はてなキーワード: モチとは
麿は世のため人のためがモチベでおじゃる
夢見りあむ、最終順位3位。
これを目にした時「オタクちょろいな~w次はもっと応援して1位にしてよwww」みたいな調子に乗ったコメントをすると思っていた。
「ぼく頑張ったか?努力なんてムダムダの無駄じゃん!アイドルってなんなんだよぅ」
さすがに驚いた。
夢見りあむはこんな子だったのか。
「ライト振ってるあいだは、何者でもない自分を忘れられたし。誇れることがなんにもない自分を忘れられたもん……。でも、そんなぼくがステージに立ったら、申し訳なさすぎだし!」
アイドルオタクである彼女は、アイドルの世界にある種の理想を見ていた。
普段我々がいる薄汚れた世界とは違って、尊くキラキラしたアイドルの世界。
そこには「アイドルは努力家で、アイドル界は努力が報われる世界」という理想も少しはまじっていたのではないか。
ゆえに彼女の総選挙を受けての発言をもう少し噛み砕くなら、こんな感じではないか?
「ぼく頑張ったか?(何もしてないぼくが、滅茶苦茶努力してきた子たちより上位に入れてしまうなら)努力なんてムダムダの無駄じゃん!(アイドルは努力が報われる世界じゃないの?)アイドルってなんなんだよぅ」
結果として彼女は、自らの手で「真摯な努力が報われる世界」という理想を破壊してしまった。
自分があっさり上位に入ったことで、アイドルの世界は尊くも、素晴らしくもないものだと思い知ってしまったのだ。
努力よりも、過去の積み重ねよりも、話題性が優越するということだ。
勿論最近の総選挙はずっとその傾向があったが、彼女はそれを露骨に可視化してしまった。
しかし来年度以降、彼女は自らの手で劣位を証明してしまった「努力」を武器に戦わなければいけない。
「話題性」という武器を十全に使うことができるのは、今だけだからだ。
今回の総選挙でボイスを獲得したことにより、彼女の声を担当する声優が現れる。
それに伴い、以前ほど過激な弄りがしづらい風潮になることは想像に難くない。アイマス界隈は息苦しいところなのだ。
目新しさもやはり日ごとに薄れ、今年の終わり頃にはすっかり「アイマスファミリー」の一員になっているだろう。
過激な炎上と目新しさという武器を失った彼女は、ただのアイドルとして、努力を積み重ねて戦わなければならない。
しかし、どれだけ努力しても、話題性には叶わないことは自らが証明してしまった。
彼女がこの先努力すればするほど、過去の自分に嘲笑われるのだ。
一体彼女は何をモチベーションにして、これからアイドル活動を続けていくのだろうか?
理想を自らの手で砕き、しるべを失った彼女が、それでも前向きなモチベ―ションを見つけられたなら、私は心の底から応援したいと思う。
本日はシンデレラガールズ総選挙の結果発表もあり、狂喜乱舞するプロデューサー様もいらっしゃればそうでない方も多いと思われます。声実装の4人と未央のPの皆さんはおめでとうございます。
そんな中、私は非常に嬉しくて悔しい、そんなTig-hugな思いを抱えています。なぜなら私はすべての票を漏れなく梨沙に捧げたひとりだからです。しかし何があろうとそれは結果なので問題なく受け入れることは出来ています。思ったよりメンタルが削れていないのは10位というけっこうえげつない成績を残せたからでしょうか。
まあそれはそれとして。
それで今日よく見たのが、と言うより前からよく見ているのが、「ヴァリサにはそのうち声付きそう」という呟きです。
言ってしまうと、そんなの誰にもわかりません。
梨沙Pの中には「ありえないから票を入れて」と言っている人もいますし、今だから言いますが一部のPaPが「つくから○○○○○に投票して」と言ってる人もいました。
今はどっちも正しくないです。今は。
選挙中はどちらかと言うと梨沙Pの方が正しかったと思います。でも今はどっちとも言えない状況です。
そこで私の出した結論が、
「誕生日までに無かったらまず来ないと考えてほしい」
です。
まず、次の年表もどきをご覧下さい。
Co 2015 11/29
2016 4/7-5/9
乙倉悠貴
早坂美玲
結城晴
棟方愛海
2018 4/10-5/9
白菊ほたる
2019 4/16-5/14
これは新アイドルを除いたアニメ後のサプボ7人の発表日と総選挙のスケジュールを順に並べたものです。見ればわかりますが見事なまでにCoとCu、というか過半数がCuでPaはいないという状況です。
それもその筈、逆にこの時期に総選挙で声が付いたアイドルは、今回を含めると
Co三船美優
Co森久保乃々
Pa依田芳乃
Co藤原肇
Cu関裕美
Co佐城雪美
Pa夢見りあむ
Paナターリア
そしてそう、サプライズボイスとはこの差をうまく修正するために運営の発動する一種の手と考えられます。Cuが裕美とこずえしかいないことからもこれは非常にわかりやすいです。
なお、一応言っておきますが、確実にそう、と言える訳では無いです。運営の方に質問した訳でも無いので、証拠はどこにもありません。妄言と吐き捨てられてもいいような仮説ですが、現状からしてある程度信じても可笑しくはない程度のものでしょう。
といったことが、「ヴァリサには声がつく」という意見への反論となります。
さて次に、なぜ「梨沙にサプボは絶対にない」が選挙後の今は正しくないと言えるのか。
ここで第5回以降の“声がつかない中で順位の高かったアイドル達“を並べてみましょう。
第5回
第6回
16 喜多日菜子
第7回
18 佐城雪美
第8回
それはもう、第5回の肇以来の快挙なのです。それも総票数のインフレした今で圏内まであと5万票もないそこそこの僅差で。これは声がつかなかっただけで結構な快挙です。あとついでに言うと10位以内で一番多いのがPaって言うのがなかなかイレギュラーです(多分これは夢見りあむのせい)。
34位でサプボあるとか言ってた人は本当に何言ってんのって感じですが、10位はちょっと普通に信憑性でちゃうやつです。
さらに的場梨沙はかなり露出が多い方のアイドルです。2週間に1度U149にて中確率で新しい供給をぶつけられ、そこそこの頻度でデレステのコミュに出演、声無しの中ではトップクラスに多いデレステのSR、現実の物品もそこそこの数が揃っているという現状。実際私も運営がなんか企んでるんじゃないかとたまに思います。
でもその割に総選挙直前にガチャやりましたよね。運営さん何考えてるの?
その上、声が実装された場合も、おそらく運営にとってはやりやすい方のアイドルです。
声が実装されたらまあ確実に新しいコミュが来る訳ですが、そこで必ず発生する「誰と絡ませれば自然か?」問題が滅茶苦茶すんなり解決します。結城晴と漫才させてもいいし(デレステですら現時点で3回やってるんですよこの2人)、ももぺあべりーで絡ませてもよし、LMBGもよし、ギャル系で美嘉莉嘉と話してもよし。ごく自然と声のある会話に参加出来てしまうのです。
というように、今回の選挙でまた有り得そうな要素が増えてしまい、「来るんじゃね?」と思うのも無理はないレベルでチャンスが膨れ上がっているのです。ここまで来ると私も絶対にないとは言えないほどに。
とまあ、なるべくフラットな目線で見ようと努めた結果、「来るかもしれないけど普通に来ないかもしれない」という考察結果が出来上がりました。何も解決してません。
そこでもうひとつ要素を加えるのです。
上に書いた年表もどきをちょっといじってもう1回見てみましょう。
11/29
11/29
4/7-5/9
乙倉悠貴
11/19
早坂美玲
3/17
4/10-5/9
結城晴
11/19
棟方愛海
12/5
4/10-5/9
白菊ほたる
12/1
4/16-5/14
サプボの発表と総選挙、美玲を除いて明らかに特定の時期に発生しています。サプボの発表は11月後半から12月上旬、総選挙はゴールデンウィークの前かその辺と言った所でしょうか。わかりやす。
畢竟、サプボの発表を期待していいのは精々年内、どんなに頑張っても3月まで。そして、ほぼ11月末が事実上の期限と言っても良いでしょう。ここを過ぎると、ほぼないと考えていいと思います。
だから、「あるんじゃない?」と思っている方は半年間は可能性を信じましょう。それがいいと思います。的場梨沙の誕生日である半年後の11月19日、この日を目安に期待していて下されば幸いです。そしてこの時期をすぎても来なかった、「ああ、10位に食らいついたとしても声を実装はする気は無いのか」と考えを改めては頂けないでしょうか。
「誕生日までに無ければ声は無い」。これを是非、覚えておいて下さい。
ここからはバイアスバリバリの的場梨沙好き人間からの言葉です。
梨沙P、もしくは梨沙を応援したいPのみなさん。みなさんもう思ってると思いますが、私は来年のPa1位、スパークルスターは勝ち取って欲しいと思っています。というかCG狙って頑張りましょう。どうせサプボとかないんで充分燃えてくるはずです。私も頑張ります。声付くまでは他の担当に入れたい気持ちを押し殺して梨沙に、絶対、一票残らず入れます。
そんで「梨沙にはどうせ声がつくからこっちに入れてね!」って言ってた人達は責任取って(何の)来年は梨沙にぶっぱしてくれると私の精神が安定するのでぜひお願いします。ほんとにそこそこの数いるんですよね。それへの怒りもモチベにしてたくらいには。
あとそんなリプライに「自分はそう思わないから梨沙に入れます」って言ってくれてた絵師さん最高でした。ありがとうございます。
[追記]
「前半のサプボへの反論は総選挙中にやるべきだったのでは?」とありますが、梨沙P界隈ではかなりそれについてのツイートが発生していました。流石に言い過ぎな上に強く言ってて逆効果なんじゃないかと思うくらいでしたが、おそらく梨沙Pの範囲をちょっと出たあたりくらいまでしか拡散できていなかったのでしょう。
なので、そのコメントへの返事としては「みんなしてたけど外側への拡散力が不足していました」
です。
マジレスすると同じグループ推す友達作んない方が疲れませんよ。私は一切作ってないし、ただそのグループのこと知ってる人にノリでおすすめするぐらい。本気ではしない。なぜならモチベーションに差が出た時にイライラすることが増えそうだから。ライブも一人で行くし番組もぜーんぶ一人でニヤニヤしながら見る。ストレスなんて何もない。モチベ高いと一日中担当のこと考えてるし低ければ録画がたまっていく。でも誰とも比べない。楽だよ
○朝食:なし
○夕食:玉ねぎ、人参、ほうれん草、大根、ソーセージをコンソメで煮たもの。コーンパン、ごまパン。
○調子
むきゅー。
日曜日でお休みなので、食材の買い出し行って掃除(冷蔵庫以外)をしたりしてた。
こういうゲラゲラ笑えるコメディ映画大好きだなあ。(僕の根がゲラだから、笑いにたいして目線が低いから真に受けないで欲しいけど)
こっちは激しくイマイチだった。
話のギミックを魅せる時間移動ものは、どうしても目が肥えちゃうし、数多の名作たちと比べちゃって素直に見れないのを差し引いても、単純にこれといった取っ掛かりがなくイマイチだった。
これこれこれこれこれこれこれええええ!
僕、こういう小説大好きなんだ。
ミステリとキャラ萌えが絶妙に混ざり合ってて、これだよこれ、と大興奮しながら読んだ。
特にオーラスのエッチなシーンでは大興奮して「ううむ、これはえろえろですわ! えろえろですわ!」ともがきながら読んでいた。
この作者面白いね、裏染シリーズは既読であれもだいぶ好きだったけど、短編もかなり映える人だ。
タイガのやつも買おう。
ツンデツンデ、ベベノム、暁ネクロズマ、ギルガルド、クチート、黄昏ネクロズマ、みたいなやつ。
これ今後流行りそうな予感がするけど、いわゆるスタンパとパーツが被りまくってるから、ツンデツンデが抜けてく気もする。
(まあ、正直なところツンデツンデよりマーシャドーの方がよいのでは? と思わなかったといえば嘘になるし)
なんか今期モチベ高いので、対戦記録も久々にまたつけようかしら。
○グラブル
私はファンレター書くの好き!
楽しい!
人のファンレター事情も知りたくて検索してもなかなか増えないので自分でまず書いてみる。
ファンレターを初めて書いたのは小学生のとき児童向け漫画家に。
返事もくれて嬉しくて毎週のように書いてた。
今思うと小学生の日常なんかもらって丁寧に返事くれて本当に神だった。
社会人になってオタクに戻ってイベント行くようになって同人作家に感想の手紙を書くようになった。
これ何がすごいってサークル参加してるから直で渡せるから手紙を渡すときにお礼を言われる。
めちゃくちゃ嬉しかった。
けどすっごい緊張する。
こっちは御本をたかだか数百円で読ませていただいてていいの?と恐れ多くて差し入れを贈るようになる。
しかし当時は差し入れルールとかよく分からないから値の張ったデパ地下スイーツとか差し入れてビビられた。
知らない人に高い物もらうの普通に怖いよね。
その後若手俳優にハマってプレとファンレターを送るようになる。
この俳優はブログでもツイッターでもお手紙受け取りましたありがとうございました報告を一切しないくせにプレは着用するタイプで意地でプレを続けた。
何の意地か今でも分からん。
今思うと若手俳優、高価なプレを躊躇いなく着るのヤバすぎ。
ここでつまらない舞台でも絞り出して感想を書く力が身に付いたのでそれは感謝している。
そんなこんなで俳優はなんとなく疲れて降りてアイドルのファンになるも大手事務所のため読まれないよなーと思ってファンレターなどアクションは起こさず漫然と応援する。
なんで漫画家かというと半年ほど前、ライブにも舞台にも行くモチベがなくなってなんとなく買って読んでなかった漫画を読んだらすごく良くてこの作品で感動した人間がいたことを伝えたい!と思って久しぶりにレターセットを買ってファンレターを書いた。
この作家さん実は10年くらい前にも一度ファンレターを書いていて、単行本自体はずっと買っていたけど俳優を追っかけてるときはそっちに意識がいっていてあまり真剣に読んでなかったんだと思う。
俳優オタのときは毎回同じシンプルなレターセットを使っていたので可愛いレターセットを選ぶことですでにテンションがぶち上がった。
一時ファンレターの業務をやらない編集が話題になってたけどとりあえず投函してから2週間くらいで届いた報告をしてくれるから大体の編集さんは仕事してると思う。
若手俳優オタクめちゃくちゃ手紙好きだから知らなかったけど思った以上に漫画家へのファンレターって少ないみたいでちゃんと届きましたってお礼のツイートしてくれるのがすごく新鮮だった。
しかも私信というか送った私にしか分からないコメントくれてオタクに手厚い。
私がファンレターを送るのはレスが欲しくてではなくて、編集にこの作家さんには手紙を送る体力(財力とか行動力とはちょっと違うと思うのでこういう表現にする)のあるファンが付いてますよってことを知らせたいのと引かれてもいいから作品で心を動かされたことを伝えたいから。
ただの自己満。
私は手紙を、ファンレターを書くのが好きみたいなので今すごく楽しい。
ザ新人みたいな作家ではなくキャリアのある方なのでわしが育てた系の厄介オタクみたいな気持ちにならないので説教臭くなることもない。
俳優みたいに認知されたいとかないし別のオタクへの嫉妬とかもないし今が一番楽な気持ちでオタクやってるかもしれない。
話は逸れたけどみんなのファンレターの話を聞かせてください。
去年からTwitterのアカウントを作って,趣味であるデレマス界隈と交流をとるようになった
同じ趣味の人が周囲にいなかったため,それまではデレステで集めた票をポチポチと担当に貢ぐ(といっても僅かだが)作業を続けていた
総選挙期間のTwitterを観るのは今年が初めてだったので,驚いたこと,面白かったことを書く
・本気でいい順位を狙いたいという行動原理で行動する人がとても多かったこと(投票することで担当の良さを確認する期間でしかないと思っていた)
・モバマスの苦痛さ(自分がデレステしかやっていなかったので)
・個人やユニット単位ではなく『(都道府県)ユニット』や『(都道府県)出身』で推してる人がそれなりにいた(地元愛かなにか?)
・票の交換というシステム(交換するなら総票数は変わらなくない??)
・「まだ投票先決めてないんだよねえ」とアピールする奴がいたこと(決めてないくせにわざわざ票を稼ぐモチベがあるのがすごい)
・↑のやつに「FF外から失礼します!〇〇にぜひ1票を…!」と絡むやつがいたこと(その意見をもらった結果ほんとに投票してるんだろうか)
・そのアイドルのことをちょっと呟いただけでFF外からいいねで補足してくる(恐ろしいからやめて)
あとモバマスを始めるにあたって,とりあえず適当なプロダクションに入ったのだが,全然活発でもないしうーんと思った.苦痛だったのはこれが大きかったのかもしれない(結局すぐ飽きて触らなくなってしまった)
○朝食:チョコ一つ
○夕食:冷やし中華
○調子
むきゅー。
相変わらず喉の強烈な痛みが続くもさすがにこう何度も何度も休んでられないので、頑張って頑張って出社した。
水曜日にまた通院のため休まないといけないし。
ただ、出社したはいいけど、辛くてあまり仕事にはならなかった。
とはいえ、あの頓服を飲まないと熱で座ってもられないシンドさはひとまず去ったみたいで、昨日今日ともう二日も頓服は飲んでいない。
微熱も朝起きた直後と、今この寝る前に少しあるだけで、日中帯は熱はなかった(シンドさはあったけど)。
うん、だいぶこれは治りだしているんじゃなかろうか?
水曜日にまた通院するので、その時に見てもらうのが楽しみだし、明日起きたら喉の痛みもどこへやらかもしれない。
ただこのデッキ模索中って勝率だだ落ちするから、モチベが下がるね。
○グラブル
先のガチャピンモードで水着土ヴィーラさんとキャタピラさん、それと周年スカチケでリミ光ヴィーラさんを引いているので、これで四人目のヴィーラさん。
コンプまではスカチケはヴィーラさんに回す予定なので、あとは恒常闇SRと恒常風SSRの二回。
恒常風SSRは、かなり最近のキャラなのでスカチケでスカウトできるのは少し先になりそうなので、先にSRを取得になるのかなあ。(あんまりSRにスカチケ使うの嫌だけど、こればっかりはちかたないね)
今気づいたけど、サプチケか。
ゼノコキュ周回中。
○朝食:にゅうめん
○昼食:レバニラ炒め定食(ご飯、たまごスープ、餃子、漬物、レバニラ炒め)
○調子
むきゅー。
今日は、久々に頓服薬を飲まなくても大丈夫な程度の辛さだった。
けど、耐え切れない頓服飲む! とまではならなかったので、かなり治ってきているのかもしれない。
それがあまりにも嬉しくて、たらふく飯を食べた。
ご飯をたくさん食べると元気が湧くし、生きることに前向きになれる……
明日から一週間はじまります、とりあえず水曜日は通院の予定でおやすみするけど、ぼちぼちお仕事も頑張れるよう、むっきゅりするぞいや!
それで、今日は久々にご本を読む日にしてみた。
ワンシチュエーションものの短編連作と短編集の間みたいな作品。
謎解きのギリギリまで「そもそもこれは何を問うているミステリなのか?」がさっぱりわからないのだけど、
謎解きが始まった瞬間にその辺りがビシッとハマりだす、ある意味ホワットダニットものの一種なのかしら。
ネタを割ってしまえばxxxダニットなのだけど、謎を提示する段でそもそもこれがxxxダニットものだと気付かせない構成ってのは、面白かった。(前例的には倒叙と気付かせない倒叙というか信頼できない語り手の方向でありそうな気がするけども)
全体的に良い意味褒め言葉として「ミステリのお手本」のような、教科書的な楽しみができて、作者の地力の高さを強く感じた。
僕は、飛び道具よりも地に足をつけた格闘戦の方が好きなので、こういう作風は大歓迎。
この作者のノンシリーズものを読んだのは初めてだけど、確実にミステリ作家として今後も信頼できそうな出来なので、追いかけていこうと思う。
AI探偵ということで、フレーム問題やシンボルグラウンディング問題や不気味の谷や中国語の部屋など、ミステリでは後期クイーン問題を通じて馴染み深いものもある哲学的(数学的)な課題と絡めての謎解きが繰り広げられる。
僕は割と、というかかなり名探偵に対して甘い読者なので、かなり読み進めるまで、違和感に気づけなかった。
(だから僕、名探偵自身がトリックに絡む系の謎滅多に先読みできないんだよねえ。作者に麻耶雄嵩って書いといてくれれば、心構えの一つもするんだけどさあ)
なので思わず、すぐに読み返して逆転感を堪能できて楽しかった。
全体を通じて、ミステリのパロディ要素も強く、AIの技術的な部分も程よくわかりやすく噛み砕いてくれてるため、正誤はわかりもしないけど、この本を読むにあたっては苦労なく楽しめた。
SFはそもそも話の主題がどこにあるのか? から読み解く必要があるから、技術的な部分をどこまで読みとかなければいかないのか? がとても難しく、読み手が止まることが多いのだけど。
ミステリは今回何を推理すればいいか、は割と早い段階で明示されるから、そこに向けて技術的な話も理解しておけばいいので、スムーズに読めて楽しめた。
続編も出せそうな終わり方なので続きもきになる。
本格ミステリベスト10の近況報告によると書く予定はあるみたいなので、楽しみにしておこう。
○グラブル
ゼノウォフの武器は二つとも作った。
水の方は毎日コツコツやってくか……
大学の勉強も大学に行くことも部活も人付き合いもバイトも全てやりたくない。今すぐ放り投げてずっとyoutubeみていたい。
今属している学科の何もかも興味がない。せっかく親がお金を出して、一人暮らしまでさせてもらっているのに大学で何も学んでいない。テスト前日にちょっと勉強するくらいで何も学んでいない。
大学合格当時は輝かしい未来に期待していた。一生懸命勉強して研究者になる夢も持っていた。昔は図書館にこもって将来のためにめちゃくちゃ勉強をしていた。今考えれば本当にバカなのだがノーベル賞をとりたいとさえ思っていた時期もある。けど自分にはその能力とモチベが欠け落ちていて、高校生の時自分がバカにしていた怠惰な大学生になっている。
かろうじて授業に参加しているが、何がきっかけで行かなくなるかわからないくらい大学に行くのが辛い。何の目的もなくただ授業を聞いているふりをして時間を過ごす。あまりにも虚しすぎるが授業を聞いても外国語のように何を言っているのか全くわからない。人生で躓いたことがほとんどなかったせいで、わからないことのオンパレードで頭が麻痺してしまった。
全てが自分の努力不足のせいで、それがたまらなく嫌になるのだがこの状況を抜けるための努力はしないでここでこうして駄文を書いている自分に嫌悪を抱く。最近は生きている価値すら見出せない。生きる意味なんてないとよく言われるが、それを言われると絶望して死にたくなる。
高校生の自分が見たらなんて言われるのだろうか。あの時は常に何か頑張っていたと思う。勉強にしろ部活にしろ死ぬ気でやっていた。いやこれも思い出補正で実は自頭に任せて適当に勉強していただけかもしれない。もっと身の丈にあったところを受験すればよかった。たまたま恵まれた環境に生まれ育って、平均より少し頭が良くて、受験はほぼ運で受かった。周りは自分と違って超優秀。いつもそういう人たちと比べてしまい鬱になる。周りの人にあれだけ期待されたのに、学校であれだけ優秀と言われたのに、学部の授業で躓いてしまう自分が情けない。
でも大学を辞める勇気はないから多分ずっとこのまま何も変わらないで過ごしていくのだと思う。このまま生きていくのは辛すぎる。けどこの状況を変えるのがもっと辛く感じてしまう。辛い。誰かに助けてほしい。
正確には、上手くなりたいけど思ったより評価を得られてなかったり、自分よりいいね数やRT数が多い他人と比べたりして、
そのことがモチベの低下など創作の妨げになっているような絵師はTwitterに限らずSNSを極力視界に入れないようにした方が良い。
通知も全部切ろう。漫然とTLを眺めるのも金輪際なしだ。
他者評価を数値化するSNSは劣等感を信じられないスピードへ加速させる。
このいいね数とかRT数とかいうやつらは、数値という揺るぎない事実をもって、二者間の優劣をさも完璧に客観的であるかのように提示するからだ。
強者には無限に承認欲求の麻薬を吸える神システムだが、弱者にとってはただ劣等感を無際限に溜め込ませる悪魔のシステムだ。
本当はいいね数RT数なんて真に受けるな信じるなと言えればいいが、実際にはそうしたくてもできないというのがほとんどだと思う(できる人はとっくにできている)。
なにより実際ある程度の客観性は備えているのが厄介だ。
評価のことはいったん何もかも忘れて、創作することだけに目を向けよう。描くのが楽しいその感情だけを信じろ。
下手なことなんて忘れよう。描く気が起きないんじゃ上達もクソもない。
どうしてもTwitterを見たい人で、極力劣等感を刺激されたくない人は、PC版Chromeに限るが拡張機能を使っていいね数やRT数を非表示にしよう。
Stylebotという拡張機能がオススメだ( https://chrome.google.com/webstore/detail/stylebot/oiaejidbmkiecgbjeifoejpgmdaleoha )。
ボタン一発でほぼなんでも画面から消せる。詳しい使い方は「Stylebot Twitter 非表示」などでググればいくらでも出る。
そうやって自分の無力さを見ないようにすることを恥と思う必要もない。
わたしはグランブルーファンタジーをプレイしている
引退して1年経った今、当時を振り返った話をブログに書いていた
(匿名の場でリンクを張るのは晒しみたいになってかえって失礼な気がするので自粛する)
>グラブルはプラスではあったが、よりよい時間の使い方のために引退は免れなかった
とのことだった
それを読んで、グラブルを続けるのは自分の人生においてプラスなのか考えた
わたしは元々中世ヨーロッパ風王道ファンタジーRPGが好きで、
大量にあるシナリオイベントやフェイトエピソードのすべてが面白いとは言わないが、
ストーリーやら音楽やら、なんだかんだ楽しませてもらっているし、
そのたびに、やっぱりグラブルが好きだなあと改めて思う
課金で補える範囲は少なく、ソシャゲーよりもMMORPGに近いと表現するプレイヤーも多い
流行っているゲームは一般ファンの二次創作絵が描かれることも増えるが、
グラブルは真面目にゲームをプレイしている人ほど絵を描く時間が取れなくなってしまう、なんて話もある
強くなるにつれ素材要求量も多くなり、プレイ時間はますます増え、
しかし労力に見合うほどの戦力アップは見込めないケースも多い
わたしは200近いランクのわりには弱いほうのプレイヤーだと思うが
ストーリーを読む分には現状の戦力で全く困らないし、
攻略情報を見ての後追いではあるものの、特別苦労することもなくクリア出来る
他プレイヤーと争わないならもう十分な戦力があるのだ
膨大な時間に加えて、他人に気を使う要素まで増えて辟易しているし
そろそろこれ以上の戦力強化はお休みして
同じ団で長く一緒にやっていると、初めは見知らぬ他人だった団員達にも仲間意識がわいてくる
タイトルで既に明かしてしまっているが、ゲーム内で知り合った人を好きになってしまったのだ
しかし、隠居するからと団を抜ければ、おそらくそれっきりで縁も切れてしまうだろう
我が団では、ツイッター団のような、団を離れても友人関係を維持出来るほど密な交流は行っていないのだ
グラブルから離れた場合を想像した時、一番残念に思うのがそこなのに自分でも驚いた
冒頭の1年前に引退した元有名プレイヤーの方はこんな話もしていた
>いつまでグラブルの近くにおるんやって思ってる人もいると思うけど
>グラブルにはすでにあまり興味ないけど、グラブルで知り合った人たちへの興味は尽きることなし
私も3年以上同じ団にいる
うちの団長は有能だ
古戦場では細かく貢献度や時速を見比べ、的確な突撃・撤退指示を出し、拾える勝ちはおさめ
寄生となってしまった団員は古参だろうと容赦なく切り、汚れ役もきっちりこなす
リアル仕事も忙しいだろうに、ゲームでもリーダーとして誠実に頑張っている団長に、いつしか好意を持つようになっていた
会う前は、リアルで会ったらより一層好きになるかスッと冷めるか、どちらかに偏る可能性も想像していたが、
外見も声も特別好きでも嫌いでもなく、言動もゲーム上での人物像と差異は感じない
良くも悪くも、気持ちに大きな変化はなかった
人柄で好きになったのだと考えると好ましい傾向と思う
ただ、大きな問題が判明した
団長はとても若く、自分より10歳以上年下でもおかしくなさそうだった
社会人団なのでそこまで大きな差は無いのを期待していたのだが、
ここ最近は今後の身の振り方を悩んでいる
期間限定グッズショップやコラボカフェ等も頻繁に開催されているため
そうそうお誘いには応じてもらえず、もどかしい気分で過ごしている
やっぱりこの人が好きだと改めて思う
しかもおそらく一回り以上年上の人間から告白されても迷惑がられる可能性は高い
下手に行動して気まずくなりたくはないし、相手の心に負担をかけたくもない
ゲームの中では書かないだけで、リアルで恋人がいる可能性だってある
我が団は4000位以内の中堅なので、高い時速を求められることはない
新武器制作をサボっても、時間をかければ古戦場で求められる働きは十分に出来るだろう
メジャーゲーなのでそこら辺のマイナーゲーと比べたら相当遠い未来の話だろうが、
それでも終わりは避けられない
何らかの理由で団が解散して縁が切れるか、グラブルがサービス終了するか
あるいは自分の気持ちが無くなったり、他の好きな人が出来る可能性もあるし、
しかし、おそらくは
それなりに仲は良いけれど、それ以上の進展もない、戦友としての関係を維持するのだと思う
ただ、もしもこの気持ちが冷めないうちに縁が切れそうになったなら
何も伝えないでそのままお別れするのも寂しいな、とも思っている
連休使っての旅行計画に精を出すうち、気づけば既にリアタイ勢から周回遅れを食らっている今日において今更1話の感想なんて…とは思いつつ感想を書くことにした。1~2話までしか観ていないので、3話以降を既に見ている諸兄においては「何言ってんだこいつ」程度の温情を頂ければ幸いだ。なおニコニコ動画のコメントやツイッターの実況などは敢えて見ずに書いてみた(このあと見るつもり)。ニコ動で観てると、感想がだんだん「ネットミーム紹介文」みたくなっちゃうの難しいよね。
それっぽく並べてあるけど、作品の優劣は付けてない。容赦して。
~のみ見放題…対象サービスでのみ全話見放題。その他のサービスでは有料配信。
~のみ最新話無料…対象サービスでのみ最新話見放題。その他のサービスでは有料配信。
私はTVでアニメを観ない(BS見れないし、TOKYOMXもAT-Xも受信できないし)ので、配信情報はこれ以外の手段について書いている。
Netflix独占
クリスマス生まれ(多分)と火曜日生まれ(多分)の二人が火星の大都会で一緒に音楽する青春ドラマ。「カウボーイビバップ」等でおなじみナベシン監督の新作。制作はボンズ。 本作で特に目を引くSF描写。都会の中心部はいかにもSFっぽい高層ビル群な街並みなんだけど、周辺に90年代アメリカみたいな町並みが広がってたり、往来する人も含め朝昼晩と色んな表情がある。「大都会だけど金持ちや貧乏人、ホワイトカラー、ブルーカラーが入り交じる都会感」に強いリアリティがあるところが好き。細かい所だと、飲食店の注文が全部スシロー方式(店員呼ばなくておk)なのに、作中の客がみんな店員呼びつけてクレーム入れてたのリアルすぎて笑った。設定こそSFだけど、現代を舞台にしても成立するような話をあえてSF世界で展開するっていうのもリアリティを強める要因っぽい。そんなSF描写の中でも好きなのが「家出ってどうやるの?そんなこと、聞ける人もいなくて。色々とググってみたけど、やってみたら意外と簡単だった」という冒頭のモノローグ。ゆうて火星の話ってことは実質ファンタジーみたいなもんかな、という先入観があっただけにこの一言だけで「実はこの世界はリアル世界と地続きで、しかも遠い未来というわけでもなく、とりわけ若者像はほとんど変わっていないんだよ」というSF世界であることがわかる。似たようなシーンだと、セッション後「私達のはじめての曲が完成しました!イエーイ!」つってインスタにセルフィをアップするシーン。作中何度も語られる「何も特別ではない、リアルの世界にもたくさんいる、何者でもない誰か」て感じをよく表してる。本作の脚本はみんな大好き赤尾でこなんだけど、私はやっぱり彼女の関わる作品に登場する女性が一番好きなのかもしれない。先のクールで言えば「同居人は猫~」「3D彼女」が赤尾でこ脚本。ハルって女の子だよね?特に同居人は脚本・赤尾でこx絵コンテ・佐山聖子タッグによる挿話がたくさんあってめっちゃエモかった。
1話では「二人がなぜ音楽をやっているのか」という部分が中心で、音楽への初期衝動を丁寧に描いてるのが好き。「ふとラジオから流れてきた曲を聞いて涙が出てきた」とか、路上で演奏してるけど歌はなく(ハミングだけ)「ただの音の連なり」を演奏してるだけ、とか。本作に限らず「初めて新入生に軽音部が自己紹介がてら演奏を見せるシーン」とか「生まれて初めてライブハウスでライブを見たシーン」とかめっちゃエモいよね。
セッションも、最初はお互いにそれぞれの初期衝動を持ち寄って始めるんだけど、お互い探り探りから徐々にノッてきて、歩み寄っていく過程がすごく丁寧。途中でやり直してみたりとか、お互いに相手を見つめながらテンポや歌を合わせる感じとか。
それにしても演奏シーンがやばい。最近は演奏シーンに3DCGを駆使してダイナミックな動きを表現する作品が増えてるけど(ピアノの森とか)、本作は演奏シーンに限らず多くが作画アニメーション。ボンズすげえ。ギターの弦を押さえる運指見てるだけで一日が終わりそう、別のカットも、手元だけを映すんじゃなくてチューズデイの上半身全部作画してるし(大抵の楽器は全身使って演奏するものなので、彼女もギター演奏中は体をかなり動かしている。本作はそれを作画で丁寧に表現している)。
加えてギターの作画が凄まじい。まずギターケースを開けるときのアニメーションから既にヤバイ。あえて楽器の持つ神秘的な雰囲気とか、艶やかな反射とかを作画で表現してるのは京アニだけだと思ってた。
SF的大都会、ストリート系の子と一緒にストリートミュージックを、お嬢様ファッションに身を包んだ子がアコギ演奏するっていうギャップは、案外「全力でアコギ演奏シーンをリアルに描きたい」という発想からスタートしてたり?
そしてギターの音ワロタ。開放弦でベヨェーンしたときのボディが響く感じとか、ギターに指が触れたときのギュインッまでちゃんと入ってるし、セッション中なんかギターの音に限らず、服の擦れる音「彼女たちが演奏してる部屋の空気の音」が(おそらく)全部入ってる。演奏シーンは文字通り空気が変わった。
「え、歌くっそうまいやん」と思った人も多いと思うけど、本作はCVと別に歌担当のアーティストがいる。英語圏でオーディションをしたらしく、この人たちがまたとんでもなく歌がうまい。もうハミングの時点でめっちゃうまいってどういうことなの・・・
音楽で言えば劇伴はMocky。R&BやJAZZの人で、軽快なベース音がたまらない。ついビバップの菅野さんを思い出しちゃう。それにしても、音楽がテーマの作品とはいえ劇伴が多彩すぎる。1話を通して音楽アルバム聴いてるみたい。
歌で言えばEDは作詞・作曲・編曲Benny Sings。劇伴から一変してPOPS。カートゥーンっぽい絵と相まってかわいい。
すんでのところでFOD独占を無事回避
浅草の日常アニメ。「さらざんまい」の意味は、ざっくりいえばユニバース感覚のこと。それにしても「さらざんまい」というネーミングセンスよ。幾原邦彦監督による新作。制作は「ユリ熊嵐」に引き続きラパントラックで、本作は共同でMAPPAが参加している。ピングドラムやユリ熊嵐で印象的なピクトグラムを担当した越坂部ワタルや、その2作で劇伴を担当した橋本由香利が本作にも参加していて、「チーム幾原邦彦」が確立されていく感じがある。
俺が本物のかっぱをみせてやるよ!(by幾原邦彦。公式ラジオ番組が毎週配信されていて、MCが諏訪部順一&まさかの監督。制作大丈夫ですか?)とのこと。曰く「かっぱと尻子玉は切っても切れない関係。なのに尻子玉を描かないかっぱ作品が多すぎる」というわけで、本作では尻子玉が重要なモノとして描かれている。これが本物のかっぱだそうです。噂に聞いてはいたけれど、かっぱに尻子玉を抜かれるというのはかくも恐ろしいことだったのか。ちなみにエンタの中の人は「尻子玉が抜かれるときの気分は、痛み8割気持ちよさ2割くらい。あと恥ずかしい」という気持ちで演技したとのこと。ノイタミナのプロデューサーからの「勘弁してください。ノイタミナですよ?」という柔らかい拒否を押し切って作られた尻子玉搾取シーンは割と必見。
1話は「かっぱとは?尻子玉って?」を中心にまとまったお話。ピングドラムやユリ熊嵐と比べてとっつきやすい感じがある。公式あらすじも
「中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人はある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまう。『元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい』ケッピにそう告げられる3人。少年たちはつながりあい、ゾンビの尻子玉を奪うことができるのか?!」
といった感じでかなり分かりやすい。とはいえ、本質はピングドラム、ユリ熊嵐に続く群像劇、というか愛憎劇なので結構しんどい系ではある。非常に愛が重い。ピングドラムのストーカーっ子にドン引きした視聴者は多いと思うけど、要はあんな感じ。作画部分でもキャラの表情、特に主人公のアップがすごく綺麗(中性的な顔っていう感じがよく出ていて好き)で、より群像劇みが強い。冒頭の主人公が走るお芝居すごい。
ユリ熊嵐と比べると、あっちが「隔世」なのに対してこっちは「現実世界(浅草)」という舞台設定の違いがある。描かれる浅草の描写もすごくリアルで、いわゆる「世界的な観光地」ではなく「昔ながらの下町っぽさ」に焦点を当てている感じがすき(背景:スタジオパブロ)。ぐちゃぐちゃした看板まで再現してて、三ツ星カラーズ並みに生活感がある。そして登場する場所が、地元民ならではのチョイス。監督自身が若い頃から浅草で遊んでたらしく、その頃のイメージを元にアニメの舞台を浅草に決めたらしい。浅草寺などの観光地より雑踏(街を歩く人、通勤の車とか)によって街の雰囲気を描いているところとか、生活圏にあるテーマパークこと「花やしき」が出てくるとことか、地元民らしい描き方だよね。
そして例の尻子玉(尻子玉と書いて「よくぼう」と読む)搾取から始まる一連のシーン。みんな何回くらい観たんだろう。MAPPAが関わってるだけあって凄まじいアニメーションに仕上がっている。劇中歌とともに欲望搾取~浄化までシームレスに続くシーンの中毒性やばい。過去作と比べ、初めから終わりまでキレイにまとまってて完成度が非常に高い。「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」のレヴューと似たような感動を覚えた。またアクションをするのが人間ではなくかっぱやモンスターなので、より一層爆発力というかファンタジー感が加速しているのも好き。
挿入歌でいうと、ユリ熊嵐と一変して本作はほぼ登場人物が男性なのが印象的で、挿入歌も今の所ボーカルが全員男性。特に2話挿入歌「カワウソイヤァ」がすごい好き。余談だけど、アフレコ時点であのシーンはアニメ化用の実写映像資料だったらしい。ちょっと観てみたい。
EDは「青春ブタ野郎」OPでおなじみThe Peggies。青ブタもこれもしんどい群像劇なので、このバンドサウンドがすごく合っている。
ところで、最後の「フィクションです」的なキャプションは一体どういう意味なんだろう。「まあ、かっぱなんて存在しないんですけどねwww」とか「実際のかっぱはこんなんじゃないんですけどね、へへへ」とか?かっぱが非実在みたいなメッセージに見えるから不適切じゃない?
ゴブリンスレイヤー。英題は”DEMON SLAYER”。エミヤさん家に引き続き、ufotable肝いりの新作(ユーフォーテーブルって読むのね、初めて知った)。テーマは「動く浮世絵」とのこと。大正時代の日本を舞台に、鬼殺しをするお話。制作体制的にはufotableのアニメ「テイルズオブゼスティリアザクロス」の布陣。舞台こそ違えど、壮大なファンタジーっぽく仕上がっている感じは似てる。特に壮大なBGMの使い方とか、映画かな?これ絶対映像に合わせて作曲してるやつでしょ(やってるってラジオで言ってた気がする)。オケ~雅楽までなんでもありな感じが聴いてて楽しい。
近代の日本を舞台にしたアニメの中でも特に地方(山の中)が舞台のアニメといえば「ゴールデンカムイ」が似てるかも。背景美術でいうとあっちは「美しい自然を感じる」っていう印象なんだけど、本作は背景が全体的に黒っぽくて薄灰色に支配された不吉な感じ。闇=鬼の領分、みたいな緊張感がある。そういう意味では「どろろ」に近いのかも。金カムは実質ゆるキャンなので、自然の描き方は趣向がかなり違う。金カムが「自然怖い」なのに対して本作は「鬼怖い」だし。野生の動物が登場しない感じからもそういう意図があるのかな。
で、何その背景の書き込み。ユーフォーテーブルの背景(たぶん自前)って、エフェクトを自然に盛り込んで多角的に映す演出をするけど絵っぽさを残してるというすごい技術を使ってるよね。2話の修行シーンとか特にやばかった。主人公が背景の中にちゃんと存在して、立体的に生えてる木々の中を疾走しているようにしか見えない。でもキャラデザはテイルズオブゼスティリアザクロスと違い、輪郭線に特徴がある平面的なデザインになっている(浮世絵みたいな感じ)。そんなキャラが縦横無尽に画面を駆け巡るアクションシーンすごくない?最近だと「スパイダーバース」とか。あれは更にすごかったけど。
1話はゴブリンスレイヤーで言うところの前日譚で、「鬼って何なん?」みたいな話が中心。いわゆる妖怪等と違い、鬼がゴブリンくらい生き物してる。金カムではヒグマが神様の化身みたいな扱いで人間を襲ってたけど、あれくらい怖い。おまけに人並みに考える上に喋るしほぼ死なない。散発的に現れる感じはゴブスレで言うところの「落ち延びたはぐれゴブリン」なのかな。強烈なヌルヌル作画ゆえ、鬼がとても肉肉しくてキモい。「甲鉄城のカバネリ」のカバネくらいキモい。
そんな厳しい世界を生きる主人公(CV.花江夏樹)の、鬼気迫るセリフや息遣いがめっちゃ好き。ゴブスレさんは鎧に身を包んで常に平坦な口調だったのに対して本作の主人公はすごく感情表現豊か。「4月は君の嘘」を見てから彼の演技が大好きなので、またアレを見れるのが嬉しい。演技で言えば、鬼頭明里演じる禰豆子かわいい。基本的に山田たえ状態なんだけど、呼吸やうーうーだけで感情の起伏(非常にピーキー)や体型の変化を表現する感じとかめっちゃ好き。特に2話の見せ場では音楽とアニメーションによる強烈な緩急も加わってすごいことになってた。ご飯を我慢するシーンすごいよね。癒やされる。
やらで響子Pが「第4回総選挙あたりにめっちゃ響子が不遇な扱い受けてた」って喚いてたけど、気持ちはめっちゃわかるのよ?実際出番これまでと比べるとあんまなかったし。サマメモでキャラ崩壊するし。アニメハブられるし。でもそれって今見ると「運営が響子をどうしたいかわかってなかった」って事だと思うんだよね。
自分の中でなんだけど、響子の物語ってもう「ハートキャプチャー」で完結して今はその中でのサイドストーリーをやってる段階で、これ以上進展させるとそれもう「響子をPが受け入れて響子はアイドルをやめる」か「響子をPが受け入れずに、今の所から響子は去る」かのどっちかしかないって思うわけ。それは運営もやだったわけなんだよ。
だから新たな道を模索したわけ。その一環があのサマメモなわけなんだわ。
まあ、あんな女子が妄想で作った百合カプみたいなのモチロン上手く行くわけなくて、当然のようにこれまでのキャラ付けをぶっ壊すような内容になっちゃったので結局無難に家事キャラに落ち着いた訳なんだけど。
というわけで、だから「響子を推してもらえないのは響子の魅力がないからだ」って思わないで欲しい。
響子そのものが魅力がないわけじゃなくて、「ああ、この運営ならこういう風にしか響子は扱えないよなぁ」って思って、仕事できない人に無理矢理仕事回しても可哀想だからあとは各々補完しようよって言いたいです。その響子はきっと輝いているはずなので。