はてなキーワード: 成果物とは
俺たちからすれば無理やり辻褄合わせをしただけの内容だったのだが、これが意外にも教師からは高評価だった。
ヤケクソ気味な発表スタイルが真に迫っているように見えたのだろうか。
メンバーの一人であるタイナイの分析によると、他のグループがネットで簡単に手に入る文献からコピー&ペーストしたみたいな成果物だったので、俺たちの発表が新鮮に映ったのではと言っていた。
カジマはというと、各文献の記述をどれも否定しない、その姿勢が何より評価につながったんだと前向きな解釈だ。
何はともあれ俺たちは成し遂げたのだ。
しかし、課題のためとはいえテキトーなことをでっちあげた後ろめたさもグループ内にはあった。
俺も多少はあったものの、それも数日経つと薄れていく程度のもので、他のメンバーも同じだった。
ウサクを除いては。
「あの時は課題をこなすことで必死だったが、我々は大罪を犯してしまったのではないか? もし、我らの説が正史のように扱われてしまったらと思うと……早起きしてしまう」
会うたびに毎回こんな話をしてきて面倒くさかったので、俺はとある人物を紹介することにした。
正直なところ俺は未だにこいつの言うことをマトモに信じる気はないのだが、それっぽいことを見せたり言ったりはできるので、これでウサクに程よく納得してもらおうと思ったのだ。
「まあ、いいや。リダイアに関する記録だけど、マスダたちの説を後押しするような記録は未来にも存在しないね」
それは俺たちの発表内容がデタラメであることを示していたが、同時に未来には俺たちの成果物が禍根と共に残っていないことも示していた。
ウサクが信じるかどうかは分からないが、とりあえず気休めにはなるだろう。
「そうか……では、どのような記録が残っているんだ?」
「そうだなあ、例えば銀河大戦においてスパイとして、リダイアという名前の宇宙人が活動していた記録があるね」
どうしてそんなことを言うんだ。
それを周りに見られないよう、おもむろに自分の口元を左手で覆う。
「そりゃそうさ。君たちのいる時代から、数百年後の出来事だからね」
ガイドはそれに気づくと、慌てて取り繕い始めた。
「ええと、ウサク? 歴史ってのはね、あくまで歴史なんだ。ボクはそう思うよ」
訳の分からない説明に俺は思わずため息が出そうになるが、堪えてフォローした。
「ウサク、お前はちょっと難しく考えすぎなんだよ。リダイアがどんな人物であるか、何を為したかなんて、俺たちにはさして重要な事柄じゃないんだ。真偽がどうあれ、な」
後にウサクは、リダイアに関する資料を独自に纏め上げ、一部界隈で脚光を浴びることになる。
まあ、それはまた別のお話。
「ガイド、ウサクが書いた文献、記録は未来に残っているのか?」
「知らない」
こいつに話を聞いたのは失敗だったな。
期限当日。
俺たちの成果を、他のグループの前で発表する日ということだ。
他のグループの発表はというと、自分たちの住む町の歴史だとか……まあ何も言うことはない。
みんな課題をこなすことに必死だったし、他人の成果物に目を向ける心の余裕はなかったんだ。
そして、長いような短かったような時を彷徨い、いよいよ俺たちグループの番がきたのだった。
「英雄リダイアはこの町で生まれ育ったことは周知の通りです。リダイアは当時としては画期的な建築技術を発明し、この町の発展を大いに助けたとされます。ですが、これはあくまで彼の英雄たる理由の一つでしかありません」
このあたりはエビデンスがとれていることもあり、滞りなく進んだ。
「次に彼はアマゾンのとある集落にて、住人たちと槍を取り、侵略者から守ったという記録が残されています」
「アマゾンといえば、アマゾネス。しかし、そこでリダイアはこれといった人間関係のトラブルがなかったことが、記述内容から判断できます。つまり、リダイアは実は女性だったのではと推測できます」
聞いていた他のグループがざわつきだす。
一応の辻褄は合うものの、はっきり言ってとんでもない説だからだ。
念のため言っておくが、これは俺ではなくメンバーの一人であるタイナイが提唱したものだ。
それっぽくこじつけてはいるものの、タイナイが最近読んでいた漫画の影響をモロに受けていることは俺からみれば明らかであった。
さて、これが一つ目の策だ。
タイナイ、カジマ、ウサクでそれぞれ持ちよった説を全て統合して、後は無理やり辻褄を合わせてやろうというものだった。
当然そんなことをすれば、いずれ綻びが生じる。
そこで俺はとある説を用意しておくのだが……まあ直に分かる。
「戦乱の世が平定。落ち着きを取り戻し始めたころ、リダイアは医者を志します。今度は人を救う存在になりたい、と考えたのかもしれません。それから彼は西の島にて、医者として多くの命を助けました。汎用性の高い薬を発明したのも、この当時であると考えられます」
「医学が進歩しだしたころ、リダイアは芸術の分野で多彩な活躍をします。我らの町では建築技術、別の地方では絵画といった具合に」
周りのざわついた音は徐々に大きくなっていたが、意に介さなかった。
「そのように八面六臂の活躍をしていく内、またも世は戦乱の気配を漂わせていました。そこでリダイアは、再びその身を戦火の中へと投じていくのです」
説明も終盤にさしかかったとき、とうとう俺たちが予想していた言葉を一人のクラスメートが発した。
「ちょっと待ってくれ、さっきから色々と語っているが滅茶苦茶じゃないか。現実的じゃない」
当然の疑問だ。
そこで、俺たちは二つ目の策……いや、説を提唱することにした。
「仰るとおり。いくらリダイアが人並み外れた力の持ち主と定義したとしても、このとき既に64歳。現役を退いている上、当時の平均寿命を越えている。仮に生きていたとしても、物理的に有り得ない」
「我々はリダイアの活躍が書かれた文献をしらみつぶしに調べました。長生きの一言で済ますには、些か無理がある活躍の記録があることが分かりました」
「文献のいくつかは彼を英雄視する人々が作り上げた、偶像物語だと考えることもできます。ですが、それを踏まえてなお整合性のとれない話も多々あったのです」
「そこで、ある説が浮上します。リダイアというのは個人ではなく、各時代、あらゆる場所に複数いた、名もなき英雄の俗称ではないかと」
これこそが、俺の考えた方法……いや、説だ。
「あらゆる時代、あらゆる場所で活躍する英雄が多くいました。リダイアが様々な方面で才能を発揮したとされるのも、そもそも別人だと考えれば自然です」
「なぜ、それらがリダイアとされたかは、彼らに関する詳しい文献が個別に存在しない、つまり名もなき英雄だったことに他なりません。そこで当時の人々は、ある種の英雄の理想像としてリダイアを作り上げ、そこに実在する英雄を投影させました」
「時には自称し、時には伝聞によって。事実、真実、伝承入り混じり、『リダイア』という英雄の集合体が形作られたわけです」
一応の整合性こそ取れるものの、その実は文献の真偽を分別することを放棄した、苦肉の策だったからだ。
それでも課題を未完成にして出すよりは、それを完成品にするために帳尻を合わせるほうがマシだと考えたのだ。
この手の英雄にありがちな像も当然のように作られていて、待ち合わせ場所としても定番となっている。
ただ、その知名度に反してリダイアという人物が何者か知っている人は少ない。
もちろん、俺もとある機会が訪れるまで知らなかった。
……いや、やっぱり現在進行形で知らないと言ったほうがいいかもしれない。
俺の通う学校では、授業と同じくらい課題について重視している。
今回は歴史だった。
数人でグループを組み、何らかのテーマについて取り組む方式だ。
俺のグループはというと、タイナイ、カジマ、ウサク、よく連れ立つメンバーたちである。
惰性で組んだというのもあるが、円滑にコミュニケーションを取れる相手のほうが、課題達成の作業効率が増すという理由も勿論ある。
俺たちは数分話し合い、リダイアについての経歴をまとめることになった。
この町を代表する有名な英雄だし、簡単だという目論見があったからだ。
だが、この考えは甘かった。
「まとめる」ってのは、ただ情報を抜き出して、それをくっつけるだけでは不十分だ。
いや、正確に言うなら、いくつかの文献を照らし合わせる度に整合性が取れない箇所がどんどん出てくるのが問題だった。
たとえば彼の活躍の記録を時系列順に並べると、離れた場所で同時に活躍していることになってしまったり、明らかに平均寿命より遥かに生きていることになってしまう。
他には多芸な万能超人だったり、その時代にいる著名人が大体友達になってしまうこともあった。
虚実入り混じっていることは明らかであったが、どれが虚構で事実か調べれば調べるほど区別ができなくなっていく。
「……気づくのが遅すぎたね。期限は待ってくれない」
今から別のテーマを選び、先生に判定が貰えるような成果物を作るのは様々な面で難しい状態だった。
「嘆いても仕方がない。確かに我らは困難な道を選んだ。しかし、それでも進むしかないのだ」
勿論、それはどちらかというと消極的な判断からくるものではあったのだが。
ああもう。面倒な奴に絡まれたな。
でも私は君の引用部分の後に
カウンセリングを受ける状況 & 実家暮らしなんだからこそ一度仕事を休んで考えてもいいのでは?
(中途半端な資格もいらない。自治体・公共システム系ならITストラテジストは持ってて損はないけど。とにかく実践。対象の成果物を納期までに完成させるための総合力が欲しい。)
残念だが今の元増田のレベルではどのみち転職しても同じことの繰り返しになってしまうだろうということを強調して言いたい。
そもそも手取り 17万/月 なんてSEなわけない。テスタかオペレータだよ。
この業界でやっていこうと思うなら、もっともっと技術を身に着けるべき。元増田は仕事は嫌いじゃなさそうだから不可能ではないと思う。
のように書いたよね?まだ可能はあると。
SEとして働いていたというのに「仮に自由時間があればpaizaでプログラム書いたり(Javaメイン)、
仮想マシンでLinux入れてコマンドの勉強からLPICも目指そうとしている。」はちょっとお粗末。
そんなのやるなら学生の頃でしょ。そのレベルの人がSEやってたというのは残念に思う。が恐ろしい。(まぁたまにいるけどね。)
下流工程は自信がないということのようだが、ひょっとすると上流工程も向いてない可能性もあるかもしれないと私は感じる。感じられる。
文章の構成から見て論理展開がしっかりとなされてないため技術者っぽくなく、この手の文章を書く人は上流工程で及第点をとれたことを経験上見たことがない。
知識はあっても成果物を完成させることができないなら、開発業を続けていくのは辛く、
結局同じ転帰をたどることになる可能性が高いので本当によく考えることをお勧めする。
カウンセリングを受ける状況 & 実家暮らしなんだからこそ一度仕事を休んで考えてもいいのでは?
(中途半端な資格もいらない。自治体・公共システム系ならITストラテジストは持ってて損はないけど。とにかく実践。対象の成果物を納期までに完成させるための総合力が欲しい。)
【追記】見当違いのトラバが付いているので追記。
マウンティングってのは基本的に「お前には無理だバーカ」というような dis りでしかないもの。
私は「どういうところからどのように思われるのでこうすべき」とまで書いているので、
これをマウンティングって思うのは脊髄椎反射すぎるのではないか?
「あなたは大丈夫だよー」「転職できるよー」って根拠もない無責任な話が多いから、私は正直な所感を書いてみた。
残念だが今の元増田のレベルではどのみち転職しても同じことの繰り返しになってしまうだろうということを強調して言いたい。
そもそも手取り 17万/月 なんてSEなわけない。テスタかオペレータだよ。
この業界でやっていこうと思うなら、もっともっと技術を身に着けるべき。元増田は仕事は嫌いじゃなさそうだから不可能ではないと思う。
元増田はまだ増田に書けるだけの意思が残っているのだから、むしろ悪しき結果を生みかねない無責任な話には
耳を貸さずしっかり頑張ってほしいと私は思う。
■優先順位昇順。
1.今の友達とずっと友達同士でいたい。毎年1,2回くらいは無計画に集まったりして、お互いの状況がどんなに違ってしまっても、新しい知識のことで盛り上がれる間柄でいたい。
2.いい感じの家庭を築きたい。好き合ってる同士で結婚して、時間があればスーパーでのちょっとした買い物程度の用事でも一緒に行けるくらいの関係でい続けたい。子どもを持ったら、子どもともそうありたい。
3.商業的に評価されたい。今は会社所属なんだが、フリーランスで仕事をもらえるようになりたい。成果物のクオリティを上げて、進捗管理は放棄することを許される立場になりたい。
4.フリーとしての仕事で世帯収入の2~3割くらいを担いつつ、基本的には家のことをしたい。家事全般と家計運営が得意だからそれを活かして家族に快適に暮らしてほしい。
■何をするか?
1.自分が新しい知識に貪欲であり続ける。そうした積極的な話題を盛り上げられるようになる。連絡を怠らない。
2.出会いを探す。コミュニケーション能力を上げる。
1,2,いずれも人格改善が必要。落ち着いて暖かく、よく気付いて人を褒められる人を目指したい。
3.まず今の仕事をがんばって、職場や関係者と良好な関係を築くこと。人脈づくり。練習としての成果物を作ることを怠らない。とにかくフリーの仕事を取れる努力。
4.これは、2と3をがんばることで実現できるだろうか。でも基本的には、相手が自分に求めるものに合わせて働き方を変えたいから、優先順位としては低い。
■子どものこととか全然優先順位の上の方に挙がってこない。友達に執着してしまう。まだ自分が子どもなんだなあ。
■東京よりの埼玉か神奈川あたりに住んで、コートや靴は10万~のものを買って(ただし、これは特別な贅沢として)、基本はファストファッションかせいぜいBEAMSくらいで工夫して、月1くらいはしゃれたバーで飲んで、子どもを大学に行かせられるくらいの家計を保ちたい。が、これは相当難しいんだろうなあ。
指摘TNX
引用元には
という一節がある。ここは自分なら
「要求分析結果を元に、システムやソフトウェアに実装すべき機能や満たすべき性能などについて顧客と合意形成する工程を「要件定義」という」
と記述する。
引用元の言う「要求定義」は俺の認識するところの「要求分析」であり、要件定義工程に含まれる作業であると認識している。
{"要件定義":["要求分析","実現可能性分析","要件判定(顧客と折衝)","要件定義書(成果物)作成","要件定義書(顧客による)承認"]}
現場により少々の方言はあるだろうし、引用元が間違っているとは思わない。
ググってみると俺と同じ解釈をしている事例は出てくるわけだが個々の引用までは避けたいと思う。
(けんかを売ってるわけではないので誤解なきよう)
それは幻想。
仕事をこなすだけでスキルなど身につかない。大きな案件のちょっと参加しただけでも
「仕事をこなしている」「経験を積んでいる」と勘違いしてしまうやつは多いからな。
たぶん、ここ数十年で幾度となく繰り返されてきたであろう話題。そして、これからも何度となく同じ話をして行くであろう話題。だけど、この先に幾星霜の年月を重ねようとも、決して人類が回答を得ることはかなわないであろう話題。
「このような増田を書く際には適度な自分語りが必要である」との先人の教えに倣い、私も自身の人生を少し顧みる。
とは言え、特にこれといって語れるような、起承転結、栄枯盛衰の激しいエピソードはない。期待に沿えず申し訳ない。
私は、凡庸な働き者である両親の下に産まれ、大学まですべて可もなく不可もなしと言ったレベルの国公立で通し、東証一部ではないが倒産寸前でもないと言ったどこにでもある企業に就職し、今に至る。要は平和を謳歌していたわけで、「幸せかどうか」という尺度で測れば、私は十二分に幸せなのだろうと思う。
先日、同級生の友人らと一席設ける機会があった。私の交友範囲は、狭いようでいて結構広い、まあ所謂「普通」の範囲内だ。私ほどの年齢になると、このような場でだいたい出てくる話題と言えば、増田諸氏にもお馴染みの「子供の話」である。
子供の習い事は何がいいか、今どきは中学受験をさせるべきか、保育園になかなか受からない、・・・語らいの場を彩るには事欠かない。
私自身は独り身だが、そう言う話題は端的に言えば好きである。同級生の、愚痴のような自慢のような我が子の話を聞くのも好きだし、独りやもめが一丁前に進言することも吝かではない。
だが、そう言う話題をしていると避けて通れないのが「増田は結婚しないの?」「増田の子供、見てみたいよ」等の友人の無邪気な言動である。
もう何度となく聞かれたので回答が半ばトークスクリプト化しているが、私自身は結婚する気が全くない。子供を作る気もない。
友人らの結婚式に持参した祝儀袋は50枚ではきかないし、友人らの華燭の典の末席に私の椅子を加えてもらえるのは悪くない。幸せのおすそ分けがあった数年後に、友人らの間に生まれた新しい命に触れる栄誉に浴した機会も両手両足では足りないだろう。
そんな友人達の子供の相手をするのも、また楽しい。先日も友人宅で友人の子供たちとゲームで盛り上がった。そういった私の姿を見てきている友人達はいつも怪訝そうな顔をして、お決まりの言葉を投げかけてくる。
しかし、残念ながらそんな姿を友人たちに見せる機会は、永遠に実現する事はないだろう。なんだかこちらが申し訳なくなってくるが、こればかりはどうしようもない。
結婚出産をしない事の仔細については伏せさせていただくが、私自身はLGBTという訳でもないし、病気等によって子供が作れない身体という訳でもない。過去に交際した異性がいない訳でもないが、結婚するというビジョンは当初から皆無だった。
・・・さて、長々と私の宴席話を綴ってしまったが、ここまでが枕詞である。以下より表題の件となる。
最近発生したとある些事によって、私は自身の今後の人生を考える機会を得た。それは老後の事であったり、貯蓄の事であったり、人間関係の事であったりする。
不思議と不安はない。「少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である。」と言ったのは太宰だったか芥川だったか。或いは川端だったかも知れない。
老後を一人で支えていく貯蓄は作れる。今現在のところは十分な資産が無い為「ある」とは胸を張って言えないが、仮に70歳定年制度が導入されようとも、食べていけるだけの資産を形成するだけの資力はあるものと自負している。
加齢による孤独との付き合いも、それなりにこなしていくつもりだ。とは言え、老境に達した事もない若輩が悟ったような事を口にするのも軽々しい。鋭意努めるといった表現に留めておこう。
そのような事を独りごちること数日、ようやっと私は「自身に生きている理由がない」と言う平々凡々な結論に至った。
却説そうなると困ってしまう。理由もないのに生きていくには、あと数十年という年月は些か長すぎる。排泄物を生産する装置として延々と過ごしていくには動機づけが心許ない。
人生に対しての意味を考えるのは、数多く存在する宗教という団体が約二千年ほど前から継続して取り組んでいるようだ。詳しくは知らない。
彼の団体が世に出している成果物を拝見したこともあるが、私には意味を見出すだけのものはなかった。
理由も無い、意味もない。そうなると次の段階として「可及的速やかに、かつ周囲の迷惑を最小限にとどめる形で自殺する方法を考察する」ということになるが、私にはそれを実行するだけの胆力が備わっていなかったようである。自ら命を絶つという行動を想像するとき、自身の玉袋が萎びていく感覚が如実にそれを証明している。
安田講堂で演説をぶった後に割腹して果てたのは誰だったか。筋骨隆々とした当時の写真を見るに、グラビアモデルか何を生業としていた人だと推察しているが、どうだろうか。職業はともかく、その胆の据わりようはまさに驚嘆に値するが、私には到底真似のできない所業である。
理由も無く、勇気も無い。理想も無かった。願望もこれといって無かった。意味のある無しは私自身が決定するものではない。後世の人間が理由付けしたものが意味だ。
かと言って「無い」状態を維持していくのも据わりが悪い。回答でも解答でも一向に構わないのであるが、「ある」状態にしたい。ふとそう思い至って有休申請をしたのが昨日の午後、目の前のキーボードを叩いては嘆息する作業に飽きてきたのがつい先ほどの話だ。
先人の知恵を生かす事こそが人類であり、その事を辞書で引くと即ち「英知」である。ならば私も人類の英知の恩恵に与ろうと「はてな匿名ダイアリー」なるサイトの中に設置されている検索窓で「人生 理由」と入力してENTERキーを叩いたところ、検索結果は0件だった。平日の昼間から「人生 理由」や「人生 意味」といったワードで検索をかけている中年男性という絵面も大変に珍妙ではあるのだが、ここで膝を折るわけにもいかない。
Google検索で「人生、宇宙、すべての答え」で検索すると「42」という解が得られるというのは割合に有名な話ではあるが、できれば証明過程のほうも見せていただきたいので、「人生 理由」や「人生 意味」などのワードでGoogle検索をかけても、有象無象が多くて選り分けるのに四苦八苦しているうちに時間だけが過ぎ去っていく。回顧するに到底建設的な所作とは言えない。
※ちなみに、「人生 理由 anond」等とGoogle検索すると、先人への英知に到達する作業が捗ったという事実も申し添えておく。
・・・結局、特段の進歩もなく、たまっていた有休を消化して終わるだけの一日となりそうだが、髪の毛一本分、まさに寸毫ほどの厚さだけでも遺物があれば、後進増田諸氏の灯台となり得る可能性はあると考えた。
可能性に賭けることは好きではない。そもそも賭け事が嫌いだ。だが、この愚かな人間がしたためた理由も意味もない駄文が、誰かにとっての灯火となれば幸甚である。
大海原の中のマッチ一本分にも満たない、本当に小さな灯り火であるが。
ここまでお付き合い頂き、かつ増田諸氏の人生の貴重な時間をも少々頂けた事に深謝する。増田諸氏の人生に幸多からん事を祈念して、ここで筆をおく。
情報量があまりにも少ない資料、説明不足の講師、作業没頭型のやつ、誰の発言にも否定してくるやつ、「残業はするな」と言うくせに突然の修正を要求してサービス残業をさせる上司。
丸投げにもほどがある。
IT企業の研修だとよくあるカリキュラムなのかもしれないけど、長期間にも及ぶ開発の研修がつらすぎる。プログラミングができないというわけではなくて、資料が分かりづらかったり上司が不親切だったりで不明点を解消しようとしても上司によりけり回答がまちまちで矛盾が生じている。
こういう研修で、プログラミングができるようになるというよりは、不親切な上司がいて、不親切な資料から何かしら読み取って成果物を納期までに作らなければならないという理不尽を学ぶことになるのかな。
何にもできないくせにプライド高くて自分から誤らないようなやつは褒めておだてておくことで仕事をさせられる、おとなしい指示待ち人間には逐一指示を出す、何が何でも定時で帰りたがっている女には帰っていいよと笑顔で見送る、なんかそういうのに疲れた
まだ何も成果を上げていない人間が何を偉そうにと思うかもしれないけど、残業するなら残業代をつけてほしいし、フォローをお願いしたときに上司は質問に答えてほしい。
入社3年目までwebアプリを開発する部署に所属していたのだけど、
今度担当するシステムの中核はcobol?という言語で構成されているらしい。
といっても今度の部署は、下流工程をソフトハウスさんに投げてしまうので、
これからの主な仕事は、発注元の「業務フロー変えたいからシステムもこんな感じに変えてくれ〜」
みたいな要件を聞いて、それをソフトハウスさんに伝えて開発してもらう、
いわば橋渡し役みたいなものになる。
全く異なる毛色の部署からの異動だし、なんとか手探り手探り手探りで4月から業務をしてみたけど、
この、発注元とソフトハウスさんの橋渡し役って、何の利益を生み出してるのかよくわからなくなってきた。
この橋渡し役は、「システムのことわからない発注元の要望を、システム仕様に翻訳する」という役割があるらしい。
だけど、このシステムの発注元はちゃんと要望をシステムチックに出してくれるんだよね。
先日受けた、エラー時のチェック仕様変えたいですっていう要望についても、
要件書の記載がそのままif文作れるような文章になっているので、
僕はそれを受け取って、いくつか申請書を作って、あとはソフトハウスさんに要件を伝えるだけ。
というのも、COBOLとかメインフレームとか、まだ圧倒的に知識不足の為、
ソフトハウスさんが作ってくれた成果物、実施してくれたテストの証跡を検証できないんです。(ごめんなさい。)
テスト証跡ではなく、「テスト結果の報告」をチェックして、それをもとにいくつかのチェックリスト作って提出して、
その結果がなんだがよくわからないうちにシステムに反映されていた。
この仕様変更について僕がやったことといえば、
·いくつかの申請書をつくる
·ソフトハウスさんのテスト結果報告に対して「確認しました。対応ありがとうございました。」と返信する。
·いくつかのチェックリストをつくる
くらいだ。
エクセルとメーラーしか触ってないのに、いろんなことがトントン進んでいくのが不思議だし、
こんな業務にもちゃんとお給料が発生するのがいちばん不思議だ。
·······。
もっと月日が経って、色んな仕事任せてもらえるようになったら、また振り返ろうと思う。
悩み
···「内部のロジックなんて読めなくてもなんとかなるよ」なんて言われるし、
ひとつひとつを深くこなす、みたいなのがイレギュラー、という空気を感じるけど
まだその空気に慣れてない。
個人的に0から1を生み出す「くりえいたー」になりたい。憧れてる。
そういう人結構多いと思う。
でも多いからか、何か「くりえいたー」じゃないのに「くりえいたー」的な事言いはる偽物も多い。
純血を貶める、なんちゃって「くりえいたー」ども。
純血の「くりえいたー」と一緒にしてはいけない。
歌うだけのヤツは偽物。純血ではない。作詞だけ、作曲だけも同じ。
最終アウトプットが歌である以上、一人でそれを構成しなくてはいけない。
曲も歌にするなインストで売れ、歌うだけの奴はオペラとか古典歌って歌声だけで戦え。
それができない格下だから徒党を組んでいるのに純血ヅラするな。
・漫画家
こちらも同じく最終アウトプットが漫画なので、一人でそれを構成してこそ純血。
原作が純血ヅラしたければ小説家になれ。作画家は絵描きになれ。
一人で漫画家になれないから徒党を組んでるくせに純血ヅラしてはいけない。
また、一人で書いていたとしても企画先行モノは論外。
受注制作しているものは純血ではない。ビジネスに飼われた負け犬。
・絵描き
最近数多いる有象無象の商業イラストレーターの多くは純血ではない。
二次創作は純血どころか、かなりの劣等種。なぜかそのくせ声はでかい。
その多くが純血。
0から自分の体だけで感動を生み出しているので「くりえいたー」と言っていい。
己の体をくりえいとしている。
・写真家
どちらかと言えば「くりえいたー」の成果を掠め取る、「ぷろでゅーさー」に近い。
シャッター押して出来合いのフィルタかけるだけで作った気になれちゃうインスタグラムがいい例。
・映画屋
・アニメ屋
・ゲーム屋
勘違いされがちだがこいつらも偽物。
なぜならば、これら全て産業が巨大で一人で作り上げるのが不可能だから。
商業に染まり、多人数で創るものはどうあがいても純血ではない。
ただ、産業が巨大なので中にいる人間のプライドは高く純血ヅラするものが多い。
でもたまに一人で作っている人も少なからずいる。
純血の定義は一つ。
それ以外は すべて偽物。まがいもの。
純血ヅラしている人間は、今一度胸に手を当てて考えてもらいたい。
そして、
純血は純血のみとしか通じ合えない。
尊敬と畏怖と共に、肝に銘じなければいけない。
前任者がいなくなって後任として指名されました。
ダイイングメッセージを読み取る毎日です。ミイラとなった成果物を見つめる僕はさながら考古学者です。
パニックと戦う毎日です。クトゥルフ神話もののTRPGのようです。
きっと僕が倒れたらまたあたらしい人が来るのでしょう。屍の山の上の楼閣のような仕事です。それはジェンガのようなバランスで辛うじて立っています。
世の中の仕事はこんなバランスで成り立っているのでしょうか。ゴールデンウィーク久々に会った知人は世の中のあらゆる研究は数多の犠牲のうえに成り立っているのだと言っていました。彼の専門はライフサイエンスです。
日本の大将乃木サンデーと習いました。中学の英語の時間です。日曜日の覚え方です。明後日は日曜日です。明々後日は屍です。いずれはみんな死んで地球も太陽もちがいがわからなくなるのですからすべては誤差です。
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2046年。東京オリンピックの年に生まれた人間が三十路に差し掛かる頃。
餃子チェーン店のテーブル席で、野暮ったい女がビールを飲みながらノートパソコンに何か打ち込んでいる。ひどいクマと死んだ魚のような目はまるで亡者だ。亡者がスウェットを着て餃子をつまんでキーボードを叩いている。
老紳士が現れる。ボウシを取り、くすんだ色のトレンチコートを脱ぎ、女の対面に当然のように座る。老紳士は老いているからか、挙動がぎこちない。
「やあ、赤坂くん」
女は答えず、画面を見ながらチャーハンをゆっくり口に入れ、咀嚼する。
女、赤坂は無視し続ける。ポッケからイヤホンを取り出し、耳にはめ込む。無言の意思表示だ。老紳士はしばらく黙っておいて、それから何を思ったか、半分衝動的に赤坂のパソコンをパタンと閉じてしまう。
「おい」
乱暴に、短い抗議の意を示す赤坂。老紳士はとぼけて、それを意にも介さず用件を切り出した。
「ロシア上空に、GPS衛星と偽装されたアメリカ軍の偵察軍事衛星がある。それにちょっと侵入(はい)ってきてほしい」
手に折りたたまれたコートのポケットをさぐり、メモリードングルを取り出す老紳士。赤坂はそれをむしり取って、小さな機械に差し込み、それを有線でパソコンに繋いだ。
「あいかわらず厳重だな」
「パソコンに直接差し込むのは、信用できる機器だけにしてるんです。教授、あなたからそう習ったはずですけど」
呆れる老紳士に皮肉を返すと、赤坂はメモリードングルに入った資料を開いた。
「5ページ目にリストされているETN-G-129がそれだ。表向きは、商用オフザシェル化の一環として宇宙関連企業のパラジウム社が受託し打ち上げたBlockⅢ代替のGPS衛星だ。しかし、実態はちょいと違う」
ある資料には、膨大かつ一般人には意味不明な数列が延々列挙されていた。2桁の16進数が大量に連なっている。しかし、彼女にはこれらの意味が分かる。
「そうだ。しかも、暗号化されていたものをご丁寧に平文にして転送している。NSAも随分と腑抜けたものだよ」
注文を取りに来た店員にお冷を頼んで追い返す老紳士。彼がひどい下戸であることを赤坂は知っていた。
「まあそうだな。依頼主はアメリカ側からのアクセスを止めさせろと言っているがな、それじゃあんまりつまらんだろ」
店員が会話を中断させ、水を置いていく。老紳士は一口、いかにも老人といったしぐさで飲む。
「赤坂くんの好きにしていい。おそらくコントロール系統はNORADに接続されている。君の腕ならば、衛星を踏み台に使うのも良かろう」
「それだったら、もう少しマシな手があるし、だいたい軍やら何やらに侵入するのはあなたの持ってくる依頼のせいじゃないですか」
「はて。ワシはバス接続の危険性以外にもこう教えたはずだがな。『君たちは楽しい楽しいオモチャを手に入れたのだ』とな」
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帰る途中。コンビニに立ち寄り、ソフトクリームを食べるための座席に座り、キーボード付き携帯端末を公衆無線ネットに繋ぐ。会員登録をしろとせがむ画面を消し、スクリプトをいくつか走らせると、すぐに管理者権限が手に入る。
いくつかプログラムを自動インストールさせ、オニオンルーティングとVPNで秘密の回線を作り出す。これで発信元の特定が困難になる。
そこから接続するのはとあるアメリカ軍人の個人端末だ。以前とあるショッピングサイトから流出した情報を使って、たやすく乗っ取る。今、アメリカはだいたい朝の10時。運が良ければ、軍人は軍施設内にいるはずだ。果たして、軍人は施設内におり、乗っ取った端末から施設の無線ネットに接続出来た。
軍用のシステムはちょっと頑丈で、コンビニのサーバほど簡単に侵入らせてはくれない。辞書攻撃を仕掛けつつ、母校たる東京電波大学の誇るスーパーコンピュータを使って秘密鍵の推測を行う。
20分程度かかって、なんとか秘密鍵を割り出した。同じ公開鍵が無線ネットの接続に使いまわされていたのはラッキーだった。こうして米軍のシステムに侵入できた。
しかし、いくら同じ米軍のシステムと言えど、見たところこの施設はただの空軍基地。件のスパイ衛星のコントロールシステムはそこには無いようだ。
そんなことは赤坂も最初から分かっていた。赤坂の狙いは、空軍基地にある衛星通信用のアンテナだ。これを使い、標的の衛星の近くにいる衛星にアクセスし、乗っ取り、そこから標的の衛星にアクセスするのだ。
これをやってみると上手くいかない。アンテナから衛星が遠すぎたのだ。仕方なく他の米軍基地をまた乗っ取り、やっと標的にアクセスできた。早速データベースを覗きこむ。
中身は、ロシアと米NSAの秘密鍵などでギッシリだった。これだけ色々あれば、次また教授が何か言ってきても楽になんとかなるだろう。
『衛星はーーNORADに接続されている。ーー踏み台にするのも良かろう』
教授のほざいたことをふと思い出し、コントロールシステムへの信号に偽装フレームを紛れ込ませてみる。偽装パケットには小さなフレームが仕込んであり、相手システムが受け取ると即座に実行され、こちらに諸々の情報を返してくる。すると米空軍の心臓を掌握したも同然である。
いささか満足し、帰る準備として証拠の記録であるセキュリティログを隠滅しようとして気づいた。セキュリティログが明らかに不自然だ。誰かが一部を消したのだーー赤坂が今やろうとしているように。
「私以外に、誰かが侵入っていたんだ。しかも、私とほぼ同時に」
少し気味が悪かったが、適当に証拠を処分し、衛星は傍受したデータではなくランダムに生成したデータを送信するようにしておいて、その場は終わりにした。
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レジに座り、大きなあくびをした。普段、赤坂は平成商会でアルバイトをしている。平成商会は新横浜にある、電子パーツの問屋だ。マニアと業者だけがやって来て、一般人にとってはガラクタにしか見えない物を買い漁る、知る人ぞ知る店である。
声をかけられ、顔を上げた。教授だった。ふざけている。そんなもの、彼が探しているはずもない。依頼の成果物を取りに来たのだ。
「これ、衛星のコンソールへのリンクです。米軍施設にあるコントロールシステムの電源が付いている限りは、自由に例の衛星をコントロールできます」
事も無げに言い、携帯端末に二次元コードを表示して差し出す。教授はうなずき、コードを写真に撮る。
「報酬はこれだ」
教授は提げてきた紙袋から何か取り出した。大きくて古臭い、中世のコンピュータの周辺機器だ。
「ずいぶん探したんだぞ」
「そうそう。ウチの大学のスパコンあるだろ。あれが短時間何者かによって不正利用されてたらしくてな。学内大騒ぎだ」
「ワシの研究室にもちょっと来てね、誰がやったか調べてくれって言うもんだから見てみたら驚いたよ。RAMに公開鍵がたっくさん入っておったよ。あれがNORADの鍵かね」
「いや、あれはどっかの米軍基地の鍵でした。NORADの鍵は私が大事に保管してます」
「鍵は大事に保管ね。当然だ」
教授が帰った後。店主の勧めでペケ86kを店頭に展示すべくパソコンに繋いでいる時。
「あの……すみません」
どこかから女の声がするではないか。嫌だな、怖いな、と思いながら声の方向をたどると、一つの端末が音声通信をしていた。
これだからP2P通信は。無視して通信ソフトを落とす。が、何度やっても立ち上がる。
「ちょっとお尋ねしたいんですが……」
電源を落としても、もう一度つく。コンセントを引き抜くと、別な端末に移る。
「もう、やめてくださいよう。ちょっとぐらい話きいてくれたっていいじゃないですか。ひどい」
「いやいや、あなたこそ誰なんですか……?米空軍の迎撃システムに侵入したの、あなたでしょ」
「私はただのバイトだ。消えろ」
キーボードを叩き、スクリプトを走らせて回線を遮断しようとするが、文字が入力できない。
「ネット切ろうとしてますよね。それはボクが困るので、キーボードの接続を切りました。ははっ」
ここで赤坂は確信する。こいつがあの不自然なログの正体だと。赤坂と同時にNORADをクラックしたハッカーだと。
「気持ち悪い」
「心外だなあ。ボクはあなたに興味があってはるばるここまで来たんですよ。ちょっとぐらい相手してください……」
「よっと」
後ろで声がする。メイドロボだ。やつは消えなかった。それは淡い期待に終わった。やつはメイドロボを乗っ取った。
ここの店主はメイドとレトロPCが大好きだ。置いてあるロボは無駄に美形の機種を買い、無駄にフリフリでクラッシックでステレオタイプなメイド服を着せられていたのだった。
先日、業務のカイゼンを思い立ち、ブレストも兼ねてチームミーティングを開いた。
「アジェンダ:先日resignしたAさんのワーク巻き取りについて」
と記しておいた。
ミーティング当日、開催されるや否や、とあるメンバーが開口一番
「増田さん、僕らよりpay wellじゃないスか。」
「まぁ、別に考えるのはいいんスけど、そもそも論で僕らがオーバーフローしてるからカイゼンしたいってハナシですよね?じゃあ(Microsoft)projectに新規タスクとしてopenして下さいよ。」
「アズイズベースでフローしてるんで、積み上げ分は別途コストとして計上することになりますけど、これってどこのサイフから出るんですか?」
と畳みかけられてしまった。
ウチはノー残がベースで、残業する文化があまりない。とは言え、残業は申請さえすればキッチリ出る。
なので、やってくれるならもちろん残業代は支払うが、通勤途中や休日でタスク進捗できるのか?できたとして、時間計算どうするつもりだ?
って言うか、当然サイフは抑えてあるが、それっていちいち報告する事か?
ちょっと皆の意見をサマりたいと思って開催したMTGで、ここまで詰問されるとは思ってもみなかった。
そもそも、メンバーから意見を吸い上げようと考えてる時点でダメなんですかね?
※元増田に誤字脱字が多いし、個人的にはデカい釣り針だとおもっているが、有給のヒマ潰しで書いた。
俺なら「成果物さえ出してくれたら、自宅でも飲み屋でもOK。時間はテキトーでいいよ。まぁ最近は総務もうるさいし、目ぇつけらんない範囲でね。」ぐらいかな。ただ、過去に似たような事を言ったら+150.0hって書いてきた奴がいたので、油断はできない。
零細企業で、50代のおっさんデザイナー(自称)をうっかり雇ってしまって大変後悔した話。
■良い所
人柄は良い
仕事はまあ最低限できる(多分元は器用だったのだろう)
人生経験があるので、とにかく図太い
■悪い所
出来ない事も出来ると言い、ネットで適当にしらべて適当な仕事をする
依頼した作業の1/3位は忘れて、こちらで定期的にタスク管理が必要
定期的に鼻をすする音。多分チック症持ち。
良く休む。月に実稼働15日位。
10年近くフリー活動をしていたというが、今の能力を見る限り多分成り立ってなかった。
仕事は荒い、納期は守らない、振った仕事はいつも次の日に回す・・・そして貯めて忘れる。朝は酒臭い。
そして、鼻すすりがキツい。
お互いのキーボードや、マウスのクリック音も聞こえてくるような小さなオフィスなんだけど、かなりでかい鼻すすりがほぼ一日、永遠に続く。
「ずるずる!」っていうウェッティなのじゃなく、「シュッ!」って感じの乾いた鼻啜りで、しかも勢いと音が半端無い。
キックボクシングの人が口でやってるのとおんなじタイプの音と音量。
俺はひとつ隣の島なのに、全然聞こえる。同じ島の奴とかよく気が狂わないなと思う。
多い時は10秒~30秒の頻度で発生。少なくても1分に1回は発生する。(一度アイフォンのストップウォッチ見ながらカウントした)
しかも1回だけではなく、2、3回のセット……「シュッ!」とか「シュッ!!!シュッ!」とか、「シュッ!……シュッ!シュッ!」「シュッ~~~……シュ、シュッ!!!!」
少ない時は2,3分に一度位に減るが、どうやら本人の中で仕事がノッってると頻度が増えるようだ。
集中すると呼吸をしないで作業してるか?と思い、時々観察してるけど、呼吸はしてる……ように思える。
なんなんだあれ。
ネットで調べてると、チック症とか、ストレスの現れとか、鼓膜の緩みが気になっている為無意識に……とか出てくるが、治るもんなのか。
割と深刻な問題なので何度か指摘しているんだけど、しばらくは収まるんだけど、それももって2~3日。
彼の能力とデメリットを天秤にかけた所、鼻すすりによる職場環境への悪影響を理由に退職してもらう訳にはいかないだろうか……と本気で悩み始めてるレベル。
中途半端にフリーランス活動をして、50超えて食えなくなった時には、能力的にも、会社のシステム的にも
全く使えない人物が出来上がっているという恐ろしい例。
皆さんも努々お気をつけて。