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2024-10-26

(続き)週刊少年ジャンプ史上最も重要マンガ25選(改訂版)

anond:20241026155116の続き

14.SLAM DUNK 作:井上雄彦 1990年42号 - 1996年27号

ハイキュー最終回を迎えた際、Twitter感想を漁っていたら、「なんでバレーしてるだけなのにこんなに泣けるんだろう」というファン投稿が目に入った。自分ハイキューで泣けるほどの感受性はとうに持ち合わせてなかったが、そこから数えて24年前にほとんど同じ気持ちを味わっていた。

井上雄彦作品通底するのは徹底したリアリズムである。彼が本作で行ったのは、本気でバスケットボールに挑む人間思考感情をつまびらかにするだけで面白くなるということの証明と、人気が出なかった時のため不良路線でも行けるような作風を選んだことだけである(当時バスケットボールマイナースポーツであったことに留意したい)。この結果、フンフンディフェンスを除くあらゆる要素が後世のスポーツマンガにリアリティ基準点をもたらすこととなった。

桜木花道バスケットマンに変貌するたった4ヶ月の物語は、命のやりとりや世界が終わることよりも一本のシュートの成否の方が遥かに切実で重要問題になりうることを、今なお我々に伝えている。

15.るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 作:和月伸宏 1994年19号 - (ジャンプSQで連載中)

講談社1970年代末期には後発のジャンプマン業界盟主地位を明け渡しているわけだが、それを奪い返す最大のチャンスが90年代後半に訪れた。DB幽白スラダンといった作品が終了した暗黒期のジャンプを、金田一はじめの一歩GTOを擁するマガジン苛烈に追い上げ、ついには発行部数で逆転したのである

その中で強引に看板作品祭り上げられ、ジャンプ屋台骨を支えることになったのが本作だ。後に和月伸宏は「次につなげたい」という気持ちで描いていたと語っている。明治という激動の時代の中で不殺剣士・剣心が刀を交える相手は、旧時代に未練を持つ者や、新しい時代の荒波に飲み込まれた者たちであった。黄金期と暗黒期の狭間で奮闘した本作のありようは、皮肉にもそこに重なって映る。

ワンピナルトが出てくるまでを空白期間にせず、少年マンガ誌の代表というジャンプアイデンティティを守りぬいたのは同時代の誰も比肩できない功績だ(幕張封神演義BOYSにこの役割代替できたか考えてみてほしい)。現代ジャンプ読者はもっともっと本作に感謝すべきだと、佐藤健超人的なワイヤーアクションを眺めながら思うのである

16.セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 作:うすた京介 1995年52号 - 1997年40号

連載終盤、もはや燃え尽きる寸前だったといううすた京介は後年、「マサルさんシュールではなく、ベタシュールに見せていただけ」と語っている。自分を含め、多くの読者は同意しかねるだろう。彼が未来永劫に参照点となりうる新たなベタを作り上げたことに疑いの余地はないからだ。

本作はギャグマンガでやってもいいことの範囲を大幅に拡大した。キャラクターの行動原理なんてなくていい。話の展開は唐突でいい。絵柄は毎ページ変わっていいし上手くなくていい。読者が知らなさそうなパロディだって入れてよいのである現代観点では至極当然と思える要素を2年弱、全7巻に惜しげもなく詰め込んだ。

彼の次回作(ピューと吹く!ジャガー)ですらも、ついにその革新性を更新することはなかった。90年代にうすたに憧れ新人賞に応募した有象無象ワナビー達も誰一人として出来なかったことを考えれば少しは気が休まるだろうけども。

17.遊☆戯☆王 作:高橋和希 1996年42号 - 2004年15号

闇の人格を持つ主人公によるダークヒーローものというコンセプトで始まった本作は、ほどなくしてマジック&ウィザーズという架空TCGを中心にした物語に変化した。この変化が、数十枚の紙束を並べる行為を、玩具ゲーム業界において最も存在感のあるエキサイティングな遊びに位置付けることになる。

コナミでは社内の遊戯王関連の部署をしばしば「造幣局」と呼ぶそうだが、紙を刷って売上1兆円に到達するコンテンツなど他に存在しないことの証左である。こうした状況に、高橋和希の優れたキャラクターデザイン、ストーリー構成が大きく貢献したのは言うまでもない。ゲーム友情を育むツールになりうると示し、メディアミックスの力を世に知らしめた功績は間違いなく彼のものだ。

18.ONE PIECE 作:尾田栄一郎 1997年34号 - 連載中

世界で最も多く発行された単一作者によるマン作品について何か語るべきことがあるだろうか?まだ言及すべき余白が。本作のように自然カテゴライズを避ける作品というのは極めて少ない。友情、夢、自由、強さという最もありふれたテーマに挑み、ついにそのすべてを超然と飲み込み描き切ろうとする本作を何らかの箱に入れて理解するのは難しい試みに思える。

毎週月曜日ワンピを読んで喧々諤々と考察できる世界に我々は慣れ切ってしまった。30年間マン業界の頂点に君臨する男がいるという現実に。一定年代以上の人間にとって、本作の終わりがジャンプという雑誌終焉に見える人がいても無理のないことだ(今ワンピの次に長寿連載しているのはハンタを除けば2019年連載開始の夜桜さんである!)。ルフィ尾田栄一郎という二人の男の、幼少期から練り上げた夢の果てを世界中が見届けようとしているのだ。我々がこうした光景にふたたび立ち会えるかは疑わしい。

19.HUNTER×HUNTER 作:冨樫義博 1998年14号 - 不定掲載

幽白は極めて質の高い作品でありながら、冨樫義博が抱える巨大なアイデアの数々を収めきれた作品ではなかった。それでも仙水編と、その後に異例の月一で掲載されたレベルE前人未踏領域に踏み込んだ彼は、自身4作品目の連載においても既視感のある展開とご都合主義執拗なまでに避け続けた。彼の描くキャラクター達は自身が取れる最善の選択を積み上げた末に、我々が期待する最善以上のドラマを生み出す。幾度もの休載を挟みながら。

「今週の『HUNTER×HUNTER』は休載いたします」の表記(今はこれすらなくなったが)を昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらぬ平常心で見られるようになってもなお、自分に限ってはこんな感じであった───「HUNTER×HUNTER最終回を読める可能性があるというだけで、どんなクソみたいな人生でも生きる理由が生じる」

いまや冨樫は少しずつ体調を取り戻し、我々は一時期とは比べ物にならないほどコンスタントに彼の創り出す世界に触れることができる。何百何千もの作品ジャンプにおいて連載され、本作に近い作品、それ以上のものを期待し続けてきたが、その度に彼の偉大さを突き付けられるだけなのだろう。

20.テニスの王子様 作:許斐剛 1999年32号 - (ジャンプSQで連載中)

前例のないテニスマンガでの成功女性読者の流入クール生意気で強い主人公像、菊丸が分身して以降のテニヌ...といった誌面上で読み取れる新規性だけでは、本作のもたらした文化のごくごく一部しか語りえない。

1000曲近いキャラソン、出役としての役割を求められる声優たち、2.5次元文化の源流かつ若手俳優登竜門としてのテニミュ...現代における狭義のオタク文化の根を辿れば、必ずテニプリが残した功績にぶち当たる。「推し」という文化が、人間を描くあらゆるコンテンツ侵食して久しいが、許斐剛が生み出した世界は、ジャンプで築き上げられたあらゆるファンダムの中でもっとも複雑で永続的な強度を保ち続ける、史上最も「推す」に値する文化であり続けている。

21.NARUTO 作:岸本斉史 1999年43号 - 2014年50号

すみませんほんとに書くことが思い浮かびませんでしたでも世界的にマン文化を広めた功績は鳥山に並ぶと思ってますマジで

22.BLEACH 作:久保帯人 2001年36・37号 - 2016年38号

まりに多くの言及がこの作品になされ、そのどれもが口をそろえて言う。「描き分けが上手い...絵の引き算が上手い...ルビ振りのセンス...久保帯人中二病...ストーリーが薄い...」これらすべてはもちろん真実だ。

連載中、ワンピナルトブリーチの三枚看板最後尾というポジションが崩れることは一度もなかった。果たしてこの評価妥当だったのかは分からないが、少なくとも我々ネット民久保帯人センスバカにし過ぎたことに対し大いに反省すべきところがあるのではないだろうか。海賊忍者のような明確なモデルがいないのに、久保帯人はどうしてあれほどまでに洒落キャラクターセリフ回しを無尽蔵に生み出せたのか、系統立てて説明できる理屈は未だ見つからない。もしその答えが彼の脳内しかないとするならば、我々は本作を源流に大いなる歴史が作られていく可能性を認めなくてはならないだろう。

23.DEATH NOTE 作:大場つぐみ原作)、小畑健作画2004年1号 - 2006年24

デスノートという作品複数の点で極めて例外的成功を収めた。肉体的攻撃を伴わない心理戦、一切の引き伸ばしをしない、公権力宗教的崇拝、欠点の無い主人公ゴシックキャラ造形、ダークヒーロー、死亡エンド...

本作に散りばめられたこれらの要素は、すべて従来のジャンプ漫画では邪道、あるいは不要とみなされてきた要素であった。このような野心的な作品メディアミックスにおいても成功を収め、国民の誰もが知る作品となったのは驚異的だ。この作品が出たことは心理戦を描こうとする後世のマンガ家にとっては悲劇かもしれない。夜神月ほど賢く、悪どく、魅力的なキャラクター矛盾なく作れる人間大場つぐみくらいしかいないのだから

24.鬼滅の刃 作:吾峠呼世晴 2016年11号 - 202024

2010年代ジャンプを購読していた人間はみな共通してうすぼんやりとした不安を抱えていた。「ワンピの連載終わったらジャンプってオワコンじゃね?」

ジャンプの終わりという、週刊少年マンガ誌という形態の終わりと同義に思える未来を避けるべく、集英社は読者以上に血眼になって後継者を探し求めた。しかし我々の期待も空しく、トリコ暗殺教室ヒロアカソーマブラクロ約ネバドクスト呪術といった平成末期の傑作たちすらも、尾田栄一郎が築き上げた領域には辿り着けなかったように見えた───ただ一つの例外を除いては。

家族、友人への愛」「困難を乗り越える強さ」という普遍的テーマフォーカスした吾峠呼世晴の連載デビュー作は、あらゆる世代へ届く成功を収めた。特に劇場版無限列車編』は社会現象化し、国内興行収入1位を達成するなど、経済的にも文化的にも大きなインパクトを残すことになった。

出版業界の衰退、コロナ禍、趣味多様化といった逆境の中で、マンガが世界的なムーブメントを引き起こすことがまだ可能である証明した本作は、令和を生きる日本人心象風景に残る新たな「国民マンガ」として、時代に選ばれたのだ。

25.チェンソーマン 作:藤本タツキ 2019年1号 - (ジャンプ+で連載中)

ひとりのスター存在プラットフォーム価値定義することは古今ジャンルを問わずあることだ。ダウンタウンの登場がお笑い養成所という存在メジャーにしたように、米津玄師の登場がニコ動文化オーバーグラウンドものにしたように。

2014年に創立したジャンプ+というプラットフォーム目的である「紙とデジタルの垣根をなくし才能を育てること」が名実ともに達成されたのはいつだったのか?それは初めて本誌とジャンプ+両方でスターとなった人間の登場によって定義付けられる。

かつて秋田の片田舎から新都社に「長門は俺だ」という名前投稿していた少年は、その衝撃的なストーリー展開で我々を魅了する存在となった。ファイアパンチ以降、ジャンブ+はあらゆるWebコミックサイト、いや雑誌を含め、もっとも野心的な作品を読める場所ひとつとして認知されるようになった。

藤本タツキの本誌への到着は新たな才能の鉱脈インターネットに求める時代の始まりを告げ、媒体の違いというものマンガの面白さになんら本質的な影響を及ぼすことはないという事実を我々に突き付けたのだった。

2024-10-05

テニでもミュでもないテニミュ空耳

Twitterで、その昔ニコ動で見たテニミュ空耳のような動画が流れてきた

それはテニミュではなく、なんならテニ要素もミュ要素もなく、男性数人がアスパラベーコンに扮してアスパラベーコンと歌っていた

 

訳がわからないだろう

私もわからない

 

アスパラベーコンに扮していることはもはやどうでもよく(どうでもよくはないのだが)、曲調、歌詞、歌い方、全てがなんとなくテニミュだった

 

私が旧Twitterで見た動画ファンの方が作ったようだが、まるであの頃に見たテニミュ空耳だった

 

We are the アスパラ ガス ベコーン

と歌い出してもおかしくなかった

 

右から左流れるコメの一体感

懐かしく思えた

視聴者が同じ秒数あたりでコメを流す

その一体感に飢えていた

涙が出た

2024-06-06

テニミュ空耳

ばい菌おーが432したって今知ったんだが…

2024-02-14

anond:20240214014903

人気アニメ舞台化・映画化するのはやおいファンがついた作品じゃなくてもファンがおおければやるよね、翔んで埼玉とか。

原作二次創作人気だけを目玉にしてやったことが成功することってあまりない(二次創作者本人が主催したこと以外は)。

SMAPはあのダメ事務所が圧でねじ込んでたのでは。

正直作品のものにいい評判はきかなかったし(いやあれ私は好きだったよって先輩にはすまんけど)。

現在も双方にとっての黒歴史になってる。

そりゃそうだ、演じてるのがアクション役者じゃなくてそこらの高校生に性虐待してしあげた歌手なんだもん。

芦原妃名子先生でなくても違和感あるだろ。(いや許可だしてくれた車田先生には感謝しかないけど)

その後つづいたテニミュとか弱ペダ、刀ミュあたりはちゃんアクションスペクタクルがあっておもしろかったときくよ

2024-01-30

anond:20240130153027

詭弁原作好きな人以外に向けたものだとしても原作好きな人無視していいことにはならないし、作品が広まった結果原作に触れる可能性を考えたら原作から大きく外れたものを作ったらダメだろ

テニミュボールを実際に打ってないとか全く関係無いし、俳優女優ファンお茶の間ミーハー勢?ためっていうなら元ある作品使わずその人らのために新作作れよ、他人作品使って手抜きしようとするな

別に改変するなっていうわけじゃない、媒体の違いも尺の違いもあるから最適化のための改変は必要だろうし、ファンも色々いるからすべてのファンが納得いくものは出来ないだろうが、せめて原作者くらいは納得させようと努力しろ

原作ファン実写化なんて見ない方が幸せ?どうせ実写作ってる方はアニメ漫画を見下して実写化してやってるみたいな意識なんだろ?そんな意識ならはじめからメディアミックスやろうなんてテレビから持ち掛けてくるな

実写化原作ファンのためではないということ

その昔、かぐや様は告らせたい実写化の際に赤坂アカ先生が以下のようにコメントしたのは有名だが


漫画実写化は、漫画の連載を100年やっても読まないだろうなっていう遠い層に向けて『かぐや様』を届けてくれる漫画家としては滅茶苦茶有り難く、かゆい所に手が届く文化です」と、実写化についての考えを吐露しました。そして、原作ファンに「かぐや様がより遠くの人へ届く様に、後押しする感じで応援して欲しいと願っております



実写化するのは原作ファンの為ではないという表題もっとオタク認識するべきだと思う。

じゃあ誰のためかと言うと原作ファン以外の人のために作られているのだ。それは俳優女優ファンだったり、お茶の間テレビを見る層や、ミーハーな人のため。他の売上を立たせるために作られている

原作ファンの為の作品作りなら実写化しない方向でグッズやイベントなどのメディア展開したほうが確実にファン満足度は高いわけだし。生身の人間二次元人間表現するって言ったって限界がある。

よく実写化の中でも称賛される事がある2.5次元舞台だって熱狂的なファンは多くいるが、テニミュなどの有名な舞台でもテニスボールは直接打たれてる訳ではない。

キャラクターだって出番や台詞の少ないキャラ演者オリジナル解釈だけで生きる事になるし、それがある程度許容される事も少なくない。そもそも2.5次元舞台ですら原作を見たことがない人も多く入っていることは知られるべき。

今回のセクシー田中さんドラマを見てた者からすると確かにラストの終わり方は不完全燃焼だったように見える。

原作から入ってる人ならふわっとした終わりで漫画に期待が出来るラストだったと思うが、ドラマしか見ていない層の方が多い地上波で描かれた人間関係の結論もなく(恋愛的な要素抜きにしても)、スッキリはせず続編を期待する人も多かったように思える。

ドラマとしての完成度なら脚本家の思うように書き切った方が良かったのではないか?と視聴者が思うのも見てみればわかると思う。

実写やアニメ原作二次創作という捉え方もあるくらい、限られた枠の中で普段触れて来なかった層にアプローチするにはある程度のストーリーの改編やキャラ解釈の変え方があっても致し方ないものだ。

その改編にもし原作者が怒りを露にするならそもそも実写化なんてさせるべきではなかったと思う。現実的にある程度の事は許容せざるを得ないのだから

実写化に限らずアニメだって声優イメージと違う事や、アニメ雑誌で描かれた製作会社の一枚絵に原作者がこのキャラはこんなポーズしないと激怒アニメ円盤化しなかったジャンプ作品もあったが、あまりにも思い入れの強い原作者は実写化や他のメディアミックスはしない方がいいし、原作ファン実写化なんて見ない方が幸せだと思う。

実写化原作好きな人のためではないというのは繰り返し書いておく

2023-11-28

anond:20231128142624

2.5とかで女性ウケしてるイメージだけど、結構テニプリに影響受けて男子テニス部入ったとかも全然いたよね

嘘か本当かはわからんけどテニミュみて俳優目指したとかいう人もいた気がする

2023-08-12

子どもを産んでから同人とかオタクかいろいろやってたことに二重の罪悪感が芽生える

むかし、漫画を描いたり同人活動をやっていた。コミケにも断続的に数回サークル参加した。

あんまりやってたことはいえないけど。ジャンルやおい

この道に入った発端は小学校五、六年の時に友達そっち系アンソロ持ってきたのが出会いだった。なんかテンプレみたいな出会いだけど、こういう世界がやり方があるんだってときめいた。ときめいてしまった。

やおいサイト夢小説お約束とか洗礼も(なんかその頃は緩くなってたと思うけど)受けた。

その頃から中学にかけて、ニコ動テニミュMADとかパンツレスリングみてケタケタ笑ってたような、そういう世代だった。

いわゆるホモネタにも勝手に耐性がるとか、そういうネタをやっていることが寛容さなんだみたいに思っていた。

同人とかを通じてそれなりに知り合い友達もいっぱいできた。トラブルにはあんまり会わなかった方だと思う。

でもここで書きたいのは私の活動遍歴じゃない。

IT企業就職した後、職場結婚して、そしてまあいろいろあって、妊娠した。同人については「理解のある彼くん」で、本当に助かった。

結婚妊娠活動が変わったり「卒業」することは、もちろんごく普通にあり得ること。

でも私は子どもを産んでからも出来る範囲で(それがいつから、どれくらいなのか分かんなかったけど)同人やり続けようかなと思っていた。

しかし、女の子を産んでから自分過去の活動に対して、罪悪感なのか、それとも憎悪なのか、ちょっと良く分からない感情が芽生え始めた。

コロナ禍いろいろ大変だったけど、子ども小学校に入った。

そしてなんというか、赤ちゃんやよちよち歩きの時より、こう、一人であちこち行け始める「子ども」ってなった時、一方で自分過去への暗い感情が強まって来た。

二次創作のもの問題はともかく)ただ自分の好きな世界を描いていただけ。カップリングに盛り上がっていただけ。それだけなんだけど。

なんか説明できない。

自分過去の活動が、世界を巡り巡って、他の子どもたちに悪影響を与えていて、それに親として向き合う立場になってしまった」・・・じゃないんだよな。

「もし娘が自分の様になってしまったら」・・・あるかも知れない。でもそれは差別というかなんというか。自分母親に「やおいなんて絶対に許さない!」なんて言われたくないし。

でも、「自分が受容していたというか発進すらしていたオタク文化を、親の立場になってからいいようのない(遺伝子に刻み込まれレベルの)不安嫌悪感転向して否定したりするのはめっちゃ卑怯じゃね?」という気持ちはある。

この間ガルガル期という言葉流行った時に、あの言葉叩かれたけど、あの「ガルガル」ということばでしか感情説明できないお母さんの気持ちがわかる。私もその言葉は知らなかったけどそうだったから。

一つだけ具体的に言うと、去年、知り合いに誘われて数年ぶりに同人イベントちょっとだけ行ったら、R18もある中で小学生くらいのお子さんを連れて来てる人を見て、ちょっとゾッとした。でもそれは私の勝手感情。この勝手さにも罪悪感が湧く。

私の出産を祝ってくれたり、成長の様子を聞いてくれた同人友達彼女独身)とこの前会った時に、それとなく、なんかこういうことをやると子どもの顔がちらついちゃうから卒業かな、みたいな話をした。

そうしたら「子どもあなた趣味は別なんだから深刻に考えなくていいんじゃない」みたいなことをいわれた。他の趣味だったら、美談と言うかそうだよねってなるんだけど・・・

これまでずっといい関係だったのに、単なる卒業とかではなく、自分のやってたジャンル否定してるのは私。卑怯というか意味不明なのは私。

でも、娘に、ホモネタとかエッチネタかに接してもらいたくないし今のSNSにいるようななんでもエログロに結び付けるようなオタクとその世界に関わってほしくないと、かつて自分がそうだったのに勝手に思ってる。

多分、私は同人としても親としてもずっと中途半端だったんだろう。もちろん中途半端である事の深刻さは後者の方が上だろうけど。

自分趣味下品に楽しむだけ楽しみながら、娘が大きくなるとかつての趣味や仲間に嫌悪感が湧く。嫌だ。

2023-05-12

anond:20230508222214

テニミュがヒットしたから」以上の理由はない。

テニミュ以前は女オタク演劇に興味はなかった。

テニミュがヒットしたから「ここに需要があるんだ」と思った各社がやってきて市場ができた。

「男オタクにおけるテニミュ」はまだ生まれていないか

オタクには需要がないんだと思われたままであり

オタク演劇に興味がないままである

anond:20230508223013

アクション勝負をみるならスポーツを見る方がいいからね。あるいは映画

テニミュ見るんだったら、本物のテニス試合を見ればいいじゃんと思ってしまう。

物語アクション勝負を求める男性と、物語恋愛や会話劇、歌やダンスを求める女性の違い。

2023-02-13

anond:20230213185711

テニミュ池田も出てたし

店長は整形して顔が変わってしまった

噛み男は芸能界引退して行政書士になり

ダルビッシュ有罪はたぶん出所した

テニプリ面白い

久しぶりにテニプリアニメ見てるけど面白い

いたこ

青学テニス部治安が悪い

 後輩から金巻き上げるゲームとかヤバい

波動球って最初威力あって手に負担がか かる技って感じだったこ

 タカさんアンチコピペにある不動峰のザコからパクったってこれか

・海堂がキチガイで乾がわりといい先輩

柳沢が桃城にKO負けしてたこ

わりと初期からやってたのか…

アニメより空耳ミュージカルで覚えたキャラの方が多いか

・菊丸、桃城が普通にしゃべってる

・橘がゴリラじゃない

観月店長っぽくない

・秘薬王☆tgrnの名前木更津

不二裕太の声が十代じゃない

・阿久津がかうっしっしーな態度とか言わない

・ピヨシートの声がねっちょりしてる

などの違和感がすごい

話変わるけどテニミュに滝と首藤と荒井いたのか

なにするんだよ…

2022-11-08

一部のキンプリファンさあ……

CDTV出演にあたって、キンプリ上げトラジャ下げをめちゃくちゃ見て、めちゃくちゃ気分悪くなった。

トラジャ担には申し訳ないけど、って言いながらキンプリの方が海外通用するとか歌上手いとか華があるとかめちゃくちゃ下げるじゃん。

申し訳ないけどっていうのは、何言っても許される免罪符じゃない。せめてティアラしか見てない鍵でやって。

キンプリって他のグループを下げなきゃ魅力が語れないようなグループなんですかね。

なにわ男子トラジャが仲良く写真撮ってインスタのストーリーに上げてたことすら「今それはすべきじゃないって分からないの?事務所無能?」みたいなこと言ってるのも見たけど、あまり自分本位キンプリファーストしか物事を考えていなくて失笑しちゃった。

一緒のタイミングで出演してほしくなかったとか言う人もたくさんいるけど、逆に「ようやくデビュー掴んで曲を出して凱旋という大事タイミングで発表してほしくなかった」って言われたら反論したくなりません?本人たちが決めたタイミングじゃない!って。それはそのまま貴方にも浴びせられる言葉です。

歌唱順とかも同じ話。

傷ついて悲しくて絶望感を味わってしまうのはわかる。納得できないのもわかる。

でも、他を攻撃するのは違うわ。事務所を離れる子たちにも残る子たちにも良い結果を産まない。

いじめた方は忘れるけど、いじめられた方は一生忘れないっていうでしょ。

私の周り、未だにLDHから距離をとり続けるテニミュオタクとか、INIとBE:FIRSTの戦いに変に巻き込まれそっち系ボーイズグループ全部嫌い!ってなったV6オタクかいる。

何があったか知らん人は各々ググってくれ。

まあさ、嫌だなと感じた行為をしたのは全体の一部だけど。でも受け取る方は関係ないよね?した側の事情を汲み取ってやる優しさをみせる必要なんてないし。

今回の脱退発表により一部の心無いティアラが振りまいてきた言動で、元メンバー含めてキンプリのこととティアラのこと一生嫌いで恨み続ける人、永遠に避け続ける人、一握りかもしれないけど絶対でてくるよ。

別に良い、私たちがたくさん応援するから、みんなに好きになってもらわなくて構わないっていうかもだけどさ。

その応援してる人は、世界っていう広い層を視野に入れていた人たちなんじゃないのかね。

未来ファンの芽を摘むファン、それって本当にキンプリの目指す未来必要ファンですか?

ちょっと冷静になって考えて欲しい。思ったことを主張するのは良いです。陰謀論だのSOSだのなんだの好きにしてくれ。

でも他のグループかのことを巻き込まないでくれ。

陰謀論に巻き込んでるけど本人意思が濃厚っぽいV6とか嵐とかのファン結構怒ってるの見るよ。

それで今回のCDTVについての言い様。

きっと事務所看板を背負って10年後には国民的と呼ばれるような立ち位置を気づいてるかもなあって漠然と思ってたグループだったから私も驚いたし、全体的にもファンに対して同情や心配の声が多かったよ。最初は。

でも今はファン層の雰囲気に驚いて、距離を取ったり、嘲笑してる人まで出てきてるよ。

一旦己の言動を見直さないとまずいと思う。

楽しいラストランができるかどうかとはファン言動にかかってる。

悲しさを抱えながらも最後まで前向きに応援しようと決めて発信している健気なティアラ、頼むから少しでも報われて欲しい。

2022-11-06

anond:20221105095725

そもそも本当に楽しませる気ある?とは思う。

「頑張ってるよ!すごいでしょ!褒めて!」(演者主体)とか、

「この技できるのすごいだろ」「ここで有名な○○のオマージュ」(同類しかからない共感系)とか、

舞台系はそういうのばっかりだよね。

昔見た「HEADS UP!」というミュージカル全然そんなことなくて、歌うまいでしょ???感もダンスうまいでしょ???感も一切なかったダンスに至ってはズレもあったけど、演者さんみんな「観客を楽しませる」という感じで踊っていて、とっても楽しかった。ミュージカルアンチ(特にテニミュ以降のやつ)の私でも楽しめて、あれこそが所謂エンターテイメント」というものだと思った。

逆にオタ芸やってるファンって途中から推しアイドルのことBGMくらいに扱ってて(自分の芸主体になってて)失礼じゃね?って思ったりする。

自己満足を延々と見せられても初心者には楽しくないんだよな。なので、初心者を(初心者も)もてなす気があるかないかで見ればいいと思う。

2022-10-21

なんか信長の野望ってカッコよすぎちゃったね

なんか声優とかもさぁ。。。上手いんだけどさ。。。。

なんか「コレジャナイ」なんだよね。

戦国時代って、こんなキレイな話じゃねえのよ。

血をすすりあって命のやり取りした時代なのよ。

からみんな戦国時代に魅かれるわけ。

こんなテニミュみたいな美少年・イケオジばかりじゃねえのだよ。

日本人尊敬すべき先祖たちが必死に生きた時代なんだよ。

こんなキレイな話じゃないんだよ、なあ光栄。。。

もっと手あかのついた、日本人の生きた証を表現してくれよ。。。

https://www.youtube.com/watch?v=z8MKJhA4TL8

2022-06-24

ばいばいやで刀ミュ

結構初期の方から見てきた。刀ミュ。

テニミュ初期から2.5見てたババアなので、まあ、席ガチャ失敗が隣だったこともある。

でも今までの彼女ら方がマシだったことが本日あった。

真剣乱舞祭、本日6/24 18:00公演、

隣に来たのは馬鹿によく大声で喋る2人組。

ちょいちょいタピオカ飲みながらお席で喋る。

刀ミュではなく、俳優目当ての俳優オタクだったのだが、その俳優の他の舞台飲食禁止じゃないんだね。初めて知ったわー。

それともジャニオタもやってるようだったんだけど、ジャニーズ界隈は飲食できるんかな?



まあ、開演したら静かにはなるやろ。

と思ったら、そうではなかった。驚いたか

前説で好きな俳優複数いるようて、双眼鏡で見たり、

そこのについてきゃっきゃと話したり。

話 し た り。

2階の北ブロックだったんで、まだ電気ついてて明るかったんだよね。始まってると思わなかったんだろうな。

あれ?俳優オタクなんだよね…?

舞台一個もやってない人出てたっけ…?

まあ、そこからそうゆうことです。

暗くなっても目当てを双眼鏡で見る以外はちょいちょい喋る。

興味ないとこは特に喋る。

スピーカーでうるさいから聞こえないでしょーって思ってんのかな。

それなりに聞こえる大きさで喋ってるから耳悪いんやろな。耳鼻科行ったら?その前に脳か…ってどこか知らんから全身検査してもらったら早そうやな。

そんな感じで、耐えきれなくてFreeStyleあたりで出てきちゃった。

あーあ。回変わりとか推しソロとかすごく楽しみだったのにな。

2人組片方の人の推しが近くに来てよかったね。

チケ代よりも30分で既に苦行過ぎた。苦行に金払ってるわけではないんで。

コロナも落ち着いできた方向で、連番できるようにしたんやろうけど、馬鹿もわいてくるんですわ。

私自身久々に友達と行けてとても嬉しかった。これからまた行って感想言ったりできる!とおもってた。

もう刀ミュ行くのはやめる方向。

ちょいちょい怪しいのは目についてたし。客降り再開したら多分萎えるの増える。

多分今回のこと思い出すから配信も見ないですわ。

2.5界隈ありがとうございました。


役者のことは恨む気はないし、むしろ質の悪いのついてるからこれから活躍問題ないといいねという気持ち

作品への興味は皆無に見えるので、役者らの顔や動きだけが好きなんだろうね。

彼女らが双眼鏡で見てた中には、とても質の高い役者が混ざってたので活躍の支障は本当に不安です。




それにしても、彼女ら頭タピオカつまってんのかな?

タピオカまだ流行ってんの?

ゴンチャに売りにいきな?いや、不味そうだから潰れちゃうしいいや。

2022-01-17

“目を背けたくなる”作品のことと“楽しい”だけの作品のこと

お気に入りの“目を背けたくなる”あれこれ具体例

虐待洗脳摂食障害強迫性障害・薬物依存自殺自殺の失敗

精神病院への入院美容整形の失敗破壊カルト教団の入信

精神疾患者、記憶障がい者介護好意を寄せる人からの拒絶

・親しい人間から売春斡旋強制的孤独にさせられる・制御不能になった機械に痛めつけられる(?)

最後のは○イチ光ク⚫︎ブのネタバレなんですけど…これはファンタジーですね。ただ物凄く嫌な思いをするんです。原因は不明です。機械のそういうもの性癖というわけでもないし、なんなのか全くわからない。

この箇条書きした内容、個人的な弱みが現れる、何をコンプレックスに感じているのか、またそのコンプレックスをどのアプローチで刺激して精神的に負荷をかけると良いのかはっきりさせられます。私の例にあげたものに何の辛さも感じない人もいれば、辛いと思う人もいるんだろうなと思います。人それぞれ傷付くポイントって違うんだろうなってことが言いたいんですけど、上手く言えないし意図した通りに伝わってないんだろうなと思います。忘れたい記憶を引き摺り出されたり、罪の意識に苦しめられたり、望んだ人生を送れない欲求不満があらわにされてしまったり、そのようなストレスを感じる作品を見ることを好んでいたんですね一時期。

あと最近有名なツイッタラーが言っていてあーーーーーーとなったのは青春体験がない哀れな大人テニミュのような部活っぽい座組みで切磋琢磨してるイケメンを見ると落ち込むと言っていてなるほどとなりました。私は落ち込む側です。

そして何故この意味わからん文章を書きはじめたのか、これが本題で、えー今ネ⚫︎ケのあほ舞台を見てそれに助けられたように感じたからです。2022年はそりゃあびしょたんが好評でしたけどそれを書くわけではないです。今更ラ⚫︎米をみております。米の擬人化舞台に、いま感化されてこれを書こうと思いました。高校生の時にこのシリーズは始まっていて私は登下校の時間はもうエンドレスにこのラ○米のサントラを聴いていたのです。本編を観劇しにいくことなく、です。最悪です。重厚ストーリーを茶化しなしで真剣に演じ観客が物語について深く考えるような作りの舞台、もしくは小説漫画など、それらがかつてはお気に入りでした。それこそ客席で啜り泣く人が出てくるようなやつばかり選んで見に行っていました。しか最近はそれらに対し、作品を視聴することができないとまでは言わなくとも気が進まない、行きたくない、興味を持てない、となってしまってオタクやめようみたいなところまでいきました。

ところがなんでかわたし今米舞台を見て大はしゃぎとまではなりませんがそれなり楽しんで笑顔になってます。更に、鉄道舞台も同じ感じで前より好きだなと思います。また大人役者育成ゲームことえーすりーの中でも好みの変化がありました、今までは冬、もしくは春が作る舞台世界観お気に入りだったのに今は断然夏が好きです!コメディだいすき!!気持ちしかないです。

鉄とえーすて(夏)は笑いメインではありますがきちんと青春としてのストーリーの魅力があり、切なさもあり笑もある感動できる演劇なのですが米は違うと思いました。

米はキャラ同士で会話が成立してなかったりします。常になんの話してるのか分からないんです。アドリブボケキャラに誰も反応してない漢字とかスベリ芸なのかと思ったらそうじゃなくて困惑したり面白くなくても受け入れられてるようなのがたまらないんですよ、米みてるときは緊張感なんて一切ないですし集中力とかまるで必要ない舞台っていいなと思いました。

ここまで書いて全部本心じゃないなと謎に冷めてしまいました。なんだこれ。気軽にSNSができる時代だとこう納得できないこと書いてそれをそのまま勢いで表に出しちゃったりできるのが私には使いこなせなく辛い。アップするの絶対やめられないの怖い。疲れきったところで書き始めて消して書いて消してってしても何にも改善されなくて辛い。

導入も書いてたのに上手くできなくて下げた。こんな導入で書きたかったっていうのをそのまま貼って放置します。もう終わり!死!

目を背けたくなる創作作品を手に取ることが多かった。鬱や地獄定義バラバラ作品おすすめするため安易に闇、暗い、苦痛といった単語を連ねたPR鵜呑みにしても明るい話だなと感じることもよくある。それぞれ感性が違うので当たり前のことだがその経験を経てようやくそれに気がついた。

2021-08-07

テニミュ調べてて

大石バリーが一昨年死んだたの知って動揺してる

2020-12-24

テニミュ見たので最高という話

なんかTwitterで呟くとフォロワー感染症やばいのに劇場よく行けるなぁって思われたくないのでここに日記

まず手と靴裏の消毒と検温と、劇場内私語厳禁(すごい厳しい)、最前席空け、ステージ近い人はフェイスガード、時間差退場、物販通販、で感染症対策ちゃんとしていたことを明記します。

かれこれテニプリにハマったのは今年の5月ぐらいの話で、テニミュに全く興味がなかったんですが、こんな時代に家にいる時間が増えに増えて見事にアラサーにしてテニミュ初参戦となりました。しかも新テニミュから……。

2.5舞台自体は何回か見ていて、テニミュといえば若手の登竜門だなぁと思っていたんですが、新テニミュちょっと違った感じでした。高校生組と、特にコーチ陣がものすごい歌が上手い。テニミュかなこれ?別の舞台かな?ぐらい。新テニミュキャストさんたちも下手なわけじゃなく、どんどん上手くなってることを肌で感じることができるですよね。これだから舞台に通うのやめられない……。

新テニも連載が始まって長いので特にネタバレかに配慮しないんですが、今回スポットライトが当たったのは大和vs手塚入江vs跡部だったんじゃないでしょうか。自分のためにテニスを楽しむといういい意味子供らしさを取り戻せた手塚と、それを導いた大和部長劇中歌で互いのリスペクトが重過ぎてジンジンきました。しか手塚が小さく見えるマジック大和部長でっか!

一方前者に比べ入江跡部試合は全く爽やかではありませんでした。入江くんは中の人関係でどうなんだろ〜凱旋が本物の中の人ちゃうから……と思っていたらこれがその心配を覆すほどにすごい。入江の演技の演技、かわいさの中の圧の強さの表現ものすごいです。もう一回見たい。入江の実力に対抗して進化を続ける跡部跡部王国の完成、まさにドラマチック……泥臭く齧り付く跡部様が見たい人にオススメです。生の人間だとますます跡部様を応援したくなります

負け組、黒ジャージ組も居たわけですが、え?!このキャラ出すの?!という人がちらほら……。なんだよ公式そういうの書いておいてくれ……。ボーイズ(バックダンサー)だと思うけどやっぱそれっぽく見える演技力すげぇ!ってなりす。真田いた。松明は持たなかったけど。一言で持っていった名演技。負け組の出演は一応お楽しみってことで伏せておこう。この日記誰も見ないだろうけど!

以外書き散らし

鬼ニキ超かっこいい抱いて

鬼ニキが散らした火花(紙)をくるくる回収する橘さん

熱くて耳たぶで手を冷やす橘さん

ちょっかいを出す千歳

鬼ニキvs桃ちゃん試合中に跡部の横でわさわさする金ちゃん(やや睨まれる)

コーチ陣のクリスマスイブネタ

極妻泣かせ そとみちおにいさん すげぇ

あのリングインするときみたいな二つ名のコールやるんだ……

そとみちおにいさん「テニスに逆転ホームランはない」(当たり前体操)

クラウザーめっちゃ嫌がってたのにクラウザーの仇を討つ!って言い始める赤也くんは結構天使 あと尻が可愛い

白石のオサムちゃんの回想死んだ人みたいになってて一人で笑った(誰も笑ってなかった)

やや聞いたことのあるリズムのえっくしーの継承ありがとうございます

個人的獅子もっと掘り下げてくれ〜〜〜〜いいけど〜〜〜〜〜さ〜〜〜〜〜

スポーツマン狩りやるんだ…しかしなんてパワハラ(?)特訓なんだ こんなん仕事だったらやめてるぞ

ちゃん筋肉タンクトップから余計目立ってバキバキだった

三船コーチ桃ちゃんと金ちゃん両脇に従えてるの可愛かった 「顎」って言われてちゃんと顎乗せる金ちゃんかわいい コーチ可愛いって言ってた かわいい

跡部が歌ってる時に揺れる赤也と誘われるクラウザー

跡部王国で弾ける鬼の兄貴は幻のようです。

ジャージを畳むのは常にクラウザー

いやクラウザーでっか……

クラウザーと金ちゃんとキャッキャしてたのでリョーマ陽キャ

徳川くんと対戦できて楽しそうなリョーマかわいいし鬼ニキと対戦できて楽しそうな金ちゃんかわいいので可愛がりたい気持ちがよく分かった

徳川くんのスタイルと顔の小ささ突出してたスカイツリーみたい

なんかまだある気がするんだけど思い出したら書きに来る

東京公演は12/24おしまいで、これから彼らは大阪公演に向かうわけですが、本当に何事もなく終わって欲しい。東京凱旋ちゃんとできますように。G20が登場するの楽しみだなぁ

2020-11-29

若俳推し担降りした話

朝の通勤中電車でTLを見てたら推しが今夜配信をやると告知していた。

次の瞬間「あ、もういいや」と何のためらいもなく推しの有料チャンネルを解約した。

五年も追いかけてたのに未だに何の感慨もなく自分でも不思議に思う。

  

元々二次元オタク推しとの出会いも2.5舞台だった。

推しキャラを演じているという訳でもないのに何となく気になり

その後彼の出ている知らない2.5舞台を見に行ったりと気がつくと追いかけていた。

私は二次元オタク舞台オタクだった。東宝四季新感線etc面白ければ何でも見ていた。

下手に目が肥えていたせいもあり、最初は何でこの人がこんなに気になるのか

自分でも理解できなかった。彼の演技は正直稚拙だった。

表情は変わらないしセリフは棒だし動きは硬い。

殺陣アクションスピード感がなく見てて退屈だったし、実際演出家から期待もされて

いないんであろう、彼の見せ場は他の役者に比べるといつも少なかった。

ただ集客力だけはそこそこあり、そこに不安のある舞台にメインではなくサブキャラとして呼ばれることが多かった。

全国制覇を目指す○○部のレギュラー…ではなくマネージャーとか

大人アイドルグループメンバー…ではなく一話限りのゲストキャラとか

正義のために暗躍する組織の一員…ではなくブレインとか。

メインを演じられたのは片手で足りるほどで、その数少ないメインも

客入りが振るわなかったのか原作を完走する前に無理矢理完結させられた。

  

ここ数年は2.5のサブキャラと身内の小劇場を交互に年に数本こなすばかりで正直飽きてはいた。

反復横跳びばかりで上にいかないというか。

推し役者として成長してほしかったが、五年見ていてそれを実感する機会はほとんどなかった。

顔がいいスタイルがいい声がいい歌が上手いと散々言われ、強力な武器をたくさん持っているのに

演技は相変わらず、歌はちょっと上手いカラオケレベルミュージカル歌唱ができる訳でもなく

他の若俳が次々に声優業で成功している中、端役をちょっともらって以来声優業もご無沙汰。

映像にも出てないし2.5で新しい大きな役もない。刀剣男士にもなれない。

先輩面して可愛がっていた後輩たちが次々とドラマ特撮アニメソシャゲ帝劇にと躍り出ていく中

彼はずっと同じような場所から動かなかった。

  

生き馬の目を抜く芸能界ポジションキープしているだけでも大変なことだとは思う。

でもこのまま歳を取れば2.5の需要はなくなるしその後はどういうキャリアを積み上げるつもりなんだろうか。

3040でも帝劇までいきつつ2.5とも上手く両立している役者はいるがあくま帝劇レベルの実力があっての2.5での需要だろう。

推しそもそも帝劇何それ美味しいのレベルだ。帝劇が何かすら知らないと思う。

そもそも2.5ミュージカルといいつつ出ている役者の大半はミュージカルに興味もないし本物(と敢えて言う)を見てないのもおかしな話だと思う。

部活でやってる中学生だってプロ野球サッカーを見るだろうに)

  

この先30も半ばを過ぎたら初代テニミュ活躍してたあの人とかその人みたいな

映像のチョイ役や地味な小劇場メインの役者になるんだろうなーと想像がついてしまった。

そしてそれはつまらないなと思った。そしてあの朝がきた。そういうことだ。

  

私の想像なんて軽々と裏切ってほしいけど多分それはないだろう。

せめて刀剣男士にはなれるといい。そしたらまた見に行こうと思う。

  

2020-08-03

初めて三次元推しができたかもしれない話

日本ミュージカルが苦手だった。

日本語の語呂が曲に合わなくて絶妙ダサいのが聴いててなんだか恥ずかしかった。

2.5次元コンテンツも苦手だった。

二次元が史上というわけではないが、どう考えてもトンチキな髪色や髪型を無理やり再現するのが滑稽に見えた。

ニコニコ動画テニミュを見てゲラゲラ笑ってた時代人間なので、ずっとそのイメージのままだったせいもあるのだろう。

ほぼ食わず嫌いだった。


ネットで話題になるコンテンツにすぐ食いつくイナゴでもあった。

アニメ流行れば観るし、映画がバズれば劇場に足を運んだ。世間とのつながりがSNSしかないので置いていかれたくなかったのかもしれない。

映画刀剣乱舞特撮時代劇的で普通に面白かったと聞き、2.5にはまった友人の勧めもあって観に行った。

普通に面白かった。

この辺りで2.5の苦手意識ちょっと薄れた。







この自粛間中に、舞台刀剣乱舞無料配信されると話題になった。

舞台版は映画化した実写刀剣乱舞と同じキャストだというので、面白半分で観てみようと思った。

映画所作の綺麗だった三日月宗近と太もも二次元だった薬研藤四郎を拝めたらええかなくらいの軽い気持ちだった。





気付けばモニターを食い入るように見つめていた。



配信間中20時に毎日モニター前で待機した。

無料対象外だった最新作も有料配信を購入して見届けた。

配信が終わる頃には在庫がある限りの円盤を購入していた。

舞台ファンクラブまで登録した。まだ現地は行けそうにないが少しでも足しになればいいと思う。

何がここまでさせたのかはわからない。

刀剣男士や歴史人物キャラクターひとりひとりが、殺陣が、シナリオが、舞台ギミックが、全部面白かった。

気付けば登録して4年ぐらい放置してた本丸に久しぶりに帰るくらいにはどハマりしていた。



とりわけ印象に残ったのは、何故かキャストが2人いた鶴丸国永だ。

虚伝初演と維伝は染谷俊之氏(以下染鶴)、それ以外は健人氏(以下健鶴)の両名が務めている。

健鶴はまじで画面から飛び出してきたみたいに飄々としていた。声も気持ちそれっぽく聞こえる。

義伝はカッコ良すぎて震えるかと思った。

染鶴は似ているわけではなかった。

しかし、虚伝初演で三日月と一緒になってワチャワチャしてた日替わりギャグシーンがあまり面白くて、舞台のものに引き込まれたのは彼のお陰だ。

維伝で再び現れ、新キャストを巻き込んでコントかまししか殺陣になればその圧倒的な迫力に目が離せなかった。

可動式の舞台セットを劇中立ち回りながら微調整していると有識者から聞いた時はぶったまげた。

なんだこの人は。

えらいもんを見てしまったと思ってたら、今度は脚本家の末満さんによるオリジナル舞台TRUMPシリーズ」が配信されるというではないか

染谷俊之氏をはじめ、刀ステで見知ったキャストも数名いたので、面白そうだとこっちも見てみることにした。






刀ステが100倍マシに見える地獄を見てしまった。

その後に展開する続編も、最初悲劇ベースになって過去が語られる形式なので着地点決まっちゃってるじゃんと絶望しながらずっと見ていた。

そしてまた円盤が増殖していた。

いやナンボ買うねん。

シリーズハロプロメンバーが演じた「LILIUM」もU-NEXTで観た直後に円盤ポチった。

口をあんぐりしながらシリーズずっと見ていたが、一箇所だけグズグズに泣いてしまったシーンがある。

染谷俊之氏演じるダリデリコ主人公の「グランギニョル」、そのラストシーンだ。

詳細は省くがまた彼の演技にとてつもなく情緒を狂わされてどうにかなりそうだった。

彼が出演したのはそれ以降一度きりだが、そこまでは配信されていなかった。

それからずっと、ダリデリコに逢いたくて仕方がなかった。


藁にもすがる思いで最新作の入荷を待った。

そしてついに今日、手に入れた最新作「COCOONひとつ」を再生した。






ダリデリコに二度も泣かされてしまった。

役が気に入ったのか、本人を好きになってしまったのか最早分からない。

気が付けば、ずっと彼を見ていた。

染谷俊之

すごい役者出会ってしまった。

三次元ではじめての推しになるかもしれない。




視聴後のやり場のない感情をどうしたらいいかからないので、今はずっと彼のYouTubeチャンネルマック1万円分食ってる動画見てゲラゲラ笑っている。

https://youtu.be/5zOBuB7gLJo

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