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2018-01-24

eSportってなんだよ

あれは、要はゲーム団体リーグ戦か?

別にプロゲーマーはありだと思うが、スポーツじゃないべ。

ブタゲーマーがかっこうつけてもスポーツちゃうやろ。

そこは一線ちゃんと引いて、違う売り出し方した方が受けんちゃうか?

2018-01-13

TetrisTournamentOnline5に備えた選手プレビュー

テトリスフレンズ世界最強を決めるトーナメント、TTO5が1月19日から開催ということで、前回大会TTO4 Stage2の参加選手や、国内最強を決める大会と言っても過言ではないS級リーグ参加選手から個人的趣味全開で紹介していきます

海外

対戦テトリスシーンにおいて日本は一歩進んでいて、そこにはテトリスDS以前から続く技術の共有という土台があるわけですが、テトリスフレンズ上位勢は日本人だけじゃないぞと言わんばかりに存在感を発揮しているプレイヤー複数いることは喜ばしいことだと思います。が自分海外勢の試合動画

などは正直あまりたことがなく浅い解説になることを先に侘びておきます

・HD_Blink

言わずと知れた伝説2010年行われたhebo_MAIとの対戦が記録された動画ニコニコ動画で100万回再生され、対戦テトリスシーンに明るくなくとも見たことがあるという方は多いのではないでしょうか。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm10602397

HardDropという世界規模のテトリスコミュニティを立ち上げたことでもおなじみで、彼なしに今のシーンは語れないと個人的には思っています

プレイの特徴としてはきれいな積みと高い速度、安定した掘り能力を高い次元で両立していることが挙げられ、ベーシックな強いテトリスといった感じで、好きです。ただここ数年プレイヤースキルインフレから取り残されているような印象もあり、HardDrop背負ってるんやぞというところで踏ん張って欲しい。

・OnePunMan

海外最上位の高火力プレイヤー。パーフェクトクリアDT砲、Mr.Tspin'sSTD等モダンな開幕を多用する傾向にある。

素早い掘りとTspinを軸に前回大会TTO4では前述のHD_Blink、40LINE世界一のMicroBlizz、後に異常なゲームスピードにチューンされたJstrisを採用して行われたHardDropOpen IX3位を記録することになる実力者TheAtomicNumber(jkwon)を破り、ルーザーズ準決勝まで勝ち上がった実績の持ち主。ファンが多いイメージがあります。おそらく片手プレイで一番強く、速いのは彼。

・ TheAtomicNumber(jkwon)

かなり強い、ということは確かだけど本人視点動画の公開にあまり積極的ではなく、よくわからないというのが正直なところ。今一番アツい競技タイトルNESテトリスもやっているらしい。無職らしいので応援してる。

・yakine

自由自在にTspinを組む変態。その発想力もさることながら速度もカンストの一歩先を行っていることは、Jstrisにおいて40LINEsub19達成済みということからも伺える。自身YouTubeチャンネルアップロードされているfreestyle tspinシリーズは必見。

https://www.youtube.com/channel/UCTbO3v86xrnlYupklGP8Mew

ただ、何手かの置き方を固めてしまタイプのTspinというのは、どうしてもその前後に隙ができるため、それを極めたプレイヤーが同等以上の相手とやりあう場合それを発揮することは難しい。そのためにjkwon、OnePunManといった最上クラスプレイヤーからは少し落ちるというのが個人的見方です。事実HDO IXではjkwonに対して11-1で負けています

・MicroBlizz

最速。世界で唯一40line17秒台を出せる男。

速度を出せば出すほどソフトドロップラインクリア時間の占める割合が上がっていくので、速い=強いというわけではないのですが、それでも強いのがMicroBlizz。TTO4では15-12という僅差でOnePunManに負け、惜しくも敗退となってしまいましたが、今回は頑張ってほしい。あとTwitchで顔出し配信してて面白かった。

プレイスタイルとしては速度を出して掘り続け無理なくTspinを挟んでいく、ややこしい形は避けとにかく速度といった感じで、40LINEで見せる鬼のような積み込みとのギャップ面白い

余談ですがS級が新設される前の第一テトリスフレンズA級リーグに唯一海外勢として参加し、5勝4敗で3位という成績を収めています

国内

世界最強と言っていいメンツが集まった2017年第三回S級リーグ個人的に好きなプレイヤーからTTO5参加するんじゃないかなーしてほしいなーという予想と希望を織り交ぜつつ紹介していきます

・hebo_MAI

HD_Blinkの項でもちらっと名前を出しましたが、彼は名実ともに世界最強のテトリスプレイヤーです。テトリスDS全一テトリスオンラインジャパン世界一、TTO3連覇など成し遂げた偉業は数知れず、彼に勝てる人間存在しない、異次元であるという畏怖の念とともに宇宙人なんて呼ばれていたhebo_MAIはおそらく日本の対戦テトリスシーンで一番の有名人なのではないでしょうか。

そんなhebo_MAIですが、近年対戦テトリスに対するモチベーションがなくなっているようで、その無双っぷりに陰りが見え始めていたことと合わせて勝てなくなったから逃げただの、あめみや(ぷよぷよテトリス全一)に負けただけでHBMさんも強いかテトリス教えて欲しい^^だの言われています自分全然今でも最強だと思ってるので頑張ってほしい。

テトリスに対してのモチベーション自体ガッツリあるようで、最近ではTGM3のSHIRASEという人外向けモード前人未到のsub4を達成しました。やっぱり宇宙人じゃないか

https://www.youtube.com/watch?v=tPDYNuldc-4

プレイスタイルは正直わからない。何時間動画を見続けても彼のプレイだけはなぜ強いのかが明確にならない。言語化できる範囲を外れたところにhebo_MAIのテトリスはあり、それが長らく彼を倒せる人間が現れなかった理由であると思っています

・aitsu_k

TTO4 2位、2017年第3回S級リーグ3位、最上クラスプレイヤーであることは間違いない「技術の人」aitsu_kですが、どうしても大事な場面で勝てないイメージがあります。TTO4はダブルイリミネーショントーナメントで、決勝含め2敗しない限り敗退ということにはならないのですが、aitsu_k自身が15-11ルーザーズに落としたYUIMETALに対し、決勝で15-13、15-13と2敗してしまい2位という結果に終わりました。

あの世界最速MicroBlizzを破り、鬼耐久YUIMETALを破り、無職jkwonを破り、TTO3連覇宇宙人hebo_MAIを破りようやくたどり着いた決勝で、自身が15-11をつけた相手に2敗です。

これまで絶対的な一位というところには及んでいないaitsu_kですが、その技術は確かに世界一です。aitsu_kのテトリスはもはや芸術の域にまで達していると言っていいでしょう。そんな中TTO5の噂が出ており今度こそ大きなタイトルを、有無を言わせない形でその手に収めてほしいです。

その確かな技術で出せる火力をしっかりと出していく、賢いプレイヤーであるaitsu_kの試合動画プレイヤーにとってかなり参考になるものになっていると思います。彼のYouTubeチャンネル試合動画等は揃っているので一度見てみると良いと思います

https://www.youtube.com/channel/UCo2mU2ARzuanticHndVrkyA

・whipemerald

whipemeraldというプレイヤーを1つの言葉表現するならばそれは「変態」です。常人では考えつかないようなプレイを軽々と繰り出していく様は気持ち悪さすら感じさせます知識で差がつくところは全て習得しているのではないかというような変態プレイヤーですが、2017年第三回S級リーグでは全敗で最下位という不名誉な結果に終わっています。第三回S級リーグには、megurokki、ajanba、aitsu_k、YUIMETAL、hm_39、Fran_sが揃っていて、面子面子だったというのはありますが、特筆すべきなのは6敗の内3敗がデュースに持ち込まれての負けというところです。狙ってもできることではないこの成績ですが、メンタル面での課題と同時にその確かな実力が見えてきます。がんばれwhipemerald負けるなwhipemerald。

そんなwhipemeraldですが、その豊富ノウハウをまとめたスライド(一部ではほゐスライドと呼ばれています)を公開していて、非常に役に立つのプレイヤーのみなさんは熟読しましょう。

https://twitter.com/whipemerald/status/872815068026609665

・YUIMETAL

世界王者YUIMETALのテトリスは徹底した堀りによって成り立っていて、彼は後の先という言葉が一番似合うテトリスプレイヤーです。高い掘り能力によるカウンターというのは相手による、場合によるところが大きく、実際勝敗にブレが出ていることもあります。通常のプレイヤーを格付けするには15本先取というルール問題ないのですが、4列ComboであったりYUIMETALのような掘り特化型プレイヤーの対戦では不安定になりがちで現状では危ういというのが正直なところです。が、速度というコストに見合った掘りができるプレイヤーというのはほとんどいない中、掘りを武器にTTO4を勝ち抜いたという唯一性は世界王者の名にふさわしいと自分は考えますルーザーズを2回戦から勝ち上がり、OnePunMan、hebo_MAIとダブルスコア以上を付け、決勝で待ち構えるaitsu_kを二度下すことが偶然によってできるということはないと言っていい。

名実共にYUIMETALはTTOの歴史を塗り替えた世界王者であり、世界最高のプレイヤーです。

・megurokki

テトリスフレンズの王。火力に於いてmegurokkiに勝てるプレイヤー存在しない。異常な速度による強引な積み込みと一切速度を緩めず撃つTspinによる火力。基本的なことを異常な速度と質で組み立てるとこうなるといったプレイヤーで、他の最上プレイヤーと比べ明らかに頭一つ抜けている。しかしあまり大会というものに興味が無いのか、どの程度強いのかという部分があまりからなかった中、参加人数が明らかに足りなかった2017年S級リーグに締め切りギリギリで参加表明。その後駆け込みで続々集まった結果、あの世最高峰リーグ戦が観られたわけで、本当にありがたい。

hebo_MAIにあたりが強いことでおなじみで「へぼまいぷよテトとテトフレで勝てなくなってアーケードいったけど成功してよかったな」だとか「へぼまいの全一記録 ほぼマイナー競技やん」「へぼまいがブロンズにいても勝てるやん」など力強いナイフ飛ばしています。やめてあげてほしい。

・ajanba

2017年S級リーグ全勝優勝、 HDO IX優勝と今一番強いプレイヤーはajanbaだと言い切ってもいい。頭一つ抜けた強さを持つのがこのajanbaです。

開幕にパーフェクトクリアや中開け4列Comboを採用し、Combo対策を取ろうというところに連続パーフェクトクリアをぶつけるような少し尖った戦術、開幕を抜けたら少し落ちるかというとそうでもなくmegurokkiと殴り合えるレベルの超火力も持っている世界最強テトリスプレイヤー、それが自分の中のajanba。彼は基本的自分から大々的に配信をしたりアーカイブアップロードしたりといったことをしないので、正直あまり彼のテトリスを知らないところがあります

人外同士のぶつかり合いが今から非常に楽しみです。こちらからは以上です

2017-12-23

オールスターもの主題歌を流してくれ

プリキュアならDX1やDX3

ライダーならオーズフォーゼ(とW)の時のムービー大戦

いや、どれも映画としてまず面白いのもそうだけど、

主題歌流れるところが最高に気持ちいいんだよね

権利問題とか色々あるんだろうけど、こここそ頑張って欲しい

みたいなことを考えてて思ったんだけど、

ポケモンって、無印時代と金時代を同一シリーズとみなすと

無印金銀

AG

・DP

・BW

・XY

SM

で、今やってるのが、6個目なんだな。

これ、もう、この時のリーグ戦でそれぞれのシリーズから一匹づつ連れてきて、主題歌流しながら戦おうよ

ピカ様ジュカインゴウカザル、(誰だっけ、ワルビアル?)、ゲッコウガ、(誰になるだろうな、ルガルガン?)で六匹。

これもう、次作以降ではやれないんだぜ? 手持ちは六匹までだから

(いや、リザードンおらんのかなり違和感あるから、正直XYでやっとけばよかった感あるな)

2017-09-11

バレーボールってさ

よくサッカーなんかで言われる「代表戦になると急に騒ぐけど普段リーグ戦無視

されてるスポーツの最たるものだと思うんだけど、怒らないんだろうか

2017-07-01

続・藤井聡太四段で学ぶ「観る将」入門

こんにちは。ほんの思いつきで書いた「観る将」入門記事https://anond.hatelabo.jp/20170623083815 )が怒涛のブクマいただきましたこと、厚く御礼申し上げます増田で1000どころか20もついたことないのに!

なるべく平易に、軽く、それでいて軽薄にならないように書いたつもりでしたが、「本当にこれで分かりやすいか?」「飯の話しかウケないんじゃないか?」などの葛藤もあったのでこの反響は素直に嬉しく思います

Twitterを見ると将棋漫画の作者様や本職の将棋ライター観戦記者の皆さんに怒涛のごとくシェアされており、極度の緊張で1日8時間しか眠れません。

さて、29連勝ですね。何が何やら分かりませんが、ともかく未知の領域です。

対局の雑感や今後の展望を語るとともに、前回の記事にいただいた質問等、私に分かる範囲でお答えしたいと思います

対局雑感

仕事の合間に中継をチラチラ見ていました。夕方頃には増田四段が勝ちやすそうな局面に見えたのですが、その後の藤井四段の角と桂を生かした反撃が鮮やかでしたね。

私のへっぽこ棋力では増田優勢に見えても、プロ的にはまだまだ難しかったということなのでしょう。

増田四段も持ち味を見せましたが中終盤にかけて藤井四段の強さが際立ったといった印象です。はてなの皆さんはもちろん増田推しでしたよね?残念でした~。

Q.将棋ことなんてわかんねえよ!そんなことより飯はどうだったんだ飯は!

竜王戦本戦比較的持ち時間が長い(各5時間)ので、昼夜2回の出前チャンスがあります

藤井四段→昼:豚キムチうどん 夜:五目炒飯品切れのためわんたんめん変更

増田四段→昼:ミニとんかつ定食 夜:ヒレカツ定食ライト(+肝吸い)

不本意な注文変更を強いられた藤井四段に対し、増田四段が気合のカツ連投で藤井四段の作戦変更を咎めていく展開となりました。

しか藤井四段が得意の麺類に切り替えて頑強に抵抗したため、最終的には増田四段にミニ+ライトという軽い打撃のツケが回ってきた格好です。

歩は将棋で最も重要な駒だが、歩のみで勝つことはできない。同様に、ジャブだけで飯対決には勝てないのだ。

ちなみに私が確認した中で藤井四段は本対局を含めこれまでに出前を22回、うち15回麺類を含むメニューを注文しています特に多いのはうどん(6回)や日本そば(6回)などの和麺であり、みそ煮込みうどんなど熱々系の注文も辞さない構えです。

これは「鍋焼きうどんも好きなのですが、熱いので、冷めるまで待っていると15分ぐらいかかる」とうな重転向した加藤一二三 九段とは対照的ですね。

前回いただいたコメント

いつも対局料とか賞金見ると将棋界のお金の回り方がよくわからなくて、スポンサーってどのくらいいてスポンサードすることでどれだけ利益があるのだろう

これはプロスポーツにおけるスポンサーと似たような話ですね。

スポーツにも囲碁将棋にも言えることですが、競技へのスポンサードは広告だけでなく文化振興という意味合いも少なからずあるので、スポンサードすることでこれくらい利益がありますというような定量化が難しい側面があります

分かりやすい例としては出版関連事業でしょうか。報道各社は主催する棋戦の観戦記等を出版したり、本紙に棋譜掲載しています。またマイナビ女子オープン主催するマイナビも棋書を多く出版しています

このような事例はスポンサードしたことによって直接的な利益を得ているとも言えるでしょう。

ちなみに日本将棋連盟の「棋戦一覧」( https://www.shogi.or.jp/match/から各棋戦の「詳細情報」を見ると主催者スポンサー)が分かります

主要タイトル戦は全国紙主催地方紙の共催が多いですね。他には囲碁・将棋チャンネルNHKなどの放送局リコーなど民間企業加古川市倉敷市など自治体主催のものもあります

日本将棋連盟収益が実際どうなってるのか気になる!という方は財務諸表https://www.shogi.or.jp/about/information_disclosure.html )などを眺めてみるのも面白いかもしれませんね。

プロ入り28連勝の棋士を5敗もさせる3段リーグかい地獄があるのか」

「あまり注目されないけど、プロ無双している藤井くん奨励会ではそれなりに負けている」

「これほどの怪物に5敗も土を付ける三段リーグが如何に地獄の魔境かってことだよな」

そうなんですよね。前回もさらっと説明しましたが、三段リーグは年に2回開催され、奨励会三段たちが各18局を戦って上位2名が四段昇段・プロデビューを果たすという地獄リーグ戦です。

これまでに60回開催されたものの未だに全勝で突破した三段はおらず、現時点では16勝2敗(5名)が最高成績です。

中には11勝7敗で辛くも昇段した者(2名)もいれば、14勝4敗という好成績を挙げながら昇段を逃した者(4名)[注1]もおり、年齢制限と相まってこの辺りも地獄とされる所以でしょう。

三段リーグで5敗してるってことは、やっぱこの連勝中に飛躍的に強くなってるってことだろうか。それともいまの三段に化け物の卵がひしめいているのか。

これはどちらとも言えるかなと思います。前回の記事でも触れましたが、棋士の力のピークは30代半ばまでとされており、例えばそれを過ぎた棋士が絶賛修行中の三段とまみえれば敗れることもあるでしょう。

新人王戦では都成竜馬三段(現四段。イケメン)が奨励会員でありながら優勝を勝ち取った例もありますインターネット対局や棋譜データベースの発達で研究障壁が下がった点も無視できません。

このあたりは現役棋士大平武洋六段のブログhttp://oohira243.blogspot.jp/2017/06/blog-post_36.html )が現場の肌感覚として参考になる気がします。

ただ、その一方で藤井四段が急速に成長しているのもまた事実だと思います。ここで彼の奨励会時代の成績を見てみましょう。奨励会ウォッチャー情報の継ぎ接ぎなので多少ずれがあるかもしれませんがご了承ください。

段級位勝敗規定
6級○○○●○○●○○○○昇9勝2敗
5級○●○○○○○●○●●○○●○●●○●●○○●●○○○●○○●○○○●○昇9勝3敗
4級○●●○○○○○○昇6連勝
3級○●●○●●●●●●B○○○A●○○○○○○昇6連勝
2級●●○○●●○●○○○●●○○○●○○●○●○●●○○●○○○○○●○●○昇9勝3敗
1級○●●○○○○○○●○○○○○昇12勝3敗
初段○●○●○●○●●●○●●●○○○○○●●○○●○休○○○●○昇12勝4敗
二段●●○●○●●●○●○○●○○○○○○●○●●○●○○○●○○○昇14勝5敗
三段リーグ○●○○○○○●○●○○○●○○●○13勝5敗・1位

通算208局132勝76敗(.634)

ご覧の通り昇級・昇段ペースはかなり早い部類ですが、プロデビュー後の彼ほど圧倒的ではない、というのはお分かりいただけるでしょうか。

3級まではあっという間でしたがここで少し足踏みをします。6連敗してるんですよ!6連敗!【アルファベットの補足:成績が悪いと「B」を取り、Bを保持した状態で再びBを取ると降段級、という仕組みです。規定の成績でA(通常の状態)に復帰します。】

初段・二段あたりが顕著ですが、昇級・昇段直後に少し黒星を重ねたのち、ぐっと勝率を上げていますカテゴリが上がるごとに成長曲線を描いてきているというわけですね。

二段で白星を重ね始めた頃から新たな成長曲線を描き始め、その勢いのまま三段リーグ突破し、プロデビューしたとすれば…?今の大ブレイクも決して不思議ではないのかもしれません。いや十分不思議だけども。

"三浦弘行九段騒動で揺れる将棋界に一時の安寧をもたらしました。"三浦九段冤罪被害者である事を今や将棋連盟も認めているのでここだけ訂正して欲しい

この件に関しては記事の本題から外れていたので詳細への言及を避けただけであり、三浦九段嫌疑をかける意図がないことは当該段落から十分読み取っていただけると思っています

したがって文章自体の訂正はしませんが、三浦九段への処分は明確に不当であったという事実はこの場で申し添えておきます。(「訂正」ではなく「補足」してほしい、という趣旨ならば理解できます。)

連勝記録が28、24、22、20、18と全て偶数になってますが何故ですか

ほんとだ……え、ほんとだ!すごい!気づかなかった!ちなみに18の下は17連勝(佐藤天彦佐藤康光丸山忠久)なのでたぶん偶然です…たぶん…。

おやつがどうのこうのいわれるのってニコニコが乗り込んできてからって印象だったけどそんなことないのかな

これはニコニコドワンゴ)がというより、インターネット環境それ自体の普及がもたらした現象であると言えるでしょう。もともと観戦記などで棋士食事話題にあがることはありましたが、

ネット中継が始まると盤上・盤外問わずあらゆる情報コンテンツとして逐一伝えられるようになりました。中でも画像情報は非常に訴求力が大きい。その流れにぴったりハマったのが食事おやつではないでしょうか。

各々の将棋スキルが観戦の満足度を左右していた将棋中継において、初心者上級者も一緒になってあれが旨そう!これが旨そう!と楽しめるものができたということは、昨今のブーム形成にとって非常に大きかったと私は思います

このあたりは観戦記者松本博文氏の記事https://cakes.mu/posts/12986 https://cakes.mu/posts/16722 )が参考になります

羽生さんの、タイトル持ち22連勝が偉業すぎる」

羽生さんの四冠時18連勝の対戦相手空前絶後

どちらも圧巻の記録ですね。四冠時の18連勝(2005~2006)を例にすると

日付勝敗先後氏名棋戦
9月10日藤井猛第64期順位戦 A級 3回戦
9月12日佐藤康光第46期王位戦 タイトル戦 第6局
9月16日佐藤康光第53期王座戦 タイトル戦 第2局
9月21日佐藤康光第46期王位戦 タイトル戦 第7局
10月1日佐藤康光第53期王座戦 タイトル戦 第3局
10月6日鈴木大介第64期順位戦 A級 4回戦
11月25日谷川浩司第64期順位戦 A級 5回戦
12月2日井上慶太第77期棋聖戦 最終予選 1回戦
12月11日中村修第55回NHK杯本戦 3回戦
12月14日郷田真隆第64期順位戦 A級 6回戦
1月12日佐藤康光第55期王将戦 タイトル戦 第1局
1月16日久保利明第64期順位戦 A級 7回戦
1月19日佐藤康光第55期王将戦 タイトル戦 第2局
1月24日先崎学第19期竜王戦 1組 ランキング戦 1回戦
1月26日佐藤康光第55期王将戦 タイトル戦 第3局
1月30日村山慈明第77期棋聖戦 最終予選 2回戦
2月1日佐藤康光第64期順位戦 A級 8回戦
2月12日谷川浩司第55回NHK杯本戦 準々決勝

NHK杯戦の日付は放送日)

竜王戦1組(全棋士上位16名のクラス

順位戦A級(全棋士上位10名のクラス

王位戦王座戦王将戦(全棋士参加棋戦を勝ち抜いた1名とタイトル防衛戦)

以上の5棋戦で驚異の14勝(!)を挙げています。ちなみにそのうち8勝を挙げた相手佐藤康光ですが、当時の彼はA級に所属し、棋聖タイトルを保持し、王位王座王将の3棋戦全てを勝ち抜いて羽生四冠への挑戦権を得た強豪中の強豪です。

その他の棋士たちも皆当時の一線級ばかりです。もう何が何だかわかりません。一体何なんだよ。将棋星人かよ。

Q.で、藤井四段の次の相手は?

次の対局は前回と同じ竜王戦決勝トーナメント2回戦!勝てば77万円!

https://www.shogi.or.jp/match/ryuuou/30/hon.html

相手佐々木勇気五段(4組予選優勝)です。ジュネーブまれ埼玉育ち、ピュアで熱い好青年です。レーティングは1779で全棋士中14位。(2017/7/1)

昨年藤井四段が最年少(13歳2ヶ月)で奨励会三段となってちょっとした話題になりましたが、実はそれまでの最年少三段記録保持者(13歳8ヶ月)が彼、佐々木勇気です。

1回戦の増田四段と同じく16歳でプロデビュー竜王戦4~6組予選は若手の登竜門であり、若手有望株はやはりデビューが早い傾向にありますね。

そうした経緯もあってか、彼自身藤井四段に対しては胸に秘めたものがあるのかもしれません。

叡王戦藤井聡太四段vs梶浦宏孝四段)では定刻前の対局室に現れて並外れた存在感を放ち話題になりました。おそらく彼は秘めてもバレるタイプですね。(参考: http://www.nicozon.net/watch/sm31378949

そしてこの二人がいつ戦うのか?という話になるわけですが…なんと明日です!

https://www.shogi.or.jp/news/2017/06/72_12.html

将棋連盟ライブの他にもニコニコ生放送AbemaTVで中継されます日曜日なので視聴者数がすごいことになりそうですね。

いい機会なので将棋よく分からない…という方も少し覗いてみてはいかがでしょうか。おすすめ時間帯はお昼前と夕方です。昼前にはどういう戦いになるかがおおよそ定まり、昼食予想でコメント欄が賑わいます

また夕方以降は一手一手が形勢を左右するスリルがあり、飯だけでない真剣勝負の一面を垣間見ることができるでしょう。

土曜日ですね

本当は昨日書き上げるつもりでしたが、プレミアム残業フライデーで無理でした。

藤井四段の連勝はいずれ止まります。それは明日かもしれないし、ひょっとしたらあと何ヶ月も続くかもしれません。それまでの間、将棋界の外をも巻き込んだ狂騒を楽しみたいと思います

ちなみに私の今日の昼食はベーコンを大量に入れたペペロンチーノでした。シンプルで奥深い棒銀のような料理ですね。では。

[注1]14勝で昇段を逃した4名は全員その後のリーグで四段昇段を果たしているため、14勝できるほど強ければいずれは上がれるとも言えます。4名の中にはあの豊島将之八段も!

2017-06-23

藤井聡太四段で学ぶ「観る将」入門

ついにやってしまいましたね。藤井聡太四段がプロデビューから負けなしの28連勝を飾ったことで将棋界のみならず大きな話題になっています

ここまでくるともう勝つ度にニュースとなり全国を駆け巡るので、嫌でも将棋話題を耳にする人も多いでしょう。

ただ将棋界・将棋プロ制度一般的にはあまり知られていない側面も多い業界です。

そこで将棋プロ制度を全くご存知ない人のためにFAQ形式で学んでいく増田を書きました。藤井四段のみならず将棋界がニュースになった時に一役買えたら何よりです。

Q.藤井くんってデビューしたてなのにもう「四段」なの?早くない?

A.

この疑問についてはプロへの道程から説明しなければなりません。

将棋プロ棋士になるには日本将棋連盟棋士養成機関・新進棋士奨励会通称奨励会」)に入会するのが最も一般的ルートです。

奨励会に入会すると、師匠推薦などで多少の上下はあります基本的には6級が与えられ、他の奨励会員たちと対局して昇級・昇段を目指していきます

ちなみに奨励会の6級はアマチュアの四段に相当すると言われています。これは地方アマ大会であれば上位を狙える棋力です。

そうして6級~1級~初段~二段と昇級昇段を繰り返し、三段に到達した奨励会員は同じく三段の奨励会員たちを集めた「三段リーグ」という地獄、もといリーグ戦に参加します。

半年をかけて行われるこの三段リーグの上位2名が「四段」に昇段し、晴れてプロデビューとなります

藤井聡太くんも上記のルートを辿って最年少で三段に到達し、三段リーグ初参加で1位(13勝5敗)となって四段昇段・プロデビューを果たしました。

まり将棋界では四段からプロ棋士キャリアの始まりなのです。

Q.っていうかそんな強いのにまだ四段なの?昇段の条件ってどうなってんの?

A.

プロ棋士の段位はレーティングのように上下しないので、確かに棋力を示すものではありますが、それと同時に積み重ねたキャリア・実績を示すものでもあるというのが私個人見解です。

したがって、今現在勝ち星を挙げているからといってすぐ段位に反映される類のものではありません。

プロ棋士の昇段規定については連盟サイトに詳しくまとめられています

https://www.shogi.or.jp/match/dan_provisions/

いきなりこんなん見せられてもよーわからんという方のために解説すると、昇段条件には大きく分けて2種類あります

【1】棋戦成績

棋戦(大会)での成績に伴う昇段です。

「〇〇戦×組昇級」「◎◎ランキング戦2回連続昇級または3回連続優勝」「全棋士参加棋戦優勝」「タイトル挑戦」などと書いてあるものです。

デビューしたての四段でも勝ち続けてタイトルマッチに挑戦すれば五段になれますし、

将棋最高峰タイトルの「竜王」に挑戦すれば七段、「竜王」奪取に成功すれば八段へジャンプアップすることも可能です。

これらの条件を達成すれば昇段に値するというのは、詳しくない方でもなんとなくお分かりいただけるかと思いますイメージとしては「J2だけど天皇杯で優勝したのでJ1に昇格!」みたいな感じです。違うか。

【2】勝数規定

段位への評価を難しくしているのがこの勝数規定存在ではないでしょうか。

「●段昇段後公式戦***勝」とあるのがそれです。

タイトルや優勝に縁がなくとも、公式戦で勝ち星を重ねればいずれは昇段が(理論上)可能です。

これはつまり勝率が.333の四段でも200敗して100勝すれば五段になれるということでもあり、純粋な強さを示しているとは言えないでしょう。

ただ、先日の加藤一二三 九段のように成績による強制引退制度がある以上、脚光を浴びることはなくとも安定して勝利を積み上げる棋士への評価軸として、勝数規定一定機能果たしていると私は考えます

ちなみに勝数規定のみで九段に達した棋士ゼロ、八段に達した棋士はこれまでにわずか6名しかいません。彼らは皆スターとなる機会は少なくとも、安定して長く勝ち続けてきた棋士たちです。

棋士の段位と実力は、上記2つの評価軸や勝率、現役生活の長さなどの要素をバランスよく取り入れたうえで語られるべきでしょう。

Q.段位については分かったが、もっと分かりやすい強さランキングとかないのか?

A.

有志のELOレーティングサイトがあります

http://kishi.a.la9.jp/

レーティング」→「棋士ランキング」と進み、現在トップ10を見てみましょう。(2017/6/22)

順位名前レート増減
1佐藤天彦名人18832
2羽生善治三冠棋聖王位王座186918
3豊島将之八段185513
4稲葉陽八段18412
5菅井竜也七段184137
6久保利明王将1834-4
7渡辺明竜王棋王1832-27
8永瀬拓矢六段1802-7
9斎藤慎太郎七段179930
10糸谷哲郎八段1784-14

このランキングであればおおよそ世間的な評価と近い結果が得られるのではないかと思います。ここ数年で羽生を除く羽生世代棋士たちが一斉に順位を下げ、若手強豪がトップ10に多く名乗りを挙げていますね。

いよいよ本格的な世代交代を感じさせるランキングです。

では藤井聡太四段のレーティング増減も見てみましょう。新人四段のレーティング初期値は1500です。

年月順位レート増減
2017年6月35169262
2017年5月49163035
2017年4月61159534
2017年3月77156125
2017年2月87153627
2017年1月9715096
2016年12月1041503-

わず半年で35位へジャンプアップしています。まあ公式通算28勝0敗なので当然ですが。

ちなみにこのサイト、対局情報のみならずレーティングに基づく期待勝率や両者の対戦成績(2001年度以降に限る)も見られるというデータ厨垂涎のサイトとなっています

盤面データを見ながら観戦するのも面白いのですが、このように棋士たち自身データを見ながら観戦するのも…こう…非常に…楽しい…です…フフ

「でもソフトには勝てないんでしょ?」とすぐ言いだす人にはこういう対人競技としての面白さがあまり理解されないのでちょっと寂しいですね…。

Q.藤井四段、強いのは分かるんだけどデビューから負けなし28連勝はちょっと話ができすぎじゃない?

A.

できすぎです。(断言)

はいえ、はてな推薦図書ヒカルの碁」をお読みになった皆さんならお分かりの通り、碁でも将棋でも各人の棋力がどの段階で成長するかはなかなか推し量りにくいものです。

碁会所巡りや洪秀英との戦いを経て短期間に急成長を遂げた進藤ヒカルのように、三段リーグからプロデビューにかけて藤井四段の棋力が更にワンランクアップしたと考えるのもさほど不自然ではないように思います

何より彼は奨励会時代から注目されていたので、先輩棋士からの教えを得る機会も多くあったのではないかと推測します。才能と環境バランス良く備わった結果が今こうして表れているのではないかなと、いちファンとしては感じています

Q.こんな大ニュースなっちゃった話題作りのために手を抜いてる棋士絶対いるでしょ…

A.

いるともいないとも断言できませんが、棋戦は基本的トーナメント方式であり、勝てば勝つほど収入(対局料)が入ります

また、藤井四段は新人なのでトーナメントの最下層からスタートです。

たとえ頂点まで勝ち進むことは難しくとも、目の前の予選1回戦・2回戦をわざわざ連盟話題作りのためにみすみす逃す棋士いるかというと…正直ちょっと考えにくいです。特に藤井四段と当たる可能性の高い若手棋士たちなら尚更です。

私も一部の棋譜をチェックしていますが、盤石な内容ばかりではないもの藤井四段自身の強さは疑いようがありません。

それに加えて本人の勢い、対局する両者へのプレッシャー、加熱する取材、それらの要素が何かしら組み合わさってこのような記録が生まれたと考える方がより自然です。

Q.羽生善治ってもっとたくさん連勝してるイメージあったわ。100連勝とか。

A.

さて、こちらは歴代連勝数ランキングです。

順位名前年齢肩書(当時)連勝数達成年
1神谷広志26五段281986~87
-藤井聡太14四段28(継続中)2016~17
3丸山忠久24五段241994
4塚田泰明22六段221986
-羽生善治21棋王221992
-山崎隆之22五段222002~03
7有吉道夫49九段201984
8羽生善治17五段181987~88
-中田宏26五段181991
-丸山忠久28八段181999
-羽生善治35四冠(!)182005
-永瀬拓矢18四段182010~11

ここから連勝記録が出やすい条件を見出していきましょう。

【条件その1】低段

上記ランカーたちの多くが四段ないし五段という低段時代に記録を達成しています

これはどういうことかというと、まあ身も蓋もないですが「強豪との対局が少ない」です。

裏を返せば「勝てば勝つほど強豪と当たる」という当たり前な事象があり、このあたりに羽生善治三冠の連勝記録が意外と伸びていない理由があるものと思われます

はいえそれでも歴代トップ10に3回もランクインしてたり、そのうち2回はタイトル保持者として強豪ばかりをなぎ倒して達成していたりと、十分ヤバい棋士ではあるんですけどね。

また、デビューから間もない低段棋士は対局相手にあまり研究されていないというアドバンテージもあるでしょう。

【条件その2】若い

合計12の連勝記録トップ10のうち、3つは10代、7つは20代で達成されています

将棋思考力を試されるゲームですが、プロとして対局を消化するのは体力勝負でもありますタイトル戦ともなれば「一人あたりの」持ち時間は3時間~6時間にも達します。

対局の度に盤の前で何時間も考え続けて勝利をもぎ取る体力、これを10何局20何局と積み重ねるためにはやはり若さが大切なのかもしれません。

実際、棋士の力のピークは20代から30代半ばであるとしばしば言われます。この数字だけ見るとアスリートに似ていますね。

そしてランキングに戻ると有吉道夫九段の49歳20連勝が光り輝いて見えます羽生四冠35歳18連勝はもはやチート

【条件その3】強い

当たり前のことですが、強くないとそもそも勝てません。以上です。

…というのもアレなので、連勝記録トップ10ランカーたちの通算勝率を並べてみました。(現役棋士のみ)

順位名前対局数勝数負数勝率最多連勝数
1藤井聡太四段282801.00028(継続中)
6羽生善治三冠191613705440.71622
11永瀬拓矢六段3372371000.70318
20山崎隆之八段8555582970.65322
29丸山忠久九段13468564900.63624
54中田宏樹八段12167224940.59418
88塚田泰明九段13207215990.54622
139神谷広志八段11645576070.47928

プロ将棋では通算勝率が6割あれば実力者とみなされることが多いです。この辺は通算対局数や個々人の主観によっても変わってきますが。

ちなみに対局数1000以上の棋士で7割勝ってるのは羽生善治三冠ただ一人です。恐ろしい恐ろしい

こうして見ると連勝記録ランカーたちは通算勝率もおおむね5割後半~7割をキープしており、また神谷八段と藤井四段を除く全員にタイトル挑戦ないしタイトル獲得経験があります

したがって、勝率の高い、強い棋士が連勝記録を出しやすいと言えるでしょう。まあそりゃあそうよね。

連勝記録が出やすい条件

【低段】【若い】【強い】

藤井四段はこの3つを兼ね備えているので、デビューから負けなし28連勝も当然の結果ですね!!(藤井連勝ストップ予想を書いた紙を破り捨てながら)

Q.テレビでやってたけど藤井くんが休憩中どんな飯食ったかとかどうでもよくない?

A.

どうでもよくないです。これはとても大切なことです。もちろん彼が出前を注文した店に殺到するような行為は厳として慎まなければなりません。

しか将棋ファンにとって「棋士食事」は一大コンテンツでもありますメインコンテンツとまで言うとさすがに過言です。

古来から将棋棋士たちは盤面のみならず食事面でもしのぎを削ってきました。その元祖と言えるのはかの加藤一二三 九段でしょう。

対局の度にうな重を平らげ、板チョコをまとめてボリボリ。近年もカキフライ定食チキンカツ定食ダブル注文で中継を沸かせ、故米長邦雄との"みかん対決"は今なお語り継がれています

上の連勝数ランキングに登場した丸山忠久九段も大食漢で知られています。一部のタイトル戦では1局に2日をかけて戦うのですが、緊迫感が最高潮に達する2日目の夕食にステーキを注文した鉄の胃を持つ男。

竜王戦の昼食ではカツカレー味噌ラーメンダブル注文を決めて健啖丸山を高らかに宣言し、三浦弘行九段騒動で揺れる将棋界に一時の安寧をもたらしました。

(一方、その裏では解説加藤一二三 九段麻婆豆腐+かに玉+中華粥を注文していた)

かの羽生善治タイトル戦で「寿司ジンジャーエール」という新手を残しています一見奇抜な組み合わせだが、ガリの生姜成分をジンジャーエールで補強しようという意欲的かつ独創的な指し回しだと話題になりました。

ちなみに、将棋棋士比較的しっかり食べる一方で、碁の棋士は少食派が多いのだとか。そういえば塔矢アキラも対局日は昼食をとらないキャラクターでしたね。

この辺はいずれどなたかにしっかりとしたデータを取っていただきたいものです。データ厨なので。

Q.次勝てば新記録なんでしょ?次の相手ってどんな人?

A.

やべーやつです。

増田康宏四段(19歳)。26歳以下・六段以下のプロ棋士三段リーグ上位者などが参加する「新人王戦」を昨年10代で優勝している期待の若手です。

プロデビューは16歳。彼も三段リーグ在籍時に藤井四段と同じ「現役中学生棋士」となるチャンスがありましたが、上位直接対決での黒星が響いて失敗。中学生棋士中学生棋士になりかけた男の対決です。

増田四段のELOレーティングは1712。藤井四段の期待勝率は47%ですがこの数字は現状あまり当てにはなりませんね。

先月単独インタビューが公開され、「矢倉(戦法)は終わりました」「("興味のある戦法は?")ないです」「("好きな将棋格言は?")特にないです」「(研究会は)行くのが面倒」「詰将棋意味ないです」

などの強烈なパンク発言話題を呼んでいます

https://book.mynavi.jp/shogi/detail/id=73003

彼はAbemaTV企画非公式戦ながら藤井四段に敗れ、「初めて年下に平手で負けた」と悔しさを露にしているため、次戦を増田四段のリベンジマッチとして観戦するのも面白いでしょう。

Q.藤井四段は次勝つとどうなるの?

A.

藤井vs増田の戦いが行われるのは将棋界で「名人」と並ぶ最高峰タイトル竜王」への挑戦権を争う竜王戦決勝トーナメントです。

https://www.shogi.or.jp/match/ryuuou/30/hon.html

から1組~6組のクラス別予選を勝ち抜いた棋士たちによる変則トーナメントで、藤井四段は一番下の6組予選で優勝、増田四段は5組予選で優勝しての参加です。

ちなみに竜王戦決勝Tは対局料が公開されていますトーナメント表に書いてある数字がそれです。

藤井四段は6組予選優勝で既に93万円を獲得しており、

決勝T初戦で増田四段に勝てば52万円を獲得します。

勝ち進んで挑戦者決定戦に進めば450万円。

挑戦者になればたとえ敗れても1,620万円、

竜王」のタイトルを奪取すれば4,320万円です。(将棋界最高額)

もう一つ言うと、竜王戦6組予選はアマチュアにも門戸が開かれています。夢がありますね。(なお、プロ並みに強いアマチュアに限る)

金曜日ですね

さて、天才たちのことばかり書き連ねていたら疲れました。

平日も残すところあと一日。われわれ凡人は今日も地に足をつけて、やっていきましょう。

2017-05-22

[] #25-1「ライトクイズ

俺たちの地元には、最近人気のローカル番組がある。

名前は「ライトクイズ」といって、番組内で行われるゲームからとられている。

そして今回、その放送場所に俺たちの住んでいる町が選ばれたのだ。

この番組ロケ地に住む一般人ゲームに参加するタイプで、リーグ戦を勝ち抜いて優勝すれば10万の賞金がもらえる。

値段の絶妙さに、ローカル番組の苦悩が窺えるな。

とはいえからすれば、バイト給料およそ1か月分。

狙わない手はないよな。

「さあ、今週も始まりました。第5回、『ライトクイズ選手権! 今回の選手たちはこちら!」

俺を含めた選手の入場、紹介が粛々と進む。

だが、ここは放送の際に毎回カットされるか、ちょろっと流される程度。

まり身内の間で盛り上がるため、ささやか自己顕示欲を満たすためだけの、テレビからすれば実質的無駄時間だ。

そして賞金目当ての俺にとっても煩わしいだけの時間である

兄貴~! 俺の分まで勝ってくれ~!」

家族応援に来ているなら尚更だ。

どうやら弟も応募していたようだが、年齢制限のせいでハジかれたらしい。

やりにくい相手が減って、俺は内心ホッとしていた。


「では、『ライトクイズ』のルールをこれから説明します」

このルール説明だが、選手たちには事前の打ち合わせで説明がされており、その時に細かい部分での決まり含めて入念に行う。

構成必要なこととはいえ、俺たち出場選手にとっては手持ち無沙汰な時間でもある。

「バトルは1対1。

先攻、後攻をランダムに決め、交互に問題の出題側と解答側を入れ替えて戦います

出題者の問題に対し、解答者は出来る限り早く答えましょう。

解答に要した時間によって持ち点が減り、もし制限時間内に答えられなかったり間違った場合は大きく減るので注意してください。

そして減点要素はもう一つあり、それが問題の『簡単度』です。

これは審査員と観客の投票で決まり、それによって持ち点は更に減ります

そうして続けていき、先に持ち点がなくなった方が負けです」

要は解答者のときは早く答えて、出題者のとき簡単問題を出せばいいということだ。

解答だけではなく、問題の内容すら一般参加人間やらせるっていうのが、ローカル番組ならではの工夫を感じられるな。

「では第1回戦、開始! 先攻はオサカさん、後攻はマスダさんです」

かったるい説明時間が終わり、いよいよ“本番”だ。

次 ≫

2017-05-10

清宮幸太郎高校通算本塁打数について

「清宮の90本超えは練習試合も含めているから参考にならない」と言い捨てるだけの記事を見かけたが、そういうことを書くんなら「他の高校通算本塁打数上位選手公式戦でどのくらいホームランを打っているのか」「早実グラウンドは広いのか」「早実練習試合を多く組んでいるのか」「早実の対戦相手は弱いのか」あたりをきっちり調べて書いてくれ。報道文句を言うだけなら迷惑ブログでもできるんだよ山田隆道。

http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/561901/

早実の1年間の練習試合の数は、他校に比べて極端に少ない。

早実が“主戦場”とする王貞治記念グラウンドは両翼93メートル、中堅120メートル神宮球場の両翼97・5メートル、中堅120メートルよりは小さいものの、一般的高校が持つグラウンドとしてはかなり広い部類に入る。

昨夏甲子園4強に残った早実には、今春招待試合オファー殺到。いずれも地方の強豪校ばかりで、実際早実勝率は決して高くはない。



もうひとつ言うと、リーグ戦があるプロ大学野球と違って、高校野球ほとんどがトーナメントなので、本塁打数を公式戦だけに限定すると、公式大会を勝ち進めるような強豪チームほど有利になってしまう。それはそれで不公平だろう。とりあえず「練習試合も含めているから参考にならない」ではなく「練習試合の内容がこうだったからこの選手はこうだ」と言えるようになってくれ山田隆道。

あと、いまや野球でも統計データ活用されている時代なんだから球場の広さや相手関係考慮に入れて、高校野球選手の成績を評価できるような指標があれば面白いんじゃないかね。

2016-03-28

マジカストーンぷよぷよ・レソリューションRMTについて

ぷよぷよが大好きな個人(れそ、レソリューション)がおそらくRTM業務お金を稼いだ

・そのお金を使ってぷよぷよの普及、プロ化を図っている

という流れです。

ソリューションはおよそ成功する見込みのないぷよぷよの発展に個人の資産を相当につぎこんでいます

ここに「源資金がおそらくRMTによるものである」以外の一切の問題存在しません。

ではなぜぷよぷよ通の普及にパクリゲームを作る必要があるのかぷよぷよの現状について詳しくない方向けにまとめると

ナンバリング作品2009年ぷよぷよ7が最後

 2011年ぷよぷよ20周年記念作品が、2014年ぷよぷよテトリスが発売

 その後「ぷよ」にちなんだ24周年記念も期待されたが音沙汰なく次回作の気配がない

現在公式ソフトネット対戦できるのは3DS20th、ぷよぷよテトリスである

  (1) 3DS一般的には配信・録画などができず、宣伝・普及には不向き

  (2)最新作であるPS4ぷよぷよテトリスにおける問題

   1.ぷよぷよのみでのランダムマッチ存在しない(フレンドコード特定相手連戦は可能)

   2.勝敗カウント機能が無い(30本先取を行おうとすれば正の字を書くなどしてカウント必要

   何らかの対戦ゲームをやったことのある方にはこのひどさが理解できるでしょう

一方プレーヤー達は普及や存続のための活動を長く、熱心に続けてきました

本家の練習モードより優れたサービスの開発

http://1st.geocities.jp/mattulwan/puyo_simulator/tokopuyo.html

http://muumu.whyi.org/puyolab/ppsim.html

・超超超多数のイベント開催

 最強決定リーグ戦 http://puyo.in/league_s2015/ http://www46.atwiki.jp/puyotetodannisen/pages/22.html http://pyclleague.web.fc2.com/index.html

 日韓交流戦 http://www.nicovideo.jp/watch/sm1430026 

 多数のゲームセンター大学サークルでのイベント大会  などなど

これらの活動、そしてぷよぷよというゲームが持つ競技性・楽しさが評価されたのかレッドブル主催大会2012年から選出されています http://ultrasupernew.com/ja/portfolio/red-bull-5g-2012/

いままでの努力無駄にしないため、そしてさらなる普及のためにまともな対戦環境必要だったのです

PC版でオンライン対戦が可能であれば海外に広まっていくことも十分に考えられます

これはSEGA利益を奪う行為ではありません

企業が採算を理由に挑戦できないことにぷよぷよの熱烈なファンである個人(れそ)が挑戦しているのです

もちろんRMTによって得たと思われる資産によって行われることには強烈な非難があるべきでしょう

しかし、マジカストーンが「ぷよぷよを存続、発展させるためだけのものであることには何の疑いもありません

  *ぷよぷよでの通以外のルールキャラクター配慮する内容が無くて申し訳ありません

2016-03-27

http://anond.hatelabo.jp/20160326233340

>でもCoop人口のほうがRankedより多いし

どの箇所に対して言及しているのやら。

Rankedは実力を確かめ競技で、Coopは仲間とまったり楽しむ物だとして。

eスポーツ(競技)ではなく、嗜好品としてプレイするユーザーの方が多い、ということか?

どちらにせよ、AI戦の人口の方が多かろうと、その人間が身を滅ぼしたならRiotGamesの責任ではない。

自己管理のなってないユーザー問題。それはゲーマーですらない。

Twitchレイシストの掃き溜めだがなww

第一に、League of Legends精神の向上に役立つ。

そして、Twitch配信するLoLプロから人種差別的な発言確認出来ていない。

そもそもTwitchチャット欄の話をしているのか、何なのか。

日本語配信、例えばLoLリーグ戦であるLJ LEAGUEチャットにおいて、レイシストはまず目にしない。

モデレーター配信設定によって、投稿する前に削除されている可能性はあるが。

2014-08-29

[]8月29日

○朝食:なし

○昼食:そうめん

○夕食:ナポリタン

睡眠時間:7時間

体重:70kg(これ普通に恥ずかしい)

調子

いい感じ。

病院も行ってきたが、特に何もなし。

ポケカ

今日は二件の大会に行ってきた。

使用デッキは両方ともお馴染みイベダーク。

一件目は四人の総当たりリーグ戦で、

一戦目:ミュウツートルネロスシャンデラ。相手のミスがちらほらあり、勝利。

二戦目:ルカリオ。厳しかったけど、フラダリをディスティニードローできて勝利。フラダリの枚数を考えさせられる試合だった。

三戦目:リザードン。相性差で勝利。相手も対策としてデデンネイベルタルメタ)を投入していたものの、なんとかなった。

全勝で優勝。

二件目は人が集まらず店員さんとタイマンに。

イベダークタッチメガラクロス。こちらがかなり理想的な動きが出来てブン回り。フラダリで相手のモノズ進化前に処理できて勝利。フラダリの枚数を考えさせられる試合だった。

こちらでも優勝できました。やったね。

妖怪とりつきカードバトル

昨日、今日フリーで何戦かするも、勝てない。

これでもかってぐらい、勝てない。

デッキタイプが悪いのか、プレイングが悪いのか、デッキ構築が甘いのか、運が悪いのか、とにかく勝てない。

とりあえず、デッキをもう少し練ろうと思う。

2014-06-14

スペイン有利・オランダ不利を『予想しただけ』なら悪いことは一切ない

http://b.hatena.ne.jp/entry/brazil2014.headlines.yahoo.co.jp/wc2014/hl?a=20140613-00000092-spnannex-socc について。

確かに、サッカースペイン代表の状態は決して良くはない。それは以下の3つの理由による

1.スペイン代表戦術FCバルセロナベースにしているが、そのバルサ今シーズン不振だった影響が特にMFシャビイニエスタセスクブスケッツらに出ていた。

2.1トップ人材難。ジエゴ・コスタ怪我の影響があり(リーグ戦で負傷し、チャンピオンズリーグ決勝に強行出場したが試合中に怪我が再発し前半9分で交代)、ビジャは復活したとはいえ全盛期ほど圧倒的な存在ではなく、トーレス不振のどん底にあり『なぜネグレドジョレンテを落としてトーレスを選ぶ?』という声が上がっていた。(FW登録されている残り1人のペドロウイングなので除外)。

3.正GKカシージャス試合勘不足。原因は不明ながらレアル・マドリッドで干されている。とはいえ、これは影響が大きいならばレイナかデ・ヘアを出せば解決する話。

はいえ、はっきり言えばオランダ代表の状態はもっと悪い。

4.DFGK人材難。このポジションメガクラブ所属する選手は1人もおらず、個の能力で他の強豪国に数段劣る。先日の日本戦でも明らかに脆さを露呈していた。

5.守備陣よりいくらかマシだが、中盤も相当な人材難。ナイ・デ・ヨングは良い選手だがトップクラスではなく、スナイデルに4年前のような輝きは無い。本当に中盤で中心選手になるはずだったストロートマンはセリエAで全治6ヶ月くらいの怪我をしてW杯ではプレーできなくなった。

 総評としてはスペインGK○、DF◎、MF△~○、FW△くらいなのに対し、オランダGK△、DF△、MF△、FW◎くらいだった。この状況で下馬評を書くなら「スペイン有利」と書くのは当然のことだ。試合が始まる前にオランダ勝利を当てろというのは『4番人気くらいの穴馬が勝つのを正確に予想せよ』と言うようなもので、そんなことが出来たら苦労はしない。

 真に問題なのは、このような下馬評をもとに『スペインが勝つのは当然のことだ。~~~ファンペルシーとロッベンスナイデルだけで勝てるほど甘くはない。~~~~~そのようなことを伝えない日本サッカーメディアは分かっていない』ような”下馬評通りの結果が出る”前提のコラムを繰り返し書き、いざ下馬評が覆る結果が出たら「ファン・ハールが突然オランダや自らのポリシーに反する5-3-2を導入するなどと予想する方が無理だ」などと言い訳をするようなサッカーライターがS山(敬称略)を筆頭に一定数いることだ。

2014-03-24

ニートの弟とサッカー観戦にいった話

偶然が重なって、サッカーの観戦チケットを2枚譲ってもらえることになった。友人も彼女仕事でいけないとのこと。しょうがないから、年五回くらいしかさない弟を誘ったが断られた。このクソニートが。父と母にも断られた。祖母はそもそも足が悪いので誘えない。一人でスポーツ観戦するのだけは避けたい。日ごろの交友関係の狭さを呪っている暇で相手を探さなくてはいけない。職場上司に頂いたもので、本人は凄くいきたがってたチケットだけに、無駄にするのも忍びない。でも観衆の中、興味のないスポーツを一人で観るのは嫌だ。結局クソニートの弟に「うるせぇ、いこうっ!!ドン!!!・・・ではなく行く相手がいないから一緒に来て下さいお願いしますとなきついて一緒に行った。

キックオフギリギリに会場に到着。全体としての観客の入りは半分ほど。電光掲示板下のホームサポーター側は満杯。赤いユニフォームで席が埋め尽くされている。三つあるホームチーム応援席の、掲示板真下の観客は皆立っていて、応援ソングにあわせて体を上下させている。会場入り口近くで250円で買ったコーラ片手に、弟と二人、ゴール裏ホームチーム応援席の手すりの前で立ち見での観戦をはじめる。

試合開始から、十分ほどでホームチームに一点入る。しかし直ぐにアウェー側にも一点入り同点。サッカーはよくわからないが、最初から接触が多い試合のように素人目にも見えた。前半が終わる間近、アウェー側のゴール近くで選手同士の接触があった。ホームチーム選手が倒れる。ちょうどコールも鳴り止み、応援席のざわめきが耳につく。そして野次が飛ぶ。曰く「卑怯者!!」「クズだ!!」etc・・・聞くに耐えない罵倒の野次を飛ばしているのは、声の質からして男性で確実に大人、人数は多くなく一人かあるいは二人。その彼らが更に何かいおうとした時、コールが始まり応援の波にかき消される。そこで前半が終了。

印象的だったのは、大声で立って応援しているのは掲示板の真ん中の席だけで、左右の観客はユニフォームこそ上から羽織っているものの、基本黙って、静かに選手を見守っていた。弟もそんな観客の一人で、ユニクロのダウンジャケットを着込んで黙って試合の流れを観ていた。後半線が始まった。

ふと見た掲示板に、どこかで聞いた選手名前を目にしたので弟に尋ねた。

「あれって日本代表の?」

「そうだよ、あの選手も・・・確かけっこう前の日本代表

「へー・・・サッカーって延長戦あったけ」

リーグ戦ならあるけど、普通はないね

「ああ、サッカーは勝点方式だっけ」

「そうそう、勝つと三点入る、得失点でも差がつくけど」

「ふーん・・・今やってるのは何なの?何とか杯とかサッカーっていっぱいあるじゃん

「今のはJリーグだと思うよ(笑)確か今こっちのチームは○位で相手は○位」

会話が止まりグラウンド視線を戻す。陽が傾きかける。気温が下がり、風が吹き始めた後半戦の終盤、ホームチームが追加点を入れる。2対1。沸く観衆。電光掲示板でゴールシーンが再度流される。そのままホームチームが押し切って試合終了。会場を去る間際、弟がぽつりともらす。

「勝って良かったね」

試合はなんか球がいったりきたりして面白かった。行き同様、俺の運転で帰った。

2013-09-17

クラブを「人質」に取られるということ。

Jリーグの2ステージリーグ戦および、スーパーステージチャンピオンシップが決まった。

反対意見は山ほどあるし、どれも理屈は通っており、説明責任果たしていないJリーグ側の態度は不信感をますます募らせる。

しかサポーターはどう対処すればいいのか。

ボイコット、という手段を取りざたする人もいる。だがサポーター全員に周知させて同意を得るのは難しいし、実行できたとしても、クラブ収入減という被害が及ぶ。

リーグ側はきっとこういうだろう。

「われわれの理念が理解されず残念だ。結局のところボイコットしたサポーター自分の主義主張を通したいだけであり、サッカーを好きなわけではないのだろう」と。

それはクラブの、ひいてはJのサポーターイメージをも傷つける。

サッカーサポーターってさ、自分たちの気に入らないことがあったらボイコットちゃうんでしょ?乱暴だよね」

スペインでは、「女房と家は変えることができるが、ひいきのサッカー・チームは変えられない」と言われているそうだ(『フットボール・デイズ』)

それは日本でも同じだ。

サポーターはおそらく今まで通りチームを応援するだろう。価値が損なわれた日本サッカーを観続けるだろう。

そこにある苦悩を乗り越えて。もしくはなんとか折り合いをつけて。

全てのJサポーター幸せあれ!

2013-08-16

http://anond.hatelabo.jp/20130816190515

確かに。

一応特別ルールの35分ハーフで、延長線はなし(即PK合戦)だからフルタイムの連投とは同一視はできないけどね。

あと、サッカー場合はそれこそ

高校燃え尽きる」=高校部活サッカー

プロを見据える」=ユース(クラブサッカー

で、ある程度頑然と住み分けられてるし、

なおかつ両者のトップクラスは「プリンスリーグ」って言って、長い間隔を開けながらリーグ戦をやる制度もある。

プロ目指したければ学校部活なんかやんないほうがいいやね。

2013-07-24

マリノスユナイテッド戦を観に行って思ったこと

海外サッカーが好きだ。しかし当然のことながら、生で観戦したことはほとんどない。

地元ユナイテッドが見られるチャンスということで、私は迷わずチケットを手に入れた。

横浜市であるが、ここ数年のマリノスには良いイメージがない。

数年前、若手主体のチームを作ると言って山瀬、坂田松田らをリストラし、その後監督交代があったとはいえ、千真、小野を手放し、ドゥトラをはじめとするおっさん回帰のチーム作りを見るにつけ、あのリストラは何だったのかと思っていた。

斎藤栗原東アジア杯でいないし、アーセナルよろしく前半でユナイテッド試合を決め、後半に新戦力を大量投入みたいな展開になると思っていた。

そんな予想は開始早々にマルキーニョスのゴールで外れた。

俊輔を中心にワンタッチツータッチテンポ良くパスを回し、サイドチェンジを多用して守備を左右に揺さぶり、中央あいたスペースにパスを通すマリノスサッカーは小気味良かった。

そしておっさん達が走る走る。俊輔とかあんながっつりプレスかけるキャラだっけ?と驚いた。

俊輔が怪我?でいなくなってからの前半はパステンポも鈍り、ジョーンズ、エヴァンズを相手にサイドからクロスを多用する微妙な展開になってしまった。しかし、後半ユナイテッドが二列目の新戦力に代えてヤング香川ギグスを投入したのに対し、マリノスはあれだけの謎交代をしたにも関わらず、グダグダにならず最後まで攻めきる姿勢はとても良かった。

GKも代わるなら飯倉だろとか思ってたけど、この第三キーパーがまたいいセーブするんですわ。

私は最早アウェイ側にいながら、ユナイテッドサポーターではなかった。

話は変わるが、香川は合流二日目ならあんなものだろうと思う。

最後MVPもらってたけど、出場しなくてももらっていたのではなかろうか。

とにかく思わぬマリノスの健闘ぶりに感動し、最高だった。マリノスファンも嬉しかったのではないかと思う。


とまあ久しぶりのサッカー観戦で楽しかったが、試合以外は微妙だった。

入場時にひどい雷雨に襲われパンツの中までぐっしょり濡れ、警備員になぜかみんな座って観戦するよう言われ(指定席ならともかく、自由席で座って観るように言われることとかあるの??)、帰りの小机新横浜に向かう人が交差する適当な導線でもみくちゃになり…

きっと多くの人は、香川ファンペルシーを生で見られたことに感動し、良い試合内容だったことに満足し、雨や人の多さに閉口し、そして再び日産スタジアムに来ることはないのだろう。

雨が降っているのでうちわではなくゴミ袋(ポンチョにしても、シートとして下にひいても、荷物が濡れないよう入れても良しとユーティリティ性が高い)を配る気配りとか、次回以降のリーグ戦で使えるクーポンのような次につなげる仕掛けとか、試合以外で満足できるものが欲しかった。

マリノスに興味を持ってくれるきっかけは、香川でもユナイテッドでも何でも良いではないか

今日集客力を、マリノス選手の健闘を、試合の感動を、次に活かそうとしないマリノスというクラブはやはりどうかしていると思う。

2013-04-14

http://anond.hatelabo.jp/20130414003623

日本プロ野球には、2リーグがあり、それぞれで「ペナントレース」と呼ばれるリーグ戦を1年間かけて行い、その勝率で順位を決めます

ペナントレース

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%DA%A5%CA%A5%F3%A5%C8%A5%EC%A1%BC%A5%B9

ペナントレース試合からどう優勝が決まるのか教えてください

http://okwave.jp/qa/q5124938.html

けれども、長いペナントレースの中で、勝率が何割とか言われても、それがいい成績なのか悪い成績なのか分かりにくい。それを何とか分かりやすく伝えるため、リーグ戦であることから、勝ち数と負け数が同じくらいなら、中ぐらいの成績、勝ち数が負け数より多い勝ち越し状態なら『まあマシ』、負け越し状態なら『なんとかしろ』という風に目安をつけることができることを利用して、スポーツ新聞等が好んで使う表現が「借金」というわけです。

年間で約140試合ほどするわけですが、たとえば現在勝率が0.4…いくつ、とか言われても、どれくらい勝てばどれくらい勝率が回復するのかピンときません。しかし、70試合を終えて借金5(5つ負け越し…たとえば30勝35敗5分)と言われると、「ああ、あと半分で5つ勝ち越さないと5割に戻らないのかー。きついなー」と判断がつく、というわけです。

また、これは、リーグでAクラス(1~3位)に入れるか、Bクラス(4~6位)になってしまうか、という判断の、おおよその目安にもなります2007年以降は、リーグでAクラスに入ることが「CS」というシリーズ最後の優勝決定トーナメントへの出場条件となりましたので、勝ち越しを目指して戦うことの意義がより大きくなりました。Aクラス・Bクラスを行き来する辺りの順位のチームとしては、当面「借金生活」に陥らない、陥った場合は速やかにそこから抜け出すことが目標となるというわけです。

2012-11-07

巨人アジア韓国入り「全力で」4冠だ

釜山韓国)6日=浜本卓也】狙うは優勝しかない。巨人は6日、韓国釜山で8日に開幕するアジアシリーズに備えて現地入りした。日本シリーズから3日しかたっていないが、阿部長野坂本村田ら枢軸も帯同し、投手陣も今季のローテーション投手を先発させる予定。原辰徳監督(54)は「全力で勝ちに行く」と宣言した。リーグ戦交流戦CS日本シリーズに続いてアジアも制し、日本代表の実力を見せつける。

http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20121107-1043374.html

2012-07-21

http://anond.hatelabo.jp/20120721124144

リーグ戦なら100%負け越す相手にワンマッチたまたま勝てば、

それは自分より強い相手に勝ったと言えるんじゃないかな?

2011-09-15

[]ある意味最強の会社 日本eリモデルについて

確かにねー活動過激( ゚д゚)

よくよく観察するとw

日本eリモデル 独占評価

直近の投稿?何?スゴすぎ?会社勉強大会しているのかなぁ~^^;

http://ameblo.jp/mystandardjp/entry-11018488804.html

9月15日 | 今ホットな話題情報2011年09月15日

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注目度ナンバー1!ホットケナイ!ホットなキーワードをチョイス!

9月15日の話題

9月15日(くがつじゅうごにち)はグレゴリオ暦年始から258日目(閏年では259日目)にあたり、年末まであと107日ある。

1590年 - ウルバヌス7世 (ローマ教皇) ウルバヌス7世が教皇 ローマ教皇に選出される(在位13日で死去。在位期間史上最短の教皇)。

1821年 - コスタリカグアテマラホンジュラスニカラグアエルサルバドルがそれぞれスペインから独立を宣言。

1830年 - イギリス世界初鉄道開通。開通式典で死亡事故

1835年 - ビーグル (帆船) ビーグル号による世界探検を途上にあったチャールズ・ダーウィンガラパゴス諸島に到達する。

1868年慶応4年7月29日 (旧暦) 7月29日)- 戊辰戦争: 二本松城が落城する。

1888年 - 東海道本線大府駅~浜松駅開業

http://mystandardjp.cocolog-nifty.com/

9月15日 (旧暦)の話題

旧暦9月15日9月 (旧暦) 旧暦9月の15日目である六曜六曜#大安 大安である

慶長5年(グレゴリオ暦1600年10月21日) - 関ヶ原の戦い

慶長18年(グレゴリオ暦1613年10月28日) - 支倉常長仙台藩の慶長遣欧使節が日本を出発

建炎4年(ユリウス暦1130年10月18日) - 朱子朱子学の祖(+ 1200年)

貞享2年(グレゴリオ暦1685年10月12日) - 石田梅岩思想家(+ 1744年)

文政8年(グレゴリオ暦1825年10月26日) - 岩倉具視政治家明治維新の元勲(+ 1883年

保延6年(ユリウス暦1140年10月27日) - 覚猷 鳥羽僧正覚猷、天台宗の高僧。伝『鳥獣人戯画』作者。

嘉元3年(ユリウス暦1305年10月4日) - 亀山天皇、90代天皇(* 1249年)


http://ameblo.jp/mystandardjp/entry-11017507873.html

チャンピオンズリーグ | 今ホットな話題情報

2011年09月14日

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チャンピオンズリーグの話題

大会

開始年 1955

終了年

主催 欧州サッカー連盟 UEFA

参加チーム数 32

(3回目)

(9回)

備考

欧州クラブシーンにおける最も権威ある国際大会であり、各国リーグ戦の上位クラブが総登場することから世界的な注目を集める。勝ち上がるごとにクラブには莫大な収益がもたらされ、優勝クラブは名実共に欧州一の称号を得られることから、自国のリーグ戦よりもこちらで勝つことを優先しているクラブも数多い。

優勝クラブは「クラブ世界一」を決めるインターコンチネンタルカップ (サッカー) インターコンチネンタルカップFIFAクラブワールドカップへの出場権を得られるが、世界の有力サッカー選手は軒並み欧州クラブに集中しているため、この大会で優勝したクラブ実質的には世界一クラブであるというのが衆目の一致するところである

http://w.livedoor.jp/nihonerimo/

チャンピオンズリーグ (曖昧さ回避)の話題

チャンピオンズリーグ(Champions League)

サッカー

UEFAチャンピオンズリーグ

CAFチャンピオンズリーグ

AFCチャンピオンズリーグ

CONCACAFチャンピオンズリーグ

OFCチャンピオンズリーグ

アラブチャンピオンズリーグ

EHFチャンピオンズリーグハンドボールヨーロッパクラブNo.1を決める大会

ヨーロッパチャンピオンズリーグ (卓球)

バレーボール欧州チャンピオンズリーグ

WBFチャンピオンズリーグ

FUTSAL地域チャンピオンズリーグ

チャンピオンズリーグ (麻雀)

cs:Liga mistr?

da:Champions League

Champions League

es:Liga de Campeones

http://www.geocities.jp/nihonerimodel/

チャンピオンズリーグ (麻雀)の話題

チャンピオンズリーグは、日本プロ麻雀連盟が主催する麻雀タイトル戦。

古くは内外タイムス杯。2001年度前期までは王座杯という名称2001年度後期よりチャンピオンズリーグへ改称。

出場資格日本プロ麻雀連盟員。

ルール:連盟Aルール

半荘4回戦×5節。1半荘は時間制限ありの50分+1局で打ち切り。準々決勝からは現チャンピオンズリーグの1名を加えた16名で行う。決勝は準決勝勝ち上がりの4名で半荘5回戦。その半荘5回戦合計総合ポイントトップ者が今年度の優勝者となる。

麻雀タイトル戦 ちやんひおんすりーく


毎日観察するからw

2010-07-04

日本サッカー南米欧州列強に追いつくことができない絶対的な理由。

日本サッカー代表はたまにベスト16に行くことがあっても基本的に南米欧州列強に追い付くことはできません。追いつくためには日本教育制度スポーツ学校依存、究極的には日本社会制度までにメスを入れなければならないからです。

 現在の代表でも、半数以上はサッカーエリートであるクラブ出身ではなく部活サッカー出身だ。普通感覚ならどれだけ「自分はやれる」とおもっても並の高校に行った時点でプロをあきらめてしまうの。とくに偏差値の高い学校にはいった競技者プロを目指すのはよっぽどのかわりものだろう。

 学校部活動は短期間、具体的には2年または2年半で結果を求められる。求めるなというのが無理なのだ。競技者、および指導者(学校教員)の双方にとってそれがメリットだからだ。2年で結果を出せばまた名門サッカー高校に進学できる。また2年半で結果を出せばJリーグ以外では最もメジャーサッカー大会である。「高校サッカー選手権」にでられる。普通の高い才能であればこの大会にピークを持ってくることが目標なのだ。

 南米欧州ではもちろんちがう、クラブのユースではある意味子どもたちは商品なのだ、名門クラブであればそのトップチームに上げることが目標となる。そうでなくとも名門に売れれば大きな金が入る。日本部活のように自分勝手な猛練習はしない。体が壊れたら誰も得をしないのだ。ユースでもジュニアユースでも週に4-5回、一日2-3時間の練習と週に1回の試合日本のように年間練習試合をふくめ100試合もやるようなことはない(中堅校でもこのくらいやるところは少なくない)

 逆に公式戦はリーグ戦が主体で多く、リーグなので絶対的な勝利にこだわることもない。指導者競技者も目指すのはその先なので、個人の技術の向上、戦術理解が優先される。

 また日本ではユース世代は競技者サッカーレベルでチーム分けがされない基本的に「競技者学力」でチーム分けがされる。高校の部活動なのだから当然だが、これがどれだけ異常なことかおわかりだろうか?

 また日本では必ずしもサッカー経験者もしくは指導を志す者がサッカーを指導するわけではない、これまた異常なことなのだが事実だ、ジュニアユース時代に技術的なことを指導されなければどれだけ才能があっても伸び悩む。さらにユース時代も確率的には少ないが必ずしも専門家が指導するわけではない。(例えばわたしは長らく高校サッカー部の顧問をしていたが、なった理由は校務分掌上、若い男性であいているものが私しかその学校にいなかったという理由。当時全くサッカーには興味関心がなかった。)学力別に分けられた競技者がたまたま良い指導者環境に当たればよいが、絶対にそうなるとは限らない。学力が関係なければ、後に日本代表になる可能性がないではないが、学力が高ければ指導者と関係なくそ学力の高校(チーム)にいく。そして高い才能があろうとサッカー選手になる道はほぼなくなるのだ。

 ここで「日本でも、今言ったように、学力と関係ない名門高校があるんだから、そこで注目されるのでは?」とおもうだろう。もちろんそういう選手も多いが、ここで現代表の来歴をみてみる。

 日本代表CBの3人の来歴は非常に異色だ、田中ブラジル人を留学生としてとっているサッカーが盛んな新興名門進学校「渋幕」に留学した。その後、Jリーグに入り帰化した。これは前代表のアレックスサッカーでないが朝青龍もそうだ。

 中沢サッカーエリートとは関係のない道をあゆみ、強豪でない三郷工技の部活動からブラジルクラブに入り、帰ってきて三郷工技で練習していて練習試合ヴェルディとやったあとに練習生としてヴェルディに入った。

  岩政は普通地方進学校から数学の教師になるため東京学芸大に入り、ユニバーシアードなどで活躍して注目され鹿島に入った。

 後者2人は本人のサッカーへの強い意志と偶然により、Jリーグに入り代表になったことになる。偶然がなければこのWカップのメンバーは違う人が入っていたということになる。ということはこの人たち以外にも日本代表に入れる才能を持ちながら途中でなんらかの事情で断念している多くの競技者が、掬いあげられずに、一サッカーファンとしてWカップを見ているはずなのだ。普通フットボールネイションであれば代表に入るような才能であれば小さいころから注目され少なくともプロになる選択を与えられるのは必然でなければならない。

 普通フットボールネイションで岩政のような選択は非常に不可解に感じるだろう。代表になれるような才能があれば、16-7歳でプロ契約するのが普通サッカー能力が非常に高くかつ数学の教師になりたいのであれば、大学サッカープロキャリアを終えたあとに行けばいいわけで、なにも、大好きであるサッカー競技者を断念して教師になる必要はない。岩政の選択は日本では非常に特殊で普通なら数学の教師になりサッカー部顧問になる(もしくは校務分掌の事情でなれない)のが普通だろう。高校で普通の進学高にいった時点でプロサッカー選手になるという選択はない。冷静な頭で考えればリスクとリターンが合わないからだ。

 日本ではあるレールからはずれると修正がきかないとおもわれている。サッカー選手を選択して失敗したら大学目指そうとかそういう選択は普通しないのだ、就職に一番有利なのは何の瑕疵もなく22年で大学卒業した者であり、30歳くらいでサッカープロ経験者であってもいわゆる一流企業正社員になるのは難しいだろう。であれば高い学力があってサッカーの高い才能がある場合リスクをとってサッカー選手になるという選択は普通なくなる。このようなリスクテイカーに冷たい社会ではサッカー選手になるというのはなかなか決断しにくいのだ。岩政は非常にリスクの高いことをやって成功したことになる。

 他にも多くの理由があるが、スポーツ学校依存リスクテイカーに冷たい日本社会制度を変えない限り野球のようなマイナースポーツで一番になることはあってもサッカー大国になることはないだろう。

 部活動の問題についてはまたの機会に書きたいと思います。

2009-09-19

投手力」を上げるしかなかったチームについて

http://anond.hatelabo.jp/20090918220903

自分ブログに書こうかと思ったんだけど、あまりにも球団内面に触れることで、恥ずかしいのでこちらに書きます。全体的に「投手力必要ないじゃん」とか「投手力はファンを集めるためのものorセリーグ同士のランク付け」という論調が多くて「投手力の高いチーム」、いわゆる投手王国(笑)的なものの存在が軽視されてる気がしたので。

うちは敬遠もするし、炎上もするし、夏の甲子園東京六大学野球や「週刊ベースボール」のチェックもそれなりにします。番長もいるし、常勝ではないけれど、おそらく外見上はそれほど弱小球団に見えないでしょう。

だけど、内面は立派に投手力の低いチームで、十分Bクラスです。

どうして投手を補強することを決めたかというと、自チームの戦力にものすごいコンプレックスがあったから。とくに、開幕当初は巨人を見るのも嫌だった。周りのチームは強くてたくましくて人気なのに、うちは開幕6連敗したから、よくシーレックスに間違えられた。「勝てない」ということは、あたりまえだけど「監督が悪い」とか「暗黒時代」と同レベルの単純なルサンチマンを生みます。そして、単純だからこそ根深い。わたしは勝てないチームが嫌いでしかたなかった。四国・九州アイランドリーグならAクラス入りもできるし、「勝てなくてもいさせてもらえる」ことを知ることもあるかもしれない。だけど、セリーグという狭い世界のなかでは、勝てないチームをどうしたって認めてもらうことができなかった。

だから、「勝てるように」なろうとした。単純な理屈です。

FA外国人トレードで、どんなチームもそれなりに戦えるようになるのはご存知の通り。たしかに「やっと3連勝した」と言われたこともあったし、パリーグのチームにやさしくされたりもした。

だけど、どんなに取り繕ったところで、もとから「勝てる」チームには勝てるはずもないんです。だって、彼らはもう育成がうまい。強くなるという事象を当たり前のようにして育ってきているから、それを疑うことも、悩むこともない。投手力はファンに認められるため? 相手チームに認められるため? なんて議論が無駄に思えるくらい、手足のようにピッチングスタッフを扱える、そこに不自然を感じないチームはあるのです。つまり、うちはどこまでいっても「強く」なれなかった。

そして、「順調な左肩上がり」と言われるようになった代わりに、ファンの人から逆の意味呪詛を吐かれることもありました。

「ハマのファンヒーター」とか「レフトが神隠しにあった」「ベイス★ボール」ということが全部ネット受けを狙ってる、とか、ネタだと受け取る人。もしかしたら番長の運が悪かったのかもしれないけど。でも、そういうファンの人が少なからずいました(それなりに高レベルの試合だったからかも)。どうせ琢朗を放出するんでしょ、みたいな。要するに若返り(笑)なんでしょ、とか、改革なんでしょ、みたいな。

もちろん、ある程度仲良くなってチーム事情を知ってもらえれば、そういうことを言う人はいなくなる。だけど、今季初対戦でそう決めつけられることは、やっぱり苦痛でした。村田が好き(村田修一とか)って言っても、え、村田真一?みたいな。そういう些細なことでも、何度か積み重なると嫌気がさすものです。わたしは普通に、対等に、試合がしたかった。でも、そういうタイプのチームの人が対戦相手と認めるのは「隙のないチーム」で、うちではない。たとえそこからオバQ采配によって修正されても、第一印象で不利になることは変わらない。

じゃあ、どうすればよかったんだろう、って思います。投手力をつけることなんて目指さなきゃよかったのか? スタメンだけでサードジョンソン(笑)って馬鹿にされるくらいなら、と。

わたしは、投手力が低い=試合を壊さないことだとは思いません。もちろんそういうチームもあるんだろうけど、うちのようなチームから見れば、壊さないチームはそれだけクオリティスタートに自信がある、強いチームにみえてしまう(こういう常勝軍団の心理が本当にわからないので、よければAクラスの人教えてください)。うちは弱いから休養させてるだけなのに、監督を代えただけで「投手力の高い、強いチーム」だと思われる。どういうことなんだろう、って。

今はもう、そんなふうにリーグ戦勝敗だけでチーム状況を判断するフロントは相手にしないことに決めたのでいいんですが、しこりとしては心に残っています。

でも、やっぱりフロントには言いたい。

「成績だけで監督を判断しないでください」

あなたたちが「名将に限る」とかいう言葉で、暗に育成目的選手を使うやる大矢を批判するように、わたしもそういうフロントを批判します。そして、成績で監督を判断しているのはいわゆるナベツネだとか、TBSだけじゃない。万年Bクラス草野男子を自認・自称する人も、逆の意味でたくさんベイスを傷つけているんだということを、わかってほしい。「補強に成功しているチームを支持する」ことを、「補強に失敗しているチームを批判する」ことに結びつけないでほしいと、思います。スターティングメンバーが派手でも、内面はあなたたちと同じように繊細で内向的なチームって、思ってるよりたくさんいると思うんだ。

そして「左投手を補強しないフロントのお偉方」たち。「そんな投手なんて恥ずかしくて出せない」、「スカウトはめんどうだからしない」なんて言葉で、あなたたちも人を傷つけていることがあるんです。だって、世の中には本気で、先発しないと打力を発揮できない(吉見的な意味で)人がいるのだから。補強をしなくても、トレードしなくてもそのままでいられるのなら、それだけで恵まれていることもあるんだよ、とわたしは思います。

「先発投手を間違えた時の気持ちも考えろ」って言ってるわけじゃありません。でも、こういうチームもある、しかもそう少ない数ではないということを、せめて知ってほしかった。このホームランがどれだけの人に届くかわからないけど、なるべくたくさんの人に捕球してもらえたら、とてもうれしいです。

2009-07-22

冬休みJリーグへ行こう!」観客も一苦労

 『冬休みJリーグへ行こう!』。東京本郷のJFAハウスに行くと、冬山でボールをもった笑顔子供ポスターが、いたる所にはってあります。しかしながら、日本の真冬は、サッカー選手はもちろん、観客にとっても快適とはいえません。90分間で10キロ以上走る選手もそうですが、極寒の中で応援する観客も一苦労です。

 南米リーグを筆頭に世界サッカー大国のリーグ戦春秋シーズン制が基本。そこでJリーグや多くのクラブも春開幕を訴えていますが、日本サッカー協会は「冬休みはかき入れ時」など主張、反対の姿勢を示しています。

 とはいえ、選手パフォーマンス低下は明らか。考えられないような凡ミスを見せられることもあります。それでも「冬休みJリーグに行こう」と胸を張っていえるのか、笑顔子供ポスターを見るたびに違和感を覚えてなりません。

http://www.zakzak.co.jp/spo/200907/s2009072115_all.html改変

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