はてなキーワード: コモディティ化とは
いらすとやさんの作品のクォリティが低いと言っているわけではない。むしろこれほどの高クォリティの作品を大量に提供し定期的にストックを増やしていることは驚くべきことで、おいそれとまねできるものではない。
ただ、このイラストを自分のウェブサイト/ブログで使う人は、いらすとやのイラストの作風が広く知れ渡り、コモディティ化してしまっているため、使うとかえってイメージを低下させてしまう。これを使う人は、陳腐で面白みのないものを、そうとわからずに使っている寒い人になってしまっている。自分は気が利いたことをやっていると思って、実際のところは全くそうではない結果になってしまっている。
個人ブログでは、コンテンツを無料で作ろうとしていて、何も考えていないということを暴露する以外の機能を、いらすとやのイラストは果たしていない。
ヨドバシの冷蔵庫コーナー行ったら、なんかLGのでかい冷蔵庫置いてあったのよ。
100万とかする冷蔵で、なんだこれって思って見てたんだけど
すげーでかいっていう以外にも冷蔵庫開けると奥に引っ込んでる棚がちょっとだけ前に出てきたりすんのよ
そんで足元センサー付いてて、そこに足を置くと冷蔵庫が開くんだよ
正直どういうシチュエーションで使うのかさっぱり分からんけれど
「なんかすごい」
的なのは十分感じた
そんで次に洗濯機コーナー行ったらまたLGがでかい洗濯機置いてるの
今度はなんだ?って思ったらドラム式洗濯機の下が引き出しになってて、そこに小さい洗濯機が入ってるんだよ
少量の洗濯物はこちらで洗いましょう、とか、分けて洗いたいものはこちらで、とか書いてあるのよ
いや、絶対いらんだろうって思ったけど
「なんかすごい」
的なのはまた十分感じたんだよね
「いらんだろう」っていうのばっかりだった気がするけれど
なんかすげーな、っていうのがあった
なんていうか、「その発想はなかった」っていうのがあった
でも今はそういうのが全然ない
スマホと連動していろいろできる、っていう
「まぁそういうのが必要な場面もあるかもしれんけど、多分使わない機能」
であって
「誰でも思いつきそうで誰でも作れそうな機能」
なんだよ
多分に過去のそういう失敗から無難な家電づくりに倒している気もするし
まぁ正直、技術はコモディティ化してるから誰でも作れそうな機能になるのはしょうがないんだけど
誰もが思いつかなかった機能ってのが出にくくなってる気がする
興味深い例だと思う。機械がある程度改造できる余地があってはじめて、創造性を発揮することができるように見えるから。
機械の部分をいじって、全体の動きを変えることができるには、部分と全体の関係をある程度理解している必要がある。
そして、それぞれの部分は、人間の手でいじって、壊さずに変えることができるくらいには、単純なものでなくてはいけない。
最近のPCで失われてきているのは、この部分と全体の関係じゃないかという気がする。
Macみたいに製品が高度化して、部分と全体の有機的な結びつきが、ものすごく緊密になっていくと、部品をひとつづつ取り出して交換したり、改変したりすることが難しくなってくる。
ぜんぶひとつのボードにはんだ付けしてあったり、糊付けしてあったり、フィルムで覆ってあったりするので。
素人の手で分解修理することができないから、お店に持っていくしかない。預かった側も、複数の部品が一つのボードに合体しているので、多くの部品を、あるいは本体そのものを交換ということになる。
作り手の企業が意図したとおりに動くよう、PCを設計すればするほど、ユーザーにとっての遊びの要素がなくなっていって、ユーザーは受動的な消費者になってしまう。
最近、作り手の企業とユーザーとの間の、この不均衡がやや極端になってきている気がする。
PCがコモディティ化して、PC製造販売は普通にやっていると利益の薄い産業になったので、製品をブラックボックス化してユーザーに触れないようにすることで、定期的な買い替え需要が発生することを確実にする必要があるのじゃないかと思ってしまう。
AppleがMacを毎年少しずつバージョンアップして発表するごとに、スペックが上がれば値段も上がっていくのはあたりまえだと消費者は納得しがちだが、必ずしもそういうことはないと思う。
テクノロジーはすぐにコモディティ化して、価格が下がっていくという視点がここには抜けているから。
部品がとても交換しやすかったThinkPadもMacと同じ途をたどっていることは、こうした兆候の表れかもしれないと思う。
今年発表されたThinkPad X280では、これまで取り外し可能だったバッテリーが内蔵型になり、かんたんに交換できなくなってしまった。メモリもフィルムに覆われて、どこにあるのかわからないようになってしまった。
「日本すごい」といった日本礼賛TV番組が揶揄されることがある。
その是非はとりあえず置いておいて、そこで取り上げられるのって、
職人が作った包丁だとか、江戸切子だとか、食品サンプルだとか、
すごいのはわかるけど、みんなが使うものじゃないんだよね。
例えるならイームズの椅子のような、そりゃ好きな人は好きかもしれんが、大抵の人にとって身近なのはニトリなんだよ的な。
白物家電が強かった時代の日本企業の製品ってやはり世界中で知られていて、
トーシバだとかヒタチ、パナソニック、ソニーって企業の名前やブランドは知られている。
翻って現代のコモディティを考えるとハードだとスマホやPC、ソフト(サービス)だとSNS(Facebook, Twitter, instagram)やWebサービス(Google, Amazon), アプリ(Uber, Airbnb...)といった感じで、日本発のものってコモディティ化すらできてないんだよね。
考えてみたら、自分は働き方改革には反対なので安倍政権を手放しに応援できていないな。トリクルダウン方式には賛成だけど。
というのも、裁量労働制って突き詰めていったら能力に応じて働ける場の区分けになってしまって、チャンスや職を失う気がする、自分は凡人だし。
まあ、色んな枝葉をぶった切っているので乱暴極まりない書き方だけど。
でも、社員の取捨選択に(直結ではないだろうけど)つながると思うの。そんなんなったら、自分は出て行く対象になっちゃうな。
(運良く)いい感じの働きをしたからもっと賃金を寄越せという論調をよく見るけど、逆に運悪く成果の出にくい仕事をしたときは賃金減らしてもいいのかね。
仕事の割り当てって、結構ばらつきがあるはずだけど。継続して成果を出し続けられる人は、それなりに出世をして賃金上がっているみたいだし。
もっとも、ポストに見合った賃金(あるいは相応する何か)が貰えないというのなら話はわかる。
ただ、この辺って、みんなどう折り合いを付けているんだろう?賃金減ってもいいのかね。
これは経済学的に考えればわかる。
女子大生の「恋人がほしい」という需要に対して、「私はどうですか」という供給はいくらでもある。
女子大生はたくさんの供給のなかから、いくつかを選ばなければならない。
ここで選択の基準となるのが「差異」、つまりほかとの違いである。
人々は機能やデザイン、そしてストーリー(こんな思いで作りましたとか)を見て買うのを決める。
恋愛における機能は優しさ、デザインは見た目、ストーリーは出会い方である。
そこでデザインとなるのだが、これは持っていまれたものなのでブサイクだと勝負にならない。
そうなるとストーリーなのだが、暴漢に襲われているところを助けたぐらいしないと、出会い方に差異は生まれない。
供給過剰における恋愛市場は、必然的にイケメンの一人勝ち状態となるのだ。
だが、これが社会人になると話が変わってくる。
給料が手に入ると、それを元手に、設備投資ができるようになる。
つまり、社会人になって初めて、設備投資による競争が可能になるのだ。
学生の恋愛市場は、特に男性にとっては、非常に限定的なものだ。
これは政府によって市場が統制されていて、自由な取り引きができないようなものだ。
±50歳の女性と取り引きできるようになり、顧客候補が無限に増えるのだ。
設備投資と完全な自由市場、これが社会人になってモテるようになる理由である。
そこで私が「どうですか、セックス」と供給をすると、「そういえば、セックスが欲しかった」と私のことを買うのである。
このようにして供給がない場所に、自分一人が供給することで、下半身を独占することができる。
重要なのは市場の独占である。供給過剰な場所で似たようなプロダクトをリリースしても何もいいことはない。
そして、市場の独占をするためには、プロダクトインでやらなくてはいけない。
例えば、マッチングアプリのようなものがマーケットインである。
マッチングアプリにいる女性は「私は性を求めています」という需要が顕在化している。
そこに対して供給をするのは一見、効率的に見えるが、顕在化している分、他者も供給ができる。
そうすると結局、競争が起こり、市場の独占は難しくなるのである。
プロダクトインで需要を掘り起こし、下半身市場を独占するのが得策だ。
私は社員数1万5000人の会社に勤めており、そこにはアラフォーの既婚女性はいくらでもある。
セックスレスであり、まったく供給がないので、私は彼女らの下半身を独占できる。
再び書くが、私は3人のアラフォー女性の下半身を独占している。
機能、デザインを磨いた男が、「若い男との未知なるセックスどうですか」というストーリーをたずさえて現れる。
これによって彼女らの需要を満たし、下半身を独占したのである。
私は現在24歳だが、30歳まではこの戦略で恋愛市場をサバイブできるだろうと踏んでいる。
まず戦うフィールドが間違ってる。
予測モデルの精度改善がそのまま売上の改善につながるような業態の会社を選ぶんだよ。
例えばGoogle.
ここで言う広告とは、GoogleやらYoutubeやらに訪れたユーザーのデータを詳しく分析した上でもっともコンバージョンレートが高くなりそうな広告を予測して表示するタイプの広告だ。
「誰にどんな広告を表示したらもっともコンバージョンレートが上がるか」というのは、当然データ分析や機械学習の範疇だ。
想像してみてほしい
1. 毎日GoogleとかYoutubeとかに何億人だかのユーザーが訪れる。
2. 世界トップクラスのデータサイエンティスト達が作り上げた、Googleのコンバージョンレート予測モデルはもっともユーザーがコンバージョンしそうな広告を予測して、それを表示する。
3. 予測モデルがはじき出した結果が正しければ、ユーザーは広告をクリックし、広告主は収益を上げ、その一部がGoogleに広告費として入る。
この時、2.の予測精度が1%上がれば、Googleの売上はそのまま1%上がる。
Googleの年間売上が1〜2兆円くらいだったはずだから、1兆円の1%としても100億円の売上向上という事になる。
そういう企業のデータサイエンティストは、絶対に元増田のような仕打ちを受けない。
逆に、データサイエンティストが末永く高い生産性を発揮できるようにあらゆる努力が行われているだろう。
Googleじゃなくてもこういう事業構造を持った企業では絶対にデータサイエンティストは軽んじられないと思うぞ。
広告以外だと、例えば保険業界のアクチュアリーとか金融業界のクオンツなんかも事業継続や収益に直結するから良い感じなんじゃないか? 知らんけど。
あのさ、「R/Pythonでバリバリ分析しようと思ってたけど入社したらExcelしか使わせてもらえませんでした」って転職先の下調べ甘すぎだよ。
プログラミングというスキルに対してどういうスタンスを取ってるかって、企業によってぜんぜん違うぞ。
元増田の会社みたいに「プログラミングスキルはコモディティ化したスキルで全部外注に出せばいい」みたいなスタンスを取ってる会社だってごまんとあるし、そういう会社に入ると悲惨なことになるぞ。
ちゃんと、転職エージェントから転職先の情報聞いたか? 転職先の会社とミスマッチが起きないように入念に面接を繰り返したか? Vokersは読んだか?
転職エージェントは転職が成約すると報酬が入るようになってる事が多いから、話半分で聞いたほうが良いとは思うが、それでも元増田レベルのミスマッチは指摘してくれると思うぞ。
面接は人事部門だけでなく、所属予定部署のマネージャークラスとか同僚になる可能性が高い人と面接させてもらって相性が良さそうかよく確認するんだよ。
Vokersは安いからとりあえず読んどけ。
データサイエンティストって基本的に物凄く"か弱い"職種なんだよ。
エンジニアみたに実際の製品を作る訳じゃないし、営業みたいに客が取れる訳じゃない。
データサイエンティストがバリューを発揮するためには、自らの成果を他の職種に理解して貰えないとダメなんだよ。
※Googleみたいに作ったモデルが直接プロダクトに組み込まれる場合は別な。
じゃあ、どうすれば他の職種から理解して貰えるかというと、これは難しいところだな。
僕も分からん。
ただ、1つ言えるのは、他の職種から信頼してもらえなければデータも出てこないし、分析した結果に耳を傾けられる事もない。
組織ってその内部にいろんな評価基準を持っている。その評価基準は必ずしも全体最適になってないかも知れない。だから無視したくなるかも知れない。
でも、まずは相手が持ってる評価基準に合致するようなバリューを出して、協力を取り付けるんだよ。そうしないと話が進まないからな。
既存の評価基準の中で十分な成果を出したら、発言権が増すからそうしたら次は増田の好きなようにやればいい。
まあ、これをするのが面倒なら、最初からデータサイエンスが事業に直結してる会社に入ると良いと思うぞ。
というわけで、元増田は、
3) 入った後の進め方も拙かった。
現実的には、手に職を得る=公にまもられた既得権益層になることなんだよね。オツムのレベルに合わせて選択肢はそれなりに用意されてるし。
そうやっていつの時代の大人も「フロンティア人材たれ」とか言って若者を煽り続けてるけど(最近でいうとデータエンジニアリング人材)、
ついついそれに乗せられちゃったまではいいものの、当時はまだ端も見えないぐらい最先端だったはずの技術がコモディティ化しちゃって、
おっさんになってから自身の有能・無能の狭間で息切れしてメンタル的にヒーヒー言ってる人は多いと思うのよね。元増田も含めて。
ここで社内でその筋の大家と目されたり管理職ゴールに乗れない人は、絶え間なく現れる先端技術と老化ですり減り続ける自分の才能と格闘し続けることになるから。
最近,Webブラウジングをしていて気になるようになったのだが,
* 初回限定割引
* 返金制度
* 向いてない方の一例に「一回で治して欲しい」「その場しのぎの治療」と書いてあって,暗に継続利用することが仄めかされている笑
ここで例は挙げないが,おそらく,皆同じWEB業者のテンプレート使ってるんだと思う。
また,このような現象が起きた背景には,
それを「集客コンサルティング」などと称して新興系整体院に売りつけ,
という流れがあったんだと思う。
これら関係者のなかで誰が悪いと感じることはないが,
自分にとって最高の整体師を探している1人の肩こり持ちとして感じることは,
デザインも訴求事項も皆一緒になっていて,
分かりやすい差別化要素が,素人目には「場所」と「ホームページ最上段にある院長の顔(笑)」くらいしか感じられないわけで,
こんな集客方法じゃ,ただでさえ差別化が難しい整体業なのに,よりコモディティ化するんじゃないかと感じた次第なのである。
それに依って,「自分にとって最高の整体師」がコモディティ化の波に飲まれて廃業し,
巡り合うことができなくなってしまえば,
それはとても私にとって悲しいことだと感じているのである。
回避策かしら笑
一切のビジネスにならない税収に繋がらないというのは、確かに極端な考えだというのは説明してもらって理解できた。量産体制の中で栽培される品質の高いモノはある程度の市場価値を持ち続けるのは間違いないと思う。
ただ、この場合においても社会的な危険性が排除できるかというとそうは思わない。まず、有効成分の高い品種が日本の気候で育たないという情報は確認できなかったし、大麻の自生力そのものを改良するのが難しいのは間違いないだろう。種子を持ち込めば日本でも改良品種が自生する可能性は十分ある。海外での設備投資をして行われる生産方法はあくまで品質確保と量産体制の為のものだろう。
そしてコモディティ化した場合、違法組織が参入するメリットがないということだが、これはその可能性もあるという程度のものだと思う。仮にタバコの成分がタンポポから取れるとなった場合、違法業者が劣化タバコを生産して正規のタバコが高いと感じている低所得層に売りつけるという事態は容易に想像できる。それをしないのは、実際は栽培コストを考えると商売にならないからだ。違法組織が参入してくるかどうかは、価格設定や需給次第だろう。しかも、違法組織が撤退したとしても、個人での小遣い稼ぎとしての栽培まだ食い止めることはできない。その場合は、品質が保証されない安全性の低いものが流通することになる。組織化された犯罪から個人レベルの犯罪へと変化するだけかもしれない。
別の視点からもう一つ。大麻合法化の問題は、対違法組織、対ギャング、治安、健康だけの問題ではない。
優先順位の上位はその内容で間違いないし、社会システムを大きく変化させるにはそういった喫緊の課題が必要だ。
やはり、大麻を取り巻く事情が日本と海外では大きく違うということを無視しちゃいけない。大麻合法化の議論をしている国では、大麻を使用したことのある人が四人に一人はいるような状況だ。アメリカに至っては二人に一人。一方、日本では百人に一人。海外では、大麻をドラッグとして取り締まるのか、アルコールのように各種法整備で取り締まるのか合理的な手段を選択しなければいけない状況にある。治安と言っても意味は広いから、そういった課題のある状況だからといって安心に暮らせないかというとそうじゃない。そういう意味で治安が悪い訳ではないのはその通り。ただ、対応を迫られていない日本で合法化すれば、未成年使用の規制、運転時の禁止、公共の場所施設での禁止など起き得なかった取り締まりを始めなきゃいけなくなる。そんな馬鹿なことはするべきじゃない。実際、違法大麻の嗜好品としての定着なしに、大麻合法化の議論をしている国は今のところ確認できてない。
大麻使用を個人の権利にするかどうかについても当然社会の現状、影響を考慮して国ごとに決めるもの。ポルノやらなんやら上げてるけど全部国次第では禁止されてるものじゃない。どっかの国でありだからうちもなんて決め方はあり得ない。
大麻の野生種は栽培に手間がかからないからといって、栽培品種の商品価値がなくなるわけではない。日本ならタケノコ(孟宗竹)がいい例。
そして野生種と品種改良を繰り返された現行の栽培品種とでは、特性が大きく違っている。販売店(消費者ニーズ)では有効成分を多く含む品種改良された大麻が主流。野生種の大麻は有効成分の割合が低いため、わざわざお金を出して買う人はいない。これは生産性や生産量の問題ではない。付加価値が低いからだ。現在の先進的な大麻栽培では、屋内で大規模に人工照明を用いて行われているため、莫大な初期投資と運用コストが必要。それも価格に転嫁されるので無料にはならない。
しかし大麻ビジネスに投資家や起業家の参入が相次ぎ、競争が激化し栽培量が増えた結果、価格は今のところ下落傾向にあるらしい。コモディティ化されつつあると表現されていた。コモディティ化するってことと、ビジネスにならない、税収にならない、市場が崩壊するってことはイコールではない。コモディティ化した商品なんていくらでもある。そしてコモディティ化した商品をわざわざ違法組織が扱うメリットはない。
別の視点からもう一つ。大麻合法化の問題は、対違法組織、対ギャング、治安、健康だけの問題ではない。大麻を吸うことは個人の幸福追求、愚行権、人権に関わってくる問題なのである。
なので大麻が合法化へ向かってる国・州は、治安が悪い、麻薬がはびこってる地域とは限らない。リベラルな国や州ほど合法化に積極的なのである。だから左翼の間でトピックにあがりやすい。違法組織や麻薬犯罪が多そうな中南米、東南アジア、中東はそれほど大麻解放路線をとってない。先進国でこそ大麻解放が進められている。
ポルノ、酒タバコ、ギャンブル、同性愛、安楽死と同列に語られる個人の権利。大麻が健康に悪かろうと、個人の選択の問題であって、国家が介入し犯罪者として取り締まる理由にはならない。
健康に悪いことは犯罪?気持ちがよくなることは犯罪?取り締まる法的な根拠がそもそも存在しない。違法組織が絡みだしたのは違法になってから。人の作ったシステムが悲劇を生んでいる。
コンテンツだけでなく、全てにおいてそうだ。
自助努力を煽り、危機感、焦燥感をかき立て、何となく「このままだとダメだ」と思わせる情報が、既に飽和状態だ。
何者かになれたネットの向こう側の人と、自分との現実の差が、容赦なく突きつけられる世の中。
本来はそこまで肩肘を張らなくても生きていける世の中だったはずなのに、それにかじりつくさまは全力疾走の後のように息を切らし、もう窒息寸前だ。
企業の求人の理想も高くなり、「コミニュケーション能力があり、好奇心を持って仕事に当たり、自立し、かつアウトプットの質が高い人間」などと、自社に限らず通用する人材を求人票にのたまう。
また、結婚しなくても居心地の良い世になった。不倫、セフレ、一晩限りの関係、マッチングアプリ、風俗の評判。
性がより簡単に手に入ることで、異性も同じように簡単に消費されていく。
お笑い芸人の一発屋、Instagram、twitterなど、
コンテンツも早く消費されるようになった。
ネタバレ、コントの動画は競うようにアップされ、誰かが面白いと言ったものは瞬く間に共有される。
比較的大きな買い物は、ネットの評判を確認し、実店舗で見て買い物をする。
結果、売れ線のものだけが残り、買い物の理想がコモディティ化してきた。
吐いて捨てるほどの情報を、自分の思うとおりに選び取っていく内に、すべての理想が高くなった。
商品の製造、性の魅力、コンテンツも、今後は減点がなく、プラスアルファのものが必要だ。
自分が能動的に選び取ったネットの情報は、本来砂粒の如きものにも関わらず、いつまでも続く砂浜のように感じられる。
先日、はてなの匿名記事で大きくバズってる記事があったので、拝見したが、何とも言い難い気持ちになった。
匿名記事なので、あえて私についての説明を加える必要はないかと思うが、某記事と近い立ち位置であることはご理解頂きたい。
チャットボットに関する議論の方向性が見えないのは、チャットボットというワードによって、様々なものを一緒くたにしてしまっているからである。
現状は、切り分けると実に多様である。
チャットのUIそのものの「チャット」なのか、Facebook MessengerやLINEなどのプラットフォーム依存の「チャット」なのか。
人工知能を用いた「ボット」なのか、単純に応答を返す「ボット」なのか。
今回は、プラットフォーム依存の「チャット」、単純に応答を返す「ボット」という意味でのチャットボットの実用性についてお話したい。
そもそも、昨今のチャットボットブームというのは、Facebook MessengerやLINEなどがプラットフォームを公開したことに依るもので、そこに新規性があるはずで、今しなければいけない議論はここにある気がしている。
よく言われるのが、ユーザーは使うのかどうか、という話であるが、プラットフォームがβ版の最中で、今これを議論するのは時期尚早である。
だが、在米時代にUberのボットを使ってみたり、在中時代にWeChatで色々とボットを試してみると、これがかなり便利なのである。
私はそもそも電話が嫌いであるし、ウェブやアプリを横断するのも面倒くさい。
その中で友人などとメッセージをやり取りし、そこからアプリを動かずに予約をしたり、企業に問い合わせたり、というのは手間が省けて実に良い体験であった。
では日本ではどうだろう。
だが、若者世代含め、チャットアプリが生活の大きなパイを占める時代においては、当然求められても納得出来る。
であるからして、予約や定期的に購買するEC、デリバリーサービスやメディア諸々、チャットだけで完結するようなユースケースは必ず出てくると思う。
そういったケースが増えていくと、「これはなんでチャットで出来ないんだ」という時代が来てもおかしくはない。
いろんなものがネットで可能になった時に、「なんで今の時代にネットで出来ないんだ」と思われたと同様に、だ。
「チャットじゃなきゃダメなんですか?」ではなく、「チャットじゃダメなんですか?」という問が来る日もそう遠くはないかもしれない。
今回、人工知能型ではないものに重点を置いたのは、人工知能型には課題が多すぎるからである。
自然言語処理も精度は高くないし、無論、感情を読むなどはまだ先の話になるだろう。
そして、まるで人間ですよ、というものに対し、ユーザーが対人コミュニケーションを望むのは間違いない。
人間に話しているのに、およそ意味不明な回答が来たらユーザーは離脱するだろう。
一方で、そもそも人間ではなくただのシステムだと認識していたらどうだろう。
今は、ユーザーも企業も、雑談や人間らしさはさておき、ちゃんと言ったことをこなすコマンド型のボットに期待すべきだ。
いわば、アプリをチャットのUIにして、コモディティ化しているプラットフォームで公開する、ということだ。
今までユーザーもアプリに対して人間らしさ、などというものは微塵も期待していないはずで、そのようなボット像を目指すべきではないかと考える。
また、ユーザーに広く使われるためには、チャットボットと言えども、UXは非常に大切である。
この点においては、プラットフォームが解決しようと頑張っている。
FacebookがQuick Replyという機能を実装したことから見えるのは、
⑴そもそもユーザーの発言に揺れが出ないように、最初から選択肢を用意しよう
⑵ユーザーがテキストをタイプする手間を省いてタップだけで済むUIにしよう
ということであり、チャットボットが広く使われる上でのUIを見越していると思われる。
その上で、企業側も前述のようにプラットフォームが用意したUIをいかにフル活用して、いかにユーザーが使いやすいものを作れるか、が非常に重要だと考える。
多様なものが混合しているワードを漠然と差して、「これはない」というのは暴論だろう。
1VCさんが、この領域は絶対ない、というのは新規投資先スクリーニングに有用だと思うが、それならば実名にし、そのVCではチャットボットサービスには投資しません。
と言ってしまった方がコスト削減になるのではないだろうか。3割もの方がチャットボットサービスについて話し、毎回同じ議論をしているのだとすれば、それこそ無駄である。
なんなら、事業内容を聞いて、「チャットボット」というワードが入れば「事業内容を変えなさい」と返すチャットボットでも作ってみてはいかがだろうか。
こういった機会は、毎回必ず様々な議論を生み出すが、全員の意見が一致しないからこそ、投資の価値があり、それを見抜いたものが勝つ業界だと思っている。
だから、是非ともチャットボットサービスを考えている皆さんは、ちゃんと自身のサービスの価値を見極めた上で、頑張ってほしい。
シャープがFoxconnに買収される方向になることが決まりつつある。
現時点では両社の交渉は延期だが、
最終的にはFoxconnに買収されることを私は支持している。
日本の社会全体で見ると、産業革新機構がシャープを買収して欲しいという論調だ。
エルピーダーメモリーの時、産業革新機構が出資したが、破綻した。
そもそも、コモディティ化が著しいメモリーに、日の丸だからというだけで
コモディティ化した製品なので、為替による影響が大きい製品なのに。
私も愛国者であるので、日の丸企業にシャープを買収して欲しいと思う。
だが、産業革新機構だったら、Foxconnのテリー・ゴウ氏に買収してもらう方がいい。
または、日の丸企業だったら日本電産のCEOなどハングリー精神を持っているところがよい。
日本電産のCEOもFoxconnのCEOも一代で大企業を作り上げたたたき上げだ。
一方シャープや産業革新機構のCEOは社内政治でCEOになったのだろう。
たしか、2000年前半あたりだろうか、シャープとサムスンが訴訟合戦となった。
シャープにとって不条理な訴訟にも関わらず勝ちに拘らないで、和解した。
これを見て、この会社先がないと感じた。
私は、数年前台湾にある、とあるグローバル企業の日本法人とプロジェクトを一緒に行った。
グローバルで活躍する台湾企業には、今の日本企業にはないコスト感覚がある。
なぜこのコストなのか細かくリーズニングが徹底的に要求される。
ただ、グローバルでみるとどうだ。
正当な主張をしない株主は正しいのか?
シャープを見ればなにか見えてこないだろうか。
「これからはすべての入口となるテレビが重要なのでテレビに力をいれる」
といっていたが、この昭和時代のパラダイム・先見性のなさをみて
株主は黙っていたのだろうか。
みなさんはどう感じられたか。
企業アナリストの同僚と話しててよく聞くのが「いくら政府が賃金上げろっつってもね、
ハシゴ外されたら責任取るのはこっちだから」っていう経営者の話。
よく引き合いに出されるのがシャープよ。
だいたい2006~2007年頃、第一次安倍政権や福田政権の頃だな。
「大企業は内部留保貯めこんでないで設備投資しろ」と政府からもせっつかれ新聞も煽り立てた。
しかしそこで「よーし、いっちょやったろか!」と立ち上がったのが、家電業界なら液晶や太陽電池パネルでイケイケだったシャープと、
景気に先行してまず瞬時に異常な信用収縮と円高が襲いかかった。
円高がひたすら進む3年間の始まり(円高自体はその前年からスタート)、その間シャープとパナソニックは
民間は信用収縮で誰も助けられない状態、政府は知らんぷり、円高なので海外資本も入ってこないし
株式市場も冷えきっている。優良企業でもPBR1倍割れが当たり前という恐ろしい市況。
よく分からない人は「100円玉が60円で売ってるのに誰も買わない意味不明な世界」を想像してくれ。
要するに政府を信用してないんだな。市況も見通せない。それはリスクそのものという認識。
そして消費者たる我々国民も空気が変われば石を投げてくる事を目にしてしまったんだな。
パナソニックは一時重体になりながらも耐え切りその体力で自力回復した。
ハイエンドのシェアは確保していてもいかんせん利益にはつながらない。
(ちなみに現在も4Kテレビ用パネルのシェアはシャープがトップだったりする)
誰も彼もが「コモディティ化」としたり顔で言い、性能は上でもわずか5千円高いだけで買わない。
といってもそういう認識ができるのは投資家くらいかも知れんが。
まぁこの辺りは株価のチャートに素直に現れているのでヤフーファイナンスとかで見てみるといい。
つまりね、政府が「賃金増やせ」と散々ケツを叩いたところで「よーし、やったるわ!」と
乗ったら負けなのをつい数年前に見てきてるわけよ。
逆にスルーした方が後で得するというインセンティブがあるわけよ。
給料上げても褒められないけどリストラしたら石投げられる(会社ではなく経営者はそう感じている)
何事にもそうあるべきと思う今日この頃なのです
http://anond.hatelabo.jp/20150909012613
証明するものは何もありませんが。多くの方にお読みいただき、感激しています。ああ、やっぱりブログっていいもんですねえ(笑)
元記事の100倍おもしろいし納得させられた。
ありがとうございます。しかし2倍でもかなりのものなので、100倍というのはちょっとほめ過ぎかもしれません。でも、元の面白さが低ければあるかも。
完璧。イケハヤ氏の10倍くらい文章力があるんじゃ?
絶賛ですね。100倍の後だと10倍って少ないなあと思ってしまいますけど、すごいことです(笑)
増田のブログの読者になりたい
これはうれしかったです。でも私、ブログ持ってないんですよね。また気が向いたらゲリラ的に増田に投稿します。
アフェで生活してる人はアフェ規約に引っかからないようにチンコマンコぶっ殺すなど書かないように気を使うわけで、でもブログで面白いのはチンコマンコぶっ殺すなんですよね
おっしゃるとおりです。イケハヤ師が実名・専業ブロガー最強なんて言ってますけど、あれってウソでしょ。だって確かにウンコするのは気持ちいいけど、一日中便器に座ってるわけいかないですよね。やっぱりコンビニバイトくらいして、仕事終わりにプリッと出したウンコが、ふと知らない誰かの眼に触れて「面白い形してるね」と言われるようなものがいいですよね。違うか。
これは改変のレベルが高い気がする。論破のくだりとか。
ありがとうございます。面白さで競っていたはずのイケハヤ師の文章が、いつの間に本数とかスピードの話になっていて笑ったので、そこをいじりました。濫造すれば粗製になるのは働いている人には当然なことですし、内容の薄さは読む人が読めば分かります。
ただのリライトがこんなにばっちりハマるとは。
そうですね。「ただのリライト」です。私の自己評価もこれに近いです。Q&Aだったらベストアンサーにしたいくらい。
イケハヤのこと好きすぎだろw
はっきり言うとイケハヤ師が傷つくので言いませんが、この指摘が当てはまらないのは確かです。単なるリライトですから。
実はイケハヤへの愛に溢れた記事。イケハヤは寂しがり屋のかまってチャンなんだから、無視するのが一番良いんだけどね。
ただ、イケハヤ師がなんであんなにつまらないことを書いているのかは、ちょっと関心があるというか、目に入れば反応したくなりますよ。そこにはあまり愛はないつもりですけど。
とはいえイケハヤ師があの改変記事を密かに読んで、自分の弱点や矛盾を認識して面白い記事を量産してくれればうれしいし、そのことは確かに願っています。別にそれがイケハヤじゃなくて、他の誰であっても。
煽りじゃなくて、ほんとこのままじゃつまんないんですよ、イケハヤ。退屈で死にそうなくらいにな。特にあの煽りは、完全にコモディティ化してる。梅木並み。
炎上というのは自分の身を焦がす行為でもありますからね‥‥ “「ブログ芸人」はアートではなく、ビジネスの領域の「テクニック」に堕しました。イケハヤは一つの時代を築き、今終わりかけているのです。”
おお、コグレさん! 専業ブロガーがつまらないというくだりを書いたとき、確かにネタフルのことを思い起こしました。あれはチャリンチャリンに徹したブログということでいいですよね、悪い意味でなく。でも、コグレさんは「ブログがアートだ!」とか絶対言わないから。
匿名で書くなんてもったいない。/本人の文章の改変だったのか。なら匿名で書くのも当然か。
むしろ誰が書いたのか分からない文章を、時空を超えた他の誰かが読むってすごいことですよね。これってネット以前にはなかったことですし、実名が推奨されてる他国でも少ない。小銭稼ぎの色気を捨てれば、増田は理想の空間なんですよ、みなさんあまり気づいてないでしょうけど。素晴らしき、残念なインターネット!
ブロガーと経験のバラエティに関しては、私も同じこと思った。書く時間じゃあなくて、背後にある「経験」だと思うから。
ですよね。
改変メインの部分よりそれ以外の方が文章がいい。でもこの文章の動機になったのは怒りなんだから不思議
よく読んでいただいたようで、前半はありがとうございます。でも後半の「動機になったのは怒り」って、どこにも書いてないですよ。怒りなんて感じてないですし。
この増田のほうが面白いのは確か。
ありがとうございます。ちゃんと元ネタを読んでいただくと、面白さが出てくると思います。それは元ネタの手柄でもあります。
この増田を書いた人間を、5人思いつくのが我ながら草www。Amazonレビュー風に、最後の、「以上から」を、書きたい為にこの文字量になったわけか。
うわ、誰あんた? 間接的に自分の人脈が広いみたいなアピールすんなよ。後半のアマゾンも何を言ってるのか分からねえよw
ブログしか書いていない人のブログって中身が薄いし、そもそも分野的には素人だから、面白い訳が無いじゃん。あったり前の話だ。
そうですね。書く人間が面白くなければ書く文章も面白くないとイケハヤ師も言っているのに、矛盾しますよね。でも、本当をいえば作者の人格とテキストを結びつけるイケハヤの考えって、明らかに古くて勉強不足だと思うんですよ。だってリアルの私を知っている人だって、この増田を書いたのが私だって誰も気づかないし。つまらない人間だってね、面白いことは書けるんですよw
そういえば、これはさすがイケハヤだと思ったのは、唯一筆が滑った「女にモテる」という言葉をツイッターで突いてきたところですね。ちなみにあれは「現実との沸騰的な交渉」の一例として出しただけであって、数多くの女からチヤホヤされるのがいいという価値観を示したものではありません。
コンサルから名の知れたWebサービス企業に移ってきたんだけど、エンジニアが馬鹿ばっかで辟易してる。
技術を追い求めている人とか、技術の向こうに何かを見ている人は尊敬できる。
でも大半が「この会社でエンジニアやってる俺すげー。ユーザに価値を届けて世界を変える。」みたいなの。
で、やってることと言ったら企画が考えた機能を作ったり、考えなくてもできるちょっとした改善ばっかり。
ほんと土方だよね。よくて構造設計やってる建築士。意匠じゃない。
そんなの早晩コモディティ化するのに。
年収を自慢する人も多いけど、聞いてて悲しくなる。
だってせいぜい1,000万とかでしょ?
まともな文系を出て商社とかコンサルとか金融とか代理店とかに行っている人の年収を知ってるのかな。
ITエンジニアなんかがそういうクラスの女性に相手されると思う?
まあ、そんなクラスの知り合いもいないか。君たちの知り合いって、高専や工学部を出た世間知らずのエンジニアばかりだもんね。
君たちが仲間うちで傷の舐め合いをしている間、そういう人たちは美的なものとか事業の作り方とか、コモディティ化しにくいものを抑えているんだよ。
「ユーザに価値を届けて世界を変える。」なんて言ってしょーもないクリエイティブのA/Bテストやってる場合じゃないと思うよ。
心配になる。
トラバついていたのに気がつくのが遅れました。ごめんなさい。届かないかもしれませんが、お答えさせていただきます。
なんで中長期的に見れば増収になるって言えるの?
俺の考えでは、消費税というのは消費の度にうんざりさせられるものだから、消費が冷えるのは自明だし、その効果は永続的に思えるのだけど。
それとラッファー曲線の右側にいるか左側にいるかって、何か実証されてるのかな?
あんたの主張は日本は左側に居るってことなんでしょう?言い出したのはあんたなんだから、先にそれを論証するのが筋なのでは?
もっと言うと、ラッファー曲線って消費税は関係ないのでは?消費税100%でも税収はゼロにはならないんだから、当てはまらないでしょ?
確かにラッファカーブそのものじゃないですな。短絡しました。ごめんなさい。
他方、消費額×消費税率で、税率の伸びを消費額の減が相殺してなお余るから税収が減る、ってのはラッファカーブの考えの敷衍とは言えるんじゃないかな。ラッファカーブの眼目は、どこかに税収の極限があって、その左側では税率が低いゆえに税収が下がり、右側では課税標準が低いゆえに税収が下がるってことなので。
で、日本は左側にいるってことの論証は、日本の国民負担率が世界的には低い方(消費税だけで言うなら、付加価値税の税率が低い方)だ、ってことでとりあえずは足りませんか?
BIなんて財源が絶対に確保できないと思うから考えるだけ無駄だと思うんだが、それは置いといて、
宇宙人の謎の技術を駆使してなんとかBIを導入できたとしたら少なくとも生活保護や年金は廃止できるんでしょ?
じゃあ、それで良いのでは?
BIで「采配の仕事」とやらがなくなると書かれていたので、なくならないと指摘しただけですので。財源が確保できないから現実的でない、というのには同意です。
ここが一番よくわからなかった。逆に元増田の意見はすごく理解できた。
大企業の方が中小企業より国際的な取引が大きくて、輸出も当然大きいよね?
この時点で日本で消費増税されても大企業は相対的にダメージは少ないと思える。
さらに中小企業からすれば大企業はお客様なんだから、消費税を価格に転嫁しずらい。
(下請け企業は増税分を値引きさせられてて辛いって話は誰でも知ってるよね?あんたは知らないの?)
でも大企業は輸出戻し税を受け取れるから、実質的には仕入れ値が値引きされる分だけ安くなるってことにならない?
輸出分は、「転嫁しずらい」どころか制度的にまったく転嫁できないから戻し税があるわけで。続くトラバでも指摘されてたと思うけど、戻し税がなかったら下請けイジメはもっとひどくなるよ、きっと。うちがまったく転嫁できないんだから、お前らにだってびた一文払えん、って。
とまれ、元の文章でも書いたけど、どっちも払うか、どっちも払わないかが理屈だから、世界中のどこの付加価値税を見たって、輸出戻し税的なものは必ずあります。日本だけなくすの?
あと、消費税はベンチャー企業のイノベーションを阻害して大企業の緩慢なペースに世の中を合わせる効果があるってのは、
かなり斬新な意見で感心したんだけど、あんたはどう思う?
国際比較で付加価値税率と起業率の関係を調べるのでもなんでもいいけど、何かしらのエビデンスが伴ってからですかねぇ、まともに取り合うとすれば。元々の話は、大企業は生活必需品を扱っているから云々ってものだったけど、バズワード的にいえばコモディティ化してるというかレッドオーシャンというか、その手の分野だということになるんで、一般論としていえば、完全競争市場に近くて生活必需品の方がしんどいんじゃないんですかね。ついでにいうと、消費税には悪名高い免税点制度があるんで、他国の付加価値税に比べるとベンチャーに有利だと思うよ。
ノンフィクション作家の安田峰俊氏が、ツイッターでこう仰っています。
月サンは困ってます 第4話 http://yuekoma.blog.jp/archives/24859440.html … 毎回のブコメが個人的にはすごく不快。計算は5点だけど他に120点の能力持ってるスペシャリストを、全能力35点のコモディティ化した人たちが無能者呼ばわりして集団で殴る構図。
https://twitter.com/YSD0118/status/577631743739457537
要するに「何の能力もない貧弱一般人どもがクリエイター様を批判してんじゃねえよ」ってことで、反論したいけどうまく言葉にできないから批判した人を『全能力35点のコモディティ化した人』と悪口を言うしかないのでしょうね。
井上氏は安田氏の著作「境界の民」や「和僑」についてツイートし、「和僑」では宣伝イラストまで描いています。同じ角川系で本を出している身、今回の安田氏の擁護に「大人の事情」を勘ぐりたくなりますが、事情にせよ本気にせよもうちょっと具体的にした方がよろしいのではと思います。
はてブのコメントには事実誤認や誤読も多いです(私もやられたことがあります)。でも批判的な意見を言う人を「全能力35点のコモディティ化した人」と否定するのはいかがなものでしょうか。
……だいたいこんな内容のことをツイートしたところ、安田峰俊氏にブロックされてしまいました。
リプライを飛ばした訳でもないのにわざわざエゴサーチしてブロックするなんて、案外デリケートのお方なのかもしれませんね。
ブロックされなければ二度と話題にすることも無かったのですが、全能力3点の私ごときに反応して下さったのでせっかくだからツイートと日記にまとめてみました。
ともあれ、全能力95点のブランド化したノンフィクション作家、安田峰俊氏の今後のご活躍を期待したいと思います。
第1話
http://b.hatena.ne.jp/entry/yuekoma.blog.jp/archives/21927636.html
第2話
http://b.hatena.ne.jp/entry/yuekoma.blog.jp/archives/22232353.html
第3話
http://b.hatena.ne.jp/entry/yuekoma.blog.jp/archives/23632037.html
第4話
http://b.hatena.ne.jp/entry/yuekoma.blog.jp/archives/24859440.html
第5話
http://b.hatena.ne.jp/entry/yuekoma.blog.jp/archives/25251335.html
※追記