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2023-12-16

主人公に厳しいアニメ

が知りたい。

主人公に都合がいいタイプの話より好きなんだよな。

漫画でもまぁいいけど、できればアニメがいい。

最後ハッピーエンドでも過程がしんどければまぁOK


ずっと逆境歓迎

悩み続ける系歓迎

全てが徒労系歓迎

見ててしんどい系歓迎

精神的に病んでく系歓迎

バッドエンド歓迎

(ネタバレはしないで)

2023-12-15

黙ってガールズバーで働いていた彼女喧嘩した

今の彼女ガールズバーで働いている。

そう友達に言うと、「ガールズバーで知り合ったの?」と聞かれるが、実際はTinderで知り合った。

ガールズバーで働いているのを知ったのは、付き合ってから2か月後。急に暴露された。


当然ショックだった。ガールズバー偏見は無いと言ったら嘘になる。

ガールズバーキャバクラには行けないレベルコミュ力容姿だが、楽して金を稼ぎたい、承認欲求が余っている中途半端な凡婦か留学生が働いているイメージだった。少なくとも自分学生の時は。

からわざわざ関わることも、行く事もない場所だったのだ。

Tinderをやってる層と被ると言われたらそれまでなんだけど。


実際にガールズバーに求められるのは「素人感」で、若くて普通の子に会えるのが売りだ。

自分の周りの男は、大学時代にそれなりに容姿に気を遣う人が多かった。必然的に周りもそこそこレベルが高い子が集まる。はみ出し者みたいな子も、キャバに行っていた。

ガールズバーに行って皆口々に言うのが、「普通に呼べば可愛い子と飲めるのに、高い金払って中途半端なブスと飲む罰ゲームみたいな場所」という評判である

ガールズバーで働いているのは、率直に言って一般男性からするとダサい扱いなのだ


元々金を貯めるためにホストをやろうと思っていたが、彼女と付き合ったので諦めたこともあった。なのにガールズバーで平気で彼女が働けていたことがショックだった。

なにより、「相手好意意識しながらお話しする」という「彼氏彼女」としかしない行為を「内緒でこっそりやっていた」ことにドン引きした。

明らかに彼女としての価値は下がったと思う。それでも付き合っているのは、彼女として価値を感じているからなんだけど。


「やめろといわれたらやめる」

と言われたが、自発的にやめるならまだしもやめろと言われてやめられても意味は無い。卑怯だと思った。

そもそも彼女から自分告白してきて付き合ってきたのだ。後手後手で、不誠実極まりない。


大学だとイケメンチヤホヤされない鬱憤をおじさんにチヤホヤされることで満たし、中にはそこそこ若い客と付き合ったりする、というより彼女は実際に客2人と付き合ってたらしい。

初めて会った時に「元カレとたまに飲み会で一緒になってしまうけど……」と言っていたのがガールズバーだったとは。


そんなこんなで数か月たって、彼女喧嘩した。原因はガールズバーではなく、映画の話である

嫌いな映画の話で、彼女からとある映画名前が出た。

タイトルは忘れたが、「とある不良が死んでしまい、全く関係ない陰キャが嘘で不良と仲がいいと言ってしまった。

そしたらSNSで絶賛、不良の家族も心を開いたが、陰キャが耐え切れず暴露なんやかんやあって仲直りしてハッピーエンド」的な映画だったらしい。

彼女はそれが非常に胸糞悪かったらしい。

「嘘をつくならずっとつけばいいのに、嘘をつくことが美化されて結果オーライになってるのが許せない」そうだ。


そこで俺は耐え切れず、

「君もガールズバーで働いてたこと隠して、嘘ついて付き合ってたでしょ?付き合って愛情が出た所で暴露して、結果オーライって映画で一緒じゃん。

君は自分のやったことも否定するの?胸糞悪いと思うん?」

と言ったら(実際はもっと柔らかく、冗談みたいに言ったが)彼女が急に暗い顔になり、泣き出してしまった。相当ショックだったみたいだ。

クリティカルヒット言葉なのは自覚してた。自分憎悪しているものを、相手がわざと罪悪感から逃げた事実に対して、「お前もそう」だと突きつけるのはかなりヤバイ

そしてそれが事実で的確であるほど傷つける。自分でも言うのはなんだが、「あまりにも的確すぎる」言葉なのはわかっていた。


そこで自分はなんか急に冷めてしまって、今に至る。というより、冷めたからこそその言葉が言えたのだろう。

そういう胸糞悪いと自分で思ってる事を彼氏にするって相当自己中だなと思ってしまった。

アフターや同伴をしてないと言っているが、時たま呼ばれてこっそりやっているのは知っている。

その上で、そういう映画感想が出たことが信じられなかった。


結局、ここまでの中で何が間違いだったのか、ずっと考えている。

この件以外だと、お金ちゃん自分の分は払おうとするし、ギバー気質だし、申し分ない彼女だ。

まり、「俺と言う存在」に価値を感じてくれている子だ。

でも譲れない部分に関しては、都合よく嘘をつき、正当化した部分がある。


本当に申し分ない彼女なのか。色ボケしているのではないか不安が無くならない。

2023-12-11

それはあなたが手放したいと思ったから手放したんでしょう

主導権はあなたにあるという意味に聞こえたけど

ゆえにあなたハッピーエンドじゃないですか

2023-12-06

「僕と彼女と×××」は「男らしい女の子」と「女らしい男の子」が入れ替わって、それぞれ入れ替わり後の方がしっくりきて別々に恋人つくってハッピーエンドになったけど

もとに戻ってほしかったし別々の相手を見つけるのではなくこの二人に恋をしてほしかったんよ

ガサツな大食いが男らしいとか、繊細でうじうじしているのが女らしいとか別にそうでもないだろー

2023-12-05

[] 「ロスト・フライト

歴史に残るような名作では全然ないんだけど、面白かったのでメモ

・冒頭 大晦日空港(後でわかるがシンガポールジェット旅客機ベテランパイロットジェラルドバトラー) 

    遠く離れた(あとでわかるがハワイ大学生の娘と電話している「新年ちゃんと来てね」

 → ①仕事優先お父さんモノ(いつも約束を破って嫌われているけど家族最後に仲直りする)モノっぽい雰囲気提示

 → ②明確なゴールの提示 『ラブ・アクチュアリー』とかみたいに、オチクライマックスはそこなんだと思いながら観客は見ることができる

 → (観客は飛行機事故ることはさすがに知ってる)

・設定の提示

 飛行機旅客は14人(少ないね!)

 一人、刑事マンツーマン護送されている殺人犯がいるよ! 何か起こりそうだね!

・本作のいいところ

 (A)困難から脱出するのを邪魔する足を引っ張るための愚かなキャラクターが(ほとんど)いない

   ☆14人の中には、CA傲慢な態度の偉そうなビジネスマンCEO?金持ってそう) 

    殺人犯ときいてセルフィーにこっそり映り込ませようとする女子二人組(刑事に怒られてやめる)

  これからいろいろな状況に乗客たちは遭うんだけど

   「席を立たないで!」と言われてるのにCAに食って掛かるとか、「残り少ない食料を分け合わなくては」と言われて「おまえがリーダー面してんじゃねーよ」と和を乱したりする描写ほとんどないのね 気づかれないように逃げ出さなきゃならないシークエンスで不注意で物音立ててバレちゃうとかもない。

   ☆飛行機遭難行方不明になって対策チームが組まれるんだけど

    航空会社社長が「状況はもうちょっとなんかわかるまで発表は待とう(叩かれたくないし)」って思うじゃん?

    危機対策チームのリーダーが「いや、記者会見は早い方が良い。質問も何でも受け付けろ」って。

    で社長も「わかった」っていって実行するのよ。(そこで娘が父の危機を知る)

    危機対策チームが招集されてからこのさきの主な場面は遭難者たちと会社の2場面交代になっていきます

   ☆ほぼ唯一の例外が、杓子定規コース設定を機長に強要するシンガポール上司

    「嵐が来てるんで状況によってはコースを変えてもいい?」という機長に「ダメ。燃料が余分にかかるっしょ」という。

    機長と副機長の会話。機長のバックグラウンドが開示。

危機

   乱気流に巻き込まれ飛行機の中はどったんばったん。不時着水しても泳げないんで手錠外してくれと頼む殺人犯。当然拒否される。

   刑事は頭部打撲、首を骨折して死んでしまう(これも愚行での死ではない)

   手錠の鍵の行方をめぐるサスペンス。動かなくなった刑事が身に着けていた手錠の鍵を殺人犯は狙うが、無事CAが確保。   

   嵐+有視界航行で見えなかったが島を発見、不時着へ!

   爆発しそうなので燃料を捨てる! 右翼の燃料は捨てられたが左翼の燃料は捨てられなかった!危ない!

   着陸後大爆発するのかな?しなかった(伏線だった)

   不時着陸(not着水)

   客は刑事以外無事。殺人犯も逃げ出さない。電波は圏外の密林。

   なんとか連絡をとらなくては…上からみたらなんか建物あったからそこへ行こう!

   「手錠を外すからお前と私で行こう」と機長。刑事からやむなく譲り受けた拳銃もあるし

   戦闘力なさそうなCA女子客、新婚カップルCEOと一緒に殺人犯をおいておくよりはマシだよね…  

   密林を徒歩移動、会話で殺人犯のバックグランウンド開示。根っから悪人ではないことが観客にもわかる。

   途中でいなくなる(ばっくれる)殺人犯。まあ、そうなるな、とひとりで拳銃片手に建物探索する機長。

   なんとか会社への電話をつなげる機長。しか会社電話交換は「は?いたずら電話やめてもらえます?」とけんもほろろ

   やむを得ず娘に電話会社伝言頼む…とそのとき、現地の悪者が!

   殴り合い、件の拳銃の奪い合いなど。絶体絶命のピンチ…とおもったら殺人犯悪者をやっつけてくれた! ありがとう

   建物探索を続ける二人。血痕のある壁・床。なぜか放置してあるビデオカメラ再生できる(できる)。すると、誘拐された白人身代金を払ってくれないと私は殺されちゃいます、と泣きながら訴える映像が。

   残してきた乗客が危ない!

   悪者集団分遣隊(全員死亡)が乗ってきたピックアップトラックにのって不時着現場に戻る二人。移動手段が手に入れて展開が早くなるの、RPGみたいだね!

   悪者集団本隊が乗客接触。新婚カップル(男)が反抗して射殺。泣き叫んだ女も射殺。(閃光のハサウェイで見た!)

 

 一方そのころ危機対策チーム。通信の結果どの島かようやく特定できた。フィリピン政府に助けてくれと頼めばいい、と航空会社社長。あそこは反政府勢力が牛耳ってるからデカいチームじゃないと…それには24時間かかるヨとフィリピン政府の返事。やっぱりな、と対策チームリーダーこんなこともあろうかと民間傭兵みたいなチームを用意していたのだ。

 

   身代金目当ての悪者集団は殺さず乗客を全員ベースに運搬。パスポートのほか、乗客から取り上げるべきもろもろの品を挙げるとき貴金属に加えてiPADも名指ししてたのがちょっと面白かった。

   射殺の銃撃音を聞いた機長ら。物資を奪えと命じられて居残っていた二人を襲撃。一人は死亡。生き残った方をシバキあげ、行先を聞き出す。機長が飛行機メッセージを残している間に生き残りに命じて死体を森の奥に運ばせてるなと思ったら、銃声がして、森の奥から出てきたのは殺人犯ニキ一人。「こいつやっぱヤベーやつじゃん…」(他作品でもときどきある、この手の見せない描写好き。

 人質をぶん殴ってビデオ回して身代金要求準備する悪者たち。乗客韓国人スウェーデン人などだった。

 スターウォーズ帝国軍ファーストオーダー)ほどではないものの、ちょっとだけ緩い警備体制反政府勢力を機長と殺人犯の二人でメタルギアして、牢屋に。

 人質解放に成功からのバレ、大ピンチ

 どうする? そこで傭兵隊味方出現。飛行機に残した機長のメッセージが役に立ったのだ。

 人質を運んできたバスに乗り込ませることに成功するが、逃げ道に反政府勢力がたくさん。

 どうする?

(中略)

 

・本作の不満なところ

 乗客あんまり死なない。

 生き残りが少なすぎるとハッピーエンド感が薄れるからだと思うけど、同じ凶悪護送モノであるオオカミ狩り』と比べると物足りない(こっちは凶悪犯も複数護送する警察官も多数だし、全然違う話だから

・本作の感心鑑賞ポイント

 ・反政府勢力凶悪さ。同情の余地なし。これは『クーデター(2015)』の東南アジア某国国民の暴徒がゾンビパニックゾンビと見まごうばかりの扱いされているのにも通じるので、手放しで褒めるわけでもない。まあ、エヴァ使徒とかネウロイみたいな設定にもできないから。

 ・主人公ジェラルドバトラー(機長)とマイク・コルター殺人犯)に分けたところ

  必然的主人公側が殺しに手を染めることになる。機長も直接相手を殺しているところがあるんですが、あとで頭を抱えたり、苦悩している。

  安心して主人公に観客を感情移入させることに成功している。(間接的にやっつけるところもいいんだよな!)

  一方で殺人犯(と傭兵チーム)はそこそこ割り切って銃撃殺してる。

  この辺の塩梅うまい

2023-11-30

チェンソーマンハッピーエンドなるんかなぁ

作者ってハッピーあり得ない勢だよね

爽やかなバッドエンドか、後味悪いバッドエンドか

2023-11-27

anond:20231104095837

幼稚園WARSは悲惨描写が増えてきてて、なんだかんだでハッピーエンドにはならなそうな気がしてる

2023-11-26

ノートルダムの鐘

金曜日にやってたやつを録画で見たけどやっぱりストレス貯まる映画だなと思った

民衆差別描写が生々しい(狙い通りなんだろうけど今ならもっと不快感ない描写になりそう)

カジモド、フロロー、フィーバスエスメラルダに対する感情や態度が三者三様キモいヴィランダントツキモいのは流石だなと思う)

歌がピッチハマってなくてモヤモヤする(キャスト劇団四季で固めたらしいので歌い方の問題と思う、あとメロディーに対して日本語歌詞が多いか普通に難しそう)

可愛い小動物擬人化無機物が印象薄い(出てくるけど…)

ハッピーエンド…か?これ…みたいな結末(ヴィランが自滅からの落下死はお約束展開で最高だった)

イラストレーションれいだし曲も素敵なんだけどね

2023-11-25

ノートルダムの鐘は改悪してるので-100点だが、続編を含めると+10000点

ノートルダムの鐘は原作の「ノートルダム・ド・パリ」と違ってハッピーエンドなんだよ~!」的な言説をネットで見掛けて衝撃を受けた

  

いや原作の方がよっぽどハッピーエンドだろ?

だってラストでカジモドとエスメラルダが死後結ばれてるじゃん。

現実は辛く厳しく変えようがないけど死後の世界でなら弱男でも好きな人と結ばれることができるっていう清い良い話だよ?ディズニー版よりよっぽどハッピーだろ?

好きな女の子性格の良いイケメンに取られた上に、「人間の男」と扱われずに「良き障害者」として生きていかなきゃいけない。これは生き地獄だよ。

マイナス100点の最悪の改変だ。

  

しかし しか

続編のノートルダムの鐘2を含めるなら話が変わってくる。なぜならカジモドが生きたままオリキャラ女の子結婚するから

しかもその子はカジモドと似た境遇で育った女の子でカジモドに共感し、その子の方からカジモドを慕ってくれる。

きっとディズニーは弱男には死後の幸せに甘んじず、生きて幸せになれと応援してくれているのだろう。最高の改変だ。 プラス10000点

2023-11-19

呪術廻戦が好きじゃないのに面白くてどうしたらいいかわからん

呪術廻戦、アニメの方じゃなくて。ここ最近原作



渋谷事変までは結構面白く読んでたんだけど、死滅回游以降がいまいち乗り切れない

……んだけど、別に面白くないわけじゃなくて続きは気になってしまって、

読むのやめるか、とはならない、っていう自分でも不思議状態に陥っている。


全般的に作り込みが甘いマンガだよな、とはずっと思ってるんだよ。

単行本のおまけページでも、無下限呪術について数学的に間違ってますね!!って設定を専門家からツッコまれる、っていう芸風あったけどさ。

それ以外のとこでも、黒閃は通常時のダメージの2.5乗になる、っていうのも「そうはならんやろ」ってよく言われてるし、

レジィ・スターの術式が「契約再現」と言いつつ、レシートから再現をするならアレ、発動に大金必要になるよね??みたいな視点がなかったりとか。

設定をわりと都合良い感じで作るよな、と思う。いやフィクションから別にいいでしょ、とも思うけど、ちょいちょい引っかかってしまう。


それ以上に引っかかるのがキャラクターの「使い捨て方」の部分であり。。

もうこのマンガキャラクター王道的にはありえない感じでバンバン死んだり再起不能になります、っていう作風なのはわかってはいるんだけどさ。

それにしても東堂が術式封じられたぐらいで、虎杖の度重なるピンチにまったく駆けつけないのはありえんくない??とか、

一族皆殺しにした真希さんに対して誰も何も言わんが、そこは少なくとも乙骨は何かしら言うよな、とか。省いてるだけかもしんないけど。後で回想入るかもだけども。

このキャラの今までの描き方なら、ここはこうするよね、というわりと当然の描写でもサクッと省かれてる感覚が強いのよね。

解釈違いとかじゃなくて、回游以降については早送りダイジェストで見せられている感覚というか。

物語というのは感情や対人関係の変化の積み重ねだと思うんだけど、それが薄くなってただただバトルロイヤルだけになっちゃった感じがする。

虎杖が真人に対する恨み辛みを重ねて重ねて、自分価値を考えて考えて、という積み重ねを大事にしてたあの頃の感じが最近はない。




なんだけど、面白いんだよね。

ここからハッピーエンドに向かうのかなぁ、それとも最悪な終わり方するのかなぁ、とか気になって読み続けちゃう

悔しいよなぁとか思いながら。


追記

思ったより反響あってびっくりした。みんな呪術好きで嬉しいよ。俺も好き。どんなマンガでも「好きだけどここは嫌い」ってのがあるけど、「嫌い」な部分がこんなに多いのに読んでるマンガ自分としては珍しいのよ。

設定の拙さとか粗も気になるけど、それ以上に引っかかってるのはドラマが薄くなったとこなんよ。設定はもう、言っちゃえば作者がそうだって言えばそうじゃん。だから気になっても飲み込むしかいかと思ってるんだけど。本来挟まるはずのドラマが挟まってないとか、心理描写すっ飛ばしすぎてるのは勿体ないなって思っちゃうんだよね。そのへんが全然描けない人じゃないし。

> 富樫の影響っぽい頭脳バトルだけは全く才能ないからやめたほうがいいよな。

死滅回游のルール作りとかは確実にH×Hの影響だろうけど作者もポイント計算ミスとかしてたから、あんましよくなかったとは思う。

そうなんだよね。回游は完全に冨樫の影響だけどうまくいかなかったパターンだと思う。あの複雑なルールが、話を面白くする方向へいまいち作用していない。やりたいからやってみたけどダメ風呂敷いまいち畳めなかった、っていう感じがすごいする。複雑でよくわからん、って敬遠させる読者を増やしただけになっちゃった気がする。

呪術廻戦のキャラ使い捨て感は、ここ20年位で培われたキャラ重視の漫画作りへのアンチテーゼと思う。

これについては作者の人、そこまで考えてないと思うよ、みたいな気はしなくもない。単に話題先行の話作りしているだけでは、って思ってる。

キン肉マン

ごめんな、キン肉マン世代じゃなくてな。キン肉マンってこういう感じなん? 無茶苦茶ガバガバ理論な設定っぽさは感じるけど。

> 後期ドラゴボや新世界編のワンピも同じようなこと言われている

ドラゴボはわからなくもないが、ワンピが「同じよう」というのがわからんワンピは好きよ。あれは逆にドラマの引き算が下手だなって思うぐらいに色んなキャラを描きすぎなほど描くじゃん。それがここに来て爆発的な相乗効果を生んでいるのが最終章面白さだと思う。設定の粗さとか意味不明さって点ではそうね、って感じだけど、あのマンガ結構後付けで粗い設定の背景を描いてくるとこあるんだよな……。サンジの足が燃えるのとか意味ありげじゃん。


BLEACHの連載後期

わかる。あれ? あのキャラそういやどこいった?な感じ。

エンタメに正しさや整合性求めるより、楽しんだ方が良いよ。エンタメ所詮暇つぶしと集金装置なんで、全力で楽しめば全力で応えてくれる。

上で書いた通り、正しさのほうはまぁ妥協できるのよ。本来楽しむための下地であるはずの、ドラマのほうに穴があるのがすごく気にかかっちゃう感じ。

> 分かるっちゃ分かるんだけど、何度も読み返していくうちに前は気付いてなかった深い拘りみたいなもんを見つけたりするから侮れない漫画だと思ってる。

それな。俺も小沢のくだりとか結構好きだし。でも「南へ」はいろいろ蔑ろにしている気がしてダメだった。徹頭徹尾つくりこみとか脚本とかが下手、とは思ってないんよ。だから読んじゃうんだけど。

> 細かい心理描写とか設定の作り込みがガバガバなんだけど、冨樫久保師匠や岸影様といったジャンプレジェンドを吸収した上での「演出力」がズバ抜けておるので、それだけで面白いと思わされてしまうのはあるよな。

ああああああ、これこれこれ。最高の言語化能力。これ。完全にこれ。これが言いたかったです。初期はそうでもなかったけど、渋谷以降の絵面から伝わってくる外連味とかすごいじゃん。秤vs鹿紫雲とか大好きなんだけど、別にストーリーの主軸にはあんまり関係ないところなんだよな。カタルシスうまいことズラされて、話全体としては最悪な方向にぐんぐん進む感じがある。

> 読者の反応を見て裏切りに行くスタイルけが受け入れ難いそれで面白い芽を潰してそうなのが。

それあると思う。むっちゃ反応見てるな、ってのは単行本おまけページとか「漫道コバヤシ」とか見てて思う。本編の外で語りすぎてるし、話を動かしすぎてる。

から最近は逆に展開読めるようになっちゃったんだよね。それも「好きじゃない」って気持ち拍車掛けてる。

> 読むの止めなよ世の中にはもっと面白作品たくさんあるよ

やさしい。ありがとう。他にもマンガいろいろ読んでるから大丈夫よ。今月はpanpanya先生新刊が出るから超楽しみ。


追記2)

すげえな呪術廻戦。100ブクマいっちゃった。

panpanya先生新刊出るんだ!教えてくれてありがとう増田

panpanya先生いいよね。

風呂敷を畳む気のないH×Hより雑でも畳みはしそうな呪術のがマシだと思ってたけど雑すぎて評価が逆転した。作品としては見限ったけど多分最後まで読むし続きは気になる。期待値が低い分惰性で楽しめるのは良いと思う

同じ気持ち。小さなポイントとして面白い瞬間というのはあるのだが、話の大筋としてはもうあんまり面白くなることを期待できない感はしている。H×H選挙編で一度風呂敷を畳んでおり、その後は続編かスピンオフをやっている、ぐらいの気持ちで読んでる。

使い捨てなんじゃなくて死ぬキャラも丁寧に背景作ってるだけじゃない?

えーと、モブじゃないメインのキャラが死んでいってるから使い捨てられているように感じるのでは、ってこと?

死ぬキャラの背景が丁寧かなぁ、っていうと、ほぼ退場状態になってる棘、東堂、京都組あたりは全然丁寧に背景描かれてないよなぁ、っていう気しかしない。退場劇が丁寧だったのって『葦を啣む』とナナミンぐらいじゃない? キャラバンバン死ぬといえばH×Hもそうだけど、あっちはカイトパクノダあたりの重要キャラの死はむちゃくちゃ引きずってストーリーラインガッツリ影響するんだよね。ああいうのが「丁寧」って言うのかなぁ、と思う。

俺たぶん、東堂の退場が一番納得してないっぽい。あんな良いキャラで、虎杖をあそこまで導いてくれたのに、第2のブラザー出てきたら入れ替わるようにするっと消えるってなによそれ??っていう。このまま東堂出てこずに終わったら、他がいくら良いストーリーになったとしても虎杖を許せなくなるし、呪術を高く評価できなくなりそう。

自分は逆に好きになりたいのに全然面白いと思えない。ストーリーにも設定にもキャラにも乗れない。流行ってる作品を楽しめないのってそれはそれで疎外感があるので面白いなら素直に楽しめばいいと思う

なるほど。そういう人もいるのですね。その点は確かに自分は恵まれているし、楽しんでいるのは楽しんでいるよ。ありがとう

> 作り込みのガバガバさが気になるとのことなので、ワートリ読みましょう!(ワ民のささやき)

ワートリは5巻まで読んでハマれなかったんですよね……。こういうのは本当に人それぞれ。

> 好き=面白い と言う単純なものではないとは思う。もし単純なものだったら不快まりないホラーとかスプラッターなんてジャンルが生まれるわけないし、面白いと言う感情は意外と複雑かと

そうね、その通りだと思う。なんかわからんがページめくる手は止まらんのだよなぁ?!みたいなね。ある。

HUNTER×HUNTERの禁断症状が緩和されるとかそういうやつではなく?

ジェネリックH×Hとしては役不足誤用)かなぁ、と。他の人も書いているように、頭脳バトルっぽい要素出してきたけど、結局ちゃん頭脳バトルっぽい展開になったことほぼないし。そこに魅力感じて読んではないかな。

呪術廻戦作者の非凡さは、虎杖の元同級生女子が綺麗になって告白しようとして「でも私は私が嫌いな人達と同じ尺度で生きている」みたいな人間ドラマ描ける才能なのだと思う。話が佳境に入ってる今はそれが大雑把に…

ねー。小沢のところいいよね。あれ描けるのに、なんでこんな雑な展開やってんのって思うよね。渋谷まではわりと最初から練ってあったけど、その後はあんまり考えてなかったのかなぁ、って感じがしちゃう

> ヒント:他に読むものがない

から他にもいろいろ読んでるって書いてるだろーが。なんならここ数週間のWJだと『鵺』のほうが楽しんでるぐらいだけど、それでも読んじゃう魅力はあるんだよ。


追記3)

これで最後にしよう。いっぱい反応もらえて嬉しかったし、みんなモヤモヤしながらも呪術めっちゃ楽しんでんな!ってのがわかってよかったよ。ありがとうありがとう

タイトル追記で言ってること逆になってるが大丈夫

追記する前から呪術好きですって顔に書いてあったと思うけど。

> あと全体的にキャラクター死にすぎで緊張感がないのも。。。ただ昔のジャンプ好きな人ならかなり刺さるとは思う

キン肉マン話題も出てたけど、昔のジャンプってどんなだったんだ。もっと大味だったんだろうか。高校生ときデスノ食らったりしてるから、緻密な設定と整合性みたいなのに慣れてるかも。

> シュワーバーみたいな漫画だよね。秤先輩の領域展開は独特過ぎて投げそうになったがw

シュワーバーという例えは秀逸すぎるw 安定感がない感じ。秤のアレはもうツッコミどころとしてやってんだろうな、とは思いつつ。

漫画のことはよく分からないんだけど、ブコメを丁寧に拾って好意的追記してる増田の優しさが良いな

逆にブクマカがめっちゃ優しく共感してくれるから、こっちも嬉しくて返したくなっちゃった

> ワートリはだめとのことだがキャラドラマが濃密でなかなか宇宙いかないのが焦らされる(大ファン)。て5巻かーい。 人間ドラマも本筋の進め方も丁寧な暗殺教室みたいな話はどうでしょう

いやいや5巻でハマらなかったら切ります普通??? 連載1年分よ……? でもそうなのか、ワートリはまだあそこから面白くなるのか。確かに巻を重ねるほどに面白くなるタイプよね、とは思うけど。暗殺教室は好きだったよ。ただ、自分松井先生キャラあんまりハマれないなぁ、というのは若君読んでても思ってる。他誌だけど荒川弘先生とかも好き。ケレン味や絵の上手さに設定や世界観の緻密さ、人間ドラマまで合わさったとんでもない方よね。

……これは風呂入ってたら思い出したので、ひそかに書いている追記4なんだけど、人間ドラマ長編脚本の進め方も設定の練り込みもできるって点だと稲垣先生だわ。Dr.STONE伏線理屈をきっちり積み上げて作られているけれど、それだけだと日が暮れちゃうところを「この人はチートなのでなんとかなります」で良い具合に要らないシーンを省いていくよなーって思ってた。チートだけだとなんでもありになっちゃいそうなところ、ウィークポイントも作ってあって、最終的には知略と努力と運で切り抜けていく、っていう感じでカタルシス生むのめっちゃ上手い。アイシーもそんな感じだったし。

計算してかいている作家ではないと思うので、小沢下りも「そういう引き出しも持っている」だけでいつでもそれを出せる訳ではないと思う。

まぁ確かにそうかも。そういう引き出しを上手く操れるようにしてやるのが編集の腕の見せ所ってやつなのかな。いや、編集さんを責める気はないが。今の方向性への振り方はあれはあれで成功なんだろうし。

最初面白かったが、この能力の組み合わせでどうやって勝たせるつもりだと思いながら読んだら、強い奴や相性がいい奴が乱入して勝つを繰り返して能力バトルを背伸びしてやるなとなった。

能力バトルと見せつつ単純な殴り合いで、強いほうが勝つ(それはそう)みたいなところはすごいある。なので、本誌でちょっと前までやってた、あのバトルの結末にはしらけちゃった。現在進行形でやってるバトル、ああいうのが見たいんだよなー。

> 東堂はまた出てくると思うけどなあ

1個前の能力バトル議論にもかかるけど、東堂みたいのがバトルの掻き回しとしては良い具合の能力だったと思うんだよなぁ。退場ほんともったいない。出てくると嬉しい。

> ただ真球は接地面積がないか無限重力とか言ったのは、それ冨樫じゃなくて車田正美だぞと突っ込んであげる編集いなかったのかよ

真球の件も「何言ってんだ??」って感じだったけど、元ネタあったんですね。

> 単純に好きだった漫画最期どう畳むんだろうってだけでは?

んー、だったら連載追わないかな、と思う。自分にとってはONE PIECEがそのパターンで、第2部はほとんど追ってなかったけど、最終章入ってから畳み方気になって復帰したんだよね。畳み方のためにずっと追いかけるほど優しくはないです。

最近作品設定作り込みすぎなんよ.思いつきで帳尻合わせてるけど面白いというのは一つの漫画の才能.

これはこれでわかる、し、芥見が今呪術をヒットさせられてるのは確かに才能だと思う。BLEACHもわりとこっち系統じゃない? 設定は小難しいこと言うけど、話の筋とバトルの展開はめちゃくちゃ単純で、でもなんかカッコいいしオシャレ、っていう。芥見久保フォロワーだってのはすごいわかる。冨樫フォロワーというよりは、そっちかなって思う。

> ワートリ薦めるのはちょっと違うというかあっちのが危ない気がしてるけど5巻で止めたのはもったいないなー!呪術で5巻なら野球やってた頃でそれこそよく乗り越えたな!?

ワートリ5巻はもったいない、2票目いただきました。じゃあ読みますね! ありがとうありがとう

呪術は俺、アニメから入ったんだよね。その頃ジャンプ買ってなくて。だからMAPPA効果面白底上げしてもらってたとこあったと思う。そんで続き気になって原作買ったら渋谷でズブッてハマった感じだった。んで、え〜〜このあと、あの人とかあの人とかどうなるの〜〜???と気になって本誌買い始めたら、あの人もあの人も出てこないまま今に至っちゃってる。

死滅回游あたりから怪しくなってきて話全然進まねぇ~ってなった人は結構いそう。主人公そっちのけで半年ぐらいバトルしてたのがトドメになったよね。

全然進まね〜〜〜と思ってたし、あんまりゲームっぽくならずに殴りあってるだけやんけ〜〜〜〜ってめっちゃ思ってたけど、主人公そっちのけバトルはごめん、わりと楽しんでたわ。『呪術廻戦』になってから初めての乙骨のバトルとか、秤の領域展開連発で死ぬギリギリのところをゴリゴリ潜っていく感じはあっちいなとか思ってた。

> それ面白いから気になってるんじゃなくて 気になるように描かれてるから気になってるだけやで 上手い引きってのは続きを想像やすいように問題を投げかけてるやで

これはその通りだと思う。引きがうまいめっちゃうまい。やめられないとまらないみたいな。

真希のやった事について誰かから言及(批判的なもの含めて)あると思ってたらそれが全くなさそうなのは一番残念かも

そう、あれスルーしちゃいけないと思うのよ。実質的呪詛師になっているわけで、あの後出奔してソロで暴れていくのかなと思ったらふつーに体制側みたいな顔して戻ってきてて「?????」ってなったのよね。あれはちゃん落とし前つけてほしい、何かしら。加茂家も乗っ取られてるし、日本がぐちゃぐちゃになったからもういっか、じゃないと思うのよ。

> 名作漫画ほどガバガバで雑で欠点だらけ説

ブコメにもこれあったけど、それはそうかもね。エンタメって言葉を「雑でも面白ければOK」って意味に使いたくはないけど、まぁエンタメってそういうもんよね、とは思う。ライブ感? グルーヴ? 疾走感? とかそういう。

2023-11-17

考察

双葉の方、表情がない → 電池切れで停止してる

・みんなの前で倒れてしまい、なし崩し的に機械したこと人魚を食べたことがバレてしま

セイレーンがやってくる。しかし怒ってない。単三電池を持ってきてくれる

激辛カレー美味しかたから許すよ! みたいな軽いノリで許される。捕まった島民も開放される

・またカレー作ってねー、とか言ってセイレーンは去る

・いちおうハッピーエンドだが、人魚を食べた贖罪はできてないし、セイレーン精神性は気持ち悪いしで、モヤッとしたまま島編終了

2023-11-16

マフィンの話を聞いて勝手に悲しくなった

情報を半端につまみ食いした結果脳内に以下のストーリーが展開されてしまい、事実となんにも関係ないのに勝手につらくなっている。

将来はお菓子屋さんになる!って希望に満ち溢れた女児がまずいるわけよ。

実家がまあまあ裕福だったもんで対して勉強もせず大人になって、いつのまにか小さなお店まで開けちゃった。可愛い息子に時々お手伝いしてもらったりしてさ。やったねハッピーエンドだ。

ただ東京でやってるし、裕福な親の人脈つながりで世田谷自然派左翼みたいな知り合いもできる。でもお菓子っておいしいと嬉しいが不可分なもんで、そうそう話聞いて影響を受けるわけにもいかないよね。適当にあしらっとこ。

幸福永遠に続くはずだった。

しかコロナが来た。

防疫に慎重な人がみんな出歩かなくなって、自然派ばかり会うようになってどんどん影響を受けていく。ヘルシーにするには甘さ控えめじゃなくちゃ。糖質制限とかしなくちゃ。白砂糖とか不健康とか言ってる。食品添加物とかダメだよね!

自分コロナにかかって、治ったはずなのに頭がぼんやりして考えがまとまらない。でも世間コロナ開けたとか言ってるから元気出さなくちゃね。ヘルシーレシピのマフィンできた!

自然派友達イベント出展の話持ってきた。出てみたらすごい勢いで売れた。品切れっていうとすごい悲しい顔をされちゃった。

次のイベントなんか出展料高いなあ。品切れもダメだし、たくさん持ち込まないと。

3千個持ち込もう!と思ったけど、とても1日じゃ焼ききれないよ。オーブンにたくさん詰めて、焼き上がったら冷凍庫に、ああいっぱいだ、冷蔵庫に、ああいっぱいだ、エアコンでよく冷やした部屋に置いとくしかいか。おおいな、大変だな、手が痛くなってきたよ。

イベント大変だったな、でもいっぱい売れたよ。

どうしてなの

なんでかわかんないけどみんなおこってるの

ずっとずっとおこってるの

なにいってるかわかんない

おかしやさんになりたかっただけなのに

あああああああ

2023-11-12

ビンの蓋の話

 いい年をして職場押し付けられる事務処理がなかなか自分担当というかたちから変わらず、やりたくねえなあと毎日思いながら毎日やっている。

 誰に尋ねても必要性がうまく説明できない業務と、それに伴う得体の知れない数字PCスクリーンと紙面の両方でこれをにらんで、憎悪疲労で膨らんでいく負の感情を、せめて、自分の次の若手はこういうくだらない作業から解放してやりてえな、という気持ち中和しようとしながら、積み重なった量をようよう消化している。

 あるイラストレーターtwitterで、「自分が受けた嫌な経験を、他人には経験してほしくないと思うのと、味あわせたいと思うのと分かれ道はどこにあるのだろうか」ということを書いていた。

 これを見て最初イメージしたのは、中学生の頃にやったドラクエ7の石板集めのことだ。

 ストーリーを先に進めるために、割れた石板のピースを集めて一枚に復元する必要があるのだが、これの一部分が欠けていると、極端な話、これまでに行ったすべての街やダンジョンを訪れて探し直さなくてはならない。ちょうどゲーム攻略インターネットクロスし始めた時代だったので、自宅に環境がある人なら特に困らなかったのかもしれないが、我が家はそうではなかった。一度通過した興味のない場所を嫌々たどり直す、ただただ苦痛で、うんざりさせられる「作業」に多くの時間を費やすことになった。

 ドラクエ7は何回かリメイクされているようだが、もし石板集めが簡単になっていたら、過去経験者としては少し残念? な気分がなくもない(それこそ、いまはネット接続しない攻略環境なんてほぼあり得ないので、当時のままでも困りはしないだろうけど)。

 あれが醍醐味だったのに、とは口が裂けても言えない。あの石板探しはまごうことなゴミ要素だった。

 それでも、今のユーザーにもあれを経験してほしい、と思うのは…なんだろうな?

 もしも楽になってしまったら、当時のプレイヤーけが馬鹿馬鹿しい時間の浪費に巻き込まれたことになって気に入らないから?

 「まあさ、こういうゲームだったんだよ」と新規ユーザーの肩を笑って叩くため?

 なんにしても後ろ向きで、なんとなく湿り気のある、あまりポジティブ感情ではなさそうだ。

 ゲーム経験というのは、けっこうこういう感情に人をとらえがちな気がしていて、過去経験者はどこかで、評判の悪い要素にブーブー言いながら、新しい参入者も被害者になるのをどこかで楽しみにしている気がする。

 それでも、嫌な経験というのは、基本的には根絶されていくべきだと思っている。

 だいたい、世代が変われば次の世代にはそのとき悪弊が新たに生まれるのだから、今あるもの積極的に無くさなければ、どんどん増えてしま理屈である。俺が最後世代だ。そういうつもりでやっていることがいくつかある。

 職場燃え尽きた人がいる。

 そろそろ定年も見えてきた大変に優秀な人である燃え尽きた、ということは過去燃えていたということでもある。

 俺のやっている気の滅入る事務処理だってちゃんとやらなければ会計に細かい狂いが生じたり、今後の事業計画に影響したりするので無駄とは言わないが、その人が以前所掌していたのは、組織の今後や体制にモロにかかるような仕事だった。その業務を進める過程で、組織内に一定数いる非合理と旧弊権化のような上層と同僚と、あとは人ではない空気感みたいなものに対して戦い(別に、あらゆる古いものがすべて悪いわけではないが)、すり潰されて疲れて、最終的に2勝8敗、ぐらいの感じの人だ。

 その人とこの前に話をしていた。流れで、ある事業広報方針について「あれはどうもおかしいと思う」という話題になった。

 それは以前、この人が取り組んで最後まで取り崩せなかった、企業の内部コミュニケーションの不足と各セクションごとの自負と他課へのおもねりあいが嫌な感じに複合した悪魔のような部分と関連していて、火中の栗というか、正確には昔その栗を取ろうとして大火傷をした人がいたので冷めても誰も手を出さなくなった、みたいな状態なのだが、その火傷を負った当事者であるその人は俺の話を聞きながら、(特に期待もしていないだろうし、俺は登った梯子を外されるほど仕事ができない)「今だったら、自分ならこうするな。やってみれば」というようなことを言ってくれた。俺はというと、自分でも意外だが、まあ頑張ってもいいかもな、と思った。

 何年も前に読んだショートショートで、飲み屋で誰かが開けようとしたビンの蓋がなかなか開かず、その場にいた何人かの客が挑戦したあと、特に体格がいいわけでもない冴えない男がそれを開けてみせた、という話があった。

 様子を見ていた語り手に男が聞かせたところによると、ああいものは色んな人が挑戦するうちに、誰も気づかないうちに少しずつ蓋がゆるまっているもので、自分成功したのは、その頃合いをちょうどつかまえただけなのだ、ということだった。

 科学的には力が足りない者が何人挑もうが関係ない気がする。それはともかく、この世の色々なビンの蓋が、色々な人の手によって少しずつゆるまっているということを考える。

 まだ蓋が固く閉まっているなら、強烈な英雄でなければそれを開けられないかもしれないし、誰も成功しないかもしれない。ただ、特に優れたところのない人間でも、単にやろうとするというだけで、結果として蓋を開ける最後の誰かになるかもしれない。

 なので、くだらないことは終わりにするよう頑張りたいし、意味のあることは始めていきたい。それが凡夫の目に無価値有意義と見えるだけで、実はちゃん理由があって余計なことはしない方がいいことだってあるだろうが、それはまた別の話である新劇エヴァだって、Qのあとちゃんハッピーエンドで終わったじゃないか。まあ、それでも、ドラクエ7未来プレイヤーが虚ろな目で画面をにらみながら、あのくだらない石板を探さなくて済むとなると、それは多少、面白くねえなと思わなくもないわけだが。 🦑

2023-11-11

anond:20231110184134

90年代の夜7時の光景って「おじいちゃんおばあちゃんお父さんお母さん小学生幼稚園児の家族みんなが揃ってご飯を食べながらテレビを見る」って感じじゃん

そんなに家族全員でエロアニメ見たいか

あの時代ってゴールデンでたくさんアニメやったけど原作だと凄くグロい話がマイルドになってたり胸糞エンドがハッピーエンドに変更されてたりそういう改変はコナン以外にもよくあったけどな

改変してもどうにもならない回はそもそもアニメ化しないとかもあるし

屈したとかじゃなくて家族みんながいるリビングで気まずくなるようなものをわざわざ流す必要はないっていうごく当たり前の配慮だろう

anond:20231111124919

怪獣映画フォーマットがそうだから

巨大ヒーローの居ない巨大ヒーロー特撮映画

B級品でなくすにはパニックホラーものにせずハッピーエンドオチをつけなきゃいけないので、みんなで解決することになる

2023-11-08

ごじらマイナス一のネタバレ

あれ最後特攻のつもりだったけど生きのびたよみたいなノリだけどさ

帝都攻防戦やザギンたっぷり被曝してるから遅かれ早かれ死ぬよね

この世界の片隅に」の、すずさんの妹ちゃんみたく。

ぬか喜びさせておいて長くても翌年には死んでるよ、みたいな予感をにおわせてるの、最高に悪趣味ですげえいいと思った

アメリカ人みたいなスナック感覚の核だとただのハッピーエンドに見えるだろうけども

2023-10-22

anond:20231022144246

支援者オルグするのは

法的には問題ないけど社会福祉活動方法論的には絶対絶対に許されない。

そういうことは世の中にいくらでもある。警察に行っても取り合ってくれないけど人として絶対許せないことってあるだろ?

でもColaboやそのシンパ自分たち無謬正義のカタマリということで押し通すだろう。

それには暇一派の口撃がむしろ大いに後押しになっている。あんな輩に対して少しでも非を認めたらおしまいだと、まあ誰でも思うわな。

でもそもそも無謬正義なんて無いので、そういうのは独善から腐敗へと一本道だと歴史が繰り返し示している。

左翼がどうしても理解しないのはそこのところで、人の世にハッピーエンドも最終解答もないのだが「今度こそ」「自分たち特別」と何度でも同じ轍を踏む。

2023-10-12

anond:20231012222107

ハッピーエンドのレポ書いても誰一人拾ってくれない

不幸話だとホッテントリ入りする

はてなーって根性曲がりすぎでしょ

2023-10-11

何年も前に完結済みの漫画のことを思い出して、ハッピーエンドの皮をかぶってるけど誰も幸せにならなかったし、第一話の段階からそれも分かってて読んでたはずなのに誰も幸せになれなかったことにダメージを受けてる

2023-10-10

anond:20231010130520

ハッピーエンドやね

でっくん周りを思い浮かべながら歌うと声のノリもまた違う

まれてる連中が恵まれてる連中だけで國をつくるハッピーエンド

そういうのないよな。

だいたい都合のいい弱者を掬い上げてカタルシスにしてる。

もちろん都合の悪い弱者と、モブ排除するんだけど。

ただ自分たちコミュニティだけでキャッキャウフフしたい、ならまだ分かるんだけど

そのコミュニティを引き立たせる舞台装置としての外部、人間必要としているってのはな。

まりにも生き方理想ゴミすぎると思う。

新海誠の好きなところと微妙なところについて書く

あんまり映画を観る方じゃないけれどね。

ほしのこえ

記憶は定かではないが、おそらくこれが最初に見た新海アニメ

大学在学中はSFに飢えていて、「AKIRA」とか「エヴァンゲリオン」とかを観ていたのだけれど、「ラーゼフォン」にはハマることができなかった。問題は長さなのではないかと思い、26話も見る必要のない映画を手に取った。

この作品が好きだったのは、クラークイーガンが好きだった自分が求めている、別の惑星風景描写があったことだ。僕が映像作品評価するのは、どれくらい思いがけない風景を見せてくれるかだ。火星の大地や、木星イオあいだにかかる雷の橋が美しかった。ヒロインから携帯メールにも確かクラークへの言及があった。

また、日常の美しさを切り取った言葉を、詩のようにつなげていくアニメを見たのは初めてで、そこも新鮮だった。

敵方宇宙人が、鏡像となって話しかけてくるところなど、露骨エヴァの影響を受けているし、詩的な文章村上春樹フォロワーに過ぎないと感じはしたものの、この監督作品もっと見てみたいと感じた。

「僕と彼女の猫」は忘れてしまった。珍しく自分好意を寄せている女性視点失恋の話だった気がする。

雲のむこう、約束の場所

僕が好きな要素がとにかく詰まっていた。架空歴史知的早熟だけれども情緒的には年相応の少年少女、そして天にそびえる真っ直ぐな塔。東京からも見える北海道メガストラクチャーという、自分想像力はるかに超えた世界を見ることができた。

もちろん、欠点もあった。ヒロイン・佐由理を救うか世界を救うか決断を迫られる主人公・浩紀は、セカイ系典型例に感じられて冷めてしまったし、あと、これは前にも書いたのだけれど主人公のやっていることはテロリズム肯定だ。

テロ組織名前も、北海道を手に入れるためなのにアイヌ解放戦線じゃなくて、サハリン樺太先住民族ウィルタ解放戦線だ。ヒロイン祖父名前キノエはアイヌ系の名前だが、そこには一切触れられないし、朝鮮半島のように南北に別れた家族悲劇は、ごくわずしか触れられず、プロットには絡んでこない。つまるところ、政治は装飾でしかない。いいのか。

にもかかわらず、この作品を好きになってしまった。アニメで精密に描かれた東京景色は、当時の僕の生活圏とかぶっていた。自分の暮らす世界彩度を高めた景色は、ぐずぐずとした感傷に僕を引き込んだ。何にもでもなれると、まだかろうじて思い込めていた頃だった。

そして、テーマ曲があまりにも切なく、これがずっと頭の中で流れ続けていた。過剰なまでに作中で繰り返され、露骨でさえある。しかし、悔しいけれども切ない気持ちになるのをやめられなかった。ラストで虚無に飲まれ北海道の美しさで息をのんだ。

自分青春に満足できていなかった僕は、この甘ったるいテーマ曲映画呪縛されていた。批判しつつも、フィルムブックとノベライズを買ってしまうほどだった。これが感傷マゾなのか。

秒速5センチメートル

退屈さを感じる場面や、冗長な個所もあった。でも、日常風景を美しい色合いで描くアニメを他に知らなかった。第2話冒頭の、貴樹が空想する巨大ガス惑星が空にかかった惑星風景は、僕が創作していたSF小説舞台として何度も用いた。

そして、第3話で流れた「One more time, One more chance」ですべてを持っていかれた。ヒロイン・明里と結ばれないラストを見て「そうなんだよ! これこそが人生なんだよ! はっはっは!」と快哉を叫んだ。「鬱エンドだ」「悲しい」と言っている連中を笑っていた。なんてこじらせた大学生だったんだ。これもノベライズを買った。

振り返ってみれば、主人公はいつまでも明里の幻影に惑わされており、サーフィン少女・花苗の気持ちちゃんと向き合っていない。独り身の期間が長かった自分は「応えてやれよ!」とあとになって思ったものだった。そりゃあ、思春期から初めての感情ばかりで、あまりにも未熟で、だから人間関係で目も当てられないような失敗を繰り返すんだけれど、「結局お前モテてんじゃん!」と怒りが湧いた。

後に、貴樹をはじめとした新海アニメ主人公たちはどうやって童貞卒業したのかな、夜のお店かな、などと根拠のまったくない最低な空想をするようになってしまった。自分がそうだったからって投影するなよ。

星を追う子ども

激しくツッコミを入れながら観た作品

統一感のない固有名詞(※僕はファンタジー名前を付ける際には一貫性必要だと信じている。だからアルカンジェリ、ケツァルトル、シャクナ・ヴィマーナと複数言語から安易に引っ張ってくるのを良しとしないし、文法的に怪しいヴィータクアやフィニステラという語も納得できない)、ジブリの表層だけをなぞったような描写主人公明日菜が地上世界と地下世界の両方の血を引いているという重大な設定が劇中ではほとんど描写されないなど、自分が気に食わなかった点は多数あるが、最大の問題点は悪役の森崎(ムスカ揶揄される)のサブプロットのほうが面白く、新海誠思い入れを持っているように感じてしまったところだ。

愛するもの喪失を受容せず(子の喪失ってキーワード村上春樹フォロワーっぽい)、代理品や依り代を求め、神々なり悪魔なりと契約する姿は碇ゲンドウともかぶり、なんにせよ強烈なキャラで、明日菜を食ってしまっている。いっそ明日菜いらなくないか

冥界をめぐり、禁断の知識の代償として盲目になるのは神話的でちょっと良かったけどね。

この頃から、新海アニメを僕はさら批判的に見るようになる。

しかし、作者の意図性癖が透けて見えるというのは一方的に親しみを感じる契機でもある。不完全にゆえに見透かせるものがあり、理解者になれたと錯覚できてしまい、結果的作品を愛してしまうことがある(※これは新人賞を取った作品を読むときもそうなんだけど、「作者はこういうことをやりたいんだろうな。なら、ここをこうすればもっとよくなるだろうな」と考えつつ読むことが多い。創作をしていた人にありがちなことなのかな?)。

言の葉の庭

言いたいことはたくさんある。

けれども、最大の欠点は「何でもかんでも台詞説明してしまうこと」だ。

最後タカオとユキノが見つめあう場面で、高まった気持ちをぶちまけるのだけれど、音楽映像がうるさいなので、台詞なんていらない。

海監督は文章を書く能力はあるのは認めるけれども、「説明小説でやれ」と感じる。「なんでも説明するのをやめてくれ、映画受け手を見くびるな」とも感じた。

そして、鮮やかな色彩がわざとらしく感じられ、反発を覚え始めた。

ただ、この頃から日本古典を扱いだしたのは嬉しい。ささやか愛国心が満たされる。

僕は海外文学が好きなので、逆に外国の人に日本の詩を知ってほしい。

君の名は」「天気の子

観ていない。

言の葉の庭」の一件もあったが、ハッピーエンドになったということを聞いて、寝取られ性癖(というかBSS、「僕が先に好きだったのに」?)を抑える優秀なプロデューサーがついたんだな、とシニカルに考えていた。売れるようになった、大ヒットを飛ばすようになったとも耳にして、新海誠自分からどんどん離れて行ったように感じた。そして、もう二度と新海アニメを見ることはないだろうと思った。友人や尊敬するSF作家が見ていると聞いても、耳を塞いでいた。

君の名は」の予告の「スカート注意、男子目線!」といったセリフにも、新海誠性癖が透けてみるのだけれど、徐々に作者のあけすけな欲望に対して嫌悪を感じるようになっていた。

これは男子出身の僕がそうだからかもしれないけれども、僕には、男性監督女子高生をじろじろ見て偏愛していると気づくと、鬼の首を取ったかのように指摘してやりたくなる悪癖がある。岩井俊二映画を観たときもそうだし、「ラストレター」を観たときは「俺を振った女は不幸になればいい」という怨念を感じた。庵野秀明俳優やってたのはめっちゃ面白かったけどね。

「すずめの戸締まり

ある女性が新海アニメが好きで、じゃあ一緒に見に行こうということになった。ただし、彼女が好きだったのは「君の名は」以降だった。

「お手並み拝見」と思いながら(なんだかんだで楽しみにしていた一方、不安でもあった)観てみると、極めてまっとうな少女の成長映画になっていて驚いた。

被災者のすずめが「死ぬのなんて怖くない」と言っていたのが、逆に震災記憶と向き合い、心底死を恐怖し、逆に生きる実感を取り戻す構成が素晴らしかった。自分を助けに来た謎の女性自分自身だったってのも良かった。周囲の支援必要なのはもちろんだけれども、傷付いた自分を癒すためには、どこかで自分の力を信じて自分の足で立ち上がらないといけないのだ。

ロードムービーとしても優秀だし、周囲の人々が善意にあふれてすずめに手を差し伸べてくれたのも、叔母の環が思わず激高して負の感情をぶちまけるシーンのための溜めだと感じ、よく計算された素晴らしい脚本だと感じた。

今まで肯定的だった(あるいはマスコットしかなかった)猫が、ダイジンという善悪不明存在になったのも面白い。

今まで別の災害という形で間接的に東日本大震災を扱ったと聞いていたが、正面から向き合ったのはとても立派だ。このタイミングでなければできなかっただろう。

恋愛要素を薄めたのも大正解。「シン・エヴァ」を観たときみたいに、「監督大人になったんだな」と感じた。

それでも無念な個所はある。人口希薄になった土地を神々に返すというモチーフと、地震を封じる要石というモチーフが、完全に噛み合っているわけではない(人口が減少している時代から出てきた発想では? なぜそこから厄災が漏れ出る?)。少しぶれている。また、震災は人力で防げる、つまり東日本大震災は防げた、という誤った読解を誘発しかねない面もある。

あとは、震災描写リアルだし、緊急地震速報が頻繁に鳴るので、観ていてずきずきと頭が痛み、かなり気分が悪くなった(御茶ノ水近辺も学生時代生活圏内だったし)。昔は「アルマゲドン」みたいなパニック映画大都市がぶっ飛ばされるのを見たり、「地球大進化」の大隕石地殻津波が起きて日本列島が引き裂かれるのを見て気分爽快になっていたのだが、ある時点で感受性が「まっとう」になってしまったらしい。

ところで、この作品村上春樹かえるくん、東京を救う」のオマージュだとよく言われるけれども、「海辺のカフカ」のパロディも仕組まれている。東北まで中古車ドライブする芹澤青年が車内で流すのが「夢の中へ」だが、「海辺のカフカ」でも星野青年が何を探しているのかもわからない中田老人を連れて車で高松ドライブしながら、「探し物は何ですか~」と口ずさむのだ。誰か気づいてないかな。

そのくせ、村上春樹オマージュにとどめ、影響下からは完全に脱しているように感じた。

疑問点。すずめの三本足の椅子過去自分に手渡されたことで、時間の輪っかをめぐっていないか? 

その他

どの作品かは伏せるが、主人公が僕の名前と同じで、ヒロインから名前を呼ばれるたびに恥ずかしいくらいに動揺してしまった。

当時流行っていたラブプラスをやっていたら、おそらく引き返せないことになっていただろう。

あと、「すずめの戸締まり」に関するウェブ記事で、新海監督が#MeTooのこともあるしパンチラを封じたと聞いて、機を見るに敏だなと感じ、何となく気に食わなかった。正しい判断だと思ったけど、商業性に屈したようにも感じたのだ。正確には、「雲のむこう~」みたいに政治的を雰囲気に使うのをやめたのが、なんとなくタイミングが上手すぎて、逃げ足の早さを感じるのだ。

でも、とっくに青春コンプレックスこじらせオタク向けクリエイターから国民監督に変わってしまったのだ。寂しい。あんなこじらせた作品を書くのに既婚者なのも納得できない時期があった。

まとめ

こういったことを、友人に対してつらつら語っていたら、「それはお前、もう立派なアンチだよ」と指摘された。「アンチじゃない、愛情と憎しみの両方を持っているだけだ。複雑な感情をも抱えているんだよ」と反論すると、「お前が複雑な感情を抱えていない対象なんてあるのか」と笑われた。ひどくない?

これだけ複雑な感情を抱えているので、「君の名は」「天気の子」を見るのがずっと延期になっている。諸般の事情ラブコメ苦手だし。

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