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はてなキーワード: 二次利用とは

2021-03-19

ガチャピンくんさあ・・・

https://anond.hatelabo.jp/20210318185716

もし元増田が「コンテンツ二次利用権利者のお目こぼしのもとで成り立ってるグレーゾーンで、『お願い』を無視し続ければより厳しい使用規制が課せられたり、コンテンツ自体供給されなくなっちゃ危険があるから、みんなそれを避けるために『お願い』を遵守してる。そうした権利関係のない第三者からああしろこうしろと『お願い』されるのとは状況が全く異なる。それを『態度が異なる』と笑うならどうぞご自由に」と(他の擁護派の方々と同じような)模範解答を言ってれば、多少の揶揄あてこすりをされる余地はあっても、主張の筋道自体には文句のつけようがなかったと思う。でも実際は、元増田は「二次利用はなんでもありだが、ウマ娘公式オタク好意を持たれているから、オタクのほうも彼らの『お願い』を聞いてやってる。でもフェミニスト表現規制派はオタク好意を持っていないし持たれてもいないから、オタクにも彼らの『お願い』を聞く義理はない」という、何重にも地雷を孕んだ主張をゴリ押ししている。これにウマ娘ファンのみなさんは「そうだそうだ」と乗っちゃっていいのか?という話。

一部の表現の自由戦士を除いて

はてブ多数派

好感度信頼度の話もないとは言わないけど、著作権者からでしょ」

ってツッコミ入れてるじゃん。

自分は、著作物に対する著作者の諸権利には二次利用者の表現の自由優越する要素が確実にあると思う。だから著作権を持つコンテンツホルダーに対して二次利用者が配慮を示すこと自体は、何らおかしなことじゃない。「コンテンツに対する権利を持ってる人達ガチで怒ったらどうなるかわからいから、謙抑的にやりましょう」というのは二次利用者としてごく常識的判断だし、自分だって似た状況が発生したらフツーに相手の「お願い」に従うし、何ならゴロニャンする。日頃「表現の自由」について何か勇ましい物言いをしてたとして、その忖度や阿りとのギャップを誰かに笑われても構わない。「それとこれとは別です」でおしまい

かなり多くの人はガチャピンくんと同じこと言ってたよね?

元増田に賛成してる人でも著作権の話完全に無視してる人少ないよね?

フェミ揶揄するコメントでも「何の権利も持ってないフェミ著作権者と同じでないと満足できないってのはおかしいよね」ってニュアンスだよね?

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210317235416

違うっていうなら、それぞれの立場コメントの数を数えて否定してみなよ。著作権の話完全に無視して信頼や好意多寡だけの話をしてる人どれだけいる?


なんで一部のバカの方を取り上げてそっちがメインみたいに言ってんの?

ちゃんと「多数派の人はわかってるようだが」って注釈入れなよ。

著作権者のことを

自分たちからオモチャを取り上げる権利を持つ相手」と表現してみたり

自分の主張のために藁人形論法多用しすぎじゃね?

自覚してやってるならいいけど言われてはじめて気づきました、ならかなり病んでるよガチャピンくん。


あとね。

元増田文章ってさ、フェミいちゃもんに対しての反論なわけだよね。

フェミの話を聞く必要がない理由」としてフェミ好意も持たれてないし信頼も持たれてないっていう指摘自体一定クリティカル要素ではあるよね。

それがメインの理由だという元増田は間違ってるが、この点はフェミとしては無視してよい話ではなくね?

はてブに反応するならむしろ

フェミ公式でも著作権権利者でもないから、お願い聞いてもらえると思ってるのがそもそもおかしい。

こういうコメントの方が大事じゃね? 

「わかりました。オタク著作権者のいうことなら聞くと言ってるんだし、今後はオタク無視して著作権者に直接働きかけて権利行使させます

でもいいからこういう部分ちゃんと拾っていこうぜ。


都合の悪い2点「大勢の人はガチャピンが指摘するまでもなく突っ込んでる」「フェミ信頼性のなさについて指摘している」

を豪快に無視して、


都合の良い点「著作権無視して語ってる」という点だけを大げさに取り上げて。


ガチャピンくんはミステリにおける信用できない語り手でも目指してんの?


と、ネガティブな印象を持ったが

それはコンテンツホルダーの権利との関係でそうするのが当然だと思うからで、間違っても「あいつらのお願いに従うかどうかはこちらの腹ひとつだが(何だったらエロく描いたりグロく描いたり○したり馬刺しにして食うこともできるんだが)、あいつらには好感を持っているし、我々の評価を落とすような事件も起こしてないから、今はその〈お願い〉を聞いてやってるんだ。テメーらはそうじゃないだろ!」なんてことを第三者に向かって言わない。

だってバカみたいじゃん。

これについては「ガチャピンくんだけでなく大勢の人からツッコまれているように」同意してるからね。


ガチャピンくんさあ…色々省略して語るのは構わないんだけど、省略するなら省略したって書こうぜ。

普段ブコメ見る限り、ちゃんデータもとに語ってて頭良いって思ってるんだからさ。

今回だけ明らかにおかしくなってるぜ。

ガチャピンの人に失望しかけたけどちょっと見直し

ガチャピンの人は勇み足微妙発言をしたけどちゃんとそれについて自分で尻をふこうとしている。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4699940658477561058/comment/muchonov

好意多寡」云々と強弁してるけど、勇壮表現の自由戦士たちが権利者の意向には簡単にゴロニャンするという構図は変わらない。自分たちからオモチャを取り上げる権利を持つ相手に屈服してるだけ

この発言自体はひどいと思うけれどそれに対する批判に対してきちんと受け答えしている。






・確かにそうですね。読み返してみると、自分論点にはあまり関係ないところで棘がある表現を使ってるなと思った。

・そうかなあ? 自分著作物に対する著作者の諸権利二次利用者の表現自由優越すると考える一方で、元増田は「グロく描こうが殺そうが馬刺しにして食おうがなんでもあり」だと言ってるんですけど。「グロく描こうが殺そうが馬刺しにして食おうがなんでもあり」と言ってるのは元増田で、自分は「またまたぁ、実際はそうじゃないでしょ」て立場です

・子増田に言いたいことを書いたよ。 https://anond.hatelabo.jp/20210318185716 fukkenさんとかpeta0227さんと、言ってること自体はそんなに違わないと思うけど。

ありがとう自分自分のことをSJW的な表現規制派とはやや立ち位置が違うと思ってます。宇崎ちゃん騒動の時も「撤去しろ」という立場は取らなかったように思う(違ったらごめん)

・元ガチャピンです。元ブコメ最後の「〜だけ」は表現が強すぎると少し反省してます。一方で、一次創作者の権利関係への配慮二次創作創作・鑑賞者の態度を根本規定してると思うし、元増田がそこに全く言及せずにあたかも両者が対等の立場で(元増田的にほぼ「好意」のみで、現増田さん的には「恋人関係」のように)取り結ばれた結果そうした関係が築けているという見立ては、多くのファン当事者認識とも違うように思いました

・②は増田の言うように著作権者を「オモチャを与えたり引き上げたりできる権利者」としても大差ないと思う…③オタ全体を嫌悪蔑視してるように取られるのは本意でないので、今後はより書き方を工夫します①は(続①は「やめろ」と言われて「そうだな」と思ったのでやめた。/ゲイ黒人偏見嫌悪感を抱く自由はあるが表現する自由一定社会的制約を受けるという話をした。対国籍ではヘイトスピーチ解消法で実現済みのこと

「書き方がまずかったが自分の主張は間違ってない」ということで反省はしていないようであるが、少なくともツッコミに対してちゃんと返している。

これができる人ほとんど見かけない。10000人に1人くらいしかいないのではないか

暴言言いっぱなしが多いはてなブックマーク人間の中では凄くまともな人に見える。

2021-03-18

元増田擁護する人達は、彼のヤバさを理解してない

ブコメレス元増田擁護してる人達の多くが、派閥的な「敵/味方」の判定をして味方側だとみなしたからか、元増田が言ってることの過激さに気づいてないように見える。元増田の主張は、おそらくウマ娘ファンの多くの認識とも、同人活動二次創作擁護する人々の一般的見解とも違ってると思う。もう一度元のエントリをよく読んで、みなさん本当にこの増田の言い分に乗っていいのか、改めて考えてみたほうがいいんじゃないかしらん。

元増田はどんなことを言っていたのか

元増田の主張の核となるのは:

ウマ娘公式好感度信頼度が高いから、オタクもふわっとした公式のお願いに従っている

②彼らは人気者ゆえに特権的な「お願い」権がある

③人気者ゆえ多少スジの通ってない横着なお願いも聞いてもらえる

という理屈

その「お願い」を聞くかどうかはあくまオタク側の裁量判断だけど、〈ウマ娘公式は〉面白いし、評判を落とす事件もなくて好感度が高いから、公式の「多少スジの通ってない、聞かなくてもいいお願い」をオタクも聞いてやっているんだ、ということ。フェミ表現規制派の「お願い」は聞かないが、ウマ娘公式の「お願い」は聞いてやる。それは〈ウマ娘公式が〉ファン好意を持たれているからにすぎない。もしその好意が失われれば、ファンウマ娘公式の「お願い」に付き合う義理はない、ということ。

まり元増田は「オタクウマ娘公式のお願いなら聞ける」理由は、権利者と利用者権利関係考慮しているからではなくて、権利者と対等(または優越的)な立場にある二次利用者や鑑賞者側が、あくまで「権利者への好意」にもとづいて、本当はどれだけやっても構わないことをあえて手控えているかのように語ってるわけ。具体的には:

だってウマ娘公式のお願いなんて聞かなくてもいいんだもの

「お願いはお願いでしかない」

「この状況下、別にウマ娘同人誌エロく描こうがグロく描こうが殺そうが馬刺しにして食おうがなんでもありでしょ?」

とまで言ってる。勇ましい。でもこの主張って、ウマ娘やその他の同人コンテンツファンにとって本当に味方といえるんすかねえ。だって公式が何かポカやってファンからの「好意」が失われたら、ファンのほうも公式の「お願い」なんか無視してあらゆる毀損表現を尽くしたっていいって言ってるんだよ。一次権利者にお願いされようが何されようが二次利用原則的に「なんでもあり」で、いまウマ娘がそうなってないのは〈たまたまウマ娘公式面白くて人気があってファンに好感を持たれてるからファンに対して特権的な「お願い」権を持ってるんだ、人気あるゆえの特別扱いなんだ、と言っている。ヤベーじゃん。

一方で、ブコメへの追記反論の部分を見てみると、突然「土地を人に駐車場として貸す」「契約書」という例え話が出てきたりもする。つまり元増田も、心の中ではこれが権利者と利用者関係、何かについて権利を持つ側と利用する側の関係であることは薄々理解してるんだけど、このエントリで「フェミ表現規制派は俺たちに好意的じゃないから、俺たちもお前らの『お願い』は聞いてやらん」というストーリーに沿って話を進めるために、その核心には徹底して触れないようにしてたということ。最後ポロリしちゃったけど。

オタクウマ娘公式のお願いを聞く理由」が「権利者と利用者の力関係」にあるのはみんなわかってる

でも、この「権利を持つ側と利用する側との力関係」こそが「オタクウマ娘公式のお願いを聞ける理由だってことは、多くのウマ娘擁護派にとっても自明の話でしょ?

たとえば id:aa_R_waiwai さんがブコメで張ったURL http://doujinsokuhou45.com/archives/8925157.html では、元増田エントリに対して、擁護派の多くが

原作者絶対

表現自由著作権による制限は違う」

「そこで戦ったりしたら表現自由が潰されるかもしれんから

二次創作の可否は著作権法上の問題からウマ娘から関係ない」

と書いてるし、元増田へのブコメでも、増田擁護する立場から(実は擁護になってないんだけど)、

権利者が言うなら最大限擁護するよ」

「いうこと聞かないと飯の種が奪われるか奪われないかの違い」

権利から要請なんだから従うか訴えられるリスクを背負うかの2択で普通は前者を選ぶってだけの話」

「そらそうやろその気になればコンテンツ自体取り下げれる立場なんやし…」

著作権あるからそりゃ当然よ」

権利者とクレーマー立場の違い」

といった内容が多数ある。御説ごもっともで、自分もこのことが「お願いを聞く理由」の根本にあると思う。でも元増田は、ウマ娘コミュニティ公式への反応の根底にはこの著作者利用者権利関係があることを認識しつつ、あくまで「そうではないことにしたい」のね。著作物二次利用という行為につきもの権利関係力学をわかっていながら、あたかもそれが存在しないかように、純粋公式オタク好意的な関係性にもとづいて、オタクの側が「お願い」を聞いてあげているかのように書いてる。これって、明らかに増田自己欺瞞でしょ。

(または、もしかしてしかすると、元増田二次創作という営為に伴って同人界がず〜っと抱えてきた権利関係をめぐる緊張感や危機意識について全く理解せず、「表現自由は全てに優越する」と考えてる、マジモンの「表現自由戦士」だという可能性もあるけど、それはそれで皆さんお困りでしょう。)

もし元増田が「コンテンツ二次利用権利者のお目こぼしのもとで成り立ってるグレーゾーンで、『お願い』を無視し続ければより厳しい使用規制が課せられたり、コンテンツ自体供給されなくなっちゃ危険があるから、みんなそれを避けるために『お願い』を遵守してる。そうした権利関係のない第三者からああしろこうしろと『お願い』されるのとは状況が全く異なる。それを『態度が異なる』と笑うならどうぞご自由に」と(他の擁護派の方々と同じような)模範解答を言ってれば、多少の揶揄あてこすりをされる余地はあっても、主張の筋道自体には文句のつけようがなかったと思う。でも実際は、元増田は「二次利用はなんでもありだが、ウマ娘公式オタク好意を持たれているから、オタクのほうも彼らの『お願い』を聞いてやってる。でもフェミニストや表現規制派はオタク好意を持っていないし持たれてもいないから、オタクにも彼らの『お願い』を聞く義理はない」という、何重にも地雷を孕んだ主張をゴリ押ししている。これにウマ娘ファンのみなさんは「そうだそうだ」と乗っちゃっていいのか?という話。

そういうお前はどうなんだ

自分は、著作物に対する著作者の諸権利には二次利用者の表現自由優越する要素が確実にあると思う。だから著作権を持つコンテンツホルダーに対して二次利用者が配慮を示すこと自体は、何らおかしなことじゃない。「コンテンツに対する権利を持ってる人達ガチで怒ったらどうなるかわからいから、謙抑的にやりましょう」というのは二次利用者としてごく常識的判断だし、自分だって似た状況が発生したらフツーに相手の「お願い」に従うし、何ならゴロニャンする。日頃「表現自由」について何か勇ましい物言いをしてたとして、その忖度や阿りとのギャップを誰かに笑われても構わない。「それとこれとは別です」でおしまい

それはコンテンツホルダーの権利との関係でそうするのが当然だと思うからで、間違っても「あいつらのお願いに従うかどうかはこちらの腹ひとつだが(何だったらエロく描いたりグロく描いたり○したり馬刺しにして食うこともできるんだが)、あいつらには好感を持っているし、我々の評価を落とすような事件も起こしてないから、今はその〈お願い〉を聞いてやってるんだ。テメーらはそうじゃないだろ!」なんてことを第三者に向かって言わない。

だってバカみたいじゃん。

anond:20210317235416

2021-03-08

anond:20210308162021

イマイチ通じてないみたいで何を言ってるのかよくわからないんだけど、とりあえず俺はオタクだけど別にアイコンアニメキャラにはしないよ。(PC壁紙とかはアニメキャラだけど。)

著作権とか二次利用規約かいちいち調べるのめんどくさいし、フリー自作アイコンしか使わない。

2021-01-16

二次創作」でもガイドラインを守って、ようするに著作者が認めた形での利用なら問題ない、って話だったはずなのに

ガイドラインで認められてても一応誠意としてお布施するべき!ってのはなんかよくわからないんだよな

それはつまりガイドライン以外の縛りがあるという意味になる。結果、ガイドライン信頼性が下がると思うんだが。

お布施するべきというガイドラインを作り、それに従わない利用は拒否、で全く問題ないと思うんだが……。

そもそも、「あなた作品使わせていただきました、お布施!」ってやるのって大丈夫行為なのかよくわからん

しろ作者に積極的二次創作存在を伝えることになって逆に外野嫌がらせと見られてもおかしくないし。

ガイドライン設定している以上二次創作は歓迎しているものだと思っていたけど、

「実は二次創作は歓迎していない。一応誠意として伝わらないようにすべき」とかでもおかしくないってことじゃん。


まあ自分はV活動とかやってないのでVの人達がどういう風に感じているのかとか全然知らんのだが、

自分はむしろ創作者の一応一角として、「二次利用しても良い」と著作者が明言されたものは心置きなく利用してほしいのだけど

どうせお前も心中では歓迎してないんだろとか思われるのが関の山なのだろうか・・・

2020-12-03

anond:20201203194900

世間一般的にはお前ら二次利用者はそうみられてるってことよ

実力もないのに虎の威を借る

2020-11-24

怒られたら消すライセンス

匿名ダイアリー二次創作の話が出てたので,ぼんやり頭の中にあった二次創作ライセンスについての構想について書いてみます

以下のようなルールです.

現状,二次創作物は多くが黙認されている状態にあります現在それで二次創作の界隈は成り立っており,それは素晴らしいことなのですが,一部問題を感じています

この状況を解消する手段としてひとつ原作者が「二次創作して良いです」と公言するという方法があります

ただ,これは結構リスキーです.それを公言した後,二次創作について「そういうのはやめてほしい」というケースが発生した際,トラブルになる可能性があるからです.

二次創作に行う人という属性において少ないだろうとは思いますが,「二次創作していいって言ったじゃん,消したくない」とか言われる可能性がなきにしもあらずです.

この点で,いつでも「それはだめです」と言える黙認という状況は,非常に原作者にとって都合のいいものと言えます

原則二次創作については原作者確認するのが正しいです.ただ,「二次創作する際は,毎回私に許可を取ってください」と公言すると,これまた大変なことになりそうです.

数件の許可程度であれば問題ありませんが,数十件,数百件と増えていくと,許可する側も大変です.

放置すると,「どうなんですか!」とか言われる可能性もあります精神によくないですよね.

また,許可するというのはもうひとつリスクがあります.それは,「あの人には昔許可したのに,同じようなものなのに私のはだめなんですか!」とか言われかねない点です.

微妙ラインで,同じような二次創作でも嫌な場合があります.また,理不尽かもしれませんが,この人にはしてほしくないみたいなケースも当然あるでしょう.あと,昔は別に気にしなかったけど,気が変わったというケースもあるでしょう.一度許可した二次創作について,あとから消してほしくなったということもあるかもしれません.このようなケースにおいても,原作者権利尊重されるべきと私は考えます

ということで,何も基準を示さず原則禁止,黙認という状況は非常に都合がいいです.ただし,黙認という状況は,真面目で慎重な人ほど迷ってしまうという問題があります.そして,そうやって迷いが生じる人は,相手のことを考えているという点から問題を起こしにくい人だと思います(*要出典).そうやって迷いながら行うのが,二次創作の正しいあり方なのかもしれませんね.

でも,そういう人にこそ,二次創作をしてほしいというジレンマがあります.そこで思いついたのが,上記ライセンスです.

原則二次創作は作者の許可なく行って構わないです.ただし,作者が「消してください」と言ったときには消す責任があります

また,許可なく行ってよいですが,損害を発生させた場合には,損害賠償を行う責任が生じます.これは現状と変わりません.

二次創作を行う際に,周りの人に迷惑をかけないことを心がけることは当然だと思います

まして,損害を発生した場合はその責任を取る.

気軽に行ってほしい一方で,それだけのリスクを背負う覚悟を持って,二次創作を行ってほしいという思いがあります(これは界隈の人には今更言う必要もない当たり前のことかもしれません).

あと,商用利用は禁止です.これはなんだかんだトラブルの種になるからです.商売として成立してからも,原作者差し止め請求する権利があり,二次創作者にはそれを果たす義務があります

が,お金が発生すると絶対揉めます.商用での二次利用禁止,やるなら二次創作じゃなくて,正式原作者取引して,お金を払ってやってくださいということです.

ただし,同人誌のような頒布物については,原価の回収はいいよねみたいな今のグレーゾーンを維持します.ただし,怒られたらダメです.

また,ちょっとややこしいんですが,二次創作ライセンス作成された作品は,二次創作ライセンスで公開するという制限をかけることができます.そして二次創作ライセンス作品を利用する際は,必ずその上へ,上へ辿っていって,すべての二次創作ライセンスが維持されていることを確認する必要があります

3次創作となっていったときに,実は原作者はもう二次創作をしてほしくないと思ってライセンス公開を取りやめていたけど,二次創作作品があるせいで,自分作品二次創作二次創作が広まり続けるという事態を避ける目的があります.これは原作者任意指定していいかもしれません.Creative Commonsみたいな感じです.

あと,このライセンスにはもうひとつ狙いがあります二次創作許可許可について,第三者が口出しできなくなるということです.

許可はもらったのか」「著作権違法ではないか」と,コメント欄等で不毛な争いが発生することがあります.多くは,第三者同士が喧嘩します.

二次創作ライセンス公言していれば,自分作品二次創作作品上で,このような不毛な争いが発生することを防ぐことができます二次創作ライセンスで公開されてるから問題ないよで議論が終わります

また,最低限これは嫌ということを明記することで,第三者原作者不適切用途について報告しやすくなるという麺🍜もあります

とはいえ,なんか考慮漏れもいっぱいあると思うので,完全なものではないと思います.また,法律的見地からもよくわかりません.

利用は自己責任でお願いします.なんか話のタネにでもなればと思いました.

あと,これは個人原作作品を想定しています.商用の二次創作には展開されないと思います

あと当然ですが,このライセンス付与できるのは自分原作者であるものだけです.

この文章CC BY-SA 4.0で公開しますので,煮るなり焼くなりお好きにどうぞ.

2020-11-20

カラオケYouTubeに公開したい

一人カラオケが好きで万人受けしなさそうな曲をある程度綺麗に歌えるようになるまで練習する…ということをもう10年以上続けている。

このフレーズはどういう風な発声で歌おうか?とか、ブレス位置がどうだとか、ファルセットの部分もうちょっと息がもれる感じにしたほうがいいんじゃないか?とかそんなことばかり考えている。

おかげさまで3オクターブ半の声域とそれなりに豊かな声量、自由自在ビブラートにヘッドボイス、ファルセットチェスト、ウィスパーなんでもござれな状態になったが、

くそぼっち陰キャのくせに変に歌唱がこなれていることが却って悪目立ちするので宴会場のような場所で歌うことがより一層嫌になってしまった。

それでもやっぱりうまく歌えたときの達成感を誰かと共有したいと思ったり、他者から客観的な反応を聞いてみたいと思うこともある。

いや一人でずっと過ごしてきてだんだんと閉塞感を抱くようになっていて、それを打破する手立てとして外に向けて何かしたいのかもしれない。

ということでカラオケで歌っている様子をYouTubeアップロードしようとしたが、Contents IDで弾かれ一般閲覧不可になってしまった。

そりゃそうだろと思われるかもしれないが、これは僕にとって予想外だった。

YouTube弾き語り等のカバー動画であれば難なく公開される可能性が高い。YouTubeJASRAC包括契約を結んでいるため、YouTubeで公開する範疇ならば好きに楽曲二次利用ができるのだ。

バズが楽曲のヒットに起因しがちな現代では、本家音源をそのままアップロードするといった著作隣接権接触する事例であっても、広告収入著作権所有者に与える措置動画の公開が容認されるケースも多い。

カラオケを撮って出ししたようなラフ動画散見されるので、どうにかそのような形でContents IDスルーできるのではと期待していた。しかアーティストコピーであるカラオケ音源とそれに付随する映像を、さらに流用してネットに公開するという事例は権利関係が複雑すぎるらしい。調べるとDAMJOY SOUNDはこういった動画を見つけ次第YouTubeに削除申請を出しているようだ。

実のところ僕の動画で通告があったContents IDカラオケ映像に使われていたアニメ本編の映像DAM関係ないのだが、それをDAM内の別の映像差し替えてなんとか公開できたとしてもいずれ削除されてもおかしくない。

テレビ画面の転載みたいなビジュアルでは擁護仕様がない。

なら楽器演奏するなりインストを用意するなりしてDAWミックスすればいいじゃないかという話になるのだろうが、いわゆる歌い手として扱われてしまうのは不本意なのだ

僕は友達に聞かせる延長の様な感覚自分と似たようなヒトカラ好きに気楽に聞いてもらいたい。ネットちょっと有名なアイドル的な何かを目指しているわけではない。

ギターは弾けるし耳コピ作曲もちょびちょびやってはいるので、いっそ弾き語り編曲を考えてオリジナルトラックを作ろうかとも思うがそれだと純粋カバーになってしまう。

どこの馬の骨ともわからない限界YouTuberが歌手気取りでオーディエンスより一段高いところから聞かせるという風を吹かすのは見ていてまったく面白くない。

そういうのは藤井風みたいな奴じゃないと成り立たないのだ。

素人歌唱動画なんて片意地貼ってないゆるーいカラオケの様子だからこそ醸し出されるかくし芸的な様相があって辛うじて視聴に耐えるのだ。

同じ歌の上手い素人でも、文化祭の記録映像路上ミュージシャン野次馬撮影テレビカラオケ大会なら印象はまるで違う。お膳立てされていればいるほど人は斜に構えてみてしまう。

僕がやっていることなんてキーの高いアニソンに挑戦してみるとかそんなことなので、わざわざそこに勝負をかけたいだなんてガチ気持ちさらさらない。

ただそこそこ上手く歌えてそれが嬉しくてその気持ちを誰かと共有できたらいいなと思っているだけ。

うだうだしてしまっているが、歌唱動画アップロードしようと思い至ったきっかである星野ディスコを参考にして

インスト音源自分ボーカルを重ねるスタイルでとりあえずやってみようと思う。画像はなんかチワワとか可愛いフリー素材に歌詞のっけとけばいいだろもう。

2020-06-12

SCP界隈の事情Vtuberオタク押し付けるのは傲慢だと思う

任天堂の包括許諾の対象にいちからが含まれたことをきっかけにVtuberの無許諾ゲーム配信について炎上が起こっている。

企業として無許諾配信を認めたカバーのホロライブがその主な矛先になっている。

その流れの中で、ホロライブ所属の戌神ころねが収益化をオンにした自身配信でSCP-173を映したことちょっとした話題になっている。

このSCP-173の権利関係については何となく知っている人も多いと思うが色々と複雑な事情がある。

芸術家加藤泉から非営利目的であることを条件に消極的認可を得た上で作品二次利用を行っているかである

そして加藤氏はこの件について直接問い合わせが来ることを望んでないので、SCP財団が代わりに対応を行うことがルールになっている。

元々はVtuber界隈の炎上騒ぎだったが、前述の戌神ころねの件を加藤氏に直接通報したと自称するものが現れたことで一気にSCP界隈も巻き込んだ問題になってしまった。

SCP界隈的には戌神ころねの行動も問題だが、それ以上に加藤氏に直接迷惑が及ぶことでSCP-173の認可が取り下げられることが最悪のシナリオからである

なのでこの件についてSCP界隈の人からは「センシティブ問題から部外者は黙ってろ」という旨の発言をされることが多いように見える。

これについて、気持ちは分かるもののさすがに傲慢な態度に感じる。

SCP-173の問題ある意味界隈が抱える巨大な脆弱性である

その上で何とかそれをケアしながらSCP Foundationという価値ある文化を守るためにライセンスが整備されてきた歴史があることはもちろん分かる。

だが、それは他の界隈の人間にとってはどうでもいいことかもしれないことを理解するべきだと思う。

SCP Foundationの文化価値を共有していない人間からすればそんな脆弱性を抱えてる方が悪いというだけの話にしかならないだろう。

この件を騒ぎ立てている人達目的は恐らくホロライブから何らかの説明がされることだと思うが、今のところそのような動きはない。

その状況で権利者への通報という有効そうな手段があり、法律上もそれが正当化される場合に界隈の事情なんか無視してそれを行うのは(モラル的な良し悪しは置いておいて)その人の立場で考えれば十分理解可能な行動だと思う。

その状況で反感を買うような態度でSCP界隈の事情押し付け対立するのは完全に逆効果だと思う。

下手すればむかついたからむしろお前らが困ることをやってやろうという発想になりかねない。

必要なのは、騒いでる人たちに権利者に通報しても意味が無いと思わせることである

まり、SCP財団がこの件についてホロライブ側にしかるべき対応を行い顛末が報告されるように既に動いていると説明をする必要があるんだと思う。

もちろん、これは結局のところ正義を振りかざして騒ぎたいだけの人間要求を飲んでホロライブ側に厳しい対応をとるということでもあるので正しい対応かどうかで言えば正直微妙である

しかし、ある意味巻き込まれた側が問題大元説明責任を負わせて矛先を逸らすのは、自分たちの界隈を守るための手段としてはそれなりに有効だし、少なくとも傲慢な態度で無駄対立するよりは妥当対応だと思う。

2020-04-27

anond:20200425180218

演劇二次利用脚本演出以外の裏方スタッフロイヤリティが入るという話は聞いたことがありません。ほぼ会社が総取りですよ。

ヘアメイクスタッフなどは映像でも仕事を貰える可能性はあるかと思いますが、照明や音響など劇場技術スタッフの稼働は絶望的でしょうね。配信で毎回無観客上演やるなら話は別ですけど。

2020-04-14

anond:20200414060105

明示されたライセンス利用規約と同じように契約だよ、という話のつもりだった。

ちなみに著作権放棄したり二次利用自由にしても著作者人格権は残るので、名誉毀損に当たるならばライセンスで許された範囲であっても許されない。

あと二次著作物権利二次著作物著作者独立存在するが、それは一次著作者権利侵害する理由にはならない。

著作権法は民法規定されるもので、その上には成り立たない。著作者人格権人権の一部と言えるかもしれないが。特別法なのではなく、それぞれの国の法律とは別に国際的ベースラインを決めましょうというのが万国著作権条約で、争う段階になったら権利者の所属する国の法律適応される。それぞれの契約権利者によって開示されたライセンスの有無)は考慮されるが。

2020-04-13

https://note.com/kaixaoki/n/n094582efcd8d

どれにしても、この動画音楽を愛し、表現を行う人に対してのみ二次利用を許諾するものだったということです。

えっ

大泉洋は?

2019-10-11

anond:20191009190719

日本に住んでて日本で一番の名誉ってもの日本の国として位置づけとして作り出したいとき

その基準として象徴を持っておく必要があるのはわかる?わかんないか

あなたが例えば一番大きくてすごいものを見たとき、人になんて伝える?

「でっかくって、まじでっかくて、すんごいの ほんとーにすんごいの」とか言う?

象のように大きいとか 地を這うクジラのようとか 大空にうかぶ雲なんかよりとか 相対的表現したほうがわかりやすくない?

日本の一番うえの人っていうのを作っておいて その人に栄誉を送ってもらう儀式をつくるってことで

いちばんがんばった国民をお祝いしたいときのための準備ができるわけだよ

国民から選ばれたみんなの民意の総意である内閣総理大臣に賞を送ってもらうのもいいとおもうけど

それってその時々の時代背景で実務をもっているか癒着だの価値観がちがうだのでてくるよね

でも天皇がすごいのはずっと同じ一族だって、それが本当か建前かはしらないけどそういう定義

日本代表ってポジション つまり象徴をしてくれてるわけ

これがいいのが実行権限をなにももってないところ 宗教とかと同じで「すごいね」って言ってくれるそれに

私利私欲がついてないわけ 純粋に「同じ国民としてほこらしい」を言葉の内容以外なにも含んでないわけ

そのほかの人が、宣伝メディア露出でそういう事象二次利用しようとたかってきたりはするけど

賞賛のもの純粋賞賛としておくられるの

象徴って そういうことな

このシステム評価しないとなると 評価システムというものが稼いだ現金以外になにか評価できるものがある?

だと孫氏や柳井氏や前澤氏は国民の誉れだよね 安倍氏国民の総意の長で誉れだよね

君たちはなにも頑張っていないし彼らの企業選抜基準評価基準において枠外だから

なんでまだ人間やってんの? この無価値人間どもがってことを言われてもおかしくないよね?

そうならないように、みんなが平等であるために無償価値基準国家におこうっていうのが

象徴システムなんだけど それを否定してよしって国の単位に組み込まれたい人って

ちょっとおかしいとおもうよ?

2019-08-13

脊髄反社JASRACを叩く人に出くわした

出くわしたってか、普通にフォロワーさんでフォローもしてるFF趣味被ってるおじさんねんけど



最近JASRが16億円貯まってるから事業やるとかい記事

小生もJASはいろいろ思うところあり、まあ仕組みとしては必要だけど、無駄多いし、やり口がひどいとか改善点沢山よねって思ってる。

繰り返しになり、余談にそれるが、著作権管理する仕組みは必須、まあそのうちAIがうまく働いてくれるだろう。もっと言えば、音楽以外でも、例えば漫画イラストもっと言えば、ワンフレーズを超えるような小説映像作品セリフの一連の流れ(←これがどのレヴェルから著作権発生するかは知らんが)等も、どこかに登録して、なんらかの形で原作者お金が入るようになれば良いと思ってる(面倒なことはそのうちAIがやってくれるだろう)。もちろん、流用とか二次利用されたくない人が居たら登録しないか拒否する方で登録したらAIがこまめにパトロールしてくれるだろう。


閑話休題

JAの件は記事を読めば、16億えんという、庶民からしたらすごい額だけど音楽業界全体からしたらまあそんなにっていう額が貯まってしまメカニズムにも触れているし、J側も、もちろん慎重に言葉を選んで説明しているから、完全に納得することはできなくても、まあそういうもんかと落としどころ的な感じでは落ち着いて、あとはその16をいか炎上しないように、正しく音楽の振興に使うなりなんなり、こっからまた厳しい戦いだな、おつ。って感じで読んだ。

これくらいになって初めてRAC叩きの土俵だと思う。

いや、その16億は諸外国の一部がやっているように、うすくひろく権利者に配分すべきだろうとか、そもそも年間2億ぐらいあまるらしいけど、あまらさんような仕組みだって考えられるんじゃないか、とか。

そういう言葉に付帯して、これだからSRACは~~、とか、前にもJCはこんな悪行を~~とか、その辺はもう個人憎悪漏れなので好きにしたら、だけど。

そこまでコストわず、16億余るってなにやってんだ、馬鹿かよ! って叩くのも自由だし、なんなら、そういう釣りタイトルが功奏(⇔)してるんだけど、そこの浅さが露呈してしまってムズムズしてたら、そういえば、うちのじっちゃんがそういう時は増田を使えっていう教えを伝えてくれてたから書いた。


あと、うんちはいりません。

2019-08-07

anond:20190806000527

cider_kondo 増えない。一言だけでもしゃべりっ放しでも同額。ギャラは、映像作品種別の定額×ランク、で決まる。30分テレビアニメなら1000円かけるランク(最低15最高45)かける二次利用率(今は2.0だったと思う)で三万~九万円。

へー。

って事は「喋りっぱなしのベテラン主役が9万、一言だけのモブ新人が3万」みたいな感じなのか。意外と差がないんだね。

んで週1=月4回のアニメなら月収最大36万、と考えるとそんなもんか。

多少は作品によって変動するんだろうけど

2019-01-17

著作権法における「実演家の権利」とアダルトビデオ配信停止

id:BigHopeClasicです

さて、このエッセイについて

AV人権倫理機構へ「作品販売等停止依頼」をしました。|森下くるみnote

https://note.mu/kurumimorishita/n/n0d06015a3fd1

作家森下くるみさんが過去に出演したアダルトビデオ二次利用としての配信販売の停止の依頼をしたという内容です。

これについて、以下のようなブコメがあり、スターを多く集めていました。

b:id:aramaaaa これは微妙問題を含んでいて、通常の映画作品出演者の誰かが販売を停止したいと考えた場合できるのかってこと。AVとはもちろん若干違うのだが、法律上は同じ「映画著作物」ではないかと思うので

b:id:unfettered アダルトだけに、この行為理解できるものの、今後あらゆる表現物が、出演者の「忘れられる権利」によって廃盤にされたり本人出演シーンにぼかしが入れられたりすることにはならないか、が心配

かに、こういう点は気になるかと思います。ですが、結論から言うとそのご心配は「杞憂」です。アダルトビデオを含む「映画著作物」は、通常は出演者意向によって廃盤になることはありません。

「実演家の権利」について

アダルトビデオといえども、著作権法上における「映画著作物であることは基本的否定され得ないですが、その出演者であるAV女優には、出演したアダルトビデオ著作権は別途契約上の定めがない限り与えられません。

しかし、このような「映画著作物出演者」を含む「実演家」に対しては、著作権法は「実演家の権利」を与えています

例えば、著作権法91条1項は、実演家の有する「録音権及び録画権」について次のように定めます

実演家は、その実演を録音し、又は録画する権利専有する。

これによって、AV女優は、アダルトビデオメーカーに対して、自らの演技を録画させることを許諾することができるわけです。同様に著作権法は実演家に対して「放送権及び有線放送権(テレビラジオに限りネットは含まない)」「送信可能化権(平たく言うと、ネット配信のためにデータサーバにアップする権利)」「譲渡権(録音物録画物の頒布権利)」「貸与権音楽のみ。映画は含まない)」を与えています

映画著作物」における「実演家の権利」のワンチャン主義

そうすると「なんだ、実演家の権利簡単に出演作の販売差し止めできるじゃん」と思うかもしれませんが、話はそう簡単ではありません。

映画著作物」に出演した実演家の権利は、著作権法は非常に厳しい制限をかけているのです。

先ほど上げた実演家の録音権録画権に関する著作権法92条2項は以下のように定めます

前項の規定は、同項に規定する権利を有する者の許諾を得て映画著作物において録音され、又は録画された実演については、これを録音物(音を専ら影像とともに再生することを目的とするものを除く。)に録音する場合を除き、適用しない。

どういうことかというと、映画サントラ映画の音を録音する場合を除き、「一回出演OKって言ったら、その後あんたの録音権録画権を行使する機会はないからね」という意味です。つまり、昔だったら録った映画フィルムを複製するのは映画会社の自由だし、いわゆる二次利用のためにビデオテープDVDを作りまくるのも許諾なしにしていい。加えて、先程挙げた「放送権及び有線放送権」「送信可能化権」「譲渡権」全部そうです。つまり撮影時のギャラだけ払って撮影OKと言ったら後は著作権者は二次利用し放題、再放送映画専門チャンネルでの配信パッケージソフト販売ダウンロード販売自由ということです。

なんでこうなっているかというと、まあ、映画産業においてこれを俳優に与えていたらとてもじゃないけど産業が成立しない、ってことなんですけどね。もちろん契約で上書きすることは可能ですけど、そんな面倒くさい俳優使う理由もないですし(大物になれば別かもしれませんけど)。

#ちなみにワンチャン主義適用のない音楽業界はどうかというと、これは録音時にレコード会社が「実演家の権利」を買い取ってしまうのが通例です。こっちはこれでなんで問題にならないかと言うと、まあ、そういうもんだで通っているからですかね。

というわけで、「映画著作物」は、「通常の場合出演者意向によって廃盤になることはないのです。

さはさりながら…

とはいえ、もちろんこれは「出演に同意があった」場合の話です。昨今問題になった「出演強要」あるいは「台本と異なる強制性交」これらはもちろんのこと「出演の合意」など仮にあったとしても無効ですから二次利用についても同様に消すことができます。そういう意味で言えば、アダルトビデオメーカー側も、女優契約書を交わして「何がOKで何がNG」と女優意思を残しておくことが、メーカーを守ることにもつながるのですけどね。これについては毎日新聞がいい記事を書いていてくれました。

女優が語った本音 新ルールで変わる撮影現場

https://mainichi.jp/articles/20180419/k00/00e/040/258000c

森下くるみさんの場合は、契約書なんてなかったとはいえ、御本人の執筆活動などを通して「出演への同意はあった」ことは「黙示の同意」として明らか(なんか変な表現だな)ですから、ここは問題に成りえません。

また、アダルトビデオは通常の映画著作物と異なり、一旦出演者が出演に合意したとしても、その後になって出演者人権を著しく侵害するおそれを持ちうる性質のものです。こういうものに関しては、個別事情ごとに考慮することで、人権著作権バランス考慮するような裁判所判断が下ることもありうるでしょう。

自主的な取り組みとして、AV人権倫理機構による配信停止申し込みの代行とそれに応じるメーカープロダクションの動きも重要です。これについては、AV人権倫理機構が自ら書いている通り、「当機構賛同する枠組み内のAVメーカープロダクション対象としております。それ以外のメーカー無修正などのAV作品場合、当機構では対応が出来ません」という限界はありますが、逆に言えばこれらのメーカープロダクションユーザー側が支持することで、市場原理により賛同しないメーカー市場から退場させることもできるでしょう(闇市場については完全に刑事機構に委ねるしかないため、そこは本稿では触れられません)。

補足:TV番組について

アダルトビデオ専門チャンネルAV大賞のようなイベントAV女優トーク番組を除く「放送するためだけのアダルトビデオ」を制作することがあるかどうかわかりませんがそれがないという前提で本論から外れるので補足としましたが、上記の「ワンチャン主義」はあくまで「映画著作物」に適用されるもので、TVドラマTVアニメには適用がありません。

まり、かつては「録音録画」の概念がなかった生放送は言うに及ばず、一旦収録した後編集等を加えてから放送するドラマアニメにしても、こちらの二次利用映像ソフト化やネット配信など)は、収録の契約とは別途の契約必要になるのです。なお、放送の許諾を出演者から得た場合放送のために一旦収録することや、それを系列局に送ったり他の局に放映権を売って放送することはできますが、その場合出演者に「相当な額の報酬」を払わなければなりません。ブコメid: shigak19 さんが書いていたのはこれに基づくものです。また、映像ソフト化やネット配信は当然できません。

なんで映画(含むパッケージソフト産業)とTV番組でこうも違うんだと言うと、まあ立法された1970年メディア産業構造の違いによるとしか言えないでしょうね。その後で産業側の方が構造固定化されたために、実務上も問題になっていないということで。

ただ、この違いがとんでもない問題になっているのが「昔のTV番組WEBアーカイブ化」で、映画(含むセルビデオ)は文化遺産としてのウェブアーカイブ化は著作権者の同意があればできるのに対し、TV番組著作権者だけではなくエキストラの一人にいたるまで同意を得ないとWEBアーカイブができないのです。本人が死亡した場合は遺族の発見とか、存命中でも芸能界引退した人とか、元子役とかだとまず連絡を取ることができません。しか結構な大物でも、死後や引退後数年で簡単に連絡先不明になりますTV番組ワンチャン主義採用されていないのは、この点では問題なのです。

2018-10-20

anond:20180624223049

5万個のテーブルデータ(5万件のレコードのことかな?)、マクロが好きで、しか会社でっていうなら、普通にAccessを買って処理するのがいいと思う。

世の中にはExcelのシート上でデータベースシステムを構築しようとする人多いけど、

ちゃんとしたデータベースを作れる人にならないと、運用し始めたらスケーラビティファイルの同時アクセスデータ二次利用動作スピード諸々で詰むよ。

あとMac使いなら、もう答え出てると思うけどBootCampWindowsを入れるのがいいと思う。iMacVESAマウントタイプを選ぶのもいいかも。

2018-10-08

anond:20181008041622

あの利用規約って

キャラクター利用規約(以下「本ライセンスといいます」)は、Project A.I.(当製作委員会)が権利を有する

キャラクターキズナアイ」(本キャラクター)について、利用者が利用する場合の利用可能範囲及び条件を定めるものです。

利用者は本キャラクターを利用することによって、本ライセンスの内容に全て同意したものとみなします。

こうなってるじゃん?

仮にブレンダさんが、「Project A.I.(当製作委員会)に認められて、正式キズナアイとして就任?」したなら構わないだろうけど、

キズナアイ3Dモデル二次利用しているだけの人間であるなら、この規約に沿う必要があるよ。

anond:20181008011024

いやいやゆっくり実況とかVOICEROIDとか架空キャラクター自分の主張を代弁させる創作なんてゲーム実況から政治動画までめっっちゃたくさんあるし、キズナアイ輝夜月やミライアカリみたいなvTuberをそれだけで1ジャンル形成するくらいには同人誌で1キャラとしてセックスさせまくってたじゃん?

それが許されてきたのに、なんでキズナアイが「フェミニストです」って話す動画だけ許されないの?

リアルタイム性が高いってだけで、vTuberは背後に演者がいる架空キャラクターだよね?アニメと同じように、ネタ台本があってそれを演じているキャラクターだよ?アニメキャラの背後に声優いるからって、アニメキャラ現実存在だとは思わないはずだよね?現実創作区別ついてる?

まさかvTuber現実人間だと思ってるの?そもそも公式が他のキャラクターと同じように二次利用できるようモデルを公開しているんだから、その時点でキャラ化してるでしょ?

2018-09-08

そろそろけものフレンズ騒動について一言言っておくか (2)

さて、ポイントとなった「作品利用の件について」「どちらから降板の申し入れがあったのか」について考えていく。

作品利用の件について

福原氏がツイートした「12.1話委員会へ報告の上制作」「コミケにおける同人誌についても吉崎先生から許可」との表現について、「12.1話は報告しただけでなく、正式な許諾やチェックは受けたのか」「8月コミケの『こないだの仕事』ではなく5月コミティア頒布した『きょうびのいろどり (コンセプトアートを加工した表紙。内容はイメージボード設定資料等)』 の許可は取っていたのか」との質問複数Twitterユーザからリプライされた。そして、普段ならば一般アカウントから質問にも答える福原氏はこの質問に回答していない。

もちろん、リプライ殺到して目が通せなかっただけということもあり得るだろう。しかし、実は福原氏は半年前の「けものフレンズ最終回見逃し上映会で12.1話について既に触れている。

2017/04/15 「けものフレンズ最終回見逃し上映会 昼の部での「12.1話 ばすてき」についてのやり取り

テレ東細谷P「作るってことはなんとなく聞いてたけど、まぁ無声のgifアニメ程度の物かって思ってたら本編じゃん!って」

福原P「あれは同人です」

凡用人型兵器 16:30 - 2017年4月15日 https://twitter.com/bonyoh1/status/853148399457062912

細谷P「やりたいとは聞いていたけど、音もなく、まあGIFアニメみたいなものかと思ったら……音声もあり、音響効果もあり、ダビングもされていて……何だコレと」

細谷P「ロイヤリティ取るぞ」(笑)

福原P「これは同人です」

冗談で13話待機とかやってるじゃないですか。そしたら何か上がったというので、え、ほんとに?という感じだった」

mohno 23:09 - 2017年4月15日 https://twitter.com/mohno/status/853248940174589955

細谷P「なんだよあれ…声までついてるし「しゃべった!?」って本気でビックリした…あんなのいつ撮ったんだよ…たつきこわい…」

細谷P「あれこっちの許可取ってないからね!?なんなら権利関係申し立てできるから!?w」

福原P「あれは商用じゃないから、同人です」

けものフレンズ最終回上映会トークパートのレポみたいな:あーるのブロマガ - ブロマガ http://ch.nicovideo.jp/rgrey-siga/blomaga/ar1237533

個人の書き起こしであるため表現に細かい差はあるが、「なにか作る程度の『報告』はしていたが、情報共有はしていない」ことを福原氏が認めている点では一致している。また、制作費用についても「たつき監督の私財で制作したものか」との質問に「いやいや笑」と回答 (https://twitter.com/fukuhara_ystd/status/853204451548577792) しており、ヤオヨロズ資金から作成されたことを示唆している。

なお、福原氏の「一同人作家としての二次創作作品である」との主張だが、けものフレンズの「二次創作に関するガイドライン」では「「けものフレンズプロジェクト」に帰属する素材(イラスト動画、音声、楽曲等)を直接二次利用すること」を禁止している。12.1話を仮にirodoriによる二次創作作品と見なしても、ロゴ劇伴OPEDの利用には問題がある。

どちらから降板の申し入れがあったのか

事前連絡できないならお願いできません」「そのスタイルではirodoriは仕事できないので降ります」というやり取りが、求める側は「辞退された」と解釈し、一方で求められた側は「降ろされた」という解釈になるのは自然なことだろう。

まり

(追記)

割とはっきり書いたつもりだったので「つまりどういうこと?」みたいな反応がチラホラ出るとは思わなかった。「ヤオヨロズ福原氏の巨大なやらかし (自白付き) があるので、KFPもそりゃあ文句言うだろうし改善要求の一つも出るだろう。福原氏が悪い」です。

たつき監督補正でピンと来てない人もいるようだけど、例えばアニメポケモン制作会社のOLM社やワンピース制作会社の東映アニメーションが、勝手ロゴ劇伴OPED声優使ってポケモン特別編やワンピース特別編作ってYouTubeに上げた上で開き直ったら大騒ぎでしょう。今回は許すけど次からは言ってねの改善要求で済んだのは温情とも言える。

(追記ここまで)

FAQ

Q. 「ざっくりカドカワさん方面」とは何を指していたのかの謎が残っているね

A. 分からない。たつき監督契約交渉に立ち会っておらず、福原氏とたつき監督の間で伝達ミスがあったと考えるのが一番自然だと思うが……

Q. ヤオヨロズの無断利用が事実らしいのは分かったけど、それは口実で他の「本当に降ろしたい理由」がKFPにあった可能性はあるのでは

A. 完全には否定できない。ただ、何らかの理由で降ろしたかったのならば「この条件が呑めないなら2期はお願いできません」ではなく「無断利用があったので2期はお願いできません」と主張するのでは

Q. 吉崎が嫉妬でムクムクムクッなんじゃないの

A. ゴシップネットメディアの無記名記事匿名の「関係者によると」しかソースが無いため信頼性は低い。KADOKAWAが吉崎とヤオヨロズではなくKFP構成企業ヤオヨロズの間で調整した点、降ろすことを決めた時期より後にコミケ特別許可を出している点、問答無用で降ろそうとしたのではなく条件を出した点等と矛盾する

Q. なんで「ばすてき」がダメでしたって直接書かなかったんだろう

A. 分からない。ただ、あのタイミングでそれを書いたら「ファンサービスの鬼のたつき監督と頭の固いうるさい大企業ども」というアングルになって火に油を注ぐ結果になったのは間違いない

Q. KFPが我慢してヤオヨロズが好きに作品利用するのを認めれば少なくともその場は丸く収まったんじゃん

A. そうだよ。しかし、それを外部から権利者以外が強要することはできないし、版権をノーチェックで利用されて準公式のごとく振る舞われるのは受け入れがたいリスクだろう

(追記2)

Q. 「12.1話」は消されてないし、「Japari Café」のオーディオドラマの設定にも組み込まれてるから無罪なのでは

A. KFPの要求は「使うのは絶対に許さない」ではなく「情報共有を求める」なのだから、「今回は仕方ないけど次からはやめてください」となるのは自然情報共有さえしてもらえれば引き続きお願いしたい段階で、いきなり法的手段を振りかざして消すほうが違和感がある

(追記2ここまで)

お返事のコーナー

id:kamm 『求める側は「辞退された」と解釈し、一方で求められた側は「降ろされた」という解釈になるのは自然なことだろう』まだこんなレベルで書いてる人いるんだ。その後何回も話し合ったことは増田はどう理解してんの?

交渉決裂を両者がどう解釈するかと、その後何回も話し合ったことって関係なくない……?

id:mohno 細谷Pが「たつき監督の2期を見たいと製作委員会一同が思っていた。その方がビジネス的にもうまくいく」って発言してるんだよ→ https://twitter.com/5biohazard/status/947452122185871360/video/1 製作委員会以外で権利行使できるのは誰?w

2017/12/31の「けものフレンズ 年末特番」でのコメントだね。好きにさせた方がビジネス的に上手くいくがそのリスク普通呑めないという話で……、つーかFAQぐらい読んでくれ。

id:hiduru_k ヤオヨロズ視点で、「好き勝手できないから降ります」って言うもんかなー、って疑問は残るような。柱だった「てさぐれ」を失って、その代わりに手に入れた大ヒット作をその程度で手放そうと思うもんかね。

福原氏は「オリジナルを作らないと儲からない」「オリジナルをやる」って主張をアニメアニメ!のインタビューアニメビジネスフォーラム+、デジコレ8、アニメジエンス Vol.14等で主張しているし、たつき監督自体ファンがついたのでその辺やれると踏んだんじゃないかなあ。

2018-08-21

anond:20180821130054

ビックプロジェクトでもない個人制作映画で、権利周りちゃんしろってのを上田に求めるのは酷

おまけに、最大のチャンスだった

上田大坪に『GHOST IN THE BOX!』の映画化を提案

 ↓

上田大坪経由で荒木にも声をかけて三人で映画化を進めるも頓挫

の時に和田隠居状態なのも問題

市橋も釘刺してるから無能ではないんだろうけど、

和田のもとに市橋から原案として整理した」と一方的な連絡

リメイク二次利用権利破棄を求めた原案利用契約書が送られてきてブチギレ

が完全に前時代対応すぎて、ここで無能覚醒たか。恐らくメディア化とかで金払うの渋ったんだろうな

ちょっとケチったおかげで大損害だな

カメラは止めるな!』 盗作騒動時系列

劇団PEACEにて、和田(劇団主催者)企画演出荒木(劇団員)脚本舞台GHOST IN THE BOX!』が公開

 ↓

上田(映画監督)、友人の大坪(劇団員)が出演していた舞台GHOST IN THE BOX!』を見る

 ↓

上田大坪に『GHOST IN THE BOX!』の映画化提案

 ↓

上田大坪経由で荒木にも声をかけて三人で映画化を進めるも頓挫

 ↓

上田、一人で映画制作再開、オリジナル作品として脚本を書き直す

 ↓

映画カメラを止めるな!』が公開

荒木大坪名前企画開発協力としてクレジット記載

クレジットにいれたことのみの連絡はあったが、許諾に関する話や謝礼はなし)

 ↓

市橋(プロデューサー)が上田に『GHOST IN THE BOX!』の名前を出さないよう指示

上田パンフレットインタビューなどでは「とある劇団舞台に影響を受けた」と発言するに留める

 ↓

和田、『カメラを止めるな!』が話題になってその存在を知る

自身作品リメイクだと知り喜び、鑑賞後に絶賛ツイート

 ↓

和田ツイート上田感謝のリプを送る

 ↓

和田クレジット原作GHOST IN THE BOX!』と劇団名を記載してほしいと申し出るも上田拒否

 ↓

和田、納得いか市橋(プロデューサー)を含めて三人で協議

市橋が「配給拡大が決定していてクレジット変更が効くのは今日迄で時間がない、ひとまず原案としてクレジットして、原作かどうかは再度協議しよう」と提案

 ↓

カメラを止めるな!』の配給拡大

上田原案クレジットされたことで『GHOST IN THE BOX!』の名前公言するようになる

 ↓

和田のもとに市橋から原案として整理した」と一方的な連絡

リメイク二次利用権利破棄を求めた原案利用契約書が送られてきてブチギレ

 ↓

和田契約拒否して週間FLASHぶっちゃけ

 ↓

週間FLASH、『カメラを止めるな!』興収10億円突破にあわせて記事掲載イマココ

anond:20180821073343

誰々の話でした、でまた聞き紹介など情報二次利用をする方もする方の立場も守ることができるのに

情報利用者観測点の情報特定押し付けしまうことになったり

理論上よい話なのだからなくてもよい→実在しない情報の利用についての責任制→自己責任回避のための攻撃的態度

という状況により口悪く相手にとって受け取られ方が心地よくなくなるような言葉選びでの返答を誘発させることになるのは散見されるところです。

これはよく理想を追い求める強力な指導者破綻している論理に向かって強行する姿勢物語などでも表されます

これをネガティブ思想と考えず、そういった態度で自身を守ることができると考える方が出てきてしまっているようにも見えます

物語実在しない盲目的に服従する下位の支持者、実務者がいるのですがネットではその数がなくとも、気分的にあるような気持ちになれている所や

匿名であることがその状況に近い高揚感を持たせていると思います

実際に、言葉優しく足りない部分を指摘してくれていれば、嘘も方便かと思うのですが、事実自身のとられた態度について

どのような意図で、どのような行動規範で、何の証明のためにされているのか、お考えいただきたいです。

「ただ自分気持ちがよくなるから」という返答を折り返しご自身が受ける事になったときお気持ちも予想されつつ、どのような意図お話しをされる相手に与えることになるか

言葉を選びやすくなる情報であるものをお選びになられるようになればと思います

自身の支持される情報源が嘘ではないか信じていいのか裏切られたとき自身保護しないといけないのではないかという不安とともに良い話をお話しされるより

だれかにお話しされるとき安心してご自身への回帰を受け流せる発信の仕方である情報をご利用されることを願っております

2017-10-02

まず最初

 

けもフレ吉崎観音KADOKAWAの梶井がメインとなって作り上げたプロジェクトである

メディアが「基となる世界観」を利用し、独自解釈・展開していくスタイル採用している。

二次創作」、及び「三次創作」は認めている。

 

 

アニメは「けものフレンズプロジェクトAからヤオヨロズ」に制作依頼をし、受注を受けたヤオヨロズ制作・納品したものである

たつきは「0から1を生み出したクリエイター」ではないが、「売上を0から1にした一歩踏み出せた監督」ではある。

 

 

そして、たつきヤオヨロズ一方的に出している文章と、けものフレンズプロジェクトAKADOKAWAを含めた製作委員会)が一方的に出した声明がある。

 

 

この二つから可能性を追う必要がある。

 

 

アニメけもフレ権利はどこにある?

 

アニメ全般においては、けものフレンズプロジェクトA権利がある。

それ以上それ以下でもない。けものフレンズプロジェクトA絶対である

元の形態を考えれば、「けものフレンズプロジェクトからアニメ展開を行うに当たって発足したのが「けものフレンズプロジェクトA」だ。

 

 

12.1話処遇について

 

12.1話二次創作として話をする。

また、許諾は現在確認できる範囲では「けものフレンズプロジェクトA」ではなく「吉崎観音の口頭での約束」のみである

テレ東のPが「12.1話は訴えられる」として、ヤオヨロズのPが「同人です」と答えていることから許諾のない二次創作であると言える)

 

 

禁止事項に

(2)「けものフレンズプロジェクト」に帰属する素材(イラスト動画、音声、楽曲等)を直接二次利用すること(著作権侵害)

とあるが、等の部分に3Dモデルが含まれるならば二次創作と言っても12.1話はアウトである

一次創作はKFPAが依頼した場合にのみ発生するので、一次創作としては考慮しない)

 

 

しかし、3Dモデルけものフレンズプロジェクト帰属しない素材の可能性が、限りなく無いに等しいが1%未満の確率である

ある以上は考慮しなければならない。

 

 

契約がザルすぎて3Dモデルけものフレンズプロジェクト帰属しなくて良いといった場合

ヤオヨロズ所属ヤオヨロズから給料を貰って仕事として3Dモデルを作ったのならば、その3Dモデルヤオヨロズ管理になる。

この時たつきは、3Dモデルヤオヨロズに無断で使って動画を作ってアップしてはいけない。

ヤオヨロズたつき許可を出して作ったのならば、

禁止事項の

(1)有償無償に関わらず、事業性の高い営利目的での利用

に該当する(ヤオヨロズ広告)と判断やすくなり、簡単な話ではなくなる。

成果物有償無償わずたつき動画を作る為の事業として声優を呼び、スタッフを呼び、となったらアウトなのである

 

 

しかし、ヤオヨロズ所属していたがフリーランス的な契約で「業務委託契約」で制作したのかもしれない。

この時契約次第ではたつき(irodori)に3Dモデル権利があった可能性もある。

この場合はirodoriとして

(1)有償無償に関わらず、事業性の高い営利目的での利用

に該当するかどうかであるが、事業性の低さから禁止事項には抵触しないと考えられる。

 

 

だがその場合於いては、「irodoriに依頼したらそのモデル勝手に利用される可能性があるクリエイター集団」として認識されるだけである

 

 

動画の削除について

 

権利侵害なのだから削除要請されるはずだ。削除されないのは許諾を得ているからだ、というのは想像に過ぎないのだが

その想像を振りかざすのならば、権利者がファンを喜ばせるために黙認した、という想像も許されるべきである

真偽は当事者しかからない。

どちらも可能性がある以上、片方のみを条件にしてはいけない。

 

 

コミケでの頒布について

 

これも「12.1話処遇について」と同じことが言えるが、どこに3Dモデル権利があるかである

許可は得た、が内容まで許可を得たのだろうか?

アニメ監督として同人誌を作りたいか許可が欲しい」程度のものか?

或いは「設定資料集として出したい」か。

許可を得た、の範囲検閲まで済んだものなのか。

普通許可を得て書籍を作る場合権利を持っている会社検閲が入る)

 

 

頒布数・価格によっては過度な利益性が認められることになるが、頒布数・価格の申告はあったか

 

 

許可を得ている」だけでは「ここまでやっていいとは言っていない」の範囲に到達することもあり、

例え許可を得ていると言っても権利元が渋い顔をしたかアニメ製作会社としての評価が下がってしまった可能性はないか

 

 

これも12.1話と同じで、可能性の想像を振りかざすのならば

一線を超えた可能性の想像考慮しなければならないのである

 

 

声優オーディション処遇について

 

そもそもヤオヨロズ声優を抱えていない。

関連会社親会社芸能事務所であるが、ヤオヨロズは違う。

しかし、ヤオヨロズ福原が「そこで一緒にアニメを作っていく人を、なるべく僕らの仕事のやりかたを理解している人たちで固めたほうが、最終的な作品アウトプットが良くなるのではないかなと。アニメ制作過程で一番お尻にある音声の収録=声優さんたちの仕事と、動画制作シームレスにつなぐことで、作品としてブレが少ないもの制作できるのでないか。」

と考えて声優を抱えようとした。(オーディション親会社主体になったようだが)

その時に何を考えたかはわからないが受注しただけのヤオヨロズが「けものフレンズにも出れる可能性がある」と銘打ってしまった。

出回ったメールスクショが正しいのならば「けものフレンズ声優オーディション」となっていて、明らかにけものフレンズを全面に出したプロモーションだった。

そして、それは取り消された。

 

 

けものフレンズプロジェクト」は商標勝手に利用された為に警告したか?(商標株式会社ファミマ・ドット・コムが所有)

或いは自主的に取り消したか。どちらにしても取り消したということは、けものフレンズ名前は使えなかったのである

 

 

もしも無断なのだとしたら「情報共有をしろ、という警告」で済んだのはだいぶ温情であると言える。

商標はそれだけ重要なのである

 

 

この話に於いては、ヤオヨロズに有利な情報は一切無い。

それは、取り消した時点で「許可を得られなかった」と判断するのが妥当であり、許可を得られた可能性の考慮すら必要ないのだ。

その他の話では「許可が得られた可能性がある」を判断するに足りる。消されていない、頒布できた(その後訴訟に至っていない)からだ。

 

 

声優オーディションと辞退の時系列について

 

声優オーディション9月になっても行っていた、KADOKAWA側の声明である8月の辞退連絡」とは整合性が取れない。

からKADOKAWAが嘘をついた、というのも可能性としてある。

 

 

が、別に9月の時点でヤオヨロズも「けものフレンズに出す」とは言っていない。

けものフレンズ制作するヤオヨロズ作品に出演できる可能性も」にとどめている。

 

 

6月メールで「けものフレンズ声優オーディション」の文面が修正されたので、

この時点で指摘をうけたか自主的に削除したかはわからないが、けものフレンズ出演が確約ではなくなっているのだ。

 

 

9月の「けものフレンズ制作するヤオヨロズ作品に出演できる」は嘘ではないだろう。けものフレンズに出演できるとは言っていない。

 

 

けものフレンズプロジェクト声明ヤオヨロズ、どちらが嘘をつかずとも成り立つ事象である

 

 

工作員

 

ヤオヨロズに関して悪い方向に対しての条件が多いと思われるだろう。

しかし、良い条件が少なすぎるのである

 

 

そうすると次に「火消しだ」「工作員だ」と言うのだろう。

どこの火消しであり、工作員だろうか。

 

 

揉めているのはKADOKAWAとではなく、けものフレンズプロジェクトであり、商標を持つファミマ・ドット・コムであろう。

自分ファミマ・ドット・コム社員で火消し・工作員というのならば「そう捉えられてもおかしくない、受け入れよう」と思うが

KADOKAWAの火消し・工作員」と言われると「どこにその要素があったか」と逆に問わねばならない。

 

 

いずれに案件においても「紙一重」であることが問題なのだ

権利者が怒りかねないものしか功労者として許せるものギリギリラインである

からこのように情報錯綜するし、怪文書が出回る。

 

 

いま現状、たつき信者と呼ばれる側、火消し工作員と言われる側の「どちらの言い分も等しく存在し得る状態である」のである

 

 

ひとしきり憤ってそろそろ落ち着いてきたフレンズも少なくない。

ヤオヨロズがどのような声明を出すのかを待ちつつ、それまでは自らにしっくり来る言い分を見つけて日常に戻るのも良いのではないだろうか。

 

 

少なくとも、竹書房に問い合わせするのは辞めよう。迷惑から

返信

から低能ヤオヨロズがどういう声明を出すと予想してんだよw なーんにも予想しないでだんまりは駄目だってカドカワ擁護してるだけだろうがw

 

ものプロジェクトA声明に対する反論でしょうね。

それ以外無いですし。全面的に認めたらヤオヨロズ解体せざるを得ません。

 

あと、ヤオヨロズたつき否定KADOKAWA擁護というのは些か短絡すぎるのではないでしょうか。

思考の停止も悪くないですけどね。自分脳みそ溶かしてKADOKAWAが悪!と言えたら楽だったと思いますよ。

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