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はてなキーワード: 冠詞とは

2019-05-04

女性性的に見る自由

一般女性性的に見る」ことと、「特定女性性的に見る」ことと、「『私は女性性的に見ています』と言う」ことと、「『彼女性的に見ています』と言う」ことと、「『あなた性的に見ています』と言う」ことは全部違うんだけど、みんな区別できてないのは日本語の欠陥かな?日本語にも冠詞を導入して主語の省略をやめればいいのかな?

女性子供に替えると小児性愛差別の話にも繋がる。

2019-03-07

英語冠詞理解してる人

えらい。どうやったら理解できるん?

2019-02-01

ブロークンな英作文

書いた瞬間はちゃんと考えたつもりなのに後から冠詞抜けとかおかしな修飾(補語名詞の前に置く)とかに気づいて萎え

ナチュラル英語を書けるようになるまで道は遠いなあ

2018-10-20

ぼくは本業研究者なんだけど、大陸欧州のひとが書いた原著論文でも冠詞からしおかしいのとかチラホラみかけるよ。

あっこいつら自分英語できると思って英文校閲に通してないんだろうなあ、って思ってしまう。

2018-10-14

[][] (仮題)第3話

(執筆途中の作品であり、今後内容を変更する予定です)

高田

雙葉学園は、フランスサンモール修道会の会員が1875年に設立した築地語学校を祖とする、私立学校法人である

雙葉学園はその長い伝統において、「徳においては純真に、義務においては堅実に」という校訓のもと、幼稚園から高等学校にわたる一貫したカトリック教育を行ってきたが、雙葉女学院大学設立により、さらに4年間の大学過程をふくむ一貫教育が行われることになった。

というのも、雙葉中学校・高等学校は、東京大学をはじめとするいわゆる旧帝国大学や、慶應義塾大学などの難関私立大学合格者を多数輩出し、全国有数の進学校と呼ばれるようになっていたが、多数の生徒父兄が、単なる学力の追及ではなく、カトリック教育さらなる徹底を望んでいたこと、卒業生の多くがカトリックの信仰を保持していない現実を嘆くサンモール修道会の強い推薦により、2002年に大学過程を行う教育機関の設立が決議されたのである。その後、文部科学省の認可を受け、雙葉高等女学校設立からちょうど100年となる2009年、開校に至った。

私が雙葉高校卒業したとき、もしこの大学があったら、このエスカレーターに乗っていだろうか。キーボードを叩く手が止まり、ふと自分過去を反芻した。

中学受験成功し、晴れて雙葉の門を潜ることはできたものの、入学後は成績が低迷し、人生の目的も見出せないまま、あるいは、先生がたがおっしゃっていた、神に与えられた使命を感じることもなく、特に受験勉強もせずになんとなく大学受験をした私は、願書を出した中で最も無名な、平凡な私立大学に行くこととなった。

パッとしない4年間の大学生活の間、やはり人生に意義を見出せず、大学卒業後は、飲食店塾講師などのアルバイト転々としたのち、25歳で、あるカリスマ英語学者執筆アシスタントとして雇われることになった。

受験生向けから社会人のやり直し英語のための参考書まで、様々な英語関連書籍を多数執筆し、そのほとんどすべてがベストセラー、2005年から教育テレビでレギュラー番組放送されている、クリストファー・トンプソン、その人である

誰もが認めるカリスマ英語学者アシスタントベストセラー約束された数々の出版物編集作業。やっと使命が見つかったかに思えた。

が、それもつかの間のことだった。

最初の数ヶ月で気づいたことは、クリス・トンプソン執筆作業ほとんど全てを、彼の『アシスタント』に任せているということだった。それでも、はじめのうちは、英語学者である彼の理論専門家でない一般大衆向けに落とし込むのに、アシスタントが最大限の貢献をしているのだろうと好意的に考えていた。

働き始めて半年が経った頃、主力の『アシスタント』が結婚出産を機に退職することになり、私がその立場を引き継がなければならないとなったとき彼女から真相が告げられた。カリスマ英語学者クリス・トンプソンは、自分ではなんの理論も持っておらず、彼の博士号はディプロマミルから得られたもので、彼のアイデアと言われるものはすべて、彼女作品だったのだ。

『徳においては純真に。』私は、彼が世間を欺き続けるのを手助けすることはできなかった。

代わりの職を求めた私はその後、27歳にして都内にある無名私立高校英語教師として採用された。

須藤智くんとの出会いは、私がその学校で働き始めて3年目のことだった。

高校といえば雙葉高校しか知らなかった私は、おそらく世間では平均的であろう、学習意欲のない生徒たちを前に、教師として戸惑っていた。そんなとき入学してきた須藤くんは、『教え子』と——おこがましいが——呼びたくなるような、優秀で向上心の高い、私の初めての生徒だった。

彼はすべての科目の定期試験で満点を取り、全国模試では偏差値が80を超えていたので、瞬く間に教職員あいだで評判になった。

彼の非凡な才能は、主に自然科学理解に向けられているようであったが、彼の言語に対する洞察も、単に受験勉強ができるというレベルを超えているように思われた。

それは、彼が二年次に進級し、私の授業を受けることがなくなった新学期のことである。珍しく残業もなく、夕方6時に山手線新大久保駅で帰りの電車を待っていた私の元に、彼が歩み寄ってきた。

自然言語構成する元素を見つけました」

突然そう告げた彼は、意表を突かれてうろたえる私の返事を待つことなく、ノートを広げ、彼の発見説明し始めた。

私は彼の理論を即座に理解することができた。なぜなら、中性子陽子原子核電子といった、化学アナロジーを用いているものの、それらの用語を適宜『主要部、内項、外項、句、付加部』という言語学の用語に置き換えれば、それは現代言語学の父、ノーム・チョムスキーが1970年に発表した、エックスバー理論のものだったかである

彼はきっとエックスバー理論をどこかで読んだのだろう、そしてそれを、自分の慣れ親しんでいる化学アナロジー理解したのだろう、と私は考えた。

しかし、彼は、これは紛れもなく自分でたどり着いた理論で、とっかかりになったのは、クリス・トンプソンの『60億人の英文法』にある「日本人名詞が主でそれに冠詞がくっつくと考えがちだが、冠詞がまずあって、そこに名詞がくっつくというのがネイティブ感覚だ。」という記述だと言う。

ともかく、私は彼の話を信じた。そして、彼が自分発見を教えてくれたお返しに、私も自分の『発見』を彼に打ち明けた。こうして彼は、クリス・トンプソン秘密を知る、部外者第一号となるのであった。

秘密を共有した私たちは、ときどきメールを交換する仲になった。話題は主に、言語学。彼は初め、原子力工学の話をしたがったが、私がついていけないということに気づくと、言語学を中心に、私が理解できる話題を選んでしてくれるようになったのだ。これは私にとって、10年遅れて訪れた青春の一ページだったが、彼にとってはたぶん、相手先生から、気を使って付き合ってくれていただけだったのかもしれない。

私は一度、言語学の道に進みたくはないか、と彼に尋ねたことがある。彼がチョムスキーほどの天才かどうかはともかく、才能があることは間違いない。しかし、彼は原子力工学をやるといって譲らず、ワシントンにあるベルビュー工科大学を単願し、同校に進んだ。なぜマサチューセッツ工科大学や、スタンフォード大学を目指さなかったのだろう、あるいは、ワシントンならなぜ同州トップワシントン大学に行かなかったのだろう、願書くらい出しておけばよかったのに、と当時も思ったが、きっと彼なりの理由があったのだろう。

メールのやり取りは彼が高校卒業した後もしばらく続いたが、彼が希望通りベルビュー工科大学に進学すると、須藤智という天才を失ってただの無名私立高校に戻ったその場所で、張り合いのない授業を続ける私が、なんだか取り残されたように思えて、劣等感からメールを送るのが億劫になって、やめてしまった。

須藤くんとのメールをやめた私は、高校教師仕事もやめた。また人生に迷ってしまったと思った私は、以前のように求人情報をチェックしたり、履歴書作成したりする気もなくなって、目白アパートに引きこもった。

そんな張り合いのない生活を続けるうち、あるとき新聞広告欄に、雙葉学園が、大学新設にあたり職員を求めているという求人情報が載っているのが目に留まった。行き場を失った私は、まるで蜂が巣に戻るように、こうして古巣に戻ることになった。

はいま、雙葉女学院大学国際交流課で、4年ぶりに須藤くんへのメールを書いている。雙葉女学院日本大学として初めて、ツー・プラス・ツーのダブル・ディグリー協定海外大と結ぶことになったのだが、なんの因果か、その協定第一号が、ベルビュー工科大学だったのである。そして、私が留学カウンセリング担当した学生が、第1期生として派遣されることになったのだ。

彼女聡明女性だが、単独海外に行った経験はないと言う。現地に信頼できる知人がいれば、少しくらい世話を焼いてもらってもばちは当たらないだろう。

2018-10-09

anond:20181009155650

はてな学歴の高い英語が得意な人

これは冗談としても

 

まず自己紹介というか、自分立場簡単説明すべきじゃなかろうか。礼儀として。

この団体自分がどういうかかわりがあるのか、聞くに値する理由簡単に書いた方がいいように思った。

そして相手に敬意を払っていることを文章の初めと最後に書いた方が丁寧だと思う。

あと、英語で書くのはいいんだけど、相手英語得意とは限らないからね。

英語圏の人とやむなく英語で話すときは、なるべく平易で若干冗長表現を使うといいと思う。

あと、おれは英語全然だけど、冠詞とか単複とかヤバいからちゃんとした人に見てもらった方がいいよ。カネ払ってもやってもらった方がいい。

2018-10-08

みんな日本語学術言語としての重要性を軽く評価しすぎ

この件.

https://togetter.com/li/1274544

査読論文持ってないひとが責められるのはまあわかる(査読なし論文でも優れた論文というのは有り得るし,そういうのも業績として認められるべきではあろうが,このご時世ではまあ査読論文は持っといた方がいいよな……).でも英語論文を持ってないことが責められる理由になるのは本当に理解できない.

何度も繰り返すけど,フランスでもドイツでもロシアでもスペインでも,そしてたぶん中国韓国でも,文系研究業績の大半は自国語だから

文系研究業績が自国語で積み上げられるのは,世界標準から

インドサハラ以南のアフリカ諸国のように長いこと西欧植民地になってたり言語の数が多すぎたりして大学教育英語でやっている国や,ツバルナウルみたいに小さすぎて自国語のアカデミアが成立しない国を除く.そういう国がうらやましいと言うならもう何も言えないけれど)

そりゃ英語論文を持ってたらすごいと思うよ.でも英語論文がないことが叩かれる理由になるのは本当に理解不能.

そもそも社会学には膨大な日本語研究蓄積がある.いくつもの査読誌があり,日本語査読を経た研究成果が積み上げられている.博論をもとにした出版も多く出ているし,入門書からから日本語で一通り揃うようになっている.

自国語で用が足りるんだから論文執筆言語自国語でいいだろ.繰り返すけど,それが世界標準です.

イギリスアメリカ学者英語で書き,フランス研究者がフランス語で投稿し,ドイツ博士ドイツ語で教授資格申請論文審査を受け,ロシア院生ロシア語で報告している中で,なんで日本教授日本語の業績しか持っていないのを責められなければならないのか皆目わからない.

これは社会学に限ったことじゃない.政治学だって歴史学だって文化人類学だって文学だってそうだ.だいたいどの分野でも有力な査読つき学術誌を持っているし,それらの雑誌日本語で書かれている.

そして日本語というのは,世界でも有数の学術言語だ.もちろん英語ほどの網羅性は持っていないかもしれないが,ドイツ語やロシア語ほどの重要性は持っていると思う.それは,先人たちが日本語で積み上げてきた研究業績の賜物だ.

世界でも有数の学術言語」というのもいろいろな尺度があると思うが,どれだけ広い分野で高度な研究を積み上げているか,というのをここでは述べたい.

もしこれを読んでいるあなたが,アフリカに興味を持って,アカデミックな本を読んでみたいと思ったとしよう.大学図書館で文化人類学の棚の前に立てば,数ダースの優れたアフリカ研究あなたの前に現れるだろう.その多くが,西欧学者と同じようにアフリカフィールドワークをし,日本語西欧語の先行研究を読みこなした上で書かれたものだ.

あるいは,ヨーロッパ歴史を知りたいと思ったとしよう.あなた造作もなく,フランスドイツイギリススペインロシアや,そしてチェコポーランドポルトガルボスニアについての研究書を見つけられるだろう.どれも現地語の史料や文献を消化した上で,日本歴史学の積み重ねてきた問題意識接続されている.

それとも,言語学に興味があるだろうか.心配はいらない.オセアニアの数百人しか話していない言語文法記述した本も,ヨーロッパ小国言語の音声を論じた本も,中東言語政策についての本も,あなたは探し出すことができる.政治学? 問題ない,EU制度アメリカ大統領選挙,韓国歴史認識ロシア愛国主義湾岸諸国君主制,どれも日本語最先端研究が読める.

こんなことは当たり前に思えるかもしれない.でもこれは決して当たり前のことじゃない.

とあるアジアの国に行ったとき書店に行ってみた.西洋史の棚に並んでいるのはどれもそのアジア言語で書かれた本だったが,著者はみな西欧人だった.それらはいずれも西欧から翻訳だったのだ.たまにそのアジアの国の著者が書いた本もあったが,イギリスとかフランスとかメジャーな国についての本ばかり.マイナーな国の歴史について扱った本を開いてみたら,参考文献はほとんど英語で,ちょこちょことドイツ語やフランス語が挟まる程度.要するにその本を書いた学者はそのマイナー国の言語を読めなかったのだ.日本には,そのマイナー言語を読める歴史学者が何人もいるのだが.

あるいは,ヨーロッパ小国書店.その国は小さいので国民の多くが英語を達者に話すのだが,本屋を覗くと,自国史や周辺諸国歴史についての本以外は英語の本がそのまま置かれていた.もしも遠いアジアの国に興味を持ってしまったら,その国の人は,自国語のペラペラ入門書の次は英語を読まなければならないのだ.日本語なら,遠いヨーロッパの国についても専門書が手に入るのだが.

たとえ外国語が読めないシロートだろうと,ある程度自国語で難しい本を読める力があれば,中世ヨーロッパアフリカ社会ラテンアメリカ先住民近世朝鮮史東南アジア政治についての最先端研究書が読める.そんな豊かなアカデミアを有している国,そんな潤沢な研究蓄積のある学術言語は,実はそんなに多くはない.

私の感覚だと,英語網羅性には劣るし,フランス語の豊かさには負ける気がしないでもないけれど,ドイツ語やロシア語並の水準に達してはいると思う.もちろん自国民ゆえのひいき目かもしれないし,カバーしている範囲微妙に違っている以上正確な判定は不可能なのだが.

カバーしている範囲が違う,というのはどういうことか.たとえば,上で英語網羅性に劣ると書いたが,英語よりも日本語のほうが研究蓄積の豊かな領域というものがある.当たり前だが,日本史については英語の文献よりも日本語の文献の方が圧倒的に豊富だし,日本史以外でも前近代中国史についてはまだまだ日本語の方が英語よりも網羅性が高いと思う.なので前近代中国史については,読者はともかく,歴史学者は中国語の他に日本語を読まなければいけない.その人がアメリカまれ英語ネイティブ白人であってもだ.ザマーミロ.

というか,実は文系分野に関しては英語網羅性は理系ほど高くない.そんなのは当たり前で,ロシア人はロシア史についてロシア語で書き,カタルーニャ人カタルーニャ言語政策についてカタルーニャ語で書き,チェコ人はチェコ文学についてチェコ語で書き,韓国人は韓国社会について韓国語で書いているのだから英語の文献を読むだけでそれら全ての情報が手に入るわけがなく,本格的に研究しようと思ったらそれらの言語で書かれた文献を読まなければ話にならない.日本事情について一番詳しく正確な研究が読めるのは,英語ではなくて日本語だ.

なので,上で挙げた主要な学術言語は,それぞれ積み重ねが豊富領域とそうでない領域がある.得手不得手というやつで,たとえばマグレブ西アフリカ地域研究ならフランス語で,東ヨーロッパ前近代研究ならドイツ語で,旧ソ連圏の研究ならロシア語で重要研究が蓄積されてきたので,江戸っ子だろうがロンドンっ子だろうが研究を志すのならそれらの言語を読まないといけない.中国近世史を専門にする者が日本語を読めなければいけないのと同じだ.これらの分野で英語で書かれた研究だけを読んで済ますことはできない.

この辺が,理系とは事情の違うところなのかもなぁと思う.理論物理学とか分子生物学とか再生医療とか深層学習とか,ほぼ全ての分野で英語さえ読めれば研究には用足りる(んだよね?).英語最先端研究のほぼ全てが流れ込み,あらゆる情報が蓄積される.しか文系では違う.英語には限られた情報しか流れ込まず,最先端研究の全てが英語提供されるわけではない.

なので文系では,英語理系ほど特権的地位を占めているわけではない.もちろん英語文献が読めるのは今や前提だし,重要な先行研究英語なら読んでいないと問題外だ.けれど,英語ではなく自国語の研究でも研究業績にカウントされるし,外国語での業績といっても英語に限られるわけではない.韓国語やトルコ語論文を書くほうが英語で書くよりも楽だ,と言う研究だっているし,日本語でも英語でもろくな業績がないがそのかわりロシア語で何本も論文を書いているという研究者もいる.

というわけで,文系研究者が英語論文を書いていなくとも,それが直ちに問題だとは思わない.査読論文にしても,そりゃゼロってのはちょっとどうなの,って思うけど,研究者が集まって作った本の一章として論文を発表するとか(いわゆる論集ってやつね),出版社が出してる研究者~教養人向けの雑誌に依頼を受けて研究成果を発表するとか(岩波書店の『思想』とか,青土社の『現代思想』みたいなやつね),査読されてないけど業績としてカウントされ得る論文の発表形態というのはいくつもあるので,査読論文以外にそれらも論文としてカウントしないとフェアじゃないと思う(ただ,私は査読がついていない媒体に出すのは怖いなと思ってしまうので,なるべく査読誌に出している).

別に理系のひとが査読つき英語論文のみを業績としてカウント和文論文勘定しないというローカルルールをお持ちなのは結構なのだが,そのローカルルール文系押し付けないでいただきたい.

私が危惧しているのは,上で書いたような日本語で積み上げられた先行研究が,日本人に真っ当に評価されていないことだ.

文化の豊かさというものを考えたときに,自国語で世界中の情報を知ることができるということが,どれだけ重要なことか.まして,日本コンテンツ産業が主要輸出品目のひとつだ.中世ヨーロッパアフリカ部族社会について日本語での研究が充実していることが,創作者が想像の翼を広げる上でどれだけ有利か.たとえば最近Cuvieという漫画家さんが『エルジェーベト』というオーストリアハンガリー舞台にした漫画を描いていたが,巻末の参考文献にはずらりと日本人が和文で書いた研究が並べられていた.

別に文化に限ったことではない.政治経済,そして人権についてもそうだ.ルワンダ虐殺スレブレニツァの虐殺について日本語で書かれた研究があるのとないのとで,どちらの方が日本人にとって国際情勢を理解やすくなるだろうか.外国で一旗揚げようと目論む商売人にとって,その地域専門家が書いた本や論文和文で手に入るのと入らないのとで,どちらが現地の文化や歴史理解する助けになるだろうか.欧米フェミニズムについて日本語研究を積み重ねる学者がいるのといないのとで,どちらが日本女性の権利の向上に資するだろうか.

すべての国が自国語でこれだけ充実したアカデミアを持てるわけではない.人口があまりに少ない国ではどうしたって物理的な限界があるし,人口が多くとも植民地支配の歴史が長く自国語の大学教育が充実していない国では歴史的遺産がその発展を阻む.

日本人は恵まれ研究蓄積にあまり無頓着なばかりか,その豊かさをみずから捨て去ろうとしている.それが私にはもったいなく思える.

英語は,世界の始まりから覇権言語だったわけではない.明治時代日本医師ドイツ語で論文を書き,外交官たちはフランス語で交渉していた.英語外交学術の分野で覇権を握ったのはせいぜい戦後のことで,それまではフランス語やドイツ語と同格の存在だった.今も文系ではprimus inter paresに過ぎない.ひょっとしたら将来,欧米物理学者たちが中国語で論文を書くことになるかもしれない(そのとき現在私たちが定冠詞や三単現のsに悩まされるように,欧米人が泣きながら漢字習得するのだろう.そう考えるとなんとも愉快な未来予想図だ).せいぜい百年単位覇権言語の移り変わりにあわせて,自国語の学術言語としての地位貶める必要はないと思う.それは私たち社会の豊かさを,長期的に損なうことなのだから

最後に.

どうせ和文論文しか持ってないやつの負け惜しみだろって思ったひとがいるかもしれないけど,和文論文だけじゃなく英語論文も書いたことあるし,英語以外の外国語での論文も持ってます.今それとは別の外国語での研究発表を準備中.私より多くの言語研究報告してきたひとにならともかく,たかが1言語か2言語しか論文書いてないガラパゴスの住人にだけは文句言われたくないですわ~~~~~~.

追記

英語論文が優れているとは言わんけど、査読なしの研究なんてゴミだし。

日本国内の、査読なし論文が実績になる分野の教授たちによって、査読された研究にも何らの価値も感じない。

anond:20181008221502

id:bocola 自分でも言ってるように査読しなの問題査読なしの論文なんて、読書感想文と変わらない程度の価値。やはり文系は無価値だと改めて思った。

arXivのない世界からやって来たのかな? グリゴリー・ペレルマンって聞いたことない? 査読なし論文が業績としてカウントされてるひとだけど.

事前の査読は,論文信頼性担保するための手続きひとつであって,それが欠けている「からダメ論文というわけでも無価値というわけでもない……というのはわかってくれるよね? 当たり前だけど論文価値は最終的には書かれている内容に依存するわけで,だからこそペレルマン査読なし論文であってもポアンカレ予想を解いたと認められたんだよね.

私も査読はないよりはあった方がいいと思うけど,査読がすべての論文につくわけではない分野のすべてをダメと論ずるのは不当すぎる.まあ最近文系査読重要になってきているし,若手は査読つき業績を増やしたがっているけれど,査読がつかないかダメとは限らない,ってだけの話.当たり前だけどダメダメ論文は後発の研究によってちゃん批判されるか鼻にもかけられず無視される.公募の際には論文を提出させたりするんだから査読なしダメ論文を量産していればそこで撥ねられるでしょ.理系ローカルルールで事前の査読必須なのはよくわかったけど,そのローカルルール文系敷衍されても困る.

id:zyzy まぁでもこの噛みつきは、もうすでに南京大虐殺の時に通った道だし、虐殺否定論者と同じ轍を踏み続けている以上、恐らくオタにこの説明が通ることはないんですよ。

私もオタクですが.

追記

続きは anond:20181009084352 anond:20181009213503 で.

2018-10-07

Leon主題歌にもなっているstingのShape of My Heart

序盤の

those who play never suspectで

playが目的語に取るのは人だっけ?とか思って調べたら

カードをするとか争うとかい用法があってへーって思った。

勿論play cards with the girlsみたいにも使えるらしくて

ちょっとこの違いを勝手妄想逞しくして考えて見た。

1.play 人の場合

これは誰かとplayするといったらカードに決まってんだろ?という賭場に入り浸る人、その筋の人が気取っていう。

昨日三万すったと近いニュアンス

2.play cards with the girlsの場合

ちょっと背伸びしたい年頃の男が、週末何していたか聞かれて、

トランプ遊びをしていたのさ、女の子たちとね!

と寧ろ誰と遊んでいたかを際立たせる表現

英語スポットの当たっている語は後に来やすい事と合わせるとありそう。(例えばitなどの代名詞は前に来る)

そもそも話者遊んだ女の子達と焦点を当てているがtheをつけたものの、聞く方は誰よそれって感じである

公平な地の文だと無冠詞girlsにすべきなのだろうか。

日本語小説ではあまりこういう部分は問題にならないが英語小説だとどうなんだろう。

2018-06-23

フランス語だけずっこい

英語のたとえば The Beatles とか The New York Times とか基本冠詞は省略するのに

La Marseillaise は ラ・マルセイエーズだし、 Le Monde はル・モンド。あと L'Empereur もランペルールだし。

なんでフランス語冠詞残すことが多いの?

アンシェヌマンかな?とも思ったけど別にル・モンドも ラ・マルセイエーズリエゾンアンシェヌマンはしてないしな。

ドイツ語がいまだに主格や属格といわず、1格2格と言ってるみたいに、明治から昭和にかけてのフランス語受容の過程フランス語冠詞を残すぞ!みたくなったのかな?

そういえばアラビア語冠詞が省略されないな

アラーアルジャジーラアル・アジフとか

2018-01-31

10年位研究者やってて英語論文も何本も書いてるんだけど、未だに英語がわからない。

査読者にはpoorと言われ、校正に出すと真っ赤になって帰ってくる。

特にaとかtheの冠詞全然からない。

間違ってると言われたところは素直に直すけど、なんで駄目なのか基準がわからない。

学生の頃は指導教員が直してくれたけど、どうすればそのレベルに追いつけるか全く見通しが立たない。

いったいこれから先どうやって英語勉強すればいいんだ?

(ちなみにマークピーターセンの日本人英語は読みました。知りたいことは書いてなかった。)

2018-01-13

anond:20180113115321

リトル・チャロとか時間無駄。あの速度、あの内容で大人が得られるものなんて何もない。

読みに時間がかかる原因は

単語がわからない

文法がわからない

文法はわかっているのだが、反射的に理解できない

文法はわかっているのだが、反射的に思い出せない

文章が長くて情報を整理できない

そこそこの大学に行けたなら、最後の3つが多いはず

この問題は例文暗記と反復でクリアできる

時間のかかる文に出くわしたら、時間がかからずに読めるようになるまで何度も読む

その際注意するのは以下の二点

・一度にたくさん読まない。一文、二文くらいを繰り返すこと。(余計な情報に脳を使わないで、焦点を絞る)

・三回読んだら、目を閉じて英文を思い出す。冠詞(a、the)、複数形場所時間助詞熟語など全部の情報意識しながら思い出す。

 すぐに思い出せなければまた繰り返す。

速度の目安はTEDネイティブがしゃべっている速度を目指す。

ネイティブはそれより速い速度で英文理解し、思考しているのだ。

向いている教材の条件

・例文がたくさん載っており、文法的に難しい言い回しが多いもの

日本語訳が別冊ではなく下や横に書いてあるもの

がんばって

2017-12-12

anond:20171212135351

文脈っていうのは前後文章の事だよ

theは定冠詞から、少なくともpeopleについては

人民なんていう辞書通りの意味じゃなくてもっと具体的な対象物があるはず

その具体的な対象物あぶり出すためには

それより前の記述で何が語られているか分析しないといけないわけ

2017-12-08

主語がでかい問題は定冠詞があれば解決するのではないか

日本人が~

男は~ 女は~

 

こういうのに全部 the をつける 

すると、文句を言っている対象は実は筆者が思い浮かべている特定日本人/男/女だけであり、それ以外の人は関係ないことになる

 

冠詞理解あってるかなこれ

2017-06-11

http://anond.hatelabo.jp/20170611122451

cannnot とかわずか2音節しかないし、冠詞と違って一文の中で連発されるわけでもないのに省略形にする感性がわからない。

2017-05-31

小学校英語教育改革案

単語文法に触れる前に、本物の英語を知る必要がある。教科書に書かれているI have a penのような文ではなく、実際に使われている英語から、その意味体感させる。単語文法による分解は、まず英語を知った後でいい。

子供の気を引くためには、やはりアニメだ。シンプソンズのような良質のアニメ国家予算で買ってきて、編集して教材にする。アメリカらしい、ナマの英語を感じてもらう。

しかしま発音が難しすぎて聞き取れないので、ゆっくりはっきり喋るように音声を再録してもらう。語彙レベルギリギリまで下げる。英語では(日本語でもそうだが)、難しい語彙も基本語の組み合わせでほとんどは表現できる。

小学校で学ぶべきは、give, take, get, go, makeのような横綱級に使い倒すことになる基本動詞達や、on,off,in,out,with,withoutといっ前置詞、副詞達、do, have, can, could, will, would, should, must, have to, be going toといった頻出助動詞、where,whenのような5W1H、this, that, it, a, the,といった基本語達を感覚で捉えられるようにする。これらは理屈では難しく、幾つもの実例に当たって感覚を磨かなければわからない。さらに、句動詞としての意味の変化や、頻出イディオムなど、理屈を覚えると逆になんでそうなるのかわからないものも、フレーズ単位で丸暗記させ、アニメのシーンとフレーズを関連付けて覚えさせることで感覚的に理解させる。

You can say that again(もう一度それを言っていい→全くその通り) 大人になってから真面目に英語勉強を始めてすぐ、このフレーズに触れたのだが、その時の衝撃は計り知れなかった。なんでこれが「全くその通り」になるのか、あまりに納得いかなくて寝込みそうになった。

しか英語勉強を続けるにつれ、そっちのほうが英語本質なのだと思うようになった。英語字面にそんなに意味がないので、とくに口語では、なんでそうなってるのかさっぱりわからないイディオムが大量に出てくる。単語文法にこだわるより前に、まず英語のいい加減さを受け入れなければならない。

I'm onto you(お前の企みを知っている)、He is up to something(彼は何か企んでいる)、You can't get away with it(その罪からは逃がれられないぞ)、You bet(まかせろ/どういたしまして)、I mean it(俺は本気だ)、頻出慣用表現小学校時代に全部見せて覚えてもらう。

そして、小学校時代に鍛えておくべきは発音だろう。まず発音記号を覚えさせる。教えられる先生がいないかもしれないが、真面目に教材を見ながらきちんと正しい口の形を練習すればすぐできるようになるはずだ

https://www.amazon.co.jp/dp/4816344640

この本のDVDは役に立つ。Rの発音はこのやり方ではダメだが、そこはYouTubeとかでやり方を探してちょっと練習すればあっという間に発音は良くなるはずだ。

まずアニメを、英語字幕つきで見せる。意味が分かるということはないだろうが、長い単語も一瞬で捉えて認識する力が速読には不可欠だ。英語字幕を追っていれば、その能力は否応なく鍛えられる。

英語字幕名詞冠詞を緑、助動詞ピンク動詞を赤、前置詞をオレンジ副詞を青、形容詞黄色接続詞関係詞は白、強く発音する単語は大きな文字、弱いところは小さな文字、修飾節はメインより一段小さい文字にする、イディオムは斜体にする、といった工夫をこらす。最初意味がわからないだろうが、いずれ実際に英文を読むようになった時に、品詞ごとに色がついて見えてくるだろう。

まずは一周、楽しんで見終わる。5分ぐらいの長さを想定している。どういうストーリーだったか児童たちに推測で話をさせ、答えは言わない。

このためには、英語がわからなくても映像だけで楽しめるようなアニメでなければならない。シンプソンズのそういうエピソードを使う。

そして二周目に入る。今度は発音記号字幕にする。色分けや大小などは英語字幕に準じる。キャラクターが喋るごとに一時停止していくモードにする(この教育法には 高度なシステム必要である教室の前方にはみんなに見える大画面があり、さら児童1人ごとタブレットを配り、作り込んだ英語学習アニメアプリを使うことを想定している)

大画面でアニメ再生し、キャラクターが一文を話し終わるごとに、発音記号字幕を見ながら、みんなでアニメ声優の真似をして発音する。日本人英語先生では本当の英語発音を教えるのは無理なので、ネイティブ声優を真似る。

発音が終わったら、さて、ここでなんと言ってるでしょう?と児童の一人に聞く。適当な推測で構わない。推測が感覚を磨く。

さあ、答えは何でしょうか、といいながら次に進むと、日本語の答えが表示される。それと同時に、英語字幕のルビ部分に単語イディオム意味日本語で表示される。一画面に日本語英語とルビの日本語が出てくることになる。

それで最後まで進んだら、三週目である発音記号字幕とともに、キャラクター一言喋るごとに発音するところは同じ(さすがに退屈するかもしれないので、3週目は発音練習飛ばしたほうがいいかもしれない)。その次は英語字幕と、ルビ部分に単語イディオム意味日本語で出てくる。

さて、このシーンはどういう意味だったでしょうか。児童全体に問いかける。単語イディオム意味日本語を見て、児童の1人が先程見た正解を類推で思い出して大きな声で言うはずだ。その後、日本語の正解が出てくるので、みんなで正解を言っていく。一体感の中で、英語ができているような気分がするだろう。この過程日本人英語コンプレックスは溶け去るはずだ。

次は個人学習うつる児童一人一人のタブレットで、アニメを見させる。先程のように、英語字幕一場面ごとに再生が止まる。

単語イディオムタップすると、4択で意味を答えるクイズ画面になる。答えを思い出して選んでいく。間違っていたら即×がつくので、4択の他の選択肢タップして正解を探す。正解だと単語イディオムのルビに正解の日本語が表示される。全単語意味を正解したら、文全体の意味も4択から選ぶ。アニメ全部を正しくタップして日本語意味を取れたら、ご褒美として日本語字幕アニメを見られるモードがアンロックする。これでおそらく、授業時間中に終わらなくても、家に帰って自らアンロックのためのタップ作業をし、ご褒美の英語音声日本語字幕も家で見るようになるはずだ。

ルビから単語イディオム訳語を覚え、訳語の羅列から文全体の意味を推測する。この作業を繰り返していけば、確実な英語力の向上が見込める。

それとともに、英語音声を発音記号レベルでしっかり認識し、強く発音する所弱く発音する所を字幕からビジュアルに知って真似することで、音声的な部分も強化できる。リスニング力もかなり強化されるはずだ。

学年が進むに連れて、内容を高度にし、発音現実のものに近づけていく。本物の役者を使ったドラマも入れていく(これはセリフを録り直して編集しても口がシンクしないので、新しく作らなければならないだろう)。

小学校卒業時には基礎的な語彙と、感覚的な英文読解法が身につき、TOEIC400点ぐらいには至っているはずだ。ここまでで読書のための基礎が身についたことになる。

http://anond.hatelabo.jp/20170531191820

2016-10-16

http://anond.hatelabo.jp/20161016044533

While Arthur Dexter Bradley’s still in the robbery game

アーサー・デクスターブラッドレーはまだ強盗稼業

この部分に異議あり!。

the robbery game

と定冠詞がついてるから、これは「オレは単にコソ泥をしていただけで殺していないよ」という主張のこと。

2016-10-12

なんで英語を教えるのに難しい日本語文法用語つかうんだ?

なんで英語を教えるのに難しい日本語文法用語つかうんだ?

バカほとんどは英語以前に「不定詞」「冠詞」とか「原形」とかの文法用語で脱落してるだろ。

文法用語つかって教えるのやめた方がいいと思う。

WWW.WORKING!! 2話みて思ったんだけど。

2016-09-10

日本語にも定冠詞を導入したら英語の成績が良くなるのでは?

とてもザ日本語しからぬア表現になるけど

2016-07-25

gitにおけるコミットログ/メッセージ例文集100

私はコミットログの書き方に悩む英語の苦手な人間である。実際、似たような人は世の中に結構いるようで、頻出単語を集計したりまとめたものは既にあって役に立つのだけれど、これらはあくま単語の話であり、具体的な文を構成する過程でやっぱり困る部分がかなりあった。

要するに、どういう時にどういう文が使われているのか、ということを示した例文集が欲しいのであるググると他にも「例文集があればいいのに」みたいな声はあるくせして、しかし誰も作ろうとしない。何なんだお前ら。それじゃ私が楽できないじゃないか

仕方なく自分でまとめたので、増田に垂れ流しておく。

はじめに

ここで挙げているコミットログは全て実際のコミットログから転載である。当然ながら各コミットログ著作権はそれぞれの書き手にある。いずれも各英文でググれば出てくるし、フェアユース範囲なら許してくれるだろうと考え名前プロジェクト名は割愛したが、ここにお詫びと感謝を述べておきたい。

抽出条件だが、参考にできそうなコミットログを多く含んでいそうなリポジトリGitHubSTARの多い方からざっと目で見て適当に選び、それぞれ最新コミットから5000件抽出した(あわせて前処理として、コミットログ冒頭のタグ情報は消去した)。

結果として対象としたリポジトリは以下の通り。

atomのみ5400件抽出していたため、計25400件のコミットログベースである。このうち、以下の条件に合致するものは参考例にすべきでないとして一律排除した。

こうして残った8540件を眺めながら、適当に切り出したのがこの用例集である個人的に「うーんこの」と思った表現も、散見される場合は載せた。

ということで、以下用例を羅列していく。

用例集

オプションフラグメニューを追加した
ファイルを追加した
メソッド機能を追加した
実装を別のものへ切り替えた
  • Use args.resourcePath instead of args.devResourcePath
  • Use arrays instead of while loops
  • Use auto instead of repeating explicit class names
  • Use weak pointer instead of manual bookkeeping
  • Change all uses of 'CInt' to 'Int32' in the SDK overlay
  • Change Integer#year to return a Fixnum instead of a Float to improve consistency
新しく何かに対応した/機能上の制約を取り払った
何かを使うようにした
より好ましい実装に改良した
何かを出来ない/しないようにした
  • Don't bail reading a metadata instance if swift_isaMask isn't available
  • Don't exit until the parent asks for an instance
  • Don't include Parent pointer in Nominal/BoundGeneric TypeRef uniquing
  • Don't use MatchesExtension for matching filters
  • Don't use ES6 class for AutoUpdater windows class
  • Don't use MatchesExtension for matching filters
  • Avoid `distinct` if a subquery has already materialized
  • Avoid infinite recursion when bad values are passed to tz aware fields
オブジェクトの内容や挙動確認やすくした
Assertを追加した
不要コードを除去した
コードを移動した
名前修正した
さなバグタイポ修正した, 警告を潰した
バグや好ましくない挙動修正した
テストコメントドキュメントを追加した
テストを削除した
テストコメント修正した
ドキュメント修正した

表現傾向とまとめ

以上の用例をふまえ、今回の参考ログ8540件から先頭の単語を出現回数で並べると次のようになった。

Add1149
Fix1014
Update584
Remove566
Use382
Don't260
Make228
Move178
Change103
Rename85
Improve76
Avoid68
Allow65
Implement60
Handle58

コミットログの基本形はもちろん動詞 + 名詞である名詞固有名詞複数形、不可算名詞が多いが、単数形場合冠詞は a が使われるか、あるいは省略される。the はまず使われない。

何かを追加した、という表現では非常に広く Add が使われる。メソッドからテストドキュメントに至るまで大概これでまかなえる。

一方、何かを修正した、という表現では広く Fix が使われる。「何か」は typocrash といった単語からメソッド名まで幅広い名詞を取るが、動名詞はあまり取らないのと、that節は取らないのでその点は注意が必要である

Fix は「何かが正しく動くようにした」ことを示し、正しい動作内容が何かを説明しない。そこで正しい動作内容に言及したい場合Make sure が使われる(こちらはthat節が取れる)。ただし Fix よりもニュアンス的に重い表現と思われ、Fix を使わず Make sure ばかり使うのはちょっとキモいのではないかと思う(Ensure はさらに重い表現っぽい)。

また、Fixtypo 以外でのドキュメント修正に対して使われることは稀である。対して Update はドキュメントコメントテストに使われ、本体コード修正に対しては使われない。本体コード修正にあわせてテスト更新したなら Update が使われる。ただ、テスト機構それ自体バグ修正したなら Fix である

無駄な何かを単純に除去したなら Remove を使う。これまでのもの(A)からのもの(B)に切り替えたのであれば Use B instead of A か Change A to B が使われる。新たに何かを利用するようにしたのであれば Use を、利用を取りやめた場合Don't use を使うことが多い。

何かをしないようにしたなら Don't を、内部実装効率化なら Make A + 比較級/形容詞Improve が使われる。

中身の変更を伴わない単なる名前の変更なら Rename A to B、コード機能論理上の場所を移動させたなら Move A to B である

この辺はリファクタリングと呼ばれる行為と思うが、Refactor というぼんやりした動詞はあまり使われず、このように変更内容の種類に応じて動詞が使い分けられている。

余談

コミットログにはWhyを書くべきだ、というのを何かで見かけたので because とか since を使ったログがどの程度あるかを調べたが、8540件のうち22件だった。基本的に短く、シンプルに、一目で意味が取れるログが好まれる傾向がある。例えば get rid of とか2件しか使われておらず、圧倒的に remove である

一方で、シンプル単語だけど開始単語としては使われないものもある。例えば次のような単語である。Expand(9)、Extend(8)、Print(5)、Optimize(5)、Publish(4)、Append(4)、Modify(3)、Manage(2)、Revise(2)、Dump(2)、Insert(2)、Migrate(2)、Enhance(1)、Edit(1) 。いずれもカッコ内は8540件に対する冒頭での登場回数である。結局、より一般的平易な単語で表せたり、Refactor同様に抽象度が高すぎると使われないのだろう。

おわりに

8000件もログを見たおかげで、迷いなくコミットメッセージが思いつくようになったのが個人的には今回書いてて最大の収穫だった。たぶんカンニングペーパーを作る行為それ自体効率のいい学習になるという話と同じだと思う。

このまとめも100以上用例を転載してあるので、それを読むだけでも多少は効果があるんじゃないかと思う。同じようにコミットログ書きたくねぇなぁ英語わっかんねぇなぁと思っている人にとって、何か役に立つところがあれば幸いである。

2016-07-18

日本語文章中の英語表記


例: プログラミング言語説明に「Method(メソッド)」という単語が出現した場合


例: ライフハックブログヨガについての記事に「Method(メソッド)」という単語が出現した場合

2016-03-01

今日増田トリビア

ドナルド・トランプの「トランプTrump)」は、日本語ではカードゲームをするときの計52枚のカード群(別名「西洋かるた」とも)のことを指しますが、英語では「切り札、奥の手、最後の手段、すばらしい人、好漢」という意味です。英語で(日本語の)トランプは cards と言いますドナルド・トランプが「俺はトランプだ!」と言うとき英語では「俺こそが(大統領選の)切り札だ!」といった響き(文法的には定冠詞がないので逸脱表現ですが)があります

2016-02-06

英語学習アプリ不要スマホのものが最強ツールだという話

連日のように新しい英語学習アプリ話題ホッテントリ入りするけど、

そもそも語学教育の専門機関じゃない、有象無象webサービス屋さんが収益目当てに作るアプリ

なんでそんなに絶賛できるんだろうか。

これとか典型的な例だけど。↓

http://www.yamamototetsu.com/entry/eng-app

真剣学習者ならブログ記事等の口コミ評判などあてにせず、

開発・監修者のレベル調査して信頼性判断するべきだし、

まあ、ゲームでもするつもりで何となく英語に親しめればいいかなー?という人でも、

いいかげんな監修によって変な英語を刷り込まれる可能性はある、と考えるべきだ。

(余談だが、しょっぱなから英文法を軽視するような学習方法はあまり効率的ではないと思う。

算数問題なら、四則演算を知らずに感覚だけで2次方程式関数計算するのは時間無駄だと

誰でもわかると思うのだが、なぜ語学に関しては文法学習が嫌われるのだろう?

中学高校で習った文法の基礎は、必ず最短距離での理解を可能にしてくれる。

身の回りを見ても、この中学高校英語を完全に忘れている人が多すぎる。)

ここから本題の、スマホのもの英語学習最強ツールだという話。

個人的体験談に過ぎないけど、手間やお金を掛けない勉強法ではある。

自分場合過去20年以上ずっと日常的に英語を使う環境にいてadvancedレベル語学力だが、

それでも日々、使わないと記憶から消えていってしまう語彙力に悩まされていた。

英字新聞は読むのに時間がかかるし、字幕なしだと映画は辛いなあ、という感じだった。

それが、スマホを購入した4−5年前から劇的に向上した。はっきり自覚できる変化だ。

しか所謂学習アプリとか、有料のサイトなどは一切使っていない。

ポイントは、「興味のある時事ニュース」を「海外報道ソース」で、

通勤中でも昼休み中でも、スマホひとつでいつでも手軽にチェックできるようになったこと。

例えば5年ちょっと前、Wikileaksのアサンジ英国裁判にかけられた時は

傍聴人のジャーナリスト法廷からリアルタイムツイートすることが許可されるという

画期的なことが起きていたので、

海外ジャーナリストニュースメディアを多くフォローしている自分Twitterタイムラインには

英語tsudaり(懐かしい表現)が怒涛のように流れてきた。面白かった。

アラブの春」が始まる頃にはAljazeera Englishライブストリーミングアプリ

手に汗握る展開を毎日動画で見ていて、

エジプトのモルグから反体制派の死体の山を中継したり、リビア砲弾飛び交う中でのリポートがあったり

日本メディアでは絶対流れない映像と音声のオンパレードだった。

昨年のパリテロ事件では、フランスニュース英語放送France 24アプリ視聴していて

リアルタイムで酷い事件が進行しているのにキャスターたちが冷静で、日本での報道とはかなり違った。

他にBBCCNN活字ニュースならThe Guardianなども頻繁に利用する。

ニュースライブストリーミングスマホのイヤフォンで聴くというのは

ヒアリング能力アップに絶大な威力があるなあ...と実感した。

自宅で衛星放送CNNTV視聴するのよりよくて、ひとつひとつ言葉が脳に直接届く感じで、

慣れるとどんなに早口で喋られても聞き取れる。

それに各国の英語放送聴くことで、様々な訛り(アクセント)も聞き分けられるようになる。

仮に知らない単語が出てきてもスペル想像でき、すぐ意味を調べる習慣もつく。

テキストニュースでは、知らない単語フレーズ辞書で調べる手間がワンタップなので、

どんどんメモコピーして行く。

また、そもそも世間話題海外ニュースについて、現地ソースから深い理解が得られるというのは

自分好奇心も満たすし、友人との会話のネタにもなるしでいいことずくめ。

そんなことをやっていたら自然ネイティブとの日常会話でも発話能力が上がり、

「言いたいことが表現できずにストレスが溜まる」ということが減ってきた。

自分比で減っただけであって、まだまだ修行は足りないが。)

自分は50代前半。中年過ぎても英語力のブラッシュアップは可能だと気づけて嬉しいのだ。

生活の中での英語使用量は過去20年間さほど変動はないのに、

繰り返すけど、スマホを使うようになったここ4-5年で、

ボキャブラリーヒアリングと会話能力は、本当に変わった。

残る問題は「英語を書く」ことだが、こればっかりはネイティブ校正してもらうのが一番いい。

Gingerという優秀な校正アプリがあるけれど、これは中級から上級者でないと

サジェストされた言い回しのどれが正解なのか判断できないのが問題

実際、Gingerを褒めそやす英語初心者ブログ記事を見かけたことがあるが、

例に挙げられていた英文が滅茶苦茶で破綻しているのに本人が全然気づいていなかった)

「書く」ときには、どうしても自分が知っているフレーズの使い回しでなんとかしようとしがちだが、

同じことを繰り返すと間違ったままで向上しなくなる。

自分は数ページくらいの英文エッセイネイティブ添削してもらうことを何度もやって、

自分思い込みを随分と矯正してもらった。

特に一見単純そうな数詞や定冠詞の使い分けなどが、落とし穴の宝庫なのだった。

[]アナル再考 第一回 ~アヌスも間違い?~

アナル最高!

アナル/アヌス問題について再考してみました。


アヌス学派の連中は肛門のことを、アナル形容詞からアヌスと呼べと主張している。

私も、そりゃそうなんだけどアナルの方が一般に浸透してるからなぁ、とアナルを使い続けてきた。

ただ、アナルが間違いなのと同じくらいアヌスも間違いなのではないかと、最近思う。

ご存じのとおり、英語では名詞にaとかtheとか冠詞が付く。

アナルは間違いだと主張するならば、アヌス冠詞を付けていただきたい。

The アヌスとかan アヌスとか。

アヌス単独で使うとそれは肛門という抽象化された概念であって、あの生々しい朱色の肛門は連想されないのだ。

あと、発音エイナスって感じだから、読み方も間違ってる(アナルも同様だが)。

アナル形容詞だとか文句言うんだったら、the アヌスとでも呼べばいいのか?


次回は、アナルという単語について語源など色々調べてみます


アナル増田

2015-10-12

lots of dissention in the ranks of those “authorities” pro-fessing to knowの解釈について

前の投稿で、「knowの目的語はthose thoseは"authorities"を修飾してるわけじゃない。」というトラックバックhttp://anond.hatelabo.jp/20151012181641)を頂いた。

「those “authorities” pro-fessing to know」の構造がどうしても気になったので、某所でネイティブに聞いてみた。

得られた解答を元にすると、

「those “authorities”」が現在分詞 pro-fessing to knowで後置修飾されてるという理解で正しいみたい。

thoseの品詞は、「determiner」、つまり限定詞(=《常に名詞の前に置かれる機能語で,冠詞形容詞用法の指示および不定代名詞代名詞および名詞の所有格などをいう》.)

だと教えられた。

thoseは、“authorities”を前から限定しているのであって、単独代名詞として働いてるんじゃない。

ここから引用http://ejje.weblio.jp/content/determiner

まり、このknowは自動詞である理解するべきみたい。

結局、「those “authorities” pro-fessing to know」は、「(英文法について)理解しきっているつもりになっている(自称権威者たち」みたいな意味みたい。

トラックバックしてくれた人には申し訳ないけど、「knowの目的語はthose」である解釈すると、いくつか不自然さがある。

①「those」のみがofの目的語だとすると、関係代名詞 which,thatが省略されていることになる。

 省略可能なのかもしれないけど。英文法学者じゃないのでわからない。

②those が knowの目的語だとすると、

 those “authorities” is pro-fessing to know

 “authorities”を主語と捉えて、is pro-fessing to knowという形にしなきゃいけなくなると思う。

 “authorities”が単独でpro-fessingで後置修飾されてると考えると、“authorities”が文章構造の中で浮いちゃう

 

What you learned from your parents was the way words sounded

「Grammar in Your Pocket Series Introduction」の1節。

S What you learned from your parents 人が親から教わること

V was 

C the way words sounded 言葉の発し方、発音

ポイント

主語youは「あなた」じゃなくて、いわゆる「総称you」、一般的に「人」を指すyouだと思う。

②「words」という無冠詞複数形から、およそこの世に存在する(英語の)単語言葉全てを指してる。

the way words sounded

→the way how words sounded

→the way which words sounded in

→the way in which words sounded

→how words sounded

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