンシティブ個人情報である健康診断結果も

佐川は何も言わずデフォ置き配で置いてってくれたで

2020-11-11

中国米国バックドアは仕込むだろうに、なぜ中国製品だけでなく米国製品も排除しないのだろうか

オバマ大統領BlackBerry通信の一部がカナダ経由ということで批難されたわけだが、

日本もそれぐらいセンシティブになるべきではないだろうか

BlackBerry複数経路に分割されるためカナダで盗聴しても復号不可能だと思ったけど

2020-11-09

多様性を主張する人は多様性批判する人を認めてないよね

そういう所だぞ。

結局お前らは矛盾の上に成立してるんだ。

自衛隊と同じようなセンシティブ立場にいることを自覚して丁寧な発言を心がけやがれ

2020-11-07

anond:20201107131803

女性向けって公式二次創作ガイドライン出していて、その範囲内で二次創作していても

『たとえ公式ガイドライン範疇内であっても、原作キャラ認知に悪影響を与えかねない二次創作は悪!!!!』って文句が飛び交いやすジャンルがわりと目につく気がする

それなら二次創作自体やっちゃだめなことにならないか、というような方向に議論が行くと、

『その通りだから二次創作者はたとえセンシティブ表現がされていなくてもアカウントに鍵をかけるべきだし、そもそも公式二次創作を認めるべきではなかった』と開き直りがちというか

男性向けジャンルでもこういった二次創作自体の是非を外野がああだこうだ勝手議論し始めるごたごたって起こったりすることあるんだろうか

2020-11-04

もう自覚的無自覚かにかかわらず、性的眼差し露骨に含んだ作品は「触れないほうがいい」ものになってしまったんだなあ

今回の件をきっかけに企業文脈外での「性的露骨な要素を含む表現」には相当センシティブになるだろうし、世間オタククリエイターにも過度な自重傾向が現れてくると思う

遅かれ早かれそういう時代が来る、来てしまったということだよ

2020-11-02

https://anond.hatelabo.jp/20201102193716

この感覚はわからないでもないが それを他人に求めるのはおかしくね?

自分の周期という私自身のセンシティブ情報他人に知られたくない が一足飛びに 女性生理周期は公開するのを眉を潜めるになってるのは ちょっと考えたほうがいいよ

自身女性であることに否応無しに向き合ってしまうからこそ”女性”というものと一体化してしまうんだろうが 

性的魅力があるってことは生物として最高の褒め言葉ひとつではあるじゃない??

褒め言葉セクシャルもの一辺倒なのはかにどうかと思うしセンシティブワードになってるから初手で言うのもあまり良くないし

相手が嫌だって表明していたら言わんようにするのがいいと思うけど、

それは自分文化が違う人から褒め言葉であるっていうのは認めてほしい

BL表現ポリコレから自由であること」と「同性愛者を表現する時に当事者配慮すること」、そして「同性愛者の表現BL表現区別すること」はそれぞれ全く異なる議論であって、全て同時並行で成立もするし、「BL同性愛者に配慮しなければならない」という話ではないのよな。

「ここでは同性愛者を表現しなければいけないところを、BL表現代用してしまった」という”やらかし”が炎上した時、「BL表現センシティブなのだから同性愛者に配慮しなければならない」という言説と、「BL表現同性愛者とは無関係なのだから、完全に自由であるべき」という言説の喧嘩が始まるのだが、そのどちらも批判していかなければならないのだよな。

こういうことは、男性向けの美少女表現などでもしばしば起こる。(しかし宇崎ちゃんポスターなどはそういう類の話ですらなく、シンプルに「二次元表現」でしかなかったのだからシンプルに「現実とは無関係」と言い切れる事案だったのよな。)


ただ、BL表現同性愛表現は必ずしも0か1かで区別できるものではなく、双方が溶け合って一つの表現となっている場合もある(というか、おそらく大部分を占める)という点が、議論を複雑にしているのだろう。

「米は健康に良いかいか」という解像度の低い話ではなく、「糖質は?食物繊維は?運動量は?」と、状況や各要素に着目した丁寧な議論を行わなければいけない。

anond:20201101170319

DMで送られてくる性器画像ブロック不可能だが、世界に向けて発信する下着画像センシティブ設定をしてればブロック可能だ。

タンクトップ乳首が浮いている男性社員セクハラだが、女性社員乳首が浮いているレベルでなくマイクロミニ禁止まで要求するのは不平等だ。

ドレスコード差異差別、については強く同意する。未来社会男女平等であってほしい。

2020-11-01

anond:20201031093952

知的障害者まれちゃったら放棄できるようにはして欲しい。センシティブすぎて誰も口にしないけど少子化の原因のそこそこを占めてるだろこれ。

だいたい生まれ育った家族に既に知的障害がいたらもううんざりしてんだよ。

2020-10-31

月経を抱えた人生が始まった12

お礼と追記------------

ホッテントリ入したので多くの方に読んでもらえたようで、感謝です。

どうかあなたの周りにいる思春期まっただなかの娘さんたちの辛さにも、ちょっと心を向けてあげてください。


あとあれだ・・・男のつらさについて語りたい感じのブコメの方。

別のところで存分に語ってくれたらいいんですよ、あなたの辛さも。

ここでは女性の体とホルモンについての話をしていますので。


娘は中容量のピルの投薬がもうすぐ終わるけど、割と絶好調に近付いてきている。一安心

彼女の二大懸念事項である生理不順とニキビのどちらにも劇的に効果があると知って、低用量ピルの投与を始める可能性が濃厚です。

ブコメでもピル飲んでQOL爆上げという方が複数いたけど、私も実は昔飲んでました。

ライナーで事足りるくらいの出血量になるし、傷みもほぼ無くなるし、いつ来るかが確実にわかから月経生理現象から制御対象になるんだよね。

それでも思春期女子にいきなり使う事への抵抗があったのは、自分の中に残った「性と生殖自然に任せたら問題ない」という根拠不明のなにかがそうさせたのかも。

タンポンも、ピルも、痛み止めも。もしかしたら無痛分娩も同根なのかも。

あしかし。

コメントでも自分思春期が辛かった事を書いてくれた人がいっぱいいるけど、やっぱり必要だよね「思春期外来」っていう結論に至りました。

できれば親の付添なんか無くても気楽に行ける、若者向けの性と生殖相談窓口が欲しいのよ。

(本当は男子の陰茎周りの話もティーンカップルの性の話も相談できる医者必要だよね。)

これが少ないためにどんだけの子供が苦しんでいるかと。

母親なのに30日も生理が続いてて気付かないの!?とも言われたけど、これがまさにそういう問題

「血が止まらないんだけど」→「10日くらい続くのはよくあるよ」

「まだ続いてるんだけど」→「止まって、再開して、また2週間以上続くのもぜんぜん珍しくないよ」

みたいな感じで母親自分経験者だからこその無理解で、子供医療から遠ざけがち。

ほんとかわいそうな事をした。

睡眠外来とかもここ10年くらいでかなり増えたな、という実感があるけど、このくらいの数になってほしいなあ、思春期外来も。

各所の婦人科医さん、頼んだ・・・

以下本文------------

https://note.com/wakari_te/n/ne5fc8dd14fda

これ読んだのでここ1ヶ月のことを書き残しておきたい。

中1の娘がいる。

初潮からちょうど1年くらい。

初経から1年はぜんぜん出血量も多くなかったが、その頃から不定愁訴というのかな、

「頭がいたい」

だるい

「おなかが痛い」

「なんかしんどい

が明らかに増えてきた。

小学生時代はとにかく健康優良児、スポーツ万能。

ワクチン以外で病院に行ったことも殆ど無いような子。

いつもやる気に満ちあふれていて、溌剌という言葉がぴったり来るような女子

それがいきなりどんよりモードになってきたのだから、親としても戸惑った。

でも思春期というのは男女問わずそういうもんだということも言える。

寝る時間が遅くなったり、友達関係も心の動きも複雑になるし、心身症みたいなこともおこるだろう。

ホルモン暴走が数年が続くのだから、男女とも体がおかしくもなるだろう。

そう考えていた。

ところが先週、娘が

「頭がフラフラする」

と言い出した。

寝不足なんじゃない?と軽くあしらっていたが、生理が止まらいからかな?と言い出す。

何日続いてるのか聞くと、32日と。

1ヶ月ダラダラ出血してるわけ。

ここ1週間くらいは出血量も増えて辛いと。

あーこれはそろそろ産婦人科に連れて行かないといけないのか、でも近所は産婦がメインだし、友達の目とかも気になるかもしれないし。

思春期外来もあるレディースクリニックは人気すぎて全然予約取れないな~

とか考えているうちに、次の日には

頭痛がしてダルい、起きられない」

と臥せってしまった。

慌てて貧血用のサプリを飲ませ、取り急ぎ近所の産婦人科に連れて行った。

運良く女医さんがいた。

取り急ぎ貧血気味なので生理止めないとね、という話になり、プラノバール14日分を処方される。

中容量ピルだ。

ところが、これを飲むと高頻度で吐き気副作用が出るらしい。

娘はバッチリはまって吐き気で起きられなくなった。

吐き気止めを朝夕飲み、体を引きずって学校に行ったが体育は当然できず、早退。

飲むタイミング食事を調整することで、数日かけてようやく吐き気がマシになり、日常生活が送れるようになってきた。

(余談だがこのプラノバールは緊急避妊で使われるケースもあり、この場合は数倍の量を一気に飲むのでさぞキツかろう・・・と思った)

ここ1ヶ月、おそらく貧血通奏低音様の腹痛に邪魔されて、娘のパフォーマンスはガタ落ちだった。

運動系習い事は1/3も通えず、塾も半分しか行けなかった。

それが原因で数学英語で全くわからない単元が出てきてしまったらしく、初めて「わからいから塾に行きたくない」と言い出した。

やっぱり英数というのは明確に階段状になっている科目なので、一段つまずくとそこを抜かしての巻き返しはできない。

追加で登校したり、動画学習をしたり、質問に行ったりそれなりに大変だったけど、早めにわからない部分に気付いたため何とか追いつけた模様。

おやすみのために塾や習い事学校電話して説明しまくって(コロナ禍なので体調不良に皆センシティブで、娘には気の毒だがかなり詳細な説明を求められる)。

何回も説明しているうちに気付いた。

この紆余曲折みんな、男子だったら全く必要無い苦労なんだよね。

むろん、障害がある子、持病がある子、体力が無い子も相対的に不調が続いている状態といえる。

でも、人口の半数が(いわゆる高温期の)月間14日程度は相対的不調、うち7日程度は絶不調。

それなのに、統計的に差が出ないレベルにまで勉強や諸々の活動をできてるというのは、これは相当に、がむしゃらに頑張っているという事なのでは?!と気付いた。

中学受験すらこのハンデの中でやってたんだな。

自分もしてきた苦労なのに、(むしろ自分生理が重い方なのに)なんでこのハンデに今まで気付かなかったんだろうと不思議に思う。

思うに人間は慣れるからだ。出血にも痛みにも。

そういえば出産後、保健師さんに

貧血でも人間からだは血がない状態に慣れるんですよ。

でも、鉄剤を飲んで『体が楽になった!』と気付いて、初めて貧血自覚するんです。」

という話をされたけどこれに似てる。

私だけじゃないし、調子が悪いのが普通だし、慣れるし慣れさせられる。

いわゆる生理痛があまりなく、「生理が重い」という自覚が無い娘だが、それでもフツーの日常を送り、フツーの中学生としてフツーのパフォーマンスを出すのにこれだけの紆余曲折がある。

小学生の時みたいな男女区別がつかないくらいの、生気が充溢してる毎日ってのは送れないもんなのだなーと。

婦人科では低用量ピルを勧められた。

ローティーンあいだは無排卵性の月経である事が多く、この場合子宮内膜の増殖は多くなく、したがって出血も少なめだが、周期が安定せず、月に何度も出血したり、何週間もダラダラ出血したりする。

逆に排卵のある月経になってくると出血も痛みも増して「重い」月経になってくる。

金銭負担もあるし、副作用もあるし、また調整に時間かかるかもしれないけど、痛みと出血PMSが大幅に軽減するならやるべきかも。

妊娠する必要が無い時には生理不要なのだ本来は。

思えば自分思春期の頃、月経が来るたびに憂鬱で苛立っていたが、単に体調不良からでない。

このアンコントローラブルで自分の足を引っ張るだけの生臭い血みどろのヤツがずっと自分人生に付き纏うことに対して、えも言われぬいら立ちがあったのではないだろうか。

もっとコントローラブルな対象として見ていいはずだ、月経も。

というわけで、考えても見なかったが、娘に低用量ピルをすすめると共に、もはや「生み上げた」存在である自分にもミレーナを使う事で、月経からの開放を目指そうと思う。 

月経を「受け入れて共存するもの」とするか「克服すべき不調」とするかによって対応が変わるのだろうと思う。 

娘にも娘の選択があるだろうが、私は後者を選ぶ。


ちなみに、女はツラいマウントしたいわけじゃなくて、この初潮直後のローティーンの体調グダグダしんどい感じ、言語化がうまくできないのか世の中であんまり見ないな、と思って親の立場からですが書いてみました。

成人女性月経にまつわる話はすごく出回るようになってきたと思うんですがね・・・普通は恥ずかしいし、隠したいしね。

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