『冬休みはJリーグへ行こう!』。東京・本郷のJFAハウスに行くと、冬山でボールをもった笑顔の子供のポスターが、いたる所にはってあります。しかしながら、日本の真冬は、サッカー選手はもちろん、観客にとっても快適とはいえません。90分間で10キロ以上走る選手もそうですが、極寒の中で応援する観客も一苦労です。
南米リーグを筆頭に世界のサッカー大国のリーグ戦は春秋シーズン制が基本。そこでJリーグや多くのクラブも春開幕を訴えていますが、日本サッカー協会は「冬休みはかき入れ時」など主張、反対の姿勢を示しています。
とはいえ、選手のパフォーマンス低下は明らか。考えられないような凡ミスを見せられることもあります。それでも「冬休みにJリーグに行こう」と胸を張っていえるのか、笑顔の子供のポスターを見るたびに違和感を覚えてなりません。